金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/23● 9/8の新月ーみんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)

August 29, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 8/30

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年8月30日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jp/では無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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来週9/6付けのメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただきます。
今度は本当に、お休みすると思います。。(^_^;


≪ 先週を振り返って ≫

    カーディナル・クライマックスの中心的時間帯の終焉を追って始まった最初の週、そして新たな水星逆行サイクル(8/20〜9/12)の最初の週でもあった先週、世界の株式市場は売られ続け、そして最後の最後に反転したように見える。しかし、カーディナル・クライマックスの中心的時間帯である7/21〜8/21を通り抜けた今、もっと興味深いことは、数にしてどれほどの経済界のリーダー達が、米国経済の未来についての彼らの見通しを変えつつあるのかということだ。カーディナル・クライマックス以前、いやすでにその時間帯の初期に入ったあたりでさえも、殆ど満場一致と言うに等しいコンセンサスの内容は、米国経済の二番底はまず無いだろうというものだった。だが今は、彼らの大部分が、景気の二番底の可能性が増大したと言い始めているし、その中の数人は、実際来年には完全にそうした状況が訪れるだろうという展望を述べている。

カーディナル・クライマックスの直後に続く、水星逆行タイムへようこそ!
米国債が「ダブル・バブル・トラブル」の様相を呈し続けていくにつれ、あなたは、「景気の二番底」の可能性について、きっと沢山の予測を耳にすることになりそうだ。それらは、その時々の状況に応じて調整され、「ダブル・メッセージ」と化したものになるだろう。

(ダブル・メッセージ:心理学用語。口に出す言葉と本来の気持を表す表情や動作が相反しているようなケース。本人も気付かない部分で大きな混乱を抱えていると言われる。)

    さてヨーロッパでは、私達が追跡する全ての株式指数が8/25水曜に今月の新安値をつけた。この安値は7月初旬の安値を割ることなく、価格は金曜に向かってかなりの上昇を見せた。アジアと環太平洋地域では、事情は少し異なっていた。殆どの株式指数が8/25に底をつけたのだが、その中で日本の日経225のケースでは9000を割って年初来安値をつけたのだ。日経225は8/25に8807まで売られ、2009年5/1以来の安値を見ることになった。またインドでは、市場は全く安値に落ちることがなかった。事実、NIFTYは8/23に年初来高値を示現している。

    アメリカ大陸では、アルゼンチンのメルヴァルもまた8/25に安値をつけた。ブラジルのボベスパはその翌日にボトムアウトした。そして米国では、ダウ平均とナスダック総合の両方が金曜の早い時間に底をつけ、ワイオミング州ジャクソン・ホールで開かれたカンザスシティ連銀主催のシンポジウムにおけるベン・バーナンキのスピーチ内容が報じられた後、そこから引けまで旺盛な買いによる上昇をみせた。これらの指数は皆、それぞれ7月初旬につけた安値より常に上に留まっていた。

    金と、そして特に銀市場は、先週早々に軟調さを見せた後、新しい活力を得た。9月限の銀は火曜につけた安値1773から、金曜日中に1934までドーンと上昇した。引け値は1904だった。金12月限は木曜に月の新高値1246をつけた。1160以下で取引されていた時からほんのひと月も経たないうちのことだ。原油相場のパフォーマンスもまた、株式や貴金属市場と似たような状況だった。すなわち8/25水曜には6月初旬以来の安値70.76まで売られ、その後週末まで買われて金曜には75を超えるまで騰がった。

    その一方、米国債券市場ではなおも大活劇が繰り広げられていた。8/25水曜、債券価格は前回の金融危機によるパニック時の高値に達したが、週末に向かって急激な下落を見せたのだ。そして日本円もまた別の心躍るドラマを演じていた。円も8/24火曜、1995年初頭の史上最高値以来の最高水準である対ドル84以下まで急騰し、そして米国債と同様、その後週末に向かって急激に売られたのだった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    さてそれでは、株式市場と銀市場が底をつけ、債券と日本円がトップアウトした先週前半、何がそれほど重要な要素だったのだろうか?こうした現象は8/20〜21に展開した3つの重要な"レベル1"(最も強力)のジオコズミック・サインが支配する3営業日のうちに起きた。この3つとは、太陽・海王星のオポジション(180°)、金星・火星のコンジャンクション(0°)、そして32〜37年周期を持つ土星・冥王星のウェイニング・スクエア(閉じていくスクエア=90°[270°])だ。その上に、水星もまた8/20に逆行に転じていた。

強いアスペクト同士がこのように時間的に近接して展開する場合、通常は3営業日のうちにトレンドの反転が起きる。そして今回も例外ではなかった。だが、このリバーサル局面がどの程度の期間続くか?となると別問題だ。なぜなら、水星逆行中のリバーサルは長続きしないことが多いからだ。いや長続きしないばかりか、上下どちらの方向であれ、価格変動の推進力は通常、すぐ(大概4営業日以内)にその勢いを失う。また私達は、これらのリバーサルが8/24の乙女座—魚座の満月近くに起こったことに注目している。ミュータブル・サインにおいて結ばれる、(要となるような)月相は、異なるタイプのサイン(星座宮)で起きる時とは対照的に、多くの金融市場におけるトレンド反転との関連性が最も強いと思われる。

次回の重要なジオコズミック・サインのシリーズは、9/4に始まる。そこからは、10/8の金星逆行開始を含め、数々のサインが展開すべくたっぷりと待ちかまえている。だからこの5週間にわたる、もう1つのジェットコースター相場に備え、心の準備をしておいてほしい。なぜならパワフルな金星逆行開始と共に終わるその時間帯の中、9/18、私達は全3回のうち2回目の木星・天王星のコンジャンクションに再び遭遇するからだ。拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で詳述したように、この2つは株式市場におけるプライマリーサイクル又はそれより長期のサイクルと、歴史的に最も顕著な関連性を持つジオコズミック・サインなのだ。


≪ 長期的考察 ≫

    ここしばらく私は、金融資産における「バブル」について書き続けている。直近(6月以降)では、こうしたバブルが米国債において起こっている事を参照してきた。しかし、「バブル」の概念は別のアナリストにとっては違う事を意味する。数字的に最も厳格な意味合いから言えば、『バブル』というのは、金融資産の価格が通常なら起きるような注目すべき下落抜きでシャープに上昇する現象を言う。殆ど全ての場合、その資産価値は、トレンドが始まった時から比べて少なくとも100%の上昇率となる。いやしばしば価格は4〜10倍の上昇を見せることさえある。

    バブルはファイナンシャル・アストロロジーとの相関関係をとてもよく表している。この2つは、天空と時間とが織りなすある特定のポイント、又は金融市場に関係するある特定の実体(組織など)の始原図の中で、木星か天王星(又は両方)によって結び付いているのだ。ナスダック総合のハイテク・バブルは、天王星がその支配する宮である水瓶座に入場した1995年に750から始まり、2000年3月には5000を超える史上最高値をつけた。その最終局面で、天王星は水瓶座の第3デークを進行中で、牡牛座の土星・木星とのスクエアを形成していた。水瓶座はテクノロジーに関連している。そしてナスダックはテクノロジーの比重が高い指数だ。他にも、天王星が魚座に入場した2003年前半に1バレル25ドルから始まった原油相場が、天王星の魚座第3デーク滞在時の2008年7月、バレルあたり147ドルをつけたバブル現象を見ることができる。魚座は原油を支配する星座だ。そしてどちらのケースにおいても、バブルの終焉に続く下落は6〜24ヶ月の間に、70〜80%にまで達した。

(デーク:各星座の30°を10°ずつにわけたもの。各デークで若干その色合いが異なるとされる。)

    しかし、こうして4〜10倍など価格の倍数によってバブルを定義するのではない、また別の視点が存在する。バブルというものは過度の恐怖感と貪欲さに連動して起ち上がってくるものだ。その結果、投資家はバブルが芽吹いたある特定の市場に群がり、その価値を高く押し上げる原動力となる。そしてこれが取りも直さず今現在の債券市場に当てはまる、というのが私の意見であり、債券市場が「ダブル・バブル・トラブル」を形成しつつあるという見解の基礎をなすものなのだ。勿論いくらバブルとは言っても、米国長期債又は10年以下のT—ノートはその価値評価が他の金融資産とは違うため、騰がり始めた時点から比べて4〜10倍もの価格上昇の恩恵を受けることはあり得ない。1999年と2007年、ベース価格95—105だった10年物T—ノートは、FRB(連邦準備制度理事会)の始原図で12年周期の木星回帰が起きた2008年12/19に、130/25まで上昇し史上最高値をつけた。それは又、金融危機におけるパニックの只中でもあった。この価格はつい最近2010年4月には115まで戻ったものの、現在再び130近辺まで近付いてきている。(先週の高値は約127だった)

(木星回帰:ジュピターリターン。 各惑星は、その惑星の進行速度に応じた周期をもって誕生図や始原図の位置に戻ってくる。それを回帰=リターンといい、その惑星が本来持つとされるテーマに沿って、ひとつの周期の完結・総括と新しいテーマの創出が行われる。個人の場合にはそれまでの来し方によって現象面でも様々な現れ方が見られるが、金融アストロロジーにおいての木星回帰は、関連する相場のひとつの頂点となる要素だといえるのかもしれない。)

    これがバブルではないかと私が疑う理由は、過去4ヶ月にわたるこのシャープな価格上昇の裏に潜む心理学的要因に依るものだ。投資家達が株式市場より債券市場の「安全性」の方に彼らの資金をはるかに多く注ぎ込むのは、過度の恐怖のためだ。私はこの事を、心理学的な要因による危険な徴候—即ちバブルとさえ言えるものだ、と見なす。しかしまた私はそれを、ファイナンシャル・アストロロジーの見地から言っても「バブル」であると見る。木星と天王星は牡羊座の最初期の度数でコンジャンクションを形成してきた。そして、このコンジャンクションは同時にFRBの始原図における太陽・冥王星のオポジションとTスクエアを形成しているのだ。その結果、FRBと、彼らがその意志決定によって影響を及ぼす金融商品は、バブルと同じ「質」を帯びることになる。

(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座の各カーディナル・サインの初期度数はもっともエネルギーが強い度数とされている。)

    今回私達が体験したカーディナル・クライマックスの中心部が、もう1つの金融危機や政治的争乱、または新たな世界大戦など、壮大な出来事を何も引き起こさなかったことに、多くのアストロロジャー達が困惑を隠しきれずにいる。しかしこの事は、アストロロジーというものがどう機能するか?という事についての教訓を、シンプルに明示するものだ。こうした惑星配置は、ロシアでの干ばつや森林火災に導いた激烈な熱波と乾いた気候、そして中国やパキスタンで何十万もの人々に避難を余儀なくさせた洪水などの原因ではあるかもしれないが、人間それ自体の活動の「原因」となるものではない。

    人間の行動それ自体に関連するアストロロジーは、その行動の「原因」であるというよりは、「共時性をもたらすもの」「共振させるもの」に近い。スイスの偉大な心理学者でアストロロジャーでもあったカール・ユングの精神にのっとって言うなら、『間断なく続く時の流れにおいて、それぞれの瞬間にはその瞬間に固有の「質」が存在し、その瞬間に生起したものは何であれ、全てがその「質」を帯びる』。

そして私もまた、アストロロジーの研究に際してはこれと同じアプローチをとっている。これはその時その時の各惑星や星座宮の意味を繋げて「未来はこうなるだろう」という筋書きを予言する、という観点から来るものではない。世にも稀なコズミック・パターンが展開する時、私はその中で「その瞬間に一体何が生まれてくるのか?」の方がより興味深いと思う。そして私にとって、「その瞬間に生まれたもの」こそが、これから先にどんな結果が待ち受けているか?を理解する鍵となるものなのだ。

    そうした観点から見た時、7/21〜8/21のカーディナル・クライマックスの中心的時間帯においては、少なくとも3つの重要な経済的・社会的な政策決定が「産み出された」と言える。そして、これらの決定はまもなく、私達の経済社会の未来像に関して、何か大きな変革に繋がるような物事へと進化していく、そのサイクルを開始する。いや事実上、それはすでに始まっているのだ。拙著『フォーキャスト2010』で述べたように、『アストロロジー研究の世界から展望すると、2010年という年は、私達の集合的な社会生活にとって最も重要な年となるかもしれない。2010年の夏に入る時、私達は選択の余地を持っている。しかしその時までに、どんな選択をするかは決められているだろうし、その選択が産み出す結果を覆すのは非常に難しいことだろう。』

    それでは一体どんな選択が為され、それらはアストロロジーとどんな関連を持つのだろうか? まず最初は土星が天秤座に入場し、木星・天王星が牡羊座にあってオポジションを形成した7/21、オバマ大統領の署名をもって成立した金融規制改革法だった。この時、各惑星は米国始原図の金星と木星に、それぞれスクエアを形成していた。金星と木星は「マネー」を司る惑星だ。そしてこれは、「都合できる額以上の支出がもたらす破産」に関連する、古典的なアスペクトと言ってよいだろう。

その後8/10、FRBは、以前からアナウンスされていた、保有資産を縮小することによる「出口政策」のプランを捨て去る決定を下した。その代わりに彼らは長期国債の買取プログラムを再開することにより、そのポートフォリオを再膨張させることを決断した。彼らは、木星が逆行初期の滞留状態にあって冥王星との正確なスクエア(過剰に多額の負債を意味する)を結んだ、まさにその時にこの決定を下した。しかもそのスクエアは、FRB始原図の太陽・冥王星のオポジションとTスクエアを形成していたのだ。木星がこの手のアスペクトに含まれる時は、往々にして過大評価と誇張が生まれやすく、それがまた判断を誤る傾向に導いていきやすい。これが私のアストロロジカルな見解だ。
決断は下された。今後は新しい構想から成長した物事が、結果となって現れてくるだろう。そして知っての通り、私達の生涯における最も強力なジオコズミック・サインのラインナップが示す力学に沿って、良きにつけ悪しきにつけ、私達それぞれの人生に多大な影響を与えていくことになるだろう。 『上なる如く、下もまた然り』である。

(「下にあるものは上にあるものの如く、また上にあるものは下にあるものの如くである」元々は錬金術の基本奥義書、エメラルド・タブレットに出てくる奥義の言葉。エジプトのアレキサンドリアに住み、叡智の神とも同一視されるヘルメス・トリスメギストスの言葉とされる。錬金術とは文字通り金を生成する魔術ではなく、神の叡智のレベルを金という暗喩で表し、人間の魂の変容と霊的な成長を促すための哲学体系を言う。)

    さて先々週土曜—8/21に、この期間最後の、3番目の決定が下された。その日、ロシアはイランのブシェール原子力発電所に核燃料棒を搬入し、イラン原発はその稼働態勢を整えた。これは土星・冥王星がスクエアを形成した日であったが、それと同時に、米国始原図におけるプログレッションの**火星が逆行を開始していて、その78年間にわたる逆行期間のいまだ開始途上にある時間帯でもあったのだ。火星はその国の軍事に関わる諸状況を司るものだ。

もし誰かが、カーディナル・クライマックスの中心部は期待はずれで何も起こらなかったと言うなら、私ははっきりと意見を異にするだろう。 私は、世界中の金融アストロロジャー達が予想した派手な事象と全く同程度の重要性を、この期間に起きた出来事が持っていると確信してやまない。
そして、世界の市場はそれを反映している。


(プログレッション:アストロロジーの未来予測法のひとつ。コラムにもよく出てくるトランシットは、国や個人の始原図・誕生図に現在進行する惑星や感受点がどんな関係性やアスペクトを結ぶかで見ていくが、プログレッションの場合は誕生図そのものの惑星位置を、時の経過によって、ある法則のもとに仮に動かしていくことによって見ていく。トランシットより奥に潜む個的要因を示すとされる。)

**(火星逆行:各惑星が逆行に入る期間、その惑星の力は内在し、外側に影響を及ぼす力が減衰したり混乱が生じると言われている。個人にとっては自らを省みてそれまでの行動の方向性を再検討する機会でもあるが、国や社会を見る場合は政策や方針の転換、対外影響力の変化、取り締まり強化などの内圧や格差の増大など、火星の原理であるサバイバル衝動やある種の攻撃性が内在化する可能性も考えられると思う。但しプログレッションの場合は長期的な影響力で、トランシットのように短期間に突出した出来事が起こるというものでもない。通常はプログレッションとトランシット、その他複数の技法を併用して予測を立てていく。)






訳文ここまで
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