●7/12の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/26-3

July 19, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/19

はじめに少しご報告

メリマン・コラムをいつも見に来てくださる方、ありがとうございます。
わたしの専門はパーソナルなアストロロジー(占星術)ですが、金融市場や政治経済という、合理主義の最先端を行く世界に切り込むアストロロジーのジャンルがあることを沢山の方に知っていただきたくて、ひっそりと翻訳を始めました。その後Twitterで告知させていただき、少しずつ楽しみにしてくださる方が増え嬉しい反面、このままゲリラ的な掲載を続けて良いものかどうか、疑問にも感じていました。

そこでしばらくお休みをいただいていたのですが、その間にメリマンさんご自身と、その著作の日本に於ける全権利を保有していらっしゃる投資日報社さんに趣旨をお話してご相談し、フリー版の訳文をブログに掲載することについての許可をいただくことが出来ました。あらためてお二方のご厚意に感謝いたします。またメリマンさんにコンタクトを取るよう励ましてくださったTwitterのお友達にも感謝です。ありがとうございました。

今後も独立した個人の立場で、時々お休みや部分翻訳の日を入れるなど、あまり無理のないスケジュールを考えつつオリジナルの翻訳を続けていきたいと願っています。 なお、メリマンさんの日本公式サイト merriman.jp では、有料情報の他にも無料版コラムの翻訳・抄訳や、フリー版では今まで読めなかった情報などを、その時に応じて適宜出していかれるそうです。またサイクル分析やアストロロジーの基本情報なども掲載されていますので、興味をお持ちの方はぜひご覧になってみてください。もし有料版やその他の著作物に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、上記投資日報社さんのサイトへどうぞ。

hiyoka.(^_^)
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http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年7月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    私達はけして簡単だとは言わなかった。そして常にこう言ってきた。『この時間帯のマーケットはボラタイルで難しいトレードを強いられるだろう』と...。

    先週、世界中の株式市場はポジティブな雰囲気で始まった。前の週(7/2〜6)に2010年の新安値を記録した後、多くの株式市場が先週水曜、7/14まで上昇を続けた。 そして、上方向への爆発寸前と見えたその時、再び激しく売られたのだった。金曜日のことである。
カーディナル・クライマックスの次の層へようこそ! そこは古いルールがもはや効力を失い、そして誰も新しいルールがどんなものかについて確信を持たない、現実への新しい入り口である。 この数週間は、天王星の独壇場だったと言えよう。

    しかしながら、テクニカル面においてサポートとレジスタンスの双方が少なくとも週に一度は破られるように見える現状にもかかわらず、あるひとつの要素が変わらずに残っている。
土星が天王星との5回のオポジション(180°)のうち4回目を形成した4/26の年初来高値以来、全ての下げ波動はさらなる安値をつけ(ロウワーロウ)、そして反発時には直近高値に届かなかった(ロウワーハイ)ということだ。同じサイクルタイプ内でのロウワーロウとロウワーハイは、まさに弱気相場/ベア・マーケットの定義に当てはまる。だが騰がる時には常に通常の修正範囲を超えた上昇を見せている。こうした上昇力は、弱気相場において殆どのアナリスト達が予測するよりずっと強い。そしてこれが天王星特有の動きなのだ。

    例を挙げるなら、木星と天王星が3回のうちの最初のコンジャンクション(0°)を形成し、ダウ工業平均が9757の安値を付けた6/8。その日からたった数日の内に、指数は800ポイント以上とうなぎ登りに上がり、6/21には10,600近くまで騰がった。この日は夏至であり、太陽が天王星とスクエア(90°)を形成し、またカーディナル・クライマックスを構成する全ての惑星とのグランド・スクエア(各惑星が180°と90°を形成しあう最強のアスペクト)を形作った日であった。
   
これまでの流れに沿って重要なレジスタンスエリアを越えてきたことは、新しい強気相場の到来を示唆するものだった。ところがその後、次の2週間で、市場はその上げ幅の全てを失うばかりか、天王星が滞留と逆行を開始すると共に、7/2(S&Pでは7/6)には9614という新安値に沈んだのである。 この動きは10,250〜10,350前後に新しいレジスタンスエリアを作った。そしてこれは先週水曜に10,400以上まで買われることにより簡単に破られ、今度は10,250周辺に新サポートゾーンが作られた。そしてこのゾーンもまた、先週金曜に260ポイントの急落を見せることにより破られたのである。

そして今私達は、来週、土星・天王星オポジションの五回目にして最後の時間帯に入っていく。 天王星はルールに従うことを嫌い、どんなサポートやレジスタンス・レベルにも敬意を払おうとはしない。そのどちらをも敏速に超え、そしてそれをやって見せた後は・・・あらゆるサイクルの安値と高値がそれ以前のものより低い値であったことからすれば・・・その下落傾向を反転させるか、または一層加速させるか、そのいずれの行動も取りうるだろう。

    サポートラインとレジスタンスライン双方を抜けていく極端な価格のスイングは、貴金属相場においても顕著であった。金・銀両方の相場が、7月最初の週の安値から先週半ばまで良く騰がった。しかし金曜までには、それらも(株式市場のように)激しく売られた ― 各国通貨が強気の上げを見せ、ドルが売られたにもかかわらず、である。さてドルが下がる時、金市場は買われる筈ではなかったろうか? これもまた典型的な天王星の掟破りの結果である。そして唯一騰がり続けた市場はといえば、投資家達がリスクに怯えると同時に買われた債券市場であった。そして私達の、*干ばつに繋がるような暑く乾いた気候という予測と合致するように、穀物市場もまた騰がり続けた。干ばつはここアメリカのみで始まっているのではなく、ロシアにおいても同じ様相が見られる。これもまた、今回のカーディナル・クライマックスの一側面であり、特に火星が土星とのコンジャンクションに入る7/31には顕著となるだろう。

DJIAchart

   
* (以前のコラムで、今年の夏は暑く乾いた気候になるだろうとの予測が出されていた。最近のニュースによるとアメリカ中央部では40℃を超える暑さと竜巻の警報が出され、ロシアでは百数十年ぶりの激しい干ばつに見舞われ小麦価格が急騰しているとのことだった。またイギリスを除くヨーロッパでも酷暑が続き、北アフリカの一部地帯では気温50℃の予測が出ているという。ちなみにアストロロジーの世界では、気象・災害・地震予測などを専門とするアストロメテオロロジー[Astrometeorology]という分野がある。それによれば、今回のカーディナル・クライマックスを構成する土星・天王星・冥王星そして木星は、干ばつや豪雨など異常気象を支配する最強の惑星とされている。)


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    私達は今、カーディナル・クライマックスの最深奥である5層目に入ろうとしている。それは7/21から8/21、そして多分金星が逆行を開始する10月初旬まで続くかもしれない。あなたは前回金星が逆行した時のことを覚えておられるのではないだろうか? あれは2009年3/6のことであり、18年サイクルの底を示す可能性を持つ2つの日付のうちのひとつだった。そしてもうひとつの日付は2002年10/10だった。これもまた金星の逆行開始日で、金星は黄道12宮を巡る中で同じ星座からの逆行を8年ごとに繰り返している。(今回は2002年の時と同様の蠍座で起こる) もしダウ工業平均が先じて10,800を超えることが出来なかったとしたら、この期間は直近の弱気相場の終焉日を探るのに良い時期となるだろう。

しかし、今週は他にも沢山の理由で重要な週となっている。 7/23〜24、木星は滞留から逆行へと転じ、冥王星とジャストのスクエアを形成する。冥王星は「負債」及び「何らかの破壊を要因とする損失の可能性」を支配する。(例えば干ばつなど) そして木星は「誇張」だ。 7/26月曜、土星・天王星は、突然の予期せぬ出来事と危機の可能性をはらんだその45年サイクルにおいて、今回5回にわたるオポジション形成のうちの最終回を迎える。 また土星と天王星のペアは、今回のように冥王星と絡んでいるケースでは、地震、竜巻、ハリケーンその他の、破壊的な自然現象を司るのだ。

さて、私は確信を持って言いたいと思う。これは市場のワイルドな上昇・・・または下降を意味するものだと。だが天王星が関わっている限り、あなたは一体そのどちらが起こるかを知ることは無いし、また私達が最近目撃してきたように、しばしば短い間にその両方が起こることもある。「自分にはどうなるかが解る」と考える人がいるなら、それはただ単に何も知らないというだけなのだ。この時間帯のマーケットを信頼度の高い取引環境とするには、あまりにも数多くのシナリオが可能性として潜んでいる。時にアナリストが進言出来る一番貴重なアドバイスは、身を引いてリスクを避け、未知のものが通り過ぎるまで耐え凌ぐ、ということだ。しかしそんな話を聞くために料金を払いたいと思う人はいない。

    そこで非常にシンプルに言わせてほしい。私達はおそらく一生に一度と言っていいほどパワフルなジオコズミック・サインの時間帯に入ろうとしている。私達は、来月目撃しようとしている物事によく似た状況を経験したことは一度もない。だから本当に思いがけない事という他、何を予測すべきかわからないのだ。通常であれば、土星・天王星のオポジションは市場のクラッシュを示唆すると考えるだろう。勿論そうなるかもしれない。このアスペクトの過去4回の軌跡をふり返れば、それは天井(底ではなく)との一致を示し、そしてその内3回に於いて、ダウ工業平均はその後3〜6週間以内に1500ポイント以上の下落を見せている。もしトレードしたいなら、あなたは殆ど毎日のように敏捷であり続け、どんな時にもすぐさま真逆の態勢を取れる準備が出来ていなければならない。
   
もし自分がリスクのもたらすストレスをうまく扱えないと思うなら、ちょっと身を引いてこの歴史的な天界のパターンが展開していく様を眺めていてほしい。 そしてさも、予期せぬふるまいなど何も起こしてはいないし、注意すべき問題など本当に何も起きてはいないのだ・・とでもいうように装いながら、天の動きと呼応するように展開していく、人間の行動タイプと金融市場の動静を、驚きをもって観察してみてほしい。


≪ 長期的展望 ≫

    『ニコライ・コンドラチェフの原則的結論の一つは、資本主義というものが自律修正的な性質を持つものであり、破滅に向かうものではない、というものであった。これは現代の大悲観論者から発せられる暗闇のいくつかを晴らして当然の視点である。』
-J. Anthony Boeckh著 “The Great Reflation” 2010年 John Wiley & Sons, New Jersey より   

    果たして山羊座の冥王星(2008〜2023年)は資本主義にとって死の行進の始まりとなるのだろうか? 多くの人々は最近のパニック(2008〜2009年)の根本要因が、資本主義のシステムそのものにあったのだと考えている。そしてだからこそ、未来に於けるこの種の苦痛に満ちたパニックを防ぐためには資本主義の「古い」システムを退場させ、「新しい」経済システムに取り替えなければならないのだと...。
   
しかし、ニコライ・コンドラチェフ ― 世界的に最も注目されるサイクル理論のアナリスト ― が示唆したように、問題は資本主義経済のシステムにあるのではない。そして、繰り返される下降周期の解決策は、資本主義を何か別のものに置き換えることでもない。 資本主義は自律修正的であり、そして経済の下降周期は人類の行動そのものに付随し、その属性として繰り返し再発するものなのだ。

    全ての金融崩壊の背後に潜む原因が「システム」そのものにあった試しはめったに無い。より頻繁に崩壊を起こす原因は、広範囲な社会の利益を図るという基本原則のもとに集約された制度運営の仕方よりも、自分自身の利益のためにその制度を利用しようという欲に駆り立てられた人々が、制度の乱用、無視、またはシステム自体やそれが定めるルールの破壊を行うことにある。 例えば、反資本主義者達はこう考える傾向がある。連邦、州、又は地方自治体の管理者や規制者からの優遇を「買う」ことによって、資本家達 ― 特に大手企業のリーダー達 ― が社会を破壊するのだと。彼らはこのような大企業がより多大な収益をあげる事への障壁を迂回するために、贈賄やロビー活動を行うと信じている。 これが真実である可能性はあるし、冥王星が山羊座に滞在し、特に2015年を通して牡羊座の天王星とスクエアを形成するという事実にも見合っている。強く、攻撃的な(そして多分不純な)者達のみが利益を得ることだろう。

    しかしながら、ビジネス・リーダー達 ― 特に中小企業の経営者達 ― は、共同体の法律が示すルールや規制を免れるために自ら好きこのんで賄賂を(或いは、どんな物でも)支払うわけではない。多くのケースに於いてそこに存在しているのは、企業が苦労なく営業を続けるのを許すためにそれなりの料金が支払われることを期待する、政府の不誠実な管理者か規制責任者達なのだ。
   
不正は、政府の管理者側からの働きかけにより起きるというものでもないように、もっぱら企業家(資本家)側に起因するものでもない。一方において、事業家は彼らのビジネスを護るために、追加の「税金」を規制する側の人間に支払わなければならない。さもなければ彼は、それまで存在さえ知らなかった法律への挑戦者と見なされるだろう。そしてまもなく廃業を余儀なくされるかもしれない。

    これは何も、多くの公務員達が不正を働いているのだ、ということを言っているわけではない。それは、多くの ― 全てではないにしても ― ビジネス・リーダー達が不正を働いている、という言説が正しくない、というのと同様だ。 殆どの公務員、そして財界のリーダー達は正直だ。 だが一旦経済危機が襲ってくれば、人々はスケープゴートを探し求める。そして一番に槍玉に挙がるのが、資本主義の旗印の下に結集するビジネスであり、企業なのだ。 多くの人々が政府もまたその原因の一端を担っていると見るのだが、しかし政府は、自分達以上に企業側の悪辣さの方に人々の関心を紛らすことが出来るという優位性を持っている。特に政府のリーダーその人が、「悪の帝国」としての企業を攻撃する時、その利点は顕著だ。この事件はニュースとなる。そして放映時間を取ることが出来る。そしてビジネスというものに対する、大衆の態度に影響を及ぼしていくのだ。

    これが、山羊座の冥王星がこの15年にわたって捜し続けている「毒」である。
社会というものは、ビジネス、銀行、そして政府の全てがお互い連携しあい、山羊座の基本ルールである誠実さと正直さにのっとって働くことが無ければ効率的に機能しないだろう。規則違反が無視され、それ自体が「事業経営」の暗黙裏に受け入れられた方法の一つとなる時、良い事は一つも無い。それこそが最終的には構造そのものをぐらつかせるような、過剰と負債へと導いていく。そしてこれは、政府、銀行、及び企業界の信用失墜とパニックを伴う、急激な景気の失速に通じていくことになるのだ。

    木星がまもなく滞留状態に入り、二度にわたって冥王星との正確なスクエアを形成するにつれて(7/24〜8/3)、負債と不正の破壊的影響が、より完全に視野に入ってくるかもしれない。 そう、これは最長6ヶ月にわたるオーブ(許容範囲内の時間的ゆらぎ)を持つ可能性がある。(私達はすでにその影響下の時間帯に入っているし、こうした現象が明白に示現しつつあることを目の当たりにしている。)
   
だが、こうした事象の顕現が光のもとに晒されることにより、私達は様々な修正の機会を実行に移すことが出来る。 そして、これこそが資本主義の本質である「自律修正」の実相なのであり、必ずしもその「死」ではないのだ。




 
訳文ここまで
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hiyoka_blue at 18:45│Comments(4)TrackBack(0)│ │金融アストロロジー 

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この記事へのコメント

1. Posted by ikallos   July 21, 2010 05:00
UP、ありがとうございます。
2. Posted by hiyoka   July 21, 2010 09:12
コメントありがとうございます! 何かのお役に立ちましたら嬉しいです。(^_^)
3. Posted by kacky   July 24, 2010 23:50
毎回参考になります。特にカーディナルクライマックスの週。これからも続けてほしいです。
4. Posted by hiyoka   July 25, 2010 19:34
コメントありがとうございます!そう言っていただけると励みになります。正直、毎回早い時期に全文翻訳をUPするのはちょっとシンドイ時もあったりします。(^_^;) でも、いよいよカーディナル・クライマックスの中心部ということで、内容も一層面白くなっているんですよね。。ムリしすぎず、できるだけ頑張って続けますね。また感想などコメントしてくださると嬉しいです。

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