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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーより発売されました。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。

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『マンデーン2016』こちらもマンデン・アストロロジーの知識が満載です。併せてどうぞ

July 08, 2017

●7/9の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで7月9日13:49前後、北海道周辺で13:55前後、関西方面は13:06頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で12:35前後に山羊座17°09'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月 山羊座17°~18° + 太陽 蟹座17°~18°】
  "A girl surreptitiously bathing in the nude" +
  "The germ grows into knowledge and life"
『こっそりと裸で水浴びする少女』+
 『知識と生命へと成長する胚芽』

  "The Union Jack" +
  "A hen scratching for her chicks"
『ユニオンジャック』+
  『ヒナ達のために地面をつつく雌鶏』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~7/22】
※数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分という存在の「大元」、物事の「原理」を掘り下げる必要
→★内部にひっそりと起きる、まだ何者ともつかない「発芽」の感覚
→★より繊細になっていくこころを現実の荒々しい日射しから護る必要
→★ひとも物事も、その「存在」自体があらかじめ内包している
       自然の原理に基づいて動いていくということへの気付き
→★「死」への深い想いから新たな「生」のあり方を発見していく
→★注意深さ、慎重さ、秘密を守ること、謙虚であることの必要
→★今の自分を創り上げてきた知識や経験の全てを一度そぎ落としてみる
→★新しい気付きや発想が無事に孵化するまで口を閉ざし守り続ける
→★自他を襲う感情の波にあえて足を踏み入れ、何が起きているかを見る
→★性的な誘因力や切っても切れない絆の不可思議さについて深く思考する
→★本音や本心を誠実に吐露することの苦しさや悩みを乗り超える
→★こっそりと何か新しいことを試みることで得る気付き
→★自分の背骨となるもの(カラー)を確認し、それを明示していこうとする心理
→★自分が羽を休ませることの出来る場所、居るべき・帰るべき場所を認識する
→★「女性嫌悪」または「男性嫌悪」の下に潜む「真の動機」を探る必要
→★外では傍若無人にふるまい、家庭では気を遣う傾向、またはその反対
→★世界のどこかに自分の足跡を残したいというひそやかな願望
→★何かを護ろうとして過度に攻撃的、批判的になる傾向に注意
→★自然な本能としての男性性と女性性を自分の中に見て統合していく必要・・・→


エネルギーのポイント:新月『過渡期に耐えて自己の姿勢を整える』
            ↓
            満月『何かがはがれ、そして何かをまとう』 


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        エリスと月と水星がTスクエアを形成した日に行われた都議会議員選挙も終わり、北朝鮮の大陸間弾道ミサイルは日本の排他的経済水域に落下、首脳間の意見対立を抱えて開かれたG20の開催地ハンブルグでは反資本主義を叫ぶ抗議デモが暴徒化、そして九州北部地方は記録的な豪雨に襲われ、今も多くの地域が孤立、現時点で16人の犠牲者が出るなどとても大きな被害が出ています。。 

フォーキャストやマンデーン・シリーズ、そして「マンデーン2017」発売時にUPしたスペシャル掲載記事(『フォーキャスト2012』から「天王星・冥王星ワクシングスクエア」についての章を抜粋した記事)にも描かれていた大きな変化の潮流が孵化し、他の惑星達の動きとも細かく連動しながら…いよいよ身近な現実として育ち始めたと実感しています。

(もしマンデーン・アストロロジーに興味があってまだ読んでいないひとがいたら、ぜひ一度目を通してみてね。
1- 天王星が冥王星に対しワクシングスクエア―全ては天王星と冥王星に尽きる
2- 天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉』)



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        さて、今回の山羊座の満月。。 チャートを見ての通り、アスペクト的には「カーディナル・グランドスクエア」の復習とでもいうか、もう一度 別な...あるいは多様なカタチを通して個々にそれを追体験していく。そんなニュアンスを秘めているようです。

まずは蟹座の太陽(と火星、そしてケンタウルス族のキラルス/闘争と犠牲、突然襲う不慮の死や喪失)、牡羊座の天王星とエリス(と小惑星ディライラ、アンティオペ、ニオベなど/闘争や裏切り、味方やグループと組む、大切なものを喪う悲しみ)、天秤座の木星(と小惑星アルテミス、ネヴァーランド/完全主義とプライド、妄想やファンタジーの世界)、そして満月が織りなすカーディナル・グランドスクエアです。

おまけに山羊座の満月は冥王星とコンジャンクション...と思ったら、ケルト神話の冥界の王、冥王星族のアーラウンともコンジャンクトしているんですね(オーブ1°)。 アーラウンは海王星との共鳴軌道を持つTNOの中では最大級の星。確か少し前にこの惑星のことは記事に書いたような気がするけど、このところ冥王星とずっと共に働いているアーラウンは、自分自身の拠りどころとなるような「信条、世界観、または信仰」そして「人生哲学」を「冥界や死のイメージ」を通して揺さぶり、自分や他のひと達を動かしていく「深い動機」に気付かせるような働きをします。


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  そのエッセンスは魂レベルの勇気、そして火と炎の輝きではあるのだけど、そこは冥界の王、一筋縄ではいきません。日々この社会や世間を生きていく(または生き延びていく)中で、どこか習慣的だったり浅いレベルで「こんなもんだよ」と自分自身を納得させ、内部の深みにひそむザラッとした違和感に気付かないフリをしているわたし達に「なぜそうする?」「自分で口にするその理由は本当か?」「君の真の動機はいったい何処にある?」と問いかけてきます。わたし達が自分の外側に見るすべての他者、すべての反応、すべての事象が自分自身という存在の「動機」―「なぜわたしは今ここに在るのか?」と深く関わっていることを意識させる... そして自己の内的宇宙に対してもっと真摯であれ!と手厳しく迫る... アーラウンにはそんな働きがあると言われています。

ケルト神話の中で灰色の衣をまとい、地獄の猟犬達を引き連れて死者の魂を追うこの冥界の王アーラウンが発見されたとき、その位置は射手座4°台。小惑星ルシファーとオポジションを形成しながら、常にすべてを自分の信条に都合良く曲げて受け取ったり、見たくないものに蓋をして合理化してしまいがちなわたし達が抱える "内なる悪" を「 じっと見る者」というテーマをを示唆していました。


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  チャート上の冥王星とアーラウンはこのところずっと協働しているけれど、その軌道の距離も今年いっぱい2.7AU(天文単位)と近付いているのだそう。こういう宇宙的状況って、(天王星やエリスとも関連しながら)今年から世界に如実に浮上しつつある沢山の混乱や混沌 ― ひょっとしたら狂気にも近い、人間内部のワケのわからなさ ― をわたし達に突き付けようとしているのかもしれません。…何かがおかしい。以前はこうじゃなかった気がするけど、どこがどうとかはわからない。でも、何かのタガが確実に外れてきている…(射手座の土星・イクシオンの合と双子座のカオスがオポジション。7月13日前後、金星とレクイエムの合にルシファーと土星からそれぞれクインデチレ形成)

夏至図に示されていた月のノード軸と小惑星ルシファーのTスクエアは、この満月図でもタイトに成立しています。前回の新月記事の中で、こう書きました。

        『そんなわけで、2017年の夏は集合体としてのわたし達にも個としてのわたし達にとっても、大なり小なりひとつの「岐路」がやってくるのかもしれません。その分かれ道は 現実面と精神面、どちらに来るだろう? ひとによってはその両方かな?

ここでわたし達が下した選択が小さな流れを創りだし、やがては河となり海に注ぎ、秋~冬・来年にかけて、またひとつのかたちを取って顕れてくる。何かが人知れず...そっと滑り出していくような、夏。』 

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  そして、世界中で沢山のアストロロジャー達が注目している8月の日蝕へと向かうわたし達... 新月で宿ったテーマがピークを迎えるこの満月は、真夏へのプレリュードとして、とても意味ある時間帯になるかもしれません。

魚座14°台の海王星(社会的・政治的・霊的を問わず「力」の正しい使い方を本当に知っているのか?身に付けているのか?という問いの位置)と牡牛座14°台のケンタウルス族エケクルス(超然と孤立して自己を貫こうとする位置、一点集中)から、天秤座14°台の木星に向かって神の指YODが形成されています。木星が位置するシンボルは『円環路』または惑星が持つような『円軌道』と訳すことも出来ます。

たっぷりの「水」と「強烈な集中力」が向かっていく先は、ある種の危機、またはプレッシャーを通してもたらされるターニングポイントです。 またいつもの堂々めぐり、同じことの繰り返しに終わるのか? それとも何かに打たれて目覚め、まったく異なる円環にワープしていくのか? 


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  天秤座14°台はあの9.11テロ事件チャートのアセンダントでもあり、また直近では去年の阿蘇山の噴火チャートで太陽が在泊し、山羊座の冥王星とスクエアを形成した位置です。日々の何気ない暮らしの幸せや楽しみ。一見、当たり前のように続くいつもの道。けれど、それがあることをきっかけに失われる。打ちのめされたわたし達は、やがてもがきながらもそれを乗り超えてく。こうして いつしかひとは、再び元の円軌道を巡る自分を見出す。経験を重ね、成長した姿で。おそらくはそれが人生。哀しみと歓びと、美と小さな驚きの数々を食物として。けど、果たしてわたし達がそこから出ることはあり得るだろうか? この世を旅立ったとしても、その円軌道は永遠に続いていくのだろうか? そんなことを考えながら日常をふり返ってみると、この木星の位置はとても興味深いです。



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        さて、いつもならこの辺でサビアン・シンボルの詳しい説明に入るのだけど。今回は満月(新月のテーマの中での果実)でもあるし、時間も無くなってしまったのでスタイルを変えて短くしますね。まぁ、キーワードも沢山出し過ぎてしまったことだし(^_^;。 

では、この度数の流れを語るとしたら...うーん、今はこんな感じかな。。(抽象的なスケッチを、自分なりの物語に変換して考えてみてね。)


        新月で「すっぽりと毛皮にくるまれ、換毛期の鹿を連れた男」は今、こっそりと裸になって水浴びする いたいけな少女の姿として顕れている...

とても繊細でデリケートな内面 ― 水の世界 ― の中に、まるで元からそこに潜在していたかのように芽生える新しい強さ。けれどそれはまだ、とても純粋で傷付きやすい。そしてその美は、おそらく簡単に凡庸な日常へと変質し、色褪せていく。 

だから静々と。ひそやかに。誰にも知られずに、自分の感覚の深みに足を踏み入れてみよう。それは、目を閉じてまだ生まれる前の「胚芽」であったころを思い出すことかもしれない。自分という存在の本質はそこにあり、膨大な物語「わたしだけの神話」はそこから始まっている。


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  目を閉じてまとった衣を、分厚い毛皮を、全て脱いでいく。裸で、ひらいていく。「本質」とは掴み取るものではなく、それに向かってひらいていくものだから。女であることも男であることも、そこでは丸くなってひとつ。ただ生きようとするいのちの意志が、ひとつ。



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        また少女は少年ジャックでもある。『僕には力があるんだ!そりゃ世の中にはスゲー奴がいっぱいいて落ち込むことだってあるさ。でも負けるもんか。僕には仲間だって沢山いる。みんなで力を合わせれば怖いものなんて無いんだ。クソッ 歯向かうヤツは悪! 正義は勝つ!さぁ、みんな集まれ! この旗印の下に!』 

無邪気で純粋でデリケートなこころを抱える少年ジャック。彼は自分の信じる「正しさ」を求めて走り、ぶつかり、転び、傷付き、そして再び起き上がる。そんな彼の許にはまた多くのジャック達 ― 友や部下が集まり、互いのぶつかり合いの中で 人間の崇高さ、そして下劣さと欲望の両方を学び、身につけ、大人になっていく。ジャック達の団結と同盟 ― ユニオンジャック。船首に掲げる栄光の旗印。やがて彼らは多くの国々を統治する大帝国圏を創り上げるかもしれない。



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  さぁ永遠の少年ジャックはこの先、いったい何を望むだろう? 今も彼を支えている頭上のユニオンジャック。けれど彼の足下には日々、細々とした問題が起きている。それは容易に大きな危機へと発展していくだろう。彼は多くのひとびとに、生き延びる術を伝えなければならない。自らそれを実践して見せねばならない。食欲旺盛なヒナ鳥にミミズの捕り方や種子のつつきかたを教える野性の雌鶏のように。それがユニオンジャックを掲げる大地の礎でもあるのだから。けれど雌鶏は知っているだろうか? 日々つつく地面に眠る種子の中にこそ、すべての理が渦巻いていることを?



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  少女が秘密裡に分け入る「存在のみなもと」。少年が掲げる「理想の旗印」。わたし達の中にはそのどちらもが両輪のように存在する。胚芽と、発芽。円環路の中で、欲望と罪の意識とひとときの歓びを味わい、生を問い求める中で。どちらも、ひとつ。丸くなって、ひとつ。わたしが、ひとつ。 

あれ、何だろう?  旗が立ってる....





〜〜〜〜〜〜〜〜〜

        次回 獅子座の新月は、いよいよ暑い熱い真夏への入り口になりそう。。 

満月をピークに影を増し、少しずつ閉じていく月と共に...みんな、平穏のうちに こころと体をゆっくり休められるといいな。。 しんとした楽しさと、どこからともなく湧いてくる仄かな嬉しさに包まれて...!






icypenitent





have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

July 02, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週7月10日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。
m(_"_)m

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告知:7月4日は独立記念日の休日のため米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

“大統領として成功するためには、トランプ氏は自分に統制力があることを示さねばならない。そしてそれには統治に何の関心も持たない恒久的な少数勢力によって機能出来なくなった共和党から自分自身を引き離す必要があるように見える。”

— Daniel Henninger
  “Should Trump Abandon the GOP?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月29日付


“ならば低能でどアホのミカとサイコのジョーが大晦日前後に3晩も立て続けにマララーゴにやって来て、私に会わせろと要求したのはいったいどういうわけなんだ。彼女はたるみを整形したせいで顔が血だらけだったぞ…”

— ドナルドJ.トランプ@realDonaldTrump 2017年6月29日


“『大統領、あなたのツイートは公職に値しないし米国政治の偉大さではなく悪い部分を象徴している。』リンゼイ・グラハム(共和党、サウスカロライナ)はそのツイートでこう語った。ミカ・ブレジンスキー氏はツイッターを通じて彼女自身の反応を提示したが、それはシリアルに手を伸ばす幼児を描いたチーリオス(リング状のシリアル)の箱で、そこには「小さな手*専用」とキャプションが付けられていた。”
(*大統領の手が小さいことは有名で、彼はそれを言われるのを非常に嫌がる)

— Eli Stokols
  “Trump Tweet Prompts Backlash”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月30日付


        先週はジオコズミック・パターンの理解に基づいた想定どおり、想定外の異常さが顕れた。株式市場が急落し、その後騰がり、また下がっては騰がり、これがしばしば同じ日の内に起きている。ファイナンシャル・アストロロジーの研究において、これはグランド・カーディナルスクエアに起因しており、先週のコラムでもこう述べた。

“先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥 王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかも これは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。”

しかし、これも先週論じたように『これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動く』 だ。先週まで2週間近く、トランプ大統領はその性格にも似合わずどっしり構えていた — 大統領らしくさえあった。だが先週終盤までに、彼はMSNBCの共同司会者であるミカ・ブレジンスキーとジョー・スカボローをターゲットに奇妙で不安定ではあるが、面白くもあるツイッター上の暴言を発し始めていた。心理学的に見て、私達はこのふるまいを「投影」の一例と呼ぶことが出来るだろう。一部の人々は女性の血液への強迫観念だとさえ考えるかもしれない。これは2016年のディベートでミーガン・ケリーに向けて放たれたものと同じイメージだ。

ここでのポイントは1)トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。そして2)これは非常に不安定な市場動向と結び付きそうだ。私達はその両方を先週目撃したが、まだ今後約2ヶ月間はこのじわじわと襲い来るサーカスじみた政治的空気に対応してやっていかねばならない期間がある。大統領が政治的リスクであることは、現況の株式市場にとっての最大のリスクだ。

これは彼の宇宙的青写真(出生図)を台無しにする火星のメッセージの否定的な側面だ。だが同時に、経済改革への彼のビジョンは株式市場にとっての大きな希望でもある。どちらが優勢になるのか? 成長と規制撤廃に向けた彼の楽観的な経済ビジョンか、あるいは彼の不安定で奔放な個人的ふるまいの方か? 市場はこれまでのところ前者に期待をかけてきたが、その信頼は今後2ヶ月の間に後者の罪過によって厳しく試されることになるかもしれない。

        他の市場を見るなら、ユーロ通貨は今年の最高値に舞い上がった。金と銀は6月26日月曜朝、米国時市場が開く前に急落して月の最低水準に沈んだが、これは売り注文の誤発注によるものと言われている。しかし、これが海王星逆行開始の直後に起きたことを考慮するなら、その説明が正しいとも思えない。私はこれが誤発注云々よりもむしろ中央銀行の動向に関連しており、先週FRB当局者達がもっとインフレ率が高まることが必要との論戦を試みた事の方により起因していると考えている。

この種の話は金にとって強気であり、これが何らかの牽引力を持ち始める前に素早く問題の芽を摘み取るために中央銀行が「誤発注」に加担した可能性もあるということだ。彼らは金が強くなる事を望まない — 絶対にだ。それは連邦準備券(米ドル)の価値を損なう。そして、先週論じたように、FRBはその設立図上の水星・土星オポジションに対しトランシットの海王星から形成されたTスクエアの影響下にある。だから私は彼らが何をしているかについての彼ら自身の発言には懐疑的で、彼らが本当には何をしているかに注目している。

さて、7月20日まで — そしておそらくは2017年8月21日に起きる、火星とコンジャンクトしつつまたトランプ氏の出生図上の火星とアセンダントにも触れる大いなる日蝕まで、ずっと続くかもしれない金融市場の突然の変化とトランプ大統領の常軌を逸したふるまい、そしてそれに同期して展開していく宇宙の遊戯をゆっくり腰掛けて見物しようではないか。太陽・火星コンジャンクションが見せてくれる過去の歴史の厚意によれば、ここら辺のどこかが相場の天井となり、そこから高い可能性として10%の下落が始まることになる(時間のオーブは±6週間)。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“世界の負債額は今年第一四半期で記録的な水準に達した。この結果は新興市場が主な要因となっており、近い将来に再び経済危機が訪れるのではとの疑問が頭をもたげている。火曜の www.cnbc.com/janet-yellen によれば、イベントでロンドン訪問中の米国FRB議長ジャネット・イエレンは聴衆に対し、銀行の基盤は以前より「非常に強固に」なっており、「我々の時代に」さらなる金融危機は起こりそうにないと述べた。しかしイエレンの所見は同意出来るものではない。もし私がイエレンのコメントを正しく飜訳するなら、思うにこれは、運命に対して莫大な人質を差し出したようなものだ。不沈船と呼ばれたタイタニックの名が私の脳裡をよぎった。”
 
— CNBCのメール・インタビューに答えて
  Erik Jones
  professor of international political economy at Johns Hopkins University
  Silvia Amaro
  “China’s Debt Surpasses 300% of GDP, IIF Says,
      Raising Doubts Over Yellen’s Crisis Remarks”
  www.cmbc.com, 2017年6月28日付



        アメリカ合衆国は今週、241回目の誕生日を祝う。米国も私もほとんど変わらないくらい年を取った。今でも思い出すが… ん、待てよ? 以前、読者の皆さんには私の上昇惑星が海王星だと言った気がするが? そうなのだ。私には大いなる想像力があり — いや、記憶力もある。

        さて、米国とそのソーラーリターンに話を戻すことにして、私が使うチャートによれば、これが起きるのは7月2日の日曜、午後6:17にワシントンD.C.だ。    ここで7月2日という日付けについて議論をふっかけるのは無しにしてほしい。私はそこに居たし(まぁ、それを読んだという意味だが)1776年のその日、ちょうど正午前に独立宣言への署名が行われたのだ。その2日後にジョージ・ワシントンにメッセージが届けられ(あの当時はケータイもスマホも持っていなかったのを思い出す)、それが独立戦争の始まりとなった。

しかし「自由」という、当時は型破りの思想のために戦争することを支持する投票行動自体はすでに戦前から始まっていた。私は時折、果たしてそれだけの価値があったろうかと首をかしげたくなる。たとえばツイッターやフェイスブックに流れる一部のメッセージを読むような時がそれだ。いや、またも話の要点がズレてきたようだ… これは私のように上昇惑星に海王星を持つ人々には非常によく見られる傾向なのだ。もし私が地に足の着いた山羊座に太陽、金星、火星を持っていなかったら、いったい何が私の身に起こるか全くわからない。確信を持って言えるが、241年前どころかきっと24時間前の出来事さえも思い出すのにひどく苦労するだろう。実際のところ、私にはかなりの記憶力がある(ただし物事にもよるが、市場のことなら確かだ)。

いずれにしても、今年の米国のソーラーリターンはカーディナル・グランドスクエアが最大の力を奮う。蟹座には太陽、火星、水星、対向となる山羊座には冥王星、それらに対してスクエアとなる天秤座には木星(米国始原図の土星の上に来る)が在泊し、これが牡羊座を運行する天王星と広めのオーブでオポジションとなるのだ。この組み合わせは急進的で大胆な変化を約束するものだ。そしてそれは多くの米国人がドナルド・トランプを大統領に選んだ理由として信じているものだ。彼らは変化を求めている。しかしながら、それは型破りで異様なものともなり得る。

それにしても彼らは負債を望んだろうか? 危険度が高まる世界を望んだのだろうか? 彼らはそのために投票したのではなく、選挙運動中に公約されたものでもない。だが、これがソーラーリターン・チャート — 今後12ヶ月を示唆するチャート — の告げる内容なのだ。

まず始めに、7月2日、メリマン推奨日時の米国ソーラーリターン図では火星が冥王星に対しオポジションとなる(蟹座/山羊座の各18°)。血の象徴(火星)だ… 天秤座の木星と非常にタイトなTスクエアを形成するこのアスペクトは、おびただしい(木星)血を想起させる。冥王星が絡む時、そこに中立の場はない。存在するのは地下世界のみだ。戦い(火星)は歩み寄りもウィンウィンへの道筋も一切なく終わりを迎える。 

また冥王星は負債も支配する。このチャートにおいて月は蠍座に在泊するが、これもまた負債 — 内国債 — を司ることで支配星たる冥王星を強調するものだ。ずばり、冥王星はマネーと金融のハウス(2室)に在泊し、火星は負債(8室)に在泊している。

これは一体何を意味するのか? 2つの事が脳裡に浮かぶ。まず、民主党と共和党が歩み寄ることはないだろう。彼らは権力を賭けて真っ向から闘う。「死が(選挙が)互いを分かつまで」だ。彼らはデフォルトのリスクを利用することも厭わないので、債務上限が期限切れとなる9月は戦争状態になるだろう。 また2つめとして私は、外交術としての威嚇的かつ攻撃的なレトリックの主張にもかかわらず(あるいはそれに起因して)火星・冥王星の組み合わせがより大きな危険の増大(減少ではなく)の前触れになるかもしれないと思う。

それでも、このチャートには前向きな主要アスペクトがある。それは魚座の海王星で(皆さんが信じようと信じまいと)、蟹座の太陽と火星にトラインを形成している。つまり、このチャート上で最強のポジティブな力は、ともすると見くびられがちな側面 — 外交力だ。 海王星は「善意」が関わるかぎり何でも丸く収める。だが火星・冥王星の尺度で計れば善意の価値は低い。そこでは代わりに圧力と闘争力が支配的だ。しかし今回のケースでは、癒やす力(海王星と冥王星)と破壊の力(怒りと復讐心に燃える火星と冥王星)、どちらかの選択となる。

        前述のごとく海王星が上昇惑星である私は、全ての人々にとっての善を信じたいし、楽観的な可能性を信じたいというのが究極の願いだ。だから米国とそのリーダーシップがその素晴らしい力を活用し、今年のソーラーリターン図に示唆されたその力を、この分断された国家を癒やすために使うこと、そして全世界が負った傷を癒やすために働くことを選択するという希望を持っている。考えるに、ほとんどの米国人が独立記念日に自分達の大統領に見せてもらいたいと思っているのは、そんなツイート — そして行動への道程ではないだろうか。







訳文ここまで
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June 25, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/26【金融アストロロジー】

(6月の新月星読みはひとつ下の記事になります)

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今週はこのパート冒頭の引用文と世界各相場の動きを追った箇所を割愛し、抄訳とさせていただきます。m(_"_)m


        総じて、先週は前回のコラムで述べたような動きだった。

        『今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない… しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。… 私達は株式指数がこの期間(6月2日~16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれから(6月20日〜)の数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。』

さらに言えば、先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかもこれは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。こんなにも強力な火星のエネルギーが、今後も株価を新高値に押し上げるのだろうか? それとも蟹座を進む火星は他の惑星達と相互に影響しながらまずは投資家の手仕舞いを、そして手控えを誘うだろうか? その両方が見られるのかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “西側諸国の政治がここ10年の経済危機と不況にゆらぐ間、G3(米国、ユーロゾーン、日本の経済圏)の量的緩和策が急速かつ継続的に拡大してきたことを背景に資産価格は急上昇し続けている。「根本的不確実性」の時代にあって、病に罹り無力と化した政治システムに文句を言うことにも疲れた怒れる大衆が、彼らの貧困を招いた主犯 —  選挙で選ばれたわけでもなく事実上何の責任も負わない中央銀行総裁達 — を攻撃するまでどれほどの間があるだろう? 私が予期するところでは、現在の政治混乱において次の犠牲となるのは中央銀行の独立性だろう。”

— Albert Edwards
  Societe Generale, Global Strategy market letter, Singapore


        さて、ミスター・エドワーズ(彼は卓越したアナリストだ)。私が思うに、あなたの見通しが実現するまでそう長くはないかもしれない。『フォーキャスト2017』と直近の「年央ウェビナー」で論じたように、これは2017年12月20日〜21日、太陽と土星の両方が山羊座0°にイングレスする時点から始まる「グレート・リセット」において、非常に重要なパート(第三のパート)だ。連邦中央銀行を被告席に座らせて、このところの決定や行動の責任を取るよう要求するというこの発想は、ここから始まり2020年を通して続いていく。

冬至の日に起きる太陽・土星のイングレスは、蟹座/山羊座に在泊するFRB設立図の太陽・冥王星オポジションにコンジャンクトする(FRBは1913年12月23日、所得税法が施行された日に "生まれた")。土星がネイタルの太陽をクロスする時、それは当事者の成功が

1)過去の行動に対してどれだけ責任を負えるか 
2)5年計画を成功させるための基盤を整えるにあたってどれだけ忍耐力を使えるか 

に大きくかかっていることを意味する。もし彼/彼女がビジョンを持ち、忍耐強く、そして正しい基盤を築くために必要な時間とエネルギーを投資する意志を持つなら、結果は上々だ。だがもし性急に動いて時間とリソースを現実的な5年計画のために割くことをしなかったり、自分が過去に行ったことや下した決断の責任を取れなかった場合は、物事が非常に悪化する。そして土星がトランシットであることから、行為の精算を要求するのは多くの場合政府の側だ。

獅子座28°で起きる8月21日の日蝕がトランプ大統領の出生図で獅子座26°〜29°に在泊する火星とアセンダントをヒットすること、また同じ日蝕が水瓶座29°あたりにあるイエレン氏のネイタルの月とオポジションになることを考慮すれば、まもなくトランプと彼のチームがFRBとその指導層を狙うという話には宇宙的根拠があると私は思う。まさにエドワーズ氏が洞察したごとく、現在 潜在的可能性を持つこの攻撃が大衆の支持を得るのはたやすいことだろう。

このシナリオに最大限のバックアップを与える存在は金かもしれない。何故ならこのシナリオにおいて、次のステップは米国通貨が金と(または)銀によって裏付けされることへの要求になるからだ(連邦準備券の場合は異なるかもしれない)。私はまずはじめに米ドルが卒倒して気絶し、金の価値が騰がるだろうと思う。しかしながら、万一こういった着想の法案が成立でもすれば、その後ドルは強力に反騰し、金にとっては反対に作用する可能性がある。だがそれは数年先、金の22.5年サイクルが底をつけるタイミング(2020年より後)がやって来る時の話だ。

現在のところ、私達は7月26日に起きる太陽・火星コンジャンクション前後の6週間に注目している。ダウ平均において、その期間中につけた高値からの2桁レベルの下落という可能性を支持する重要な過去の実績があるからだ。さらに、このアスペクト形成の後には、サイクルの底を示唆する少なくとも3つの重要な時間帯が続く。私達は今、太陽・火星の時間帯に入った。後はこれら市場サイクルの展開と同期しながら下落を示唆するチャートが形成されることと(または)テクニカルなシグナルの示現を待つのみだ。これらは現在進行し始めているが、今から8月中までの間いつ何時でも起こり得る(これについては先週の月間MMAサイクルズ・リポート、または直近のMMA年央セミナーでの見通しを参照されたい)。

それと同様に興味深いのはドナルド・トランプ大統領の状況を観察することで、彼は日蝕と火星のトランシットに真っ向から叩かれている(それに加えて土星、天王星等々…. 彼はまるで熱した石炭を越えて進もうとする "人間ピニャータ*" のような気分に違いない)。これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動くという展開だ。米国は去年11月の選挙で金星か火星かの選択肢を持っていた。人々の過半数は金星を選んだが、選挙人投票の過半数は火星の道を選んだ。そして今私達は、それが何を意味しているかを今後の2ヶ月~4ヶ月の間に政治的猛攻を通して理解することになるだろう。宇宙にみられるサイクルと人間活動との相関性を研究する者にとって、この『ザ・グレート・リセット』(5月〜10月)の第2フェーズのほとんどは火星に彩られている。彼は戦争の神であり、開拓者にインスピレーションを与える宇宙の源泉だ。
*ピニャータ:中米・メキシコのクリスマス行事で、ピニャータと呼ばれる厚紙人形の中にお菓子を入れて吊るす。それを子供達が棒で叩き、割れて出て来たお菓子を奪い合う。人形を人間の邪悪な心と見立ててそれを叩くと厄払いになるという説もある。







訳文ここまで
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June 23, 2017

○6/24の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  6月24日11:50前後、北海道周辺で 11:56前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は11:31前後、沖縄周辺では11:01前後に蟹座 02°47’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蟹座2°~3°― 発効期:6/24~7/22 】
  "A man suspended over a vast level place"
『広大な水平面の上に吊られた男』

  "A man all bundled up in fur leading a shaggy deer"
『ボサボサの毛の鹿を連れ毛皮にすっぽり包まれた男』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★
「自分の力」を示す/発揮することで吹き付ける逆風に耐える
→★良いチャンスに見える条件や話、展開に潜む危険
→★なにも決められないどっちつかずの状態におかれる不安
→★手痛い敗北や損失をかろうじて免れ、息をひそめる
→★自分が一体化している信条や社会環境を一度離れて全体を眺める必要
→★縦社会が招く争いと均一化社会の欺瞞の両方を見ていく
→★ある節目を予感して自己や他者の人生の去就を想う
→★先の見えない中途半端な状態に耐えて力をためる必要
→★慣れない状況に手探りで踏み出していくための勇気と智恵
→★危機的な経験を切り抜けることで自分の真の魂をかいま見る
→★自分が歩むための指針が変化していく予感
→★生きるために備わった「本能」の価値を再発見し力を与える
→★与えあい奪い合うこの世界の構造とその理に気付く
→★自己の中に存在するまだ見ぬ精神や感覚領域の芽吹きを予感する・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『耳を澄まし自己の足許を掘る』
                    
            今回の新月 『過渡期に耐えて姿勢を見極める』

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 左:6月新月図 右:2017年夏至図



        気付いたらあっという間に夏至も過ぎてしまいました。夏至は本当なら日照時間が一年で一番長い日だけど、西日本でもわたしの住んでいる関東地方でも雨と風が強く、ちょっとした嵐のようでした。夏至の日の様相は(それが良いとか悪いとかじゃなく)ひとつのエネルギー的予兆と言えそうです。東京ローカルの夏至図では、魚座の海王星と牡羊座の天王星からそれぞれ天秤座の木星にクインカンクスとクインデチレが形成されていたし(過剰な水分と風、突発性)、当の木星(ジュピター)とその妻の名を持つ小惑星ジュノー(山羊座4室/内面、自己のテリトリー、家庭)がタイトなスクエアで、なんだかひと波乱ありげな様子。社会と個のせめぎ合いの中、人生の山や谷とそれに付随する愛憎も絡んで強い絆を持つこのカップルは、8室牡牛座に在泊する小惑星レクイエムに対し、密かに悩ましげなクァドリフォームを形成していました。


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  また牡牛座の月と山羊座の冥王星はタイトなトラインで、月の度数が示すシンボルは『新たに形成される大陸』。このシンボルは先にかなり大きな動きがありそうなときによく出て来ます。また月とヴェスタ(熱意や献身)フラード(洪水、氾濫)オフィーリア(無力感や拒否または水難)、他にもストーム(嵐)やリュウジン(龍神、水精)などの小惑星がTスクエアとなっていたことを考えれば、ちょっと荒れ気味の夏至もうなずける感じです。 そして月のノード軸を中心に形成された、土星・イクシオン・フォルス・天王星・パラスそして火神アグニのグランドトライン(一癖も二癖もありげな組み合わせ)と、ノード軸に対しタイトなTスクエアとなる小惑星ルシファー(霊的松明の保持者か魔界との契約か、ジェフリー・W・グリーンが魂の勝負の星として重きを置いた小惑星)。うーん、なかなかにアグレッシブな顔ぶれです。どちらも善・悪の境を超然と超え、魂の闘技場へとわたし達を誘う...探求者にとっては武者震いしそうな取り合わせなのだけど。。

そんなわけで、2017年の夏は集合体としてのわたし達にも個としてのわたし達にとっても、大なり小なりひとつの「岐路」がやってくるのかもしれません。その分かれ道は 現実面と精神面、どちらに来るだろう? ひとによってはその両方かな?

ここでわたし達が下した選択が小さな流れを創りだし、やがては河となり海に注ぎ、秋~冬・来年にかけて、またひとつのかたちを取って顕れてくる。何かが人知れず...そっと滑り出していくような、夏。



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        確か以前にも書いたけれど、蟹座/山羊座軸は、アストロロジャー、アリス・ミラー言うところの「グロース・アクシス」...つまり内外の圧力によって成長が急激に加速される領域です。 ことばを換えれば、蟹座では自己の一個人としての内面が、山羊座では大きな社会の一部である自己が、わたし達の精神の内に明確に意識されてくる領域です。「個」と「社会」という二元の枠組みの中で、背中を押されるように様々なことを経験する中で、あるときは個の内に籠もり、あるときは社会の中で大いに主張を試みつつ、自分という存在の外壁を大きく広げていく... そんな衝動がこの軸を貫いていると言えるかもしれません。 

また夏至は、毎年太陽が蟹座0°に入る日。だからこの日に太陽がとっていくサビアン・シンボルも、毎年同じ『船上で巻き上げたり広げられたりする旗』です。ここに描かれる旗は、その船の所属先やアイデンティティを主張するものでしょうか。 また、ときには港や他の船舶に何か特別な意味を伝えるために広げて吊り下げられ、用が済めば畳み込まれる旗もあるでしょう。船の上はきっとその都度大忙し。。 「旗」はいつだって「外」に向けて何かを発信するもの。いつだって船に常備されてる。ここにある。けれどいつも変わらず、誰にでも見えるように掲げられるわけじゃない。


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        ここで「船舶」を指している原語「vessel」は、ときに「ある特質の受け皿としての人間」を指すことがあります。また「海」は人間の無意識のシンボルでもあることから、こんな解釈も出来るかもしれません。 

広大な集合意識の海のただ中で「自分は誰なのか。どこに、または何に帰属する存在なのか?」を明確に主張する。または周囲に何かを報告したり要求を伝えたりする。けれどそうかと思うと、状況によってはその意志や意図をそっと隠したり、取り下げたりもする。つまり、退くべきと感じたら退く。人生の波間を渡りながら危険を回避し、大事な船や積み荷、乗組員を護るために。あるいは海そのものを、護るために。

わたし達の「本当の居場所」を確かめ「個としての力」あるいは「集合としての力」を求めて進む航海。夏はそんな物語が始まる季節とも言えそうです。 春分に太陽が位置する牡羊座0°がとっていくシンボルは「海から現れたアザラシに抱きしめられ、陸に上がろうとする人間の魂/意識」を描いていました。それは水(死)から火(生)への移行でした。それから3ヶ月を経て夏至に辿り着いた意識は、今再び広大な水と出会うために、一艘の船舶に姿を変えています。それは茫漠とした集合無意識の海を進む、小さな閉じられた内的世界。そして、こころ踊る新しい経験を目指す航海の始まり。。


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        けれど今年これからやって来るひと夏の冒険は、今までとはまたひと味違っているかも? あるひとにとっては深く、忘れられない思い出になるかもしれないし、また一部のひと達は二度と引き返すことのない深瀬を渡っていくのかもしれません。 夏至図の太陽には、夜と死者の女神、そして闇の十字路に立ち、道往く者にその進退の決意を問いただす魔女ヘカテが、同じ蟹座0°台でコンジャンクトしています。そして双子座29°には水星が在泊してこれも太陽にコンジャンクト。魚座28°にはカイロンが在泊し、夏至の太陽・水星・ヘカテとタイトなスクエアに。

古い記憶を探り、生と死を深く想い、思考と感情の両方をフルに使いきり、ある日突然 大切なことを思い出すひと。流れの中でまったく新しい領域、状況に足を踏み入れていくひと。。 もうずいぶん前から「火・水・爆発・分裂・そして...」という合い言葉を書いてきた気がするけど、そんなエネルギーが再び新しい衣をまとい、少しずつ自分という存在の内に顕れて来そうな気がします。美しく、こころ拡がる夏の体験を通してそれを味わえるといいな。。


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★6月新月のサビアン・シンボル★


        まず新月がとっていくシンボルは蟹座2°『広大な水平面の上に吊られた男』です。ちなみに同じ度数でもデーン・ルージャー版ではオリジナルから離れ『魔法の絨毯に乗った男が広い土地の上に浮かぶ』と書き換えられています。これだとずいぶん印象が変わりますね。。

さて、では「吊された男」でいきましょう(^_^;。 
果てしなく拡がる水平面にはどんな凸凹も高低も見られません。もう全てが一律・均衡・平等性を保って永遠に拡がっているかのようです。もし今、何の変化も見て取れない二次平面のひろがりを目の前にしたら、何だかとても不安になりそう。だって何かを考えるにしても何のとっかかりも無いんだもの。。 しかもその上に、不安定な体勢で吊られている男。いったい彼は誰だろう?


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        この「吊られた男」を指す原文「suspended man」は、何かの理由で「自分が属していた集団や階層から追放された存在」という意味を含んでいるそうです。では、この男はある種の異端者なのでしょうか? 自分のこころのまま、感じたままに振る舞ったことで、周囲のひとびとが暗黙の内に護っていた共同体としての一線を超えてしまったのでしょうか? 

では下方の果てしない水平面は、男を異端者と見なして追い出した共同体の姿を象徴しているのでしょうか? ならば吊された男の眼には、この状態で 何が映っているだろう? 

下方は平らかで何の動きもありません。 地上にいたときは、山があり谷があった。高い城壁や豪奢な邸宅が建ち並ぶ丘があり、山から低地へと河が流れていた。大地にへばりつくように肩を寄せ合う小さな家々があり、大人、子供、年老いたひとや若者、娘達もいたし、立派なひともいれば泥棒もいた。物にも人にも沢山の「差異」があって、色とりどりのアラベスク模様を創り上げていた。それが日々の喧噪となり、愛や闘いや喜怒哀楽のドラマを創り上げていた。けれど今、はるか高みから見下ろすとき、そこには何の差異もない。ただのっぺりと拡がる均質性が存在するだけ。みな同じ顔、同じ風景。あれほど超えがたく見えた高い低いの差も、ここから見れば何の意味も持たない。これは何だろう? これが…自分が今まで生きて闘ってきた...人の世の姿だというのか......? 吊された男はただ茫然と足下の無機的な水平面を見下ろすばかりです。


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        それともこの男が眺めているのは、自分自身の未来でしょうか? 何の手掛かりもみつからない。何処へ行けばいいかもわからない。何を目標に、何を信じればいいのかも見えない。上手いことやって自分を吊っている縄を切ることが出来たとしても、どこへ落ちるかわからない。落としどころが見えない。。。 「suspend」という単語には「一時的な停止状態」という意味もあります。では、彼は何かを先送りにしたことで宙吊りに... "中途半端な状況" に陥ってしまったのでしょうか? 今、全てがまったりと動きを止めています。男はひとり中空でじっと耐え、何かが起きることを期待して、果てなく拡がる平坦な大地を眺めています。

では、男を吊している縄の上方には何があるのでしょう? 「一時停止」が解けて動きが出たとき、男は力尽きて下に落ち、水平面に呑み込まれてしまうでしょうか? それならそれでいいのかもしれない。そこにはきっと今までどおりの人生が待っている。野心を隠しながらも逸脱せずに掟を護り、少しでも高く、ひろい場所を求めて闘う生とその報酬が。 それとも、目を閉じて何かを見切った男は緊縛の縄を抜け、上方によじ登って新たな冒険へと旅立つのでしょうか? 自分をそこに吊していた縄が、その縄の大元が、本当は何だったのかを見極める旅に...。


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        さて、新月が次にとっていくシンボルは蟹座3°『ボサボサの毛の鹿を連れ毛皮にすっぽり包まれた男』です。なんとなく謎めいた奇妙な取り合わせですよね。この「ボサボサした毛の鹿」の原文 "shaggy deer" は、換毛期の鹿を示しています。殆どの鹿は春と秋に夏毛と冬毛の換毛期を迎えるそうなので、このシンボルの鹿もまた、もうすぐ季節が変わることを暗に示しているのだと思います。けれど、鹿を連れている男は頭のてっぺんから足のつま先まで分厚い毛皮にくるまれているようです。人間にとってはまだまだ寒さ厳しい季節なのかな...。

それとも彼は... 北欧から橇を駆ってやってくるサンタクロースでしょうか? わたし達は普通、サンタクロースと聞くと赤い上着とズボンに白いフワフワの縁取りがついたコスチュームを思い出すけれど、サンタの故郷とも言われている極寒の地、北欧のラップランドでは昔からトナカイの毛皮を防寒に使っていました。毛皮の帽子、毛皮のコート、毛皮の靴… 頭のてっぺんから足の先まで本当にすっぽりくるまれることで、凍てつく大地を駆けまわることが出来たそうです。聖ニコラウスの伝承はさておくとして、昔のサンタクロースは案外こんな出で立ちで良い子たちにプレゼントを届けていたのかも? 


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  いえ、それとも彼は 凍り付いた極地を旅する昔の探検家でしょうか。。 冒険を求めて彼は凍てつく広大な大地を縦走していきます。どこまでも平坦に見える雪原。でも、そこにはどんな危険が待っているかわかりません。クレバスが大きな口を開けているかもしれないし、足を滑らせて大怪我し、動けなくなるかもしれません。それは生命の終わりを意味します。それでも彼は果敢に進んでいきます。耳を澄まし、風の匂いを嗅いで。こころを開き、その肌に触れてくる微かな兆しの全てを感じ取りながら。探求への衝動に導かれて積み重ねた経験を活かしながら。 けれど今、 彼の傍らには唯一の道連れがいます。一頭の鹿... そのボサボサの毛並み。 たとえ今がどれほど吹雪いていようと、鹿のいのちは早くも春萌えの兆しを感じとり、分厚い冬毛を落とそうとしているようです。

今、探検家は孤独な戦いのさなかにいます。でも、もしかしたらいつか…春が訪れて暖かくなるころ…そして身を護るために着込んだ幾重もの毛皮を彼が脱ぎ捨てるころ。帰りを待つ誰かのもとに、沢山の冒険談と珍しい贈り物を届ける日が来るでしょう。いつか、もうすぐ...。


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        面白いことに、このシンボルの絵柄には密かに官能的な要素が埋め込まれているようです。鹿の換毛期である春と秋はまた、彼らの繁殖期でもあります。また、人間同士が性的関係を結ぶときも、動物が毛を落とし昆虫が脱皮するように、体を覆っていた衣服を脱ぎ捨てます。このシンボルに出て来る "shaggy deer(ボサボサ毛の鹿)" のように。英語で セックスを指す "shagging" というスラングは、そのあたりに由来しているそうです。高度に社会化してしまった人間と野性動物では、確かに大きな違いがあるかもしれません。けれど、体の奥から湧き起こる種としての保存本能、そして生存本能 ― 生きようとする欲望 ― は、本来、全ての生き物に通じる純粋な「官能の力」として存在するのではないでしょうか。わたし達人間が使うあらゆる創造への力と欲望もまた、そこから生まれて来るのだと思います。

現代に生きるわたし達は、いろいろ頭でっかちになるよう教育されるせいか、この「官能」が秘める様々な力を脇に追いやり、過小評価しているかもしれません。けれど、蟹座はもともと感応力に優れた星座宮です。そしてその "感応力" の奥底には、魂レベルから湧き起こる"官能の力" が隠されています。蟹座特有の傷つきやすい感受性や、自分のテリトリーを護り育もうとする心理の源泉は、純粋ないのちの力としての官能性の息吹です。でもそれは、純粋であるがゆえにまだ毛が生え替わったばかりの皮膚のようにデリケート。なのでこの段階ではまだ内的に閉じられていて、なかなか表には顕れにくいかもしれません。けど、その呪縛を破る日は近いかもしれない。。


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        たとえ刺すような冷たさに出会いエゴの表層が傷だらけになったとしても、魂はそれさえもまた「理」として粛々と受け入れ、ひるむことはないでしょう。孤独の内にいのちの温もりを抱き続け、育みながら一歩一歩あゆみ、雪解けを待つ。もう春は、すぐそこ。...こうして幾多の経験を積み、傷つくことを怖れなくなった蟹座の魂はとても強靱になります。

あらゆる創造の源としてわたし達に備わった官能性。その発露って本当にいろいろあると思います。このフォースをどう使えるだろう? 体の中に燃え続ける創造性の種火をどう表現していけばいいだろう?  あるときは自己のしるしを告げる旗をはっきりと掲げ、あるときは毛皮にすっぽりくるまれて内なる炎を寒風から護りながら。こころを開く。おずおずと、でも怖れず。裸になる。そんな機会が、きっと巡ってくる。


        この新月は新しい季節の始まり。ダイナミックな夏の盛りに向かう第一歩です。もしかしたら、眠っていた野性の本能を揺り起こすような出逢いが待っているかな? たとえば今、何かが壊れて落ちようとしている。なのにまだ見えないことが沢山あって宙ぶらりん。でも、いのちの流れは片時も休むことなく脈動してる。この地球で、わたし達の広大な胎内宇宙で。

ならば乗っていこう。ささやかな探索の旅を始めてみよう。呪縛の縄を絶ちきり、自分自身の旗を胸に抱いて......。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


June 18, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “18年サイクルの天井からついには底へと至る下落期には、2ヶ月(1987年のケース)から8年までの幅がある。1932年の世界大恐慌以来、天上から底までの下落が2年以上続いたことはなかった。1932年、世界大恐慌における安値への下落でさえ、その期間は3年に満たなかった(2年8ヶ月)。それまでは — 連邦準備制度理事会(FRB)が1913年に設立されるまでは — 全ての下落は4年〜8年間続いたものだった。FRB創立後は、どんな下落もそれほど長くは続かなかった。株式市場に見られる現行の強気相場には、FRBの存在が例外的とも言えるほど強力なフォースとして効いている。とはいえ、株式市場が比較的短期間に急落する事例は見られ….”

— まもなく刊行予定のレイモンド・メリマン著
  “The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 1:
  Cycles and Patterns in the Indexes” より抜粋
  Seek-It Publications, W. Bloomfield, MI, 2017年6月


        先週はとても奇妙な週だった。6月15日の太陽・土星オポジションに続いて海王星が6月16日に逆行に転じ、どの惑星も気まぐれなミュータブルサイン(双子座、射手座、魚座)を運行中という事例の典型という感がある。というのも、世界の一部の株式指数(ダウ工業平均、DAX)は6月15日±1取引日に史上新高値をつけ、他の指数は数ヶ月ぶりの安値に沈むという調子だったからだ。ある株式市場は熱気にあふれ、またある株式市場はお寒い様相を呈したことで、世界中に異市場間弱気ダイバージェンスの複数の事例が示現することとなった。この時間帯は、6月26日に起きる非常に重要な太陽・火星コンジャンクションへと続いていくものだ。以前も述べたように、この太陽・火星コンジャンクションは強力なジオコズミック・サインであり、互いに12°(通常は8°未満が多い)以内に近付いた時に2桁レベルの下落の開始、または終了への高い可能性を持つ。このオーブを時間に換算するなら、正確なコンジャンクションの前後6週間となる。

しかしながら、先週の市場動向がこんなにも奇妙(海王星)だった要因は、米国株式市場 — とりわけダウ工業平均 — が、6月14日水曜のFRBによる再利上げ発表を受けて新たな史上最高値をつけたことだ。予測された発表に向けて反騰したのは株式市場ばかりでなく、国債も同様だった。利上げは国債価格を下落させ、金利上昇への反応として株価も下がるとされている。だが今回は違う。滞留〜逆行によって強調された海王星がFRB設立図の水星・土星オポジションとTスクエアを形成するような場合は違う。水星はコミュニケーション — または「メッセージのやり取り」— と関連している。そしてFRBは何やら投資家に対し、利上げが将来の経済にとってポジティブな高価をもたらすと納得させたようだ。だが本当に?

        私が思うに、海王星(FRB)は全てを話してはいない。それでも、私自身の長年の株式市場研究が示唆するように、FRBが米国株式に対し過去100年にわたって良い影響を与えてきたことには誰も異議を唱えることが出来ない。2回ほど、40%かそれ以上の深刻な下落があったものの これも3年も経たないうちに戻っている。以前であれば、米国株の弱気市場が終わるまでに4年〜8年はかかっていたはずだ。

ここ100年間、FRBは米国経済を支えるにあたって良い仕事をしてきた。ただ近頃は『2017年〜2020年のグレート・リセット』が進行していくにつれて、その仕事が何であるか、あるいは何になろうとしているのかがあまり明確ではない。知ってのとおり、2017年冬至に一旦土星が(太陽とともに)山羊座入りした暁には、この『リセット』にFRBの監査と改革が含まれる可能性がある。

        また先週は、原油市場が今年の最安値を試し、金と銀に急反落が見られた。しかしながら、金と銀における下落は6月3日のウェビナーで私達が予測した動きに非常によく合致している。これらの高値 — そして一部の主要通貨と日経やロンドンのFTSEのような世界の他の株式指数のいくつかの高値 — は、6月2日の★★★重要変化日(CRD)±3取引日以来、その効果が継続中だ。これを言い換えるなら、強力なマーケットタイミング・ツールとしてのジオコズミック・サインがよく働いているということだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “… 我々(リベラル派の友人と私)の論争の多くは、政府というものの適合性と機能性についてだ。彼らは政府という存在は正解であると信じ、一方 私は多くの場合、政府の存在そのものが問題の原因だと信じている。政府の政策はほとんどの場合不十分だ。何故なら想定外の結果という法則が存在するからだ。我々の経済はあまりにも複雑だ。だから経済モデルは現実から乖離しており、まったくと言っていいほど役に立たない…. それは歴史から見ても明らかだろう。資本主義諸国は物理的にも法的にも「壁」を建てねばならない。人々の流入を防ぐためにだ。共産主義国もまた同じことをしなければならない。人々を出さないようにするためにだ。他に何を知る必要があるだろう?”

—  世界の舞台で現在起きている事象に関し述べた匿名希望の友人からの一文より


        今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない。少なくとも次のグループが発効し始める6月24日土曜日までは。これは通常であれば、株式市場がほとんど一方向への動きしか見せず、重要なリバーサルが起きないことを意味する。しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。つまりこれらの惑星達は皆、愛国的で、家族主義的で、感情で動き、忠実さを求める星座宮、蟹座に在泊するということだ! 

妄想的で欺瞞的な海王星(と、これより2週間先立って働いたその宇宙的従兄である木星)の影響力が終わろうという今、何が起きようとしているのか?と私達はいぶかる。私達は株式指数がこの期間(6月2日〜16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれからの数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。

        最近のコラムにおいて、私は市場が直面する政治リスクについて論じた。米国は蟹座の国家であり、したがって米国内の状況はこの時期の市場を動かしやすい。共和党の政権と連邦議会がいくつかの法案を速やかに可決出来ない限り、彼らへの残り少ない支持を失うだろうという声が多く聞かれる。その機会は、トランシットの木星(幸運、あるいは少なくとも希望と成功への楽観)が順行に転じた6月9日から、米国始原図の土星(法律とその制定)上を通過する7月中旬まで、すなわち今、訪れている。もし共和党が成功したいなら、今後4週間の間に何かを成し遂げねばならない。さもなければ物事が悪化し始める可能性が非常に高く、2018年の中間選挙のみならず2020年の総選挙に至るまでそれが続くだろう。 

木星についてまず理解しておかねばならないのは、それが成功を約束するものではないということだ。木星は単に、自分の努力が成功に繋がるだろうという楽観と自信の訪れを約束する。だが、これは虚の空間 — 現実の代わりに誇張が支配する、どこにも存在しない場所 — をベースとした錯覚である場合が多い。あなたが単に素晴らしいことを言ったからといって皆が同調すると期待することは出来ないのだ。あなたは実際に動き、先頭に立って何かを起こさねばならない。

今は共和党の議員達にとって、何かを実現するためのパーフェクトな時期だ。また逆に、共和党によって模倣された全ての「変化」を拒否し、抵抗することを通してその希望を打ち砕きたい民主党にとってもパーフェクトな時期だ。 もし共和党が今後4週間の内にいくつかの法案を通すことに成功すれば、彼らの未来は約束されるように見える。もし民主党がどんな法案の可決も阻止することに成功すれば、次の選挙では彼らに強い追い風が吹きそうに見える。

        全ては対抗意識を高める太陽・火星コンジャンクションが獅子座で起きる7月26日に向かって進んでいる。そしてその後、8月21日には火星(そしてドナルド・トランプの出生図の火星とアセンダント)とコンジャクトした状態で起きる日蝕が続く。誰かが冷静さをまったく失い、それを受けて市場が反応する。これがこの夏、米国株式市場にとっての最大のリスクが政治要因だという理由だ。そしてドナルド・トランプと共和党が歩む成功、あるいは失敗への道を追って市場が反応する。もし彼らが重要な経済法案(たとえば税制改革など)を通すことに成功すれば、株式市場は舞い上がるだろう。もし民主党がそれを阻止することに成功すれば、株式市場の動きに関連する太陽・火星コンジャンクションの歴史(と可能性)の繰り返しとなり、市場は十中八九、ショックで卒倒せんばかりの足取りとなってそれが8月〜10月まで続く可能性がある。






訳文ここまで
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(以下、飜訳後記として)

        今回の長期的考察で示された米国政界の混乱の様子は、同じ星回りの下で世界中に似たようなせめぎ合いを起こしているように見える。日本では怒号と混乱の中で15日朝、「改正組織犯罪処罰法」または「テロ準備罪法」通称「共謀罪法」が参院本会議で可決成立している。この法案は賛否両論が真っ二つに分かれ、イデオロギー的対立をも含む様々な論争を呼び起こした。けれども議会では内容の細部や運用時の懸念に対する詳細で建設的な審議を尽くす努力よりも、一部の野党側の阻止ありきの姿勢が目立ち、その結果として混乱の内に成立してしまったという残念な印象は否めない。

この法案が可決された時間(報道によると6月15日午前7時46分)のイベントチャートを見ると、天頂(MC)に牡羊座の天王星(大胆な変化)が来ている(約1°のオーブ)。しかし、その天王星より正確にMCに乗っていたのは まぎれもない政治の星、小惑星パラスだった(オーブ21分)。パラスは古代ギリシャにおける「城塞都市の守護神」であり、オリュンポス三大処女神の一柱でもあるパラス・アテーナーから名付けられた。つまりこの小惑星は、公正さを旨とし、都市の安寧を護るためには戦いも辞さず、ときに酷薄な罰も与えたと言われる女神の名とその特質を受け継いでいることになる。その発見チャートにおいても、パラス自身は政府や施政者、社会構造の維持などを意味する10室に在って潔癖な乙女座の終盤度数に在泊しており、ICには月のノースノード(向かうべき目標)がコンジャンクト、国民生活や領土を意味する4室に牡羊座の太陽と金星を持っている。そのことからも、このイベント・チャートにおけるパラスの象意には整合性があると考えられる。

また、法案可決チャートのMCのパラスからは、獅子座1室(国民総体とそのアイデンティティ)のノースノードと射手座(自由、希望、スピード、誇張、大きな視点)5室(大衆それぞれの幸/不幸、快/不快の感情を創り出す物事の総体)に在泊するイクシオン・土星のコンジャンクション(倫理の欠如 VS 倫理による統制)にトラインが形成され、グランドトラインとなっている。パラスがMCに乗るということは、この法案が論議を呼びながらもあくまで「合法的」に可決されたことを意味し、このグランドトラインがこの法案の骨子を支える三角構造となっていることを意味するのかもしれない。

興味深いことに、法案が可決された時の太陽の位置は双子座24°台で、メインのサビアン・シンボルは『椰子の葉を苅って整える男』だった。このテーマをもし一口で言うとすれば「余計な物事、過剰な物事、些末な思考、手順の無駄などを省き、前進するためのマネジメントに集中すること」になる。太陽が議会を示す11室に在泊していたことを見れば、いくら強行採決と言われようが、もし与党側からの視点を取るなら、まさにこのテーマ通りのことが実施されたことになる。 

また、法案可決図の金星(平和と平和のための交渉や歩み寄り、否定的なら平和のための戦争)は、日本の戦後始原図(主権回復図)の4室に在泊する太陽にピタリとコンジャンクトしていた(太陽は国の主体、または施政者を意味する。戦後民主主義の下での日本始原図において国民を示す4室に太陽が在ることは、日本が根本的に主権在民の国家であることを示唆している)。一方、可決図の木星(法と正義)は天秤座13°台で、戦後始原図の9室(法律関連、海外)の土星(法に基づく審判)とは広めのオーブ(4°弱)をもってコンジャンクトしていた。

これを見ると…もし日本の総体としての集合無意識というものがあるなら、それは自らを真に内外の危険から護り今後の国民生活を維持していくために有用な政治の力(MCのパラス)と、それをもたらす大胆な変化(牡羊座の天王星)を求めていた…とも考えられる。おそらくこの法案はこの日、この時に、可決されるべくして可決されたのではないだろうか? 

そのための真摯な論議を尽くす機会はあった筈だった。けれどもそれが行われたようには見えない。これを「全ては敵対する相手側のせいだ」と言い募ったとしても、後ろ向きに閉じた姿勢になるだけで何も良い変化は起きない。というより「どんな変化も否定する」という、不信の壁を築いて自らを弱体化させるだけの回路へと入っていくだろう。その結果として重要な問題は骨抜きにされ、あるべき形は歪められ、やがては「よく見えないもの」(海王星)と化していく。そして「それをどう巧みに利用して上手くやるか」という、矮小化された手段だけが重要な焦点になっていくだろう。

今という時を歴史の新たな分岐点と考えるひとは多い。けれど今回もまた戦後始原図の頂点/MCに乗る海王星は、その最善の顕れである「高い精神性」を体現したようには見えない。では、やはりその対極の顕れ — 「見たいものだけを見るという夢想に逃げ込む」「その曖昧さの内になす術も無く物事が勝手に進んでいくという被害感覚/犠牲者感覚を生み出す」「その影に隠れて待ったなしの現実を忘却していく」そして「潜在的な自己憐憫への道」....そんな方向で働いたことになるだろうか。

けれど、始原図の4室太陽(主権者としての国民)が持つサビアン・シンボルは『飾られたクリスマス・ツリー』だ。 これには対向度数のシンボル『歯科治療』と呼応するテーマがあり、シンボルの華やかなイメージの下に隠された挑戦を示す度数だ。キーワードとしては「与えること・受け取ること/戦う力と平和の微妙なバランスを上手に取っていく必要」「何かが骨抜きになること、威力や尊厳の一時的な喪失」「新たに取り入れる物事に対して慎重な調整や規制を加えていく必要」などが挙げられる。良くも悪くもこれが日本の太陽であり、集合体としてのわたし達は戦後から今までの時代をこうしたテーマの下に生き延びてきたのかもしれない。 

天王星・冥王星スクエアを過ぎ越し、孵化してきた様々な事象が現実的な変化として世界を揺らす時期のただ中に入った今、日本に暮らすわたし達それぞれもまたこの太陽を何らかの形で使いながら、自分達の天頂に輝く海王星をどう高めていけるか?というテストの時期に入ったのではないだろうか。海王星を天頂に抱くということは、いわばクラウン・チャクラ(海王星)からの圧力が常に無意識領域に浸出してくるようなもの。それを生きるにあたっては非常に難度の高いチャートだ。けれど
素晴らしい可能性もまた秘めている。 国体のシステムがまるで別物になるような構造変化でもない限り、このチャートは生き続ける。生き続ける限り、その力に負けることなく活かしていく道はある。まぁ、わたし自身としてはそれをパーソナルに受けとめていくしかないのだけれど。

ちなみに法案可決図の山羊座の冥王星(改革・変革、または破壊)は、この戦後始原図の1室(国と国民の総体、アイデンティティ)に入り、MCの海王星にスクエアを形成していた。現在逆行中の冥王星はその力を内に籠もらせつつ後ずさりし、真冬に再び現在の位置に戻る。そして来年初めごろに再び海王星との正確なスクエアを形成していく。


取り急ぎ思いつくままに…hiyoka(^_^



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※ 以上はあくまで翻訳者個人の現在の見解であり、メリマン氏の記事内容とリンクするものではありません。また、チャートの室区分や星座宮、惑星の象意には他にも多様な読み方の可能性があります。明かな間違いというものは存在するかもしれない、けれどそこに選択肢が存在する限り「たったひとつの正しい答」が存在するわけではないとわたしは考えています。