mundane2018_banner
ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

 

June 24, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------


≪ 先週をふり返って ≫

  コンサル&リサーチ会社のローディアムによる火曜の報告によれば、今年に入ってから5ヶ月間における中国の対米投資およびMMA活動はわずか18億ドルに落ち込み前年同期と比べて92%減少した。また既存投資の処分を含めると中国から米国への同時期の流入額は78億ドルの減少だという。この下落は北京とトランプ政権の双方が最近のクロスボーダー投資の興隆に制限を加えた去年の下半期に続くものだ。

— Evelyn Cheng
  “Chinese Investment in US Drops 90% Amid Political Pressure”
  www.cnbc.com 2018年6月20日付

  米国は手当たり次第の銃乱射とも言うべき無意味な関税を止めて別の道を選ぶべきだ。さもなければ酷いことになる。全ての関税を引き下げるべきなのだ。たとえ他国がそれに追従しないとしても...  自由貿易を推進する国ほど国民1人あたりの収入と生産性の伸びの両方が向上するからだ。経済学者による数多の研究がそれを示している。国内労働者を助けるために設けられた貿易障壁は結局のところ常に国内消費者を苦しめる罰となることは経済専門家なら古くから理解してきたことだ。

— Veronique de Rugy
  “A Case for Unilateral Tariff Disarmament”
  The New York Times International 2018年 6月21日付


        ますます盛大な貿易戦争に向かっていくように見える昨今の関税威嚇ゲームに対し、世界の株式市場が嫌気していることはどんなに覆い隠そうとしても明白だ。

先週、トランプ大統領はその威嚇の度合いをもう一段階アップした。そして予想されたとおり、株式市場は再び息も絶え絶えになった。6月21日の夏至図に見られた金星・火星オポジションは、株式市場の天井の代わりに安値と同期しそうに見える。実際、それは単に金星(歩み寄り)と火星(争い)のオポジション(パートナーシップや同盟への脅威)というだけではない。金星は木星と天王星に対しても不動宮グランドスクエア(強情、頑迷、誰も後へ引きたがらない)を形成中だ。多くの物事の成否がこれに懸かっており、誰が最初に態度を変えるかというチキンゲームの様相を再び呈しているように見える。だが不動宮グランドスクエアの下でどちらの側もまだ態度を変えるシグナルを示してはいない。

さらに、金星の不動宮グランドスクエア形成だけではまだ終わらない。現在逆行開始(6月18日)直後の滞留中である海王星もまた強調されており、天王星にセミスクエアを形成している。したがって、これが現実にはいったい何処へ向かうのか誰にも確信がない。参加者にしてみればそう簡単にはゲームを降りられないことから、これは終わりのない試合のように見える。

そしてファイナンシャル・アストロロジャーは次の疑問を抱えることになる。今週6月26日に火星が水瓶座で逆行に転じる時、こうした事態とどう相関するだろうか? 火星逆行はこの言葉と脅しの闘いを始めた者達が退却しだすことを意味するのだろうか? それはあり得る。 一方、その火星がエキセントリックで「自分は何でも知っている」と思いがちな星座宮、水瓶座を運行していることから、これは攻撃する側がその要求と喧嘩腰をより強め、自分達の言い分に従えと相手に強要することを意味するのではないか? それもまたあり得る。

        今週末、6月27日〜29日に山羊座で起きる満月までに(またはその少し後から)私達は様子が変化し始めるのを目撃するかもしれない。この満月は火星が逆行に転じた翌日、土星とコンジャンクトして起きる(太陽・土星のオポジション)。既に金星を含むヘヴィなグランドスクエアが発効中で、それに強烈な逆行/滞留の海王星も関わっている。宇宙はこれらに対し、ヘヴィな山羊座の土星と強力な逆行/滞留の火星の影響力をも加えてくるのだ。これは圧力釜が極度の沸騰点に達するさまを思い起こさせる。

だがその後は2週間にわたって月が欠けていき、代わりに木星がその支配力を主張していく*に従い、この攻撃的な原動力は徐々に減衰していく。全体のムードはおそらくより軽くなっていくだろう。しかし逆に全てがもっと誇張されてヒステリー症状へと導かれる可能性もある。 とはいえ、世の中はひと息ついて、思いやりある良心的な行動と善意をともなう取り組みが目立つようになるのではないかと私は考えている。
* 日本時間7月10日に木星が逆行から順行に転じる

        ではこれらが金融市場にどう影響するだろう? この期間(6月20日〜27日)にサイクル安値に向かう市場はボトムをつけて反騰しやすい。これはパニックになる時ではない。他の人々がそうしたいなら放っておけば良いだけだ。この時期は新たな期間、新たなトレンドを探すのに適した時期だ。それは木星・海王星と土星・天王星トラインが強調される8月中盤〜終盤まで続くだろう。たった1つの伏兵は火星・天王星スクエアで、これは9月中旬まで続き、いまだに市場(と投資家)を狂気に駆り立てるような予期せぬ出来事や発表との相関性を保っている。とりわけ8月1日±1週間が危険期だ。

  先週リバーサルが起きたかもしれない興味深い市場はユーロだ。ユーロはサイクル新安値まで下落したがスイスフランはそうならなかった。つまり異市場間強気ダイバージェンスが顕現した可能性がある。金と銀も同じ関係性を提示した。またナスダック総合は史上新高値をつけたが他の株式指数はそうは動かなかった。実際、下落している。つまり、6月20日〜21日の★★★重要変化日前後の期間に異市場間弱気ダイバージェンスと強気ダイバージェンスが複数顕れていることになる。これについては先週発行したMMAサイクルズ・リポートの月報で論じている。


        来週はこのコラムも通常の形式に戻るはずだ。だがこの週末、私は英国で終日ワークショップとウェビナーを行う予定で、そのテーマはサイクル(律動性及び宇宙的観点から)と金融市場との関係性だ。この催事を収録したビデオは次の週末には用意出来るだろう。もし全てが上手く運べば、講読者の皆さんにはMMAから報せが行くと思う。こうした話題に興味ある人にとっては多くの新しいアイデアと調査研究が披露されるこのワークショップは見過ごせないものとなるはずだ。






訳文ここまで
--------------------------------


June 13, 2018

○6/14の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  6月14日05:03前後、北海道周辺で 05:10前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は04:43前後、沖縄周辺では04:14前後に双子座 22°44’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 双子座22°~23°― 発効期:6/14~7/12 】
  "A barn dance"
『バーン・ダンス』

  "A three fledglings in a nest high in a tree"
『高い樹上の巣にいる3羽のヒナ鳥』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】

※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★シンプルで軽いが踏み出せば戻れない、けっして侮れないワンステップ
→★伝聞、又聞き、思い込みによる相互の誤解や認識のゆがみ、誇張に注意
→★余計な問題に足を踏み入れて他者の足を踏む結果になる危険
→★他者を愚弄したり冷笑的に振る舞うことで自分自身の中身を曝す傾向
→★ペア、または身近な範囲で協調し、手際良く動くことの効果
→★相手とポジションを替えたり違う観点を取り入れながら物事を進める
→★プロジェクト全体をふまえ自分の守備範囲を的確に捉えながら動く必要
→★コミュニケーションにおける「仲介役」が果たす機能の効果と困難さ
→★大きな変化のスタートにあたり、来し方をふり返って必須の調整を行う
→★動と静、運動と休息、蓄積するストレスへの対処が必須となる
→★目前の新しい状況への反動として起きる執拗な抵抗と安全願望
→★漠然と見えながら手の届かない物事にはやる、または焦れる心理
→★自分が心を寄せる集合体、血統、仲間への帰属意識の高まり
→★内外ともに次の一歩への準備が本当に整っているのか?を自問自答する
→★確実な変化を前に計画を再吟味し、動くタイミングを調整する必要
→★社会的慣習に従う生き方から外れたい衝動と
          飛び出した後に待つ厳しさを知っておくことの価値
→★闘う意味のある戦いを見極めて無駄なエネルギーを使わない
→★慣れすぎた安全な囲いから一歩出て未知の世界へ踏み込む勇気
→★表面に顕れることのない「何か」への突然の気付きまたは促し・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『プライドから解放されて透明になる』
                    
            今回の新月『断ち切り整理し準備する』


180614NM


★6月新月の星模様(アスペクト)とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトです。かなり多いけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分に関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。


≪長期の大背景として≫



新月とTNO カオスがコンジャンクト、セレスとセクスタイル
新しい状況を生み出すための混乱と葛藤、育む・面倒をみる・抱擁する/される・優しさを与え合う関係、母と子(息子/娘)にまつわる問題、またはバランスを欠いた母性の執着、息詰まるような関係から離れるために必要なスペース、生まれる前から連綿と続いてきた「家族」の物語と自分自身に明確な境界線を引く、優雅さやクラシックな美への志向、ノスタルジー etc.

ネッソス・キラルスのオポジション(長期のアスペクト) 
破壊や暴力による無辜の犠牲、若さや可能性を持つ者の死、驕り高ぶる気持ちへの打撃、突然の喪失、犠牲を払っても職務を果たす必要または姿勢 etc.

火星とSノードがコンジャンクト、レクイエムとNノードがコンジャンクト
 フォルスとヴェスタがコンジャンクト、アグニがMCにコンジャンクト

火山噴火、火事・放火、攻撃的な気分、突然の衝動的な言動、無謀さまたはチャレンジ精神、著名人の死、自死への誘惑、「火」のカルマまたはプレッシャー、ホットフラッシュ、安全のために頭を低く構える、自己防御のために身につける社会性、火の試練 etc.

木星と海王星がトライン(パラスを加えてGトライン)
 BMリリスとエロスがスクエア
 
同情心、善や友愛・平和を求めるこころ、チャリティー、優しさの価値、協調と助け合い(またはそれらの政治的背景と効果)純粋さへの憧れ、性的ファンタジー(または性的報復)、背徳的な歓び(またはセックスへの忌避感)、虚無や表層が強調されゴシップが飛び交う状況 etc.

海王星とアスボルスがスクエア
妄想に近い想像力、精神的サバイバル状況、物狂おしいプレッシャー、ジェリー状の壁の中を歩くような感覚、虚無や死への恐怖、自分が攻撃されたと感じればそれが「事実」だという論理、瀬戸際で危険を回避しながら不透明な日々を生き抜く、プレッシャーをバネにして少しずつ足許を固めていく力、いざというときに頭をもたげる強烈なサバイバル能力 etc.

6月9日~24日 水星OOB 双子座22°~蟹座21°
 (13日~17日最盛期)
型破りの発想または浮世離れした思考、突然のインスピレーションや方向転換、一風変わったユーモア、変わりやすい気分、刺激的(ときに挑発的)、傍目からは理解されにくい言語表現や思考の枠組み etc.

 ひらめきは大切に、コミュニケーションの行き違いや誤解には要注意。集中力が増すときと気が散るときの落差が激しい傾向があるので根を詰めるときと適度な休息とのバランスを。脳のストレスに注意。


昨日ツイートしたように、トランプ大統領はネイタルで水星がOOB。またネイタルの太陽と月のデクリネーションはOOBの数値に近く、これがビジネスマンや政治家としてOOB特有の発想を社会的な文脈に翻訳する助けになっていると思われる。彼の水星はプログレッションではもう人生の終わりまでOOBにはならないと思われるが(P月は約10年後に再びOOBへ)、トランシットのOOB水星には多少なりとも影響は受けそう。

6月9日 フォルスが逆行で射手座に戻る
6月16日 天王星・海王星ワクシングセミスクエア
6月14日~20日 土星・カイロン・ルシファーのスクエア
 (牡羊座入りしたカイロンの長期的影響を背景として)
自然災害(火山噴火、地震、洪水、津波、山火事など)、テロリズム、無差別殺傷事件、妄想やストーキング、予期せぬショック、感情の暴発、家族関係に潜む問題の表面化、無意識の深いアイデンティティ・クライシスを抱え「負けること」=「無に成る」という恐怖から互いに果てしないマウントの取り合いとなる etc.

6月18日~海王星逆行開始~11月24日
 (他の長期のアスペクトを大背景に)
生きることの「実感」「現実感」を得るための試行錯誤期になる可能性、部族主義(志向や意見を同じくする者、環境や立場が似た者同士の帰属意識やセクトの先鋭化として体験されるケースも考えられる)、自己信頼と自己不信が交互に起きる中であらためて問われる「自分とは何か?」

特に逆行・順行開始前後は感受性が強くなりがちなのでサイキックアタックや他者のネガティブな想いに「入りこまれる」状況に注意。

6月20日 Nノードと金星がコンジャンクト
6月21日 金星とNノード・火星とSノードのオポジション、
 土星・ネッソス(アグニ)からノードと金星にYOD、
 太陽・フォルス・ヴェスタがオポジション

恋に恋する状態(セクシャルな衝動も含む)、永遠と刹那の狭間を味わう、突然浮かび上がるカルミックな過去からの誘い(幻想に終わることが多い)、厄介なエゴから解放されたい思いが他者に投影され「危険な愛」に走る可能性、「死と再生」の仮想的な体験、セクシャルハラスメント、報復的な念を捨てる必要 etc.

6月27日 火星逆行開始 水瓶座9°13'~
 (火星順行8月27日 23:05  山羊座28°36〜)
7月7日 火星OOBへ(~9月24日)
7月7日~8月27日はOOB+逆行の火星がダブルで発効
7月27日~31日前後 火星が近日点の衝(火星が地球に最接近)

加えて7月13日に部分日蝕、26日から水星逆行、28日は皆既月蝕、8月7日に天王星逆行開始、8月11日にも部分日蝕という要注意期)

この時期は火星と「火性」的要素が持つあらゆる原理が強調されるので注意。身体能力の向上や旺盛なチャレンジ精神、勇気、リーダーシップなど活力を得るケースもあるけれど「やり過ぎ」るきらいも。

長く蓋をされてきた物事が劇的に表面に浮上してくる可能性、怒りと解放・刷新、事故、怪我には注意。機械的な故障多発の可能性、軍事衝突やサイバー戦争の激化、「火」や衝動性にまつわる出来事や事件、火山や地殻変動などの自然現象 etc.

緊急時は別として、手術(美容関連など)はなるべく避けたほうが良い。

180727UTCmars
 7月27日〜31日 火星が近日点の衝に(青:地球 赤:火星)

≪ 水瓶座~山羊座の火星逆行 ≫

  水瓶座の支配星は土星と天王星。つまり、水瓶座はパターン化(土星)したグループや社会に帰属して「わたし達」(天王星)を意識する場。また、そこではグループとして結束(土星)した「わたし達」と「わたし達」が "部族的" な意識をもってせめぎ合いながら、時とともに新たな社会的パターンを構成していく(天王星と土星)場だとも言える。

以前も書いたように、わたし達の思考やことばは今、ネットや電子機器を通して見ず知らずの地球の裏側まで瞬時に届くようになった。日々のコミュニケーションには、必ずしも直接的な体による確認は必要なくなっている。そしてそれに起因して、共同体やグループは地球規模で複雑に絡み合い、大きく拡がりつつある。けれども同時に、細かな志向や見解の相違による細分化もますます際立ち、互いに差異を確認しながら闘いあっているように見える。この傾向は天王星が牡牛座入りした今、より顕著になっていく可能性がある。(一般的に見て水瓶座が生み出す "ローンウルフ" は「一人一党」であり、生来の孤独な放浪者ではない。行動的にも心理的にもあくまで帰属者として社会との接点を保つ「最小単位のセクト」だと捉えておくのがより正確ではないかと思う。)

アストロロジャー E.フランシスは、世界が向かいつつあるこうした傾向を説明するにあたり、親交のあった故エリック・マクルーハン教授(メディア理論の大家マーシャル・マクルーハン教授の子息で『メディアの法則』の共著者)の言葉を例に挙げ、興味深い指摘をしていた。その一部を以下に引用してみる。

----以下引用(抄訳)-----

  “マクルーハン教授はかつてこう言った。『今現在 我々の身体はどこに居ようとも、我々自身が開発してきた全ての新しいメディアからの攻撃を受けている。これにより、我々の知性はひどく方向感覚を失った状態に陥り、長い刻を経て培われてきた世界中の文化に混乱と不安定化が起きている。肉体から遊離したコミュニケーションの時代においては、身体を通した体験の意味も、意義も、その重要性も著しく変容し、歪んでいく。』

突然立ったまま自分のかかとを掻いている自分に気付く瞬間を想像してみよう。 ポケットを探ったら突如5種類もの違う名前の身分証が出て来たらどうだろう? 彼が「ゆがみ」として示唆したのはこういうことだ。いや、状況はもっと悪い。

それは体を持たない経験、または体など大した意味を持たないか、自分の外側を浮遊しているような状態を指す。これはやがて、僕たちの精神に奇妙な順列組み替えを起こしていく。 たとえばもし誰かがあなたにセクシャルな欲望を抱いたとしたら、その瞬間からそれは「レイプ」と同じ性的暴行であるという見解が成り立つのだ*

エロティックかつ健全な欲求と攻撃性を持ち社会秩序に反する行動とが同じ事象だとされる現実(すなわち混同と混乱)こそ、マクルーハン教授が「身体体験の意味と意義が変容し歪む」と指摘した流れの直接的な結果として起きていることだ。”

(E.フランシスはこういった世界的な傾向を(たとえまだ一部のひとびとの見解だとしても)牡羊座の天王星とエリスのコンジャンクションによる「ネットを介した自分探し」にも紐付けて解説している。)
* 見知らぬ女性に心の内で性的欲望を感じること自体が「レイプ」と同様の犯罪的行為だとする言説は欧米フェミニズムの主張に始まり、現在アンティファ(レイシズムを糾弾する急進的アンチ・ファシスト運動)やリベラル左派にも拡がりつつあるそうで、日本においても一部に影響が見られる。また「身体体験」という括りでは、最近米国では女性アスリートの競技会にトランスジェンダー(主に身体的には男性のまま精神は女性であるひと)の競技者を受け入れるようになった結果として上位を独占する事例が出ており『今後は女性がいくら訓練を積んだとしても勝つことは出来ないだろう』という批判(主に右派)も聞かれるという。

------- 引用終わり -------


  「触れる存在」としての体を支配する牡牛座に天王星が入った今、「変容と歪み」の膨大な潮流が創られていくとしたら... 真の自分であり続けるためには、唯一触れて確かめられる「体」という存在に都度立ち還って判断していくことが重要になるかもしれない。けれどその一方で、現在は深い思考力を持つひとでも「真の自分」を掴みかねる、疑う、または誤解したり思い込みしやすい星回りではないかと思う。

けれど「自分」もまたひとつ「自分という名の慣習」であり、エゴの「パターン」に過ぎないのだとすれば...それをあらためて認識し、もっと深く見ていくこと…そして必要なら脱皮していくために、この「水瓶座→山羊座→水瓶座」と戻っていく火星逆行期は絶好の機会になるかもしれないと思う。アストロロジーとは「わたしとは誰か?」「何故ここに居るのか?」を探求するツールだとするならば。



そして…
6月28日 山羊座6°28'で満月!(土星とコンジャンクト)

 ふぅ。。(^_^;


rNeb



★6月新月のサビアン・シンボル★

        今回のサビアン・シンボル、以前から記事を読んでくれているひとは「あれ?前にも体験したっけ…」と思うひとが多いんじゃないかな。そうなんです。このシンボルって、何故かこのところ2年ごとに新月や満月としてやって来るんですね。2012年の天王星・冥王星スクエア期から始まって、これで4回目。他にも重複してやってくるシンボルはあるけれど、これほどリズミカルに重なってくるのはここで記事を書き始めた約8年間ではこのシンボルだけだったと思います。 けれど、2年ごとのルネーションとして体験するのもこれで当面の最後になります。このシンボルの下ではこれまでのルネーションでもけっこう記憶に残る出来事が起きているし、たぶん今のわたし達にとって計り知れない大きな意味を持つのかもしれません。

でもシンボルが持つ原理自体の説明はいつも似たような感じになってしまうし、どうしようかな...と思ったけど。初めてのひともいると思うのでもう一度以前の記述をところどころ少し書き直してUPしておきますね(ぁ、既読のひと、目にタコ?のひとはスキップしてくださいね)。


P1070527



        さて今回の新月でベースとなるシンボルは双子座22°『バーン・ダンス』。 直訳すると「納屋の踊り」、つまり日本だと盆踊りみたいなものかな。 西部開拓史の時代から、人々は何かの折節に納屋に集まり、ヨーロッパから持ち込まれたカドリールという集合ダンスやスクエアダンスを楽しんでいたそうです。 それはまだまだ生きることに皆がせいいっぱいの時代に、人々が必要とした「ハレの日」だったのかもしれません。 一張羅を着込んでおめかしして…そこにはきっと素敵な出会いもあったでしょう。でも、一番の目的は近隣の結束を強め、自分達が属する集団の絆を確かめることにあったのではないでしょうか。 

バーン・ダンスではパートナーがどんどん入れ替わり、いわゆる総当たりになります。あらかじめ決められたステップを踏み、決められたルールで踊るのですが、あらためて見てみるとけっこう複雑そう。。 誰かが手順を間違えたら、ミスの連鎖が起こってぶち壊しです。 なので「コーラー」と呼ばれる歌い手兼音頭取りのひとがいて「ハイ、次2人ずつ正面に進んで!」なんて、リズム良くかけ声をかけたのだとか。 コミュニティに受け入れられ、馴染んでいくには、コーラーのかけ声をよく理解し、男性・女性の役割に沿ってなめらかに動けるようになる必要があります。 バーン・ダンスはその地域地域で踊り方は微妙に異なっていたようです。つまり、その踊りを上手に踊れることは、取りも直さずそのコミュニティの一員であることの証明だったのではないでしょうか。

今は米国でも皆と等しく踊らなければならないバーン・ダンスの様式はすっかり廃れ、その伝統は地方の高齢者コミュニティによって細々と守られているのだそうです。

(今、あらためて下の動画を見てみると、トランプ大統領を誕生させた原動力の一部にはこういう方々の存在があったのかもしれない...という気もします。)




  この動画を見ると、コーラー役のひとが重要な役割を負っているのがわかると思います。曲のリズムを乱さず、歌うようになめらかな指令を出す。誰かが聞き違えて逆方向にステップを踏んだり次のパートナーを間違えたりしないように、明確で楽しげに盛り上げていく。そんなふうに皆を上手に誘導出来るコーラーさんはセミプロ級のリーダーとしてもてはやされたとも聞きます。リーダーがいて、ダンサーがいる。それぞれが、コミュニティにおける自分の役割を受け入れ、引き受け、それを楽しみ、存在を認め合っている状態。

それがたとえ窮屈な社会であっても、日常に戻れば誰かとの争いやいがみ合いがあったとしても。 困ったときにはきっと助けあえる。そのためのバーン・ダンス。西部開拓史の時代に一匹狼として生きるよりは、どれほど安全で楽だったことでしょう。

        さて、人々が開拓の苦労をしばし忘れてダンスに打ち興じるその一方では…19世紀中盤〜20世紀初頭、当時荒廃した中国から活路を求めてはるばる移民としてやって来た人々がいました。あからさまな人種差別が普通に行われていた当時、同じ国の言語、同じ文化で結ばれ、異国の地で生きるために最下層の仕事に励んだ人々。 金鉱山を追われて都市部に流れた人々の、路地裏の狭い洗濯工場は家族経営だったのでしょうか。そこでは老若男女がそれぞれに洗うひと、干すひと、アイロンがけをするひとに分かれて汗まみれで立ち働いていたことでしょう。 そう、今回の新月の度数に対向し、補完する射手座22°のシンボルが『中国人の洗濯屋』なんですね。


P1070317


        沢山の汚れ物を素早く綺麗に仕上げなければ、食べていくことは出来ません。次から次へと運ばれてくる汚れ物。暑く狭い工場内には中国語が飛び交い、アイロン台の上には見知らぬ白いひと達がハレの日のダンスに着た綺麗な衣装が広げられていたかもしれません。 彼らは暗く狭く蒸気のこもる部屋の中を器用に動き回り、効率良く自分の役割を果たしていきます。きっといつか自分達に陽が当たることを夢見ながら...。こうした日々の営みを積み重ね、それを過ぎ越していったその先に、今アジア系で最大の勢力を持つと言われる中国系米国人社会の姿があるのかもしれません。そしてもしかしたら、今米国と肩を並べる大国となった中国という国家の姿も...。

新しい状況、新しい土地、新しい出会い。その中でわたし達は自分の居場所を求め、受け入れてもらいたいと望みます。 なぜなら、安全と安心を手に入れたいから…それを手に入れて初めて、夢を追うことが出来るから。そして何よりも、何処かに帰属することが自分の存在理由となり、それがアイデンティティにもなるから……。

けれど、ひとの集まるところには様々な矛盾があふれ、誤解が生まれ、疎外や激しい差別さえ生じます。それでも、わたし達はそんな現実と向き合っていかねばなりません。 それがこの世界に "生きること" の赤裸々な第一歩だからです。 生きることの意味、それはもしかしたら、汚れたものを受け取り綺麗に洗って送り返していくこと…そんな小さな行為の積み重ねの中にあるのかもしれません。


P1110659



        さて、次はメインのシンボル双子座23°『高い樹上の巣にいる3羽のヒナ鳥』 です。 ヒナ達はまだ飛ぶことは出来ません。 高い木の上に造られた安全な巣の中で、羽根が十分に強く成長するその時を待っているのでしょう(「3」はひとつの図形を構成する最小単位。ヒナ鳥というひとつの段階が完成した姿、次に進まなければならないステージを象徴しているのかもしれません)。 

小鳥達にはそれぞれの種特有のさえずり方があります。 そのさえずりは彼らの縄張りを主張し、種の継続を高らかに歌い上げます。もちろん、餌を求めて鳴くヒナ鳥達にもその片鱗は伺えます。 3羽はそれぞれに、自分が一番先に食べ物にありつこうと必死です。 一日も早く大きくなって、力を付け、巣から飛び立たなくちゃ! 羽根をいっぱいに広げて! まだ見ぬ森へ、草原へ、高く……。それはヒナ達に備わった本能なのかもしれません。内側から自然に湧き起こる何かに押され、ヒナ達はもうすぐ巣を後にすることでしょう...。


birds



        一方、この度数に対向し補完する* 射手座23°のシンボルを覗いてみると『入国する移民達』が出てきます。一つ前の度数ではすでに米国内で働いている移民の姿が描かれていたのですが、このシンボルではまだ入国手続きは終わっていないようです。 大きな移民船から自由の女神を見上げた人々。 彼らはこれから新しい大地で築いていく暮らしに夢や希望を持っていたことでしょう。 祖国を捨てて新天地に賭けたのです。不安や緊張はあったとしても、目の前には自由の大地が開けている… 今までとは全く違う人生が待っているかもしれない。いえ少なくとも、それを自分の手と器量でつかみ取っていく可能性がここにはあります。下船を待って列を作る彼らのこころは逸ります。早く船を降りて、自分の足を新しい大地に着けたい! 港では当座の仕事や宿を世話するブローカーが屈強な働き手を物色しています。真っ先に降り立つことが出来れば、それだけ有利なチャンスにありつけるかもしれません。
* デーン・ルージャー(ディーン・ルディヤー)のセオリーで言えば「where to」、つまり放射されたエネルギーがわたし達を貫いて向かおうとする方向。ちなみに前後の度数、たとえば双子座22°や24°の並びは人間の意識による共鳴を反映しつつ変容していくエネルギーの方向を示すという考え方。

        移民としてやってきた人々は、所定の手続きを終え、住む場所をみつけ、仕事を手に入れるまでは大きな忍耐を要求されます。知らない土地には未知の危険が待っています。だから最初のうちは、まだか!まだか!とはやる心を抑え、慎重にいかなくてはなりません。けれどそれと同時に、慣れない土地で自分の人生を切り拓いていくには、強烈に燃える炎のようなエネルギーと意志の力も必要だったはずです。 彼らはそれぞれにこの新天地に降りたって、やがてここで第二の故郷を見出すでしょう。けれどその時が来るまで彼らの内なる炎を支えたものがあったとしたら…もしかしたらそれは…捨ててきたはずの故郷、自分が最後に拠り所とする 「私は誰か?」という問いへの答 — 自らの揺るぎないアイデンティティだったかもしれません。


P1040284



        ヒナ鳥達にも、移民達にも、まもなく新しい門出のときが訪れます。 馴染みの無い世界でひとり立ちするときが、もうすぐそこに迫っています。これから先のことは誰にもわかりません。ただ、この先にはくぐるべき門があり、越えるべき壁が立ちはだかっている。それが目の前に迫ってきていることだけは、皆が感じています。

はやるこころを抑え、不安を抱えながら、移民達は何を携えて新たな関門に入っていくでしょうか? 家族や故郷の写真? コーランや聖書? 必死で貯めてきた、当座用のお金?… それとも、身一つで入国し、新しい故郷を自分の大地として、底の底から全てを造り上げていくのでしょうか…あるいは、彼らは小さな船に乗って、難民として命からがら異国に辿り着いた者、護るものなどもう何も無いという心境なのでしょうか?  

        一方、3羽のヒナ鳥達は今、体の奥底から湧いてくる本能的な「促し」を感じています。巣立ちのときが迫っている。その予感、そして予兆。

でも、いざとなると不安です。飛び出したとたんに落ちてしまったら? 天敵が襲ってきたら? 彼らはピィピィピョ〜と鳴きながら、こんな会話を交わしているかもしれません。

『さぁ、飛ぼうぜ!ママやパパみたいにさ!』
『うん! そんなに難しくなんかないよね!』
『そうだよ!よ〜し! ..............じゃ、先に行って』


P1060500


  このシンボルは、わたし達にとっても今、可視・不可視のゲートが迫っていることを暗示しています。もうまもなく、何かが再び変わる。何かが始まっていく。そのとき、わたし達はいったい何を携えて進んで行くでしょうか?  過去と未来の狭間に立って、あらゆる可能性の渦に直面したとき、わたし達を動かしていくそれぞれの「核」は何処にあるのでしょう?  

新たな旅立ちへの準備をするには、いったん過去から背負ってきた荷物を降ろし、整理することが必要になるでしょう。家族とともに在っても、仲間と一緒でも、究極には独りであることを受け入れることも必要です。それはこれまで自分が帰属してきた「家」や「共同体」が持つ「パターン」からの新たな訣別かもしれないのだから。 

わたし達は天王星・冥王星スクエアに始まったカーディナル・クライマックスの下で、これまでもサイクリックな旅立ちを繰り返し、ここまで来ました。 けれど、本当に最後の最後に自分の中に残るものは何なのか? わたしは何故ここに居るのか? それぞれに用意されているかもしれないその答えは、たぶんまだ見ていません。
 

P1030386



  膨大な時代の流れにあって、これから先のわたし達が実際に未知の世界へと踏み出すにせよ、個としての心理的な体験として経験するにせよ、最初の第一歩を踏み出すためにしなければならないこと。それは自分を「魂の移民」として一度見直してみることなのかもしれません。

それとも、やっぱり3羽のヒナ鳥中の1羽としては、誰かが先に飛び立つのを見てから... のほうがいいかも。自分はまだまだだし。まだ準備が出来てない。親鳥と別れて自分で餌を取るなんてきっと出来ないし、兄弟達とも離れたくない。なんとなく怖い。。 

...でも今の自分にとって「親鳥」って何だっけ? 

もっとしっかりした羽根があればな。大きな鷲や鷹を、誰かやっつけてくれないかな。

あぁ、それにしても自由に飛んでみたい... 飛ぶ。 生きる。 きっと生きるって、そういうことだもの。自分が、自分という一羽の鳥になるために。



でもその前に... ちょっとコーヒーでも煎れようかな。。


あれ? 何だろう? 景色が変わってる.......




eo-galaxy





have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

June 10, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------

来週のメリマンコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “EU、メキシコ、カナダからの鉄鋼やアルミニウムへの高関税を敢行するというドナルド・トランプ大統領の決定を受けて、金曜にカナダのケベックで開幕するG7会合には冷ややかな空気が漂いそうだ...  EUは既に3月の段階で示唆していたように、クランベリー、オレンジジュースからバーボンやバイクに至るまで標的として報復措置をとり、7月1日には課税が発効するかもしれないとしている。メキシコは水曜、米国からの輸入豚肉に対し20%の関税を掛けると発表した。一方、カナダはトランプ関税への対応に関しEUと足並みを揃えることを検討している。また中国も先週末、トランプによる中国製品への関税引き上げが推進されるようなら貿易摩擦の軽減をふまえて取引を破棄するかもしれないと示唆した。”

— Holly Ellyatt
  “Trump Vs. World: Tariff Dispute Likely to
  Cast a Chill Over G-7 Summit” 
  www.cnbc.com 2018年6月8日付

        先週、世界の株式指数はかなり調子良く、『フォーキャスト2018』で提示したMMAの★★★重要変化日(CRD)だった5月29日〜30日の安値から見事に上昇した。しかしながら、トランプが同盟国に関税を課すかもしれないという金曜のニュースを受けて下落する前に全ての指数が5月21日の高値を超えて反騰したわけではない。その結果として、これは異市場間弱気ダイバージェンスにより近いシグナルとなっている。

アメリカ大陸においては様々な様相が見られた。ナスダック総合は金曜に下がる前の6月7日に史上新高値となる7697まで舞い上がった。ダウ工業平均もまた先週遅めにサイクル新高値をつけたが、ナスダックのような史上新高値とはいかなかった。だがブラジルではかなり様子が異なり、ボベスパは6月7日に半年以上ぶりの最安値71,161まで落ち込んだ。アルゼンチンのメルバルは世界の多くの指数と同様に先週終盤にかけて反騰したが、それも5月18日の高値と6月1日の安値の中間に留まった。

似たようなダイバージェンスはヨーロッパでも見られた。ロンドンのFTSE、ドイツのDAX、オランダのAEXは反騰したものの、金曜に下落するまでに5月22日の高値を超えることはなかった。だがスイスでは、SMIが年初来安値だった5月31日の安値を試して週を終えた。

        奇妙な動きはアジアと環太平洋地域にも見られた。オーストラリア、香港、日本、インドは全て活発に反騰したが、5月15日〜21日にかけてつけた直近の高値には届かなかった。だが中国の上海指数は金曜に3053まで下落し、5月30日につけた年初来安値3041を試した。これはおそらくトランプ大統領による中国製品への新関税への反応と見られる。

ひょっとするとトランプ氏は自らの行動 — 目前に迫った北朝鮮との話し合い — が、中国やその他の同盟国を何らかの協調姿勢の受容に向かわせると考えているのかもしれない。それは非常に大きなリスクに見えるし、今後も3ヶ月は続く火星・天王星スクエアとも合致している。他方、もし彼が世界一賢い男だとすれば... もしかしたら上手くいくのかもしれない。あるいは、彼はこのところの自分の保護主義的貿易政策に苦虫を噛みつぶしている皆から素敵な誕生日プレゼントを貰えるだろうと思っている可能性もある。彼の72回目の誕生日は今週、6月14日だ。そのソーラーリターン図に金星(協力)・天王星(非協力)スクエアが形成されるということは、誕生日に彼が望んでいる、またはある程度期待している(金星)ものを得る惑星エネルギー的可能性はそう高くないだろう(彼が腎臓結石でも望んでいない限りは)。

        他の市場では、原油が6月5日につけた数週間ぶりの安値64.22から見事な回復を見せた。銀は6月7日に6週間ぶりの高値16.93まで舞い上がった(だが金とビットコインは静かなままだった)。ユーロは5月29日に17ヶ月サイクルの新安値1.1500まで下落した後急上昇し、1.1800を上回った。だが最も目を引く上昇を見せたのは、『フォーキャスト2018』とウェビナー以外ではあまり触れたことのない生牛市場だった。生牛は5月17日の安値101.37から今や牡牛座天王星による押し上げが始まり、金曜には110.45まで騰がった。最近のウェビナーや本で示唆したように、肉好きにとって今後2年ほどは日増しに懐が痛むことになりそうだ



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “最近催したクライエントとのディナー形式の座談会では、拍車のかかる米国の賃金上昇が目先の市場安定性に対する最大のリスクだという点でほとんどの参加者が一致した。もし米国内の賃金インフレが膨らめば、FRBは引き締めを続行するだろう。彼らは通常、何かを壊すところまでやり続ける。1950年以来、FRBが金利引き締めを行った13回にわたるサイクルの内、10回は不況を招いて終わっている。残り3回の引き締めサイクルでは、1994年に起きたメキシコのペソ危機などの市場爆発が起きている。”

— Albert Young
  Société Générale, Global Strategy
  www.sgresearch.com 2018年6月6日付

先週のコラムで述べたように、
『原油は5月22日の3年ぶりの高値(72.83)から6月1日まで、かなり急激に下落した。これが示唆するのは、今週ないし来週には一時的、または最初のボトムをつけつつあるかもしれないということだ。今後、6月7日木曜に起きる太陽・海王星のワクシングスクエアとその後6月18日に起きる海王星逆行によってもそれは支持されている(私自身の研究においては海王星は原油の支配星だ)』

この下落はついに64.22で止まり、たった2週間のうちに12パーセント近くを失うことになった。もしこれが長期サイクルの底であれば、原油の新高値への上昇はインフレ率を押し上げ始めるだろう。

しかしながら、インフレ要因へのもっと大きな惑星ファクターは2020年1月12日に起きる土星・冥王星コンジャンクションだ。つまり、この時期に向けて金利とインフレーション両方の上昇トレンドが加速する可能性があり、それは上昇する金利が回復を妨げ始め、おそらく2020年〜2023年までに深刻な不況へと導くまで続くかもしれないということだ。これは土星・冥王星と土星・天王星のハードアスペクトがそれぞれ1年を置かずに形成される状況の歴史的相関性を基に導き出される予測であり『フォーキャスト2018』および直近のウェビナーでも触れているが、6月22日に英国ロンドンから放映するウェビナーにおいて再びその詳細を論じるつもりだ。

  今週はもう1つ、重要な長期のアスペクトが展開する。6月16日、天王星が海王星に対し3回目の45°セミスクエアを形成する。それは太陽系において2番目に長い惑星ペアサイクルの一部だ(全サイクル171年)。

天王星が海王星にこのようなアスペクトを形成する時は、洪水や津波、地震、火山噴火などの自然災害に関連する。またサイバー空間での窃盗やスパイ行為、さらには精神障害や "壊れた人格" が現実との接点を失うことで他者の生命を脅かす、または企図する一匹狼的犯罪にも相関している。この時期の「リアリティ」は疑わしいものと化す。海王星自体が逆行に転じるからだ。あなたが見たり聞いたりする物事は、おそらく現実や真実に近いものでさえないかもしれない(それが究極の霊的真実でもない限りは)。もし私達が言われたことをそのまま何でも信じるほど十分にナイーヴだとすれば、それは奇術の類い、はたまた人類の感情を刺激する病的な騙しのトリックだ。ではどうすれば良いのだろう? その明らかな対抗手段は究極の真実を探求し、メディアや報道、または世界の指導者によって公表される陳腐な考えに甘んじないことだ。トランプ・金正恩の平和交渉は何と奇妙なタイミングで行われるのだろう。これからの2週間、いったい誰が誰を騙すのか?

まぁ、これほどまでに面妖かつ不確かなシグナルの下で私のクライエントに伝えたい持論は『希望を持って最善の結果を祈りつつ、最悪の結果に備えよ』ということだ。そして、喧噪を避けて静養するには良い時期となるだろう。







訳文ここまで
-------------------------------------------


June 03, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------


≪ 先週をふり返って ≫

“労働統計局によれば、5月の米国経済は雇用増加が堅調に進み、非農業部門雇用者数は22万3千人増となる一方、失業率は3.8%と18年ぶりの低下を見せた。エコノミスト予想は雇用数変化が18万8千人増、失業率は3.9%だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2018年6月1日付

        ふーむ... 前回、失業率がこれほど低かったのは確か18年前の... 2000年8月だったか? また当時つけたダウ工業平均の史上最高値は2000年1月で、2000年3月につけたナスダックの史上最高値5000+ がそれに続いた。その後ドットコム・バブルが弾けるとともに、2002年10月、後者は80%の下落をみている。45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインの下でダウ平均がまたしても史上新高値をつけようとしている今日、以前と似たような怖れを私達は抱いている。2000年には土星・天王星がワクシングスクエアを形成していた。

土星と天王星がある特定のメジャー・アスペクトを形成する周期は45年だが、これは長期サイクルの天井と底に関してはどの惑星ペア・サイクルと比べてもより顕著な関連性を持つ。直近のケースでは、このアスペクトは2016年12月〜2018年8月まで続く。4年またはそれ以上の株式市場サイクルについては、当該サイクルの長さにより10ヶ月のタイムラグの可能性はあるものの、この期間に新たな展開を見せる例が最も多い。株式市場の長期サイクルにおける天井への動きが2018年、遅くとも2019年半ばまでには完了すると私達が予測する理由もここにある。

        短期的には、先週の世界の株式市場は非常に不安定だった。前回のコラム以来、太陽が牡牛座から双子座へと移行したことをあなたは意識しているだろうか? 双子座は水星に支配されている。このトリックスターはアニメのロードランナー* のごとくこちらに向かって矢のように突進して来たかと思うとクルッと向きを変えてあちらに走り去り、また突然あらぬ方向に走り出す。彼がどちらに方向を変えるかなど誰にもわからない ― わかっているのはただ、彼がやっと落ち着いてどちらに行くか心を決めたと見えたその一瞬後には、驚くべき落ち着きの無さを見せて走り去ることだ。彼は常に上へ下へ、右へ左へとひたすら転回し、走り続ける。この典型的パターンが先週の市場活動に見られた。そしてそれは世界の指導者達... の、何だ? 彼らの本能的直観か? ... に追従して起きたものだった。
*ロードランナー:ビューっと走って逃げるのが得意な鳥、ミチバシリをモデルにした漫画/アニメのキャラクターで米国の子供達に絶大な人気があった。

  まず北朝鮮との首脳会談が決まり、立ち消えとなり、結局のところおそらく開催することになった。関税をかけることになり、その後止めになり、そして再び課税が生き返った。だがまもなくそれもまた止めになるかもしれない... 何だ? 本能的直観によってか? 

こうした様相を受けて先週のダウ平均は400ポイント下げて始まり、翌日は300ポイント騰がり、その後木曜には250ポイント下げ、金曜には200+ 上昇して引け、週を終えた。ちょうどモンスター級のジェットコースターに乗ったようなワイルドな週だったが、これをアストロロジーの観点から描写するなら、まさに太陽が双子座を運行し、火星と天王星がスクエアを形成する時の感覚だろう。これらの惑星コンビネーションはワイルドだ。重要変化ゾーンに入って市場は(世界の指導者達とともに)その法則どおりに動いた。だがストレスに押し潰される必要はない。何故なら太陽は6月21日に双子座を出る。その先は9月中旬までただ火星・天王星スクエアと闘うだけで済む。それはまるで、ジェットコースターからティルタホィール*に乗り換えるようなものだ。
*日本の遊園地にある「コーヒーカップ」に似た米国のクラシックな遊具

        先週、米国の株式市場がアップダウンを繰り返したのに引き比べ、他のいくつかの市場は下がり続け、そのほとんどが4週間ぶりの最安値水準まで落ち込んだ。しかしながら中国の上海指数とブラジルのボヴェスパは今年の最安値レベルに下落している。例外はインドで、実際ニフティは週のほとんどで反騰した。これはMMTAの卒業生でアナリストのニティン・バンダーリによる『MMAインド株式市場週刊リポート』で予測したとおりの動きだった。

        他の市場では、米ドルが6週間ぶりの最高値水準まで騰がったことに伴い、金と銀が苦闘した。またイタリアの政治混乱とトランプ大統領の関税(新税)に関する行きつ戻りつのポリシー豹変を受けて、安全を求めた投資家が米ドルと米国債に向かったため、これもまた先週急騰した。原油は5月22日に3年ぶりの高値72.83をつけた後、試練の週を迎えた。高値をつけたのは、2度目の木星・海王星ウェイニングトライン形成のちょうど3取引日前のことだった。

このコラムでも何回か詳細を述べたように、私は木星と海王星を魚座の共同支配星として見ている。そして魚座は原油を支配する。しかし、先週シカゴで開催されたファンタスティックなUACカンファレンスにおいて、他のファイナンシャル・アストロロジャー達が原油の支配星を土星と冥王星だと考えていることを聞いた。私の考えでは、冥王星は掘削に関連し、土星および土星が支配する山羊座は堅固な事物、たとえばセメントや石炭に関連する。オイルは液体で魚座とその共同支配星である木星と、とりわけ海王星の領域となる。

しかしながら、同業者による相関研究の内容は興味深く、もっと注目されて然るべきものだった。いくら私が山羊座だとはいえ、自分自身の研究と信念にそれほど固執しているわけではない。そんな風では異なる視点を持つ他者から学ぶことなど出来ないだろう。とりわけ彼らが自分達の信条を裏付けるだけの研究結果を論証しているならなおさらのことだ。


*ロードランナー


*ティルタホィール



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “一方、米国のトランプ大統領は以前自らツイートで否定した消費者に対する増税を決めた。一部に中国からの輸入品を使って製造される製品500億ドル分に25%の追加関税が上乗せされる(これは貿易戦争でさえない)。結局は自分達が課税されたことに消費者が気付かないような増税の仕方は、トランプにとってこれがおそらく最後になるだろう。”

— Paul Donovan
  UBS Morning Comment 2018年5月30日付

        “米国の迅速な経済成長ぶりが取り沙汰されていたさなかに世界規模のトラブル勃発の懸念が生じたことにともない、株式市場は火曜(と木曜)に真っ逆さまに墜落した。ユーロに対するイタリアの政治不安に加えて中国からの500億ドル規模にわたる輸入品に対するドナルド・トランプの一方的な追加関税の決定は、投資家をリスク資産から退避させた。ダウ平均はイタリアの混乱とイタリア、スペイン両国の債券利回り上昇によって1.6%下落し... トランプ関税がヨーロッパの経済と政治に危険な状況をもたらし... それはバラク・オバマ時代に専制的に制定された法令からの大きな教訓だ。そしてこれこそトランプ氏が破壊しようと働いてきたもののはずだ。しかるに今や、彼はオバマ政権によって創り上げられた不確実性を、専制的な関税によって彼自身のものにしつつある。”

— “America First Meets Mr. Market”
  from Opinion Page
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月30日付


        木星・海王星トラインに金星がグランドトラインを形成するにつれて、原油は5月22日の3年ぶりの高値から6月1日まで、かなり急激に下落した。これが示唆するのは、今週ないし来週には一時的な底、またはプライマリーボトムをつけつつあるかもしれないということだ。今後、6月7日木曜に起きる太陽・海王星のワクシングスクエアとその後6月18日に起きる海王星逆行によってもそれは支持されている(私自身の研究においては海王星は原油の支配星だ)。

今後2週間にわたって強調される海王星はまた、「信頼 対 不信」というテーマを最前面に浮上させる。これはまさにトランプ大統領が北朝鮮の指導者、金正恩と会うタイミングだ。この会談で話し合われる何かがダイレクトに外部に伝えられるだろうか? おそらくそれはあるまい。

海王星に何かを明らかにする力はない。ただ想像し希望を抱くだけだ。彼らは先々に拡がるこの惑星の素晴らしい未来について話すかもしれない... つまり、もし彼らが本当に会うのならの話だ。何故なら海王星には直前になって「約束をすっぽかす」傾向もあるからだ。 海王星が絡む時、全ては「絵」として描かれたイメージだ。そしてそれは、誰かをとても魅力的(現実の当人よりずっと素晴らしい姿)に見せるための物語か、または極悪人(現実の当人よりずっと悪辣な人非人)に仕立てるための筋書きを創り出す。

海王星が関わる時、リアリティーなどというものは交渉次第でどうとでもなる。海王星の「現実」とは何か? それは「それそのもの」ではなく「それではないもの」を、最も魅力的で面白く、抵抗しがたいほど心惹かれる(または感動する)絵として描く能力を持つ者が手にする「何か」だ。

だからあなたは首をかしげてこう思うだろう。『リアリティーとは何だろう?』 ではついに天王星が牡牛座入りした今、リアルな「お金」「通貨」そして「安全」とはいったい何なのだろうか? 

だがこれについてはまた別のコラムで論じるとしよう。







訳文ここまで
---------------------------------------------


May 28, 2018

●5/29の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで5月29日23:38前後、北海道周辺で23:44前後、関西方面は23:19頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で22:40前後に射手座8°10'で満月となります。

*今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出
して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月 射手座 8°→9° ~ 太陽 双子座 8°→9°】
  "Rocks and things forming therein" "An industrial strike"
 『内部で形をなしていく岩石やもの達』『工場労働者のストライキ』
  ↓
   "A mother with her children on the stairs" "A quiver filled with arrows"
 『子供達を連れて階段の上にいる母親』 『矢でいっぱいに満たされた矢筒』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~6/13】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★自分自身がこころの内で主観的に創り上げてきたプレッシャーを理解する
→★長く拠り所だった基盤の変化に頑迷に抵抗しエネルギーを使い果たす危険
→★徐々に溜めてきたエネルギーの圧力が破壊・創造両方の意味で解放される
→★個人的な閉塞感が「働くこと」に関わる社会的不公平感と結び付く可能性
→★新しい観点に目を開くか、従来のやり方を強化していくかの選択
→★溜まりに溜まった負のエネルギーを出来る限り健全な形で放出していく必要
→★感情的・物質的な不満を無意識に合理化する手段として
  "正義" の名の下に行われるウサ晴らし
→★あちら立てればこちらが立たずの板挟みの中で目前の現実に即した妥協を探る
→★突然のひらめきを得てそれまでの観点や方向性が全く変わる
→★多くの可能性が潜在する中で理想に固執せず今 最善の道を見出す必要
→★失敗や喪失、トラブルの可能性を思い描いて怖れる気持ちを克服する
→★むやみに動かず最適の手段を通して最もふさわしい対象に働きかけていく
→★やり直したり学び直すために、自分にとって今までより楽な環境を選択する
→★あえて一歩下がり二歩進み、また一歩下がりながら慎重に進む必要
→★他者が言い放つ辛辣な言葉を個人的に受け取り不必要に刺激される危険
→★何かが大きく変わっていく中で自分の足許にしっかり根を張りたい気持ち
→★過渡期にあって重要となる、冷静かつ地道で目配りの利いたガイダンス
→★ひとり新たに自らの足で立つという予兆を感じ、揺れないこころを確かめる・・・→

エネルギーのポイント:新月『プライドから解放されて透明になる』
            
            満月透明への道程に必要な厳しさと慎重さ』 

180529FM


★満月期の注意点ずらっと:アスペクトから★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトです。かなり多いけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

乙女座8°台のオルクス、魚座9°台のネッソスとGスクエアの満月、翌日水星が双子座入り
 これから先のために、溜まりきった歪みに一度区切りをつける。カルミックな澱みの清算または審判。常軌を逸した社会の側面をかいま見る。突然噴出するエネルギーとそれに導かれて起きる出来事に注意 etc.

恒星アンタレスとコンジャンクションの満月
 大きな壁に立ち向かう勇気。剛毅さ。やり過ぎ。好戦的。向こう見ず。thinking fighter。本能的な動き。過度の情緒と衝動性ー火星・天王星スクエアに燃料を与える側面に注意。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」的な状況 etc.

蠍座15°台逆行木星・魚座16°台海王星・蟹座12°台金星のゆるいGトライン
6月1日~2日 木星・海王星トラインにT金星がGトライン、OOBの水星が小惑星ニッポニアとコンジャンクト、火星とトライン
月・Nノード・カイロンのゆるいGトライン
 リジッドになり過ぎずタイミング良く「外す」ことの効用。寛容の精神で互いの思いに耳を傾けることから開ける可能性。フェアなファイティング・スピリットを保つ、根底の思いやりと優しさの発露。過去の痛みを脱して本来の自分に還る。または匿名性に隠れた過剰な尊大さという病の拡がり etc.

乙女座4°台小惑星ニッポニアがIC、射手座3°台小惑星プアーがMC、魚座3°台エクスカリバー、乙女座3°台ケンタウルス族リフォノスがGスクエア
    弱者の側に立とうとする使命感。大風呂敷をひろげる傾向に注意。重荷を背負う巡り合わせを感じる。防御や防衛のために常に醒めている必要。自力本願の精神(または協調性に欠ける態度)で境界線を明確に引く。自己信頼 etc.

6月3日 月が水瓶座のSノード・火星のコンジャンクションを通る。フォルスとルシファー・カイロンのスクエア  ~14日の新月に火星がSノードとコンジャンクト
    非常に流動的で変化しやすい状況。どんでん返し。鬱屈と全方向的なフラストレーション。過去の事物の再燃が新しい状況を生み出す。表面からは見えにくい水面下の重要な動き  etc.

6月6日蟹座のOOB金星・山羊座の冥王星が20°台でオポジション(金星OOBは7日に終了)、〜6日 双子座14°台で太陽・水星コンジャンクト、〜7日 水星がOOB入り ~9日 蟹座・山羊座・牡羊座20°〜23°台で金星・冥王星・エリス・グリーヴ・月がTスクエア
    愛・憎こもごもの強烈な関係。力で相手を従えるまたは操縦する試み。どこからともなく湧いてくる悩ましさや物狂おしさ。強烈な影がもたらす創造性。情緒に絡む自己欺瞞や操縦的な人間関係の泥沼。「二つでひと揃いの何か」が崩壊する。怖れに基づいた人間関係。突然の出来事からのショック。哀しみを脱してシンプルな自分に立ち戻る etc.

6月7日~24日 水星がOOB(アウトオブバウンズ/13日~17日最盛期)
 型破りの思考やインスピレーション。妄想的な発想に注意。多様な思考が一度に浮かんでまとまりにくい傾向。窮地に立って意表を突く発想が浮かぶ (ゲリラ的思考)  etc.

6月16日天王星・海王星セミスクエア(この満月あたりからそろそろ発効)
    大規模自然災害。人災。テロ行為。サイコパス的な犯罪。疎外されたという犠牲者意識がもたらす怨恨とその合理化による無差別攻撃。強化された妄想による他罰的な行為。現実感の喪失。リテラシーのさらなる劣化。コミュニケーション・ブレークダウン etc.

そして…
6月14日 双子座22°台で新月!



★5月満月の サビアン・シンボル★

 今回はちょっとメモっぽく書いてみますね。

ベースのシンボル 月 射手座8°内部で形をなしていく岩石やもの達

  → 原文は "Rocks and things forming therein" で、"therein" を「内部で」としてみたのだけど...("therein" は「その場所に」「その中に」または「そのときに」という意味がある)。ここで言う内部とは何処だろう? 普通に考えれば岩石が形成される地中深く。そこは、あちこちと方向を変えながら軽やかに吹きわたる風性(太陽が位置する対向の双子座領域)とは全く異質の領域。 不動に見える大地の下は、恐るべき火と圧縮の世界。

長い長い時を経て無数の動植物や昆虫達の亡骸 — 死 — をも溶かし込み、マグマは固まる。そしていつしか岩、鉱石、貴金属や宝石の原石、原油や鉱泉などの「もの達」が生成されていく...そんな、圧倒的な力の場所。 けれどそれを指すだけなら、きっと「大地」や「地下」を明確に示すようなことばが出て来てもいいはず。けれど使われているのは微妙に謎な "therein" 「その中」ということば。これはこのことばを発したチャネラー、エルシィの中に「すでに見えている」なんらかの場/領域があって、でもそれを表現する「名前」「名付けることの出来る既視の場」が無かったからではないか?とも思える。

「名前の無い場所」の内部で熱と圧力に曝され、次第に「カタチ」を持つようになる様々なもの達。じゃ、そこに描かれる地下世界という名の圧力釜は、わたし達人間の無意識領域だろうか? だとしても、多分それは水性を帯びた情緒的なこころを指しているんじゃない。無数の記憶の断片が地熱で溶け崩れ、日々の経験の中で強い圧力を受け続ける。そしてそれは、いつしか新しい特質 — 意味 — を持ち始め、新しい形 — 思考 — となって蘇ってくる。それはわたし達が忘れ去ってしまった人生の記憶の全てを原動力として、世界と呼ばれる自己宇宙に新たなカタチと意味を与える私的リソースかもしれない。新たな世界観(射手座)の静かなる生成。

そこにはきっと、限りなく燃え続ける生の様々な可能性が潜在してる。そして、死と破壊と腐敗へと向かう、まるで呪詛のような思考のカタチも。 その力は今、わたし達の中で徐々にある形を取ろうとしている。ならばわたし達は、それをどんな意志を持って迎え、何のための原動力として使っていけるだろう?


columnar-joint


      ----> 満月の光(テーマ)の源となる太陽側のベース・シンボルは、 双子座8°『工場労働者のストライキ』。 工場とは大地の様々なリソースをエネルギーに変え、それを使って人間社会と人々の生活に有用な「もの達」を製造するところ。けれど一旦ストライキが起きれば工場を動かしていたエネルギーは突然止まり、不平等や搾取に対する不満のエネルギーが噴出しそれが人々を動かしていく。鬱積したパワーを止めることは出来ない。異なる地層の重なりが圧力となって地震や地滑りを起こすように、階層間格差の圧力は大きな抵抗力となって暴発しようとしている。

工場の経営者はどう対応するだろう? ストライキのリーダーはどんな結末を求めているのだろう? 工場そのものが崩壊し、多くの人々が路頭に迷う結末なんて、おそらく誰一人望んではいないはず。けれど変化は必須に見える。労働者達は「満額回答」を得るまで岩のように頑として一歩も退かないだろう。 今、抑圧されてきた力は怒りとなって解放された。徹底的な抵抗だ! 

では、経営者は? 彼らは工場を護り維持するための妥協点を探り、懐柔のために様々な提案をするかもしれない。 けれどどんなに交渉を重ねても、会社側の提案は満額回答に満たない可能性がある。そのとき、ストライキのリーダーはどうするだろう? 双方が歩み寄り、新たな展望と目標の下に当座のベストと言える結果を導き出せるだろうか? 

  神経戦。タイムリミットは迫っている。そのラインを超えれば双方がエネルギーの源を失い、大きな痛手を負う怖れがある。時が経ち 経営側が焦りをつのらせれば、裏切りという名の切り崩し作戦に出るかもしれない。そうなれば事はネガティブな方向に突き進むだろう。互いの内に煮えたぎる生々しい怒りと敵対心を乗り越えていけるのか? 過去のやり方や古い価値観に固執せず、新しい方向性と新たな選択肢を見出していくことは可能だろうか? それとも、本当は破壊を通して新たに生まれ変わることを... 皆が密かに望んでいるのだろうか?


power-station



メインのシンボル 射手座9°子供達を連れて階段の上にいる母親

  これはひとりの母親と、彼女が育てているまだ歩き始めたばかりの子供達を描いたシンボル。平地では何とかバランスを取ってヨチヨチ歩きが出来るようになったけれど、何段もの階段を昇ったり降りたりするにはまだ足許がおぼつかない... そんな子供達。初めて経験する階段を前にして、昇るにも降りるにも怖くて固まってしまったり、反対にキャッキャと喜んで飛ぼうとしたり... うかつに目を離すと何が起きるかわからない、幼いながら色んな個性を持った子供達。お母さんとしては、うかつに目を離せない状況かな?  でもこれから先、子供達にとって上手に階段を上り下りする術はどうしても必要。しっかり導いて教えなくちゃ。。

この階段を社会に当てはめるなら、それは様々な階層だと言えるかもしれない。そこは子供達にとって、学習の場。初めての経験を様々に積み重ねながら「これはこういうものだ」という認識を身に付け、その場、その環境、そして自分達が生きる社会の価値観や世界をかたち作っている地形 — 高低差に合わせた行動を身に付けていかなくちゃならない。階段を昇ることは、自分の位置が高くなること。階段を降りることは、自分の位置が低くなること。どの段に立つかによって、見える風景もまた違ってくる。それが、わたし達の社会。

上を見ること。下を眺めること。ひとつの段を選び腰掛けること。高く高くよじ登ること。転げ落ちること。数段飛び降りて、居心地の良い場を見つけること。あるいは、まったく別の階段を探したり、平地に降りて寝そべること。これから子供達には本当にいろんな体験が待っているはず。そして今日は、記念すべきその第一歩!


little-explorers



  けれど狭い階段の上で、いっぺんに何人もの子供達に上り下りを教えるのは大変なこと。愛情をもって優しく導こうとしても、喧嘩したり泣き出す子もいれば、足が震えて抱きつく子もいる。『あっ 待ちなさい!ダメよ!転げ落ちたらどうするの!』『 あぁ、そっちに行かないの!』『ほら、大丈夫だからしっかり立って!』あぁ、手に負えない...。

今、それぞれの「形」を取り始めた子供達のこころ。彼らに何を教えればいいか、母なるわたしにはそれがわかっているはず。そして同時に、どの子も皆同じように、確かな足取りで自由に階段を上り下り出来るようにしてやりたいと思った。それはわたしにとって、熱く激しいこころからの願い... まるで一本の矢が的をめがけて真っ直ぐ飛んでいくように。

でも...。皆を連れてきて一度に教えようなんて、無理だったかもしれない。早く経験を積ませようとして少し焦っていたのかしら。。 どの子も一律に、平等に扱おうとし過ぎていたのかな。 そうだわ。あの子達はひとりひとり違う。そしてそれぞれに異なる、色んな可能性を秘めている。

だから一度にひとり。その子の「今」に合わせて。それぞれの成長度合いを見ながら、その子に見合った高さ、ちょうどのタイミングを計って。 きっとそれが一番いいのかもしれない。まずわたしが、肩の力を抜かなくちゃ...。


P1110801



         ----> 一方、満月の光(テーマ)の源、太陽のメイン・シンボルは、 双子座9°『矢でいっぱいに満たされた矢筒』。 原語の "quiver" には「矢筒」の他に「震える」という意味がある。矢筒が矢で満たされるとき。それはいつ何時でも、弓を射る準備が整っているということ。それは新たな戦いの合図かもしれないし、新しい道の始まりを指し示す合図の鏑矢かもしれない。この矢筒は、沢山の矢で満たされてる。「矢」とは、鋭く尖った尖端を持つ武器。そしてきりきりと引き絞られた弓に溜まったエネルギーを瞬時に纏い、空気を震わせながら的(または獲物)に向かって飛んでいく。

では「満ちる」とは? ある限られたスペースの中で何かがいっぱいになって…もうそれ以上詰め込んだら溢れ出てしまうような状態のこと。詰め込むものが「もの」であろうと「力」であろうと「想い」だろうと、今までどおりにそこに溜めておくことはもう出来ない。 矢は射られようとしてる。ならば矢でいっぱいの矢筒は今、何かが静から動へ、不動から変動への瀬戸際まで来ていることを示唆するのかもしれない...。 

  わたしは弓を背に獲物を追う猟師。 気を静め、耳を澄まし、狙った的に集中する。 一本、そしてまた一本。 ターゲットに向かって弓を引き絞り、放つ。 獲物によってはたった一度で仕留めなければ危険なことさえある。だから怖れず、震えず、気配を感じ、周囲と同化すると同時に醒めながら、焦らずに 焦点を定めていく。 たとえ狙う獲物が無数の鳥達の群だったとしても、今 矢筒を満たす全ての矢をいっぺんに射ることは出来ない。

一本、また一本。一期一会の緊張感を乗せて、わたしが放つ矢は鋭く飛んでいくだろう。 それは誰かに向けたことばかもしれないし、ずっと溜めてきた想いかもしれない。もしかしたら、長い間考えてきたことが確固としたカタチを求めて飛んでいくのかもしれない。あるいはとてもシンプルないのちの力の発露だろうか。 何かが、変わっていく。満たされた不動の静けさを破り、わたしは今、動きだそうとしている...。


arrows-462557_1280



        今回の満月が示すテーマは、一見してなにやら社会的(または政治的)な側面(またはノウハウ的な象意)が色濃く描かれているようにも思えます。けれどそれと同時に、社会という表皮の下に拡がる集合意識の広大な地下鉱脈には、わたし達が創り出す「世界」と「人生」がひとつに溶け合い絡みあう、圧力釜のような宇宙が存在すること。そしてそこには全てをひとつに貫いて躍動し続ける、終わりのないリズムが生きていて、今 そのリズムにまた一つ、大きな節目が来ようとしている... そんなこともまた密かに教えてくれている... ような気がします。

古いものが溶け落ち、新しい芽が再び生成されようとしてる。日々激しく動く世界に。あるいは胎内宇宙に。または、ひとりひとりの人生に。 それぞれのタイミング、それぞれの振幅で。 それらがどう育っていくのか? それが良い芽か悪い芽かなんて、きっと誰にもわからない。本当に。

けれど結局、様々なポテンシャルにその都度「名」を与えて意味を持たせ、それを外界に投影し物語を創っていくのはわたし達自身ではなかったか? 

ならば今はただ...自分の中に住むヨチヨチ歩きの子供達にそっと目を向け、さて階段を上るのか下りるのか? どんな旅がふさわしいだろう? なんて、じっくり考えてみるときなのかもしれません。


  サビアン・シンボル(特に改変前のオリジナル)の不思議なところは、時折そのことばに描かれた通りの光景がふいに姿を現したりすることです。今回は「岩」「鉱物」「地層」「火」「熱」「地下世界」「逃げ場のない圧力」「ロック」「抵抗」... あ、それに「温泉」なんかもそのひとつかな? そして「母」「子供達」「階段」や「階層」「昇降」「導き」。それに「弓」と「矢」「飛ぶもの」、「矢筒」「ゴルフバッグ」("quiver"のドイツ語表現だそう)、猟師などなど... 。他にも描かれる動作や聞こえそうな音を思い描くと、短いシンボルの文中に本当に多様な要素が散りばめられていることがわかります。そして、前後のシンボルや対向するシンボルのそれぞれが縦横無尽に交差しあい、人間存在という宇宙を緻密に描いています。それはまるで、よく磨かれた鏡のよう。ということは、読み手の姿もまたそこにはっきりと映し出されるという怖ろしさ...(^_^;。

この満月は、日常の中に一瞬顔を覗かせるかもしれないそんなシンボルの顕れに注意を向けてみるのも面白いかもしれません。

もし何か見つけたら、あなたはそれにどんな意味を与えるだろう? あるいは、全てを透過して果てしない無へと帰していけるだろうか...? 


わたしの物語の創り方、わたしの可愛い子供達。

さぁ、満月の下で。肩の力をフッと抜いて。

そしてまた...再び。 素敵な旅が始まりますように...!



hs-2010-13-c


have a great trek!!!★

hiyoka(^_^