金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 6/7●6/12の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)

June 06, 2010

◆メリマン・コラム6/7翻訳後記_変革の時期と神話ドラマ

      木星・天王星の正確なコンジャンクションの時刻は、東京ローカル・ミーン・タイムで6/8午後6時45分ごろとなる。 訳者の立てた東京のチャートでは興味深いことに、ちょうどその時間、火星が乙女座の0°で小惑星オーカスとコンジャンクション。オーカスは冥王星と並んで、ギ リシャ神話に登場する冥府の神ハデスを象徴すると言われている。 (FF11ではオルクスという冥界の神としてキャラクター化されている) 

その性質には諸説あるけれど、米の研究者リチャード・ブラウン氏によると、その影響下でひとは生半可な事では絶対に納得しない頑固さと意志を持つという。ただマンデーン・アストロロジー(社会・国家レベルの出来事を予測するアストロロジー)の解釈については、今後の大変革に関与する天体のひとつとして後続の検証を待ちたいとも言っており、興味がつのるところだ。

      そして一方、木星・天王星のコンジャンクションには、この2惑星だけでなく、小惑星イオスがぴったり重なって三つ組となっている。これはとても珍しい構成だと思う。イオスが働く時、人はあちこちに気が移り、思いもよらない結果を経験するとも言われている。

さらに、この牡羊座の木星・天王星・イオス組が、乙女座の火星・オーカス組とぴったり150°(クィンカンクス)を形成するのだ。150°は、溶け合う事が難しい不和、調整を必要とする度数と言われ、パーソナルではこのアスペクトが来ると苛立ちに繋がることも多いし、相性判断などでは関係不調が強く出たりする。 またそれと同時に、そこで起きる葛藤が、問題の本質を発見するための鍵となるケースもある。

小惑星単体では微細なエネルギーに過ぎないかもしれない。けれど、このように強力な惑星群と合体してのエネルギー構成は、少なくとも木星・天王星コンジャンク ションを何らかの形で強調し、彩るのではないだろうか?  こうしたエネルギーが社会や個人にどういう影響をもたらすのか、とても興味深く思う。

      ちなみに東京ローカル図では、その時間MC(天頂)に殆どズレ無く土星が位置しており、IC(天底)には2〜3°のズレで木星・天王星・イオスの三つ組が来てオポジション(180°)を構成している。またそれに加え、魚座のカイロン・水瓶座の海王星にダークムーン・リリス(月の遠地点)がコンジャンクト、 MC(天頂)の土星に150°のアスペクトを形成と、なかなか強烈なチャートになっている。 これをどう解釈するか?
マンデーン・アストロロジーでは、天頂を含む10室を政府・与党、首相、天底を含む4室を野党、対抗勢力ととらえるのが一般的な見方のようだけれど....。

春分図・秋分図、そ して新月図や満月図のように、ものごとに対して中・長期的なエネルギー循環を与えるものではないとしても、少なくとも、日本の首都、東京における木星・天王星の最初のキッスの味わいを彩ることになるかもしれない。 

      そしてもうひとつ。この日夜空では面白い神話のドラマが演じられている。
軍神マルス=火星・冥府王=オーカスの強力な男性エネルギーのペアと、豊穣の女神デーメテール=セレス、デーメテールの娘で年の半分を冥界の王妃として過ごすペルセフォネーが天の大三角形を作っている。

火星・オーカス組は半人半馬の賢人カイロンと乙女座/魚座のオポジション。これは深い内的な精神の変革を促す戦士のエネルギーとも言える。それを吉角でバックアップする母娘の女神たち。

母セレス(デーメテール)は全てに恵みを与え、手許に置いておこうとする母性。娘ペルセフォネーは自分に課せられた義務や束縛、限界を受け入れ、それを改めて積極的に生き直すことで自立を果たす・・そんな生き方への挑戦を意味している。

      また、同時に双子座の最終度数にあるゼウスの妻、ヘラ=ジュノー。
ヘラは威厳と力とリーダーシップを持つ偉大な女性だけれど、夫の浮気に悩み、嫉妬と自分の尊厳を守るために、残酷な報復行為も辞さなかった女神だ。 そのため、占星上はよく結婚や離婚問題・訴訟などを見る時にも用いられる。
今、彼女は真っ向から豊穣の女神(妊娠とも関連すると言われている)デーメテールとオポジションで対抗している。 面白いことに、彼女たちは姉妹でもあり、ともに大神ゼウスを夫として持つ。 この2小惑星の対照は、理屈抜きの母性VSプライドとも読めるかもしれない。

この女神たちの居場所は双子座の最終度数と射手座の最終度数。 
パートナーとの愛情関係、近しいひととの人間関係をいま一度こころの中で吟味することを促されるエネルギーになると思う。 
そして、より深い部分では、これもまた自分がこころの奥底で何を信じているのか? 人生にとって一番大切なものは何か? 人生ってどんなものなのか? ひとはただ、生きて死ぬ存在なのか? そして今まで疑うことなく従って生きてきたその信念が、これからも有効なものなのか? を問いかける配置と言えそうだ。 

      一方、愛と美の女神ヴィーナス=金星は蟹座にあって、牡羊座に滞在する不和を呼ぶ女神=エリスとスクエアを形成している。 エリスは金のリンゴを投げ入れることによってヴィーナス(アフロ ディテ)、ヘラ、アテナの3大美神に美女争いを起こさせ、トロイア戦争の原因を作った女神とされている。

けれどエリスはただ単に不和を呼ぶというわけではない。彼女は長い歴史の中で抑圧され、捨てられてきた完全な女性性の半身であり、抑えられ否定されたために影となって しまった部分なのだ。 その意味で月の遠地点リリスと共通する原型を持つ。 そして冥王星が天文学上で惑星の座を追われた後、同等かそれ以上の大きさを持つ準惑星として先鋭的なアストロロジャーに注目されている。

彼女をどう扱うかは、これからの時代、女性にとっても男性にとっても大切なテーマとなってくるかもしれない。  被害者意識、加害者意識、 罪悪感、間違ったフェミニズム、男性至上主義、マザー/ファザーコンプレクッス、セックスの商品化と性に対する怖れ・・などなど ー 人間に最高の可能性として与えられた『愛』というものの正体とは何か?を知るうえで、長く障壁となってきた影の要素を、わたしたちは歴史の中で、文化の中で、無意識の奥底に溜め込んでしまった。 その結果、多くのひとが果てしなく傷つきやすいエゴを抱えてもがいているように思える。  

その発見以来、牡羊座に長く滞在するエリスはこう問い続けているようだ。 『 なぜわたしたちはそうなのだろうか?』『 結局わたしたちは何者なのか?』  多分、 誰しもが抱きながら日常に追われて光を当てることのなかった微細な自我の違和感が、これから少しずつ、新しいカタチで表面化してくる・・なんてこともあるかもしれない。。 

またこのエリスはフィジカルな要素が男性か女性かに限らず、ゲイのひとたちにも重要な感受点であると言われている。 ちなみに占星家アリス・ミラー氏は、これからの時代はヘテロ・セクシャル、ホモ・セクシャルという2元性で分類するのではなく、ヘテロ・ホモ・バイ・アセクシャルの4分類で人類を考え、そのどれをも尊重していくべきだと述べている。 いずれひとの精神が進化していけばそれらは皆統合されていくのだから・・・。

      今が真にグレートな変革、新しい日々の始まりであるのなら、たとえアストロロジャーでなくても、木星・天王星が抱き合うこの時間帯、少しだけこころを澄ませて・・・どんなメッセージを感じ取れるか実験してみるのは面白いかもしれない。
灼熱の輪舞を繰り広げる天空から、いったいどんな音楽が聞こえてくるんだろうか?


Jup_Ura_conj100608


6/7ちょっぴり追記。
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hiyoka(^_^)

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