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ー2018年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2018』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] は  Amazon Kindleコーナー で販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。『マンデーン2018』内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。


なお、『マンデーン2019』は2019年3月末日に発売予定です。内容紹介記事はこちらになります。
 

November 22, 2018

🌕11/23の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 11月23日14:59前後、北海道周辺で15:05前後、関西方面は14:39頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で14:10前後に 双子座0°52'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座0°→1° / 太陽 射手座0°→1°】
  🌕 "A peacock parading on an ancient lawn"
  『古代の芝地を行進する一羽の孔雀
  🌞 "A Halloween jester"
  『ハロウィンの道化師』
        ↓↓↓
  🌕"A glass-bottomed boat in still water"
  『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船
  🌞"A Grand Army of the Republic campfire"
  『南北戦争退役軍人会のキャンプファイアー』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~12/6】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★あらゆる「境界線」や「界面」のリジッドな感覚を捨てきれずに
      何もない場所で何かを探し求めている状態への気付き
→★そこそこの自己満足の中で夢をみていたいという気持ち
→★自分や他者の中にうごめく底深い感情から逃れるための行動
→★過度に誘導的な演出、煽るような感情表現など「安いドラマ」を見抜く 
→★苛立ちやどうにも出来ない思いを抱えつつ、全てを笑い包む力の存在に触れる
→★集中力の欠如、変わりやすい気分、留まって足踏みする自分に気付く
→★哀感、同情心、または過去を懐かしむ感情にひととき身を浸す
→★物事や人々の自然で予測不能な集合離散の中に「不変の美」を見る
→★「拡大」と「収縮」を行き来する気分のど真ん中を知り留まる必要
→★他者の目から見て自分が同じ列に並んでいるか、
      付いて行けているかどうかを確認したくなる気持ち
→★極化した二元性がさらに細分化してエントロピーが増大する様子をみる
→★現実とファンタジーの境界が揺らぎ、ガラス越しに世界を眺める
→★攻撃的な雰囲気を避けて自分の安全なテリトリーで栄養を摂る
→★殺伐とした中、焦りを笑いに置き換えるユーモア、
      悲劇の中の可笑しみを感知して切り抜ける
→★自らの二面性ととことんつき合って自分という「システム」を知る・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』 
            
            今回の満月
            『呼吸を整え、動かずに、動かす』
 


181123FM


★11月満月の星模様と挑戦★ 

今回は前フリなしでいきなりメモっぽくまとめてみます。

<満月図で目を引いたアスペクト>
2012年5月の「金環蝕」の度数で起きる満月
ルシファーが調停する満月
逆行の水星が恒星アンタレスの位置に
火星・冥王星がセミスクエア
金星・イクシオンがセクスタイル
ノード軸と天王星がTスクエア
土星とパラスがスクエア
ノード軸をカイロンが調停
ノード軸と海王星が変形イリテーショントライアングル


        なかなかにダークな満月期。人間社会の醜さ、哀しさ、攻撃性、どうしようもなさetc.を見てしまうひとがいるかもしれない。一方で「だ〜から世の中面白いんだ♪」的な見方でスキップしていくひとも。国、集団、個人を問わず「アイデンティティ・ポリティクス」や「プロフェッショナル犠牲者」的な世渡りも目立ちそうな星々の配置。 人の言うことを聞かずに自分の言いたいことを言って終わる風潮は治まらず、社会的な面ではあまり実りある話し合いは期待出来ないかも(水星逆行中でもあるし)。世界的な傾向としての分断や極性も深まりそう。集合的には、合理的・現実主義的・論理志向かつ是々非々主義的なマインドと、夢想的・理想主義かつ全体主義的で情念的なマインドの闘いで、一部に隠された狂信性を微量ずつ取り込みながら、どちらも未熟で怒りっぽくなり、自分の中のどうしようもなさを映して叩ける相手を常に探してる...そんな感じ。全体に、些細なことで苛立ちやすいのであっと思ったら意識的に深呼吸を。

けれど次の新月ごろには、少しずつ何かが見えてくるかもしれない(少なくとも個人の人生レベルでは)。なので、この満月期は水星逆行とともに、ゆっくりと日々の体験を味わうようなつもりでいくといいかも...。押してくるエネルギーは強いけれど、性急にならず。体とこころの重心をどーんと下げて。

感じる力は敏感になるけれど、それだけでは強い流れに乗せられてしまいそう。ひっそりと、考える時間を大事にしたいとき。たとえ水星の順行で思いが変わってしまうとしても、この逆行期は大事なプロセスとして「考えること」を重視する甲斐はありそう。

        たとえば....何かが、ゆっくりと壊れていこうとしてる。今、天王星・海王星・冥王星、または小さくても遅い強力な惑星達(ケンタウルス族や準惑星、TNOなど)がネイタルの感受点に来ているひとは、様々な形でそんな感覚を受け取っているかも? でも、なら何が壊れていくんだろう? その質問に今、即座にスラッと明確な答が出るひとがいたら...自分のマインドを怪しんだほうがいいかもしれない。人間にとっての新しい「構造」は、まだ片鱗を見せてもいないから。というより、そんなものが果たしてあるのかどうか? そこから始まるのかもしれないな...。

さぁ、前夜祭の始まりです! ♪ 
いろんなひとの、いろんな人生で。まずはゆるりと。



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★主な惑星スケジュール★

17日10:33
 水星 射手座13°29(海王星とスクエア)から逆行(12月7日まで)

        今回の水星逆行が始まった射手座第二ディーカンは、好奇心が過度に強い傾向があるとされている領域。忘れていた自分の過去をゆっくりと辿り、検証することで過去の亡霊から自由になるには良いタイミングかもしれない。ただ、その好奇心が外に向きすぎると他者とのコミュニケーションに波風が立つ怖れも。OOBは20日で終わったけれど、逆行はまだ前半。日常会話や仕事がらみの報告などでは、しっかり確認を取りながらYES/NOなど明確に。言いにくいことがあって肝心の部分をぼやかしたり、誤解を呼ぶような曖昧表現でその場を誤魔化すと、後になって思わぬ波紋が広がりそう。「そんなつもりはなかったのに... 」的なことばをよく耳にする時期かもしれない。ただ、この時期にそのことばをよく使うひとはあまり信用しないほうが良いかも? 

  逆行で射手座第一ディーカンに戻った水星は、逆行中日〜月末あたりで射手座の一番ダークなポイントに入る。そこは、冷たさと熱さが鋭い極性を保ったまま、潜在意識の薄闇に同居してる感じ。あるいは、光と影が色濃く入り混じり、葛藤する場所。

この領域が放つエネルギーは、強い意志と激しい競争心を合わせ持ち、持ち前の想像力から生まれた「バブル」を現実に変える力を持っている。またその内側には手強い秘密主義と目立ちたがりの両側面がいつもしのぎを削っていて、一方の手に粘着力と強いこだわりを抱え、もう一方の手にはひとを和ませるユーモア精神をたずさえている。また、その闘いは奇襲戦法が多く、そのイチかバチかの当たって砕けろ精神は、自分にも、他者に対しても、一種の魔法のような効果をもたらす。つまり、理想を提示し、夢見るような効果を創り出すマジックを使う、そんな能力があるということ。なので、あらゆる創作やアート表現に適したエネルギーでもある。ただし、それは両刃の剣。その同じ力が、激しすぎる思い込みや錯視・幻視を起こさせ、他者を巻き込む強力な呪詛にもなり得るから..。

  このあたりはカルミックなプレッシャーを与えるアスペクトや感情を刺激してくるフォーメーションが多く形成されるので、いつもの水星逆行時より注意深く、ネットやメディアに流れるいろんなフカシやフェイクにも煽られないよう気を付けたい。

また、何かトラップに嵌まったように感じているひとがもしいたら、ひたすら助けを待つよりお腹に力を入れ直して自分の強さを取り戻し、まずは自分で穴から這い出ることを考えるほうが良さそうな時期。犠牲者であることに甘んじてしまうと、助かったと思ったら別の穴に落ちてた..なんて可能性もあり。

木星が息を吹き返して暴れやすいので、何事もやり過ぎに注意ね!(飲み過ぎ・食べ過ぎ・買いすぎ・売りすぎ・遊びすぎ・仕事しすぎ・夢見すぎ・期待しすぎ・ガッカリしすぎ...)目が覚めると現実は全く別のところにあるかもしれないから。

水星逆行で何かアクシデントが起きるとすれば、それが不具合や故障、または行き違いであっても、日頃おろそかにしていたり気にも留めていなかったブラインドスポット的な部分に出ることが多い。そういうことに気付いて修正する機会でもあるので、そこは気を付けつつ有効利用したいところ。

内的世界を探求するひとは、自分なりのワークに集中する時間を持てるといいな。新しいインスピレーションを得られる良いタイミングになるかも?


26日前後
 火星・ネッソスが魚座6°台でコンジャンクト

        カルミックなアスペクト。偏見や偏狭さが生まれやすいので、普段から攻撃的なひととのコミュニケーションには用心を。あるいは、隠遁したい気持ちになるひとも? セレスとアルビオンを調停するような形になるので(微細な力だけど)たとえばへりくだるのではなく、自然体で畏敬の念を感じられるような場所や環境、対象に触れる機会を持てると良さそう。またネッソスが絡むので、セックス絡みのカルミックな出来事や、出自に関わる問題が表面化するケースも考えられる。

27日18:13頃
 水星逆行の中日
 太陽・水星が射手座4°台でコンジャンクト、木星が5°台 

28日0時過ぎ
 射手座4°台で水星・木星が正確なコンジャンクション、獅子座の月とトライン

        事実上、太陽・水星・木星のコンジャンクション。人々のマインドの振れ幅は良くも悪くも大きくなりそう。巷には後に引けないムードや、ちょっとねじれたような想いが漂う感じで、何かあればそのインパクトは強そう。あまり通俗的な内容の物事には触れないほうが吉かも...。

28日
 木星(太陽・水星サンドイッチ状態)と冥王星がセミスクエア

        ちょっとしたパワーゲーム注意報発令?! 様々なタイプの「嘘」に注意。

12月1日
 水星逆行で蠍座入り
12月1日~2日
 金星・アグニが天王星にオポジション、月のノード軸とでGスクエア 

        ここで一段ギアが変わる。逆行開始日あたりからのバタバタで経験してきたことを、ゆっくり、深く、観察していけると良い感じ。1日前後は月のノード軸、金星・アグニ、天王星が参加する短期のグランドスクエア。近未来への揺れる想いや不安とともに迷いが頂点に達したり、「だから結局どうするんだ!?え?」というようなプレッシャーをかけたりかけられたりが起きる可能性。ヤヌス度数のGスクエアは、一旦は八方塞がりになって行くも戻るも出来ずに悶々とするけれど、機が熟していれば、何かが内的爆発を起こして結局は突破する、なんてことも起きる。水星順行をメドに何かから旅立つ決心をするなら、良い機会になるかもしれない。細かいことを気にするより、自分の中にふくらみつつある力がどの方向を指しているか、それを大事にすると良さそう。

12月3日〜4日
 太陽・火星・オルクス Tスクエア

        これも攻撃的&イラッときて裁きたくなるような気持ちを誘発しやすい。

12月3日前後
 ルシファー・ビエノールから金星とアグニにYOD
 水星/天王星 クインカンクス


        ダークで退廃的な想いをクリエイティブに遊ぶか。それに付随する刺激や出来事に足を取られるか。金星とアグニの結び付きは「色&欲地獄」から「生命(または霊)の火」まで、そのひと次第で様々に形を変えて表現される。特にアグニは触れる対象の醜い面を焼き付けるように見せてくるところがあるので... 探求者にとっては厳しいけれど歓迎出来る存在かもしれない。もしかしたら、10月25日の満月時のテーマと再会するひとがいるかも?

12月4日
 Nノード・カイロン・水星のGトライン(数日間続く)
12月6〜7日
 月・木星がネッソスとスクエア(射手座と魚座6°台)

        このあたりはすでに火星・海王星がほとんどコンジャンクション。

12月7日6:22
 水星順行 蠍座27°16から
 魚座13°台で火星・海王星コンジャンクト。天王星にセスキスクエア
 木星・ネッソススクエア、Nノード・カイロン・水星のGトライン


        火星・海王星コンジャンクションはチャレンジングな位置で起きる。逃げようもなく闘いを強いられ、覚悟を決めて受けて立つ。けれど海王星は火星の闘志を霧のように拡散させ、不明瞭にしてしまう。だからなかなか思うようにはいかず、フラストレーションが溜まる(フィジカルにもメンタルにも)。なので意志力と持続力、崩れぬプライドと冷徹さが試されそう。またこの度数のテーマには、戦士・策士的なスピリットがある。

もしかしたら、この星回りで唯一頼りになるのはNノード&逆行の水星とトラインを形成するカイロンかもしれない。カイロンは、魚座の海王星的な混沌を「手」を使ってひとつづつ仕分け、整理し、理解しながら、日常の「見えない流れ」の底を探索し続けるような位置に在る。この時期を過ぎ越すために必要な力の緩急、集中と拡散のタイミングを掴めるかもしれない。体を通して伝えられるサインに注目。

余談だけれど、英国のメイ首相はここ(魚座13°台)に逆行の火星を持つ。そして、この満月は彼女の月のノースノード上で起きる。ノースノードにトランシットで惑星が来るときも、やはり受けて立つべき挑戦が訪れる。その結果として何かを失う可能性はあるけれど、それが新しい道を切り拓くきっかけにもなる(一方サウスノードはもっぱら過去の整理がテーマになることが多い)。メイ首相の場合は他にも、ネイタルの太陽・エリスのオポジションにトランシットの土星がTスクエアを形成中。ひとりの政治家として(人間としても)、本当に勝負所かも...。


そして...

12月7日 射手座15°07で新月!



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★11月新月のサビアン・シンボル ★


        今回の満月は、上にも書いたように2012年5月、当時話題になった双子座の金環蝕が起きた度数です。新月の蝕からから6年半...。あのとき、何を考え、何をしていたか、思い出せるかな? 巡り巡って今度は満月。シンボルのテーマは同じでも、6年分生きたわたし達は、また異なる感覚でそのテーマを受け止めるのではないでしょうか?

というわけで(時間と体力の都合もあり...)今回は端折って月のシンボルのみ、当時書いた内容に少し手を入れたものを掲載しますね。


🌕満月のベースとなるシンボル:
 双子座0°(牡牛座30°)『古代の芝地を行進する一羽の孔雀』

        今回の満月。月は牡牛座の小旅行を終えて双子座に入場したばかり。サビアン・シンボルにも牡牛座と双子座の境目を越える、その意味の大きさがよく出ているように思います。月のテーマの背景になるのは、双子座0°=牡牛座30°の「孔雀」のシンボルです。ここで牡牛座のテーマは一回完結し、次のステージへの予感をはらみます。 



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  古代から大切に手入れされてきた豊かな芝生。その上を堂々と歩む一羽の孔雀。ん?たった一羽のパレード? 孔雀は冠を揺らし、立派な羽根を「ほらほら!これを見てくれ!」とばかりに拡げています。 年若くして車椅子の生活を強いられ、世間をあまり知らなかったと言われる透視家、エルシィ・ウィーラー。彼女の脳裏に舞い降りた孔雀の姿は、きっと雄の立派な姿(雌はちっちゃくて地味なんですよね)。この威風堂々とした雄の孔雀は、過去から連綿と受け継がれてきた「豊かさ」という価値観のシンボルです。色とりどりでバランスの取れた美しさと艶、よく手入れされ、心地よさと安心感に包まれた環境、古代から未来まで永遠に続くかと思われるその安定感。頑張って勝ち取った自己充足がもたらす幸福。いや、こんなもんじゃないはず? まだまだ先がある? このままずっと、もっと、もっと....。孔雀はひたすら羽根を拡げ、自分の領地をゆっくりパレードしていきます。 

ここで牡牛座は、内面にたぎり続ける燃えるようなマグマの表面に固い地表を形成し、その上に豊かな緑の環境を創り上げることに成功しています。それはひとつの完成形です。これ以上何を望むことがあるでしょうか?  この大地ではもう、これ以上何も起こりようがないのです。羽根をいっぱいに拡げてあたりを睥睨しながら歩く一羽の孔雀以外には、もう誰もいない、古代の芝地。この風景を俯瞰で眺める宇宙の「眼」があったら、そこからは「フフッ」というかすかな笑い声が聞こえてくるかもしれません。 



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  「孔雀よ孔雀、うん、よく頑張ったね…。」宇宙は、もうすぐ牡牛座の大地にヒビが入ること、漏れ出る地熱と舞い起こる水蒸気の風が孔雀の羽根を濡らし、彼を新たな生命の冒険へと誘うことを知っています。時を超えた螺旋アルバムの中で、緑濃い芝生や艶めいた孔雀の姿が少しずつセピア色に変じていくのを知りながら、底なしの温かさと可笑しみと、そして限りない愛惜をもって、見知らぬ宇宙はこの風景を眺めているのではないでしょうか...。



🌕満月のメイン・シンボル:
 双子座1°『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船』


 
             そして、ここで一段大きなギア・チェンジを迎えます。双子座の1° — シンボルは海辺や湖畔の観光地によくある、船底が一部ガラスになっている遊覧船です。波はしんと鎮まって揺れもなく、水の底がよく観察できます。


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        このシンボル、デーン・ル—ジャー版では『 A Glass-Bottmed Boat Reveals Undersea Wonders 』…「 グラス底のボートが海底の驚異を明らかにする 」と説明的な言葉に置き換えられていますが、改変前の原典では 『 A glass-bottomed boat in still water 』 となっています。シンプルですが、実は「静謐な水面」という意味がボートと同じくらいの重みを与えられています(ちなみに、一般的にサビアン・シンボルとして用いられているルージャー版の『 An Astrological Mandala 』では、非常に多くのシンボル(言葉)が、あるものは微妙に、あるものは驚くほどオリジナルとは違う言葉に置き換えられていて、興味深いものがあります)。

さて、英語には『 Still waters run deep 』 という言い方があるけれど、これ、日本語にすると『 音無し川は水深し 』と訳すそうです。静かな水面ほど、表面から見ただけではわからない深淵を持っている...。調べてみると、ネイティブのひと達はこの言葉をポジティブな意味にもネガティブな意味でも使っているようです。しんと静まり返った水面。それは、一枚の巨大なガラス板...まるで..鏡のようです。


        今、孔雀が歩いた芝生の地面は失われ、そのかわりに静かに澄んだ豊かな水が湛えられています。わたし達はこれからその底を覗き込むところです。水、海.... それはわたし達の深層心理、潜在意識や無意識の世界の象徴です。水深が深くなればなるほど、光の届かないダークな世界が拡がっています。 それでもまだここでは、わたし達は安全な遊覧船の中。船底の床にしっかり足をつけて、固い耐圧ガラスに護られながら、深い深い水底を覗くことが出来るのです。

さぁそこに見えるのは、はるか昔に沈没した難破船の残骸? 深く海中に眠る古代都市?熱帯魚が舞う珊瑚礁?…それとも、暗く荒涼とした海底の砂地でしょうか?


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        そこに見える景色は、それを見るわたし達、ひとりひとりのものです。これまで体験してきたそれぞれの個的な物語、その経験の中で破壊されたもの、完成してきたもの、思いや思考や観念や、固く錆びが生じた価値観のあれこれ。新たな冒険が始まる前に、わたし達はそれをガラス越しに、極端な揺れを経験せずに、間近に観察する機会を与えられます。水底に横たわる様々な物達、それはもう自分にとって「過去」となってしまった物達です。でも、彼らはわたし達に、あらためてある感情や感慨を呼び覚ますのではないでしょうか。「 ああ、自分はこんな風に生きてきたんだな…」 「あんなに素晴らしかった日々。イヤだ失いたくない…」あるいは「もう終わりだ。十分だ。違う生き方があるはずだ!」 … 人によってはこれまでも何度となく抱いたかもしれない想いが、再びわき起こってくるかもしれません。

けれどここは遊覧船の中。他にもきっと同じような観光客がいることでしょう。ならばここは、深い深い水に浮かんで静止した、ミニ社会とも言える場です。自分の奥底をみつめている時は遠い喧噪の中の一風景に過ぎない人々。でも彼らもまた、それぞれに自分が創り上げてきた物語を水底に見ているのです。そしてここでは、同じ場を分かち合い、過去、そして内面を振り返るという体験をしたひと達の間に共通の感覚 — ひとときの仮の絆 — が無意識のうちに通い合うかもしれません。皆それぞれに、まったく異なる色を、光景を、人生を、見たに過ぎないのだけれど。


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        双子座はまだ真に他者と向かい合うサインではありません。けれど、自分の中にわき起こる感慨を再びガラス越しに眺め、それをことばにして整理していくためには、他者とのコミュニケーションがどうしても必要になります。だからここでは、同じ船に乗り合わせた観光客同士としての、一種の親しさの感覚が生まれてきます。皆、自分の乗るグラスボートがどんどん進んで新たな景観を映し出すには、互いが言葉を通して鏡となり合うようなコミュニケーションが、そこから生まれるエネルギーが、人間にはどうしても必要だということを本能的に知っているのかもしれません。反射。反映。つぶやき。

そして、もしもそれが十分に強い共鳴運動を引き起こすとしたら、やがては世の中に何らかの影響を与えるような、新たな冒険への志向性に繋がっていく可能性も秘めています。でもここでは、まだガラスを踏み破るところまでは行きません。だから、新たな志向性をかいま見る可能性やアイデアが生まれること、それがこの段階でのギフトだとも言えます。

けれどそれを生み出したのは、反射。反映。つぶやき。本当は、たぶんひとりひとりが全く違うものを見ている。だから何処まで行ってもけっして相容れないのかもしれない。きっと。それでも。



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        ことばを通して、互いに踏み出す。ガラス越しに。静謐さと、安全な距離を保ちながら。たとえ時には解釈の違いでぶつかり合うことがあっても。船を揺らさない程度なら...。感情を分かち合えた、わかり合えた、そんな気持ちを味わえるなら...。そうやって、暗黙のうちにわたし達はこの社会を築いてきた。人間関係を創り上げてきた。ことばと、ことば。知と知。解釈と解釈、ことばになった情と情を摺り合わせながら。けれどそれは、結局自分のための鏡。遊覧船の乗客達は、それを知っているでしょうか? 知った上で、コミュニケーションをとっているのでしょうか? もし本当にそうなら... 今までとは違う、ひととひとの関わりあい、味わい方が出来るでしょうか? 

わたし達は今、水底の鏡に映った一羽の孔雀。自分なりに、せいいっぱい羽根を拡げています。今この瞬間も、懸命に生きて、存在してる。見えない未来に向かおうとしてる。みんなが乗った遊覧船は、これから何処へ行くんだろう? 

無数の胎内宇宙が今、声にならない声で。わたし達という存在の中から、それぞれに「フフッ」と笑いかけてる。それは、ミステリー・ツアーの始まり。そして、もしかしたら... 本当のコミュニケーションとは何なのか?を探す旅の、始まりなのかもしれません...。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

November 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のメリマン・コラムは抄訳になります。なお、≪ 長期的考察 ≫ は今後の米国経済についての話題ですが、時間の都合で省略させていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

先週の各市場の動きに関して:

  エコノミストは原油の過剰供給が下げの要因であると言い、政治アナリストはBrexitとメイ首相辞任観測のゴタゴタが英国ポンドを下げたと言う。ビットコインが急落した真の理由は誰にもわからない状況だが、それを言えば1年前に何故あんなにも急騰したのかについても実は誰もわかってはいない。ビットコインの分岐点に関わる何かが発動し、それを追って新たな仮想通貨が誕生している。一方、「分裂」はビットコイン自体の価値を下げるかもしれない。

そしてここに私達の分析の鍵がある。「価値が下がる」とは? ファイナンシャル・アストロロジャーにとって「価値」とは何か? 「或る物が価値を持つ」という概念を支配するものは何か? それは金星だ。そしてそれこそがまさに過去6週間にわたって原油、株、銀、通貨、ビットコインに至るまで、金融市場を揺るがせた「モノの価値」のドラマティックな変化の原因だ。

6週間前の10月初旬、米国株式指数は史上最高値をつけ、他の多くの市場も数ヶ月ぶりの高値をつけていた。原油はほとんど4年ぶりの高値水準に達していた。ドル/円は約1年ぶりの高値で、米国債は8年ぶりの安値水準(金利は最高水準)に沈んでいた。サウジアラビアの著名なジャーナリストで評論家だったジャマル・カショギは10月2日、トルコのサウジ大使館で無惨に殺害された。そして10月6日にはブレット・カバノーが上院によって最高裁判事に任命され、その後は怒りに満ちた党派間バトルが続き、米国大衆に蔓延する政治的分断の裂け目はますます広がっていった。これら節目となるような出来事の全てが10月2日〜9日に起きている。そしてこの期間全てに共通する一つの要因、それは10月5日に蠍座で金星が逆行に転じたことだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


    ファイナンシャル・アストロロジーにはいくつかのルールがあって、驚くことにその一部は上手くいくことさえある!... 冗談はさておき、ファイナンシャル・アストロロジーの原理の一つに、水星、金星、火星の逆行日に向かって数ヶ月のトレンドを保ってきた市場はどれも順行日まで続く反転トレンドの候補。中でも金星が一番信頼度が高い。

11月16日金曜、金星は10月5日に始まった6週間にわたる逆行運動を終えた。これは19ヶ月ごとに起きる事象だ。金星は「価値」を支配する。また「愛情」をも支配するが、それはまた別の話だ。とりわけ今回の金星逆行は蠍座で起きている。蠍座の金星の下で愛の話をしたいとは思わない。なぜならその取り合わせで愛と欲望の違いを定義するのは困難な話だからだ。もしその話をし始めたら、私は市場のトレンドとその転換という主題から簡単に外れて話し込んでしまうだろう。だが通常、それはこのコラムの主題ではないのだから。

    そんなわけでこの6週間を振り返ってみると、何かが変わったことは明確だ。10月5日頃、投資家は多くの市場で強気だった。その後彼らは、今週金星が逆行運動を終えていくにつれて、弱気に転じた。要するに、投資家は今その価値観を再び変え、市場はカウンタートレンドが起きる以前のトレンドに戻るということだ。つまり株にも原油にも再び買い気が生じ、金利も同様で、この6週間下げていたものが上昇を再開する。

    こうしたルールを妨害しそうなたった一つの宇宙要因として考えられるのが、トリックスターたる水星だ。11月16日に金星が逆行を終え、まもなく株式市場により明るいムードが漂いそうな中、トリックスター水星が3週間にわたる逆行ドラマを演じる。これは12月6日まで続く。金星逆行時は私達が物事に置く価値観(資産、愛、欲望など)の変化が問題となるのに対し、水星にまつわる問題は、コミュニケーションの齟齬、そして後先考えずに無造作に下した決定が後に再考や変更を招くような事態だ。全ては「変化」に尽きる。

今回の場合、市場の価値観は今後数日間にわたって揺れ動く傾向が出やすい。非常に短期の間により大きなボラティリティと価格の上下動が起きると考えられる。






訳文ここまで
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November 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週から2週間は『フォーキャスト2019』の締切が近いため、このコラムは短縮版とさせて頂くのでご了承頂きたい。 — R. メリマン



≪先週〜今週の展望≫

        ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェストによると、1900年以来、中間選挙前の第二四半期までの伸びは1.4%に過ぎなかった。しかし選挙後の6ヶ月では、市場は年換算で21.8%成長し... もし共和党が上院と下院、そして大統領職を支配すれば、過去を遡った平均リターンは9.8%だ。だがもし民主党が下院を制し、共和党が上院を守るようなら、分裂した議会は0.2%の成長しかもたらさない。

— Nicholas Bertell
  “What Midterms Mean to the Market”
  https:/www.times-standard.com 2018年10月14日付
  ※私達は先週、後者の結果を得た。

        米国の原油価格は金曜に10日連続して下落し、弱気相場入りの領域まで深く落ち込んで今年のベンチマークとなった上昇分をかき消した。リフィニティブ* によれば、米国原油市場の10日にわたる続落は1984年中盤以来最も長い記録だという。

— Tom DiChristopher
  “Crude Oil Posts Longest Losing Streak in Over 34 Years, Falling For 10th Day”
  https://wwww.cnbc.com 2018年11月9日付


* 前トムソン・ロイター ファイナンシャル&リスク部門

        金星の逆行運動によって、11月は金星・天王星オポジションに挟まれる形となった。最初は10月30日、そして再び11月30日だ。今月はまだ始まったばかりだが、金融市場は非常に落ち着きのない動きで、典型的な強度の天王星症状を見せている。もちろん、これは金星が11月16日の方向転換に近付いていることも一因かもしれないし、天王星、木星、そして月のノード軸が先週11月6日〜8日、米国中間選挙の最中に運行する星座宮を変えたことも影響している可能性がある。それぞれ12年かそれ以上のサイクルを持つ三つの惑星が揃ってサイン・チェンジをするというのは珍しい事象だ。

        世界の株式市場は10月26日〜29日のプライマリイーサイクルの安値をつけた後、先週木曜11月8日に向けて急騰した。これは金星逆行の中間時点(中日)と同期した。株式指数は木曜〜金曜には下げに転じ、一部の指数はかなりハードな下落をみた。例えばダウ平均は金曜に200ポイント以上下げて引けたが、選挙翌日の11月7日水曜には545ポイントの騰げを見せている。ナスダック総合の下げ率はもっと厳しかった。何が変わったのだろう?

        中間選挙の結果は、投資家には歓迎すべきサプライズだったように見える。おそらく彼らは連邦議会の捻れを望んでいたからだ。だが2日経つと彼らは考えを変えた。金曜と同じく水曜にも世界経済の伸び悩みへの怖れは浮上していた。だがそこで、二つの惑星と18.6年周期を持つ月のノード軸が11月6日〜8日、火曜〜木曜の間にサイン・チェンジを終えた。惑星が運行する星座宮を変えると、人々の気分は変わり、市場のセンチメントも変わる。惑星が進む方向を変え、逆行や順行とそれに伴う滞留に入っても、センチメントはやはり変わる。私達は11月16日、金星が6週間にわたる逆行を終え、水星が3週間の逆行運動に入るこの金曜にもう一度それを味わおうとしている。

        私達はまた、米国政府の行政部門においても「センチメントの変化」が起きたのを見ている。選挙の翌日、トランプ大統領は司法長官ジェフ・セッションズを解任した。ひょっとするとこれは単に来年への手始めに過ぎないかもしれない。山羊座の土星と冥王星は、トランプ大統領のネイタルの太陽に150°のクインカンクスを形成する。クインカンクスは「調整」を意味するアスペクトだ。多くの場合、人はまず物事の現況やその方向性に満足がいかず、変える必要性を感じる — どんな変更でも全く変えないよりはマシだという気持ちだ。だが初めのうちは、何かを変えるという考えそのものが幾分かのストレスとなる。しかし一度変化を起こして新しい条件や状況に当事者が適応してくると、物事は往々にして変化の前より上手くいく。それでも変化の必要性はそれが浮上した当初は驚きや不安をかき立てるものだ。

        また、私が先週面白いと思ったもう一つの出来事は、トランプ大統領が就任以来の2年間を振り返り、自分の辛辣な言葉を後悔していると実際に口にしたことだった。11月5日月曜、彼はシンクレアブロードキャストグループのインタビューで『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』と語った。これはジオコズミックな観点から見て興味深い。何故なら彼は、自分のネイタルの月にオポジションを形成するネイタルの太陽・天王星コンジャンクション(彼は月蝕の生まれだ)に対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成する4年間に入ろうとしているからだ。

トランシットの海王星は平和を求める内的衝動と、ストレスを出来る限り避ける必要性を示唆する。これについては来月出版される『フォーキャスト2019』でも触れているが、もっと穏やかでストレスの少ない環境作りをしないと、健康上(肉体的にも精神的にも)悪い結果に繋がりやすい。もし彼が実際に、もっとずっとソフトな物腰で上手くやっていくことが出来れば、有益な進展が数多く生まれるだろう。だが同時にそうしなければ、またはストレスを減らすことが出来なければ、彼はより多くの問題に突き当たることになる。人生に起きるこのタイプの惑星サイクルを扱ってきた経験を基に私の見方を述べるなら、これは『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』ということより、『私は自分自身の健康と安全を護るためにぜひともそれが必要だ』というセンチメントだろう。

        先週の他の市場を見るなら、原油は2月14日以来の最安値水準まで下落した。これは17ヶ月サイクルと3年サイクル両方の底値へと落ちていく途上で、おそらくそれは木星が海王星に対するウェイニングスクエアを3回形成する2019年9月までに示現するだろう。木星と海王星は原油の共同支配星だ。非常に興味深いことに、来年中、木星は自ら支配する射手座に、海王星もまた自ら支配する魚座に在泊する。これは1852年以来見られなかった事象だ。射手座と魚座は原油を支配する星座宮だ。したがって、私達はこの期間に長期の底値が示現すると予測しており、これについても『フォーキャスト2019』で詳説する。

        今のところ、私達の関心は金星と水星が方向転換する11月16日、そして金星が天王星にオポジションを形成する11月30日に向けられている。これらの期間に市場が横ばいになると予想してはいけない。また人々 — とりわけ国や銀行のトップを占める人々 — が静かにしているなどと思うなかれだ。

とはいえ、あなたの愛情生活はとてもエキサイティングになるかもしれない。いささか手に負えなくなる可能性はなきにしもあらずだが。長期的な観点からすれば、愛する人との関係は落ち着いてよく制御されているほうが良いだろうが、短期的にはそれほど面白味がないかもしれない。木星が先週射手座に入居し、火星が今週15日に魚座入りすることから、多くの人達が「落ち着いてよく制御された状態」とはかけ離れた感覚を味わう可能性がある。

12月中旬に向かうにつれて、全てが誇張されて見えてくる。その場合、「境界線」が問題の焦点となるかもしれない。あなたの進路上に相手が引いた「レッドライン」が見えていないか気をつけよう。そしてそれを越えて賭けに出る前に、よく考えたほうが良い。

また投資家にとっては「不注意」が高くつくことになるだろう。だから油断せずに焦点を絞ることだ。好機はそこに存在する。







訳文ここまで
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November 07, 2018

🌑11/8の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  11月8日01:21前後、北海道周辺で 01:27前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は01:02前後、沖縄周辺では0:33前後に蠍座 15°11’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蠍座15°~16°― 発効期:11/8~12/6 】
  "Children playing around five mounds of sand"
『五つの砂山の周りで遊ぶ子供達』

  "A girl's face breaking into a smile"
『突然微笑が浮かぶ少女の顔』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★社会常識を一旦脇に置いて、自分なりの美意識(歓び)を
  探求しようとする意志
→★新たな一歩を踏み出すにあたり従来とは異質な傾向の何かを求める
→★全体の風向きが変わるまで注意深く自分を護り、耐えて待つ必要
→★危険や変調を感じて進行していた物事を中止する、または逃げ出す
→★自分の生命力を取り戻すために新しい思考、試み、世界観に心を開く
→★試行錯誤や迷い、積み上げては崩れる物事の中で自分を疑わずに進む
→★五感の全てを使って楽しみながら、同時に「変化」に注意を払う必要
→★どう見られたいか、見せたいかというイメージに宿る自分で創った鋳型
→★自分や他者への「こうすべき」「こうあるべき」という固さを打ち砕く必要
→★「数」や「形式」にこだわることのバカバカしさを知る
→★複雑化した思考やよじれて絡み合った関係をシンプルに見直す
→★言葉に出来ない何かを感じとりながら、その証明を虚しく外側に求める
→★誰もが自分のことしか見ず、自分の声しか聴いていないという気付き
→★苦しさの後でこそ感じられる「理解」と「解放」の歓び
→★「人生はわからないから面白い」という一片の真実を体感する
→★不可思議なコミュニケーションの在り方を認め、受け入れていく
→★まだはっきりと孵化していない新たな方向性をひとり信頼して行く・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『休息と再生、突破に備える』
                    ↓
            今回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』
                   
            
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        今、この記事を書き始めたのがギリギリ新月の24時間前...。さっきちょこっと覗いたCNNは、米国中間選挙速報をまるで内戦中継みたいな勢いで放映していました。確かにこれほど分断された世界では、この選挙が持つ意味は重いはず。流れている世論調査では民主党有利だけれど、CNNはいつも民主党側なので、どうなるかまだ未知数かな? ただ、同じ世論調査で回答者の77%が米国民は分断されていると答えているのはやはり深刻な状況...と思ってしまいます。いずれにしても、この記事をUPする頃には結果が出ているでしょう。何が現実となるにせよ、今後の日本がその影響を受けるのは必至です。そして同じ惑星のテーマと影響力がわたし達それぞれにも放射されています。蠍座の新月、アスペクトはとても複雑に入り組んでいるし、イングレスや方向転換もあるし、水星は絶賛OOB中で、もういろいろ激動の立冬に入ったわたし達。。でも、とりあえず頑張っていきましょう(^_^;。



★11月新月の星模様とチャレンジ ★

新月が海王星とトライン、天王星とクインデチレ
新月図のICに新月のロード水星がコンジャンクト、ASC上のオルクスとスクエア、牡羊座のエリスにセスキスクエア
月のノード軸、金星・セレス、天王星でグランドスクエア(天王星とフォルスがトライン)
月のNノード、木星、カイロン・ルシファーの水性グランドトライン
木星・天王星・月のNノードでドミナント・トライアングル
牡牛座のジュノー・魚座のカイロン、ルシファーから天秤座の金星・セレスにYOD

アスペクトまとめて簡単に:
  新月図のロード水星がIC上に来てオルクスとスクエアというのは強いかもしれない。変化を頑なに拒否する力はすでに使い果たされつつある。この新月からは、次にどこに向けてどう力を使っていくのかを決めねばならないところに来そう。17日から逆行に転じる水星なので、今からこの逆行期(12月7日まで)を通して過去をふり返り、それを探っていくことになるのかも。ただし鋳型にはめようとしてくるプレッシャーはキツイかもしれない。ときには自他ともに、甘えたり甘えさせたりというクッションを意図的に置くことも「戦術」として必要になるかも? いずれにしても、最終的には周囲に惑わされず自分の内奥の真実に目を向け続けることが大切。また、月のノード軸が蟹座 — 山羊座に移行したので、これまでより全体に内向きになり、自分の内面、または身近な環境を整理して秩序を保ちたい、護りたいという気持ちも強くなってきそう。けれどそれ自体が結果的には人生の「変革」や「革命」に繋がっていくかもしれない。

その他:
  予想外の出来事/背後に潜む、理屈や分析には顕れない違和感→自分の世界を変革したいという衝動/不当な物事を裁きたい気持ちが強く刺激される→矛先が自分または他者へ向く危険/イマジネーションが刺激されたり理想や思いやりの気持ち、ファンタジーが拡がる傾向/自分に手の届く範囲を超えた力を夢見る/自己過信へと導く力/女性特有の強さと狡猾さ→母・女としての蓄積した怒りの本源を見るが、そのエネルギーを使い尽くした後でさてどうする?行くか留まるか?全く別の戦法を採るか?という白紙の問いにぶつかるかもしれない/これまでも十分変化に耐えてきた。少しはホッとしたいという気持ち/慣れ親しんだ場所や環境での休息または気晴らし(ただし優しい誘惑者や操縦者との遭遇に注意)

<マイナーな惑星同士のアスペクト>

射手座のイクシオン、魚座のカイロン・ルシファーから獅子座のニッポニアにクァドリフォーム
様々な分断と境界を打破しようとする行動が狭いコミュニティに混乱をもたらす可能性。「みんな違って、みんないい」という考え方を深い意味で捉えるか、浅いスローガンとして用いるかによって結果は異なりそう。日本としては、ハムレット的決断 — いつか来るべきものは来る。何が起きてもどう転んでも準備と覚悟は出来ている...くらいの状態が密かに求められているのかもしれない。ニッポニアとルシファーは小惑星でマイナーな惑星ではあるけれど、ケンタウルス族のカイロンとTNOのイクシオンは遅い惑星なので、大背景として長期的な刻印のように働くかもしれない。

<惑星スケジュール>

11月7日 逆行の天王星が牡羊座に戻る(来年3月まで)
「敵」は何処にいるのか?アグレッシブさをどこに向けるか?の再確認
11月7日 03:09頃 月のNノードが蟹座にイングレス(Sノードは山羊座)
法と秩序、安全と防御への関心
11月8日 21:40頃 木星が射手座にイングレス(来年12月3日まで在泊)
徹底した自由や解放、哲学的軽みへの関心、自分の世界観や信条、道の探求、外交・通商や海外への関心
11月4日~20日 水星がOOB(アウトオブバウンズ)になる

11月16日 19:51頃 金星天秤座25°台から順行

11月17日 10:33頃 水星が射手座13°29から逆行
 11月18日 水星と火星がスクエア
 12月7日  6:22頃 水星が蠍座27°16から順行
金星(感情)に続く逆行なので特に「思考のクセ、論理立てのクセ」→「言葉のクセ」についてよく見直すとき。試行錯誤は覚悟の上で。ここからは「何処かでダメだとわかっているのに固執したり捨てられないもの、者、or 生き方」が今までより支障をきたす形でクローズアップされるかも。

11月21日前後 火星・木星スクエア(双子座のエケクルスを含めてTスクエア)
          太陽・天王星クインカンクス

突発的に力の抗争や攻撃的、または破壊的な衝動が起きやすいので要注意。

11月23日 双子座0°52で満月!


以上、まだまだキリが無いけれど、取りいそぎ思いつくままに...。



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★11月新月のサビアン・シンボル ★


        では、新月のベースとなるシンボルからいってみましょう。まず蠍座15°『五つの砂山の周りで遊ぶ子供達』です。「5」という数字は本当に様々な物事を象徴するし、その数が何を意味するかは、ひとによって全く異なると思います。けれど、おしなべて言えることがあるとすれば、それは「この世界」「人間」そしてその「存在」を端的に表す抽象的な概念... ということになるのかもしれません。ほとんどの人間にとって「存在」の発端は「わたし」です。おそらく「この世界」や「この宇宙」をそれと認識する発端も。そしてそれを感じ取る意識は五感で成り立ってる...。物を触る手の指はもともと5本。2本の腕、2本の足、そして頭が1つでイコール「5」。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚も五つ。そうやって、わたし達は「わたし」の外側と内側を感じ、この世界に存在する自分を感じてる。

で、このシンボルには五つの砂山で遊ぶ子供達が出てきます。蠍座のちょうど中盤度数で「5」が出てくるということは、この砂をかき集めて創り上げた山はやはり人間の五感…「わたし」が使った全ての感覚と、過去に感じ取った記憶の集積を暗示しているのかもしれません。今、子供達は砂山の周囲で無心に遊んでいます。道路を作ったり、四角いビルを建てたり、溝を掘って河に見立てたり、自分のお城や動物達の家、こっちはロケット発射場かな... みんな思い思いに、思いつくままに、自由に自分の世界を創造しようとしています。なんだかとても楽しそう...!


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        きっと、ほとんどのひとは大人になるともう砂遊びをする機会も無いでしょう。子供達と一緒に遊ぶときも、半分は彼らを見守る感じになりそう。でも、もしこの砂遊びに似た体験をするとすれば、それは「箱庭療法」や「砂遊び療法」と呼ばれるセラピーかもしれません。砂や様々なミニチュア玩具(この世界に存在するあらゆるモノの象徴)を使い、箱の中に自由に自分の世界を創り上げていく心理療法です。そこに出来上がったミニ・ワールドには、まだ「ことば」にならない、または言語化しにくい内面の心象が、見たり触ったり動かしたり出来る三次元の世界として顕れるのだそうです。

でも考えてみたら...箱庭療法とは違うけれど、アーティストが創り上げる様々な作品にしても、わたし達が特に目的もなく、ただ白い画面に向かって何気なく描くいたずら書きにしても、根底は同じことなのかもしれません。少なくとも描かれた時点では、その瞬間の五感を使って表現された、その時点のことばにならない「わたし」の内面世界が滲み出ているはずだから。。



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  でも、この五つの砂山で遊んでいるのは「わたし」という子供ひとりではありません。他にも大勢の子供達が思い思いの世界を創ろうとしています。だから、時には喧嘩になることだってあるでしょう。

「せっかく大きなビルを建てたのに、なんで崩すんだよ!」
「だってここは道なんだもん。大きなトラックがいっぱい通るんだもん!」
「違うよぉ...これは川なの...お魚がいっぱい泳いでるの...泣」

その結果は…もし誰かリーダー格の子がいたなら、「世界」がどうなるかは多数決や力関係で決まるのかもしれません。もしみんなバラバラだったら? もしかしたら、誰かがとうとう癇癪を起こして砂山のひとつを蹴り崩してしまうかな?  いえ、もしかしたら... 突然大きな波が打ち寄せて、せっかく創り上げた「世界」を根こそぎ洗い流してしまうかもしれません。。


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        ちなみにこの度数を補完し、深みを与えているのは180°対向の牡牛座15°です。そのシンボルは『重ね着をして粋なシルクハットを被った男』です。この場面でシルクハットは、男が当時の上流階級に属することを意味しています。なので普通なら、わりとお堅い系、または上品で洗練された感じの人物を象徴するはず。けれどこの男性は、どちらかというとストリート系というか、一種のあだっぽさや遊び慣れた感じを意味する「粋(原文rakish)」な帽子の被り方をしているようです。これはちょっと一筋縄ではいかないような、怪しげな感じ...? それに、わざわざ「重ね着」をしているというのも、どこかアンバランスな感じです。もしかして、彼は身軽な衣装の上にタキシードを着込んでシルクハットを被り、何食わぬ顔をして上流階級のパーティーに潜り込んだ泥棒? それとも世間知らずなカモを探しにやってきた詐欺師? 「着込む」を意味する原文の「muffle」には「覆面をする」という意味もあります。

人々は彼に怪しげな印象を抱きます。けれど、もしかしたら彼は本当に貴族階級の出身なのかもしれません。ただ、自分の出自によって当然のように得られる権益や、自分を取り巻くリッチで気取った世界に馴染めずにいる可能性もあります。だから自分らしい生き方を貫くために、あえて女物のストールを巻いてみたり、下町で流行りの崩した帽子の被り方をしているのかもしれません。それは彼なりの「自己表現」です。ひょっとすると、彼は自分が生まれた素晴らしい血統を捨てて、芸術家やミュージシャン、いやもしかしたらギャンブラーの世界に身を置きたいのかも? 彼はそうやって自分の「本当の姿」を、一番フィットする世界を、もがきながら探しているのかもしれません。


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        でも、もしそうだとしても、傍目から見ればただのアヤしい放蕩者。彼が本当に自分が選んだ道で人生を確立するまでは、きっと周囲からの疑念や逆風に耐えていかねばならないでしょう。社会的な視線から見れば、憧れの砂山に遊び外面で自己主張するだけでなく、リアリティーの中で何かを構築してこそ、自分が本物の存在だと証明出来るのだから。。 わたし達が一切の妥協をせずに自分の世界を貫こうとするとき、常に異質な存在を排除しようとする大きな波がやってきます。そして、あれこれと自由に感じ、夢見ながら創り上げた砂山は、もろくも崩れ去ってしまうかもしれません。

        でも...。子供達は楽しげに遊んでいます。五感をめいっぱい使って、今という瞬間をせいいっぱい楽しんでいます。だから。たとえ一瞬先に大波がやってきて、五つの砂山を根こそぎ崩し去ってしまったとしても。「あっ僕の基地が流されちゃった!!!」 そんな一瞬でも、子供達の反応は様々です。「うわ〜!凄い凄い!」と感動してしまう子がいるかもしれません。ショックで泣き出す子、怒って地団駄をふむ子、少し様子を観察し、もうちょっと波打ち際から遠いところでもう一度自分のお城を作ろうと考える子もいるかもしれません。 


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        ...それは五つの砂山。砂のひと粒ひと粒は、わたし達の感性、そして経験の記憶。その山を巡り、そこでわたし達は今も遊んでる。崩したり掘ったり積み上げたりしながら。「わたし」という五角形の箱庭の中で。でも、そんな遊びから生まれた「かたち」はやがて孵化し、「形」となり、リアリティーとして顕れてくるのかもしれません。それはまだ、ことばにもならない遊びの領域にあるのだとしても...。


        では、新月のメインのシンボルにいきましょう。蠍座16°『突然微笑が浮かぶ少女の顔』です。少女の微笑、スマイル...いかにも純粋で可愛らしい気がするけれど。そこは蠍座も中盤から後半に向かおうとするスタートの度数です。これはいろいろな含みのあることばです。サビアン・シンボルに少女が出てくるときは、ほとんどが純粋さや無垢さを暗示していることに間違いはありません。だからこのシンボルの場合も、子猫や子犬をなでている優しい少女の微笑を思い浮かべてOKなのだけど。ただ原文の「girl」は幼い女の子だけを指すわけではありません。17〜18歳くらいのほとんど大人になりかけた少女も含みます。そして「smile」という単語自体も、「顔に笑みを浮かべる」という表現そのものを指していて、その行為に含まれる意味はひとつではありません。たとえば朗らかな気持ち。あるいは優しい気持ち。嬉しい気持ち。または相手や状況を認め、受け入れるという意志表示。ときには自己満足やうぬぼれが混じった自負心...また意地悪く見れば、見えないところでこっそり浮かべる誰かへの皮肉な微笑...。


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        でも。突然、微笑が浮かぶということ。それに、ただ「微笑を浮かべる少女」ではなく「少女の顔」と、顔に焦点を当てた言い方であること。これは、おそらく少女の存在そのものよりも、それまでの雰囲気がガラッと変わることを暗示しています。笑みが浮かぶということは、その前は何かに悩んでいて暗い気持ちだったのかな? それとも周囲が固く緊張していて、張りつめた雰囲気だったのかな? シンボルの訳文では「突然...」と、ひと言で済ませてしまったけれど。原文では「break into smile」と言っていて、いきなり見えない壁をこなごなに粉砕して何かが顕れる...そんなニュアンスが加わっています。ブルドーザーで不可視の壁が壊されるみたいに。だから、気分的にも場面的にも、案外大きな状況変化が示されているようにも思えます。じゃ、それは例えばどんなことが考えられるんだろう? 


        新月のベースとなった度数、蠍座15°では砂山の周囲で子供達が遊んでいました。その子供達は、今はひとりの少女になりました。少女はまだ未成熟な存在で、人生で言えば、これから五感をめいっぱい使って体験を積み重ねていこうとするところです。一方、この度数を補完する対向180°、牡牛座16°を見ると、そこには対照的にひとりの老人が出てきます。『ある秘儀を解き明かそうと虚しく試みる年老いた男』。


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  うーん、これはシリアスな雰囲気だなぁ...。「ある秘儀」というのが何を指すのかは明確にされていないけど、原文では「the Mysteries」と頭が大文字で表記されていて、単なる「謎」とか「不思議話」とは区別されています。つまりこれは、普通の人間には明かされることのない崇高な謎、特定の教え、経文、宗教的古文書のようなものでしょうか。 たとえばカトリックの世界では「ロザリオの十五玄義」とされるものがあって、それを「Mysteries」と呼ぶそうです。その中ではイエス・キリストと聖母マリアに起きたとされる出来事が五つずつ三つのパートに分けられ、それぞれ歓び、哀しみ、そして栄光の「ミステリー」と呼ばれているのだとか。


けれど、古代から秘儀や奥義とされてきたものを解き明かすのは至難の技です。準備の出来ていない者には、その入り口を覗くことさえ許されないとも言われます。だからシンボルでも「虚しい試み」なんて言われてるのかな。それなのに、老人は何のためにそんな努力を続けているのでしょう? この度数は牡牛座後半の最初に位置しています。だから単なる遊びや好奇心なんかじゃないはず。 じゃ、深奥な知識や智恵を自分のものにしたいから? それによって自己の内的力を覚醒させたいから? 世界や物質の、生成の秘密を掴み取りたいから? 

もしかしたら今、自分が拠って立つ大地は震え、ひび割れ始めている… 彼はそんなふうに感じているのかもしれません。もうすぐ地面はぽっかりと大きな口を開け、自分はそれに呑み込まれてしまうかもしれない。そうなったら、今まで営々と積み上げてきた知恵が、プライドが、地位が、財産が…いや自分の全てが虚無に帰してしまうだろう。彼は恐怖にかられ、怯えます。だから自分の知識と知力の全てを賭けて、この世界を司る「道理」という謎に挑みかかります。目の前に立ちはだかる謎の壁を突破し、それを我が物とすることによって、何よりも「自分」という存在を確固たるものと感じるために。


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        あるいは、彼は自分のしていることが虚しい努力だと知っているのかもしれません。それでも、今の自分に備わった最後の力をふり絞って挑戦し続けているのかも。 しょせん、自分に出来ることなどタカが知れている。小さな井戸の底から広大な宇宙の全てを知ろうとするようなもの。 けれど自分にはこれしか出来ない。これが自分の道なのだ。やり続けるしかない。彼のしていることは、きっと砂山を創っては壊し、積み上げては洗い流されるという繰り返しかもしれません。それでも彼は飽くことなく探求し続けます。おそらく、死が訪れるその日まで。。

年老いてさえ、なおも情熱的に我が道を行こうとする老人を、世間のひと達は笑うかもしれません。彼を横目で見て声にならない笑いを浮かべ、「ヘンなひとだから関わらないほうがいいよ」なんて言うのかもしれません。でも、老人の中には今、誰にも見えない、誰にも理解出来ない彼だけの宇宙が拡がっています。それはどんな光景だろう? いつか、彼の顔に刻まれた深い皺の間から、微かな笑いが漏れる日はやって来るでしょうか? それとも。死の瞬間、苦痛から解放される歓びとともに、人生の全てを、幾多の砂粒の全てを抱きしめて、無垢な笑いに包まれるのでしょうか?


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        突然の一瞬。今、少女は向こう岸の老人を見ながら口許をほころばせています。彼女の目に、経典を前に難しい顔をした老人はどう映っているのでしょう? 老人には理解出来ない何かを、彼女は理解しているのでしょうか? そうかもしれません。でも、彼女自身はきっとそれを知らないでしょう。何故なら、それはことばにはならないから。ただ突然、何かが内側から生まれ、不可視の壁を破って微笑みになったから。そしてそれを生み出したのは、年老いた男の存在そのものが発する一瞬の花火のような響きと輝きだったのかもしれません。

少女も老人も、同じように五つの砂山で遊ぶ子供であり、自分にとっての素晴らしい世界を創造しようともがく、小さな「わたし」という存在です。でも今、少女は目の前の砂山だけが自分の世界ではないことを知っているようです。大波が来て全てを失おうと、五感がどんなに虚しく騒ごうと、それを超えたものが常に、ある。何処に? 此処に。わたしの中の、どこか深いところに。きっとあなたの中にも。それは失われることがない。

「だから今、あなたは此処にいるのね...?」 

でも、少女はまだ語ることばを持ちません。これから先も、もしかしたら余計なことばばかりが増えていくのかもしれません。でもたった今、確かに本物のブレークスルーが起きました。それをひとは内的な「シフト」と呼ぶかもしれません。呼び方なんて、何だっていいのです。だってこの少女は、理解したいなんて思っていないから。湧き起こった微笑みが、理解そのものだから...。


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        蠍座は(方向は異なるけど対向の牡牛座も)、最後の最後まで求めたものにこだわりぬく星座宮です。諦めずに追い求め、その手に掴もうとし、放さず、徹底的に探求し続けます。木星の蠍座運行でスキャンダルの露呈が多いのもうなずけます。けれどそんな蠍座が最後の最後に行き着く境地を象徴することばは...サレンダー。心の底から委ね、明け渡し、自分を投げ出し、自我も欲もひっくるめて象徴的な死を経験することを通して最後に勝利を掴む。。 そこに至ったら、もう勝利とか掴むとか、そういうことも関係ないかもしれない...。 

もちろん、太陽を蠍座に持つ生まれのひとがいたとして、誰もがそんな人生を送るわけではありません。でも、それが蠍座の持つ「突破」の構造です。そして、この蠍座中央部の度数には、そんな "奥義" がひっそりと秘密裡に顔を覗かせているのだと思います。

        沢山の惑星や感受点が運行する星座宮を変えたり、方向転換したりするこの新月期。世界の集合意識にも、わたし達の個の意識にも、きっと何らかの変化があることでしょう。五つの巨大な砂山はいつか波に呑まれ、また新たな砂山がゆっくりと構築されていきます。そしてわたし達は、自分の五感を通して再びそれを遊ぶでしょう。でも...。いつだってそれを超えた何かが、ある。それは「わたし」の足許にあるのかもしれないし、深い胎内宇宙のどこかかもしれない。けれどそれはきっと、ことばにならない。ひとりひとりの「今」の中に、響く者として、在るのだから。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

October 28, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ

来週のメリマンコラムは都合によりお休みさせていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

        “今月はいくつかの要因が重なって市場に打撃を与えた — その一部は金利上昇への失望と怖れ、予算支出をめぐるイタリアとEU間の衝突、反体制ジャーナリスト殺害後のサウジアラビアへの非難、そして最後に控えるのは世界経済の成長鈍化への懸念だ。”

— Fred Imbert
  “Dow Dives Nearly 300 Points, S&P Dips Into Correction Levels
   in Another Wild Day on Wall Street”
  www.cnbc.com 2018年10月26日付

        “ジェイ・パウエル(FRB議長)への非難は低金利の維持を困難にする... 間違いなく、トランプ大統領はホワイトハウスから誰かに文句を言うことでどんな景気減速からも人々の目を逸らそうとしている。政治家のほとんどがそうだとはいえ、トランプ氏はとりわけ引き立て役を必要としている... より大きな経済リスクは海外の成長の鈍化で、トランプ氏はこれを懸念すべきだが、彼は気にしないと明言してはばからない。トランプ関税もまた貿易の流れを痛めつけている。国境税は高くつくだろう。”

— “Trump Flunks Fed Politics”
  ウォールストリートジャーナル 論説ページ 2018年10月25日付


        世界の株式市場は直近のMMA★★★重要変化日(CRD)だった10月3日以来、下落を続けた。この時間帯は非常に重要な10月5日の金星逆行開始日を含んでいた。実際、多くの株式指数が先週末の10月26日に数ヶ月ぶりの安値をつけたが、それはちょうど金星逆行の中日だった。私達のルールは『メジャーサイクルまたはプライマリーサイクルのリバーサルが金星逆行日近辺に示現しなかったどんな市場も、逆行期中日前後2日の間にそれが起きる有力な候補となる』だ。

今回の場合、このルールは株式指数には適合しなかった。何故なら金星が逆行に転じたタイミングでリバーサルを起こしたからだ。これらが今すぐ下落を止め、反転すると考えるだけの説得力ある材料はまだない。しかしユーロや米ドルのように、いくつかの金融市場はまさにこのルールに適合した動きとなった。また、合致しなかった(株式市場のように)市場にもリバーサルの可能性は残っているが、反転が起きる歴史的頻度からすると、逆行開始時にトレンドが転換しなかった市場ほどの信頼性はない。


        先週は天王星がフル稼働の週だった。10月23日、太陽が天王星にオポジションを形成した。その翌日は天王星とコンジャンクションの満月だった。10月31日水曜には金星が天王星にオポジションを形成する。天王星を含む複数のジオコズミック・サインが短期間に続々と立ち現れる時、金融市場は(株式市場のように)多くの場合、非常に急激な価格変動を起こす。前後4日の間にしっかり確立された支持帯を突き破って下落したり、鉄壁の抵抗帯を突き抜けて騰がったりするのだ。しかし、とりわけリバーサルの可能性が実現しやすいのは、これら二つの天王星アスペクトのミッドポイント±2取引日だ。そしてそのミッドポイントは先週土曜、10月27日だった。

        他の市場では、金が反騰して8月半ばに発行したスペシャルリポート以来の最高値水準に至っている。8月16日につけた安値1167を割ることはなく、金曜に金はザラ場高値1248をつけた。だが、もっと凄いのはユーロ通貨で、キャッシュインデックスは10月26日金曜に1.1332まで落ち込んだ。これは8月15日につけた年初来安値1.1297とはダブルボトムのレンジ内だ。

最も興味深いのは、金が数ヶ月ぶりの高値に沸く一方で、ユーロが年初来安値を試し、ドルが年初来高値を試していることだ。通常はドルが上昇する時に金が共に騰がることはなく、下落するというのが常道だ。だがこれもまた金星逆行の常で、金星は通貨と価値を支配する。だから、おそらく11月16日に金星が順行に転じるまで、今のところルールも逆に働いている。だが、金星逆行が終わればすぐ翌日から水星逆行だ。

私達は2018年6月以来続く惑星達の逆行運動の影響下にあり、いまだに解放されることがない。一つ逆行が終わったと思えばまた別の逆行が起きるという具合で、頼りにしてきた磁石も狂い、どちらが北でどちらが南か、もうわからない。トレーダーにとっての問題は、こうも立て続けに惑星逆行の洗礼を受け続けると、いつもなら信頼出来るテクニカル指標が頼りにならなくなることだ。一部のトレーダー(特に未経験の人々)は、それでやる気を失ってしまう。だが経験豊かなトレーダーは、以前の経験から理解している。これもまた過ぎゆく光景なのだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “トランプ大統領が、米国経済にとって最大の脅威はFRBだと示唆した。だがエコノミストとしては、不景気はオーバーヒート(たぶん赤字でまかなう減税のせいだ)か政策ミス(たぶん経済が依存するサプライチェーンを破壊している)によって創り出されるのだと言いたい。実質ゼロ金利下での完全雇用はおそらく(限定的な意味では)政策ミスではなかろう。”

— Paul Donovan
  “To redo, or redo”
  www.ubs.com/pauldonovan 2019年10月24日付

        “(トランプ氏は)素晴らしい成果を挙げた — 失業率の低下、経済成長、最高裁判事の一件、そして不完全な税制法案をまがりなりにも通し、しかも前の税制よりほんの少しマシだった。 誰も触れようとはしないようだが、今のアメリカは繁栄と平和を楽しんでいる — あるいはこう言ったほうが受け入れやすいかもしれない。つまり、成長と新たな戦争をしていない状況を享受している。そして、このような状況下で大統領が50%の支持率も得られず、(中間選挙の事前予想で)彼の共和党がもっと良い位置につけられないというのはまさに驚くべき事態で、それがこのところ続いてきた。”

— Peggy Noonan
  “A Long Way From the Arsenal of Democracy”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月20日〜21日付


        “9月18日、巷では「フォード VS カバノー」問題がかまびすしく取り沙汰されていたが、その間にトランプ氏の支持率が上がり始めた。それは今や平均40.6%から44.1%だ。なんとウォールストリートジャーナル/NBCの世論調査では47%を叩き出している。”

— Daniel Henninger
  “The October Surprise Arrives”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月25日付



     今現在、トレーダーにとって何より重要な疑問の一つは、米国と他の国々の株式市場に実質的な弱気相場が始まったのかどうかということだ。宇宙的観点から言えば、そう考える理由はあるし、またそれが単なる一時的修正安に過ぎず、再び史上最高値を目指す、驚くべき反騰前の下落だと考える理由もある。

        まずは弱気な見方から検討しよう。10月3日につけた史上最高値は、土星・天王星の4回目にして最後のトラインが形成されてからわずか数週間後のことだった。この45年サイクルのアスペクトは、8月終わりの10日間を通して正確なトラインの度数からわずか13分離れただけだった。歴史的に見て、米国株式市場はこのアスペクトの時間帯(この事例の場合は2016年11月〜2018年8月)の前後2ヶ月の間にいつも長期サイクルの天井をつけてきた。

前回このアスペクトが展開した時は、1973年1月の史上最高値と同期し、その後ウォーターゲートの失態が始まったことに端を発して株式市場は1974年12月に向けて世界大恐慌以来最大級の下落をみた。

ダウ平均は1973年1月の史上最高値から1974年12月の36年サイクルボトムまで、その価額を46%も失った。新たな弱気市場が10月3日から始まったとする考え方は、現在起きているテクニカル上のダメージが悪化することを意味する。日足と週足の支持帯が破られて様々な長期チャートのフォーメーションも損なわれ、総じて弱気市場に似たふるまいを見せている。確かにこれは弱気市場が展開していく時の動きだ。サポートを次々に下抜けし、全ての反騰は短期に終わる。


        だが、宇宙はまた強気の見通しにも余地を与えている。11月8日、木星が射手座入りし、その後13ヶ月在泊する。これはその間に長期サイクルが天井をつけるという歴史との強力な相関性を誇る配置だ。

この見方を裏付けるのは、2018年11月6日に迫った中間選挙だ。最近の市場は、米国の重要な国政選挙の直前に重要な安値をつけてきた。さらに、どんな形にせよ中国との貿易紛争が解決すれば、それは強力な反騰に結び付く可能性が高い。しかも射手座の木星は、世界の交易にまつわるせめぎ合いを解決していくには調和的だ。

また、もう一つこの見通しの裏付けとなっているのは、金星が11月16日に逆行運動を終えることだ(そして水星逆行が始まる)。市場は金星が逆行に転じた時、トップアウトした。『金星(または火星)が逆行に転じた時、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルの天井をつけた市場はどれも、順行に転じる時に底を打つ(反転する)強力な候補となる』。 したがって、宇宙的観点からすれば、これからの3週間は非常に重要だ。


        金星が逆行に転じる時、人々(投資家)の気分は変わる。政治家や銀行家もまた人間に過ぎない。だから気分が変わる。金星が順行に転じる時、彼らの気持ちは再び変化し、それまでの物語も言い訳も、元に戻って最初に気が変わる前の状態に落ち着く(サウジアラビアの事例を見てみよう)。それはまるで因果がめぐっているようだ。あるいは、かつて好きだったものが再び蘇ってもう一度好きになる(以前の恋人のように)。だがその後、そもそも何故それを手放したのかをもう一度思い知り、再び別れを告げるという流れかもしれない。


ところで...天王星が牡牛座入りした5月中旬以来、肉牛の相場を追っている人はいるだろうか? 肉好きにとって、きっと今後数年の食費は高くつくことだろう。 







訳文ここまで
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