金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 7/26-1金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/09

August 01, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/02

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年8月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報も出されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

      世界は未だに終わってはいない。私達は獅子座におけるこのカーディナル・クライマックスの中心部(7/21〜8/21)の最初の1週間を終えたが、真の地殻変動レベルの物事は(まだ)何も起きていない。

      私達はこの期間を、何か目を見張るような時間帯に仕立て上げるような、ドラマティックな出来事をひとつも体験せずに過ぎ越していくことは可能だろうか? そして、もしそうだとすれば、それは、市場動向や私達の生きる時代性を予測するツールとしての金融アストロロジーやマンデーン・アストロロジーの有効性を否定するものだろうか? その答はYESと、そしてNOだ。 YES。この稀に見る惑星配置の時を、後世に語り継がれるような時間帯とするような壮大な出来事は何も起こらないかもしれない。そう、それはあり得る。 NO。だがそれは金融アストロロジーやマンデーン・アストロロジーの有用性を無効にしはしない。
     
どんなジャンルのアストロロジーであれ、その価値の本質は、予言したり現象をピタリと当てたりすることのみにあるのではない。アストロロジカルな表徴というものは、その最も純粋な形態においては、単に互いに関連するそれぞれの惑星、そして/または 星座の固有のテーマによって象徴されるエネルギーの力学なのだ。
こうした力学は現状を変革するような集合意識レベルでの決意という形で起きるかもしれない。または、まずある現象が引き起こされ、その反応として現状を変えざるをえないような状況に私達を導くかもしれない。多くはその両方が起きる。

しかし今、予期せぬドラマティックな出来事が起きる時間はまだ残っている。そして、現在世界のあちこちで激しい変革に繋がりそうな意志決定が行われつつある。(少し前に米国で通過した金融規制改革法など)
いつの日か私達はふり返り、
『ああ!全てを変えたあの法案を可決したのはあの時だったんだ!』
としみじみ言うかもしれない。 私に言わせてもらうなら、
『ああ!あの時から「取り締まり人の時代」が始まったのさ』
といった感じだろうか。

そして興味深いことに、多くの金融市場が今、強力なリバーサルの可能性を未だに保ち続ける重要な高値や安値を付けつつあるようだ。結局、金融アストロロジーの最も価値ある側面はマーケットの時間予測だと言える。そして、世界中の資本家、大企業家、社会主義者、マルキシスト、役人、射手座の人々、そして共和党員達がこぞって大金をアストロロジャーに払う理由もそこにある。何故か? 時代や時間に先行して、金融市場の主要な変動のタイミングを常に正確に予測する研究は、今のところ他に無いからだ。金融アストロロジーは究極の先行指標なのだ。 世界を揺るがすような出来事は未だに全く起こっていないが、私達はそれに不平を言うことは出来ない。前週、私達のデイリー・サービスは株式指数と貴金属相場のタイミングにおいて、著しく正確であった。

(原文"Sagittarians"。調べても射手座の他に特にイディオムも無さそうなことから、ここで特に射手座が挙げられる理由は、占星術上、射手座の持つ性質が形而上学・現象学を好むタイプで知的好奇心にも富むとされていることから、ウィットとして入れられたものではないかと思う。)


      さて、この稀に見る天上のイベントと、その、人間の活動サイクルへの符合に相応する出来事として、先週一体何が起こったろうか? 先週FDIC(連邦預金保険公社)は新たに4銀行を閉鎖し、今年の合衆国における銀行閉鎖は総計100行となった。これは去年1年、驚くべき数と言われた総数140行を考えれば、そのペースにおいて遥かに先行している。これらの大部分は、小規模な地方銀行だ。この事は、「too big to fail/潰すには大きすぎる」と言われる巨大組織のその「大きさ」が、どんどん膨れあがっていることを示している。もし『too big to fail』の日々が、先々週の羊頭狗肉気味な金融規制改革法によって過ぎ去ったのだというなら、「競争を生き残るには小さすぎる」銀行が完全に消滅した時、いったいどんな事が起こるだろう? 新世界の出現だ。規制法と取り締まり人の新時代。そして、私達が進入したこの奇妙な入り口は、その様相を想像できないどころか、今まで体験してきた物事のどれとも異なっている筈なのだ。 「効率」「能力」などは急速に時代遅れの概念になっていくだろう。

      7/25、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、Wikileaks.comによって『・・・何千もの軍の機密文書が公開された』。山羊座の冥王星のもと、人は衝動的な行動から逃れることが出来ない。この代償は大きいことだろう。 7/27、インドの中央銀行は、2桁のインフレーションと闘うために主要な金利を引き上げた。 7/28、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事はこう告げた。『監査によると、米国国防総省はイラク再建のために使用したとされる91億ドルのうち、「87億」ドルの用途について説明不能であることが発覚・・・戦争で荒廃し、キャッシュに飢えた国にどんどん送り込まれた膨大な基金の使途が表面化することは殆ど無い』 
なに?95%が不明だって?  これは「取り締まり人」が広く責任を持つ立場に立たされた時、どんな事が起こるかの予告編的出来事であり、何故「効率」や「能力」という概念が、まもなく古風なノスタルジアと化していくかの答でもある。そこでは、サービスと金の両方が大きな塊となって消えていくのだ。 
     
同じく7/28、アリゾナ州連邦裁判所は、アリゾナの新しい移民法の成立を、発効の直前に妨げた。司法省は、連邦政府の専任事項である移民法を州が定めるのは憲法違反だとしてアリゾナ州を訴えていたが、今回素晴らしい道徳的勝利をホワイトハウスにもたらすこととなった。だがしかし、肝心の連邦政府は、自らの専任事項である筈の移民法については殆ど何も実行していないのだ。 私達が進入したこの入り口のなんと奇妙なことか。 ここで問題となっているのは、「権力」をめぐる古典的な演し物に他ならない。果たして州は、いや連邦政府は、幾多の州に影響を及ぼす移民法を実施するパワーがあるだろうか?

またその同じ日、スペインのカタロニア地方では闘牛が禁止され、『スペイン伝統のシンボルに打撃』とウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。 
そう、これは新しい世界、新しい日だ。アリスはまさに『不思議の国』・・いや、待てよ?そうだ、『カーディナル・クライマックス』にいるのだ!  私達は今深い深い渦の底にいる。地面は一体どこだろうか?

金曜日、ウォール・ストリート・ジャーナルの見出しはこう宣言した。『債券 稀な高値に上昇』
おっと、ここにも地面が無い! これは債券がまもなくトップアウトしようとしているに違いない。私が今年始めごろ、カーディナル・クライマックスは株や貴金属のような資産への過剰投機に関連すると考えていたことを、きっと記憶されていることだろう。 だが数週間前私は、この惑星間構成では、天王星とコンジャンクトした木星より、土星の力のほうがよりパワフルなことに気付いた。そして過剰投機の代わりに、投資家のパニックと債券の安全性への逃避という形になりそうだと思い至ったのだった。起きていることはまさにそれだ。 そして今、債券市場の死を予告する鐘が、メディアの一面を賑わせながら鳴り響いている。 しかし、何故債券価格が落ちるのだろうか? FED(連邦準備制度理事会)議長が上げないと言ったばかりの金利が、何故上がるのだろうか? おっと、チャンネルはそのままに♪ 
おそらく、カーディナル・クライマックスでは、常識や一般通念、あるいは世界の指導者達の発言とも矛盾するような、多くの驚きがもたらされるだろう。


(Wikileaks.comによる米軍機密情報暴露の話は、日本では一般に興味をもたれないし、アメリカでもTVなどでは否定的な論調も多いそうだ。アストロロジャー、エリック・フランシスのニューズレターによれば、例えば退役軍人が出てきて「あれはもう昔の済んだ話の情報ばかりだ」などと言ったり、情報漏洩による軍関係者の身の危険などが話題に上っているという。ただ、彼が実際にWikileaksの膨大な情報の中身を調べた限りでは、アフガンやイラクでは演習ごとに民間人を巻き込んで殺すことがごく日常のこととして扱われるなど、相当数のショッキングな内容が含まれているということだった。またアメリカが支援するパキスタンがテロ支援国家で、インドなど周辺の国々の偽札を国家ぐるみで刷っていたり、9.11とアルカーイダとの結び付きに疑いを持たせるような情報も含まれるとのこと。こうした動きが今後どういった波紋を呼ぶのか、それとも潰されていくのか、日本からでは見えない部分が多いけれど、実際かなりのエポックメイキングな事件なのではないかと思う...。)

** (この移民に関するアリゾナ州法については、外見だけで職務質問できるなどの人種差別的な要素があるとしてオバマ大統領以下ホワイトハウスの有力者が続々と反対したが、その時点では法案の原文さえ読んでいなかったという説がある。実際の法案の中身は連邦移民法の執行を強化するという内容であり、連邦政府の執行不足のせいで増大する移民犯罪に頭を悩ませた州が先行して対策を講じようとした・・というのが真実に近いという。日本で言えば政府と自治体との軋轢? ホワイトハウス側が裁判にまで持ち込んだのは、選挙を控えて「人道的」という印象を大衆に与えたい、特にヒスパニックや人権保護団体の票を稼ぎたい、というパフォーマンスに過ぎないとの見方が拡がりつつあるとか。こうした状況をふまえて、メリマンさんの上記の発言が出ているように思う。 訳者の私見ではあるけれど、こうした社会状況の解説は、今の日本の状況ともよく重なっているような気がする。ただ、日本の状況はアメリカよりもっと混沌として見えにくくはあるけれど....。)     



≪ 短期ジオコズミクス ≫

     先週は45年周期を持つ土星・天王星オポジションの最終形成、そして13年周期を持つ木星・冥王星スクエアの両方が起きた。 これはまた、7/30〜8/3にかけて、火星がハードアスペクトを取りながらカーディナル・クライマックスを構成する4惑星のトランスレーションを行う、そのスタートでもあった。今週、木星が冥王星との2度目の正確なワクシング・スクエアへと接近すると同時に、火星がそのトランスレーションの役割を終える。8/3のことだ。(8/3はオバマ大統領の誕生日の1日前) そして今度は金星が同じ様にカーディナル・クライマックスのクロス構成をトランスレートし始めるのだ。(8/7〜9)
しかしまだこれでは終わらない。それからの2週間、20年周期を持つ木星・土星のオポジション、それを追うように32〜37年周期を持つ土星・冥王星のウェイニング・スクエアが続く。先週のコラムではそれぞれが暗示する社会的な物事について詳細を述べた。

     さて私達の目的から見てみれば、この全タイム・バンドにおいて、多くの金融市場でサイクル上の天上または底が示現する機が熟しており、それに続いてパワフルなリバーサルが起きる可能性が高い。今週、強力な価格変動が見られたとしても驚くには値しないだろう。特に貴金属相場では、ヘリオセントリック(ジオセントリック=地球中心ではなく、太陽を中心点として捉えるアストロロジー技法)の水星が射手座に入る時期(8/2〜12)が注目だ。この惑星と星座の関係は、また他の商品相場や為替の価格変動にも重要な役割を果たす。 そして、今やカーディナルサインである天秤座に入場した火星の働きによって、私達は、「金利」に関連する全ての市場におけるトレンド反転を目撃することになるかもしれない。何故ならFRB始原図(1913年12/23, 6:12PM, ワシントンDC/ソースNYタイムズ) における太陽・冥王星のオポジションに対して、これがハードなアスペクトを結ぶからだ。また同時にこれは、アメリカ合衆国の始原図、そしてバラク・オバマ、ティモシー・ガイトナー両氏の誕生図にも同様のハードな惑星配置をもたらし始める。
また繰り返しの言及となるが、これらのアスペクトは暑く乾いた気候とも深く関連し、今現在ロシアの穀倉地帯で観察される干ばつなどを引き起こす。


*FRB, USA(Merriman Chart), USA2(Sibley Chart)
いずれもオバマ大統領のソーラーリターン時のトランシット
FRB USA1 USA2


≪ 長期的考察 ≫


      オバマ大統領、誕生日おめでとう!2008年のキャンペーン期間中、彼のウェブサイトに掲示されていた出生証明書によれば、オバマ氏は1961年8月4日、午後7:24、ハワイ州ホノルルで生まれている。幾人かの読者は未だに彼がケニア出身だと信じているようだ。だが私は謹んで反対意見を唱える。何故なら、もし彼がケニア生まれであるなら、出生時の月は双子座ではなく、牡牛座になる。しかし、もし今まで双子座の月の代表的性格である「二重性」と「弁舌の才能」を顕現する著名人がいたとするなら、それはオバマ氏だからだ。そして、牡牛座の月に代表される、倹約家でありながら優しく、安定性を好む性質を全く表さない人物がいたとするなら、それはオバマ氏だからだ。

先週述べたように、全ての獅子座の人達にとっては、今年はカーディナル・クライマックスのまさに中心部で彼らのソーラーリターンが起きる。そのためこの人達にとっては、これからの丸1年を通してずっとカーディナルTスクエアの影響下にあるような気がするだろう。その時の他の惑星配置がどうであれ、太陽(実際には地球)が、毎年その人の出生時の正確な位置に戻ってきた瞬間のチャートは、それからの1年、その人が直面するエネルギーの力学(そして様々な条件)の本質を表している。今の私には、大統領が今年のソーラーリターンの瞬間にパーティをしているか、資金調達の集まりに出ているかはわからないが、もし彼が東部標準時のタイムゾーンにいるとするなら、リターンは多分8/4の午後9:24に起きるだろう。彼がミシシッピーより西に行くのでない限り、彼はそのソーラーリターン図に双子座の月を持ち、おそらくは魚座が上昇宮となる筈だ。これは重要なポイントだ。つまり、今年は彼にとって単にソーラーリターンだけでなくルナーリターンも同時に起きることになる。 オバマ大統領は出生の月を双子座に持つが、今年のソーラーリターン図上の月もまた出生時の位置から1°という、極めて近い度数に位置することになるのだ。

同じ日にソーラーリターンとルナーリターンが起きるというのはなんと珍しいことだろう。これは相当に稀なことであり、つまりは彼にとって次の1年が、潜在的に人生の中で最も忘れられない年のひとつになるだろうことを意味している。それが良い年になるか困難な年になるかは、ひとえに彼が、自身の言葉を見失うことなく、整合性を持って行動できるかどうかにかかっていると言えそうだ。ある意味漠然と移ろいやすい魚座の上昇宮と、同時多発的な思考をその特徴として移り気にも見える双子座の月。この組み合わせにより、彼は、必ずしも思考とその結果としての反応がきちんと繋がったとはいえない、とっちらかった状態になる可能性がある。

また魚座が上昇宮であるということは、彼が理想を失っていないことも示している。 しかし、『偉大なコミュニケーター=米国大統領』は、彼の持つ理想を、実用的かつ現実的で、また彼が出した他の声明とも良く一致して破綻が無い・・という印象を他者に与えること、そしてそれを広く伝えていくことが、いつもより難しいと感じるだろう。彼は、他の人々にとって矛盾としてしか感じられない物事について説明し、また説明し、それでもなお、言葉を尽くして繰り返し説明する必要がありそうだ。今後の彼の思考過程について行こうとするなら、彼自身にとっても、また他の人々にとっても、その過程で多くの混乱が生じる可能性がある。そして これがまた、彼の内面に生じるであろうある種の感情的な衝動を、きちんと抑制された状態に置いておくという、なお一層の厳しいチャレンジへと導いていきそうだ。

また彼はいつもより批判に対して過敏になりがちだが、演説においては常よりもっと華々しいか、または雄弁になる可能性がある。 来年、合衆国はその8度目のサターン・リターン(土星が始原図や出生図の正確な位置に戻ってくること)を迎える。これは政府の主要な構造変革を伴う傾向のある、28〜30年の土星周期だ。当然、彼はそうなっていく必要があるだろう。

前回このサターン・リターンが起きた時のことをあなたは覚えておられるのではないか。それは1980〜81年、レーガン革命(レーガノミクス)と呼ばれた時代であり、その前は合衆国によって先導された、戦後の世界経済復興の時期であった。 この2つの時代ともに、アメリカがアフガニスタンとイラン(1980〜81年)、そして韓国(1951〜52年)の国際紛争に関わったというのは、いかにも皮肉なことではないだろうか?  まさしくカーディナル・クライマックスの中心で迎えるオバマの誕生日、そしてサターン・リターンを迎えようとしているアメリカ。 私達は今共に、「オバマ革命」の渦中にいるのだ。 非常に多くの「チェンジ=変化」がスタートした。そして、来年には、この「変化」に対する非常に多くの「チャレンジ」がやってくることになりそうだ。

それは、何かとてもシンプルであるべき物事が、非常に複雑で理解しにくい物事へと変わってしまいそうな1年だ。取り締まり人/規制者達が、その法の意図するところを勝手に解釈して実施することを許すような法律が可決される時、そこには常にある種の危険が付きまとうことを肝に銘じておきたい。

さあ、「効率」に、そして「能力」に、 さようならを言おうか。



ObamaSR オバマ大統領2010年ソーラーリターン図
(オーブは通常の個人チャートより狭く取っています)




訳文ここまで
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