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ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

 

December 24, 2010

フォーキャスト2011の誤記について

わたしのところにも来ましたー『フォーキャスト2011』。

密度の濃い内容なのでサッと読みはとても出来ないのですが、1箇所明かな間違いと思われる箇所がありました。投資日報さんにメールしたところ、やはりチェック漏れだったようです。何か対応していただけるとは思うのですが、なるべく周知を・・とのことだったので、こちらにもちょこっと書いておこうかな・・・と思います。

【P42】
見出し「月のノースノードが牡羊座の0度を横切る」 ×
・これは山羊座の間違いです。牡と山が入れ替わったのかな・・・?

・このページ中、「牡羊座」とあるのは全て「山羊座」が正しいです。

例えば文中、
「また、牡羊座の0度は黄道帯の18.73年サイクルの中で最も重要な度数の1つであり、牡羊座はビジネス及び不動産を支配する」
の部分は

「また、山羊座の0度は月のノースノードが黄道帯を一巡りする18.73年サイクルの内で最も重要な度数の1つである。山羊座はビジネス及び不動産を支配する

ということに。。。

うーん、これきっと、担当者さんもビックリだったのではないでしょうか・・・
たまたま水星逆行真っ只中で最後の追い込み&脱稿だっただろうことを考えると、ムリもない・・・なんてことは、読者としては口がさけても言いませんけど。。(^_^;)
でも、起こるんですよね。水星逆行。何人もの目を通したはずの大書きの書類タイトルが、漢字変換ミスで笑うに笑えないコトになったまま会議で配られた・・とか。
もう、ありえないミスが。。

で、その逆行もあと1週間で終わります。 そして2011年、1/4。今度は日蝕をともなう新月がやってきます。今回、アストロロジー的な新年の始まりはこの時かも。 なにがあろうと落ち着いて対処すればOK!くらいの勢いで、慎重に、そして楽しみつつ・・・過ぎゆく時にありがとうって言いながら、2010年を通過したいなと思います。

Merry Christmas!

hiyoka. (^_^)

INFINITA___探求者の運動場 マタハ 隠れ家

今日はクリスマス・イブですね。
だからってわけでもないけれど、ずっと放ったらかしだった作品サイト『INFINITA』に新しく動画作品をまとめて、3つの部屋を作りました。どれも以前の作品ですが、長い冬の夜に観ていただくにはピッタリかも。。よろしければぜひお越しください。

"INFINITA__A Playground or A Hiding Place for the Spiritual Seekers"

Room I:
お馴染み?の『SAMSALA』—如・色・虚—三部作です。

samsala


Room II:
『jjjjjjjj』  聖書をパタッと開いて偶然指さしたところの言葉。それを現代風の散文詩に超訳して『"J"—Jesus』からの12のメッセージとし、音楽と動画を合わせて三位一体にした作品。メニューから選んだり、オミクジのように" J" から選んでもらったり。自分だけのためにオリジナルの組み合わせを作ってもらったりして遊べます。その瞬間のあなたにピッタリのメッセージがみつかるかも?。。

jjjjjjjj


Room III:
『Meditation TV』
net上の瞑想装置としてつくりました。まだ1つだけ、永遠の曼荼羅を置いてあります。音楽とともに、じっとみつめてみてください。

mandara



どれもアンビエントな感じなので、ちょっと疲れたかなぁ・・・なんて時に、少しでもホッとするひとときを過ごしていただけたら嬉しいです。


hope you'll have a good time!


hiyoka.(^_^)


hiyoka_blue at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(1) お知らせ | 星読み随想

December 20, 2010

○12/21の満月+月蝕 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

12/21 夜 月蝕後の追記を追加しました。


    月蝕は満月の時、太陽光線→地球→月と並んで、ちょうど月が地球の影にスッポリ入ってしまう現象です。けれど全く見えなくなるわけではなく、独特の暗紅色の月を観察することができます。そして2010年12/21は日本でも見ることのできる月蝕=満月。一般に日蝕や月蝕は、それを実際に見ることの出来る地域の人々にとって特に大きな影響をもたらすと言われています。

月蝕って日蝕と比べてちょっと地味な扱いというか、みんなの関心の度合いが低いように思います。けれどアストロロジーの上では同じくらい強力な意味を持っています。 特にネイタルでアングルや主要惑星とコンジャンクション(0°)かオポジション(180°)の場合、その影響は人により、3年から長いケースで6年も続くことがあります。これは一般的に日蝕より長い年月です。 月は太陽のエネルギーを受けとって、その純粋な精神を地上に物質化する役割を持つ天体。 良くも悪くも、人間を人間たらしめているのが月の役割だと言えます。 というわけで、今回の月蝕 — ルナ・ロッサは十分注目に値するのではないでしょうか。さぁ 双子座最終度数での満月+月蝕です・・・それではいってみます!(^_^)

あ、そうそう・・いつも新月のリーディングは太陽と月のもたらす基本テーマから入るのですが、今回は満月。そのベースとなるのは前回の新月のテーマです。満月はその新月の主題がクライマックスに至るとき。 なので、今回のリーディングのベースとなる旋律を知りたい方は、『●12/6の新月』を参照してくださいね。一度読んだけど忘れちゃった・・・なんて方も、ぜひどうぞ。毎回約1ヶ月続く、スルメみたいなリーディングをこころがけています。(^_^;)


月蝕タイムスケジュール

日本標準時 15:32〜19:02ごろまで
【月の出の時刻】
札幌:15:52、仙台:16:09、東京:16:23、京都:16:39、福岡:17:08
那覇:17:36
国立天文台/皆既月食の情報を参考にさせていただきました)

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12_21FM

【満月:太陽 射手座29°20' 月 双子座29°20' 】

    今回の月蝕はいわゆるサウス・ノード・エクリプスと呼ばれるもので、主に魂や感情の深いレベルで何かに気付き、解放していく運動性を持っています。 ちなみに前回の新月のテーマは「過去との再会」でした。もう忘れかけていた過去のしがらみや出来事、それにともなう感情が何かの拍子にフッと蘇る・・・それとどう直面し、対処するのか?という問いかけがありました。 今回の満月・月蝕ではそうしたことが広大な潜在意識の中でさらに強調されそうな雰囲気です。

(但し最終度数での月蝕は強烈ではあるものの、すぐにヴォイドになることから、全ての人が強く感じるということは無いと思います。また精神の深いところに働きかけるエネルギーなので、それと気付かず無意識のまま過ごしてしまう人もいそうです。けれど、影響を受ける人にとってはとても大事なエポックにもなりそうなので、今回はそういう方のためにも、ちょっと掘り下げてみたいと思います。)

FM1
16:43 東の地平線から

この月蝕のテーマは奥深い心の底に横たわる「本当に大切なもの/不必要なもの」をより分け、要らないものをさっさと手放して、本物の自立(社会的にも精神的にも)と自由を目指すことです。それは物・考え・感情・人との関係・・あらゆるジャンルにわたります。人によっては、これから数年をかけての大掃除になることも。

特に双子座最終日、射手座最終日(場合によっては乙女座・魚座最終日)の前後2日以内に生まれた方、また前後2°以内に主要な惑星や感受点のある方は、例えこの期間に何も顕著なことが起こらなかったとしても、後々この度数を主要な惑星が通った時、それとわかる変化を体験するかもしれません。 それが何であれいつであれ、テーマは不変です。全ては自由と成長のために・・・深い自信を身に付けるために・・・です。心のどこかにそっと留めてみてください。


    さて、毎年この時期はクリスマスや忘年会など、ひとの集まる場所に出かけたり接したりが多くなる時期ですね。 ちょうど満月の度数は双子座29°〜30°。この度数は華やかさを持つ反面、おもわぬ落とし穴やちょっと風変わりな出来事に遭遇しやすい性質も隠し持っています。 不用意に動いてオットト・・・とつんのめったり、反対に動きたい時に動けなかったりすることも。この度数は、ひと呼吸置いてひととの接し方を振り返ってみることをあなたに促しています。そして、内面も外面もシンプルに徹することが、なによりもひとを強くすることを暗示しています。

一方、満月の対向に位置する太陽は射手座にあって小惑星パラスとコンジャンクト中。 すぐ隣にはこの月蝕を司る逆行中の水星が、たけなわの中間日を迎えて魚座の木星・天王星ペアとスクエアに・・・。そしてその木星・天王星は乙女座のジュノーとオポジション。これは太陽・水星と絡んだTスクエア、月を含めれば軽いグランドスクエアになります。 さらに少し先の山羊座にはノース・ノード、冥王星が控え、そして火星は今回の満月図のディセンダント(DC)にどっかり乗ったカタチに....。うーん、天上はなんて賑やかなんでしょう。。

FM2
17:13 皆既月食 東の地平線からオリオンの紅い星、ベテルギウスが・・


ではまず水星逆行時に起こりやすいことのおさらいを!
勘違い、誤解、コミュニケーションの不調、書き間違いやタイプミス、通信の遅れ、郵便事故、交通事故、車の故障、電子機器の狂いや故障、相場の転換、注文ミス、理解力不足、敏捷さが損なわれる、時間に遅れる・・などなど、要注意です。


この時期は心の中に、ひとと接したい・触れあいたいという願望と、なるべくなら1人でいたい・そっと静かにしていたいという願望の両方が存在する、ちょっと複雑な心境になるかもしれません。 あるいは、心は内省的な方向に向かっていていわれのない無力感にさいなまれているのに、他の人と話す時はいつになく積極的・アグレッシブになりやすく、コントロールがうまくいかない・・・なんてこともありそうです。 左脳が思うように働かず、歯止めが利かなくなる人や、またいつになく皮肉っぽくなる人も。

今は「口は災いの元」になりやすい時期です。職場、友人同士、家族やパートナーとのやり取りの中で、何気ない一言やよかれと思った言葉が相手を怒らせたり、引かせてしまったり。。もしかして、気が付くとブツブツ文句を言ってる・・なんて人も? いつもは慎重な人でも、水星が逆行中の月蝕では、普段はフタをしている筈の無意識の願望が抑えきれず、放言チックな言動も目立ってきます。

FM3
17:33 皆既月食 ベテルギウス、アルデバラン、カペラに囲まれた暗く紅い月

自分にとって正しいことが他の人にとってもそうだとは限りません。今の時期は「正しいこと」を伝えようとして過度に防衛的になり、結果的に争いに身を投じたりするようなことも起こりがちなエネルギー。 ヘタすると一種のパワーゲームになりかねません。主義主張を声高に論じるのも少し控え、何か言うべきときは、ちょっぴりユーモアと優しさを意識してみてください。自分も周りのひとも共に笑ってリラックス出来たなら、突風に巻き込まれることもなく楽しく過ごすことが出来そうです。

今回太陽に寄り添う小惑星パラスは鎧に身を包んだ戦士の女神です。社会を乱す者には断固闘いを挑みます。けれど彼女はただ真正面から闘うだけではありません。彼女は一種「口説き上手」的な政治手腕も備えているんです。それは大切なものを護るための政治力です。こうしたエネルギーをポジティブに使えると、かなりのパワーを与えてくれそうです。

そして、 もし出来ることならこんな事をこころがけてみてください。

   観察者に回ること
     (床が揺れてもヨロケないように、ほんの10cmだけ空中浮揚した感じの目線)
     または
     (人の言葉やふるまいを通して自分との違いを見る→自分を知る・・という感じ)
    世の中の喧噪からは少しだけ離れたところに心の中心を置いてみること
    何か新しいことを始める前にゆっくり考え、自分に栄養を与える時間を持つこと
    始動は早くても1/4の新月あたりから・・・

この期間は自分で感じ取る以上に無意識下の活動が活発になるときです。日照時間も1年のうちで一番短く、ホルモンバランスも崩れがち。気付かないうちにストレスが溜まっているかもしれません。季節柄、インフルエンザや胃・腸の不調などに十分注意してくださいね。なるべく日光を浴びること、歩くこと、水分をしっかりとること。質の良い睡眠をとるために寝具に工夫してみるのも良いかもしれません。 また、慣れた方なら禅タイプの瞑想も吉。

FM4
18:02 皆既月食が終わり、左に少し明るい部分が・・


さて、魚座でもうすぐ最後のコンジャンクションに入ろうとしている木星・天王星ペア。彼らとタイトなオポジションを形成中の乙女座のジュノーに目を向けてみましょう。このオポジションは10室・4室で起きています。 この綱引きからは「変化」と「継続」とが、互いに反発しあいながらダイナミックにエネルギー交換している様子が感じ取れます。全体の向上を目指して変化を求める「社会」と、ひたすら秩序と平穏を求める「家庭」。 また、1人の人間にとっては理想を求めてインスピレーションの赴くままに「外界」に働きかけようとする冒険心と、このまま慣れた安全な場所や習慣に居続けたいと願う「内なる世界」の葛藤でもあります。 

けれど人によって大なり小なり、最終的に変化は起きるでしょう。捨てるべきものは手放して行かないと、前に進めなくなるからです。そしてこの場合、もしそれが最初のうちは自分にとって良くないことのように見えたとしても、結局後になって振り返ってみると、起こるべくして起こったこと・・・しかもとてもラッキーな変化だったことを感じられるのではないかと思います。 こういうエネルギーには抵抗すればするほど、成長を止めるような物事や逃避的な習慣に依存してしまう可能性も。そうなれば愛情問題や金銭面でのサバイバルも浮かび上がってきそうです。

この変化をうまく乗り切るコツは?  ありきたりだけど、意外と難しいこと。でも常に心の片隅に刻んでおいて、時々確かめてみるといいこと・・・・

    もう一度、手垢の付いてしまった言葉「愛」って何なのか?について考えてみること
   感じることを怖れないこと、トラウマをみつめる勇気
    与えること、与えられること。それを許すこと
    思考力を高める訓練
    自分が実は思っていたより強いんだ・・と知ること
    最後まであきらめないこと


もしあなたが今回の月蝕・紅い月をその目で見られたなら....

その時、心の中で「要らないものよ、サヨナラ!今まで本当にありがとう。残ってくれたものよ、ありがとう。これからもヨロシク!」・・・・・・・的なことを、あなただけの言葉でそっと唱えてみてください。 ミュータブル・サイン双子座最終度数の月蝕は、きっとこれから先、あなたに色々なカタチで応えてくれることでしょう。

FM5
19:01 双子もすっかり姿を現しいつもの月夜に・・・Good Bye Eclipese!


12/21夜 追記
雲に包まれた月蝕の終わりを待っていたように、こちらでは大雨になってしまいました。運良く肉眼で見られた方はいらっしゃるでしょうか?

ちょうど皆既月食の時間帯、前後の月・太陽にフォーカスして瞑想してみたのですが・・・JSTでのジャスト満月時あたりに深く入り、太陽ロゴスの方に引っ張られるような・・というかとても強烈でたぶん受けきれないだろうという感じ。そしてLMTでのジャスト満月時頃には輝く紫の踊る光が果てしなく細部までクリアに見えてとても奇麗でした。このJSTとLMTの味わいの違いがとても興味深く感じました。2つのチャートが提示するものの違いを理解するヒントになるのかもしれません。

また、月蝕の始まる少し前から何かしきりと洗い流されるような感覚を覚えました。そして皆既月食中はとても体が軽い感じ。これはヴォイドの時と似た感覚です。終わると少し密度感が戻ってくるようです。そして何かがはっきりと終わっていき、新しい物事がクリアに見えてくる前にいったん透明になっているという感じがします。

こうした事はネイタルの惑星配置にもよるし、一瞬の過ぎゆく風景でもあります。でも、感受したエネルギーを、自分のフィルタを通した個の「神話」としてどんなふうに織り上げていくのか?は、ことばを超えた世界も含めた自分という存在の「今」を映す、良い鏡なのかもしれません。これってとてもとても個的な感覚ではありますが...パーソナルな星読みの解釈を相互に補完するツールとしても捉えています。

皆さんはこの月蝕、どんな味わいだったでしょう?  もしフォーカスしてみた方がいらしたら、ネイタルやトランシット、そしてイベントチャートetc.を見ながら思索してみると、なにか面白い発見があるかもしれません。。


今回も長い記事を読んでくださって、ありがとうございました。
Good Luck to All of You !!



hiyoka.(^_^)

December 19, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 12/20

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年12月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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ホリデイ・シーズンのため、次の2回のコラムは短いものになるそうです。
12/21 ICEの訳を「インターコンチネンタル取引所」に訂正しました。


≪ 先週を振り返って ≫

    水星が逆行し、クリスマスのホリデイシーズンが近付く中、金曜のメジャーSQや木星・天王星への太陽のハードアスペクトさえもが、株式市場の方向性に特段の意味を与えるような衝撃を加えることはできなかった。殆どの市場の動きは驚くほど小さかった。これは珍しい事だ。何故なら、木星・天王星に関わるトランシットは、特に太陽が拡大を意味するサイン射手座にある時、非常にしばしば大きな価格変動を生み出すからだ。

    先週、世界のいくつかの株式指数は数ヶ月または数年来の新高値をつけた。ドイツのDAX、FTSE、ナスダック総合、そしてダウ工業平均だ。だがそれらは上昇を最後まで持続したわけではない。その他の市場は例えば香港のハンセンやブラジルのボベスパのように、数ヶ月来の新安値へとわずかに下落した。しかしそれらも急激な下落というわけではなかった。換言すれば、こうした新高値や新安値へのブレークアウトはそれほど印象的なものではなく、その事自体が水星逆行の重要な特性の1つを際立たせたと言える。すなわち、市場はしばしば重要なサポートやレジスタンスラインを突破する。しかしながら、正当な「ブレイクアウト」となるかわりに、しばしばこうした市場の動きはヒューッと勢いを失い、そして「フェイクアウト(肩すかし/騙し)」になってしまう。特に今、この水星逆行期の中間部にさしかかっていることから考えて、またもやこうした状況が起きているのかもしれない。

    金と銀は週の初めは強気の再来を試みたが、それらも12/14火曜以降は尻すぼみに終わった。どちらも年初来高値には届かなかった。米ドルに対する外国通貨も原油市場と同様、状況は似たようなものだった。新高値も無ければ新安値も無い。結局のところ、先週は多くの社会的・政治的議論がわき起こったものの、それによって市場に目立つ動きは殆ど無かったと言える。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    まるで市場は冬眠でもしているかのように見えるかもしれない。だがジオコズミックな活動の状況は静謐からは程遠いものがある。たぶんジオコズミックな活動と人間の行動との関係は、天上の矛盾・対立する様々な力と地上における幾多のメッセージを反映したものだと言えるだろう。

    12/20月曜は、水星の逆行時間帯12/10~30のちょうど中間点にあたる。これは、逆行の開始時点周辺で市場が反応しなかった場合にトレンド反転が起きやすいポイントだ。この一週間、ただひたすら上昇し続けるか又は下げ続けた市場があるだろうか? まぁイエスだ。米国、ドイツ、そしてイギリスの株式市場がスローペースで騰げ続けたと言える。この水星逆行の中間点を鑑みれば、それらは今や下落の準備万端といったところかもしれない。一方、香港とブラジルの株式市場は下げ続けていた。これらは反騰の用意が出来ていそうだ。これらの市場は皆相互関連しているのだから、これは馬鹿な話に聞こえるかもしれない。だが水星逆行はそんな事にはおかまいなしだ。 今見ていてもっと面白い市場は債券市場(TノートとTボンド)ではないだろうか。この市場は11月初旬から急激な下落に見舞われている。今これらは突然の反騰への準備が整っていそうだ。12/17金曜、中間点のちょうど1取引日前に、こうした上昇が始まったように思える。

    今週以降、私達の注目の要は1/4に起きる木星・天王星の3度目にして最後のコンジャンクション(0°)となるだろう。 太陽が木星・天王星両惑星をスクエア・アスペクトを通してトランスレートした12/16~18、私達はたった今予測すべき事をチラっと目撃しているかもしれない。即ち、もし水星逆行の中間時点でのトレンド反転が今週起きるとするなら、それはごく短期で終わり、来年の取引初日かそこらにはすでに値が戻っている可能性が高い。そしてその後、もっと長続きのする反転が始まるだろう。


≪ 長期的考察 ≫

    数週間前、私は ICE(Intercontinental Exchange/インターコンチネンタル取引所)に参加するトレーダー達の為に、スペシャルゲスト・スピーカーとして講演した。内容は米ドルの未来についてであり、これは彼らが主に取引している市場の1つだ。 そこで私が米ドル市場の持つサイクルとの相関性からファイナンシャル・アストロロジーを紹介した時、いくつもの真摯な質問を受けた。私は彼らの関心の高さにいささか驚いていた。また彼らは彼らで、質問に対する私の答にかなり驚いていた。それは素晴らしい相互作用だったのだが、今私はこの時出た話題の中から、ひとつ経済とは関係の無い話をあなた方とわかち合いたいと思う。

*)ICE:米国の新興電子取引所。ドル指数や気象指数等、指数取引で実績があ
るとともに、従来の金融及び商品先物の電子取引で世界有数の市場を形成し
ている。


それはベツレヘムの星と関係がある。 そう、私もまったくもって驚いてしまった。私はサイクル理論と米ドル指数について話していた訳だが、彼らは金と乳香と没薬と、そしてイエス・キリストの誕生について知りたがったのだ。そんな訳で、クリスマス・シーズンでもあることから、ここで私が彼らと論じたクリスマスの物語について披露させてほしい。

    聖書によれば、3賢者(アストロロジャー/東方の3博士)はおそらく西方に輝く星を見たのだという。彼らは自身の研究(占星術)によって、これが王の誕生を意味していると信じた。その星は数ヶ月の間姿を消していたが、その後東方に、これまでよりもっと輝きを増して再び現れた。そして彼らはこの星を追ってベツレヘムまで辿り着いたのだ。 ヨーゼフとマリアもまたそこに居た。ヘロデ王によって課された税金を支払わねばならなかったからだ。まあ今の私達もまた同じような問題を抱えている訳だが、それはまた別の話としよう。

    当時空に輝いていた明るい星は十中八九、魚座(Pisces/パイセス)— 魚の形をした星座宮を進行中の木星・土星のコンジャンクションだった筈だ。木星と土星は共に人の目で目視出来る最も遠い惑星であり、18世紀後半に天王星が発見されるまでは、マンデーン(社会)アストロロジャーにとって、最も重要なサイクルを構成する惑星ペアだった。魚座は霊的な事柄、そしてまた救世主や殉教者にさえも関わりを持つ星座宮だ。木星・土星のコンジャンクションはその昔、慎重で分別のある判断、または智恵の原動力であると考えられていた。しかし、そのコンジャンクションが魚座で起きる時、ある者はそれは霊的な智恵と、また霊的世界や(神の)裁きを司るリーダーの誕生に関わるのだと信じている。

    魚座における木星・土星のコンジャンクションは紀元前6年に3回(5/27、9/29、そして12/3)起きている。(Neil F Michelsen著 "Tables of Planetary Phenomena" 1990年, ACS Publications of San Diego, CA参照) 当時ベツレヘムで市民に課税したヘロデ王は紀元前4年に死んでいるので、ナザレのイエスは紀元前4年以降の生まれでないことはかなり確かだと言える。

    しかし、もし魚座の木星と土星が賢者達の追った「輝ける星」を構成したのだとしたら、キリストの誕生はその年のいつ頃だったのだろうか? 出生日が12/25だという考えは忘れて良いし(それが私自身の誕生日だったとしても、だ・・)、多くのアストロロジャーが信じている、イエスが魚座の生まれだという話も捨てて構わない。賢者達がベツレヘムへの長旅の目当てとして追っていけたような「輝ける星」は、太陽が魚座にある時には無かったのだ。

惑星が「輝ける星」になるという事は、それが太陽とオポジション(180°)を形成しているという事だ。それは、1日のうちで最も暗い時間(真夜中)に、太陽とオポジションの位置にある星または惑星が、その星の「最も明るい状態」にある、という事なのだ。太陽が惑星や星の滞在する星座宮と同じか、ごく近い位置にある時、あなたにはそれを見る事が出来ないか、仮に可能だとしても長くは見えないだろう。何故ならその星は太陽と共に昇り、太陽と共に沈むからだ。つまり、紀元前6年にもし木星と土星が魚座の中央から後半部にあったなら、太陽が魚座に対向するサインである乙女座にあった時にこそ、夜空の「輝ける星」として煌めいただろう、という事になる。

これは、イエスの誕生がおそらくは8月、9月または10月(獅子座、乙女座、または天秤座)だった事を示唆している。折しも天秤座は(魚座と並んで)平和・平穏のサインとして知られている。これは「やすらぎの王子」として知られている歴史上の人物にとっては相応しいかもしれない。

    さて、その木星と土星が魚座でしょっちゅうコンジャンクトするなどとあなたが思わないように、もう一度考えてみよう。 木星・土星が同じ エレメントの星座宮でコンジャンクションを形成するのに200年を要する。これは、この両惑星の(魚座と同じエレメントである)水のサインでのコンジャンクションが、その200年を4回経過して一巡りとなることを意味する。一度木星・土星が水のサインを抜ければ、この両惑星のコンジャンクションはおよそ600~800年間は再び同じ場所に戻ってくることが無い。紀元前6年を例にとれば、木星・土星ペアはその後729年~848年にそれぞれ別個のコンジャンクションが3回、その後は1464年と1643年の間に4回起きるまで、二度と魚座に帰ってくることはなかった。私達がこうしたアストロロジカルな力学に基づいて、次代の霊的な救世主の可能性を得るには、もうあと2世紀ほど待たねばならないだろう。

*) エレメント:アストロロジーでは黄道12宮を地・水・火・風の4つの要素に分けてグループごとに特徴となる性質を与えている。地の宮は牡牛座・乙女座・山羊座、水の宮は蟹座・蠍座・魚座、火の宮は牡羊座、獅子座、射手座、風の宮は双子座・天秤座・水瓶座。

    この話がいったいどうファイナンシャル・アストロロジーや今日の市場と関係があるのかって? いや、別に。。とはいえ、いずれにしても今ホリデイ・シーズンを直近に控え、市場ではそれほど大きな事は起きていないのも確かだ。したがって、これは私に、歴史上最も有名なアストロロジャー達:3賢者(メルキオール、ガスパール、そしてバルタザール)と、彼らが王の印として追った星(木星・土星)、そしてこうした要素が生み出した文明の道程についての物語をあなたに語る機会を与えてくれた。 のみならずこれは、ICEに参加した米ドル指数のトレーダー達が知りたがっていた事でもあるのだ。

どうか皆さん楽しく素晴らしいホリデイ・シーズンを!





訳文ここまで
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2010xmas





December 12, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 12/13

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年12月13日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    もし先週世界の株式市場を見回したなら、あなたは「ああ水星逆行だな」と感じただろう。事実、天王星はその逆行運動を先週終え、そして水星が12/10金曜、その3回目の逆行を開始した。ひとりファイナンシャル・アストロロジャーのみが先週、世界の株式市場で繰りひろげられた葛藤を正しく理解できることだろう。

    ヨーロッパでは、ドイツのDAXが2008年6月以来初めて7000以上で取引された。ロシアのMICEXもまた2年来の新高値まで昇りつめた。オランダのAEX、英国のFTSE、そしてチューリヒのAMIもまたしっかりした上昇を見せたが、一ヶ月前の高値さえも抜くことはなかった。従って私達は、ジオコズミックな観点から反転を示唆する重要な週に、ヨーロッパ圏の株式市場における異市場間弱気ダイバージェンスが始まった事を見て取れる。

    しかしながら、多くのアジア諸国では全く状況が違っていた。香港ハンセンとインドのニフティは先週ずっと下がり続け、ここ2ヶ月来の最安値水準に近付いていた。だが日本の日経は上昇し続け、2010年5月以来の最高値レベルまで達した。オーストラリアのオールオーディナリーズもまた上昇したが、11月の高値には届かなかった。

    アメリカ大陸でも似たような様相を呈していた。アルゼンチンではメルバルが史上最高値をつけた。もしあなたがバブルの典型を見たいと思うなら、メルバルの日足チャートを一瞥すればいい。ナスダック総合もまた急激な上昇を見せ、2008年6月以来の最高値水準まで昇りつめた。しかしダウ工業平均は11月の高値を抜けず、ブラジルのボベスパに至ってはインフレと金利上昇が経済を行き詰まらせ始めると共に急激な下落に見舞われ、ここ3ヶ月来の安値を試すこととなった。これは中国とインドに示現しつつある現象と似たようなものだ。ブレーキとなったのはロシアを除いたBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)だ。こうした状況はあなたのすぐ側にも、まもなくやって来るかもしれない。

    それでは、一体どうやって株式市場におけるこのように多様なふるまいを整理することができるだろうか?もしあなたがファイナンシャル・アストロロジーを学んでいるなら事は簡単だ。天王星が強い時(実際に今そうだが)、追随者は居ない。居るのはリーダーだけだ。誰もが思い思いの方向に向かい、足並みが揃わない。ある市場は抵抗ラインを突破し、他の市場はサポートラインを割り、そしてそれでもまた他の市場は反騰する。反騰について言うなら、先週の貴金属市場にもまたそれが起きていた。金は12/7に1430以上と史上最高値をつけ、そして銀は3075まで騰がって30年来の新高値をつけた。しかしその後、全ての主要なジオコズミック・サインの中間期に、そして火星が射手座から山羊座に移行すると共に、貴金属と原油は反転し、急激に下落した。結局のところ、先週はファイナンシャル・アストロロジャーにとっては思う通りの週であったが、安定して一貫性のある市場を好む人にとっては、おそらく良い週ではなかったろう。これが天王星のやり方なのだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

    さぁ水星のターンだ。おっと!ヤツはまたもや後ずさりか! その通り。このトリックスターは12/10〜30まで今後3週間にわたる逆行運動を開始することにより、再び惑星位相の中で目立つ存在に返り咲こうとしている。通常、この時間帯は誰もがいったい何について決めたり評決しようとしているかについて、明確な理解を欠いたまま意志決定が下されがちだ。大体においてこのような決定は、後にそれが正確なところどんな内容を含んでいるかが明らかにされた暁には変更を余儀なくされるだろう。 

そして予想どおりの流儀にのっとり、米国議会は再び重要な法案(ブッシュ減税を中・低所得者層のみならず富裕層に対しても継続することをメインとする包括的経済対策法案)について合意に達する試みを水星逆行まで持ち越した。この法案で提案されている事柄の全てを気に入る人間は誰もいないことについて、私達は驚いてしかるべきだろうか? 多数の議員が大統領に楯突くと脅していることは驚きだろうか? (だが今回与党に楯突いているのは大統領の側なのだが)  この時期はオバマ大統領にとって生易しい状況ではない。

さてここで再び喚起されるのは、彼の誕生日(8/4)が去年のカーディナル・クライマックスの真っ只中であったことだ。アストロロジーの研究によれば、これは彼の2010年を予測するソーラーリターンが、火星、木星、土星、天王星、そして冥王星の間に形成された、あのとてつもないTスクエアで構成されていたという事を意味する。それは「チェンジ」を大統領選のキャンペーン・テーマに掲げたオバマ氏にとって、自分自身にそのテーマが降りかかってくる年を約束するものだった。そして勿論、宇宙は11月初旬の中間選挙の時、それをあからさまな形で彼に届けた。彼が『あなた方が信じることの出来る変化— change you can believe in. —』を約束した時、こんな事が自分の身に起きるなどとは思わなかったろう。 彼が税金問題を軸にすえて立ち回ろうとするにつれて、今や彼は、あまりにも早く乙女座—天秤座の土星に代表される階級間闘争の戦いをあきらめてしまったと言い立てる、彼自身のリベラルな支持層からの怒りを駆り立てている。今彼は新たな戦いに直面しているのだ。

    さて、来るべき週の市場に話を戻そう。この月曜、火星が山羊座の冥王星にコンジャンクト(0°)する。火星と冥王星は支配権をめぐる力の闘争を表している。勿論、これは軍事的な側面だけではなく、人生のあらゆる局面に当てはめることができるものだ。これは政府にも言える事で、オバマ氏が自分自身を選んだ有権者との関係の中に見出しているものだ。今週後半(12/16〜18)、射手座を進行中の太陽は魚座でコンジャンクト中の木星・天王星組とのスクエア形成に入る。通常、この位相は金融市場における急激な価格変動と連動しやすい。またこれは地震やテロリスト活動と連動する可能性もある。射手座と魚座は両方とも原油に関連することから、原油価格の動向にも注意してほしい。

    水星の逆行に加えて、太陽が木星と天王星の両方と*1ミュータブル・サイン同士でスクエアとなることから、今週はクレイジーな週となりやすい。これは超短期のトレーダーには天国だが、ストップロス・オーダーによってリスクを回避しようとするポジション・トレーダーにとっては多分地獄となるかもしれない。要するに、今週と来週始めごろの時間帯は、ある程度異常で奇妙で珍しい様相を呈しやすいという事なのだ。この期間は論争からは身を引いていたほうが良い。何故なら、もしあなたの気が確かであれば、いきなり出くわしそうな他者のばかげた行動には絶対に対処できないだろうからだ。議会を観察しているといい。議員達はその目にあの「狂人のギラつき」を宿すだろう。距離を置いたほうが利口だ。もしあなたが平穏を望むなら、あなたは自分自身の内面をみつめなければならないだろう。思索だ。平穏は「外の世界」には存在しない。


*)ソーラーリターン:年に1度、太陽がその人の誕生時の位置に戻ってくる。アストロロジーの世界では、その後1年間にその人が受けるエネルギーの様相(その人に起こるであろう事象)を予測する為に、太陽が戻った瞬間の日時に基づいて作成されたホロスコープを使う。

*1)ミュータブル・サイン:アストロロジーでは黄道12宮を活動宮、不動(固着)宮、柔軟宮と、その性質によって3種類に分類している。そのうちミュータブル・サイン/柔軟宮は順応性はあるものの、不安定で変化しやすいと言われている。


≪ 長期的考察 ≫

    ファイナンシャル・アストロロジャーはカーディナル・クライマックスの只中で「ビッグ・イベント」が何も起こらなかったことに失望する必要はない。このコラムでも何回か触れたように、強力なジオコズミック・パターンは後々大きな結果を生むような重要な決定や政策の発動と一致することが多いのだ。そして今、私達は、それがまさに2010年8/10の量的緩和第二ラウンドに漕ぎ出すという連邦準備制度理事会/FRBの決定だったということを見出している。そしてこの決定に対する「予期せぬ結果」は、長期国債の利回りが下がる代わりに実際上昇しつつある今、徐々に姿を顕し始めている。始まったばかりの連邦による大規模な買い付けにもかかわらず、長期国債のいわゆる「バブル」ははじけるかもしれない。これからどうする? 米国の納税者の金による投資の価値は上がるどころか下がっている。その上、これが抵当金利を低く保つのに役立つというアイディアは実現していない。抵当金利はその代わりにここ何ヶ月もの最高水準まで上がっている。

ウォール・ストリート・ジャーナルがこれについて、金曜の第一面に『Fed債券購入強行 市場は無視』という記事を載せている。

    『連歩準備制度による経済活性化を目的とした6000億ドル規模の債券購入は、史上最も論議を呼んだもののひとつだった・・・この計画を批判する人々は、それが有効かどうかに疑問を持ち、インフレに加えて投機的バブルを煽ることになると警告した。しかしながら、当初の成り行きはまた別の結果を示唆している:この計画は決定者側が必死に追い求めている経済の爆発的成長も、また批判者側が絶叫するほど怖れているインフレーションのどちらも起こさないかもしれない。』


    2010年を振り返る時、経済史の学者は間違いなくあの時期 — 2010年8月初旬、カーディナル・クライマックスというアストロロジーにおけるピーク期 — を、2010年後半から2011年のかなりの時期、そしてそれ以後までも、米国のみならず世界の経済や通貨市場に多大な影響を及ぼした重要な意志決定がなされた時期として重点的に取り扱うだろうと私は考える。私はまたこうも考える。やがては、それはまた更なる資産、特に株式市場のインフレを、2011年3月以降一層刺激した要因として認識されるのではないかと。

    だがここでファイナンシャル・アストロロジャーが刮目すべきキーポイントとは、おそらく、これまでの銀行業の — そして確実にFRBの — 史上最も重要な決定のひとつが下された時期が、カーディナル・クライマックスのちょうど最高潮の時点であったという事だ。牡羊座の初期度数にあった木星・天王星が、FRB始原図の太陽・冥王星のオポジション(180°)ペアにTスクエアを形成した時、問題はFRBが当時の彼ら自身の判断を過大評価するだろうという事だった。彼らの『何もしないよりはむしろ何かした方がいい』という決断には『予期せぬ結果』が待っているだろう。彼らは、自身の決定が長期金利を低下させ、住宅市場の反騰をサポートすると予想した。その代わりに、住宅市場は彼らの予想通りの低い金利ではなく、上昇した金利によって、今にも再び失速しようとしているように見える。

    金融市場に関する限りにおいては、あのQE2決定の期間は4ヶ月に及ぶ世界の株式市場の不振を早々に終わらせ、その後新しい強気市場の始まりの後押しとなった。2011年3月、木星・天王星の両惑星は共に牡羊座に帰還し、それに続き3月の最終週に3度目にして最後の木星・土星のオポジションが形成される。それにより私達は、5月下旬か6月あたりまで続く、株式市場のさらなる爆発的上昇期を見る事になるかもしれない。もっとも、問題は、株式市場にとってのこの朗報は、経済や住宅市場にとっても同等の朗報というわけではない、という事だ。私達は、カーディナル・クライマックスとして知られるこの橋門を漂流し続けている。それは少なくとも2015年まで、そしておそらくはこの新たな10年間の殆どの間続くことになる。私達がこの門の反対側から出てくる時、様々な事物は異なったものになっているだろう。

しかし私達はすでにそれを知っている。何故なら私達は2008年以来、その「変化 — Change」を経験し続けているからだ。覚えておられるだろうか? 私達は2008年、「変化」に投票したのだ。そして2010年にもまたそうした。そしてまた2012年にも再びそれと同じ事をするだろう。






訳文ここまで
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