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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

December 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント12/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年12月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週12月18日付のメリマンコラムはお休みさせていただく予定です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国の11月非農業部門雇用者数は、最近のハリケーンによる職の喪失から回復し228,000と大幅に上昇した。ロイターズによる先月のエコノミスト予測は200,000だった。しかしアナリストによれば時間あたり平均賃金は予測を下回ったという。11月の時間あたり平均賃金は0.2%(5セント)上昇したが、エコノミスト予測は0.3%だった。年間賃金上昇率も予想より弱く、11月は2.7%の予測に対して2.5%だった。”

— ロイター通信社
  “Dollar Rises After US Jobs Report, Gains Capped by Wages”
  2017年12月8日付


        “仮想通貨情報サイトのコインデスクによれば、金曜の朝ちょうど東部標準時午前6時半を過ぎたあたりでビットコインは14,095.62ドルに急落した。これは主要な取引の平均値で同日の高値17,153.94ドルからは18%近くの下落となる。実際、ビットコインは仮想取引所コインベースで木曜には実に19,000ドル以上に跳ね上がり、急落に向かう前は19,340ドルまでつけていた。こうした荒い値動きは直近でも先週起きた20%の下落から反騰して火曜の夜に1,2000ドルでトップアウトした事例がある。”

— Evan Rosenfeld
  “Bitcoin Plummeted Just Hours After Setting Yet Another Record”
  www.cnbc.com 2017年12月8日付



        いつも私がバケーション(や子供の結婚式など)で休みを取ると、金融市場に何か大きな出来事が起きるように見える。先週は金と銀が数ヶ月ぶりの安値まで下落、そして、ほんの少し前までは1000ドルあたりをつけていたビットコインが引力に逆らって2万ドルを試そうというところまで行った。

先週は5日間のクルーズを利用した娘の結婚式に参加するためにリポートを書く時間を取れなかったが、その代わりに『フォーキャスト2018』から「狂い出す銀行」という項目を抜粋して送った。その記事の焦点は破壊と革命の惑星である天王星がお金と銀行を司る牡牛座に入居することにあったのだが、多くの人達から『なるほど』という反応を頂いたこともあり、それは適切だったと思った。私の頭の中にあったのは、お金の価値と意味が今後7年の間にドラマチックに変化する可能性で、その原因は暗号通貨にあるのではないかということだった。これはなにも、その期間に暗号通貨が現金取引に代わる新しい形式になるとまで考える必要が私にあるというわけではない。実のところ私の考えとしては、貨幣交換様式としてのその役割はこの7年のうちに終わるのではないか、という方に傾いている。

だがその前に、暗号通貨が値上がりし続けることによって多くの新しい富が生み出されるだろう。私が好んで使うビットコインについての信頼出来る情報源の一つ(そして非常に早期、100ドル前後で取引されていた頃にビットコインの買いを推奨していた)は私の新たな姻戚だが、子供達が出逢うはるか昔には私のブローカーだった。いずれにしても、彼はここ数ヶ月の間ビットコインが4万ドルに達するだろうと予測していたが、先週はその半分まで達したというわけだ。私には彼の分析を疑う理由はないし、これまでの彼の予測は全て正しかった。

だが私がここで言いたいのは — 牡牛座の天王星を基に考えて — この7年間のトランシットの前半にビットコインは天井をつけ、その後天王星が牡牛座の後半を運行する時、崩壊するだろうというシナリオだ。結論を言えばこうなる。グレート!現在ビットコインをロングしている人々によって巨大な富が生み出される。しかしその後時が至ると、今日の投資者の巨万の富がその時点の売り手へと大移動していきそうだ。それが2020年〜2024年、次の金融試練(または危機)をもたらすだろうと私は考えている。こうした「グレートリセット」にはそれに向かって収束しようとする他の要因もあるだろう。例えば地域としては中国、セクターとしては不動産だ。これは『フォーキャスト2018』で述べたように、マクワーターのビジネスと住宅市場に相関する月のノード理論に依拠している。(詳細は今月刊行される『フォーキャスト2018』または来春刊行予定の『マンデーン2018』に掲載されています。なおこの抜粋記事の原文は www.mmacycles.com で読む事が出来ます。)

        直近に目を向ければ、ダウ平均とS&Pは両方とも先週、史上新高値をつけた。これは12月4日で、木星・海王星トラインの初回の形成後最初の取引日だった。このアスペクトが生み出す多幸症は株が下落すると共に弱まっているが、その後復調し始め週末までにある程度戻した。金と銀は重要な支持帯を破った後共に急落した。新しいフォーキャストブックで予測したように、金は今1200〜1250水準へと向かっており、現在そのレンジに入った。金と銀の詳細分析は月曜夜に送信される今週のMMAサイクルズ・リポートを参照されたい。12月は金属にとって重要な月となる気配だ。この週末に火星が蠍座入りするからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ハーヴェイ・ワインスタインの凋落以来、大いなる審判が実業界、エンターテインメント業界、メディア業界、学術界を襲った。しかし米国社会の一角では、性的捕食者として告発された — 最も権力を持つ — 男達が、法的責任を逃れてきた。だがそれも先週までのことだ。”

— “Its Washington’s Turn for a Reckoning”
  Arizona Republic 2017年12月8日付


        “心の奥底では、誰もが性的虐待の何たるかを知っている。それは誰かが自分のものでもないのに要求したり無理に手に入れることを指す。それは一目瞭然のことだ。”

— Peggy Noonan
  “John Paul II’s Prescient 1995 Letter to Women”
  Wall Street Journal 2017年12月2日〜3日付



        「審判の時」というコンセプトは土星と冥王星に関連し、またそれらが支配する星座宮、蠍座と山羊座にも関連する。これは土星が蠍座を運行し、山羊座の冥王星とはミューチュアル・リセプションとなった時(2013年〜2014年)のフォーキャストブックで最初に提示したことだった。しかしながら、そのエネルギーは土星が冥王星に対するバルサミック・フェーズ(全360°サイクル中最後の45°)に入ったことにより勢いを得て強化されている。その期間は2014年11月27日〜2020年1月12日だ。私の信じるところによれば、「審判」に関わる重要なテーマは三つのD、すなわち「負債/Debt」「赤字/Deficits」「デフォルト/Default」であり、その全ては冥王星にとって鍵となる領域だろうということだった。

「審判」は、私達が土星・冥王星のバルサミック・フェーズの半ばに至ると共に、まさに加速化してきた。しかしそれは冥王星と蠍座が支配する人間活動のうち、負債関連以外の領域で表現され始めた。それはセックスとカルマで、この領域における過去の行いの結果として生じた出来事の数々として、世界の著名人による不品行が突然暴露されるに至った。そして誇張と過剰の惑星 — 木星 — が蠍座入りすると共に、その全てがまるでカリフォルニアの森林火災のように爆発的に拡がっている。木星は2018年11月まで蠍座を運行する。木星が蠍座に入ってから2ヶ月経つか経たない内に、多くの有力者達がその座から転げ落ちていった。その数はもっと増えるだろうし、まだ頭打ちにもならず、終息するまでにどこまで拡がるかも不明だ。これは私の考えだが、おそらく「審判」は性的不品行のみには留まらない。三つの「D」もいまだにその標的だ。

        直近をふり返れば非常に多くの重要な事件がこの2週間の内に起きており、最も重要な出来事を選ぶのが難しいほどだ。下院議員のジョン・コニャーズ、アリゾナ選出のトレント・フランクス、上院議員アル・フランクリンの辞職、あるいは今もゴタゴタが続く上院議員候補ロイ・ムーア(ドナルド・トランプと共和党、双方が新たに支持を表明している)など、セクシャルハラスメントの告発が最も重要な問題なのか? あるいはカリフォルニアの原野火災か? もしくはイェルサレムをイスラエルの首都として認めるというトランプの決定と、それに対して燃え上がる全中東イスラム教徒の怒りか? 判断は皆さんに任せよう。  

あなたがどれを選んだとしても、全ては水星の逆行下で起きていることだ。トリックスターとしての水星は、12月3日〜23日の間、自身の進行方向を地球から見て逆方向に転換し、後ずさりしていく。長期の読者の方々なら、私達がこの時期を重要な決定は極力避けて後の再検討と再考に備えるべき時だとしていることを知っておられるだろう。下された決断に対しては後になって後悔が生じるか、不適切な情報に基づいたものだったと知れる。そこで後々の調整が必要になる(または悪くすると新しい状況に合わせて全てを捨てることになる)。 金融市場においては、買い・売り、どちらのシグナルも一見してそう思い込みたくなる「ブレークアウト」ではなく「騙し」に終わる可能性が高いことで悪名を馳せる期間だ。 何故そんなことが起きるのか? それは銀行と政治指導者からの矛盾した発表、そして(または)日付に不一致が見られる経済報告などに起因する。私達の推奨新規ポジションは現在、短期の積極的(攻撃的)トレーダー向けのみに限定している。

        さて12月も半ばに入るにつれて、私達の焦点は12月13日±2取引日、そして12月20日〜25日に移っていく。最初の日付は水星逆行の中間時点だ。水星逆行開始から3日の内に強力なリバーサルが見られなかった市場はどれも、このトリックスター水星の逆行中間時点前後で重要なリバーサルを起こしやすい。二番目の日付は冬至(北半球)の前後で、太陽のみならず金星と土星までもが山羊座に入居する。冬至に絡むこれらのコンビネーションはここ150年近く見られなかった。以前にも述べ、また『フォーキャスト2018』ではもう一段掘り下げてみせたように、これは「ザ・グレートリセット」が第三段階に入るそのスタートであり、土星が山羊座を運行していく今後約3年間続いていく。

        これからの2週間は水星逆行を大いに楽しむことにしよう。だがもし可能なら、重要な決断はその後に持ち越すことをお薦めする。この期間は必要な情報を集めるだけにして、ホリデー・シーズンの楽しさをエンジョイすることに専念する方が良いだろう。パーティーに顔を出し、古い友人に会い、新しい人々と出逢う。だがもし取引するなら、オーダーを間違えないよう気を付けよう(例えば売りたい時に買ってしまうことのないように)。それに、他の人達が突然プランや約束を変更したり、コンピュータや携帯電話が故障しても驚かないように。トリックスターの呪術の下で、誰も彼もどれもこれも、自分以上にアテにならない。トリックスターは、ただあなたのマインドと戯れるのみだ。






訳文ここまで
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December 02, 2017

●12/4の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
今週のメリマン・コラムはやはりお休みになりました。メリマンさんからは別原稿(『フォーキャスト2018』の抜粋)が送られてきたのですが、諸般の事情で休載とさせていただきます。m(_"_)m


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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで12月4日01:06前後、北海道周辺で01:12前後、関西方面は0:47頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で0:16前後に双子座11°40'で満月となります。


今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座11°~12° + 太陽 射手座11°~12°】
  "A new path of realism in experience" +
  "The lamp of physical enlightenment in the left temple"

『経験の中に見出される現実主義の新しい道』+
 『左の寺院に灯る現実的悟りのランプ』

  "A topsy saucily asserting herself" +
  "A flag that turns into an eagle that crows"

『生意気なほど断固とした主張をする黒人奴隷の少女』+
  『高らかに鳴く鷲に姿を変える旗』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~12/17】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★相手を生かす「情」と逆に蝕んでいく「情」の違いを知る必要
→★個人的感情を通した観点と現実をありのままに見る観点の相違に気付く
→★「強者」と「弱者」という区別に潜在する思い込みの弊害
→★他者がめったに歩まない道をあえて選ぶ(選んだ)ことの確認と決意
→★ゴールを目指す途上でいったん体への負担を量りバランスを正す必要
→★いまだに掴みきれない自分にとっての「真実の存在」をただ信頼していく
→★感情の嵐が明瞭な思考を妨げる危険、早急な決断に注意
→★ただナイーブに怒っても泣いてみても破れない「現実の壁」を見る
→★「壁」の存在とそれを必要としてきた自我との関係に新しい光を当てる
→★ぬくもり、優しさ、勇気、こころを打つ生き方などに触れて力を得る
→★進む方向や見える現実が突然変わる、または変わりそうな予感
→★「事実」「ファクト」と呼ばれるものが「信仰」に近い存在物だと知る
→★抑えてきたものが突然動き出す危険性とそれがもたらす結果に注意
→★断固として護りたい何かをめぐる、勝つか負けるかしかない衝突
→★誇れる物事、または戦うべき相手を見つけて活性化する心理
→★自分自身の人生を自ら引き受けるために発する言葉と行動の力
→★法外な要求や無礼な言いがかりに冷徹に耳を傾け、断固防衛する
→★先入観や偏見を捨て公平であることの難しさ
           そしてそれを認めた上で柔軟に行動する必要性
→★窮鼠猫を噛む…的な出来事(誰が窮鼠で誰が猫か?)
→★あれこれ考えるより生来の「体に備わった智恵」を信じて従う
→★自ら創り上げた不可視のバリヤーを突破していく力を得る・・・→


エネルギーのポイント新月『変化しつつある視座の再吟味』
            ↓
            満月自分が選んだ現実への直面と視座のテスト』 


171204FM


★この時期、ちょっと気になる惑星アスペクトすこし★

※正確なアスペクトの前後数日も影響範囲内に入る

満月と海王星のTスクエア、木星とクインカンクス
月・海王星から火星にクァドリフォーム形成、
 火星はエケクルスとオポジション

  • 何か抗えない強い力が向かってくるという予感に基づく行動
  • 重要な岐路を前に闘うか折れて妥協するかの選択
  • …水星が逆行なのでなるべく拙速な決断は避け、粘り強い交渉を。
    ただし、準備が十分整っていて、避けられない事情の場合は安全弁をよく確認した上で慎重に立ち向かう
  • 考えられないような力を出せる場合もあるが、自己過信や傲慢さが出やすい時でもあるので注意

天王星・ジュノー・オルクスのクァドリフォーム
  • 以前の行いに対する厳しい審判
  • 自己犠牲を払う(スケープゴートのケースも)
  • 不可視のカルマの働きに気付く

12月3日:16:35 射手座29°台~水星逆行

    13日:逆行中日 射手座21°台
    23日:順行 射手座13°台~

  • このところ続いているアスペクトとして、今年の冬至に起きる太陽・土星山羊座入りを控え、射手座終盤度数に来ている土星とTNOイクシオン(善はすべからく悪をはらみ、悪はすべからく善をはらむ)、ケンタウルス族のフォルス(突然噴出する因と果)のコンジャンクションがある。そして今回は水星がその位置から逆行に転じる。

    山羊座の支配星は土星。なので土星は今後その影響力を強めていく。蠍座の木星の影響もあって、様々な不祥事や隠匿されていた物事が明るみに出て来ているけれど、それも原動力のひとつとなって、来年は一層「クリーンな社会」「安全な社会」等を声高なスローガンに、グレイなものを許さないタイトな雰囲気が創られていくかも。そしておそらくそこからは、ヘタをするとクリーンな表皮の下に今まで無かったような何か新種のダークな流れが生まれてくる可能性も...(数年をかけて)。

    冬至から始まる山羊座の土星については『フォーキャスト2018』でメリマンさんが米国社会を例に挙げて詳説しているけれど、日本もまた今後1~3年の内に厳しい選択(覚醒)を迫られるのではないかと思う。ともするとリジッドになっていこうとする流れの中で、西欧社会の正義とはまた異なる日本独自の世界観や哲学を生み出すことは出来るかな? たとえば失われつつあるその優しさと厳しさ、清々しいまでの緩さと途轍もないアナーキーさ。そして不可思議な可笑しみと哀しさと。死さえも友とする主語の無い生命観。そんな精神を再創造し、変容していく地球社会と折り合いをつけていけるのかな? これからの数年、流動するわたし達の精神を映しながら、星達はそんな問いかけをしてくるようにも感じられる。

    日本の戦後始原図(主権回復)はMCに海王星を抱く。海王星ほど使いこなすのが難しい惑星は無いかもしれない。最善の顕れ(美)と最悪の顕現(虚)の落差には凄まじい開きがあり、しかもその境界は曖昧で、人間存在が抱く矛盾の大ボス格。その美のあやしさは霊としての最後の関門とも言われる。そのMCの海王星に今、冥王星がスクエアを形成しつつある(ジャストは来年)。そして土星は現在、戦後始原図の月とオポジションを形成している。始原図の月は「新しい始まり、慣れない旅が始まる兆し」の度数(これは当時の日本が被占領国から主権民主国家として新しい試行錯誤の旅を始めたことに合致している)。 オポジションは満月と同じように、関わり合う惑星同士が創るエネルギーのピーク。だから土星が山羊座入りすると共に、これまでの旅は折返し地点を回りこみ、少しずつ古いアイデンティティを失いながら、次のゴール/出発点へと向かい始める。まだ見えない新しい時代が近付いてくる予感を胸に、移ろいゆく準備をしながら。自分が何者かを掴み、そのアイデンティティを消費しながら...まだ形にもならない新たなアイデンティティの兆しを求めて。たぶんそこには過ぎ越していくべき集合意識の危機が待っている。

      そんな下地を考えると、今回の水星逆行が山羊座入り寸前の土星とコンジャンクトしてから後ずさりする…というのは、集合的に大きな意味を持つかもしれない。この逆行運動によって水星は銀河中心を3回通ることになる。銀河中心とは、わたし達集合体の深み —「コア」を映すものと言われる。たとえば冥王星がうっそりと銀河中心を渡っていったのは、2006年〜2007年終盤にかけてのこと。あの頃、リーマンショックを筆頭に世の中には様々なことが起きたけれど。それと呼応するように、わたし達の精神のどこか深いところで... 何かが溶解し壊れていったのかもしれない。ゆっくりと。染み渡るように。冥王星は個人レベルでは無意識層を映すものだから。

    そして、ケンタウルス族のフォルス。アストロロジャー、E.フランシスはこのフォルスをひと言で表現するなら「アクセラレータ」だと言う。フォルスが刺激されるとき、それまで圧縮され抑圧されてきたものが一斉に噴火し大きなエネルギーを放出すると。そしてそれは解放されたらもう元には戻らない。カタルシスのようなもの。だから、そこに土星がコンジャンクトしたら... バネをぐっと縮めるようなもの。抑圧され、隠されてきたものを噴き出させるために。満月のとき、土星はフォルスにオーブ約3分。ほとんど正確なコンジャンクト。逆行に転じた水星は12月6日〜7日に土星とフォルスにコンジャンクト。そして10日〜11日にはアナーキーなKBOイクシオン(人間はタガさえ外せば善悪どんなことだって出来る)とコンジャンクト。そして23日に順行に転じる水星は、2018年1月上旬にイクシオン、銀河中心、フォルスを通り、山羊座へと入っていく。さぁ、思考とコミュニケーションを司る水星は、この、わたし達のコアに蓄積し土星に踏み固められた様々な想いの澱やそこから噴き上がるガスを、どんなふうに知ることになるだろう? どのように受け止めるだろう?

            と、そんなわけで。個人レベルでも、いつも書くような通常の水星逆行の注意点の他に、もう一度自分が体験してきた人生をふり返ってみる機会があるかもしれない。世界観や人生観の中で曖昧にぶれている部分に気付いたり、どう生きたいのかを再確認したり、あるいは何か大事なことやものに再会したり、ふと思い出してみたり、あっと気付いたり...。ささやかであったとしても「何か」をきっかけとして、ふと。超感覚的に。人生の道筋を(微)調整する。山羊座土星時代に向けて。....もしかしたら、そんなチャンスに恵まれるひとがいるかもしれない...。
  

12月1日~3日:火星・天王星(パラス)オポジション
          木星・海王星トライン

  • 苛立ち、衝突、攻撃性の危険、事故、火災など人災・天災に注意
  • 良かれと思ったことの悪化、支配権争い、フラストレーションの暴発
  • スピード感や闘争本能の解放を求める意識と熱意
  • 見たくないものからの逃避傾向(我関せず)
  • 人間性の美しさ、優しさ、勇気、自己犠牲への感動
  • 感じやすさ、涙もろさ、雰囲気に対して敏感になる
     
12月9日:土星とのセクスタイルを経て火星が蠍座入り(力を増す火星)
  • 狙った物事を徹底的に追求し遂行する(力を求めてどこまでも!)
  • 深く潜行する闘争本能と力の増大への希求
    (「力」の定義はひとにより「愛」「知識」「お金」「権力」「霊力」などなど無限に異なる)
  • 諦めたらそこで終わりだよ...というこころの声
      

12月14日〜17日:太陽がエリス、天王星にトライン
  • 本能的なものを肯定する、またはその開花
  • ミッション・コンプリート!
  • 余計なもの、役立たない考えを捨てて脱皮しようという促し
  • 力や勝利のイメージに駆られて動く、自分を世界に向けて宣言する
    思いのままに気持ち良く突っ走りたい気持ち(心身共に思いがけない衝突に注意)
  • 自分と相手のニーズのバランスを適切にとることによる成功

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12月18日:銀河中心付近で新月!
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★12月満月のサビアン・シンボル★


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今回も、数年前に書いたシンボル解説を今回の満月に合わせて手直ししたものを載せます。


        では早速最初のサビアン・シンボルから。まず月と太陽が取っていく基盤のエネルギー、双子座11°「経験の中に見出される現実主義の新たな道」と射手座11°「左の寺院に灯る現実的悟りのランプ」 の組み合わせについて、B・ボヴィは 『いつもの日常の中で半ばボーッとしながらいつもの部屋を歩いていたら、いきなりテーブルの角に足をぶつけ、あまりの痛さに「アッ」と叫ぶ。その叫び声と共に何かが喉を通り抜け、ひとは自分が今置かれている肉体と物質の総合的な現実に気付く』 という感じの説明をしています。これは意訳すれば、自分の肉体そのものが紛れもない自分の現実そのものだということにあらためて気付く...と言っていいかもしれません。

ともすると、まるで 「今」 が永遠に続いていくような錯覚を起こして半分眠ってしまいがちなわたし達。 あるいは、何かが起きる前から 「今」 を失うのではないかと怖れたりするわたし達。 また、「現実なんて幻影に過ぎない…」なんて、哲学的 or スピリチュアルな概念で何かを納得しようとするわたし達。 きっと、刻々と変化して留まるところを知らない赤裸々なエネルギーから見れば、そのどれもが「思考の寝ぼけ」なのかもしれません。ごく当たり前の日常。感じたことは即アタマでことばに変換され、ひととき意識されては次へと移ろっていく。では、「わたし」はアタマの中に存在するんだろうか? 体はモビルスーツのようなもの? 操縦し、手入れをし、鏡に映し、見たり見せたりするもの? そういえば、脳科学の見地からすると「わたし」という感覚さえも脳が創り出す機能でしかないそうですが...。


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        ところで…太陽が位置するシンボル「左の寺院」って何でしょう? 左が左脳なら、それは演繹的な思考や分析能力、また言語によるコミュニケーション・スキルにも関わります。けれど 「左の道」 と言うときは、右の「正道」に反する方向、または邪道、不謹慎な道、一般のひとが歩かないような隠された道を指します。また政治の世界で「左」と言えば — 基本的には — 国を統御していくための取り組みとして、保守派やリバタリアン(右派)に対する社会主義または共産主義勢力(左派)を意味します(かなり大ざっぱ)。 また「左」は女性性、受容能力、直観力を指す場合もあります。 では寺院は?  

      サビアン・シンボルの創始者マーク・エドモンド・ジョーンズ、そしてその体系に手を入れて独自のコスモスを構築したデーン・ルージャーは、共に神智学徒でした。その神智学の流れをくむアグニ・ヨガでは、肉体を持たないグルのことばとして 『ハートは内的な寺院である』 と教えられています。 「Heart」とは、Soul/魂に繋がる道、「こころ」。 そして、ハート=心臓は自分から見て(通常は)左側に存在します。 うーん・・。ならばハートに灯る現実的な悟りって…… 思考を研ぎ澄まし、曇りなく覚醒した状態を通して "物質的な現実" ="体ごと捉える現実" に触れ、それを深く感じ取り、こころの眼を常に新しくしていくことなのかもしれません。その「火」は今この瞬間も「わたし」という存在全体を照らし、地球と宇宙が奏でる不思議を照らしています。いったいここは何処なのか? わたしは何故「ここ」にいるのか? 同じわたしの体なのに、鼻は「ここ」だけど足の先は「あそこ」と感じるのは何故? この空間認識はいったい何だろう?....なんて。ごく当たり前の日常の一瞬一瞬の隙間に、子供のころに感じたどうしても解けない不可思議の謎が、今もそのまま残っています。でも、わたし達は毎日忙しい。そんなことをのんびり考えてるヒマなんてない。それに、いつもいつもクリアな状態ではいられません。平穏な日常がいつまでも続くという心地良い認識の中であれこれと外界に反応し、眠っていたほうがラクなときだってあります。


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  それでも、ランプはいつもハートの内部で燃えています。そこには小さな炎がチラチラと揺れています。「わたし」という感覚と、精神と、魂を貫いて存在する、ことばに表せないコアな部分だから…。 そして、思考の手が届かない一瞬の経験が起こります。それは「痛いっ!」かもしれないし、「嬉しいっ!」かもしれません。もしかしたら、ゆっくりと体中にぬくもりが伝わるような、温かな涙かもしれません。そんなとき、わたし達のハートの火は激しく、またはゆるやかに、大きく収縮し、そして拡がっていきます。

存在全体で何かを感じ取るとき。体全体で何かを掴み取るとき。そのとき、わたし達は瞬時に目を覚まし、意識しようとしまいと、小さな選択をします。 これでいいのか?違うのか? 白なのか?黒なのか? それともどちらでもない何かか? Yesか?Noか? どこに行くのか? あるいは「あぁ、そうだったのか!あのときはわからなかった。でも今ならわかる気がする。そうだったんだね....」それは目覚めたハートによる新しい現実の認識です。そして、ハートから喉へ。わたし達は、そのささやかな選択をことばに翻訳し、自分に向かってクリアに宣言し、新たな「現実」とコミュニケートしていきます。 

私の左側に存在するハートは、あなたから見れば右側。本来の「現実」には右も左もない。右は左を含み、左は右と共に働いてる。「ハート」はそんな場所にこそ存在する。。でもココは残念ながら二元の世界です。右があって左がある。上があって下がある。だから、わたし達は選択します。自分が行くべき新しい道を求めて。 だって、現実に歩き出すには一度体の均衡を崩し、どちらかの足を前に出さなければいけないもの。『No Time To Lose, I'll Find My Path...』。でも、こころの何処かではきっとわかっているんです。その道は、実は本当の 「ど真ん中」 を 目指しているんだって…。


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       さて、わたし達は何かに促されて(どつかれて?)余計なものをいったんハラリとそぎ落とし、歩き出します。だけどそれにはちょっとしたエネルギーが必要です。そして、胸を張れるだけの自信も。ここで月は双子座12° 「生意気なほど断固とした自己主張をする黒人奴隷の少女」のエネルギーをとっていきます 。 原文の "topsy" は、1852年に出版されたストウ夫人の有名な小説 『アンクル・トムの小屋』 に出て来る黒人少女の名前から来ています。 この物語は、どんなに虐げられてもひたすら自分の良心に従って生きた "トム" という黒人奴隷を中心とした長編小説です。またこの小説は、当時の奴隷解放論議を燃え上がらせ、南北戦争への引き金となったとも言われています。 宗教的理想と良心的な生き方を問う "ことばの力" は、当時多くの人々のこころを深く動かしたのでしょう(当然ながら、そんな影響力に脅かされた奴隷制度維持派の人々からは強烈な批判を受けたそうですが...)。 

この物語の1キャラクターである 「トプシー」は、虐待を受けてきたこころの傷と根強い不信感を抱え、嘘をついたり物を盗ったり、主人の側からは非常に反抗的と見られるような少女でした。 『お前は元々どこの者だ?』 と聞かれ、『わたしはどこの者でもありません。ひとりで大きくなったんです』 と答えたトプシー。 当時の雰囲気は現代日本の片隅に住むわたしの想像を超えるけど、きっと彼女を "買った" 主人はその返答に 『なんて生意気な!奴隷の分際で…』 と目を剥いて怒ったことでしょう。 おそらく当時はそれがごく一般的な米国白人社会の反応だったのだろうし、それを今の観点から安易に悪と決めつけることは出来ないと思います。わたし達が今抱いている観念もまた、時代の奴隷かもしれないのだから。 


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        このトプシーの言動は命がけの挑戦にも見えるけれど、アンクル・トムのような信念に裏付けられた行動ではなかったようです。英語で "topsy-turvy" と言えば、滅茶苦茶になること、上下逆さまなこと、大混乱状態を意味します。このことばの語源ははるか中世まで遡り、"terv"という単語に行き着きます。"terv" には落ちる、投げ捨てられる、打ち倒されるなどの意味がありました。なのでトップ=頂上から谷底に落ちて滅茶苦茶…きっとそんなニュアンスがあるのかもしれません。。 彼女の名前、トプシーは頂上を思い起こさせます。胸を張って、「わたしの中ではわたしがトップよ!」と態度で示す少女。けれどそのハートは、どれほど痛みを感じていたことでしょう。トプシーの傷付いたこころは物語の中では救われています。とはいえ、幼い頃から奴隷として虐待されてきた彼女を単に「自分を主張する勇気ある少女」と見てしまうとすれば、それは今の時代を生きるわたし達の浅さかもしれません。彼女の中には感情的に溜まりに溜まった澱、怒りの瘡蓋のようなものが堆積していたはずです。

        こうして一世を風靡した物語 『アンクル・トムの小屋』 ですが、1960年代の米国で公民権運動が起きてからというもの、ブラック・アメリカンにとっての 「アンクル・トム」 という名は、奴隷解放の象徴から「白人に媚びを売る卑屈な黒人」を表す侮蔑のことばとなってしまったそうです。何故なら、トムは立ち上がらなかったから。こぶしを挙げて闘わなかったから。 白人達に従順なまま殺されていったから…。


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        米国で公民権法が成立し、法的な人種差別が終わった1960年代半ばは、天王星・冥王星コンジャンクションの時代でした。 そして今、天王星・冥王星スクエアが終わり、そのエネルギーが現実となって孵化する時期が始まり、世界は目に見えて緊迫感を増しています。今年8月の日蝕がダイレクトにネイタルチャートに触れたのは、メリマン・コラムでも再三指摘されてきた米国とトランプ大統領ですが、他に北朝鮮とドイツ、そして日本(月のサウスノード)もそのひとつでした。『アンクル・トム』 の物語が内包していた問題 ー 人種差別、宗教的善悪二元論 ー はとても根深く、今後、「差別」という命題は人種だけでなく、国籍、性別、貧富や階層、風貌などあらゆる問題を内包しながら世界中を "topsy-turvy" にするほどの潜在力を秘めているのではないかと思います。そこには長い時を経てひととひと、集合体と集合体相互に醸成されてきた強い不信感が存在しているように見えます。 そして社会に根強い不信感が存在するとき、対立する者の間に建設的な対話が生まれることは殆ど不可能です。「敵」や「悪」と見なした相手を誹謗しながら差別反対を叫ぶ人々が力を握ったとき、差別は無くなるでしょうか? 

そしてもちろん、わたし達個人と個人の間にも同じことが言えます。トプシーは全ての力を握った雇い主に対して傲然と自分の言い分を貫きます。不信と不信のぶつかりあい。正しさと正しさの闘争。傷付いたこころと、脅かされたこころのせめぎ合い。そこには常に、暴力の種子が存在します。それでも、わたし達人間にはときに闘わなくてはならない場面があります。もし、何か護るべきものをもっているのなら。


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        この時、太陽は「高らかに鳴く鷲に姿を変える旗」 のエネルギーを放射します。「旗」 は国家、組織、またはグループの存在や理念を示す静的な象徴です。また、暗黙の内に何かを誰かに伝えるためにも使われます。それが生命を得て高らかに鳴く鷲に変わるということは、無言のシンボリックな主張が、能動的な宣言、または大声の自己主張に変わるということです。 鷲はプライド、捕食者、強さの象徴。 また米国を象徴する鳥でもあることから、このシンボルは米国旗が生命を吹き込まれて白頭鷲に変化し、誇り高く、あるいは尊大さを示しつつ声をあげるというイメージなのかもしれません。発することばには力がこもり、コミュニケーションは影響力を持ち始めます。そこには光と影の両方が宿っています。


        鷲が高々と声をあげて鳴く…"an eagle crows"。 この "crow" には自慢する、得意になる、勝ち誇る、大言壮語する…なんて意味もあるそうです。わたし達が鷲のように声を上げるとき、それはもしかしたら、単に無邪気な自慢かもしれません。あるいは強い立場に立った上でのごり押しの要求かもしれません。または高邁な理想や素晴らしい救済計画のアジテーションかもしれないし、もしかしたらすでに傷だらけのこころを隠し、傲然とふるまっているだけかもしれません。けどその姿には 「我が想いこそが世界の全て」 なんて、一種の万能感さえ漂って見える可能性があります。そしてそんな自分を見つめている誰かの不信に満ちた眼差しは、堂々たる鷲の姿に隠された柔らかいこころには届かないかもしれません。

       … でもそれなら自分が受け入れがたい物事を提示されたとき、いったいどう対処すればいいんだろう? 


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        鷲は強靱な猛禽類です。誇り高い王者の風格があります。でも、けっして不死身じゃありません。 旗は象徴としてのゆるぎない永遠性を持っていたけれど、鷲になった旗は生物になりました。彼は強い能動性と同時に、だからこその弱さもまた持つようになります。彼は傷付き、そして血を流す経験を手に入れるんですね。

何かを選択し、何かを自分のものにしようとするとき、それに向かって手を伸ばし、それは自分の道だと宣言しなければならない局面が人生にはあります。たとえこれまで平穏だった環境を乱すようなことになったとしても。 あちこちから矢が飛んできたとしても。 

双子座・射手座軸の第2ディーカンに入るこのあたりの度数には、経験の中で常に黒白を分けながら選択し、周囲を波立たせ、それによって思考を活性化していくような動きが出てきます。活性化した思考は雄弁にドラマを語り、やがてそのドラマは周囲のこころを巻き込み拡がっていくかもしれません。その雄弁さは、傷付いた自分という現実を見据えた上での、フレキシブルな武器となっていくでしょうか? それとも、ど真ん中に在り続ける問題を覆い尽くす、果てしないドラマへの逃走が始まるのでしょうか?


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       もし周囲との間に不信感が横たわっているとしたら、それを一朝一夕に変えていくのは難しいでしょう。けれど、このエネルギーはたとえ一時期バランスを崩したとしても、進んでいくよう促してきます。わたし達が鷲であれ、鷲に狙われる小動物であれ、あくまで自分がこれと信じた道を行け、とばかりに押してきます。 

なのでこの軸に主要惑星を持つひとは、ひとによっては過去に生じ、そのままずっと解くことのできなかった課題が浮かび上がってくるかもしれません。(水星逆行の促しもあるし...)それは誰かのアイデンティティに関わってくる問題かもしれないし、共依存のような関係をどうすべきかという問題かもしれません。あるいは、過去には気付きもしなかった何かが判明するのかもしれません。そんなときは、もしかしたら後悔の思いに駆られるときもあるでしょう。でも、そのときに選択肢は無かったのです。無かったから、今が在る。そして今、知ることを選択した。じゃ、今から何をするのか、しないのか。 けどいずれにしても、何かが明るみに出るならその方が良い時期だと思います。


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        もし本当に今、信じられる道を行こうとするなら。裸になるのを怖れないこと。 けっして 押し付けず、言いなりにならず、毅然としていること。 自ら創り出したドラマや共同創造した罪悪感に取り込まれないこと。 嘘をつかないこと。ハートを開いて、伝え続けること。 トプシーの傲然と見据える眼の中に宿る哀しみと、鷲の誇らしい姿の影に見え隠れする弱さをきちんと理解しておくこと。そして結果を引き受けること。 

そして。一番大切なものだけを携えてこの二元世界の境界線に立ち、いつもそこから現実を見渡し、あえて黒白二元のシーソーゲームに参加していくこと(もし、「ここ」を自分の生きる場所と決めているのなら)。 その途上でもし援助の手が差し伸べられたなら、こころからの感謝と笑顔で乗ってみる。あるいは、全く新しい世界を探して孤独(孤立ではない)の旅に出る。 

.....それは言うほど簡単じゃないかもしれない。けど少しでもそんな心構えを持てたなら……ちょっぴり世界を変えられるかもしれない。自分の内側に映る荒野が、いつか鷲の舞う雄大な自由の野になっていくかもしれない……。


別に自信なんかなくったって、いい。「わたし」は今、ここに在る。そこから全てが始まる。




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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

November 26, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(なお、翻訳者はこの記事をファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
まだ詳細は未定ですが、もしかしたら来週のコラムは休載になるかもしれません(メリマンさんのお嬢さんが月末から12月初めまでの予定でクルーズ中に結婚式を挙げられるそうです)。


≪ 先週をふり返って ≫

こちらは抄訳になります。

        “『リスク資産の標高が上がるにつれて、空気は益々薄くなってきている。しかし価格の大天井はまだ先だ』メリルリンチのチーフ・ストラテジスト、マイケル・ハートネットは顧客向けのリポートでこう述べた。直近の強気相場はもし2018年8月22日まで続けば史上最長となり、株が対債券で7年来のアウトパフォーマンスを続けるというのは1929年以来だと指摘している。その予測は3つの鍵となる信条を前提としている。すなわち、第一は前述の状況、第二は「最高の運用益を生み出す」だろう「最高のポジショニング、最高の利益、そして最高の手口」への期待感とボラティリティの低さ、そして最後に、金融引き締めに伴うインフレの高まりと企業負債の増大が社債市場を混乱に陥れるという予感がリスク資産反騰への重要な "熊手" となることだ。”

— Jeff Cox
  cnbc.com 2017年11月21日付

        世界の株式市場は前週のハーフ・プライマリーサイクルの安値から反騰したが、11月最初の10日間に比べると、史上新高値や数年ぶりの高値をつけた市場は少なかった。史上新高値が見られたのは米国株のみだったが、これは感謝祭のホリデーウィークで米国株が伝統的に強くなる時期だったことに合致している。

…この後、ダウ平均、ナスダック、ハンセン、SMIなど特筆すべきパフォーマンスの概要が続きます。

... 他の全ての市場は比較的穏やかな上昇ぶりだったが、中国の上海指数は金曜に3ヶ月ぶりの新安値をつけている。

原油は非常に強く、金曜には2015年6月30日以来の59.05をつけた。これは12月2日の調和的な木星・海王星トライン形成(両惑星とも原油を支配)に近付いていることを考えれば当然と言える。

より目立ったのはユーロ(対ドル)の強さ。金曜に2ヶ月ぶりの新高値に上昇し、再度1.2000を試している。9月8日に2.5年ぶりの高値をつけた時は1.2092だった。2017年1月3日につけた16.5年サイクルの安値から考えれば相当な上げ幅だ。この2017年1月3日という日付は『フォーキャスト2017』で挙げた通貨の重要変化日というだけでなく、米ドルの16.5年サイクル安値が示現する期間として示した時間帯のちょうど中央部だった。この長期サイクルが正しければ、今後2年〜5年は世界における米ドルの地位にとって正念場となるだろう。実際、全ての通貨はすでにスタートしつつある「グレートリセット」の影響を受けることになる。これについては『フォーキャスト2018』で詳説しているが、次の重要な局面は冬至を中心に12月20日〜25日となる。それは太陽と土星(と金星)が共に境界を越えて山羊座入りするという、およそ150年ぶりの出来事が起きる日柄だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “もし真実があなたの足を引っ張るのなら、あなたは間違った方向に向かっているのだ。”

— Harvey Mackay
  “Companies Must Live By A Code”
  Arizona Republic 2017年11月22日付


        先週の株式市場の反騰は、感謝祭のホリデー・シーズンと相関しただけではなく、太陽が楽観的で希望を抱く星座宮、射手座に入居(11月20日〜12月21日)した時期とも関連していた。おそらく今回は通常よりもっとポジティブな雰囲気だろう。何故なら12月2日には、木星・海王星のウェイニングトラインが全3回中最初の形成を果たすからだ。先週述べたように、次週に予定される上院での議決を前に、議会はこれから感謝祭の短い休暇に入り(市場も11月23日木曜は休場だ)、ちょうど12月2日(週末)に起きる最初の木星・海王星トライン形成に間に合うよう帰って来る。このコラムでも以前論じたように、木星と海王星は多幸症と、何年も前に前FRB議長アラン・グリーンスパンが創ったフレーズを借りれば "根拠なき熱狂" を示唆する。それは自分が恋をしていると思い込み、祝福すべき時のように感じる「のぼせ上がり」のアスペクトだ。あなたは翌日になって目を覚まし、二日酔いを何とかせねばならなくなる。『あれは "現実" だったのか?』『我々は一体何を考えていたんだ?』

ならば私達もこの多幸症タイムとポジティブな宇宙の配列を、それが続く間は楽しもうではないか。だが、上機嫌で飲み過ぎてはいけない。次の週には議会が再開し、木星は海王星から離れ、12月3日の満月(日本時間では4日に入ってすぐ)には水星が逆行に転じ*、その後は冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションに向かって突撃だ。それは宇宙を因とするめまいの典型的な症例になるかもしれない。


* 現在は水星逆行前後のストーム・フェーズに入っており、事故、通信・電子機器の故障、契約や約束事の遅延・変更、伝達ミス、うっかりミスやコミュニケーション全般に関わる思い違いなどに十分な注意を要する。ただし普段左脳型のひとは通常より素晴らしいインスピレーションが湧く場合もある。(なお、ネイタルで水星逆行を持つひとは、逆に水星逆行期間中は冴えわたって調子が良いという例も見られる)






訳文ここまで
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November 18, 2017

○11/18の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  11月18日21:01前後、北海道周辺で 21:07前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:42前後、沖縄周辺では20:33前後に蠍座 26°19’で新月となります。

*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蠍座26°~27°― 発効期:11/18~12/17 】
   "Indians making camp"
『野営するインディアン』

   "A military band on the march"
『行進する軍楽隊』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分に一番フィットする環境、状況、道、帰るべき場所を一心に想う
→★落ち着かない忙しさのさなかにふと感じる「望郷」の想い
→★あらためて自分自身の内面のルーツを探る必要
→★無理を重ねてきた部分がほころび始める危険
→★いまだに慣れない新しい状況に順応/適応していく必要
→★音楽や声のふとした調子に潜む警告、またはヒント
→★心身ともに休息、静寂、静穏、空白を与える必要
→★進行する変化の中で新たな自分の場が「今まで」「今ここ」ではないと知る
→★笑顔の仮面をつけることでそれ以上自分に踏み込まれないよう護る
→★誰かの生き方や考えをそっくり受け入れて反復することの危険
→★自分で選択し受け入れ創り出した「同調圧力」に苦しむ
→★本当のことが言えないためのストレスを解放する必要
→★自分がより大きな何かの一部だという自覚を支柱にして生きる、
   またはふと聞こえる異なる太鼓の調べ
→★個であることを抑えられる環境の中で目の輝きを失わずにいる
→★理屈が通らずとも我が道を行く、というスタンス
→★自分が感知し、捉え、世界と名付けた「現実」を引き受けて生きる意志・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『次局面に向けての現実的な対応』
                    ↓
            今回の新月『変化しつつある視座の再吟味』

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★11月18日 新月の星模様 すこし★
※遅い惑星のアスペクトは正確な日付の前後数日〜数週間発効します。

新月が「蠍座最後の4度数」で起きる
 ・本文参照

新月・SDOセドナ・小惑星セレスティア・スピリット・サマディの
   ミュータブル・グランドスクエア
  水星は逆行前のシャドウ・フェーズ

  土星・イクシオン・小惑星イカルス・ケンタウルスのフォルスが合
  火星と小惑星クルースンが合

 ・全てが移ろいゆくことを胸に、ひとときの静寂の中で自分自身を省みる
 ・壮大な宇宙や長い歴史の流れなど、大きな視点で人類という集合体の行く末に
  思いを馳せる
 ・心身を休め、植物や動物達との触れあいの時を持つ
 ・遠い記憶から来る悲しみの在りかを訪ねる
 ・眠りや夢見の効用
 ・優しさ、純粋さ、ぬくもりに触れてこころがほぐれ癒やされる
 ・家族や親戚との血の絆の確認や再会。またはカルマに直面し癒やす必要

18日~12月初旬

 ・あらゆる種類の事故の危険期
 ・地震などの自然災害にも要注意期

11月19日 21:15頃  火星・冥王星スクエア

 ・フラストレーションの高まり
 ・事件、事故、暴力的な言動に注意
 ・徹底した行動力やバイオレントな物語性にカタルシスを感じる
 ・人間関係や交渉事など、最後の最後までやり抜こうとする意志/衝動
 
11月20日夜 冥王星と小惑星アグニがコンジャンクト
 (アグニは新月時、冥王星と同方向のエネルギーを持つアラウンと合)

 ・アグニは純粋な火的エネルギーを象徴し、善悪や黒白の区別はなく
  触れるものが元々持つ方向性を加速すると考えられる(そこから
  道を往く者にとっては「火の試練」と呼ばれる)
 ・火のエネルギーが無意識の深い欲望を刺激する可能性
  (それをつぶさに見てみるのは悪くないかも)

11月22日夜 海王星順行 魚座11°~

 ・前後は海王星が持つあらゆる側面の力が強まる
 ・何気ない優しさやぬくもりにこころが満たされる
 ・夢、理想、イマジネーション、インスピレーション、音楽
  そしてネガティブな場合は欺瞞、逃避行動、倦怠、依存、犠牲など
 ・感情がとても豊かになる反面、境界が薄くなって心身ともに
  外部(人間の感情エネルギーや環境、雰囲気)の影響を受けやすくなる

11月25日 09:42 土星が銀河中心にコンジャンクト

 ・強力な葛藤のエネルギーが噴出する、あるいは将来実現可能な
  ビジョンを掴み取る(無意識層への促し)

11月27~12月3日 火星とエリス~天王星~パラスがオポジション
 (11月30日〜12月1日は月が通る)

 ・欲望が渦巻く社会の裏面に起きる、支配権を巡る闘争
  (スケールと形を変えて小さなグループや家庭内でも起きる可能性)
 ・公正さを追求する心理 (過度のプライドに注意)

12月1日 19:05頃 火星・天王星オポジション

 ・良かれと思ったことの悪化、支配権争い、フラストレーションの暴発に注意
 ・スピード感を求める意識と熱意(事故には注意)
  スポーツなど健全な闘争本能として出る場合も。ミスや怪我に注意

12月3日 16:35 水星逆行 射手座29°~13°(順行12月23日)
       木星・海王星トライン

 ・前後のストーム・フェーズは意識や思考、感情が乱れやすいので注意
  (ただし素晴らしいインスピレーションやを得る場合も)
  誤解、伝達ミス、事故、約束の遅れやキャンセル、契約事項などに注意
 ・幻想的で壮大な絵画や物語性の輝き。純粋で美しいものへの憧憬
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12月4日 0:47 双子座の満月!
12月9日火星蠍座入り
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12月18日 銀河中心で射手座の新月!
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12月20日 土星山羊座入居
12月22日 01:28 冬至
        05:48 太陽・土星コンジャンクション山羊座0°台


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        今回の新月記事は、時間の都合もあっていつもより短縮版になると思います。
  m(_"_)m

        ふと気付いたら家の前の木々がいつのまにか紅や黄色に染まり、いち早く枝先から裸になっていました。草木達はもうすっかり冬の準備を整え終わったようです... 。もうここ何年も、いつも今頃の季節は『フォーキャスト』の翻訳 =「時間との勝負」がたけなわになります。なのでゆっくり外に出る機会など殆ど無くなってしまうのですが... それでも今年は格別な感じがします。内容が一段と濃密になっていること(少なくとも自分にはそう感じられます)、それにこのブログでも以前から触れてきた「変化」— 大きなくくりで見る時代の変化、そしてその中で経験するだろう「個としての道の変容」— が、遅い惑星同士の相関サイクルを通して講義するように語られている...それは変わりないのだけど。いつもの噛んで含めるような解説の中に込められた、迸るような「熱」がいつも以上に行間から立ちのぼり、押してくるのを感じます。それをどう訳文に生かして伝えられるのか、「うーん...」と考えてしまったりします。多分その「熱」は、人類の長い歴史の中に周期的に起きる転換点 — ひとつの「勝負時」を予期するひとが、それを広く皆に伝えようとするときのエネルギーなのかもしれません。それが始まるのは、おそらくこの冬至あたりから。少しずつ、じわじわと日常を通して。または何か大きな出来事を通して。いつのまにかそれぞれの肌に、人生に、感じられてくる。そんな予感。 やはり...と思いながらも、身が引き締まる思いです。とはいえ、本当の山場はまだこれから。『フォーキャスト』だけでなく抜粋版の『マンデーン』シリーズを楽しみに待ってくれてるひとも少しずつ増えていると聞いているし、とにかく出来る限り役割を果たそうと思う毎日です。


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        と、前置きはこのくらいにして(^_^;。いわば変革のスタートラインが間際に迫ったようなこの新月。上に挙げた星回りも相変わらず賑やかです。でも、だからこそ。この新月のテーマは、一度立ち止まって静かに自分を省みるような余裕と静寂さを保つことを勧めている。そんな感じがします。

来年は今年よりもっと激しい年になるかもしれません。今怒っているひとは益々怒り、狂っているひとは益々狂う。突き進んでるひとは益々進む(倒れなければ)。そして迷ってるひとは益々迷い、ぼやけてるひとは益々ぼやける。もし軌道修正が必要かも?と常々感じているなら、着手するのは今。 なぜなら、そのままだと今の状態がたぶん、もっと激しくなる...まぁ、ちとオーバーに言ってしまうとそんな感じかな。。 だから今が大事。

怒っていても狂っていても、それが自分の人生の道標に過ぎないと知っているならそれもいいのかもしれません。ただ、いつの間にか気付かぬうちに、選んだはずの道から外れてしまってはいないか? 少なくとも(他の誰でもなく)自分の中できちんと筋が通っているか? 情緒に動かされていないか? あるいは自分で創り上げた壁にガチガチに閉じ込められていないか? 報われないと半ば解っていることから抜けられないでいるんじゃないか? この新月期は、今一度ふり返って、そんなことを問いただしてみる良い機会になりそうです。 


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  戻るも自由、進むも自由。だけど本当は、自由が一番厳しい。それを誰より厳しく教えてくれるのは、射手座の土星かもしれません。これまで射手座を運行してきた土星は、社会的にも個人的にも、わたし達がひとつの確固とした「世界観」を持てるよう、様々な試練を与えてきました。大きな迷い、足許を確かめながらも突き進もうとするこころ、あるいは足許の崩れを見て見ぬふりするこころに冷水を浴びせるような流れをもたらしたりして。そして、わたし達の内外に立ちはだかる壁の高さと大きさをも感じさせてくれたと思います。

もうすぐ山羊座入りする土星は、そこでおそらく仮面を付け替えるでしょう。たとえば、一度選んだ道から逸れることをなかなか許さない。自分に対しても、他者に対しても、今まで以上にリジッドになって責任追及していくような心理。社会は安全のためという名目で規制が厳しくなり、より窮屈になっていくかもしれません。そして2年後、やがて土星が山羊座の冥王星と邂逅したとき、その結果のひとつが明確になってくると思います。良いとか悪いとかじゃなく、ただひたすら、そんな力が集合体の無意識に働いてくるとしたら。。  今、わたし達はささやかに立ち止まって、自分が生きていきたい「場」とは何だったのか、繋がりたいもの、触れたい精神とはどんなものだったかに思いを馳せるべきときなのかもしれません。


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  壮大な自由の中で一直線に進みたいと願う、気ままな「精神の星座宮」射手座で膨らみすぎる自我の知の調整を迫ってきた土星は今、射手座精神の「悪」とされる要素を体現するようなKBOイクシオン(全ての善は悪をはらみ、全ての悪は善をはらむ…神をも怖れぬ懲りない精神とも言える)、やり過ぎ・飛びすぎ・膨らみすぎを戒める小惑星イカルス、そしてE.フランシス曰く「真夏の日中にコーラ瓶を振っていきなり栓を抜いたような」効果、つまり小さな要因が積み重なっていきなり爆発するような力を持つケンタウルス族フォルスとコンジャンクトしています(もっともフォルスはそれだけじゃなく、将来を予感した上で自己を省みず他者に奉仕していく精神も持つのですが...それは注意していないと自爆に繋がる危険もあります)。 そして今、土星はフォルスと共に銀河中心の位置に達しようとしています。銀河中心は時代を超えた強力なエネルギーを無意識に送ってくると言われます。きっとそれは、ことばにならないような揺さぶりの力。ふと「これで良かったのだっけ...?」と感じさせるようなフォース。 

もしそれをキャッチ出来たら、入れ替わり立ち替わりの思考をちょっと脇に置いて。立ち止まって目を瞑り、大きく深呼吸してみてください。そして自分の胎内宇宙に宿る銀河の渦にダイブしてみましょう。何が聞こえるだろう? 何が見えるだろう? 何も...。ただ、混沌? それとも、止むことのない耳鳴り? うん、それでもいい...というか、それが今のわたしでありあなたであるなら、それをそのまんま感じることが一番素晴らしいのだと思います。だってそれは全て、生きてるってことだもの。

ただ自分の中に熱く燃える銀河の存在を感じられたなら。それを愛せるなら。そこから、「ことばにならない何か」が始まるかもしれません。いつでも。どこでも。


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        今回の新月のシンボルは『野営するインディアン』から『行進する軍楽隊』への流れです。そこに描かれるのはネイティブ・アメリカンのハンター達の一行かな? 一日の狩りをを終えて、ひとときの休息を取るべくテントを立てているのか。それとも、なんらかの理由で部族を遠く離れて旅をしているのかもしれません。このシンボルは遠く離れた所から「ホーム」、つまり自分が一番フィットする場、属していたい絆を渇望するこころを示唆しています。また、自分が負った役割を遂行する中で、どうしてもすり減っていく気持ち、そして諦め、ともすると全体に迎合するような心理への警鐘を鳴らすというテーマも持っています。自分にとって一番大切なものを「売って」いるのではないか? 本当にそれでいい、と覚悟の上なのか? という感じかな。

そして、メインのシンボル『行進する軍楽隊』は、今やっていること、従事していることからもたらされる高揚、そしてプライドと熱狂、心地よい緊張感、そして志を共にする集団に属することの安心感を描く半面... 前のシンボルの警告を継いで、本当にそれでいいのか? 全体が奏でる音色やリズムは本当に自分がこころから従えるものなのか?  行き着く先のビジョンはあるのか? という問いかけもまた含むものです。ドッドッと力強く響き渡る勇壮なドラムの音。ビシッと決まった歩調、立派に整えられた制服姿。沿道で応援する人々からは頼もしく思われ、憧れさえもって見られているかもしれない、そんな心地よい緊張感。でも...。あれ?どこからか、全く異なるリズムを持った音色が聞こえてくる。かすかに。途切れ途切れに。。


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  あれは何だろう? 聞いたことのないリズムだ。でも、体が反応する。どこか懐かしい。あの音の源に行きたい。あのリズムに合わせて、自由に体を動かしてみたい。それはもしかしたら、自分の深いところから湧き出す、いのちのリズム。青い太陽と漆黒の月が巡る、新しくて古い、記憶の奥底から響いてくる鼓動。。。

今、自分が従っているメロディは、リズムは、主題は、果たして本当に自分に合っているんだろうか? でも...だからといって今、行進を離れたりしたら。きっと後で厳しい処罰を受けるかもしれない。軍楽隊をクビになるかもしれない。それは怖い。それは困る。責められたくない。これ以上傷付きたくない。そんなことをあれこれ思い、迷いながら行進する「わたし」。けれど一度「あの音色」を聞いてしまった「わたし」は、自分にフィットしているとは言えない曲の演奏に集中出来るでしょうか? 「異なる何か」を告げるそのリズムは、軍楽隊が無事行進を終えた後もきっと、わたし達のこころの奥深くから聞こえ続けるのではないでしょうか。 


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        では蠍座最後の4度数(26°~29°台)とは何でしょうか? そこから放射されるエネルギーの特徴を締めくくりとして挙げてみますね。過去記事で触れたことがあるので、何となく覚えているひともいるかも?


  今回の新月が宿る位置は、ちょうど蠍座の鋏の部分にあたります。恒星研究家ダイアナ・K・ローゼンバーグによると、これらの度数はケンタウルス座αB、別名ブングラと呼ばれる星に代表される領域です。彼女の研究では、この領域は勇猛果敢な英雄を空に映したヘルクレス座、半人半馬のケンタウルス座、それに蠍座を支配する火星と冥王星の特質を加えたエネルギーを持っています。その特質とは、非常に強烈で、ひとたび攻撃に転じれば嬉々として標的を襲い、情熱的な感情を持って冒険に胸を躍らす...そんな姿。また、自分で設定したゴールに対してはリスクをいとわず確固とした粘り強さを持つと言われます。

けれどもこの力が過剰に働く時は、過酷さや容赦の無さ、妄想、そして絶対論的な態度を生み出します。そして自分が欲した 結果を引き寄せるためなら、どんな事でも構わずやってのけるという苛烈な性質が顕れることも。これは抜け目の無い操縦者やプロパガンダの巧者を生み出します。また、最善の表れをするときは独創的な言語表現を生み出せるけれど、同じエネルギーを自分本位に使えば「既存の言葉の意味」にわざと誤った解釈を加え、聞いたり読んだりするひと達を巧みに誘導して有利に運ぶことに長けるとも。  これって、近頃流行りの「フェイクニュース」や「オルタナティブ・ファクト」を思い出しますね。。

その一方、この領域の影響を受ける人は観察力に秀でており、詳細を語る細部をけっして見逃さず、耳にしたことを巧みに物語る才能を持つと言われています。この力は優れた詩人や小説家、劇作家、コメディアンや俳優、 漫画家、批評家、天文学者やアストロロジャーなどを輩出するとされますが、確かにどれも「ことば」が持つポジ・ネガあらゆる側面を巧みに操る職種と言えるでしょう。また、実際の職業がどんなものであれ、ライターとしての一面を持つようになるとも言われています。

うーん、やはりなかなか強烈なものがありそうですね。この種の激しさを持つエネルギーをがっちり受け止めていくには、けっこう逞しいこころの力が要るかもしれません。


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        さぁもう今年もあと1ヶ月とちょっと。立ち止まる暇さえないかもしれないわたし達の日常で。。  それでも「ちょっと待った!」と語りかけているようなこの新月をどう過ごしましょう? この新月期は、満月の星回りも含めてなかなかクセ者揃いのアスペクトが揃っています。すでにシャドウ・フェーズに入った水星は、満月の1日前から逆行開始。逆行コースとなる射手座29°〜13°は、ちょうど土星を中心としたステリウムが在泊する位置でストーム・フェーズを迎えます。 そこから先は今、あらゆる感情の起伏を刺激し、迷いを生じさせる道になっています。それは「身悶えするような探求の意志を貫くか、妥協に妥協を重ねた逃げの一手を打つか」という問いが埋め込まれた道でもあります。

なので、浅い思考や記憶にある知識だけをナビにバックしようとしても、轍に足を取られがちかも。。 今回はこれまでの自分の来し方をふり返りながら、体ごと感じ、自分のいのちの原動力に響く何かを見出していく...そんな逆行期になるのかもしれません。

自分という存在の内側に拡がる広大な宇宙にひととき野営してみる。深く潜行しながら、出来るかぎりのユーモアと静かな優しさを、忘れずポケットに詰め込んで。テントを張り終えて寝そべり、眺める大空。遠く聞こえる太鼓のリズム。そこに見るのは鏡か宙か? この言わば調整の新月期に…そんな壮大な遊びが出来たらいいな....。


albert-bierstadt




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


November 12, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムは≪短期ジオコズミクス≫のみの掲載とさせていただきます。
なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達は11月11日〜22日、いくつかの重要なジオコズミック・サインを含んだもう一つの重要な時間帯に入る。最初に待ち受けるジオコズミック・サインは、45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインで、3回目の形成となる。以前、私はこれが2016年12月に始まった全3回の形成で最後になると言った。テクニカルにはそれが正しい。しかし、購読者のロバート・Wが指摘するように、このアスペクトは2018年8月に正確な度数からオーブ14分以内に再び戻って来る。したがって、この週末に起きる3回目の形成でそれが終わったとは言えない。

これは重要なポイントかもしれない。何故なら、このアスペクトの過去4回の事例では株式市場が史上最高値をつけ、その後に強力な弱気相場が続いたからだ。こうした状況が今起きつつあるのか、それとも来年夏まで現況が続くのか、どちらの可能性もあるということだ。要するに、このアスペクトの最初の形成から最後の形成までに高値をつけやすいのだが、それが今や2016年12月から2018年8月までと考えられるのだ。また、土星はダウ工業平均に属するような製造業株を支配し、天王星はナスダックのようなテクノロジー関連株を支配する。その両方が先週は市場新高値をつけたことも興味深い。

        今週は金星が木星にコンジャンクトし(11月13日)、海王星にトラインを形成する(11月16日)。これは来たるべき木星・海王星トライン(12月2日)の前兆となる、金星による「トランスレーション」だ。だからこれは木星と海王星が生み出す楽観、そして多幸症を強調する。ちょうど10月26日〜11月3日に太陽が木星と海王星をトランスレートした時と非常によく似た状況だ。木星・海王星への太陽によるトランスレーションが強気だったことを考慮すれば、金星が市場動向において似たような影響を及ぼすと推定するのはたやすいことだ。しかしここにサイクル研究を併せれば異なる視野も見えてくる。何故ならサイクルはその時点でハーフ・プライマリーサイクルの安値をつける可能性を示唆しているからだ。詰まるところ、私達はジオコズミック・サインを「リバーサルが起きるタイミング」として見ており、必ずしも高値または安値を決定付けるものとは見ない — 単にリバーサルを指すものだ。

        11月19日に火星が冥王星にスクエアを形成し、海王星が11月22日に滞留から順行に転じることでこの時間帯は終了する。 これらのジオコズミック・サインはマンデーン・アストロロジー研究の観点を通して誰もがイメージ出来るように 、その力学においてほとんど正反対だ。火星・冥王星スクエアは強烈で苛酷だ。これは危険な状況を生み出す可能性がある。火星の攻撃性が、物事を終わらせたい(事象にとどめを刺したい)という冥王星の衝動と合体しようとしてぶつかり合うからだ。これは時に暴力として顕現するし、テロ攻撃や自然災害の形をとって多くの生命を脅かすような危機的状況としても顕れる。だが一方で海王星はといえば、優しく平和的で、受動性や時には降伏や権利放棄、明け渡しの精神を示す。緊張や敵対的な態度に少しでも通じるような雰囲気を創り出さないようにと願う。これはもしかすると人命を脅かす洪水と関連するのかもしれない。海王星は大量の降雨や高潮を支配するからだ。また、原油流出、あるいは毒ガスが放出されるような事故とも関連する。  







訳文ここまで
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