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ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

 

May 17, 2011

●5/17の満月 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の停車駅・新月までにそのテーマを完結していくことになります。このエネルギーは新月に向かって徐々に勢いを減じていくでしょう。今回の車窓からはどんな風景が見えるでしょうか? さあ、行ってみます。(^_-)~☆
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満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方標準時(ソーラータイム)】
東京・関東ローカルで20:27前後、北海道周辺で20:34前後、関西方面は20:08前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で19:39前後に 蠍座26°13’で満月となります。

その他主な惑星スケジュール
(青地はヘリオセントリックの惑星配置です)


5/19 11:28頃 ヘリオ火星・木星コンジャンクト@牡羊座20°22’
5/20 14:42頃 ヘリオ金星・天王星コンジャンクト@牡羊座01°11’

5/21 03:22頃 火星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°05’
5/21 06:54頃 水星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°05’
5/21 10:19頃 水星・火星コンジャンクト@牡牛座7°18’(金星6°13’含む)
5/21 18:22頃 太陽 双子座入場
5/21 22:05頃 ヘリオ火星・エリス コンジャンクト@牡羊座21°50’
5/22 02:54頃 金星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°04’
5/22 16:24頃 太陽・海王星スクエア@双子座・魚座0°53’
5/23 11:36頃 ヘリオ地球・セレスウェイニングスクエア@射手座・魚座01°38’
5/23 16:46頃 金星・火星コンジャンクト@牡牛座8°59’
5/27 09:18頃 太陽・カイロン スクエア@双子座・魚座5°24’

6/02 06:02頃 新月@双子座11°01’

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。


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Sabianシンボルによる【満月のテーマ】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 蠍座26°13'  太陽 牡牛座26°13'】

"A Spaniard serenading his senorita" + "Indians making camp"
"A squaw selling beads" + "A military band on the march"

忍耐が必要な状況→  ★周囲に合わせようとして葛藤する→ ★内側と外側のギャップ→ ★落ち着ける場所・ホッとできる場所への切望→ ★欲望や真実を表現することへの怖れ→ ★抑圧した哀しみや怒りに直面する→ ★「傷」を知りぬき、抱きとめる→ ★自分にとって真実でないものを手放す→ ★非個人的な環境の中で内なる「個」をつらぬいていく・・・・

幸運のポイント
温かい涙、瞑想、こころを開くこと、水分を摂る、クリエィティブな活動、赦すこと、よく眠る、虹、ナッツ

110517FM

    さぁ、パワフルな蠍座の満月がやってきました。今回の満月は、かなり強力に感情面を刺激してきそうです。 前回の牡牛座の新月では、実際的で実利的な面にも注意を払っていく、現実に根ざした行動をとっていく・・・その中で自らの意志を確かめていく・・・そんな感じのエネルギーでした。 この満月では、そうしたテーマをこなしていく中で、周囲の現実の状況に合わせようと少し無理をしてきた部分が表面化してきそうです。 満月で花開く、その成果を得るのと同時に、何かしら自分の道とは異なってしまったものを手放すよう、促すようなプレッシャーがくるかもしれません。

    さて、サビアン・シンボルのエネルギーを見ると、今回はやはり蠍座の満月らしい味わいがあるようです。 そこで、前回の新月と同様に、サイン本来の持つ性質・原型について、今回のテーマとも照らし合わせつつ、少しふれてみたいと思います。

    地性宮である牡牛座の対向サインである蠍座は、水性の星座宮です。けれど蠍は、湿潤な土地に棲むもの、熱く乾ききった砂漠に生きるものなど、多様なありかたをする生きものです。 同じ水性のサイン、蟹座や魚座の持つ、常に水に囲まれたイメージとはどこか違っています。

蠍座の水は、「内なるもの」です。 蠍座は、その存在の中に燃えさかる炎と豊かな水の両方を同時に抱えているんです。 火と水は内側で溶け合ってひとつになるのではなく、またどちらかが一方を消してしまうこともありません。 存在ある限り、この互いに異なる要素は生と死の永遠のダンスを踊り続けます。ある時は背中合わせに、ある時は抱き合いながら。。 そして、そのダイナミズムが、時にこのサイン特有の強烈な感情を生み出します。

    牡牛座の中心核にも、激しいマグマがありました。 それは地表を温め、生命を保存し、自己増殖していこうという本能に基づくものでした。 対向の蠍座では、生殖というテーマが出てきます。 黄道12宮の8番目のサイン。 ここまで成長してきた意識の中で、ここに来て初めて「他者」と一体となって新しい生命を生み出そうという欲望が出てきます。 けれど象徴的に言えば、地球の生き物にとって生殖とは「小さな死」を積み重ねていくということでもあります。 多くの生き物たちにとって、命を次代に伝えることは、自らの肉体としての死期が近付いたことを意味しています。 他者とひとつになる悦びや快楽の奥底には、自らが限られた命であることを存在のどこかで知り抜いていて、その宿命から生まれる悦びも哀しみも怒りも全てを闇に溶かして燃え尽きること、そして、やがて真っ白な灰の中から起ち上がって、全く新しい「自己」に生まれ変わりたいという切望があると言えるのかもしれません。 生まれ落ちた可愛い子供たちは、その真新しい自己の象徴でもあります。 (それは人間にとって、また新たな悦びと苦闘の始まりでもあるのですが・・・)

    アストロロジャー、ジェフリー・W・グリーンはその著書『PLUTO — The Evolutionary Journey of the Soul』 の中で、蠍座と冥王星のもたらすこうした象徴的な性のダイナミズムを『古いエゴの死・・・そして再生』と表現しています。  それは、成長して強大な他者の存在と出会い、自分の自我の限界をイヤというほど知った意識が、どんな犠牲を払ってでも変容し、限界を超えて進化したいと願う意識です。 そして、傷つくこともいとわずに他者との関係に入っていく、蠍座の勇気です。 その原動力となっているのは、火と水の永遠のダンスから醸成される、パワフルな精神と感情の力 — パッションに他なりません。

けれど、その反面蠍座は大きな怖れも抱いています。彼/彼女の背中には、いつも無意識のうちに「死」が宿命の友として寄り添っているんです。 傷つくこと、失うことを怖れるあまり、自然な感情の力を抑圧し、過度にコントロールしてしまうとき、その力は毒針となって自分と他者の両方を刺すかもしれません。

前回のメリマン・コラムの中で、牡牛座は無理に押しまくられると報復的になる・・・という説明がありました。 それは自己保存のためにひとつひとつ対象を吟味し、納得することが必要だ、という意味で、あくまで自分の世界を邪魔されることに対する報復でした。 ある意味、そこにはまだ自分しか存在しません。 言い換えればそこに在るのは自分と、自分の生命力を維持・拡大するための能力・資源・資産です。

けれど蠍座の報復は、他者との関係性とその葛藤の中で起こってきます。 対象と対等に溶け合い再生していくことが叶わず、限界と無理解によって「支配するか・されるか」のパワーゲームに陥ってしまったとき。 そしてその結果裏切られたと感じたとき、深い傷を負ったとき、蠍座の抱く火と水は氷の炎に変容します。 また蠍座は、「他者の能力・資源・資産」を司るとも言われています。 蠍座にとって、一体となること、真に溶け合うということは、能力や物質的なリソースをも他者と分かち合い、そこから何か全く新しいもの、新しい価値を創造していくことを意味します。

お互いに本当の意味でこころを開き、対等に信頼し合う関係。 わたし達人間にとって、それはとても難しいことです。  そして、深く熱く、感じるこころを持ちながら他者と本質的にふれあっていくことは、他の星座には想像できないくらいのエネルギーと集中力を要します。その意味で、蠍座の本質はなかなかのチャレンジャー。 だからこそ、そのぶん怖れるこころも強いと言えます。 その怖れこそが、蠍座を秘密主義のサインとしているのかもしれません。 でも、もしそんな難しいチャレンジが成功しうるのだとしたら・・・最後に至福の微笑みを見せてくれるのは、きっと永遠の挑戦者・蠍座ではないでしょうか。

FMscorpio


「感情を使うこと」「毒となるものは勇気をもって手放すこと」「怖れずに踏み出すこと」「集中力」。そして、「創造力を使うこと」  今回の蠍座の満月は、わたし達みんなにそんな挑戦をしかけてきそうです。 

満月時、地底には天王星が、そして東の地平にはフォルス・ヒュロノメ・イクシオンがコンジャンクトしています。個人的にか、社会的にか、何か長く抑えられてきた力が突然表面に吹き出すようなことがあるのかもしれません。 それがどんなことであるにせよ、もし何かを体験するとしたら、今回のそれは何が何でも見なければならない・・・という無意識の選択によって起きてくることだと思います。 ならばそれは、きっと最後に逆転ホームランに出来るはず。。どうか内面を大切に、見つめていてください。 そして、もしエネルギーの高まりを感じたら、怖れずに一歩踏み出してみてください。 牡牛座に集結した金星・水星・火星のもたらす創造力が味方となって、きっと自分にしか出来ない豊かな表現力が生まれると思います。

牡牛座の太陽は恒星アルゴルとタイトなコンジャンクト。 その太陽とセミ・セクスタイルの木星は月とクインカンクスを形成し、ナイフの様なイリテーション・トライアングルになっています。 なにかのキッカケで、無意識の領域から突然怒りがわいてくるようなことがあるかもしれません。 これはわりと瞬間的なもので、そう長くは続かないと思います。 すぐに忘れたフリをすることも出来るでしょう。 けれど、そんなことがあったらぜひそのチャンスを逃さないでください。 長い間にこころの奥深くに澱のように溜まってしまった「何か」をハッキリと見極めることが出来るかもしれません。 そして、それを抱えたままにするのか? もう手放してしまうか?  今後のために自ら選択する絶好の機会になると思います。

恒星アルゴルが関わるとき、そこには根源的な哀しみと憤怒、そして苦闘が存在すると言われます。アルゴルは神話のメドゥーサ。 古来から大変恐ろしい星の代表格のような存在とされてきました。 けれどアストロロジャー、M・ケリー・ハンターは、著書『Living Lilith : Four Dimensions of the Cosmic Feminine』 の中で、この星をザ・リリス・スターと呼んでいます。 アルゴルは、実はブラック・ムーン、ダーク・ムーン、小惑星のリリス姉妹の長女のような存在だと定義しているのです。 ネガティブな面が出れば、不条理に貶められ追われたものたちの怒りの報復や、カルミックな災厄を誘うエネルギーとなります。 何か強いインパクトによって暗黒面が刺激されると、アルゴルの怒りの眼は表面上、正義とされるものの醜さを暴き、死さえもたらすとされています。 反面、真に力のあるものにとってこの星は、「人の限界を超えて進化する霊性の力」となってくれるのだそうです。 

では、ここで言うその「真に力のあるもの」とはどんな存在なのでしょうか?  もしかしたらその第一歩となるのは、自分にも他者の中にも必ず存在する、怖れ、弱さ、醜さを、そのまま呑みほして抱きしめることの出来る、強い鎮魂の力なのかもしれません。

前にもちょこっと触れたと思いますが、このリリス4姉妹、もともとは「地球的」なるものの壁を越えて知覚を拡大し、霊性を高めるための「試しの門」のような存在でもありました。 リリスがとても蠱惑的な面を持ちながら、どこか非個人的で、誰のものにもならないような、捉えにくい側面をもっているのはそのためです。 地上の原則でもある2元性を踏み越えて進もうとする力。 それを理解するのはとても難しいものです。 だからわたし達人間は長い歴史の中で、そうした理解を超えたエネルギーを「魔」として解釈し、抑圧してきました。 けれどもうそろそろ、リリスの持つそんな高次のエネルギーを癒し、解放してあげる時代がやって来ても良いのではないでしょうか。。

    さてっと。。今回もまたまた長くなりました。でもそれだけ強力な満月になりそうで、ついいろいろと・・・・。 本当にキリがありません。今年はスゴイ年だなぁと感じます。。 健康面、仕事面、財政面、そして愛情面など、沢山の思わぬ変化のただ中で、それでもわたし達それぞれに、みんなでこころを温かくして生きていけたらいいなぁと思います。。




have a great trek!!★


hiyoka.(^_^)



May 15, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 5/16 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年5月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 更新情報 ≫

    始めに、先週掲載した個人的な事柄についての後日談を話そう。何故かって? いや、私が個人的なことについて書くと、いつも読者の方々から激励の手紙やメールが送られて来るように思えるからだ。どうも皆さんは、私が個人的な観点から人生経験について書いた文章がお好きらしい。政治・経済について書いた時は、いつももっと闘争的な反応が返って来る。まぁこれはコラムニストの宿命だろう。

    さて、私のファイナンシャル・アストロロジャーとしての最も面白い個人生活の話に戻ろう。 先週始まった私の物語、スロベニア共和国の首都リュブリャナに着いた途端、私のコンピュータがクラッシュしたというのを覚えておられると思う。そんな一般的な経験なら以前にもあるのだが、これは普通に言うところの単なるコンピュータ・クラッシュとは訳が違った。 なんと1日か2日後には、全てが正常に戻ったのだ。いや、今回のコンビュータ・クラッシュは壊れたというより爆発したという感じで、犠牲者(私のコンピュータ)はどちらかというと、病院の救命医療病棟で生命維持装置に繋がっていてもおかしくないような負傷だった。

    そして私はといえば、まるで荒野の真っ只中、自分が今居る街の名をどう発音するのか、ANS(米国標準規格)のスペルを見たって正確にはわからないような、生まれて初めての土地に立っているのだ。これは今までその存在さえ知らなかったような国でのスタートとしてはいたって幸先が悪い。 それでも、私はいつも、アストロロジャーの人生というものは恵み多き物だと信じてきたし、今回の転生では早い時期から、明らかに災厄と言える状況の真っ只中でも常にチャンスを探し続けるよう、自分を訓練してきた。だから私は待った。これがとにもかくにも、山羊座のもとに生まれて以来ついて回る、人生の取り扱い指示書のひとつなのだ。 待つ。 何故なら、もしそこで慌ててしまえば、結局のところよけいに時間がかかるからだ。 問題を小さくしようとして費やした努力の量に比例して、より多くの問題が持ち上がる。 そして山羊座が嫌う物事のひとつ、それは・・・より多くの問題だ。

人間は人生の早い段階で、やっかいな物事を段階的に減少していくための技術とその重要性を学んでいく。さもなければ私達は、ただ苦痛の存在に慣れていくか、でなければ何事もうまくいかないとブツブツ愚痴を言い続けることで、他の人々にとっての苦痛を創り上げるのが関の山だ。 これはまさに各国政府のよう・・・だが、今はまだそれには触れるまい。そのことについては、これから先の一生分、書く時間があるのだから。

    で、私はとにかくここ、スロベニアはリュブリャナの最初の1日を、心停止状態のコンピュータと共に辛抱強く、何かしら良いことが起こるのを待っていた。そして彼が到着した。 — あぁ、何か良いことが起きたのならそれは「彼女」に違いない、とあなたは思ったろう。 ところがそれは「彼」だった。 彼は翌朝9時頃到着した。その時、ことは全く最低の状態にあった。どういう状況かというと、その時アメリカのコンピュータ会社に電話して技術者と話していたつもりだったのだが、どうも様子からして受話器の向こうはインドに居る誰かだと思われた。そしてその人物は、今度は午前3:30までにこの問題を解決しようと、イギリスにある「拡大部門(escalation department)」に電話を回したのだ。

とにもかくにも段階的減少(de-escalation)の熟練者であるこの私が、こともあろうに拡大部門などに取り次がれた時、どんな風に感じるか、読者の方々は察しがつくと思う。しかも彼らが言うことの全ては次のような台詞だった。

「申し訳ありません、メリマンさん。ハードウェアに問題があるかと思われます。お持ちのコンピュータをアメリカに送って頂かなければなりません。そこで私共が修理しました後に、アメリカ国内のお客様のご住所にお送りしますので。」

「いやしかし、私は明日リュブリャナで講演しなくてはならないんですよ!それにこれから1週間以内に私はここを離れてしまうんだ。いったいどうやって私の抱えている問題が解決出来るというんです?」 私は聞いた。

「申し訳ありません、メリマンさん。お持ちのコンピュータをアメリカに送って頂かなければなりません。そこで私共が修理を・・・」 彼は繰り返した。

そこで私は考えた。
「フム。こりゃ確かに拡大部門というだけのことはあるな。」
こんなことは私には相応しくない。私は問題の段階的減少に向けて訓練されているのだから。


    そうこうしている内に私の世話役が — 彼は私が講演するリュブリャナのスロベニア会議のコーディネーターでもあるのだが — 午前8:30に電話してきて、実際に技術者が見つかったこと、彼が30分以内に私の滞在するホテルに到着することを報せてくれた。そして、早くも午前9:00にはグレゴールがやって来た。彼はコンピュータの電源を入れたが、当然ながら患者の意識は無かった。彼はコンピュータを持ち帰り、それから72時間にわたって容赦ないサイバー外科手術を遂行した。

そして日曜の夜10:00、グレゴールは悪いニュースと共に戻ってきた。彼は私のコンピュータに領域切除手術(partitioning-ectomy)を施した後、全てのパーツが適切に回復したことを確信した上で、テストランを実行した。そして、またもやコンピュータはクラッシュしたのだった。

    彼はひどく打ちのめされていた。いや、気持はよくわかる。天王星からハードアスペクトを受けているのは他ならぬ私なのに、彼の方が落ち込んでいた。私は彼を説得した。アメリカのコンピュータ会社の筈だが実のところは担当者がインドに居てしかもイギリスに「拡大部門」を抱えている会社の人間と話をして、自分が修理のために施した一切を説明し、どういう理由でいまだにうまく行かないのかを聞いてほしいと。 彼は言うとおりにしてくれた。 すると驚くなかれ、彼らはこう言ったのだ。
「アメリカにコンピュータを送るようメリマンさんに言ってください。そこで私共が修・・・・」

だが、そんな役にも立たない呪文を繰り返す前に、彼らは確かにグレゴールに幾通りかのシステムチェックを行わせた。そしてその間に、グレゴールは何かを見つけたのだ。翌日の月曜日、私とグレゴールは車でこの会社の現地支店まで行き、彼は本物の技術者と話をしてコンピュータ復活の秘密を伝授された。私の方はと言えば、有名なブレド湖(スロベニアに住んでいれば有名らしいが、私は知らなかった)での休暇を楽しむために午後4:00には出発することになっていた。

だが待つに値する奇跡はあるものだ。グレゴールはVistaだった心臓にWindows7を移植し、あといくつかの器官を取り替えることによって私のコンピュータを生き返らせたのだ。 そーら、うまくいった!

わたしのコンピュータは生き返った。もちろん、ほんのいくつかの器官(ファイル)が残っただけだったが、それでも再び息を吹き返したのだ!  私はグレゴールに彼のバースデータ(生年月日・時間)を尋ねた。(大変申し訳ないが、これはアストロロジー実践者なら誰でもが持っている習性なのだ)  で、何が出てきたかおわかりになるだろうか?  なんとグレゴールは1/11生まれだったのだ。 彼の山羊座の太陽は私の山羊座の月にピタッと乗っていた!  今となっては彼がこのところ私のために問題を分かち合い、ずっと共に居てくれたことには何の不思議も無い。 誰かの太陽があなたの月に乗っていたら、彼らはどんな事柄についてもあなたを助けてくれる。コンピュータの心不全でさえも、だ。

    こうして、私はスロベニアでは有名な、ブレド湖での休暇を楽しむことが出来た。だがそこで次の奇跡が起こった。 

私の人生には旅が多いことをご存知だと思う。私の支配星(水星)は射手座にあり、そこは3室となっている。水星と射手座は旅をするために生まれたようなものだ。そして大いに物語る。 それに加えて、金星が私の9室を支配しており、これは長距離の旅を司っている。そしてこの金星がまた、**長距離旅行を意味する惑星、木星とコンジャンクトしている。(全体像が把握出来るだろうか? 私は沢山の旅をするし、それを愛してもいる。) そして、ここにこそ、話のポイントがあるのだ。

この小さな国スロベニアに、なんと魔法のような、神秘に満ちた、おとぎ話のような土地があったとは。それがブレド湖として知られる湖だった。 それは疑いなく、私がこれまで訪れた中で最も美しい場所のひとつであった。そしてまた、このスロベニアがヨーロッパ連合の中で、最も経済繁栄している国のひとつであることを私は学んだ。累積債務危機も無く、所得税は約20%(何故私が訪れる、負債無しの豊かな国々はこんなに低い所得税率なのだろう?) そしてここでもまた、市民にとっての優れたソーシャル・ブログラムが存在する。また私は、アルプス山麓の丘にあるこの小さな国の50%に樹木が茂っていることに気付いた。そして国土に対する森林の占める率はたった5年前と比べても上がっている。 スロベニアは毎年切り倒す量より多くの樹木を育てている、世界で唯一の国なのだ。 何と貴重なことか!

こうして私はこの場所を大変気に入り、そんな訳で年に一度、世界の政治・経済、金融市場を議題として開く予定のMMA国際サミットの初回開催地をイタリアのフィレンツェからスロベニアのブレド湖に変更しようかと考えているところだ。 なお、このサミットは2012年の9月に開催する予定となっている。


    *)メリマン氏のアセンダントは乙女座にあるため、この支配星水星が誕生図全体の支配星ともなる。
    **)木星は射手座の支配星であり、射手座のナチュラルハウス(本来の室)は9室=長距離の旅。


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Lake Bled, Slovenia (壁紙Linkより)



≪ マーケットウィークを振り返って ≫

    スロベニアで過ごした先週一週間で体験したどんな事より良かったと思える唯一の出来事は、ジオコズミックな天体位相と月の移行による反転サインの両方に基づいたアドバイスにより、この2~3週間、購読者の方々が、かつて無いほどに素晴らしい取引成果を上げられたという事実だ。 銀と金は先週論じたように急激に下落し、その後、月のサイクルが再度ショートで入るタイミングを示唆した週の半ばまで、期待どおりに騰がった。翌日、銀は32台まで下がり、再びサイクル安値をつけた事でその予測に応えた。これは4/25、★★★の重要変化日につけた高値49.84から殆ど18ポイント近い下落となっている。

    株式市場もまた、ジオコズミクス通りの動きとなった。世界の殆どの市場が、5/11の金星・木星コンジャンクションという好ましい天体位相に向けて上昇し、その直後に売られて急落した。外貨も対ドルで同様の動きだった。しかし、金星・木星のコンビネーションは、金融市場における主要なリバーサルとはそれほど強い相関関係があるわけではない。確かに重要ではあるのだが、それより今週以降にやってくるジオコズミック・サイン群のほうがもっと、はるかに強力だ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    「資産インフレ特急」は終点に近付こうとしている。終点 — そう、少なくともしばらくの間は。この金融市場の棚ぼた相場を牽引してきたエンジンは牡羊座の天王星だ。3月下旬から5月初旬まで、火性の星座宮である牡羊座には太陽、水星、金星、そして火星が集結し、一体となって結ばれていた。5/16月曜、木星と天王星を除いたそれら全てが、もっと用心深い星座宮、牡牛座に移行する。このため、牡牛座の典型的な流儀にのっとって、特急列車はおそらく減速し始めるだろう。木星もまた牡牛座に移行する6月早々には、実際に後ずさりするかもしれない。これもまた頑固な牡牛としては一般的な性質だ。無理に押しまくれば報復に出る。牡牛にガツガツ喰われるようなフィーリングを好む者はいない。

    *)日本時間の各惑星スケジュールはこちらの記事・後半部に一覧があります。

    5/20~23の期間は、ファイナンシャル・アストロロジーの研究者にとっては際立った時間帯だ。何故なら、その間4つの重要なジオコズミック・サインが展開するべく控えているからだ。最初は火星が冥王星とワクシング・トライン(120°)を形成する5/20、これは11取引日の間にプライマリー・サイクル、またはより大きなサイクルと75%の相関関係を持つ、レベル1のサインだ。この確率は高いと言える。その翌日5/21には金星が冥王星とワクシング・トラインを形成するが、これはそれほど強力ではなく、レベル2のサインだ。

明くる日の5/22、今度は太陽が海王星とワクシング・スクエア(90°)を形成する。これはもう1つの強力なレベル1のサインだ。このサインは11取引日の間にプライマリー・サイクル、またはより大きなサイクルと83%の相関関係を持っている。これはかなり高い確率だ。 そして翌日5/23には、牡牛座の金星・火星の、非常に重要なコンジャンクション(0°)が起きる。 恋人達にとっては大変素晴らしい期間であるという事実はさておき、これは株式市場のリバーサルとの相関関係で、また別の強力なレベル1だ。このサインは13取引日の間にプライマリー・サイクルまたはより大きなサイクルとの71%の相関関係を持っている。 これは何か大きな事が起ころうとしているのかもしれない。もしかしたら、それは「資産インフレ特急」の終点かもしれない。いや、もしかしたらこの列車は海王星が逆行に転じる6/2まで、走り続けるのかもしれない。このサインはちょうど10取引日の間に、プライマリー・サイクルまたはより大きなサイクルと、驚異的な86%の相関関係を保っている。そしてまた今回は、木星が牡羊座から牡牛座へ移行する日の一日前という、発動するにはまさに特級の利点を持っている。

牡羊座の木星というトランシットは、「資産インフレ特急」の第1エンジンとして稼働してきた。だが牡牛座に移行した途端、それはエンジンから最後尾の車掌車へと、アクセラレータからブレーキのめり込みを緩衝するフロアパッドへと、変貌してしまう。もちろん、徐々にスピードが緩んで完全に減速し終わるまでには2~3週間かかるかもしれない。 あなたは山羊座(冥王星が滞在中)が段階的減速をどう評価するかを知っている。私達はそうしたタイプのアプローチをとるべく訓練されるのだ。

    2ヶ月にわたるヨーロッパ講演旅行の次の目的地ドイツに向けて、飛行機に乗らねばならないため、今週は≪ 長期的考察 ≫のコーナーを割愛させていただく。来週からはコラムもより通常のスタイルに戻っている筈だ....。まぁ、トランシットの天王星がネイタル(誕生図)の太陽にスクエアを形成している時のお約束として、どんな予測不可能な展開も起こらなかったとしての話ではあるが。 天王星が太陽にスクエアを形成する時、人生は予期せぬ変化や発展以外の何物でもなくなる傾向があることを、あなたは知っていなければならない。 私は次回が待ち遠しく思える。 それほど長く待つ必要も無いだろう・・・なにせ相手は牡羊座の天王星だ。今や全てが加速していく。そしてもっとややこしいのは、何もわからないことが起きようとするのを防ぐ手だてはない、ということだ。

だからあなたは、ただただ避けられない必然を選択するという自由意志があるだけだ、という現実を認めるか・・・または出来事そのものがあなたの前に忽然と立ち現れるのを受け入れて待つのだ。

そうだ。 アストロロジャーであること、そして、おそらく自分にとって不可知の出来事が起ころうとしている、その事実を知っていること。これは恵まれたことだ。





訳文ここまで
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May 08, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 5/9 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年5月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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メリマン氏のコンピュータがクラッシュしたため今週の≪長期的考察≫は休載でした。
文中の惑星スケジュール(日本標準時)については、1つ前の記事か、または4/26付の『直近の主な惑星スケジュールとアレやコレや~気まぐれUP♪』をご覧ください。6/4までのスケジュールを追記してあります。


≪ マーケットウィークを振り返って ≫

    このコラムはファイナンシャル・アストロロジーについてのものだ。 金曜朝、スロベニアのリュブリャナへの講演旅行の途上で起きたコンピュータのクラッシュにより、ウィークリーコラムを執筆するために必要なチャートや全てのデータへのアクセスを失ってしまった。 そこで、今週のレポートはマーケットに関するいくつかのインフォメーションを含むものの、多くの部分をアストロロジーに関する話題に割こうと思う。 ところで、読者の皆さんの中でアストロロジーを実践する方々の参考までに言えば、このアクシデントが起きた時、トランシットの天王星が私の山羊座の太陽に対して正確なスクエアを形成していた。 天王星はコンピュータと、そして人生における突然の混乱を司る。確かにこの出来事は大きな混乱だった。 (逆行と順行による)次の2回の通過が待ち遠しい気分だ。

    ではまず今週起こったことを踏まえて、ファイナンシャル・アストロロジャーとしての私の、ちょっと面白い人生について話してみよう。 今私は10年近く前、ヨーロッパでの講演旅行のために米国を発った時のことを思い出している。  私は2001年9/10に出発し、9/11の早朝アムステルダムに着いた。 世話役を務めてくれたオランダ人アストロロジャー、ジョイス・ホエンは、アムステルダムのスキポール空港からベルギーの何処かにある彼女のロッジへと、私を手早く運んでくれた。 そして機中泊の後でいつもそうするように、私は素早くベッドに入った。  午後3時ごろ、ジョイスが私を起こしに来た。 『 レイモンド、 あなたの国で何かが起きてるわ! 起きて見た方がいいと思う。 』 そこで私はリビングルームへ行き、あのワールドトレードセンターに飛行機が衝突する場面を目の当たりにしたのだ。 実際のところ、それは米国時間で朝9:00頃だったから、ツインタワーに激突する光景を私がライブで見たのは2機目の飛行機だった。

寝不足気味の夜間飛行の後に突然起こされて、私は当然のように、これは何か夢うつつの一部だろうと思った。 そしてうすぼんやりと考えていた。『ウソだろう・・・? 』  だがそれは現実だった。 事件の全容が明らかになっていくにつれ、私は訪問したヨーロッパ中の至る所で、見知らぬ人々からの心のこもった共感と同情を受けとった。 それは今までに経験したことが無いほどだった。 人々は街角で、レストランで、ショップで私に近付いて来て、起こった事に対してどれほど彼らが心を痛めているか、そしてどれほど米国人を愛し賞賛しているかを表現したものだった。 それ以前も、いやそれ以来も、決して感じられたことが無いほどに、私は人々と結ばれているのを感じていた。

さて記憶を早送りして、先週のことだ。 5/1と5/2、私は再びアムステルダム経由でヨーロッパに飛び立った。 そして、5/2月曜朝の到着後、殆ど間を置かずして、ワールドトレードセンター襲撃の立案者とされるオサマ・ビンラディンが発見され、殺されたことを知った。 しかし、今回の周囲の反応は以前の経験とは全く異なるものとなっている。 こちら(執筆時ヨーロッパ滞在中)では、一般に人々はこの9-11に関する物語が終章を迎えることを喜んでいるように見える。 だが、以前のような溢れるような愛や勇気に対する賛美は見られない。 共感や祝福の言葉は全く聞かれない。ただ いつものように仕事が進んでいくのみだ。 2001年9/11直後とは、何かが著しく異なっている。 多分それは、「犠牲者」と「鬼の首を取った者」との役割の違いに関係があるのかもしれない。

こうした状況の中で私は、土星・冥王星オポジションの元に起きた9-11ショックと、そして牡羊座の天王星の元で2011年5/1に起きた、その問題部分の原因解消との間に起きたことについて、戸惑いつつ考えさせられた。 おそらく人々は、これで問題が終わったとは真に見なしておらず、それどころか単に、今日の世界の動乱を伴う幾多の行程の中で、単に新たな一歩を踏み出したに過ぎないと理解しているのだろう。

    では、市場は先週この出来事に対してどんな反応を見せただろうか? 株式市場は下落し、商品市場は崩壊し、そして米ドルは騰がった。 先週のビッグな話題はなんといっても銀で、私達の★★★重要変化日である4/25につけた31年ぶりの高値49.82/オンスから、5/6金曜には33.00/オンスまで落ち込んだ。 この下落はその殆どが、前週の金曜に49.00以上で取引されてからたった1週間のうちに起こったものだ。 日報・週報共に、購読者の方々にはこの前の週、もし銀が50.00以上に届かなかった時には手仕舞い売りの殺到が始まるおそれがあるので、足許に注意するようアドバイスした。 

この時ショートに転じた方々にとっては、利益は莫大なものとなった。 Comexでの銀先物取引において、5000トロイ・オンスでは1ドルの値動きが5000ドルになることを考えた時、下落時だけでも1取引あたり約8万ドルの利益を取れたことがわかる。 (Comexの銀先物では最小取引単位が5000トロイ・オンスであり、取引価格は1トロイ・オンスあたりの値段となる)  これは私達が短期トレードを行う際のモットー、『 最短の時間的リスクの中で最大の潜在利益を引き出すこと 』に適したやり方だ。

下げの動きは原油においても同様に印象的なものだった。6月限では5/2月曜につけた史上新高値114.83から5/6金曜には週の安値94.63まで下落した。 たった4日のうちに17.5%下がった原油先物と同じだけスタンドのガソリン価格が下がるにはどのくらいかかるのか、見ていようではないか。

    米国とヨーロッパ間の大きな隔たりがここにもある。 私が米国を離れた先週日曜、ガソリン価格は1ガロンあたり4.25ドルであり、誰もがこの夏までには5~6ドルになると予想していた。 皆、この暴騰には激怒していた。 私は最近、自分の車をプレミアム無鉛ガソリンで満タンにするのに60ドル以上かかるのに気付いた。 ここヨーロッパで、私は同じ車を持っている。ガソリンタンクの容量も同じだ。 フランクフルト空港へ行くためにその車を満タンにした時、値段はちょうど100ユーロ以下だった。 USドルに換算すれば、これは満タンで約145.00ドルだ。 言い換えれば、ドイツのガソリン価格は10.00ドル/ガロンとなる。 そして、これについてヨーロッパ人は不平を言うのだが、現在の米国における人々の怒りの程度とは、とても比べものにはならない。

この事は、私達の文化について、なにがしかを物語っている。 誰にでも仕事が有り (まぁ、失業率は4%程度あるのだが、これは完全雇用と考えてもいい数字だろう)、 建設工事が至る所で進行中で、人々が自信に満ち、勢いを持っているスイスと、我が国米国との税制の違いに足を踏み入れずとも、だ。 猛スピードで迫り来る債務上限の危機もここには無い。 いったい何が違うというのだろう?   もしかしたら、 彼らの個人所得税率が21%であることが、このように成功した完全雇用社会の実現をもたらした、その違いなのかもしれない。  だがそれと同時に、スイスは卓越したソーシャルプログラムを市民に提供している。

連邦の財政赤字を解決するためには所得税を上げる必要があるという意見は、ここでは説得力を持たない。 だが、完全雇用社会に辿り着くという考えは、ここでは俄然リアリティを帯びてくる。 では中小企業の雇用の有無を生み出すものはいったい何なのだろうか? それは、政治家達が熱心に説いて回るような、複雑かつ難しい理屈などではない。

    *)スイスは一般に所得税が安く、州によっては税率が一律化されている所もあり、増税に嫌気がさした各国の富豪が移住していると言われている。


 ≪ 短期ジオコズミクス ≫

    ヘリオセントリックの水星が5/3火曜の新月に、射手座を去った。 金は5/2、ヘリオセントリックの水星がまだ射手座に滞在していた間に、史上新高値1577.80をつけた。そして5/5木曜までに1462.50へと下落した。 事実上、まさに疑っていた通りに、商品と外国通貨はドルに対して急落したのだった。 先週このコラムでこう述べた。 『 これは皆ヘリオセントリックの水星の射手座滞在がもたらす爆発力と、木星・天王星の牡羊座トランシットと関係している。 それはこの資産超特急を煽ってきた、大きな火性の力だ。 だが、ちょうど木星と火星が、こうした資産にとっての頂点がその最高潮に達するであろう黄道帯の領域に入っていこうとし始めるのと同期して、ヘリオセントリックの水星の射手座在泊が今週終わりを告げる。言い換えれば、私達は終点に近付こうとしているということだ。全ての牡牛達が貨車に乗り込んで列車のバランスを覆す前に、他の路線に切り替える準備をしておくのが賢い乗客というものかもしれない。』

    「牡牛達」という言葉を使って、私は牡羊座から牡牛座への、惑星群のコズミック・シフトについて言及した。 太陽は牡羊座から牡牛座へ、4/20に移行した。火星もまた同様に、5/11には牡羊座を去る。 5/15には水星と金星もその後を追い、ただ木星と天王星だけが残されるのだ。 天上における重点は明らかに、攻撃的で投機的な牡羊座という火性の星座宮から、もっと実質的で用心深い地性の星座宮、牡牛座に移りつつある。

    しかし、私は以前こうも述べた。 5月は世界の指導者達にとって、彼らの抱える国家的問題に関して合意に至るには最高の月になるだろう、と。 ビンラディンと彼のテロリスト指導者としての役割が終焉を迎えたことは、こうした惑星による示唆の、1つの局面ではあるかもしれない。だが機会はまだまだやってくるだろう。 必要とされるのは、支出と負債の両方を削減する解決策を見つけるために費やす、ちょっとした努力と合議のための時間、議論、そして、試みることだけなのだ。 今がその時だ。

     願わくは我等の指導者達が、再びエネルギー変化が起きて、合意のためのジオコズミックなチャンスがより多くの分裂と論争に道を譲るであろう、6月が始まるまで待つようなことが無ければ良いのだが。 勿論、もし何も為されなければ、6~7月には法的債務上限に達することだろう。


    *)前回のコラムに出てくる比喩。原文は「oxen」でoxの複数形。 前回の訳注で、牡羊座から牡牛座への移行の他に、強気も意味しているのかも?と書 いたのだけれど、「bull」と「ox」の違いを調べてみると同じ雄の牛でもoxと言う場合は去勢されて扱いやすくなった牛を指すらしい。あえて強気を意 味するbullと言わずoxと言っているのは、逆に牡牛座移行によって強気の勢いが削がれるという面を強調していると思われる。






訳文ここまで
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【翻訳後記/星のことなどちょっとウダウダと・・・】

    今週はPCクラッシュというアクシデントのせいか、コラムもいつもとは趣が違っているので、ひさびさに気付いたことをちょこっと書き記してみようかなと思う。。 冒頭のコンピュータクラッシュの星回りについては、つい好奇心にかられてメリマンさんのネイタルチャート(誕生図)を調べてみた。 (大御所のチャートを云々したりするのは畏れ多いことだけれど...^^;)

    5/6金曜の朝、リュブリャナのトランシットでみてみると、天王星は牡羊座2°58’あたり。メリマンさんの太陽とは殆どオーブ無しのスクエアとなっていた。 地方標準時(LMT)のチャートでみると、この天王星は殆どディセンダント(誕生時の西の地平線)上に来ているのが興味深い。 また、もしキモチ遅めの朝の出来事だとするなら、9室ネイタルの天王星とオルクス(果たされるべき責任)のコンジャンクション上をトランシットの月がまさに通過しようという時間帯だったりする。

他にもコミュニケーションや原稿書きを司る3室のルーラー・木星のトランシットが、4室(セキュリティ・感情etc.)のフォルス(突然の出来事)とタイトなスクエア。 ネイタル2室(金銭・財産・生命力etc.)の木星に対してはトランシットの水星(書く・話す・電子機器のアクシデント — エコーフェイズ)がクインカンクスというちょっと厳しいアスペクト。 そして何よりネイタル3室に在泊する水星に対して、トランシットのフォルスがオーブ無しのコンジャクトという状態だった。 そして、何かにつけて事を起こしていくと言われるVtxは3室を進行中で9室の天王星とタイトなオポジション。 まだまだあって、1室ネイタルの海王星にはトランシットの土星がコンジャンクトし、7室ネイタルのVtxとはオポジション。 しかも4室がらみではネイタルの火星に冥王星がコンジャクト。同じく4室のネイタルの月と、トランシットの月はクインカンクスでネイタルの天王星が結び付いている。  他にも精査したらキリが無いと思えるほど、シビアなアスペクト満載のチャートになっていた。

    ビンラディン殺害の件にしても、ヨーロッパの反応は日本から見ていて当然のような気がしてしまうけれど、当事者の米国人であるメリマンさんにとっては当然、また別の感慨があるのだろうと思う。読んでいて、フッと日本の大震災とその後の原発問題についての世界を重ね合わせてみたりもした。 また、いつもと違ってアストロロジーに基づくハッキリした意見表明が殆ど無いのも、金融財政に関する事柄の他は、デリケートな問題だけに政治色の強い発言は控えているとも考えられる。それと、やはり4室がらみのアスペクトがシビアなのもあって、9-11当時と10年後の世界とのギャップをより強く感じるということもあったかもしれない。。 もちろん、これだけで人のこころを推測するなんて決してできないけれど、無事で楽しいご旅行を・・・なんて願ってしまう。でも冒頭末尾のひとことはちょっとヤケ気味にも聞こえるけれど、真のアストロロジャーってこうだよね、と思わせられる。 (ただ、ビンラディン事件については、個人的に事件関連のチャートを見れば見るほど、今回の出来事が世界にとってより良い方向へ向かうためのキッカケになるとはぜんぜん思えなくなるのだけど。これについてはもし時間が許すようならそのうち記事にするかもしれません。。)

    何かが起こる時は、速度の遅い外惑星のアスペクトがなんといっても物を言う。けれど、それ1つだけを見てもなかなか具体的な結果に結びつかないことも多い。 具体的な事象が発動するには、やはり物事をこの世界に現象化させるような、原動力が必要だ。 大抵の場合、それはもっと進行スピードの早い惑星の在泊やアスペクトで浮き彫りにされてくる。いろいろ調べていくうちに、徐々にひとつのカタチが立体的に浮かび上がってくる。 最初はモノトーンで抽象的だったそのひとのストーリーが、だんだんとそのひと独自の色と香りを持ち始める。

例えば全く同じような物事が起きたとしても、AさんとBさんとでは、起きた事が意味する内容やインパクトの度合いはそれぞれに違うはずだ。 そして、その違いは多分、今回のメリマンさんにとっての太陽・天王星のスクエアのような、主要なアスペクトを支える様々な補助要因が指し示す、ある方向性の中に潜んでいる気がする。 そして、そのもう1つ奥底には、そのひとが独自に持って生まれた人生のオリジナル・テーマ(ソウル・テーマ)とでも言うべきものが核として常に潜んでいる。 

本当は、その核から全てのことが表現されていて、例え表層でどんなことが起きたとしても、その全ては常にたったひとつの大切なことを指し示しているように思える。 人生って思っているほど散漫なわけじゃない。 もし自分自身の核をクリアに把握することが出来たなら、きっとわたし達は自意識のギアを一段アップして使えるようになるんじゃないだろうか。 その時、すでに人生の運・不運など関係なくなる。 けれど、意識がそこまで成長していなければ、この「関係ない」状態というのが果たしてどういうものかを理解することは出来ないのだと思う。 これは日本で言う占いとしての「占星術」とは異なる、エボリューショナリー・アストロロジーのひとつのゴールと言えるのかもしれない。 いつだって「その先」は在り続けるのだけれど。。。

    ちなみにメリマンさんのネイタルチャートはもう、アストロロジャーになるために生まれてきたとしか思えないようなチャート。 当然、ハードアスペクト満載! お約束のグランドクロスも持っている。パイオニアとして自ら道を切り拓いたひとのチャートは、みんなハードだ。 シビアなエネルギーを受けて揉まれることが、やはり大成の条件なのかなぁ・・・なんて思わされる。 4室山羊座の月・小惑星リリス、2室蠍座のダークムーン・木星・金星を底辺に、9室双子座の天王星・オルクスを頂点とした神の手=YODが見事だ。 太陽とのクインデシルも絡んで、どうしてもそこに向かわざるを得ない莫大なエネルギーを感じてしまう。

    どんなハードなチャートだって、必ずそこには美しい花を咲かせるための突破口が用意されている。それをどう読み取れるか? そして自分のもって生まれた惑星のエネルギーをどう使いこなせるか?  ある日この世界にサヨナラするまで、果たして受け取ったエネルギーを十分に使い切って、「じゃぁね、ありがと!」って立ち去っていけるか・・・?  

アストロロジーを実践する者として、どこまで行っても一生勉強が続くんだな・・・と。。。翻訳後記のつもりが例によって思わぬ方向に行ってしまい、ちょっとタメ息まじりに夜明けのレモネードをシャラシャラとかき混ぜてみたりしながら.....



hiyoka.(^_^)


May 02, 2011

●5/3の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

5/4 惑星スケジュールに火星・水星・金星と冥王星トラインの日時を加筆しました。
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新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。 ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【 ソーラータイム(LMT/地方標準時) 】
東京・関東ローカルで16:10前後、北海道周辺で16:15前後、関西方面(日本標準時)は15:50前後、沖縄周辺で15:20前後に牡牛座12°30’で新月となります。

次の新月までの主な惑星スケジュール(日本標準時)
   青字はヘリオセントリックの水星です

5/04 15:09頃 ヘリオ水星 射手座を抜けて山羊座入場
5/04 15:09頃 ヘリオ水星・天王星ウェイニングスクエア@山羊座・牡羊座1°00’
5/06 08:48頃 ヘリオ水星・冥王星コンジャンクト@山羊座05°54
5/09 05:36頃 ヘリオ水星・火星ウェイニングスクエア@山羊座・牡羊座14°08’
5/10 18:41頃 ヘリオ火星・土星オポジション@牡羊座・天秤座15°04’
5/11 02:00頃 ヘリオ水星・木星ウェイニングスクエア@山羊座・牡羊座19°35’

5/11 16:04頃 火星 牡牛座入場
5/11 19:30頃 水星 エコーフェイズ終了 Go!(牡羊座24°21’)
5/11 23:42頃 金星・木星コンジャンクト@牡羊座24°46’(水星含む)
5/12 04:56頃 水星・木星コンジャンクト@牡羊座24°49(金星含む)
5/16 07:13頃 金星 牡牛座入場
5/16 08:19頃 水星 牡牛座入場
5/16 18:27頃 水星・金星コンジャンクト@牡牛座0°34'

5/17 20:08頃 満月@蠍座26°13’

5/21 03:21頃 火星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°05’
5/21 06:47頃 水星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°05’
5/21 18:22頃 太陽 双子座入場
5/22 02:54頃 金星・冥王星トライン@牡牛座・山羊座7°04’
5/22 16:24頃 太陽・海王星スクエア@双子座・魚座0°53’

6/02 06:02頃 新月@双子座11°01’ (部分日食)

6/03 16:28頃 海王星逆行開始@魚座0°55’ 
6/04 22:57頃 木星牡牛座入場

*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。


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Sabianシンボルによる【新月のテーマ】
*ここではディーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル版サビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。

【太陽・月 牡牛座 12°〜13° 】

"Window-shoppers"
"A man handling baggage"

何か確実なものが近付いてくるのを予感する→ ★再び大地に足を着けていく→ ★現実に根ざした行動→ ★他者との対立を通して既存の物事の新しいあり方を探る→ ★一見意味の無いものに自分独自の価値を見出す→ ★様々な「欲」との葛藤→ ★外からの情報を離れて自己の内なる声を重んじる→ ★自分や他者の中の"偏見"をみつめる→ ★自信を取り戻す→ ★自らの意志で"肩の荷"を引き受けていく→ ★力強さと継続の力を得る→ ★前進の意志と行動  ・・・・

エネルギーのポイント:「新しく生まれつつあるアイデンティティを実際の行動で示していく」
幸運のポイント:
忍耐と解放のリズム・ストレッチ・マッサージ・習慣を見直す・古い家具・エメラルドグリーン

110503NM

    あいかわらず惑星達の大盛況のパーティが開かれている牡羊座からいち早く抜けて、牡牛座での新月がやってきました。このところ、暗中模索から始まって衝動的なまでの自己探求=アイデンティティの追求がずっとテーマとなってきましたが、いよいよ現実的な側面でのテストが始まりそうです。 このスイッチは大きな意味を持つかも?

牡牛座の新月は、牡羊座の熱狂に落ち着きをもたらし、実際的で実利的な面にも注意を払っていくよう促してきます。 いわば牡羊座が象徴する「生存すること・存在すること」への本能的な模索を経て、自分自身の持つ体や感覚に意識が行きわたり、それを確認し、同時に楽しみ、味わいながら進んでいくような感じです。

なので、牡牛座のエネルギーは一見どっしりしていてゆるぎなく見えたりします。 でも、その奥底には「魂の鍛冶屋」と言われるくらい、熱い炎が燃えさかっていることはあまり知られていません。 この炎は確固とした「自己」を鉄のように鍛え上げ、この世界で力強く何かを産み出していくための基礎を創るもの。 そして鍛え上げられたそのカタチは生命の基礎をなす、基本的にシンプルで「美しいもの」となります。  けれど、その過程での牡牛座は、実はとても複雑です。 時には静謐な表情の下で暴風が吹き荒れていることも....。 

その魂の在りようはまるで、生まれたばかりの煮えたぎる惑星が、幾星霜のうちにだんだんと冷えて固まり、生命の住める環境になっていくまでの悠久の時間を一瞬一瞬、ギュッと縮めたような感じ・・・なんて言ったらいいのかな。。 あるいは地球の生命をはぐくむ炎の中心核、マントルの存在を思い起こしてもらえるといいのかもしれません。とにかくダイナミック。けれど牡羊座と違って、あくまでこれは内に秘めた嵐なんですね。 地表が不安定なままでは生命は増殖できませんから。

    牡牛座が実質的で、お金や財産と結びつけられているのも、実はこうした物質的存在としての自己を固めて世界に向かって増殖していこうとする意識に基づいています。  そして、そのためには、あらゆる物を吟味し、味わい、取捨選択していかなければなりません。 自分に取り入れるべきもの、無視すべきもの、その選択を通して、自分自身を再認識し、再構築していきます。 そして、その吟味の作業を終えたと思えるまでは、次の行動に移ろうとしない・・という特徴があります。  時に、何でもかんでも集めて、所有欲の固まりみたいに見えてしまうのも、どうすれば安定した自己の創造性を保てるか? そのためにとりあえず必要な物は確保しておかなれば・・・という命題が奥底にあったりするんです。 ただし、これが昂じて不安に繋がっていくと、いわゆる「独占欲」や「過度な所有欲」「吝嗇」となっていきます。

    さて牡牛座の説明を長々してしまいましたが、今回の新月のサビアン・シンボルは、ちょうどこの牡牛座の本質にもおおいに関わったテーマ。 前回の新月で、「新しい未来のカタチを探り」続けたわたし達の意識は、ここで実際の物事に着手していくこと、取捨選択の中で自分にフィットした実質的なやり方を身に付けていくことのテストに入っていきます。  パートナーや職場など身近な人間関係の中でこうしたテーマに直面するひとが多いかもしれません。

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牡羊座にはまだ天王星・金星・水星・木星・火星が滞在しています。 あいかわらずパワフルなエネルギーで、対人関係も活発になっていきそう。 新しいことへの希求や怖れを知らぬ行動力・情熱など、まだまだ使えます。 その本能的なパワーを、牡牛座の静かに燃える内なる炎でどんなカタチに表現できるか?  大地にしっかり根をはるまでに鍛え上げられるか? ・・・「 コンセプトから触れるカタチへ! 」 この新月のエネルギーを前向きに受け取ることが出来たなら、これはかなり楽しめる、クリエィティブな挑戦となりそうです。

5/9くらいから5/13あたりまで、特に5/11〜12の午前4:00前から少しの間、東の地平線上に4つの内惑星 — 水星・金星・火星・木星が、ギュッとひとかたまりになって輝いて見えそうです。 この現象は、なんと100年以上前の1910年10/29前後に起きて以来のことだとか。 水星のエコーフェイズも11日に終わります。 これってなんだか偶然とは思えないようなタイミング。。 もしお天気が良くて、開けた場所から地平線を見るチャンスがあるなら、ちょっと無理してでも肉眼で見られたらいいですね。  この時、4つの惑星はきっと何か素晴らしいインスピレーションをもたらしてくれそうな気がします。

さてここで例によって、ちょっと注意点です。 それは牡羊座にずっと滞在している準惑星、エリスです。 エリスは通常、不和や不調和をもたらすもの、女性的性質のダークな部分を司る・・・などと言われています。 そしてこの新月時には木星とコンジャンクト。 これはどんなエネルギーとなって降り注ぐでしょうか?  エリスがもたらす不調和は木星によって増幅されるのでしょうか?

エリスに限らず、いわゆる準惑星は、長い歴史の中で社会的に創り上げられた、個に対する心理的な「抑圧」と大きな関係を持っています。 古い社会的通念からくる「べき論」と合わなくなってしまったアイデンティティは、当然葛藤を抱えます。 エリスの場合は特に「女性とはこうあるべき!」「美徳とはこうあるべき!」といった観念に猛然と反抗していきます。  と言っても、いわゆるフェミニズム運動とは少し違います。  エリスの本質は、もっと普遍的な、男性も女性も変わらずに抱えている筈の、「どんな犠牲を払っても真実を追究していこうとする力」「タブーをものともせずに未知に向かって挑戦していく力」 「自ら自己を認め、自立していく力」です。 これには人種や階級、道徳と「されているもの」、そして性的なタブーも含まれます。 エリスは永遠の、地上の戦士の女神なんです。(ちなみに、エリスが発見された当初、この星を見出した3人の天文学者はその名を「ゼナ」と名付けたそうです。ゼナは当時アメリカの人気TV番組の主人公の名で、世界を駆け巡る、強くて奔放で美しい、戦いの女神だそうです。)

    さて、こうした手綱を嫌う、内なる開拓の力が否定され、蔑まれて抑圧された時、エリスは大きな不和を作り上げます。 傷ついた心理から来る怒りや嫉妬は周囲に伝染し、そして争いをもたらします。 神話ではちょっとした個人的な恨みが人々の間にあっという間に伝播して、トロイア戦争という大きな世界戦争にまで発展しました。

この話はいつの世でもひとつの真実を表しているのではないでしょうか。 エリスが関わるとき、そして何か不調和が起こるとき、その根本は常に自分の中にあります。 自分の中で、外側から植え付けられた観念で抑圧してしまったものは何か? 見たくないからひたすらフタをしてきたものは何か? それを表現したら仲間はずれになるかもしれない・・・と怖れているものは何か?  これに直面し、受け入れることをしない限り、一度芽を吹いた戦いは外へ外へと止めどなく拡がっていく可能性があります。

この新月期、親しい人間関係の中で何か不調和なことを経験したら、どうか女神エリスのことを思い出してください。エリスの意味する自由や強さを否定しているのは、他の誰でもない、わたし達自身の勇気の欠如です。 牡牛座に備わった、物事を固めていく力。 そして、月のノードと吉角を結ぶ牡羊座の木星の力・・・最高の精神性へ向かって鍛えていく力。  これらのエネルギーが味方してくれる今、きっと何か大きな自己発見に繋がると思います。

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    牡牛座の新月、まだまだ大地には熱いエネルギーがたぎっています。太陽も活発な活動を続けながら、わたし達を励まし刺激し、そして見守っています。一見、過去へと引き戻すようなことが起こったとしても、それはもうわたし達を足止めすることは出来ません。 未来への確かなビジョンを求めて、焦らずに足取りを固めていきたいと思います。



have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


May 01, 2011

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 5/2

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年5月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。またmerriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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今回は長期的考察はありませんでした。また、≪ マーケットウィークを振り返って≫は抄訳とし、≪ 短期ジオコズミクス ≫のみ全訳とさせていただきます。m(_"_)m


 
≪ マーケットウィークを振り返って ≫

    木曜日、FRBとベン・バーナンキが金融システムにポンプでお金を送り込むこと(即ちQE1、QE2)を段階的に廃止すると公式に発表した1日後に、ウォール・ストリート・ジャーナルのヘッドラインにはこんなタイトルがつけられた。

    『Fed、アクセルから足を離す』

    私達が2009年執筆の『フォーキャスト2010』以来、まさにFedの超緩和的な金融政策に対してこうした比喩をさんざん使ってきたことを考えれば、なんと言い得た表現だろうか。

    今回は冒頭、こんな一文から始まっています。ずっとこのコラムを追って来た方なら「ある日買ったばかりのフェラーリに飛び乗ってアクセルをめいっぱいふかし、夜の街に飛び出す。そして迫り来る急カーブ・・・」といった比喩が何度も出てきたのを思い出すのではないでしょうか。またこの「資産インフレ特急」が先週述べたように、牡羊座から木星が出て牡牛座に入場(6/4)すること、そしてその後の逆行などの動き方に絡めて(前回までのコラムを参照してください)、資産インフレ特急の行く手に急カーブが迫っている可能性を示唆しています。一方、ファイナンシャル・アストロロジーの歴史的観点からして、果たして本当にFedがアクセルから足を離すのか?少なくともあと2回の会合まで0%近くの金利が続くとして・・・といった感じで疑問を呈しています。

また、各国の株式市場の足並みが揃わないことに関しては、水星逆行の余波(即ちエコーフェイズ)がもたらすものである可能性を示唆しつつ、各国・各市場の先週の動きを分析しています。最後に6/4の木星牡牛座入場あたりの時期に絡み、牡牛は競争においては牡羊より遅く、ペースを守って走ることに長けている・・というようなニュアンスの言葉で結んでいます。その他の細かい分析も参考になりそうです。詳細はmerriman.jpさんに日を追って掲載されるかと思いますので、どうかそちらをご覧ください。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    4/30土曜、牡羊座終盤度数で火星が木星とコンジャンクトし、金星は土星・天王星・冥王星(冥王星は土星・天王星オポジションのミッドポイントにある)との広範なTスクエアのトランスレーションを終了する。このトランスレーションの最終パートを飾るのは金星自身の土星とのオポジションだ(4/30)。以前1度日本の日経について私が行った研究において、トランシットの金星が火星、土星、また特に天王星との間に形成するハード・アスペクトは、4取引日のオーブをもって、主要なサイクル、またはより大きいサイクルと非常に強い(即ち80%かそれ以上の)相関関係を持つことがわかった。もしこれが今回有効であれば、それは天井をつけたことを示唆するだろう。

    *)惑星進行の日本時間については1つ前の記事『直近の主な惑星スケジュールとアレやコレや〜気まぐれUP♪』を参照してください。

    また、火星が牡羊座の終盤度数を通過することも重要だ。今週、火星は牡羊座22°〜27°で木星と交わるが、この度数はニューヨーク証券取引所の始原図(1792年5/17設立)における重大な領域だ。木星はそこに5/25まで滞在する。これは米国株式市場におけるリバーサルと高い相関関係を持つことが観測されている(観測者は私だけだが)。 そしてまた5/3には、マネーと資産を司る牡牛座で新月となるのも見過ごしてはならない点だ。上昇する株価はしばしば、新月から1〜2日以内に、少なくとも一時的なトップをつけやすい。

    *)NY証券取引所の始原図ではMCに接近した土星が牡羊座26°〜27°にある

    私達はまた、5/3の新月にヘリオセントリックの水星が射手座を出ることに注目している。予想した通り、このイングレス(ヘリオ水星の射手座入場/4/22〜23)の最初の数日間、貴金属、原油、そして通過(対ドル)は非常に強かった。金は史上新高値をつけ、銀はその史上最高値である5000(4/25月曜、★★★の重要変化日に4982に達している)を抜けるところに近付いた。また原油は2008年5月に史上最高値をつけて以来の最高水準まで高騰した。前述したように、スイス・フランもまた先週新たな史上最高値をつけ、ユーロはドルに対して"恐怖の"1.5000レベルに向かって反騰した。

これは全て、ヘリオセントリックの水星が射手座に滞在することの爆発性、そして牡羊座の木星・天王星と関連していた。それは資産超特急を煽ってきた火性の力だ。だが、ちょうど木星と火星が、こうした資産にとっての頂点がその最高潮に達するであろう黄道帯の領域に入っていこうとし始めるのと同期して、ヘリオセントリックの水星の射手座在泊が今週終わりを告げる。言い換えれば、私達は終点に近付こうとしているということだ。全ての牡牛達が貨車に乗り込んで列車のバランスを覆す前に、他の路線に切り替える準備をしておくのが賢い乗客というものかもしれない。

*) 原文「oxen」:今後続々と牡羊座を出て牡牛座へ入場しようとしている火星・金星・水星そして木星と、それらがもたらすはずの相場転換のことを言っているととれる。それと同時に、牡牛→ブル(強気、買い方)をかけているのかもしれない。




訳文ここまで
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GW中ということで、アストロロジー学習者の方のご参考に、ネイタルチャート(始原図・生誕図)をいくつかUPしてみました。但し、Timetypeは全て地方標準時ですので、室区分に関しては標準時を使用しているメリマン氏の本等とは少し違っていると思います。

左から順に:

1. NY証券取引所 
2. FRB 
3. 米国史原図 (メリマン氏使用のもの)  
4. 米国始原図 (sibley)  
5. オバマ大統領  
6.  ドナルド・トランプ氏 (LMTで記述するため便宜上、夏時間に合わせて出生時刻を調整してあります。出生証明書の時間は1946年6月14日 AM 10:54で、標準のDaylight Savingで立てたチャートではASCが獅子座29°+になります)

NYEFRB

USA_MUSA_S

ObamaDTrump