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『フォーキャスト2018』レイモンド・メリマン著
ただ今株式会社投資日報社さんのサイトにて予約申し込み受付中です(12月25日発売)
『マンデーン2018』Kindle版は2018年春の発売予定です

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ー2017年の占星学から見る世界と個人の運気予測ー
『マンデーン2017』
レイモンド・メリマン著 [Kindle版] Amazon Kindleコーナーで販売中です。マンデン・アストロロジー/社会占星学に興味ある方にはとても面白い内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
内容紹介記事(+スペシャル掲載記事)こちらです。
 
 

October 04, 2017

●10/6の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで10月6日03:59前後、北海道周辺で04:05前後、関西方面は03:40頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で03:10前後に牡羊座12°42'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡羊座12°~13° + 太陽 天秤座12°~13°】
  "A flock of white geese" +
  "Miners emerge from a mine"
『白い雁の群れ』+
 『坑道から出て来る坑夫達』

  "An unsuccessful bomb explosion" +
  "A Children blowing soap bubbles"
『不発に終わった爆弾』+
  『シャボン玉を吹く子供達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~10/19】
ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分が進んでいる方向性、向かっている目的の是非を本能的に判断する
→★先頭に立つこと、導くことの重さと責任、自己犠牲や覚悟が問われる出来事
→★目的を滞りなく果たすために必要とされる協調と協働作業への挑戦
→★「通気孔」に溜まった異物を取り除く、または息切れや酸素不足に注意
→★空気と風を敏感に読むことで次に向かうべき方向性を探る必要
→★ドラマチックなシフトを創り出すために本能的な感知力を働かせる
→★閉じ込められ何処にも行けない状態の中で全方向的に反発する力
→★爆発力を秘めたデリケートな状況への対応力が問われる試練
→★大きく響きわたる虚ろな音声が象徴する「何か」を感知する
→★過剰にふくらみきった泡が連続音を立ててはじける光景
→★「虚」であったものを「実」にする(またはそう見せる)ための行為
→★気を逸らすことによって緊張した状況を無事に切り抜ける能力
→★お祭り騒ぎと悲劇、歓びと深刻さの両極端が同時に存在する光景
→★「大山鳴動してネズミ一匹」または
  「良くも悪くも取るに足らない小さな事の積み重ねがやがて大きな結果を生む可能性」
→★「突然の終焉/始まり」を正しい流れに沿って最善のタイミングで起こす手腕
→★コロコロと気が変わりやすい状態、集中力を欠く状況に注意
→★内側に溜めたエネルギーを集約して定めた方向への推力にする必要
→★自分の潜在能力とキャパシティ(または限界)を確認しながら慎重に進む・・・→


エネルギーのポイント:新月『次局面に向けての現実的な対応』
            ↓
            満月『目的の中で自分が自分であり続けることの挑戦』 


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        気付くと今年ももうあと3ヶ月弱。いつもこの季節になると、一年はあっという間だなって気がするものだけど... 2017年は特にそんな感じがします。カーディナル・クライマックスの中枢部を過ぎ越して、本格的な変化期に入った年。沢山のことが同時進行で起きていて、しかも予測のつかない方向にあちこち噴き出てる。毎日のニュースを見聞きしながら色々とセオリーどおりの解釈を当てはめて納得しようとしても、本当にそれで正しいのかなんて誰にもわからない。もしかしたら、わたし達人間の感覚が追い付かないまま、現実の方が先に現象化しているのか?...とも思えるような世界/社会の混迷ぶり。勢いを失ったメルケル首相のドイツに代わってEU改革に意欲を見せるフランスのマクロン大統領だけど...前途多難。そして燃え上がるスペイン・カタルーニャ独立問題。大小のテロが絶えず移民・難民問題で揺れ動くヨーロッパ。そして米国ラスベガスの銃撃事件。外界が凄い勢いで動く中、日本では何が何だかよく見えないままに野党の集合離散が目立つ衆院選挙。株式市場は多幸症みたいにうねうねと騰がり続け、そんな間にも北朝鮮の怪しい動きが続き、18日には中国共産党大会だとか。 


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  今この世界では同じ国籍を持つひと達が互いをレイシストと呼び憎み合い、自分の観点に都合の悪いニュースをフェイクと名付けてる。。 実際、何がフェイクで何が本物かは今、おそらく誰にもわからない。真実はひとつじゃない。幾層にもわたって存在するリアリティ。そんな胎内宇宙を、わたし達はそれと知らずに見始めてる...。

時代の早瀬で知らないうちに変化していくわたし達。 これって単に昔から存在し繰り返されてきた現象をIT技術の進歩が多重情報として浮上させ、地球の隅々に行き渡らせたってことなのか? 多様性の名の下に押し寄せる情報が、はるかに遠い地域や人々の内面までも擬似的に見聞きできる新しい仮想世界の泡を創り上げ、わたし達はその中に... 少なくとも自己の一部を組み入れているのか? 


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        アストロロジーから見れば、今は確かに歴史の節目のただ中。もしかしたらそれは、長い人類史から見て最大とは言えないかもしれない。でも今を生きるほとんどのわたし達にとっては、かなり大きな節目。たぶん何かの分岐点。社会にとっても、ひとりひとりにとっても。これから世界は本当に分かれていくのかもしれない。猛スピードで走る窓の無い電車の中で、変わりない日常を繰り返しながら。いつもの毎日、通り過ぎていく大小いろんな出来事。その都度わたし達は、目の前の現実を既知のことばを通して名付け、意味を与え、それを鏡に映して喜んだり悲しんだり格闘したりしてきた。そんなわたし達の営み。

けど、もしわたし達の現実認識が既知のことばによって成立しているなら、もう足りなくなっているように思える。ことばが。 自分が創る宇宙への新しい認識と、それを表現出来る新しいシステムの "ことば" を、それぞれが見出す時期に入ろうとしているかもしれない。 少し長い目で見るならば。 ......まぁ、そんなことをつらつら考える秋の夜。なんて、なんだかいつもなら記事の終わりに書きそうなことを言ってますが。(^_^;


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        実のところ、10月の満月は9月の新月が提示するテーマを受けて、ますます現実的な対応を迫られそうな雰囲気を持っています。そして、おそらくこのエネルギーはすでに前倒しで来ているのではないでしょうか(特に満月はその傾向が大きいのですが)。
では早速サビアン・シンボルを見てみましょう。



★10月満月のサビアン・シンボル★

        まず月がとっていくベースのシンボルは牡羊座12°『白い雁の群れ』です。雁といえば、やっぱり「渡り鳥」という印象が先に来ますね。雁は候鳥と呼ばれる渡り鳥で、秋には南に渡って冬を過ごし、春には北に帰るのだそうです。これは牡羊座の中盤に出て来るシンボルだから、北に向かう雁の群れかな?とも考えたけれど、北米に野性として生息する白い雁は、冬になると南の生息地へ渡って越冬することで有名らしいのです。なのでこのシンボルはやっぱり『さぁ、南へ!陽光に向かって!』というイメージかもしれません。


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        風が冷たさを増し、高く澄み渡った空にV字型を創りながら飛んでいく白い雁の群れ。一路、南へ…南へ。体の中に備わった本能というセンサーに従い、仲間達とともに飛んでいくその姿は季節の風物詩として日本でも昔から詩歌に詠われてきました。けれど、安全な子育てと食糧確保のために、生まれて初めての長旅に出る幼い仲間達を護りながら長い長い道程を飛び続ける実際の渡りには、数多くの危険が待っています。嵐に見舞われたり、天敵に襲われたり...。

雁行と呼ばれるV字形の飛行フォーメーション。その先頭に立つ鳥の役割は、自分が作った気流によって後続の鳥への空気抵抗を減らし、飛行を助けることだと言われています。その分後ろの鳥達は楽になるけど、リード役はとても難易度が高く、使うエネルギーも半端ではありません。なので雁達は途中で次々と先導役を交代しながら旅をするそうです。B.ボヴィはこれを、ある集団がその本能をひとつにして共通の目標に向かうときの最も効果的なグループ構造だと指摘していました。

旅立ちの季節。彼らは特有の大声で鳴き交わし、出発のときが来たことを互いに確かめあいます。そして、その瞬間に今までの群に存在した階層や利害関係は脇に置かれ、渡りに徹した新たな役割分担に切り替えられます。そして共に目的地を目指すんですね。一直線に。。(この辺りは牡羊座のシンボルらしい感じ)


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        互いに損な役割を交代で受け持ち、少し楽をしてエネルギーを回復した者から率先して先頭に立つ。これが出来るのは、彼らの目標 — 目的地 — が明確に定まっているから。そして何を護らなければならないかについても、暗黙の共通理解があるから。たぶんそれは…全体で、皆で、いのちを繋いでいく。そのため。

とてもシンプルなんだけど、だからこそ、とても強靱。 途上でどんな予想外のことが起きても、精一杯助け合って切り抜けていく。どんなに辛いことがあっても、きっとぶれることはない。 自分はあくまで自分。だけど、そのとき「自分」を貫くもうひとつ別の軸がある。「わたしは全体であり、先頭でもあり、末端でもある」という軸。わたし達が誰かと共に歩むとき、何かを一緒にやろうとする時、または何かに立ち向かうとき......この白雁の群れのようになれるかな...? 


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        では、月に光を送る太陽のベース・シンボルを見てみましょう。天秤座12°『坑道から出て来る坑夫達』です。白い雁の群れは南の陽光へ向かう旅だったけど、こちらは暗い地下世界から地上に戻る人々が描かれています。炭鉱でしょうか? それとも貴金属や貴重な鉱石を掘っているのかな? いずれにしても、危険のつきまとう仕事です。…そういえば国営ブラジル銀行を狙って600mもの地下トンネルを掘っていた銀行窃盗団が2日に逮捕されたというニュースが流れましたね。秘密の暗闇から明るみに引っ張り出された犯人達の姿もまた、この満月の太陽シンボルを体現した例かもしれません。サビアン・シンボルはたまに描かれたイメージそっくりな形で顕現することがあります。


さてこの度数は何年も前に一度体験したエネルギーだけど、覚えてるひといるかな? その時書いた記事の中から少し抜粋してみますね。

        真っ暗な鉱山の坑道から、次々と姿を現す坑夫達。 原文の "emerge" は「出現する」「浮上する」「明らかになる」という意味を含んでいます。 なので、地中深くから文字通り「浮上」してきたのかもしれません。地下深く掘られた坑道から、一日の作業を終えて出てきたところでしょうか? それとも、落盤事故から奇跡的に命を取り留めた人びとが明るい地上に戻ってきたのでしょうか?


coal



  今や斜陽となってしまった石炭産業ですが、石炭自体は19世紀初めにその利用が始まってから、1918年をピークに1930年代の大恐慌まで、米国エネルギー産業の中枢を担って、凄い勢いで増産され続けてきたのだそうです。 そんな中、20世紀初頭には事故で年間1000人もの炭鉱労働者が命を落としていったのだとか。 そして1907年冬には、後に米国史上最悪の鉱山事故と呼ばれるようになった 「モノンガー炭鉱爆発事故」 が起こりました。この事故では362人が生き埋めとなって亡くなり、1000人以上の子供達が孤児になったとされています。 また、危険で過酷な労働環境を背景に、組合を巡る労働争議が世間を騒がせることも多かったようです。サビアン・シンボルが降ろされた1920年代にも大規模な紛争がいくつかあったようで、1920年に起きた通称「レッドネック・ウォー」 では、銃器で武装した1万人もの労働者が抗議デモを行い、州兵や地元警察、鉱山の警備隊と衝突するという、後に小説にもなった有名な事件が起きています。この "戦争" は取り締まり側の勝利で終わり、労働者側には多くの死者と逮捕者が出たそうです。

        こうしてみると、このシンボルを降ろしたチャネラー、エルシィの脳裏には、そんな時代背景から何らかの印象が埋め込まれていたとしても不思議はないと思えます。彼らが経験した物事が落盤事故であるにせよ、または権利を勝ち取るための闘争だったにせよ、生死のかかった逆境をみんなで切り抜けていくには、互いに頼りあい、信頼し、力を合わせていく必要があったでしょう。そして、リーダー格の人びとの存在も不可欠だったはずです。彼らはみんなをまとめ、必要なら自分のエゴを犠牲にしてでも全体を明るい太陽の下に導かねばなりません。それにはいつだって "peer"…つまり仲間内でありながら、同時にそれを超えた視座と、先を見通す力、勇気や胆力が必要です。そして危険を回避し、自分達が辿り着くべきところに全員で回帰しようとする、優れた本能の力も。


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        とはいっても、誰もがいつでもそんな優れた能力を発揮できるわけじゃありません。それに、本物のリーダーシップがテーマになってくるのは山羊座に入ってから。ここ天秤座では、窮地を脱する、問題を解決する、という場面に直面した時、ひとりでは動かせない壁をみんなでどう乗り超えていくか?というエゴの葛藤とその成長物語を提示していると思います。そして...その物語がとてもシンプルで具体的な結び付きから始まっていくことも。

アメリカの鉱山史は沢山の命の犠牲の歴史でもありました。それでも、生きのびよう、もっとまともな暮らしをしたい…と、ひとときこころを合わせて闘った人びとの物語は今に語り継がれ、人間が ― たとえエゴのぶつかり合いの中であっても — 共に助け合おうとする思いで動くことが出来ると証しています。その行為は時と場所を超えて、見知らぬ人びとのこころを揺さぶる力があります。わたし達は考えます。自分ならいったいどうするだろう…?  咄嗟のとき、本当に危機が訪れたとき、無私の手を差し伸べ合うことが出来るだろうか? 白い雁はおだやかな南の冬へと向かい、坑夫達は明るい陽光の下へ... 彼らは自分達の本来の場所、安全な「ホーム」のある場所へ帰還しようとしています。皆で。全体で。。 

前回の新月のときも、社会的階層や立場を超えて貫かれる人間存在の「軸」というテーマが出て来たけれど。この牡羊座の満月も、やはり人間関係の中で、まずはそこから何をすべきか考えてごらん?と囁いているのかもしれません。


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        ではメインのシンボルは何を告げているでしょう? 牡羊座13°は『不発に終わった爆弾』です。あらら、ちと物騒な感じ。けどこれは潜在的に大きな災いをもたらす力を持った「何か」が、結局のところ空騒ぎに終わっている…というイメージです。今のところは...。

B.ボヴィの解説によると、原語の "Bomb" はギリシャ語で「中が空洞になった物から聞こえる音」を意味することばに由来しているそうです。そして爆弾 — explosive bomb — とは、空洞の容器に爆発性と発火性のある内容物を詰めたもの。それが爆発しないなら、失敗作の不発弾。けれど災いをもたらさないよう上手く設計された "容器" なら、たとえば内燃機関のように、車を前進させ機械を動かすエンジンとして働くこともあります。それが爆弾であるにせよ、内燃機関の一部にせよ、巧く機能させるためには爆発物を包み込む空洞容器が適切な強度と厚みを持っていることが必須条件です。もし泡のように薄く儚いものだったら? もういつ大爆発するかわかりません。


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        一方、月に光を与える太陽はといえば、天秤座13°『シャボン玉を吹く子供達』。こちらはちょっと楽しそうなイメージかな。シャボン玉は石けん液の薄膜にそっと空気を吹き込んで作る、美しい透明の玉。周囲の光景をその薄膜に映し取りながらフワフワと浮かぶ、はかない命の代名詞です。考えてみたらもう長いことシャボン玉遊びなんてしたことなかったけれど。。 久々に時間が出来たら、ちょっと飛ばしてみたいような...。

        このシンボルのことば「blowing」〜「blow」は、空気を吹き込むという意味の他に「爆破する」「吹き飛ばす」という意味も持っています。また「失敗する」とか「しくじる」、「浪費する」「機会をダメにする」「タイヤをバーストさせる」そして「激怒する」なんていう意味も。。 シャボン玉はすぐにはじける運命だけど、なるべく大きな玉を作ってどれだけ長く飛ばせるかを競うのは子供ごころに楽しい遊びだった記憶があります。B.ボヴィは言います。『子供達がシャボン玉遊びをするとき、周囲は笑い声に包まれる。彼らの目的は出来る限り長い間シャボン玉を飛ばし続けることだ。だがはかない泡の玉は、子供達の笑い声と同じように簡単にはじける。いつはじけるのか?それは予測不能だ。初めから長続きするようには考えられていないのだから』と。


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  確かに、ふわふわと飛ぶ綺麗な玉を追いかけ、パチンと割るのも面白かったな。。  誰かが飛ばしたシャボン玉を横からパチンと破裂させて「あはは、ゴメンゴメン!」「えぇ〜?ひどいな、ヨシそれならこっちも!」なんて。子供のころはそんな適度な意地悪のしあいもまた笑いの種だったように思います。 でも、もし今誰かが自分の夢をそっと吹き込んだ薄いはかないシャボン玉を飛ばしていたとして、それを面白半分にパチンと割ったりしたら... そのひとはきっと激怒するかもしれません。

B.ボヴィはこうも指摘しています。『陽気な遊びごころに打ち興じる最中にも、あなたの "裏庭" に不発弾が投げ込まれるかもしれない』と。不発弾は確かに破裂しなかった。でもだからこそ、いつ爆発して大変なことになるかわからない不気味さと不安を感じさせます。 裏庭の不発弾を何とかするには、警察の爆発物処理班か、大がかりなものなら自衛隊に依頼するしか手立てがありません。爆弾処理…それは世界で最も危険な職業のひとつと言われる仕事です。


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        このシンボルは、本当に些細な日常の何気ない鼻歌気分のときにも、まったく予期しない何事かが起きる可能性が常に潜在することを示唆しています。もしかしたら人間関係の中で、何気ない自分のひと言がきっかけで何かが破裂するのかもしれないし、自分の中で長い間密かに蓄積してきた何かのエネルギーが薄膜を破って噴き上がるのかもしれません。また、あるひとにとってはただシャボン玉がはじけたくらいのことでも、別のひとにとっては不発弾がいきなり爆発するほどの衝撃となるのかもしれません。そんなとき、命も惜しまず手を差し伸べてくれる誰かはいるだろうか? 自分は、誰かに手を差し伸べることが出来るだろうか? そしてもしかしたら... わたし達はみんな、自分のこころの底にいつの間にか不発弾を抱え込んではいないだろうか? 忘れられ踏み固められた土の下で、刻々とエネルギーが満ちるのを待つ不穏な不発弾を。


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        うん、あるかもしれない。じっと爆発を待つ何かが。。 この世を生きてきた中でいつしか堆積してきた無明の地層の中に。ならばその潜在的な無法の力を、エンジンに変えて前進することは出来るだろうか? 誰も傷つけず、誰にも依存せず、肩肘も張らずに。ヒリヒリするような薄膜ではなく、美しい鉱石の空洞容器にエネルギーを溜めて。真っ白な渡り鳥のように、無限の胎内宇宙に羽ばたいていけるだろうか? 自分が自分を思い出す場所に、ホームに向かって.....

わたし達が今、現実と感じている時空。そしてわたし達の前に開けようとしているもうひとつの空間。その両方の世界に今、得体の知れない不発弾の中空音がかすかに響きつつあるのかもしれません。



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        金星と火星のコンジャンクションとほぼ時を同じくして起きるこの満月。感情をたっぷり刺激してくれそうな雰囲気です。ICには小惑星ルシファーが乗って、光と影の葛藤を演じそうだし(どちらが光でどちらが影か?)。そして銀河中心に迫る土星・イクシオンとエリス、NノードのGトライン(打たれながらも自分の道を往くしかない)。 海王星とパラスからは太陽へのYOD(おぉ!その政治力は公正さか欺瞞の顕れか?)、キラルスへの土星・SノードのYOD(カルマ、無垢の魂の犠牲)。 そして金星と火星は8日〜11日にかけて順に土星とスクエアに(宴の後の反動)。9日は太陽と水星がコンジャンクト(こころを修復する日)。木星は10日夜に潜水具の水音を大きく立てて蠍座入りするとそこにはTNOティフォンが待ち構え、ハウメアはいまだにエリスとコンジャンクト(様々な自然現象)、11日は金星・カイロン・フォルス・イクシオン、そして月の一時的グランドスクエア(こころに埋まった不発弾を発見するか?)。15日〜16日小惑星ルシファーとアグニがコンジャンクト、火星・カイロン・フォルス・イクシオン・カオス・リリスのグランドスクエア(霊的火花の狂い咲きが見られる?)。そして17日〜18日は火星とフォルスがスクエア(小さな原因大きな結果).....そして20日未明には天王星とオポジションの新月!

  全般に、これから先はなかなかのデコボコ道になりそうな行程だけど、旅立ちの用意は出来ているかな? 南へ向かう鳥達のように。シンプルに、力強く、助け合いながら。けっして自分を失わずに。さぁ風に乗って、いきましょう!!




have a great trek!!!

hiyoka(^_^


October 01, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今回はこのパートを抄訳とさせていただきます。


引用記事
・2018年以降のFRB議長選任についてのトランプ大統領とFRB現幹部との話し合いに関する記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)

・米国保険福祉省長官トム・プライスが出張用に高額なプライベートチャーター機を使っていた件で批判を浴び辞任した件についての記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)


・先週... それは9月27日、木星・天王星オポジションの最後の形成があった日に代表される週だった。世界の株式市場は奇妙な動きを見せたが、思考をジオコズミック研究に同調させていれば驚きでも何でもなかった。どんな時でも天王星が強調されていれば、奇妙で意外な出来事(予測不能でさえあること)が起きるものだ。天王星が強く関与する時は「奇妙」が規範であり、「予想外」が予測可能な事態だ。

・先週奇妙だったのは、多くの株式指数が年初来高値をつけ、中には史上最高値に舞い上がるものが出た一方で、そこまで行かない指数や数週間ぶりの安値に沈んだ指数も出ていることだ。

・以下、アジア環太平洋地域、ヨーロッパ、アメリカ大陸、金、銀、国債、原油の先週の動きをふり返る記述。原油は4月17日の金星順行時以来の最高値をつけた。これは非常に興味深い。木星は原油の支配星で、最高値をつけたのは9月28日、木星・天王星オポジションの翌日だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“米国経済の2017年第2四半期はGDP値3.1%増で2度目の改定値3%、市場予想の同じく3%を上回った。商務省経済分析局によれば、これは2015年第1四半期以来最も強い成長率だ。”

— “U.S. GDP Growth Revised Higher to 3.1% in Q2”
  www.tradingeconomics.com,
  U.S. Bureau of Economic Analysis 2017年9月28日付


        木星・天王星オポジションは現在発効する中で市場のリバーサルに関連する最も重要なシグナルだ。しかしながら、他のシグナルも存在する。注目すべきものはトランシットの木星が13ヶ月にわたる風性星座宮天秤座の旅を10月10日に終えようとしていることだ。先月(9月1日以来)、木星はニューヨーク証券取引所のネイタルチャート(1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションの上に来ている。換言すれば、米国株式市場は木星リターンの期間中(9月1日〜29日)ということだ。

それは今、終わりつつある。アストロロジーの分野では、木星は『ザ・グレート・ベネフィク(大吉星)』と考えられている。ファイナンシャル・アストロロジーにおいては経済成長と相関するが、確かに米国経済は成長して直近四半期のGDPはここ2年で初めてついに3%を超えた。それを受けて米国株式市場も舞い上がり、いくつかの史上新高値が示現した。こうした現象は風性星座宮、とりわけ天秤座を運行する木星がNYSEの木星リターンとなる場合の予測パターンに符合するものだった。

  興味深いことに、ドナルド・トランプ大統領もまた彼のネイタルの木星を天秤座に持っており、したがって去年は彼の木星リターンでもあった。さて木星が次に蠍座の地下世界を旅する13ヶ月に備えようとする時、株式市場は騰がり続けられるだろうか? ドナルド・トランプの「幸運」はどうだろう? 蠍座は「捜査・追求」「秘密裡に行われた事の露呈」「削除」そして「同盟の終わり」を支配するのだが? 木星が絡む時、多くの変化 — 解雇/雇用 — が起きやすい。これは特に風性星座宮にネイタルの惑星を持つ人々に強く影響する。もう「大吉星」たる木星との宇宙的ハーモニーの影響から外れていくからだ。

        ではここでもっとセクシーな事柄について考えてみよう。何といっても、金星と火星が10月5日に一体となり(コンジャンクション)、太陽は時を同じくして人間関係の星座宮、天秤座に在泊中だ。その4日前、両惑星(金星・火星)は冥王星にトラインを形成するのだが、これはもっとセクシーな取り合わせだ。金星がお金と愛に関連することを考えてみよう(まぁどちらか一方を欠いては上手くいかないもので、きっとこれは金星が「愛」と並んで「強い欲望」を示唆するからだろう)。 また火星は燃える情熱と他者に近付こうとする衝動の惑星だ(彼らが互いに近付くのを見て「何をするべきか?」と考えるなら、それはなかなか良い疑問だ)。 

そして金星と火星の両方が、税金、負債、赤字と同時に「強烈さ」をも体現する惑星、冥王星に調和的なトラインを形成する。 個人レベルでは、多くの魂達が互いに惹かれ合うだろう。しかし実際のところ、惹かれているのは魂ではなく、肉体そのものだ。だがその魅惑はあまりにも強烈かつ明確であり、まるで何かもっと深いもののように感じられる(単なる肉欲 — あるいは税金 — などというものではなく、より深い意味を持つのだという思い込みを伴う)。 

このような魅惑(そして税金関連の提案)に対する本物の試練は、同じ2惑星 — 金星と火星 — が冥王星とのトラインから移行して土星とスクエアを形成する10月8日〜11日にやって来る。熱愛から疑念へ、受容から疑惑へと振り子が振れていく。 何を考えていたのか? 今、何をするのか? 自分自身の口から発した言葉と誇りにかけて現実と向き合い、最後まで取り組むのか? それとも逃げを打つのか? その人物が持つ真の顔が決まる(あるいは露呈する)ような、人間としての体験が待っている。

        今は自分の観点に対する十分な支持を取り付けないままで戦闘態勢に入るには良くない時期だ。あなたは自分が正しいのにと思うかもしれない。しかし、正しいからといって戦争に勝てるわけではない。これは市場(または恋人)が、はっきりした理由もなく背を向けるような時に覚えておくと良いモットーだ。今月は「ただより高いものはない」。

10月11日を過ぎるまでは、どんな魅惑的なポジションとも "結婚" してはならない。そして最後に、トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。

「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」
 そして
「このアスペクトが過ぎた後すぐに戻ってこない恋人なら "売り(Good Bye)" シグナルの候補だ」







訳文ここまで
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September 24, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週からのメリマン・コラムは抄訳が多くなるかとおもいます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “水曜、FRBは4.5兆ドルにのぼる保有資産のうち満期を迎えた証券や債券に再投資せず、10月からは月に100億ドル縮小、来年にかけて段階的に縮小幅を拡大し、月に500億ドルとする... 中央銀行の短期指標金利に変更は無かったが今年あと1回の利上げを示唆した... FRBの発表後、株式市場は下落に転じた。”

— Martin Crutsinger
  “Fed Will Start To Reduce Its Bond Holdings”
  Associated Press 2017年9月21日付


    “ワシントンへの送金がヒモ付きで返却され手数料が差し引かれるというこの仕組みは無駄遣いであり政治責任を曖昧にするものだ。真の連邦主義的アプローチは個人用医療保険市場の規制を州の管轄に戻すことである。そして慢性病や重篤な病のためには連邦政府が独立したセーフティネットを設けるべきなのだ。”

— Robert Robb
  “Clarifying the Graham-Cassidy Bill”
  The Arizona Republic 2017年9月22日付


        株式市場は先週上昇して始まり、米国のダウ工業平均とS&P先物、中国の上海、香港のハンセン、日本の日経、インドのニフティなどいくつかの市場が年初来高値そして(または)史上最高値をつけた。しかしながら、ダウ平均とS&P先物の新高値はナスダック先物では確認出来なかった。これは米国において異市場間弱気ダイバージェンスが頭をもたげつつある状況だ。振り子の反対側では、国債と貴金属が急落、金は1トロイオンスあたり1300ドル、銀は17ドルのラインを下回った。どちらの市場も、膨大な国債のポートフォリオを来月から縮小し年内にさらなる利上げを行うというFRBの決定を嫌気した。

直近の市場動向とジオコズミック・サイン及び重要変化日について見直すと、そこには際立つ2つのポイントがある。まず、私達が提示した直近の★★★ジオコズミック重要変化日(CRD)は8月21日で、これは — ふり返ってみれば — 結局その日が米国株指数のプライマリーサイクルにおける底だったことが判明した。それはまた、2017年で2回目の急落の終了でもあった。最も急激で長期の下落は3月1日(もう1つの★★★CRDであり強力な木星・天王星オポジションの前日)に始まり、4月19日まで続いたが、この日はまた別の★★★CRDゾーン内で金星逆行サイクルが終了した日だった。これら三つ星の重要変化日は1928年以来、株式指数の重要なトレンドリバーサルに前後3取引日の内82%の事例をもって歴史的に同期してきた。これは重要なポイントだ。何故なら私達は現在、いくつかのジオコズミック・サインがまた別の★★★CRDゾーンを構成する時間帯に入ろうとしているからだ。

しかしながら2017年は、リバーサルのシグナルとなるジオコズミック・サインに同期して起きた天井からの下落幅がそれほど大きくない…という事実に注目することもまた重要だ。 たとえば、2017年7月25日の太陽・火星コンジャンクションは世界の株式指数に対し6週間の揺らぎをもって示現する重要な高値と相関し、そこから8%〜20%の下落が予測された。この時期には確かに史上最高値または長期の高値が示現したが、私達が追跡する中で期待された下落幅を満たしたのは4大株式指数の内たった1つだけであり、下げも小さかった。

たとえばダウ平均は、8月8日の月蝕前日に22,179で史上最高値をつけた後下落し、8月21日の日蝕に21,600でプライマリーサイクルの底をつけた。だがその下落幅はたったの2.6%だった。日本の日経は6月20日に20,318で前回の年初来高値をつけ、その後下落して8月29日にプライマリーサイクルの底値19,239をつけた。下落幅は5.3%だった。ロンドンのFTSEは(ダウ平均と同様に)8月8日に7551でプライマリーサイクルの天井をつけた後6週間下落して9月15日に7196でプライマリーサイクルの底をつけた。4.7%の下落だった。ただ1つ、ドイツのDAXだけが私達の予測した下落ターゲットを満たし、6月20日の史上最高値12,951から8月29日の11,868の安値まで8.36%の下落幅を記録した。

ここで学ぶべき事は、ジオコズミックな指標は主要なリバーサルのタイミングを特定するにあたって非常に良く機能し続けていることで、ジオコズミクスがマーケットタイミング・ツールであることからこれは納得のいく結果だ。しかし、それらは下落幅をパーセンテージで測ろうとするとそういつも上手くはいかない。それはテクニカル・インディケータ、チャート・パターン、そして投資(またはここ数年見られるような投機)を左右する流動性に影響を及ぼす中央銀行の政策により多く依拠している。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週は夏から秋への季節の変わり目だった。太陽が乙女座から天秤座に移ったのだ。天秤座は風性の星座宮であり、風性と火性の星座宮に惑星(太陽と月も含む)が在泊する時は地性や水性より強気となるのが典型だ。

だが、マーケット・タイマーとしての私達にとってもっと重要な要素は、惑星間のアスペクト(特定の数学的空間関係)、そして惑星達が地球中心に見て進行方向を変える時(「滞留」「逆行」「順行」と呼ばれる)だ。今週、私達には非常に重要な惑星アスペクトと惑星滞留が待っている。

まず初めに、木星が天王星に対し14年サイクル中3回目にして最後のオポジションを9月27日水曜に形成する。これは『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で詳説した研究によれば、前後12取引日の期間をもって、米国株式市場のプライマリーサイクルとは他に類を見ない相関関係を持つジオコズミック・サインだ。歴史的な示現頻度は82%にのぼる。その内いくつかのケースでは、メジャーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルとの相関例もある。たとえば2016年12月26日に起きた最初のアスペクト形成では、ダウ平均のハーフ・プライマリーサイクルの天井に関連した。2回目の形成が起きた3月2日はダウ平均が史上新高値をつけた日の前日で、その後にこれまでのところ2017年で最長かつ最も厳しい下落が起きている。

  また今週は9月24日〜29日に金星と火星の両方が海王星とオポジションを形成する。マンデーン・アストロロジーの分野では海王星は洪水を支配するが、これは既に襲来したハリケーン・ハービーによる大洪水に顕れているが、今週はもう1つのハリケーン(マリア)が米国本土を襲うと予測されている(すでにプエルトリコには甚大な被害を与えている)。個人レベルで見るなら、このコンビネーションはロマンチックな衝動やのぼせ上がり、一目惚れを誘う可能性がある。だがこうした衝動が現実として着地することはあるのか? それとも単なる夢想に終わるのか? 

冥王星は9月28日に滞留から順行に転じる。冥王星は税金、改革、調査要求、または慎重に護られてきた秘密の暴露を支配する。だから今週の私達は税制改正問題、医療保険改革、そして疑わしい行為への調査請求を含む議論や討論が熱い争いとなるのを目撃するだろう。海王星もこれに参加することから、嘘とまでは言わなくてもバイアスのかかった言説以外の何物でもないような話への支持を集めるために、多くの真実がねじ曲げられるだろう。「魔女狩り」は勢いを増して最悪の様相となりそうだ。 今週あなたが読むもの、聞くことの全ては(それが何であれ)信じることは出来ない。


  それでも、これらの物事をあまり深刻に受けとめ過ぎないようにすればあなたは楽しく過ごすことが出来る。天王星が支配する水瓶座の傾向を強く持つ人達が好んで言うように『愛してるよ。でも個人的に受けとめないでくれ』という感覚だ。






訳文ここまで
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September 19, 2017

○9/20の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月20日14:49前後、北海道周辺で 14:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は14:30前後、沖縄周辺では14:00前後に乙女座 27°27’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 乙女座27°~28°― 発効期:9/20~10/19 】

   "Grande dames at tea"
『茶会に集う貴婦人達』

   "A bald-headed man"
『禿げ頭の男』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★格差社会を貫いてひとつにまとめ上げている共通の「軸」を見る
→★あらゆる階層のひとびとが現状を肯定していくための「現世的な儀式」
→★時をかけて得てきたものを選別し、統合整理し、分配し消化していく
→★刈り取り、寄せ集め、小分けにして分配するという社会的手段
→★意味のないお喋りや他愛ない噂話の輪の中で感じる疎外感
→★共通点よりも差異に拡大レンズを当てることで増大する不公平感
→★重箱の隅をつつくことによって火を起こし煙を立てる
→★重要な気付きを得る前の一時的な内省状態、または敗北感への対処
→★伝統に培われたもの、奥の深さや優美なものに対し畏敬の念を抱く
→★細かいことを気にし過ぎて不安になる、迷う、または苛立つ
→★「強さ」「支配力」の誇示あるいは称賛 or 周囲を圧倒する独特の風貌
→★未来に潜むあらゆる可能性の中で歓びに満ちた輝きを見ていく
→★何かを成し遂げるために必要な不動・不屈の精神、協調と自己犠牲
  または見解の相違に対する敵対的で自己の非を認めない頑なさ
→★全てに停滞と成長、内省と外向、潜在性と表面化の周期があることを理解する
→★強さと力、自信を少しずつ取り戻していく途上でこころの静けさを守る
→★新たな力の芽生えと変化の予感を前に当面の不安定さを抑える努力・・・→

ネルギーのポイント:前回の新月『変容の予感 ― 移行 ― 勇気と透徹』
                    
            今回の新月 『次局面に向けての現実的な対応』


170920NM170923AE

 左/新月図  右/秋分図(参考)



★ちょっと気になる惑星アスペクト★


9月20日 新月期全体をいろどるアスペクト:

新月・カイロン・フォルスとTスクエア
 (「傷」との突然の直面を通じて自らの再生に向かう または
  退行や逃避行動、耽溺、中毒症状など)

金星が乙女座入り(段差を上手く超えてグラウンディングをこころがける)

水星が逆行のシャドウを抜けて海王星にオポジション
 (何かの暴露や露呈、または何かが明確になることで変化が起きる)

火星・オルクスのコンジャンクションがルシファーとスクエア
 (怖れや罪悪感の裏返しが他罰的感情や暴力性に繋がる危険)

月のノード軸・イクシオン・カオスのミスティック・レクタングル
 (社会的慣習に沿って問題なくふるまおうとする安全感覚と
  本来の自分が望むとおりに生きたいという衝動のアンビバレンス)

月のノード軸・エリス・イクシオンのカイト
 (妥協と歩み寄りか自分の考えを押し通すかの葛藤による
    フラストレーションに注意)

ICに小惑星パラスがコンジャンクト
 (公正さと自由を求める心理、政治や防衛への関心など)

全体に、社会のメカニカルな仕組みに動かされていく人生から
 抜け出したいという気持ちが強まる傾向が顕れそう。


9月23日05時02分ごろ 太陽が天秤座入り(秋分)
      (エリーズポイントの常で新たな現実への一歩を踏み出す象意)

9月25日未明に火星が海王星にオポジション形成
      (内的な強さと外的な圧力とのぶつかり合い、そこから
      生まれる混沌と気付きの可能性、権威の力とユーモアの力の選択など)

9月26日火星・木星・天王星・海王星のウォリサム・レクタングル
      (本来、直接的には自分に関わりのない物事に自分自身を巻き込む
       ことで問題が思わぬ方向に進み大事になる可能性に注意)       

9月27日月が遠地点を通る
      (社会的通念やモラルに囚われない思考や態度、感性)

9月28日未明に山羊座16°で冥王星が順行開始
      12時25分ごろ木星・天王星が最後のオポジション形成
      (心理的な重さが少し軽減に向かう、引き籠もる心理から
       少しずつ社会に目を向けるような無意識レベルの変化)

9月30日水星が天秤座入り、金星が海王星にオポジション形成
      (創造性、想像力、クリエイティブな力の放射、強靱さの表現)

10月5日
金星・火星が乙女座18°台でコンジャンクション 
      (長い刻をかけた努力への報酬、自己コントロールの問題、
       パートナー間に起きるコミュニケーションの問題・・言いたい
       ことが上手く伝わらない、信頼感の欠如や頑なさ、急所に
       土足で踏み込まれるような感覚、暗黙のデリケートな境界)

10月6日03時40分ごろ 満月!  
   


★9月新月の星模様★

        北朝鮮のミサイルは飛ぶし大型の台風は日本列島を縦断し、抜けた後は気温が10°も上がるフェーン現象。来月22日に衆院解散総選挙との話も出ているし(10月20日は天王星とオポジションの新月)インドネシアのスマトラでは豪雨による洪水が起きて大きな被害が。 英国では地下鉄爆破テロが起き、シャーロッツビルの暴動後まもない米国では度重なるハリケーン被害に加えて人種的対立もなお激化中。極左アンティファやBLMの台頭に対抗する白人超保守派の紛争にトランプ大統領排斥運動が絡むなど…世界の人心が一層不安定になっていそうな今日このごろ。暴力的な歌詞と私生活で知られる黒人ラッパーのXXXTENTACIONがYoutubeにUPしたオフィシャル動画がまたたく間に1000万ビューを超え、賛否両論大きな物議をかもしています。


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        その動画の中には彼が黒人と白人の幼い男の子の手を引き、皆の前で黒人の子にYESと言わせてから白人の子の首にロープをかけて天井から吊す…まるで「奇妙な果実」のように…そんなショッキングなシーンが含まれていました。もちろん創りもののシーンだし、最後に彼自身の体験に基づいた深く赤裸々なメッセージが語られるのだけど...。本物の人種間対立がまだピンと来るとは言えない日本から見るとき(特に初めて見ると)やり過ぎというか、えげつない印象を受けてしまいます。それと同時に、ここまでやらないと良くも悪くもひとの心の奥底に沈む何かをかき立て、深く感じさせることが出来ない状況になっているんだな...とも感じました。わたし達は、いつのまにかこころにこんなにも重い蓋をしてしまったのかもしれない...と。そしてそんな経験もまた、次の刺激とともに一瞬にして消費されてしまうのだろうか?とも。

それは米国の歴史と現代社会のひずみに絡む人種問題の根深さを感じさせられる、そんなプロモ動画でした。ただ同時に、Youtubeやインスタグラムなどネットであらゆる映像や画像を皆が見慣れてしまった今、誰もが簡単に思いや意見を発信し、一夜でスターにもなれれば極悪人の烙印も押されてしまう世界で何かを伝播しようとするときに用いられるテクニカルな側面の怖ろしさ(一瞬の「印象」を最大の武器とする人心の操縦テクニックは加速度を増しながらいったい何処へ行き着くんだろう?的な)も感じたのでした。


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  インターネットの黎明期は、山羊座で天王星と海王星がコンジャンクトした時代でした。それから20年ちょっとの間に技術はすごい勢いで進歩したけれど。わたし達人間のこころがそれに伴って進歩したとは思えません。そして今、天王星はエリスとのコンジャンクション(ネット社会で断片化してしまった個人のアイデンティティを再生するための葛藤とカオス)を3月に終え、来年初めのニアミスが過ぎるまで、わたし達に課題の残りを突き付けています。「どう見えるか? どう見せるかではなく、どう在るかの主権を自分の内部に取り戻せ」と。

そして今、牡羊座の終盤度数に達した天王星は、日本時間28日昼に木星との最後のオポジション。これはメリマン・コラムでも米国株式市場のプライマリーサイクルに影響する最強指標として示唆されていたアスペクトですが、このとき金星は冥王星族の審判者オルクスとコンジャンクトで小惑星ニッポニアとはオポジションを形成しています。

これ、心理的には期待と失望のバランスを取るとでもいうか…もしかしたら、協調性や思考の刷新が必要な場面である種の失望感を味わうと共に、期待とは全然異なる方向から思わぬ救いが来るような感覚として顕れるかもしれません。ただし、たとえ漠然とでも、長期的な見通しを立てておく必要がありそうです。先がよく見えない中で、突き付けられる目の前の現実に手探りで立ち向かっていくときは「少なくともこっちには行かない...」という最低限の消去法さえも次の行動を決めるヒントになるのだから。


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        この日前後の数日は、新月図にも示されている月のノード軸とエリス、土星、イクシオンのカイトを遠地点の月が通るなど、ちょっとこころが騒ぎそうな星回りです。四方八方から欲望を刺激してくる情報の嵐を乗り越え、境界線をきっちり引いて自分の道を行く...それがこの期間を過ぎ越していく鍵となるかもしれません。太陽とコンジャクトするヴェスタの内なる「火」を支えとして。

一方、海王星は2012年、牡羊座入りした天王星と入れ替わるように風性の星座宮(合理性や論理性)水瓶座から水性の星座宮(感情や繊細さ)魚座に入りました(初回の入居は2011年夏)。自ら支配する魚座に入った海王星は本当に強力です。独特のロジックを持つ天王星と共に「インターネットを介して世界中のひとびとを繋ぐ」というステキな夢を支援した海王星のエネルギーは、同時に情緒を刺激する情報の洪水を激化させ、そこから立ちのぼる色とりどりの濃霧はあらゆる欺瞞と幻想、そして自他の境界の曖昧さをもたらしたのではないかと思います。

便利で楽しいし、掃いて捨てるほど多くの「真実」が提供されて気に入ったものを選び放題。なのに、何が本当かはけっしてわからない。地球の裏側を覗くことも出来るし、欲しければ珍しいものを手に入れるのも簡単。フォトショップや映像技術、印象操作で別の人格になることだって可能。好きな音楽もワン・クリックでダウンロード。感動する物語にも出会える。有名人とも気軽に会話するチャンスがあるし、時には思わぬ側面をかいま見られて嬉しくなったりガッカリしたり。見えない誰かと議論も出来る。シャットアウトも自由自在(本当に?)ほんと、便利。でも...おそらく真実だけは手に入らない。少なくとも、そんなに簡単には。。というか、自分にとっての「真実」が何なのか、よく考えてみるとわからない。。


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        もちろんフィジカルな現実は厳然と存在し、毎日汗を流したり泣いたり笑ったり怒ったりしてる自分が存在する。けれどいつのまにか...全てが希薄化し、薄くなっているのかもしれない。現実感が微妙に薄れているような? 魚座に立ちこめる霧が全てを覆っている。自分自身でさえも。ただ常に刺激され、敏感に反応し、それでもなお執拗に手応えを求める飽くなきエゴを除いては。

......なんて。魚座と海王星がそれぞれにネイタルで強調されている日本の戦後始原図2種(主権回復図と現憲法成立図)を見る限り、この国には特にそんな傾向がヒタヒタと増大しつつあるような気がします。

また、もうひとつこころに留めておきたいのは、魚座の海王星はわたし達のオーラの防御壁を希薄にし、触れあう他者の感情にたやすく共振してしまう状態を創り上げる、ということです。良いときは共感や同情、手を差し伸べたいという優しい気持ちが強く顕れるのだけど。。 一方では怖れや怒り、恨み、妬みなどネガティブな感情にも同じように共振してしまいます。共振…というよりは、相手の感情がそのまま浸入してきて自分本来のものと溶け合い、同化してしまう感じかもしれません。その結果、けっして本来の自分のものではない感情に取り憑かれてしまうということが起きてきます。


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        これは面と向かって誰かと話し合うときだけでなく、たまたま電車に乗り合わせたり、ネット上で誰かの書いたものを読んだり、電波を通して何かを見聞きするような場合にも起こり得ます。発された「ことば」や「光景」自体というよりは、そこに込められ放射された感情そのものが入って来て自分自身と混ざり合うような感じでしょうか。たとえば他のひとの側に寄っただけで調子が悪くなったり、体に痛みを感じたりすることもあります。それが自分のせいではないことも多々ある...解決可能な何か具体的な原因(明確な病気とか、年のせいとか、更年期障害とか、誰かとの関係とか...いろいろ)を調べても答が見つからないときは、このことを頭の片隅に入れておきましょう。

たとえば何かのきっかけで「あれ?おかしいな..これは本当に自分の感情だろうか?」と気付けると良いのだけど、無意識でいるうちはなかなか難しいかもしれません。また、知らずに外からの負のエネルギーを吸い込んで蓄積してしまうと、その後実際に体の不調や病気として顕れる場合があるし、環境や食物が含む有毒物質に対して敏感になるケースも指摘されています。

もともとは魚座に主要な惑星や感受点を持っていたり、海王星がネイタルで強調されているひと、8室に主要個人惑星が集中しているひと、4室に冥王星を持つひとなどがそんな傾向を持ちやすいと言われるのですが、海王星が魚座入りして5年以上経った今は、生来の共感体質を持つひとはもちろん、そうでないひとの中にも、自分がここ数年で 良くも悪くもかなりセンシティブになってしまったと感じるひとが増えているかもしれません。


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        何であれ、不安や怖れを煽るような想念が入ってくるとき、それを吸い込んだわたし達の内部は微細に震え、その振動は自分が本来抱えていた自分自身の怖れ — 中毒性を持つ種子 — を呼び覚まし、増大させます。怒りの声はその痛みとともにわたし達のこころをザラつかせ、新たな怒りや侮蔑となって増幅していきます。あるいは自分の中に置き忘れた罪悪感が揺り起こされ、自分が悪いのだから全てを受け入れなければ...というねじれた自己犠牲へと繋がることもあります。それは伝言ゲームのように趣旨を変え対象を変え乱反射しながらも、いつしか全方向的に伝播していく性質を持ちます。そして、再び自分に返ってきます。いつもの光景。もしかしたら、一晩寝れば忘れてしまうような小さな出来事かもしれない。 でも、だからこそ知らない内に繰り返される影のゲーム。

けれど一度滲透を許したネガティブなエネルギーは、表面意識の下でヘドロのように蓄積してしまう可能性があります。 それはいつしか「わたしはこうなんだ」「世の中なんて元々こんなものなんだ」「いや、こうであるべきだ」…などという観念の重い蓋となってわたし達の本質を圧迫し、内部を秘めやかに侵していくかもしれません。その蓋の上で、わたし達の自我はモヤモヤとした霧と同化し、外から取り込んだコスチュームプレイに興じる自分の姿に何の疑問も抱かないようになっていきます。時折、気付かずにあげるうめき声のバイブレーションを周囲に伝播しながら...。

けどもしかしたら「このごろ何をしても楽しめない」「ちょっとしたことで苛立つようになった」「診断を受けても特に病気じゃないのに疲労感が取れない」「最近、なんだか少し雰囲気が変わったね...」なんて遠慮がちに(?)言われる... そんなふとした小さなことが気付きへのきっかけになるかもしれません。うわアヤシイかも?なんて感じたひとは、自分にフィットした、信頼のおける防御法(様々な心理テクニックやスピリチュアル領域の方法論など)を調べてみるのもいいと思います。


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  けれど。魚座の海王星が持つ脆弱な領域を乗り超え、潜在する最善のエネルギーを使うには...対向する乙女座の特質である忍耐強い分析の力と識別力を意識して使うこと、本来の自分に備わった本能と、刺激によって生まれる情緒的な衝動を混同して根こそぎもっていかれないよう、一歩踏みとどまって考える慎重さを失わないこと。これが一番大切なことかもしれません。

想念エネルギーの浸蝕は一瞬のうちに、四方八方から起きてきます。これを感じ分けるには、そういうこともあるんだなっていう概念をまず持つこと、そして慣れるまで意識的に不可侵の境界線を引く訓練をしてみることが一番です。それは何らかの「ことば」でもいいし、想像力やビジョンを使ったり、アロマの類でもかまいません。とりあえず「あ、もしかしたらコレがそうかな?」と認識するだけでも最初の大きな一歩だと思います。(世の中には色んなやり方が存在するけど、わたし自身はたとえオリジナルでも自分が本当に納得出来る方法を見つけることが一番だと思っています。)

そうそう、境界線といえば...。今 射手座を運行している土星が自分の領地 ー 山羊座に入居して、いよいよ本領を発揮し出すのは12月20日。新月と冬至の中間日ですね。 そして2019年〜2020年の冥王星とのコンジャンクション形成へと向かっていきます。 山羊座の土星はきっと、日々の暮らしの中で個人としての自分と 公としての立ち位置(社会性)の境界をいったいどこで引けば良いのか?と自問自答するような体験をもたらすかもしれません。 その意味でも、射手座の特質である「物事を大きな観点から捉える」「自由を希求する」「寛大さ」「スピード」「過度の楽観と拡大主義」などと真っ向から対立する土星の性質を意識して使い、自分なりのバランスを考え、フラストレーションを溜めずにしっかり自分の芯を見つけられたらいいなと思います。

何事にも「お!」と思ったら向かっていく射手座の中での「境界線」というテーマは、魚座の海王星を使うときにもきっと役立つはずだから。


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        今回は魚座の海王星の話、それもどちらかというと危険な側面がメインになってしまったけれど、本来は素晴らしい創造性や深い優しさ、高い精神性を示唆する組み合わせです。けれどそのエネルギーを高度に実現するには、わたし達の胎内宇宙を鍛え、高いハードルをいくつも越えていく必要がありそうです。 現在、魚座の中盤にさしかかった海王星は、まだまだ2025年〜26年までじっくりと自分の領地を旅して回ります。その間にはわたし達人間にとって、サイキックな領域を含めて幾度もの試練や挑戦が待っているのかもしれません。

面白いことに、海王星が牡羊座に入って0°〜1°(エリーズポイント)に来たとき、土星が追い付いてコンジャンクションを形成するんです(2025年7月にオーブ13'の超ニアミス、その後26年2月に正確なコンジャンクション)。 「個」と「社会」が激しく交差する十字路と言われるエリーズポイントで起きるコンジャンクションは、とても強い影響力を持ちます。これは、火星(牡羊座の支配星)・土星・海王星のコンジャンクションとよく似た難易度の高いエネルギーになりそう。。 しかも2025年には、天秤座入りした火星がこの土星・海王星にオポジションを形成します。これ、もしかしたらわたし達個人にとっても、世界全体にとっても、土星・海王星コンビによる長いカリキュラム(約36年サイクル)の卒業&進級試験みたいなものかも?(^_^;

明日のことさえ見えにくい今、10年近く先のことなんてたぶん誰にもわからない。今までは予測通りの道を歩めたとしても、未来はわからない。今とは全然違う豊かさを目指して生きているかもしれない。 でも惑星達はきっと、その時々のわたし達にちょうどの物語を提示してくれるでしょう。

それをどう読み取り、どう現実に創っていくかはわたし達のこころと意志次第です。まだわたし達の誰も知らない「第三の道」があったりするのかもしれません。厳しい顔付きだけど、いざとなれば頼りになるいぶし銀の土星を友とし、青白く深い眼差しの海王星に学びながら...ゆったりと。凜として、歩んでいきましょう。


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★9月新月のサビアン・シンボル★


        では新月が提示するサビアン・シンボルのテーマを見てみましょう。今回のベースとなるのは乙女座27°『茶会に集う貴婦人達』。この光景は、英国貴族階級の女性が社交の場やお作法を学ぶ場として集ったお茶の会「アフタヌーン・ティー」や、夕食を兼ねて開かれた「ハイ・ティー」を思い起こさせます。 また米国で「ハイ・ティー」 と言う場合は、かなり気取って儀式張ったお茶会を指すそうで、裕福な女性達がここぞとばかりに最新流行のフォーマルドレスに身を包んで上品な会話を楽しむ... といったイメージがあります。 アメリカ独立戦争の契機とも言われる「ボストン茶会事件」以来、米国では紅茶よりコーヒーが飲まれるようになったとも聞くけれど、やはり貴族階級や特権階級のイメージは「紅茶を嗜むこと」 にあるのかもしれません。


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        このエネルギーを理解するには、補完関係にある対向度数 魚座27°のシンボルに触れておくのが良さそうです。そのシンボルは『ハーヴェスト・ムーン』。これ、日本語だと「中秋の名月」と訳されることも多いけど、シンボルとしてはまんま 「収穫のとき」 という意味になります。

秋... 頭を垂れるほど実った穀物! いよいよやってきた、刈り入れのとき。畑を耕し、種を蒔き、草をとり、手入れをして、やっと迎えた収穫。 そして、刈り入れた穀物は大きさや出来映えによって子細に区分けされ、整理されます。その内、あるものは出荷され、またあるものは長い冬越えのために取り置かれることでしょう。けれど、「ハーヴェスト・ムーン」という言葉が定着した昔には、刈り取られた作物は領主や貴婦人達への年貢や貢ぎ物として差し出されたと言われます。

ブレイン・ボヴィによれば、古の時代、"Harvest" という言葉は "秋"と同義語で、沢山の単語のルーツとなることばだったそうです。たとえば「敬意を表する」という意味のトリビュート..."paying tribute" は、忍耐や信仰を試される「苦痛」や「苦難」という意味の "tribulation" から来ていて、その大元はハーヴェスト=秋の収穫時に穀物が臼で挽かれることを意味する古代ローマの言葉、"tribulum" なのだそうです。


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  このシンボルが降ろされた1925年の米国では、大規模農業や農場経営が一般化する中で、1930年代の大恐慌を前に一足早く急激な農業不況に陥る過程にあったそうです。貧富の差も激しく、白人大規模農場主に対して土地を借りて耕す小作人や季節労働に従事する黒人労働者、そして中国人や日本人移民など、多くのひと達がわずかな収入のために過酷な労働に明け暮れていました。ハーヴェスト・ムーンの時期は、この時代を生きた人々にとって、その立場によって悲喜こもごも、様々な想いが錯綜する季節だったのではないでしょうか。

秋も深まる中、盛大に催された茶会に集まる貴婦人達は、沢山の収穫物やそれに代わる金銭を当然のように受け取る立場にあったことでしょう。 1920年代中盤の米国で迎えるハーヴェスト・ムーンを思うとき、この2つのシンボルには世の中の光と影がくっきりと投影されているように思えます。 

        一国の社会・経済構造を成り立たせている仕組みの中で、様々な立場のひと達が様々な人生を送りながら、ひとつの社会としてその歴史を織り上げてきました。この「茶会」という優雅な装いのイメージひとつをとっても、その底には沢山の社会的不公平と偏見や欺瞞が渦巻いているように思います。


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  それでもこの光景を俯瞰で見たとき、香り高いお茶の葉を通して... 秋の午後の優しい光を透過して... 底辺の過酷な労働にあえぐ移民女性から、上品な会話を嗜む特権階級の女性まで、あらゆる階層の人々と彼らにまつわる生の物語が、人類というタピストリーの一部として実は密接に結び付いていることが透けて見える気がします。... それがわたし達の住む社会の構造であり、その構造のどこかを支え、どこかに支えられつつ、わたし達は今この瞬間も生きているという事実。 

上流階級の貴婦人達にとって、茶会は社交上必須の儀式とも言えます。階級にふさわしい上品なふるまいの中で、慈善パーティの相談を終えた後はちょっとした噂話やゴシップに花が咲くかもしれません。そこに女性としての本音やため息が漏れることもあったでしょう。また日雇い労働の女性達にもひと休みのお茶は欠かせないひとときだったと言います。彼女達もまた、世間の噂話や雇い主、連れ合いの愚痴話などで慰め合ったり盛り上がったりしたのかもしれません。「一杯のお茶」は単なる飲み物というだけでなく、人間社会の下層から上流までを一筋に結ぶ普遍的な生の営みを象徴しているのではないでしょうか。 お茶会に集う女性達は、今自分が口にしている紅茶がどこでどうして作られ、誰が摘み取った葉なのか…想像したことはあったでしょうか? ちなみに原語の"grand dames"は、貴婦人という意味の他に「何かの分野に秀でて一家言を持つ偉大な女性」という意味もあるのですが...。


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        さて、新月のメインのシンボルは乙女座28°『禿げ頭の男』。これは前のシンボルとはうって変わって男性的なイメージですね。文字通り、頭部を護る髪の毛を持たない男のひと。また原語の「bald」には何も隠していない、飾り気がない、率直で明解であからさまな状態という意味もあります。その意味では茶会の貴婦人とは対照的な姿ですね。またB.ボヴィは「a bald headed man」というフレーズに「急ぐあまりキャップを被るのも忘れて走り去る男」というイメージも被ってくると示唆していました。

ところで米語の俗語で頭のことを「dome」とも言います。頭部は知性、思考力、気付きのドーム。ならば頭頂部の輝きは自己実現の光と言えるかもしれません。また「dome」は家や建物の上部をカバーする丸みのある覆いのことですが、同時に「支配」や「統治」「領有」を意味する「dominion」ということばにも通じる響きがあります。体の一番上部に君臨する頭部は「わたし」という存在、わたしの体を統制する者、人間を人間たらしめる思考の力の源です。


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  ではここで補完し合う対向のシンボルを見てみましょう。魚座28°は『満月の下の肥沃な果樹園』(または菜園)です。このシンボルは前度数の『ハーヴェスト・ムーン』つまり秋の収穫が終わった直後、ひっそりと休んでいる土地の光景ではないでしょうか。この土地が肥沃だということは、多くの果物や野菜を生み出し育むことの出来る「潜在的な力」に満ちているということになります。その力がピークに達するときは過剰なほどの実りが見られるけれど、刈り入れの後は一見して不毛の土地と見分けがつかないかもしれません。その潜在力は今、土の中に隠され、生命の輝きは再び成長の季節がやってくるまで形を持つことなくひっそりと眠っています。。

ならば新月のシンボルである『禿げた頭』は、髪が生えていないという表面的な状態ではなく、わたし達の頭皮の下に眠る「潜在的な力」の全てを物語ろうとしているのかもしれません。B.ボヴィは旧約聖書の物語で歌劇にもなった「サムソンとデリラ」を引き合いに出してこう語っています。「英雄サムソンの強さの基は一度たりとも切られたことのないその豊かな髪にあった。だが裏切りと欺瞞と背信によってその髪を切られると、彼はその強靱さの全てを失ってしまう。しかし、やがて彼の髪が再び生えてきたとき、彼には新たな強さが蘇り裏切り者は自分の行為の結果に直面することになった。髪を切るという行為は、ここでは刈り入れのときとオーバーラップする」と。


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  ある力がピークに達したとき、それは刈り取られる または切られるタイミングが来たとき。そしてその後しばらくの間はただ何もない荒れ地のように見える。けれどやがて時が至れば、力はふたたび大地の下から緑あふれるカタチとなって新しいいのちを豊かに実らせる。 たとえば穀物ならその様相は季節のサイクルに従うし、たとえば相場なら、天井と底を繋いで上下する波動に顕れます。

        わたし達は一般に、力のピークにあるときが最高だと感じます。何かが常に手に入る祝祭のときだから。けれどそれが終わってしまうと意気消沈します。あぁ失ってしまった!...何もかも無くなってしまった...と感じるから。でも、本当にそうでしょうか? 長い人生のサイクルの中で、舞い上がったり落ち込んだりの繰り返しの中で、まだ見ぬ果てしない未来を夢見ながらじっくりと力を溜めているそのとき。そのときこそ、自分の中に潜在する肥沃な力の可能性をしっかりと見つめ、新しい果実の種を蒔くとき。不屈さを通して目に見えない無限の豊かさを感じ取るとき。全てを知る自然の呼び声に耳を傾けるとき。


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  B.ボヴィはこうも言っています。「ケルトの伝承では、王や領主から髪を切られることは一人前の男として認められる時期に入ったことを示唆していた。それは皆に対し、余計な飾りのない自己を証明する季節の訪れとされていた」と。今は男性であることやその魅力を強調するひとつの表現としてスキンヘッドにするひともいるけれど、その表徴の下にはそんな意味が隠されていたのかもしれません。


        茶会の貴婦人から、禿げ頭の男へ。社会的な階層を貫く人びとの営みを俯瞰する刈り入れの季節から、自己の肥沃なポテンシャルを予感する季節へと移りゆく人生のひととき。大きな変化への兆しを前に、巡りゆく現実の中で。わたしは、わたしの道を行く。戦士は、戦士の道を往く。たぶんスキンヘッドは似合わないけど。。 でも、この皮膚の下に眠っている力を信じて....。



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メリマンさんから第一次の原稿が届き、今年も『フォーキャスト2018』に向けて怒濤の日々が始まりました。これから入稿〜脱稿までは時間との闘いになりそうです。新月・満月の記事とコラムの翻訳は例年通り続けるつもりですが、今年は何かと時間が足りなくて少し簡単になってしまうかも? まぁどうなるかやってみないとわからないけれど。とにかく頑張ってみます!

have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

September 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週9月18日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。


≪先週をふり返って≫

        “9月5日ガソリンの市販価格が25セント上昇したが、これは週単位としては2005年のハリケーン・カトリーナ以来の値上がり幅だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2017年9月8日付


        “木曜深夜に起きたマグニチュード8.1の大地震よって少なくとも32人*の死者が出た。これまでメキシコが経験した内で最大級の地震はメキシコ南沿岸部を襲った。大統領エンリケ・ペニャ・ニエトは記者会見で、この地震がここ100年では国内で最も大きな規模だったと語った。”

— Reuters News Service 2017年9月8日付


*この地震の死者数は日本時間10日昼の時点で少なくとも90人となっている。

        ハリケーン・ハービーがテキサスに大きな被害をもたらした後、先週はより多くの自然災害に見舞われる週となった。マンデーン・アストロロジーの分野では、ハリケーン(と地震、竜巻、強風)は天王星の絡むハードアスペクトが支配する。洪水は海王星の受け持ちだ。1993年、171年サイクルを持つ天王星と海王星が山羊座においてコンジャンクションを開始した時は大雨によってミシシッピ川が氾濫し、その結果、穀物価格が急騰した。セントルイスが水没して穀物の輸送が数週間にわたって滞ったことが原因だった。

現在、私達はそれに似た現象をガソリンの流通において目の当たりにしている。ハリケーン・ハービーの被害によって製油所が操業停止に追い込まれたことが原因だ。ガソリンの供給ルートに今後数日間 — いや数週間 — にわたって立ちはだかる、より大きな混乱への不安要因はそれだけではない。テキサスに次いでフロリダもまた今週末、ハリケーン・アルマの猛攻に遭うからだ。

そう、皆さんが予測するように、天王星と海王星は再びハードアスペクトを形成している。実際、両惑星は現在サイクルの1/8局面となるワクシング・セミスクエア(45°)を形成中で、これは2017年8月11日〜2019年5月1日まで5回にわたって起きる。つまりこれは、大雨、洪水、ハリケーン、地震の類がおそらくいつもより頻繁に起きるだろう21ヶ月間の始まりに過ぎない。その結果として基本生活必需品の急騰が起き得る。

これが地球温暖化のもたらす甚大な影響の証拠だと多くの人々が主張する声を私は承知している。地球温暖化自体が真実か(あるいはでっち上げか)を議論するつもりはない。だが私が指摘しているのは、私達が今日目撃している自然災害が長期のジオコズミック・サイクルの原理と相関しているという事実だ。これは金融市場と商品市場の価格に直接的な影響力を及ぼすし、その分野について私は少々の経験と知識がある。だから私は気候変化についての科学を頼りにするよりもっと安全な場にいられるのだ。しかしながら、これまで旅行してきた何処かで開かれたレクチャーにおいて、私達の太陽系では地球だけでなく全ての惑星が温暖化しているという話を聞いたことがある。これは太陽活動の働きによるものだという。だが最近他の惑星を訪れていない私には、この説の信頼性を個人的に検証することは出来ない。

天王星・海王星のアスペクトには、論じるに値するもう1つの側面がある。それは互いに手を差し伸べて助け合いたいという人々の意欲だ。天王星は反抗と人道主義の両側面を持つことが知られている。また、大衆 — 人々の大規模な集団 — とも関連する。海王星は思いやりと犠牲的精神の惑星として知られている。これらが互いにアスペクトを形成する時は、ある種の危機が起きた後、その危機の影響を受けて苦しむ人々を助けようとする意欲が湧き起こり、自己犠牲と思いやりの大いなる活動が始まる流れとの相関性がある。

このように莫大な心配と気遣いの迸りは、ここ2週間というもの米国では目を見張るものがあった。私はこうした動きが天王星・海王星セミスクエア期の間中続くのではないかと思う。ジオコズミック原理との関連においては、2週間前にまさに米国を横断していった直近の日蝕も注目だ。これほど強力な日蝕によって闇をもたらされた地球上の国々は、蝕から12ヶ月〜18ヶ月間は自然(や他の要因による)災害に遭いやすい。これもまた今回のケースに当てはまるだろう。

        だが今は市場に話を戻そう。私が毎日、終日、研究を重ね、それでもまだ知るべき多くの物事を掴むに至らない、市場についてだ。それでも私は山羊座の生まれであり、蠍座に吉星(2室に金星と木星)を持つ身だ。だから全てを知ろうとすることをけっして諦めないだろう。私は自分で行う調査に関しては容赦なく執拗だ。

株式市場では、世界の多くの指数が前週の強気を維持出来なかった。米国や日本などは先週のほとんどで下げていた。一方、ヨーロッパ、中国、南米は騰がった。だが最も大きな勝ちを収めたのは国債、貴金属、通貨(対米ドル/『フォーキャスト2017』で概略を述べたように、ほとんど3年ぶりの最安値水準に落ち込んだ)。たとえば金先物の期近物は2016年7月以来初めて1350ドル以上で引けたが、これはまさにMMAの年央ウェビナーで提示した私達の予測どおりだった。銀は18ドル以上で引けており、いずれもウェビナーでの目標価格が的中した。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        水星が9月5日に逆行期を終えた現在、私達は今後3週間にわたって訪れる多くの新たなジオコズミック・サインに集中力を向けることが出来る。それらは金融市場のリバーサルに歴史的相関性を持つものだ。まず9月12日〜17日、金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。したがってこれは、金星による、土星・天王星の長期45年ウェイニングトライン・サイクルのトランスレーションということであり、過去においては米国株式市場の史上最高値、そしてその後に起きた重要な下落と同期している。この高値と相関する土星・天王星トラインは、2016年12月〜2017年11月の間に都合3回起きる。またより速い動きの惑星がこのアスペクトに参加する時は株価が重要なリバーサルを起こす時間帯になり得る。ひょっとすると — ただ単にもしかしたら...の話だが — 金星がグランドトラインを形成しようとする今、ハリケーン・アルマはニュースキャスターや気象予報士達が予測するほどには度を超えた破滅をもたらさないのかもしれない*
*日本時間9月9日土曜夜の段階でCNNのライブ放送では「このハリケーンは比類のない規模のものであり、もうあまり時間がありません。フロリダに残っている人達は今すぐに逃げて下さい」と繰り返し呼びかけ、ゴーストタウン状態になっている街も多い。

        私達が遭遇するもう1つの重要なジオコズミック・サインは、9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目の形成だ。最初の2回の形成(12月26日と3月2日)は、ダウ工業平均におけるハーフ・プライマリーサイクルとフル・プライマリーサイクルの天井に順に同期していった。そして数週間の下落が続いた。実際、3月1日の高値の後、ダウ平均にはこれまでのところ今年最長の下落期が始まっている。このアスペクトは2週間のオーブを持ち、米国株におけるプライマリーサイクルの完了に対し、全ジオコズミック・サイン中最高の相関性を持つものだ。これについては拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3; Geocosmic Correlations to Trading Cycles』に詳説している。したがって、今後3週間は金融市場にとって注目に値すべき時になると私は予測している。

1929年9月3日に記録した株式市場の高値をもって終わった壮大な強気相場とその後に続いた世界大恐慌に、私は今も留意している。以前このコラムで論じたように、あれはハーバート・フーバーが政権を取ってからたった9ヶ月のことで、共和党がホワイトハウス、上院、下院全てを支配した最後の時だった。さらに、フーバーは — トランプのように — 政治家ではなくむしろ大成功した企業家であった。また彼も今日のドナルド・トランプ大統領と同様に、彼自身の政党からあまり好かれていなかった。

当時と今との類似性は現在着々と強化されている。ダウ平均の現在の史上最高値は1ヶ月前の2017年8月8日だったにもかかわらず、9月1日、すなわち9月3日以前の最終取引日にはその高値を再び試す動き(戻り高値)をつけている。実際、9月1日にはナスダック先物が史上新高値をつけ、まさにその次の週(先週)にはドナルド・トランプ — 取引交渉の元締め — が彼の仲間内である多くの共和党議員を怒らせた。ハリケーン・ハービー被災者への援助のために3ヶ月の債務上限引き上げ(いったいどうした?)で民主党と歩み寄ったのだ。こうした超党派の合意(共和党はハリケーン・ハービーの被災者援助と債務上限の引き上げを結び付けたくはなかった)にもかかわらず、ダウ平均は先週、200ポイント近くも下落した。これは強気相場の終焉を宣言するだけでは不十分であり、今後の成り行きに目が離せない状況だと言える。結局のところ、時に歴史は非常に奇妙な形をとってそれ自体を繰り返すものだ。







訳文ここまで
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