t海王星とtカイロンがAscと出会うとき金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 3/8

February 28, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 3/1

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年3月1日(フリー版より)
翻訳: hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。また間違いなどあればご指摘いただけましたら嬉しいです。
------------------------------------------------------------------------------------
《前回コメントの検証と今後の展望》

 世界の殆どの株価がその2週間にわたる上昇を先週の早い時期に完成した。それらは残りの曜日、木曜または金曜にかけて今後の予期しうるトレーディングサイクルの安値に向かって衰えを見せたが、市場の最近のトレンドをあきらかに覆すには十分とはいえない。しかしこれは、3/3 水曜に金星が天王星と合となり、同時に(火曜~木曜)月が天秤座(金星が支配する星座)に入場する来週には変化を見せるだろう。占星学的に言って、このことは金星のもたらす心理学的ダイナミクスの頂点という意味を含んでいる。いくつかの金融市場にリバーサルが見られるだろう。

原油は株価に沿って動き、2週続いた上昇のあと週末に向かい休止、保ち合い状況となった。金・銀各市場においては、先週月曜にトップを付け木曜に向かい売られるという、より大きな動きがあった。その後金曜のクローズに向かい勢い良い上昇を見せている。これらは火星が順行を開始する3/10 ー 多くの市場(例えば金のような)に爆発的な動きやリバーサルが起きやすい時間帯 ー まで続行するかもしれない

つまるところ、2月は株・原油・貴金属にとって2/5の底からまあまあの上昇を見せた良い月だったと言える。しかし今、ジオコズミック図がそれほど良いとは言えない3月がやってきた。

《短期ジオコズミクス》

今週示現する主要なコズミック・サインは3/3水曜に起きる金星と天王星の合である。これは拙著「The Ultimate Book on Stock Market Timing/Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles」に示した研究によればレベル1のジオコズミック・サインであり、過去72%の確率で12取引日以内の揺らぎ(時間的ズレの範囲)を持ちつつ、プライマリーサイクルまたはより長期のサイクルに合致する。これが新しいプライマリーサークルの印であるにしては出現時期が早すぎるのだが、もしこれが古いサイクルであるとすれば、新規サイクルの底と同時に起きる可能性がある。もしダウ平均株価が10000を割って始まったら、このケースに合致することをあなた方は知ることができるだろう。

しかし金融アストロロジーというものはたった一つのサインに頼って予測できるほどシンプルなものではない。
 我々は金星が天王星と合になった後、3/9に土星と衝になり、より強い土星/天王星オポジションのエネルギーを相場にもたらすこともまた考慮しなければならない。ちなみに金星/土星の合もまたレベル1のサインであり、13取引日以内の揺らぎを持って、71%の頻度でプライマリーまたはより長期のサイクルに合致する。

そしてこれはそこでもまだ終わらない。それから2取引日後の3/11、金星は冥王星とスクエアとなる。これはもう一つのレベル1サインである。これは9取引日以内の揺らぎ幅を持ちつつ、68%の頻度でプライマリーまたはより長期のサイクルに合致する。基本的に我々がここで経験するのは、これから起きる土星/天王星/冥王星のTスクエアを金星がトランスレーション(より遅い惑星同士の結ぶアスペクトを前もって繋ぎ示現させる運動)する動きであり、いわゆる「カーディナル・クライマックス」のセットアップである。

しかしそれでもまだ事態は終わらない。この後3/17~25に太陽が 金星と同様の動きをしてカーディナル・クライマックスの3惑星をトランスレーションするからだ。太陽は最初に天王星に合となり、その後土星と衝、そして冥王星にスクエアとなる。この新春相場において、(少しでもアストロロジーに理解ある方であれば)なぜ3月が最も一触即発の様相を呈しつつあるか?をおわかりいただけると思う。

 《長期的展望》

しかし金融アストロロジーについて何も知識の無い一般の投資家や投機家にとってこれは何を意味するのだろうか?
 これらの惑星の基本的特性にまつわる力学を考察してみよう。最初にトランスレーションの働きをする金星、これは為替・株・砂糖・大豆取引と関わり、その「価値」や「価格」を左右する。これらの市場にピーキーな価格の上下動が見られ、突然のバリュー変化が起きる傾向を読み取ることができる。

では何がこれを起こすのだろうか?金星と太陽によって起きるトランスレーションの働きで最初にヒットするのは天王星である。何か予期せぬ突然の出来事が起きると予測される。天王星はいわば前もって予測も予見も不可能な出来事を指し示す。それは、まるで降って湧いたような驚きをもたらすとも言えるだろう。また天王星はテクノロジー分野を支配する。今現在は魚座に在泊するが、まもなく戦闘的で軍事的葛藤のサインであり、同時にインターネット及び兵器に関係する牡羊座に入場しようとしている。
大規模サイバーアタックが起こりうるだろうか?新種のミサイルや「大量破壊兵器」が出現するのだろうか?

次に金星と太陽にヒットされるのは土星である。土星は心配事、収縮する運動、物事の遅れに関連している。我々は、土星のアスペクトに向かって衰退を見せる市場は常に潜在的な買い圧力を表すというルールを持つ。しかし、時により市場には、これらのアスペクトに向かって上昇し、そして「悪いニュース」が出現して売られるという動きもまた見られる。土星が関わる時、そこには常に「不十分である」という感覚が付きまとうのだ。これに金星が関わる時、それは「支払いするための金銭、または通貨が足りない」ことを意味する。

その後これら全てが冥王星と結び付いて行く。私が考えるに、現在経済社会面で起きていることの「鍵」がここに集約されている。今後14年間、山羊座に在泊する冥王星。冥王星はあなた方もご存じのように、「負債」を支配する惑星である。またこれは「税金」をも支配している。そしてまた人のライフスタイルにとっての脅威となり、時には人命そのものにも関与する惑星である。そして特に土星と天王星が関わってくる時、このようなヘヴィなトランジットの期間中は何らかの「危害・苦痛」の危険が存在する。今回のケースで私が考えるのは、我々が、負債の状況がまさに暴発しようとしており、多分制御しきれなくなっていると理解するのではないかということだ。国債の上限が数ヶ月前の9兆ドルから今や14兆ドルに引き上げられたことを考えれば、それは危急を告げている。私が正しくこの事を理解しているとすれば、これは半年余りで50%以上の膨張である。
 2012年に始まると最近アナウンスされたいわゆる「支出凍結」を待つことなど到底出来はしない。*ベン・バーナンキさえ、先週の議会報告で状況の深刻さ(即ち過剰な政府支出と負債)に言及している。

この時期は政治家や銀行家にとって心地よい期間ではないだろう。金星は合意や承認を意味する。土星と冥王星は共に働く時、拒絶感や人気の低下を生み出すことがある。今回のケースでは単なる不人気から徹底的な反発へと移行する可能性もあるだろう。

多くの国家において国民はリーダーに今すぐ賢い決定を下すことを望んでいる。2012年になってしまっては多分遅すぎるだろう。彼らは自分たちの政治的リーダーが国民の声に耳を傾け、敵対(反対)する立場の側(党)も共通の基盤を見出して歩み寄り、例え犠牲を伴うことであったとしても、社会を前進させる決定を下してほしいと望んでいる。しかし、彼らは3月中にそれをしそうにはない。そのかわりに、これまでよりもっと分裂し、その結果より激しい停滞、より多くの負債、そして一層の人気の低下を招くだろう。
このような時、株式市場がどのように上昇するのかを予測することはとても難しい。それでも再び市場は、いつものようにこの葛藤の壁を乗り越える道を見出すのではないかと思える。

ある時点において、政治情勢には多分自暴自棄的なエネルギーによるさらに大きなシフトが起きるだろう。もしかするとその時期は、木星と天王星が牡羊座に入場する五月下旬から6月までではないかと私は疑っている。それまでは、政治家達は広く両党の支持を得ていない喫緊の問題に関しうまく舵取りしたほうが良いだろう。全体のエネルギーがこのように極化している時期に、例えば医療保険制度改革案のような問題を無理に議会で通そうとするなら、それはガソリンで火事を消そうとするようなものだ。最初に負債と経済に関する問題に取り組むほうが良いかもしれない。結局、不同意を作り出す大部分は将来的なコストに関わる展望についてなのである。

やがて出現するであろう新しいアイディアは、おそらく「啓発」と「より大きい視野に基づく思考」の惑星(牡羊座の木星と天王星)がその働きを開始するまでは示現しないだろう。その後それらの惑星は逆行運動によって、夏以降に他者への愛とヒューマニズムの星座、魚座へ戻ってくる。その時、より両党の支持を得た普遍的な医療・健康改革案は前進することができるだろう。誰のための「時」がやってきたか?ということである。それは、(医療保険会社と医療ミス専門の弁護士を除いて)誰もが欲していることなのだ。

しかし、どうやってそれをやり遂げるのか? 私は、木星と天王星が魚座(牡羊座の間違い?)に入場にするまでに、前進するための明確な方法を知ることができるかどうか確信がない。魚座の末端に在泊する天王星(5月下旬まで)は「正しい行動」が何かを知る・・という事からはあまりにもかけ離れたエネルギーを持つ。
そしてその前に、否が応でもこうした事柄に直面し、明晰さが訪れるよう強制するような、何らかの災害が起きる可能性がある。


---------------------翻訳文ここまで-----------------------------------------------

【追記】3/1
(*メリマン氏は著書「2010年フォーキャスト」でバーナンキ議長の個人チャートを分析し、「彼はどちらかというとサンタクロース型 ー 人々に多くのプレゼントを与えたいタイプ」であり、出来ればあまり厳しい政策で苦しめるようなことをしたくないと感じる人柄ではないかと推測している。ただしこの推測はレクティファイ・チャート ー 出生時間不明時に計算と過去の出来事の照らし合わせにより作成されたチャート ー によるもので、絶対とはいえない)

先回のコラムの予測は概ね正しかったように思う。2月末の一週間は週始めが一番高く、その後衰えを見せながら終わってみれば穏やかな下げ基調のチャートを作っている。けれど一日毎の動きを追えばかなりボラタイルな相場だった。それぞれキッカケはニュースや経済指標の発表だったりして、それに反応するのは当然といえるけれど、印象とすれば何か釈然としない感じ。これを何かの予兆と感じるのは恣意的に見過ぎなんだろうか?
 
アメリカでは アストロロジーと細かいサイクル計算や(多分)幾何学を使って、株指標や為替の1日のインとアウトのタイミングを予測しているデイトレーダー達がいる。今のところ常に予測が当たるわけではなく、前もって予測タイミングをブログで発表し、場中で議論しつつ研究している段階のようだけれど、その人達を追ってみるとやはり先週はかなり難しかったようだ。

今回のコメントではかなり不穏な予測が強調されている。政治情勢や経済への言及は日本の状況にもオーバーラップしてくる。
チリで現地時間27日未明、M8.8の地震があった。これは満月のフェーズに合致する。日本にも津波がやってきた。ハイチに続いてチリ。これが災害の分散なのか、それとも何かの予兆なのかわからない。けれど穏やかなリアリストタイプでもあるメリマン氏が、自分の45年のアストロロジャー人生で初めて体験する非常に強いエネルギーグリッドが2010年から敷かれると言っている以上、色々な意味で十分用心すべき時間帯に入っているのかもしれない。。

hiyoka.



kameo21 at 19:43│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
t海王星とtカイロンがAscと出会うとき金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 3/8