March 17, 2024
レイモンド・メリマン 週間コメント3/18【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2024年3月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて購読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
★来週のコラムはお休みさせていただきます。また今後については訳者の都合により不定期とさせていただきます。🙇♀️
レイモンド・メリマン・コラム 2024年3月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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★文中の日付はすべて米国時間のため、日本では1日後になる場合があります。
≪ 先週を振り返って ≫
“ひっそりと。秘密裡に。驚くべきことに。金価格は史上最高値を更新し、ウォール街のアナリスト達は意表を突かれたと語る。貴金属は伝統的に、ボラティリティや地政学的リスクが存在する時の避難先と見なされてきた。だが今回は、株価のようなリスク資産を新高値へと押し上げた、投資家達の米国経済に対する楽観的な見方と重なりつつも騰がっている。ビットコインでさえもこれまでの記録を超える勢いで急騰している。”
— Bob Henderson
“Big Gold Rally Surprises Wall Street”
Wall Street Journal2024年3月11日付
“支出の総合額は、財政の現実を無視している。バイデン氏は2025年度に7.3兆ドルの支出を提案しているが、これは2年間で1.1兆ドルの増加だ。家計で考えたい人のために言い直せば、18%になる。またバイデン氏の赤字は経済に占める負債の割合もまた上昇し続けていることを意味する。ドナルド・トランプとバイデン氏によるコロナ対策支出は、第二次世界大戦以来見ることのなかった水準にまで債務を増加させた。だが戦後と異なるのは、バイデン氏が債務をコントロールしようとしていないことだ。これはもう、存在しない世界のための予算だ.....”
― The Editorial Board
“Biden Offers a Budget Fantasy”
Wall Street Journal 2024年3月12日付
先週は重要な惑星アスペクトが無かった中で、史上最高値を更新していた金融市場は小幅な後退をし始めた。とはいえ、4月20日、21日の主要目的地へと向かう木星・天王星超特急が脱線したというわけではない。ただ3月21日にまず金星が土星にコンジャンクトし、その後強力な日食が起き、4月8日〜10日に火星が土星にコンジャンクトするイベントを控えて小休止がある、というだけのことだ。
短期的には少々揺れ動くかもしれないが、木星と天王星の磁力はまだ他の宇宙フォースを凌駕する態勢にある。結局のところ、史上最高値や数年ぶりの高値へのブレイクアウトを象徴するコズミック・シンボルとして、木星と天王星の相互作用ほどのものはおそらく存在しないだろう。天王星は支持帯や抵抗帯といった制約を嫌い、それを突破しようとする衝動に駆られる。その一方で木星は大きく壮大な規模で物事を進めることを好むのだ。これらの力学はいまだに終わっていない。さらに、それらは金融市場以外の人間活動の分野にも立ち現れるかもしれない。たとえば、世界の指導者達が下す意志決定における、自画自賛(自信過剰)や「こうに違いない」と考えた物事の要因に対する過大評価などだ。これは重大な戦略ミスに繋がる可能性がある。
世界の株式指数における新高値の更新数は前の週よりは少なかった。ドイツのDAXは強さを維持し、3月14日には18,039と再び史上最高値をつけた。チューリヒのSMIは2022年5月以来の高値まで急騰し、ロンドンのFTSEは9ヶ月ぶりの高値となった。オランダのAEXは前週につけた史上最高値を更新出来ず、異市場間弱気ダイバージェンスの示現となった。
アジア・環太平洋地域では、インドのNIFTYが史上最高値を更新したが、それは週初めのことであり、その後は下落している。中国と香港市場は堅調で、それぞれに11月以来の高値をつけた。日本の日経平均は一転、下落して前週の史上最高値から2200ポイント以上下げる結果となった。オーストラリアのASXは前週の高値を更新出来ず(試しはしたのだが)、15日金曜にかけて売られた。
米国の各指数はどれも先週、史上最高値を更新したものは無かった。ナスダックとS&Pは、ともに3月8日の高値を維持している。ダウ工業平均を含む各指数は、週の半ばに二次的な高値をつけはしたが、金曜までに値を下げて週明けに向けての弱含みを示唆している。
先週の主役となったのは銀で、金曜に25.42ドルに急騰、12月4日のプライマリーサイクルの天井(26.34)以来の高値をつけている。これは先週のMMAサイクルズ月報で私達が提示した予測どおりだった。しかし、金は前週8日につけた史上最高値2202を超えることはなかった。
ビットコインは3月14時木曜、73,803で再び史上最高値を更新した。だが1日後の金曜には8000以上の下落を喫し、65,564となった。また今週の原油は好調で、木曜にはここ4ヶ月での最高値となる81.62まで上昇した。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
“ヴラジーミル・プーチンは西側諸国との核対立の可能性を公の場で警告したが、これはこの2週間足らずの間で2度目のことであり、ロシアの大統領が今週末の大統領選挙を前に、ますます頻繁に鳴らすサーベルの音だ。”
— Ann M. Simmons
“Putin Rattles Nuclear Saber Ahead of Presidential Elections”
Wall Street Journal 2024年3月14日付
...今夜は出歩くなよ
お前の命が危なくなるからさ
悪い月が昇っているんだ
― John Fogerty & Creedence Clearwater Revival,
"Bad Moon Rising"
Concord Music Publishing LLC, 1969年
“ただ死の淵で生きてこそ、人生の何とも言い難い歓びを理解出来るというものだ。”
— James Clavel, Shōgun 1975年
これからの3週間、私達は集合体として、この上なく受動攻撃的なムードの切っ先に立たされる。その受動性は、3月17日に魚座で海王星と太陽がコンジャンクトすることによって顕れる。そして21日には、同じく魚座を行く金星・土星コンジャンクションの氷結によって強化される。これを市場に当てはめて言うなら、トレーダーは猛烈な強気相場が続くと信じたいかもしれないが、今はいくばくかの疑念と混乱が生じているということだ。数日前に示唆されたように、FRBが短期金利の引き下げを再確認するようなことがあれば、トレーダーは “様子見” を選択するかもしれない。これは、先週のインフレ数値がわずかながらも上昇を示し — そしてそれによって市場の騰勢(株式、金、ビットコインなど)が一服した事実に照らしてのことだ。私達のルールは以前と変わらない。金星が絡むハードアスペクト(3月21日に見られるような)に向けて下落する相場は買いの候補だ。
そして、一旦この不確実性、混乱、受動性(または行動における麻痺状態)の濃霧を抜けると、私達は闘争性と攻撃性が潜在する星座宮 — 牡羊座に太陽、月のノースノード、カイロンのすべてを集めて起きる日食の季節に突き進む。これもまた「シナリオをひっくり返す」状況だ。それに加えて水星が4月1日に逆行する。つまり「シナリオがひっくり返る」のではなく「シナリオ」が「宙返り」する可能性があるのだ(大して変わりないように思えるだろうが、「宙返り」のほうがもっと幾重にも混沌としている)。4月20日の木星・天王星コンジャンクションに近付いていくにつれて、金融市場はかなり乱暴で無秩序な状態に陥るかもしれない。
それは次のような様相だ。まず、3月25日月曜に月食が起きる。月食とは、太陽と月の直近に月のノードが来る満月のことだ。その “影響力” は、蝕の3週間前からおよそ3ヶ月後まで続くかもしれない。牡羊座と天秤座でそれが起きる時、暗示されるのは攻撃的な行為と外交戦略の対立だ。最初のうちは、交渉事の中に何らかのチャンスがある。だが、金星が魚座の海王星とのコンジャンクションを終えて(4月3日)牡羊座に入居すると(4月4日)、事態は一気に動く可能性がある。
4月8日*には、米国全土を暗闇に包みながら渡っていく最も強力な日食の1つが畏怖の念と注目を集めるだろう。誰もがこんな問いを抱く。「この数分の真っ暗闇はいったい何を意味するのか?」と。牡羊座では、月のノードとカイロンもまた太陽と月の直近に位置するが、これは何らかの危害や悪意の危険があることを意味する。2日後には火星が土星とコンジャンクトするため、戦争の脅威や自然災害の脅威(ハリケーン、地震、洪水、猛暑や極寒)を意味する可能性もある。そして水瓶座の冥王星を考え合わせれば、核の脅威が立ち現れる可能性も考えられる。
プーチンは再びサーベルを鳴らした — 少し前に指摘したように、冥界の神である冥王星(人命への脅威)が水瓶座入りすると、核の緊張がエスカレートする可能性がある。先週、彼は再度その脅威を確認したわけだが、これを軽く見てはならない。とはいえ、冥王星がこの脅威を必ず実行に移したり、もし実行するとしても4月中にそれが起きるというわけではない。日食の場合、それが起きてからおよそ18ヶ月の間はその脅威や約束された物事の実行を継続する可能性があり、また最大3ヶ月前からそれが始まる場合もある(これは私自身の観察から導き出したものであり、各アストロロジャーによって意見が分かれる)。したがって、プーチンがもし個人的に脅威を感じた場合、その脅威に基づいた行動を取らないと考えるのは賢明とは言えないだろう。また、彼の出生図に見られる天秤座の太陽・土星・海王星のコンジャンクションがこの日食に対しオポジションとなるため、自分が迫害を受けているという妄想を抱くほどパラノイア的になるかもしれない。これが彼の脅威に対する恐怖心の高まりを促進し — ひいてはそれを行動に移す可能性がある。私達はこの可能性を認識しておくべきだ。
4月8日の日食が辿る道筋は、メキシコからテキサスを経て中西部のコーン・ベルトに入り、米国とカナダの国境に沿ってエリー湖からメイン州へと延びている。日食が通る道の下にある国は、その指導者(または統率力)が大きく変化する可能性がある。また、現行の政策構想や戦略を大きく覆す可能性もある。
では、私達は何をすべきか? 自分の人生において、一個人としてどのようにアプローチすべきなのか? まず、“日食” という現象が象徴するのは月(感情、過去)が太陽(未来)の行く手を阻んでいる状況だと理解してみよう。新しい道が生まれつつある。それは「執着」という感情に縛られた道を超越しなければならないということだ。人間関係や仕事、あるいは健康面で上手くいっていないなら、今こそ新しい道を切り拓くための行動を思い描き、視覚化し、実際に始めるべき時だ。不健康な思考や状況をそのままにしておくと、変化を余儀なくされる可能性が高まる。自発的に変化を受け入れるか、道を拓いたりしない限り、結局は慣れ親しんだものから切り離されるのだ。それは簡単に済むような経験ではないだろう。
日食は(アストロロジーの言語で言うなら)非常に冥王星的だ。まるで “Bad Moon Rising”(悪い月が昇る)ように見えるかもしれないが、必ずしもそうであるとは限らない。特にこの日食は、月のノースノードとコンジャンクトしているからだ(ノースノードはサウスノードとは対照的だ)。ここで適用すべき重要な教訓は、自分の未来を閉ざしている習慣、行動、そして感情から自分自身を切り離すという選択だ。もしそれが上手くいっていないのなら、とにかく正す、もしくは変えることだ。もし上手くいっているのなら、それを壊してはならない。あなたが自分自身と自分の計画を信じているのなら、ただ忍耐強くあれ。そして何よりも、他者に危害を加えないことだ。このような日食においては、他者に害を与えたり傷つけようようとする努力が思いも寄らない形で裏目に出て、自らに返ってくる可能性が高い。
これは、誰かが「自分に害を与えている、危害を加えようとしている」といった被害感情に基づく思い込みから生まれる。そして「彼/彼女/彼らを罰しなければならない」という偏執的な感情に囚われていく。そこから、まずは脱することだ。そしてそれとは対照的に、まず他者を助ける者となる。すると翻ってその他者もまた自分を助けてくれる。そんな状況が起きることを自分に許していく。そんな動きを創り出すことを、考えていこうではないか。
これは、誰かが「自分に害を与えている、危害を加えようとしている」といった被害感情に基づく思い込みから生まれる。そして「彼/彼女/彼らを罰しなければならない」という偏執的な感情に囚われていく。そこから、まずは脱することだ。そしてそれとは対照的に、まず他者を助ける者となる。すると翻ってその他者もまた自分を助けてくれる。そんな状況が起きることを自分に許していく。そんな動きを創り出すことを、考えていこうではないか。
訳文ここまで
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*日本における日食についてのメモ(思いつくままに)
日本時間4月9日午前3時21分ごろ。太陽・月・カイロンはほとんどオーブ無しで重なり、その度数は日本戦後始原図のIC上に来る。マンデーン・アストロロジーにおいて、4室の始まりのカスプであるICは国民の意志や想いと生活全般の状況を指す。また国土や大地を指し、農業、作物、鉱物などの地下資源をカバーする。集合心理的には母国に対する国民の感情や意識、国旗、愛国心の状況を表す。また大地の状態、天候も表すとされ、地震、土砂崩れ、洪水、森林火災などの自然災害を示唆する場合もある。また政治的には与党と対立する政党や政府の力を削ぐための抗争の激化を暗示するケースもある。
また日本における日蝕図のICにはEMD(エマーソンズ・デス・ポイント)と呼ばれる死のパーツと一致団結の必要性を示唆する小惑星ソリダリティーがほとんどオーブ無しで乗る(EMDが来ていても必ずしも「死」が強調されるとは限らないが、そのときどきに重要な何かが失われる可能性として頭に入れておきたいパーツではある)。このICは7室(外交関係、同盟国とその関係性、国際紛争、対外感情)に在泊するオルクス(冥王星と同様の意味を持つプルトイド/冥王星族で将来的に準惑星に分類される可能性があるとされる)、そして1室の火星・土星コンジャンクションにスクエアとなり、MCと合わせてグランドスクエア、そして8室を逆行中のニッポニアとはクインカンクスを形成する。
蝕が影響を及ぼす期間内に日本国内に何かが起きる暗示か、それとも実際に可視性によって蝕の影響を受ける米国とは近い関係にある日本が受ける、多大な外圧や影響力を示唆するのか、あるいはその両方を意味するのかはわからない。けれど、いずれにしても3月25日の月食とともにこの強力な日食の影響力をも強く受けるだろうことから、蝕の期間だけでなく比較的長期の注意は必要だと思われる。
また日本における日蝕図のICにはEMD(エマーソンズ・デス・ポイント)と呼ばれる死のパーツと一致団結の必要性を示唆する小惑星ソリダリティーがほとんどオーブ無しで乗る(EMDが来ていても必ずしも「死」が強調されるとは限らないが、そのときどきに重要な何かが失われる可能性として頭に入れておきたいパーツではある)。このICは7室(外交関係、同盟国とその関係性、国際紛争、対外感情)に在泊するオルクス(冥王星と同様の意味を持つプルトイド/冥王星族で将来的に準惑星に分類される可能性があるとされる)、そして1室の火星・土星コンジャンクションにスクエアとなり、MCと合わせてグランドスクエア、そして8室を逆行中のニッポニアとはクインカンクスを形成する。
蝕が影響を及ぼす期間内に日本国内に何かが起きる暗示か、それとも実際に可視性によって蝕の影響を受ける米国とは近い関係にある日本が受ける、多大な外圧や影響力を示唆するのか、あるいはその両方を意味するのかはわからない。けれど、いずれにしても3月25日の月食とともにこの強力な日食の影響力をも強く受けるだろうことから、蝕の期間だけでなく比較的長期の注意は必要だと思われる。
何が起きるにせよ起きないにせよ、日本という国の要であり土台でもある国民として、わたし達はより一層の “大人としての” 自覚を促されるのかもしれない。何故なら、MCに海王星を抱く戦後始原図において、4室の国土に立つ国民は、主権在民と言いながらも政府や統治者の側を「優しく甘やかしてくれるべき母なるもの」として見上げ、苦難の時には自分達が積極的に土台を支え合うというよりも、ともすると「慈しみ守られるべき子供」のような存在でありたいと潜在的に感じ取る傾向/思考の癖が顕れやすいからだ。(これがもし1人の人間のネイタル・チャートであったなら、いったいどんな人生の課題が考えられるだろう?)
一方、MC上の海王星は、国の象徴と祭祀国家の長としての天皇陛下と皇室の存在をも象徴している。この「民主政治」と「祈り」という、他では見られない精神性の奥行きと構造とが、戦後の日本という国を支えてきたとも言えるかもしれない。けれど、この2つの要素を、その境界と溶け合いの度合いを、間違えることなく両立させていくには、やはり国民の側にも優れた自覚と知的責任が要求されるのではないだろうか。
また1室の火星・土星コンジャンクションの直近には小惑星ゼノフォン(クセノフォン/見慣れぬ物事や事物への恐怖)とカルマの支払いを意味するケンタウルス族のネッソスが在泊することから、排外主義や異質なものを受け入れない頑なさによる争い、または事件などの可能性も考えられる。したがって、個人生活においても軽挙妄動、思い込みによる決めつけや言動、流言飛語に惑わされないことを、この先、常に肝に銘じておく必要がある。
このところ、日本戦後始原図の4室には一種の被害者意識を刺激するエネルギーが強く働いているように見える。戦後始原図4室に在泊するネイタルの金星に不和と恨み節の名手、トランシットのエリス(不和を掘り起こし、それを通して自己のアイデンティティを追求する女神の名を冠した準惑星)がここ数年コンジャンクトし続け、同じく4室のN木星(楽観性やおおらかさ、寛大さ)には、水瓶座入りした冥王星がスクエア、そしてやはり4室在泊のNニッポニアとN太陽(主権在民の証し)には、各自の心理に潜む怖れを衝いて惑わせるトランシットのルシファーがコンジャンクトしている。
このところ、日本戦後始原図の4室には一種の被害者意識を刺激するエネルギーが強く働いているように見える。戦後始原図4室に在泊するネイタルの金星に不和と恨み節の名手、トランシットのエリス(不和を掘り起こし、それを通して自己のアイデンティティを追求する女神の名を冠した準惑星)がここ数年コンジャンクトし続け、同じく4室のN木星(楽観性やおおらかさ、寛大さ)には、水瓶座入りした冥王星がスクエア、そしてやはり4室在泊のNニッポニアとN太陽(主権在民の証し)には、各自の心理に潜む怖れを衝いて惑わせるトランシットのルシファーがコンジャンクトしている。
もし、ネガティブな刺激を受けて何かしらの想いがつのった時には、即座に腕を振り上げるのではなく、まず一瞬の密やかな沈黙のうちに、わたし達ひとりひとりに備わった穏やかで深い思慮の内に休み、今の自分に出来る最善の行為とは何かを考えていければ...と思う(と自分で書きつつ、かなり難しいことではあるのだけど、それでも..🍀)。
March 03, 2024
レイモンド・メリマン 週間コメント3/04【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2024年3月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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★来週のコラムはお休みさせていただきます。また今後については訳者の都合により不定期とさせていただきます。🙇♀️
次の土星・天王星コンジャンクションが形成される2032年。彼らの時代はそれまでにやってくるだろう。
訳文ここまで
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レイモンド・メリマン・コラム 2024年3月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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≪ 先週を振り返って ≫
“日経平均株価は先週、ここ34年来初めての新高値を記録した。これは日本が正真正銘のエキサイティングな経済大国として復活したことの証しとしてふさわしい。またこれは、日本がついにデフレから脱却したことを示す証拠が積み上がる中で起きている。”
— Greg Ip
“Japan Is Back. Is Inflation the Reason?”
Wall Street Journal 2024年2月29日付
4月21日の木星・天王星コンジャンクションの前触れとなる物事の流れは、すでに予測どおりの動きを示している。天王星は興奮と長期の新高値更新、一方の木星は豊かさ、楽観主義、そして誇張の原理だ。先週は世界のいくつかの株式指数が史上最高値を更新したが、それらは日本の日経平均(かれこれ34年を数える金融の「暗黒時代」を過ぎ越して)、米国のS&Pとナスダック、ドイツのDAX、オーストラリアのASX、インドのNIFTYだった。そしてダウ工業平均は前週2月23日金曜に最高値を更新している。
さらに、高騰しているのは株式市場ばかりではない。金はビットコインと同様に、史上最高値の更新まであと一歩という勢いだ。原油は金曜の日中、4ヶ月ぶりに80ドルを超えた。そしてドル円は34年ぶりの最高値をめぐってパタパタと動いている。
木星・天王星という組み合わせの特徴は、様々な金融市場において史上最高値を更新してきた歴史を持つことで、多くの場合、それはアスペクト形成の寸前に起き、時にはその数ヵ月後まで続く。アスペクトが正確な形成となる前にこれらの市場に急落があれば歓迎されるだろう。だが、木星と天王星はすでに新高値に向けて強い力を発揮している。そのため、この貨物列車が4月20日に予定されている次の駅への到着手前で停止することを示唆するものはほとんど無い。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
“このテクノロジーはついに限界点を超えて著作権を屈服させ、その過程において、創造的社会に生きることの意味を根底から覆す怖れがある。もし誰もが結果を考える必要もなしに中身を略奪することが出来るのなら、いったい誰が本を書くためにあれだけの時間と感情的エネルギーを費やすというのか? これが、著作権によって保護された少なくとも何万冊もの書籍を生成AIシステムのトレーニングに使用している企業に対する、少なくとも9件の著作権侵害訴訟の背景に存在する感情だ。こうした訴訟の1つは「大規模な組織的窃盗の罪」を主張している。”
― Alex Reisner
“Generative AI Is Challenging a 234-Year-Old Law”
The Atlantic 2024年2月29日付
“イーロン・マスクは Open AI とその最高経営責任者であるサム・アルトマンを訴え、彼らが人類の利益よりも企業の利益を優先することでAI企業の設立合意を破ったとしている。”
— Gareth Vipers and Sam Schechner
“Elon Musk Sues OpenAI, Sam Altman,
Saying They Abandoned Founding Mission”
Wall Street Journal 2024年3月1日付
“急速に変化する人口動態のおかげで米国企業は歴史的な人材流出に直面している。その解決策は年齢差別から脱し、より高齢の社員に投資することだ。”
― Michael Clinton
“The Seismic Shift That’s About to Change the American Workplace”
Esquire 2024年2月13日付
さて、実際には4月20日以前に突然の急落と重なる可能性のある短期的なアスペクトが存在する。その1つである強烈なジオコズミック活動が3月3日〜9日に起きる。これらのアスペクトは、誰もがブレイクアウトに殺到して買い続けるほど市場心理を支配しがちな木星・天王星コンジャンクションの力ほど強烈ではない。しかし、来週発効するアスペクトには、4月20日に作用するものと同じ惑星、木星と天王星が含まれている。したがって問題となるのは、これら力の劣るアスペクトがともに働く時、短期的だが急激な反転を起こすのに十分な強さを持ち得るかどうかだ。あるいは、木星・天王星の力学は4月20日になるまで後ずさりどころか一時停止する試みさえも圧倒し続けるのだろうか? 天王星の場合、乱高下を続けるか、突然反転するかはわからない。木星に関しては、それが何をするにしても、慎重で段階的な動きではないことがわかっている。すべてが誇張されているということは、もし上昇が間断なく続けば、その後に続く下げも厳しいものになる可能性が高い。騰がれば騰がるほど、谷はより深く下落も激しくなる。
今週、ジオコズミック的に反転の可能性を示唆するのは3日に起きる金星・天王星スクエア、4日の木星・海王星セミスクエア、9日の火星・天王星スクエアだ。木星・海王星セミスクエアは、投資世界の真理に「非合理的高揚感」の復活をもたらす。誰もがこの爆発的上昇に乗りたがっているのだ。だが、もしこの高揚感が終われば、溢れかえる活気はミニ・パニック(または本格的な大パニック)へと変容するかもしれない。株を保持している人々は十分に素早く手放す(売る)ことが出来ないからだ。
では、いったい何がパニックを引き起こすのか? 破壊者たる天王星は炎に吸い寄せられる蛾のように、混乱から離れられない。天王星が抵抗線や支持線を破って新高値や新安値を更新していないような時、突然予期せぬ出来事が勃発すると、突如として方向転換することがある。それはまるで地震のようなものかもしれない。物語は突然、「月に向かって舞い上がる」からヒステリーとショックが渦巻く場面に変わる。今週、支持線が破られるなら、それまでの騰勢を反映し誇張された下落に繋がる可能性がある。
月のノースノードは現在、カイロンとコンジャンクトしている。誰かが傷つくだろう。ガザでの人道支援活動のさなかに繰り広げられる暴徒化や混乱の中で、すでに人命が失われている。だがそれは、制御不能と化す金融市場の取引にも顔を覗かせる可能性がある。来週末、火星・天王星がスクエアを形成するころには、人々の安全という領域と同様に、金融の領域にも危険が迫るのかがわかるのではないかと思う。
結論:市場が高値を更新し続けるか、それとも突然反転するかは誰にもわからない。しかし、3月3日〜9日に展開される3つの主要なアスペクトを考慮するなら、今週突然反転する可能性は(ジオコズミック研究から言えば)現実味がある。油断してはならない。警戒せよ。
≪長期的考察≫
“メディチ家は芸術が最高の権力であることを知っていた。”
— Christopher Hibbert
“ House of Medici” Harper Collins 1999年
“復讐を望む者は墓穴を2つ掘るべきだ(人を呪わば穴2つ)— 孔子”
― 22 Best Shogun Quotes Every Fan Needs to Know
www.fictionhorizon.com 2024年2月27日付
私は映画を観るのが好きだが、とりわけ勇壮な歴史ドラマを好む。ちょうど今1本観終えたところで、またもう1本観始めているのだが、私と同じように歴史的大作映画が好きな読者の皆さんに自分の体験を少し分かち合いたいと思う。
このジャンルの映画やTVシリーズを私が好む理由は、1)長期的な惑星サイクルと結び付いた歴史的テーマが存在すること、2)上述の2本の作品のように巧みに制作された映画の場合、私の意識を別の感情的・精神的なレベルへと変容させる力があるからだ。
私がちょうど観終えたのは、Netflix で2016年〜2019年に放映された『メディチ』というテレビシリーズだ。これが公開された時に何故見逃したのかはわからない。だが数週間前に休暇から戻ると、私の家のハウスシッターがこのシリーズを観ていた。わたし自身はメディチ家の歴史に常に引きつけられていたし、2006年にフィレンツェにおいて開催された会議において、銀行業界の人々に対しメディチ家の遺産についてプレゼンテーションをしたこともある。ネットフリックス版の脚本・構成は壮大で、政治、ロマンス、権力、陰謀が好きな人であれば見逃せない出来となっている。
ついでに言っておくと、FXで毎週放映されている『将軍』もその範疇に入る。私は10年ごとにジェームズ・クラベルの本を読み、虎永(将軍)と鞠子さんという力強い登場人物によって描かれる日本仏教の智恵を思い起こす。『メディチ』と同等か、あるいはそれ以上に、このシリーズは私を精神的/感情的レベルにおいて別の次元へと導いてくれる。それは「深い感動」としか表現のしようがない。
『メディチ』の舞台は1400年代のイタリア・ルネサンスだ。このユニークな時代には、土星、天王星、海王星、そして冥王星を含む惑星パターンが示現しており、現在の配置と似ていた。『将軍』の舞台は1600年代初頭だ。それはちょうど、木星・土星サイクルが帯びるエレメントが「水」から「火」へと200年周期で変化した時期でもある。そして2020年12月、グレート・ミューテーションの下でエレメントは「地」から「風」へと切り替わった。これらは人類の弧が1つの時代を去り、大きく異なる時代が始まろうとする、歴史的に重要な時代を今の私達が生きていることを思い出させるものだ。歴史を長い目で見ること。それはこうした事柄を思い起こさせる。またさらに言うなら、この激動と変容の壮大な時代を通して世界を導くための助けともなるのだ。
この「新時代のルネサンス」において、リーダーとして歴史に名を残すのは誰だろう? イーロン・マスクかサム・アルトマンか? あるいは他の誰かなのか? それは、1988年〜1993に土星・天王星・海王星がコンジャンクトした『カプリコーン・クライマックス』の下でこの世界に生まれ出た誰かかもしれない。
次の土星・天王星コンジャンクションが形成される2032年。彼らの時代はそれまでにやってくるだろう。
訳文ここまで
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February 25, 2024
レイモンド・メリマン 週間コメント2/26【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2024年2月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は、投資日報社さんまたはMMAサイトにて「購読版」をお求めください。また文中の * とそれに関する「注」はメリマンさんの言葉ではなく、あくまで翻訳者自身の責任において付加するものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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訳文ここまで
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レイモンド・メリマン・コラム 2024年2月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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★訳文の掲載は、訳者の都合により不定期とさせていただきます。🙇♀️
★文中の日付はすべて米国時間のため、日本では1日後になる場合があります。
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≪ 先週を振り返って ≫
“『まったく新しい産業が育ちつつあり、それが我々の成長にとって原動力となっている』と彼(NvidiaのCEO、ジェンセン・フアン)は決算説明会で語った。水曜、エヌヴィディアは四半期売上高を221億ドルと発表し、今四半期にはさらに240億ドルの見込みであると予測した。これはそれぞれ、前年同期比で3倍以上となり、ウォール街の強気予想を上回るものだった。”
— Asa Fitch
“Nvidia Hits $2 Trillion Valuation on Insatiable AI Chip Demand”
Wall Street Journal 2024年2月23日付
先週は、世界の株式市場にとって非常に衝撃的な週となった。それは、金星、火星、冥王星の強力なコンジャンクション(2月13日〜22日)が22日(木曜)に金星・火星のコンジャンクションをもって終わりを告げたことと同期していた。前日にはハイテク株比率が大きいナスダックがここ3週の最安値をつけたばかりで、多くの世界的な株式指数がこの新年で最も急激な下落の真っ最中のように見えていた。だが、その後エヌヴィディアが発表した決算は上振れしており、誰もが驚かされたのだ。金曜には米国の主要株式指数のすべてが史上最高値を更新した。これを見てのとおり、ジオコズミクスは市場の反転と一致しているのだ。
これはすべて、先週末のウェビナーで示唆したトレード戦略の核心、すなわち4月21日の木星・天王星コンジャンクションの前兆であり、多くの市場において史上最高値を更新するといった、爆発的大暴騰の可能性を示唆するものだ。もちろん、その前に調整的な下落がないということではない。多くの市場のプライマリーサイクルはかなり成熟してきている。しかし、爆発的な上昇とのかなり高い相関性を持つ、この14年惑星サイクルに向かって進むにつれて、多くのトレーダーや株式市場のプレイヤー達が、どんな下落にも意気揚々と挑むリスク志向を露わにしている。木星は誇張し、天王星は年単位の支持帯(安値)や抵抗帯(高値)などの境界線を突き破る破壊者だ。この組み合わせは、それが支持帯なのか抵抗帯なのかによって強気にも弱気にもなるが、いずれにしても、それらはほとんど破られることを懇願しているようなものだ。
米国の主要株式指数に加えて、オランダ、ドイツ、日本、インドにおいても史上最高値が更新された。中国では上海総合指数が14%と熱烈な上昇を続け、3000を超えた。これもまた、つい数日前までは過去5年間の最安値となる2635まで下落していた。先週木曜の恋人達(金星と火星)による求愛ダンスに続き、木星が天王星との合体に近付くことで世界中が興奮に包まれている。春はもうそこまで来ているのだ。
恋人同士といえば、金は2月14日のバレンタインデーにつけた数週間ぶりの安値から立ち直って上昇を続け、まずまずの週となった。だが、銀は金が示したトレンドに逆行して週を通して下落した。このため、銀は金より恵まれない妹であることを証明することになった。貴金属の見通しとしては、銀より金が上昇しているほうが良い。銀は追いつくだろう。しかし、銀がリードするケースでは、金は追随者であることを拒否するというのが通常だ。
ビットコインは2月20日に52,989の年初来高値をつけたが、その後に失速して金曜には50,000近辺まで戻っている。イーサリアムは木曜に年初来高値を更新したが、金曜には値を戻した。一方、原油は一貫性のない動きだった。木曜には78.92まで上昇し、1月29日に記録したサイクル高値79.29に近付いた。だが金曜には1バレルあたり2.00ドル以上の下落を喫した。強気サイクルであることを確認するにはサイクル高値を更新する必要がある。果たしてそれは可能なのか? 木星が原油の共同支配星である天王星とのコンジャンクションに向かって進んでいる現在、まだその可能性はある。何故なら木星は原油の共同支配星だからだ。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
“ECBは反ビットコインのブログを発表し、ビットコインを「その本質的な価値はゼロである」と表現した。これは真実ではあるが、おそらく的を射てはいないだろう。家を購入する見込みのないZ世代は、低リスクの投資を捨ててギャンブルに走るかもしれない。それは暗号通貨、NFT、ミーム株の説明となるだろう。問題は、住宅が再び手頃な価格となったら何が起きるか?だ。”
— Dr.Paul Donovan
“Reasons to Rush Rate Cuts”
UBS Insights Morning Audio Comment 2024年2月23日付
“『過去を思い出せない者は、それを繰り返す運命にある』。ジョージ・サンタヤーナの言葉を引用するのが好きな人々から、我々はよくこんなことを言われる。実際、歴史を学んだことのない人々は、誰かの政治的アジェンダに奉仕するあらゆる種類の狂った思い込みの餌食となる。通常、そのアジェンダは自分自身の独立した判断を放棄するという行動を含むものだ。”
— Peter W. Wood
“History, From Ukraine to Utah”
Wall Street Journal 2024年2月23日付
“ 過去を掘り返すな! 過去にこだわれば片目を失う。そして過去を忘れたら両目を失う。”
— Natan Sharansky
quote from Gary Saul Marson,
“Dissident Wisdom From Alexei Navalny and Natan Sharansky”
Wall Street Journal 2024年2月23日付
2月13日〜22日の火星・金星・冥王星のコンジャンクションには、先週になって気掛かりな相関関係が見られた。ロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイの不穏な死(殺人?)との関連性だ。これらの惑星はそれぞれに最近、山羊座(過去)を離れ、水瓶座0°(未来)という超高温の度数を横切った。これについては先週開催した『フォーキャスト2024』ウェビナーにおいて、冥王星が水瓶座最初の度数を通過するという事象がどんな激動を起こし、どう暴力的になり、強圧的になるのかについて解説した。これは、水瓶座の冥王星がより大きな自由と独立へと向かう課程で、この種の弱い者いじめに対抗する勇気と抵抗力を見出していく、挑戦的なプロセスの一段階だ。換言すれば、私達は今、(革新と発明をともないつつも)暴力、破壊、戦争のサイクルの渦中に在り、その過程は2025年〜2027年の「牡羊座の大渦」が最終的に大底に達するまで続く可能性がある。これについても前述のウェビナーにおいて詳説したのだが、3月9日に開催されるこのユニークな宇宙パターンに関する私の次回プレゼンテーションでは、さらに詳細な説明を加える予定だ。
株式市場とジオコズミック・サインの観点では、3月9日に向けて多くの反転シグナルが出ており、私達はそれを切り開きながら進み続ける。今週2月28日には、太陽、水星、土星のステリウムが魚座9°に集まるのだが、それは強力な火星(闘争的または開拓的)と木星がスクエアを形成する1日前だ。おそらくは何か科学的で新しい突破口が発表されるのか、もしくは苦しみを抱える(魚座を運行する土星および他の惑星達)人々にとって必要な救援活動が遅れるのかもしれない。火星と木星のスクエアは、極度の怒りが露わになる事象を示唆している可能性もある。したがって、個人的であれ集合的であれ、戦争を始めたり闘争状態に入る誘惑に屈してはならない。これは優れた判断を示すシグナルではない。自信過剰や傲慢さによるミスや、誤った判断を示すこともあるのだ。
観点を市場に移すなら、今週の土星の存在は、また新たな引き戻しや上昇力の停滞の前兆かもしれない。しかし、いったん土星が通り過ぎれば、再び騰勢が強まり上昇し始める可能性がある。この上昇は、現プライマリーサイクルが非常に古く成熟しているため、別の大きな懸念材料となるだろう。サイクルは古くなればなるほど急ピッチなプルバックが起きやすい。マーケット・サイクルにおける「古い」という状態は、18週〜23週あたりを指す。これはまた「枯渇」として知られる間隔でもある。18週〜23週にかけて市場がサイクル高値を更新するというのは極めて異例であり、高値を更新したとしても急落が続くというパターンは非常によく見られる。したがって、今週または来週(理想的には3月3日〜9日)±3取引日のうちに再び強力な反転ゾーンが訪れる可能性を否定出来ない。それは木星が海王星とセミスクエアを形成し(非合理的な高揚またはパニック)、火星と金星が天王星(劇的な値動き)とスクエアを形成する時だ。
したがって、これからの2週間は「非合理的な高揚」が起きたり「ミニ・パニック」の可能性もある。だからリスクを管理し、よく考えて立てた取引計画を捨て去る誘惑に乗らないよう注意する必要がある。これはまさに、木星と海王星が対立状態にあるときにやってしまいがちなことだ。プロパガンダや指示系統におけるミス(魚座の土星*)が激しく起きる時は、「真実」が不足している。人生において、「真実」は常に常に役立つものなのだ。
*土星が魚座を運行し、しかも海王星と木星がネガティブな形で加担するときの影響力は、勢いある追い風を受けながら底が見えない泥沼を進むような状況にも似ている。影響力の度合いは個人のネイタルチャートの状況にもよるが、一般的には踏みしめようとしてもずぶずぶと填まっていき、常日頃当たり前に使っている五体の感覚のみでは頼りにならないときがある。それがひとによっては大きな葛藤を生むかもしれない。また、一時的に記憶力や注意力が衰える例も見受けられ、結果的に思い違いが起きることでアクシデントやミスに繋がるケースも多い。その意味では水星逆行と似通った面もあるが、どちらかというと、精神のより深い部分に影響を及ぼしてくる。ときに勘が冴えることもあるが、同時に感情面も刺激されることが多いため、どこまでも信じ過ぎれば最終的には足をすくわれることにもなりやすい。
今の自分の分をわきまえること、念には念を入れること、かといって体の何処にも力を入れすぎないこと。可能なら、物理面・精神面を問わず、目先を探りながらしっかりした支えとなる杖のような道具(なるべく使い慣れたものが望ましい)を備えておくと良いかもしれない。これはトレードや投資に限らないが、前方の上澄みにチラチラと見える泥沼の大魚が自分にとってリアルな獲物か、それとも幻の疑似餌かを見抜くための眼力を養うには良い機会とも言える。それは「今の自分自身」に対する眼力でもあるのだから。
訳文ここまで
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February 04, 2024
レイモンド・メリマン 週間コメント2/5【金融アストロロジー】
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レイモンド・メリマン・コラム 2024年2月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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レイモンド・メリマン・コラム 2024年2月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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≪ 先週を振り返って ≫
“1月の雇用者数は驚異的に力強い伸びを示し、米国の労働市場の堅調さと、より幅広い経済成長を支える態勢が整っていることを改めて示すものとなった。非農業部門雇用者数は月間35.3万人の増加となり、ダウ・ジョーンズ予想の18.5万人を大きく上回った。賃金の伸びも力強さを示すもので、平均時給は前月予想の2倍である0.6%の上昇となった。”
— Jeff Cox
“U.S. Economy Added 353,000 Jobs in January,
Much Better than Expected”
www.cnbc.com 2024年2月2日付
“米国は金曜、シリアとイラクでイランの息がかかった民兵に対する一連の空爆を開始し、7箇所の施設を攻撃した。これはヨルダンに駐留する米軍が無人機による爆撃で死傷者を含む被害を被ったことをふまえ、この地域の米軍に対するさらなる攻撃を抑止することを目的としている。バイデン政権は、こうした攻撃は経済制裁および外交との連動で行われるもので、何日か続く可能性があり、これによりイランとの直接対決には向かわせない一方で米国軍の安全を護ることを目的としていると述べた。ロイド・オースティン国防長官は木曜、米国は根拠となる脅威が認められる限り、攻撃を繰り返す可能性があると述べた。オースティンは言う。『彼らは多くの能力を持っている。そして私はもっと多くの能力を持っている』。
— Gordon Lubold and Michael R. Gordon
“U.S. Strikes Iran-Backed Groups in Syria and Iraq”
The Wall Street Journal Online 2024年2月2日付
(2月2日、米国市場引け後の記事)
こうして世界、とりわけ米国対イラン、ハマス、ロシアは、それを何と呼ぼうが “正式名称” 以外のすべてがすでに進行中の「世界戦争」にまた一歩近付いている。この「引けの発表」は、1月20日に太陽と冥王星がともに水瓶入りしたことに関連する「筋書きをひっくり返す」シナリオの新たな一歩でもある。月曜には水星が同じ動きをし、2月13日〜17日には火星と金星がそれに追随する。つまり、これらの惑星はそれぞれに、2020年12月20日に木星と土星がおよそ800年ぶりにコンジャンクトし『ニュー・エアラ』を発進させた水瓶座0°のスーパーチャージ・ポイントを横切るというわけだ。
だがそれだけではない。『フォーキャスト2024』(そして2月18日に開催する『フォーキャスト2024』ウェビナーでは画像を駆使しての解説を予定)においても説明したように、2023年〜2025年には冥王星が、3つの最遠外惑星のうちで初めて新たな星座宮に入居する。このような事象はここ300年間、起きたことがない。それ以前はまた300年、遡らねばならない。さらに、前回冥王星が水瓶座入りした当時(1777年4月)、また海王星が牡羊座入りした時(1861年4月)、そして天王星が双子座入りした時(1941年8月)は、米国史上最も重要な3つの戦争が起きて数ヶ月以内のことだった。
したがって、米国に関連する宇宙的サイクルに対しては、物事があっという間に制御不能になり、さらにエスカレートするのを阻止するために、正しく対処する方法を知っておかねばなならない。そのためには研ぎ澄まされた意識と智恵の両方が必要になる。それは土星と火星の原理である抑止力と攻撃力の微妙なバランス取りだ。火星は現在、土星が支配する星座宮、山羊座を運行している。幸いなことに、火星は山羊座でイグザルト(高揚)だ。だが2月13日には、より興奮しやすく衝動的な行動を起こしやすい水瓶座に移動する。さて、どうなるだろうか?
したがって、米国に関連する宇宙的サイクルに対しては、物事があっという間に制御不能になり、さらにエスカレートするのを阻止するために、正しく対処する方法を知っておかねばなならない。そのためには研ぎ澄まされた意識と智恵の両方が必要になる。それは土星と火星の原理である抑止力と攻撃力の微妙なバランス取りだ。火星は現在、土星が支配する星座宮、山羊座を運行している。幸いなことに、火星は山羊座でイグザルト(高揚)だ。だが2月13日には、より興奮しやすく衝動的な行動を起こしやすい水瓶座に移動する。さて、どうなるだろうか?
この発表が、株式市場の引け4分前に行われたというのは奇妙なことだ。発表の前、米国株は引け30分前の午後3時30分につけた市場最高値に続く高値をつける過程にあった。この間にS&P先物はおよそ25ポイント下落している。S&Pとダウ平均は金曜に史上最高値を更新しているが、ナスダック先物は1月24日の高値17,793からわずか18ポイントしか下がっていない。これにより、米国における異市場間弱気ダイバージェンスの新たな示現となった。
また、金曜にはドイツのDAX、オランダのAEX、インドのNIFTYにおいても史上最高値または数年ぶりの新高値更新が見られた。オーストラリアのASXは2022年1月の史上最高値にわずかに届かなかったが、チューリヒのSMIは2023年6月以来の高値をつけている。中国の上海総合は中国経済の苦境が続く中でそう幸運とはいかなかった。SSE(上海総合)は金曜に2866まで下落し、2863で底打ちした2022年4月以来の安値をつけた。ひょっとするとこれはダブルボトムかもしれない。もしそうでないなら、2020年3月以来の安値まで下落する怖れがある。
予想されたとおり、遅い時間に軍事行動の発表が行われたことにより、強気の雇用統計を受けてそれぞれに急落していた金、銀、原油の出血は止まった。つまりこれらの商品は、まだ先ではあるが金利の再緩和が近付いている可能性を示唆した木曜のパウエル議長の講演の後、それぞれ底堅い動きを見せた。特に原油は先週79.29まで上昇し、11月30日の79.60以来の高値をつけていた。しかし、金曜までに10%近く下落し、71.79の安値まで下落した。これは12月12日の安値からの上昇のフィボナッチ61.8%修正に近い。銀もまた、最近の上昇から金曜の安値まで61.8%を失っている。
そして先週最も安定していた市場はといえば、驚くなかれビットコインで、42,600〜44,900という狭いレンジで取引されていた。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
“昨日の米国株に見られた値動きの激しさは、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のコミュニケーション能力について投資家が知っておくべきことのすべてを物語っている。ハードランディングを予想する極論派とソフトランディングを予想する現実派との戦いにおいて、FRBはソフトランディングに傾いているように見える... イングランド銀行にはFRBに比べて2つの利点がある。実際のエコノミストによって率いられていること、そしてコミュニケーションにおいては常にブリティッシュ・アクセントで喋るほうが説得力があるということだ。”
— Dr. Paul Donovan
“A Victory for the Realists”
UBS Morning Call, www.ubs.com 2024年2月1日付
“『あなたは誰のものか?』これは誰のために働き、何を信じているかではない。あなたの忠誠心を買ったのは誰なのか? という問いだ。これを3つのワードで言い換えるなら「ザ・ワシントン・プロブレム」だ。ソーシャルメディア企業はワシントンを買収した。彼らは政治家や政治活動委員会、シンクタンクやメディア・ショップに資金を提供している。最も影響力を持ち、最も尊敬されている人物を彼らは雇う。政治家の子息や子女に仕事を与える。ケネディ氏は公聴会において、こんなジョークを飛ばした。『グーグルが25人の議員をレイオフしなければならなくなった時、我々は不況に陥っていることを知るのだ』。
— Peggy Nunan
“Tech CEOs Face another Ritual Denunciation”
Wall Street Journal 2024年2月3日付
“パンクスタウニー・フィルは、2024年のグラウンドホッグ・デーに影を見なかった。”
— Joe Brandt, Jim Donovan, Kate Bilo
CBS News 2024年2月2日付
先週の話題は国境管理の不備を巡って起きたテキサス州と米国政府の対立だった。今週は、米軍への攻撃をめぐる米国政府とイラン、シリアとの対立だ。では来週は? ... わからない。今はすべてがあまりに天王星的だ。天王星とそれが支配する星座宮(水瓶座)が強調されることによって、驚くべき出来事や市場の大変動、突然の反転の予兆となる。この惑星と星座宮の「サプライズ」的な特質は、最近このコラムでも『水瓶座の季節(1月20日〜2月18日)は通常、トレーダーにとって非常に難易度の高い領域だ』と述べた理由でもある。
それはまだ収まる気配がない。今週は、金星が天王星とトライン(2月7日)、太陽が天王星とスクエア(2月8日)、さらには水星が水瓶座に入居する(2月5日)。その後は火星と金星が水瓶座入りし、水瓶座0°の冥王星とコンジャンクションを形成する(2月13日〜17日)。つまり今年の水瓶座の季節は、とりわけ破壊的な宇宙的ポジションに曝されることになる。
そしてもちろん、これらすべての事象はちょうどビットコイン半減イベントが起きる4月20日、木星・天王星の14年シノディック・サイクル(コンジャンクション)への道すがらに起きてくることだ。
これはあなたのタイミングが良ければ、今後3ヶ月間のうちにトレードで儲けることの出来るお金が相当量になるということだ。だが、タイミングが悪く、しかも必要な規律が欠けているなら、大金を失うことにもなる。なお、これについての詳細は2月18日に開催される『フォーキャスト2024』のウェビナーにおいてお伝えするつもりだ。お見逃しなく。
訳文ここまで
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January 21, 2024
レイモンド・メリマン 週間コメント1/22【金融アストロロジー】
http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2024年1月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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訳文ここまで
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<翻訳後記>
レイモンド・メリマン・コラム 2024年1月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
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≪ 先週を振り返って ≫
“幸運なことに、米議会予算局は毎月の予算に関する最新情報を提供しているのだが、最近になって次のような報告がなされた。“連邦議会予算局の概算によれば、2024年第1四半期の連邦財政赤字は5090億ドルに達した。この額は、昨年度同時期の赤字額より870億ドルの増加だ。また今年の歳入は830億ドル(8%)の増加となったものの、支出は1700億ドル(12%)増加している。公的債務の利子に対する準支出は大幅に増え、730億ドル(49%)の増加となった。これは主に、2023会計年度の当初3ヶ月間に比べ金利が大幅に上昇したことが原因である。””
— James Freeman
“If You Think Biden Is Unpopular Now...Wait until the reckoning for his spending spree.”
Wall Street Journal 2024年1月17日付
世界の株式市場は先週、初めのうちは身動きが取れずヨレヨレの状態だったが、突如として反転した。これはおそらく、この週末に起きようとしていた太陽と冥王星の、山羊座から水瓶座への移行の揃い踏みを反映したものだろう。
アジアと環太平洋地域では、2つの異なる世界の物語が展開していた。日本の日経平均とインドのNIFTYは33年ぶりの高値(金曜の日経)、あるいは市場最高値の更新(火曜のNIFTY)となった。だが、中国の上海総合はおよそ4年ぶりの最安値水準まで落ち込み、香港のハンセンは2022年11月以来の安値水準まで下落している。
ヨーロッパの株式指数はすべてが下落し、1月17日には週の最安値をつけた。これはドイツのDAX、オランダのAEX、ロンドンのFTSEでは7週間ぶりの安値となっている。とはいえ、どの指数も金曜にかけて反発はしたが、数年ぶりの高値や史上最高値には遠く及ばなかった。
米国では、私達が追っている主要3指数のすべてが週の半ばに週の安値、または数週間ぶりの安値をつけたが、金曜には史上最高値まで上昇した。一方、ブラジルのボベスパは真逆の道を辿り、金曜には5週間ぶりの安値まで下落した。極東とアメリカ大陸における地域別指数間の格差はかなり驚くべきものであり、異常にも見える。だが、ジオコズミックの観点に立つなら、その時起きようとしていた大転換から見てもそう異常なことではない。
暗号通貨市場においてもまた、急激な価格変動が起きた。ビットコインは "金の卵" たるETFが承認された1月11日につけた年初来高値から金曜の日中最安値まで20%近く下落した。イーサリアムも先週は10%以上下落している。
金と銀は最初のうちは株に似た動きを見せ、金は水曜に5週間ぶりの安値をつけ、銀もまた同日、9週間ぶりの安値をつけた。だが、米国株のような劇的な騰勢はなかったものの、両方とも金曜にかけてまずまずの上昇を見せた。また原油はそれとは対照的に、70ドルと75ドルの間の混み合った水面でひたすら立ち泳ぎを続けている。だがこの状況は、原油の共同支配星である木星が14年ぶりに天王星とのコンジャンクションを果たす4月中旬に近付くにつれて変化しそうだ。
≪ 短期ジオコズミクス ≫
“これまでと同様に、トランプ氏が実際に何をするかを言い当てるのは非常に困難だ。彼は確固たる信念をほとんどもたない混沌をはらんだボスであり、1日のうちに何度も立場を逆転させる。アイオワ州のタウンホールでは『2期目は忙しすぎて政敵に報復する暇などない』と語った。それは彼自身の選挙キャンペーンで「私はあなたのための報復者だ!」と題したEメールを送った数時間後のことだった。企業の世界ではしばしば「最も恐るべきは不確実性だ」と言われる。そしてトランプ氏の場合はその恐るべきことが保証されているのだ。この予測不可能性によって、トランプの2期目は1期目よりも大幅に悪化する可能性がある。”
— “Donald Trump Is Winning: Businesses Beware”
The Economist, Leaders section 2024年1月18日付
冥王星が帰ってきた。今度は太陽を伴って。
つまり、1月20日*の土曜日に太陽と冥王星がともに境界線を越えて山羊座から水瓶座へと移動するのだ。これは両方の天体が過去を体現する星座宮を離れ、未来を標榜する星座宮に入っていくようなものだ。実際、太陽と水瓶座はどちらも未来に関わっている。このダブル・イングレスは「筋書きをひっくり返す」シナリオの可能性を示している。現在、米国の政治で大きなウェイトを占めているシナリオは、ドナルド・トランプとジョー・バイデンが11月の選挙で再び対決するべき不可避の候補者であるというものだ。両陣営とも、これが既成事実だというほとんど傲慢とも言える信念を表明している。しかしこの2人はともに高齢であり(山羊座)、過去(山羊座)と現在(水瓶座)の権力の対立を象徴してはいるが、未来(水瓶座)を示唆してはいない。米国人の大多数(水瓶座)はこの2人の再選を望んではいない。したがって「シナリオがひっくり返る」とすれば、今こそがその力学が頭をもたげる時となる。これは、もしあなたがトロピカル方式を実践するアストロロジャーであれば大きな問題であり、今の世界が経験している混乱を非常によく解き明かしている。またこれは、冥王星がロバート・ケネディ・Jr、ニッキー・ヘイリー、ミシェル・オバマ、ディーン・フィリップスのネイタルの太陽近くを通過(コンジャンクション)する時期とも重なっている。太陽・冥王星は、彼らの今年のソーラー・リターン・チャートにおける重要な指標だ。この太陽と冥王星は、力を与えられるか、それとも力を奪われるかという問題、すなわち「権力に曝される」経験を表しているのだ。
*日本時間:1月21日午前9時57分ごろ(太陽に続き冥王星が水瓶座0°に達する)
冥界の神たる冥王星は、不安と恐怖の感情を引き起こす力の象徴であり、2023年3月〜2024年11月までの間に5回、水瓶座0°を通過する。現在はその3回目だ。だが、その不安と恐怖は、自らが権力を掌握していると思い込み、それに執拗にしがみつこうとする者、また明らかに改革が求められている時にもかかわらず集合体(水瓶座)の幸福に寄与するために権力の座から離れることを拒む者達にこそ与えられる。変革(改革)を実行し、大多数の人々の向上のためには明らかに機能していない物事を正していくことが喫緊の必要性であると認めない限り、どんな人間であれ無傷のままで冥王星から逃れることは出来ない。大多数の人々、すなわち大衆は水瓶座によって象徴されるものであるため、この地球における「力」の使い方に大きな改革が起きない限り、全世界が無傷ではいられないだろう。これは人類の未来を賭けた一大決戦なのだ。このような宇宙的状況下にあって、否定は勝利に導く戦略ではない。
冥王星は「腐敗」をも象徴する。しかし冥王星は、腐敗を取り除こうとする努力の象徴でありシグナルでもある。そしてそこにおいてこそ、水瓶座は確かな変革の担い手となることが出来る。冥王星(惑星)が「変革の力」を象徴するなら、水瓶座(星座宮)は刷新と独創性によって「変革の手立て」を示す。水瓶座の到達地点は「自由*」だ。水瓶座は発明と発見に加えて、世界が今現在何を必要としているのかという「生まれながらの(内的)理解*」から生成される、大衆に利益をもたらす未来的なタイプの知識を応用することを通してそれを実現していく。
* については後述します。
もちろん、初期の段階では、この種の知識は革命的な要素を持っており、そのために変化に抵抗しようとする権力者(冥王星)にとっては脅威となる。さらに悪いことに、権力を手放すまいとするあまり、現実の敵、あるいは敵だと思われる相手に対して暴力的な行動をとる可能性もある。だが冥王星が絡む時は「降伏」が必要なのであり、それは最終的に訪れるか、または強制される形となる。こうして改革と自由の兆候が現実化してくる。したがって、水瓶座の冥王星は、その初期段階では騒然として荒れ狂い、暴力的であるかもしれない。しかしこれは、変革と発明の同時進行というテーマを通じて自由(と改革)に導く浄化プロセスの第一段階にすぎないのだ。
また、水瓶座0°の重要性も見逃せない。この度数は、2020年12月21日に木星と土星がコンジャンクトし、およそ800年ぶりにグレート・ミューテーション(木星・土星コンジャンクション)が風性星座宮で起きる140年以上のサイクルの始まり「ニュー・エアラ」の度数だ(これを最初に指摘したキャット・パウエルに感謝している)。今後、外惑星がこの度数を横切る時は常に、「ニュー・エアラ」が持つ重要な特徴が活性化する。2023年3月に冥王星がこの地点を初めて順行で横切った時、4つの大手銀行が経営破綻し、金融市場はパニックに陥った。しかし同時に、ChatGPT と Nvidia によってAI技術ルネサンスの興奮が爆発した。そして今、冥王星が順行して再び水瓶座0°を今度は太陽とともに横切っていく。今は水瓶座を体現するリーダー達が立ち上がり、社会、そして政府が抱える問題を陽の目に晒し、解決策を提示する時だ。
市場に関して言えば、水瓶座の太陽期はけっして楽な取引期間ではない。水瓶座では、物事は計画どおりに進まないのだ。誰もが逆のことを予測している時、市場は急騰したり急落したりする。したがって、来月は期待どおり、または現在描かれているシナリオどおりにはいかないことが予測される。つまり、とりわけ太陽と冥王星が水瓶座入りした今、そして天王星(水瓶座の支配星)が順行する来週末は、トレーダーは非常に敏捷に動く必要がある。これは金融市場に関連するアストロロジーのうちで最も強力な反転、あるいはブレイクアウトのシグナルだ。相場が年初来高値や安値に近い時はブレイクアウトとなる。だがもし修正的なカウンタートレンドの動きとなれば、反転となることが多い。政治の世界では、人気のトップランナーが勢いを失い始め、無敵にも見えた順位が逆転する可能性がある。あるいはさらなる大差をつけて後戻り出来なくなるケースもある。そのどちらか一方になることもあれば、両方になることもある。ある政党が躍進し、それまで人気のあった別の政党の勢いが反転することもある。だからこそ、2020年に起きたことの再戦を望まない米国人にとって、今後3週間が重要になるのだ。そしてそれゆえに、山羊座から水瓶座への転換が、今「シナリオをひっくり返す」可能性を持つのだ。
今月いっぱいは水瓶座と天王星が強調されることから、ナスダックのようなテクノロジー株において、大きな価格変動が見られる可能性がある。また、強風、停電、地震などの自然災害と重なる可能性もある。また同時に、突然の内的洞察や未来へと繋がる新機軸のビジョンを受け入れる人には好ましい時期でもある。だがタイミングとしては必ずしも正しいとは言えず、何かを刷新するようなアイデアを他者とたやすく分かち合うような能力はないかもしれない。他者からは奇妙な変人だと見られる可能性もある(実際のそのとおりかもしれない)。だが本人にとって、そのビジョンは非常にエキサイティングであり、明確なものだという可能性はある。
訳文ここまで
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*「自由」と「生まれながらの内的理解」について(私見として)
ここでは触れられていないが、水瓶座には天王星(自由)とともに土星(責任)もまた支配星として存在することも忘れてはならない要素だと思う。土星は現在魚座を運行中で、2026年の『牡羊座の大渦』を創造するべくエリーズ・ポイント(牡羊座0°)での海王星とのコンジャンクションに向かっている。ここで『フォーキャスト2024』に示されたメリマン氏のメモをもう一度再掲しておきたい。
“型破りな者(天王星とそれが支配する水瓶座)は、先駆的な革新性という新しい基盤の中に「安全」を護る必要性を見出し、そのために戦わねばならないことを理解する。自由はただではない。権利でもない。地球の管理者となる未来の世代と、そして地球に棲息する者同士である互いの幸福のために進んで犠牲を払わない限り、自由は権利とはならない。”
上記2つの言葉が意味することを達成するには水瓶座の共同支配星である土星が持つ、自他の広大な現実を見据えて知識を身に付け、足許を固めていく力の働きを必要とするが、魚座を運行するにあたっては理想と感じる言説や信条への盲信や固執、ひいては自分(達)を力のない被害者と見て「護られる」ことを要求し、自分の代わりに戦ってくれる誰か(または何か)を求める心理を反映しやすい。その傾向の一端は、日本戦後始原図のMC(政府、統治の受託者)に乗る海王星(思いやり、理想、母、または幻想)を見上げる形の4室(国民の内的感情)在泊の太陽(意志と主権)、金星(感性、美と愛を求める心、お金)、木星(楽観、鷹揚、過剰、自由または放埒や遊びの精神)、そして小惑星ニッポニアからも見て取れる「心理的な癖」と言えるかもしれない(国民が皇室を見上げる眼差しもまた、この海王星を通して感じ取られるのかもしれない)。
“型破りな者(天王星とそれが支配する水瓶座)は、先駆的な革新性という新しい基盤の中に「安全」を護る必要性を見出し、そのために戦わねばならないことを理解する。自由はただではない。権利でもない。地球の管理者となる未来の世代と、そして地球に棲息する者同士である互いの幸福のために進んで犠牲を払わない限り、自由は権利とはならない。”
上記2つの言葉が意味することを達成するには水瓶座の共同支配星である土星が持つ、自他の広大な現実を見据えて知識を身に付け、足許を固めていく力の働きを必要とするが、魚座を運行するにあたっては理想と感じる言説や信条への盲信や固執、ひいては自分(達)を力のない被害者と見て「護られる」ことを要求し、自分の代わりに戦ってくれる誰か(または何か)を求める心理を反映しやすい。その傾向の一端は、日本戦後始原図のMC(政府、統治の受託者)に乗る海王星(思いやり、理想、母、または幻想)を見上げる形の4室(国民の内的感情)在泊の太陽(意志と主権)、金星(感性、美と愛を求める心、お金)、木星(楽観、鷹揚、過剰、自由または放埒や遊びの精神)、そして小惑星ニッポニアからも見て取れる「心理的な癖」と言えるかもしれない(国民が皇室を見上げる眼差しもまた、この海王星を通して感じ取られるのかもしれない)。
これはある見方をとるなら、民主主義国としての理想の形だと言えなくもない。1C/4室の側(国民感情)が十分に成熟し、主権を手にする者としての精神を自ら育む時、この戦後始原図は民主主義国としての貴重な成功例を示す可能性がある。しかし同時にこのチャートはまた、強い力を持つ4室の欲求が満たされない時、厳しい現実を突き付けてくる側を敵とみなして虚偽の告発を駆使してでも攻撃するような風潮を生み出しかねない(コミュニケーション、メディアを支配する3室 — 魚座〜牡羊座の水星(牡羊座在泊)が1室のカイロンにスクエア、同3室魚座にエリス/不和、アンガ/怒り、牡羊座側にカオス(混沌)。そしてパラス/政治、正義の鉄槌が8室/力の追求、死、カルマに在泊するアジータ/煽り行為とクインカンクス)。
そのあたりの集合意識には、おそらく計り知れないほど奥深い感情の澱が沈殿しており、それを魚座を往く土星が水の底に堆積した砂の中から掘り起こしていく。太陽と冥王星が水瓶座0°に入った瞬間のチャートでは、土星は魚座5°台(インクルーシブネス — 存在のすべてを含み取りこぼさないという理想、けっして見ることの出来ないものを夢見る)に在泊中。また水瓶座0°の太陽と冥王星には小惑星ネメシス(カルマの支払い、スケープゴート、一番の敵は自分自身)がタイトなオポジションを形成している。
来たるべき新しい時代への道は、けっして生易しいものではないし、理想を体現して責任を負ってくれる(ように見える)誰かの後を追えばよいというものでもない。『自由はただでも権利でもない』という言葉を、わたし達はもう一度噛みしめ、深い内的理解をもって咀嚼しながら進む必要があるのかもしれない。
2025年〜2026年。人類にとっての一大イベントのひとつとなりそうな『牡羊座の大渦』は、日本の国家チャート(戦後始原図)の3室(コミュニケーションとメディア)に在泊するキュビワノ族、カオス(牡羊座0°在泊)の真上で起きる。原初の混沌からすべてが生まれ出たとするなら、わたし達はその時、自らの魂からいったい何を生み出すだろう? 無意識領域から顕在意識へと、おそらく想像を超えて注がれるだろうこのダイナミックなエネルギーを、わたし達はそれぞれの人生の中でどう使えるだろう? もうそれほど長い時間は残されていないけれど。