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ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

 

April 03, 2011

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 4/4

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年4月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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2002年に刊行され絶版になっていた皆川弘之氏の著書、『ファイナンシャル・アストロロジー — 天体位相で相場分析する人の教科書』 の改訂版が新たに投資日報社さんより発売されました。メリマン氏のファイナンシャル・アストロロジーを基に、初心者の方向きにわかりやすく解説されたものです。興味ある方はこちらで詳細をどうぞ。


≪ マーケットウィークを振り返って ≫


    先週のロシアと米国にはなにがしかの共通点がみられた。両国の主要な株式指数は4/1金曜、数年来の新高値をとった。確かに世界の他の主要株式指数も、その殆どが週末に向かって力強い反騰をみせたものの、これらと同様の事は起こらなかった。

    また、私達が指摘してきた3つの重要変化日にいったい何が起きたかに注目してみるのも面白い。私達が追っている世界の株式指数の大部分が、2/21の三つ星の重要変化日を含む1取引日以内に年初来高値をつけた。その後、殆ど全てが下落し、重要変化日であった3/18~21まで3取引日以内の3/15~17に底を打った。それは1つ星の変化日にすぎなかったが、2/21から現在に至るまでの間、唯一の変化日だった。そしてこれらの指数全てがその後、私達が現在提示している3つ星のジオコズミック重要変化日である4/1に向けて反騰を開始した。殆ど全ての場合、こうした反騰は単なる通常の50%タイプのリトレースメントを超えるものとなっている。多くの指数が年初来高値に近付いており、中でもロシアのMICEXと米国のダウ工業平均は2年来の最高値水準まで到達している。

これは一体何を物語っているのだろうか? それは、ファイナンシャル・アストロロジーが、他のどんな研究よりも時に先んじてこれらの相場反転をうまく予測していたことを語っている。ファイナンシャル・アストロロジーは、私達がそれこそ何度も述べてきたように、利用可能な最も価値あるマーケット・タイミング予測ツールの1つであり、そしてマーケット・タイミングの妥当性を立証するものなのだ。それは決して骨折り損には終わらない。いつの日か、世界はこれを理解するかもしれない。だがさしあたっては、彼らがよくわかっていない事に感謝しよう。何故なら一度こうしたツールが理解されれば、それほどうまくは働かなくなりそうだからだ。

    金融市場は悪いニュースを全て無視しているように見える。例えばリビアでの戦闘、エジプトやチュニジアの政権交代、日本における天災の影響、そしてアイルランドやポルトガル、ギリシャ、スペイン、日本、そして米国でさえも抱えている、その地平に迫りつつある負債爆弾などだ。そのかわりに市場は、かなり以前に私達が「資産インフレ特急」と名付けた、牡羊座の木星・天王星によって示される原則を喜んで受け入れている。木星と天王星は共に、ショッキングで突然の出来事と同時に進行する過剰な投機を示唆していて、世界の株式市場は価格の極端な乱高下状態に入っていく。これはすなわち、トレンドは上昇傾向にあるものの、その途上で複数のサポートラインを割るような突然で厳しい急落があり、そして結局は再び反転して元の強気トレンドに戻るという事だ。木星・天王星は両方とも、木星が6/4に牡牛座に移行するまでは牡羊座に滞在する。この特急はそんなに長く走り続けるのだろうか? そう、あり得る事だ。それどころかおそらくこの特急は、2011年終盤から2012年初頭、木星が逆行して牡羊座と牡牛座の境界に来る時期まで走り続けるかもしれない。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    昨今、天上では沢山の事が起きている。そしてここ地球上でも同様に多くの事が起きているのに気付いておられるだろうか? 読者の方々は、まず始めにどの問題に取り組みたいと考えるだろう?

    ではまず金曜の米国雇用統計から始めよう。これによると200,000件以上の新規雇用が創出され、そして失業者数は8.8%まで落ち込んでいる。土星がいったん乙女座を出て天秤座に移行(2010年下半期)すればそうした事が起きる、と以前予測したように、このトレンドは正しい方向性で動いている。連邦政府も財務省も共に、それによって歳入が上がる事を見越し始め、政府がそのために税率をアップする必要さえ無かったのだと思い始めるだろう。だが冥王星はいまだに山羊座に滞在している。そして2012年~2015年にかけて、天王星とスクエアを形成する目前にあるのだ。税率の安定維持(すなわち税率を上げず、また経済動向が不確実な時に増税するような計画を発表しないという事)が、雇用の増加及びより増大する歳入とぴたり合致して示されたという事実にも関わらず、増税の可能性はジオコズミックな構図においてはいまだに色濃く浮かび上がっている。

    しかし、たとえ歳入が再び強い伸びをみせているとしても、支出もまた記録的なレベルで増え続けている。だからその底に存在するのはそれでもまだ負債、負債、そしてもっと大きな負債の山なのだ。それは私達を水星の逆行と、そして米国における4/8の法的債務上限のデッドラインに導いていく。これは一大事だ。そして再び、議会とホワイトハウスはこのように重大な案件を水星の逆行開始までに決めるのを先延ばしにしてしまった。2008年以来、毎度の水星逆行時のように、私達はただ彼らが正しく決着をつけるよう願うばかりだが、実際には多分それほど熟考もされないまま無理矢理の合意に再びこぎつけて、それがまた解決どころかより大きな問題を引き起こすことになるだろう。水星は3/30に逆行となり、それは4/22まで続く。

アストロロジーの研究では、この時期は調査や熟考に良い時間帯だ。物事について丁寧な議論と討論を重ね、少しずつ完全な理解へと近付いていく。そして、水星が順行を開始した後に合意に達すると最高だ。あまりにも早まって下された決定や、あまりにも長く待ちすぎた結果下された決定は、後々覆されるか見直されるのが通常で、これは効率の悪いパターンとなる。それは時間、お金、そして善意という観点からしても支払うコストが高くなる。現在の状況は間違いなくこれと同じ道をたどることだろう。

    しかし、今週天上で繰りひろげられる天体位相はそれだけではない。4/1金曜、火星が牡羊座に入場し、4/3日曜、牡羊座の新月の日に天王星とコンジャンクト(0°)する。あなたは、北日本を地震と津波が襲った3/11、天王星が牡羊座に入場した事を覚えておられるだろう。黄道帯の同じ度数が再び刺激される。これらの度数はまた、去年の夏カーディナル・クライマックスが起きた、まさにその中心部と同じ度数だ。私達はまもなく、3/10~3/17、そして去年の夏に関連するテーマの再来を見ることになるかもしれない。またこれはFRBの始原図における非常に感度の高い度数と重なるので、これから数日の間に中央銀行が何か予期せぬ発表をするか、あるいは政策を変更するかもしれない。 最近の通貨市場に注意を払っておられるだろうか?

    あるいはまたこれは、期日までに予算が可決されない事に起因する、米国政府機関の閉鎖にまつわる問題と関連しているかもしれない。興味深い事に4/6、太陽は木星とコンジャンクトするが、牡羊座におけるこのコンビは確実に楽観的だ。そして、その2日前の4/4、妄想的で愛他的な惑星、海王星が、同じく妄想的で愛他的な星座宮、魚座にイングレスする。これは164年ごとに起こる現象だ。という訳で、多分何かしらの希望があるのかもしれない。もしかしたら、上院も下院もなんとなく上手くやるのかもしれない。と思いきや、彼らは単に合意に非常に近いところまで辿り着きながら、冥王星が4/8 — まさに期限切れになろうとする当日に滞留から逆行に転じる時、再び粉々に崩壊するのかもしれない。冥王星の滞留は、冥王星が支配する問題に焦点をあてる。ひとつ、冥王星の大きなテーマは — さて、何だろう? それは負債爆弾だ。


≪ 長期的考察 ≫

    さてしばしの間、負債爆弾の問題は忘れて、天上で起きている注目に値する事象に目を向けてみよう。18.7年周期を持ち、ちょうど山羊座を離れたばかりで先月(3月)18ヶ月間にわたる射手座の長旅を開始した月のノードが、およそ射手座27°付近に位置する銀河中心(Galactic Center)を今現在渡りつつある。

    『エボリューショナリー・アストロロジー(Evolutionary Astrology)』に述べた研究によれば、射手座—山羊座の交差ポイントは北半球における冬至に等しい。それは1年の内で最も深い闇の1日だ。これは南半球では逆転し、最も明るい光の1日となる。個人のホロスコープでは、これは天底、またはICと呼ばれ、チャートの最下部のポイントとなる。このポイントは真夜中あたり — 1日の内で最も深い闇の時刻に、太陽がどの位置にあるかを指し示すものだ。それは1日が終わり、次の新しい1日が始まる地点でもある。同様に、太陽が冬至(山羊座0°)にある時、それは1年の周期の真の終わりであり、また本当の新年のスタートでもある。したがって、主要な惑星のトランシットが山羊座の0°ポイントを通過している時は、常に重要な周期が終わる時であり、そして新しい長期サイクルが始まる時なのだ。これは政治・経済におけるトレンド変化と同様に、集合心理学上のシフトと関連している。

月のノードは18~19年周期で、前回この位置に来たのは1992年8月と1973年10月だ。これらの時期から9ヶ月以内の政治的変化をチェックしてみるといい。だが、これらは金融市場における長期トレンドの変化、特に通貨と穀物価格のそれと関連している。ここ2~3週間の日本円とスイスフランを、米ドル絡みでチェックしてほしい。

    射手座に向けて山羊座を離れた後まもなく、月のノース・ノードは銀河中心を渡る。ここで浮かび上がる象徴的意味は、普遍、根本、知への純粋な欲求だ。ある意味において、銀河中心とはそこから全ての純粋思考が創生される「宇宙意識」のようなものと考えられる。多くの人々がこの期間、物事への理解に関わる啓発的なブレイクスルーを経験する。これがしばしば、同じ様な発明が複数の人々から時を同じくして発表される事の由縁だ。(トーマス・エジソンとニコラ・テスラが電気の新しい用途を発見したことなど) 

または、これはおそらく「生命」そのものへの理解と関係があるのかもしれない。例えば、妊娠中絶反対と中絶賛成の問題は、主要な惑星がこの銀河中心を渡る時に再燃する傾向がある。

    いずれにしても、今現在は希望に満ちるだけの理由がある。月のノース・ノードが銀河中心を渡る時、それは新しい発見、新しい発明、そして新しい理解のための肥沃な時間帯だ。もしも世界の政治的・経済的指導者達が、突如として負債爆弾を拡散させ得る方法を理解したなら、それは素晴らしいではないか? 

おっと・・・私はどうも「海王星魚座入場タイム」に深く入りこんでしまったようだ。
これは失礼! しかし、それは本当に良い気分だった。そこでは全てが正しく、完全であり、そしてまさしくそのままで、全てが在るべき姿だったのだ。





訳文ここまで
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日本時間の主な惑星スケジュールは
「4/3の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー」の記事中に掲載しました。




April 02, 2011

●4/3の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きる わたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々で すが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読み の世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造している と言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 で はでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【 ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで23:50前後、北海道周辺で23:56前後、関西方面(日本標準時)は23:31前後、沖縄周辺で23:02前後に牡羊座13°29’で新月となります。

次の新月までの主な惑星スケジュール(日本標準時)
4/04 05:23頃 火星・天王星コンジャンクト@牡羊座1°17’
4/04 08:37頃 太陽・土星オポジション(@新月の度数)
4/04 22:51頃 海王星 魚座入場
4/09 18:10頃 冥王星逆行開始
4/12 06:00頃 火星・冥王星スクエア(牡羊座・山羊座7°30’)
4/18 12:03頃 満月@天秤座27°44’
4/20 19:36頃 太陽 牡牛座入場 
4/21 13:25頃 金星 牡羊座入場
4/23 19:04頃 水星順行開始
5/01 13:45頃 火星・木星コンジャンクト@牡羊座22°20’
5/03 16:09頃 新月@牡牛座12°30’

*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。


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Sabianシンボルによる【新月のテーマ】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【太陽・月 牡羊座 13°〜14° 】

"An unsuccessful bomb explosion"
"A serpent coiling near a man and a woman"

不確実でデリケートな物事を安定させようとする→ ★声の大きな者に耳を傾ける→ ★情報バブルの中を行く→ ★信念の強化→ ★感情に動かされる→ ★虚しい怖れ、虚しい期待、両方の存在に気付く→ ★両極に別れてしまった物事の壁をどう乗り越えるかの挑戦→ ★目に見えない大きな力を感じる→ ★シンプルな悦びと恵みに気付く→ ★新しい道への模索→★将来の可能性と力を内側にうっすらと感じる  ・・・・

エネルギーのポイント:「挑戦」 「1本の細道をバランスを取りながら行く」 「新しい未来のカタチを探る」
幸運のポイント:
リラックス・冷静さ・受け入れて、整理する・動物との交流・ゆっくりした運動・マッサージ・青い水と青い光のイメージ又は瞑想・ラピスラズリ・淡いピンクと淡いイエロー

110403NM


    牡羊座は黄道帯最初の星座宮、そしてその牡羊座での、今年初めての新月 — 新しいテーマの始まりです。 このところずっと「アイデンティティ」というテーマが続いてきました。今までに、なんとなくでも「新しい自分の姿」が浮かび上がってきたでしょうか? もしそうなら、いえ、まだハッキリとしたかたちなど見えて無くても、この新月から何かしら行動の中でそれを表現していくことを促されるかもしれません。そういえば4/10は統一地方選もありますね。 そんな日々の行動の中で、気付くことが沢山ありそうな新月図、とてもパワフルなニュー・ムーンです。

今、牡羊座には沢山の惑星が集まってパーティ状態。 このパーティは一種のホーム・パーティかもしれません。家族や親しい友人たちと、安全で暖かい部屋の中、美味しいお酒や食事をわかちあいながら心のふれあいを楽しみ、ホッとひとときを過ごしたい。何かを心から信頼していたい・・・そんな願いも感じられるチャートです。 太陽と月の出会いの会場には、すぐ側に楽しいことが大好きな木星も控えています。 何かとストレスが溜まりがちな今日このごろ。 機会があればどうか心を少しでも楽しませてあげてください。  

ただちょっと注意。楽しいばっかりのパーティなら良いけれど、この新月の180°対向には天秤座を逆行中の土星が睨みを効かせ、警告を発しています。まるで、「眠るな!足もとを見ろ!今こそ目を見開け」・・・とでも言っているように。。 せっかくイケイケの牡羊座パーティなのに、足をひっぱるようですが、この土星の力はやはり今のわたし達には必要な注意力なのかもしれません。

新月の翌日4日の早朝、牡羊座の火星が天王星とコンジャンクト。恒星デネブ・カイトスやブラック・ムーン・リリスともコンジャンクトしています。水星が逆行中でもあり、もともと短気な組み合わせである火星・天王星はかなりの爆発力を秘めていそうです。緊張感漂う情報や白か黒か矛盾する話が多く飛び交う今、その渦の中で自分を見失い、足もとをすくわれたり、アタマが眠ったまま行動してしまわないよう、少し注意が必要となるかもしれません。 身近なひと達との間で、自分の意見をいつになく強硬に主張してしまうひと、誤解からくる突然の感情的な爆発を経験するひと、また、何かとてもラディカルな決断をするひともいらっしゃるかも。。また水星逆行との相乗効果?もあるので、ちょっとした事故やケガにも要注意。ヨシ!となったら思いっきり行くのもいいけれど、その前に1回、深呼吸ね。 この期間は少し複雑でトリッキーな側面もあるので、自分がどんなふうにエネルギーを使っているか? 使おうとしているか? ちょっと観察してみる余裕を持つと吉です。

またこの時期は、自分自身が感情的な暖かさを求める一方で、相手のことには無頓着になったりしやすいです。けっして冷淡な気持ではないのですが、独立と行動への衝動がとても高まり、関心が自分にだけ向きやすくなる傾向があります。ひとの事になると、共感はしているにも関わらず、同時に超然とした気分にもなりやすいのです。そのため、コミュニケーションは活発だけれど、常に対人関係において矛盾を抱えることになるかもしれません。 けれど、少なくともお互いに対話のマナーを守り、最低限の約束をキチンと果たすことによって、無用な摩擦を避けることが出来るでしょう。 

恒星デネブ・カイトスはどちらかというと土星のような味わいを持っている星。この星がかかわる時、惑星は制限を受けたり、働きを抑制されたりします。うまく働けば、無用な争いに発展しがちな火星・天王星の衝動を和らげてくれるかもしれません。今世界で繰りひろげられている争いや闘いの中にも、どこかで何らかの形での妥協、撤退や終結、少なくともそれに向けての努力が見られる可能性もあります。 

けれど、両者のもたらす衝動がこの恒星の働きによって内側にこもってしまうことも考えられます。抑圧されたエネルギーはやがて解放を求めて噴出するでしょう。一見、何の問題もなくサラサラと流れていくように見える日常の交流や出来事の中で、ある時突然に堰を切ったように感情が噴出してくるようなことがあったら、それは新しい自己発見の大チャンスです。 どうかそのエネルギーを誰かや何かにぶつける前に、自分の中に本当は何が起こっているか、みつめてみてください。 自分が本当に求めているものは何か、そして何を怖れているのか? がくっきりと浮かび上がってくるかもしれません。 それを理解しておくことは、きっと大きな力となるはずです。

反面、この組み合わせは何か突然ともいうべきタイミングで、自分の中から大きなパワーが生まれ、多くのことを成し遂げることが出来る・・・そんな可能性も持っています。少なくとも、今まで自信がなくて躊躇していたことに着手しようと決断する、そんな勇気をもたらしてくれるかもしれません。多分、このエネルギーをどんな風に使うかは、わたし達の一瞬一瞬の決断次第なのではないでしょうか。自分なりの、より良い世界への祈りの気持。明るさを呼び込む、そんな気持をぜひ使ってみてください。

4日の夜には海王星がその約14年にわたる水瓶座の旅を終えて、いよいよ故郷である魚座にイングレス、そして8月始めまで滞在した後再び逆行して水瓶座に帰ります。魚座に本格的に戻ってくるのは来年2月始めです。 この海王星が魚座に戻るのは、1862年以来のことになります。海王星はとても精妙なエネルギーの惑星なので、すぐにそれと感じ取ることは出来ないかもしれません。けれどこれから先徐々に、宗教に対する考え方、世界観や文化芸術・理想・霊的概念などの分野に大きなシフトが起こるのではないかと思います。

それはとても深く、高い精神性をもたらす時期となりそうですが、そこに至るまでには乗り越えるべき幻想や欺瞞、失望、裏切りなどのネガティブな側面も出てくるでしょう。 海王星の最初の帰還となるこの新月期は、 資産・資源・財産に関わるミス・インフォメーションや過度の期待、また情報操作や広報・報道関係の混乱にも要注意です。海や水に関する出来事も考えられます。 魚座や海王星に縁の深い方、もともと感受性の鋭い方は、霊的インスピレーションが高まったり、重要な夢を見たりするかもしれません。良い眠りをこころがけてくださいね。

3/31から水星が逆行中で、これは4/23日まで続きます。また4/9からはいよいよ冥王星が逆行に転じます。

水星が逆行中は、色んな意味で見通しがききにくくなりますし、判断ミス、誤解やデマ、噂によって物事が動いたり、予想と逆に動いたりしがち。また電子機器や機械、乗り物などに関する故障や事故も起こりやすいです。データはコマメに保存とバックアップを。契約事や大きな買い物は慎重にしてくださいね。 また、火星・天王星コンビとも作用し合って、事故やケガにも要注意です。あわてて動く前に深呼吸を。 

でもこの時期は、天秤座の土星力の助けを使って色々な物事を見直したり、計画をあらためて練り直すにはとても良い時期です。

冥王星が逆行を開始する前後も非常に強力なエネルギーとなります。 冥王星はわたし達の奥底に、「深く、深く人生をみつめなおせ」とささやきかけてくるかもしれません。もし出来るなら、逆行開始前後の期間、色々な情報の渦の届かない時間を作り、ひとりで静かに過ごすのも良いかもしれません。忙しい中、たまにはゆっくり自分と向き合ってみましょう。また、瞑想に慣れている方はとても深く入っていける時です。 

社会的にもまだまだ落ち着くには遠い情勢ですが、日本の始原図を見ても、この新月は予断を許さない状況を示唆しています。 財政・税金問題のゴタゴタや、報道や情報の混乱、政府と民意の乖離とそれに対する怒り、諸外国との協調そして行き違いによる軋轢、突然のラディカルな出来事などが考えられます。太陽の活動もこのところずっと活発なので、 強めの余震や原発関連・放射能汚染、海や水に関する出来事など、引き続き十分注意が必要な時間帯です。 

もうすでに沢山の犠牲が出ました。このまま徐々に終息に向かってほしいと、こころから思います。けれど、最初のショックから少しずつさめかけてきた頃が、これから先の日本とわたし達自身にとって、一番大切で重要な時期と言えるのかもしれません。 目を見開き、それぞれのペースでバランスを取りながら、この新月期のテーマをこなしていけたら・・と思います。


serpent


さて、今回の新月のサビアン・シンボルは 「ひとりの男とひとりの女。その近くで蛇がトグロを巻いている」という構図です。 男性性と女性性・・・これはわたし達の生きる、二元の世界の両極のシンボルかもしれません。右と左、白と黒、嘘と真実、生と死、愛と憎しみ・・・数え上げたらキリが無いほど、わたし達はこうした極性の中に捕らわれているとも言えます。 そして、その近くでトグロを巻く蛇。 この蛇は、ヨガで言うクンダリーニ・・・尾てい骨から各エネルギー・センターを貫いて昇っていく、究極の気付きへと導くエネルギーを思い起こさせます。この絵の中の男性と女性はカップルでしょうか? それとも、たった今出会ったばかりの2人でしょうか?  彼らは、二元の世界を超えて溶け合うことの出来る、蛇の智恵がすぐ側にいることに、果たして気付いているでしょうか?

またこの蛇は、クンダリーニと同時に、4つのリリスの存在を思い起こさせます。ブラック・ムーン・リリス、ダーク・ムーン・リリス、小惑星リリス、そして恒星アルゴルです。アルゴルはギリシャ神話のゴーゴン三姉妹。その中で特に有名なのがメデューサです。髪が蛇で、その目を見ると誰でもが石になってしまうほど恐ろしい怪物。もともとは美しい乙女だったのですが、海神ポセイドンの寵愛を受け、攫われた先のアテナの神殿で愛を交わしたことから女神アテナの怒りにふれて醜い姿に変えられました。そして、その果てに英雄ペルセウスによってその首を切り落とされ、非業の死をとげたとされています。 また、リリスはアダムの最初の妻で、神の命令に背いてアダムに対する従属を断り、自ら天界を追われる運命を引き受けたと言われています。そして、イヴに智恵のリンゴを食べることを勧めた蛇は、このリリスが化身した姿だとも言われています。

リリスもアルゴルも、昔から占星術の世界ではとてもダークな役割を与えられてきました。復讐や憎しみ、嫉妬やセックスに関わるタブー、死の世界や凶運などです。確かにこれらの星が関わるとき、そのネガティブな側面が出ることも多いのですが、これは長い歴史と宗教的偏向の中で抑圧され、ゆがんだカタチでそのエネルギーが使われてきたからではないかと思います。

リリスやアルゴルの蛇のエネルギーは、ポジティブに使われるとき、人間の限界を超越していくような働きをします。つまり、二元の世界を超えて、人間の創り上げた「神」なるもののイメージをも含んだ、全ての怖れから来る「タブー」を乗り越え、互いに溶け合い、ひとまわり大きなアイデンティティにまで達する・・・という挑戦です。確かにこれは、普通に生きるわたし達にはとてもとても難しいことだと思います。

けれど、もしかしたらそれはこれからの時代、男と女、生と死、嘘と真実、富と貧しさなど、日常に交錯する様々な両極性をひとつずつ、少しずつ、小さな壁から乗り越えていこうと苦闘する、人間の純粋な欲望を後押しするものかもしれません。 智恵の蛇は案外わたし達の近くでクルリとトグロを巻きながら、気付いてもらえるのを待っているのではないでしょうか。


    わたしがメインで使っている日本の始原図(日本国憲法衆院可決時/A.Miller方式)では1室魚座・7室乙女座がインターセプトされています。それはもともと非常に高い精神性を持つにもかかわらず、ひとつの国としての確固とした顔=アイデンティティを持つことがとても困難であること、漫然とした無意識に支配されやすいことを示唆しています。そのインターセプトが解けるまでは、折にふれて、目を覚ますような出来事を無意識に引き寄せていく・・・そんなチャートです。インターセプトの研究家、アリス・ミラーは、外惑星、特に天王星が挟まれたサインを通過するときに最大のブレイクスルー・チャンスが訪れると言っています。その魚座を天王星が通り過ぎる、まさにその最後の日、大震災が起こりました。そして今、天王星に代わって海王星が国としての日本を試すかのように魚座に入ろうとしています。

占星術的には1年の始まりともいうべき春分を越えて、初めての新月。この真新しい出発の新月は、わたし達にとって、そして日本という国にとっても、より良いアイデンティティを創りあげていく、その出発点になると思います。  太陽と月に対向する土星の新月。 何が起きたとしても、そして傷を負ったとしても、また再び起ち上がって少しずつ壁を乗り越えながら、素晴らしい人生と新しい世界を探求していくこと。 「それこそがあなた!」  今、全ての星達がそんなふうに囁きかけているように感じられてなりません。


Have a Great Trip !!!★



hiyoka(^_^)



March 29, 2011

るるさんへの返信

こんにちは。お返事が遅くなりすみません!

詳しいご事情やお住まいの地域も知らないまま無責任なことは言えませんし、とてもおおざっぱなことしかお伝えできないかもしれません。ただ、感じたことを書かせていただきますね。

真っ先に、結論めいたことを。。大丈夫です。どうかどうかご自身の選択に自信をお持ちになってください。

3年前からこのような時代を予想して食の仕事に移行されたんですね。慧眼をお持ちなのだと、こころから尊敬します。これからもっともっと大切なお仕事になっていく筈です。

今、地震や津波、それに原発問題でわたし達みんなが大きな不安を感じています。今までも沢山の危機がありましたが、時が経ち周りの様子が元に戻ればひとは不安や痛みを忘れて元の生活に戻っていきました。 けれど星回りを見ても、今回はそうはならないと思います。人間の、生活・こころ・・・根本的な部分を変えていかなくてはならないぎりぎりの時が始まっているように見えます。多分わたし達は、長い間豊かさを追って頑張りつづけるうちに、どこかにゆがみが溜まってしまったのかもしれません。。本当に、未曾有の時代ですし、わたし達の目にふれるような事はきっと表面のごく一部にすぎないかもしれません。そしてだからこそ、るるさんのような方が必要なのだと思います。

これからは徐々に、そして今まで以上に「大地」の大切さがクローズアップされてくるでしょう。大地を友として、愛情をこめて、食物になってくれる生命を育てるお仕事にはきっと大きな報いがあると思います。確かに今までは豊かさ=お金の時代がずっとずっと続いてきました。「社会がこれから先も永遠に何事も無く繁栄し続ける」という暗黙の幻想をみんなで追ってきたし、それが社会に溶け込んで暮らすための手段でもあったかと思います。けれど、そのような豊かさは、今回のような大自然の力の前では本当にはかないものですよね....。

命をはぐくむこと。 わたしは、この地球上でこれ以上の豊かさは無いと思います。人間も、動物も、植物や虫たちも。その上にしっかり立ってこその、物やお金だと思うのです。

もちろん、田畑のお仕事は大自然との厳しい闘いの連続でもあります。きっと挑戦した方でなければわからない大きなご苦労があると思いますし、時には打ちのめされるような事だって起きるかもしれません。それでも、生命あるかぎり、人間は必ず命の原点へ帰ってきます。命の原点に立つとき、人には必ず「工夫」が生まれます。その時、本当に力になるのは嘆きよりも、目の前の大地から再び命を引きだそうとする、とてもシンプルな意志、そこから生まれる希望、そして真っさらな祈りなのだと思います。

るるさんは今まで頑張ってこられて、今は少しお疲れが出ているのではないでしょうか? もしそうだとしたら、どうかご自分に優しくなってください。もしかしたら、ご家族との関係の中でお子様や奥様に少し甘えられても良いころなのかもしれませんね。。たいそうな事ではなく、出来るときに、少しゆったりとして、ご自分の「呼吸」を聞いてみてください。 今というこの瞬間、真に大変なことなど何も起きていない・・・そんな本当の静謐を感じてみてください。 るるさんの隣に、それはきっとありますから。。

これからは政治経済や金融の仕組み・流れも多分、世界的に大きく変わっていくのではないかと思います。富という巨大な力の在りようも含めて。 そしてそれは今後、カーディナル・クライマックスの真のコアと言われる天王星・冥王星のスクエアを中心として、今までにない速度で展開していくようにも思います。あるいはもうしばらくの間、昔からの価値観と新たな思考法や生き方とがせめぎあって、限りなく両極化していくような動きがあるのかもしれません。政治経済・社会でも、そしてわたし達個人の精神の中でも、葛藤や分裂の動きがあり、そうした経験を経て、より良い時代に向かっていくのかもしれません。その変化の度合いをどれほどのひとが気付いているでしょうか。もちろん、わたしにも未来が果たしてどうなるのか・・・見えているわけではありません。 

けれど、るるさんはその、台風の「目」に居ることを決心されたのだと思います。周囲が、世の中がどんなに変わろうと、命をはぐくむためのお仕事は必ず残り、「かたち」として帰ってきます。

少しお元気になられたら、可愛いお孫さんにどうかるるさんの決心とお腹からの笑顔を見せてあげてください。お金や物はあれば便利だし、あるに越したことはないのは確かです。けれど、どんなにお金を残したとしても、極端なことを言えば、ある時突然紙切れになってしまう可能性だってあります。「信用」そのものが売買されているのですから。

これからどんな世の中になっていくにせよ、子供達に残してあげられる最高の財産は、るるさんがその都度その都度ご自分の選択を信じて強く生きていかれる、その姿を見せてあげることだと思います。子供達を「護る」ということは、どんな時代にあっても、胸を張って生きていく力を伝えてあげること。 例え転んでも、起き上がってちょっとブツブツ言ったりして、それでもやがて笑って歩き出す、そんな力をしっかり伝えてあげること。 これ以上の財産ってあるでしょうか?  それはわたし自身が親との関係で学ばせてもらったことでもあります。(本当のことがわかってきたのはずいぶん最近になってからでしたが... ^^;)

傍目からどう見えようと、いつもご自身が選択された「台風の目」に在ってください。その中心で、本当の「価値」を探し続ける、るるさんの姿を眩しく見るひと達がきっともう少し先に待っていると思います。


・・・とりとめもなく思ったことを書いてしまいましたが、これでお返事になっているでしょうか? メリマン・コラムもフォーキャスト本も投資とアストロロジーという観点から書かれたものですので、実際ひんぱんにトレードされている方、アストロロジーを勉強している方でないと、なかなかわかりにくい部分があるかもしれません。また、このお返事もるるさん個人のチャートをもとにしたお話ではなく、そのためもし的外れと思われる部分がありましたらどうかご容赦ください。


今、るるさんとご家族のご多幸を、そして田畑に豊かな実りあることを、
こころからお祈りしています☆


hiyoka (^_^)

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March 27, 2011

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 3/28

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年3月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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3/27 主な惑星スケジュールを追加しました。


≪ マーケット・ウィークを振り返って ≫


    世界中の株式市場で、日本に起きた天災に関連する前週の厳しい下落からの強力なリバウンドが続いた。が、ロシアのMICEXを除いては、どれもいまだにその2年来の高値を回復してはいない。しかしながら、ダウ工業平均をはじめとしていくつかは、近いところまで来ている。木星と天王星の両惑星が現在ゆうに牡羊座に入場し終えていることを考えれば、「資産インフレ特急」は複数年にわたる新高値へのレースを再開しつつあると言える。私達は3/24木曜、金がその史上最高値である1450を試した時、この列車がうなり声をあげて走っていくのを目撃した。同じ日、銀もまた1980年1月以来の最高値水準である3800を上回った。これはジオコズミクスの示唆するところとよく適合している。何故なら3/24~25は「射手座ファクター」の日々、すなわちトランシットの月が射手座を通る時であり、月のこのポジションはしばしば貴金属(そして他の商品)の天井、そしてそこからの下落と合致しているからだ。

    世の中に起きる出来事とそれに関連して金融市場に起きる大きな価格変動は、天王星の基本的な特性を示している。それはどういう事かというと、牡羊座に在る木星と天王星は非常に投機的であり、より高い利益(と価格)を狂ったように追い求める状況を象徴するものの、一時的にそれまでのトレンドを脱線させるような、突然の出来事をも伴うという事だ。トレンドの反転は非常に厳しくなる可能性があり、いくつかのサポート・ラインを割って急な角度の下落が起きることから、その多くがたちまちのうちにトレンドが変わってしまった事を明示するだろう。だがそれと同じくらい突然に、市場は再び反転し、抵抗ラインの新水準をを超えていく。その結果、これが「資産インフレ特急」であるという根本的な大前提に回帰していくのだ。

もし歴史が何かのガイドラインたり得るのなら、こうした傾向は木星が牡牛座の前半早めの度数を過ぎ越していくまで終わらないだろう。または少なくとも、天王星が牡羊座の3°、つまり去年の夏のカーディナル・クライマックスにおいて、その中心部の構成が起きた度数を通過し終える(6月初旬)まで、続くかもしれない。

もしかしたら、過去2年にわたる株式や商品市場におけるこの「資産インフレ特急」について、こうしたコラムや年1回のフォーキャスト本で述べてきたような金融アストロロジーよりも、もっと正確に説明しうる他の研究調査があるのかもしれないが、私はそれを知らない。だがもしそうであったとしたら、私はそれに気付いていない事になる。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    私達は4/8までの間、また別の強力なジオコズミック・サインの時間帯に入ろうとしている。 3/28月曜、20年周期を持つ木星・土星のオポジションが起きる。またその日のうちに、太陽が冥王星に対してワクシング・スクエアとなる。最初のサインは世界中の政府の分裂に関連し、また2番目のサインは多分負債や所得・生命の喪失に関する新たなニュースに関連している。これはおそらくは日本の天災、及びリビアの戦争からくるものと思われる。    保険会社にとっては良い週にはならないだろう。これもまた冥王星によって支配されているからだ。それから2日後の3/30、水星が3週間にわたる逆行の旅を開始する。これは通常、政治的リーダーや経済データから伝わる、雑多に入り混じった紛らわしいメッセージと合致する。願わくは、議会とホワイトハウスがこの時間帯を熟考と対話に費やし、彼らが2008年9月以来、殆ど水星逆行の度に繰り返してきたように、完全には理解されず、議論も尽くされていない重要な政策を押し通そうとするような事が無ければ良いのだが。

    このジオコズミックな時間帯はその後4/3の火星と天王星のコンジャンクションと、同じ日に起きる太陽・土星のオポジションでピークを迎える。天王星は分裂・崩壊を、そして土星は大地を支配しているので、これは大自然が爆発的兆候を示すまた別の機会を示す可能性がある。また似たような別の組み合わせが4/11と4/18、火星が冥王星とスクエアを形成し、その後土星とオポジションを形成することによって起きてくる。後者の組み合わせは、季節外れの暑気や寒気、または軍隊による戦闘の脅威からくる怒りや冷酷な気質に該当するかもしれない。朗報は、太陽が4/20に火性のサインである牡羊座から、もっと地に足が着いて肩の力の抜けた牡牛座へと移行する頃には、私達がそこから抜け出す、ということだ。


≪ 長期的考察 ≫

    昨年頃私は、MMAサイクルズ・リポートの1購読者にリポートの内容に関する質問を認め、購読サービスの一環として、後に全ての購読者達にその内容を分かち合うという事を行った。彼女の質問は、回を重ねるごとにどんどん優れたものになっていった。今回のコラムでは、彼女の質問と私の回答から2組を選んで再現したい。これは全ての読者にとって有益なものだと思う。


【クローディアの質問】   
    あなたは木星が2011年6月~2012年6月まで牡牛座を通過し、その時、価格の下落が示唆されると言いました。牡牛座は「価値ある物を維持する」事に長けています。2009年3月以来、株価は市場全体を覆う波の上で、多くの場合一体となって上下動してきました。もし各サイクルに追随してきて、安い価格の時に相場に入れば儲かったわけです。いくつかの非常に注目すべき例外がありながらも、株価は一斉に騰がったり下がったりするように見えます。では木星が牡牛座を通過している時、こうした事は変化しそうですか?

【私の回答】
    まず最初に、市場がどんな時に高値をつけるか考えてみましょう。1870年代に遡った研究に基づいて『フォーキャスト2010』と『フォーキャスト2011』で述べたように、それは木星が牡羊座の終盤の度数、または牡牛座の初期の度数にある時に起こりやすいのです。前回木星がこの領域にあったのは、2000年1/14にダウ平均、2000年3/24にS&Pが当時の史上最高値をつけた時でした。2000年1/14、木星は牡羊座26°にあり、そして同年3/24には牡牛座7°に滞在していました。しかしこのケースでは、木星が牡牛座に入場したのはそれが最初ではなかったのです。

    当時、木星は1999年6/29に牡羊座を離れ、初めて牡牛座に入りました。それは逆行を開始して牡羊座に回帰する1999年10/23まで牡牛座に滞在し、その後2000年2/15まで牡羊座で過ごしました。この初回の牡牛座滞在時である1999年7/16~19頃、市場は当時の史上最高値をつけました。それは木星が牡牛座に入場した直後のことでした。(この時木星は牡牛座2°にあった) ダウ平均はその後8/25にもう少し高値まで伸びましたが(木星がその後牡牛座4°~5°まで進みそこで逆行に転じた)、S&Pはそれ以上騰がりませんでした。その後ダウ、S&P共に1999年10/18に向かって急激に下落しました。(S&Pは13.25%の下落を見せたが、その時木星は逆行中で牡牛座0°にあり、今にも牡羊座に帰還しようとしていた。) 次に木星が牡羊座最終盤度数、そして牡牛座の初期度数に移行するにつれ、2000年初頭に向けて新高値への反騰が始まりました。

    つまりこれが、何故高値をとる時期に対して時間のオーブ(ゆらぎ・許容範囲/ 度数にして7°まで)を見なければならないかの理由であり、また、4年サイクルの天井をつけるのが、木星が牡牛座初期度数を初めて通過する時になるのか、または2011年12月~2012年1月(これに1ヶ月ほどの猶予さえも与えつつ)、木星が逆行して牡牛座0°に帰る時になるのかを、確信する事が不可能である理由なのです。

しかし私達は、2000年初頭にかなり大きな反落が起こり、その後2年以上も下げが続いたのをその目で確かに見ました。米国の株式市場は2002年10月に、その他の市場は2003年3月に底を打ち、これはイラク戦争の始まり、そしてその非現実的な終焉と一致しています。(現在のリビアに起きている事を考えてみよう。) 
この下落は木星が牡牛座の中盤度数に入り始めた後の典型的な現象です。この下落は数週間や数ヶ月といったものではなく、何年か続きます。

NYD


【クローディアの質問】
    1月下旬に起きたエジプトの革命には驚かされました。そしてそれから何週間か経って、今度は地震と津波が何千もの生命を奪い、史上最悪の原発事故の1つが起こりました。今日のニュースの見出しはリビアに焦点をあてていますが、日本の胸を締めつけるような話はまだまだ続いています。これらはまさに、私達が去年の夏に予測した種類の現象 — 戦争、革命、海や広大な水域に関わる危険、そして原子力にまつわる「出来事」 — です。

    去年の7月から8月にかけての惑星の構成はとても強力だったので、その効力を感じられる時間帯は例外的に長いものでした。私達はいまだにその時間帯の中にあるのでしょうか? それとも、ここ最近の混沌は、3/28の木星・土星のオポジションの方により多く関連しているのでしょうか? 最悪の時期はもう過ぎた可能性が高いのでしょうか、それともオポジションの正確な日付、3/28がまた新たな事件の引き金になりそうでしょうか?

【私の回答】
    それらの事柄は、木星・土星のオポジションとはそれほど関係していません。このアスペクトは政府の亀裂と二極化といった現象により多く関連しているのです。あなたは、極性が世界中で日増しに増大し、私達ひとりひとりを引き離しつつあるのに気付きましたか? 木星が土星とオポジションである時、それは天災ではなく、法律、政府、そして裁判所の判決により多く関連します。

    *)木星(拡大/成長する)・土星(制限/固める)の両極性がオポジションで強調される時、個人レベルで無意識にこのエネルギーが使われた場合、現象面では一般に激しい意見の対立や不満、いらだち、怒り、別離などの可能性があるとされる。ポジティブな現れとしては忍耐力や優れた客観性、責任を全うする力など。

    カーディナル・クライマックスとして知られる時間帯は、2008年から2020年初頭まで続きますが、特に2008年~2015年に効力を発揮します。これが自然現象におけるもの凄い激変、政府・政治関連(暴動)、そして経済混乱(すなわち負債/冥王星)により多く関係付けられるものです。

    去年の夏、火星、木星、土星、天王星、及び冥王星の全てがミュータブル・サインの約27°からカーディナル・サインの3°で、最もタイトに近接したTスクエアを形成した時、占星学上(そして天文学上)最強のパターンが生起しました。したがって、それらが占めた黄道帯上の区域は、カーディナル・クライマックスと呼ばれるそのパターンに含まれた各惑星の持つ力学と一体になって、たっぷりと充電されています。今後数年の間に、土星、天王星、海王星または冥王星がそれらの度数を通過する時、これら各惑星の力学が発動し、それらに関連した事象が起きてくるでしょう。今現在、天王星はこの黄道帯区域を進行中で、それは6/3まで続きます。そして逆行に転じた後、2011年8月~2012年3月の間、再び戻ってきます。カーディナル・クライマックスは決して終わってはいません。

    そして2012年~2015年、天王星と冥王星がその126年周期のワクシング・スクエアを牡羊座と山羊座(再びカーディナル・サイン)の8°~15°に於いて形成する時、このもう1つの「プラネタリー・ペア・サイクル」がもう1つの黄道帯区域をたっぷりと充電するでしょう。これらの度数は、それからの数年間大変高度に充電された状態になり、主要な惑星がそれぞれの度数に入ってくる度に、これらの惑星(トランシットしてきた惑星と元になった天王星や冥王星)の持つ力学に関連した出来事がおそらくは展開していくでしょう。

    この「黄道帯における高度にエネルギー・チャージされたポイント」というコンセプトは、1977年に出版された『 Evolutionary Astrology: The Journey of the Soul Through the Horoscope』という本の中で私が発見・考案したアイディアと関連しています。それは「エボリューショナリー・アストロロジー」として知られる学派の誕生でした。このコンセプトは「プラネタリー・ペア・サイクルズ」と呼ばれ、今日多くのアストロロジャーによって使われています。(この本と、1991年に出た改訂版『Evolutionary Astrology: The Journey of the Soul Through States of Consciousness』に示された他の多くのテクニックやコンセプトもまた同様です。)改訂版は今でもこちらで入手することが出来ます。

最初の本は1970年代後半に出てすぐに完売し、1980年代には米国東部(ケンブリッジ、MA)そして西海岸(サンディエゴとロサンゼルス)のいくつかの研究グループの基礎を為すものとなりました。そこから、他のアストロロジャー達による応用や文献によってさらなる成長を遂げてきたのです。しかしこの本の中には、土星、天王星、海王星、冥王星または月のノース・ノードの、カーディナル・イングレス・ポイントへのイングレス(カーディナルサインの最初の度数への進行・入場)によって示されるような、集合体の進化に関わる重要性が説明されています。私達はたった今、2011年初頭、月のノース・ノードが山羊座0°にイングレスし、天王星が牡羊座0°にイングレスする時期を過ぎ越そうとしています。事実上、月のノース・ノードは現在射手座27°のギャラクティック・センター(銀河中心)とコンジャンクトしています。これは重要な影響を及ぼす現象であり、これについて私達は来週論じることになるでしょう。



【 主な惑星スケジュール(日本標準時)】
3/28 21:07頃 太陽・冥王星スクエア
3/29 06:41頃 木星・土星オポジション
3/31 05:48頃 水星逆行開始@牡羊座24°21’
4/02 13:52頃 火星 牡羊座入場
4/03 23:31頃 新月@牡羊座13°29’
4/04 05:23頃 火星・天王星コンジャンクト@牡羊座1°17’
4/04 08:37頃 太陽・土星オポジション(@新月の度数)
4/04 22:51頃 海王星 魚座入場 
4/23 19:04頃 水星順行開始






訳文ここまで
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March 20, 2011

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 3/21

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年3月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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3/22≪短期ジオコズミクス≫最後の段落中、「6月初旬に」を「6月初旬に向かって」と訂正、前後のパラグラフのわかりにくい部分を少し加筆しました。


【特記】
    日本の皆様へ 衷心より哀悼とお見舞の意を表します。日本の多くの読者の方々に、先週の悲劇的な喪失からの回復と、その後に続く素晴らしい復興と成長があらんことを願ってやみません。それでもなお、これほど多くの尊い生命が失われたことは大変痛ましく、長い間忘れられること無く私達の心に刻まれるでしょう。

R.Merriman


※今回は≪長期的考察≫がコラム本文の筆頭に来ています。
≪ 長期的考察 ≫

    かつて1977年に、私は初めての執筆本『Evolutionary Astrology: The Journey of the Soul Through the Horoscope/進化(という観点からの)アストロロジー:ホロスコープを巡る魂の旅路 [日本未刊]』を上梓した。その本はカリオグラフィの専門家によって手書きされ、それを石版印刷(リトグラフィ)した物だった。1440部が瞬く間に売り切れ、その時「エボリューショナリー・アストロロジー」として知られる思想の流派が誕生したのだった。やがてこれは他の多くのアストロロジャー達の仕事によって人々のよく知るところとなっていき、とりわけジェフ・グリーン、スティーヴン・フォレスト、モーリス・フェルナンデス等々のアストロロジャー達が、この思想の誕生から10~30年の間に、こうした知識体系に彼ら独自の洞察を加え続けてきた。

*)ジェフ・グリーン、スティーヴン・フォレストは共に現在エボリューショナリー・アストロロジー界の大御所的存在。特にジェフ・グリーンは冥王星と人類の霊的進化、そして深層意識に潜む葛藤との関係を鋭く突いた研究でセンセーションを巻き起こした。著書『Pluto The Evolutionary Journey of the Soul』など。モーリス・フェルナンデスはジェフ・グリーンの愛弟子で著書に『Neptune 12th House and Pisces』などがある。ちなみにエボリューショナリー・アストロロジーの思想が誕生した1977年は準惑星カイロンが発見された年であるというのも興味深い。


    その本の初版と、今でも出版されている第二版、『Evolutionary Astrology: The Journey of the Soul Through States of Consciousness/エボリューショナリー・アストロロジー:意識の諸状態を辿る魂の旅路 [1991年、日本未刊]』の中で、私は「プラネタリー・ペア・サイクルズ」というコンセプトを、世界に起きうる事象と集合体としての人類における重要な(発達)局面を予測するための貴重なツールとして紹介した。それは以下のように機能する。

天上に強力な天体位相が起きた時、それらが占める黄道上の度数は、それらの惑星本来の特性を帯びながら、その先かなりの長期にわたって "たっぷりと充電された状態" になる。それは主要なトランシット(土星、天王星、海王星、冥王星)がその度数に戻ってくる度に、あたかも元々の構成に関わった全ての惑星とアスペクトするようなものだ。

    去年の夏、私達は一生のうちで最も強力な天体位相の1つ、カーディナル・クライマックスを目撃した。火星と土星がきっかり天秤座の0°に入場し、牡羊座0~3°にあった木星・天王星とオポジションを形成、そしてそれら全てが山羊座3°にあった冥王星とTスクエアを形成したのだ。したがって、カーディナル・サインの0~3°は去年夏のカーディナル・クライマックスを構成した惑星の性質を帯びつつ、"たっぷり充電" されている可能性がある。ある惑星がカーディナル・サインの0~3°に入った時、それはまるでその惑星がカーディナル・クライマックスに含まれた全ての惑星とハード・アスペクトを結ぶようなものだ。実際には黄道帯上の適用範囲をミュータブル・サインの27°からカーディナル・サインの3°まで拡げて考えることも可能だ。何故なら45年周期の土星・天王星のオポジション(180°/カーディナル・クライマックスを構成する1部分)もまたその度数内で起きているからだ。


    読者の方々は覚えておられるかもしれない — 2010年7月下旬から8月中旬 — 4つの重要な出来事が起こった。

1)金融規制改革法が成立
2)連邦準備制度理事会がQE2(量的緩和第二弾)を開始、
    それを予期していなかった市場参加者を驚かせた
3)ロシアがブシェールにおいてイランの原子炉に核燃料棒を挿入すると発表、
    世界の他の国々の願いとは相反するイランの核開発に対する明確な意志を強化した
そして
4)ロシア(そしてヨーロッパの大部分)が干ばつに見舞われ小麦(そして全ての穀物)
    価格が暴騰、パキスタンと中国には破壊的な洪水が起きた

多くのアストロロジャーが、もっと深刻な災難や金融危機が示現しなかったことに失望した。(もちろん人類の幸福に対する思いが無いのではなく、あくまで占星学的見地での話だが) 

ところが先々週の末、3/11~12、天王星が牡羊座に再入場を果たし、その結果、2010年夏のカーディナル・クライマックスで極度に充電された度数が点火された。このイングレスが起きた時、日本の歴史上最も強力な地震と破壊的な津波が巨大な損害を引き起こしたのだ。それから1週間が経過するにつれて、今度は原子炉が付近一帯に放射線漏れを引き起こして、津波以上でさえある潜在的な危機が生まれつつある。

    さてこの週末(3/19~20)は、春分、そして天王星・太陽のコンジャンクションを1~2日後に控え、満月が再びこの強力にチャージされたカーディナル・サインの0°ポイントにやってくる。満月は実際は乙女座—魚座の29°近辺で起こる。そして3/21月曜、太陽が天王星と牡羊座0°でコンジャンクト。だがこれらは皆、去年夏のパワフルな天体位相から生成された、 "たっぷり充電された" 黄道帯領域の一部なのだ。 この上更なる危機が発生するかどうかは未知数だが、天王星が牡羊座の0°~3°に戻って来ている間、即ち6月初旬くらいまでは重大な状況が続き、また新たに何事かが起きる可能性がある。 特に4月の第1週、次回の水星逆行(3/30~4/22)が黄道上のすぐ近くで起きている時、火星が牡羊座に入場してくる時間帯は要注意だ。

    また考慮すべき別の重要なポイントがある。
連邦準備制度理事会の始原図における太陽・冥王星のオポジション(180°)はカーディナル・サインである山羊座—蟹座の0~1°にある。したがって、FEDはまもなくニュースの焦点としてカムバックすることになるはずだ。果たして6月までに、連邦準備制度を排除しようという、更なる努力が為されるのだろうか? それはあり得るだろう。

    その一方私の経験では、今回のような悲劇的危機の渦中にある時、金融市場は約2~4週間ほどパニック状態の心理で反応する。これは最終的な大底をその期間中につけるという意味ではない。しかし、殆どの安値はこの期間に見られるだろう。 また日本の場合、日経平均が引け値で10,200以上に戻すことが出来ない限り、株式市場における大底はこの年末か2012年初頭まで実現しないかもしれない。


≪ マーケット・ウィークを振り返って≫

    日本に起こった痛ましい出来事は、世界中の多くの金融市場における急激な価格変動をもたらした。例えば日経平均は3/15に8227まで下落、2009年4月以来の最安値レベルを記録した。それは最後の三つ星レベルの重要変化日であった2/21月曜まであとわずか2取引日前の2/17につけた年初来高値からは25%(2600ポイント)の下落だった。 だが先週は、日本ほどではなかったにせよ、世界の大多数の株式指数が下落した。ヨーロッパでは、殆どの指数が2/18~21につけた年初来高値から約10%程度下がった。米国での下落は、7%にわずかに満たなかった。

    商品市場もまたボラタイルな週であった。原油は3/7の年初来高値106.95から下落して3/16には96.72の安値をつけたものの、その後反騰し、3/18金曜のザラ場で103.66の戻り高値をつけた。しかし、通貨は全市場中最も爆発的な様相を呈した。米ドルは大崩れとなり、週の終盤にG7各国の中央銀行が円安誘導に向けて協調介入する以前、日本円とスイスフランに対して史上最安値を更新した。先週のような危機の真っ只中における米ドルの下落は大きな関心事だ。(または、そうあるべきだ。)ついこの前までは、このような危機的状況では米ドルが「安全な避難所」として急上昇するはずだった。しかし、進みゆく冥王星と天王星が米国始原図の金星と木星に対してハードなアスペクトを形成していくのに伴い、世界の基軸通貨としての米ドルの地位は、先週の取引状況で証明されたように危険に晒され続けている。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    3/11~12、天王星が牡羊座における7年間の滞在を開始したイングレス(サイン移行)は、多くのアストロロジャーが、先週日本に起きた出来事との占星学的相関関係にあるものとして見なすことだろう。だが、イングレスそれのみではこのような事象を生み出すことはない。惑星のイングレスは集合心理学におけるシフトの方により強く関連しているのだ。けれども今回のケースにおいては、イングレスは事象の生起にも関連していたかもしれない。何故なら牡羊座0°(エリーズ・ポイント)が、たまたまカーディナル・クライマックスにおける「プラネタリー・ペア・サイクルズ」の度数と一致し、天王星が牡羊座に入場したことがきっかけとなって点火されたからだ。上述の≪長期的考察≫、そして拙著『Evolutionary Astrology: The Journey of the Soul Through States of Consciousness』で説明したように、この予測ツールはしばしば世界の主要な出来事に合致する。

    2週間前のコラムでも述べたが、『これ(天王星が牡羊座の0°/エリーズ・ポイントを進行していくこと)は一体どんな影響を世界の株式市場に与えるだろうか? 天王星を相手にする時、誰もそれを予測することは出来ない。あなたに出来るのはただ、予期せぬことが起きるのを予測するのみだ。ヒステリー症状がもっと明白に現れてくるにつれ、怒りの爆発と合意の欠如が株式市場を急落させる可能性も見える。結局のところ、天王星は暴風や竜巻、そして地震を司るのであり、海岸での楽しい一日を意味するものではないのだ。(そうした類の事はより海王星的だ。)』 そうした事から私達は、世界の金融市場を混乱させる、さらにまた別の劇的な天王星関連の出来事を経験するだろう。あなたは2008年後半の金融恐慌、そして2010年4月のメキシコ湾岸原油漏出事故を覚えておられると思う。これらもまた、ハードな天王星のコズミック・サインが非常に目立った時期であった。 そしてどちらのケースにおいても、危機の最悪期(そして株価の最も急激な下落の時期)は、最初の2~4週間だった。だが、株式市場における最終的な大底打ちは、それよりさらに遅い時期にならないと実現しなかった。

    しかし今、私達にはこれを的確に見通すための、いくつかのジオコズミックな考察がある。まず第1に、拙著『フォーキャスト2011』やこれまでのコラムにも幾度か書いたように、米国の株式市場は木星が牡羊座に入場した後、2~3週以内にトップアウトする傾向を持っている。このイングレスは1/22に起こった。私達はまたこれらのコラムに、太陽・火星のコンジャンクションから4週間以内に株式市場で10%強の価格変動の終わりと始まりが頻繁にみられるとも述べた。その太陽・火星のコンジャンクションは2/4に起きた。そして2/18~21、世界のいくつかの株式指数(ダウ平均を含む)が(それまでに達成した)10%強の反騰を終えている。(当時木星は牡羊座の5°に位置していた。)この時以来、いくつかの指数が今や少なくとも10%は下げている。もっともダウ平均とS&Pの下げ幅は今のところ7%に近いところなのだが。

    株式市場は『フォーキャスト2011』で提示したように、木星のサイクルを非常によくなぞっているように思われる。これはAIRソフトウェアの金融アストロロジー・システムから(www.alphee.com)導き出したものだ。各サインを巡る木星トランシットを1870年代まで遡ってフィルタリングしてみると、ダウ平均は木星が牡羊座に入場(今回は1/22)する前後にトップアウトし、牡羊座の中盤度数あたり(4/1から2~3週以内。この4/1はまた3/28に起きる木星・土星の20年周期のオポジションとも非常に近い)でボトムをつけ、そしてまた牡牛座にイングレス(6/4)する前後に向かい再びトップを目指して反騰している。 果たして今回の大底はまだ打っていないのか、つまり10%の下落に達するのだろうか?  そしてその後6月初旬に向かって年初来高値を更新するまで反騰することになるだろうか? それとも届かないだろうか?  これが今週のMMAサイクルズリポートのテーマとなるだろう。




*)3/21現在、木星は牡羊座12~13°に滞在中。4/1に15°台に入る


【 主な惑星スケジュール(日本標準時)】
3/21 08:44頃 太陽・牡羊座0°(春分)
3/21 21:15頃 太陽・天王星コンジャンクト@牡羊座0°
3/27 15:53頃 金星 魚座入場
3/28 21:07頃 太陽・冥王星スクエア
3/29 06:41頃 木星・土星オポジション
3/31 05:48頃 水星逆行開始@牡羊座24°21’
4/02 13:52頃 火星 牡羊座入場
4/04 05:23頃 火星・天王星コンジャンクト@牡羊座1°17’
4/04 22:51頃 海王星 魚座入場 
4/23 19:04頃 水星順行開始





訳文ここまで
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