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July 05, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント7/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年7月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪ 先週をふり返って ≫を割愛し、≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります。また引き続き≪ 長期的考察 ≫ はありませんでした。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “複数にわたる危機 — パンデミック、経済への深刻なダメージ、人種を巡る社会混乱 — のただ中で、米国人は国家が直面する挑戦に匹敵する能力と、第2期への大胆なアジェンダを見出す必要がある。それを欠いた物事 — 不必要なツイート、重要度の低い話題や確執への集中など — は何であれ、トランプ氏の大統領職が1期限りで終わる可能性を高めるだけだ。”

— Karl Rove
  “The Trump Campaign Needs to Hit ‘Reset’”
  Wall Street Journal 2020年7月2日付

  “まるで大地を擦り潰すような金利の在りかたは、貯蓄者を投機家へと変え、隔離されたミレニアル世代をデイトレーダーに変貌させる。彼らは過剰借入を促進して市場のシグナルを抑圧し、投資されたドルを誤った方向に誘導することで資金力のある公共企業を莫大な負債を抱える民間企業に変えるという怪しげなビジネスを奨励している。”

— James Grant
  “Powell Has Become the Fed’s Dr. Feelgood”
  Wall Street Journal 2020年6月29日付


  私達は今水星逆行のただ中にあり、7月1日の逆行中間点から順行までという、神経を “擦り潰す” ような局面に入っている。これは、将来何をすべきかを誰も確信出来ないような期間であり、特定のデータに関わる重要な点に欠けが生じたり、または予測に使用する他の測定基準との矛盾が見られる時間帯だ。

今週の重要なアスペクトは、滞留する水星から7月8日に形成される火星へのスクエアで、これは7月27日に再び戻ってくる。この全期間を通じ、このスクエアの力学はすべての意図と目的とに関わりながら働き続けていくだろう。水星・火星の組み合わせは、冷静で合理的かつ成熟した精神が力をふるうような時ではない。

金融市場においても、この力は突然の急激な動きと同期する可能性がある。それはおそらく誰かの衝動的で軽率な言動の結果として起きるのかもしれない。つまり例えるなら「考える前に口が動く」ような時だ。世界の舞台を指揮するリーダー達は、今何かを口にする前に、自分が本当は何を伝えたいのかをよく考えてから発言するのが最善の身の処し方だ。

個人の皆さんに対するアドバイスもまた同じだ。口論や喧嘩をしたくないなら、相手を攻撃したいという衝動を出来る限り抑えておこう。衝突、炎上、失態や後悔を避けたいなら自らの言動に気を抜いてはならない。


  おっと、市場の話に戻ろう。通常、水星逆行の終わりは労多くして神経が擦り減る時期だ。だが水星・火星スクエアの場合、価格の急騰もあり得る。これはもしかすると、噂や突発的な騰げが急に火を噴いた後でそれに対する逆張りトレードをするのも一手かもしれない。

だがそれよりも気になるのは来週、まずは水星が順行に転じ、すぐに太陽が木星、冥王星、土星とオポジションを形成していく7月12日~20日だ。

先週のコラムでも述べたように、

  『このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。』

ではその「声」はどれほど大きいのか?

まぁ、先週は火星が牡羊座入りし(6月27日)これが2021年1月6日まで続くことから、今はかなりの大声になっている。

  火星は牡羊座を支配するが、この惑星と星座宮のどちらもが「行動」と(または)「攻撃性」の原理を分かち合っている。両方とも戦争、紛争、軍事的・政治的対立の可能性を支配しているのだ。米国における今回の選挙シーズンが非常にたちの悪い戦闘的なものになると予測する宇宙的な理由がこれだ。火星は通常、1つの星座宮におよそ6週間在泊する。だが今回の牡羊座運行では9月9日から逆行に転じるため、結果として在泊期間が非常に長い。そしてこの期間中に、木星、土星、冥王星のカプリコーン・ステリウムに対しワクシングスクエアを3回形成する。

このワクシングスクエアは、コロナウイルス・パニックのピークと重なった2020年3月20日~31日にこれら4つの惑星のコンジャンクションで始まった、より大きなサイクルの最初の1/4局面となる。この初回1/4局面が近づくにつれて私達は、この恐怖またはヒステリーが再び頭をもたげて来るのを見ることになる。

ここでの懸念は、世界の株式市場にもまた、このサイクルが始まった3月当時のフラッシュバックが起きるのではないかということだ。とりわけ今は、逆行の土星も3月21日に短期で水瓶座に足を踏み入れたものの7月1日には山羊座に戻っており、そのまま12月17日まで在泊するのだ。これはあたかも私達に、2020年3月の2週間のみではまだ決着のつかない仕事が残っているから着手しろとでも言っているようだ。

  だが良いニュースもある。それは、今回こそ私達はその中途半端な仕事をやり遂げる可能性が高いということだ。結局のところこれは、木星、冥王星、土星への火星サイクルの初回1/4局面となるワクシングスクエアなのだ。ワクシングスクエアはウェイニングスクエアと同様に「危機」と同期する。

だがウェイニングスクエアとは違い、ワクシングスクエアは通常、危機を解決した上で前進の勢いを保ち続ける。これは「行動においての危機」であり、大抵の場合は「生存の危機」とはならない。つまりアプローチの仕方や方向性を変えることを要求されるのだが、その方向性自体を終わらせる必要はないのだ。言い換えるなら、私達は口論や不快な対立を経験するかもしれないが、それが必ずしも戦争や革命へと繋がるわけではない。..まぁいずれにせよ今年中はないだろう。


そして最後に...ハッピーバースデイ、アメリカ!

これから先も、(再び)ワイルドな1年になりそうだ。だがこれが癒やしの時となり、互いに理解と寛容の精神を深め、そして世界の他の国々ともそれを分かち合えるよう祈ろうではないか。





訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58|PermalinkComments(0)金融アストロロジー 

June 28, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は≪先週をふり返って≫を割愛し ≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります(今週は「長期的考察」はありませんでした)。

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注意:米国市場は7月3日金曜は休場となる。7月4日は独立記念日であり、アメリカ合衆国にとって244回目のソーラーリターンだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “IMFは水曜日、今年の世界経済は4月の予想である3%に対して4.9%縮小すると発表した。最も打撃を受けやすいのは米国で、今年は8%の縮小が予想されている。”

— Josh Zumbrum
   “IMF Sees an Even Sharper Contraction”
  Wall Street Journal 2020年6月25日付


  土星、金星、木星のトリプル逆行(5月10日〜14日)は、米国や他の国々の経済再開と相関した。だがそれはまた、COVID-19の復活とも相関していた。そして現在、私達は6月18日〜25日のもう1つのトリプル惑星(水星・海王星逆行、金星順行)滞留・方向転換期に入っており、3月〜4月に体験したコロナウイルスの感染者数増加とそれがもたらす恐怖が戻りつつある。

  「パニックとヒステリー」(「非合理的な活況」の裏面)という概念は、木星が天王星、海王星、冥王星のいずれかとハードアスペクトを形成する時の惑星テーマに属している。そして実際に、木星・冥王星コンジャンクションの2回目の形成は今週6月30日に起きる。初回の形成は4月4日で、パニックが最高潮に達した日から±2週間の範囲内だった。それだけではない。土星は現在、3月30日〜7月1日という短期間の水瓶座滞在を経て7月1日に山羊座に帰還する。

私達は再び3月下旬の日々に戻りつつあるが、今回の場合、経済は再開されている(あるいは再びロックダウンされるだろうか?) ここに来て私達は、木星、冥王星、土星が山羊座を運行する「山羊座ステリウム」の宇宙的挑戦に再び曝されようとしている。

  人々は訊く。『このパンデミックの脅威はどのくらい続くだろう?』 さて、この問題は土星が3月21日に水瓶座に向けて山羊座を離れ、4月4日に木星・冥王星コンジャンクションの初回形成が起きてからまもなく改善し始めた。その期間は致死性がピークに達した頃だった。現在、土星は逆行して山羊座に戻ろうとしており、12月17日まで滞在する。感染症の脅威はそのあたりまで残る可能性がある。

また私達は、
1)山羊座における3回目にして最後の木星・冥王星コンジャンクション11月12日に起きる

2)火星は2020年8月4日〜2021年1月23日の間に木星、冥王星、土星に対しスクエアを3回形成する

3)トランシットの海王星2021年2月に乙女座15°〜19°のスーパー度数へのオポジションを離れていく

以上の3点に注目している。

したがって宇宙的観点からすれば、この健康への脅威は2020年10月〜2021年2月の期間中になおも2回目のピークを迎えるかのように見える。そのうえ、この事は私達の注意力をどんどん疲弊させていく。

  こうした状況を念頭に置いて考えるなら、当然ながら国際間の渡航禁止令が年末まで発効し続ける可能性はある。これは航空会社、ホテル業、旅行業および観光客向けのビジネスには凶兆だ。木星と射手座は長距離の旅を支配し、土星とそれが支配する山羊座は両方とも「制限」や「抑制」に関連している。したがって木星(旅行)が山羊座(制限)に在泊し、12月21日に起きる土星とのコンジャンクションに向けて進んでいることを考慮すれば、これが「渡航禁止」と相関関係にあることがわかるだろう。木星と土星は12月21日(日本時間22日早朝)以降は分離し始め、同時に木星は山羊座を離れて水瓶座入りする。それから先は、再び海外旅行への気運が戻って来るだろう。

  短期的に見れば、今週は重要だ。何故なら木星が6月30日に冥王星とコンジャンクトし、水星が7月1日に逆行の中日を迎えるからだ。初めの事例では、木星・冥王星のアスペクトは「何もかもがバラバラに崩れ落ち、国家が、世界が、手に負えない状況に陥る...という誇張された恐怖と相関する可能性がある。しかし、このアスペクトは山羊座で起きる。だから真に手に負えない状況になるとは考えにくく、むしろそれは「非合理的な恐怖」に近いだろう。山羊座で生成されるフォースは法と秩序を要求するものであり、全てを引き裂き混沌を招き寄せよという要求と同じくらい大きな声となる。木星と冥王星はカオスを好むかもしれない。だが山羊座はそうではない。そしてこれら両惑星は山羊座を運行しているのだ。

山羊座は言う。『君達が私の家に入るのは歓迎しよう。だがそれは、君達が私の壁を好き放題に塗りたくる権利を与えるものではない。私のルール(法)に従え。さもなければ相応の結果が待っているぞ』


  一方、水星逆行の中日は市場タイミングの観点からも重要だ。逆行開始(6月18日)から2〜3日のうちに反転しなかった市場は、逆行サイクルの中間点(7月1日)±1日に示現する高値または安値から反転する可能性が高い。

  また、もう1つの重要な時間帯も近付きつつある。太陽が木星、冥王星、土星に対しオポジションとなる7月14日〜20日だ。また水星は7月12日に順行に転じる。オポジションは転換点を意味するものだ。このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。

だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。

  そしてこれが今後2〜3週間のテーマに見える — すなわち「法と秩序」だ。秩序の欠如に対処するための新法または規則。この原理は、自分達の仕事を規律に則って進めようと努力する人々には価値があることが証明されるかもしれない。規律正しくあれば(山羊座—蟹座軸に在泊する全ての惑星を通して!)この期間には大いなる成功と達成がみられるかもしれない。規律、そして計画と(または)スケジュールへのこだわりがなければ、葛藤、混沌、そしてついには損失を招く。選び抜くことの価値を理解している人々にとって、それは難しい選択ではないはずだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58|PermalinkComments(0)金融アストロロジー 

June 20, 2020

🌑6/21の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  6月21日16:07前後、北海道周辺で 16:13前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は15:42頃、沖縄周辺では15:13前後に蟹座 0°21’ で新月となります。

お天気が良ければ日本からは部分食が見られます。
 食の最大時刻は北海道17時~沖縄17:16ごろ
 (アフリカ東部~アラビア半島、インド北部、中国あたりでは金環蝕)


前回の新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 ♋️ 蟹座0°~1°― 発効期:6/21~7/20 】
(エリーズポイントの日蝕なのでテーマは1年~長くて3年ほど有効)

🌑🌞“Bathing beauties”
   『水着美人の一団』
            ↓
🌑🌞“A furled and unfurled flag displayed from a vessel”
   『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』

【新月のテーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
今回は新月から満月を経て次の新月まで共振し続けるキーワードを抽出しています。
シンボルは多くのテーマをはらんでいます。沢山の中からこころに引っかかるものがひとつでもあれば、それが鍵になるかもしれません。

 
→★「見ること」と「見られること」がいかに人間関係の基盤となっているか
  をあらためて認識していく
→★なにげない集まりの中で得られるちょっとした歓びや感動に癒やされる
→★手に入らないものを求めながら多くの代替物に埋もれる危険
→★優しさ、友愛、慈しみという観念にまつわる古いイメージを捨てる
→★見栄のための嘘や傲慢な態度、計算ずくのパフォーマンスに注意
→★期待も怖れもなく淡々と歩む日常にひそむ透明な祝福を感じる
→★古いもの、長く続いた時間が終わり、新しい何かが台頭してくる予感
→★自分の中に隠れていた内的な「個」の力のポテンシャルを感じ取る
→★これまで覆い隠されてきた強い力が突然誇示される
   (それが虚勢か本物のパワーかを見極めて対応する必要)
→★これまで辿ってきた人生の道が変わる、または変える覚悟を決める
→★考え抜いた幾通りかのプランを胸に乗るべき風が吹くのを待つ
→★ドグマに凝り固まって他に耳を貸さない頑なさが道を閉ざす危険
→★怖れずにひたすら自然体に徹し、押すときと引くときを心得る必要
→★得られて当然と思う何かを得るために自分の力と意志を証明する必要
→★矛盾した思いにジタバタするか、覚悟を決めて前に進むかの岐路
→★人も物事も「良い器」と「壊れた器」の違いを明確に識別していく
→★やがて来る「決めるべき時」のために感覚を研ぎ澄ませておく
→★心と体の「流れ」を良くして新陳代謝を図り意志の「火」を保つ…→
             

エネルギーのポイント:

 前回の新月『本質は盤上に非ずして表層は全てゲームと知る』
             
 今回の新月『内的宇宙に生まれる力の葛藤を制する』

                               
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★6月新月・日蝕の星模様とチャレンジ ★

~ざっと見のアスペクトあれこれ~


新月:蟹座0°21’/サロス137の日蝕

    去年12月に起きた山羊座の日蝕から半年。たった半年なのに、その短い間にCOVID-19をはじめとして世界を揺さぶる多種多様な難事が起き続けています。それにつれて、打ち騒ぐひとびとのこころ。そんな2020年の行程も、やっとなんとか半分まで過ぎ越してきました。その折返しとなる夏至の日蝕。さぁ、どんなエネルギーが待っているんだろう? ではアスペクトから見てみましょう。


~アスペクト雑観~

新月・日蝕に関わるアスペクト

夏至とともにエリーズ・ポイントで起きる
 強力なノースノード・イクリプス

 (夏至は21日06:50ごろ)
サロス・シリーズは137
月がOOB(21日~23日)
 太陽の赤緯もまた北の最高位に来ている

新月が恒星ベテルギウスとコンジャンクト、
 射手座のイクシオンとオポジション
新月・アグニが魚座の火星・レクイエムとスクエア
新月が冥王星・木星とコントラパラレル
新月がパラスとパラレル

その他…

水星、金星、木星、土星、冥王星、パラスが揃って逆行中
山羊座の冥王星・木星・パラス・水瓶座の土星と
 牡羊座のエリスがスクエアで乙女座のオルクス(審判)にクァドリフォーム
冥王星・木星・パラスが魚座の火星とレクイエムにセクスタイル
冥王星・木星・パラスが牡羊座のエリス、蟹座のキラルスとTスクエア
冥王星・木星・パラス、オルクス、キラルス、マッドハッターが
 ウォリサム・レクタングルを形成
火星・レクイエムとオルクスがクインデチレ
牡牛座の天王星とオルクスがトライン
山羊座のフォルスと蟹座のハイジーアがオポジション

  木星と冥王星の組み合わせには、宗教的なカルトを思わせるエネルギーがある。政治的な思想や活動を表すことの多いパラスも加わっているので、これは米国におけるアンティファや急進的左派集団、コミュニストなど政治カルトの台頭によく顕れているのかもしれない。また乙女座のオルクス、牡羊座のエリスが絡むので、それはかなり闘争的で酷薄かつ自分本位のエネルギーだと思う。さらに火星とレクイエムの組み合わせは、このところの警官による黒人被疑者の死への怒りとなって顕れ、オルクスとの絡みが報復心理、デモや暴動に繋がっているのかもしれない。

  興味深いのは木星・冥王星・パラスに絡むウォリサム・レクタングルで、これはドラマティックなことが次々と起きてきて騒然となりがちな一方、そこには真に関わるべき当事者の姿はなく、ただ外野が騒ぐことによって空回りしながら横道へ逸れてしまう可能性が示されている。日本では3室(メディア、コミュニケーション etc.)4室(国民の心理、領土 etc.)9室(外交、高等教育、法 etc.)10室(政治、権威や権力 etc.)で形成されるが、ニュースで騒がれる表層の物事の陰には異なる本質が常に存在することを頭に入れておくべきかもしれない。

  ・2室フォルスと8室ハイジーアのオポジションは、コロナ禍の下で強いられてきた “自粛”への疲れと緩みによって感染拡大が再燃する怖れを示唆しているようにも見える。今は疲労が溜まりがちな季節だし、休養と水分補給を忘れずに、体に優しくしたい時期。


天秤座のジュノー・ヘーベが蟹座のヴェスタとスクエア

  ・ジュノーとヘーベは2019年夏あたりからずっと一緒に旅してきて、今夏を最後に互いに離れていく。これは主に母子間の共依存を表すと思われるが、蟹座のヴェスタとのスクエアは「竈の火」を巡って、または「内なる火」を巡って何か葛藤が起きることを示唆しているのかもしれない。ちなみに米国建国図ではこのジュノーとヘーベがASCにコンジャンクトし、対向にはBMリリスが来てMC上のヴェスタとTスクエアを形成している。これもまた、現在の米国の状況と照らし合わせて意味を熟考してみると興味深いのではないだろうか。

新月が土星とクインカンクス

  このアスペクトは、無言で穏やかに微笑みながら「結局あなたは私に従うしかないでしょう?」的なエネルギーで、逃げるスキも与えず詰めてくるような感じかもしれない。月と土星の組み合わせはある種「不退転」の雰囲気を持つように感じられるけれど、当然「調整」、つまり交渉の余地は残される。これをどう使うか? または相手側から使われたときにどう対応するか? は、食の起きる位置が自分のネイタルでどのハウス内なのかを考慮し、それに今回のサビアン・シンボルが示唆するテーマを「根底の意味付け」として重ね、自分なりの物語を想定してみると良いかも(これは食に限らずどんなアスペクトにも応用出来る基本的な方法)。


  こうして抽出してみると、新月・日蝕とダイレクトに関わる天体条件やアスペクトだけでもかなり強力なのがわかると思う。そして、ここで生じる影響力は長期(1年~3年、最長最強で6年程度の事例も)にわたって個人や集合体の心理にじわじわと浸透していくと考えられる。

  今回の蝕の特徴としては、まず月の赤緯が23°33’で軽くOOB(アウトオブバウンズ)であること。この月が太陽に影を作るということは、太陽もまた北のギリギリ最高位にあることを意味する。通常、OOBの月は極端に束縛を嫌い、その知性や感性は良くも悪くも型破りで、独特の価値観を持つとされる。またOOBではないものの、ギリギリ “近い” 赤緯を持つ個人惑星(水星や金星など)が他にあれば、その惑星を通して型破りな世界観を理解し、社会的な常識に見合うアイデアに “翻訳” して社会に対し「わかりやすく」表現できるとも言われている。

で、今回は赤緯23°26’の太陽がその役割を担うけれど、太陽は地上の「すべての意識の源」でもあり、それが月の影に隠されることを考えればバランスが良いとは言えない。というより、蟹座0°台のテーマをはらみ、それに沿いながら、かなり極端な傾向を帯びるのではないだろうか。ちなみに前回の半影月蝕、そして次回7月5日の半影月蝕も月はOOBになる。(月が頻繁にOOBとなる現象は今年3月あたりから始まり来年中も続くが、ルネーション及び蝕と重なるOOBは今回の3回だけ)


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  今回の蝕はノースノード・イクリプスなので、「未来志向」が強いとされる。蝕が示唆する「未来志向」とは、「過去に向ける視線を断ち切るような力」が働き、その結果として未来に向かって押し出されていくように感じられることが多い。なのでこの蝕にネイタルの個人惑星や感受点が触れるひとは、今後の変化に否応なく順応/適応していくよう促されるかもしれない。これは住み慣れた「コンフォート・ゾーン」から出ていかねばならないときが来た、ということ...。

これから先、もし人生で何か大きな決断を下すときが来たら、この未来志向の蝕の促しを意識に置いた上で「選択の自由は常に自分の側にあること」を忘れないようにしたい。その場の気分や感情に惑わされないこと。安易に幸・不幸を判断しないこと。追い詰められたような感情からの反動力を利用しないこと(それは依存なので)。そんなふうに決め、お腹に入れておくことも大切。この蝕の位置は「意志の力」が試される位置でもあるので、おそらく「ヤケになって動いたら上手くいっちゃった♪」という結末はあまり期待出来ないと思う。

たとえ上辺の「かたち」は変化したとしても、またそれに応じた臨機応変の態度を取るべき場面があったとしても、外的な変化と本来の自分自身の内的不変性とは関わりようがないこと(望まない内的変化を受け入れる必要はないこと)を知っておくことも大事。この内的不変性があるからこそ、外的には臨機応変の態度が取れる..とも言える。またこの主体性によって、自分の望む変化を創ることも可能になる。ただしここで言う「内的不変性」とは、単なる信仰や思想、信条、意見や世界観の頑なさではなく、 “ことば” を超えた何かなのだけれど。


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  さて、この日蝕のサロス・シリーズは137。サロスとは一連の蝕のシリーズで、今回の137ファミリーは1389年に生まれ、2633年に終わる。それぞれのファミリーは、一貫した特徴/性質を持つと考えられている。アストロロジャー、バーナデット・ブラディの研究によれば、この「サロス137」は人と人との関係(集合体としても、個人同士としても)、そしてお金(家計から国家財政まで)に関しての問題がクローズアップされやすい。また、そこからはとても強烈な感情が生じて激しく動揺しがちで、ときにそれは強い欲望と怒りに裏打ちされるという。

また人間関係においては、自分にはどうすることも出来ない流れの中で「逃れられない関係」に囚われてしまった…と感じるケースもある。あるいは反対に、今まで問題があるなんて思いもしなかった関係を、なぜか突然切って捨てたくなる... そんな可能性もあると思う。けれど、それがどんな感情や欲望であれ、他者が関わる以上は確実に摩擦と抵抗が生じるし、それは壁となって立ちはだかるかもしれない。

  この位置(蟹座第1ディーカン)には蟹座的な思いやりの心やヒーリングのエネルギーがある。もちろん、「育む」ためのエネルギーも豊富だし、「与えたい」という純粋な欲望も強力。ただ同時にそれは「情緒的な依存性」をも育んでしまうケースも多い。つまり「いつも共感を持っていたい」「それを相手にも感じていてほしい」「自分だけじゃ生きていけない...という感覚を互いに共有したい」という欲望。それはやがて、切っても切れない共依存の密室を創り出す。そこではどちらかが(ときには両方が)相手の存在を都合の良い鏡として自分の欲望を投影する。相手は他者というより自分のための鏡なのだから、当然思い通りの反応を得られなければ相手が間違っていると感じ、怒りがわく。やがて関係性は、無意識のうちにいつのまにか、エネルギーを吸いあいながらもたれあいの絆と化していく。それは個人対個人の関係だけでなく、カルト的なグループや師弟関係、メディアと群衆などあらゆる人間同士の関係にも見て取ることが出来る。


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  けれど、今のように星の巡りによって、もしそこにハードなエネルギーが放射されたら...溜まりに溜まったフラストレーションは、ちょっとした出来事を機に連鎖的に爆発していくかもしれない。蟹座に入ったばかりのこの領域には、身内的な愛や慈しみばかりではなく、選択肢によってはそんな危険性もまた潜んでいることを忘れてはならないと思う。なので、サロス137のように可燃性を持つ蝕の下では性急な行動を意識的に控え、自他を観察しながら状況(と気分)が落ち着くのを待って収拾を図るのが一番かもしれない(まして水星逆行の蝕でもあるので..)。

蟹座 ― 山羊座軸の重要性

  ここで、エリーズ・ポイント(カーディナル・ポイントとも言う:牡羊座0°、蟹座0°、天秤座0°、山羊座0°)で起きる蝕の重要性も押さえておきたい。インターセプションの研究家でアストロロジャーのアリス・ミラーは著書『Heralds of a New Age : Interceptions』や他の著書の中で、幾度となくこの蟹座 — 山羊座軸を「12の星座宮の中で最も成長が加速される軸』だと定義付けている。そこには、この領域で初めて人間を人間たらしめる大きな要素「関係性」が真に生まれ、リニューアルされていくのだというコンセプトがあった。また神智学協会を脱退して「秘教占星学」を唱えたアリス・ベイリーは、蟹座0°こそがアセンダントに対応するホロスコープの出発点だと主張している。

では、こうしたアストロロジャー達のインスピレーションの源はどこにあったのだろう? これについては、以前アストロロジャー、E.フランシスが紹介していた『テーマ・ムンディ』(またはテーマ・マンディ)と呼ばれるチャートにその起源があるのではないかと思う。せっかくの蟹座0°台の日蝕でもあるし、この機会にわたしが知り得た範囲のことを少し紹介してみたい。


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  1993年、ちょうど山羊座で天王星と海王星がコンジャンクトしたころ『プロジェクト・ハインドサイト』と呼ばれる研究者のグループ(ロバート・ハンド、ロバート・シュミット、ロバート・ゾラー)が発足した。彼らは古代ギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語、アラム語などで書かれたアストロロジーのテキストを翻訳、研究するグループで、それまであまりよく知られていなかったヘレニズム時代のアストロロジーへの理解を深めるために活動を続けている。


  これまで古代のアストロロジーは古代バビロニアの天文観測を起源として紀元前3世紀ごろにギリシャに伝わり、インド、アラブからヨーロッパ、中国へと伝承されていったと言われてきた。ところが彼らの研究によれば、アラブ圏で占星学用に使われていたテキストはそのほとんどがギリシャ語から翻訳されたものだったことがわかった。そして最近では古代ギリシャ語で書かれたアストロロジー最古のテキストは紀元前4世紀ごろのものだと判明したという。

しかも驚くべきことに、そこに記述された「ヘレニスティック・アストロロジー」を調査した結果、この概念が誕生してからほんの50年ばかりのうちに、今とそれほど変わらない体系(星座宮、室区分、7惑星、多様な計算方法、解釈のルールなど)がすでにシステムとして構築されていたと考えられるのだそう。けれど、人間存在の底知れない深みを描像し得る何かが “無” から生まれたとして、それが体系として(ほとんど)完成するまでの期間が50年というのはあまりに短いのではないだろうか。まるで「概念」がどこからともなく生まれ、次の瞬間にそこから続々と(自然に)全体の“システム”  が浮上してきたような感覚.....研究者の一人は『それはまるで、カップが壊れる動画を逆再生でもしたかのようなイメージだ』と述べている。また、7人存在したとされる「創始者」の一人として「ヘルメス・トリスメギストス」の名が記されていたという。


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  その後、彼らはそれまで知られることのなかった多くの事物を発見したけれど、その中で最も不思議な文書が「テーマ・ムンディ」と呼ばれるホロスコープだった。これは「世界チャート」という意味を持つ図で「アセンダントの位置=始点」が蟹座の0°であり、ICが天秤座0°、DCが山羊座0°、そしてMCが牡羊座0°に位置している。そして1室蟹座から7室山羊座までのハウスの中にそれぞれ月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星と当時知られていた7つの惑星が配置され、8室〜12室は空になっている。これは「夜のチャート/ノクターナル・チャート」だ。

  この、アストロロジーの起源を示すかもしれない「世界チャート」— 「テーマ・ムンディ」とはいったい何を意味しているのだろう?

E.フランシスの解説によれば、ヘレニズムについて研究している学者達は、このチャートが技術を教えるためのイベント・チャートのようなものではなく、歴史の中で何度も起きてきた顕著な惑星配置を基盤として構築された一種の思念的「構造」を表しているのではないかと考えているらしい。

つまり彼らの推論によれば、これは論理的な決着を促すようなものではなく、古代ギリシャのアストロロジーを生み出した思想の「鍵」にあたるもので、そこから今に至るすべてのシステムが次々に “生まれて” きたのではないか...ということらしい。


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  これは...もしかしたら、蟹座から内的な「自己」の世界と、内からの視線に映る外界との境界が始まり、そして山羊座ではその壁を越え、「外からの視線」を意識することで「契約」の関係性が始まることをも意味しているのかもしれない。

そう考えてみると、かつてアリス・ベイリーが蟹座をすべての基点だと主張し、アリス・ミラーが蟹座 — 山羊座軸で成長が否応なく加速されると指摘したことにも、またひとつ納得のいく裏付けが加わるように思える。

いずれにしても、エリーズ・ポイントが持つ計り知れない重要性は、基点としての牡羊座と蟹座、そして新たな成長と出発のさらなる基点としての天秤座と山羊座が、実はそれぞれダブルの意味合いを持って配置されているのだという事実にも顕れているのだと思う。

コロナ禍によって世界中のひとびとがそれぞれ個人レベルでの変化や試練を経験しており、国や民族という領域でも、それぞれに負った歴史的なカルマが動き始めているように見える。こうした状況を下地として起きる今回の蟹座0°の新月・日蝕には、今わたし達が感知している以上に壮大な意味が潜んでいるのかもしれない。


その他、雑多なマンデーン的情報少し

  エリーズ・ポイントで起きる日蝕自体がとても稀な出来事で、蟹座0°台で起きた日蝕を調べると直近では2001年6月21日で、これは米国の9.11に先駆けて起きた蝕だった。今回もまた米国建国図の同位置に在泊する金星の上で蝕が起きる。メリマンさん推奨の建国図では「お金」と「愛」の金星が9室(外交、法律、高等教育、国の哲学や精神的根幹)蟹座(国土の安全保障)に位置する。また、現在米国建国図はネイタル4室(国民の心理、国や領土内の安全)の冥王星にトランシットの冥王星がリターン中であり、直近の月とともに、木星・冥王星・パラス・土星ステリウムの直撃を受けている。この建国図のICにはほとんどパータイルにネイタルのエリスが乗っているが、それに加えて上にも書いたように、現在MCにはトランシットのヴェスタが、ASCにはジュノーとへーべが、DCにはBMリリスがコンジャンクト中。

日本の戦後始原図(主権回復図)では、日蝕がDC上で起きる(米国の金星は日本のDC上に在るということで、これは戦後の基本的な日米関係を考えれば納得がいくと思う。ただし、月とグリーヴのコンジャンクションも直近に在泊するのだけど)。 一方、7室はパートナーを意味すると同時に「あからさまな敵」をも意味する。なので、この日蝕は「敵」との関わりで何か変化が生じることを示唆しているのかもしれない。けれど「敵」とはどこを指すのだろう? 


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  たとえば中国には建国図と言われるチャートが2つある。どちらも戦後図なので、遅い惑星ほど日本と似たような位置になる。ただ日本の7室に在泊するインシデンティア(何かの出来事が起きるきっかけとして顕れることが多い)に中国の天王星がコンジャンクトし、8室(税金、債務、力の闘争、怖れ、危機など)の冥王星には中国の火星・冥王星コンジャンクションが来る。そしてその火星は日本の4室ネッソス(カルマの精算)にはスクエアを形成する。これだけでは何とも言えないけれど、あまり良い組み合わせとは言えない。

またスペキュレーションとしては、習近平氏のネイタルチャートと言われるものを使ってみると興味深い。彼の出生データとしては一応誕生日は出ているものの、時刻の確かなものはない。ただ、ヴェーディック・アストロロジャー、ジョニ・パトリーが使用しているチャートによれば、今回の日蝕は彼の11室(仲間内、最終目的、希望や宿願)に在泊する火星の真上で起きることになる。つまり彼の火星は日本のDC上に在り、米国の金星とコンジャンクトしている。 そして、インドの戦後始原図もまた2室の火星が蟹座0°台に在泊しており、習近平氏の中国とは火星VS火星でぶつかり合いながら、この日蝕に大きく影響を受ける。

個人のネイタル火星上で日蝕が起きるというのは、生命力や行動力、またはリーダーシップに何か変化が起きる可能性を暗示する。通常、火星が蝕で刺激されると自分に備わった力への自信が増幅され、『私がやりたいことを・自分のやり方で・やりたい時にやるのだ』というエネルギーが強く出がちだとされる。そして何か新しい事を最前線に立って始めようとする。

ただ、国やそのリーダーのチャートをヒットする強力な日蝕の下で大胆な行動を取ろうとすれば、それを囃す勢いと同じだけ抵抗も生まれる。その表面的な顕れはそれぞれに異なるとしても、手近な範囲でざっと見るだけでも日本、米国、中国、インドには何らかの形で等しく浮上しているエネルギーがある。そしてまた、異なる選択肢がある。

  特に習近平氏は、国のリーダーとしてかなり難しい局面に立たされているのではないかと思う(ちなみにトランプ大統領がN太陽に蝕の直撃を受けるのは12月)。また、過剰なストレスによって健康を害する可能性にも注意すべきかもしれない。ただ、いずれにしてもこのネイタル・チャートが正しいかどうかは不明だし、もしかしたらヴェーディック・アストロロジャーによるレクティファイド・チャートかもしれない。なので今のところは参考という感じで捉えるべきかと思う。もしこのネイタル・チャートが正しいとすれば、独裁体制を強化しつつある習政権がこのまま安泰であるようには見えないのだけれど...。
(参考:習近平/1953年6月15日午前8:45 北京)


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  日本の戦後始原図7室カスプ(パートナーと敵)で起きる蟹座0°(国土の安全保障)の日蝕。そして始原図4室(国民の心理、領土の状態)の太陽(主権者)にコンジャンクトするトランシットの天王星。3室(メディア、コミュニケーション、交通、初等教育)を運行するトランシットの海王星は、3室在泊の小惑星パラスにオーブ約2°。直近にトランシットの火星。そして10室ネイタルの火星には、今小惑星ニッポニアがコンジャンクト中。この日蝕はノースノード・イクリプス。否応なく変化を迫られる。ならばわたし達の国、日本は何を変えなければならないのだろう? 日本の安全保障を肩代わりしてきた米国の内情が自らのカルマによって揺れ動く今、主権者であるわたし達国民は、どんな意識変革を迫られているのだろうか? 

以前、こんなことをツイートした。『日本が国としてパラスをこの位置(3室魚座)に持つということは、メディアだけでなく国民のコミュニケーション全般に「公正さとは何?何を第一義とする?」という問いに応えるだけの質と負荷を負う意味がありそう』 これはパラスが在泊する魚座の支配星、海王星がネイタルでMC上に在ることもふまえての思いだったけれど。この天上に抱く海王星の質をより高めながら、より自立した形で国土を護り、他国(他者)と共存していく道を探る必要があるのかもしれない。おそらくそれには、相当の自己変革が必要になるだろうと思う。

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惑星スケジュールざっと

6月18日~7月12日:水星が逆行(蟹座14°45’~5°29’)
6月18日~21日夏至~25日:金星と水星のダブル逆行期

6月21日:夏至と同日に起きるNノード金環蝕! 蟹座0°21’
6月25日:金星が双子座5°20’から順行
6月28日:火星が牡羊座に入居
6月30日:木星・冥王星が山羊座24°台でコンジャンクト
7月1日:水星逆行の中日
      太陽・アグニ、カイロン、ジュノー・ヘーベがTスクエア
7月2日朝:土星が山羊座に一時帰還
7月5日:山羊座13°台で満月・半影月蝕(日本からは見えない)
7月21日:蟹座28°台で新月!



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★6月新月・日蝕のサビアン・シンボル★


🌑 新月・日蝕のベースとなるシンボル:
  蟹座0°(双子座30°)『水着美人の一団』

  ここはカーディナル・サイン、蟹座の入り口であるとともに、情報と知識を司る双子座の集大成の位置(30°)でもあります。…いわば<思考>の風性と<感情>の水性との境目。そして、そこでわたし達が目にするのは華やかな水着美人達!
 シンボル自体は「Bathing beauties」なので、単に「水浴びする美女達」と訳しても良さそうです。けれどB.ボヴィによれば、このフレーズはネイティブの感覚では「見かけ上の」1シーンとして感じられるのだそう。つまり、実際には「見られるための水着をまとってにこやかに集う美女達」というニュアンスなのだそうです。確かに、見て聞いて知って...とあちこちに知覚を張り巡らせる「風」の習性が初めて「水」の領域に接したとき、異質な中にもまずは目に映る華やぎに意識が向いていくのかもしれません。


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  では、これはミス・ユニバースなどの世界的なコンテストで見られる水着審査の場面でしょうか? それとも宣伝キャンペーンか何か? 米国でミス・アメリカのコンテストが始まったのは1921年だそうです。なのでチャネラーのエルシィの脳裡に描かれたのがそんなシーンだったとしても不思議はありません(当時のコンテストに水着審査があったとしても、今の水着とは全然違うと思うけれど..)。


  今、国中から集まった美女達は微笑を浮かべながら自慢のボディを見せつけています。ここで彼女達は、自ら進んで「見られる者」として振る舞っています。微笑と投げキッスで見る者達を大いに祝福しながら。この場では「いかに見られるか?」これが重要。でもそれは上辺だけかもしれない。いえ、きっとそう。何故なら彼女達は互いにてっぺんを目指して競いあっているのですから。

でも、だとしたら... 彼女達は単に「見られる者」としてそこに居るわけではありません。同時に「見る者」として、互いを観察しあっています。そして... 自分自身のことも、こころの中に存在する架空の空間から他者の目を借りて観察し、評価し、審査しているはずです。「あぁ、緊張してきた。イヤだな、笑顔が引きつってたりしたらどうしよう...」「よし! あの子よりわたしのほうが目立ってる。これならもしかして、勝てるかも...」


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  一方、コンテストを見ている人々はどうでしょう。たとえ互いに上辺だけだとわかっていても、綺麗なものを眺めながらひととき感嘆してみたり、ああでもないこうでもないと論評するのってけっこう楽しいエンターテインメントです。彼らが女性であれ男性であれトランスジェンダーであれ、美しいひと達の一団から微笑みかけられたら、悪い気はしないでしょう。いえ、もしかしたら。「なぜ自分はあんな風に美しく生まれなかったんだろう...」「どうしたらあんなにスタイル良くなれるだろう? 」「自分ももっと努力しなくては...!」「あんな風になりたい。あのメイク真似してみようかな」なんて思うでしょうか。もちろん、今なら「誰もがみんな美しいのだ!見た目で評価するなんて差別だ!」とボイコットを叫ぶひと達も多くいるはず。けれどサビアン・シンボルは1920年代当時の感覚に寄り添って見ていく必要があります。

  どんな反応が起きるにしても、このシンボルには「見る者」と「見られる者」が互いに承認願望を満たし合おうとする関係、目と知覚を通して互いから満ち足りた感覚を得ようとする関係が見てとれます。そしてその関係は自分自身の中に投影されていきます。見る自分が見られる自分を想像し「こんな風に見られるようでありたい...」という願望を呼び覚ますという構造。そして、その願望成就をある程度可能にするのが今のネット社会かもしれません。


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  インターネットがこんなにも浸透した今の社会では、フェイスブック、Twitter、インスタグラム、Youtubeといったプラットフォームにアカウントを持つことが広く一般化しています。そこは架空世界のステージ、幻想の街角に例えられるかもしれません。たとえ水着姿を曝したりはしなくても、そこでわたし達は意見、評論、日記、感想、映像や画像など、様々な形を通して意識的・無意識的に「自分」を表現しているのではないでしょうか。そこではあらゆるニュースが行き交い、刺激が生まれます。それはまるで、多種多様な情報と想いが怒濤のように流れてやまない、地球を覆う壮大な 「導管」「毛細血管」のようです(このブログやわたし自身のSNSアカウントもまたその中の一点だけれど)。

  そこでのわたし達は、見る者であると同時に見られる者(たとえひと言も発言しないとしても)。そしてそこでもまた、見る者から寄せられる承認や羨望、あるいは同意と共感のまなざし。「いいね!」「そうだよね!」そんなほんのささやかな祝福体験が、ささくれ立ったこころを柔らかくほぐしてくれることがあります。そんな、ちょっとした励ましのひと言が、わたし達の明日への支えになることだってあります。ささやかな暮らしを彩る、一輪の花みたいに。

けれど、もし「見られる者」が「見る者」の承認無しでは不安でたまらないとしたら? 一人前の人間として、何かが足りないように感じていたら? 承認を得ること自体がいつのまにか目的になり、執着が生まれるとしたら.....? 

または「見る者」が「見られる者」を醜いと感じ、その不快な気持ちを腹立ちまぎれに投げつけたら? にこやかな微笑みのやり取りだったはずの場は、たちまち硬直した表情に覆われて殺気立ち、石が飛び交う戦いの場になってしまうでしょう。実際、ネット世界を泳いでいると、そんな場面には毎日のように出くわします。政治の世界でも、今やネットは主要な戦場の一つと化しています。見られることを利用するひと、それを見て利用するひと、楽しむひと、怒るひと、それをまた見るひと、伝えるひと、ひと、ひと、ひと。


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  互いの承認と切磋琢磨の志とを暗黙の了解として美を競うハレの場、水着の美女達が集うステージ。その舞台裏には、他者の承認を貪欲に奪い合う激しい競争世界が拡がっているのも事実です。そして自己打擲や不安、怖れでいっぱいのこころが生まれるのもまた、「見る者」「見られる者」の世界です。幻のあなたやわたしはあまりにも大きく、真実のあなたやわたしはあまりにも小さい。でも、本当にそうでしょうか?

  個人と社会が交差点で出逢い、どんとぶつかって、意識・無意識を問わず火花を散らし斬り結ぶと言われるエリーズ・ポイント、蟹座0°...。一番プライベートなこころの奥底に通じる蟹座のゲートは、頭上に社会のてっぺんを見上げながら、自分自身の在りようを探っていく旅の入り口です。そこでわたし達は「社会」と呼ばれる「幻」に自分自身を投影し、その姿を意識します。けれど結局は「鏡」の表面に跳ね返され、気がつけば再び赤裸々な自分のこころに引き戻されてる...... そんな繰り返しが起きる場所。

でも、そこは自分が護りたい世界。どんなに嫌いだと思っても、愛さずには生きられない、自分だけの世界。その底深くに、幻ではない自分が、いる。 それは誰だったろう? どんな想いを抱えて生まれてきたんだろう? 誰かから愛される前に、わたしは、わたしを愛しているだろうか? 自分を承認しているだろうか? 幻には届かない。でも、確かに生きて血の流れる、この魂を...。


では、この度数を意味的に補完する対向の山羊座0°台も参考に見ておきましょう。


 山羊座0°(射手座30°)『ローマ教皇』

  射手座の集大成であり、山羊座への入り口ともなるこの度数では、射手座的な宗教性や聖なる世界の探求が、ローマンカトリック教会の教皇、生ける「聖性」としての法王様という器に行き着きます。その存在は「絶対」の信頼と帰依の象徴。政治、経済、社会を超越した聖なる統合の器。 みんなが彼を崇敬し、彼のことばに耳を傾けます。彼の言葉は絶対の善以外にあり得ません。その祝福を受けることは、信じるひとにとってこの上ない価値があることでしょう。 その一方で、ローマ教皇はバチカン市国という特殊な構造の中では最高の階位で、枢機卿団の投票によって選ばれる、独立した国家の元首でもあります。つまりここには「絶対の聖性」と「世俗的な階層の最高位」という "二重構造" が存在します。

B.ボヴィは、この教皇が果たす機能は「祝福すること」だと言っています。肉体を持つ "霊的な父" として大衆の前に姿を現し、みんなを祝福する。 そこには「見る者」と「見られる者」の関係が厳然と存在します。教皇は見られ、聞かれる者としての役割を担い、愛と平和と信仰を説きます。見る者としての大衆は、彼の姿を目にすることによって祝福されたと自ら感じ、信心を深めます。宗教的愉悦を感じるひともいるかもしれません。それが「器」となった教皇の主要かつ聖なる役割であることを、このシンボルは示しています。


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  崇敬すること、祝福すること。承認することと同時に、承認されること。そしてその歓び… 射手座と山羊座の狭間にも、どうやら「見る者」と「見られる者」との共犯関係が生まれるようです。 では、教皇は上り詰めた象徴の玉座にあって、何を思うのでしょう? 複雑な階層構造の中で、日々の政治的な役割の中で、ひとり魂の底に降り立ち、黙々と修行する中で得られる法悦と至福。それを変わらずに保ち、宗教哲学の探求を続けながら俗世の政治に采配をふるう。それらを同時にこなしながら "絶対の普遍性" に至ることは出来るのでしょうか? カトリック教徒ではないわたしには想像もつきません。けれどこのシンボルが示す「ローマ教皇」の姿は、自由奔放な探求から厳格な社会構造へと入っていく際に必ず通らねばならない門... 理想としての幻像、あるいは一種の「しるし/徴」として顕れているのかもしれません。


では、メインのシンボルに行ってみます。


🌑 新月・日蝕のメイン・シンボル:
  蟹座1°『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』


  さて、メインのシンボル....なんだかややこしい訳文になってしまいました。ここに挙げた原文は、チャネラーのエルシィが降ろしたままの『A furled and unfurled flag displayed from a vessel』ということばです。でも面白いことに、マーク・エドモンド・ジョーンズの本ではこれが『A furled and an unfurled flag displayed from a vessel』(unfurledの前に冠詞 "an" が入っている)となっていて、なんとなく、巻き上げられた旗と広げられた旗が一枚ずつあって、両方とも等しく提示されているようなニュアンスがあります。けれどおそらくこのシンボルの場合は、一枚の旗が巻かれたり畳まれたりした状態と、広げられ掲げられている、その状況の違いや移り変わりを示唆しているのではないでしょうか。

  ではその違いとは? まずこの旗は、船舶のマスト上に掲げられる旗です。"vessel" は船ですが、一般にいくつものコンテナを積んだ商船などの大型船を意味することが多いとされます。とするとその旗は、その船が所属する国、機関、または団体やグループを示す旗なのでしょう。つまり、一方は巻き上げられたり畳まれて、存在はするけれど見えない状態。もう一方は広げられて風を受け、へんぽんとはためいている状態です。


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  また、"vessel" という単語は他にも意味があって、それは「導管」。動物や植物の体内にあって、「消化管」や「血管」など、いのちを維持するための「流れ」を護り運ぶ管状の器官を指しています。そしてもうひとつ、何かを受け入れる「器としての人間」を指して使われることもあります。

B.ボヴィは、このシンボルを霊的視線で見るなら『広い無意識の大海原を進む霊の容器(コンテナ)、あるいはいのちのエネルギーを受肉し、格納し、運ぶもの — すなわち “人間” を暗示している』と示唆していました。もしそうだとすれば、この情景はわたし達人間にとって二種類の状態を示していることになります。たとえば二つの仕事を持つとか? または異なる二種類の才能? あるいはわたし達が人生で経験する、それぞれに全く異なる二つの状況でしょうか? 進んで来た海路も、あてにしてきた海図も見失ったと思ったら...まるで入れ替わるように、海の色も風の匂いも何もかも違う新しい海原に出ていた...というような?

  一枚の旗が今、船のマストのてっぺんに掲げられようとしています。しずしずと拡がっていく旗。それはまさに、堂々とその船の存在とアイデンティティーを主張するもの。広大な大海原を「自己」として推進していく「力」の象徴でもあります。そして、その船は旗を掲げることによって、陸地からも他の船舶からも「自分」が何処のどんな船であるかを「認識」されます。そしてそれ自体が、航行の自由を「承認」されることにも繋がっていきます。


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  では巻き上げられたり畳まれた旗はどうでしょう。自己の所属を明らかにしない船舶は、正体の見えない船と同じ。認識されることもなければ、承認されることもないでしょう。 ん...それじゃ、旗を畳んだ状態と広げる状態では、その船舶にどんな変化があるんだろう? ひとつは自分の真のアイデンティティーを隠し、護らなければならない状況が考えられます。また、海賊船や軍事工作船のように、本当は秘密の目的(多くの場合、他者に対する敵意や計略)を持ちながら外面では商船や漁船のように偽装しているケースもありそうです。そしてもう一つは自分自身を明らかにし、胸を張って周囲に誇示しながら我が道を進む状態ではないでしょうか?

  でも、もしかしたら...その一枚の旗は... 巻かれたときと広げられたときとで、そこに描かれた「徴 -― しるし」が変化しているのかもしれません。その船 — わたし達 — の内奥で、もしも何か大きな変化が起きるのだとしたら...。 今まで抑圧されていた何かが、大波小波を分け進むうちに臨界点に達し、まるで革命でも起きたかのように、新たな力が台頭してきたとしたら...? そういえば映画や小説などにもありますよね、そんな物語。船の中で下克上とも言うべき反乱が起こり、闘争の末に指揮権を握った側が新たに自分達の旗をマストに高々と掲げる...。代替わり? 新しい波? 

これがある集団に起きるとしても、あるいは個人レベルで起きるにしても、きっとそれまでの「わたし達」または「わたし」を示す「徴」は捨て去られ、真新しい「自分の徴」を掲げることでしょう。けれどその「徴」が認知され、承認されるかどうかはまた別の話です。新しい波をどう安全に渡っていくのか? 世界の海洋には様々な目的を持つ無数の船舶が航行しています。見慣れぬ新しい旗を掲げた船は、自他の「航行の安全」を護りながら進んでいけるでしょうか? 公海上の仲間として受け入れられるでしょうか?


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  古い旗は外されて畳まれ、古い経験のコンテナにしまわれる。そして新しい旗が広げられ、これこそが自分自身なのだ!と宣言する。それが認識され、承認されるかどうかはまだわからない。それでもその行為は、わたし達がまったく異なる人生のステージに入っていくだろうことを意味しています。

  そして...やはりこのシンボルが提示するテーマをもう少し深く見ていくために、180°対向の位置にあって補完する山羊座1°のテーマも見てみましょうか。


 山羊座1°『自らの承認を要求するインディアンの族長』


  ここにも再び「承認」が出てきます。「正当性の承認を要求する族長」... でも、すでに族長と呼ばれる存在が自らの正当性を承認せよと主張するというのは、どういう状況でしょう?

ネィティブ・アメリカンには沢山の部族が存在しますが、その長を選ぶにあたっては、部族の人々による一種の投票によって決まるもの、あるいはシャーマンの託宣が物を言う形式、またイロコイ部族連合のように、族母(クラン・マザー)が族長を推薦し、それを氏族、部族、連邦の公開会議で承認する形式を取るものなどがあったそうです。(星川淳 著『魂の民主主義』より)。

とすると、このシンボルに描かれているのはイロコイ族連合に属する族長で、彼はクラン・マザーによって新しく推薦された勇者なのかもしれません。そうであれば、彼はこれから並み居る部族や連合の長達を前に、決然と自分の力を主張するはずです。『他に選択肢などない。私には智恵も力も経験もある。自分こそが族長にふさわしい存在なのだ。』 新たな長として他者から承認されるには、権威にふさわしいカリスマ性と力量を見せつけなければなりません。


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  一族を率いるからには、彼は口でも力でも、並み居る長老達さえ打ち負かすほどの存在であることを証明しなければならないでしょう。 新しい力の台頭は、古い権力を引きずり下ろすものです。長老達も、そして推薦に漏れた元候補者達も、一斉に彼を試しにかかります。それは、力と力の真剣勝負。でも彼は負けられません。もう長い間、彼の旗は巻き上げられ、人知れず自分の役割を果たしながら力を溜めてきたのです。出過ぎずに自分の力を護りながら着々と経験を積み、自分はここまで昇って来た。だからこそ。試練の全てに打ち勝ったとき、古い旗は巻き上げられ、我が部族の新たな「徴」として私の旗が風に翻るだろう...。


  けれど、わたし達はまだ蟹座―山羊座軸のゲートに入ったばかり。これから先しばらくの間、外部的にも内面的にも、あらゆる方向の社会性や、政治的な統轄力(または内的世界の統制力)が試される領域が待っています。つまりフィジカルでもメンタル面でも、多様な経験を積んでいくそのとば口という感じ...。

ここでのわたし達は、これから一枚のささやかな旗を掲げ、大海原に出航していく一艘の船です。これから先は、凪の日もあれば嵐に見舞われる日もあるはず。そんなときは、暴風にさらわれたり破れたりしないよう、大切な旗を巻き上げて。抵抗を減らし、ひっそり護っていきましょう。風を読み、海図を拡げ、もしかしたら、ときに航路を変えてまでも。

何故なら「わたし」という旗は、わたし達の内的宇宙を満たす いのちの流れを象徴する「徴」だから。 そして今は、「燃え尽きる」ときではないから。


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  わたし達の多くが今、自分の中で何かが確実に変化する予兆を感じているかもしれません。 そしてきっと世界中の「わたし達」も、今またそれぞれに。これまでにも沢山の変化を乗り超えてきたような気がする。少なくとも、通り抜けてきた。でもまだまだ先はある...ならば行き着くところまで!

この蝕がネイタルの重要なポイントにダイレクトに触れるひと(オーブ3°くらいまで)にとって、2020年の本番は本当にこれから。もしかしたら、周囲の世界が知らない間に静かに “狂っていく” かもしれない。一時的に通るべきカオスのトンネルの中で。けれどその中に在っても。透明であり続けるために。 これは新しい自分と世界を識り、新しい「徴」を掲げる旅の始まりです(まぁ、とりあえずは凸凹道かもしれないけれど😅)。 その「徴」はある日突然 燃えあがる火となって顕れるかもしれない。それとも...あと数年経ってふとふり返ってみたら、今とはまったく違う「わたし」が、まったく異なる世界に住んでいることにハッと気付いたりするのかな...?


  夏至 ― 四つのエリーズポイントの一つ ― で迎える強力な日蝕。いくつもの岐路を予感しながら、わたし達はまた新しい船出の朝を迎えようとしています。


みんな、こころ静かに新たなゲートをくぐっていけますように...!



magelan






have a great trek!!!★

hiyoka(^_^



June 14, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/15【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週はお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  “米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、ここ何年か金利をゼロに近い状態に保つ計画を示唆した。彼らは今年の経済が4%〜10%の間のどこかで収縮するだろうと予測した。パウエル氏は、5月に経済が予想外に250万人の雇用を増加させたという先週の報告書からのポジティブなニュースは重視しなかった。”

— Nick Timiraos
  “Fed Plans to Keep Rates at Low Level for Years”
  Wall Street Journal 2020年6月11日付

  “FRBの厳しい予想と感染症再燃への懸念により、木曜に株価は急落した。ダウ工業株平均は1,861ポイント、6.9%の下落となり、1日の下落幅としては史上4番目を記録した。”

— Megan Henney
  “Fed Warns Economic Damage from
   Coronavirus Pandemic Could be ‘Quite Persistent.”
  www.foxbusiness.com 2020年6月12日付

  “FRBは頻繁に間違いを犯す。私は数字も見るし、彼らよりもはるかに優れた仕事をしている。我々は非常に良い第3四半期を迎えたし、グレートな第4四半期、そして2021年は米国にとって過去最高の年の一つになるだろう。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonald Trump on Twitter  2020年6月11日 


  木曜に起きたダウ工業株平均(DJIA)の1800ポイントという大幅な下落は、先週月曜と火曜に世界のほとんどの指数に起きた急落後の反騰のピークを取り巻く不合理な活況に屈服していた人々に対する突然の警鐘となった。だがその後二つの出来事が起こった。第一に、COVID-19の感染者が予想を大幅に上回る勢いで増加しているという心配なニュースが広まり始めた。

治療法がない状況での経済開放、そしてより多くの検査は、気掛かりな新トレンドをもたらしつつあった。まぁ、惑星の動きと人間活動の相関関係を研究する者達にとってこれはそれほど予想外のことではなかったのだが。

  二番目に、FRBは少なくとも2022年までは非常に低い金利を維持すると発表した。通常であれば市場は大歓迎だが、こうした緩和策の背景となる認識は、このところの株式市場が示唆していたこととは裏腹に、経済が危機に陥っているという事実だった。今回のFRBの発表は、株式を大量に売り始めた投資家にとって納得のいくものではなく、またおそらくはトランプ大統領にとっても、この発表が彼個人の非合理的な活況感に基づく経済予測の素晴らしさとはかけ離れていたため、とうてい受け入れられるものではなかったろう。

  結局のところ、大統領はトランシットの海王星(不合理な多幸症の惑星)の影響下にあり、それが彼のネイタルの太陽と月にTスクエアを形成している。したがって、ホワイトハウスの住人とFRB議長との間には、二つの異なる世界線の物語が存在する。これら二つの正反対の経済予測のうち、どちらが正しいのかを確認するのは興味深いことだろう。

  では、宇宙から見た今までの出来事を少し俯瞰しながらふり返ってみよう。新型コロナウイルスの最初の症例とされるものは、中国の武漢で報告された。それは海王星が魚座15°〜16°で順行に転じ(2019年11月27日)、1965年〜66年に天王星・冥王星がコンジャンクトしていた乙女座(健康)15°〜16°の「超帯電度数」とオポジションを形成する直前のことだった。このトランシットが持つ影響力のオーブは、そのままこのパンデミックが影響する時間帯となる。この時間帯は、世界の保健衛生、そしておそらく経済をも左右する主要なフォースであり、およそ3ヶ月のオーブをもって2021年2月前後まで続くだろう。COVID-19 のピークを死亡率で見るなら、3月20日〜31日に株式市場の安値とともに示現している。それはトランシットの火星が木星、冥王星、その後土星とコンジャンクトしたことにより、3惑星の全てが火星との1会合サイクルを終えて新しいサイクルを開始した時期と合致していた。

  次に私達が予測したのは、土星、金星、木星のトリプル逆行時(5 月 10日~14 日)に世界の経済が再開するのではないかというものだった。しかしながら、トリプル逆行時に再始動すれば、今体験している COVID-19 もまた復活する可能性が高いとも警告した。これでは終わらないかもしれない。実際、火星が8月から来年1月にかけて木星、冥王星、土星に長期のスクエアを形成する時、この封じ込めが難しいウイルスの別の波が襲う可能性がある。

  一方、世界の金融市場は2月12日~20日(火星が山羊座入りし水星が逆行)につけた史上最高値からの1ヶ月にわたる暴落により多くの指数が価値の40%近くを失ってからというもの、桁外れとも言えるボラティリティーに揺れている。これはDJIAの歴史上、1ヶ月間では最も急激な下落だった。しかし、その後の反騰もまた、これまでで最も印象的な動きの一つだった。これはトランシットの木星が滞留状態でニューヨーク証券取引所の設立チャート(1792年5月17日設立)の海王星にスクエアを形成することによるもので、典型的な "非合理的な活況 " の復活でもあった。オーブ1°の範囲内に在ったこのトランシットは4月半ばから発効し始め、まさに今週終わった。このアスペクトはもう一度形成されるが、2020年12月の声を聞くまでは戻らない。

  「非合理的な活況」の反対は「パニックとヒステリー」であり、海王星と(または)木星のダークサイドでもある。経済とパンデミック・ヒステリーが3月下旬〜4月上旬にピークに達した時、天上では木星・冥王星間の3回にわたるコンジャンクションの最初の形成(4月4日)も起きていた。このアスペクトは歴史的に見てもパニックとヒステリー、混乱状態を示唆する指標となっている。

このコンジャンクションが前回起きたのは2007年12月のことだった。これは大不況が始まった時期だ。それは2007年10月当時の株式市場に示現した史上最高値の後に起きている。換言すれば、株式市場の当時の高値は正確なアスペクト形成の2ヶ月前に示現したことになる。これは2020年の場合も同様だ。2月に示現した史上最高値は2020年4月に形成された同じアスペクトのおよそ2ヶ月前だ。2020年最初の木星・冥王星コンジャンクションから2週間のうちに、パニックはピークに達した。そして今、私達は6月30日に起きる木星・冥王星コンジャンクションの2回目形成から2週間以内の時間帯に在る。投資家は先週、まさにヒステリーとパニックの感覚が戻って来るという経験をした。したがって、市場アナリスト及びファイナンシャル・アストロロジャーとして、私達はこれが今後に迫るさらなる金融危機への警告であるという可能性を認識している。

  こうした懸念は、現在土星が逆行中で、7月1日(日本時間2日朝)に再び山羊座に戻って来るという現実を認識することでさらにかき立てられていく。 土星は3月22日に山羊座を抜けた。それは当時のパニックがピークに達した時だった。そして7月1日〜12月17日に再び山羊座に戻り、2月上旬から3月21日 — 直近の株式市場の崩壊期間 — に運行した天上の同じ領域を辿っていく。惑星が最近通過したばかりの領域に再び戻る時、私達は多くの場合、人間活動に当時と同じような様相が繰り返されるという光景を見る。これは宇宙の対称性の一形態であり、マンデーン・アストロロジャーなら多大な注意を払う現象だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  現在は他にもアストロロジーから見て重要な相関が展開中だ。それは私達が遭遇する稀な時代が持つ性質と相関するもので、先先週の6月5日に起きた月食と来週6月21日に起きる夏至と同日の日食だ。つまり私達は、二つの強力な蝕の中央部に在るのだ。日食もまた、人間活動の激しい騒乱や動揺と相関するのだが、とりわけ月(過去)が太陽と交差し太陽の光(未来)を遮る皆既日食は強力だ。それはあたかも人類が健全で新しい前進への道を創造するために、過去の不均衡を是正する必要があると告げているかのようだ。

  日食それ自体は、株式市場のサイクルとの強い相関性を持っているわけではない。どちらかといえば商品市場や食品関連に与える影響のほうが大きい。だが6月21日の夏至に起きるこの日食は、それがカーディナル・サインである蟹座0°台で起きることから、非常に特別なものとなる。またこの蝕は、三つの惑星が方向転換する時間帯のまさに中央部で起きる。6月18日の水星逆行、6月22日の海王星逆行、そして6月25日の金星順行だ。三つの惑星が1週間のうちにそれぞれ反転するというのは稀だ。5月10日〜14日にもそれは起きており、その直後から経済活動の再開とパンデミックの感染急増が報告され始めたとしてもだ。

私達がさらなる3惑星滞留・反転期に入る時、いくつかの地域社会は再び閉鎖するのだろうか? 新たなCOVID-19の症例が急増し、株式市場は新しいヒステリーの嵐に見舞われるのだろうか? あるいは、まず先にリバウンドが起き、自己満足と「非合理的な活況」という新たな偽の感覚に投資家を誘っては崩壊を招くのだろうか?

  これらの惑星が方向を変え — まず5月、そして6月の今回 — そして水星が逆行サイクル(6月18日〜7月12日)に入る時、ウイルスの突然変異は金融市場のチャートにも似たような突然変異を起こすかもしれない。これは「変異」の時期であり、そこでは物事がはかばかしく運ばず、市場は気まぐれで不安定になり、誰もが何をどうしたらよいのか、何を期待すべきなのかがわからない。不確実性が支配する時間帯であり、それがこれから全ての海王星アスペクト(6月11日太陽・海王星スクエア、6月13日火星・海王星コンジャンクト、6月22日海王星逆行開始)によって増幅されていく。

この組み合わせによって大きく影響を受ける可能性を持つ商品は、木星と海王星が共同支配する原油だ。皆既日食がカーディナル・サインである蟹座の0°台で起きるため、通貨もそれに含まれるかもしれない。カーディナル・サインから月のノードが離脱する局面についての研究では、前後5ヶ月のオーブをもって通貨市場に重要なトレンド転換が起きる可能性が示唆されている。皆既日食は月のノードが新月にコンジャンクションまたはオポジションの時に起きる。したがって、月のノースノードとコンジャンクトするこの日食を起点とした前後5ヶ月の範囲において、米ドルは最近トップアウトしたか、あるいは今後まもなくトップアウトする可能性がある。

  さて、これでもまだ6月期のジオコズミック活動としては十分でないとでもいうかのように、まだ私達を待ち受けるものがある。今週6月16日〜27日にはヘリオセントリックの水星が射手座を運行するのだ。これは多くの金融市場、特に金や通貨の大規模な価格変動に関連する悪名高い惑星・星座宮のコンビだ。

では、考えてみよう。まずは大きな混乱と不確実性のジオコズミックな兆候があり、それにヒステリーとパニックに向かう傾向が組み合わせられる。また同時に金融市場は大きな価格変動と突然のシフトが起きやすくなるわけだ。そのさなか、今週末(6月14日)はトランプ大統領の誕生日だ。誕生日に起きる事(ソーラーリターン・チャートに示される事)は、その年のテーマになるとされている。大統領に幸運を! そうだ、あなたには幸運が必要かもしれない。そして、アメリカと新しい51番目の州チャズ *に神の祝福があらんことを。

  見渡す限りすべてが分厚い海王星の雲で覆われており、まるで全てが退行しているかのようだ。ならば平和的な抗議運動、意識的な瞑想、そして「内なる自己」への信頼を実践していくにはふさわしい時期と言えるだろう。何故なら本当に、これほど強力な海王星のフォースと、これほど多くの惑星滞留の下では、読むもの、見るもの、聞くこと(外界からの情報)の全てが信じられないからだ。真実はそこにはない。だが、それがどこにあるかをあなたは知っているはずだ。


* CHAZ(Capitol Hill Autonomous Zone) :

シアトル市内の一画をBLM抗議者やアンティファその他のグループが占拠しており、入り口はバリケードと武装したグループが固めて「壁」を作っている。市長もこの行動は容認。警察予算の大幅削減(または組織の廃止)と市民による新しい平和維持システムの新設を考慮中と伝えられている。CNNに代表される左派メディアは中の様子を「美しく平和でアートに満ちている」と報道、FOXその他の保守系メディア(今はオールド・リベラル系もここに含められる)は占拠地内部からの911コール(窃盗やレイプなど)は多いがバリケードに阻まれて駆けつけることが出来ないという警官の話を伝えるなど、全く異なる雰囲気の伝聞が報じられている。なお6月13日現在、CHAZの中が組織化されているかどうかは不明だが、一種の独立宣言のようなものが出されたという話も伝えられ、入り口には「ここから先はアメリカではない」と書かれている。したがって中の人々が抱くイメージは「米国の新しい州」というよりは「新国家建設の第一歩」に近く、海王星的な「社会(共産)主義革命」への「夢」(同床異夢であるとしても)を象徴しているように見える。
(社会秩序を維持するための「警察組織」は山羊座の土星に象徴され、冥王星がそれを「革命する」イメージに重なる。また水瓶座もやはり「革命」「革新」に関連する星座宮だが、土星は一時的に水瓶座入りし、7月2日に再び山羊座に帰還する)。

また、シアトルやミネアポリスなど暴動のあった市、郡、州ではこのところ不動産の売り物が急激に増加し価格も急落しているとの報道や、米国のトラックドライバーの7割が警察が機能しない地域への輸送を拒否しているとの記事も目にする一方で、ニューヨークタイムズ紙は『警察組織を全廃し、その予算をヘルスケア、教育、住宅、より良い仕事/賃金に回すことで社会を良くしよう』という、非常に<海王星的>とも思える論説記事を掲載していた。




訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:54|PermalinkComments(4)金融アストロロジー 

May 31, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/1【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週はお休みします。その次の回は抄訳をUPしようと思っています。


≪ 先週をふり返って ≫

  “アルゼンチンは金曜日に海外債権者への利息の支払いを怠り、経済的に包囲された国から再びデフォルトの領域に向かって突出することになった。”

  — Natalie Alcoba
    “Argentina Defaults Again as Debt Talks Progress”
    www.Aljazeera.com 2020年5月22日付

  “中国が企てた香港版国家安全法制に関する米国の対応への懸念によって外国為替市場には慎重なムードが高まり、米ドルは水曜に上昇、中国の人民元はおよそ9ヶ月ぶりの安値を記録した。米国通貨は火曜に急落したが、これは強いリスク志向が投資家をより危険な通貨に向かわせたためだ。”

  — Reuters
    “Yuan Hits 9-Month Low as US-China Tensions Return”
    2020年5月27日付

  “まるでデジャヴが再び蘇ってきたかのようだ。”

  —  Yogi Berra

  世界の株式市場は、金星が逆行に転じた翌日の5月14日に示現したメジャーサイクルの安値を後に上昇を続けた。火星が3月20日〜31日に木星、冥王星、土星との一連のコンジャンクション(すなわち新たな会合サイクルの始まり)を開始するにつれて起きた3月19日〜23日の歴史的な大暴落を受けて、この反騰はほとんどの指数において新高値を更新している。当時私達はこの稀な宇宙現象を、パニックのピークと新型コロナウイルスの感染増加率のピークの可能性が高い時期として予測していた。

また世界の経済活動は、特に米国内のそれは、土星、金星、木星のトリプル逆行期に感染状況がフラットなカーブを描き始めるにつれて再開していく可能性が高い(5月10日~14日)と予想していたが、これもその通りになった。

 世界の経済活動が再び動いていく中、世界の株価は特に5月14日につけた安値から急騰している。米国を含む多くの国では、3月19日~23日の弱気相場の安値から今や40%以上もの上昇をみている。

  ジオコズミック・サインの研究は、この反騰について何を語っているだろう? それは私達にとって何が起きているかを理解し、将来のためにどんなプランを立てればよいかを考えるにあたって役立つだろうか?

まず初めに、この直近の反騰は、いまだに魚座の海王星とスクエアを形成中でしかも双子座で逆行中の金星下で展開していることを理解しなければならない。また、滞留中のトランシットの木星が “バトンウッドチャート” すなわちニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)の海王星に正確なスクエアとなる山羊座27°からその逆行運動を開始するという事象も同時進行だ。

この組み合わせは、デジャヴの再来だと言える。つまり私達は、2019年にまん延していた「非合理な活況」に立ち戻っており、海王星の甘い薬が切れて山羊座に戻る土星(7月1日~12月17日―21日の冬至)が突き付ける現実が今年後半に示現してくる時、かなりの確率でヒステリーとパニックが再び悪化する可能性があるということだ。

  逆行が、その時点からそれほど遠くない以前からその時点までの間に完全には解決されなかったある問題を浮上させ、それが生じた時期に立ち戻ることを意味する可能性があると考えれば、たった4日間(5月10日〜14日)のうちに土星、金星、木星が逆行するというのは興味深い。

私達は本当にもうパンデミックの問題を解決したのだろうか? 経済は本当に危機に襲われる前の状態に戻るだろうか?

金星逆行はしばしば国や中央銀行の金融政策や財政政策の変更に関連し、これが通貨市場の混乱に繋がる可能性があることは以前にも述べた。先週はアルゼンチンが海外債権者への支払い不能によってデフォルトした。中国人民元が9ヶ月ぶりの安値まで下落したのも先週だった。これは中国が経済開放を続けるにあたり、世界貿易で優位に立つために通貨を切り下げようとしているのではないかというアナリストの見解によるものだ。にもかかわらず、株式市場は暴落後の最高値を更新し続けている。

  この明らかに矛盾したふるまいを理解するために、金星逆行が魚座の海王星にスクエアを形成するという主題に戻ろう。

2019年に私達が何度も論じてきたように、海王星と魚座は「非合理な活況」に関連している。特に木星が関与している場合はそれが顕著だ。今回木星は、直近の安値が示現した5月14日に山羊座27°で逆行に転じたことで “バトンウッドチャート” 上の天秤座27°に在泊する海王星に対し正確なスクエアを形成したことをもって関与することになった。

昨年、射手座の木星と魚座の海王星との間で起きた3回にわたるウェイニングスクエアのシリーズ(『フォーキャスト2019』で論じた「セットアップ」〜2020年の「断崖」— 山羊座のステリウム)での体験からも理解出来ると思うが、この3回のシリーズでは、過剰な楽観主義と自己満足の状態が予想外の “ショック” な出来事( “ブラックスワン” またおそらくは選挙結果)に対し、完全に脆弱で対応する準備ができていない状態となる可能性がある。

そして、非合理的な高揚感と妄想が現実(山羊座の冥王星・土星コンジャンクションなど)によって破壊された時、市場は暴落する可能性がある。換言すれば、2019年の木星・海王星スクエア、そしてそれがもたらす「非合理的な活況」によって導かれる「ショックに脆弱な特質」というテーマは、NYSE設立図上の天秤座27°に在泊する海王星と山羊座27°の木星の組み合わせによって再び戻ってきたということだ。

  これは5月のほとんどの期間そこに存在する。そして一つの疑問が生じる:木星が6月にNYSEの海王星とのアスペクトを離れ、土星が7月に山羊座に戻ってから12月のほとんどをそこで過ごす時、何が起こるだろう?

ちょうど2019年のような相場付きが再び示現し、その後に続いて2020年2月〜4月に起きた様相が繰り返されるのだろうか?

その可能性はある。土星が山羊座に戻るということは、今年初めに解決されなかった全ての問題に対する厳しいリアリティ・チェックの時となるかもしれないからだ。

  先週の他の市場を見れば、銀は18.55の数ヶ月ぶりの高値に急騰したが、金は4月14日の7年ぶりの高値1788.80や5月18日のダブルトップ1775.80を超えることができなかった。

先週つけた1684がハーフプライマリー・サイクルの安値でない限りは(その可能性はある)、1750近辺で呻吟した金には銀に対する異市場間弱気ダイバージェンスが継続していると考えられる。

原油は株式市場と同様に先週も好調で、5月29日金曜に35.77に達し、4月21日の安値6.50以来の最高値を更新、1ヶ月で350%の上げを達成した。

一方ビットコインは再び上昇し、5月25日のプライマリーサイクルの安値8630まで下落した後、週末に向けて再び10,000に接近している。

だがより大きな話題の一つは、金星逆行に関連している。金曜に1.1144と、3月27日以来の最高値に急騰したユーロ通貨だ。金星はお金を支配するが、通貨もまた同様だ。

金星はまた、愛をも支配する。お金と愛。その一方が欠けていれば、もう一方を簡単に手にすることは出来ない。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

 ビートは続く ビートは続く
 脳ミソじゃドラムがリズムを刻んで
 ラ・デ ダ デ ディ  ラ・デ ダ デ ダ

 婆ちゃん達は椅子に座って思い出話
 男の子はキスが欲しくて女の子を追いかけまわす
 車はいつだって速く速くと走りまわる

 なのに能なし共はまだ泣きっ面
 「よう、相棒 金持ってねぇか?」

 — Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967年

  金星逆行(5月13日~6月25日)の中間地点は今週、6月3日~4日だ。これはしばしば金融市場の転換点となるが、とりわけ逆行時点(5月13日)近くに反転しなかった市場がその候補となる。逆行の金星(双子座)が6月2日に火星(魚座)にスクエアを形成し、射手座の月食で週が終わることから、今週はさらなる注目が必要だ。

金星と柔軟宮(双子座、射手座、魚座)に関わる全ての活動は、他者が何を望んでいるか、またはなぜ彼らがそのように行動しているかを理解することが困難な者同士の間に生じる潜在的な誤解や過剰反応が起きやすい、ワイルドな週になることを示唆している。

もしかしたら(おそらく)、彼らには隠している下心や動機があり、それは過去に彼らを引き付けた何かまたは誰かに関連しており、彼らはそれをもう一度燃え上がらせるという幻想を持ったり勘違いをしている。それは前に一度終わったことなのだが、今の彼らはそれを見過ごして無かったことにしたいと思っている。

だが、そのような過去の未解決の問題を見落とすことには注意が必要だ。問題はまだそこに存在し、デジャヴのように繰り返すことになりかねないからだ。金星・火星のスクエアは、ソーシャル・ディスタンシングのガイドラインに関して特に脆弱さをもたらすことになるかもしれない。

人はお互いに繋がりたいと感じており、ハグをしたり、情熱や親密さを表現したいと思っている。だからマスクをつけて6フィートの距離を維持しようとするのは困難に感じられるかもしれない。したがって人々がこうしたガイドラインに違反する可能性は高く、金星が(土星と木星もともに)逆行していることから、その結末に直面することになるかもしれない。

コロナウイルスの新たな感染事例が急増する可能性はある。今週は、社会的なふれ合いにおける安全対策を維持するためには重要な週だ。

  金融市場に関しては、今週終盤までに急落または急反騰が終了し、市場が再び反転するという見通しを立てておきたい。そしてその後私達は、海王星と水星が逆行し、金星が順行に転じる一方で夏至と同期した強力な日食が起きる6月22日±1週間に焦点を合わせることになる。この期間はより長期の市場サイクルが完了する時期であり、来週見られるであろう市場の反転に比べてより大規模で、より持続的な市場反転の可能性が強調されているからだ。


 Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967




訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:59|PermalinkComments(0)金融アストロロジー