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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

August 01, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/02

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年8月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報も出されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

      世界は未だに終わってはいない。私達は獅子座におけるこのカーディナル・クライマックスの中心部(7/21〜8/21)の最初の1週間を終えたが、真の地殻変動レベルの物事は(まだ)何も起きていない。

      私達はこの期間を、何か目を見張るような時間帯に仕立て上げるような、ドラマティックな出来事をひとつも体験せずに過ぎ越していくことは可能だろうか? そして、もしそうだとすれば、それは、市場動向や私達の生きる時代性を予測するツールとしての金融アストロロジーやマンデーン・アストロロジーの有効性を否定するものだろうか? その答はYESと、そしてNOだ。 YES。この稀に見る惑星配置の時を、後世に語り継がれるような時間帯とするような壮大な出来事は何も起こらないかもしれない。そう、それはあり得る。 NO。だがそれは金融アストロロジーやマンデーン・アストロロジーの有用性を無効にしはしない。
     
どんなジャンルのアストロロジーであれ、その価値の本質は、予言したり現象をピタリと当てたりすることのみにあるのではない。アストロロジカルな表徴というものは、その最も純粋な形態においては、単に互いに関連するそれぞれの惑星、そして/または 星座の固有のテーマによって象徴されるエネルギーの力学なのだ。
こうした力学は現状を変革するような集合意識レベルでの決意という形で起きるかもしれない。または、まずある現象が引き起こされ、その反応として現状を変えざるをえないような状況に私達を導くかもしれない。多くはその両方が起きる。

しかし今、予期せぬドラマティックな出来事が起きる時間はまだ残っている。そして、現在世界のあちこちで激しい変革に繋がりそうな意志決定が行われつつある。(少し前に米国で通過した金融規制改革法など)
いつの日か私達はふり返り、
『ああ!全てを変えたあの法案を可決したのはあの時だったんだ!』
としみじみ言うかもしれない。 私に言わせてもらうなら、
『ああ!あの時から「取り締まり人の時代」が始まったのさ』
といった感じだろうか。

そして興味深いことに、多くの金融市場が今、強力なリバーサルの可能性を未だに保ち続ける重要な高値や安値を付けつつあるようだ。結局、金融アストロロジーの最も価値ある側面はマーケットの時間予測だと言える。そして、世界中の資本家、大企業家、社会主義者、マルキシスト、役人、射手座の人々、そして共和党員達がこぞって大金をアストロロジャーに払う理由もそこにある。何故か? 時代や時間に先行して、金融市場の主要な変動のタイミングを常に正確に予測する研究は、今のところ他に無いからだ。金融アストロロジーは究極の先行指標なのだ。 世界を揺るがすような出来事は未だに全く起こっていないが、私達はそれに不平を言うことは出来ない。前週、私達のデイリー・サービスは株式指数と貴金属相場のタイミングにおいて、著しく正確であった。

(原文"Sagittarians"。調べても射手座の他に特にイディオムも無さそうなことから、ここで特に射手座が挙げられる理由は、占星術上、射手座の持つ性質が形而上学・現象学を好むタイプで知的好奇心にも富むとされていることから、ウィットとして入れられたものではないかと思う。)


      さて、この稀に見る天上のイベントと、その、人間の活動サイクルへの符合に相応する出来事として、先週一体何が起こったろうか? 先週FDIC(連邦預金保険公社)は新たに4銀行を閉鎖し、今年の合衆国における銀行閉鎖は総計100行となった。これは去年1年、驚くべき数と言われた総数140行を考えれば、そのペースにおいて遥かに先行している。これらの大部分は、小規模な地方銀行だ。この事は、「too big to fail/潰すには大きすぎる」と言われる巨大組織のその「大きさ」が、どんどん膨れあがっていることを示している。もし『too big to fail』の日々が、先々週の羊頭狗肉気味な金融規制改革法によって過ぎ去ったのだというなら、「競争を生き残るには小さすぎる」銀行が完全に消滅した時、いったいどんな事が起こるだろう? 新世界の出現だ。規制法と取り締まり人の新時代。そして、私達が進入したこの奇妙な入り口は、その様相を想像できないどころか、今まで体験してきた物事のどれとも異なっている筈なのだ。 「効率」「能力」などは急速に時代遅れの概念になっていくだろう。

      7/25、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、Wikileaks.comによって『・・・何千もの軍の機密文書が公開された』。山羊座の冥王星のもと、人は衝動的な行動から逃れることが出来ない。この代償は大きいことだろう。 7/27、インドの中央銀行は、2桁のインフレーションと闘うために主要な金利を引き上げた。 7/28、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事はこう告げた。『監査によると、米国国防総省はイラク再建のために使用したとされる91億ドルのうち、「87億」ドルの用途について説明不能であることが発覚・・・戦争で荒廃し、キャッシュに飢えた国にどんどん送り込まれた膨大な基金の使途が表面化することは殆ど無い』 
なに?95%が不明だって?  これは「取り締まり人」が広く責任を持つ立場に立たされた時、どんな事が起こるかの予告編的出来事であり、何故「効率」や「能力」という概念が、まもなく古風なノスタルジアと化していくかの答でもある。そこでは、サービスと金の両方が大きな塊となって消えていくのだ。 
     
同じく7/28、アリゾナ州連邦裁判所は、アリゾナの新しい移民法の成立を、発効の直前に妨げた。司法省は、連邦政府の専任事項である移民法を州が定めるのは憲法違反だとしてアリゾナ州を訴えていたが、今回素晴らしい道徳的勝利をホワイトハウスにもたらすこととなった。だがしかし、肝心の連邦政府は、自らの専任事項である筈の移民法については殆ど何も実行していないのだ。 私達が進入したこの入り口のなんと奇妙なことか。 ここで問題となっているのは、「権力」をめぐる古典的な演し物に他ならない。果たして州は、いや連邦政府は、幾多の州に影響を及ぼす移民法を実施するパワーがあるだろうか?

またその同じ日、スペインのカタロニア地方では闘牛が禁止され、『スペイン伝統のシンボルに打撃』とウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。 
そう、これは新しい世界、新しい日だ。アリスはまさに『不思議の国』・・いや、待てよ?そうだ、『カーディナル・クライマックス』にいるのだ!  私達は今深い深い渦の底にいる。地面は一体どこだろうか?

金曜日、ウォール・ストリート・ジャーナルの見出しはこう宣言した。『債券 稀な高値に上昇』
おっと、ここにも地面が無い! これは債券がまもなくトップアウトしようとしているに違いない。私が今年始めごろ、カーディナル・クライマックスは株や貴金属のような資産への過剰投機に関連すると考えていたことを、きっと記憶されていることだろう。 だが数週間前私は、この惑星間構成では、天王星とコンジャンクトした木星より、土星の力のほうがよりパワフルなことに気付いた。そして過剰投機の代わりに、投資家のパニックと債券の安全性への逃避という形になりそうだと思い至ったのだった。起きていることはまさにそれだ。 そして今、債券市場の死を予告する鐘が、メディアの一面を賑わせながら鳴り響いている。 しかし、何故債券価格が落ちるのだろうか? FED(連邦準備制度理事会)議長が上げないと言ったばかりの金利が、何故上がるのだろうか? おっと、チャンネルはそのままに♪ 
おそらく、カーディナル・クライマックスでは、常識や一般通念、あるいは世界の指導者達の発言とも矛盾するような、多くの驚きがもたらされるだろう。


(Wikileaks.comによる米軍機密情報暴露の話は、日本では一般に興味をもたれないし、アメリカでもTVなどでは否定的な論調も多いそうだ。アストロロジャー、エリック・フランシスのニューズレターによれば、例えば退役軍人が出てきて「あれはもう昔の済んだ話の情報ばかりだ」などと言ったり、情報漏洩による軍関係者の身の危険などが話題に上っているという。ただ、彼が実際にWikileaksの膨大な情報の中身を調べた限りでは、アフガンやイラクでは演習ごとに民間人を巻き込んで殺すことがごく日常のこととして扱われるなど、相当数のショッキングな内容が含まれているということだった。またアメリカが支援するパキスタンがテロ支援国家で、インドなど周辺の国々の偽札を国家ぐるみで刷っていたり、9.11とアルカーイダとの結び付きに疑いを持たせるような情報も含まれるとのこと。こうした動きが今後どういった波紋を呼ぶのか、それとも潰されていくのか、日本からでは見えない部分が多いけれど、実際かなりのエポックメイキングな事件なのではないかと思う...。)

** (この移民に関するアリゾナ州法については、外見だけで職務質問できるなどの人種差別的な要素があるとしてオバマ大統領以下ホワイトハウスの有力者が続々と反対したが、その時点では法案の原文さえ読んでいなかったという説がある。実際の法案の中身は連邦移民法の執行を強化するという内容であり、連邦政府の執行不足のせいで増大する移民犯罪に頭を悩ませた州が先行して対策を講じようとした・・というのが真実に近いという。日本で言えば政府と自治体との軋轢? ホワイトハウス側が裁判にまで持ち込んだのは、選挙を控えて「人道的」という印象を大衆に与えたい、特にヒスパニックや人権保護団体の票を稼ぎたい、というパフォーマンスに過ぎないとの見方が拡がりつつあるとか。こうした状況をふまえて、メリマンさんの上記の発言が出ているように思う。 訳者の私見ではあるけれど、こうした社会状況の解説は、今の日本の状況ともよく重なっているような気がする。ただ、日本の状況はアメリカよりもっと混沌として見えにくくはあるけれど....。)     



≪ 短期ジオコズミクス ≫

     先週は45年周期を持つ土星・天王星オポジションの最終形成、そして13年周期を持つ木星・冥王星スクエアの両方が起きた。 これはまた、7/30〜8/3にかけて、火星がハードアスペクトを取りながらカーディナル・クライマックスを構成する4惑星のトランスレーションを行う、そのスタートでもあった。今週、木星が冥王星との2度目の正確なワクシング・スクエアへと接近すると同時に、火星がそのトランスレーションの役割を終える。8/3のことだ。(8/3はオバマ大統領の誕生日の1日前) そして今度は金星が同じ様にカーディナル・クライマックスのクロス構成をトランスレートし始めるのだ。(8/7〜9)
しかしまだこれでは終わらない。それからの2週間、20年周期を持つ木星・土星のオポジション、それを追うように32〜37年周期を持つ土星・冥王星のウェイニング・スクエアが続く。先週のコラムではそれぞれが暗示する社会的な物事について詳細を述べた。

     さて私達の目的から見てみれば、この全タイム・バンドにおいて、多くの金融市場でサイクル上の天上または底が示現する機が熟しており、それに続いてパワフルなリバーサルが起きる可能性が高い。今週、強力な価格変動が見られたとしても驚くには値しないだろう。特に貴金属相場では、ヘリオセントリック(ジオセントリック=地球中心ではなく、太陽を中心点として捉えるアストロロジー技法)の水星が射手座に入る時期(8/2〜12)が注目だ。この惑星と星座の関係は、また他の商品相場や為替の価格変動にも重要な役割を果たす。 そして、今やカーディナルサインである天秤座に入場した火星の働きによって、私達は、「金利」に関連する全ての市場におけるトレンド反転を目撃することになるかもしれない。何故ならFRB始原図(1913年12/23, 6:12PM, ワシントンDC/ソースNYタイムズ) における太陽・冥王星のオポジションに対して、これがハードなアスペクトを結ぶからだ。また同時にこれは、アメリカ合衆国の始原図、そしてバラク・オバマ、ティモシー・ガイトナー両氏の誕生図にも同様のハードな惑星配置をもたらし始める。
また繰り返しの言及となるが、これらのアスペクトは暑く乾いた気候とも深く関連し、今現在ロシアの穀倉地帯で観察される干ばつなどを引き起こす。


*FRB, USA(Merriman Chart), USA2(Sibley Chart)
いずれもオバマ大統領のソーラーリターン時のトランシット
FRB USA1 USA2


≪ 長期的考察 ≫


      オバマ大統領、誕生日おめでとう!2008年のキャンペーン期間中、彼のウェブサイトに掲示されていた出生証明書によれば、オバマ氏は1961年8月4日、午後7:24、ハワイ州ホノルルで生まれている。幾人かの読者は未だに彼がケニア出身だと信じているようだ。だが私は謹んで反対意見を唱える。何故なら、もし彼がケニア生まれであるなら、出生時の月は双子座ではなく、牡牛座になる。しかし、もし今まで双子座の月の代表的性格である「二重性」と「弁舌の才能」を顕現する著名人がいたとするなら、それはオバマ氏だからだ。そして、牡牛座の月に代表される、倹約家でありながら優しく、安定性を好む性質を全く表さない人物がいたとするなら、それはオバマ氏だからだ。

先週述べたように、全ての獅子座の人達にとっては、今年はカーディナル・クライマックスのまさに中心部で彼らのソーラーリターンが起きる。そのためこの人達にとっては、これからの丸1年を通してずっとカーディナルTスクエアの影響下にあるような気がするだろう。その時の他の惑星配置がどうであれ、太陽(実際には地球)が、毎年その人の出生時の正確な位置に戻ってきた瞬間のチャートは、それからの1年、その人が直面するエネルギーの力学(そして様々な条件)の本質を表している。今の私には、大統領が今年のソーラーリターンの瞬間にパーティをしているか、資金調達の集まりに出ているかはわからないが、もし彼が東部標準時のタイムゾーンにいるとするなら、リターンは多分8/4の午後9:24に起きるだろう。彼がミシシッピーより西に行くのでない限り、彼はそのソーラーリターン図に双子座の月を持ち、おそらくは魚座が上昇宮となる筈だ。これは重要なポイントだ。つまり、今年は彼にとって単にソーラーリターンだけでなくルナーリターンも同時に起きることになる。 オバマ大統領は出生の月を双子座に持つが、今年のソーラーリターン図上の月もまた出生時の位置から1°という、極めて近い度数に位置することになるのだ。

同じ日にソーラーリターンとルナーリターンが起きるというのはなんと珍しいことだろう。これは相当に稀なことであり、つまりは彼にとって次の1年が、潜在的に人生の中で最も忘れられない年のひとつになるだろうことを意味している。それが良い年になるか困難な年になるかは、ひとえに彼が、自身の言葉を見失うことなく、整合性を持って行動できるかどうかにかかっていると言えそうだ。ある意味漠然と移ろいやすい魚座の上昇宮と、同時多発的な思考をその特徴として移り気にも見える双子座の月。この組み合わせにより、彼は、必ずしも思考とその結果としての反応がきちんと繋がったとはいえない、とっちらかった状態になる可能性がある。

また魚座が上昇宮であるということは、彼が理想を失っていないことも示している。 しかし、『偉大なコミュニケーター=米国大統領』は、彼の持つ理想を、実用的かつ現実的で、また彼が出した他の声明とも良く一致して破綻が無い・・という印象を他者に与えること、そしてそれを広く伝えていくことが、いつもより難しいと感じるだろう。彼は、他の人々にとって矛盾としてしか感じられない物事について説明し、また説明し、それでもなお、言葉を尽くして繰り返し説明する必要がありそうだ。今後の彼の思考過程について行こうとするなら、彼自身にとっても、また他の人々にとっても、その過程で多くの混乱が生じる可能性がある。そして これがまた、彼の内面に生じるであろうある種の感情的な衝動を、きちんと抑制された状態に置いておくという、なお一層の厳しいチャレンジへと導いていきそうだ。

また彼はいつもより批判に対して過敏になりがちだが、演説においては常よりもっと華々しいか、または雄弁になる可能性がある。 来年、合衆国はその8度目のサターン・リターン(土星が始原図や出生図の正確な位置に戻ってくること)を迎える。これは政府の主要な構造変革を伴う傾向のある、28〜30年の土星周期だ。当然、彼はそうなっていく必要があるだろう。

前回このサターン・リターンが起きた時のことをあなたは覚えておられるのではないか。それは1980〜81年、レーガン革命(レーガノミクス)と呼ばれた時代であり、その前は合衆国によって先導された、戦後の世界経済復興の時期であった。 この2つの時代ともに、アメリカがアフガニスタンとイラン(1980〜81年)、そして韓国(1951〜52年)の国際紛争に関わったというのは、いかにも皮肉なことではないだろうか?  まさしくカーディナル・クライマックスの中心で迎えるオバマの誕生日、そしてサターン・リターンを迎えようとしているアメリカ。 私達は今共に、「オバマ革命」の渦中にいるのだ。 非常に多くの「チェンジ=変化」がスタートした。そして、来年には、この「変化」に対する非常に多くの「チャレンジ」がやってくることになりそうだ。

それは、何かとてもシンプルであるべき物事が、非常に複雑で理解しにくい物事へと変わってしまいそうな1年だ。取り締まり人/規制者達が、その法の意図するところを勝手に解釈して実施することを許すような法律が可決される時、そこには常にある種の危険が付きまとうことを肝に銘じておきたい。

さあ、「効率」に、そして「能力」に、 さようならを言おうか。



ObamaSR オバマ大統領2010年ソーラーリターン図
(オーブは通常の個人チャートより狭く取っています)




訳文ここまで
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July 25, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/26-1

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年7月26日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧で きますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報も出されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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※今回は長いので3部に別れています。下にスクロールしてお読みください。

≪ 先週を振り返って ≫

     そう、これが私達がまさに向かっている状況だ。ひとこと「ワイルド」。もしあなたが毎日塹壕に身を隠して闘っているトレーダーなら、その荒っぽさを身を もって知っている筈だ。それは金融アストロロジャー達が怖れ、同時に望んでもいた激しさだ。私達は怖れていた。もし物事の流れがその潜在的可能性いっぱいまで顕現するなら、多くの市場で突然の大きな価格変動が起き、非常に難しい相場環境を作り上げるからだ。それは土星・天王星オポジション(180° 7/26)の持つ本質だ。そして、木星が牡羊座で天王星とのコンジャンクション(0°)を保ちながら滞留から逆行へと転換し、冥王星とのワクシング(満ちていく)スクエア(90°)を形成する時に見せる性質でもある。
     
そして私達は同時に願ってもいた。私達は、このところの非常に多様なジオコズミック・エネルギーを反映しながら市場動向と相互に関わっている、"生きたアストロロジー" をリアルタイムで経験したいと望んだのだ。
また私達にはほんの少しだけ、意地の悪い願望があったかもしれない。このように目茶苦茶な市場のふるまいに世界で最も賢い人々の精神と共に立会い、それが ほんの少しでも彼らを謙虚さへと導くところを見たいという願望だ。 マーケットにはそれが出来る。そして、人生もまた然りだ。 あなたが政界の指導者であろうと、エコノミストや中央銀行の責任者、トレーダー、はたまた5人のライバルと1つの就職口をめぐって競う失業者であろうと・・・一切関係無い。今のあなたにコントロールは効かない。あなたはカーディナル・クライマックスとして知られるこの「トゥワイライト・ゾーン」タイプの入り口深く入った。それは今 までとは異なる種類の現実なのだ。この地勢の中を首尾良く通り抜けるためには、人はまず謙虚になって、*クラブ・デ・ベルーガがその曲『テランゴ』で低く 口ずさむように、『私は自分の感覚を抑えられない。だから私に罪はないの・・・』と認めてしまう方が良い。

いや、あなたは自分の感覚を制御することが出来る。ただ木星と天王星が共に牡羊座にある時、それはいつもより難しくなるのだ。何故ならあなたは「全てを、今すぐに!」と欲する。そして両惑星に対向する土星は「No!」と言うのだ。
 
 *(Club des Belugas:ヨーロッパのコンテンポラリー・ラウンジとNu-Jazzのスタイルを結びつけ、ブラジリアン・ビートで味付けしたサウンドを持つ、 Nu-Jazz界の代表的プロジェクトのひとつ。ここで挙げられた曲 "Terrango" では女性ヴォーカリストAnne Schnellをフィーチャーし、クールでセクシーな曲に仕上げている。 http://www.youtube.com/watch?v=5I0EamaUcAY
 
       カーディナル・クライマックス5層目 最深奥(7/21〜8/21)のスタートだった先週は、FDIC(連邦預金保険公社)による、新たに6銀行が政府によって差し押さえられ、今年で総計96行が閉鎖されたとの発表で始まった。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、『破綻のペースは140の銀行が政府によって潰された2009年のおよそ倍にのぼる』。 現在展開しているカーディナル・クライマックスの物語は、今後来るべき物事の予兆だ。多くの場合、それらは既に影響力を持ったトレンドを 反映しており、そのうちのいくつかは、冥王星が山羊座に入場した2008年1月あたりの時点に端を発している。これは2023年までの刻を通じて有効な天 の様相だが、特に2008〜2015年の間、そして中でも木星が冥王星とのスクエアを今後2週間のうちに2度にわたって形成する今月、特に強いものとなる。
      
 先週早々、前述の他に、カーディナル・クライマックスの本質を露わにする興味深いトップ記事があった。ある見出しはこう高らかに告げた。『エネルギー消費で米国を超えた中国』 その1日後、中国は世界における彼らの新しいステイタスに関する記事を事実上否定しようと試みた。 また同日、別の記事にこういう見出しが付けられた。『新種のゲル剤がHIV感染の危険を減らす』。冥王星はまた癒しにも関連している。しかし他の記事は、『アイルランド債格付け引き下げ』、そして『ハンガリー IMFプランに反発』、つまり『過度の厳格な引き締め策』を通じて結局は過度の破綻リスクを招くような緊縮予算を組ませようとするIMFプランに対しての反駁・・・といったものだった。これらの記事は、木星(誇張・増幅)・冥王星(負債)のスクエアが暗示する、世界の制御不可能な債務状況を反映している。

「厳格さ」は、土星が先週水曜7/21に天秤座入りしたことに伴い、幾分の「上品さ」を身に付けるようになってきた。この独特の味わいに慣れていくしかない。この位置取りは2012年の選挙シーズンまで続くのだ。そしてその後、土星が蠍座に入場し、天王星がその3年間にわたる冥王星とのダンス『ワクシング・スクエア・タンゴ』を踊りだすにつれ、負債とそれに付随するあまたの問題は再度ドラマチックに増大するだろう。


金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/26-2

      7/21、各紙の見出しは『住宅市場がつまずく』と宣言した。記事は『国内主要市場で住宅販売が悪化・・・そして業者は建設計画を減らしている』というリポートで始まっている。これは土星の天秤座入りだけではなく、月の *ノースノードが山羊座にあり、非常に敏感な「山羊座ポイント」、即ち山羊座0° (2011年2〜3月到達)へと向かいつつあることにも関連している。これはノード・サイクルの原則に基づくテクニカルから見て不動産市場のボトムを示 し、このサイクルは前後2年の幅を持っている。(水瓶座15°〜蠍座15°、又は2008年9月〜2013年7月) おそらく不動産市場が大底をつけるのは山羊座にある月のノードが天秤座の土星(山羊座の支配星)とスクエアを形成する時(2010年9〜10月)か、又は冥王星とコンジャンクトする時期 (全て2010年11月)になるかもしれない。
     
* (月のノースノード:天球上で白道[月軌道]と黄道[地球の公転面]が交わる点。交点が2つあるうちノースノードはアセンディング・ノード、また占星術上 ドラゴンズ・ヘッドとも呼ばれる。月のノースノードは惑星エネルギーの吸入口であり、対向するサウスノードを経由して各個人の脳により翻訳され、3次元領域の現実と して現象化されていくという考え方がある。また月のノードは古くから、過去生・今生・来世を繋ぐものという解釈もされている。)

 同じく7/21、こんな見出しも目に入った。『米軍、パキスタン軍との協調活動を拡大』  これは牡羊座の天王星(2010年〜2019年)、そして特に火星・土星のコン ジャンクトと天王星とのオポジション(7/30〜31)がもたらす影だ! 大がかりな戦闘の危機がくすぶっているのだろうか? 特に火星が冥王星とスクエア を形成する8/3、その同じ日に木星が冥王星にスクエアとなる。これらは敵意と脅威を暗示するアスペクトなのだ。
これは多量の火星エネルギー、そして強力な牡羊座のエネルギーだ。火星と牡羊座は戦争や軍事衝突との結びつきを持つ。そして冥王星が山羊座にある時、あなたがはずみで行動すれば、その結果がどういうものであれ、結局は有罪を宣告され責任を負わされることになる。 指導者達(そしてそうでない者達も)が彼らの感覚を制御し、衝動に屈することの無いよう希望しよう。

7/22木曜、『バラク・オバマは大恐慌時代以来の最も全面的な改革となる金融規制強化法案にサインした』とウォール・ストリート・ジャーナルは述べた。 これはより多くの規則と、そしてより多くの銀行を破綻させる規制力を持った、より多くの政府機関を意味する。 『規制する側は用心深くあらねばならないだろう。』とオバマは警告した。そう、その通りだ! そしてこれについては銀行側も同様だろう。 山羊座には冥王星が睨みを利かせている。 そして翌7/23金曜、ウォー ル・ストリート・ジャーナルはセンセーションを巻き起こそうと他の2つのホット・トピックスを取り上げた。最初の記事は『上院、温暖化ガス放出防止への努力を棚上げ』というものだった。また2番目の記事は来るべき「ブッシュ減税」の期限切れに関するものだった。ガイトナー財務長官とホワイトハウスは、"最も裕福なアメリカ人達以外"の全ての人々のために、減税が存続することを望んでいる。だが議会では、大統領自身の党である民主党内の議員多数を含んだメンバーが、例外無く全ての人々への減税を許容するというスタンスを取っている。 税金をめぐる熾烈な闘いは、さらにもう一つの冥王星のテーマだ。

      さて、株式市場はどのように反応しただろうか? 前週の金曜7/16、ダウ工業平均は261ポイント下げていた。週明け月曜7/19は57ポイント騰げた。火曜日は早々からおよそ150ポイント下がって いたが、引けに向かって騰げ続け、75ポイントのプラスで終わった。水曜日、FED議長ベン・バーナンキが米国経済は『異例なほど不透明だ』という議会証言をするまでは、騰がり続けた。 ビンゴ! ビッグ・ベンは解っている。 そして彼の所見に従い、ダウ工業平均は素直に200ポイント下がった。だが議会は果たしてちゃんと聞いていただろうか?
     
ところが翌日木曜、市場はオープンと共に勢いづき200ポイント以上の騰げで引ける。そして金曜にはヨーロッパの銀行が「ストレス・テスト」を通過したというニュースが流れると共にもう102ポイントの騰げを見せ、今月の高値を更新した。

あなたは今自分自身をうまくコントロール出来ると考えているだろうか?  このリアリティの新しい入り口では無理だ。ここでは物事が「牡羊座の天王星」特有の稲妻のようなワープスピードで起きてくる。生き残りの鍵は、まず謙虚であることなのだ。私は *シャーリー・シェロッドの物語については言及さえしなかったが、彼女の名をGoogleで検索してみればわかる。 あなたは謙遜した態度でいたほうが良い。もしあなたがブログを書いたり会話したり、そして誰かを クビにしたりする時、例えば「人種差別」(今や天王星・冥王星のホット・トピックなのだが)などという物事についてあまりにも不用意に扱ったりすれば、事実をストレートに受け入れる前に、あなたは強制的に謙虚さを学ばされる羽目に陥るだろう。

* (Shirley Sherrod :米農務省の黒人女性局長だったが、意図的に編集された動画が保守系ブログに公開されたことが元で白人農場主に対する人種差別発言を行ったという濡れ衣を 着せられ、事実上解雇処分された。動画一つを証拠に一部のメディアがシャーリー・シェロッド氏叩きを展開し、中間選挙を11月に控え、人種問題に神経質に なっていた政府は簡単にそれに乗ってしまった。その後オバマ大統領やギブズ大統領補佐官など政府要人が彼女に対する正式謝罪を行った。....主にウィキペディアより)

他のマーケットでは、酷暑によって動意付いた穀物価格が今月高値レベルまで騰がった。金と銀は、火曜の早い時点まではここ数週間の底値レベルまで下がっていたが、その後水曜・木曜の射手座ファクターに入って印象的な騰げを見せた。そして金曜には誰もが疲れ果て、週末の休みに備え売られたのだった。
 
カーディナル・クライマックスの最深奥の今月、その最初の週へようこそ!

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金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/26-3

≪ 短期ジオコズミクス ≫

      金融アストロロジャーが待ちに待っていた時間帯がやってきた。私達はそのただ中にいる。それは私達がこれまで経験したどんな状況にも似てはいない。このたったひと月(獅子座のサイン)の間に、4つもの主要惑星サイクルがその13〜45年にわたる周期の主要ピリオドを展開していくのだ。
     
7/24土曜、13年周期の木星・冥王星のワクシング・スクエアが起きる。この時同時に木星が逆行に入るので、ちょうど10日後の8/3、2度目のスクエアが形成される。これは再度爆発する世界の負債を暗示するサインであると共に、天災または人災によって誘発される多大な損失を示唆してもいる。(これについては数ヶ月のオーブ/時間的ゆらぎを許容するが、干ばつ、そしてメキシコ湾岸のオイル漏出による危機に関連した物事の可能性もある。)

* 7/26、45年周期の土星・天王星オポジションにおける、今回5回目にして最後の形成が起きる。あなたは1回目の形成時を覚えておられると思う。それは2008年11/4、合衆国大統領の選挙日であった。またあなたはこの同じアスペクトの直近の形成日、4/26のことも忘れていないだろう。それは米国を含む多くの世界の株式指数上、いまだにブレークされていない年初来高値を刻んだ日だ。

* (7/26は上記に加えて水瓶座2°〜3°で起きる、強力な満月の日でもある。日本では沖縄県で10:08AM頃、東京ローカルで10:54AM、関西方面で10:36AM頃、北海道周辺で11:02AM頃となる。この満月には木星の楽観的なアスペクトが寄与しているものの、水瓶座←→獅子座の2°〜3°をサビアン・シンボルで読んでみると新旧の葛藤や変化、離脱、死と再生、熱狂的に広まった物事の真の姿、病気や予期せぬ出来事などが全体に暗示されるのは興味深い。またこの日東京ローカルでは10室太陽と3室冥王星が緊張を生む150°を形成している。マンデーン的には政府と近隣諸国とのシビアな調整と取ることも可能だけれど、一般には無性に腹が立ったりイライラするといった影響が出るひともいるかもしれない。12室に火星・土星が滞在 するなど、各個人生活においても注意を要する時期だと思うので、少し喧噪から身を引くような気持でいるのが良いのかもしれない。 )

8/16、20年周期を持つ木星・土星オポジションの2度目の形成が起きる。これもまた世界の多くの政府における方向の大転換を示唆している。そして最終的に、32〜37年周期を持つ土星・冥王星のウェイニング・スクエアが8/21に形成される。これは木星・冥王星のスクエアと同様、世界規模の政府の負債と関連を持つアスペクトだ。木星・冥王星のスクエアと土星・冥王星のスクエアの違いは、前者が消費の増大(即ち景気刺激対策やいわゆるケインズ流の経済原則)によって負債削減に着手するのに比べ、後者は支出プログラムを削ること(即ち緊縮政策や経済縮小)がその手段となることだ。

この期間の大部分はトロピカル・ゾーディアックのサイン、獅子座(7/21〜8/21)の領域内に含まれている。その結果、これは全ての獅子座生まれの人々(例えばオバマ大統領のような)に対して大きなジオコズミック・インパクトを与える。何故ならこのカーディナルTスクエア(即ちカーディナル・クライマックス)は彼らの誕生日に有効になるからだ。アストロロジーの研究においては、毎年の誕生日における惑星チャートは「ソーラーリターンチャート」と呼ばれ、その後1年間、その人が経験するであろう状況を物語るものとして知られている。しかしそれはまた、四季それぞれの最初の4日間に生まれた全ての人達(大体3/21〜25、6/21〜25、9/21〜25、そして12/21〜25)にも影響を及ぼすだろう。何故だろうか? それは彼らの出生時の太陽が、カーディナル・クライマックスに関わる主要惑星が来月進入する、まさにその度数(カーディナル・サインの0°〜3°)に存在するからだ。 こうした人達の多くにとって、これは人生における強力な変容の時間帯となるかもしれない。

だからこそ、謙虚であってほしいと思う。そして明瞭な思考をこころがけ、衝動的な決断は避けてほしい。

      しかし、これは金融市場にとっては何を意味するだろうか?
長期サイクルのトップ、そして/又は ボトムが起きるかもしれない。おそらく、私達はいくつかの市場で年初来高値または安値のどちらかを見るか、もしくは少なくとも、素早く年初来高値か安値へと導かれていく、マルチ週サイクルの底か天上からのリバーサルを見ることになるのではないだろうか。 私達は7/23〜8/9の間、14個もの個別の重要なジオコズミック・サインが展開していく事実を特定することが出来る。そしてまたこれらの多くが、互いに相容れないテーマを抱えているのだ。 したがってこの期間は、突然で急激な価格上昇と、同じように突然でシャープな下げとを伴う、緊張をはらんだ日々が続きそうだ。今現在、株はこの時間帯に入って騰がっており、これは先週始めに発行したMMAサイクルズ登録者向けスペシャル・リポート中のジオコズミック・シナリオに最も近いと言えるだろう。

私達は幾日か、多分ダウ工業平均で500〜1000ポイント、また銀市場ではおそらく200〜500ポイントにのぼる大きな価格変動を目撃するかもしれない。そしてこの可能性が潜む時間帯が、多分9月中旬、木星・天王星が2度目のコンジャンクトをする時まで続くことさえ有り得ると思う。


≪ 長期的展望 ≫

       このセクションで沢山の事を言うにはもうスペースが尽きてしまった。だが、先週のコラムで言及した資本主義についての考察に関する、非常に洗練されたメールを何通か受けとったことを書いておきたいと思う。これら全ての差出人は皆西海岸(オレゴンとワシントン)に住んでおり、多分お互いに顔も知らない筈だ。だが 全ての内容が、資本主義は1913〜1914年、連邦政府が所得税法案を可決したその時に終わったのだというものだった。そして全てが、資本主義の代わりに私達は、「大企業主義」という表現に最も近いような経済システムを実行中なのだ、としている。そしてある人は、私が先週提示した問いに関連してこうも示唆していた。山羊座の冥王星は資本主義にとっての「死の行進」ではない。むしろそれは「社会主義の死の行進」なのだと。
      
私は以前、 カーディナル・クライマックスの期間中に優れて独創的なアイディアの実例が見られるかもしれないと言ったろうか? 特にこの、牡羊座の天王星のもとで...。
さあこの一ヶ月を・・・この入り口を・・・私達は共に過ぎ越していこうではないか!

『まだ止まらないで.....私達は世界を覗かなければ....そう私達の窓を...』

 from "World Looking In" by Morcheeba
http://www.youtube.com/watch?v=UUNl0l8x-fE






訳文ここまで
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今回はあまりにも長いコラムだったため、文字数的に1回では掲載しきれず切れ切れになってしまいました。読みにくかったかと思いますが、ご容赦ください!m(_"_)m
hiyoka.

July 19, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/19

はじめに少しご報告

メリマン・コラムをいつも見に来てくださる方、ありがとうございます。
わたしの専門はパーソナルなアストロロジー(占星術)ですが、金融市場や政治経済という、合理主義の最先端を行く世界に切り込むアストロロジーのジャンルがあることを沢山の方に知っていただきたくて、ひっそりと翻訳を始めました。その後Twitterで告知させていただき、少しずつ楽しみにしてくださる方が増え嬉しい反面、このままゲリラ的な掲載を続けて良いものかどうか、疑問にも感じていました。

そこでしばらくお休みをいただいていたのですが、その間にメリマンさんご自身と、その著作の日本に於ける全権利を保有していらっしゃる投資日報社さんに趣旨をお話してご相談し、フリー版の訳文をブログに掲載することについての許可をいただくことが出来ました。あらためてお二方のご厚意に感謝いたします。またメリマンさんにコンタクトを取るよう励ましてくださったTwitterのお友達にも感謝です。ありがとうございました。

今後も独立した個人の立場で、時々お休みや部分翻訳の日を入れるなど、あまり無理のないスケジュールを考えつつオリジナルの翻訳を続けていきたいと願っています。 なお、メリマンさんの日本公式サイト merriman.jp では、有料情報の他にも無料版コラムの翻訳・抄訳や、フリー版では今まで読めなかった情報などを、その時に応じて適宜出していかれるそうです。またサイクル分析やアストロロジーの基本情報なども掲載されていますので、興味をお持ちの方はぜひご覧になってみてください。もし有料版やその他の著作物に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、上記投資日報社さんのサイトへどうぞ。

hiyoka.(^_^)
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http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年7月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    私達はけして簡単だとは言わなかった。そして常にこう言ってきた。『この時間帯のマーケットはボラタイルで難しいトレードを強いられるだろう』と...。

    先週、世界中の株式市場はポジティブな雰囲気で始まった。前の週(7/2〜6)に2010年の新安値を記録した後、多くの株式市場が先週水曜、7/14まで上昇を続けた。 そして、上方向への爆発寸前と見えたその時、再び激しく売られたのだった。金曜日のことである。
カーディナル・クライマックスの次の層へようこそ! そこは古いルールがもはや効力を失い、そして誰も新しいルールがどんなものかについて確信を持たない、現実への新しい入り口である。 この数週間は、天王星の独壇場だったと言えよう。

    しかしながら、テクニカル面においてサポートとレジスタンスの双方が少なくとも週に一度は破られるように見える現状にもかかわらず、あるひとつの要素が変わらずに残っている。
土星が天王星との5回のオポジション(180°)のうち4回目を形成した4/26の年初来高値以来、全ての下げ波動はさらなる安値をつけ(ロウワーロウ)、そして反発時には直近高値に届かなかった(ロウワーハイ)ということだ。同じサイクルタイプ内でのロウワーロウとロウワーハイは、まさに弱気相場/ベア・マーケットの定義に当てはまる。だが騰がる時には常に通常の修正範囲を超えた上昇を見せている。こうした上昇力は、弱気相場において殆どのアナリスト達が予測するよりずっと強い。そしてこれが天王星特有の動きなのだ。

    例を挙げるなら、木星と天王星が3回のうちの最初のコンジャンクション(0°)を形成し、ダウ工業平均が9757の安値を付けた6/8。その日からたった数日の内に、指数は800ポイント以上とうなぎ登りに上がり、6/21には10,600近くまで騰がった。この日は夏至であり、太陽が天王星とスクエア(90°)を形成し、またカーディナル・クライマックスを構成する全ての惑星とのグランド・スクエア(各惑星が180°と90°を形成しあう最強のアスペクト)を形作った日であった。
   
これまでの流れに沿って重要なレジスタンスエリアを越えてきたことは、新しい強気相場の到来を示唆するものだった。ところがその後、次の2週間で、市場はその上げ幅の全てを失うばかりか、天王星が滞留と逆行を開始すると共に、7/2(S&Pでは7/6)には9614という新安値に沈んだのである。 この動きは10,250〜10,350前後に新しいレジスタンスエリアを作った。そしてこれは先週水曜に10,400以上まで買われることにより簡単に破られ、今度は10,250周辺に新サポートゾーンが作られた。そしてこのゾーンもまた、先週金曜に260ポイントの急落を見せることにより破られたのである。

そして今私達は、来週、土星・天王星オポジションの五回目にして最後の時間帯に入っていく。 天王星はルールに従うことを嫌い、どんなサポートやレジスタンス・レベルにも敬意を払おうとはしない。そのどちらをも敏速に超え、そしてそれをやって見せた後は・・・あらゆるサイクルの安値と高値がそれ以前のものより低い値であったことからすれば・・・その下落傾向を反転させるか、または一層加速させるか、そのいずれの行動も取りうるだろう。

    サポートラインとレジスタンスライン双方を抜けていく極端な価格のスイングは、貴金属相場においても顕著であった。金・銀両方の相場が、7月最初の週の安値から先週半ばまで良く騰がった。しかし金曜までには、それらも(株式市場のように)激しく売られた ― 各国通貨が強気の上げを見せ、ドルが売られたにもかかわらず、である。さてドルが下がる時、金市場は買われる筈ではなかったろうか? これもまた典型的な天王星の掟破りの結果である。そして唯一騰がり続けた市場はといえば、投資家達がリスクに怯えると同時に買われた債券市場であった。そして私達の、*干ばつに繋がるような暑く乾いた気候という予測と合致するように、穀物市場もまた騰がり続けた。干ばつはここアメリカのみで始まっているのではなく、ロシアにおいても同じ様相が見られる。これもまた、今回のカーディナル・クライマックスの一側面であり、特に火星が土星とのコンジャンクションに入る7/31には顕著となるだろう。

DJIAchart

   
* (以前のコラムで、今年の夏は暑く乾いた気候になるだろうとの予測が出されていた。最近のニュースによるとアメリカ中央部では40℃を超える暑さと竜巻の警報が出され、ロシアでは百数十年ぶりの激しい干ばつに見舞われ小麦価格が急騰しているとのことだった。またイギリスを除くヨーロッパでも酷暑が続き、北アフリカの一部地帯では気温50℃の予測が出ているという。ちなみにアストロロジーの世界では、気象・災害・地震予測などを専門とするアストロメテオロロジー[Astrometeorology]という分野がある。それによれば、今回のカーディナル・クライマックスを構成する土星・天王星・冥王星そして木星は、干ばつや豪雨など異常気象を支配する最強の惑星とされている。)


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    私達は今、カーディナル・クライマックスの最深奥である5層目に入ろうとしている。それは7/21から8/21、そして多分金星が逆行を開始する10月初旬まで続くかもしれない。あなたは前回金星が逆行した時のことを覚えておられるのではないだろうか? あれは2009年3/6のことであり、18年サイクルの底を示す可能性を持つ2つの日付のうちのひとつだった。そしてもうひとつの日付は2002年10/10だった。これもまた金星の逆行開始日で、金星は黄道12宮を巡る中で同じ星座からの逆行を8年ごとに繰り返している。(今回は2002年の時と同様の蠍座で起こる) もしダウ工業平均が先じて10,800を超えることが出来なかったとしたら、この期間は直近の弱気相場の終焉日を探るのに良い時期となるだろう。

しかし、今週は他にも沢山の理由で重要な週となっている。 7/23〜24、木星は滞留から逆行へと転じ、冥王星とジャストのスクエアを形成する。冥王星は「負債」及び「何らかの破壊を要因とする損失の可能性」を支配する。(例えば干ばつなど) そして木星は「誇張」だ。 7/26月曜、土星・天王星は、突然の予期せぬ出来事と危機の可能性をはらんだその45年サイクルにおいて、今回5回にわたるオポジション形成のうちの最終回を迎える。 また土星と天王星のペアは、今回のように冥王星と絡んでいるケースでは、地震、竜巻、ハリケーンその他の、破壊的な自然現象を司るのだ。

さて、私は確信を持って言いたいと思う。これは市場のワイルドな上昇・・・または下降を意味するものだと。だが天王星が関わっている限り、あなたは一体そのどちらが起こるかを知ることは無いし、また私達が最近目撃してきたように、しばしば短い間にその両方が起こることもある。「自分にはどうなるかが解る」と考える人がいるなら、それはただ単に何も知らないというだけなのだ。この時間帯のマーケットを信頼度の高い取引環境とするには、あまりにも数多くのシナリオが可能性として潜んでいる。時にアナリストが進言出来る一番貴重なアドバイスは、身を引いてリスクを避け、未知のものが通り過ぎるまで耐え凌ぐ、ということだ。しかしそんな話を聞くために料金を払いたいと思う人はいない。

    そこで非常にシンプルに言わせてほしい。私達はおそらく一生に一度と言っていいほどパワフルなジオコズミック・サインの時間帯に入ろうとしている。私達は、来月目撃しようとしている物事によく似た状況を経験したことは一度もない。だから本当に思いがけない事という他、何を予測すべきかわからないのだ。通常であれば、土星・天王星のオポジションは市場のクラッシュを示唆すると考えるだろう。勿論そうなるかもしれない。このアスペクトの過去4回の軌跡をふり返れば、それは天井(底ではなく)との一致を示し、そしてその内3回に於いて、ダウ工業平均はその後3〜6週間以内に1500ポイント以上の下落を見せている。もしトレードしたいなら、あなたは殆ど毎日のように敏捷であり続け、どんな時にもすぐさま真逆の態勢を取れる準備が出来ていなければならない。
   
もし自分がリスクのもたらすストレスをうまく扱えないと思うなら、ちょっと身を引いてこの歴史的な天界のパターンが展開していく様を眺めていてほしい。 そしてさも、予期せぬふるまいなど何も起こしてはいないし、注意すべき問題など本当に何も起きてはいないのだ・・とでもいうように装いながら、天の動きと呼応するように展開していく、人間の行動タイプと金融市場の動静を、驚きをもって観察してみてほしい。


≪ 長期的展望 ≫

    『ニコライ・コンドラチェフの原則的結論の一つは、資本主義というものが自律修正的な性質を持つものであり、破滅に向かうものではない、というものであった。これは現代の大悲観論者から発せられる暗闇のいくつかを晴らして当然の視点である。』
-J. Anthony Boeckh著 “The Great Reflation” 2010年 John Wiley & Sons, New Jersey より   

    果たして山羊座の冥王星(2008〜2023年)は資本主義にとって死の行進の始まりとなるのだろうか? 多くの人々は最近のパニック(2008〜2009年)の根本要因が、資本主義のシステムそのものにあったのだと考えている。そしてだからこそ、未来に於けるこの種の苦痛に満ちたパニックを防ぐためには資本主義の「古い」システムを退場させ、「新しい」経済システムに取り替えなければならないのだと...。
   
しかし、ニコライ・コンドラチェフ ― 世界的に最も注目されるサイクル理論のアナリスト ― が示唆したように、問題は資本主義経済のシステムにあるのではない。そして、繰り返される下降周期の解決策は、資本主義を何か別のものに置き換えることでもない。 資本主義は自律修正的であり、そして経済の下降周期は人類の行動そのものに付随し、その属性として繰り返し再発するものなのだ。

    全ての金融崩壊の背後に潜む原因が「システム」そのものにあった試しはめったに無い。より頻繁に崩壊を起こす原因は、広範囲な社会の利益を図るという基本原則のもとに集約された制度運営の仕方よりも、自分自身の利益のためにその制度を利用しようという欲に駆り立てられた人々が、制度の乱用、無視、またはシステム自体やそれが定めるルールの破壊を行うことにある。 例えば、反資本主義者達はこう考える傾向がある。連邦、州、又は地方自治体の管理者や規制者からの優遇を「買う」ことによって、資本家達 ― 特に大手企業のリーダー達 ― が社会を破壊するのだと。彼らはこのような大企業がより多大な収益をあげる事への障壁を迂回するために、贈賄やロビー活動を行うと信じている。 これが真実である可能性はあるし、冥王星が山羊座に滞在し、特に2015年を通して牡羊座の天王星とスクエアを形成するという事実にも見合っている。強く、攻撃的な(そして多分不純な)者達のみが利益を得ることだろう。

    しかしながら、ビジネス・リーダー達 ― 特に中小企業の経営者達 ― は、共同体の法律が示すルールや規制を免れるために自ら好きこのんで賄賂を(或いは、どんな物でも)支払うわけではない。多くのケースに於いてそこに存在しているのは、企業が苦労なく営業を続けるのを許すためにそれなりの料金が支払われることを期待する、政府の不誠実な管理者か規制責任者達なのだ。
   
不正は、政府の管理者側からの働きかけにより起きるというものでもないように、もっぱら企業家(資本家)側に起因するものでもない。一方において、事業家は彼らのビジネスを護るために、追加の「税金」を規制する側の人間に支払わなければならない。さもなければ彼は、それまで存在さえ知らなかった法律への挑戦者と見なされるだろう。そしてまもなく廃業を余儀なくされるかもしれない。

    これは何も、多くの公務員達が不正を働いているのだ、ということを言っているわけではない。それは、多くの ― 全てではないにしても ― ビジネス・リーダー達が不正を働いている、という言説が正しくない、というのと同様だ。 殆どの公務員、そして財界のリーダー達は正直だ。 だが一旦経済危機が襲ってくれば、人々はスケープゴートを探し求める。そして一番に槍玉に挙がるのが、資本主義の旗印の下に結集するビジネスであり、企業なのだ。 多くの人々が政府もまたその原因の一端を担っていると見るのだが、しかし政府は、自分達以上に企業側の悪辣さの方に人々の関心を紛らすことが出来るという優位性を持っている。特に政府のリーダーその人が、「悪の帝国」としての企業を攻撃する時、その利点は顕著だ。この事件はニュースとなる。そして放映時間を取ることが出来る。そしてビジネスというものに対する、大衆の態度に影響を及ぼしていくのだ。

    これが、山羊座の冥王星がこの15年にわたって捜し続けている「毒」である。
社会というものは、ビジネス、銀行、そして政府の全てがお互い連携しあい、山羊座の基本ルールである誠実さと正直さにのっとって働くことが無ければ効率的に機能しないだろう。規則違反が無視され、それ自体が「事業経営」の暗黙裏に受け入れられた方法の一つとなる時、良い事は一つも無い。それこそが最終的には構造そのものをぐらつかせるような、過剰と負債へと導いていく。そしてこれは、政府、銀行、及び企業界の信用失墜とパニックを伴う、急激な景気の失速に通じていくことになるのだ。

    木星がまもなく滞留状態に入り、二度にわたって冥王星との正確なスクエアを形成するにつれて(7/24〜8/3)、負債と不正の破壊的影響が、より完全に視野に入ってくるかもしれない。 そう、これは最長6ヶ月にわたるオーブ(許容範囲内の時間的ゆらぎ)を持つ可能性がある。(私達はすでにその影響下の時間帯に入っているし、こうした現象が明白に示現しつつあることを目の当たりにしている。)
   
だが、こうした事象の顕現が光のもとに晒されることにより、私達は様々な修正の機会を実行に移すことが出来る。 そして、これこそが資本主義の本質である「自律修正」の実相なのであり、必ずしもその「死」ではないのだ。




 
訳文ここまで
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