金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/02●8/10の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)

August 08, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/09

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年8月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報も出されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。わかりにくいメリマン用語の解説も充実しています。(文中の*は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫ 

       カーディナル・クライマックスの中心部は先週、自然界においてまさに強力な影響力を見せつけた。パキスタンを襲ったモンスーンは数百人の犠牲者を出し、そして最近の中国では豪雨による水害で1000人以上が命を落とし、100万人を超える人々(*ロイター伝では240万以上)が避難を余儀なくされた。 ヨーロッパの記録的酷暑は森林火災を引き起こし、ロシアを穀物の輸出禁止に踏み切らせ、小麦相場を急騰させた。 小麦先物市場は、木曜のストップ高に続く金曜ザラ場高値で841まで騰がり、6/8の木星・天王星コンジャンクション(0°)時につけた安値425からおよそ100%の上昇を見せた。 多分、拙著『フォーキャスト2010』に記述した予測の中で最も印象的な事柄があるとすれば、それは7~8月にかけての干ばつと、それに伴う小麦相場の上値ターゲットを880+/-108と予測したことかもしれない。これは、2009年11月当時に立てた予測としては悪くない。小麦は金曜日、高値をつけたその日のうちに、ストップ安725まで売られた。

       カーディナル・クライマックスの最深奥5層目(7/21~8/21)に私達が居る間に、政治・経済の両面においてもまた、大きな展開と見なすべきいくつかの事例があった。前述のとおり「金融規制改革法」は、7/21に始まった、まさにこの時間帯に施行されたのであり、この事は政府と銀行間のパワー・バランスにとてつもないシフトが起きたことを確約するものだ。以前はまるで政府が銀行の利益のために存在するかのように見えたかもしれない。それがこれからの10年の内に完全に逆転し、『規制者=首締人の新時代』が到来するさまを想像してみて欲しい。だが、それと同じくらいに重要な事は、「政府の4番目の権力」としてのFRB(連邦準備制度理事会)の役割ではないだろうか。この問題は、今後もこのコラムの≪長期的考察≫で頻繁に触れていく事になると思う。FED(FRB)の一時的な動きに関する前週のよくコントロールされた「リーク」は、この国の経済と国民、そして結果的に世界の人々の暮らしの健全性に影響を与える、重大な問題だからだ。
      
(8/10のFOMCの内容に関するものと思われる。7/21のバーナンキ議長発言「米経済の先行きは異例なほど不透明だ」「必要があればさらなる政策行動を取る用意がある」などの発言をふまえて、FRBが追加金融策を本格検討するとのニュースが流れている。今回の≪長期的考察≫参照。)


       7/23~8/9の、この信じ難い惑星間構造の影響下で、どれだけの市場がトレンド反転を迎えるかに言及するのはまだ早い。しかし前週、多数のマーケットにおいて、高値や安値からのリバーサルを示すに十分な早期の徴候が見られた。 ヨーロッパではドイツのDAXが、新しいサイクルの高値のみならず、年初来高値までもを8/6金曜日につけた。木曜にはロンドンのFTSEが、6/21につけた前サイクル高値を抜けた。だがオランダのAEXとスイスのSMIは、やはり6/21につけたサイクル高値を抜くことはなかった。

同タイプの「異市場間弱気ダイバージェンス」はアジア及び環太平洋地域でも目立った。インドのNIFTYはドイツのDAXと同様に年初来高値を記録、そして香港ハンセンは6/21~22につけた前のサイクル高値を抜き、サイクル新高値をつけた。しかし、オーストラリアのオール・オーディナリーズの8/3高値は、6/21の高値には届いていない。そして日本の日経平均に至っては先週やっと9750に達したのみだ。これは6/21の高値10,251に届かないばかりか、前週の高値9760にも満たない。

(普段同期するはずの同ジャンルの市場群において、高値・安値の更新などに顕著なバラツキが見られるケース。天井圏で起きれば弱気、底値圏では強気とみなされる。)

驚くべきジオコズミック・リバーサル・ゾーンの只中での異市場間弱気ダイバージェンスは、アメリカ大陸においても同様に見られた。 ダウ工業平均は8/5木曜、6/21の高値10,594をはるかに抜いて新サイクル高値10,703まで上昇した。ところがナスダック総合は8/4の2291までの上昇しか出来なかった。これは6/27につけた高値2307に届かないだけでなく、6/21の高値2341をはるかに下回っている。 またブラジルのボヴェスパとアルゼンチンのメルヴァルは先週早々に上昇したものの、その後6/21~22につけたサイクル高値の大分下まで下落している。 これらの市場が本当に天井をつけ、今にも激しく下落するだろうと断定するにはまだ早すぎる。しかし、今見られるこれらの徴候は、現在目の前で繰り広げられている強力なジオコズミック・サインの只中で、私達が探している主要な方向指示器たる指標なのだ。

その他に、このところの干ばつによって燃え上がった穀物市場、特に小麦の大相場がある。大豆とコーンもまた、6月の安値から見れば大きな上昇を見せた。 通貨もまた、射手座を進行している(8/2~12)ヘリオセントリック(太陽を中心点とするアストロロジー)の水星による影響下で、先週大きな動きを見せた。日本円は数ヶ月来の高値に達し、その勢いには劣るものの、ユーロとスイス・フランもまた、ドルが数ヶ月来安値に沈むにしたがい上昇した。 こうした通貨の動きとヘリオセントリックの水星の追い風を受けて、金と銀、両方の市場もまた上昇した。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

       今週もまた、カーディナル・クライマックスの中枢部を構成するジオコズミック・サインの驚くべきラインナップは続く。 天秤座にその支配星である金星が入場(8/6~9/8)、これは株のような資産に関連した惑星であることから、通常は株式市場における強気相場の惑星サイクルを示すのだ。しかしながら、金星がカーディナル・クライマックスの惑星との間に形成する初期のアスペクトは、この特別なサイクルにちょっとした上下動を与える可能性がある。 金星は8/7土曜日、天王星とオポジションを形成し、その後8/8には土星とコンジャンクト(0°)する。 8/9月曜、今度は冥王星とスクエアを形成、同時に木星とはオポジションとなる。 そしてその晩(ヨーロッパとアジアでは翌朝)、獅子座で新月となるのだ。 また、週末までにはヘリオセントリックの水星がその10日間にわたる射手座滞在を終え、逆行中の天王星は牡羊座から戻って2011年3/11まで魚座に滞在することになる。

       だが、まだまだそれで終わりはしない。来週(8/16)は、木星・土星の20年周期中2度目のオポジション形成で始まるのだ。週末(8/20~21)には、金星が天秤座で火星とコンジャンクトし(金星は天秤座を支配し、火星は天秤座ではディトリメントである)、太陽は海王星とオポジションを形成する(強力なレベル1のリバーサル・サイン)。また水星は9/12まで、3週間にわたる逆行を開始し、そして土星はその32~37年周期にわたる冥王星とのウェイニング・スクエア(欠けていくスクエア)を終える。 その時私達はふり返って、この期間に起こった事の重要性を理解することになるかもしれない。いやもしかしたら、私達が全ての事を理解するには、水星がその逆行を終えるまで待たなければならないのかもしれない。

(ディトリメント:主に古典占星術の技法で星座と惑星の組み合わせにより品位/力の強弱が定められている。ディトリメント/障害の場合は力が弱まるとされている)

      
実際のところ、今この時点の私達には洞察しきれないような流れの渦中で、私達の体験するリアリティを潜在的に変容させ、私達の未来を変革してしまうような、幾多の決断や多くの出来事がおそらくは展開していくのだろう。これはエキサイティングで危険な時間帯だ。私達は未だにこの新しい入り口の奥深くにいる。そしてここでは古いルールはもう通用せず、現在適用されるべき新しいルールはまだ手探りで学習中なのだ。

しかし、ここでより大きな疑問に突き当たる。
一体誰が主役なのだろうか? 人々か? 政府か? 銀行か? それとも多国籍企業か?
社会経済において、これらスクエアの4隅をなす全ての存在。その間に横たわる微妙なバランスは、2008~2015年にわたるカーディナル・クライマックスが今フル・ギヤに入るにつれ、徐々に変化しようとしている。


≪ 長期的考察 ≫

      以前、と言ってもそれほど前の事ではないが、私が現在のカーディナル・クライマックスにおけるFRB始原図(1913年12月23日18:02, ワシントンDC)のトランシットを読み解き、その内容をこんな風に例えた。『ある夜あなたは真新しいフェラーリを駆ってテストドライブに出かける。アクセルをグッと踏み込み、瞬く間に時速250kmを超えようかという時、突然全てのライトは消え、アクセルがスタック・・・そして目の前には急カーブが迫る。あなたは運転席で何が起こったのか理解しようと懸命に考える。『な、何だ?何・・・あ?何やってるんだ!!』
つまり、私にとってこれは、木星が牡羊座で天王星とコンジャンクトし、FRB始原図で山羊座・蟹座のそれぞれ0°と1°に位置する太陽・冥王星のオポジション(180°)とTスクエア(90°の三つ組)を組む時のシンボリズムなのだ。 

(前回8/2付けコラム≪短期ジオコズミクス≫のFRBチャート参照)

      
 ひとつ牡羊座の木星のみを取ってみても、これがFRBの太陽・冥王星組とスクエアを形成すれば、それはこの組織の議長(バーナンキ氏。彼は木星が支配する射手座の生まれだ)が自己過大評価に陥り、リスクを多く取りすぎる(牡羊座の天王星のマイナス面)傾向が生まれる時期だということを指し示す。 このアスペクトは、自信過剰と、おそらくは過度の寛大さを暗示し、その結果多大な損失へと導くものだ。それに追い打ちをかけるように今度は天秤座の土星が、牡羊座の木星・天王星とオポジションとなり、これら全ての惑星とグランドスクエアを形成するという運びになる。あ~あ...。ライトは突然消えアクセルは戻らない!フェラーリはトップスピードだ!『あ?何やってるんだ、おい!』

それで? たった今、FRBには一体何が起きてるいるだろうか? 彼らは、経済が新たなパニックや ~絶対に許されない~ 2度目の不況に陥るまでボロボロになる事の無いような、ある種の確固たる基礎の上に立ったと確信するまで、金利のレートを低く保つと決意している。いいだろう。そして彼らは、より長期の債券価格とその低金利を維持するために、さらに多くの国債を買い付けようかと議論している。 火曜日のウォール・ストリート・ジャーナルのトップ記事は、見通しを次のように述べた。
『論点はここだ:買い入れたモーゲージ証券が償還を迎えた場合、ポートフォリオの段階的収縮を許容するのではなく、新たに国債や別のモーゲージ証券に再投資するのか』

      さてここで、私が問題を良く理解しているかどうか検討してみよう。 FRB/連邦準備制度理事会は、米国での紙幣の印刷と通貨の流通量を制御している。彼らは政府の銀行であり、政府は彼らに国民の金(税金)を預ける。その銀行は、民間所有でありながら、急速に政府の「第4の権力」になりつつある。そしてその銀行が、政府の過剰支出の結果を受けて、国の(実際は米国民の)債券=負債を買おうとしている。これは言い換えれば、政府が自分の銀行に対する大規模負債へと、まっしぐらに向かっているという事なのだ。 さあ、ここで疑問がわき起こる。もし米国債(負債)に今、高値をつけるほどの需要があるなら、FRBは何故ここでこんな議論をするのだろうか? それこそまるで、夜中にフェラーリのアクセルをめり込むまで踏み抜くようなものではないのか? やがては自分自身がいったい何処に向かっているのか、見通しを失ってしまうのではないか?
     
(FRBの株主はJPモルガン・チェイスやシティ・バンクなど民間の大銀行であり、政府・財務省はその株を一切所有していない。大株主はユダヤ系国際金融資本であるため、陰謀論めいた話も後を絶たないようだ。)


また同記事によると、『中央銀行(連邦準備銀行/FRB)の2兆3000億ドル(2億ではなく2兆だ)にもなるポートフォリオは、2007年以来膨らみ続け、今や当時の3倍近くになった。』 しかもFRBは、このとんでもなく膨張したポートフォリオを収縮させるのではなく、むしろ今、もっと膨らませようと議論しているって? だがちょっと待ってほしい、何かがおかしい。 

米国債と10年債の最近の市場動向を見ると、2008年12月、マーケットのパニックがそのピークに達した時に記録された史上最高値に向かって、意気揚々と騰がり始めているのが見てとれる。当時は恐怖がバブルを引き起こした。そして今再び、債券市場は同じ恐怖によって引き起こされる、新たなバブルの様相を呈し始めている。そう、それはダブル・バブルになろうとしている。そしてもしこれが続くなら、即ち「ダブル・バブル・トラブル」の出来上がりだ。 

もし問題が全く無ければ、国債にバブルは起こりえないのだ。ライトが消えようとしている今、FRBはアクセルから足を外し、リスクを減らす事を考えるべき時期かもしれない。 勿論、これが国債やモーゲージ証券を新たに購入することにより低金利を保ち、新たな不況に陥るのを防ぐというFRBなりの方法だという主張は承知の上だ。

しかし、何故政府は中央銀行に、これほどまで自らの「負債」を買われ続ける状況を許しているのだろうか? 誰がこれをコントロールしているのか? 勿論、負債を制御している者達だ。
それでは一体、この決断でコントロールを失うのは誰なのだろうか?






訳文ここまで
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