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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

February 25, 2010

t海王星とtカイロンがAscと出会うとき

深夜、むしょうに外の空気を吸いたくなることがある。
部屋の枠組が息苦しくなってくるのだ。

散歩に出たある晩、舗道を歩いている時、突然意識が冴え冴えとした。高速で振動する粒子がどこからか飛来して意識の体にぶつかり、その衝撃波が深層意識を揺さぶって、遠い記憶が呼び覚まされる、そんな不思議な感覚だった。
そして、あぁ、この人生でもそうなんだ。信頼する相手を裏切らずに生ききれるのかどうか、試されているんだ。はっきりとそう理解した。
迷いや曇りは一切なかった。何の感情もわかず、ただそうなんだとわかった。

裏切りの物語。あらすじはこんなところだ。
あなたのこと本当にすごく大切に思っている。でも抜き差しならない事情でどうしても一緒にいることができなくなりました。ごめんなさい。本当は絶対に別れたくない。でも現実の状況は一緒にいることを許してくれないのです。私に非はない。もちろん相手にも。

まあ、なんて都合のいい理由。不本意にも関係が壊れるのだという大義名分ができる。現実から体よく逃げ出すのにもってこい。得意のパターンだ。
人と正面から向き合うことに本能的な恐れがあるから、いつもどこか腰が引けている。つまり無意識ではいつでも逃げ出せる用意をしているということだ。けれども当の私自身は無自覚なのだから、起こってくる出来事は不可抗力っぽく見える。
なぜいつもこんなことが起こるの?と辛い。明らかな原因が自分にあるのに自覚できないゆえに釈然としない。原因をつくっている本人が心当たりがないと思いこんでいるのだから、相手だってそうなのだと受け取る。でも、相手にも何か釈然としない想いは残る。そうして心に澱が沈んでいくのだと思う。

この仕組みが認識されない限り、相手と舞台を変えて同じ物語を繰り返すことになるのだ。位相は同じ。その表層をなぞるように別の地点にスライドしているだけ。本質的には何も変わっていない。結局、同じ結末を迎える。釈然としないまま、また別の地点へスライドする・・・。
過去生の人格たちはそんなことを繰り返してきたのかもしれない。未解決だから今があるわけだ。この人生だって何らかの悔いを残して逝くのであれば、次の人生の人格も同じ物語を繰り返していくことになるのだろう。

ループするだけの人生は終わらせたい。けど、人は深い層の意識をそう簡単に変えることができない。ニューエイジが説く「愛」や「ポジティブ」で解決できるほど人間の深層は甘くはないのだ。
人を恐れる気持ちは自分を守ろうとする本能から生じている。なぜ守ろうとするのか。無防備な状態で命か精神を脅かされた記憶があるから。二度と同じ目に遭いたくないというほどの衝撃的な記憶。それは傷となって意識の深層にとどまっている。いつの時代のものかはわからない。複合的な要因のかたまりだろう。ひょっとすると人間ではない時代の恐れも混在するかもしれない。

唯一の手だてはこうだ。意識を掘り起こし深層に分け入る。あたりまえだけど何が出てくるかわからない。見たものから目を逸らさず、痛みを感じたらそのまま感じる。ありのままの自分を受け入れる第一歩はこういうこと。それは自分を癒やす自然治癒力が目覚める第一歩でもある。自分を受け入れる=自分を許すことで癒えるという仕組み。
かなり辛い経験になることもある。だって見たくないものだし、苦しいし、辛いし、痛いし・・・。でも他に手はない。本当に変わりたいのなら自分の深層にダイブする死闘を覚悟せよ、だ。そりゃもう、むちゃくちゃ怖いです。

ほとんどの人は意識の奥深くに傷を抱えている。抱えていても気づかないまま(いや、もしかしたら気づかないフリをして)生きていこうとしている。傷の原因も傷がもたらす苦しさも人によって様々。体を張って頑張って日々生きているつもりが、じつは「苦を耽溺している」に過ぎないというトリッキーな生き方になっていることさえあるのだ。(これは体験談だけど....)

人間ってこういう経験をして自分を許す=自分で自分を癒やすために、いろいろな人と関わったり出来事に遭遇している側面もある。なんて健気なんだろう人間って、とその一員として思う。

この世はクロー(苦労)するために生まれてくるところ。それを承知の上で生きていくんだよ。かつて「h」はそう言った。

まだまだ見たくない傷を見たり、痛みを感じたり、そのまま受け入れたりすることになるかもしれない。さあ、覚悟はいいかな?とこころに聞いてみると、なんだか体がこわばってきた。
まぁ、そう気張りなさんな。そんな声も湧いてくる。転んだら起き上がってホコリを払い、また歩き出せばいいじゃない・・・ってね。

現在進行形の惑星たちは、わたしという小宇宙の闇に沈む意識を次々と浮上させる。でもこれは幻想の遊戯。人間を媒体にして何か見えない大きなものが遊戯を楽しんでいるんだ。そういう目で自分やこの世のことを眺められたら、世界はちょっと変わるだろう。


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海王星:魚座の支配星。神秘、至福、一体感、夢、隠遁、犠牲、欺瞞、混乱、カオスなどのキーワードで語られる。
カイロン(キロン):土星(一説には木星)と天王星の間にある小惑星。占星学では生まれた位置のカイロンは傷つく人、傷を示す。進行するカイロンは傷の浮上を促すという説がある。
Asc:占星学でアイデンティティを示す感受点

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February 22, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン

レイモンド・メリマン・コラム  2010年2月22日(フリー版より)
翻訳: hiyoka
自身の学習のための翻訳文なので、細かい部分に知識不足による誤訳の可能性があるかもしれません。文章もこなれていませんが原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。また間違いなどありましたらご指摘いただけると嬉しいです。
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《前回コメントの検証と今後の展望》

世界の株価指数は前週の安値の後、先週殆どの日に上昇した。しかしその上昇度は2/5-9に付けた安値がプライマリー・サイクル又はより長期のサイクルの底であると証明するにはまだ十分とはいえない。一方、もしこの調子があと2週間続くなら、それは2月の安値がプライマリーのボトムであるだけでなく、50週サイクルの底でもあることを確認できるだろう。従って株価指数は今非常に重要な局面に来ている。

 
アジア太平洋岸地域では上昇はマチマチだった。インドのニフティと香港ハンセンの上昇は前週から先週水曜2/17まで持続した。オーストラリアでは先週木曜に週高値を付けた。日本では日経225が金曜に週トップを付け、その後Fedの公定歩合引き上げ発表に伴い、引けまで売られ続けた。

ヨーロッパでは週内総じて株式市場に強気が見られた。主要4市場の指標は19日金曜に高値を付けた。


アメリカ大陸ではダウ平均、ナスダック、そしてブラジルのボヴェスパが金曜に週高値を付けた。アルゼンチンのメルヴァルは木曜が高値だった。これらの市場の上昇がすでに完了したと示唆する徴候はまだ無い。実際、金星と太陽の、木星・海王星の先頃の合に対するトランスレーションは、今週全般にわたってその力を及ぼす。前回論じたように、これらのトランスレーションは2/8~28まで効力を持続する。

 

原油(*魚座木星関連)は株に連動して上昇した。前の週には69.50まで落ち、先週は79.95まで戻している。金・銀もまた前週の安値からリバウンドした。金は週高値を水曜に付けたが銀は上昇を続け、金曜に高値を取っている。しかしながら、通貨はドルに対しては芳しくなかった。 例えばユーロは金曜の日中(米時間)1.3500以下で取引されていた。

 

貴金属類と通貨(対ドル)は互いに連動しがちな為、この動きは極めて稀なことである。
しかし現在、この二つにデカップリングが進行している。金と銀の価格は全ての通貨に対して上昇しており、これは世界中の投資家がより多くの金・銀を要求するような「何か」が、地政学的な側面で起きていることを示唆している。それはもしかしたらイランの核開発の進展に関与する事柄かもしれない。

 

(*原油は魚座進行の木星が支配する商品ではあるが、木星エネルギー[膨張・増幅]の影響が増産傾向に働いた場合、価格上昇より下落を引き起こす場合もあるとのこと)


《短期ジオコズミクス》

先週の各株式指標の上げは、金融アストロロジー的見地から見れば何も驚くことではなかった。前回論じたように、最初に金星、次に太陽が海王星及び木星に合となる2月のジオコズミックサインは極めて良好だったからだ。 これらの「ソフト・アスペクト」は太陽が2/28に年1回の木星との合を果たすことにより、今週も形成される。そして3日後の3/3に金星は天王星に合となる。これは株式市場関連ではより強力なサインである。事実上、金星と太陽はこれから土星/天王星へのトランスレーションを開始する。これらのトランスレーションは3/3~21まで効力を持つだろう。もしこの複合エネルギーに冥王星のスクエアを加味するなら、これは3/25まで続くことになる。

 

従って3/3~25の期間は、2/8~28の期間とは全く異なる焦点を持ち、市場パフォーマンスも違ったものになることが予期される。

 

2月期は株価にとって良好な期間であったが、多分3月期の時間帯は、より激しく心休まらぬ時期となるだろう。結局、2月は熱狂的で先への希望に彩られた木星/海王星のダイナミズムが強調された。そして3月期は希望的観測とは打って変わり、負債・税金・そして「予期せぬ出来事」に強い関わりを持つ、土星/天王星/冥王星のエネルギーにハイライトが当たる。

 

「予期せぬ出来事」については、自然災害 ー 烈風、雷雨、さらに地震や火山噴火まで含む、多くの事件があるかもしれない。これはこの新春相場において最も強力なジオコズミック・サインのコンビネーションとなるだろう。


《長期的展望》

(*)私は先週のコラムにおいてFRB(連邦準備制度理事会)をサポートするコメントをしたことにより何通かのメールを読者より頂いた。

私自身はベン・バーナンキのリーダーシップを推してはいるが、FRBを特に強くサポートしてる訳ではない。実のところ誰が(又はどんな組織が)米国のマネーを管理しようがそれは私自身にとってそれほど重要ではなく、その責任者にブレが無く正直であるかどうかが重要問題なのだ。

しかし私はホワイトハウスや議会など公選職の管理下にある人間が、アメリカ国民に対し、その間に内在する利害の対立・葛藤から自由でいられるとは想像しにくい。公選職にある人々は、自らの再選に有利な決定をしたり、中央銀行に対してそうした決定の要求をしがちだ。 そしてそれは必ずしも常に、長期的展望に基づく国の利益やその経済にとってベストな決定であるとは限らない。例えば金利を上げることが人気取りになることはめったに無く、金利引き上げへの支持を表明する政治家はほんのわずかである。

 

(* 前回のコラムでは再選されたバーナンキ議長の問題はまだ終わっていないと指摘。FRB始原図におけるハード・アスペクトから、議会との軋轢の激化、主導権争いに負ける可能性をも示唆。ハードさは5月下旬頃、さらに激しくなると予想。またバーナンキ氏についてはインフレ対策でミスを犯す可能性についても論じている。その上で、パーソナル・アストロロジーによる性格分析などから、やはりFRBヘッドの適任者は現議長以外ないのではないかとの意見)

 

しかし国の経済がプレッシャーを受ける時、政治家は常に迅速に中央銀行を糾弾する。FRBは2008年の金融恐慌の時、この10年間の中盤に非常にソフトで緩和的な財政政策を導いてきたことに対して多くの政治家から非難された。しかしそれは、ファニーメイやフレディマックに対する政府自体のズサンな規制政策 ー 即ち銀行によって、多数の人々が購いきれない抵当を入れるというような事態を引き起こすリスクが取られたことを許してきた行為 ー によるものだと主張することも、また簡単なのだ。

 

こうした事を今取り上げるのは非常に重要だ。
何故なら来月 ー そして2011年初頭でさえ、ジオコズミック・サインはこのような問題が再び「爆発する」ことを示唆しているからだ。 FRBは彼らが予測しうる危機のみをコントロール出来るにすぎない。問題は、銀行業の危機が誰一人としてそれが起きると予想していないような所に起きるということだ。(もっとも、誰もが後になってからそれは分かっていた・・と言うのだが)

しかし我々は、特に土星/冥王星サイクルのウェイニング・フェイズにある山羊座の冥王星が、制御しきれない支出とそれに伴う負債爆発に関わる財政危機に関連することを知っている。物事は一時的にバラ色に見えうるが、事実上支出と負債のレベルはけして下がっていないし、負債関連の問題は継続的に銀行や政治家の前に直面すべく立ちはだかるだろう。

 

火星の逆行はまた軍事行動という括りにおいても非常に興味深い。
過去1週間で、米国はアフガン南部における新しい軍事行動イニシアチブに着手した。それに関する最初の報告の数々は、太陽と金星が海王星と木星に進行する動きのもとで期待しうるような、非常に勇気づけられる内容であった。最近のコラムでバラク・オバマは2月にはその人気を盛り返すと述べたがその通りとなっている。

しかしながら火星は逆行中であり、通常これは攻撃者側が予期したものより強硬な抵抗と困難に遭遇することを意味する。火星の逆行の静止から順行への移行(3/10 米時間)に伴い、木星と海王星へのトランジットが終わる時、そして土星/天王星/冥王星へのトランスレーションが始まる時、アフガニスタンにおける展開がどうなっているかを見るのは非常に興味深いことだろう。

 

アフガニスタンへの新規増派が本当に成功するのか、それとももう一つのベトナムの様な状況を迎えるのか、その時我々は理解し始めるだろうと私は思う。また我々はオバマ大統領が真に有能な最高司令官であるかどうかもわかるかもしれない。現時点でそれを判定するのは難しい。新規軍事行動の開始は新月と、速い速度の好ましいトランジットのもとで始まった。それはポジティブな側面だ。しかし同時にそれは、より遅い惑星である火星の逆行のもとに始まってもいた。

これは通常アストロロジャーにとって、新規の軍事行動を開始するのにベストとは言えないタイミングなのだ。

 

これはピース・イニシアチブに着手するのにより良い時期である。そしてもしこの時期に私がオバマ大統領に進言できることがあるとすれば、真にテロの脅威を終わらせたいと願い、テロリズムやテロ活動のスポンサー達に対する強力な連合を形成しうる世界の指導者達が一堂に会するような首脳会談への呼びかけを行うことだろう。

彼にはその能力があるかもしれない。そして私の意見では、こうした事が彼の人生の本来の使命である可能性が高いと思う。しかし彼はそれを一人では出来ないし、twitterを通じて呟いたり、多くの彼のファンの前でテレプロンプターを通じて語ったりしていても出来はしない。ましてや誰かが彼らの平和サミットに招待してくれるのを漫然と待っていてはダメだ。彼自身が呼びかけを開始し、イベントを組織し、個人的な招待によって指導者達を一つにまとめる必要がある。

 

私の意見では、彼は天王星と木星がまだ魚座に位置している間 ー チャンスの窓が開いている間 ー にこれをやり遂げる必要がある。来年になると惑星がこうした行動に向いた配置に来る機会はわずかとなる。

そして、事前にこうした問題への取り組みが行われて同意に至っていない限り、この時期を過ぎると大がかりな争いと戦争の可能性を示唆する「牡羊座の時間」がやってくる。

 

------------以上 訳文終わり---------------

【追記】

※木星が魚座をいったん出るのは6月初旬、9月に再度戻って来る
※天王星は五月末でいったん魚座を出るが、牡羊座0度でステイ、すぐに魚座に戻る

※その他先週のコラムの中での注目点は:

山羊座を進行する冥王星の作用として
・国家の負債を制御できない政府とそのリーダー、人々を犠牲にして利益を得たと考えられるビジネスリーダー、銀行家などに対する風当たりの強化。それらの排除の動き

土星・天王星が乙女座/魚座(健康関連分野)で衝となる時(4月中旬~5月末頃)
・上記に加え健康保険会社の幹部社員への批判と怒りが強まる可能性
・2010年内に議会調査とペナルティが課され、廃業に追い込まれる企業も有り得ると予想

(惑星エネルギーの作用はアメリカに限らないので、この頃日本市場でも魚座・乙女座関連セクター/娯楽・医薬・ヘルスケア・原油関連etc.のいずれかに逆風が吹くようなことが起きるかどうか? も興味深いです)


hiyoka.