mundane2018_banner
ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。『マンデーン2018』内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。


なお、『マンデーン2019』は2019年3月末日に発売予定です。内容紹介記事はこちらになります。
 

January 14, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月14日(フリー版より抄訳)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------

【お知らせ1】
 『フォーキャスト2019』の水星逆行記事(P95)中、日付に間違いがありました。

 誤)7月27日〜31日 
 正)7月7日〜31日
   (日本時間8日朝〜8月1日午後)

 原文の校正ミスに気付かずそのままになっていました。
 お詫びとともに訂正いたします。


【お知らせ2】
  来週1月21日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m


≪ 先週を振り返って≫

以下、引用と本文は抄訳になります。

引用文:https://www.cnbc.com 2019年1月10日付記事
“Fed Chairman Powell “Very Worried” About Growing Amount of U.S. Debt”より

・膨らみ続ける米国赤字に対するFRB議長ジェローム・パウエル氏の懸念/・2019年には1兆ドルを超える勢いで増大し続ける財政赤字に多くのエコノミストが警鐘を鳴らす/・これまでにも年度赤字が1兆ドルを超えることはあったが、今のような持続する経済成長下でそれが起きたことはない。もし今後不況が訪れたらどうなることかという懸念が持ち上がる/・格付会社のフィッチ・レーティングスは継続中の政府機関閉鎖は予算を通す能力の査定に響き、米国のトリプルAの格付に悪影響を与える怖れがあるとした。


引用文:https://cnbc.com 2019年1月11日付記事
“A Crunch Brexit Vote is Coming That Could Trigger Even More Political Chaos" より

・英国議員は3ヶ月足らずに迫ったEUからの離脱を控え、首相テリーザ・メイによるEUとの酷く嫌われたブレグジット合意に関して投票することになる(1月15日)/・驚くことに、連合を離脱するためのメイ氏の方式は事実上の否決状態に直面している/・このままでは政府が完全に崩壊、無秩序なままのEU離脱が起きるか、ブレグジットへのプロセスそのものが根こそぎ無かったことにされるか..../・議会は姿勢を改めて秩序に則した離脱を粛々と行い、EUとは比較的近い経済的繫がりを保つようにするか、または巨大な不確実性を生み出すのか、どちらかに決めなくてはならない...


12月と1月初頭のワイルドな状況は、先週世界の株式市場が手堅く上昇するにつれて小休止となったように見えた。

これは近づきつつある木星・海王星スクエアの最初の形成と関連するかもしれない。

海王星の影響は天王星と全く異なる。まるで天気の良い日に静かな湖にゴムボートを浮かべ、風も凪ぎ、心配事もなく、夢見心地で浮かんでいるようなものだ。

そしてその特質である「受動性」は、トレーダーにとっては自己満足と変わりない。

だから何も「悪い」ニュースがなく、懸念を生むようなツイートが流れるようなこともなければ、投資家はそれだけで投資する理由になると感じる。そんな傾向が生まれやすい。

これが次に、天王星が支配的な期間に入って危険を呼ぶ可能性がある。

海王星のフワッとしたエネルギーに浸っていると、「不穏なニュース」またの名を「天王星」が市場をヒットする時に無防備のままでいることになるだろう(1月18日~21日±3日)。

ブレグジット・ディールに関する投票は先週は行われず、15日になった。つまり次の天王星襲来の直前というタイミングだ。

まだ木星と海王星スクエアの影響下でもあり、投資界は英国が何を望み何処へ行くのかに関する解を誰かが持っているのでは?と頭を捻っているが、その答は来週知ることになるかもしれない。

しかしその投票も問題を明確にするというより、さらなる混乱に突き進むだけという可能性がある。何故ならそれが木星・海王星スクエアの「平常状態」なのだから。

つまり、晴れた日に何もすることなく、何かに煩わされることもなく湖にボートを浮かべるには良いが、一旦何かを為そうとするなら、たちまちボートから落ちて泥沼に嵌まった自分に気付くようなもの。身動きが取れない。しかも、誰も眺めているだけで助けてくれない。

同じ事が昨今のFRBの態度変化にも見て取れる。FRBは今や利上げに対して「忍耐強い」。これを受けて米ドルは下落、そして他の通貨、原油、貴金属は騰がった。たった2週間程度で何と違いの出ることか。これと同じことを逆の意味で、私達は再び今後2週間のうちに口にするかもしれない。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて文字どおりにも、比喩的な意味でも、もう一つの宇宙嵐が差し迫ろうとしている。1月18日、太陽が天王星にスクエアを形成し、その後1月20日〜21日に太陽が水瓶座入りすると同時に月蝕が起きる。さらに、1月21日には火星が土星にスクエアを形成するが、これは静穏な湖で遊ぶはずのゴムボートにとっては楽しむどころではない状況で、ちょうど蚊の軍団が日焼けした肌を刺そうと押し寄せるようなものだろう。一方でこれは金星が木星にコンジャンクションとなる期間のただ中であり、それだけなら非常に良いのだが、同時に海王星とはスクエア形成となる。これが1月20日〜22日だ。

複数のジオコズミック・サインを通して見る時、一つのグループがさらなる市場下落を示唆し、そしてまた別のグループが突然の回復を示唆する。これはもしかすると、米国政府機関の閉鎖騒動がクライマックスに達し、このあたり(1月18日〜25日)で解決を見るのかもしれない。袋小路にはまったフラストレーションは市場を下落させるが、決着がつくのは突然でそれが歓迎される。そして市場を押し上げる力となる。だがここで頭に入れておかねばならないのは、この時期は全てが短期的だということだ。

        今年は射手座を運行する木星を注視し続ける必要がある。木星が海王星とスクエアを形成し、それが市場をヒステリーとパニックに導く潜在力と可能性を持つとしても、射手座の木星が保持する歴史的な特質は弱気というより本質的には強気であり、したがって市場バブルとの相関性をも保っている。私の推測では、現在 私達は2008年初頭によく似た期間に入ろうとしている。

2007年10月、株式市場は史上最高値をつけた。それは前回木星が射手座に在泊した時のことだった。株式市場はその後1月後半に激しく下落し、FRBはさらなる流動性を創出することを強いられた。1月終盤に底を打つと、FRBによる本気の金融緩和策が2008年5月に向けて株式市場を押し上げていった。2018年10月、米国株式市場は再び史上新高値をつけてトップアウトした。

その後は12月終盤に向かって深刻な下落が起き、それは2007年10月〜2008年1月当時と同じようにほとんど3ヶ月にわたって続いた。そしてここ数日来、FRBが登場して金融緩和(もしくは少なくとも、いくぶん攻撃的な利上げ方針からの後退)というメッセージを発信し始めると、株式市場も調子良く回復し始めた。ひょっとすると12月26日〜27日は4年サイクルの底となる安値で、木星が射手座を運行する数ヶ月の間、この反騰が続く可能性はある。そうなれば誰もが落ち着きを取り戻し、危険な時期は過ぎ去ったと感じて再び自己満足の世界へと戻っていくだろう。


  そしてその後、ワイリー・コヨーテは「断崖の淵」に到達する。そこではジャンプするか、またはじりじりと絶壁を下りながら、もっと重要でリアルな「壁」(2020年の「カプリコーン・ステリウム」)と直面するかを決めねばならない。それは現在建立されつつある負債の壁だ。






訳文ここまで
------------------------------------------


January 06, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
--------------------------------------------------------------------------
今回は引用を端折って本文のみとさせていただきます。m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫

引用文:
 cnbc.comの記事より雇用統計の各数字、及びエコノミスト予想との比較

  2018年の終わりは多くの出来事が起こった時期だった。クリスマス・イヴの12月24日、ダウ工業平均は653ポイントを失い、イヴ当日の下げとしては過去最大の下落幅を記録した。次の取引日であった26日にダウ平均はさらに下げたが、その後反騰して1086ポイント上昇し、これは1日で最大の上げ幅となった。そして私達は、これと似たパターンが展開していくのを新年最初の3日間で目撃している。

  だが今はまず去年末の様相をふり返って見よう。何故ならその時何かが起こり、それは今や非常に重要な要素となった可能性があるからだ。

以前なら、クリスマスの前後にこれほどの荒れた地合に遭遇するようなことはなかった。この時期は通常、市場がほとんど常に静穏だったからだ。だが2018年は違った。

その違いは、天王星が牡羊座終盤に在泊し、それがニューヨーク証券取引所(NYSE/1792年5月17日)設立図の土星にコンジャンクト寸前まで近付き、しかもそれがNYSEの天秤座に在泊する木星・海王星コンジャンクションにオポジションを形成していたことにある。天王星は2018年2月〜4月にも牡羊座終盤に在泊しているが、その時ダウ平均には記録破りの1日1000ポイント以上の下落をみた日が2日間あった。そしてついに4月2日、底を打ったのだった。他には何一つ主要なアスペクトが見られない時、私達はNYSEのチャートに対するトランシットのアスペクトを見る。そしてそれによって、このような動向との関連性が明らかになったのだ。

2018年5月15日、天王星は牡牛座にイングレスした。それはより秩序だった市場と関連していた。だがその後、逆行に転じて2018年11月6日に牡羊座終盤に後ずさりしていくと、売りの猛襲が戻ってきた。11月30日に金星が3回目にして最後の天王星へのオポジションを完了すると、それは容赦ないものとなっていった。次の取引日だった12月3日には最後の反騰への試みも終わり、ダウ平均は25,980で二番天井をつけた。そしてそこから状況は滝落としの下落となり、12月26日の朝には21,712の安値が示現した。それは金星が逆行を開始する2取引日前、まさにMMAの★★★重要変化日(CRD)だった10月3日につけた史上最高値から19.43%の下落だった。そしてクリスマス・イヴ後の2取引日でダウ平均は1669ポイント反騰し、12月28日金曜に23,381の高値をつけた。

  12月全体で見るとダウ平均は2,211ポイントの下落で、12月のパフォーマンスとしては1931年以来最悪であり、10年前の「大不況」からの推移を見ても最悪の年となった。実際、10月3日以来の19.43%という下落幅は、時間と価格両方のターゲットレンジにおいてダウ平均を4年サイクルの底値へと導いている。

  拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』の改訂版で提示した私達の研究によれば、

『4年サイクルにおける天井から底までの下げ幅は16.2%〜57.1%というのがノーマルレンジ(頻度90%)であり、通常の下落幅は少なくとも19.2%(頻度81.25%)だ。またこれも非常に興味深い事だが、4年サイクルは通常36ヶ月〜56ヶ月続くことが多く、歴史的に見て25%の確率で、天井から底までの下落がわずか1ヶ月〜3ヶ月の間に完了している』。

12月26日の安値は、現行4年サイクルが始まった2015年8月から40ヶ月で示現した。また2018年10月3日からの下落はそれから2ヶ月後のことだ。換言すれば、日柄と下げ幅を鑑みて、4年サイクルの底に関する私達の評価基準は満たされたということになる。もちろん、今後さらなる下げが続く余地は時間的にも価格的にもまだあるし、天王星は3月6日まで牡羊座を離れない。しかし、現在は木星も射手座を運行中であることから、MMAの調査基盤に基づいた市場タイミング研究を価値あるものと理解する投資家の皆さんには、新たな強気市場が始まる可能性を今、高い緊張感をもって油断なく見ておくことを推奨する。

  先週、新年がスタートすると同時に、世界の株式市場はさらなる荒れた地合に突入した。たとえばダウ平均だが、アップル社の将来の収益に関するネガティブな見通しを報じたニュースによって1月3日木曜には660ポイント下落した。だが、これら全てのロスは、ダウの746ポイントの反騰で金曜には帳消しとなった。これは超弩級の雇用統計の数字と、米中間の貿易問題に関する話し合いが再開するとのニュースを受けてのことだった。この問題の解決が、射手座の木星がもたらすブルの猛襲の眠りを覚ますゲーム・チェンジャーとなりそうだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  木曜の株式市場をきりもみ状態に降下させたアップルの収益見通しは、天王星と関わっていた。それは混沌、ボラティリティ、そして興奮に関わる惑星だ。またテクノロジーを支配し、週末の1月6日(日本時間7日)、土星とコンジャンクトして起きた日蝕(テクノロジー企業の重圧となるニュース)の直後に順行に転じる。だが事はそこでは終わらない。

木星は1月9日、天王星に対して135°のセスキコードレイト(セスキスクエア)を形成する。これについてはドイツのアストロロジャー、故トマス・リングが『現行の事物の裂け目に激流が走るようなもの』と非常に適切な表現を遺している。その「裂け目からの激流」が、迸ろうとしているように感じられる。

そしてこれら全ては、1月13日に起きる 都合3回のうち初回の木星・海王星スクエアの先触れとなる。これは2019年に起きる外惑星のアスペクトのうちでも、最も支配的な役割を果たす重要なジオコズミック・サインだ。『フォーキャスト2019』でこと細かに解説したように、このアスペクトこそが、2019年12月〜2020年12月に展開するパワフルな「カプリコーン・ステリウム」の「セットアップ」にあたるフォースなのだ。それは「非合理な活況」、自己満足、そして(または)ヒステリーとパニックに関連している。この初回のアスペクト形成が近付くにつれて、私達は集合体として自己満足に浸る行為とヒステリー症状の間を行ったり来たりする心理を経験しつつあり、市場はそれを反映しているのだと私は見ている。



≪ 長期的考察とジオコズミクス ≫

★cnbc.com 12月28日付記事からの引用文要約

  「トランプ大統領は任期初年度で市場が常に上昇するという幸運に恵まれてきたが、今年はそうはいかなかった。中国との貿易摩擦、FRBの4回にわたる利上げ、世界経済の停滞への恐怖がその根底にある。トランプ氏は市場の下落をFRBのせいにして文句を言うが、それは違う。トランプ政権の閣僚に投資アドバイザーがツイッターでアドバイスしたそうだ。大統領がFRB議長のパウエルを非難するツイートをもうやめて、政権からの離脱者をこれ以上出さず、中国との貿易交渉をうまくまとめれば、市場はイヤでも騰がるだろうと。」

  さて、引用した記事に出て来たこのアドバイザーは核心を突いている。経済におけるたった一つの問題は、FRBではない。FRBは大分前から利上げの信号を送ってきた。しかも2018年9月の利上げの時には、市場はその後史上新高値をつけさえした — 大統領が公的にFRBの計画を批判し始め、中国との貿易摩擦でもポジティブな進展に失敗するまでは。詰まるところ、株式市場の動向は、好むと好まざるとにかかわらずトランプ大統領の胸三寸であり続けてきたし、これからもそれは続いていく。そして彼は明らかに、自分の行動やツイートによって米国株や世界の市場がしばしば激しく下落することを嫌っている。だが、もしかすると彼はそのアドバイスに耳を傾けて(あるいは聞く耳を持たなかったとしても)、市場に常態が戻ってくるかもしれない。

世界における現在と未来の動向に相関するジオコズミック状況への私なりの理解によれば、この現行の不確実性と市場の不安定さが今月ただちに変わることはないように思う。だが、ここで皆さんに理解しておいていただきたいのは、私が間違っている可能性もあるということだ。以前にもそれは起きた。結局、アストロロジー自体が間違うことはなくても、アストロロジャーのほうは宇宙で起きている事象に関連して地上に何が起き得るかの解釈において、しばしば彼/彼女が宇宙の言語を翻訳していく段階でその意を捉えそこなうことがある。

私達はいつも過去をふり返って物事の相関性を見ることが出来る。ファンダメンタル分析であろうが、テクニカル分析であろうが、チャート・パターン分析であろうが、それは同じことだ(歴史家の場合は出来事の後でその要因を理解し、その前に因を掴むことは稀だが)。 相関性というものは、継続してきた事実を見れば常に歴然としている。しかし、私達は歴史的な事例に基づいて80%かそれ以上の確率で起きてきた事象に基づいて、未来の可能性を研究している。  残念なことに、100%の確率で起きるような事例は少ない。そしてそれまで100%の一致を見てきたセットが訪れる時、その結果が過去の事象と同様のふるまいとはならないケースが出ることは避けがたい。こうして次に同じセットのジオコズミック・ファクターが訪れる時に使える合致率の範囲は結局80%程度に終わることになる。


  こうした全てのことを踏まえた上で、私達は今月、2019年1月に発効するジオコズミック・ファクターを見ていくことになる。1月2日〜1月25日の間は、盛り沢山のジオコズミック・サインが展開していく(少なくとも10種)。それらは株式市場の「短期サイクル」における高値と安値、そしておそらくは他の金融市場における同様の値動きとも相関性を持つ、「トレード」に適したものだ。少なく見積もっても、それらサインのうち4つは急激な価格変動との高い相関性を保っている。トレーダーにとってはジェットコースターに乗っているような感じになりそうだ。そして、もし最近数ヶ月が何らかの兆しを示しているとすれば、トランプ大統領にとっても同様だろう。

さぁ、シートベルトをしっかり締めよう。ライディングはまだ終わらない。とりわけ1月21日〜25日には注目しておくと良いだろう。







訳文ここまで
----------------------------------------


January 05, 2019

🌑1/6の新月・部分日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
1月中は多忙のためメリマン・コラムはお休みや抄訳、または部分的なツイートのみになるかもしれません。また抄訳の場合も、いつもの日曜夜には間に合わないかもしれません。とりあえず7日付に関しては、遅れるかもしれませんが抄訳はUPするつもりでいます。(ひょっとすると今年からは、余裕のあるときだけ全訳をUPするような形になるかも?です)。楽しみにしてくださる方、すみません!🙇‍

【訂正のお知らせ】昨日、記事の中で <木星・海王星スクエア> の正確な形成日を 1月31日 と記述しましたが、正しくは『1月14日』(日付が変わってまもなく)でした。(1月31日夜は土星・海王星セクスタイルの形成になります。) お詫びして訂正させていただきます。m(_"_)m

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  1月6日10:47前後、北海道周辺で 10:53前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は10:28頃、沖縄周辺では09:58前後に山羊座 15°25’ で新月となります。

(部分食の始まりは9時前ごろ。食の最大は那覇で大体9時40分ごろ~札幌で10時13分ごろ)


前回の新月のテーマについてはココ満月についてはココをご覧ください。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月・太陽 ♑️山羊座15°~16°― 発効期:1/6~2/4 】
→🌑🌞"Many toys in the children's ward of a hospital"
   『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』
            ↓
→🌑🌞"Boys and girls in gymnasium suits"
   『体操着を着た少年少女達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★「指針に沿った自由な発想」と厳格な「規則」との違いを正しく識別する必要
→★ 生きることの厳しさからしばし離れて息を抜き、心を慰める
→★ 「縛り」や「規範」を曲げてでも大切な何かを生かすためのタイミングを知る
→★ ほんの小さな何気ないギフトや触れあいが心身を癒やし明るい兆しをもたらす
→★ 取るに足りない物事に耽溺して真に取り組むべき人生の問題から目をそむける危険
→★ 何が正しくて何が誤りかについての思い込みに一度クリアボタンを押す必要
→★ 自分に嘘をつくことをやめて赤裸々な人生そのものを愛するために通る試練
→★ 状況は選択次第で常にフレキシブルなものだと気付くための挑戦
→★ 良い変化への内的な勘どころを瞬間的に捉えていく意識を持つ
→★ 断片ではなく全体を見て起きていることを理解していく必要
→★ 複雑な社会環境を渡る上で特定のスキルを磨くためのノウハウを知る
→★ 全てのバランスの中で出来ることを全力でする(自分の中にないことはしない)
→★ 生き抜くための衣装、不必要な摩擦を避けるための知識を身に付けていく
→★ 「真実」とされる物事、または自分がそう「感じる」物事への
           熱情によって動かされていく自分や人々を見ていく
→★ 再び自らのコアに立ち戻って中心に存在する生命の火を確認する・・・→


★エネルギーのポイント:前回の新月『くつろぎながら油断なく目を見開き、
                     耳を澄ましながら肩の力を抜く』
                    
            今回の新月「だが、それでいい。」という視点
                   
            
190106NMSE


        今年最初の新月、部分日蝕がもうすぐ起きます。2019年は始まったばかり。 ところで、去年12月23日の満月は、蟹座 ― 山羊座軸の0°台で起きました。そして今回の新月・部分日蝕は、山羊座 ― 蟹座軸の15°~16°で起きます。


partial-solar-eclipse-11542



  前回、直近の位置でルネーションが起きたのはカーディナル・クライマックスの中央部。メリマンさん曰く「一生に一度の巡り合わせ」である強力な天体アスペクト「天王星・冥王星ワクシングスクエア」の7回目にして最後の形成を控えた2015年1月5日、蟹座14°~15°台の満月でした。つまり、この日蝕でベースとなる度数のテーマが当時のメインテーマだったんですね。あの当時はカーディナル・クライマックスの初頭部で起きた「アラブの春」が混迷を深め、今もまだ各地でテロやシンパによる斬首事件を起こしているイスラム過激派組織ISISが台頭した時期でした。こうした流れはアラブ・アフリカ・アジアにも拡がり、難民問題とグローバリズムが引き起こす摩擦となって今、世界の政治・経済・社会を揺り動かしています。

そして、今回は来たるべき2020年の「セットアップ *」となる2019年最初のルネーションであり、自ら支配する星座宮に在泊して強い力を放つ射手座の木星と魚座の海王星(今回は新月図の支配星でもある)のスクエアを含み、また冥王星と、それに続いて支配宮である山羊座入りした土星とのミッドポイント直近で起きる新月でもあります。そしてこの新月期(満月期も含む)には、月末の土星・海王星初回セクスタイル(広い意味での美徳、犠牲、思いやり『フォーキャスト2019』より)も起きます。

なので今回の部分日蝕は、4年前の経験の集大成**としての「今」を見直すようわたし達をいざない、そこから1°ぶん拡がったパースペクティブを提示しながら「さぁ、どうする?」と問いかけているのかもしれません。4年前、当時のエネルギーのポイントは『根本的な内的訓練の開始』でした。でも今回は、あえて心象的な方向から抽出してみました。

* 『フォーキャスト2019』および今春に刊行予定の電子本『マンデーン2019』で詳説されている2019年のテーマ。

**地球と月がそれぞれに公転している関係上、ルネーションのサイクルは少しずつズレていきます。なので新月や満月が4年ごとに同じ度数で起きるわけではありません。


milky-way-984050_1280



★1月新月・日蝕の星模様とチャレンジ ★


<新月図で目を引いたアスペクト、サラッと>

土星・冥王星のミッドポイント直近で新月・日蝕
土星・ヒュロノメ・イカルス・冥王星とコンジャンクトの新月・日蝕
力の変換、物事を甘く見ることによる犠牲、喪失の哀しみ、絶望感
落ちることへの怖れ、力への野望と権力闘争、プランと展望、促進される変化
または飛行機などの事故 etc.

新月と海王星がセクスタイル
慈愛、夢、思いやり、美へのあこがれ、アート表現、
受け継いできたものに磨きをかける、正しい力の使い方を学ぶ

木星・海王星がスクエア(正確な形成は1月13日〜14日)
秘密の暴露、嘘・欺瞞、結果を軽く見る傾向に注意
宗教や信条的ファナチズムの発露、過去の感情が生き生きと蘇る経験
(2020年へのセットアップ:ヒステリー、パニック、自己満足、非合理的活況/『フォーキャスト2019』より)etc.

木星に対し月のNノードと天王星からクァドリフォーム
現実の事物に根ざすことのない「ロマン原理主義」や利便性の徹底的追求による自我の肥大の促進、何かの「かたち」が壊れていくプロセス、「弘法も筆の誤り」的な出来事、眠っている感情や情念を掘り起こし統御していく etc.

土星・オルクスがトライン
規範、ルールを尊重する、約束を守る、人知れず手を差し伸べる
説明責任を果たすことの要求や導きetc.

ノード軸・レクイエム・天王星がGスクエア
自分らしさの主張、突然の出来事によって存在のはかなさを知る etc.

OOBの水星・フォルスがコンジャンクト
突然のインスピレーション、コミュニケーション願望、
精神や事物の内部に溜まっていたエネルギーが突然爆発する、
破壊衝動 etc.

MCにイクシオン・インターコスモス・ターディス・クルースン
  がコンジャンクト

放縦、耽溺、抑えの利かない状態
部族的または民族回帰的な信条、または血縁からの働きかけ
一つの立場から全く別の立場へと変化する可能性
異次元的な器、またはコミュニケーションの困難さ etc.

蠍座の金星・牡羊座の天王星がクインカンクス
自分の理解を超える物事をなんとか納得しようとして葛藤する
権力闘争の危険
対立を避け、事をわけて説得にあたる必要 etc.

蠍座の金星・魚座のカイロンがトライン
長く抱いてきた哀しみに静かに折り合いをつけていく
何かが訪れ、ひそやかに拡がっていく予感
巡り会いと別れの中で深まっていく自分への理解 etc.

牡羊座のエリス・天秤座のパラスがオポジション
 国の内外で起きる政治的敵対精神
「正当性」に関わるプライドの衝突、所有権に関する強いこだわりetc.

ASCにオエノーネ(小惑星)がコンジャンクト
(新月図は東京ローカル図でもあり、どれほどの影響力があるかは未知数)
嫉妬や復讐心、プライド、個人的な偏見や悪意に注意
それらを一度明確に捨てた上で行動する必要

1月2日~18日まで水星がOOB入り
(新月のデクリネーションは22°台なのでOOB特有の浅くも深くも
 "飛び気味"の思考は比較的理解しやすいものになるかもしれない)
 8日〜9日 水星が火星にスクエア
 13日〜14日 水星が土星とヒュロノメにコンジャンクト
 15日 水星が海王星にセクスタイル
 18日〜19日 水星が冥王星(とイカルス)にコンジャンクト

水星OOBの影響を受けると頭の中に湧き起こった思考を外に向かって表現する傾向が強まる。普段お喋りなひとは止まらなくなったり、いつもは寡黙な人が突然話し始めたりツイートを連発したりする傾向が見られるかもしれない。またOOBの水星が触れる惑星の特質を水星が思考に翻訳・増幅する働きがあるため、ともすると話が大きくなったり、売り言葉に買い言葉の煽り合いが激化する危険も。デマの流布や集団心理の攻撃性には注意を要する。また集中力が極端に高まったり低下したり、ギャップが激しくなる可能性もあるので事故やミスにも注意を。

山羊座入りした水星は落ち着きを取り戻し、深い思考と現実的なコミュニケーションを促進するかもしれない。火星にスクエアを形成する水星は、大胆な決断を下す勇気をもたら可能性もあるけれど、苛立ちや口論には注意を。また土星とヒュロノメにコンジャンクトする水星は、現状への悲観や批判的な物の見方を促進するかもしれない。海王星とセクスタイルを形成する水星は、クリエイティブな能力に繋がりそう。何かを書いたり表現する良い日になりそう。ただし、やはり嘘や欺瞞に走る面もあるので注意する必要もある。イカルスと冥王星にコンジャンクトする水星はともすると強迫観念に取り憑かれやすい質を帯びると思う。何事もやり過ぎに注意。「イチかバチか、これでなければもうおしまいだ」的な考えが湧くようなら怪しんで。

1月7日 天王星が牡羊座28°台から順行開始
突然の混乱、事故、騒乱、相場の攪乱、権力闘争 etc.


そして...
1月21日 獅子座0°51’で満月・皆既月蝕!



eso1039a




★1月新月・日蝕のサビアン・シンボル ★


  前回は黄道上の特異点、エリーズ・ポイントで起きた満月でした。で、今回の新月は同じカーディナル・サインのちょうどど真ん中で起きます。エリーズ・ポイントが「個人と社会がぶつかりあう交差点」だとすれば、この15°近辺は一瞬の火花が散った後に立ち止まり、内的な考察を経て次の体験に備える地点、または次の軌道への分岐点だと言えるかもしれません。では、以前書いた解釈に今年らしさを加えて。早速見てみましょう。


🌑 新月のベースとなるシンボル:
山羊座15°『病院の小児病棟に備えられた沢山のおもちゃ』


  ここは大きな病院の小児病棟。病気で辛い思いをしている大勢の子供達が入院しています。病院に入院するということは、厳しい管理の下に生活するということ。朝の回診、投薬、検査、あるいは手術や術後のリハビリ。病状によってはベッドから離れられず、または常に管とともに寝起きし、決まった時間に決まった食事を摂らなければなりません。健康なときの暮らしぶりに比べたら、本当に規則だらけの縛られた生活です。家族から引き離され、学校へ行くことも出来ず、辛い検査や手術に耐えて頑張っている、沢山の子供達。

  だからその一角には、彼らをひととき慰めるために様々なおもちゃが備えられています。  ほんのひとときでも、可愛いぬいぐるみや機関車やゲームで遊ぶことで、彼らの淋しさ、恐怖や辛さを和らげることが出来るかもしれません。 沢山のおもちゃは、寄付されたものでしょうか? あるいは、退院していった子供達が後に残った子達のために置いていったのかもしれません。そこに備えられたおもちゃ達には、そのひとつひとつに、小さなひと達の心細さを思いやる気持ちが託されています。

 

bear-1824882_1280



  今、子供達は辛さを忘れて無心に遊んでいます。それは、ひとときの解放かもしれません。彼らがどんな境遇にあったとしても、たとえそれが大人の目から見たら古く汚れた小さなぬいぐるみであったとしても、そこで触れることが出来たもの、自分の中の「何か」に触れ、繫がりを感じたものによって、ひとのこころは癒やされる可能性を持ちます。そしてそのひとときの安らぎは、人間が本来生まれ持つ回復力にとっては大きな栄養になる可能性があります。

また、こうして無心に遊ぶ子供達の笑顔は周囲で見まもる大人達をもホッと癒やすでしょう。たとえわたし達全員がいつかは死すべき存在だと知っていても。そしてその刻がいつ誰に訪れるかは誰にもわからないのだとしても。今このときは、その子の笑顔が全てです。そして今この時こそが、わたし達の「生」の全てなのです。

わたし達の社会には、厳格なルールに従うべき環境が確かに存在します。山羊座に入ってからここまでの間には、個と社会の間に起きる様々な摩擦や挑戦、希望や自負、そしてふとかいま見る「闇」を象徴する度数が続きます。そしてここで中間点に至り、そんな社会と個のせめぎ合いの中で、重圧に負けず、自らの力を保つための「遊び = スペース 」を持つこと、そしてそれを許すこと、または与えることを描いたテーマが出てくるのはとても面白いと思います。


P1120926



  ここは小児病棟。そしてわたし達は、入院患者であり、同時におもちゃで遊ぶ子供達です。ここでは、病気を治すことが第一義。それが「目的」であり「法」であり「ルール」です。どんなに甘いお菓子が欲しくても、我慢しなければならないかもしれません。けれど、確かに人間って張りつめてばかりでは保たない。どんなときでも、疲れを感じたら臨機応変に一瞬の弛緩を自分に許す。「遊び」を許し、こころを癒やす何かに触れる。それが明日への鋭気となっていく。小さなリフレッシュ/リニューアル。その繰り返し。きっとこれからも、その積み重ねはとても大切な栄養になっていくでしょう。たとえ形として残るものは何もなくても。どんなときも自分が、自分であり続けるために。


  ちなみに、このシンボルを補完するオポジションの度数、蟹座15°のシンボルは『満腹するまで食べることを楽しんだ一団の人々』です。そこでは、ただ欲するままに美味しいものを食べ尽くすという一種の放縦さと、それを味わい尽くす楽しみが描かれています。B.ボヴィはこの光景を、山羊座の病院「ホスピタル」と連動する言語イメージ「ホスピタリティ」と関連付けていました。つまり、ここに描かれた人々の陰には常に、彼らが満腹するまで堪能した美食を提供する側の人々もまた存在する、ということです。


restaurant-690975_1280



  一団の人々は、自分達のために提供されたものを十二分に楽しみました。『あぁ、美味しかった!もうお腹がいっぱいだし酔いも回ってしまった...』 問題はそれから先です。次に彼らがどんな体験をするかは、そのひと次第。美食であれ、飲酒であれ、他の物事であれ、あまりに欲望のままにふるまい、耽溺してしまえば、行き着く先は病院かもしれないし、社会的な破綻かもしれません。けれど小児病棟の子供達とは違い、この場合は自分がしたことの結果を自分が引き受けるという形になります。それとも、ホストまたはホステス役の人々が彼らを介抱し、家まで送り届けてくれる... そんな思いやりに満ちた幸運に出逢う...なんてことも、あるかな?

  こうして山羊座と蟹座を貫く15°軸に描かれた対照性を俯瞰してみると、どちらにも異なる形を通して「思いやること」「貪ること」の光と影が暗示されているように感じられます。これはどちらが良いとか悪いとかではありません。光と影は常に表裏一体となってわたし達の中に存在し、ともに生を紡いでいるのだから。

子供達は、たとえ病棟に在ったとしても、そこで様々な社会的体験を学んでいます。ときには言うことを聞かずにお菓子を食べて怒られたり、ときには大好きなクマさんをもう一度抱きしめたくて、痛みに耐えて頑張ったり。これらの全てがもう一度、思いっきり野原を駆け回れるその日へと繋がっていきます。


P1120693


  だからわたし達も今、社会の頂点である山羊座の中盤に来て、これから自分という宇宙をくまなく駆け巡っていくその日のために。このシンボルに示された、社会を構成するにあたって不可欠の「他者を思いやる精神」の発露を見ると同時に... 今一度、自他を「思いやること」と「貪ること」の狭間に立ってみることを促されているように思えます。それは自分に何を、いつ、どれだけ許し、楽しみ、そして遊びきるかを意図し、ブレずにコントロールしていくことかもしれません。



🌑 新月のメイン・シンボル:
山羊座16°『体操着を着た少年少女達』


  さて、いよいよメインのシンボルですが、前の15°からこの16°では、雰囲気がガラッと変わってきます。前のシンボルには、どちらかというと内省的というか、少しだけ社会の前線を離れて体を引き、自他を顧みるような味わいがありました。でも、このシンボルではなにやら姿勢が前のめりになってくるようです。

原語の「gymnasium」とは体育館のこと。なので「gymnasium suits」は体育や何らかのスポーツを練習するための衣服、日本語では地方によって体操着や体操服、または体育着や運動着と呼ぶようです。また「ギムナジウム」といえばドイツなどに見られる、大学への進学を目指す中等学校を指します。一方、B.ボヴィによれば「Gymnasium」はもともとギリシャ語で戦士達が「裸で鍛錬すること」を意味するのだそうです。


volleyball-team-1586522_128



  つまりこのシンボルでは、少年少女達が「鍛錬」という共通の目的をもち、通常の服装よりも軽快で動きやすい(つまり裸に近い)衣服をまとって "四角い体育館" に集まっている光景を描いていると見ていいでしょう。その体操着はおそらく彼らが所属する学校やチームを示すおそろいのデザインではないでしょうか。

  さてこのシンボルも、対向する蟹座16°と対で見ていくほうが判りやすいかもしれません。その蟹座側のシンボルは『手書きの巻物を手前に置いて正方形の前にいる男』です。ん、ちょっとややこしい構図ですよね。

  これは、ひとりの男が自分の手前に一巻の巻物を置きながら、目前の「四角形」に対峙している光景です。巻物というからには、多分とても古い手稿なのでしょう。そして、目の前にある不可思議な正方形「square」……。 B.ボヴィはこの原語の 「square」から「city square」 や「square board」などへと言語イメージを拡げ、広場を前に古地図を持って立つ光景や、ルールブックを片手にボードゲームに興じるシーンにも通じるとしています。広場を前に、これからどの方向を目指そうかと地図を覗き込む男。または攻略本を前に、20世紀初頭に米国で生まれたという資本主義ゲーム、モノポリーに興じようという男...。そんな風にイメージを拡げてみると、そこにはこの先を左右するような「何か」を読み解こうとする人の姿が浮かび上がってきます。けれどこのシンボルの本質は、やはり「正方形」そのものが体現する原理にあるのではないでしょうか。


square-498253_1280



  正方形が象徴するものは沢山あります。たとえば四つ組で表される宇宙、世界、生命の象徴として、まず曼荼羅の基本的な形状を挙げることが出来ます。ただ、曼荼羅の元となるサンスクリット語は「丸い」、つまり円の意味があるそうです。ならば「完全」を象徴するとされる真円を究極の宇宙精神の表れとして描く行為は、ヒンドゥー教や仏教だけでなく、キリスト教にも、イスラム教のアラベスク模様の中にもかいま見られるのではないでしょうか。 

この「円」が、わたし達の四肢では触れることの出来ない崇高な精神の顕れとされるのなら、それを囲む正方形は、円である「精神」を地上に降ろし、「物質」として固めて身近に触れられる概念にするための方便かもしれません。 そう考えると、一枚の紙に描かれたアストロロジーの円形ホロスコープもまた、全体でひとつのコスモス= 人間としての完全なる精神を象徴していると言えそうです。


b7a31c95
 Credit : Luc Viatour / www.Lucnix.be


  けれどアストロロジーで正方形といえば、ハードアスペクトの大ボス格、グランドスクエアです。古代ギリシャのアストロロジーでは、スクエアに火星の持つ性質を当てはめていたそうです。グランドスクエアは4つのスクエアの組み合わせであり、その四隅に置かれた惑星は互いにその勢いと方向性を殺し合う、どうにも動きが取れない一種の安定性を持っています。 けれどそれは、一触即発の暫定的な安定性。 一見動きが無いようにみえる4つの壁の中で、わたし達の精神は大きな抑圧を受けながら葛藤を起こします。そして、それ自体が新たなエネルギーを生みだし、突破口を探して四角い回廊を駆け巡ります。これは確かに苦しいアスペクト。 でも、そのエネルギーがいつの日か大きな反撥力となり、新しい境地へとそのひとを突き動かしていきます。


P1120668



        もしも正方形 ― 四角形が物質的な世界の顕れだとすれば、その形状には堅固な力強さとはうらはらに、やがては壊れていく痛み、死する運命への恐怖、そして哀しみの響きもまた包含されているように感じられます。それはわたし達が創り上げている社会そのものにも当てはまるかもしれません。けれど、この世に生まれ落ちたわたし達の精神は、抗いようもなく次の局面へ向かおうとします。そして、やがては完全な円の境地にたどり着くことを夢見て進もうとする衝動を内にたずさえています。その衝動こそが、「人間」としてのわたし達を生かそうとする見えない力の大本なのかもしれません。

としても、この男が前にしているのは正方形です。ならば、もしかすると古い手稿を参照しながら彼が読み解こうとしているのは、この世に存在する物質の究極の原理なのかもしれません。まるで現代の科学者 ― 物理学者のように。 あるいは、この男はこの世界、社会、人間を、今の姿にあらしめている原理を読み解こうとしているのかもしれません。社会を成り立たせているシステム、その中に生きる人間の心理や行動に見られる一定の法則…。そして、その分析から導き出される理想にふさわしい自分のあり方を探求しているのかもしれません。


meditation-1384758_1280



  さて、ここで再びメインのシンボル、山羊座側の『体操着を着た少年少女達』を見てみましょう。彼らが集まっている体育館は「四角」い形をした建物の、「四角」く広い一室です。それは世界の中で、彼らがこれから参加しようとしている社会を象ったものかもしれません。この先、少年少女達を待ち受ける社会では、毎日のように無数の競技や試合が様々な形を取って行われています。ならば今、彼らはその競技に参加するためのスキルを身に付けなければなりません。また試合に出るためには、その競技にふさわしい衣服をまとう必要もあるでしょう。それはパーティのドレスコードのようなもの。その場にふさわしいスキル、ふさわしい身なり。飛んだり跳ねたり、走ったり、身を伏せたり、回転したり....臨機応変の対応、話し方、身振り手振りにチームワーク。それを身に付けなければ、試合に負けてしまうかもしれない...。こうしてみると、このシンボルではほとんど社会性の極みを目指す鍛錬が示されているようにも見えてきます。


そう、確かにここは山羊座の中央部。だから社会の中で高みに上っていくためのノウハウを身に付けることが示唆されていることは否定しようもありません。また、全体を統合し、統制が利いてよく機能する集合体の構成員として、チームワークを身に付ける必要も示唆されているでしょう。


building-1210022_1280



  けれどその一方で、ここに集った少年や少女ひとりひとりに問いかけられているテーマがもうひとつありそうに思えます。それは、彼らがそれぞれに何を目的としてこの訓練に参加するのか?という問いです。

もし彼/彼女が、優れたスキルを身に付けることによって、本当に自分が目指す領域のてっぺんに君臨してみたいのだとしても。物質世界の鍵を握る、マネーゲームのチャンピオンになりたいのだとしても。もしくは、宿命的にも見える四角いシステムを、少しでも「円」に近付けたいという野望を持っているのだとしても...。あるいは適当に社会参加を果たして色々経験しながらも、落ちこぼれずに暮らしていければそれで良いのだとしても。それはいったい何故なのか? 自分は人生に何を望んで固く四角い社会という場に立とうとしているのか? 今の自分にとって、試合に勝つとは何を意味するのか? それとも、ただ流されるままに体育館にやって来て、導かれるままに体操着に着替えただけなのか? 

その問いは、彼/彼女を根底で支えている蟹座(内面)からの問いかけでもあります。その問いは、常識的で当たり前の答など求めてはいません。否応なく個と社会が斬り結ぶ社会という競技場で、その場面にふさわしい衣服と立ち居振る舞いを身につけようとする、個としての明らかな理由を求めています。このシンボルは、自分の中でその当たり前過ぎる答を今一度確認するタイミングが来ていることを意味するのかもしれません。 もしかしたら、全てはカモフラージュでしょうか? 鎧と面を身に付け、鏡に映った自分を影武者として動かしながら、まったく別の人生を探求しようとするひとだっているかもしれません。そしてそれもまた、選択肢のひとつです。


P1120760



  いずれにしても、ここから山羊座の後半に向かっては、また新しい側面が視野に入ってくるでしょう。それは否応なく社会の中で生きざるを得ない現代のわたし達がそれぞれに経験する、一種の「発芽」かもしれません。一日、また一日。

どの星座宮同士のオポジション軸にも言えることだけど、この山羊座の中央部もまた、対向の蟹座が放射する深い内的な想いと慈しみによって支えられています。ならば社会性の極みに直面し、前のめりの姿勢への圧力を感じそうなこの度数にあって一度立ち止まり、自分の本当の「気持ち」を慈しんでみるには良いタイミングではないかな?と思います。


  一日、また一日。あっという間に過ぎていく刻の狭間で。 世界の壮大な「リセット」と「セットアップ」の始まりの中で...。 わたし達は、自分という宇宙をどんな視座で捉えているのでしょう?



space-11099_1280



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


January 01, 2019

🎍あけましておめでとうございます。

REM2019-

Happy New Year!!!

1月1日午前0時。
年が改まる瞬間。今年 このとき日本の太陽は 山羊座9°52’に。

そのシンボルが伝えるテーマは...
『まだゴツゴツと荒削りながら大きな可能性を秘めた自分という宇宙への新たな旅立ち。だがそこには生きるために、輝くために、可能性をひたすら消費していく道も待っている。心地よい肌触りも、きらめく光も、自分にとって本物であるとは限らない。赤裸々ないのちの日々の中で、服従と独立の舵取りが始まる。誰もがこの世でたったひとりの存在。ならば自ら歓びの道を選び、敢然とその道を歩む。』
 
今年はケンタウルス族のヒュロノメが山羊座10°55’、土星が11°19’、小惑星イカルスが11°50’に在泊。土星(新たな知識を得て賢明な判断を下す力、行間を読む能力を磨く、器の大きさを試される)とヒュロノメ(喪失と哀しみの乗り超え、依存を断つ、犠牲者であることからの離脱)とイカルス(上でも下でもなく常に自己の中心から平衡を保つ必要)の出迎えを受ける新年の太陽。これらを味方につけて、一年がぎゅっと凝縮した夜から、なだらかに冷気さす朝へ。小さな意志と力の芽生えが、何か大きな違いをもたらそうとしているのかもしれない。初めはそっと、ひそやかに。そして、風に乗って....!


過ぎゆく刻を透過し 存在の火とともに在れと、宙。

今年がみんなにとって良い年でありますように...!


hiyoka(^_^


December 22, 2018

🌕12/23の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】

東京・関東ローカルで 12月23日03:07前後、北海道周辺で03:13前後、関西方面は02:48頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で02:17前後に 蟹座0°49'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 蟹座0°→1° / 太陽 山羊座0°→1°】

  🌕 "Bathing beauties" /
  『水着美人の一団』/
  🌞 "The Pope"
  『ローマ教皇』
        ↓↓↓
  🌕"A furled and unfurled flag displayed from a vessel" /
  『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』/
  🌞"An Indian chief demanding recognition"
  『自らの承認を要求するインディアンの族長』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~1/5】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★見る者の羨望と欲求、見られる者の昂揚と重圧、両方への想像力の必要
→★矮小な日常の出来事に人生の鍵が隠されていることに気付くための促し
→★手に入らないものを求めながら多くの代替物に埋もれる危険
→★優しさ、愛、慈しみという言葉にまつわる古いイメージを刷新する必要
→★傲慢な言動、見栄のための嘘、計算されたパフォーマンスに注意
→★報いを期待せずに自らの道を淡々と歩む日々への透明な祝福
→★古いものや意識が終わり、新しい何かが台頭してくる光景または予感
→★今まで隠れていた「内的な個の力」のポテンシャルを感じ取る
→★または、これまで覆い隠されていた強い力が突然誇示される
  (目に映る外的な力が虚勢か本物の力かを見極める必要)
→★これまで辿ってきた人生の道が変わる、または変える決断を下す
→★密やかなプランを胸に、今か今かと風が吹くのを待つ心
→★何かに縛られた状態、または自分自身の頑なさが自縄自縛となり動けない状態
→★何かを要求する前に必要十分な条件を満たして正当な理由を証明する必要
→★人も物事も「良い器」と「壊れた器」の違いを明確に識別していく
→★心または体の「流れ」を良くして新陳代謝を図り
             臨機応変の自在さを手に入れる・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『くつろぎながら油断なく目を見開き、
                    耳を澄ましながら肩の力を抜く』
            ↓
            今回の満月
            『静と動の狭間で自己の足許を固めておく』 

181223FM


        今年最後の満月。クリスマスイヴが代休になって、街もネットもクリスマスセールでチラシやらメールが一杯来るけれど。蟹座の満月でもあるし、今年は家族と一緒にゆっくり過ごすひとが多いのかな。 それに、ひととき喧噪を離れて静かに過ごすことが出来るなら、それが一番な星回りじゃないかな...。


  12月22日朝の日本の冬至チャートでは、12室に太陽が在泊し、ケンタウルス族のフォルスとコンジャンクトしています。だから春分までの間は、心理的にも出来事的にも本当に色々なことが水面下で進行していて、それがあるときジャストのタイミングで突然噴出してくる感じがあるかもしれません(政治面では水面下の動きが激しそう) 時間が経ってふり返れば、その全てが決定的な変化への道標だったことに気付く...みたいな。。 で、この満月期は冬至とほとんど時を同じくして起きるので、太陽・フォルスのコンジャンクションとこのコンビへのアスペクトもまさに発効中。世界も日本も、マンデーン的に見れば「え?」というようなことがあちこちで起きています。 

この満月期は、わたし達の内的世界と社会との関わり、距離をとることの難しさなど、自分自身やパートナー、家族、または社会に対して様々に感じる矛盾の蓄積で疲れてしまったこころをゆっくり癒し、もう一度自分のスタンスと重点の置き場所を確かめるような感じがあります。これまで外部に向かって半ば自動的に表現してきた自分像は果たして本当なのか? 実は、何かが少しずつ変化していないか? などなど、ひとそれぞれの「予感」の中で静かに準備が進んでいくとでもいうような。なので、表面で感知出来ることはもう一段深いところに本当の原因があって、それがある時突然浮上して...何かに気付く、なんてこともあるかもしれません。いずれにしても、お正月が明ければ1月6日の超強力な日蝕が控えています。そして、たぶん激動の2019年〜2020年の幕が開けます。最高の波乗りが出来るように、こころも体も、準備を整えておけるといいな。(^_^



P1010154



★12月満月の星模様と挑戦(簡単に)★


<満月図で目を引いたアスペクト>

太陽・フォルスがコンジャンクトして月にオポジションの満月
獅子座MC・ニッポニアと牡牛座グリーヴからセミスクエアの満月
MC・ニッポニアとグリーヴからクァドリフォームの太陽・フォルス
太陽・月とGスクエアを形成するヘカテとウラニア
蠍座の金星・魚座の海王星がトライン
木星・水星コンジャンクションにオルクスと海王星がTスクエア
満月図のロード、冥王星とジュノーがトライン
火星・アストライアのコンジャンクションがレクイエムにクインカンクス
カイロン・ハイジーアのコンジャンクションがノード軸を調停
ICにブラックムーンリリスがコンジャンクト
月のノード軸と天王星がTスクエア


  とりあえず、年末年始も政治・経済・社会は内外共にとても流動的で落ち着かない感じが続きそう。そんな中で、この満月が暗示する心理的なことを少しだけピックアップしてみます。

この満月期、どこかで「切り替わりの合図」となるベルの音(または号砲)が聞こえたひとは?
表面で起きてる事が大事じゃないとは言わないし、ショックだったり緊急のことだってあるかもしれない。でも、ある程度の対策を考えたり取ったりした後は、もう思い悩むのを止めて肩の力を抜き、自然に任せたほうが良さそう。身を固くすればするほど、それは後を追ってくる。けれどそれは、自分の人生の上でもっともっと大きな意味を持つ何かから放たれた、注意喚起の「泡」に過ぎないかもしれない。

今、魚座の海王星は自分の生き方と環境を何としても護りたいと願い、それを感知した蠍座の金星は「今」を精一杯生きようとする。ふと哀しみや孤独感が襲ってくることもあるけれど、それでも自分が知る「自分らしさ」を貫くために踏ん張れる。周囲からどう見られようと、もう構わない。もし「嵐」が来るとしても「自分でないもの」とは距離を置きたい。そんなエネルギー。まだ確固とした基盤を持たない危うさがあるけど、それはこれからしっかりと固めていこう。

外部に対しては、底の浅いお節介や型にはまったつまらない言説に対する嫌悪感を強く感じたり、そんな人々に囲まれた環境から離脱していくこと(あるいはその決断)に心地良さを感じたりするかも。または「母であること」「母的な役割を期待されること」に対し反発する気持ちとして顕れるひともいるかもしれない。そしてそれは、この先何か新しく集中すべきことに出会い、そのための余白を意識的に創っていくことへの促しかもしれない。

近しい間柄では、言いたいことがあってもずっと言えなかった何かがあらためて浮上するかも。もしそんなことがあれば、じっくり話し合うには良いチャンス。ただしひょっとしたらそれはかなり核心を突いていて、関係を壊す可能性も含まれる。自分が本当には何を望んでいるのか? 与えること、受け取ることのバランスはどうなのか? など、互いに感情に走らず・走らせず、相手を一方的に責めたりせず、きちんと話し合えるか? それが後悔しないための鍵かもしれない。また、自分が抱える「世界観」を大きく変え、もっと視野を拡げる必要があると気づくひともいそう。

自分に正直でいたいこころと、周囲に対して一番痛いところは上手く誤魔化しておきたいという気持ちが葛藤するかも? 誰のことばにも伏線や含みがあるし、それを鵜呑みにして勝手な思い込みをすると後で相手をバッサリ斬りたくなるかもしれない。自分を護ることも必要だけど、上手く誤魔化そうとすればこじれる可能性がある。話し合うときは「体」に感じる何かの兆しを大事にしてみる。たとえこころに哀しみや痛みを感じていても、同時に体はなぜか気持ちよさを感じてる...なんてこともある。それが一番信頼出来そう。これまでの関係性を新しい観点/概念から捉え直すきっかけになるかもしれない。

とはいえ...
今まで無理をしてきた実感のあるひとは、とにかく休息を。風邪やその他のウイルスに弱くなってるかも。この期間は精神的ストレスが体に来る可能性も示唆されてる。たとえば理想と現実の乖離っぷりを目の当たりにして、自分だけでなく他者にも周囲にもバランスを取り戻そうと頑張り過ぎていると、いつのまにか限界を超えてしまう。どこかに「もう十分。ここまで」という境界線を引いておこう。まだまだこれから先、いろんな波が来るはず。それを予感し、背筋を伸ばして静かに楽しめるように。出来るだけ空白を創り、自分をいたわることから始めたい。


そして...
2019年1月6日 山羊座15°25’で部分日蝕!
 (午前中なので日本で見られます)



eso0925a




★12月満月のサビアン・シンボル★


  さて今回は、黄道帯の中でも重要な特異点、エリーズ・ポイント(カーディナル・サインの0°〜1°台)で起きる満月です。エリーズ・ポイントとは個人と社会が交差しあい、互いに斬り結び、ときに火花が散る地点だということ、これまでも何度か触れてきました。また、特にこの蟹座/山羊座軸は人生上で一段と成長の加速が促される領域だと言われています。それは主に、個人の領域 VS 社会という側面で起きてきます。

たとえば蟹座(4室のナチュラルサイン)は、そのチャートの室区分と連動しながら、わたし達の一番プライベートな「こころの底(または潜在意識)」が及ぼす効果を司るし、身の回りや家庭の環境、家族的な繫がりへの志向と見る場合もあります。またマンデーン・アストロロジーなら、やはり室区分との連動の中で、国民の志向性やその国の領土への想い、保守や防護への関心を示唆します。一方山羊座(10室のナチュラルサイン)はわたし達の「公的な顔、または関心」を表し、社会性の頂点として、実際にわたし達が全体に対しどんな機能を果たしていくのか、秩序を保ち統御する力はどうか、責任を負うことに対しどんな態度で臨むかなどを示唆します。だからマンデーン・アストロロジーでの山羊座は、10室と共に政府や国の統治者、指導者、機関、またはそのチャートで主題となるテーマのオーソリティー的な役割を持つ何か(誰か)を指し示すことが多いです。



P1120639



  じゃ、その始まりのゲートである蟹座/山羊座の0°〜1°のシンボルは、個人としてのわたし達にどんなテーマを告げているでしょう?

おそらくそれは「見る者」VS「見られる者」の認識 →「成長と変化」という流れかもしれません。これは、わたし達の小さなこころの奥底から世界規模の社会的立場を持つ人々に至るまで、社会を構成する全ての人間存在がその内に捉えられている「仕組み」をカバーするテーマだと思います。そしてこのテーマは、もう一組のエリーズ・ポイントである天秤座0°〜1°(直面)と牡羊座0°〜1°(インプット)にも、その底流として流れ込み、わたし達の中で振動し続けています。


  ...なんて、前置きはいいとしてw。では早速いってみましょう(^_^。



🌕 満月のベースとなるシンボル:
  蟹座0°(双子座30°)『水着美人の一団』


  ここは蟹座の入り口であるとともに、情報と知識を司る双子座の集大成の位置でもあります。...けど、ふむむ。これは華やかな絵柄! シンボル自体は「Bathing beauties」なので、単に「水浴びする美女達」としても良さそうです。けれどB.ボヴィによれば、このことばはネイティブの耳には見かけ上の一シーンとして受け取られ、実際には「見られるための水着をまとってにこやかに集う美女達」というニュアンスで伝わるようです。とすると、これはミス・ユニバースなどの世界的なコンテストで見られる水着審査の場面でしょうか? それとも何かの宣伝キャンペーン? 米国でミス・アメリカのコンテストが始まったのは1921年だそうです。なのでチャネラーのエルシの脳裡に描かれたのがそんなシーンだったとしても不思議はありません(当時のコンテストに水着審査があったとしても、今の水着とは全然違うと思うけれど..)。



pin-up-gir



  今、国中から集まった美女達は微笑を浮かべながら自慢のボディを見せつけています。ここで彼女達は、自ら進んで「見られる者」として振る舞っています。微笑と投げキッスで見る者達を大いに祝福しながら。この場では「いかに見られるか?」これが重要。でもそれは上辺だけかもしれない。いえ、きっとそう。何故なら彼女達は互いにてっぺんを目指して競いあっているのだから。

でも、だとしたら... 彼女達は単に「見られる者」としてそこに居るわけではありません。同時に「見る者」として、互いを観察しあっています。そして... 自分自身のことも、こころの中に存在する架空の空間から他者の目を借りて観察し、評価し、審査しているはずです。「あぁ、緊張してきた。イヤだ笑顔が引きつってたりしたらどうしよう...」「よし! あの子よりわたしのほうが目立ってる。勝てるかもしれない...」

一方、コンテストを見ている人々はどうでしょう。たとえ互いに上辺だけだとわかっていても、綺麗なものを眺めながらひととき感嘆してみたり、ああでもないこうでもないと論評するのってけっこう楽しいエンターテインメントだし。彼らが女性であれ男性であれトランスジェンダーであれ、美しいひと達の一団から微笑みかけられたら、悪い気はしません。いえ、もしかしたら。「なぜ自分はあんな風に美しく生まれなかったんだろう...」「どうしたらあんなにスタイル良くなれるだろう? 」「自分ももっと努力しなくては...!」「あんな風になりたい。あのメイク真似してみようかな」なんて思うでしょうか。



P1120636



  どんな反応が起きるにしても、ここには「見る者」と「見られる者」が互いに承認願望を満たし合おうとする関係、目と頭を通して互いから満足感を得ようとする関係が見てとれます。そしてその関係は、自分自身の中にも再現されていきます。見る自分が見られる自分を想像し「こんな風に見られるようでありたい...」という願望を呼び覚ますという構造。そして、その願望成就をある程度可能にするのが今のネット社会かもしれません。

  インターネットがこんなにも浸透した今の社会では、フェイスブック、Twitter、インスタグラム、Youtubeなどのプラットフォームにアカウントを持つことも一般化しています。そこは架空世界のステージ、幻想の街角に例えられるかもしれません。たとえ水着姿を曝したりはしなくても、そこでわたし達は意見、評論、日記、感想、映像や画像など、様々な形を通して意識的・無意識的に「自分」を表現しているのではないでしょうか。そこではあらゆるニュースが行き交い、刺激が生まれます。それはまるで、多種多様な情報と想いが怒濤のように流れてやまない、地球を覆う壮大な毛細血管のようです(このブログやわたし自身のSNSアカウントもまたその中の一点だけれど)。



P1120633



  そこでのわたし達は、見る者であると同時に見られる者(たとえひと言も発言しないとしても)。そしてそこでもまた、見る者から寄せられる承認や羨望、あるいは同意と共感のまなざし。「いいね!」「そうだよね!」そんなほんのささやかな祝福体験が、ささくれ立ったこころを柔らかくほぐしてくれることがあります。そんな、ちょっとした励ましのひと言が、わたし達の明日への支えになることだってあります。ささやかな暮らしを彩る、一輪の花みたいに。

けれど、もし「見られる者」が「見る者」の承認無しでは不安でたまらないとしたら? 一人前の人間として、何かが足りないように感じていたら? 承認を得ること自体がいつのまにか目的になり、執着が生まれるとしたら.....? 

または「見る者」が「見られる者」を醜いと感じ、その不快な気持ちを腹立ちまぎれに投げつけたら? にこやかな微笑みのやり取りだったはずの場は、たちまち硬直した表情に覆われて殺気立ち、石が飛び交う戦いの場になってしまうでしょう。実際、ネット世界を泳いでいると、そんな場面には毎日のように出くわします。政治の世界でも、今やネットは主要な戦場の一つと化しています。見られることを利用するひと、それを見て利用するひと、楽しむひと、怒るひと、それをまた見るひと、伝えるひと、ひと、ひと、ひと。


P1120642



  互いの承認と切磋琢磨の志とを暗黙の了解として美を競うハレの場、水着の美女達が集うステージ。その舞台裏には、他者の承認を貪欲に奪い合う激しい競争世界が拡がっているのも事実です。そして自己打擲や不安、怖れでいっぱいのこころが生まれるのもまた、「見る者」「見られる者」の世界です。幻のあなたやわたしはあまりにも大きく、真実のあなたやわたしはあまりにも小さい。でも、本当にそうでしょうか?

  個人と社会が交差点で出逢い、どんとぶつかって、意識・無意識を問わず火花を散らし斬り結ぶと言われるエリーズ・ポイント、蟹座0°...。一番プライベートなこころの奥底に通じる蟹座のゲートは、頭上に社会のてっぺんを見上げながら、自分自身の在りようを探っていく旅の入り口です。そこでわたし達は「社会」と呼ばれる「幻」に自分自身を投影し、その姿を意識します。けれど結局は「鏡」の表面に跳ね返され、気がつけば再び赤裸々な自分のこころに引き戻されてる...... そんな繰り返しが起きる場所。

でも、そこは自分が護りたい世界。どんなに嫌いだと思っても、愛さずには生きられない、自分だけの世界。その底深くに、幻ではない自分が、いる。 それは誰だったろう? どんな想いを抱えて生まれてきたんだろう? 誰かから愛される前に、わたしは、わたしを愛しているだろうか? 自分を承認しているだろうか? 幻には届かない。でも、確かに生きて血の流れる、この魂を。



P1120714



  この満月に光を与える太陽のベースは山羊座0°『ローマ教皇』のシンボルです。射手座の集大成であり、山羊座への入り口ともなるこの度数では、射手座的な宗教性や聖なる世界の探求が、ローマンカトリック教会の教皇、生ける「聖性」としての法王様という器に行き着きます。その存在は「絶対」の信頼と帰依の象徴。政治、経済、社会を超越した聖なる統合の器。 みんなが彼を崇敬し、彼のことばに耳を傾けます。彼の言葉は絶対の善以外にあり得ません。その祝福を受けることは、信じるひとにとってこの上ない価値があることでしょう。 その一方で、ローマ教皇はバチカン市国という特殊な構造の中では最高の階位で、枢機卿団の投票によって選ばれる、独立した国家の元首でもあります。つまりここには「絶対の聖性」と「世俗的な階層の最高位」という "二重構造" が存在します。

B.ボヴィは、この教皇が果たす機能は「祝福すること」だと言っています。肉体を持つ "霊的な父" として大衆の前に姿を現し、みんなを祝福する。 そこには「見る者」と「見られる者」の関係が厳然と存在します。教皇は見られ、聞かれる者としての役割を担い、愛と平和と信仰を説きます。見る者としての大衆は、彼の姿を目にすることによって祝福されたと自ら感じ、信心を深めます。宗教的愉悦を感じるひともいるかもしれません。それが「器」となった教皇の主要かつ聖なる役割であることを、このシンボルは示しています。



247cda71



  崇敬すること、祝福すること。承認すること、同時に承認されること。その歓び… 射手座と山羊座の狭間にも、どうやら「見る者」と「見られる者」との共犯関係が生まれるようです。 では、教皇は上り詰めた象徴の玉座にあって、何を思うのでしょう? 複雑な階層構造の中で、日々の政治的な役割の中で、ひとり魂の底に降り立ち、黙々と修行する中で得られる法悦と至福。それを変わらずに保ち、宗教哲学の探求を続けながら俗世の政治に采配をふるう。それらを同時にこなしながら "絶対の普遍性" に至ることは出来るのでしょうか? カトリック教徒ではないわたしには想像もつかないことです。けれどこのシンボルが示す「ローマ教皇」の姿は、自由奔放な探求から厳格な社会構造へと入っていく際に必ず通らねばならないゲート... 一種の理想としての幻像、あるいは「しるし/徴」なのかもしれません。そしてその「徴」の光が今、月に放射され、わたし達を照らす満月となっています。。  さぁわたし達はその月面を、自分の鏡として見ることになるのでしょうか?




🌕 満月のメイン・シンボル:
  蟹座1°『船から提示される巻き上げられたり広げられたりする旗』



  では満月のメインのシンボルはどうでしょう。なんだかややこしい訳文になってしまいましたが...。ここに挙げた原文は、チャネラーのエルシィが降ろしたままの『A furled and unfurled flag displayed from a vessel』ということばです。でも面白いことに、マーク・エドモンド・ジョーンズの本ではこれが『A furled and an unfurled flag displayed form a vessel』(unfurledの前に冠詞 "an" が入っている)となっていて、なんとなく、巻き上げられた旗と広げられた旗が一枚ずつあって、両方とも等しく提示されているみたいな印象を受けます。けれどおそらくこのシンボルの場合は、一枚の旗が巻かれたり畳まれたりした状態と、広げられ掲げられている、その状況の違いと移り変わりを示唆しているのではないでしょうか。



masts



  ではその違いとは? まずこの旗は、船舶のマスト上に掲げられる旗です。"vessel" は船ですが、一般にいくつものコンテナを積んだ商船などの大型船を意味することが多いとされます。とするとその旗は、その船が所属する国、機関、または団体やグループを示す旗なのでしょう。つまり、一方は巻き上げられたり畳まれて、存在はするけれど見えない状態。もう一方は広げられて風を受け、へんぽんとはためいている状態です。

また、"vessel" という単語は他にも意味があって、それは「導管」。動物や植物の体内にあって、「消化管」や「血管」など、いのちを維持するための「流れ」を護り運ぶ管状の器官を指しています。

B.ボヴィは、このシンボルを霊的視線で見るなら『広い無意識の大海原を進む霊の容器(コンテナ)、あるいはいのちのエネルギーを受肉し、格納し、運ぶもの — すなわち人間を暗示している』と示唆していました。もしそうだとすれば、この情景はわたし達人間にとって二種類の状態を示していることになります。たとえば二つの仕事を持つとか? または異なる二種類の才能? あるいはわたし達が人生で経験する、それぞれに全く異なる二つの状況でしょうか? 進んで来た海路も、あてにしてきた海図も見失ったと思ったら...まるで入れ替わるように、海の色も風の匂いも何もかも違う新しい海原に出ていた...というような?



P1120628



  一枚の旗が今、船のマストのてっぺんに掲げられようとしています。しずしずと拡がっていく旗。それはまさに、堂々とその船の存在とアイデンティティーを主張するもの。広大な大海原を「自己」として推進していく「力」の象徴でもあります。そして、その船は旗を掲げることによって、陸地からも他の船舶からも「自分」が何処のどんな船であるかを「認識」されます。それが航行の自由を「承認」されることにも繋がっていきます。

では巻き上げられたり畳まれた旗はどうでしょう。自己の所属を明らかにしない船舶は、正体の見えない船と同じ。認識されることもなければ、承認されることもないでしょう。ん...? それじゃ、旗を畳んだ状態と広げる状態では、その船舶にどんな変化があるんだろう? ひとつは自分の真のアイデンティティーを隠し、護らなければならない状況が考えられます。そしてもう一つは、自分自身を明らかにし、胸を張って周囲に示しながら我が道を進む状態ではないでしょうか?

  でも、もしかしたら...その一枚の旗は... 巻かれたときと広げられたときとでは、そこに描かれた「徴」が変化しているのかもしれません。その船 — わたし達 — の内奥で、何か大きな変化が起きるのだとしたら。。 今まで抑圧されていた何かが、大波小波を分け進むうちに臨界点に達し、まるで革命でも起きたかのように、新たな力が台頭してきたとしたら...。きっとそれまでのわたし達を示す「徴」は捨て去られ、真新しい「わたしの徴」を掲げるのではないでしょうか。

古い旗は外されて畳まれ、古い経験のコンテナにしまわれる。そして新しい旗が広げられ、これが自分自身なのだと宣言する。それが認識され、承認されるかどうかはわからない。それでもその行為は、わたし達がまったく異なる人生のステージに入っていくだろうことを意味しています。



P1120673



  一方、月に光を与える太陽のメイン・シンボルは、山羊座1°『自らの承認を要求するインディアンの族長』です。ん、ここでもまた「承認」が出てきますね。「正当性の承認を要求する族長」... でも、すでに族長と呼ばれる存在が自らの正当性を承認せよと主張するというのは、どういう状況でしょう?

ネィティブ・アメリカンには沢山の部族が存在しますが、その長を選ぶにあたっては、部族の人々による一種の投票によるもの、シャーマンの託宣が物を言う形式、またイロコイ部族連合のように、族母(クラン・マザー)が族長を推薦し、それを氏族、部族、連邦の公開会議で承認する形式を取るものなどがあったそうです。(星川淳 著『魂の民主主義』より)。とすると、このシンボルに描かれているのはイロコイ族の族長で、彼はクラン・マザーによって新しく推薦された勇者なのかもしれません。そうであれば、彼はこれから並み居る部族や連合の長達を前に、決然と自分の力を主張するはずです。『他に選択肢などない。自分こそが族長にふさわしい存在なのだ。』 新たな長として他者から承認されるには、権威にふさわしいカリスマ性と力量を見せつけなければなりません。



john-stanley-81527_1280



  一族を率いるからには、彼は口でも力でも、並み居る長老達さえ打ち負かすほどの存在であることを証明しなければならないでしょう。 新しい力の台頭は、古い権力を引きずり下ろすものです。長老達も、そして推薦に漏れた元候補者達も、一斉に彼を試しにかかります。それは、力と力の真剣勝負。でも彼は負けられません。もう長い間、彼の旗は巻き上げられ、人知れず自分の役割を果たしながら力を溜めてきたのです。出過ぎずに自分の力を護りながら着々と経験を積み、自分はここまで昇って来た。だからこそ。試練の全てに打ち勝ったとき、古い旗は巻き上げられ、我が部族の新たな「徴」として私の旗が風に翻るだろう...。

  けれど、ここはまだ蟹座のゲート。わたし達はこれから一枚のささやかな旗を掲げ、大海原に出航していく一艘の船です。これから先は、凪の日もあれば嵐に見舞われる日もあるでしょう。そんなときは、暴風にさらわれたり破れたりしないよう、大切な旗を巻き上げて護らなければならないかもしれません。何故ならその旗は、わたし達の内的宇宙を満たすいのちの流れ、その「徴」だからです。そして......やがて。



P1120637



  わたし達の多くが今、自分の中で何かが確実に変化する予兆を感じているかもしれません。これまでにも沢山の変化を乗り超えてきたような気がする。でもまだ先がある。これは新たな自分を識る旅の始まり。新しい「徴」を掲げる旅の始まり。その「徴」は今日、いや明日、突然炎となって顕れるのかもしれない。いえ、それとも.....?


  今年最後のルネーション。エリーズ・ポイントで迎える満月。いくつもの岐路を予感しながら、わたし達はまた新しい船出の朝を迎えようとしています。


みんな、こころ静かに素晴らしい年を迎えられますように...!







have a great trek!!!★

hiyoka(^_^