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ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

 

August 12, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント8/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年8月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※※※お知らせ※※※

ひとつ前の記事でもお知らせしましたが、このブログはこれから約1ヶ月ほど「夏休み」とさせていただきます。m(_"_)m (その間、もしメリマン・コラムに特に何か気になる情報が含まれていた場合などは、もしかしたら抄訳か簡単なツイートの形でお知らせするかもしれません。)


≪ 先週をふり返って ≫

        “地政学的懸念によってトルコリラが対ドルで記録的な安値に急落したことから金曜の株式市場は下落した... ドナルド・トランプ大統領がトルコからの鉄鋼やアルミニウムに2倍の関税を課すことを認可した後、トルコリラは20%下げた。トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンが国民に対し『枕の下に隠したユーロ、ドル、金をリラに替えて欲しい』と要請した後、トランプはコメントでこれを評し『国内問題でトルコはもがいている』と述べた。”

— Fred Imbert and Alexandra Gibbs
  “Dow Drops 200 Points on Geopolitical Concerns
  as Turkish Lira Plunges”
  www.nbc.com 2018年8月10日付

        8月1日〜7日に発効した火星・木星・天王星の強烈なコンビネーションは、多くの逆行惑星の全てが7月26日以来相場にもたらしてきた値動きの麻痺状態と行き詰まりをついに打破した。8月6日付のコラムで私はこう述べている。

『先週は7月24日から始まり8月9日まで続く天王星シグナルをたっぷり含む宇宙津波の真っ只中だった。そして予測どおり、地政学面・経済面での予期せぬ発表によって一部の市場が突然のトレンドリバーサルを起こした。しかしながら、金融市場の価格動向としては天王星シグナルの束が襲ったにしては爆発的でもドラマチックでもなかった。逆行する惑星の稀にみる数の多さが なにがしかの影響を与えたのかもしれない。』

        結局上記のとおりだったと思う。だが8月1日の火星・天王星スクエア、6日の太陽・木星スクエア、7日の天王星逆行、そして9日の金星・土星スクエアは、世界の多くの株式市場をタイトな価格レンジに抑え込むには強力過ぎた。機が熟す時を待つ何かが存在し、そしてとうとうそれが米国とトルコ間の新たな緊張(とさらなる関税)として形を持つに至った。リラは崩壊し、それにともなってユーロが落ち込み、続いてヨーロッパと米国の株式市場が崩れ落ちた。アジアの市場はそのニュースが流れる前に引けている。

いったん引き金が引かれると投資家は即座に米国債、米ドル、そして金になだれ込んだ。米ドルは年初来の最高値水準まで舞い上がり、米国債はサイクル新高値をつけた。しかしながら金の反騰は、ドルがあまりに強いことから金の先行きにはそう期待出来ないと投資家が気付いたために長くは続かず、当日の引けまでに下げに転じ、銀もこれに従った。他の市場では原油とビットコインが6月以来の最安値水準に落ち込んだが、原油は金曜の安値から見事に跳ね上がっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “米国大統領ドナルド・トランプは金曜、米国とメキシコは貿易交渉で進展をみていると述べ、カナダに対してはオタワで合意に達することが出来なければカナダからの輸入車に追加関税をかけると警告した。『メキシコとの交渉は順調にいっている。自動車産業の労働者と農家は保護されるべきだ。さもなければ合意はない。メキシコの新しい大統領は完璧なジェントルマンだ』トランプはこうツイートした。”

— ロイター
  “Trump Says Progress Made Towards Trade Deal With Mexico,
   But Canada Must Wait” 2018年8月10日付


        8月7日以来、現在は6つの惑星が逆行中だが、金曜に見られた株式市場への下押し圧力が今週も続くという保証はない。水星逆行(7月26日〜8月19日)の特徴の一つとして、支持帯や抵抗帯が突然破られた直後に結局は再び反転するという、投資家がよく言うところの「騙し」が出現しやすいのだ。先週はこれが非常に顕著に顕れた。たとえばダウ工業平均やS&Pの場合、8月7日火曜に新サイクルの高値を突破したが、それはまさに天王星が逆行に転じた日であり、水星逆行の中日でもあった。

全ての株式指数が抵抗帯を次々に破っていくにつれて、2月の崩落以来の高値に向けて皆が上方にブレイクアウトするように見えた。だがそれは長続きせず、週終わりの2日間は激しく下落することになった。水星逆行にともなういつもの典型として、こうした推進力は再び反転するまで1日〜4日の間続くだけだ。そしてそれが、このシグナルの下で新たな中長期のポジションを取るようアドバイスしない理由でもある。強気相場の終焉はすぐそこだとワクワクするにはあまりに早すぎると投資家が気付く、そんなケースが多く見られるからだ。

たとえ十分弱々しく見えてもそれで強気が完全に挫かれたと見るのは尚早だという分析には、他にも考慮すべきジオコズミック要因が二つ含まれる。まず最初に8月9日〜10日の金星・土星スクエアだが、これは後の反騰をともなう株式指数の安値に関連してきた歴史を持つ。次の主要なアスペクトが8月19日の木星・海王星トラインで、同じ日に水星が順行することを考慮するなら、市場が素早く回復すると考えるに足る複数の宇宙的要因があるということだ。

結局のところ、水星は商取引に関連するし、木星は世界貿易を支配する。だから先週終盤にトランプ政権がヨーロッパのパートナー諸国に対する追加関税を切り下げるかもしれないとポジティブなメッセージを出したのも偶然ではない。次に何かあるとすれば8月19日に向けてまたはその後まもなく、中国との不和に関することかもしれない。もう少ししたら木星が射手座入りする(11月8日)こともあり、拘束的な世界貿易がもたらす全ての脅威と怖れが解放されるための宇宙的潜在力はたっぷりある。金曜の崩落の後では、市場はそれを必要としているだろう。

        二番目に考慮すべきジオコズミック要因は、金星が自ら支配する天秤座に入居し、そこに9月9日まで在泊することだ。しばしばこの時期に株は反騰する。例外があるとすれば金星が土星にアスペクトを形成する時だが、先週終盤はまさにその事例だった。しかしながら、天秤座の金星は銀に対しては弱気の関連性も持っている。先週の銀がその顕れで、週の安値近くで引けている。

また金と銀は木星の強力なアスペクトの下でもあまり奮わない。しかも木星は8月19日に海王星との3回目にして最後のビッグアスペクト形成を控えている。木星・海王星トラインと天秤座の金星とのコンビネーションは、前後2週間のうちに示現する重要な安値に関連する可能性を持っている(これについては4週間前に刊行したMMAサイクルズ・リポートの金に関するスペシャル版、および先週の8月号アップデート版を参照いただきたい)。


        今週の私は夏休みを取っているが、デイリー版講読者のためのアップデートは続けるつもりだ。何故なら今後のいくつかのトレード機会は株と貴金属(それに原油)におけるより長期の展望を理解するにあたって非常に重要だと考えているからだ。






訳文ここまで
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August 10, 2018

○8/11の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

お知らせ

  突然ですが8月13日付のメリマンコラムをUPしたら、約1ヶ月ほどこのブログも夏休みをいただくことにしました。といっても7年前の夏休みのときは引っ越しのために全休だったけれど、今回はただ自分にもう少し時間を与えるためのお休みなので、何か急に思い付いたりすれば唐突に記事をUPする...なんてこともあるかもしれません(まだ全然読めずにいます)。 もしそんなことがあれば TwitterやFBでお知らせすると思いますので、良かったら覗いてみてください。m(_"_)m

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  8月11日19:17前後、北海道周辺で 19:21前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は18:58前後、沖縄周辺では18:27前後に獅子座 18°41’で新月(部分日蝕を観測出来る地域はヨーロッパ北部、アジア北部)となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座18°~19°― 発効期:8/11~9/9 】
   "A teacher of chemistry"
化学の教師

   "A houseboat party"
ハウスボート上のパーティ

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては1週間〜数日前から前倒しで感じられると思います。

→★「物事に絶対はない」ことを受け入れていくためのレッスン
→★これが "真実" だという "思い込み" を全く別のアングルから精査する
→★あらゆる種類の "欺瞞" が露呈する流れと覆い隠す流れとのせめぎ合い
→★お仕着せの "べき論" に縛られ窒息しそうな自分の一部を見出し癒やす必要
→★安全のために保護色をまとって周囲に溶け込む機転
→★理路整然と説明のつく人間関係の一方で血の繋がりに感じる
  気安さと反発の不思議さ
→★呼吸に注意し頭を冷やして臨機応変に事に当たる
→★感情の暴発を避けるために「建前」を安全弁にして踏み留まる
→★理由や思惑はどうあれ、それぞれの立場にふさわしい
  「正しいこと」をしなくてはならないという強迫観念
→★自分が自ら参加している人間関係の成り立ち、利害の構造、仕組みを
  大きな枠組みで捉え直す必要
→★熱に駆り立てられた信念の言動が一見おだやかな水面に津波を起こす危険
→★不確実な自分を埋めるために仮面としてのアイデンティティを強化する
→★バラバラに断片化しつつある思考、感情、体感の統合を図る必要
→★気のおけない集まりで交わされる軽い会話の中に潜む大切なヒント
→★休み、眺め、感じるとき と 流れ、動き、働きかけるときを区別する
→★「最悪の事態を避けるための虚構」が社会を支えている事実を見る
→★狭くなる視野、頑なな想い、厳然と立ちはだかる障害
→★「何もしないこと」の中に包み隠された「豊かさ」の価値に気付く
→★物事や思考がひしめき合う中で
  自分の進路(または退路)を瞬時に見定めていく・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『踏みだし、整える。踏みだし、整える』
                    ↓
            今回の新月自己の内部で行うカミングアウト
                    ↓
            次回の満月それぞれの狭き門をくぐり抜ける


2013NMFM


        7月13日から始まった3回の蝕の夏。前回の新月 ― 最初の日蝕のとき、こう書きました。

『この時期 ― 今年の夏 ― は、わたし達それぞれにとって今年中盤の大切なチャレンジの時間帯になるかもしれません。 前回の新月期で集合体としてのわたし達がひとつのゲートをくぐったとすれば、その新しい第一歩がここから始まるからです。

けれどその一歩を踏み出すにあたって、ひとによっては何かを失ったり断ち切られたり、あるいは自ら立ち去ったり終止符を打ったりと、厳しい経験や決断の道を通るひと(またはすでに渦中にあるひと)がいるのではないかと思います。そして、手探りながらもより新しい生き方を求め始めるひとも。ここから先は、紆余曲折。高低差のあるトンネルを疾走していくように感じるひともいるでしょう。あるいは、思うにまかせぬ日々をメランコリックな気分で過ごしていたら、ある日突然これまでとは違うところにいる自分を見出したり...または自分の場所を思い出したり(外界からか?内側からか?)。また、海王星の影響が強ければヒタヒタと滲透するような感じでいつのまにか現実感が薄くなっていき、見えない水の中を泳ぐように生きている自分に気付く。けど突然ステンと転んで「あれ?」となったり。

本当にひとそれぞれ、いろんな体験の仕方があると思います。けれどたったひとつ言えるとしたら、もう後ろはふり返れないかも...ってことかな。たとえ後ずさりしているつもりでも。』


partial-solar-eclipse


        そして、もうあと少ししたら... とうとうこの夏最後の部分日蝕がやってきます。といっても日本では土曜の夕刻で、今回も太陽は西の空に沈んだ後です。見ることの出来ない部分食ということで、日蝕といってもあまりピンとは来ないかもしれません。けれどこの最後の蝕は、地味ながらわたし達それぞれにとって大きな意味のある「分岐点」の役割を果たすかもしれません。特にこの夏に入ってから苦しい思いをしてきたひと、環境や状況が一変したひと。あるいは仕事、家庭、恋愛など様々な体験を通して自分自身の立ち位置が不安定に感じられるひと、漠とした不安を抱えているひとにとって、今回の蝕は、静かにアイデンティティの再構築を迫ってくるようなところがあります。

でも、アイデンティティといっても今流行りの「アイデンティティ・ポリティクス」的な意味(人種・性別・性的傾向・国籍・宗教・信条・主義主張やイデオロギー・社会階層・家・社会的役割や立ち位置などによって成り立つ「自分は○○である」)とは違います。

おそらくそれは、もっと素朴で深くて根本的な問い『自分は誰で、何のためにここに生まれ、何をしたいのか?』そして『今、何をしようとしているのか?』に対し、今の時点であらためて明確な答を出してみる行為。そしてそれを、「今の時点での答=自分」としてお腹にきちんと入れ直すこと。それは短くてこれから半年間、長くて2020年~21年、底流の想いとしては2024年まで、わたし達それぞれを芯で支え続ける原動力になっていくでしょう。紆余曲折ある中で、何があっても何もなくても、けっして折れることのない柔らかな存在として在り続けるために。


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  その答は、ひとによっては「ことば」でさえないかもしれません。今はことばではとても言い表せない何か。でも確実に「わたし」の中に存在し、求め続けている何か。これまでの人生や幼時体験の中で得られなかった愛や幸せやそんな種類の何かではなく、そのもっと奥にあって「わたし」を生かしているもの。それが様々に形を変えて人生に立ちはだかり、経験を創り、今ここまで自分の生を導いてきた... そんな何か。あるいは、その中に見え隠れするもの。または、そのしっぽ。そのしっぽの先を、掴んでみる。うん、何だかわからないけど、ある。きっとこれからも、ずっと。それと一緒に、在り続ける。どんなときも。そんな感じ。。

あまり上手くは言えないけれど、なんとなく伝わるでしょうか...?

        ところでこの日蝕のサロス・ファミリーは155。その誕生は1926年6月17日で今回は6度目というまだ若い蝕です。当時のサビアン・シンボルをひとことで表せば「重苦しさや疑念に打ち勝って鍛え上げる人間の素質」。また、このファミリーの特徴をアストロロジャー バーナデット・ブラディは『それまでの人生プランやライフスタイルに突然の混乱、または崩壊が起きやすい。この蝕に影響を受ける当事者にとっては、今まで自分を支えてきた既存の生活構造が壊れ、人生の方向性が変わることに繋がる。だがその混乱が収まった後には長期的な再建の時が始まり、その結果として人生の広範囲にわたる全く新しい形がもたらされる』と評しています。


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        ではこの新月/日蝕図をざっと見て目についたところに少し触れてみます。今回の新月図には前回の満月/月蝕図のような特別に目立つ強力な惑星アスペクトがあるわけではないけれど、興味深い点がいくつかあります。まず、アストロロジャー E.フランシスが「事実上の21世紀の始まり」だったとする1999年8月11日の日蝕と同じ位置で蝕が起きること。サロス・ファミリーは異なるけれど、いずれにしても19年という短い間に全く同じ位置で蝕が起きるのは大変珍しいことだそうです。当時の日蝕は火星、天王星、土星とグランドスクエアを形成する、とてもダイナミックなものでした。そしてそれ以来、獅子座18°〜19°はいわゆる「クリティカル・ディグリー」つまり大きなインパクトと意味を持つ重要な度数とされています。ちなみにこの度数は3.11の東日本大震災のチャート(震源地三陸沖)のアセンダントでした。

また、今回の新月図のアセンダントは今年2月16日に部分日蝕が起きた度数でもあります。なのでこれもまた、半年前に撒かれた何らかの種子が再び発現する要因となるかもしれません。なので興味あるひとは、もう一度当時の記事を読んでみてね。もしかしたら何か思い当たることがあるかも? 『○2/16の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー』 


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★8月新月・日蝕の星模様とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトをちょっぴりかいつまんで。これでも多いかもしれないけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

・小惑星アグニが天頂付近に来るなど火性の要素が多く、天王星とテュフォンのオポジションも継続中なので、引き続き各種の熱や火の気、事故や災害、それらを大事にしがちな固い思い込みや散漫な注意力には気を付けて。

太陽・月・パラス・水星がコンジャンクト(ジュノーと木星にはTスクエア)
 +アスボルスから冥王星にYOD

全ての文脈がポリティカルな雰囲気を帯びる傾向、戦略的なものの捉え方、プロパガンダ、巧みな「共感」の演出で他者のこころを操る、心地良さや快適さに魅了される、または肉体性への回帰を図る必要、自由と自己責任の問題、愚鈍なまでの誠実さ、予兆を感じる能力が身を護る、自分を省みずにやり過ぎる・こだわり過ぎる・尽くし過ぎる・気遣い過ぎる傾向に注意 etc.

金星・土星のスクエア
条件付きの愛情(してもらう・してあげるのバランス)、マウンティング、自分らしさを保つための戦略、公私の区別に関する悩み、壁を乗り越えてオープンマインドを保つ挑戦、ひとりでいることの心地良さと満足感 etc.

土星・天王星のトライン
現実に役立つ新しい機能の発見、アイデアまたは構想を形にする能力や機会、新たな環境に適応していく力、理性と欲望のせめぎ合いに折り合いをつける etc.

木星・海王星のトライン
弱者への共感と同情、善意と寛容さ、遥か先を行くインスピレーションが溢れる、アート、パフォーマンス、何も考えないまま行動してしまう傾向、動かされやすい精神状態、中毒や依存、自分を護るための教条主義、人間性と獣性の共存、奇妙な想いや思想に取り憑かれる  etc.

土星とカイロンから新月にクァドリフォーム
 新月とジュノーから土星にクァドリフォーム

不安定になりがちなこころに秩序を与えるための試練、浅い呼吸に注意、自分自身や自分の言いたいことを上手く表現出来ないというフラストレーション、休息の必要、変化への戸惑い、粗さから精妙さへと移行する際の混乱、ユーモアで乗り切る etc.


≪その他、注目期≫

8月19日 水星順行 獅子座11°32’~(9月2日シャドウ抜け)
       木星・海王星 トライン 蠍座・魚座15°台
8月25日 太陽・土星・天王星 グランドトライン
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8月26日 魚座3°12’で満月! 20時56分 
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8月27日 土星・天王星 トラインのニアミス 山羊座・牡牛座2°台
       木星・アグニ コンジャンクション, イクシオン・カオス オポジション
       OOBの火星順行 23時05分 山羊座28°36’~
9月 3日 木星・土星 セミスクエア
9月 6日 土星順行
9月24日 火星OOB終了!



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★8月新月・日蝕のサビアン・シンボル★


ベースとなるシンボル:獅子座18°『化学の教師』

        化学の教師。それは対象となる物質の、表面からは見ることの出来ない属性・組成、性質や構造を教えてくれる存在です。分子構造から原子へ。また物質と物質が出会い、互いに作用し変容して新しい物質が生まれる「化学反応」の仕組みも教えてくれます。

一方、ウィキペディアの説明を借りるなら『化学とは有限な元素が組み合わさった無限の物質が持つ多様性を取扱い、さらに化学そのものが新たに物質を創造する役割を担うこと。…化学物質は原子・分子・イオンなどが複雑に絡み合いながら作られるため膨大な種類にわたり、その全てを含む壮大な物質世界・生命世界が対象となる』のだそうです。


lab


        有限な元素の組み合わせによる無限の物質... 多様性... 新たな物質の創造... 複雑な絡み合い...良く考えてみると、それはわたし達のこころの働きそのものかもしれません。そういえば、原語の "chemistry" は化学を指すだけでなく、人間関係に生まれる「相性」とか不思議な親和力を意味することばでもあります。 あるモノ(者)とあるモノ(者)が出会い、表面からは見えない互いの性質や要素が反応しあって何か特別なものが生まれる…。惹き合ったり反発しあったり、ときには対消滅したり。。

ならばきっとこの教師が伝えるレッスンは、「物質」のあらましだけではないはず。わたし達が何か(誰か)に出会い、多様な反応を起こす。思考や感情が浮かぶ。そしてそれは、潜伏する全ての内的・外的要因の刺激を受けながら「ことば」に翻訳されてコミュニケーションが生まれていく。こうして新たな関係が創造されていく。。  そのとき表面下で起きている化学変化、つまり「 わたし」という「意識のシステマティックな働き」とはどういうものなのか? その構造はどうなっているのか? なぜ「わたし」はこういうシステムで成り立っているのか? 化学の教師がわたし達に与える知的挑戦の究極は、こうした視座を学ぶことにあるのかもしれません。

そしてこれは、わたし達が創造している社会構造や人類の営みそのものに関わることでもあります。何故なら... 人間関係も、社会との関わりも、ひいては「人間ってこういうもんだよね」といった、わたし達が何かを認識するときに使う全ての「型」は、わたし達それぞれの意識から始まっているのだから。。


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ところで、サビアン・シンボルは黄道帯360°を巡る意識の曼荼羅とも呼ばれますが、先へ先へと回転していく運動だけではなく、それぞれの度数がみな互いに無数の有機的な繫がりを持っています。その中でもアングル関係(90°、180°、270°)は反発や補填、方向付けや裏付けとなるような意味を隠し持っているとされるのですが、特に180°の対向関係にある度数のシンボルはそれぞれに「同じ軸上の "力" だけど観点が変わるとこう見える」「こんな拡がり方をする」という対称性を見せてくれることから、ペアで見ることによって深みが出てきます。

たとえば... 満月のように一方に月、一方に太陽が在泊するときは、両方が相互に刺激しあってひとつの果実(結果)が月の側に生み出され、今回のような新月のときは、太陽と月が同じ度数のシンボルを分かち合いながら、対向シンボルが含む意味を裏付けとしてひとつの種子を宿す...という感じでしょうか。

なお、この場合の「裏付け」というのは、デーン・ルージャー(ディーン・ルディヤー)のアングル・セオリーで言えば「where to」、つまり「その瞬間に暗示されている向かうべき方向性」を指します。こうしてみると、サビアン・シンボルはわたし達のこころを映して刺激し、動きを共同創造していく惑星力のシステムを「象徴」だけが持つ何重もの深みをもって表現していると言えそうです。そういえば、各アスペクトやグループアスペクトが織りなす様々な図形は化学の構造式にも似ているような気がします。

        では、この新月に対向する度数が示す裏付けって何だろう? ということで水瓶座18°のシンボルを見ると『A man unmasked / 仮面を剥がれた男』が出てきます。"unmasked" は素顔や素性を暴かれるという意味を持っています。また、"dis-covered" つまり「発見される」という意味にも通じます。


psychology



        仮面を着けるとき、わたし達は一時的に自分とは異なる存在に変身することが出来ます。 いつもと違う人間としてふるまいながら、自分の素顔を知られずに周囲を観察し、溶け込むことが出来ます。また、仮面は自分の中に眠っていたもう一つのパーソナリティを呼び覚まし、それを演じさせてくれます。それは自分が思う「あるべき本当の自分」かもしれないし「見てもらいたい自分」かもしれません。ネット上、SNSなどで使うアイコンやハンドルネームもまた一種の仮面だと言えそうです。

でも、このシンボルの男の仮面は剥がれています。ペルソナの下に隠された顔。そこには表面に見えていたものとは異なる「何か」が露出しています。中には一日に数回も自分から仮面を剥がして見せるひとだっています。ならば仮面を被っていた目的は? その下に見える彼の本質は? いや、素顔に見えるけれどそれは本当にスッピンなのか? それとも戦略か? 実はまだ裏があるのでは? 疑惑は深まり、人々は見たいものを求め、様々な憶測が流れます。
 
この度数はグループや共同体、つまり「わたし達」を司る水瓶座の領域で「わたし達」と「わたし」との間に避けがたく顕れる「表」と「裏」、「建前」と「本音」の存在を描いています。だとすれば... それを発見し、その仮面の構造を「わたし」(獅子座)の内側にも見ていくこと。そしてそれを紐解いていくこと。これが『化学の教師』のカリキュラムに組み込まれた方向性の一つだと言えるのではないでしょうか。


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        わたし達は仮面を剥がされた他者の姿をTV画面に、モニタやスマホのスクリーン上に、日常の空間に、そして心象風景の中に見ます。そして好感、嫌悪感、怒り、同情、軽蔑、怖れ... 様々な感情が生まれ、それはひとつの判断となって自分の中に定着していきます。「え!あのひと、こんなひとだったんだ....」 けれどそこに映っているのは本当に他者の赤裸々な姿なのでしょうか? ひょっとしたらそれは、自分の意識が反応し化学変化を起こした末に生み出された、自分のもうひとつの仮面 — 新たな鏡像なのかもしれません。

化学は社会に役立つ新しい物質を生み出すこともあれば、危険な毒物を創り出すこともあります。そして反応を起こすときの「物(者)」は、とても不安定な状態にあります。思いもよらない結果を避けるためには慎重に状況全体を見通して、自分自身と周囲がどんな構造の中で繋がっているかを見極めていく必要がありそうです。


メインのシンボル:獅子座19°『ハウスボート上のパーティ』

        「ハウスボート」を日本語にすると「屋形船」とか「居住用の船」になります。屋形船というと、夕暮れ時の隅田川で船頭さんの揚げる天ぷらを食べながら一杯…とかついつい想像してしまうけれど...。ここで描かれているパーティは、1920年代米国のアッパーなクラス感漂う集いのようです。だとすると、このハウスボートは平坦な筏状の土台に瀟洒な建造物を乗せたり、豪華なテントを立てたような感じでしょうか。普通は「船」というと、船底がV字型になっています。けれどハウスボートはもっと平らで、極端に言うと水面にプカプカと浮いているような感じ。静かな湖面に浮かんだ水上レストランをイメージすると近いのかもしれません。


boat



        で、このシンボルでは船上でパーティが開かれています。ちょっとリッチな夏の夕べ… 楽団が軽快な音楽を奏で、いくつも吊られたランタンの灯が暗い水面に照り映えています。このシンボルが降ろされた時代からすれば、ときは華やかなローリング・トウェンティーズ。そこに集うのは、アッパークラスの紳士淑女に最新流行の衣装をまとった芸術家や文化人でしょうか。着飾った人々はにこやかにダンスをしたり、グラスを片手に洒落た会話を楽しんだりしています。みんなそれぞれに、そこはかとなく自己主張はしているのだけど、それでもクラス感漂う場の中でいかにも富裕層らしいリラックスしたふるまいが身に付いているようです。

このパーティには、おそらく暗黙の了解がある筈です。参加を許されるのは、この場を乱さずに溶け込めるひと。軽い会話を楽しみ、だらしなく酔っ払ったりせず、どんな話題にも臨機応変に上品なウィットで応えられることが必須。そうやって、同じ世界を分かちあい同じ階級に属する仲間として認めてもらうことが必要。

それは、たとえばワイルドに生きる野良猫達の縄張りをめぐる暗黙の掟みたいなものかもしれません。不躾にみつめたりしないこと。敵意をむき出しにしたり、自分本位に境界線を踏み越えて他者のデリケートな領域を侵したりしないこと。ならばもし、異なる階層や集団の一員としてわたし達がこのパーティに紛れ込むことになったらどうでしょう? しばらくは仮面を被って様子を観察する必要がありそうです。見極めるのは、その場を乱さなくて済む最低限の社交術。必要なのは、全体の構造を掴む冷静さ。コンプレックスとも嫌悪感とも無縁のシンプルな自己信頼。そして忍耐という名の大きなくくりの優しさ。 やがて必要なときが来れば、自ら仮面を剥いで素顔を見せるべき場面が来るかもしれません。万一そんなときが来たら、座の中心にあって、自らの王国の主として微笑むことが出来るように。伝えるべき話に耳を傾けてもらえるように...。化学者の眼差しと静かな呼吸を維持することは、とても大事です。


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        けれど、もしも誰かが熱に駆られて掟を破り、大声で政治議論をふっかけたとしたら? 燃え上がる熱情のままに「こんな下らないパーティなんかやめて、貧しい人々に全てを分け与えるべきだ! 君達はレイシストでナチスでミソジニーでホモフォビアで白人至上主義者でブルジョアの豚だ!」 なんて、今どきの米国急進左派やアンティファ的な自論をまくしたてたとしたら…? その途端にパーティは台無しです。きっと 「まぁ、あの方はどなたですの?」 なんてヒソヒソ話から噂話に尾ひれがついて、思いも寄らない結果になるかもしれません。 彼の言葉は理解されないし、彼の真の目的も決して果たせないでしょう(彼に目的があるかどうかは別として)。いえそれ以前に、船自体がひっくり返るくらいの騒ぎにだってなりかねません。 ハウスボートは平らな底の船です。静かな水面で快適に過ごせるように造られています。だから一度荒波が立って安定感を失ってしまうと、激しい揺れは止まるどころかますます大きくなり、とても危険なことになります。それはまた、船上に集う人それぞれの仮面に隠されたこころ模様にも同じ作用を及ぼすのではないでしょうか?  

ハウスボートの上で、今、男の仮面は剥がれています。自分を中心に起きた騒ぎの渦中にあって、彼はしてやったり…!なんて、昂揚した気分かもしれません。あるいは、正しいひとなら皆 愛と共感で迎えるはずの素晴らしい信条が理解されないことに心底腹を立てているのかもしれません。いずれにしても、彼は自分の理想を実現させる道のひとつを自ら閉ざしてしまいました。彼はそのことに気付いているでしょうか? それとも単に自分が気に入らないものを破壊したかっただけなのでしょうか? 彼はただ、吸いさしのタバコを思うままに投げ捨て、森に火を放ってしまったように見えます。その火はいのちの火ではなく、自らを焼き尽くす憎しみの炎です。 その火を誰が消せるのでしょう?


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        で、この度数の「裏」のシンボルは水瓶座19°『消し止められた森林火災』。B.ボヴィによれば、原語の "forest" は「異質の」とか「馴染みが無い」状態を指すことば "foreign" から来ているそうです。 森林とは、土地を拓き家を建てて暮らすわたし達にとっては確かに「異質」な領域です。人間が飼い慣らした境界の外側、ワイルドな異形の世界に起きる火災…今、世界のあちこちでこの森林火災が猛威をふるっています。 

熱く乾いた大地に風が起これば、森林火災の炎は飽くことを知らず周囲を焼き尽くしていきます。こうした大規模な火災の場合、その被害は延焼によって人命や家屋を失うだけでは済みません。わたし達にとって異質な環境である森林を失うことは、水を生み出す機能の喪失や生態系のバランスの崩れを招きます。それはやがて、わたし達の暮らしにもっと大きな影響を及ぼすでしょう。

また、燃えさかる炎を感情に例えることも出来ます。 愛を求める気持ちが、偶然の出逢いから生まれたケミストリーで一気に燃え上がったり。人々のこころに抑え込まれた怒りが、ある不用意な発言をきっかけに炎上したり…。物事が大きく動くときって、そんなふうに溜まりに溜まったエネルギーが何かの拍子に噴火するときではないでしょうか。


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        けれど、このシンボルでは火災は消し止められたようです。ということは…消防車やヘリで散水したり、消火剤となる化学薬品を撒いたのか? それとも消防士達の人海戦術で懸命に放水したのでしょうか? いずれにしても、火を消すには炎を燃え広がらせる 「悪しき化学反応」を止めなければなりません。火的な力も燃える情熱も、わたし達が生きていくためには必要な力です。けれど、突然燃え上がった火が自分の扱える範囲を超えて拡がってしまったら… わたし達はその炎を、際限なく焼き尽くそうとする火の力を、そして爆発し風を起こし燃え広がるフォースとなる見えない化学反応を、上手くコントロールすることが出来るでしょうか? 

もしそれが出来なければ... 火が消えた後にやって来るのは、絶対の安全を求めて「危険な異世界=自然」を排除し、健全な野性の息の根を止め、全てをコンクリートで塗り固めてAI管理の緑園を創り、集う人々が選別され、一方的な規制と検閲が当たり前に受け入れられるような... 一昔前のSFにも似た未来社会かもしれません。

牡牛座入りした天王星は、11月初めに逆行でひととき牡羊座に戻って「わたし」を確かめ、来年3月には再び牡牛座に戻ってテクノロジーによる「安全」を追求していくでしょう。一方4月に牡羊座に入ったカイロンは9月にいったん魚座に戻ってやり残したこころの整理をつけ、来年2月に再び牡羊座入りして「わたし」とは誰か?の本格的な探求に入ります。そして2019年12月、山羊座には土星に続いて木星が入居し、2019年12月26日に山羊座で起きるダイナミックな金環日食と2020年1月11日の半影月蝕の直後に土星と冥王星が正確なコンジャンクトを形成します。そのとき、木星は山羊座の初期度数で月のサウスノード、小惑星アグニ(火の力)とコンジャンクト、そして牡牛座の天王星は山羊座のフォルス(予兆、突然の噴出)とトライン。

「愛」...「友情」...「家族」や「仕事」... 「わたしの人生」... そして大きく見れば「平和」や「繁栄」という概念。そこから生まれて来る「経験」。今は変化のただ中にあって、一年半も先のことはわからないけれど... ひとつだけ思うのは、2018年の夏にわたし達が選び取った方向性が、そのときのわたし達を創っているだろうということです。


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        この新月/日蝕期(そして満月期)には、世界中の「わたし」が不安定なハウスボートの上でパーティに参加することになるのかもしれません。そして「わたし達」の中の「わたし」とはいったい誰なのか? を問われ、それぞれの日常で試すような場面があるかもしれません。そこには多様な姿、多様な答があるでしょう。でも、それは本当に「多様」なのかな? もしわたし達が、惑星達の織りなすシステムに同期して反応しているだけだとしたら? それを知り、利用して「上手く幸せに生きる」ことは出来るかもしれません。 けれど星々の軛を超えて、「わたし」という胎内宇宙に本当の自由の火をともすことは出来るだろうか? それぞれにたったひとつの、真に多様な宇宙を実現することは可能だろうか? ん.....本当の自由って?


夏休みを前にして、そんな大それたことを考えたりする夜明け前です。(^_^;


さぁ、この夏最後の新月/日蝕。ゆったりと水面に浮かぶハウスボートから花火でも眺めながら。本当に気を許せるひとと。あるいはひとり静かに。 仮面も要らない、護る必要もない。ただひっそりと確かな生が息づいてる。もしかして、そんな夜になったらいいな。。


では、みんな元気で思い出深い夏の刻を過ごせますように...!


eso9948f



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


August 05, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント8/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年8月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        7月の非農業部門雇用者数は15万7千人に増加したがロイターによるエコノミスト予想の19万人には届かず、3月以来最も低い数字となった。一方、失業率は予想どおり0.1%低下して3.9%となり、ここ50年来の最低水準付近となっている。賃金面では1時間あたりの平均賃金が前年同月比2.7%の伸びとこちらも予想どおりだった。 FRBは2%のインフレ目標達成を念頭に賃金動向の詳細に注目している。

— Jeff Cox
  “Payrolls Rise 157,000, Missing Expectations,
   But Overall Picture Still Strong” 
  www.cnbc.com 2018年8月3日付

        金曜、中国人民銀行が週明けから為替フォワード取引の準備金要件を引き上げて人民元相場の安定化を図ると発表した後で人民元が急騰し米ドルは急落している。中国のオフショア人民元は今週初めに14ヶ月ぶりの安値に落ち込んでいたが、これはワシントンと北京間の貿易戦争が中国経済を崩壊させるという懸念から投資家が元売りドル買いに走ったことが原因だ。
https://www.cnbc.com/quotes/?symbol=CNY%3D

— “Chinese Central Bank Move Sends Yuan Surging,
   Hits Dollar Across the Board”
  Reuters 2018年8月3日付


        先週は7月24日から始まり8月9日まで続く天王星シグナルをたっぷり含む宇宙津波の真っ只中だった。そして予測どおり、地政学面・経済面での予期せぬ発表によって一部の市場が突然のトレンドリバーサルを起こした。しかしながら、金融市場の価格動向としては天王星シグナルの束が襲ったにしては爆発的でもドラマチックでもなかった。逆行する惑星の稀にみる数の多さがなにがしかの影響を与えたのかもしれない。

幾つかの株式市場は前週7月26日〜27日のサイクル高値から下落した。これは太陽が天王星にスクエアを形成し、天王星シグナルの猛攻をスタートさせたことと合致する。実際、7月27日の月蝕は太陽と対向する月・火星にTスクエアを形成していた。これらの市場はその後も火星・天王星スクエアが形成された8月2日に向けて下がり続け、一旦底を打って(おそらくは一時的に)金曜に向かい反騰した。それでもこうした価格変動はけっして派手に目立つようなものではなかった。だがもしかするとブラジルのボヴェスパが金曜に5月23日以来の最高値水準まで舞い上がったケース、あるいは先週30ヶ月ぶりの安値を試した中国の上海指数などはその例外かもしれない。

他の市場では、金が年初来の最安値となる1205に落ち込む一方で銀がわずか2週間前につけた年初来安値を割らずに維持している。原油は先週66.92まで下落して月の安値をつけ、8月3日金曜にはビットコインが前週の高値8482から14%安の7274の安値をつけている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  予想を上回る借入ニーズの増加 — 2018年中の残り数ヶ月で10年債の入札規模が前年比63%増加する見込み — によって、10年債利回りが6月以来初めて3%を上回った..... 米国財務省は先月、6月の税収が前年比7%落ち込んだと発表している。これには33%に及ぶ法人税の減少が含まれる。

— John Zumbrun & Daniel Kruger
  “Deficits Prompt Treasury to Boost Borrowing”
  Wall Street Journal 2018年8月2日付


        7月25日から始まった強烈なコズミック活動期は8月9日木曜に終わる。それは金星が土星に対しウェイニングスクエアを形成する日だ。金星はその前日、自らが支配する天秤座に入居したばかりというタイミングであり、これは8月6日月曜の太陽・木星ウェイニングスクエア、8月7日火曜の天王星逆行に続いて起きる。したがってハードなジオコズミック局面はまだ終わっていないが、それももうあと少しだ。

その後、危険な嵐を告げる不吉な雲が突然晴れ上がるかのように、宇宙は自らを再調整する。私達は8月19日、水星が逆行運動を終え、木星と海王星による3回目にして最後の調和的なトライン形成を太陽から3番目の惑星上から見上げるのだ。ではこの宇宙嵐とは何だったのか? 8月9日〜8月19日には、どんな新しい日々を経験する可能性があるのだろうか?

        まず、8月7日以来水星、火星、土星、海王星、冥王星に天王星が加わって合計6個の惑星が逆行するという状況を調べてみよう。5個の惑星が同時に逆行するというケースさえ確率にして5%と稀な事象だ。だから6惑星が同時に逆行するというのはもっと珍しい。そして各惑星とそれらが在泊する星座宮は人生におけるテーマ、もしくは力学を意味する。

逆行運動は反転、またはその惑星が表すテーマからの退避の前兆となる。たとえば、水星のテーマはコミュニケーションだ。したがって7月26日〜8月19日のように水星が逆行に転じる時は、他者との意見交換におけるコミュニケーションの混乱状態(誤解など)や、電話、自動車、コンピュータ、インターネットなどのコミュニケーション・ツールの混乱が生じやすい。

        今日(8月3日)のウォールストリートジャーナルに載ったキンバリー・ストラッセルによるコラムのタイトルが興味深い。題して『コミュニケーションの失敗』だ。記事の中でストラッセルはトランプ大統領が達成した優れた成果をリストアップし、彼の閣僚が示した生産性を認めている。

しかし、彼女はこうも書いている。『それはホワイトハウスがここ10年で最高の政治メッセージ(経済と雇用状況)の一つを吹聴する能力を持つということだ』。だがその代わりに『トランプ氏は公共の場で司法長官に説教し、共和党の主要な後援者であるチャールズ・コッホを叩きのめし.... 特別検査官のロバート・ミュラーをクビにせよと呼びかけ、その他中国への追加関税、国境紛争、お抱え弁護士マイケル・コーエンとの問題..... 』などに膨大な時間を費やしている。これらは全て、彼女のテーマ「自らの強さと成し遂げた事柄を他者に対して効果的にコミュニケートする機会を逸すること」の一部だ。そしてそれは現在逆行中の水星が抱えるテーマでもある。単に機会を失うだけではない。それは自分の銃で自分の足を撃つようなもので自ら墓穴を掘る行為だ。狙いは良い。だが的が間違っている。

        市場の動きを見るなら、火星と木星を含んだ多数の天王星シグナルは通常なら支持帯と抵抗帯を突き破る価格爆発へと導く。これに対し多数の惑星が逆行中というのは、市場が1日〜4日以上の間どの方向にもトラクションを得られないように見える動きを暗示する。今週もこのような「スタート&ストップ」が続くのか、それとも天王星逆行と太陽・木星スクエアが結び付いて大きな価格変動と同期するのか?

8月9日に起きる金星・土星スクエアは、どの市場にも前後1日のうちに安値をつける可能性を示すという意味で興味深い。これが私達のジオコズミック・ルールの一例に導くからだ。すなわち「金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場はサイクル安値をつけて健全な反騰を開始する」。次のアスペクトが8月19日の木星・海王星トラインと同日に起きる水星順行であることから、トレードにとっては調和的な空気となる可能性が潜んでいる。とりわけ原油のように木星と海王星が支配する市場ではその可能性が高まるだろう。

        また同じパターンは個人生活においても、特に人間関係の中で顕現するかもしれない。もしあなたの人間関係が今週の金星・土星スクエアに向かって低調になってきたと感じるなら、元気を出そう。

そんな状況が突然ひっくり返り、あなたやパートナーが思い描いてきた以上に強力なロマンスの力が戻って来るかもしれない。もちろんこれは、別離へと向かわせる天王星と火星のアスペクトが猛威をふるったこれまでの2週間の間に、あなたがすでに引き返せないところまで完全に関係を壊してしまってはいない...という条件下での話なのだが。







訳文ここまで
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July 27, 2018

●7/28の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで7月28日05:39前後、北海道周辺で05:45前後、関西方面は(日本標準時の場合はこの時間)05:20頃、沖縄周辺で04:50前後に 水瓶座4°44'で満月となります。(月蝕は標準時で03:24から欠け始め04:30ごろには完全に欠けた様子を見られますが、ちょうど月の入りと重なるため、九州・沖縄地方以外では食の最大の様子(満月の時刻)は見ることが出来ないそうです。)

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 水瓶座04°→05° + 太陽 獅子座04°→05°】
  "A Hindu Healer" +
  "A formally dressed man and a deer with its horns folded"
『ヒンドゥーの治療師』+
 『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』

   "A council of ancestors" +
   "Rock formations at the edge of a precipice"
『先人達の評議会』+
 『断崖の端の岩群』
 

【テーマがもたらす雰囲気と内的挑戦(順不同)テーマ発効期~8/10】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★人間なら誰でもが抱える内なる混沌が「名付けること」を通して拡大していく
→★長い年月を通して自分の中に確立された「観念」からの呪縛や抑圧に気付く必要
→★「名前」「立場」「常識」「伝統」と芽生えつつある「精神の自由」との葛藤
→★押す・引く・丸くする・かわす・包むという柔軟さでこころの自由を護る
→★洗練された手腕や外交術の前に自己への癒しが必要なことに気付く
→★違和感が高まる中で一番シンプルな「自分の始まり」の地点に帰る必要
→★社会的常識では量れない物事(そして人間)の複雑さ、深さ、幾重もの層を見る
→★「わたし」と「わたし達」との葛藤を経てひそやかに「わたし」の道を選ぶ
→★新しい風を入れるために必要な「仕切り直し」と新たな方策
→★「わたし」とは何か?誰だったのか?という素朴な疑問に立ち戻る
→★目前に示された段差に目眩をおぼえるか、覚悟を決めて飛び越えるかの選択
→★「今・ここ」から少し離れ、体を休め、今までにない発想を試みる必要 
→★自分のこころ・魂の根っこに埋もれた遠くかすかな呼び声に耳を傾ける
→★エゴが行き詰まり壁に直面して初めて自分がひとりではないことを知る
→★ひととき目を瞑り雑踏を離れ、深淵へとこころのバンジージャンプを図る・・・→



エネルギーのポイント:新月『踏みだし、整える。踏みだし、整える』
            ↓
            満月『ことばを超えた不可視の支え(芯)を感知する』 

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        近年まれに見る強い影響力を持つのではないかと多くのアストロロジャーが注目してきた皆既月蝕が明日に迫りました。月蝕は月が満ちる極限となる満月に起きるため、その影響力は当日にピークに達するとされます。なので、前回の日蝕から徐々に力の高まり(または刺激)を感じてきたひとも多いのではないかと思います。


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        これまでにも、西日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨からの復旧が急がれる中、 猛暑に襲われた日本では熱中症で2万人が救急搬送され、70人近くの方が命を落としました。またラオスでは建設中のダムが崩壊し、洪水によって7000人近くの方が家を失い、24日現在で何百人もの行方不明者が出ています。一方ロシアでも観測史上最大規模の洪水が起きていると伝えられています。またグリーンランドでは海岸近くまで流れてきた高さ100mの氷山が溶け出して津波の懸念が高まり、住民が避難しているのだとか。

この歴史的な熱波は高地を除くアジア全域、米国、カナダ、そして北欧諸国を含むヨーロッパ、大規模な山火事(発端は放火の可能性ありとのこと)に苦しむギリシャ、中東、北アフリカなど広範囲にわたっており、世界各所に拡がる山火事が人々や動物達の命を襲い、家、建物、森林や作物に大きなダメージを与えているというニュースの数々。。(でも米国のモンタナやアイダホ、ロッキー山脈あたりでは7月初めに季節外れの積雪があったのだとか!)そして昨日は多摩でのビル火災、北京の米国大使館付近の爆発、各地で起きている大きな交通事故、暑さで変形してしまった道路やエンジンから火を噴いた旅客機のニュースも流れました(ここ数日は台風の影響もあってか、かなり過ごしやすくなったけれど)。そして、あの地下鉄サリン事件の実行犯全員の死刑もまたこの蝕の時期に執行されています。

そんなわけでこの2018年。社会的にも、そしておそらくは多くのひとが個人的にも、節目となる「激しい夏」を生きているのではないでしょうか。



        さて、ここであらためておさらいしておきましょう。7月半ばの日蝕から8月11日夕刻の日蝕まで、この夏に3回にわたって起きる蝕の期間には以下のような特徴があります。

1)真夏の火星逆行(水瓶座 → 山羊座終盤 6月27日~8月27日深夜)

2)火星が本来持つ特質(攻撃性、積極性、男性性、能動性、リビドー etc.)に極性を与えるアウトオブバウンズ/OOB(7月7日~9月24日、8月3日~31日最盛期)

3)水瓶座の火星と牡牛座の天王星のウェイニングスクエア

4)蠍座のTNOテュフォンと牡牛座の天王星のオポジション

5)7月31日火曜に起きる火星と地球の最接近

6)7月26日木曜午後からの水星逆行(8月19日まで、8月9日が中日)

7)8月7日火曜からの天王星逆行 牡牛座2°(~2019年1月7日)

8)1993年の天王星・海王星コンジャンクトの位置に在泊する冥王星


        特に7月末~8月初旬をピークとして月末までは不安定なフォースが続きそう。天災、人災、火事、爆発、交通事故、空・陸・海の事故、テロ攻撃、不安定な天候、自然災害(地震、竜巻、干ばつ、洪水、津波、土砂災害、台風 etc.)、暴動、突発的な暴力犯罪、性犯罪、思い込みや信念・怨恨による犯罪、インターネットを介した組織または個人的犯罪 などが起きる可能性が高まる。なるべく危険な状況には足を踏み入れないよう注意したい(今回、日本の月蝕図ではMCに天王星、ICには地震、台風などの自然災害や人間性の暗黒面を見せてくるTNOテュフォンがコンジャンクトしている。またこれは突然の政治的混乱として顕れる可能性も考えられる)。

また忍耐力が欠如しがちな昨今の世界では、「ポリティカル・コレクトネス」を武器として不適切な言動を狩るSJW(ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー)、一部の「MeToo」運動などフェミニズム運動家、その他の社会運動に携わる人々の動きがより一層尖鋭化していくかもしれない(ただし、こうした尖鋭化がより深刻な様相を呈しつつある米国都市部などと日本の現状とでは顕れ方が異なるかもしれない)。

たとえばニューヨークで起きた最近のラディカルなフェミニズム運動グループの例では「古い男性像」「父権」を象徴する存在だと彼女達/彼らが「感じた」ターゲットに対しては、たとえ事実に基づかなくても集団の力で不適切な行動の噂を徹底的に広め、職を奪い人生を破壊するなど、手段を選ばない組織的な攻撃を仕掛ける例が出ている。これにはまた男性側が女性をセクシャルハラスメントで告発する例も含まれる(アストロロジャー エリック・フランシスによる、自らを巻き込んだ事件の調査報告書より)。これもまた水瓶座を逆行する火星がもたらす「わたし達」VS「わたし達」の「戦争」の一部かもしれない。火星逆行下では最終的には仕掛けた方が負ける可能性が高いとされるが、法外な行動の巻き添えを怖れ、ファクトを無視して口をつぐむ人々が増えれば やがて取り返しのつかないところまで行き着くかもしれない。それは本当に虐待を受けたひと達の苦しみを闇に葬る結果に繋がる。


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         個人的な影響としては、人格の癖、思考や感情的な癖が露わになりやすい(SNSなどネット上の言動にも注意)。今まで自分を抑えてきたひとはこの近辺で突然の感情的爆発を体験することがあり得るし、一時的な混乱を経験するかもしれない。それは必要なガス抜きであり、後にそこから得るものも大きい。けれど、もしそんな予兆を感じたなら周囲に危険物(または人物)が存在しないことを確認することが先決かもしれない。 

一方、火星と天王星の影響が強いため、天王星の反抗/突破の衝動と火星OOBのイケイケ精神が発揮され、冒険的な行動に駆り立てられるひともいそう。

また、何かに対して抑えが利かなくなる傾向が出やすい。だからそれが愛情でも憎しみでも買い物でもギャンブルでも食欲でも困った人を世話するのでも、あるいは「これ」と決めた道であっても、手順を無視して走り出したくなるかもしれない。けっして理性が働かないわけではなく、何かをやりながらも「何故ここまでするんだろう?」と疑問を抱き、それでも方向転換や離脱のきっかけを掴めないまま特定の行動をとり続けてしまう怖れもある。またひとによっては、まだオーブ圏内にある木星・海王星トラインの影響を受けて現実感が薄くなり、それがさらなる「やり過ぎ」の傾向を強めるケースも考えられる。ここでの「離脱」のタイミングは大事かもしれない。

        また、逆行の火星は過去の見直しと取捨選択を迫ってくるかもしれない。この時期はやり残したこと、完遂出来なかったことに決着をつけるとき。不必要な思考や感情に基づいて取った行動について「本当にそれでいいのか?」と問われるような感じもあるかもしれない。それは着手した物事のタイミングがズレてギクシャクしたり、苦労した行動が無駄になったり、期待していたモノや成果を得られなかったり、あるいは攻撃のターゲットになったりすることで顕れるかもしれない。そんなときは当然フラストレーションが溜まるけれど、苛立ちや怒りで反応すれば自分が足許をすくわれる。それよりは何故こういうことが起きるのか?の理解にエネルギーを注いでいきたい。


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        逆行でOOBの火星、水星逆行、天王星とのスクエアというトリプル・トラップ状態では、過ぎ去った過去の断片が蘇ったり、実際に過去に関わった人物が帰ってきたりするかもしれない。夢に出て来たり、遠い思い出という形を通して顕れる場合もある。水星逆行や金星逆行のみでも似たような経験をすることがあるが、火星逆行が加わる場合は蘇った記憶や人物のフィギュアが過去に及ぼした自分への影響、現在の自分が取りがちな行動傾向にどんなインパクトを与えたかに対する理解が浮上してくるかもしれない。またこれは遠い過去生の記憶の場合もあり得る。そして「犠牲」や「哀しみ」「深い孤独」の感覚を伴うケースもあると思う。いずれにしても、今回の月蝕は過去からの解放を呼びかけるサウスノード・イクリプス。 

だからきっとこの夏は「自分は誰か」という問いに対し、必要なクリアボタンを押し、未知の自分と出会うために開いていくとき。そして内的断捨離(リセット)やクリーニングを同時に体験していく。そんな時期になりそう。

ただし。強烈な火星の刺激が逆に働いて、必要な行動を起こすにはすでに疲れすぎていたり、ただただ気力が湧かず横たわっていたいと感じるひとも多いのではないかと思う。そんなときは体と頭をゆっくり休めることを第一に考えて。体の声を聞き、体が欲しているものを体内に入れ、デトックスをこころがけ、必要なら専門家の診断を受ける。そして街やネットの雑踏から離れ、静寂という栄養を体に与えよう。


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         次に 8)について少し。
“ 結局のところ、先週起きた冥王星とオポジションの日蝕は、1993年に形成された天王星・海王星コンジャンクションと同じ度数で起きている(山羊座20°近辺)。つまり先週の日蝕は、それらのコンジャンクションが持つ原動力と当時の世界を覆ったエネルギーをも取り込みながら発効したのだ。1993年といえば皆さんも覚えているのではないだろうか? それはインターネットが間口を拡げ、人々が互いに取り合うコミュニケーションの方法やビジネスの在り方に、革命的な大変化をもたらし始めた時であった。”

(今年7月16日付のメリマン・コラムから抜粋)


        1993年当時、天王星・海王星のコンジャンクションは2月、8月、10月の都合3回起きた。2月2日は山羊座19°32'。当時、冥王星は蠍座でTNOイクシオンとコンジャンクトしていた(イクシオンは道徳観や罪悪感の欠如、または縛られない傾向を示唆)。 2回目の8月21日は山羊座18°47'(両惑星は逆行中/冥王星・イクシオンとキュビワノ族のカオスがオポジション)。10月24日は山羊座18°31'(蠍座の冥王星・イクシオン・水星、水瓶座の土星、獅子座のケンタウルス族エケクルス、牡牛座のカオスのグランドスクエア)。つまり全てが山羊座18°~19°台で起きている。

そしてそこには今現在、死と再生、腐敗と解体、権力と規制、霊的葛藤と螺旋運動の王、冥王星が在泊している。そして天王星・海王星は今、まさにセミスクエア=45°の初回1/8局面を迎えている。

『マンデーン2017』や『フォーキャスト2017』を読んでくれたひとは覚えているかもしれないけど、この「1/8局面」は特に遅い惑星同士の周期においてはとても重要な時期。
“強度としてはスクエア(90°)のたった半分の強さとはいえ、これはハードアスペクトだ。もしコンジャンクションがサイクルの始まりを象徴するなら、セミスクエア(1/8または45°)は、コンジャンクションで始まった新しいサイクルを試すポイントを象徴する。したがって、これはまた「中絶ポイント」とも呼ばれ、コンジャンクションで始まった新しい行動方針の存在価値を認めるか、または捨て去る必要があるかを社会が判断し、決めなければならない時期を意味する。”

(『マンデーン2017』および『フォーキャスト2017』より抜粋)


  1993年の天王星・海王星コンジャンクト期が、インターネットとそれに付随する様々なテクノロジーによってわたし達のコミュニケーションが拡大していく黎明期だったとすれば、今これを「中絶」する動きが生じるようには見えない。それどころか、仮想通貨やAI、ロボット、各種の自動化を含めて経済と生活の中枢に滲透しつつある。この動きは誰にも止められないと思う。ならば、ネットを介して繋がるコミュニケーションがこれから先、人間存在にとって本当に素晴らしい可能性を生み出すのだろうか? それとも...ディストピアに向かう急流となっていくのだろうか? 今これを書いている自分にはわからない。

けれど、これだけは言えると思う。もし人類がこのままの形で末長く生き延びるのなら、「今」を知らない魂が生まれて来るだろう。そして「今」を知らない魂にとっては、どんな未来であれそのときの「今」が一番生きやすく、そこから見ればわたし達の「今」はただただ荒々しく感情的で野蛮な時代だったと感じられるのかもしれない。あるいは、遠い花火のようなファンタジーとして魅力的に受け取られるだろうか? 

いずれにしても、アストロロジャー エリック・フランシスが指摘していた「人間がAIを駆使するようになる前に人間の方がロボットのように思考するようになる」という予測が ― 少なくとも2018年の世界を見るかぎり ― 少しずつ形を取り始めているように見える。


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        → 最後に、この月蝕のサロス・ファミリー、またはサロス周期について
“サロス周期とは「太陽と地球と月の位置関係が相対的にほぼ同じような配置になる周期」で、1サロス周期は約18年と10日あるいは11日と8時間。1日の曖昧さがあるのは、その期間中に閏年が5回入るか4回入るかの違いのため。単にサロスと呼ぶこともある。ある日食または月食から1サロスごとに、ほぼ同じ条件の日食または月食が起こる。つまり、1サロス周期ごとに同じファミリーに属する蝕が起こり、それは似たような位置で起きる。一つのファミリーには69回~86回の蝕が含まれ、1226年~1532年続いて「死」を迎える。その間にも新たなファミリーが生まれ続けている。”

ウィキペディアより要約)

  今回の月蝕はサロス・ファミリー129に属し、38番目の蝕となる。このファミリーが生まれたのは1351年6月。恒星の研究でも有名なアストロロジャー バーナデット・ブラディは著書『PREDICTIVE ASTROLOGY The Eagle and the Lark』の中で『ある蝕が持つ特質は、その蝕が属するファミリーの最初の蝕のチャートに顕れる』としている。調べてみると、サロス129の誕生チャートは双子座に主要なステリウムを持ち、月と金星がOOBだった。ではこの蝕ファミリーのおおよそのテーマはといえば…『抑圧や疑念の中で強靱さと柔軟性を発揮し、自分自身をより明らかに "彫り上げていく"』という感じかな。。

興味深いのは、ドナルド・トランプ大統領のネイタルチャート上の月蝕が同じサロス129に属していること。自分のネイタルと同じファミリーの蝕を経験することは、米国大統領に非常に強いインパクトを与えるのではないだろうか? これについてメリマンさんに質問したところ、やはり非常に重要だと指摘されていた。なので、この月蝕前後の大統領が何をするのか(またはしないのか)、興味あるひとにとっては注目に値するかもしれない。遠い日本の末端からは計り知れないことの方が多いとしても...。 



        さぁ、明日は早朝の月蝕です。日本でも未明に見られるはずだけど、残念ながら時間帯が月の入りと重なるために皆既食が見られるのは九州・沖縄地方のみだそう。台風も近付いているし、お天気も悪そう。台風が直撃する地域、そして前回の豪雨災害に見舞われた地域にこれ以上の被害が出ないことを祈りつつ。。 みんな無事で。それぞれに、沢山の実りある蝕となりますように!

(今回は前置きが長くなってしまったので ★アスペクトから★は割愛します。)



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★7月満月・月蝕の サビアン・シンボル★

 満月なので、例によって思いつくまま、メモっぽく。

ベースのシンボル 月 水瓶座4°『ヒンドゥーの治療師』
        ----> 満月に光(テーマ)をチャージする太陽側のベース・シンボルは 獅子座4°『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』

        水瓶座4° の原語は『Hindu Healer』。このシンボルは対向度数とともに、かなりヒネリの利いた複雑な意味を包含している。なのでちとややこしくなるかもしれないけど、ちょっとでも「感じ」が伝わるといいな。。

        まず、ヒーラーとは 病むひとを手当てし、治療するひと。ヒンドゥーとはヒンドゥー教に帰依したひと、そして(または)インドのヒンドゥスターン地方出身のひと。


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        ところで、サビアン・シンボルを伝えてきた源泉と言われる古代メソポタミアの7つの惑星と月の寺院、そしてその血脈を継いでペルシアのサーサーン朝からイスラム帝国の時代に密かに蘇り、寺院の智恵を護り続けたと言われるサビアンズ(サビアン・ブラザーフッド)と呼ばれた預言者達。B.ボヴィの研究によれば、「ヒンドゥー」には彼らの地から見てインダス河の向こう、つまり「あちら側」という含みがあったという。ならばヒンドゥー・ヒーラーとは「あちら側からやってきた治療師」であり、「あちら側」とはこれまで慣れ親しんできた「此処」ではないところ… 「真の手当と癒しが可能な場所」を象徴しているのかもしれない。

一方、ヒンドゥスターン地方出身のひとを指す場合、彼/彼女はインド人、つまり本来なら英語では「インディアン」と呼ばれるべき存在だった。ところがこれは、コロンブスの思い込みと誤解によって北米大陸の先住民族の呼称になってしまった。なのでチャネラーのエルシィがイメージを降ろしたときにインド人の姿を見たのだとしても「インディアン・ヒーラー」とは言えなかったはず。ここには、常に物事の始まりには人間がそれを「こうだ」と認識し「名付ける行為」が存在し、その「名」によって物事が方向付けられ、それに従って紆余曲折が創られていく…そんな人間の意識/行為の法則がひそかに暗示されているかもしれない。


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  また、このシンボルと対向する太陽のシンボル『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』には、原語である英語から見て共通のイメージが見え隠れしている*。それは「鹿」。何故なら「Hind」とは英語で「雌鹿」を指すことばだから。対向度数、獅子座4°に出て来る「折り曲げられたツノを持つ鹿」はツノを持つことから当然、雄鹿を意味している。雌と雄。女性性と男性性の対称軸。

        獅子座の雄鹿はツノ、つまり男性性の象徴を折り曲げられている。そして傍らには正装した紳士がひとり。おそらく功成り名を遂げたひと。社会的な勝利の象徴にも見える。けれどもしかすると彼の内的な「ひとりの男」「ひとりのわたし」は... とても複雑かもしれない。社会が織りなす多種多様な編み目をたどり崖をよじ登るために、ときに折れ曲がり、様々に折り畳まれ、ねじれて。混乱と怒りをもはらみながら、芸術的なまでに創造されてきた彼の真実。彼が得てきた知識。それは「わたし達」のただ中で「わたし」が生き抜くための知恵。正装した男はそれを「成功」と名付け、誇りをもってそこに立つ。彼にとってはそれこそが「個」としての勝利だから。...でもその隣には、まだ彼の知らないミステリーがそっと生き続けている。折れ曲がったツノを静かに振り、低く用心深く構える野性の雄鹿が...。


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  一方、「わたし達」を象徴する星座宮、水瓶座の4°には雌鹿が潜んでいる。「此処ではない場所」に。それはもしかしたら、まだ一度も名付けられたことのない場所かもしれない。人生に迷い、疲れ、癒しを求めてヒンドゥーの治療師の門を叩いた「わたし」。 やがて、彼が唱える祈りに誘われた「わたし」は ひととき社会という名の「わたし達」から離れ、深いトランス状態に入る。... 遠くから彼の声が聞こえる。「あなたは誰だ?」「あなたの名前は何だ?」 わたしは、答える。「わたしは... 誰でも...ない」「わたしは... 名を持たない...」

誰でもなく、名も持たない者。あるいは、全てである者。


  それは「わたし」なのか? それとも? けれどその視線を通して眺める「自分」だった者の人生は、まるで初めて見るような新鮮さに満ちていた。誰でもなく、名も無い「わたし」には、あらゆるものを名付ける自由があった。まるで詩人のように。「成功」を「失敗」と名付けてもいい。その反対だって構わない。「死」を「夢」と名付けても、「宇宙」を「穴」と呼んでも「愛」を「風」と言ってもいい。「わたし」は全てを思いのままに名付け、意味を与え、そしてまた消した。「わたし」は全ての「名」を受け入れ、その「名」はわたしを通り抜けていった。

やがて「此処」に帰って来た「わたし」。今まで迷い、打ちのめされてきたはずの問題を自分はどう名付け、どんな意味を与えていただろう? 「わたし」にはそれを思い出すことが出来なかった。代わりに「わたし」の中に「自由」という名だけが残っていた...。


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        水瓶座4°「ヒンドゥーの治療師」。水瓶座とその支配星、天王星の合い言葉には「型破りの発想」というのがあるけれど。自ら「名付けること」によって物事を鋳型にはめ、意味を与え、理屈で固めてその「名」に従って生き続けるなら、きっと型など破れない。硬直した精神からは「型破りの発想」は生まれない。

そしてそれはたぶん、けっして特別な才能なんかじゃない。ただ雌鹿のように柔らかく跳ね、無になることを怖れず、何処でもないところから全てを眺めてみる。正装を脱いで、そこに一度、立ってみる。そこからただ「わたし」と「わたし達」を見直してみる。そして... 破るべき型など何処にもなかったことに気付いたとしたら...。それがこのヒンドゥー・ヒーラーのもたらす「癒し」かもしれない。

*ちなみにデーン・ルージャー版『Astrological Mandara』ではこの「雄鹿」が「紳士が狩猟大会から持ち帰った勝利のトロフィー」に置き換えられている。それは壮大なコズミック・アートとして人間の意識にひとつの霊的方向性を与えるために改変されたルージャー版全体の構成において、とても整合性のある書き換えだと思う。けれど、個人的にはオリジナル版の方が人間存在のミステリーに触れており「象徴」としての豊かさを持つのではないか?とも感じている。


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では次に    
今回のメインのシンボル 月 水瓶座5°『先人達の評議会』
        ----> 満月の光(テーマ)の源となる太陽側のメイン・シンボルは、 獅子座5°『断崖の端の岩群(いわむら)』

        原語の「ancestors」は「先祖」とか「祖先」と訳すことが多いけれど、ここではあえて「先人達」としてみた。たぶんこのシンボルは先祖のような血の繋がりだけを暗示しているのではなく、自分が歩もうと選択した道を遠い昔に切り拓いた多くの先人達をも示唆していると思われるから。では、評議会とは? いったい何を評議するのだろう? 

評議員とは重要な決断を下すために選ばれた人々。そして評議会とは、そこに招喚された「同じ道を行く者」に、貴重なアドバイスを与えるための集まり。目には見えないあまたの先人達の智恵の声が響き渡るところ。それは時の実存の底深い淵から蘇ってくるのかもしれない。


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        さてと。前のシンボルで行き詰まった思いを抱えヒンドゥーの治療師を訪ねた「わたし」は、ここに来てあらためて自分の道を歩み出す。その道は、相変わらず厳しいかもしれない。ひとたび足を踏み外せば、真っ逆さまに転落することだってあり得る。数多くの「わたし」がひしめく「わたし達」の社会では、思いも寄らない思惑に躓くこともあれば、出会い頭にパンチを浴びることだってある。まして火星や天王星が大暴れを企み、ときには木星や海王星の優しげな微笑みの仮面を着けて迫ろうかという今、きっと世界は危険がいっぱい...。

だから「わたし」は時と場所と人々の様子を慎重に計り、装いに気を配って用心深くツノを折り曲げる。そして懸命に険しい道を登っていく。ただ、こころだけはブレずに真っ直ぐ保ちたいと思いながらも。。 けれどとうとう、行き止まりに来てしまった。そこは断崖絶壁。あぁ、これからどう進めばいいんだ?

迷いに迷い、追い詰められたとき。またはイケイケの勢いが何かのショックで突然削がれてしまったとき。空白の真っ只中で、ふと湧き起こるインスピレーション。そんなときが、確かにある。どこからともなく湧いてくる、突拍子もないアイデア。 今まで考えもしなかった道。 それは、胎内宇宙から聞こえてくる声...の、ようなもの。たとえそのとき本を読んでいても、映画を観ていても、ただボーッと風に揺れる木の葉を見ていたのだとしても。その行間から、画面から、葉脈から、わずかに異質な何かが立ちのぼってくる。


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        いや待てよ? 冗談みたいに思えるけど、この考えって実はそれほど非現実的なことではないのかも? やろうとすれば出来ないことはないかもしれない。やり方次第か? 思い切ってやってみようか?

......その一瞬「わたし」は何かを捨てた。ほとんど意識することもなく。そして、まだ名前さえ持たない「何か」を得る。それをカタチにするのは「わたし」。それは「わたし」の意志に委ねられた。

こうして、時を重ねて熟成された古い智恵が新しい衣をまとって「わたし」の中に芽吹いていく。それは、その道を切り拓いたひとつの「意志」が、再び体を持つこと。それは、連綿と続く「ひと」という存在の不可思議さ。

ここに描かれる『先人達の評議会』は、そこに辿り着いた「わたし」を審判するための集まりじゃない。古いルールに縛り付けようとする声でもない。それは、長い年月を経て個々のエゴが洗い流され、やがて細やかな刻の襞に蓄積されていった「壮大な智のデータ」としての「わたし達」。そして、その声を聴き取るのは... たぶん「わたし」の中に生き続ける「余白」。


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        でもそれって.... 現実にはどんな感覚なんだろう? それは、太陽が位置する獅子座5°のシンボルに描かれた『断崖の淵の岩群』のようなもの。 

断崖の淵。それは「危機」や「危険」の象徴。そこは切り立った岩壁の天辺がせり出して、中空にオーバーハングしてる。今「わたし」はその縁に立っている。もし落ちればきっと、いのちはない。でも進みたい道ははるか下方に霞んで見えてる。行くしかないんだ!

「でもこんな恐ろしいところ、綱も鎖もなくていったいどうやって降りればいい?」思わず足がすくむ。目眩がしてくる。 でもよくよく目をこらして見ると、絶壁のところどころに幾つもの岩層がゴロッと頭を出している。もしかして、それが足がかりになるだろうか? 「わたし」はそろそろと慎重に手足を伸ばし、ひとつひとつ岩の突起に触れ、その堅牢さと形を確かめながら降りていく。傍らをボロボロと崩れ落ちる石や小岩。。 手と足と五感の全てを使い、岩の突起を掴み、その確かな声を体で聴き取りながら。

ひとつ、降りた。そしてまたひとつ。またひとつ。その岩のひとつひとつが、先人達の導き、声なき声かもしれない。でも きっと「わたし」はそれに気付かない。


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  それぞれに違う形の岩。それぞれに異なる局面。どの岩相のどの岩を選んで自分のいのちを預けるかは、自分の選択にかかっている。 もうすぐだ。下の道がもうあんなに近くに見えてきた。でも油断するなよ? ここで落ちたら元も子もない。「わたし」は自分に言い聞かせる。

ひとつ。またひとつ。夢中で岸壁に取り付き、必死に手足を動かす。苦しい。疲れた。もうダメかもしれない。あぁもうラクになりたい。。

でも、体のどこかで いのちの力が今もなお沸き立とうとしている。「まだ生きてる!」そして.......そして.......「着いた!」

助かった。やり遂げた。道にへたり込んで、はるか上を見上げる。「うわぁ、あんなところをよく降りてこられたなぁ。。 けっこう凄いことやっちゃったなぁ、自分。。」 

安堵と歓びの中でふと我に返り、ポケットからスマホを取り出す。「画像じゃこの凄さは伝わらないだろうけど、一応下から見上げた絶壁を撮っておこう。ついでにVサインだ!」 もしかして、インスタデビューでもするw?

そう、ここは獅子座の5°。「わたし達」に見まもられながら「わたし」が拡がっていくところ。ひとつひとつの経験が自己肯定と自信に繋がっていくところ。

でも、たとえ気付くことはなくても。それぞれの「わたし」が抱く宇宙には、いつだって遠いあまたの先人達が遺した膨大な智のシステムが生き続けている。そしてそれに繋がる回路 — 余白の響き — も、その受け取り手 — 名を持たぬ者 — を求めて木霊しているのかもしれない。

それは、何気ない小さな物事の中に ある日 ふと顔を覗かせる。


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        …さて。こんな感じ、どうかな? この4°~5°の流れは水瓶座 ― 獅子座軸第1ディーカンで体験する最初の節目です。ここには人生の一局面に顕れるいろいろな要素がきめ細かに暗示されていて、簡単に把握するのは難しいかもしれない。

でも、「わたし」と「わたし達」、「個」と「社会」との関係には、互いに投影しあい反応しあいながら、個と全体の流れを創っていく...というとてもややこしい絡み合いが存在します。今回のシンボル・セットは そんなもつれた絡み合いの一端を、その深みの中に鮮やかに描いてみせてくれるような気がします。


  進行する「グローバル・リセット」がもたらす激動のただ中に起きる水瓶座の満月・月蝕。それは わたし達自身の「パーソナル・リセット」の旅で一つの節目となるかもしれません。たとえささやかな試みであっても、足許を見ながらひとつひとつ丁寧に向き合っていきたいと思います。

そして、たとえ利に聡い思考や浮き沈みの激しい感情に翻弄されたとしても、それでも、自分の中に生きるわずかな「余白」を大切にしていきたい。そこにこそ、思い出すべき「未知」との邂逅が待っているから...。



そして…
8月11日 獅子座18°台で新月・日蝕!



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

July 22, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント7/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年7月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週7月30日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

        “ドナルド・トランプ大統領は歴代大統領の慣習を破ってFRBへの不満を表し、中央銀行は経済の回復を破壊していると辛辣に非難した... ECBや日銀が緩和的な金融政策を維持する一方でFRBのする事は時宜を外しているのではないかと懸念しているとトランプ氏は表明した... 前ダラス連銀総裁リチャード・フィッシャーはCNBCに対し、トランプ発言は一線を越えて不適切だとし、『我々の偉大な米国経済が誇る特質の一つは連邦準備制度を維持してきたことだ。FRBの業務に口を挟むことなどどんな大統領もすべきではない』と語った。”

— Jeff Cox
  “Trump Lays Into Federal Reserve, Says He’s ‘Not Thrilled’
  About Interest Rates Hikes” 2018年7月19日付

        “ジオコズミック・サインに基づいて考えると、議会もしくはホワイトハウスとの権力闘争も高まる可能性がある。土星(権威)がFRB設立図の冥王星とオポジションの関係になるだけでなく、トランシットの冥王星(権力の掌握)が設立図のディセンダントとコンジャンクションを形成し、ネイタルの火星とはオポジションになるからだ(2017年2月3日〜2018年11月27日)。冥王星が絡む時は、当事者の存亡を賭けた戦いが起こり得る。強烈なフォースが連邦準備銀行の構造そのものを根こそぎにし、変革したいと望むからだ... アセンダントにハードアスペクトを形成する冥王星は(最終的には)FRBという組織の存在そのものへの脅威となり得る。”

—『フォーキャスト2017』および『フォーキャスト2018』より
  MMA Seek-It Publications 2016年11月執筆


        経済回復を破綻させる脅威となっているのはトランプが非難するFRBの金融政策ではない。その元凶は彼自身の手で米国の消費者に税負担を強いたことであり、それは2017年12月21日の税制改革法によって彼が達成し得た効果を失わせるものだ。彼は自分の価値を低下させ、自分自身が決定したリスキーな貿易政策の責を誰か他の人々に負わせるような語り口を駆使している。彼のふるまいは物事をどんどん制御不能な方向に向かわせているのだ。

        火星が逆行に転じた直後の6月終盤から始まった反騰は、先週半ばに至り思わぬ壁にぶつかった。その「壁」とは "アセンダント上の火星持ち" すなわち米国大統領自身で、またもや唐突に、そしておそらくは自分の口から出た言葉の意味と市場がFRBと米国中央銀行に対するその辛辣な非難にどう対応するかをよく考えることもなく喋っている。

FRBの金利政策についての彼のコメントは、中国とヨーロッパ(特にドイツ)に対する追加関税の発表とともに7月18日水曜遅くに流された。すると即座に米ドル、米国株式指数、ドイツのDAX、そして日本の日経が反応し、全てが下落した。これに対し、米国債は反騰した。米ドルが下がるにつれて金、銀、原油の急落は終わり、それぞれに週の終わりに向けて急反騰した。ビットコインと肉牛もまたここ数週間騰げていたが、おそらくそれは大統領の言動に見え隠れするFRBへの攻撃を開始したいという意欲とは別の要因によるものだろう。以前にも言及したことだが、ここでもう一度言っておこう。トランプのDNAにはアンドリュー・ジャクソン*の影がほの見える。

*アンドリュー・ジャクソン:1829年に民主党で初めて就任した米国第7代大統領。政治家で黒人奴隷農場主だった彼は「オールド・ヒッコリー」の愛称で呼ばれた。米英戦争をきっかけに大統領になり、任期中の強権ぶりから「アンドリュー一世」とも揶揄された。アメリカ独立戦争と南北戦争の合間は「エイジ・オブ・ジャクソン」「ジャクソン・エラ」ともしばしば呼ばれた。議会から不信任決議をされた史上唯一の大統領であり、米国大統領史上初の暗殺の標的にもなっている(未遂)。また夫人の急死の原因は政敵ジョン・クインシー・アダムズとその支持者のせいだとして激しい非難を浴びせている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


        私達は現在、二つの強烈な蝕の狭間にある。7月12日(日本時間13日)の日蝕が重要だったのは、冥王星とオポジションであり木星と海王星にグランドトラインを形成したからだった。私達の予測はそのあたりで米国株式市場が高値をつけ、7月27日(日本時間28日)の強力な月蝕に向かって急落するか、あるいは爆発的に上昇して8月1日前後1週間の内に新サイクルの高値(または史上最高値)をつける可能性に傾いていた。

そして7月18日水曜までは後者のケースが濃厚かと見えたが、その後、逆行の火星と天王星のスクエア(またの名を米国大統領と言うべきか)が襲いかかった。8月1日前後の1週間(強力な天王星のシグナルが束になって展開する時期)に史上新高値が示現するという見込みは薄くなり、その代わり、まさに急激な下落の可能性が高まった。

        しかし、株式市場にせよ他の金融市場にせよ、反騰ないし下落の強度はどの程度だろう? 天王星が関わる時、価格を予測するのは常に困難だ。支持帯も抵抗帯も、天王星が破りたくてウズウズする境界線だからだ。天王星はそれが何であろうと境界や制限の尊重など大嫌いだ。それはただ侵害され、驚きを生み出し、ショックさえも与えるためにそこに存在するのだ。

高い可能性としては、どちらの場面においても(反騰でも下落でも)価格変動は誰の予想をも上回るだろうということだ。つまり、次に来るのは月蝕であり、それは1)水星が逆行に転じた翌日に起き 2)不動宮の初期度数で形成される火星・天王星と不動宮Tスクエアになる。火星は3)水星とともに逆行しているばかりではなく、4)火性星座宮の獅子座を運行する太陽とはオポジションだ。それは火の質を持つ火星がやはり火の質である太陽に非常にハードなオポジションを形成しつつ、カオスのマスターとも言える天王星にTスクエアを形成するということだ。

        もちろん、株式市場に特筆すべき事など何も起きないという可能性はある。結局、多くの指数は(ダウ平均のように)2月9日にいくつかの米国株式市場に示現した23ヶ月サイクルの安値への急落以来、一定のレンジを上下動している。惑星配置の激しい力が人間活動における金融という領域の代わりに自然界や地政学的な領域で顕現するかもしれない。これらの惑星サイクルは地震、ハリケーン、竜巻や突風、そして大規模停電との関連性を持つ(送電網の安全度はどの程度だろう?)。

また、これらのシグナルはテロリスト活動やサイバー・スパイ、またはサイバー窃盗をも象徴する。そして、出生時に天王星の強力なシグナルの下にあった人々は、本当に優れた物事、または真にバカげた事をしでかす可能性が最も高い。我が国の大統領は、これまで目にしてきた出生図の中で最強の天王星の配置を持つ者の一人だ。彼はまったく一貫性を持たず、予測もつかず、落ち着きや自己制御、安定性とは程遠い存在だ。この時期の彼は ― まるで選択肢が存在するかのように ― 非常に注意深く監視されるべき人物だろう。何故なら、彼のふるまいと言葉はこれまで見られなかったほど極めて大胆奔放になっていく怖れがあるからだ。そう、これからの2〜3週間は、ここまで来ればもう大概であるはずの彼の言動でさえ、さらなる驚きをもたらすかもしれない。

        一部の人々は、この種のふるまいと心理的傾向(予測不可能な特質)は一種の財産だと言うだろう。他の人々はマイナス要素だと見なすだろう。さらに他の人々は、それが面白いのだと言うだろう。

だが、この全てが2017年12月21日の冬至以来、私達が経験し続けている「グレート・リセット」の一部なのだ。 私達が足を踏み入れた回路は予測不能の混沌が渦巻く新時代であり、2022年まで鎮まることはない。そしてその時、FRBと米ドルは今日占めている位置とは全く異なる地位にあるかもしれない。







訳文ここまで
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