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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

June 20, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 6/21

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年6月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文で す。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

          先週は金融市場にとって、金融アストロロジーにとってと同じくらい良い週であったと言える。株式市場、貴金属市場の2つ共に、そのプライマリーサイクルに沿って、前週6/8の木星・天王星のコンジャンクションとの一致を見せながら6/7〜8に底をつけた後、力強い上昇を見せた。 先週述べたように、『ふり返ってみれば、アメリカ(そして他の多くの国の)株式市場が、正確に天王星が土星とオポジションを形成した時(4/26)に天井に達し、そして底をつける日付は正確に木星が天王星とコンジャンクションになった時だった・・というケースが今見てとれる。これが、金融アストロロジーがいかに機能するか、何故非常に貴重なツールであるかということの理由である・・・』

またこれは、アストロロジーに関する一般的な真理のもう一つ別の側面を明示している。ハードなアスペクト(土星・天王星オポジションのような)は必ずしも安値を意味するとは限らないし、また最悪期を意味するとも限らないということである。同様に、ソフトで調和的なアスペクトが常に高値を示唆するわけではないし、絶頂期を意味するわけでもない。 それは、これらのアスペクト期間に入るまでの、各自のサイクルの在りように依拠するのだ。 

例えば、もしあなたがずっと困難と闘ってきて、そこにハードアスペクトがヒットしたとしよう。この場合、それはあなた自身の個人的なサイクルの底と一致し、その後、物事が改善していく可能性がある。しかし、もしあなたがそれまで順調に成功を収めてきて、そこにハードアスペクトがヒットしたなら気をつけた方が良い。もしあなたに十分な注意力が無ければ、その成功は、近々アスペクトが形成される、その時間帯で終わるかもしれない。それはまさに『*転落の前に驕りが生じる』という引用句どおりだ。 同様のことが調和的なアスペクトにも言える。私達は金融市場のトレンドにおいて、これを何度も何度も見ているし、いかにこれらのアスペクトが単に「トレンド転換」を意味するものであるか、を理解している。 必ずしも悪化である必要はなく、またその日が良い日である必要も無い。それは基本的に、1つの周期の終わりであり、別の新しい周期の始まりなのだ。

*(旧約聖書の一節から来ていて慣用句となっている言葉。"Pride goes before destruction"とも言う)

          世界の株式市場においては、ダブル底となった期間5/25〜6/8以来、価格は上昇を続けた。いくつかの市場では、価格上昇はすでにこの1〜3週の間に10%を越す勢いとなっている。 *(オランダ/AEX、ドイツ/DAX、インド/Nifty、ブラジル/Bovespa、アルゼンチン/Merval、そしてアメリカ/NASDAQ複合など) 私達が追っている市場の中で、最も勢いが良かったのはモスクワのMICEXで、5/25の安値以来、15%超の上昇を見せている。 ** あなたは5/20〜25という日付が、カーディナル・クライマックスの惑星に金星がトランスレーションの期間にあたり、6/8近辺に私達が目撃するかもしれない物事の前ぶれであったことを思い出すのではないだろうか。 ある市場は6/7〜8に「底の底」をつけ、他の市場は5/20〜25に一番の安値をつけた、それはまさにダブル・ボトム・フォーメーションであった。

*(日経平均は6/9の安値から6/16高値まで約7.8%の上昇に終わっている)
         
**(正確には現地時間5/17〜23であり、底はその許容範囲の揺らぎの時間帯に付けていることになる。週間コメント5/17、5/24付≪短期ジオコズミクス≫参照)

他の市場では、金が先週金曜にザラ場高値1263をつけ、上場来高値まで上昇した。銀もまた爆発し、わずか数日前に1719の底をつけた後、1900を越えて週を終えた。原油は5/20の最安値の後、先週バレル/80.00を試した。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


          今週は2つの強力なジオコズミック・イベントでその始まりと終わりを迎える。月曜は夏至でもあり、天王星へのハードなスクエア・アスペクト(*ワクシング・スクエア)が始まる。いわゆる自然現象に関して言えば、これは時により地震、ハリケーン、竜巻といったような事象を示唆するシグナルだ。 また地政学の分野で言えば、世界の指導者側の、突然の方向転換、または他者の生命や生活を危機にさらすかもしれない集団による、多大な危険行為の可能性を暗示する。金融市場においては、それはトレンドの転換または区切り、またはサポートラインやレジスタンスラインの強力なブレークアウトを暗示している。 天王星が関わる時、唯一確実なのは、一体何が起こるか、或いははそれに対してどんな反応が起きるかを、知ることが出来ないということだ。
         
*(ある2つの惑星または感受点の間に結ばれるアスペクトが、新月から満月へと移行中の月のように、 0°(コンジャンクション)から180°(オポジション)へと向かう途中である時、「ワクシング」と呼ばれる。反対に180°から再び0°へと向かう途上のアスペクトは「ウェイニング」と呼ばれる)

今回は6/26の部分月食で週を終える。月が山羊座に入って冥王星とコンジャンクト(0°)となるため、これは重要な食となる可能性がある。事実上、この週全体に太陽が、牡羊座の木星・天王星、乙女座終盤度数にある土星、そして山羊座の冥王星とが織りなすグランド・スクエアの開いた1角を占めることになる。これは、私達が7月末から8月初旬にかけて、この一生に一度とも言える天体パターン中5番目の最深部に入った時、体験するかもしれないカーディナル・クライマックスのプレビューであり、そのエネルギーを中継・伝送するものだ。 これは、連邦準備制度理事会(FRB)が、金融規制改革法案を通してもその最も重要な権限に関しては安泰であることを示した最近のリポートにも関わらず、FRBやその他の中央銀行にとって際どいリスクを引き起こす可能性がある。この法案に何か突然の転換があるかもしれない。何かが隠匿され、そして何かが明らかにされる — または何かが、より深い闇に葬られるのかもしれない。

また木曜と金曜は、「射手座ファクター」が働く時間帯だ。この太陰周期(射手座の月)は、多くのマーケット、特に貴金属市場と債券市場において、しばしば非常にシャープな価格変動が見られる時期と一致している。
要するに、市場が — または世界の指導者達が — 静かであったり大人しく飼い慣らされているような状態である理由は全く無い、ということなのだ。 彼らは今も自分達の境界線を踏み越え、誇大表現を用い、そして不機嫌そうに見える。


≪ 長期的考察 ≫

『法規制というものは、企業を民主主義に対する責任に応える状態にしておくための明白な方法であり、その逆ではない — しかし、もしも皆が同じ穴のムジナだとしたら、規制する側の公職者を信頼する理由は何だろうか?・・・鉄道会社(現在は銀行業)のパワーは、より強い政府のコントロール下に彼らを置いてほしいという要求を生み出した。しかし、その同じ強大企業のパワーが、単に強力な政府を買収し、もっと強大になっていくのではないかという恐れを喚起した。』
- T.J. Stiles in “The First Tycoon,” より。*コーネリアス・ヴァンダービルトの1860年当時に関する文章から

*(前回≪長期的考察≫訳注参照)

          先週、私はこう問いかけた。『しかし、より多くの政府による規制がはたして危機を防げるだろうか? それともそれは実際により多くの危機を作り出すという、まだ予見されていない逆効果をもたらすのだろうか?山羊座の冥王星によって暗示される、より一層の行動制限の結果は、牡羊座の天王星が持つ反権威主義で反逆者的な性質による反駁で、ますます多くの危機へと導かれるかもしれない。』

          昨今の金融業界における多くの恐怖感のひとつは、いくつかの国が、他国への負債による重圧ではるか水面下に沈んでおり、それによって国家デフォルトの危機に瀕しているということである。(例えば貸し主の国に対して返済不能になるなど) デフォルト、そして倒産などの事象は、土星の冥王星に対するウェイニング・スクエア(2009年8月、2010年)と同様に、山羊座の冥王星(2008年〜2023年)の得意領域だ。

しかし、一国がその債務を他国に対して負っている時、もし返済できなければ一体何が起こるだろうか?  20世紀以前、政府は自国の銀行、または最も富裕な市民達からよく借金していた。そして負債額が大きくなりすぎると、銀行を都合良く廃業させたり(例えばその銀行が企業として再生不可能になるような法規制を加えて国有化するなど)または金を借りた当の相手である富裕な個人を絞首刑にしたり・・そしてヒュ〜・・負債は風のように消えて無くなったものだ。国庫は余剰になるか、より処理しやすい程度の赤字に戻ったろう。例えばフランスなどはこうしたやり方では芸の域に達している。スペインもそれほど引けは取っていない。ところでこの両国は、ここ1〜2世紀はラテンアメリカ諸国と比べてかなり良いものの、国家財政の歴史における最も多数の債務不履行の事例を抱えている。(出典:『This Time is Different: Eight Centuries of Financial Folly』Carmen Reinhart and  Kenneth Rogoff 著、2009年プリンストン大学出版局)

だがここでアメリカ合衆国の、最近の、そして間もなく法制化される銀行など金融機関に関する規制を例に取ってみよう。政府が *TARPの資金で銀行を救済したのは、それらの銀行が(貸し出しにより)マネーをメイン・ストリートに吐き出して、個人消費を再刺激するだろうとの意図のもとであったが、そこに奇妙な天王星的事象が起きてきた。 銀行は外に金を貸し出さなかった。彼らはマネーを保持し、かわりに自分達自身のバランス・シートを確立し、昨年、記録的利益をあげたのだ。

*(TARP : Troubled Asset Relief Program : 不良資産救済(買取)プログラム。サブプライムローンに端を発する金融危機解決のため、7000億ドル規模の公的救済プログラムが創設された。)

彼らは依然としてマネーを外に出していない。さらに言えば、彼らは新しい挙動を示している。それは、私達が7月下旬と8月にカーディナル・クライマックスの中心部へと向かうにつれ、確実にポピュリスト達がより多くの規制を望む、その叫びに燃料を補給するだろう。金曜のウォール・ストリート・ジャーナルの一面記事は、『* フリー・チェック時代の終焉』というものだった。この見出しが全てを物語っている。政府は新しい規制や罰金を銀行に課し、そして当の銀行は収益のロスを埋めるために、より多くの料金負担を利用者に転嫁する。 同じ事が、医療保険会社が請求するコストを制御するはずだった、いわゆる医療保険制度改革法案でも起きた。しかし規制は低料金の代わりに、保険会社がレートを上げることを可能にしたのだ。そうした事柄の多くが8月にもまた効き目を見せてくるかもしれない。 今年は熱い夏になりそうだ。

*(原文:"End is Seen to Free Checking")

消費者や市民を保護するという、最善の意図をもって規制はスタートするかもしれない。
しかし、銀行や大企業が政治家(監視委員など)を(買収によって)なびかせた時、規制案は変容し、救済される筈だった人々に対して実際にはより多くの害を引き起こす「改悪」となるだろう。
一体何故なのか?  その答は簡単でもあり、また政治とビジネスが互いにベッドを共にした初夜から存在し続ける、太古からの問題でもある。

          山羊座の冥王星、そして冥王星に対して今やウェイニング・スクエアになろうとしている土星。これは、企業界や銀行への政府介入 ー そして規制 ー という新時代の幕開けである。しかし、牡羊座の天王星(2010年〜2018年)はまた、激化する競争と、これら新規制によって制限されている商品やサービスへの要求が高まる時代でもある。 そして規制に続いて、間もなく税金問題がその後を追うことになるだろう。
         
         
 
        
         
訳文ここまで
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June 13, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 6/14

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年6月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文で す。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

          今週のコラムはモニタの前にいる、あなた方「仕置き人」たちに捧げよう。今見上げれば、山のてっぺんにはお仲間の憂国の士がいる! 先週のコラムでは『木曜日6/10、水星が(月を伴って)その本来宮である双子座に入場する。それらは2つとも翌11日、火星とのミュータブル・スクエアを形成する。これはまた一層、「速すぎて木にぶつける」タイプのシグナルだ。 言葉というものは重要である。あなたが議論好きか、または他者を怒らせる危険を冒すのが好きでない限り、自分の考えを(迂闊に口に出さず)良くコントロールするのが一番の道となる。オバマ氏の誕生チャートの月は双子座にあることから、今週後半から、彼の言葉に注意しておくのは興味深いかもしれない』と述べた。

そして、何が起こったか? 6/8、ロイターはこう伝えた。『バラク・オバマ大統領は、メキシコ湾原油漏出に関し、「誰を懲らしめるべきか」を知りたいと言った。そしてエネルギー大手BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)Plcに対して圧力を強めた。』 6/10、RSA保険グループの会長ジョン・ネイピアはバラク・オバマ大統領宛に公開書簡を書いた。彼はこう述べている。『BPとそのトップに対する(大統領の)コメントは「偏見を抱かせるものであり、個人的なものです。我々は皆、絶対的優先順位の第一が漏出を食い止めることだということには同意しています。そしておそらく2番目に大切な事は、米国外に対して、大統領職というものが客観的でバランスが取れていて、プレッシャーに耐えうるとみなされるよう、その評判を守ることです。我々は大統領選で見たオバマが好きなのです。その姿をもっと見せてもらえないでしょうか?』 そして、6/11金曜、ファイナンシャル・タイムズ紙はこう書いた。『英国の産業界は昨日、バラク・オバマ米大統領による「不適切」でどんどん攻撃的になっていくレトリックに対し驚きを表明した。そして、石油会社に対する攻撃は大西洋を挟んだ友好関係を破壊する恐れがあると警告した。』 まるで軍神マルス=火星そのものではないだろうか?

そんな訳で、オバマ氏にとって先週は良い週とは言えなかった。 日々進行する火星がその人のネイタル(誕生)・チャートにおける惑星と凶角を結ぶ時、伝説のロック・バンド「*ウォー/WAR」(オバマの出身地シカゴのバンドであり、この時期のこのアスペクトにはピッタリだ)のことが頭に浮かぶ。「Gotta Get Down」という曲の歌詞の中に、こんな一節がある。『 **やっちまえ 誰かを やっちまえ 誰でもいいから』そしてこの節はこんな風に終わっている。『自分もやっちまわないといけないかもな』 だが火星にヒットされている時のもっと良いやり方は、喋る前に2度考えてみる・・・ということを学ぶことだろう。何故ならそんな時あなたの言葉は周囲に対して攻撃的に聞こえ、論争に繋がりうるからだ。

*(1970年代に活躍した人種混合のファンク(・ロック)・バンド。「シスコ・キッド」「世界はゲットーだ」など数多くのヒット曲を生み出した。ハーモニカの天才プレーヤー、リー・オスカーの在籍したバンドでもある。 http://www.youtube.com/watch?v=dJrp6NBin7g

**(原文:"kicking ass," someone's ass, anyone's ass,   I might even (have to) kick my own ass)

          金融市場において、金融アストロロジーは正確に相場環境を描写し続けている。それはボラタイルだ。そしてワイルドだ。強い上昇の動きに突然の方向転換が続く。逆もまた同様だ。 6/8火曜、牡羊座で木星・天王星のコンジャンクションが起きた最初の日、ダウ工業平均は今年の新安値をつけた。しかし、それはS&PやNASDAQ先物の新安値とは合致しなかった。その結果、各市場間の強気度の分岐が見られた。翌日ダウは113ポイント上昇、木曜には大きく262ポイント上昇を見せ、前進した。

アジア・環太平洋地域では、日本のNikkeiが同様に先週9日、直近安値をつけた。しかし、オーストラリアのオールオーディナリーズは5/21の安値を割っていない。インドのNIFTYも5/25の安値は保持しているし、また香港ハンセンも同じく5/27の下値は割れていない。したがって、この地域においても各市場間に強気度の分岐が見られる。ヨーロッパにおいては、私達が追っている全ての指数が5/25に新安値をつけており、先週それは破られていない。

他の市場では6/7月曜、ユーロが4年来新安値である1.1874まで売られ ― おそらくは一時的な ― 底をつけた。 原油もまた先週月曜、木星・天王星コンジャンクションのちょうど1日前、69.50あたりで底をつけた可能性がある。 金は6/8木星・天王星コンジャンクションのその日に1254.50まで上昇、上場来高値を更新したが、その後下降し始めた。

          ふり返ってみれば、アメリカ(そして他の多くの国の)株式市場が、正確に天王星が土星とオポジションを形成した時(4/26)に天井に達し、そして底をつける日付は正確に木星が天王星とコンジャンクションになった時だった・・というケースが今見てとれる。これが、何故金融アストロロジーが他のマーケット・タイミング・ツールと比べて「* すげぇ」のか、という理由である。 そしてこれは金融アストロロジーがいかに機能するか、特にテクニカル分析、パターン認識やサイクル分析などと組み合わせて使われた時、何故非常に価値があるか?ということの理由でもある。 しかし幸いなことに、私達は金融アストロロジーが一般の大部分の投資家達にはそれほど広くは使われていない(またはその価値をまだ良く理解されていない)時代を生きている。その結果として、私達には「全てのトレーダーが求める優位性」を保つ事が許されている。

*(原文:kick ass )


≪ 短期ジオコズミクス ≫

         重要なジオコズミック・サインの猛攻はいまだに終わらず、次々と続く。5/30~6/25にかけて、12の重要なジオコズミック・サインが展開していく。そのうち8個は、プライマリーまたはより長期のサイクルの完成と最も高い関連性を持つレベル1である。( 拙著  "The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles" 参照 )

このうち最も強力なものは先週の木星・天王星のコンジャンクションであり、11取引日のオーブ(許容可能なタイミングのズレ)を与えられている。しかし、このクラスタの中間地点は先週末の6/12であり、したがって市場がこのワイルドな価格の揺れ動きを続ける可能性は残されている。この時間帯は、満月が(6/26)、カーディナル・サインの初期度数で冥王星とコンジャンクト(0°)し、それによりカーディナル・クライマックスにタッチする時、終わる。そして、これの全てが、7月下旬から8月、火星と土星がどちらも天秤座に入場し、この生涯一度の天体曼荼羅の中心核が始動する、そのためのプレリュードに過ぎないのだ。

         アストロロジャーにとって、これはあたかも創造者が天で描いているシナリオを映し出す3Dグラスを通して、新時代の誕生を見つめているような感覚の出来事だ。金融、そしてマンデーン・アストロロジャーとしての私達の仕事は、人類の進化に関連付けながら、これが一体何を意味するのか?を読み解くことである。

私達は自分自身を破壊しようとしているのだろうか? それとも、私達集合体の最も奥深い底に眠る資質に嫌も応もなく降りていかされるという、再生の激震を体験することになるのだろうか?

金融マーケットもまた、この人類史上稀な瞬間の重要性を反映する傾向がある。
何故なら、そこはこの惑星における最も知的な人々を集める闘技場そのものだからだ。 そしてそこでは各自がユニークなやり方でこの不可視でミステリアスなエネルギーに対処し、結局は全く新しい、そしてまだ定義されていない方向性へと向かう動きを引き起こしていくからだ。 私達は新しい現実の入り口に立っている。そして今なお、徐々に姿を顕してくるだろう風景を定義しようと試みている。


≪ 長期的考察 ≫

『・・・「泥棒男爵」という句・・・が、無遠慮に威力をふるい他者へ害を及ぼす企業経営者に用いる用語としてアメリカの辞典に入った。 (ヘンリー J.)レイモンドは *(コーネリアス)ヴァンダービルトを、「過激な競争原理を作り出し・・・競争のための競争、すなわち正当な企業を追い出し・・・または彼らに貢ぐことを強要した」として批判した・・・』
- T.J. Stiles in “The First Tycoon,” regarding the life of Cornelius Vanderbilt in 1860.
       
*(コーネリアス・ヴァンダービルト:1794~1877 オランダ移民の農家の出で、一艘のボートから身を起こし蒸気船で事業を拡大、米英戦争で政府の御用商人となる。その後鉄道事業に進出、アムトラックの基礎を築いて鉄道王となった人物 ― wikipediaより)


         「極端主義の年」は今始まったばかりである。たとえ5/6、ものの数分のうちにダウ工業平均が1000ポイントの下落を見せて以来、こうした傾向のシグナルが明らかだったとしても、である。木星・天王星が共にある時、それは様々な形態の極端主義を示唆する。金融市場の価格動向において、ある特定領域の事業や商品を買い占めようという衝動や、一国の政府と国庫をコントロールしようとする暴君の大胆な攻撃性、またはスポーツにおいて記録破りの成績をたたき出す若いスーパー・アスリート(又は馬)の出現などがそれである。

牡羊座は、他者に対して「俺はクソやりてーことをやるぜ!それがイヤなら止めてみな!」とけしかけるような「マッチョ・マン」の再登場の兆しを示唆する星座である。しかし、来年中は木星が天王星と共に牡羊座を出たり入ったりするとしても、少なくとも天王星はこの10年の殆どを牡羊座で過ごすことになる。(2018~2019まで) そのもたらすテーマも、この期間中おそらく成長していくだろう。何故なら牡羊座の天王星は大胆で攻撃的で、欲しいものを今すぐ手に入れたがるからだ。これはけして忍耐強い組み合わせではない。そして、道徳と法、どちらに対する敬意も妥協の精神も与えられてはいない。

         天王星が牡羊座に滞在すると同時に、冥王星が山羊座に在泊する。牡羊座の天王星は、自分を大いに喜ばせることなら何でも実行する自由を欲しがるのだが、一方山羊座の冥王星は、しっかり定義された非常に厳しい約束事に沿って振る舞うよう他者に強制することにエネルギーを使っている。ここでの鍵となるのは「ルール」かもしれない。そしてここには、ルールを破ると厳しい結果が待っていなければならない、という妄想にも似た観念が存在する。

山羊座は法と支配を司るので、これはより多くの政府による規制の押しつけに導く惑星の組み合わせと言える。そしてその矛先は特に、2008年の金融・経済危機を導いたような、自己制御の意識に欠けた実体に向けられるだろう。2度目(もしかしたら3度目さえも)の危機の脅威が前方に茫漠と立ち現れ、政府の指導者達はそれを防げるかもしれないという希望のもとに、益々多くの規制法案を通そうと熱狂的に立ち働いている。

しかし、より多くの政府による規制がはたして危機を防げるだろうか? それともそれは実際により多くの危機を作り出すという、まだ予見されていない逆効果をもたらすのだろうか? 山羊座の冥王星によって暗示される、より一層の行動制限の結果は、牡羊座の天王星が持つ反権威主義で反逆者的な性質による反駁で、ますます多くの危機へと導かれるかもしれない。 

以前より目減りした富と、その富にアクセスする道がより制限された世界においては、行き場の無くなった欲望を満たし巨額の利益を得るための競争が激増する傾向がある。来るべき時代に競争原理が無情なまでに強化されるとしたら、法や規制は重要問題ではなくなるだろう。 そして、* テストステロンを一番多く持った者が最後に、多くの人々が必要とし、重要な需要のある資源を握ることになるだろう。

*(男性ホルモンの一種。闘争本能や孤独願望に関係すると言われている)

こうした現象はどこに現れそうだろうか? そして、私達に与えられたジオコズミクスの原理への理解をもってして、いかにこれを阻むことができるだろうか? 問題は継続する政府と私企業の癒着にあるかもしれない。世界中の政府が、それらの国の民間企業にさらに巻き込まれつつある。そして、いたるところでポピュリスト達が政府のそうした動向に対する反対キャンペーンをはっているにもかかわらず、強力な企業や銀行のリーダー達は、政府の政策に影響を及ぼす働きにより多く関わるようになっている。

ちょうど過去の歴史において同じ種類のジオコズミック・サインが示したように、あるタイプの規制改革のもと、意志強固で専制的な一握りの個人が不正な手段を用いて独占的支配権を握る可能性が潜在している。もしこのような流れが最後には良い形で解決できるとするなら、それは、どん欲さや無情な競争、そして敵対する相手を破壊する行為を通した絶対的統制の達成(冥王星とスクエアを形成する時の牡羊座の天王星が持つ低レベルの現れ)という欲望を乗り越えて、内的統合と正直さ(山羊座の冥王星の高次レベルの現れ)という個人的な資質を持ったリーダー達が世界に出現するかどうかにかかっているだろう。

これは、牡羊座の天王星のもと、今後ますます活き活きと展開する可能性のあるテーマだ。
ビジネス対政府の構図は交戦状態になるかもしれない。
しかし、その闘いのルールは?  果たして守られるのだろうか?





訳文ここまで
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June 12, 2010

●6/12の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)

    気まぐれUPと言いながら、このところ続けている新月・満月エネルギー読みのトライアル。 やはりカーディナル・クライマックスのただ中にあるだけのことはあり、最近の惑星パターンは目を離せないほど毎回示唆に富んでいます。で、今回も気付いたままに書いてみることにしました。

新月は前回からの課題を終えて、次の新月までの約一ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時です。 前回の満月直後に木星・天王星が牡羊座に入り、世の中は新しいフェーズに向けて加速。わたしたちの周囲でも、日常の小さなことから国単位の大きなことまで予測不能の突然の変化や形勢逆転などが起こってきているのではないでしょうか。さて、今回はどんな感じになるのかな・・・

6/12、日本では沖縄周辺で19:40〜北海道周辺で午後20:40ころ(東京ローカル=20:33, 関西方面=20:14前後)で新月となります。 ヒーリング・メディテーションや願い事をしたい方、可能ならこの時間帯に合わせてみてください。


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Sabianシンボルによる【新月のテーマ】の流れ

【太陽・月 双子座21〜22° 】


"A labor demonstration" + "A child and a dog with borrowed eyeglasses"
"A barn dance" + "A Chinese laundry

不公平意識の高まり→ ★溜まった感情をうまく伝える表現方法の模索→ ★視野の狭さに注意→ ★いろいろな物の見方を試してみる→ ★試行錯誤→ ★ゆがめられた伝聞による誤解→ ★自分らしくあることを求める→ ★自分にとって最適な「タイミング」に再度フォーカスしていく→ ★世の中=自分の内面に存在するダブル・スタンダードへの気付き→ ★何が白で何が黒か?について見直す・・・

ラッキーポイント:越えてはいけない一線を守る、左脳による右脳のコントロール


    今回のテーマはこれまでと比べて社会的側面にスポットライトが当たっているようです。いつもはノンビリしているひとも、対人関係、仕事、社会や政治など、わたしたちを取り囲む環境からの刺激に「ワレ関せず」というわけにも行かなそう。。 

ただ、次の新月7/12にはエネルギーが一段と強くなることも予測されるので、「今のうちにしっかり心構えをね!」ということかもしれません。 土星は恒星ベネトナッシュが暗示する危険な位置をほんの少し過ぎたばかり。アラビックパーツの危機や死のポイントもうっすら浮かび上がっています。日本では口蹄疫でたくさんの牛や豚たちが殺処分にあい、酪農家の方たちの苦しみが続いています。メキシコ湾岸では原油漏出で魚や鳥たちが死に絶えそうです。その猛威はまだ去っていません。 政治も経済も何が表面化するかわからない不安定さが続いています。 今、自分はいったい何ができるのか?をあらためて考えてみる時期になりそうです。

また、サビアン・シンボルはたまに使われている単語がそのまま現象に出るケースもあります。その意味では、何か中国に関連する話題が出てくる可能性も否定できません。

    さて、太陽と月は双子座にあって、恒星カペラとコンジャンクション。カペラは馭者座のα星で双子座にふさわしい連星です。好奇心旺盛で学習意欲が強く、物事を深く研究するには良い反面、確かな目的意識を持たない時は、人々をしつこくて詮索好きにする傾向があります。 無責任なゴシップや表面的なニュースに惑わされないよう、ちょっとした注意が必要だと思います。 

ただ、その1°隣にはアクエリアン・エイジの始まりと強く関係すると言われる、ノアの鳩 ― 恒星ファクト(はと座α星)が位置しています。 科学的思考とインスピレーションの星とも呼ばれるこのファクトが、木星・天王星の牡羊座入りで力を強めてくれれば・・・そしてそのエネルギーをわたしたちが意識的に使おうとするなら、様々な問題に冷静に対処するメンタル・パワーが増すかもしれません。イザという時はこの星、ちょっと意識してみるといいかも? 内なる統合を目指す星、エリスも味方しています。

    カーディナル・クライマックスを背景とした今回の新月図で特徴的なのは、YODと呼ばれるアスペクトの存在です。 蟹座を進行中の金星が乙女座の土星とセクスタイル(60°)、そして2つとも同時に、水瓶座/海王星・ミーンリリス・魚座/カイロンとクインカンクス(150°)を形成しています。 これは「神の指」とか「運命の道標」などと言われるアスペクト。 そしてまた、このど真ん中を、以前取り上げた火星・オーカス組VS海王星・リリス・カイロン組のオポジション(180°)が貫いています。

金星と土星の吉角はわたしたちに落ち着いた感情と慎重さ、そして一種の安定感をもたらしてくれます。でも神の指さす方角はかなり矛盾をはらんだ位置。水瓶座で逆行中の海王星を中心とした、混沌の3人組です。頼みの綱のカイロンも逆行中のため、この三つ組は今、幻想と疑惑と期待のまっただ中に・・・。 けれどエネルギーの流れは、どうしても一度はそこに突っ込んで行かなければならない・・と言っているようです。

水瓶座の支配星である天王星は木星、イオスと共に牡羊座にあります。様々な選択肢やモヤモヤ湧いてくる疑いの中で、自分にとっての「本当の本物」を知るには、「まずやってみる」ことしかないのかもしれません。 天王星のもたらす突然の変化を通して、それは多分、自分が持って生まれた「資質」がどんなものかを再認識するキッカケになるはず。

さらに2つめのYODが火星・オーカスとMC(天頂)から木星・天王星・イオス組への流れを作っています。そしてこれもほぼ中央を土星と木星・天王星・イオス間のオポジションが貫いています。天頂のエネルギーは惑星ではないので、よほど感受性の強いひとでないと感じにくいと思います。でも蠍座の始まり生まれのひとや蠍座1°付近に感受点を持つひとなら、このYODをキャッチするかもしれません。こちらも本能的・衝動的なエネルギーで自己発見の旅を促すアスペクト。 ピン!ときたら流れに乗っていくしかない時です。トライしてみてください。 ただ自分を主張しすぎたり押しつけるような傾向も出やすいので、言葉や行動はちょっぴり配慮して、親しき仲にも礼儀アリ・・・でね。

もうひとつ、今回面白いのは360°のホロスコープをめぐって、まるで神の指をぐるっと取り囲むように、冥王星・セレス、パラス、火星・オーカス、ジュノー、ペルセフォネー、カイロン・海王星・リリスが6角形の円陣を形成していること。その様子は規則正しい輪舞を踊っているようです。彼らは手をつなぎ合って、うまくエネルギーを回しています。 今回のサビアン・シンボルのひとつに「A barn dance」というシンボルがありました。 農閑期にみんなが三々五々集まって踊るサークルダンスやスクエアダンス。 踊りの振り付けを間違わず、みんなで息を合わせてキレイに踊ることで、その共同体に調和が訪れ、良い雰囲気が生まれます。 それが豊作へと繋がっていくのかもしれません。

これからの約一ヶ月、きっと個人的にも社会的にも、いろいろなことがあるでしょう。
次々と変わるカップリングでせっかく出逢ったひとの足を踏んだり、隣とぶつかって転んだりするかも?  そんな時はムックリ起き上がって、みんなで笑い飛ばしてください。  星たちの囁きは、流れるリズムに耳をかたむけ、転調の合図に体をまかせながら、日々を楽しんで生きましょう!と言っています。


phact

Good Luck to All of You!!

hiyoka(^_^)

June 06, 2010

◆メリマン・コラム6/7翻訳後記_変革の時期と神話ドラマ

      木星・天王星の正確なコンジャンクションの時刻は、東京ローカル・ミーン・タイムで6/8午後6時45分ごろとなる。 訳者の立てた東京のチャートでは興味深いことに、ちょうどその時間、火星が乙女座の0°で小惑星オーカスとコンジャンクション。オーカスは冥王星と並んで、ギ リシャ神話に登場する冥府の神ハデスを象徴すると言われている。 (FF11ではオルクスという冥界の神としてキャラクター化されている) 

その性質には諸説あるけれど、米の研究者リチャード・ブラウン氏によると、その影響下でひとは生半可な事では絶対に納得しない頑固さと意志を持つという。ただマンデーン・アストロロジー(社会・国家レベルの出来事を予測するアストロロジー)の解釈については、今後の大変革に関与する天体のひとつとして後続の検証を待ちたいとも言っており、興味がつのるところだ。

      そして一方、木星・天王星のコンジャンクションには、この2惑星だけでなく、小惑星イオスがぴったり重なって三つ組となっている。これはとても珍しい構成だと思う。イオスが働く時、人はあちこちに気が移り、思いもよらない結果を経験するとも言われている。

さらに、この牡羊座の木星・天王星・イオス組が、乙女座の火星・オーカス組とぴったり150°(クィンカンクス)を形成するのだ。150°は、溶け合う事が難しい不和、調整を必要とする度数と言われ、パーソナルではこのアスペクトが来ると苛立ちに繋がることも多いし、相性判断などでは関係不調が強く出たりする。 またそれと同時に、そこで起きる葛藤が、問題の本質を発見するための鍵となるケースもある。

小惑星単体では微細なエネルギーに過ぎないかもしれない。けれど、このように強力な惑星群と合体してのエネルギー構成は、少なくとも木星・天王星コンジャンク ションを何らかの形で強調し、彩るのではないだろうか?  こうしたエネルギーが社会や個人にどういう影響をもたらすのか、とても興味深く思う。

      ちなみに東京ローカル図では、その時間MC(天頂)に殆どズレ無く土星が位置しており、IC(天底)には2〜3°のズレで木星・天王星・イオスの三つ組が来てオポジション(180°)を構成している。またそれに加え、魚座のカイロン・水瓶座の海王星にダークムーン・リリス(月の遠地点)がコンジャンクト、 MC(天頂)の土星に150°のアスペクトを形成と、なかなか強烈なチャートになっている。 これをどう解釈するか?
マンデーン・アストロロジーでは、天頂を含む10室を政府・与党、首相、天底を含む4室を野党、対抗勢力ととらえるのが一般的な見方のようだけれど....。

春分図・秋分図、そ して新月図や満月図のように、ものごとに対して中・長期的なエネルギー循環を与えるものではないとしても、少なくとも、日本の首都、東京における木星・天王星の最初のキッスの味わいを彩ることになるかもしれない。 

      そしてもうひとつ。この日夜空では面白い神話のドラマが演じられている。
軍神マルス=火星・冥府王=オーカスの強力な男性エネルギーのペアと、豊穣の女神デーメテール=セレス、デーメテールの娘で年の半分を冥界の王妃として過ごすペルセフォネーが天の大三角形を作っている。

火星・オーカス組は半人半馬の賢人カイロンと乙女座/魚座のオポジション。これは深い内的な精神の変革を促す戦士のエネルギーとも言える。それを吉角でバックアップする母娘の女神たち。

母セレス(デーメテール)は全てに恵みを与え、手許に置いておこうとする母性。娘ペルセフォネーは自分に課せられた義務や束縛、限界を受け入れ、それを改めて積極的に生き直すことで自立を果たす・・そんな生き方への挑戦を意味している。

      また、同時に双子座の最終度数にあるゼウスの妻、ヘラ=ジュノー。
ヘラは威厳と力とリーダーシップを持つ偉大な女性だけれど、夫の浮気に悩み、嫉妬と自分の尊厳を守るために、残酷な報復行為も辞さなかった女神だ。 そのため、占星上はよく結婚や離婚問題・訴訟などを見る時にも用いられる。
今、彼女は真っ向から豊穣の女神(妊娠とも関連すると言われている)デーメテールとオポジションで対抗している。 面白いことに、彼女たちは姉妹でもあり、ともに大神ゼウスを夫として持つ。 この2小惑星の対照は、理屈抜きの母性VSプライドとも読めるかもしれない。

この女神たちの居場所は双子座の最終度数と射手座の最終度数。 
パートナーとの愛情関係、近しいひととの人間関係をいま一度こころの中で吟味することを促されるエネルギーになると思う。 
そして、より深い部分では、これもまた自分がこころの奥底で何を信じているのか? 人生にとって一番大切なものは何か? 人生ってどんなものなのか? ひとはただ、生きて死ぬ存在なのか? そして今まで疑うことなく従って生きてきたその信念が、これからも有効なものなのか? を問いかける配置と言えそうだ。 

      一方、愛と美の女神ヴィーナス=金星は蟹座にあって、牡羊座に滞在する不和を呼ぶ女神=エリスとスクエアを形成している。 エリスは金のリンゴを投げ入れることによってヴィーナス(アフロ ディテ)、ヘラ、アテナの3大美神に美女争いを起こさせ、トロイア戦争の原因を作った女神とされている。

けれどエリスはただ単に不和を呼ぶというわけではない。彼女は長い歴史の中で抑圧され、捨てられてきた完全な女性性の半身であり、抑えられ否定されたために影となって しまった部分なのだ。 その意味で月の遠地点リリスと共通する原型を持つ。 そして冥王星が天文学上で惑星の座を追われた後、同等かそれ以上の大きさを持つ準惑星として先鋭的なアストロロジャーに注目されている。

彼女をどう扱うかは、これからの時代、女性にとっても男性にとっても大切なテーマとなってくるかもしれない。  被害者意識、加害者意識、 罪悪感、間違ったフェミニズム、男性至上主義、マザー/ファザーコンプレクッス、セックスの商品化と性に対する怖れ・・などなど ー 人間に最高の可能性として与えられた『愛』というものの正体とは何か?を知るうえで、長く障壁となってきた影の要素を、わたしたちは歴史の中で、文化の中で、無意識の奥底に溜め込んでしまった。 その結果、多くのひとが果てしなく傷つきやすいエゴを抱えてもがいているように思える。  

その発見以来、牡羊座に長く滞在するエリスはこう問い続けているようだ。 『 なぜわたしたちはそうなのだろうか?』『 結局わたしたちは何者なのか?』  多分、 誰しもが抱きながら日常に追われて光を当てることのなかった微細な自我の違和感が、これから少しずつ、新しいカタチで表面化してくる・・なんてこともあるかもしれない。。 

またこのエリスはフィジカルな要素が男性か女性かに限らず、ゲイのひとたちにも重要な感受点であると言われている。 ちなみに占星家アリス・ミラー氏は、これからの時代はヘテロ・セクシャル、ホモ・セクシャルという2元性で分類するのではなく、ヘテロ・ホモ・バイ・アセクシャルの4分類で人類を考え、そのどれをも尊重していくべきだと述べている。 いずれひとの精神が進化していけばそれらは皆統合されていくのだから・・・。

      今が真にグレートな変革、新しい日々の始まりであるのなら、たとえアストロロジャーでなくても、木星・天王星が抱き合うこの時間帯、少しだけこころを澄ませて・・・どんなメッセージを感じ取れるか実験してみるのは面白いかもしれない。
灼熱の輪舞を繰り広げる天空から、いったいどんな音楽が聞こえてくるんだろうか?


Jup_Ura_conj100608


6/7ちょっぴり追記。
(もしご意見・ご感想・ご指摘など、ありましたら何でも、シェアしていただけると喜びますw)
hiyoka(^_^)

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 6/7

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年6月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文で す。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

      あなたは金曜日、あの大きな「地響き」を聞いただろうか? あれが木星・天王星がスリルと畏敬に満ちあふれる回路を爆走しながら降りていく時の音だ。昨日は爆益、今日は爆損。この筋書きの担当は誰だろうか? それは勿論牡羊座のMr.天王星だ。彼が躍起となって求めるのは一貫性や予見性ではなく、ただ驚きと思いがけない出来事なのだ。 彼を見張るあなたは寝入ることがないだろう。もし寝てしまえば逃すからだ。
     
1990年代初頭、インターネットとE-Mailが爆発的に拡がっていった時、一体どんな風だったかをあなたは覚えているだろうか? すぐに流れを掴めなければ、あなたはたちまち置き去りにされた。今年、私達はまた同じような道程を進んでいる。 天王星は他の様々な要素と共にインターネットとテクノロジーも支配する惑星だが、彼が担当する時は常に、ノー・ルールが規則だ。 あなたが進むと同時に規則が新たに作られるか、または常に規則に造反する・・・株式市場が今まさに見せているふるまいのように。 もしあなたが、今や投機家が支配している世界で「投資家」たらんと試みているなら、あなたは1990年代初頭にE-Mailアカウントを取って、膨大な急流に追いつくために多大な時間を費やした生真面目な人に似ている。

      休日で短縮された先週、ダウ・ジョーンズは火曜に125ポイント下落、水曜には225ポイント上昇、雇用統計を控えた木曜は大人しく、そして米国における雇用が * 5月に431,000人増加した事が報じられた金曜、引きつけを起こした。その内411,000人は国勢調査のための臨時雇いであった。市場(ダウ)はオープニング・ベルの直後に意気消沈し、200ポイント下で気絶状態となり、クロージング・ベル後に300ポイント以上の下落で取引を終えた。 牡羊座の天王星・木星ペアは鳴り響くベルが好きだ。 彼らは競争と素早い動きを好む。競争の「ニューエイジ」 ― おそらくは無情な競争となるだろう ― が始まろうとしている。
     
* (ロイターによれば、アナリスト・コンセンサスは513,000人だったそうで、この落差が失望を誘ったとされている。しかしこの数字もどれほど確固たる権威のある数字かというと、アテにならないのは衆知の事実だし、同日のニュースでは「なかなか底堅い」などの「識者の意見」も出てきている。いつものことではないだろうか。 
また、下落のもう一つの要因にハンガリーのデフォルトリスクによる欧州債務問題の再燃があったとされている。これはハンガリー政府の要人発言が元となっているけれど、自国の危機を喧伝するかのような発言には、交替したばかりの前政権がいかに無能であったか、現政権の今後の働きがいかに有効であるかを強調したいという政治的意図も見え隠れするようだ。ハンガリー中銀は同じ日に、ハンガリー経済の内外均衡は大幅に改善したとの見解を発表している。このあたりは全てが闇の中だ。
これから先、欧州懸念にとどまらず様々な行き詰まりが露呈することは確実としても、今表面化するニュースや意見に確実なものは何一つ無いかもしれない。あるのはただ、売り材料と買い材料。けれど現在の惑星の影響下で、多分世界中の指導者達が今後、一昔前なら考えられないような大胆発言または無謀な発言や行動を取る可能性は否めないと思う。
日本を含めて...。)


しかし、いったい何のために彼らは競争しているのだろうか? 
多分、面白半分に。彼らはまもなくこの上下動・前後運動に飽きてくるだろう。そして、山の頂上をめがけて競争を始めるかもしれない。ころげ落ちるスリルを味わいたい、ただそれだけの為に。

      もし出来るなら、ピカピカの真新しいフェラーリにあなたが乗り込む場面を思い描いてみてほしい。 夜の街明かりにきらめいて、あなたは運転席に飛び乗り、エンジンをかけ、アクセルを踏み込む ― 最高速に達するまで。 結局、それが牡羊座の天王星なのだ。速度は重要だ。
と、突然ライトが消え、アクセルがスタックする。スピードが殺されて・・・
     
さて、今やあなたは多分、FRB(連邦準備制度理事会)や他の中央銀行が、この木星・天王星のコンジャンクション(0°)と FRBの始原図における太陽・冥王星のオポジション(180°)とのこれから3ヶ月にわたるT-スクエア形成の影響下、それまで経験したことも見たことも無いような累積債務危機に対処しようと試みる時にどんな感じがするか?を想像できると思う。

国債とドルは、1990年代初頭にニュー・テクノロジーを学ぶことに抵抗した人々と似たタイプの脅かされた投資家達にとっての、いわゆる「安全な避難所」として月まで昇る。 そしてまもなく、10年債利回り3%で、彼らはシェルターを出て株式市場に飛び込んで来るだろう。 しかし、そのカタパルトが作動する前に、ダウ工業平均は9000(か、さらに低いところまで)下落しなければならないだろうか? 多分そうかもしれない。 木星・天王星の影響下では、全てのマーケットがその上昇と(または)下落においておおかたの予想を上回る傾向があるのだ。

       そして国債の金利が突然上昇して(ある時点で確実にそうなるだろう)、価格のダイブが起きる時、その少し後に株式市場に何が起こるだろうか? あなたは短期トレードを学ぶか、もしくは中央銀行やIMFが、次の莫大なローンに拍車をかけ、不換紙幣を爆発的に刷り出す前に、彼らのフェラーリのシステム・チェック(例えば記録されたものの秩序正しさなど)を入念に行うことを願ったほうが良いだろう。 変化は来る。そして監査もやって来るかもしれない。

        先週ワイルドなシーソー・ゲームの様相を呈したのは株式市場だけではなかった。ユーロもまた、2006年春以来初めて1.2000以下に下落した。これは底 ー これからの2ヶ月間に付けるだろうと思われる(多分1.1000〜1.1500) ー に近いかもしれない。そしてこれは、時間的な見地からして米国債とドルが天井に近いかもしれないことを意味する。 しかしこの短期間の間中レースは続行し、市場は非常に速く、非常にシャープな動きを見せるだろう。 これが牡羊座を進行するMr.天王星 ― 今や彼の仲間、*ゼウスと共にある ― の好みにかなったやり方だ。 これはビッグ&ワイルド、そして  ** "Fast and Furious" そのものだ。
 外は暗い。彼らはこんな夜遅くに、自分達が果たして何処に向かおうとしているか、本当に知っているだろうか?
       
*(木星は英語でJupiter、ギリシャ神話のゼウス ― 偉大な力と奔放な性質を兼ね備えた大神の原型と同一視される)

** ("Fast and Furious" 邦題「ワイルドスピード」。2001年、ロブ・コーエン監督の映画で、ロスを舞台に無法ストリート・レーサーの生態と様々な改造車が出てくるカー・アクション&刑事もの。当時そのスピーディな映像が評判を呼び続編も作られた。.....訳注の範囲を超えますが、訳者hiyokaの大好きなB級映画なので一応その雰囲気など・・・^^;
 http://www.youtube.com/watch?v=fNRqTfulceQ




≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は木星が、長く予期されてきたその牡羊座への入場を果たし、天王星との3度あるうち最初のコンジャンクションを形成する。私達は今、牡羊座の体現するテーマに基づき、公式に『新時代』へと入ろうとしている。 と同時に私達は、この信じがたいカーディナル・クライマックスという、2008年に始まり、その影響は2023年まで続く天体現象の、より深い層に入っていくだろう。 しかし、そのピークはちょうど以前のピークが1928年〜1934年であったように、2008年〜2015年となる。 5/28〜29、84年の軌道サイクルを持つ天王星が牡羊座に移行した。 6/6 日曜、木星は新しい黄道帯(牡羊座)の入り口に達するだろう。 そしてその2日後、6/8、木星と天王星は14年周期において3度あるうちの最初のコンジャンクションを形成する。 あなたは奇跡の存在を信じるだろうか? もし信じるとするなら、これはその信念を裏付ける期間となるかもしれない。(9/18、2度目のコンジャンクションが起きる時まで)

        木星と天王星の影響下では、どんな事でも起きうるし、起きる事はおそらく大きいだろう。牡羊座の初期の度数において、新しい日々が始まる・・といった感覚がもたらされるかもしれない。 この時期は多くの活動が見られる期間であり、したがって、物事がより改善されるという希望の時でもある。 木星は原油も司っているので、メキシコ湾ですでに50日近くも続いている致命的な原油漏出を止める解決策が出てくるかもしれない。また、ヨーロッパを苦しめている債務問題をいかに正すかについての、新しくて有効なアイディアが考え出されるのかもしれない。 それは来週には起こらないかもしれないが、かなり近い将来のいつか、現実となる可能性がある。

         木星・天王星の牡羊座入りのみが、起きているサイン・チェンジの全てではない。 月曜には、* 火星がついに獅子座を離れ、クールでクリーンなサイン、乙女座に入場する。これは、冷静で効率的な精神がヨーロッパの債務問題とメキシコ湾の原油漏出災害を解決する道を案出するだろうと考える、もう一つの理由である。 
そして6/10 木曜には、** 水星が(月を伴って)その本来宮である双子座に入場する。それらは2つとも翌11日、火星との***ミュータブル・スクエアを形成する。これはまた一層、「速すぎて木にぶつける」タイプのシグナルだ。 言葉というものは重要である。あなたが議論好きか、または他者を怒らせる危険を冒すのが好きでない限り、自分の考えを(迂闊に口に出さず)良くコントロールするのが一番の道となる。オバマ氏の誕生チャートの月は双子座にあることから、今週後半から、彼の言葉に注意しておくのは興味深いかもしれない。
 
* (東京ローカルタイムでは6/8朝7時半ごろ)
** (東京ローカルタイムでは6/10午後3時頃、但し月は6/11朝7時半ごろ)
*** (ミュータブルサイン/浮動宮同士で形成されるスクエアのこと。融通性、変化、適応性などを示唆すると言われる)



≪ 長期的考察 ≫

         カーディナル・クライマックス。 冥王星はすでに、そして2008年に爆発した「グレート・エコノミック・クライシス」の時からずっと、カーディナル・サインである山羊座に滞在している。 それは2023年までそこにいる。 土星は2009年10月から2010年1月半ばまでの短期間、冥王星とスクエアを形成し、そしてヨーロッパの負債爆発とシンクロしながら、カーディナル・サインである天秤座に滞在した。

2010年7/21、土星は天秤座に戻り、再度その減衰のスクエアを冥王星に対して形成する。それは2012年10/5まで天秤座に滞在する。 そして今、木星と天王星が、カーディナル・サインである牡羊座に入場する。天王星は8/14までそこに残り、その後2011年3/12までの短期間、魚座に戻るだろう。その後牡羊座に2018〜2019まで滞在することになる。 木星の最初の牡羊座訪問も同様に短期だ。これもまた、9/8には魚座に戻り、本格的牡羊座滞在期となる2011年1/22〜6/4が来るまでの間、魚座内をふらふら歩き回る。(魚座的な動きを説明するのにこれ以上の単語はあるだろうか?)

       もしあなたが、沢山の理想を語る言葉や、けして実行されることのないプランの(破られた)約束にウンザリしているなら、大きな驚きを経験するかもしれない。 カーディナル・サインとは活動の周期を意味する。プランは実際に実行される可能性を持つ。それは解決を意味するとは限らない。何故なら、牡羊座においては、何事も正しく賢明に考え出された上の行動ではなく、しばしば衝動的な行動を意味するからだ。

       しかし、市場の人々にとっては、木星と天王星が抽象的で博愛的な思想の遂行をテーマとする魚座にあった時より、はるかに先行きの絵を明確に描けるようになりそうだ。 これら2惑星が魚座にあった時、人々は「誰か」や「何か」を信じたがっていた。彼らは "Wizard of Oz" オズの魔法使い ― 何事も解決してくれそうな政府やリーダーを信じたがっていたのだ。
そして今牡羊座において、人々は * "Wizard of Id" ― 自分達が誰よりも速く素晴らしく物事を解決できると信じる人 ― を見つけるかもしれない。しかしこれは、その人が現実という壁の範囲内で、または実際上可能な事柄のみに着手する時にだけ、成し遂げることが出来る。
言葉は重要である。だが行動は言葉より多くを語るだろう。

* ("Wizard of Id" オズの魔法使いをパロったタイトルのアメリカのニュースペーパー・コミック。Idと呼ばれる中世っぽい王国を舞台にしている。タイトルのIdは、Idiot(間抜け)と、フロイト心理学で人間精神の本能的で初動的な部分を指すId(イド)をかけたものらしい)


それでも、木星・天王星は牡羊座にあり、北半球はそろそろ夏を迎えようとしている。今はワクワクし、楽しんで、旅行をし、沢山の人達に会うべき時間だ。
しかし、ほんの少し、明日のことについて考えてほしい。 あなたがただ内なる衝動のみに基づいて行動するならば、その後遺症はけっして愉快なものにはならないだろう。




訳文ここまで
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