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—2019年の占星学から見る世界と個人の運気予測—
『マンデーン2019』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版]
アマゾンKindleストアにて販売中ですマンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事こちらです。

April 21, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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★お知らせ★

 満月の星読みでもお知らせしましたが、5月は原則としてブログを一時お休みさせていただく予定です。ただ、思いついたときに不定期に記事をUPすることはあるかもしれません。
また、メリマン・コラムは何か目を惹く記述があった際は要点を掲載したりツイートするかもしれません。なお、下記にもあるとおり来週のメリマン・コラムは休載とのことですので、これが今月最後の記事となります。

【告知】
 金曜に開催されるコロラド州ボールダーでの講演のため、来週のコラムは休載させていただく。当日はデンバー周辺の読者の皆さんとお会い出来ることを楽しみにしている。


≪ 先週をふり返って ≫

  “...この捜査においてトランプ陣営のメンバーがロシア政府による選挙干渉活動に協力したり共謀したと認められなかった。”

— Robert Mueller
  “Responses Spin After Mueller’s Findings are Released”
  Associated Press 2019年4月19日 付 
 

  “... モラー氏は『このリポートは大統領が犯罪を犯したと結論づけるものではないし、彼の潔白を証明するものでもない』と明確に語っているが、司法妨害についての「検察側の判断」は示さなかった。”

― Wall Street Journal 社説面
  “Obstruction of Nothing” 2019年4月19日付

  “共謀もない。妨害もない。ヘイターと急進左派の民主党よ。ゲームオーバーだ。”

— ドナルド・トランプ@realDonaldTrump


  “問題を全部終わらせてしまいたい共和党からの猛烈な要求を尻目に、民主党はむしろリポートで概説された大統領のふるまいに対して一層の危機感をつのらせたようだ。民主党はいくつかの疑問点について特別捜査官ロバート・モラー三世自身から意見聴取することを決意している。”

— Carl Hulse
  “Mueller Findings Kick Off a Political Tug of War
   That’s Only Just Beginning”
   The New York Times 2019年4月19日付


  皆が首を長くして待っていた待望のモラー・リポートが4月18日木曜、ついに発表された。その結果は大きな... 驚きは全くなかった。しかしながら、反応は非常に大きかった。そして発表前の了解事項にもかかわらず、誰も自分の考えを変えようとしなかった。これと同様に、世界の株式市場も方向転換しなかった。ほとんどが12月終盤から始まった熱烈な反騰を続けた。一部の市場、たとえばインドのニフティ、チューリヒのSMIなどは新高値まで舞い上がった。ダウ工業平均、S&P、そしてナスダック総合など他の市場もそれに近い動きだった。

先週見られたサイクル新高値への反騰は、4月10日の木星の滞留〜逆行を含む三つの重要な木星シグナルが示現した4月10日〜15日の時間帯にいまだに関連している可能性がある。またこれは、ビットコインがこれまで試しはしたものの突破出来ずにいた数ヶ月ぶりの新高値をつけた日でもある。

だが、多くの株式指数が2019年の新高値かそれ近くで週を終えたという事実は、相場がまだ騰がる可能性を示唆している。つまり4月10日〜15日のジオコズミック・サインがビットコイン、原油、国債など他の市場のリバーサルに関連した一方で、これからやって来るジオコズミック・サインは株式市場により強力な相関性を持つ可能性があるからだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  4月22日〜5月18日、私達は多くの市場における歴史的相関性を保ついくつかの重要なジオコズミック・サインが含まれる時間帯に入ろうとしている。この時間帯は4月22日の太陽・天王星コンジャンクションと5月18日の金星・天王星コンジャンクションに挟まれた期間だ。1920年代末に遡る私達の研究によれば、この両方はともに株式市場のリバーサルに関連するレベル1(最強)のシグナルだと考えられている。これらは二つとも予測不可能な天王星を含むが、それが投資家にとっても市場アナリストにとってもこの期間を非常に困難なものにするのだ。天王星が関わるほとんどのケースにおいてリバーサルとの同期が見られる。だが、こうした天王星のシグナルは驚くほどの確率の下に、しっかりと確立された抵抗帯や支持帯を急激に打ち破り一部の市場を新高値へ、他の市場を新安値へと導く。株式市場は新高値に近付いている。

実際、いくつかのグローバルインデックスはすでに今年(2019年)の新高値をつけているが、この新高値への急騰は今週月曜、4月22日に起きる牡牛座(お金と株)の太陽・天王星コンジャンクションに関連している可能性がある。そしてこうしたブレークアウトの続行または再スタートが5月18日、これも金星が支配する牡牛座で起きる金星・天王星コンジャンクション近辺まで見られる可能性もある。

だが天王星が持つこうした爆発的なブレークアウトへの潜在力は、来週4月22日の冥王星、そして29日に起きる土星それぞれの逆行によって抑え込まれるかもしれない。後者(土星逆行)は拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』において解説したもう一つの重要なレベル1ジオコズミック・サインだ。

来週の冥王星と土星のように、惑星が進行方向を変える時はその惑星が持つ原理が強調される。冥王星は妄想や強迫観念、そして誰かを現在の立場から追いやるために行われる執拗な攻撃や企てに関連する。つまり、大統領を弾劾せよとの声が高まる。また自然災害(火災や洪水、嵐や暴風)、あるいは他の人々を危険に曝す人間の行為(テロリズム、暗殺の企て、有無を言わさぬ力の闘争)にも関連している。だが一方では破壊された物事や修復する必要のある物事を再建したり改革しようとする、強力で徹底的な取り組みを意味する可能性も持つ。また冥王星は捜査、調査、そして監視をも支配している。

しかしながら、金融市場のリバーサルにより強く関連するのは4月29日の土星滞留(順行から逆行に転じる際の停止に見える状態)だ。土星は説明責任を要求する。だからモラー特別捜査官による捜査はすでに終わったと考えるのは、もしかしたら正しくないのかもしれない。代わりに、これは単に初期の段階が終わったに過ぎず、より広範な捜査が始まって — ドナルド・トランプだけに関わる問題ではなくなる可能性もある。土星は過去の行いに関連する。となると、まるで2016年の選挙全体が再び戻って来るかのような状況も考えられる。ちょうどビル・マレー主演の映画『恋はデジャ・ブ』*(原題:Groundhog Day)のようだ。

一方、まさに2惑星の逆行開始期のさなかに火星も海王星とスクエアを形成(4月27日)する。だから私達は再び何が真実かを掴むことが困難になるだろう。何故なら海王星の下ではあなたが見るもの、聞くこと、読むもの全てを信じることなど出来ないからだ。

真実はただあなたの内的世界に存在する。外側からはやって来ない。






訳文ここまで
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*『恋はデジャ・ブ』
時間の迷路にはまり同じ日を繰り返さなければならなくなった男がタイム・ラビリンスから抜け出し恋を成就させるまでを描いたコメディ(Movie Walkerより)

このグラウンドホッグ・デーは北米各地に伝わる伝統行事で地リスの動きによって春の到来を占う祭事。サビアン・シンボル射手座15°の『自分の影を探す地リス』(14°台のメイン・シンボル&15°台のベース・シンボル)がまさにこの祭りを指しているので馴染み深いひともいると思う。ちなみにこのシンボルのキー・ポイントのひとつは「状況を慎重に実質的に吟味した上で決断する必要」。


April 18, 2019

🌕4/19の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

★お知らせ★
来月、5月は都合によりブログは原則としてお休みさせていただきます。とはいっても、きっと何か思いついて不定期で記事をUPするかもしれません..😅 
メリマン・コラムに関しては(あくまでわたし自身のフィルターを通して)特に興味深い示唆がある場合、メモや抄訳をUPしたり、ツイートするときがあるかもしれません。いずれにしても、そのときはまたTwitterなどでお知らせします😊

4月21日 惑星スケジュールに冥王星逆行を加筆しました。
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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 4月19日20:31前後、北海道周辺で20:37前後、関西方面は20:12頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で19:32前後に 天秤座29°06'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座29°→30° (蠍座0°)/ 太陽 牡羊座29°→30°(牡牛座0°)】

  🌕 "Humanity seeking to span the bridge of knowledge"
  『知識の橋をより遠くまで架けようとする人類
  🌞 "A celestial choir singing"
  『唱う天上の聖歌隊』
     ↓↓↓
  🌕"Three mounds of knowledge on a philosopher's head"
  『哲学者の頭上にある三つの知識の堆積
  🌞"A duck pond and its brood"
  『鴨の池とそこで暮らす鴨の家族』


【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~5/4】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★世界の全てを自分自身の限度いっぱいまで探り当てたいと欲する
→★物事を正当化するためにこじつけや無理な理屈付けをする傾向を識別していく必要
→★自分自身の限界を知ることでより有効な力の使い方を知る
→★不可視の水底や地底で人知れず生成されていく新しい概念を感知する
→★言語を超えた不可知の領域を頭で理解しようとして葛藤する
→★気になった物事やふと湧いたアイデアを熟考し形あるものに育てる
→★思考や感情の全てをふり返りそのままの自分を認めてくつろぐ力 
→★哀しみの中に在りながらそれでも同時に幸せであるという感覚
→★手探りの中で真新しい領域に足を踏み入れつつあることを知る
→★こころに思い描き、内界で実現し、ふるまいと現実がそれを追っていく
→★慣れたやり方を捨て新たな方法を通して新しい道を見出す
  (もう沢山だ...という内側からの叫び)
→★何もないと思った場所に大きな機会や才覚が眠ることに気付く
→★背反矛盾する複数の流れとそれを包み込むたったひとつの意志を感じる
→★様々な紆余曲折の道が結局は大きなバランスの中にあることへの気付き
→★一瞬の奇妙な..または不可思議な感覚を大切に記憶しておく
→★慣習に従いながらも徹底して自分自身であり続けるという挑戦
→★死にゆく世界から離れ孤立を怖れず超然と立つ・・・→

エネルギーのポイント:新月
            『たぐり寄せ、見つめ、枝を切る』
            ↓
            満月
            『わたしは誰か?の再構築』 

2013NMFM


★4月満月の星模様とチャレンジ ★

―気になるアスペクト、まとめて―
ヤヌス度数(アナレティカル・ディグリー)の満月
月とレクイエムがコンジャンクト
太陽・天王星がコンジャンクト/パラレル(オーブ3°強)
太陽・天王星とパラスがクインデチレ
月・火星がセスキスクエア
月・火星(グリーヴ・アスボルス)・太陽・天王星・セレスの
 ウォリサムレクタングル

水星とカイロンがフォルスとスクエア
水星とカイロンがインシデンティアとオポジション
金星・イクシオンがスクエア
ICにアグニがコンジャンクト、インシデンティアにクインカンクス
火星・グリーヴとセレスがオポジション
Nノード・キラルスとSノード・土星・冥王星(とアーラウン)
 がオポジション(長期アスペクト)



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  日本では月末から連休に入り、その間に元号も変わっていよいよ令和元年。けれど世界は相変わらず騒がしく、このところ続く著名人の訃報など、ひとつの時代が終わっていくことを感じさせる出来事が多いように思います。太陽と天王星のコンジャンクトは20日に牡牛座2°台でジャスト。山羊座で逆行中のフォルスとのトラインも続いています。この満月期は連休前の忙しい時期に重なるけれど、事故や事件が起きやすい星回りなので、出来る限り落ち着きと注意力を保つようにしたいと思います。もし「こころここにあらず」みたいな状況が訪れたら、いろんな意味で要注意。連休中もあまり無鉄砲な冒険は避けたほうが良いかもしれません。 

木星は先週から逆行を開始し、夏の盛りまで続きます。この期間はどちらかというと内省的な意識を保っているほうが充実感を得られそうです。ひとによっては一度はOKと感じたはずの自分に対して再度疑いが生じたり、世界のありようを問い続けるような感覚が続くかもしれません。まだ見ていないものが何かある。この期間は内側にこころを向けていくことで識別力が研ぎ澄まされていくのではないでしょうか。

ただ、外にばかり目を向けて充足感を求めるひとには不満の多い時期になるかも? 人望や人気取りに走ったとしても、思ったほど成功しない可能性が高いです。演じようとしても見透かされやすいから。逆行の木星を何かをゲットするために使うのは、順行時より簡単ではないと思います。けれどこの満月期、自分自身の内界を探求するひとには「内なるいのちの炎」を感じる機会があるかもしれません。注意を向けてみて。また哀しみを抱えるひとには、あえて向き合うことで少しずつぬくもりが戻ってくる可能性も。人混みを避けて、土、そして木々に間近に触れる機会を持つと良いんじゃないかな。


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主な惑星スケジュール

4月11日〜8月11日
 木星逆行中 射手座24°21~射手座14°30
 (降水量の増加にも注意)

4月20日 
 太陽が牡牛座に入居

4月22日~23日(余韻は5月初めまで)
 この前後、エネルギーがキツくなりそう。
 全般に醒めていたい時期

 太陽・天王星がコンジャンクト
 火星・グリーヴがコンジャンクト
 アスボルス・火星・グリーヴと海王星がスクエア、
  そのMPに太陽・天王星コンジャンクション
 天王星・海王星セミスクエア
 天王星・インシデンティアがクインカンクス
 海王星・インシデンティアがクインデチレ
 フォルス・インシデンティアがスクエア、
  月・木星とエリスがトライン

4月25日(滞留は23日から)
 冥王星逆行開始 山羊座23°台〜10月3日山羊座20°台

 強烈な心理的内向性、外界の全てに対する懐疑の心、既存のものを壊して
 新しいものに替えたいという欲望(長所より短所にフォーカスする傾向が増大)
 (再生と復活〜若返りのパワー〜どん底からのヒーリングの可能性)

4月27日〜28日
 火星・海王星がスクエア

 (フラストレーションによる舌禍、言動を巡る軋轢や魔女狩り、
  アイデンティティ・ポリティクスのぶつかりあいなど
  危険を察知したり強い感情が湧いたら一時的な影響と知って回避を)

4月30日
 土星逆行開始 山羊座20°台~9月17日山羊座13°台

 ルールや境界線の見直し
 (行き過ぎや掟破りが起きやすいが誰も気にしないなんてことも)
 何が本当に適切で何が不適切なのか問い直す期間になるかも
 YESとNOを明確に伝えることをこころがけて

5月1日
 ノード軸に水星がTスクエア

 何か行く道に見えない障害物や壁を感じる可能性。
 今設定しているターゲットは本当に正しいのか?
 それは本当に必要なのか? それとも欲望に過ぎないのか?
 義務感に縛られていないか?
 そんな感じのことを問い直す日になるかも。

5月2日
 天王星・海王星 最後のワクシングセミスクエア

 大きな自然災害、突然の哀しみ、陰謀や魔女狩りなど
 世界を加速させる画期的な新発見や新発明の可能性
 ・これについての詳細は『マンデーン2017』
 『フォーキャスト2017』を参照してください。

そして...
5月5日 7時46分頃 牡牛座14°10’で新月!



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★4月満月のサビアン・シンボル★


  前回、新月のメイン・シンボルは『夕陽に踊る妖精達』。一日の仕事に疲れ、小さな軋轢やちょっとした摩擦に傷ついたこころと体を休めて自然の修復作用に身を任せる...そして再生の力を得る。生きる限り幾度となく繰り返される小さな死と、小さな生 — 破壊と修復。わたし達の「昼のこころ」が預かり知らないところで働くこうした「破壊」と「修復」のリズムに身をゆだねていく...そんな感じのテーマでした。

  破壊と修復といえば、つい先日起きたノートルダム寺院の火災も大きな破壊をイメージさせるものでした。いくつもの時代を経て生きながらえ、荘厳さのうちに古い古いときの息吹を伝えてきた美しい建物が燃え落ちていく姿。それはショッキングな映像として世界中を駆け巡りました。イスラム系の移民人口が増加し、宗教的な融和の困難さが各地で緊張を作り出している今。昨日 YouTube で見た火災に関する動画には、この事件を「キリスト教精神」そのものの黄昏と危機の象徴として受け止めた欧米のひと達が多くのコメントを寄せていたことが印象に残りました。幸いノートルダム寺院は内部構造の仕組みが全てデータ化されているということで、現代テクノロジーの力を使えばそれほど遠くない将来、新たに美しい姿が蘇るだろうと言われているけど...それでもあの焼け跡を見ると、修復するにしてもどれほどのエネルギーと資源が要るのだろう?と考えてしまいます。


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   けれどたとえそっくり同じ姿を再現出来たとしても、もう古来からそこに在り続けたノートルダム寺院とは違っているかもしれません。素材もたぶん工具も、創り上げるひとの想いも手も「今」のものだから。無事に残された部分とともに、そこには新しく生まれた何かが映しとる「今のこころ」が宿るのだと思います。これは良いとか悪いとかを超えて「そのとき」が来たということなのかもしれません(たとえ9.11のときのように根強い陰謀論が流布され、万一そこに幾ばくかの真実があったとしても)。火災のイベントチャートを改めて見るにつけ、そう感じます。変わらぬ存在の中で変化していくものがある。破壊 — 修復 — 再生。それはまた、わたし達自身が再び新たなアイデンティティを自己の中に見出していくときの始まりを反映しているように感じられます。

  では今回の満月はその流れの結果としてどんなテーマを示唆しているでしょう? 


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まず月が取っていくのは
満月のベースとなるシンボル:
天秤座29°『知識の橋をより遠くまで架けようとする人類』


  これは天秤座から蠍座への架け橋となる度数。いわゆるヤヌス度数(アナレティカル・ディグリーとも呼ばれる)です。惑星がひとつの星座宮から次の星座宮へとその境界をまたぐときはいつもそうですが、ゴツンというショックや強い圧力がかかるのが通常です。そこでこころは二つの方向に引っ張られます。ひとつの星座宮のテーマを終えた。でもまだ次に進むには早いんじゃないか? 慣れ覚えたやり方を続けたい。それならきっとうまくやれる。だから進みたいけど進みたくない。捨てたいけど捨てたくない。改めたいところは沢山ある。でも、それでも今までけっこう心地よくやってこれたじゃないか。後ろ髪を引かれる思い。それに...自信が持てない。... でも、何かが背中をぐいぐい押してきます。その力に抗うことなど出来ないでしょう。抵抗すればするほど目の前の段差は大きく拡がり、感じるショックは強くなりそうです。ここでひとは、ある種の「試し」を経験するのかもしれません。ではこの機会に天秤座と蠍座の「段差」について、少し触れてみることにしますね。


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  天秤座は対人関係のバランスを取るのが上手だと言われるけど、本当のところは「バランスを学ぶ」ためのサインです。だからこそ多くの対人関係の中で出会いや別れを繰り返しながら人間同士が関わり合うその「仕組み」を見て、感じてきました。たとえば野生動物だったら、生きていくためには「支配するか、支配されるか」が大切な鍵になります。食べていのちを繋ぐため、自分の子孫を残すために。そこには容赦ない食物連鎖の世界が拡がっています。

一方、わたし達人間はどうでしょう? ずいぶん洗練されてはいるけど、わたし達が創り上げる社会の薄皮を芯までどんどん剥いていったら? やはり「支配」と「被支配」という関係がくっきりと浮上してくるのではないでしょうか? 親と子、学校、友人、仕事やお金、あるいは国家という単位でも。それを乗り越えるべき悪として正し、平等を目指すための試みは、古くから多くの賢者や宗教者、思想家や哲学者達によって様々に考えられてきたはずだけど、根本的な解決が見出されたようには感じられません。真にバランスの取れた公正で公平な社会が今、世界のどこかに存在するでしょうか。確かにわたし達の文明は進歩してきたし、今もそれはどんどん加速しつつあるのに...。


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  だから..この天秤座で、わたし達はこの世界に生きるための術を学びます。より良い生と幸福を願って。社会の中で、身近な対人関係で衝突を避け、せめて心地よく気持ち良く、周囲のひと達と微笑みあって暮らしたい。そしてひととひとを繋いだり、ときにはスルリと身をかわしたり、その場や相手のエネルギーを素早く読んで退いたり押したりを軽やかにこなす術、スマートさを体得します。こうしてわたし達は、本格的に「世界」と出会う最初の星座宮 — 天秤座の旅で、支配するかされるかの闘いをすり抜けるための行き届いたバランス感覚を身に付ける経験を積んでいきます。そしてその最終地点がこの度数です。

じゃ、そこで受けるプレッシャーや挑戦は? これから始まる蠍座の旅、本当の「力」と出会い、自分に無いものを見出してそれを深く深く識るための旅。そこでは万遍なく振り向けられる視線など通用しません。これ!と感じ取った相手、これしかないと思う道はただひとつ。今まで培ってきた美的感覚やスマートさなんか全部かなぐり捨てて、狙いを定めた的に向かい頭から底の見えない暗い淵にダイブしていく旅です。帰ってこれるかどうか? その保証はありません(でも蠍座の魂に諦めということばはないので、ほとんどは絶対に宝を逃さずに抱きしめて無事に戻ってくるし、それを自分で消化した後は次の獲物 — 力 — を探す挑戦に出たりするのだけど)。この、奥底からの欲望こそ、蠍座に備わった磁力をもたらすものかもしれません。


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  ここで蠍座が希求する「力」とは、ひとにより様々です。自分を単なるエゴ的な存在から次の次元に引き上げてくれる不可視の霊的な力を目指すひともいるかもしれないし、皆が知らない「世界の仕組み」を掴みとることで、自分の内部に今まで感じることのなかった充実した力の感覚を得たいと欲するひともいるでしょう。また、ひとによってはその「力」がお金や資産、地位などわかりやすい社会的なパワーとして翻訳され、それを目指す場合もあると思います。そこには磁力に惹かれて向こうから多くのひとが集まってきます。だから、またもや身も蓋もない言い方をするなら... 今度は「支配するかされるか」の闘いではなく「操縦するか、それとも死か」の真剣勝負にも似た挑戦が待っているんですね(この「操縦」というのも、ひとによっては相手を操縦する術だったり、手にした「力」をどう乗りこなすかの勝負だったり、色々です)。... もちろんここでも「死」というのは象徴的なもの。それはエゴがいったん溶け崩れて死に、冥界から力を充填されて新しい存在として生まれ変わるようなもの。蠍座がセックスと関連付けられるのも、自分がその中に「力」を認めた相手とのタントリックな性のありようが関わっています。つまり力の交換です。なので極論を言えば、相手(や状況)と刺し違え、抱き合ったまま死んだって構わない。だってそれによって新しい力をまとって象徴的な転生を経験出来るのだから。


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  こうして天秤座と蠍座の違いを簡単に説明してみたけれど、その境界の段差がどんなものか、何となく感じてもらえるでしょうか? 今回は満月の度数なので、そこまでのギャップを経験するひとは少ないかもしれません。でもこのヤヌス度数のシンボル『知識の橋をより遠くまで架けようとする人類』がどれだけの深みに橋を架け、どれほどの距離を伸ばし、どれほど切実に何かを知りたいと欲しているか... その促しと前方からの吸引力がどれほど強いものか、それに比例して躊躇するこころの反動もどれほど強いか。わかってもらえるかな?と思います。だけど、行くしかありません。揺れていても、やる気をなくして寝転んでいても。否応なく状況はやって来るし、結局わたし達は一歩を踏み出すことになるでしょう。この世界はそんなふうに動いていく。ならばそれと知った上で。そぉっと。またはドン!と。踏み込んでみましょう。

さて、では月に光を送る太陽のベース・シンボルは
牡羊座29°『唱う天上の聖歌隊』

  天上の聖歌隊...というと、再びノートルダム寺院のイメージが浮かぶのですが...。古い教会の大聖堂には、天井が天球の大ドームを模したかたちに創られているものがあります。そこには父と子と聖霊、三位一体の絵図や天使達、数多の聖人達が描かれ、聖歌隊が唱う聖なる歌がまるで天使の声のようにどこからともなく響きわたります。そんな、牡羊座の旅の最後...。


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  黄道最初の星座宮、牡羊座が持つ原型を例えるなら、まるで生まれたままの赤ちゃんがハイハイしながら目の前のものを手当たり次第に口に入れ、それが何なのかを確かめようとするような旅と言えるかもしれません。口に入れてみなければ、甘いのか苦いのか、固いのか柔らかいのか、それともヤケドしたり喉に刺さったりと危険なものなのかわかりません。大人になれば経験が物を言います。周囲の様子に気を配る余裕も出るでしょう。でも、人生には常に新しい出会いがあります。同じように見えても違うかもしれない。だから何でも直接ぶつかって触れてみないと納得出来ないのです。そうやって、生まれたばかりの自分を試したいのです。だからあちこち頭をぶつけてコブを作ったって構わない(痛いのも怒られるのもイヤだけど、懲りたりはしない)。とにかく自由に動けることが一番大切なのです。

けれどそんな旅の終わりに聞こえる聖なる歌声...。生まれて初めて立ち上がり、ふと上を見上げる。そこにははるか彼方まで拡がる大空。永遠にも見える大宇宙。これは、天球の音楽? もしかしたら、生まれる前に母の子宮に安らぎながら聞いていた聖なる歌声だろうか? それとも? そうだ!次の冒険はあの大空かもしれない。よし、飛ぶぞ! 


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  ...でも。足は地に着いたまま。どんなに飛び上がっても背伸びしても、まだ天には届かない。ワクワクとこころ踊った後の落胆。なんだ、つまらない。もういいや。...でも、一度目に焼き付いた大宇宙の拡がり、こころに響いた聖なる天球の歌声は、彼/彼女のこころを離れることはないでしょう。ここでわたし達は、今の自分の「限界」を知らされることになります。その落胆とショックは、ある繊細な気付きをわたし達にもたらすかもしれません。もうショートカットは出来ない。何かを少しずつ積み上げていかなければ届かないんだ...。

そして。わたし達はもしかしたら初めての戸惑いを感じつつも、牡牛座の領域に入ることを促されます。足許をみつめる。固める。積み上げ、愛でて、自分のものとする。自分という存在の領域を確認し護りながら。そこで豊かになっていこうとする旅。それは、まず自己の限界を見る/見させられるところから始まります。

天秤座29°の『知識の橋をより遠くまで架けようとする人類』を支え補完しているのは、牡羊座29°の『唱う天上の聖歌隊』によって知らされる自分自身の限界 —  今までの方法論 — を捨てるときが来た...という知覚なのかもしれません。


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では、次にメインの度数を見てみましょう。
満月のメイン・シンボル:
蠍座0°(天秤座30°)『哲学者の頭上にある三つの知識の堆積』

  ここでも再び「知識」が出てきます。B.ボヴィはこの哲学者とも賢人とも訳せる人物を、米国で比較的ポピュラーなイメージとされる、頭に三つのコブを持つ道教の神仙になぞらえていました(moundにはコブという意味もあります)。それは天界と地界とのバランスを完璧に心得て自在に行き来出来る覚者の姿です。また、ピタゴラスのことばを例に挙げ、「三」という数字は物事の「始まり」「途上」「終わり」を暗示する完璧な聖数であること、そして三つ組みを意味する「トリニティ」もまた、この世界の至るところで「ボディ」「マインド」「スピリット」や「大地」「水」「空」など、互いに均衡を保って結び付く完全体を意味すものとされているとも指摘していました。それは天秤座の旅で学んできたバランスの極地を意味するものではないでしょうか。


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  ここで哲学者は宇宙や人間の在りようについての深く、重く、重要で多岐にわたる疑問を熟考しています。彼は世界を成り立たせている全ての要素にくまなく考えを巡らせ、その全てを美しく統合してひとつの「解」を導き出したいと欲しているのかもしれません。世界とは何か? 人間とは何か? わたしとは誰なのか? けれどそれは単なる机上の空論であってはならず、天界にも地上の日常茶飯事にも通じる論理を超えた論理でなければなりません。地にしっかりと足を着けていること。同時に、人間の奥底に潜む未知の闇にダイブしてどこまでも深く深く掘り下げていくこと。しかも、ときには鳥のように天高く舞い上がることも出来る、自在な「観」の力。頭上の三つのコブは彼のこれまで積み上げた知識の堆積を暗示しています。その智恵をフルに振り絞り、哲学者は今、じっと黙考し続けています。

一方、月に光を送る太陽のメイン・シンボルは:
牡牛座0°(牡羊座30°)
『鴨の池とそこで暮らす鴨の家族』


  このシンボル、原文の「duck」は通常はアヒルと訳されることが多いけれど、実際「duck」は鴨類全般を指すことばで、アヒルは鴨が家畜化されて飛ぶ能力が退化している存在。そしてこのシンボルのイメージは野性の鴨が描かれている可能性が高い...ということで上記の訳文にしてみました。また「blood」は血族だけど、特に一回の産卵で生まれる「ひとかえりのヒナ鳥達」を指します。なのでこの場合は親鳥がいて、その後をその季節に生まれた子供達がぞろぞろ付いていくような光景を指しているのだと思います。


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  鴨という鳥は、ときに池を泳ぎ、水中にダイブし、またときに湖岸を歩き回り、渡りの季節が来ると大空へと舞い上がっていきます。つまり彼らは「水」「大地」「空」という三つ組みの中を自然なかたちで生きるいのちです。英語に "ducks and drakes" ということばがありますが、それは平らな石をシュッと投げて水面をスキップさせる遊びのこと。これは、鴨が池から飛び立つとき、何度か水面をスキップして勢いをつけながら舞い上がる様子に似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。そして、鴨の池。それは鴨達がつがい、卵を産み、孵化したヒナ達を育てながらひとときを安全に過ごせる場。そこはおそらく親鳥にとって、まさに重大なひと仕事をやり遂げる場所ではないでしょうか。

  何かの種子 — あるいは卵 — を宿す。温める。やがてそれが孵化し、殻を破って生まれてくる。今度はそれを護り、育んでいく。そしていつかそれが彼方へ飛び立てるまで育ったとき、飛翔の瞬間が訪れる。それはいのちを繋ぐこと。または深い思考の結実を、見事な実体へと映し取ること...。


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  一見、何の関わりもないように思える哲学者と鴨の親子のイメージですが、その根底には互いに共振しあう深い象徴性が含まれています。ここにもサビアン・シンボルという、ことばによって綿密に織り上げられたシステムの精妙で不可思議な力がかいま見えるのではないでしょうか。

  月は蠍座0°に一歩踏み込みフッと息を吐いて、ひととき立ち止まります。そして天秤座で積み上げてきた「バランス」の力で大地に足を着け、静かに、醒めながら、周囲で起きている様々な出来事を見渡します。何が現実で、何が喧噪の中で踊る幻なのか? 目を閉じ、耳を澄ませて体に響く歌声に聴き入ります。わたしを誘うそのメッセージは本当なのか? わたしのフィルターは古い埃で詰まってはいないか? わたしは裸でダイブする準備が出来ているだろうか? 理屈も上滑りな気遣いも要らない。見たいことや聞きたいことばも もう要らない。本当のことが知りたい。知っているわたしと出会いたい。ここで。この、わたしという宇宙の中で...。


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  ヤヌス度数は脱皮のとき。わたし達は月とともにそれぞれの星座宮を巡りながら、ここに至って何らかのギャップを乗り越えることを促されます。それは小さなことかもしれない。ちょっとしたクセを見直すことかもしれない。あるいは大きな試練を受けて立ち、一歩踏み出すことかもしれない。また、リニューアルのときがやってきました。次の新月ではきっと、新しい領域で何かが見えてくるかもしれない。だから今。終わりと始まりの境界に立って、胎内宇宙に再びダイブしていきましょう。


みんな、安全に楽しく嬉しい連休を!
仕事のひとも、すっきりこころ晴れてうまく運びますように!!


SprialGalaxy





have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


April 14, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “「バーゼルIII 自己資本比率最低要件」... バーゼルIIIの下、2017年現在で中核的自己資本と補完的自己資本は少なくともリスクアセット*の8%を超えていなければならない。最低所要自己資本比率(資本保全バッファーを含む)は10.5%だ。”

— www.investopedia.com 2019年3月24日付

*バーゼルIIIは、世界的な金融危機の再発を防ぎ、国際金融システムのリスク耐性を高めることを目的として策定されました。具体的には、銀行が想定外の損失に直面した場合でも経営危機に陥ることのないよう、自己資本比率規制が厳格化されました。また、急な資金の引き出しに備えるための流動性規制や、過大なリスクテイクを抑制するためのレバレッジ比率規制等が導入されることになりました。規制を設計する際、金融システム全体の安定性を維持するというマクロ・プルーデンスの観点が重視されている点も一つの特徴です。バーゼルIIIは、わが国を含む世界各国において2013年(平成25年)から段階的に実施されており、最終的には、2027年初から完全に実施される予定になっています。(日本銀行

*リスクアセットは広義ではリスクのある資産を指すが、狭義にはBIS規制における自己資本比率を計算する際に分母に用いられる証券や債券などの各種資産の総称となる。分子には自己資本を、分母には金融機関が保有する資産の種類ごとにリスクの大きさに応じてリスクウェイトをパーセンテージで表し合計して用いる。

  先週、世界の株式市場はムラのある動きを見せたが、それは強力かつ矛盾に満ちたジオコズミック・サインによって示唆されたテーマには確実に沿っていた。いくつかの指数は2018年12月終盤につけた長期サイクルの安値からの最高値水準まで舞い上がり、4月10日の木星滞留(逆行開始)近辺でその高値をつけた。他の指数は前週トップアウトしてその後先週終わりにかけて下落した。これはトランシットの太陽による土星・冥王星コンジャンクションへのスクエア形成と関連していた。また他の指数は木星が滞留するとともに、週の早いうちにトップアウトし、土星・冥王星に太陽がスクエアを形成した週の終わりに向けて下落していった。

  また先週は中国の株式市場において今年最大の上昇率が記録された。上海総合は4月8日月曜に3288でトップアウトしたが、この日は木星滞留のわずか2日前だった。これは1月3日につけた長期サイクルの安値2440からは実に34.7%の上昇を意味する。香港のハンセン指数はその翌日4月9日にトップアウト、これもやはり1月3日につけたサイクル安値からは21.4%の上昇をみた後のことだ。どちらの市場も太陽が土星とコンジャンクトした今年初めに底をつけ、その後太陽・土星が初回1/4サイクルのスクエアを形成した日の前後2日以内、かつ木星逆行開始日の直近となるタイミングでトップアウト(これまでのところだが)している事実が興味深い。日本の日経もまた先週4月8日に21,900のサイクル新高値をつけたが、これも12月26日につけた16.5〜33ヶ月サイクルの安値18,948からの急激な上昇となった。日経は金曜の引けでも高値からはたった30ポイント下げただけと勢いを保っており、今週早期により高みへとブレークする態勢を整えた形だ。一方、インドのニフティとオーストラリアのASX指数は4月3日の高値を抜けることが出来ず、週のほとんどで動きが悪いか下落基調だった。結果として極東と環太平洋地域の株式市場には異市場間弱気ダイバージェンスが示現している。

  一方ヨーロッパでは、私達が追っている全ての株式市場が今年の新高値をつけたが、そのうちの3市場(オランダのAEX、ロンドンのFTSE、チューリヒのSMI)は木星が逆行に転じる1日前の4月9日に高値をつけ、その後騰勢が止まった。これは太陽・土星スクエア形成時の典型的な形だ。他の市場 — ドイツのDAX — は金曜まで反騰し続けた。先週発表されたいくつかの経済リポートによれば、他のヨーロッパ諸国に比べてドイツはまたもより強い経済力のシグナルを見せているという。ここには異市場間弱気ダイバージェンスのシグナルは見出せない。しかしながら、もしDAXが今週に入って先週の高値を抜け、一方で他の市場にそれが起きなければ、ジオコズミックな重要変化日(CRD)の時間帯における弱気ダイバージェンスの示現となるだろう。

  アメリカ大陸では、米国株式市場では強気、ブラジルとアルゼンチンでは弱気と「二都物語」の様相が続いた。ナスダックとS&Pは今年の新高値まで急騰、一方ダウ工業平均は前週4月5日につけた2019年の高値にはわずかに届かなかった。もし今週早いうちに新高値をつけなければ、こちらも強力なジオコズミック時間帯で弱気ダイバージェンスが示現することになるだろう。それはちょうど米国の所得税確定申告シーズンの終わり(4月15日)に間に合う形だ。

  他の市場では、原油もまた木星が逆行に転じる1日前の4月9日に64.79まで騰がって2019年の新高値をつけた。木星は原油の副支配星だ。ビットコインにとっても良い週で、まさに木星が方向転換した4月10日に5487をブレークアウトした。2018年に木星が逆行に転じた当時にもビットコインには同様の現象が起きており、同じタイムフレームで高値と同期している。しかし、今回は少し様相が異なる。何故なら2018年のビットコインはすでに弱気相場に入っていた。今回はこれまでの鬱血状態を抜けつつあり、新たな強気相場の始まりを示唆している。ビットコインの反騰は今や2018年12月15日の安値から75%の上昇をみており、私達が『フォーキャスト2019』で提示した見通しにまさしく合致している。そして3月6日に牡牛座入りした天王星に関わる私達の観点にも沿った動きだ。銀行政策と通貨にとって、これはラディカルな変化に見舞われる時なのだ。

  また一方ヘリオセントリックの水星による射手座運行が終盤に入る時の典型例として、金と銀にとっては良い週ではなかった。この12日間のトランシットが始まってからの前半では予測された反騰が起きた。金は4月10日(これも木星逆行日)に1314.70をつけてトップアウトした。だがその翌日、1292.90の安値へと1トロイオンスあたり20ドル以上も下落している。それでもこの値は1週間前の4月5日、ちょうどヘリオセントリックの水星がボラタイルな星座宮、射手座の旅をスタートした日につけた安値1287.50を上回っている。

伝説的なサイクルアナリストであるウォルター・ブレッサートがしばしば「レンダール・ウィグル」について言及しているが、これは市場がプライマリーサイクルの安値をつけてから4〜9取引日後にもう一度急激に下落し、最初の安値を試すが下抜けることはないという現象だ。銀にはこの「レンダール・ウィグル」は見られず、4月11日に4月4日の安値14.86をわずかに下回る14.84まで下落している。だが、銀がサイクル新安値を更新し、金にはそれが起きなかったことは、MMAのジオコズミック重要変化日(CRD)の時間帯における二つの関連市場間に見られる異市場間強気ダイバージェンスのセットアップを示唆する初期段階だと言える。それを確認するには、両方の市場が直近の安値を割る前に先週の高値を抜くことが必要だ。しかるべきコンプライアンスのデッドラインが目前に迫るとともにバーゼルIII合意が注目を集め始めた今、世界の銀行にとってはこれから2022年の間にリスク加重資産(金など)で自らの資産を裏付ける必要性が増大するだろう。2018年8月につけた31.33ヶ月サイクルの安値1167の後、金には新たな強気相場が始まっていると信じるに足る理由はある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “米ドルは石油取引の支配的通貨だが、もし米国議会が反OPEC法案を可決するようなことがあれば他の通貨で原油を売ることが出来る。もしサウジアラビアがこれを遂行すれば、世界の金融市場に対する米国の影響力を減衰させ、ワシントンが外国に対して行う制裁の実施能力をも骨抜きにするだろう。石油取引における米ドルの役割を減殺しようとする取り組みはこれまでかなり限られたものだったが、サウジ・プランはこうした動きに拍車をかけることになるかもしれない。”

Tom DiChristopher
   "Saudi Arabia Is Reportedly Mulling ‘Nuclear Option’
                        of Stripping the US Dollar from Oil Trade”  
  www.cnbc.com 2019年4月5日付

  先週論じたように、私達は今や4月10日〜15日という複数のジオコズミック・サインが発効する期間のただ中に在る。先週はこう述べた。

『この期間には4月10日の木星の滞留~逆行、そしてその後に起きる4月14日の太陽・木星トラインが含まれる。このジオコズミック・サインはこれまで上昇してきた市場のピークを示唆するものだ。

私達はまた、4月10日に金星が海王星とコンジャンクトし、15日には木星とスクエアを形成することにも注目している。この金星による木星・海王星スクエアの「トランスレーション」は、これもまた強気(またはもしパニックが起き始めるケースなら非常に弱気)を示唆する。これに加えて4月10日~13日は太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。これは弱含みのムードを醸し出す。たとえば、せっかく物事が非常に上手くいくはずの今、上向きの勢いを削ぐような何かが障害となって見える、といったフラストレーションだ。 
これら全てのジオコズミック・サインが働けば有り余るほどのコズミック・パワーとなる。そして来週かあるいは再来週初めには、様々な金融市場を突然のリバーサルへと導くかもしれない。』

  複数のジオコズミック・サインを含む次の時間帯は、牡牛座初期度数で太陽が天王星とコンジャンクトする4月22日から始まり、非常に長期の天王星・海王星セミスクエア*(45°)が終わる5月1日**まで続く。

この時間帯を終わらせるのが天王星であることに注目だ。天王星は予測不能であり、突然で想定外の物事を支配し、しばしば進行中の計画やその道程を破壊する。だからこそそれが、米国と中国(EUをも含めて)が貿易協定を締結するにあたり、世界貿易を支配する木星が4月15日まで一時的に強調される今こそ同意に至ることが重要だという理由になる。いったん天王星が割って入れば、そう簡単にはいかない。さらに、天王星はたとえば地震や暴風のような自然災害が猛威を振るう時に多く強調されるものだ。そこに海王星も含まれるとなれば、異常気象、とりわけ洪水との相関性が浮上する。私達は現在、突然の雪嵐がその後に起きる洪水への警鐘となりつつある米国中西部においてこの現象を目撃しているところだ。だが懸念はまだここでは収まらない。天王星と海王星はサイバー世界の危機やハッキングにも関連している。これらは米国の軍用コンピュータからハッキングされた大量の機密書類をリリースしたジュリアン・アサンジを米国の裁判に出頭させるための送還手続きが進行するにつれて、突然世間を賑わせるニュースとして再び戻ってきた。

* 天王星・海王星セミスクエアは2017年8月〜2019年5月の間に5回形成され、その後2020年2月27日にオーブ約21分のニアミスが起きる

**日本時間5月2日午前11時49分(ただし遅い惑星同士なのでジャストとしての影響力はそれ以前から発効すると考えられる)

  もう一つ、直近のジオコズミック現象に関して言及するに足る興味深い事柄を挙げるなら、司法長官ウィリアム・バーによる「スパイ行為」対「監視」と「捜査」に関連する宣誓証言だ。4月11日付ウォールストリートジャーナルのトップ記事によれば、バーは『... トランプの選挙活動に従事した人々へのスパイ行為だと彼が称した2016年の対諜報活動捜査の発端に何があったかを調べる』ことを望んでいる。バイロン・タウ、サディ・グーマン、アルーナ・ビシュワナサによって書かれた記事には『“2016年の監視・調査が適切な事由のもとに為されたかどうかを捜査”(司法長官談話)』との副題が添えられている。

ジオコズミック学の研究者にとって興味深い点は「スパイ行為」が海王星の持つ属性であり、一方「監視」や「捜査」は冥王星によって支配されていることだ。現在、支配的に働いている惑星アスペクトは射手座の木星と魚座の海王星のスクエアであり、それとともに土星と冥王星が互いに山羊座で近接しあっている。他の人達が過去に行った「舞台裏」の活動や犯罪行為の全てが光の下に曝される。それが共和党か民主党かなど関係ない。片方は「お先にどうぞ」とばかりにあなたの後に控えているのだから。もしあなたが何か不適切な行為の隠匿(海王星)に関わっていたなら、その行為は捜査される。冥王星はいったん隠し立ての匂いを嗅ぎつけたら最後、駆り立てられ、取り憑かれ、その無慈悲なまでの徹底ぶりは止まらなくなる。つまりは双方(または関わる全ての側)が無防備となるのだ。そこでもし自分達の行為に対する説明責任を負えなければ、一部の人々にとっての今は、まるで新たに発見されたブラックホールにも似た人生の一時期に突入する寸前となる怖れがある。そこからの出口はないかもしれない。






訳文ここまで
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April 07, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜の労働統計局発表によれば、3月の雇用は堅調な回復ぶりを見せた。非農業部門雇用者数は19万6000人増加し、失業率は3.8%と手堅く推移している。一方賃金上昇率は最近の力強いペースが衰えを見せ、前年比3.2%と前月からわずか0.14%の上昇となり予想された3.4%を下回った。”

— Jeff Cox
  “Job Market Bounces Back in March”
  https:www.cnbc.com 2019年4月5日付


  “ドナルド・トランプ大統領は金曜、連邦準備制度理事会(FRB)が金利を引き下げれば米国経済は "宇宙船" のように高く舞い上がるだろうと述べた。『彼らは量的引き締めなど止めて金利を引き下げるべきだと思う』トランプ氏は報道陣にこう語った。『本当に宇宙船が見られるぞ。逆風にもかかわらず、我々は非常に上手くやっている』。このところパウエルFRB議長の決定を強く非難し続けてきたトランプ氏は金利引き上げによって『FRBは気が狂った』とまで口にするようになった。トランプ氏は株式市場の下落を2018年の着実な金利引き上げというパウエル氏の意志決定が招き寄せたものとして非難、彼を『ロコ(狂人)』と呼び、パウエルをFRB議長に選んだことは大統領としての職務における最大の失敗だったと語った。”

— Michael Sheetz
  “Trump Says Economy Would Take Off Like
  ‘A Rocket Ship’ if Fed Cut Rates, Ended Tightening Policy”
  https://www.cnbc.com 2019年4月5日付


  ではちょっと確認しておこう。つまりこういうことだ。彼が以前述べたように、ジェフ・セッションズを司法長官に任命したことがトランプ氏の大統領職における最悪の決断では ‘なかった’わけだ。ジェローム・パウエルをFRBの議長に任命したことが彼の最悪の決断だったわけだ。

とはいえ、米国経済と世界の株式市場はたぶん大いに成長し続けており、それにはトランプ氏の経済政策のいくつかが功を奏している。ますます多くの人々が高く、より高く上昇する賃金を得るために職に就き、平均的な個人純資産が成長し続けている。その傾向が、たとえ中間所得層や低所得層よりも所得階層のトップと目される人々に最も顕著に表れているとしてもだ。ゆるやかな成長が持続しており、これはほとんどのエコノミストが理想とする形だ。大統領の見方は異なるとしてもだ。

彼は「宇宙船」の打ち上げのような成長を欲している。これは木星が自ら支配する射手座に在泊する時に見られる常に変わらぬテーマだ。おだやかな成長は良いことだ。だが爆発的な成長ならばもっと良い — ただしそれが終わる時までは。そして皆さんの相場経験からも理解出来るように、急激に上昇したものはまた落ちる時も激しいものだ。「宇宙船」打ち上げのような爆発的な成長を維持することなど不可能だ。結局はいつか燃料が切れる。そしてクラッシュする。 ここには2019年に射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成し、その後2020年にカプリコーン・ステリウムが示現して山羊座で土星と冥王星がコンジャンクトするという現象に象徴される事物がほとんど完璧に投影されている。

  先週は世界の株式市場のほとんどが健全な反騰を見せた。実際、世界中の中央銀行が2008年〜2016年までの金融緩和策へときびすを返したことを受けて、ほとんどの市場が2019年の最高値水準まで舞い上がった。とりわけ射手座の木星と魚座の海王星がスクエアを形成する下では、全てが流動性の一語に尽きる。そして引き締め策はまたしても(銀行と政治家によって)下策だと思われている。この惑星コンビネーションの下で、いったい誰が抑制されたいと思うだろう? そう思うのはもしかしたら、これら全ての宇宙的ノイズが山羊座に移行した時に遭遇するだろう結果を理解している人々かもしれない。それはちょうど、ヘヴィメタルのロックコンサートからすぐにワグナーのオペラを観に行くようなものだ。

  堅調な経済データはまた、原油相場に示現した数ヶ月ぶりの高値にも反映された。原油を副支配するのは偶然にも — さて、何だろう? — 木星と海王星であり、射手座と魚座でもある。一方、先週はビットコインにとっても非常に良い週で、ついに11月以来初めてとなる5000ドルの壁を突破した。これは現在牡牛座(サービスや物品との交換に用いられる通貨や金融手段)に戻っている天王星の動きとともに、今や注目すべき市場だ。しかしながら、金と銀にとってはあまり良いとは言えず、両方とも4月4日木曜にはサイクル新安値をつけている。金はその時1284.90をつけたが、これは3月7日につけた期近物の安値1280.60をいまだに上回っている。だが銀のほうは、3月7日の安値14.98を下回る14.86まで下落している。これは異市場間強気ダイバージェンスとして知られるシグナルで、ここはひとつそれを確かめたいところだ。特に4月3日からはヘリオセントリックの水星が射手座を運行している。この惑星/星座宮コンビは通貨と金属市場に起きる急激な価格変動と同期することが多い。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  4月5日金曜は牡羊座の新月で、新しい始まりを象徴していた。また今週4月10日〜15日という、非常にタイトで強力なジオコズミック・サインが支配する時間帯の始まりへと私達を導くものだった。この期間には4月10日の木星の滞留〜逆行、そしてその後に起きる4月14日の太陽・木星トラインが含まれる。このジオコズミック・サインはこれまで上昇してきた市場のピークを示唆するものだ。

  私達はまた、4月10日に金星が海王星とコンジャンクトし、15日には木星とスクエアを形成することにも注目している。この金星による木星・海王星スクエアの「トランスレーション」は、これもまた強気(またはもしパニックが起き始めるケースなら非常に弱気)を示唆する。これに加えて4月10日〜13日は太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。これは弱含みのムードを醸し出す。たとえば、せっかく物事が非常に上手くいくはずの今、上向きの勢いを削ぐような何かが障害となって見えるといった類いのフラストレーションだ。

これら全てのジオコズミック・サインが働けば有り余るほどのコズミック・パワーとなる。そして来週かあるいは再来週初めには、様々な金融市場を突然のリバーサルへと導くかもしれない。以前にも述べたように、木星・海王星スクエアのトランスレーションが土星・冥王星のトランスレーションと同時に(または直後に)起きる時は、今後数ヶ月に起きると予測し得る物事の予告編が見られる。これは言い換えれば、来週の私達は来年をかいま見るだろうということだ。それは展開しつつあるマクロコスモスの概観をミクロの世界として顕微鏡で見るようなものだ。

今から4月15日にかけて発効する射手座の木星とそれに関わる全ての木星シグナルが働くことによって、私達は株式市場を含む多くの市場で非常に大きな価格変動を見ることになるかもしれない。

  また政治的な面では、現在強調されている木星と射手座は世界貿易に関連する宇宙原理を体現する。したがって、これは近い将来米国と中国が貿易摩擦を終わらせ、然るべき貿易協定を結ぶために適した最後の時間帯を意味する可能性がある。私達は今や宇宙によって示されたこの好機が浪費されないよう願うばかりだ。

もし今月中に貿易協定にこぎ着けるなら、株式市場は爆発的に上昇するだろう — ずっと高く舞い上がる。だがもし失敗に終われば、私達は株式市場に正反対の結果が起きる様子を目撃するかもしれない。貿易の惑星たる木星が逆行に転じるからだ。いまだ木星が海王星にスクエアを形成していることから、人々は常に希望を心に抱き、それを囃すかもしれない(実際そうなるだろう)。だが木星が逆行すると同時に、山羊座で土星が冥王星に間近に迫ろうとしている。だから私達は、希望と現実が激しい衝突を起こすかあるいは幾度も衝突を繰り返し、結果として「現実」が勝利を収めることにも気付いていなければならない。私達はすでに先月その例のいくつかを目にしているのだ。今年これから、そして来年はもっと多くの出来事が待っている。






訳文ここまで
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April 05, 2019

🌑4/5の新月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  4月5日18:10前後、北海道周辺で 18:16前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は17:51頃、沖縄周辺では17:20前後に牡羊座 15°17’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 ♈️牡羊座15°~16°― 発効期:4/5~5/4 】
🌑🌞"An Indian weaving a blanket"
   『ブランケットを織るインディアン
            ↓
🌑🌞"Brownies dancing in the setting sun"
   『夕陽に踊る妖精達

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★無数の出逢いをふり返って常に変わらぬ
             「わたし」という一本の細い糸を見出す
→★ひとつの現実を様々な角度から見つめ直し再構築する能力
→★単調で味気ないと感じられる道の一歩一歩を丁寧に歩んでみる
→★経験から学んだことを活かせない思いから来るフラストレーション
→★わかっているのに自ら自分を追い詰めることを
                 繰り返しそのために苦しむ傾向
→★失敗や喪失の感覚が本当は幻想だったかもしれない
                 という一段深い気付き
→★存在の根底に息づく誰のものでもない純粋な回復の力を信頼する
→★思わぬことが起きたときにそれを理屈抜きに面白いと感じる力
→★見ていながら見えず、触れながら感じることのなかった何かに気付く
→★忘れること、捨てること/忘れられること、
                 捨てられることで開く新たな道
→★深い本能に従った選択と行動で体の内側からの修復力を蘇らせる
→★これから新しく始まる日々に向かい強く静かで温かな想いを抱く
→★人生の山や谷、紆余曲折、その全てを一陣の風と感じる境地
→★新たな自我が孵化する前の擬似停止状態を受け入れる必要
→★救われたいと願い続けるこころが作り出す隙とそれが呼び寄せる危機
→★細部にこだわらず全体の情景を見渡しながら一呼吸いれる
→★今手の内にある全てに沿って顕現する未知の内的宇宙を信頼していく・・・→


★エネルギーのポイント:
前回の新月『全ての内的力が融合する一呼吸への集中』
            ↓
今回の新月『開く(たぐり寄せ、見つめ、枝を切り、目を閉じる)』
                   
            
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★4月新月の星模様とチャレンジ ★


  寒の肌寒さが戻る中、新しい元号が「令和」と発表されました。日本ではニュースを見てもSNSでもおおむね評判が良く、新しい天皇陛下のご即位を1ヶ月後に控えて全体になんとなく「気分一新」的な雰囲気が拡がっていったように感じられます。。新しいスタート。何かが明確に見えたわけじゃない。不確実さやわかりにくさの中で手探りするような状況は変わらない。けれど「時」の呼び名が変わった。単なる数の羅列ではなく、まるで時空のひと区切りを体現するように二つの表意文字が忽然と顕れそこに寄り添う。かつて独自のメディア論で一世を風靡したマーシャル・マクルーハンは、アルファベットなど表音文字の文化と表意文字の文化では人間の意識(宇宙観?)の在りようが全く異なると語っていたそうですが... 今あらためて元号という普段はあまり意識もしなかったような文字の組み合わせが、その大本の成り立ちをひらりと超えて息づき始めたような気がします。


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  そして...そう、確かにこの新月もまたそんなニュアンスを持っています。
ん、「そんな」って言っても漠然としすぎですね。じゃ、今回は様々なアスペクトをまとめてどんな感じかを書いてみることにしますね。


★気になるアスペクトまとめて★

新月にウィズダム、タロス、エクスカリバー(太陽とパラレル)がコンジャンクト
 それにペルセフォネ、ヒュロノメ、オリウスがスクエア
(ヒュロノメとペルセフォネはICにコンジャンクト)

セレスがGアトラクターと合。
木星が銀河中心にオーブ3°と迫って滞留、4月11日に逆行
(8月11日に射手座14°でGアトラクターとコンジャンクトして順行)

水星・海王星コンジャンクションの余韻が続く
(ヘリオセントリックの水星は射手座を逆行中、14日まで)

冥王星・Sノードとエリスがニアミス状態のスクエア、
 キラルス・Nノードとのオポジションが続く中、パラスが加わりGスクエア
(パラスはアグニ、ジュノーとGトライン)

土星・Sノード・冥王星とエリスからオルクスにクァドリフォーム
 オルクスと金星・ネッソスがオポジション

火星とエケクルスがコンジャンクト
海王星・水星とアスボルスがスクエア
カイロン・フォルスがスクエア
天王星とレクイエムがオポジション

4月11日 木星が逆行開始
(射手座24°21’〜14°30’/順行8月11日)


★4月19日 天秤座29°’06で満月!


  春分と同じ日に起きた強烈な満月のウェーブが、寒波の戻りとともに少しずつ勢いを鎮めてきたこの2週間。その間に順行した水星は4月17日のシャドウ抜けに向かってまだ海王星とはコンジャンクションの状態です。満月期の何とも形容しがたい圧力の中を走り抜けてきたひと、頑張ったひとはこのあたりでちょっと疲れが出るころかも? そんな感覚に覚えのあるひとは、突然の体調悪化に気をつけて、栄養バランスに留意しながらゆったりと過ごしてほしいと思います。また水星・海王星から放射されるひんやりした霧の中で、どこか夢の中で生きてるような(スピリチュアル用語で言えば頭半分アストラルプレーンにでも入り込んでいるような)不可思議な気分や、ちょっとした方向性の喪失感を抱いているひともいるかもしれません。

けれどそれと同時に、どこからか湧いてくる「先へ!先へ!」と押されるような、ことばにならない底深い衝動も存在します。それはたぶん、敢然とした感覚。つい先を急ぎたくなるけど、実は敢然としながら一歩、また一歩、ゆるがずに護り、貫いていくような感覚。焦らないで。 


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  そしてもうひとつの感覚。透明な霧の中でゆっくりとふり返り、唯一辿れる自分の過去を遡って確認するような感覚。これまでもふり返ることはあった。そんなこと、嫌と言うほどあったかもしれない。けれど再び。あらためて、ふっとふり返る。そこには確かに、何かがずっと変わらずに存在してきた。それは、人生の雑多な網の目を、まるでアミダ籤のように折れ曲がりながらそれでも続いてきた一本の糸「わたし」。そこにまだ、気付いていない何かがあるのかもしれません。そしてここからは、それがすこしずつ「極化」の傾向を帯びそうな気がします。まるで大自然の力が砂を飛ばし岩を刻み、何か明確な模様が顕れ、ひとつの景観を創り上げていくように。

  でもそれは、全てを自然の流れに託してしまおうということではありません。たとえばわたし達全体を覆う集合体の意識は、移行期に特有のダイナミックな力を持ちます。そして今後、折りに触れてかなりの勢いで攪拌される可能性があります(グレートアトラクターや銀河中心の影響力)。そのフォースが個としてのわたし達に影響を及ぼす力は侮れません。わたし達は皆、それぞれに個としての存在であるとともに、一様に時代の子供達でもあるのだから。

  そしてその力はわたし達の中の漠然とした部分、曖昧なまま蓋をしていた部分に浸潤してきます。それは避けられないことだし、良いとか悪いとか、そんな判断を超えたもの。たぶん、この世界に生きる上での暗黙の了解。けれどわたし達にはひとりひとりに固有の、ひとつの道筋があります。だから大きな時代の流れの中で、もしここで、新たに見えてくる道筋があるとしたら...それはきっと大事なヒントになると思います。抗いがたく組み込まれた集合体の一員として。同時にたったひとつの個を生きる「わたし」として。歩む道の途上で何かの鍵を拾ったとすれば...。


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  じゃ、ふり返ってみたとき、もしあまりにも漠然としてあやふやな部分があったら? もしかしたら、それは仕切り直しが必要なパートかもしれません。道筋を変えてみるときかもしれません。また、社会的には思わぬことに遭遇し、突然の調整を迫られる...そんな形で仕切り直しの機会がやってくる可能性もあるでしょう。OK。出来る。

自分の特質、今手の内にある全てを過不足なく見る。その上で、今 出来る範疇を明確にし、ラフなアイデアをまとめておく。外部に目をこらし状況を把握し、耳を傾ける。そして現実的なゴールを定める。内にも外にも欲張りすぎない。多すぎる注文、混乱した言い回し、操縦桿を握りたいという欲望を抑えて。使い古したステレオタイプを通してひとや物事を判断しない。たぶんそれは誤解や行き違いのもとになる。誰かと上手くやることや、成功を収めることが今の第一義じゃない。自分の道筋を整理して明確にするために、きっとそれは起きているのだから。

  また、ここに来て血縁関係、家族(または家族的な関係性)の問題がクローズアップされるケースも考えられます。家族や血縁と言っても本当に様々なかたちがあるけれど。たとえば親と子に見られるカルミックな絆。あるいは夫と妻、兄弟、親戚。愛憎やセクシャルなカルマが絡んだ関係に焦点が当たることも考えられます。長いときをともに過ごした関係なら、そこには情と反発が絡み合って、切っても切れない一本のよじれた糸が存在しがち。たとえば誰かに、または何かの価値に、こんなにも献身してきた。または献身しなくてはならない、献身してほしいという強い感情があった。だとしたらそこからは、もうそろそろ離脱するときが来ているのではないでしょうか。


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  たとえ一方的な束縛に苦しんでいたとしても、逆に非の打ちどころのない仲良し家族だったとしても、もしそこにもたれ合った共依存の関係があったなら、これから先はそのままではいかない可能性があります。今後は徐々に、無自覚のうちに操縦しあう構造が強化されるか目に余るほどに感じられ、このままじゃいけない...という地点に達するのかも。なぜならこの先その状態が続けば互いに両脚が萎え、力 — 自分の人生を生きる力 — を喪うことも考えられるから。力を喪った者同士のぶつかり合いはともすると泥仕合になります。けれどこの新月は、どこか独立心を刺激してくるような雰囲気があります。ならばその内的力を使い、一度自分の立ち位置から関係性のルーツを辿ってみることにも大きな意味があるかもしれません。もしかして泥仕合に苦しんでいるひとがいたとしても、自分がはまった関係性の構造と仕組みをよく理解すること、一度見切ることは、納得してそこから脱するための大きな助けになると思います。

  また、これからもずっと誰かとともに暮らすのだとしても。生きていればいつかは別れがやってくる。わたし達は誰もがそのことを知りつつ、こころの奥に眠らせています。ならばその前に。古い関係の窓を開け、風を通してみる。流れが味方するなら互いに。あるいは自分だけでも。そしてふり返り、新しい道を開く。または方向を変える。少しずつ。試してみる。喪うことを怖れずに。でもそのとき、勝手に誰かをステレオタイプの敵だと想定し、シャドウボクシングしたりしないこと。 これはけっして表面的な喧嘩や闘いを意味するものではありません。まず最初に自らの内的な景観を再生させる試みです。


この新月には、自分自身の「ナイーブさとの別れ」というニュアンスが色濃くあります。そしてこれが、新月期の物事全般に関わる大きな鍵ではないかと思います。


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  また、このブログを読んでくれているひとの中には「体の声」を聞き分けられるひとがいるかもしれません。ケンタウルス族のアスボルスは灰の賢者、または炭素の賢者とも呼ばれ、理屈ではなく体との対話によって何事かを(危機も含めて)察知する力を司るとされます。なので「体の声」を聞けるひとには強いアスボルスを持つケースが多く見られます。

  ただ、水星・海王星がまだそう離れていない中でのアスボルスとのスクエアは、水星と海王星がクリエイティブな組み合わせだけに、情報にある種の歪みが生じやすくなります。つまり体の真っ直ぐな声を聞きにくくなるということ。または聞こえていても、何かに気を取られて別の物事を優先するのかもしれません。「大丈夫だろう」なんて希望的観測に走らず、体の面倒をきちんとみて、他の声と混同しないように気をつけて。そして疲れを癒やすことを第一に考えましょう。 

また反対に、「死」という概念がとても身近に感じられるひともいるかもしれません。たとえば誰かの死を怖れたり、漠然ともうあまり時間は残されていない...と感じられるような。これもまた水星・海王星の創造性の力によってドラマティックな感覚をもたらしそうです。今までずっと胸の内に抱いてきたことを突然表現したくなったり、今伝えておかなくては...という気持ちが少し前から湧いてきた...なんてひとがいたら、このアスペクトが関わっている可能性があります。ならばその表現、「何かを伝えること」は自分にとって必要なタイミングで起きているのではないでしょうか。そしてその外面的な結果がどうであれ、その行為自体が自分を前へと一歩踏み出させる力になっていくはず。

「体の声」とその促しは、今というときを生きることの根幹に関わる、とても大切な情報源です。それを曇りなく聞けるとしたら、それは素晴らしいギフトです。無視したり疲弊させることなく、どうか大事にしてください。


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  ひとつ、長期のアスペクトでいまだに厳しさを与えるのは魚座の水星・海王星とはセミセクスタイルの関係となる土星・冥王星と、この両惑星にサンドイッチされた月のSノード。そして対向のキラルスとNノード。この軸にスクエアを形成するエリス、そして今回そのグループに加わってGスクエアを構成するパラスです。パラスは公正さや正義を表すとされているけれど、政治的な場面やイデオロギーが関わる論争などにもよく顔を出します。いわゆる政治の世界では、相変わらず揚げ足取りや魔女狩り的な言説、情報統制、虐待やテロ、良きにつけ悪しきにつけ隠れて行われる行為が後を絶たないのではないでしょうか。世相を見ても、矛盾した言説や嘘、不和、内輪もめ、競い合いや立場を賭けた闘争を間近に見たりなど、全般的にプレッシャーの高い状態は続くかもしれません。様々な立ち位置からのまことしやかな陰謀論も、その勢いは当分衰えないでしょう。

このフォースの大本には、どこか身悶えし苦しんでいるようなエネルギーが感じられます。でも同時に、なんだかほがらかな声を立てて笑ってもいるような? 不思議で複雑な力。。 それは時代が大きくそして確実に動いていくときのダイナミズム。それは人間の無数の想いの糸が相互に絡み合いながら浮かび上がらせる、罪と罰、嫌悪と称賛のドラマでもあるのか...そんなことも感じさせられます。はるか未来から見たら、いったい今ってどう見えるんだろう? でも、わたし達は遠い過去の日々がどうだったかなんて、古文書や映像でしか知り得ません。そしてそれはきっと、今というスクリーンに映した昔でしかないのです。


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  ならば今、この日々を生きるわたし達にしか見られない「今」があるはず。それは刻々と脈打つ「今という世界」、「今というわたし」。 たとえその全貌は、誰にも掴めないとしても。 確かにわたし達は、皆それぞれに、大きくも小さくもひとつの岐路に立って、世界を自らの鏡としながらそれと知らずに時代の道筋を創ってる。

世の中のドラマに蠢く嘘や嫉妬や憎しみ、隠匿や矛盾、哀しみ。情愛や憧れや優しさ、ぬくもり。そのどれもがわたし達のこころの中で、自分の、または誰かの顔をしてぶつかり合い、溶け合っています。それを含めて人生だし、たぶん世界の全てがそこから始まってる。星々はそれをこそ、見せてくれているのではないでしょうか?

  気付いた部分からとりとめもなく星模様を描いてみたけれど。ここには始まりの厳しさとともに、何とも言えない瑞々しさがひろがっているように感じられます。それはとても微かで感じられるひとには感じられる...という種類の力かもしれません。その大本はたぶん、純粋な、熱。もしかしたら、いのちの熱。それがゆ〜っくりと拡がっていくときの、微細なウェーブのような? それが何なのかは感じ取ったひと次第だと思います。

ただ、目を閉じて体を満たすその繊細で名付けられない原初の力は、わたし達の目に映る「いつもの風景」を全く異なるものとして見せてくれるかもしれません。静かに。一呼吸ごとに。波のようにゆったりと拡がりながら...。


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★4月新月のサビアン・シンボル ★


新月のベースとなるシンボル:
牡羊座15°『ブランケットを織るインディアン』

  太陽と月は、まずベースとなるシンボル『ブランケットを織るインディアン』をとっていきます。 ブランケットとは毛布…主にウール糸で織られた四角い布のこと。ネイティブ・アメリカンのブランケットはナヴァホ族のものが有名ですが、元々は衣服やケープ、乗馬用の垂れ布として織られていたものだそうです。そして後の時代には貴重なハンドメイド品として人気を博すようになりました。アースカラーを主体とした幾何学的な模様は一目でそれとわかるシンメトリーな柄を持っています。 織りの技術は主に母から娘へと伝えられたのですが、その教えでは、こうした特徴ある対称性が崩れないように、事前に十分なプランを練ることも大切な知識とされていたのだとか。 この対称性は「調和」に対する伝統的なイメージを表しているそうです。


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  伝統的な織機と日々の積み重ねによるスキルによって、沢山の糸を交差させて出来ていくブランケット。織り上げられた"全体" は調和の象徴とされます。ではその織り手は誰なのでしょう? B.ボヴィはギリシャ神話の3人の女神を挙げていました。その3人とは運命の糸を紡ぐクロト、その長さ(寿命)を測るラケシス、糸を大鋏でカットするアトロポス。 彼女達はわたし達の運命を司る女神とされています。紡ぎ、測り、切る。 紡ぎ、測り、切る…生まれ、生きて、死ぬ。生まれ、生きて、死ぬ。その繰り返し。 調和を体現すると言われるブランケットを完成させるために、織り手は入念な作業を繰り返します。 それは日々変わらぬルーティンワーク。でも視点を変えれば交差する一本一本の糸がそれぞれわたし達の日々、わたし達の人生そのものを暗示しているのかもしれません。そしてもしかしたら、一回ごとの「呼吸」であり、一回ごとの「夢」でもあるのかもしれません。

B.ボヴィは仏教思想の観点を用いてこう説明しています。『輪廻とは繰り返される絡みあいのサイクルだ。一回ごとの生はもつれにもつれた網の目のようだ。そこから抜け出すのは難しい。けれど究極には、もつれあって身動きのとれない状況も、完璧な悟りを得る状態も、どちらにも違いはない。生きていくことのどんな一瞬にも覚醒への可能性は常に含まれ、永遠の普遍としてともにそこに常在するからだ』。そう、その一瞬は常にここに在り続けるのかもしれない。タピストリーを織りなす一本の細い糸が、始まりのふちから終わりのふちまで上を下へと絡み合っては別れていく、他の何千、何万もの糸、糸、糸、その出逢いと別れ。その束の間の交差の中に、瞬時の何かが宿っている。ひととも、ものとも、力とも、ひらめきとも、爆発ともつかない何かが。こころを凝らして体で視なければ見えない何かが。


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        一枚の手織りのブランケットでは、全ての糸がダイレクトにまた間接的に、触れあい、交差しあいながら、ひとつの世界を創りあげていきます。ならば無数に織り合わさったどんな糸も、この世界に二つとない織物の色と文様を完成させるためには欠かすことの出来ない存在です。カタン。カタン。リズムよく織り上げられる「わたし」と「世界」の物語。最初のうちはどんなかたちが浮かび上がるかわからない。まだ見えない。もちろん交差する糸にだってわかるはずがない。ただ、一瞬一瞬すれ違い絡み合う他の糸の色や香りや肌触りを感じ、押され、ときに覆い被さり、ときに潰され、ときに拡がっていく。紡ぎ、測り、切る。生まれ、生きて、死ぬ。紡ぎ、測り、切る。...そのときわたし達は細くてはかない一本の糸であり、同時にクロトであり、ラケシスであり、アトロポスです。

ではもし機織りの途中で失敗してしまったら? 美しくなるはずの模様がズレたり、いびつになってしまったら? 本当に失敗したと感じるなら、ただほどいて元に戻る。イマジネーションで時間を戻し、 織り直す。いつだって構わない。だってわたし達は自分の人生とともに、世界という物語そのものを織っているのだから。いつもいつでも、戻って織り直せばいい。けれど元に戻ったとき、そこは元の場所とは違うかもしれない。違う光景が見えてくるかもしれない。そして、カタン。また再び、初めの一歩が始まる。 でももしかしたら、そのまま模様が変わったっていいのかもしれない。出逢った一瞬のスパークが自分の物語を変えてしまったのなら。


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  このシンボルの鏡像となるのは天秤座15°『回遊円環路』です。それは下の画像のようにグルッと一回りして同じ場所に戻ってくる、輪になった道のこと。歩き続けて辿り着く終点は、いつも同じ場所。そこが、一回ごとの完成。だから一見すると、どこか他の場所に行き着くことなく永遠にグルグル回っているような…。ではわたし達の生はその円環に囚われているのでしょうか? 円環路はいわば輪廻の輪のようなもの。一見、同じ道を歩いているように見えても、一瞬一瞬に開かれた出逢いは違う光景が見えるのかもしれません。この円環路を螺旋と見て、上昇したり下降したりするひともいるでしょう。また一瞬の爆発的な体験を経て、日常に潜む因果地平とは関わりのない世界を見るひともいるのかもしれません。けれどひとのことはわからない。ただ、自分が感じ、自分が見る物語の世界がまあるく拡がっているだけ。

牡羊座中盤と天秤座中盤。そこに用意されたシンボル、ブランケットと円環路。出逢う全てにぶつかり、絡みあい、互いに別れて自分の道を進む本能と、幾度も円環を巡りながらバランスを学び、世界を正しく測ることを学ぶ意識の成長と。けれどこの新月のわたし達は、自分が織り上げる物語にこれまでとは異なる視線を注ぐよう促されているのかもしれません。あやかしに彩られた思考でもなく、固い鋳型にはまった感情でもなく。胎内宇宙から放射してくる、自分にしかわからない力を感じて...。


新月のメイン・シンボル:
牡羊座16°『夕陽に踊る妖精達』


  さぁ、次に新月がとっていくのは 『夕陽に踊る妖精達』 。 原語の "Browny" というのは、優しくて親切なエルフ族、つまり小妖精です。 彼らは人間が疲れてぐっすり寝ている夜のうちにどこからともなく顕れて、やり残した仕事を片付けてくれたりするのだとか。一生懸命真面目に働いてるのに貧乏な靴屋さんと、眠りこけている間にステキな靴を仕上げてくれた妖精達のお話を知っているひとも多いのではないでしょうか。まさに今、西の地平線に沈もうとする夕陽を受けて、妖精達が楽しそうに踊っています。ここから彼らの一日が始まるのです。


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  一方人間達は、日中のハードな仕事を終えて夕食をとっている時間帯。家族に囲まれて、愛するパートナーとともに、あるいはひとりで。温かく立ちのぼる湯気が、疲れたこころと体をほわっと包んでくれます。そして昼の緊張を解きほぐしてくれる一杯のお酒も。他愛ない冗談を言って笑い転げたり、好きなものをゆっくり味わったり。このひとときは、わたし達人間にとって疲れた体とこころを休め、回復するためのとき。「あれか? これか? もしこんなことになったら...」なんて余計な想いや雑音は要りません。力をふり絞ったり、有能に見せたりする必要もありません。ビジネスタイムはもう終わり。裸の自分のままでOK。楽しまなきゃ。わたし達はそんなひとときの中で、太陽に焼かれた昼の疲れから回復し、傷ついた自分自身を癒やしていきます。

それは光線の下で見る見られるを繰り返す「人間のとき」と、不可視に遊ぶ「妖精のとき」がオーバーラップする時間帯。この世とあの世が交差する不可思議のとき。やがてわたし達は、深い眠りに落ちていきます。疲れはて、夢も見ずにぐっすりと眠るわたし達。それは対向する天秤座16°のシンボル、『波に押し流された陸揚げ場』に示された姿でもあります。


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  「陸揚げ場」とは、厳密に言えば本来は「遊戯船」と呼ばれる釣りや観光用の小ぶりな船舶を水面に降ろしたり陸揚げしたりするためのスロープ設備のことを指します。けれど、このシンボルではそのスロープ自体が流されてしまったようです。湖岸には、激しい嵐に襲われて錨も外れ、今は波間に揺れている遊覧船の姿。よく見ると船の外装はひどく傷付いているし、水をかぶったエンジンも損傷しているかもしれません。嵐も去ったことだしすぐにも修理したいけど、肝心の陸揚げ場が流されてしまっては、船を引き揚げてドックへ入れることも出来ません。でも、今は青空が拡がっています。まもなくスロープ設備も修復されることでしょう。

  破壊と修復。小さな死と、小さな再生。 わたし達も、わたし達の世界も、そんなふうにして長い間、円環のリズムの中を繰り返し繰り返し歩んできました。だから今、円環の次のスタートが始まるまで、船はいつでも陸に上がれるようにもう一度、岸辺に繋ぎ直されました。嵐が去り、静謐を取り戻した湖水のさざ波に揺れながら。船は何を思っているでしょう。...とりあえず明日は休業だ。観光客も来ない。もうしばらくは波間にユラユラしていよう。こうして漂っていると、この湖に初めて浮かんだとき、皆を乗せて誇らしく湖上を走ったときのことが思い出されるな...。あれからずいぶん経った。花びらが舞う春の湖。子供達の声がはじける夏休み。雨の日、風の日、雪の日もあった。色々なことがあって、今ここに浮かんでるんだな...。ドックに入ったら、新しい外装を身に付けるらしい。エンジンだって新型になるかも? いや、今までのだって悪くない。ひとはわたしを観光船と呼ぶ。それでいい。これからもわたしは一艘の船であり、そしてなによりもわたし自身なのだから...。 


  妖精のとき。それは陽の落ちた夕べの薄闇の中、わたし達の理性があずかり知らないこころの内部にとめどなく流れ続ける、純粋な想いのときを指すのではないでしょうか。

それはもしかしたら、わたし達を生きるしなやかな一本の糸。永劫のときを超えていのちの熱さを運ぶもの。ことばにしようとすると、いつだってするりと思考をすり抜けて姿を隠してしまう。でも確かにここに。今、わたしの中に。



eso1238a




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^