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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

August 20, 2017

○8/22の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

8月21日付メリマン・コラムの抄訳は1つ下の記事になります。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  8月22日03:49前後、北海道周辺で 03:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は03:30前後、沖縄周辺では03:00前後に獅子座 28°52’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座28°~29°― 発効期:8/22~9/19 】
  "Many little birds on the limb of a tree"
『木の大枝に止まる沢山の小鳥』

  "A mermaid"
『人魚』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★まだ見えない地平線の彼方に待つ「何か」を感じ じっと固唾を呑む
→★細心の注意を払いながら未知の領域に向かい用心深く踏み出す
→★境界線を前にして特別な理由もなく感じる怖れやためらいの気持ち
→★潜在意識にささやきかけるメッセージに注意する必要
→★先の展望を掴めないまま、双手を挙げて全て受け入れようとする
→★広く伝播する憶測や粘着性のゴシップに惑わされる危険
→★群衆の中の孤独を貫く、またはそれを楽しむ余裕
→★見果てぬ夢想を断ちきり 今ここに在る自分の現実を認識する必要
→★脱皮していくために必要な心理的・物理的な苦闘の経験
→★厳しい環境や状況にあって自分のベストを尽くすという決意
→★目前の激しい変化ではなく内部の精妙な変容に注目していく
→★何かが生まれつつある予感とこころの深層に感じる時期尚早感
→★新たに生まれ来るもののデリケートさを理解し 勇気を持つ必要
→★どこにも属せない自分という状況を自ら受け入れ 自分の脚で立つ
→★混沌の中で一番無垢で自然な自分に還っていくことの挑戦、沈黙の防御・・・


エネルギーのポイント:前回の新月『圧縮し、噴出し、無になり、軽くなる』
                    
            今回の新月 『変容の予感 ― 移行 — 勇気と透徹』

170822NMSE


★主な惑星スケジュール★

8月23日:太陽が乙女座入り、射手座のルシファーとスクエア
      (罪悪感を抱いている場合、その裏返しとしての攻撃性に注意)

8月24日:水星・ネッソスのオポジション、水星逆行/日柄的な中日
      金星・カイロンのトライン

8月25日:金星・天王星スクエア、海王星にセスキスクエア
      (ちょっと待て!そのインスピレーションは誤解かも?)
      土星順行開始 射手座21°〜(伝聞は危険。確かな事実を)

8月26日:深夜 金星獅子座入居(大胆さと小心さの冒険 or 葛藤)
      火星・月ノースノードがコンジャンクト、エリス、土星・
      イクシオンのグランドトライン
      (非情さと混沌と向こう見ずな行動、欲望と抑圧)
      月・アグニのコンジャンクション
      (静謐で安定した情熱を持続すべし)
      木星・土星セクスタイル(「足るを知る」ことの効用) 
 
8月27日:太陽・水星コンジャンクション、水星逆行/度数上の中日 

9月5日 :水星順行 獅子座28°〜 前後ストームフェーズ
     (この日蝕の位置から折り返す/蝕のテーマ再確認)

9月6日 :満月(海王星とコンジャンクト)

        …というわけで、集合意識的にはちと要注意な惑星配置が続きます。



★8月新月・日蝕の星模様★

        世界中のアストロロジャーが固唾を呑んで見守るザ・グレート・アメリカン・イクリプス、米国を横断する皆既日食がやってきます。これは強力な蝕。北朝鮮をめぐる核と戦争の脅威、トランプ大統領をめぐる米国内の政治混乱と『フォーキャスト2012』で示唆された天王星・冥王星スクエアから孵化し拡がってきた人種暴動(それを糾弾するポリティカル・コレクトネス意識も凄まじく狭量化)、また200人以上の死者が出ているインドやネパールの豪雨、バルセロナの連続テロ事件、そして頻発する事故や何かの兆しとも感じられるような地震など、前兆となる月蝕を経た今、すでに世界では色々なことが起きています。気候も人心も、不安定さを増しつつあるかも...。


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        ちなみにこの日蝕が強い影響を与えそうな始原図を持つ国や機関は(前回のメリマン・コラムの追記にも少し書きましたが)米国(とトランプ大統領)を筆頭に、日本、北朝鮮(韓国はオーブ3°で追従)、ドイツ(とメルケル首相—月蝕とネイタルの月がコンジャンクト)、イスラエル、パキスタン、ギリシャ、EU、NATOなどがあります(おそらく他にも沢山存在するはずですが...)。

で、小惑星の配置を見てみると、この新月日蝕図では小惑星アメリカに対し同ルビコン、そして破壊と再生の神シヴァがタイトなオポジションを形成しています。うーん...もしかしたら、米国はここ半年~1年の内に本当にルビコン川を渡ってしまうのでしょうか? もしそうだとしたら、何が破壊され、何が再生されていくのでしょう? 

また、魚座の小惑星ニッポニアと双子座のケンタウルス族、アスボルス(サバイバル)からは、蠍座のアグニに対してクァドリフォームが形成されています。このアグニ、求道的なひとにとってはある種の「火の洗礼」(クンダリーニ現象による破壊体験や心理的苦悶からの新生)を意味するのだけど、一般的には善悪を超えたカルミックな衝動に関連することが多いようで、意外にもかなりの頻度で犯罪チャートに姿を現します。もしかするとある特定のケースでは、人間が原初から持つ怖れ、そしてそこからほとばしる理屈抜きの攻撃性を刺激する力として飜訳される...ということかもしれません。

今回の場合、アグニが在泊する度数は「コミュニティの連帯」を意味するのだけど。これにニッポニアとアスボルスが「神のハンマー」と呼ばれるクァドリフォームで絡むということは… この先、何か突然の出来事が物理的なサバイバルを促し、そのためにコミュニティの連帯感が生まれるということを示唆しているのかもしれません。


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        おそらく今回の日蝕は、世界にとって(そして個人にとってもそれぞれの人生において)ひとつのターニングポイントとなり得る蝕ではないかと思います。その影響範囲は半年~1年。長めに見積もればじんわり2020年くらいまで続くのではないでしょうか。その間、もしかしたら世界はひととき生みの苦しみのような経験を経なければならないかもしれません。けれども同時に個々のわたし達の中には『きっとなんとかなる。手探りでも変化に向かって行こう』という気概も生まれてきそうです。 何がどう変化するのか? それはまだ漠としています(たぶんわたし達自身がまだ漠としているから)。良くも悪くもどちらにも行きそうだし、実際、集合意識が創り上げる現実では、両極の物事が具現化していくのではないでしょうか。それは、うっそりとした「始まりの混沌」とも言えるかもしれません。

では、個としてのわたし達にとってはどうでしょうか。特にこの日蝕がなんらかの形でネイタルやプログレスの惑星、または重要な感受点に触れるひとにとっては、今までよりもっともっと「誤魔化しの利かない自分」になるべく背中を押される(あるいはプレッシャーを受ける)ような体験が待っているかもしれません。たとえば空間が「欺瞞」の層と「赤裸々な自然体」の層とにくっきりわかれているとしたら、今まではその両方の層でなんとか上手く生きることが出来ていたかもしれません。状況や環境に合わせて鏡を見ながら「それらしい」ふるまいをしつつ、ときどき「本当の自分」の層に戻ってひとりハァっと息をつく…みたいな。


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        けれどこれからは徐々にそれが上手くいかなくなってくる... 外側の何かに押されてというよりも、自分の中から生まれてくる新たな力によって、少しずつ何かが変わっていく。隠せない自分が、ふとしたことばや態度、反応の内に浸出してくる。それはネガティブとかポジティブとか、そんな表面的な評論をはるかに超えたもの。一瞬、すべての余分な皮膜がはがれて「たった今の素の自己」がにじみ出てくるような。周囲のひと達から「え?このひと、こんなひとだったっけ?」なんて反応が返ってきたりするような。あるいは、自分で「え?」と意外に思うような。落ちていく自分と、せり上がってくる、自分。

もしそんな傾向が出て来ているようなら、それは注目に値することかもしれません。何故ならそこには、まだ形を持てずに震えている「本来の自分」という卵がきっと隠されているから。たとえそれが、今までの自分から見て「いやな部分」に思えたとしても。そこから目を逸らさないでください。その中にこそ、見つけ、ゆっくり向き合い、渇いていたなら自らの手で水を与え、愛でて、大切に育てる価値のある何かの芽が眠っています。それは実のところ弱味ではなく、新しい強さの基になっていく何かかもしれないから。そしてきっとこれは「自分と世界に対する眼差しの変容」の中で起きることではないかと思います。


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        たとえば「恨み」や「妬み」の感情。そしてもしかしたらその奥に潜む罪悪感。これはけっして自分だけの世界からは発生しないでしょう。かならず誰か他の存在、あるいは外界が介在することによって生まれます。そしてその接点/境界で起きた体験を被害感情を通して自分なりの鋳型の中に受け入れ、そこから生まれる憎悪の火を疑似生命力としてこそ成立します。ならばそれは純粋なエネルギーではありません。まるで何色もの泥絵の具をぐりぐりと混ぜたように、様々な要素が入り混じって自分自身の真の姿を見えなくしている可能性が高いと思います。けれど、もしそれがとても強い感情なら、そこには何かとても貴重なものが隠されているのではないでしょうか。執拗にこびりついた絵の具をこすり落とし、元々の自画像がどんなものであったかを見つけ出すこと。その強い感情と思考が創り出したあらゆる「意味」がごっそり剥げ落ちたとき、そこに残っている純粋ないのちの力とはどんなものでしょう? そこにこそ、「わたし」が生きているのではないでしょうか? 

これは恨みや妬みの感情を抑えたり忘れたりすることとは違います。たぶん、それは無理です。ただ、自分の真の姿を見ること。自分という宇宙を視ること。その暗黒の中に、わたし達が創り上げた恨みや妬みや怒りや愛が、はかなく煌めいていること。それを一度つぶさに見た上で、恨んでみる。妬んでみる。「嫌いだ!」と叫んでみる。 燃やしてみる。この世界が届かないところにいる、わたしの中で。それでいいのではないでしょうか。 もしかしたら、もう何かが少しずつ変容し始めているのかもしれないのだから... 


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        さて、世界中のアストロロジャーが危機と希望を含む様々な予測を立ててきたこの日蝕だけど、ノースノード・イクリプスであるこの蝕は結局のところ、あくまで「未来志向の大波」です。その大波がどんなものかといえば、単に「良いこと」と「悪いこと」とか「善」と「悪」などをお仕着せの鋳型に当てはめて考える(感じる)のではなく、自分自身にとって、あるいは自分を含めた人間という存在にとって、「良いこと」「悪いこと」とはいったい何なのか? またはそんなものが存在し得るのかどうか? などをもう一度深く考えてみる機会が訪れる...ということかもしれません(とても大きな括りで言えば、なのだけど)。

この新月図は、MCに天王星が来ることによって政治・社会全体の変化を示唆しています。この天王星は日蝕とトライン、そして射手座のKBOクァオアーとケンタウルス族のフォルスともトラインで火のグランドトライン。双子座のレクイエムを仲間に入れるなら、カイトが成立します。これはとめどなく回るエネルギーがリズミックな起承転結を創る中で、痛みを伴うプロセスが起き、そこから新しい何かが生まれ、意識が新しい段階に入っていく…そしてまた何かが落ちていき、過去から離れて先へと進む運動が起きる…そんな人生のパターンを示唆しています。このTNOも地震を含む自然現象の猛威(火山や嵐)を示唆するのですが、こうした小惑星が常に地震や災害のイベントチャートに顕れるというわけではありません。ただ、心理的にも物理的にも何かしら危機的な状況や葛藤を示唆する、ということは言えると思います。IC近くに小惑星アグニが在泊することから、心理的または物理的・体感的な「火の洗礼」を通過することも考えられます。


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        また、MCの天王星が小惑星ダイシンサイとタイトにコンジャンクトしており、IC側のTNOティフォンとオポジションというのも興味深いところです。ダイシンサイは著名な日本人アマチュア天文家、大国富丸氏によって1997年に発見された小惑星ですが、偶然その小惑星番号に「311」が含まれていたことから、2011年11月、東日本大震災の犠牲となったひと達の御霊がこの星でゆっくり休めるようにとの願いの下に名付けられたそうです。(驚くべきことに、東日本大震災のイベントチャートではこのダイシンサイが地底となるICにぴたりとコンジャンクトしていました。ご本人に確認したわけではないので断定は出来ないけれど、発見者とアストロロジーとの関連はどうも無さそうなので、これもまた名称小惑星が持つ「名付ける行為」にまつわる謎と言っていいのではないでしょうか。)

またティフォンは大地の女神ガイアと暗黒・奈落の神タルタロスの子、怪物テューポーンを指します。このTNOも地震を含む自然現象の猛威(火山や暴風、嵐)を示唆するのですが、もちろんこうした小惑星達が強調されるときは常に地震や災害の襲来を意味する…というわけではありません。ただ、心理的にも物理的にも何かしら危機的な状況や葛藤を示唆する、ということは言えると思います。


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        ギリシャ神話によると、ゼウスを筆頭とするオリュンポスの神々の専横に怒ったガイアは、末の息子テューポーンに、人間が顕れるずっと以前に地球を支配していた子供達、巨人族タイタンを解放するよう命じたそうです。けれど神話では、結果的にゼウス側(新しくやって来た神々)の勝利に終わっています。これは神々VS暗黒の怪物の戦争と解釈出来ますが、観点を変えれば「地球の子」としてのプリミティブな自己の底深さ 対「神々の子」として果てしない天上を仰ぎ、理想の鏡を求めてやまない自我の闘いとも見ることが出来ます。「古代の生VS近代の生」といったところでしょうか。…なんて考えみると、これもまた、善悪の境界を超えて自分という存在をどう見るか? 人間であるとはいったいどういうことなのか? という認識の洞穴にわたし達の想いを誘うエネルギーなんじゃないかな?

では今回の日蝕でMCに乗る天王星+ダイシンサイとICのティフォンはどんな顕れ方をするでしょう? わたし達は、このエネルギーを "破壊的な方向" 以外にどう使えるでしょうか? ダイシンサイという名に込められた願いを思えば、志半ばに襲いくる大波に否応なくさらわれ、苦悩しもがく全てのひとのこころが、ゆったりと癒やされること。そしてリズミカルに再生していくこと...そんな変容の兆しを自分自身の中に見ていく、意識してみる... こんな試みもまた、ひとつの創造的な使い方になるかもしれません。


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        ところでこの日蝕のサロス・シリーズは145です。このシリーズの蝕が生まれたのは1639年1月4日でした。個々の蝕が持つ特質は、その初回のチャートに顕れるとされています。アストロロジャー、バーナデット・ブラディは著書『Predictive Astrology - The Eagle and the Lark』の中で、この蝕の特徴を『仲間、友人、集団やグループに起きる予期せぬ出来事が個人的な関係性に大きなプレッシャーを与える。この蝕が入る室区分が意味する領域で人間関係の問題が起きやすい。この時期の情報は歪められたり嘘である可能性があり、見聞きした物事をもとに性急な決断をしないように』と警告しています。また、当時の日蝕の度数からは、『非常に頑なに定義された社会規範と自分自身の鋳型の葛藤。そしてそこから自由になるための苦闘』『非情な運命に直面したときも自分の人生に対し"YES"と言える精神』というテーマが浮かび上がってきます。ちなみに1963年7月にもサロス145の日蝕が起きましたが、この年の11月にケネディ大統領が暗殺されています。そしてこのときの日蝕は、大統領のネイタルの10室土星にタイトにコンジャンクトしていました。


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        アグレッシブな火星と共に起きる日蝕。月のノード軸、土星・イクシオン・フォルス、カオス・ファエトンが形成するちょっと悩ましいミスティック・レクタングル。そして月のサウスノード、木星と小惑星グリーヴ(哀しみ)、キュビワノ族のカオス(未生の混沌)と小惑星ファエトーン(アイデンティティへの強い欲求、性急さによる墜落)が創り上げる創造の混沌、グランドトライン。小惑星ニッポニアとサバイバルを意味するアスボルスからのクァドリフォームが刺さる小惑星アグニ。前回の月蝕に続いて成立する六芒星は、これから先もしばらくの間じわじわとわたし達の潜在意識に浸入し、堅固なシステムから逸脱し離脱したいという衝動を刺激し続けるのかもしれません。これは、本当にダイナミックな日蝕だと思います。

そうそう、NASAのサイトではこのグレート・アメリカン・イクリプスのライブが見られるようです。日本時間22日の午前1時から始まり、およそ2時ごろから蝕の中継が始まるらしいので、なかなか無い機会だし、夜更かし出来るひとはぜひどうぞ(^_^
https://www.nasa.gov/eclipselive

nasa




★8月新月・日蝕のサビア・ンシンボル★

        では、新月のサビアン・シンボルを見てみましょう。

  まずベースとなるシンボルは獅子座28°『木の大枝に止まる沢山の小鳥』です。原文の『limb』は大きな枝を意味しますが、他にも肢やヒレという意味があります。また『on a limb』は「枝先に身を乗り出す」とか「危険な状態」「孤立無援」という意味を持ちます。『out on a limb』という言い方もありますね。そういえば1980年代にスピリチュアル・ブームの火付け役を果たしたと言われるハリウッド女優、シャーリー・マックレーンの著書『アウト・オン・ア・リム』もそういう意味のタイトルだったのではないかと思います。

また、『limb』には太陽や月など、「円盤状」に見える天体の「外縁」という意味もあります。巨大な円盤の外縁…なにやら中央の一点からはるかに遠ざかった、因果地平の端っこみたいなイメージ。。 木、大枝、そして世界の外縁。B.ボヴィはここで『limb』ということばが象徴するイメージは、世界全体の構造を貫く「ワールド・トゥリー」という概念に繋がるとしています。これはインド・ヨーロッパ語族やネイティブ・アメリカンの神話に共通して出て来る「世界樹(宇宙樹)」で、天と大地と地下世界を貫いて繁る支柱のような存在の木なのだそうです。


Yggdrasil
 北欧神話の世界樹: ユグドラシル
 From Northern Antiquities, an English translation of the Prose Edda from 1847.



  立派な木の太い幹から伸びる大枝の先に、群がってとまる沢山の小鳥達。鳥は霊性の象徴とも言われるけれど、小さな鳥ということは、まだ飛び立つことに慣れていない幼い霊達の顕れを示しているのでしょうか? 彼らは今、世界を貫く大枝の端 — 不安定な端っこ、つまり見知った領域の境界近く — に止まり、賑やかにさえずっています。きっとこれから未知の冒険へと旅立つのでしょう。けれど枝の先は細く、彼らの重みでたわんでいます。さぁ、飛び立たなくては! でも、何処へ? まだ見ぬ地平線の彼方へ。世界を内包するいのちの樹、ユグドラシルの無限の彼方......すなわち「ここ」へ! 

あぁ、でもまだ鳥達は飛び立とうとしない。何処かで何かが待っているのかな? 飛び出したらわかるのかもしれない。でも、やっぱりまだ早いような気がする。それよりもう少しここに留まって、仲間と唱ったりおしゃべりしていたい。鳥達はなんとなく先行きに確信が持てず、ためらっているようです。けれど枝の先は次々にやってくる彼らの重みで大きくしなり、今にも折れて再び大地に刺さってしまいそう。自分は本当に準備出来てるのかな? もう少し幹に近い場所に戻って、様子を見ようかな? どうしよう... あっ、誰かが飛んだ!


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        そして... 太陽と月はメインのシンボル『人魚』のエネルギーをとっていきます。人魚とは、海にも陸にも確実に属することのない、二つの領域の境界に生きるものです。ここでエリーズ・ポイントである牡羊座の1°のシンボルを思い出してみてください。あれは海の中から立ち現れた女をアザラシが抱擁しているという光景でした。彼女は、人間です。ある意志を持ち、無意識の海からこの世界に人間として立ち上がってきました。彼女は海の生きものであるアザラシの優しい抱擁(溶け合った過去)に別れを告げるところです。おそらくそこには、まだことばにはならなくても確固とした前進の衝動があったと思います。

けれど獅子座のヤヌス度数(最終盤の度数)、29°に描かれた存在はそれとは異なります。彼女の下半身は鱗に覆われ、肢の代わりに尾びれがあります。彼女はどこにも属すことのない者。世界と世界の狭間で、夢見る者。 彼女の上半身は、自分が憧れて切望した姿、人間の美しい女です。けれど彼女の下半身は、いまだに混沌とした情念の渦の中を漂っているのかもしれません。何かになること、何かに生まれ変わることを切望する想いの中で。

この、前後に二つの顔を持つヤヌス神の名を与えられた最終度数は、それがどの星座宮であれ、慣れ親しんだ過去をふり返る気持ちと前進への強い衝動との間で葛藤が起こり得ます。足場を失うことへの深い怖れと、未知へと踏み出さねばならないという強力なプレッシャーが同時に働いて、まるで前と後ろから引っ張られ続けている... そんな感じかも。だからどこに居ても、なんとなく自分が場違いでフィットしきれていない…そんな感覚を抱きやすいのです。


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  それでもきっと、この人魚が無意識の海から立ち上がり、過去に帰るための体 — 尾びれと鱗を脱ぎ捨てて、二本の脚で立つ日が来ると思います。もしそうしなければ、けっして来ない夢の日を、想いの届かない誰かを待ち続ける悲しい物語をつむぐだけになるから。それはまるでサナギから蝶が生まれるようなもの。とても精妙でとてもデリケートな…美しい瞬間。そこには確かに捕食者に襲われる危険だってあるでしょう。でも、この人魚が意志を持ったとき、彼女はもう語ることばを持たないまま生の大波に翻弄されるはかない存在ではなくなります。そして、自分自身の物語を創り上げていくでしょう。自分の出自の全てをオリジナルの神話として受け入れ、自分の意志で一歩ずつ砂浜を踏みしめていく。そんな生の 解放の物語を...。

        世界の外縁に留まって逡巡する鳥達と、情念の海から立ち上がろうともがく人魚。さぁ、これがこのグレート・アメリカン・イクリプスの大いなるテーマです。わたし達は、このテーマをこれから次の新月までの約4週間、いえもしかしたら数年先まで追っていくことになるのかもしれません。これを、どんなふうに使おう? どんな物語を生きられるだろう? 



  星模様からサビアン・シンボルまで、様々な要素を縦糸と横糸に見立てながら一枚のタピストリーを紡いでみたけれど、もしかしたら模様が複雑になりすぎたかもしれません。細やかなグラデーションの中に浮き上がってくる柄ゆきは、きっと読んでくれるひとそれぞれに異なるだろうなと思います。

けれど今、記事の最後にあたって思うことは、この日蝕には「何かとてつもなく透明な力の流れ」があるということ。 透明な水の流れ。 透明な風の流れ。

それがわたし達の内なる火を煽り、根ざす大地を潤しながら...どこまでも続いている。そんな光景。それは、ひとの優しさをはるかに超えてわたし達のからだを満たし そっと 音も無く 透過していく。 本当は、その流れに乗っていくことが全てかもしれません。一度カタチを無くしてしまうことさえも怖れずに。

日蝕を控えて 激しい雷雨に揺れた夜も明け、窓を開けて蝉時雨に包まれながら ふとそんなことを思いました...。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

レイモンド・メリマン 週間コメント8/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは抄訳です。


≪先週をふり返って≫

  キューバで開かれているISAR(International Society for Astrological Research)の理事会に出席するため、今回は通常のコラムではないことをお断りしておく。

先週および先々週起きたことは、私達が生きる時代と私達がトレードする市場を理解するにあたってアストロロジーがどれほど貢献しているかの証左となるものだった。知ってのとおり、私達は8月の月蝕から日蝕という強力な蝕のサイクルにある。また日蝕はトランプ大統領のアセンダントと火星の上で起きる。したがってこのところの予測はこの時期が非常にドラマチックかつセンセーショナルであり、好戦的かつ危機的であること、そしてその全ての中心に置かれているのがトランプ大統領だと指摘してきた。そのこともまた数々の出来事(スティーブ・バノン氏の更迭、大統領に対するビジネス助言組織の廃止解散、シャーロッツビルで起きた人種問題に関わる衝突への彼の言動に対して批判が高まるなど)によって証明されつつある。

ダウ平均は、国家経済会議のトップ・エコノミックアドバイザーであるゲイリー・コーン氏が、シャーロッツビル関連のトランプ発言に抗議して辞任するのではないかとの噂を受けて下落し始めた。議員やビジネス・コミュニティの面々がもうトランプ大統領とは仕事をしたがらないだろうという懸念はなおもくすぶっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  コズミックドラマは先週と今週で山場を迎える。21日(日本時間22日未明)の日蝕の後、24日は水星逆行の中間日(日柄として)を迎え、土星は25日に順行を開始する。このどちらもが、強力なリバーサルと(または)支持帯/抵抗帯のブレークアウトに関連する指標だ。だが水星逆行に関しては、ブレークアウトはあっという間にフェイクアウトに転じるかもしれない。

以下は先週のコラムからの抜粋となる。確認としてお読みいただきたい。

      " 先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。"

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  今週も引き続き上の記述が当てはまる。米国にとってはほとんど40年ぶり、さらに言えば99年ぶりの可能性を持つ、この大いなる日蝕は、ここで何度も述べてきたように、世界にとって、また米国とその大統領にとって、すでに驚くべき今という時代の様相を露わにし、なおかつ危機の時間帯ともなっている。







訳文ここまで
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August 13, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

来週8月21日付のコラムはお休みさせていただきます。ただ警戒期でもあるため、もし何か新しい情報があれば抄訳またはメモの形で記述するかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国株式の長期サイクルは2017年に入っても依然として上昇局面にある。したがって、私達はまだ史上最高値の更新が続くと予測している。2017年の最高値目標は19,500〜23,500だ。また相場が非常にボラタイルになる(大規模なリバーサルが始まる)可能性を持つ時間帯がある。2月22日〜4月21日、5月19日〜6月16日、7月17日〜8月25日....”

— 2016年11月執筆の『フォーキャスト2017』より


        8月8日、ダウ工業平均は22,179の史上新高値をつけた。それ以前の市場新高値は3月1日、そして上記6月16日を過ぎた後の6月19日〜20日につけられている。ダウ平均の史上新高値が顕れやすいとして挙げたこれら3つの時間帯だが、そこに顕れたものは事実上、重要な下落の直前に示現した新高値であった。

“来月に入っても新高値更新が続く可能性は高い。ジオコズミック・サインに基づくなら、天井は7月19日〜8月7日、または8月21日〜28日に示現する可能性が最も高いだろう。この(S&P)上値目標は2485±20または2509.25±19.50だ。”

— MMAサイクルズ・リポート#7より
  2017年7月18日付


        直近の最高値は8月7日につけた。8月8日、S&P先物のザラ場高値は2488.50だったが、その後下落して金曜までに2430.25の安値をつけている。


  金融市場に間接的に — あるいは直接的にも — 影響を及ぼす人間の活動とジオコズミックな現象との間には何の関係性もないと言い張る向きは注意されたい。ここ数ヶ月にわたってこのコラムで注意喚起してきたように、7月17日〜8月25日の期間は火星がもたらす宇宙的テーマが満載だ。火星は戦争を支配する。近づきつつある皆既日蝕はずばり火性の星座宮、獅子座で火星とコンジャンクションだ。そしてその日蝕は、トランプのネイタルのアセンダントと火星の上で起きる。先週、まさに戦争の脅威はエスカレートし、予測どおりトランプ大統領は嵐のど真ん中に立つこととなった。

米国および他地域の株式指数に続いていた強気相場は月蝕の翌日だった8月8日、突然の打撃を受けた。ドナルド・トランプが北朝鮮の金正恩に対して『世界が今まで見たこともないような炎と怒りに会うだろう』と言い放ち、典型的な火星的警告を放ったのだ。これに対して金正恩は、北朝鮮が日本を越えてグアムへのミサイル発射を検討するとやり返した。このニュースを受けて強気相場は急停止し、ダウ平均はその後2日の内に300ポイント近く下落、木曜だけでも204ポイント下げた。ダウ平均にとって先週は今年始まって以来2番目に弱い週となった。

しかしながら、こうした火星的イベントは貴金属と債券相場にとっては良いニュースで、どちらもサイクル新高値まで舞い上がった。

ところで私達の同業者で3月に開催されたMMA投資リトリートの講演者の一人でもあったマリア・ショッペルは、北朝鮮を含むこうした衝突が起きる可能性について正確に予測していた。詳細は彼女の手になる7月18日付の記事 *North Korea's Nuclear Ambitions』を参照されたい。このリポートは北朝鮮の建国図の土星が今回の皆既日食と同じ度数に在泊していることを指摘しており、今の現実と直結するものだ。つまり北朝鮮の土星はドナルド・トランプのアセンダントと火星にコンジャンクトしているわけで、これは相性が良いとは言えない(というより、どうしようもなく相容れない)。

* 末尾に関連の飜訳後記あり



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。

さぁ、ショーを楽しみたまえ。2017年8月に私達が経験するコズミック・ドラマはそう頻繁に見られるものではない。だが、自分がリクエストした芝居が悲劇ではなくコメディであることを忘れずにいることだ。そしてこの事も覚えておいたほうが良い。アストロロジーはけっして何かの原因ではなく、地球上に起きる出来事との相関関係を示すものだ。私達は皆、避けられない出来事がどんなものになるかを選択する自由意志を持っているのだ。







訳文ここまで
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*飜訳後記

  この記事は北朝鮮建国図(ジェミー・パートリッジのレクティファイ・チャート)、米国、トランプ大統領、そして中国のネイタル、プログレッション、トランシット等を検討し、8月の日蝕がいかに2017年~2020年にかけての戦争の危機を浮き彫りにしているかを示唆するものとなっている。

ここで気になるのは当事者の一人である金正恩氏のチャートだが、誕生した年にも異説があり、翻訳者の知る限りでも3種類の出生データが存在する。その中でも特に注目に値すると思われるのは、アストロロジャー、ポール・サンダースの調査とレクティファイによるチャートで、1984年1月8日朝の生まれとするもの。このチャートでは、他の2つのチャートと同様にネイタルの太陽に現在トランシットの冥王星が乗っている。ネイタル、プログレスとの連動があれば、これだけでも最悪の場合は人生の崩壊、または徹底的変容を決定付ける出来事を示唆するケースも見られるが、さらにこのチャートでは、MCに乗るネイタルの火星が現在IC上に来ているトランシットの天王星とオポジションを形成し(暴力的衝動をどう昇華するかの挑戦)、日蝕とはそれぞれセクスタイルとトラインを形成してエネルギーを回す形となり、同時にネイタルのカイロン(潜在的な "傷" の痛み)とはスクエアを形成している。

またプログレスの火星は10室ネイタルの土星にコンジャンクト、月はネイタルのカイロンの上に来ており、破壊的な衝動や何らかのコンプレックスによる葛藤を示唆している。その他にもプログレスの木星が彼の人格的なテーマ「フラストレーション」を意味するアセンダントに来てエネルギ―を増大させるなど、小惑星絡みを含めて多くの鋭利なアスペクトが形成されており、現在~数年中に訪れる大きな危機/挑戦を示唆するものとなっている。このネイタルチャートはいわゆる「核アクシス」と呼ばれる射手座・双子座軸に月のノード軸と金星、木星、天王星、海王星が在泊しているが、現在はトランシットの土星(とフォルス、イクシオン)が射手座を運行中で、核を持つことに対する彼の執着に現実の重みを加えていることも特筆に値する。土星はこのチャートではアセンダントの支配星であるため、核開発は自分自身のアイデンティティを象徴するものとなっているのかもしれない。

  また、今回の日蝕は日本の戦後始原図にもその影響をはっきりと顕している。戦後始原図(主権回復図)では現在プログレスの太陽がネイタル7室の天王星とコンジャンクト(同盟・近隣国との関係変革か)。 そして日蝕は8室ネイタルの月のサウスノード上で起き(つまり北朝鮮の土星、そしてトランプ大統領のアセンダント+火星と日本の月のサウスノードはコンジャンクトで、カルミックなしがらみとエネルギー放出を示す)、同時に蠍座終盤度数のプログレスの月とはスクエアを形成する。そしてトランシットの火星はネイタルの8室冥王星にコンジャンクト。これは何らかの強い力が働いて脱皮や過去との訣別が起きてくること、あるいはそうするべき時が至ったことを示唆すると思われる。

8室はマンデーン・アストロロジーの場合、主に金融経済、負債または主立った破壊や死、崩壊を象徴するとされるが、これが北朝鮮を中心とした現在の不安定な世界情勢に絡んでこれからの数年間、どんな筋道を意味するかは予断を許さない。また、この日蝕ではトランシットの木星が主権回復図MC上のネイタル海王星とコンジャンクト、これに対しトランシットの冥王星がスクエアを形成している。木星・冥王星スクエアは、しばしば熱心かつ執拗で妄想的な魔女狩りとも関連する(土星・海王星ペアより表面と内実のギャップは深いかもしれない)が、これが天頂に輝くネイタルの海王星(これを最善の形で使うことは可能だし、大いなる希望でもあるが、上記コラムにも解説されているとおり、現状の集合意識にとっては非常に難しい)とハードアスペクトを形成して政治の停滞と混迷を助長しているとも見ることが出来る。

天頂に海王星を持つということは、国のチャートとしてとても挑戦的かつハードルが高いかもしれない。現実逃避や幻想への誘惑も多く、優しさの影に無力感と拒絶をはらみ、たとえ正当な理由があっても闘いを避けるためには欺瞞も使うという矛盾した傾向も顕れやすい。おそらく他者(諸外国)にはまるで "ヌエ" のように見えがちで、理解しにくい部分が多いのではないだろうか。けれどこうしたチャートを持つ以上、現実的世界情勢への対応と高度な精神性追求という、ある意味両極の領域を模索していくしかないのかもしれない。(もう1つの戦後始原図、現憲法衆院可決図では、海王星が国総体と国民性を示すアセンダントの支配星となっている。また、今回の日蝕は12室の月とオポジションで起きる。)

けれどこの日蝕には物事や観点を一新していくにあたって強い力を持つという側面では非常にポジティブでもある。これはまず、集合意識より先に個人レベルで起きていくのではないだろうか。もし、表面的な喧噪に惑うことなく混沌を通り抜ける力がありさえすれば...。


(以上の記述はあくまで飜訳者hiyokaの個人的見解です。)


August 07, 2017

●8/8の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで8月8日03:19前後、北海道周辺で03:25前後、関西方面は03:10頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で02:42前後に水瓶座15°25'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 水瓶座15°~16° + 太陽 獅子座15°~16°】
  "Two lovebirds singing on a fence" +
  "A pageant"
『フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ』+
 『ページェント』

  "A big businessman at his desk" +
  "Sunshine just after a storm"
『デスクに向かう大物実業家』+
  『嵐が過ぎた直後の陽光』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~8/21】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★変化を前に「ここ」と「あちら」の境界 ― どこでもない場所 ― に立つ
→★直面する現実や未解決の悩みを忘れてひととき異なる世界に没頭する
→★溜まった澱を吐き出すための馬鹿騒ぎや耽溺がもたらす思わぬ効用
→★何気ない笑いやふとした滑稽さによって救われる気持ち
→★何をしようと全ては正しい流れに繋がるという深い感覚/確信を持つ
→★仕事をこなし責任を全うすることから生まれる高揚感
→★別れ行くこと、道を分かつことの解放感と幸せを噛みしめる
→★奥の深い駆け引きや目に見えにくい策略に注意する必要
→★光と影の両方を丸呑みにして立ち向かうべき壁に出会う
→★新しい道、新しい希望への瞬間的な閃光をかいま見る
→★無意味な犠牲や身に覚えのない責任追求に対して冷静に対応する必要
→★長い間熟考し準備してきたプランが突然変化し新たな観点が生まれる
→★今、最優先すべき事柄に対する新たな気付きが浮上する
→★長い間使ってきたもの、支えになってきたものとの新たな葛藤と訣別の予感
→★移ろいゆく刻の狭間で二度と戻らない瞬時の輝きをかいま見る
→★捨てるべきものを出来る限り捨て、新たな流れに備える必要・・・→


エネルギーのポイント:新月『圧縮し、噴出し、無になり、軽くなる』』
            
            満月・月蝕『精神のギアを切り替える』 


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★この時期の惑星アスペクト★
— 留意すべきものをとりあえず思い付くままに —

天王星とエリス、土星とイクシオンとフォルス、月のノースノード
 のグランドトライン
  ・バランスを欠いた状態に気付かないまま突っ走らないよう注意
  ・自分を貫きたい強い衝動、または内向きに籠もる傾向
  ・ユニークな想いの力を無駄に消費せず持続力を保つ必要

逆行直前の水星と金星、そして小惑星パラスの小三角
  ・安定感と公正さとケアを求める心理的傾向
   (政治全般に対してもこの側面が求められるかも)

8月13日~9月5日 水星逆行(現在シャドウ期)
  ・乙女座11°台~獅子座28°台(日蝕が起きる位置)
  「逆行」の原理やテーマについては3年前の記事に詳しく書いたので良かったらどうぞ

8月11日~13日 天王星・海王星セミスクエア、火星・海王星クインカンクス
  ・「信頼」の欠如、「狭い視野で物事を断定すること」の危険
  ・苛立ちと耽溺、無益なエネルギーの浪費に注意
  ・やるべき事があるなら集中力の新しい維持法を試す価値があるかも

8月16日~18日 金星・木星・冥王Tスクエア
  ・護らねばならないもの(金銭面・精神面または愛情面)や役割の重荷
  (深入りしすぎに注意)
  ・哀しみ、または怒りの衝動を創造的な行為の力に変えていく必要

8月22日 3:30 新月・日蝕


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        さぁ、8月。注目すべき日蝕 ― ザ・グレート・アメリカン・イクリプス ― を迎えるにあたってそのプレリュードとなりそうな月蝕がやって来ます。通常のルネーションなら満月は前回の新月のテーマがそのピークを迎えるタイミングであり、次の新月から真新しいテーマへと移り変わると考えられます。けれど、今回は22日未明の日蝕の影響力がとても強く、いつも以上に前倒しの…というか、どことなく蝕特有の「象徴的な」エネルギーを感じているひともいるかもしれません。身の回りで、あるいは自分自身の内側で。またはわたし達を取り囲む社会 ― あるいは地球で。何がとははっきりと言い切れない、けど底深い変化の兆し。良くも悪くもうっそりと立ち上がってくる何かの感じ。さぁ、どうかな?

ルネーションの原理(あくまで原理でありアスペクト等によって感じられ方は様々だけど)はたとえばこんな感じです。新月で受胎した新たなエネルギー(テーマ)が上弦での孵化を経て成長し、満月でそのピークを迎える。そして下弦での最後の挑戦/調整を経て鎮まっていき、再び次の新月で新たなエネルギー(テーマ)が充填される。月の巡りごとに、寄せては返す大波小波の繰り返し。けれどどんな大岩も長い刻を経てその波に洗われ、少しずつカタチを変えていく。いつのまにか、新しい景観が創られていく。岩であり地球であるわたし達と、星々から寄せ来る大波小波の、いわば共同創造としての変容(または成長)。


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  じゃ「食/蝕」はどうかというと、月蝕から日蝕への流れはこうしたルネーションのリズムの中に生じる特別な「死のプロセス」だと言えそうです。死すべきものが死んでいく。終わっていく。それを感じ取り、訣別していく。または、別れのための準備が進んでいく。特に今回の月蝕はサウスノード・イクリプス、つまり「過去」からの「癖」や「しがらみ」、「執着」が剥がされていくような働きが強調されます。まずは脱皮。そしてその後に新たな薄皮が張ってくるのを待つ。…今、もしそんな兆しを感じているなら、プロセスに抵抗せず何が内側に起きるかを観察してみる。内側でギアが切り替わるのを感じてみる。「死」こそが新しい萌芽をもたらすことを "知って" 変化を受け入れる(その萌芽は日蝕から少しずつカタチを顕すかもしれない)。もし何らかの変化が訪れるなら、それは良いとか悪いとか、多分そんな判断を超えて大元の自分が決めたはずの流れ。それを信頼してみる。 …この月蝕期はおしなべてそんな雰囲気の中を進むことになるかもしれません。

また、この月蝕はフィクスト・サイン(固定宮)のちょうど中間点、水瓶座・獅子座の15°台で起きます。これはアストロロジャー、エリック・フランシスが言うところの「エリーズ・ポイントの中間点」。エリーズ・ポイント(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の各0°~1°)とは「個」と「社会」が互いに斬り結ぶ地点、つまり自我が否応なく社会や集合意識と直面し、意識・無意識の両面で互いに影響しあうホロスコープ上の「交差点」のようなものです。で、各ポイントから45°の位置、つまりそのミッドポイントにあたるのが牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の15°なんですね。なのでこれらの度数は「準エリーズポイント」とも呼ばれます。そしてそこでは「自分が社会とどう関わり合っていくのか?」という点について、おそらく何らかの調整が行われるのではないかと思います(今回のサビアン・シンボルにもそんな感じのテーマが顕れています)。


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        ところでチャートを細かく見てみると、今回の満月図には「ダイヤモンド・フォーメーション」というアスペクトパターンがうっすらと浮かび上がります。これは双子座のアスボルス(サバイバル)・小惑星レクイエム・TNOカオスの三つ組みを入れることで成立するのでそれほど強力ではないけれど、双子座中盤~終盤に主要惑星や感受点を持つひとは、もしかしたら影響を感じられるかも? ダイヤモンド・フォーメーションはとてもしっかりと堅固な構造を持ち、その構造の中でけっこう破綻無くエネルギーが回っていきます。

それ自体は効率的にも良いことなんだけど、たとえばネイタルでこのパターンを持っているひとは、人生のどこかの時点でそれまで歩んできた道から大きく逸脱し、全く別の方向へ進む傾向があると言われています。いくら高効率とはいってもあまりにガチガチに構造化された枠組みがあると、人間ってどうしても息苦しくなりがち。『本当にこれでいいのか?』なんて。だからたとえそれまでが恵まれた環境や状況であったとしても、壁を破って反抗したくなるのかな。。 それは良いとか悪いとかじゃなく、未知を求める人間の原動力のようにも思えます。 なのでもしかしたら、この満月・月蝕図のダイヤモンド・フォーメーションを使って過去と訣別し、新たに羽ばたこうとするひと、今までと違う未来を思い描くひともいそうです。


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  そう思うと、次の日蝕が「ヤヌス度数」、つまり過去と未来の狭間で後ろ向き・前向き2つの顔を常に持つと言われる28°~29°で起きるというのも興味深いですね。新しいテーマ、新しいエネルギーを得たとしても、わたし達人間ってそんなにカチッと変われるわけじゃない。社会全体はそれ以上にゆっくりしたペースになるのかもしれない。けれどそれでも、悩んだり後ずさりしながら、わたし達は新しい領域に足を踏み入れていくのだと思います。そうそう、冥王星にスクエアを形成中の木星には今回、小惑星ルビコンがコンジャンクト中だったっけ。。 そう、あのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が「もう後へは退けない」と決断して渡ったと言われる「ルビコン川」からとられた名称を持つ小惑星です。つまり「賽は投げられた」ってこと。意識してか無意識の内にか... どんな形をとるのか... それはひとによって様々だけど。わたし達はそれぞれに、この蝕の時間帯のどこかで人知れず…自分自身の手で賽を投げるのかもしれません。その賽の目を、自然体の流れを、信頼していきましょう。


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★8月満月/月蝕のサビアン・シンボル★

        今回のサビアン・シンボルは、月・太陽ペアで進めていきたいと思いいます。まず最初のベースになるペアは月が水瓶座15°の『フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ』。そして太陽が獅子座15°の『ページェント』です。ページェントとは、元々歴史的な出来事を祝ったり記念したりするパレードのことを指します。日本で言えば山車やホコが練り歩く、各地方のお祭りの感じに似ているかな。また、今の時代はいわゆる「美人コンテスト」を指すことも多いようです。とても獅子座らしい、華やかなシンボルですよね。

この2つの対極シンボルの共通点を今回の月蝕に的を絞ってひとつだけ挙げるなら、それは『隔てるもの』だと言えるんじゃないかな。一方はこちら側とあちら側を隔てるフェンス。もう一方は「見る者」と「見られる者」を隔てている「見えない垣根」です。


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        フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ。。 ボタンインコはとても華やかな色の羽根を持ち、ラブバードと呼ばれるくらい愛情深い鳥だと言われます。なのでフェンスの上で唱う歌も、きっと優しい愛の歌なのかもしれません。なんだかとても平和で楽しげなイメージ。。 水瓶座の中間点で、至福の愛を唱う小鳥のカップルは、水瓶座の社会的スローガンとも言える愛と平和、自由と平等の理想を映したシンボルにも見えます。ひと組のカップル、2羽のインコはグループや社会の最小単位。パートナーとの出会いは、獅子座が追求する個の表現 — てっぺんに立つひとり — とは決定的に異なります。「1」と「2」の間には、果てしなく大きな人生の空間が拡がっています。全てと手を繋ぎ合うことの第一歩 — 誰かと真に向き合うこと — への道程は、わたし達にとって一生をかけた大きな挑戦になるかもしれません。 

けど、この鳥達が唱う場所は…どうして家の中じゃないんだろう? どうして林の中や木々の枝じゃないんだろう? 何故、こちら側とあちら側を分け隔てるフェンスの上に? 彼らは共に、これから何処へ向けて飛び立っていくんだろう...? フェンスとは、こちらから見ればこちら側に見える。あちらから見ればあちら側に見える。 けど本当は... こちらでもあちらでもないところ。実は、何処でもないところ。

        一方、ページェントで大通りを練り歩く移動舞台の上では、様々なコスチュームをまとった役者や美女達が華やかな歴史の一幕を演じています。


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  祭りの演し物を一目見ようとやってきた人々がひしめく沿道。あちこちから起きる歓声。道ばたの群衆と、ゆらゆら揺れながら移動していくステージ。それは見る者達と、見られる者達の空間が交差するところ。同じ場に存在していながら、そこには日々の現実の延長とは全く異なる空間が創られ、人々はひととき、あちら側の空間を見つめることでハレの日の夢を見ます。見る者と見られる者。こちら側とあちら側。その間に横たわる、見えないフェンス ― 境界域。そこは、「どこでもないところ」。どこでもなく、だからこそ、どんな分離も存在しないところ。「拡がっているわたし」が「わたしに映った世界」と出会い、全てのこころを震わせているところ...。

太陽は自我がひときわ膨らむ獅子座の中間点にあって、「見られる者」として派手やかにふるまう「わたし」と、「見る者」として様々な反応を対象にぶつけていく「わたし」とを浮き彫りにしています。もしかしたら、そんな二通りの「わたし」が真に「ひとりのわたし」となって完成するところは…見る者と見られる者の間に存在する見えない境界域なのかもしれません。ゆらゆらと揺れ動きながら移ろっていく日々の中で、わたし達は今、幸せそうに唱うラブバードを見つめています。。

月蝕を迎え、そして日蝕を待つわたし達の多くが今、それぞれの "こちら側" から "あちら側" へと移行しつつあるのなら。今、その狭間にあって。もしかしたら皆それぞれに自分だけが知る「どこでもない領域」に足を踏み入れようとしているのかもしれません。それを単なるいつもの過渡期と捉えてもいいのだけど。でも、知らぬ間にひときわ深く大きなルビコン川を渡りつつあるひとも少なからずいるのではないでしょうか。。


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        さて、月と太陽がとっていくメインのシンボルは、月が水瓶座16°『デスクに向かう大物実業家』、そして太陽は獅子座16°『嵐が過ぎた直後の陽光』です。デスクに向かう大物実業家って、水瓶座の中間ポイント〜後半への第一歩らしい構図だなぁ。厳しいビジネスの世界で「大物」と自他共に認める存在。イメージとしては、視野が広く、ビジネスの手腕はもちろん、ひとを見る目、知識、経験・戦略、財力があって、権力構造にも精通してるような...そして何より運にも持続と忍耐の力にも恵まれてるような...(実際に存在するとしたらほんの一握りだと思うけれど)。とにかく多くのひと達を引っ張っていくだけの理念やビジョンを持つ、スケールの大きな人物像が浮かびます。また彼に敵対する立場から見れば、手強くて冷徹な存在かもしれません。で、そんな大物の彼は今、デスクに向かって何やら仕事をしているようです。次に展開する新規ビジネスの世界戦略でも考えてるのかな? 



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  彼は巨大な責任を負う立場です。仕事が大きくなればなるほど、リーダーとしての責任は重くなります。彼の目前には日々変化する現実が迫り、火急の決断を求められます。ひとつの判断ミスがどんな大損失を招くかわかりません。その影響力は大です。ならばまず自分がやらなければならないことを、やり抜く。今の彼を創ったのは、実はそんなシンプルな生き方の積み重ねだったのではないでしょうか。

このシンボルに出て来る「デスク/desk」とは、重役室とか大統領執務室などに置いてある大きくて平らで、大抵は正面を高級木材で覆ってある(つまり他者からは足下を見られない)書き物机です。その平らな天板の上で、今までどれほど重要な物事が決められてきたことでしょう。B.ボヴィによると、この「desk」はラテン語の「discus」がその起源で、二重語としては「disk」もあるそうです。そしてこれは両方とも『円盤状のもの』という意味です。 


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  人間が知識を集め、物事を考え、それを記録するための「場」を成す机。世界を動かそうと戦略を熟考する大物実業家にとっては、きっと今後の仮想世界が拡がっている机。それを指すことばがもともとは「円盤状」という意味を持つって、とても興味深いと思いませんか? 特に...日々円盤状のホロスコープと向き合っているアストロロジャーならば。。 円盤とは、回転するもの。存在ある限り、回り続けるもの。

じゃ、もしかして大物実業家の前に置いてある机の真の姿は… 回転する地球? いや太陽系? 銀河系? それは回り続ける。昼があり夜があり、星が生まれ、星が死ぬ。刻の流れを軸として死と生がめぐりめぐる... 世界そのもの。

        けれど実際の大物実業家にとっての円盤は、また違って見えているのかもしれません。たとえば、この世界をめぐりめぐる、平たい円盤状の何か。貨幣…コイン。。  今は物質としての金の価値を基準にした金本位制から不換紙幣の時代になり、さらにカタチを持たないビットコインなどの仮想通貨が台頭してきたけれど、それでもわたし達にとっての貨幣のイメージは昔からあまり変わっていないように思えます。たとえば今、手の平に乗る10円玉... 。世の中をめぐりめぐって多くのひとびとの手に触れてきた、鈍い土色の小さな円盤。そこには知らないひと達の人生と小さな思いの切片が無数に刻まれているのかもしれません。


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  「富」とは、そんなささやかな価値が積み上げられ、膨大にふくれあがったもの。大物実業家は、移ろいゆく世界に対峙して、その富を動かすひと。 だから彼と彼の仕事を支えるデスク=円盤とは、今の社会をその根本で支える経済構造 ― 貨幣/通貨システム ― だと言えるかもしれません。 これもまた、わたし達がけっして無視出来ない現実です。そのこと自体にまつわる善きことも悪しきことも、歓びも哀しみも怒りも含めて。けれど円盤は回り続ける。昼があれば夜が来る。光と影を生み出しながら、常に変化して止むことがない......。

        一方、今回地球が部分的に遮る太陽光には、獅子座16°『嵐が過ぎた直後の陽光』というテーマを持ちます。そういえば今、台風5号が来ていますね。すでに九州南部や近畿地方に被害が出ているとか。8月の蝕の期間は特に自然災害も示唆されていることから、進路にあたる地域のひとは十分気を付けてくださいね。。。 


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  さて、このシンボル。ついさっきまで猛威をふるっていた台風が過ぎ去り、激しかった雨も止んで、流れの速い雲の切れ目から一瞬!サーッと射してくる陽の光。。 わたし達はそれを見て「何事も無くてよかった!それにしてもなんて綺麗なんだろう...」なんて思います。いえ、もしかしたら被害は出ているのかもしれない。裏山が崩れたり、木が倒れてるかもしれない。でも、それでも恐ろしい嵐が過ぎ去った後に射す束の間の陽光は、わたし達にひとときの慰めを与えてくれるでしょう。「あぁ、終わったのか...。とにかくひと山越えたんだな...」って。

それは本当に、束の間の美かもしれません。まだ衰えぬ風の勢いに流されて、灰色の雲はすぐに陽光を隠してしまうでしょう。けれどそれでもわたし達は、一瞬射してくる明るい輝きに解放の象徴を感じます。どんなに暗黒の雲に覆われていようと、雨や風が猛威をふるおうと、そのはるか上には常に失われることのない輝きがあるのだと...。そして、明日も生きていくんだなって。


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        嵐の後の陽光。それは「束の間の永遠」の象徴です。それは、わたし達の胎内宇宙に生き続ける「永遠」を反映し、その美しさをかいま見せてくれるもの。まるで嵐雲のように変化し、めぐりめぐって浮沈を繰り返す人生の中で、一瞬、久遠の聖性を思い出させてくれるもの。ゆるぎない富を築いた大物実業家にも、道を求めて彷徨う名も無い戦士にも、幸せを探してもがく無数のわたし達にも、等しく訪れる内からの呼び声。。


この月蝕から日蝕へと続く、稀有なひとときを... みんな、こころ豊かに過ごせますように。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

August 06, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “7月の米国経済は非農業就業者数が20万9000人の増加となり、予測の18万3000人を大きく超えた。失業率は4.4%から4.3%とわずかに低下、就労率は62.8%から62.9%へと僅少だが増加している。時間あたり平均賃金は9セント上がった... 労働統計局の調査によれば、トランプ大統領の就任以来新たに職を得た就労者数は100万人を超え、その波は今後も続きそうだという。”

— Adam Shapiro and Suzanne O’Halloran
  “U.S. Adds More Jobs in July than Expected”
  foxbusiness.com 2017年8月4日付


        “ポップ・カルチャー時代の大統領職がはらむ危険性は、政治的地雷を含む現実について実際のところ何も知らされないことだ。今週、トランプ政権は臨死体験を味わった。トランプ氏にとって注目に値する出来事は、ロシア、イラン、そして北朝鮮に対する制裁措置を課すために行われた上院と下院の議会投票だった...  巷の話題になったのは桁外れの投票結果で、下院では賛成419票に対し反対3票、上院では同98票対2票で法案が可決している...  これは現職大統領への不信任投票だ。ある共和党議員が匿名で語った言葉によれば『我々はロシアに関しては彼をまったく信用していない』そうだ。”

— Daniel Henninger
  “The White House C-Words”
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月3日付


        先週はドナルド・トランプにとって良い週ではなかった。議会において彼を支えるはずの仲間が、政権剥奪への流れを作るいくつかの重要な手段を取ったのだ。さらに、ロバート・ミュラー特別検察官は、2016年の米国大統領選に介入したロシアとの共謀疑惑について、起訴するかどうかを決める大陪審を選出した。これらの出来事や他の多くのイザコザに対する彼の反応を表現するために先週多く使われたキーワードは「激怒」だった。ドナルド・トランプは議会に「激怒」し、共和党に、民主党に、そしておそらくはホワイトハウス広報部長としての最初の10日間の内にメディアへの攻撃的な態度によって解任されたアンソニー "ザ・ムーチ"・スカラムーチに「激怒」している。

アストロロジー研究者にとって「激怒する」というのはまさに火星が持つ象意の1つであり、トランプ氏は彼の出生図の火星とアセンダントが位置する獅子座の度数に8月21日の日蝕という大波が刻一刻と近付いてくるにつれて、自分自身の内に在る火星の生々しくも大いなる力を感じつつあるはずだ。火星とアセンダントは両方とも個人のホロスコープでは主要なパートを占めるものだ。もしかしたら彼の目は血走り、いやひょっとすると体の他の穴からも血がほとばしるという光景さえ見られるのかもしれない。

まったくもって先週は、ドナルド・トランプ(または米国とヴェネズエラの政府)にとって良い週ではなかった。だが世界の多くの株式市場にとっては非常に良い週だった。ダウ工業平均は次々に史上新高値を更新した。だが、それにもかかわらず奇妙なことにナスダック総合やS&Pとは足並みが揃っていない。インドのニフティにはまたも史上新高値が示現した。チューリヒのSMIと香港のハンセンも数年ぶりの高値をつけた。ロンドンのFTSE、ロシアのMICEX、中国の上海指数は数ヶ月ぶりの高値を記録した。しかしながら、ドイツのDAXは反対に、4月中旬の金星順行以来の最安値水準に落ち込んでいる。

  多くの株式指数に見られた新高値へのブレークアウトは、8月2日天王星逆行開始と関連付けられる。惑星が逆行運動を開始または終了する時、その惑星が持つ力学は人間活動の分野において数日の間強調される。天王星が逆行前の滞留に入っている間、あらゆる境界や期待感は脅かされる。そしてしばしば侵される。天王星が絡む時は、市場がブレークアウトするのかダウンするのか、または反転するのかは誰にもわからない。その結果として、いくつかの株式市場が既存の抵抗帯を突き破って新高値をつけることで境界を侵した。

しかし他の市場、たとえば金や銀は、8月2日には数週間ぶりの高値水準まで舞い上がっていたが、天王星が方向を転換したその日の内に反転し、金曜に向けて急落している。これと同じリバーサル・パターンが起きたのはユーロ通貨で、まさに8月2日には30日ぶりの新高値をつけ、その後反転して金曜まで急落してきている。米ドルはその反対に、やはり8月2日に2016年5月以来の最安値レベルに落ち込み、その後急激に反転上昇して週末を迎えた。原油は8月1日にここ2ヶ月で初めてバレルあたり50.00ドル以上まで再反騰したが、金曜には再びその水準のはるか下まで落ち込んだ。ところで、原油は今や夏至(6月20日)につけた安値42.05から反騰して8月1日には50.43と、20%の反騰をしてきている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “巨大な債券ポートフォリオを削減しようというFRBによる不気味な企てには酷い実績がある。事実上、中央銀行が過去にこれを試みたケースでは、その後 毎回景気後退が起きている... FRBは以前にこの削減計画を6回実行に移している。1921年〜1922年、1928年〜1930年、1937年、1941年、1948年〜1950年、そして2000年だ。MKMパートナーズのチーフエコノミスト/マーケットストラテジストのマイケル・ダーダによれば、なんとその内の5回が景気後退を迎えて終わっている。”

— Jeff Cox
  “The Fed’s About to Try Something that Almost Always Has Ended in Recession”
  cnbc.com 2017年8月2日付

        “元FRB議長アラン・グリーンスパンは金曜、債券市場が崩壊の崖っぷちに来ており、それが株価の今後にとっても脅威になるとして大いに警鐘を鳴らした... 長年にわたって議長を務めた氏はこうも語る。『長期に及ぶ低金利が今にも終わろうとしており、それと共にかれこれ30年以上も続いた債券の強気市場も終わる。現行レベルの金利は異常に低く、行き着く先はたった1つだ。これが始まればその進行は恐ろしく速いだろう』”

― Jeff Cox
  “Greenspan: Bond Bubble About to Break Because of ‘Abnormally Low’ Interest Rates”
  cnbc.com 2017年8月4日付

        さぁ、2017年の強大な「蝕」のゾーンへようこそ。8月7日月曜(日本時間8日未明)、水瓶座 — 獅子座軸の15°台で月蝕が起きる。太陽はいまだに獅子座で火星とコンジャンクトしているため、一部の人々にとっては引き続き憤然と色をなす「激怒」の時となるかもしれない。だが一方で太陽と火星は木星に対しセクスタイルを形成しているため、他の人々はいまだにパーティに酔いしれており、何事も単にエンターテインメントかスポーツのように楽しんでいる。そして次が8月21日の強力な日蝕で、オレゴンからサウスカロライナまで、米国中部を暗い影が横切る形となる。

この日蝕も火星はとはコンジャンクションだ。だから一部の人々は真っ赤になって「激怒」するか、または真っ赤になって激怒する人を批難しながら同時にパーティを続行し、直近の出来事をあたかもスポーツでも観戦するように楽しむことだろう。その競技の勝者となるのは、一番鉄面皮で — しかも危険なほど意地悪く — ふるまうことで皆を楽しませた者だ。

一方で、腫れ上がった火星と獅子座の日蝕は威勢のいい脅しやハッタリの時となる。また一方では、トップであること、または最も偉大であることを自負する時となるかもしれない。とは言っても、私達は株式市場のようにはなれない。あるいは、グリーンスパンによれば —  債券市場にもなれない。この時期はグリーンスパンが言うように、膨らみきったバブルの風船に針が刺される可能性を持つからだ。もしかするとこれらのバブルは最後の木星・天王星オポジションが起きる9月終盤まで続くかもしれない。だがそれまでに、現行の強力な火性エネルギー(日蝕、火性、月のノースノードが全てが獅子座に在って射手座の土星と牡羊座の天王星に火のグランドトラインを形成)は終わりを告げる。温度をどんどん上げていけるのは物が燃え始めるまでの間であり、それは火性星座宮に在泊する惑星達が、それに続くより冷えた領域の地性星座宮に移行するまでの間ということだ。移行は獅子座の日蝕の直後から始まる。

ジオコズミックな観点からは、直近で注目に値する2つの時期がある。その1つはたった今だ。私達は現在、天王星逆行(8月2日)、3度目にして最後の木星・冥王星スクエア(8月4日)、8月7日の月蝕のただ中にある。そして次は8月15日〜25日だ。これは8月21日に日蝕が起きるからだけではない。8月25日には土星が順行に転じる。一方、蟹座の金星(お金と愛情生活)は天秤座の木星(パートナー関係)、山羊座の冥王星(政府を転覆し人民に権力を!)、牡羊座の天王星(一番優秀な核兵器を持つのは誰だ)とカーディナルグランドスクエアを形成する。

そうだ。株式市場は他のハードアスペクトをかいくぐって反騰してきたし、今回もそうなるかもしれない。しかし、土星が順行前の滞留に入ると同時に、この獅子座(火性)のエネルギーの全てが乙女座の地性エネルギーに主役の座を譲り始めることを考えれば、私はこのパーティが終わらないと想定することはないだろう。長く続いた二大政党(party)である共和党や民主党でさえ、終わらないとは言えないだろう。結局のところ、世界の集合意識は膨大なリセットのただ中にあるのだ。そして皆さん自身の意識の在りようによっては、それは胸躍るような物事になるかもしれない。








訳文ここまで
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