mundane_banner2017
ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

mundane2016banner
『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

March 26, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------


≪先週をふり返って≫

        金星逆行(3月4日〜4月15日)の典型として、「医療費負担適正化法」の廃止と改革は行き詰まった。これを書いている現在に至るまで、共和党はこの法案を通すに十分な支持をかき集めることが出来なかったからだ。これに反応して株式市場は先週、連日安値方向への動きを見せた。ダウ工業平均は火曜だけでも200ポイント下げたが、これは1日の下げ幅としては今年最大だ。この挫折がトランプの唱える計画遂行に影を落とすのではないかというのが懸念で、彼はもう鶴の一声で「契約をまとめる」ことが可能な存在とは見られなくなる。この事はおそらく彼に敵対する側を大いに鼓舞し、彼の経済計画を危うくするだろう。しかしながら、またも思い出すべきは今が金星逆行期であり、性急な結論を出すのは賢明ではない可能性があるということだ。とりわけ今は逆行中日付近であり、トレンドは変わりやすい。

不鮮明な雲行きは貴金属、国債、そして対米ドルの通貨にとってはポジティブだ。金は週明け1225近辺でスタートした(その前の週は1200以下だった)。そして週中には1250ラインを突破し、その後1240〜1250の間でもみ合いとなった。銀は前の週には17.00以下で商われていたが、金曜には17.80の高値まで反騰した。一番の敗者は対円の米ドルで、先週は11月中旬以来の最安値110の支持帯を試した。これはドルにおける16.5年サイクルの高値がまさしく2017年1月、正常に顕現したことを示唆する点滅サインだ。米ドルは16年ごとに、1月前後6カ月の間にトップアウトする傾向を持つ。そしてそれは大統領選における共和党の勝利と同期している(1984年、2000年、そして現在に至る2016年)。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫

  “ FRBは "天地を揺るがすほど重大な" 0.25%の金利引き上げ(3月15日)へと市場を注意深く "誘導" しながら、一方では株と債券トレーダーを安心させるキャッシュと引き換えに膨大な量の資産を買い入れることで自らのバランスシートを ― とてつもなく ― 増大させている… その数量たるや、完全に失敗した ― とはいえ金融市場は大いに楽しみ恋しくも感じている ― 量的緩和策の壮大な新ラウンドかと見まごうばかりだ。”

― Dr. Michael Ivanovitch
  “The Fed’s Stealthy QE — $267 Billion of Fresh Liquidity
   Injected Since Mid-January”
  CNBC.com 3月20日付


  上記は単にFRBが3月15日に短期金利を引き上げてなお株価が反騰するのに訝しい思いを抱いている皆さんのための引用だ。

        3月30日〜4月21日までの間に11個の重要なジオコズミック・サインが展開していく。3月30日火曜には、木星が冥王星に対して全3回中2回目のウェイニングスクエアを形成する。これはいくつかの理由から重要だ。

まず、このサイクルの始まり ― 2007年終盤のコンジャンクション ― は、(サブプライムローン危機に端を発した)いわゆる「大不況」と株式の暴落と同期している。多くの株式市場が急落したばかりでなく、多くの国々が莫大な財政支出計画を押し進めて4つの「D」、すなわち負債(Debt)、赤字(Deficits)、デフォルト(Defaults)、ダウングレード(Downgrades)へと導かれていった。これらと同じテーマが浮上し始める。

2番目に、今回は通常の木星・冥王星スクエアではない。カーディナルTスクエアの一部をなすものであり、天王星もまた木星と冥王星に対してスクエアを形成する。ドナルド・トランプは暗礁に乗り上げた医療保険改革問題から今度は税制改革問題へと、素早い切り替えが出来ると考えている。だが冥王星は税金も支配している。これが木星にスクエアであり、金星はいまだに逆行中であることから、手の届く所になっている果実(税制改革)を取るのは簡単だという過信の可能性は、医療保険問題の時と同様に高い。


        4月7日〜14日、太陽がカーディナルTスクエアをトランスレートする時も困難なら、4月5日〜21日、金星が土星に2回の正確なスクエアを形成する時も然りだ。これらは両方とも方向転換する。あるいは4月9日〜5月3日、水星が逆行に転じる時も困難な時期だ。たとえトランプが現在フラストレーションを感じているとしても、物事を熟考した上で(彼はやりそうにないが)取りかかることなくただゴリ押しするだけなら、この時期に彼が経験するだろう抑圧に比べると大したことはないと思えるだろう。

トランシットの土星はいまだに彼のネイタルの月にコンジャンクトしており、それがこの夏の間中、彼の太陽にオポジションであることは以前触れたと思う。土星が影響を及ぼす時、素早く進む物事は何もない。ましてや彼の上昇惑星は獅子座の火星だ。火星は忍耐強い惑星ではない。フラストレーションを抱え(土星)、性急な(火星)トランプ氏は今から8月終わりまでどんな行動を取るだろうか? 8月21日に起きる夏の日蝕は彼のネイタルの火星とアセンダントにコンジャンクトするのだ。


        今週のコラムを締めくくるにあたり、水星逆行(4月9日〜5月3日)と金星逆行(3月4日〜4月15日)の違いについて述べてみようと思う。どちらの逆行も「十分に考えることなく決定を下す傾向」に相関しており、だからこそ、再びエネルギーがスムーズに前進するようになる以前に計画段階に立ち戻り、修正をほどこさなければならない。

しかしながら、何故それが起きるかについては微妙な違いがある。水星逆行の下では、正しい選択を行うための情報や知識が不適当であったり、不十分になりやすい。 金星逆行下では、情報や知識は得られるのだが、どの選択が自分にとってベストなのかを決められない。衝突や混乱はどちらかというと価値観の領域に起きやすい。

「ほとほと失望してきた関係だが、まだ諦めずにもう一度やりなおすか?」または「自分の原理原則をあくまで護り、自分を曲げずに行くべきか?」 

いずれにしてもそれはまた、非現実的な期待をかけることをも意味する。金星逆行下では自分の中に生じる期待感を低めに設定しておき、もし思った以上に物事が上手く運んだら驚きと共に喜ぶ、というくらいがちょうど良いだろう。とりわけ他者との人間関係においては、過剰な期待を抱きその後それが叶わず失望するというケースも多い。

こらからの3〜4週間、私は過剰な期待を抱かないようにするつもりだ。金星が逆行する今、そして今後水星が逆行に転じるにあたり、私にはこの過剰期待への戒めを座右の銘として繰り返し唱える必要がありそうだ。

さて、もしこれが金融市場にどう影響するかを解明出来さえすれば、逆行下の人生はすこぶる楽しくなるだろう。私にはちょっとしたアイデアがあるのだが、皆さんの希望をあまりに膨らませるようなことは本意ではない。結局のところ、金星は逆行するだけでなく、まもなく魚座に後ずさりしていく(4月2日〜28日)。叶わぬ期待についての話をしたばかりだが… これは非常にロマンティックかつ非現実的な組み合わせだ。最近のMMAインベストメント・リトリートで講師を務めたファイナンシャル・アストロロジャーのマリー・ショーペルが語ったように、金星は自らの「乙女の洞窟」に戻って引き籠もる。これがどう大統領に影響するだろう? それはきっと、その「乙女の洞窟」で彼を待つものが何なのかによるのかもしれない。







訳文ここまで
------------------------------------------

March 19, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/20【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------


≪ 先週をふり返って ≫

        “連邦準備制度理事会は水曜、短期金利の引き上げを決定、今年はその方向性を維持すると発表し、中央銀行の政策を経済の進展に沿っていわゆるイージーマネーを金融システムから排出するという、より積極的で新しい局面に移行させた。『経済は良好だというのがシンプルなメッセージだ』FRB議長ジャネット・イエレンは2日間にわたる政策会議の後、こう述べた。『我々は米国経済の健全さと打撃からの回復力に自信を持っている』”

― Nick Timiraos and Kate Davidson
  “Fed Raises Rates, Signals Gradual Increase Ahead”
  ウォールストリートジャーナル 2017年3月16日付


        そしてこの発表 ― FRBによる15カ月間で連続して3回目のFF短期金利の引き上げ ― を市場は囃した。ほとんど全ての市場が騰がった。ダウ平均は木曜の安値から2日後の高値まで200ポイント以上も舞い上がった。金は3月15日の発表を前に3月10日につけた安値1194.50を試していたが、その後翌日までに突然40ドル近く飛び跳ねた。銀は水曜の発表前に週の新安値16.82をつけており、前週の安値を割らなかった金に対して異市場間強気ダイバージェンスを示していた。そしてその翌日木曜までに銀は17.58に上昇した。また金利引き上げのニュースを受けて国債までが舞い上がった。これはどうも、経済が強気であるというリポートをFRBがもっともらしい形で売りだし、金利引き上げは経済を頓挫させるのではなく実際に強化するものだというその着想を人々が買ったという様相だ。

金星逆行下のこの種の反応は、結局のところは正しくなかったと判明する可能性を持つ。FRBの言葉とその見積もりの間には辻褄の合わないところがある。たとえば、FRBは一方で経済が2%のインフレ・ターゲットに近付いていると発表した。これに対し市場は再び、FRBが本当に自らのターゲットに向けてインフレをコントロール出来るというその宣伝文句を買いだと受け止めた。だがちょっと待ってほしい。もし経済がそんなに素晴らしい状態なら、何故FRBは今年、来年、そのまた次の年と、たったの2%の成長しか予測していないのか? それははたして成長と言えるのか?

またFRBはこうも言っている。今後2年間、失業率が増加することはないだろうと。つまり失業率が4.5%を割ることはなく、インフレは2%を超えることがない。換言すれば、木曜のウォールストリートジャーナルに掲載された社説によると “見たところ、FRBは米国経済が際限なく続くだろう輝かしい安定期に達したと考えている” ようだ。 本当か? ファイナンシャル・アストロロジーに基づく私達の理解からすれば、それは違う。

FRBに対し市場で開催されたこの愛の祝賀祭の全ては金星逆行下で起きている(金星は愛とお金を支配する)。もしかするとこういった投影された価値(金星)は、いったん金星が順行(4月15日)に転じれば変化するかもしれない。もしかすると遅くとも2〜3カ月後に変化するかもしれないし、早ければ来週にも調子が変わるかもしれない。金星逆行の下では、その間に人間が抱く見解や信じる事、発する主張や宣言などほとんど無制限と言っていいほどコロコロと変わっていく。しかもそれは継ぎ目なく微妙に変化していくので、当の本人は手遅れになるまでその事に気付きさえしない。

        世界の株式市場はFRBによる金利引き上げのニュースを受けて反騰した。ナスダック総合は先週、史上新高値まで舞い上がった。ダウ平均とS&Pもまた調子良く反騰したが、ナスダックの新高値ブレークアウトを追認するほどではなかった。今現在、株式指数は異市場間弱気ダイバージェンスが現れるかどうかを見守っているところで、これはダウ平均とS&Pが3月1日(MMA★★★重要変化日すなわち2月27日〜28日±3営業日)につけた高値を下回ったままであることが要因だ。似たようなダイバージェンスはヨーロッパやアジアにも見られた。たとえばFTSEとNIFTYは史上新高値をつけたが他の地域の指数はそこまでは至らなかった。さて史上新高値組がその他を牽引するリーダーなのか? それともこれらは金星逆行下における異市場間弱気ダイバージェンスの一例だろうか?

        金と銀もまた金星逆行下の投資家による似たような誤判断の可能性を見せた。金と銀の両市場が2月27日〜28日の★★★CRD(ジオコズミック重要変化日)にサイクル新高値をつけた。その後3月10日(金)と3月15日(銀)にいくぶんの急落があった。そしてFRBが金利引き上げを発表した後、両金属とも再び反騰し始めた。だがそれは通常の修正高〜綾戻しゾーン内に留まっており、プライマリーサイクルの最終弱気局面の潜在的可能性を示している。金星が順行に転じる4月15日±1週間の内に、もし金が1240を超えることなく、そして(または)銀が17.90を超えなかったら、両方とも市場センチメントの変化に対して弱いままに留まり、簡単に直近の安値を試すような展開になるかもしれない。しかしながら、先週の安値を割らない限り、とりわけもし直近の抵抗帯を上抜くようなことがあれば、強気トレンドがいまだに発効中であるとの見方もまた排除することは出来ない。金星逆行下において異市場間ダイバージェンスや矛盾したシグナルが浮上するというのは典型的に見られる例だからだ。

        FRB議長イエレンが3月に金利引き上げを決定したことは、このコラムや『フォーキャスト2017』の読者の皆さんにとっては驚きでも何でもないだろう。この期間(2月24日〜4月21日)についてはファイナンシャル・アストロロジーに基づき、数回にわたって「金利引き上げの可能性が高い時期」として強調してきた。それを私達が予測した当時、市場評論家はこれほど早期の金利引き上げに対しては非常に低い可能性しか見ていなかった。だがアストロロジーの研究において、中央銀行によるこの種の発表が金星逆行期の6週間になされるというのはいたって普通のことだ。それだけではない。金星逆行下のこうした発表は、近接した時期に起きる数ヶ月間のトレンドの終了としばしば相関し、多くの金融市場でトレンド反転が見られる。

問題は、2月27日〜3月2日にスタートしたリバーサルはいまだに発効中なのかどうか?だ。 もしそうなら、FRBによる先週の金利引き上げ発表に続くこの反騰は続かない。2月27日〜3月3日に始まった反転の動きは4月中旬、金星が順行に転じる期日に向かって再開するだろう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “FRBが予測を外せば経済を危うくし、また自由市場が人々を豊かにするという着想そのものを危険に曝す。市場がその役割を果たせるよう、FRBは自らの仕事の質を改革すべきだ。”

― Todd G. Bushholtz
  “A 21st Century Federal Reserve”
  ウォールストリートジャーナル 2017年3月16日付


        “共和党政権によって新しい焦点となった規制撤廃と税制改革を考慮するなら… 「… 米国経済が際限なく続くだろう輝かしい安定期に達した」などとは信じがたい。”

― ウォールストリートジャーナル 社説
  “The Fed’s Era of Contentment”
   2017年3月16日付


        おぉ、今週末は新年の始まり ― 牡羊座から始まる黄道帯における新年、すなわち北半球に住まう人々にとっては春の始まりだ。春がそこまで来ている。まるで冬は永遠に終わらないかのように見えたが、おそらくその本番が来るのは今年の冬至、2017年12月21日に土星が山羊座入りする時(とその後)になるだろう。それは多分2年分に相当するほど本当に長くて寒い冬をもたらすかもしれない。だが今は未来から現在に戻ろう….

        さて今、私達は今後30日間を牡羊座の太陽の下で過ごす(2017年3月20日〜4月19日)。この期間は金星が逆行し続け(3月4日〜4月15日)、その間に2回ほど土星にスクエアを形成する(4月5日と4月21日*)。

* 日本時間:4月9日早朝
     (米国東部時間では8日になるが5日という記述は
      初回形成接近のオーブを含むのかも)
       と4月21日午後8時過ぎ


牡羊座に関連して言えるのは次のような事柄だ:
彼/彼女はせっかちだ。牡羊座は時間をかけるのを嫌がる。性急で直情的だ。それらがしばしば不利益をもたらす。この期間、特に4月5日〜21日*は金星が牡羊座から魚座終盤に戻って土星とスクエアを形成する。牡羊座から魚座に戻るということは、牡羊座から与えられる原初的野性のエネルギーが削がれることを意味する。しかしながら、土星とのスクエアは気の毒にも牡羊座にとってはやりたい事に対する障害、妨害、遅延となり、これは大変なフラストレーションを呼び起こして今すぐにでも抵抗せずにはいられなくなる。

* 金星魚座入り:日本時間4月3日午前中

2月22日〜3月6日が例外的に強力なジオコズミック・サインの時期だったと感じた皆さんは(確かにその通りだったが)、それがまだ終わっていないことを頭に入れておいてほしい。次のラウンドは3月31日〜4月21日で、この22日間に11ものジオコズミック・サインが展開していく。これには金星の順行開始、土星逆行開始、これら両惑星の2回にわたるスクエア形成が含まれる。そしてこれら全てが3月31日に起きる2回目の木星・冥王星スクエアと共に始まるのだ。したがって、この期間の焦点は負債、債務上限、そして税金問題になるだろう。こうした問題は政府指導者達はもちろん市場にフラストレーションをもたらす対立の種だ。

        これらのジオコズミック・サインはまた、個人レベルの人間関係に生じるフラストレーションにも焦点をあてる。逆行の金星は『私を止めないで!』と火の玉になる星座宮牡羊座のエネルギーをすでに溜め込んでいる。だが夢見がちで受動的かつ矛盾を抱えたロマンティックな愛の星座宮、魚座に戻ると 『今はどうか私を追うことを諦めないで。でも私達は別れたほうが良いのかもしれない。だってあなたが背負っている重荷はよくわかるし、私にそれを支えるなんて無理。でもどうしてあなたは本当のことを言ってくれなかったの? そのせいで私はやりたくなかった事をしなけりゃならないの。どうか私の新しいEメールアドレスや電話番号を見つけようなんて思わないで。あぁでもお願い、私を探すのを諦めないでね….』 と言い出す。

来月は政府にとっても個人的関係においても、こんな調子で事が進むだろう。また金融市場も似たようなもので、ある日は上に向かって爆発し、翌日は完全な引き潮が始まって反転する。金星逆行にはよくある事だが、とりわけ金星が「強引な主張」の星座宮、牡羊座から「明け渡しと引き籠もり」の原動力が働く星座宮、魚座へと逆行する時には顕著だ。

そんな状況をあえて一口に表すなら、マルクス・ブラザーズの決まり文句がピッタリだろう。『これが俺の原理原則だ。それが嫌だと言うんなら、まぁ、他のもあるんだが』






訳文ここまで
------------------------------------

March 12, 2017

●3/12の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月13日00:03前後、北海道周辺で00:09前後、関西方面は3月12日23:53頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で23:25前後に乙女座22°13'10"で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 乙女座22°~23° + 太陽 魚座22°~23°】
  "A royal coat of arms" +
  "A man bringing down the new law from Mount Sinai"
『王室の紋章』+
 『シナイ山から新たな "法" を持って降りる男』 

  "An animal trainer" +
  "Spiritist phenomena"
『動物の調教師』 +
 『心霊術家が起こす現象』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~3/27】
→★社会や人間関係に厳然とはたらく「力」と「特権」と「責任」の構造に気付く
→★霊的・精神的なプライドや自己正当化のために思わず取る行動の危険
→★抗えない運命や定めだと考えてきた物事の真偽を再評価する必要
→★立場を護るために威圧的な態度を取る、またはそれを見抜く
→★静かに戦闘態勢を整え、もしもの時に備えておく必要
→★古い伝統に裏打ちされた美と威厳、または剥がれ落ちる偽の紋章
→★自己信頼、自信、責任を引き受ける覚悟が創り出す統率力
→★闘うか逃げ去るか二つにひとつ、という本能的な値踏みが要る状況
→★絶対的服従か徹底抗戦かの岐路に必要な迂回路
→★自己犠牲か、自己犠牲を装った支配かの両極に注意
→★感情~精神~霊的世界など目に見えにくい問題を慎重に扱っていく
→★「物」ではなく非物質的な領域から自分を生き生きさせる生命力を取り込む
→★湧き起こる感情のうねりや内的な混乱を抑えて中心を保つ訓練
→★無理のない「反復」と「持続」と「柔軟性」による自己変革
→★「印象」や情熱的な「確信」もいずれは消えて変化が訪れることを知る
→★自分を支える形を持たない「何か」に勇気を持って全幅の信頼をおく
→★二元のどちらか一方ではなく両極を同時に見る視線を養う・・・→

エネルギーのポイント:『抑制と統御、そして解放のリズム』 

170312FM

        “これは通常の2カ月ではない。この期間は2月22日の火星・冥王星スクエアから始まり、4月5日~21日の金星・土星スクエアを以て終わる。金星と土星の 両方が方向転換する(土星は4月5日に銀河中心が位置する射手座27°から逆行、金星は4月15日に魚座27°から順行)。両惑星は4月8日と21日に正 確なスクエアを形成する。どちらもが方向転換しながらのスクエア形成が前回いつ起きたかについては、私には確信が無い。しかしながら、これが非常に稀な出 来事だという確信はある。”

― 2017.2.20付 メリマン・コラムより


        2月26日の日蝕以来、世の中にはいろいろなことがありました。月のサウス・ノードがクリティカル・ポイントのひとつ魚座3°台に在泊し続け、小惑星ファエトンと火星がコンジャンクトし、木星・天王星・エリス・冥王星のTスクエアにケンタウルス族のキラルスがかなりタイトなグランドスクエアを形成している今日このごろ。 先週だけを見ても... 5日には長野県消防防災ヘリ「アルプス」の墜落事故、6日(ファエトン・火星コンジャンクト)にはTHAAD配備開始に呼応した北朝鮮ミサイル発射、8日にはWikileaksによるCIAハッキングの大規模リーク、10日には韓国大統領の罷免など、世界は騒がしいニュースが流れ、国内もまたあれやこれや問題山積で落ち着く様子もありません。そんな中でユーフォリア状態が続いてきた株式市場だけど、天王星の陰に隠れて膨らみきった風船を割る針を磨ぐエリスが、いつニヤリと笑って立ち上がるのか... 気になるところです。 やはりわたし達は、集合的にも胎内宇宙のトンネルに入ったのかもしれません。 そんな中、新月期のエネルギー・ポイントは『プレッシャーと熱きこころとの相克』でした。そして満月のポイント『抑制と統御、そして解放のリズム』が続きます。うーん、どんな満月期になっていくかな。。 まぁ満月のテーマは新月が生み落とす子供みたいなものなので、毎回かなり前倒しで来ている気もするのですが。。


moonjpg



        さて、今回の満月は真夜中近く。黄道帯の最高天に丸く輝く月を見ることが出来そうです。月は乙女座、太陽は魚座。 月のベースとなるシンボルは『王室の紋章』、その月に光を与える太陽のベース・シンボルは『シナイ山から下された新たな法を持って降りる男』。 そして月のエネルギーが結実するシンボルは『動物の調教師』、かたや太陽は『心霊術家が起こす現象』です。この二組を良く見ていくと、乙女座のシンボルはひとつの物事を地上的・社会的な視線で捉えているのに対し、魚座のシンボルは同じことを天上的・霊的、または宗教的な側面から捉えているように思えます。

        『王室の紋章』("王家の紋章"でも良いのだけどw)。これは連綿と受け継がれてきた伝統の重さ、積み上げられた地位や血統、そしてそれらがもたらす特権を表すものです。そして、国家やそこに居住する人々を先導する役割を担っていること(担ってきたこと)を意味しています。今は王家による直接的な統治制度を廃した国が多いけれど、それでもこの紋章を受け継いだ人々は世界のどこに行っても、その国が持つ最高権威の継承者として敬意を持って扱われます。


coat-of-arm


        この「紋章」はその昔、深い森や荒れ地、険しい山、見渡すかぎりの敵陣の中で郎党を率い、道なき道を切り拓いた人々の血脈の証しです。多くの血を流しながらも、人々の安住の礎を築いた先祖達の偉業の印でもあります。その偉業を果たすには、絶大な権力を持つことが必要でした(戦乱の時代に合議制を敷いていては、一丸となった闘いなど出来なかったでしょう)。王のことばは即ち「法」であり「輝き」でした。また『王室の紋章』は戦いの中で絶対に譲ってはならない一線、護るべき誇りをも意味します。騎士達は自らが仕える王家(国家)の旗印をかかげ、その紋章に託された集団の命運のためにいのちと名誉を懸けて一騎打ちを行いました。もしかしたら近代の戦争でも、たとえば戦闘機のパイロット達の心理には似たような側面があったのかもしれません。


        では太陽のベースとなるシンボル『シナイ山から新たな "法" を持って降りる男』はどうかな? これには旧約聖書の「出エジプト記」に出てくる有名な老モーセと、 彼らイスラエル民族の神であるヤハウェが彼に託した律法のイメージが濃厚にダブってきますね。長い長い物語をはしょって話してしまうなら... 彼は人生の80年を普通の人として ― それでも数奇な人生を ― 過ごしました。で、普通なら人生はもう終わっていてもおかしくないのだけれど...その後、いくら燃えても燃え尽きない炎の輝きの内に神と出会ったことで、民族救済の父となるべき道を歩み始めます。

その後も紆余曲折を経て、やがて多くの同胞達を連れてエジプトから脱出した後も、もう苦難の連続。そんな中、人々の内からは不平不満も出て来て、不穏な空気が幾度も流れたと言われます。けれど旅の一団がシナイ山のふもとに辿り着いたとき、山上に神が顕れました。そしてモーセにあの有名な「十戒」を授けたんです。このときこそが、イスラエルびとと神との契約が成立したときだと言われています。こうして「神の民の国」イスラエル建国の果てしない闘いとその歴史が始まりました。


st-catherines-monastery-174


  この二つのシンボルに共通して浮かぶのは「選ばれし者」のイメージ。そして「法」とそれを施行するための「権力」でしょうか。 人々が一団となってまとまり、平穏に生きていくためには「法」が必要です。その下に守るべき「規則」が出来てきます。また、王や貴族の生涯にもモーセの生涯にも、「ノブレス・オブリージュ」として知られる、選ばれし者が負う重い責任がついて回ります。それは「統率者に権力を負託した者達(あるいは神なる存在)への義務」。命を差し出すことを暗黙の了解とした契約でした。これもまた法です。おそらく究極の「法」とは、この世の境界を超えた先に存在する「聖なる意志」を源泉とするものだったのではないかと思います。


        ・・・乙女座22°の月は「人々」から「力」を負託され、魚座22°の太陽は「神」から「力」を負託される。。 そしてそれによって「法」や「規範」を護り、厳しい世界の中で志や人生を共にする共同体を活かし護らなくちゃならない。一方、独裁的王権を持たなくなったわたし達の時代はどうかな? 世の中を見渡すと、沢山の「法」や「ルール」に溢れています。そして皆が口々にこれが正しい、いやそれはおかしいから変えよう。いやこっちこそが正しい。。。 それぞれがより良いと信じる法をかかげ、あちこちで永遠の戦いが続いているようです。(共同体ごとに内輪でせめぎ合っているうちは最大の悲劇は起こらないだろう・・・という考えもあるけれど...^_^;)

じゃ、この満月はわたし達にとって何を象徴しているんだろう? 自分自身にとって、絶対の「法」、消えることのない紋章の「輝き」って何だろう? そして、「譲れない一線」や「力」とは? 宗教者ならすぐに答は出るのかもしれません。また、道を求めて歩むひとも「これだ!」と感じられる何かをこころの内に持っているかもしれません。また、確固とした政治的信条や「こうあるべき何か」を胸の内に秘めているひともいるでしょう。けど、「パッと考えてもすぐには出てこないよ…」というひとも多いのではないでしょうか。 それでも、何か大切なもの、ずっと護っていかなくちゃいけないもの、妥協出来ない物事… わたし達はそれぞれにそんな「とても大切なもの」を、漠然とでも抱えて生きているような気がします。あ、でも「何も無いよ、大切なものなんて。その日を暮らしてるだけ。どうでもいい」とか「ただ虚無を見ているだけ…」ってひともいるかな。 なら、その「虚無」や「どうでもいい」状態こそが大切…ってこともあるのかな。。


P1080807


        それが何であれ、このシンボルの組み合わせはこころの中に潜む自分だけの「法」を一度見つけ出してみること、あるいは見直してみること。 そしてそれを社会の中で今、どう表現しているのか(または表現していないのか)を考えてみるよう促している気がします。何が自分にとっての神なのか? または神に代わるほど愛し、あるいは固執しているものなのか? それが毎日の生き方暮らし方、言動にどう顕れているのか? プライドや自信、劣等感や自己卑下はいったいどんな「法」=「こうあるべき何かという観念」からやってくるのか? これは少し前にTwitterで「銀河中心にコンジャンクトした土星」のテーマとしてちょこっとツイートした内容にも不思議と呼応する問題です。

輝かしい王室の紋章は、同時に血塗られた歴史をも物語ります。シナイ山からもたらされた教えとそれによって支えられる預言者の絶対の力は、排他や差別、宗教戦争を引き起こす力にもなり得ます。それはもう良いとか悪いとかを超えて、わたし達人間が幸福を求めながらもがき続け、歴史の中で繰り返してきた営みではなかったでしょうか。

けれどだからこそ、何度でも。そこからまた新たな「譲れない一線」を捉えなおし、見つめてみる。そんな感じ。これもまた、良いとか悪いとかじゃないと思います。ここで必要なのは一度はっきり知っておくこと。自分のたった今を。何故なら今の自分を密かに支えている「法」を把握しておくことによって、これから先にきっと経験するだろう大小の変化に直面したとき、しなやかに対応出来る可能性があるから。。


P1080922



        さて次に月がとっていくメインのシンボルは『動物の調教師』です。『動物の調教師』って、犬や猫などのペットに限らず、あらゆる動物を人間の役に立つように躾けますよね。例えばライオンのような猛獣をTVドラマや映画の中で人間と共に演技させることもそうだし、サーカスで象や熊に芸をさせるのもその1つです。 調教師は、もともとは野生であった動物達の性質や生態を熟知した上で、それを操ることによって、人間社会の中で「特定の機能」を果たすように調整していきます。

一方、野生動物は本能を主として生きています。生きぬいて、子孫を残そうとする本能。そこからそれぞれの習性が生まれ、その習性がまた生き残るための「掟」となっていきます。その範囲に従って生きることが彼らの安全に繫がり、種としての繁栄にも繋がるのでしょう。だから、わたし達人間の目からはその生がどんなに厳しく残酷なものに映ろうと、そこには野生としての調和が厳然と存在しているのだと思います。それが彼らの「法」なのだから。

けれど、人類の文明はそんな "野生としての調和" を逸脱するところから始まりました。ただただ生きようとする純粋でナマなエネルギーを、その表現の範囲を、知性を得ることによってどんどん拡大してきたわたし達。そして出来る限りの細部を追求してきたわたし達。・・・そして社会との関わりや対人関係の中で、自分がどう見られ、どう機能していくかを個人として捉え、認識し、思考するまでにそのエネルギーを昇華してきたということかもしれません。


P1090243


  それでもわたし達のこころの地下室には、調整や調和を拒むナマなエネルギーが片時も休むことなく働いています。 それは普段は封印されて目に見えないけど、実はわたし達があれこれ悩んだり考えたりするとき、そのマインドや感情を突き動かす純粋な内的原動力として働いているように思えます。その力はわたし達に生きることへの欲望を与えてくれます。 けれど、何かの拍子に理性で固めたこころの壁を突き抜け、地下世界から生々しいマグマとして噴出することがあります。

        飼い慣らされたはずのペットが突然牙を剥いて威嚇してくるとき。競走馬が驚いて騎手を振り落とすとき。虎が飼育係を襲うとき。わたし達は、いったい何が起きたのか?何が大人しく躾けられていたはずの動物をいきなり変えてしまったのか?とショックを感じます。もしかしたら、それは根源的な恐怖に結びつく刺激が原因だったかもしれないし、縄張りを侵された怒りやシンプルな性衝動に由来するものだったかも。。(これらの全ては根源的恐怖に繋がっていそうだけど) けれどそんな荒ぶるエネルギーが頭をもたげるとき、そこに「力の加減」という概念は存在しません。やるかやられるか?です。 咄嗟のときに本能が目覚め、無意識に動いたおかげで九死に一生を得る...なんてことも、だからこそ起きるのかもしれませんね。


P1090262


  けれど、こうしたエネルギーがわたし達人間の内部で「服」を着せられているとき。 その力は色々な感情に翻訳されていきます。そしてわたし達のマインドが持つ様々なクセや習性として形を獲得し、その後に理屈づけられていきます。 たとえば... 頭では良 くないとわかっていても、どうしてもどうしても抗えない習慣として身に付いたり。小さなプライドがある瞬間、まるで自分の全存在証明のように感じられて理屈ぬきの怒りが爆発したり。あるいは立場や承認を失う恐怖にかられ、安全のために自分にも周囲にも嘘をついてみたり。。 で、その原因はたとえば幼いころのこんな体験から来ているのかもしれない…など。わたし達の意識のアミダ籤は、人生を重ねると共に複雑な立体構造になっていきます。

でも、その探求で得た答がこころから納得のいくものなら、少なくとも「現時点のわたし」にとってそれは正しいのです。その記憶を探査していくことで、きっと今も光が当たるのを待っている、沢山の物事に巡り逢うことが出来るでしょう。掘り起こされたものがポジであろうとネガであろうと、それは全てわたし達の内的宇宙に眠る資産です。そしてそれは、とてつもなく大きな解放に繋がっていくかもしれません。 

        このシンボルは、わたし達それぞれがこころの何処かに抱えているはずの、暴れ馬のような心的エネルギーを「調教」し、コントロールするよう促しています。社会の中で自分を表現し、それによって全体のために何らかの機能を果たしていくために。本当は自分が世界にとって必要不可欠な存在だということに気付くために。。


bulldog


        さてその一方で、月に光を送る太陽は『心霊術家が起こす現象』、つまりサイキックな領域のエネルギーを示唆しています。これは霊的な感受性に対する知識を深めていく必要があることを示唆するとともに、怒りや恨みなど、ネガティブな感情に引きずられて目に見えない「念」や「言霊」を飛ばし合うことに対する注意喚起でもあると思います。 わたし達フツウの人間の思いの力って、想像を超えて強力なときがあります。リアルであれネットであれ、わたし達が発したネガティブな「念」やことばが伝播し増幅していく影響力って、関わる全員が半ば無意識なぶん、始末に負えないことがあります。類は友を呼ぶ的な法則も働いて、重く滞ったサイキック・エネルギーが引き寄せられ、それがあちこち乱反射しながら増幅していく。。 その一端は、ごく普通の日常でもよく見られるのではないでしょうか。

わたしはけっしてその世界の専門家ではありません。けれど、自分の住むリアルの世界(とバーチャル世界)が同時にサイキック空間でもあることに気付き、その現象を内側からよく観察していくだけでも、ネガな影響を防ぐ助けにはなると思っています。少なくとも、健全な思考の磁場を狂わすような念の伝播に無意識に加担するようなことはしないで済むようになるんじゃないかな。。 意志さえあれば。そして、優しく温かいエネルギーを送り出すことも出来ると思います。それは、ひとによっては清らかな祈りの力かもしれません。


phenomenon


        ただ、いずれにしてもこれにはある種の覚悟が要るでしょう。目に見えないエネルギーと直面し、それを扱うには、ちょうど猛獣使いのような慎重さと剛胆さ、そして相手に対する畏敬の念さえも必要になります。この魚座のエネルギーは、周囲を飛び交う不可視のもの達に対しても、自分が放射するエネルギーに対しても、調教師のようにデリケートな目配りをするように…という、なかなかハードルの高いテーマを含んでいるのではないでしょうか?

        わたし達がこころの階段を降りていくとき。きっと地下一階〜二階くらいまでは説明と理解が可能です。けどそんな地下室の床下には、滔々と流れる地下水脈が存在します。それは紅々と燃えさかる火の河であり、わたし達を生かそうとする得体の知れないエネルギーです。いえ、もしかしたらそれは、善悪も幸不幸も超えて全ての「いのち」を貫く、「この宇宙の法」なのかもしれません。その力は、手つかずのままわたし達の奥底で脈動しています。そしてその「法」を託され、力として使い、ことばへと翻訳し、この世界に表現していくのはわたし達自身。わたし達、ひとりひとりです。

もしわたし達が自分自身を統治する王であり、法の実行を託された預言者であるなら…さぁ今、こころの神殿にはどんな紋章を掲げるでしょうか?


switzerland-2051448_1280



        と…新月に続いてかなり「訓練」っぽい要素で濃く彩られたこの満月。 とはいっても、このところ魚座と牡羊座に多くの惑星達が集まって一筋縄ではいかないエネルギーを放射してきました。土星は逆行に転じるまでしばらく銀河中心とコンジャクトしたままだし、金星は4月15日夕刻まで逆行を続けます。また3月17日には天王星とエリスが全3回のうち最後の正確なコンジャンクションを形成し、木星・天王星・冥王星・エリス、そしてキラルスのグランドスクエアも続いています。(天王星とエリスは最後のコンジャンクション形成後も5°までしか離れず、来年1月には再び2°まで接近します。まだしばらくは不和の女神エリスの影響力が続きそう。)

この満月期に至るアスペクトを調べてみても、世の中では突然驚くような事実が暴露されたり、事実がどうあろうと エモーショナルなエネルギーが湧き起こって騒然となったり。。 また理解しあえない主張を持つ者同士が延々と火花を散らし続けるかと思えば、目的のためには手段を選ばず後悔もしない自己正当化のエネルギーが力を増しているように見えます。そして女性性の中に埋もれた非常にダークな側面を司る小惑星や、天災・人災・事故を暗示したり、思い込みによる突っ走り、筋の悪い情報に煽られて真実が見過ごされがちなコミュニケーション(または報道)などが浮上してきます。火星が安定した価値観をモットーとする牡牛座入りしたので、地道に解決への意志を貫いて成果を出すという側面も出て来るけど、もうしばらくは表面化しにくいかな。。 うーん、これは知らず知らずのうちにストレスを溜めているひと、多いかも。。


P1090228


        新月記事の中で、何かにつけて「ムカつく」経験をするひともいそう…って言ったけど、みんなどうだったでしょう? うまく自分をコントロール出来たかな? 精神的な側面でいろいろと耐えることの多かったひとは、この満月期に少し息抜きを心がけてもいいかもしれません。何か楽しみながら、前向きにバーストしてみるのは悪くなさそう。それは確かに根本原因の解決にはならないかもしれません。けれど貯まったもののガス抜きは大切な作業です。それで隙間をつくって見えて来ることだってあるのだから。 

ガス抜きには高い目標や目的なんか要らない。出来ればシンプルなことの方が良さそうです。何か体を使うようなこと。出来れば人工的な環境よりは、自然な環境のほうがベターかな。たとえば大声で唱う、思いっきり走る、大自然の中で草木に抱かれてみる、手を優しく使って動物達と触れあう…とか。または、思いっきり感傷的・感情的になってひとり泣いたり暴れたりするのだっていいかも?(けど安全に気を配ってね…^_^;) 

たとえ今忙しくても、たまにはエイッとお休みして自分に優しくするのも悪くない。。 もしかしたらこの満月期、自分を生かしてくれてる "何者とも名付けられないもの" と、もう少しだけ...近付けるかもしれないし。。


P1090253


        あ、でもアルコールやドラッグ、または甘い物に過度に浸るとか、依存的な行為はこの時期危険なので気を付けて。 なぜなら海王星と小惑星ディオニソスがピタリとコンジャンクトしています。ディオニソスは葡萄とワインの神、復活神話の神とされているけど、本質的には「得体の知れないアウトサイダー」です。道徳や善悪という概念とも縁がありません。そして、顕在意識の領域と「神」の領域との間に存在する境界線を超え、その人間の本質、または物事の本質をむき出しにするような力を持っています。楽しむのはいい。けれど海王星の霧にまかれてディオニソスに征服されてはならない。これ鉄則です。だって自分の本質がむき出しになるのは構わないとしても、それと真っ向から直面し、観察し、制御する力を手放してしまうことの危うさとも紙一重だから。自分自身を統治するという特権を護りましょう。

        また、若くて感受性が強いひとは、何かとても奇妙な考えに惹かれる...取り憑かれる...なんてケースも無いとはいえません。土星・海王星スクエアが形成されたとき、「見るもの、読むもの、聞くこと全てを信用してはいけない」とメリマンさんは警鐘を鳴らしていました。けれどアスペクトが終わった今も、また別の形をとってその傾向は続いています。噂話や報道がアテにならないのはもちろんです。けれどもっとプライベートな内的世界に浸入してくるエネルギーにも注意が必要かもしれません。重心を低めに保ち、ふっと引っ張られておかしな行動に加担しないよう気を付けてね。「心酔」と「信頼」は、二つの全く異なる行為だから。


milky-way-923738_1280


  自分の頭に浮かぶ思考がどこから来ているか?自分はその内容に "本当に" 責任を持てるのか?素面で? このエネルギーに触れるときはその二点がとても大切。なので満月のテーマと呼応しながらこの力を使う一番の方法としては、 「醒めた状態で変性意識に移行する」こと。未知への畏怖とコントロールの力を失わないこと。そして戻ってくること。 あるいは、創作と創造のためにイマジ ネーションの力を羽ばたかせること。 わたし達が敬意を払って接するとき、海王星とディオニソスのペアはきっと素晴らしいインスピレーションを与えてくれ ると思うのです。ぜひ試してみて。



  あと24時間足らずで満月か。。 ちょっぴり疲れた脳味噌を抱えつつ、今夜はわたしという存在の内に棲む、さまざまな生きものの息遣いに耳をこらしてみようと思います。 うん、ここには沢山の生が集ってるような気がする。それは何生も前を生きた魂の記憶かもしれないし、未来に繋がる誰かかもしれない。太古の獣の思い出や、体内にうごめく無数の異種のいのち達。。 ここに託された多くの生命の流れ。それを皆、統べていけるだろうか? きっといくんだろうな。  旅が終わるまで。 

あ、今夜は少し雲が出てる。けどその上には、今も無数に輝く天の星々。それはこの世を生きて去った無数のひと達の王者の紋章かもしれないな。。



Messier78


have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


March 05, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント3/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年3月6日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------

【告知】
来週3月13日付のコラムはMMA投資リトリートの開催期間中(3月9日〜13日)にあたるため、休載とさせていただく。


≪ 先週をふり返って ≫


        “「今月開催されるFOMCにおいて雇用とインフレが我々の予想通りに進展しているかどうかを検証する。予想の通りであれば、FF金利を一段と調整していくことが適切となろう」イエレンはこう述べた… 3月14日〜15日の連邦公開市場委員会(FOMC)において金利引き上げが発表される公算は、好調な経済データとFRBのタカ派的な物言いによって昨今、ドラマチックに高まっている。”

― Anmar Frangoul
  “Janet Yellen Hints at Possible March Rate Hike”
  www.cnbc.com 2017年3月3日付


“私の見方ではどちらかといえば、FRBは3月4日〜4月15日の金星逆行期間中に再び金利を引き上げるのではないかと思う。したがって私はこの市場(国債)が再び下げることを予期している。”

― MMAウィークリー・リポート, 及び『フォーキャスト2017』



        FRB議長のイエレンは3月3日金曜のスピーチにおいて、今月中の金利引き上げの公算をより高めた。この3月3日というのは、金星逆行のまさに1日前であり、木星・天王星オポジション形成の1日後だ。だからこのコラムを読んでいる皆さんにとっては驚きでも何でもないだろう。金星が逆行する6週間という時間帯に入り、中央銀行がこのような発表をするというのはざらに起きることだ。

        このイエレンのスピーチ以前でさえ、火星、木星、天王星のハードアスペクト(それに冥王星を含むカーディナルTスクエアについてはこのコラムでも述べてきたが)に通常見られるボラティリティの増大と大幅な価格の上下動は起き始めていた。先週はまた、多くの金融市場における主要なトレンド反転の始まりであったかもしれない。これは、木星・天王星オポジション(3月2日)と金星逆行(3月4日)というレベル1ジオコズミック・サインの形成前後12取引日の範囲で私達が予期していた、もう一つ別の作用だ。

こうして先週はダウ工業平均、S&P、ナスダック総合、そしてロンドンのFTSE指数において史上新高値が記録された。その全ては3月1日または2日、木星・天王星オポジションの効力が最大となった日につけられたものだ。ドイツのDAXはまさに3月2日、12,082まで舞い上がって2015年4月につけた史上最高値12,390に近付いた。同様に、オランダのAEXとスイスのSMIもまた3月2日〜3日にかけて年初来新高値をつけている。

一方、インドのニフティは3月2日、2年ぶりの最高値水準まで反騰、日本の日経と中国の上海指数は3月1日と2日に数ヶ月ぶりの新高値、または新高値を試すところまで来た。だが奇妙なことに、香港、オーストラリア、そしてロシアでは反対の傾向が見られた。これらの株式市場は数週間ぶりの安値に沈んでいる。

        金と銀は、私達の★★★重要変化ゾーン(2月27日〜28日±3取引日)だった2月27日月曜にサイクル新高値をつけたが、その後3月2日〜3日の金星逆行前の滞留に向け、やや急激に売られた。この下落の牽引役となったのはXAU金銀鉱山株価指数だったかもしれない。これは金と銀が天井をつける大分以前の2月8日にトップアウトし、その後3月3日には1月3日以来の最安値水準まで落ち込んだ。 金属の下落に呼応して、米ドルは3月2日に1月11日以来の最高値水準まで反騰、そして同日、ユーロ通貨はやはり1月11日以来の最安水準まで下落した。

これらは私達がこの時間帯に目にしたいと考えていた形の市場動向だ。さてこれからどんなタイプのリバーサルが続くのか、見てみるとしよう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “今日はトランプがホワイトハウスに入って以来、最良の姿を見せた日だった。敵に対する侮辱の言葉を散りばめた煽り演説ではなく、国を一つにまとめたいという熱望を彼が表現したのは初のことだ。彼のスピーチには、怒りと恐怖によって動かされてきた社会の動向に長らく欠けてきた良識が、ささやかながらも表されていた… この内容こそが1月20日の就任式において「米国民の大虐殺」演説の代わりに話されるべきだったのだ。あの時のトランプは小さく怒りっぽい子供のようだった。今日は同じ人物が大統領らしく見えた。”

―  The Arizona Republic Editorial Board
  “The Night That Trump Became Our President”
   Arizona Republic 2017年3月1日付


        先週のコラムの冒頭で私はこう書いた。『これからの1週間に経験するような時を、今までに経験したことがあるだろうか? まぁ、おそらくはあったかもしれない。だが、少なくとも今年中は、もう二度と経験するようなことはないだろう』。これは2月16日〜3月4日に次から次へと発効する惑星シグナルのことを指していたが、そこには5個のレベル1ジオコズミック・サインが含まれており、木星・天王星オポジションと金星逆行もまたその一部だった。それについては今回の冒頭でも触れたし、先週長々と論じたとおりでもある。この2つのシグナルは、多くの金融市場におけるプライマリーサイクルのピークとその後に起きる重要なリバーサルに対し、前後12取引日のオーブをもって最強力と言える相関関係を保持している。

        したがって、これからの1〜2週間は、この時間帯につけつつある重要な安値または高値に対する反応を見ていくことになりそうだ。次に訪れるやや注目すべき日付けは3月25日だ。これは金星逆行の中間日であり、現在まだ反転していない市場のリバーサルと相関するかもしれない。もっと重要なのは3月30日〜4月21日で、これには木星・冥王星ウェイニングスクエアの2回目の形成、そして土星逆行開始日に近接した金星順行が含まれている。そしてその両方が相互に正確なスクエアを形成するのだ(4月8日と21日の2回)。

この期間は、現在展開している時間帯と同程度の重要度を持つかもしれない。完全な対称性を提示する宇宙においては、今始まっているカウンタートレンドの動きが終了し、その時、再び底流に存在する基本的な方向性への活動が再開するからだ。 だが残念なことに、この宇宙においては何事も完璧であることなどほどんどない。だがある種のスピリチュアルかつニューエイジ系の観念を持つ人々なら「いや、宇宙の全ては常に完璧なのだ」と反論するかもしれない。その事自体には、私もおそらく同意するだろう。しかし、私は収支のバランスを保つという経験を重ねてきたし、ロマンスやビジネスを含む個人的人間関係の問題にも携わってきた。この世において物事は常にパーフェクトというわけにはいかない。これは人間の経験においてはよくある事なのだ。

        現在宇宙、市場、そして人間としての経験の内に起きていることの全てを鑑みて、これからおよそ4週間〜7週間の内に何が起き得るかを熟考するなら、今日の惑星研究とサイクル研究における素晴らしい頭脳が集うMMAリトリートを私達が開催するというのは完璧なタイミングだと言えるだろう。それは今週末から来週初めにかけて催される。



≪ トリビュート ≫

        これまでで最も偉大なサイクル・アナリストの一人であったウォルター・ブレッサートの死去を告知しなければならないことは、私にとって大変な悲しみだ。ウォルターはサイクル分析における私のメンターだった。私が彼に初めて会ったのは1980年1月、金と銀のブームの真っ只中だった。その後彼は寛大にも、サイクルに関する深い知識と彼自身の発見について私に教えてくれた。 彼は金融市場分析において、どうサイクル理論を使っていけば良いのかを教えてくれた。そして彼は、自分のサイクル理論と惑星の動きがどう相関するかを、君のアストロロジーの知識を使って調査して欲しいと私に依頼したのだった。 この協働作業が後に、私の初めての著書『The Gold Book: Geocosmic Correlation s to Gold Prices(1982年)』の執筆と出版に導いたのだ。それは惑星の動きと金融市場との定量的な相関性についての最初の本だった(それ以前の調査者の手になる太陽と月を使った研究とは異種のものだった)。 本当に素晴らしいパートナーシップだった。

私はこれからも、彼が私のみならず世界に授けてくれた知識の数々に深く感謝し続けるだろう。彼は紳士であり、学者であり、マーケット技術のマスターだった。そして純粋に他者を思いやる人だった。ウォルターの死は心から惜しまれる。だが彼の市場分析とタイミング技術への先駆的アプローチはこれからも常に私の執筆の中に、称賛と哀惜と共に生き続けるだろう。








訳文ここまで
---------------------------------------------------

February 26, 2017

○2/26の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  2月27日00:17前後、北海道周辺で 00:24前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は2月26日23:58前後、沖縄周辺では23:30前後に魚座 08°12’で新月となります。

*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 魚座8°~9° ー 発効期:2/26~3/11 】
   "A girl blowing a bugle"
『ラッパを吹く少女』

   "A jockey"
『騎手』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★自己の内面の想いや気付きを断固として表明したい気持ち
→★行動やことばを社会的に受け入れられる形に整えていく必要
→★承認または愛情を求めて他者の注意を惹く行動をとる
→★革新的に見えるアイデアの中に受け継がれる古い構造
→★熟考された方法を通し細心の注意を払って「一線を越える」経験
→★競争原理が働く中で気付かないうちに常軌を逸していく心理
→★他者に呼びかけたいという欲望、またはそれに応えたいという欲望
→★自分のイメージの中にだけ存在する究極のゴールを目指して突き進む
→★型破りな生き方、考え方またはヒロイックなイメージの追求
→★社会または周囲に理解されない辛さや苦しみを乗り超える必要
→★「勝つ」ことのみを目標として本来の意図が見えなくなる危険
→★自己利益のために他者を心理的に操る技術、または巧みな印象操作
→★激しやすい状況の中で抑制の利いた態度をとり続ける訓練
→★潜在する未来の「かたち」を見据えながら当面の問題に取り組む
→★体に備わった本能、または直観で活路を見出し道を切り拓いていく
→★単なる利害関係や社交儀礼を踏み越えて触れあう機会を栄養にする
→★霊的インスピレーションや創造の源に触れる一瞬の体験を慎重に扱っていく・・・→

エネルギーのポイント:『プレッシャーと熱きこころとの相克』

170226SENM


        さぁ、獅子座の月蝕に続いてやってくる魚座の新月・日蝕(金環蝕)です。このところのメリマン・コラムでも触れられてきましたが、今回のアスペクトはなかなかに強烈。。でも、もしかしたらここから先はこのくらい強いエネルギーなんか当たり前に感じてくるのかな? なんて気もしないではありません。

今、落ち着かなかったり不安だったり、色んな側面で苦しい思いを抱えているひとは少しずつ、少しずつ息継ぎをしながらこの「圧」に耐えていくうち、いつのまにか新しい大地に辿り着いてた… きっとそんな感じになるかもしれません。だから、今の緊張感や痛みは貴重(イヤではあるけど)で何かかけがえのない発見をもたらしてくれる、必須のプレッシャーなのだと思います(出来れば避けたいけれど...)。  


eclipse


        「蝕」、特に日蝕はエネルギーの壁に頭から突っ込んでいくような経験です。そしてその壁は、わたし達が感知しようとしまいと、時間と空間を超えて人々の意識に刺激を与えます。魚座8°台と密接なアスペクトを組む惑星をネイタルに持つひと...そうでなくても敏感なひとにとっては、今回の日蝕は何か大きな区切りのひとつになるかもしれません。それはまるでジェットコースターに乗ったと思ったら突然トンネルに入り、上下左右もわからないまま(あるいは気付かないまま)宙返りして見知らぬ出口に辿り着くような感じかも?  もしそれが起きるなら、きっとそれは特別なリニューアルのためのトンネル。あるときは本当に繊細で微細な変化。またあるときは、人生が変わってしまうような体験。 そしてそのトンネルの長さはひとにより意識により、またそのひとがネイタルに持つ惑星達との協働により、半年~数年のスパンを持っています。。

日蝕も月蝕も、年に2回ずつ起こります。そうだとすれば、古代からの長い歴史の中でまだ蝕が起きたことのない黄道上の位置ってあるのかしら...? なんて考えてしまいます。調べたことは無いけれど、もしほとんどの度数で蝕が起きていて、その都度その領域のエネルギーが強化され、全体に大きな、または微細なシフトが起こり、そしてまた長い刻を経て鎮まってきたのだとすれば...。 わたし達人間の意識もその都度、徐々に・・徐々に・・リニューアルを繰り返してきたのかもしれません。(そのわりには似たような歴史の営みが繰り返されてるような気もするけど、それでも。^_^;) 
 

NGC3783


  今回の日蝕 ― 新月がネイタルの惑星達にアスペクトを形成することでダイレクトに影響を受けるひとはもちろん、そうでないひとも。。それぞれの人生の中で、あるいは人間が織りなす歴史の中で、年に2回の特別なゲートがもたらすユニークなプロセス ― 内面に何が起き、それが外界にどう翻訳されて見えてくるか ― にいつもより意識を向けて、大切に過ごせたらいいなと思います。 ここから先は、たぶん3~5年先を見据えていく時間領域の始まりだと思うから。。



★2月新月・日蝕の星模様 & サビアンシンボル★

        さて、前回の月蝕のエネルギー・ポイントは『アンビバレンスの克服』でした。アンビバレンスって、考えてみればわたし達人間にとっては永遠の課題みたいなものだし、そう軽々と克服出来るようなものじゃないですよね(^_^;。 それでも、まるで二元の両極から引っ張られているような感覚の中でギリギリ踏みとどまって自分の中心を失わずにこれたなら、ミッション・コンプリートかも? 

蝕のエネルギーって、実のところその渦中に在る間は真の実体が曖昧で、どれほど論理的な思考を使っていても、本当には何がおきているかを明確に捉えられないことが多いものです。それでも、感情の動きだけは活発。なので気付いたらやみくもに突っ走ってた...なんてことも起きがちです。

だからこういう特別なゲートをくぐってからの数日間は特に、いつも自分が自分の「中心」にいるか? 重心から外れていないか? ...思いっきり上に舞い上がってエネルギーがダダ漏れになっていたり、お腹より下にどよ~んと垂れ下がって背中が鈍く丸くなっていたり、右や左やナナメにはみ出して青くなったり赤くなったりしていないか...なんてことを意識していることが大切かも。そして衝動ではなく、直観に従って感じ、考え、見ていること。 見続けること。 自分が今 何を言い、何をしているかを、意識のどこかできちんと捉えていること。


P1080967


        けど激しくぶつかり合うエネルギーが渦巻くようなときは、知らず知らずに(あるいはわかっていながらも)動かされて「はぁ...やっちまった!」なんてこともよくあります。で、確かにその結果に直面するべきときは必ずやって来るのだけど。 それはもう良いとか悪いとかいう判断を超えた物事の流れです。ただ取るべき責任があればしっかりと取り、必要ならきちんとコミュニケーションをはかる。誤魔化さない。それだけが大事。 結局、痛みをきっちり通り抜けて得られるものの方が後々大きかったりする... たとえいっとき何かを失うように見えても。 それに代わる(もしかしたしたら無形の、でも自分にとってとても大きな)何かを得る、そのスペースを空けるために。 何かが崩れたらまた少しずつ、積み上げていく。それは最初とは違うカタチになるかもしれない。いや、きっとなる。そしてその方がずっと良いかもしれない。 これは蝕の刺激に乗せられてイタイ経験をしたときに思い出してほしい鉄則です。 

あ…とか何とか言い出すと、まるで蝕のときは決まって良くないことが起きそうなイメージになってしまうかも?  けど決してそうじゃありません。何て言ったらいいのかな… 蝕って、多かれ少なかれひとつの区切り、新しい始まりなんですね。何かが大きく...または密やかにささやかに、変化します。 どちらにしても、それは後々大きな違いを生むようなタイプの変化です。

でもわたし達人間って、どこまでいっても深い、深いところで変化を怖れています。予測を超えた変化を。今、自分の手の中にある平穏を失いたくない。絆を。心地良さを。まだ失ってもいないときから怖れたりします。幸せすぎて不安…とか。 あるいは、自分にとって良くないとわかってはいても、あまりに慣れすぎてしまった状況から出て行くことが出来なかったりします。そして何かと理屈をつけて立ち止まります。 蝕、特に今回のようなサウスノードの蝕は、わたし達が変化を嫌うとき、ネガティブな方向性を顕著に見せます。見せるっていうより、たぶんわたし達が真っ先にそう解釈するのかもしれません。 けれど重心を保ち、受け入れる準備を整えた意識にとって、蝕は限りない創造性へのキックとなり得ます。


P1090166

 
       けれど。たとえエネルギーの一撃による痛みを抱えて傷つき、凹んだり孤独を感じるひとがいたとしても。 不思議なことだけど、同時に「えへへ」とか「うふふ」とか。。辛い気持ちとはどこかまったく別の領域に存在しながら微笑む自分も確かにいるんです。 低くたれこめた雲を突き抜け、どこか果てしなく温かい、永遠の広さを持つ場所に。気付こうと気付くまいと。 ただ、存在の全てを開いて、そこにタッチ出来るかどうかだけ。。 

 太陽と月が織りなす変化のリズムを受け入れるのに、もう遅いってことはありません。「やっちまった!」その後でも大丈夫。人生のアミダ籤って、とっても目が細かいんです。いつも選択肢は存在します。誰のホロスコープにも、本当はその360°の円が真っ黒に埋まるほど、多種多様な惑星や星々のエネルギーが詰まっているのだから。 「こうだからこういう傾向が出やすい」とは言えても「あなたは必ずこうなる」なんて誰にも言えないし、言えばそれは暗示になります。でも、選択するのは自分自身。そして自分の胎内宇宙に蓄えていくちから。そう...たったひとつ言い切ることが出来るとすれば、「いつかここにサヨナラするときが来る。それまではココを生きる」それだけかなぁ。

微細なものを含む全ての惑星達が持つ可能性については知らなくても、わたし達が生きる瞬間・瞬間にまだまだ知らない分かれ道が沢山存在し、ひしめきあっていること。囁きかけていること。それをこころの隅に留めながら道を切り拓いていくことって、これからますます大切になるんじゃないかと思うのです。自分を、他のひと達を、もっともっと自由にしていくために。

今回の新月で出て来るエネルギー・ポイント『プレッシャーと熱きこころとの闘い』は、この蝕の時間帯が、アンビバレンスの中で揺れることがあろうと、いつも「自分の中心」(シンボリックに言えば聖なる寺院かな?)に戻っていくための闘技場になることを意味しているのかもしれません。


P1090085



        と、例によって前置きが長くなりすぎ…(^_^;。じゃ、今回はまずこの日蝕のサロス・シリーズを見てみましょう。サロス・ファミリーのナンバーは140です。このシリーズが誕生したのは16世紀、1512年。えっと...ヨーロッパではルネサンス盛期でしょうか。日本は室町幕府も末期の戦国時代かな。 また直近でこのシリーズの蝕が起きたのは1963年1981年1999年。 いずれも今年8月の、これまた強烈な蝕サロス145との組み合わせで起きています。 wikipediaの年表をざっと見るだけでも、どの年もエポックメイキングな出来事が起きているのがわかります。そしてその内のいくつかは、今、何らかの因縁めいたものが浮上しつつあるような?(上のリンクから年表をざっと見てみると興味深いかも...。おそらくこの二つのサロス・シリーズの組み合わせが、この春からの一年を彩る大テーマになりそうな気がします。)

一方、いつも言うように、サロス・シリーズはそのファミリーごとに異なる「ニュアンス」を持っています。そしてその性格(特徴)は、そのシリーズの誕生時(初回の日蝕が起きたとき)の様相、つまりその蝕の "ネイタル・チャート" に最も強く顕れるとされています。そのチャートはこんな感じ。。 アストロロジー実践者のひと、学習中のひとは、このチャートからどんな感じを受けるでしょう?


Saros140

 1512年4月26日サロス140
 初回日蝕のエリーズチャート



        アスペクトとサビアン・シンボルから、わたしにはこのチャートがこんなことを言っているように感じられます。

 『...一方では何かとても深いところから来るインスピレーションや美の感覚、または「公正さ」に関わる理想やアイデアがふり注ぐ。それはとても強力なもの。けれどそれを物質的な世界にしっかりしたカタチをとって実現しようとしたとき、様々な制約にぶつかる。そのとき、夢や思考の領域からひとつ次元を下げ、固め、カタチを生み出し、自分が実際に持ち合わせている能力やリソースを駆使して現実のものに出来るかどうか? ...諦めることなく、ルサンチマンに陥ることなく、独りよがりにならず、新しい跳躍の道を発見出来るか? これは人格の有りようを含めたテストでもある。

けれど、一番大きな試練はある種の焦燥感かもしれない。 「これしかない!」と思い定めるのはいいけれど、思い描いた幻を目先に追えば、それは執拗にあなたを追い立てる。そして先を急ぐあまり、根底は建設的であるはずの行為が破壊的な結果を生んでしまうかもしれない。 あるいは理想の美と現実の醜さとのギャップに絶望すれば、破壊的な目的を良しとしてしまうかもしれない。功を焦ってはいけない。こちら側とあちら側に橋をかけたいのか? それとも橋を爆破したいのか?  破壊して残るものは何か? 本来の目的は何だったのか? 

  何事も急いで呑み下せば喉につかえる。少しずつ動きながら、時をかけて創造的な迂回路を見つけよう。一度ダメだと感じたことも、まず自分の中で、再び蘇らせてみる。それは何か新しい包装紙を必要としているかもしれない。もう一度、内なる世界で思考の冒険を。それは思わぬ道筋を辿り、新しい岸辺にあなたを導いていくかもしれない。さぁ、テストを... 』なんて。


P1090124



★さてここで新月・日蝕のサビアン・シンボル


        では今回の太陽・月が位置する魚座8°〜9°のサビアン・シンボルはどうでしょう? まずベースとなるのは魚座8°『ラッパを吹く少女』です。 この、ラッパにあたる原語の「bugle」は、牛やバッファローなどの角に由来することばだそうです。その大元は獲物を追い求める狩猟用ラッパだったんですね。

まだ大人になる前のいたいけな少女が吹くラッパ。 「吹く」にあたる原語「blow」は、固く閉ざしていた花のつぼみが勢い良く開いていくときに使われることばでもあります。 教室の発表会でしょうか? それとも学校の祝賀行事? 幼い少女は今、誇らしげに自分のラッパを掲げ、習い覚えたばかりのメロディを高々と吹いています。一生懸命です。それは彼女にとって、初めて「個」としての自分を公衆に披露する経験かもしれません。「さぁ、みんな聴いて!これがわたしなの!」  


narcissus-pseudonarcissus-2


  ラッパは人々に対して「集まれ!」と呼びかけるツールでもあります。彼女のアテンション・コールはきっと成功するでしょう。ラッパの音に気付いて集まった人々は感心し、「素晴らしい演奏だね!」と誉めてくれるかもしれません。もしかしたらこころの中に「子供にしては...」というニュアンスを残しながら。 少女の奏でる音色には彼女にしか出せない「何か」が潜んでいます。それは彼女の個性そのもの。けれど息のつき方や運指の技術、そしてそのメロディそのものは、古い伝統に培われ、規則にのっとったものに他なりません。社会の中で揉まれ、受け入れられてきた「美」や「感動」を支えるしっかりした構造が、そこには存在します。 少女はまだ幼く、フレッシュで奇想天外なインスピレーションに満ちているはず。けれど彼女が受け取る称賛=狩りの獲物は、あくまで成熟し練り上げられた技術と作品を通してもたらされるものです。 少女はそれに気付くでしょうか? それを自ら受け入れ、もっと受け入れてもらうために、社会に認められた方法論の中で自分を磨いていこうとするでしょうか? それとも...?

まだ彼女の個性は明確に音に顕れてはいません。人々の注目は彼女の幼さ、可愛らしさの方に注がれています。けれどこれから先、少女が社会の中で様々な人間関係に触れ、愛を求め、成熟していくにつれて、素の彼女自身が何らかの主張をもって表現されてくるでしょう。彼女が演奏家になっていくのか他の道に行くのかは、まだこの時点ではわかりません。けれどこのシンボルの少女は今、連綿と培われた伝統を通して自分という存在を上手に表現することを学んでいます。

問題はこれから先です。人々のこころに真に訴えかける演奏をするには?  若々しい、新しい息吹、他の誰も考え付かなかったような解釈、それでいて誰もがこころの奥底に抱く共感を呼び起こす感性。果たして彼女はそれを磨いていくのでしょうか? それとも、反復練習やルーティンに嫌気がさし、ある日突然思うがままにラッパを吹き鳴らすのでしょうか? ならばそれは、ひとときの馬鹿騒ぎや遊びでしょうか? それとも、何か新鮮な感性を感じさせる管楽器演奏の革命になるでしょうか...?


P1080844



        さて、太陽と月が向かう度数、魚座9°のシンボルは『騎手』です。 ここは観衆でいっぱいの競馬場。どの馬が勝つのか? みんな馬券を手に、期待を込めて馬場をみつめています。居並ぶサラブレッドの名馬達。騎手の仕事は彼らにまたがり、馬と一体になって最高の力を出させ、誰よりも早くコースを駆け抜けてレースに勝つことです。ここは勝つか負けるか、速いか遅いか、結果が全ての世界。男性原理がしのぎを削る、激しい競争の場です。 男性原理といえば、原語の「jockey」は男性の名前「John」の愛称のひとつである「Jock」から来ているのだとか。また「jock」は男性器の婉曲的な表現のひとつとしても使われるし、「jockey」を動詞として使えば「出し抜いて優位に立つ」とか「ひっかけて騙す」という意味にもなります。俗語としては「ナンパする」という意味合いも。。 うーん、一見やりたい放題にも思えるけど、自己を証明するためにひとつのゴールを目指して我先にと競う…その原型は、すでに生命誕生のシステムそのものに組み込まれた、生きとし生けるもの全ての営みでもあります。

プロの騎手は体重の軽い、小さな体つきのひとが選ばれます。彼らはその小さな体で何百キロもある大きな馬を巧みに操らねばなりません。ラッパが鳴り響く中をパレードする最中も気を抜かず徐々に集中力を高め、スターティングゲートへと入っていきます。そしていざ出走すれば、それからはゴールまで、ありとあらゆる手段を使った駆け引きとポジション取りの闘いです。けれどいくら騎手が先を急いでも、肝心の馬が闘争本能を発揮して走ってくれなければ結果は出ないでしょう。先行逃げ切りか? それとも差し馬か追い込み馬か? 騎手は自分が騎乗する馬の脚質と性格とを熟知し、鞭の入れ方まで考慮した上で作戦を立てると聞きます。でも、実際のレースでは何が起きるかわかりません。だから騎手達は、短時間で臨機応変に判断を下し、勝ち抜こうとします。それは荒ぶる本能を支配し、定めたゴールに向かって全ての条件を統制する、熟練の技ではないかと思います。

レースが終わり、歓声とファンファーレの中、勝ちを収めた騎手は優勝馬と共に誇らしげです。けれどそこに至るまでの道程には、生来の才能はもちろん、積み上げた経験と鍛錬がどれほど必要なことでしょう。 その途上では、体力作りから始まりあらゆる運動能力を磨き上げる激しい訓練が必要になります。落馬すれば怪我どころか生命に関わるからです。


horse-racing-1577292_1280



        このシンボルが優しげな魚座に存在するのって、なんだか不思議に思いませんか? 確かに魚座はふうわりと霧に覆われ、うつろいやすくはかなげにも見える...女性的な星座宮です。けれどさすがにそこは黄道帯最後のサイン、一筋縄ではいきません。魚座は「こちら側」と「あちら側」の通路、いわば識閾とも言える領域。物質、精神、霊が渾然一体となってフラクタル模様を創っています。 けれどそこでも、生きとし生けるわたし達は肉体を持ち、競争原理が支配する社会の中で生々しい本能を抱えながら歩まなくてはなりません。 では、わたし達はどんな闘いをするのでしょう? もしかしたら、誰かの愛を奪い合うのかな? それとも仕事やお金や名誉や自尊心、あるいはより良いポジションを巡る駆け引き?  社会に蔓延する不公平? それは…もしかしたら他の誰かじゃなくて、霧に巻かれて散漫になってしまいそうな自分との闘い? それともそれとも...霊的闘いでしょうか? 

確かに、競争にはネガティブな側面が付きまといます。平和に穏便に済ませられたらそれに越したことはありません。競争は格差を生み出すのも事実。けれどこの世を生きていれば、どんな競争だろうと闘いだろうと、受けて立ち、勝たねばならない場面もときにはあるのだと思います。それも、限りなくフェアなかたちで。それを怖れて避けるとき、このエネルギーは「YES」と言いながらのらりくらりと動かなかったり、約束をしながら「そうだったかな?」と煙に巻いてひそやかに優位に立つ…そんな方向に意識を導くかもしれません。それは魚座的な冷たさです。または、覚悟がつかないまま状況に先を越されてパニックになる…なんてことだってあるかもしれません。


P1080996


  誇らかにラッパを吹いていた少女は、今や手練れの騎手へと成長しなければなりません。感情や気分にまかせるのではなく統御することを覚え、ゴールを見据え、少しずつ。少しずつ。鍛えていく。それにはもう、怖れずに立ち向かうだけではきっと足りない。曖昧なままでは負ける。ここまで来たら、具体的なスキルを身に付けていくことも必要です。そして、やがて自分のスタイルを見出し創造していく。上辺の上品さや優雅さではなく、いつの日か内的宇宙の勝者として本物の品格を身に付けるために。そして何より、自分自身が自分のマスターになることを目指して。。 このシンボルは、そんな大きな挑戦の始まりを示唆しているのではないでしょうか。...ということはつまり、このあたりでひとムチ入るひとも多いのかな?(^_^;



        サロス140ファミリーのネイタル・チャート。そして新月・日蝕のサビアン・シンボル。その両方が干渉し合うことで、自分の中になんとなく浮かび上がるイメージはあるでしょうか? もし何か思い浮かんだなら、それはこの日蝕期...そして今後数ヶ月間を彩る大きな底流のテーマとなるかもしれません...。


eso1320a



★最後にアスペクトなど

今回の新月図で目を惹くのはやはりこのアスペクトですね。

太陽・月・海王星がコンジャンクト
 これにオルクス(と小惑星カルマ、アヌビス)がオポジション
 (海王星は新月とパラレル、新月には小惑星ソフロシネ、
 アポフィス、ディヴァインがコンジャンクト)

  これには太陽と月が織りなすサビアン・シンボルのテーマに呼応するようなエネルギーが感じられます。うーん、ちょっとポエムっぽく描写してみようかな。 

『…日蝕という強いエネルギーが、魚座の海王星が吐き出す霧の中で得体の知れない「像」を結ぶ。それはまるで濃霧の中にドッペルゲンガーを見るよう。 何が何でも向こう岸に辿り着きたい!という願望があるのに、手を伸ばせばサッと遠のいてしまうような。

けれど、確かに聞こえる。向こう側から自分に呼びかける、美しく聖なる声が微かに。素直な子供のように手を伸ばし、「わたしはここだよ!ここにいるよ!」そう叫びたいのに。 何かが邪魔してる。喉が詰まったみたいに。まるで四方から伸びるジェリー状の触手に引っ張られるみたいに。幾重にも歪んだリアリティ。その中で輝くちっぽけなプライド。こう見られたいという野心。なぜ自分だけが?という疑念。 それは柔らかく密やかににじり寄る「破壊の闇」そのものかもしれない。

けれどたぶん、負けない。意識と、意図とを保つ。迷ったら目を閉じる。そこにはいつだって、偏りの無い場所があるから。 そして夢見に遊び、信じることと信じないこととの狭間で、開く。 起きることは起きる。起きないことは起きない。それでいい。手探りしながら、自分の道を進む。揺らされても、沈着に。ただ、経験を積む。なぜなら審判者オルクスの公正さの下に、やがて本当の勝利者が決まるのだから…』


PIA02210-1280x800
 海王星 by Voyager 2, 1999


牡羊座の火星・天王星・エケクルス・エリス
 (と小惑星ファエトン)がコンジャンクト

 これに天秤座の木星がオポジション
 (火星・天王星はパラレルで新月とはコントラパラレル)

 ◎3月3日 木星・天王星が2回目の正確なオポジション形成
 ◎3月17日 天王星・エリス最後の正確なコンジャンクション形成

        牡羊座の天王星・エケクルス・エリスについてはもう何度か触れてきました。今回はこれに闘争的な火星が加わります。これはかなり爆発性を秘めたアスペクトです。世界的に、何か予測のつかないことが起きてくる可能性があります。それは地震や噴火を含むあらゆるタイプの天災かもしれないし、テロや暗殺、暴動、衝動的な殺傷・暴力事件かもしれません。また、新月に海王星が絡むことから、政敵を陥れる陰謀や根拠のない誹謗中傷も考えられます(すでにあちこちで起きつつありますね)。

これは、何より先に自分自身のアイデンティティ、立場、優位性を主張して声高に叫び、認めない相手、意見の違う相手を拒否し糾弾するようなエネルギーとして使われやすい分化・破壊・分裂の組み合わせです。この種のエネルギーはもう以前から発効中だけど、火星が加わること、木星が対峙することでフォースは増大するかもしれません。

心理的には、ちょっとした刺激で通常よりも「ムカつく」ことが多くなりそう。何気ないことばの行き違いや相手の態度が、普段なら考えられないくらい腹立たしく思える。自分が軽んじられているように感じる。そんなことが起きるかもしれません。なので「あ、この感じはもしや!?」と思ったら、一度深呼吸して冷静さを取り戻しましょう。

また新月に海王星が色濃く絡むことから、物事に集中しにくくなったり、頭がボーッとして注意力が欠けてしまうことも考えられます。間違った思い込みで突っ走ってしまうこともあるでしょう。ふとしたミスが大きな事故や火災に繋がりやすいので、いつもよりこまめに休んだり、記憶に間違いがないかなど、よく確認することも大事かな。アルコールやドラッグにも要注意。 またパエトーンが影響範囲内にあるので、バイクや車、自転車など、スピードの出し過ぎにも気を付けてね。


Eris
 準惑星エリス


        天王星とエリスは次回満月後の3月17日に最後のコンジャンクションを形成しますが、その後もしばらくはオーブ圏内に留まります。前回このコンジャンクションが起きたのは1927年と1928年。この組み合わせについては以前、1929年〜の世界恐慌に繋がった根拠のない投機熱の時代に同期していたことを紹介したと思います。(1927年に開かれたジュネーブ会議では、恐慌に備えるための国際的な関税引き下げや独占禁止、生産調整の国際協定など多くの決議がなされました。けれど、そのほとんどは参加国の議会によって否決されたそうです。)

また、それとは異なる要素として注目したいのは、E.フランシスが挙げていた「電子的コミュニケーション」と「エゴ」に関わる問題提起です。彼は1927年〜1928年を「ラジオの時代、そしてテレビの黎明期」と位置づけ、今回のコンジャンクション期を「インターネットに覆われた時代」としています。これら電子的なコミュニケーション・ツールは今、わたし達の生活に欠かせないものとなりました。もう単なる道具以上にわたし達の一部になっています。そしてこのツールは、天王星的なテクノロジーによって成立する 「拡張する自我=重層化するアイデンティティ(エリス)」 という新しい要素をわたし達に突き付けています。この、天王星とエリスによってもたらされた「拡張する自我」は、自己の内外の至るところに潜在し蓋をされてきた、様々な不和を攪拌し浮上させています。


P1080496


  ネットを介して世界中を駆け巡り、拡がり続けるわたし達の自我。どんなふうにも変容することが出来る画像技術。そこに新たな実体というべきものは存在するのでしょうか? それは実体ではなく、肥大していく自我の影なのでしょうか?  それとも、実体を超えた新しいわたし達? けれどそれが真に存在するのはネット上ではなく、わたし達の内的宇宙ではなかったかしら…?  もしかするとわたし達がスマホやPCのスクリーンに見ているのは、本来の内的宇宙が完全に反転してしまった "真" の虚像なのかもしれませんね。。 それもまた、はかなくも美しい煌めきに見えるけれど。。

そんなわけで、火星・天王星・エリスetc.の組み合わせは、インターネット上で起きる大きな出来事にも関連するかもしれません。 何か重大なことがネット上に暴露されて大騒ぎになったり、大規模なサイバー戦争が起きたりするのかな。。 いずれにしてもリアルと同様…というより特にネット上では、互いのコミュニケーションに細心の注意を払い、地雷原には近付かないほうが良さそうです。たとえ何を見せられたとしても、それが果たして本当のことかどうかは しばらく時が経つまで(あるいは長い間ずっと)誰にもわからない可能性があります。何かヤバイ感じのフォースが飛んできたら、対処の鍵は「どんな状況にあってもけっして自分で自分の品格を傷つけないこと」だと思います。


        そういえば、お休みさせていただいた今週のメリマン・コラムでは、天王星・木星のオポジションに絡めて2本のニュースが紹介されていました。それは、「水瓶座に属する太陽系近隣の小さな星系に7個の惑星が見つかり、そのうちの6個に生命を育むに足るだけの暖かさと液状の水が存在するかもしれない」 というウォールストリートジャーナルの記事。 そしてもう1本は「NASAの科学者グループが惑星の新しい定義付けを提案。それによって冥王星がもう一度惑星として返り咲くかも?」というUSA Todayの記事です。ふーむ。。




  メリマンさんはこれらの記事に、やはりウォールストリートジャーナルからの引用として、『真理というものは存在しない。何故なら実在は可変だ。』という哲学者ジャック・デリダのことばを沿えていました。。

天王星は新しい発見とテクノロジーを支配する惑星です。「ニュー・フロンティア」ということばも大好き。それに牡羊座の天王星は「こちら側から境界を突破する欲求」、天秤座の木星は「肥沃なあちら側」を意味します。 その対峙が、一連の新たな地球型惑星の発見へと繋がったのでしょうか。けれどまだ地球外生命の可能性については何ひとつわかっていません。今後の観測が待たれるところです。 それに、惑星の定義を再考するんですって? まぁ、アストロロジーの世界から見れば今さら…という気もするのだけれど。

うーん、もしかしたら、これもまた今回の蝕にふさわしい霧に巻かれたようなニュースなのかもしれませんね。。


そして…
山羊座の冥王星・蟹座のキラルスがオポジション
 これに牡羊座の火星・天王星・エリスetcのコンジャンクション、木星で
 ゆるめのグランドスクエア

冥王星・・キラルス・月の両ノードが形成する "ウォリサム・レクタングル"
木星・新月(太陽と月)・火星〜パエトーンの惑星集合・乙女座のオルクスが
 形成する "ウォリサム・レクタングル"


その他:
 3月4日、18:09金星逆行開始
  牡羊座13°08'49 "~
  (4月15日 19:18 金星順行開始魚座26°54~)
 土星・イクシオンのコンジャンクション
 土星とイクシオンが銀河中心へ向かう。小惑星グリーヴとセクスタイル
 新月・オルクス・小惑星ジュノー・セレスでカイト形成
 カイロンと小惑星レクイエムがコンジャンクション etc.


        この通称(というか勝手に名付けたのですが^_^;) "ウォリサム・レクタングル"については、前回の月蝕記事に書きました。今回はこれが二つも形成されています。一つは前と同じレクタングルが依然として発効中(キラルスは若者や年少者の犠牲という意味も持つけれど、子供の虐待などの悲しいニュースはまだまだ続きそう…)。そして新たな一つは新月を巻き込んだカタチ。そして多くの惑星達を含むゆるめグランドスクエア。。 

新月チャートを見ると、黄道帯最高点付近に位置するオルクス(審判者)、そしてカルマ(文字通り…)とアヌビス(真実の秤、責任、慈愛)を頂点に、今回は他にも沢山の小さな惑星達が天上の輪舞に参加しています。こうした星達は皆、今までに書いてきた様々な象意と互いに呼応しながら、わたし達それぞれが主役となる創世神話の素材となってくれるでしょう。無数の光と影を使って、さてどんな物語を創ろうかな? 今夜は海王星に抱かれながら、注意深くダイブしていきましょう。



        ... 日本の新月・日蝕図で黄道帯の頂点に最終的な審判を意味する星々が来るというのは象徴的に思えます。 この日蝕期に全ての物事が決着することはないでしょう。何もかもが曇りガラスに隔てられたように見えるかもしれません。けれど、わたし達は昔からこんなことばを聞かされてきました。「天は見ている」って。そう、天が見てる。 けど天って、誰だろう? わたし達は、何を天と呼んでいるんだろう...?


黄道帯の最低点、IC近くで起きる日蝕。そして広大な宇宙円環の頂点からわたし達を見下ろす、異界の審判者達。過去をクリアにし、リニューアルを迫る蝕のエネルギーと切り結びながら、はるか深奥から呼びかける彼らの声は、きっとこう言ってるんじゃないかな?

『最善の君を。ただ、裸の魂を。それだけが君の生に値するものだ。生きよ。終わりの全てを天に委ね、なおも強く生きよ』 と。


LASTuhd_img_8535pv2-cc_eq




ふぅ。なんだか今回も、星々のエネルギーは濃密ね。。 けど。
have a great trek!!!★ 素適な蝕の夜を!


hiyoka(^_^