●10/8の新月—みんなに降り注ぐエネルギー(気まぐれUP♪)金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 10/18

October 10, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 10/11

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年10月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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10/12≪短期ジオコズミクス≫の最後のパートを飛ばしてました!スミマセン。m(_"_)m   下線部分を付け足しました。

来週のメリマン・コラムは都合により、またまたお休みさせていただくか、または抄訳にさせていただくかもしれません。m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫

    まず始めに、先日の講演旅行を成功に導いて下さったアルゼンチンとブラジルの全ての読者と購読者の皆さんに感謝申し上げたい。ブエノスアイレスでは皆さんの株価指数メルヴァルが史上最高値を記録し、リオデジャネイロでは皆さんの国のボヴェスパが4月以来の最高値ゾーンに駆け上った。その時、その場に居あわせることが出来たのは、私にとって大変にエキサイティングな経験だった。

    さて前回、2週間前のコラムから、世界の株価は8月下旬の反騰開始以来力強く反騰し続けてきた。アジア及び環太平洋地域では、私達が追っている全ての指数で数ヶ月来の最高値が記録された。だがその中でも最も輝くパフォーマンスを見せたのは香港のハンセンであり、金曜には2009年11月以来の最高値レベル、23,000まで上りつめた。

    ヨーロッパでは、ロンドンのFTSEもまた数ヶ月来の新高値まで上昇し、火曜の新月には5707を記録した。これは9/21の直近高値5635を超えたものの、4/16につけた5833には届かなかった。しかしながら、アムステルダムのAEX、ドイツのDAX、またチューリヒのSMIはどれも9/21の高値を抜いていないことから、金星逆行に伴う異市場間弱気ダイバージェンスの潜在的事例を示唆している。またロシアのMIXEXは、FTSEと同様に9/21の高値を超えている。

    アメリカ大陸では、アルゼンチンのメルヴァルが先週、史上最高値を記録し、そしてブラジルのボヴェスパが半年ぶりの新高値まで上昇した。ダウ工業平均は5月初旬以来初めて11,000台に乗せて引けた。またナスダック総合は短時間2400以上に達し、9/30と10/5にもかろうじて達成したラインに届いた。

    先週は貴金属と通貨にとってもまた重要な週となった。10/7、金は史上最高値1366を達成、一方銀は2356まで上昇して反落したが、これは1980年の活気あふれる時代以来の最高値水準であった。こうした動きの要因は米ドルの崩壊であり、ドルはスイス・フランに対して史上新安値まで下がり、そして日本円に対しては新たにここ15年来の最安値まで下落したのだった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    私達は今や、11個の重要なジオコズミック・サインが目白押しだった9/8〜10/8という強力な時間帯の終わりに来ている。そのうち最も重要だったのは、9/18の木星・天王星コンジャンクション(0°)、9/21の太陽・木星オポジション(180°)、そして10/8からの金星逆行であった。これらの全てが、『The Ultimate Book on Stock Market Timing (究極の株価タイミング)第3巻 "Geocosmic Correlations to Trading Cycles"』で述べたように「レベル1」のジオコズミック・サインだったのだ。レベル1のサインは株式市場におけるプライマリー・サイクル、またはより長期のサイクルとの間に、歴史的に見て少なくとも67%という相関関係を持っている。そのオーブ(時間的ズレの許容範囲)は12取引日だ。(だが通常そのゆらぎはずっと少ない。)

前置きでも述べたように、ヨーロッパのいくつかの市場が9/21にサイクル高値をつけたが、これはこの時間帯の中間地点だった。また他の市場は、天秤座の新月と金星逆行というサインが展開した先週末、新高値をつけた(10/7〜8)。 月曜には2日間にわたり射手座ファクターが展開するが、これは先週末からの相場傾向の余波をもたらすかもしれない。しかし、この期間が強力なミュータブル(柔軟宮で起きる)ルナーサイクル(太陰/月の周期)であることから、このあたりから相場の反転も同様に始まる可能性がある。

    しかしながら、金融アストロロジャーにとって今現在効力を発している最も重要な要素は、蠍座で逆行に転じた金星と、同じ蠍座での火星とのコンジャンクションだ。金星は通貨や高付加価値資産に関連する。そして金と富のサインである牡牛座の支配星だ。だが、現在金星の位置する蠍座は牡牛座のオポジット(180°対向の)サインであり、これは金星の品位が「フォール」であることを意味する。つまり力が弱まるのだ。自分の資産価値を上げたいという願望は金星と牡牛座のものだ。だが、蠍座とその支配星である火星は負債の蓄積に関連している。ある理由から、米ドルは火星が蠍座を進行中に下がりやすく、そして貴金属は急上昇する傾向がある。これが再び起こっている。

    しかし金星の逆行は、それだけでパワフルな相場反転のシグナルだ。これは歴史的に見て、プライマリー・サイクルの底よりは天井と、より高い相関性を持つ。とはいえ前回これが起きた2009年3/6は、ダウ平均における72年サイクルの底を打った、まさにその日だったのだが。金星は5回目の逆行で黄道帯の同じ位置(同じ星座のほぼ同じ度数)に戻り、これを8年毎に繰り返す。以前蠍座の中間度数で逆行が起きたのは2002年10月のことで、これは4年サイクルの底を打ちITバブル後の弱気相場に終わりを告げた、まさにその日であった。 だが今回は底(安値)ではない。これが相場の反転と関連しているとすれば、それはプライマリー・サイクルの天井から始まることになる。何故なら、どの指数を見るかによって基点は異なるものの、多くの株式指数が5/20〜6/6につけた安値からほぼ最高値水準まで上りつめているからだ。もし市場がここで反転しないなら、これは確率として残り22%のケースとなる。

すなわち、ここでの重要な相場反転の歴史的頻度は78%ということになる。こうした反転がその規模においてどの程度で、どれくらい長く続くかは、今週末のMMAサイクルズ・レポートで検討する予定の多くの要素に依拠している。 だがとりあえず今のところは、天秤座の新月期周辺で高値をつけた場合、2週間後に控えた満月に向かって急激な下落が後に続くという事例が過去にあったことを、頭に入れておくに留めよう。 これは金星逆行の経過と共に起きてくる。 経済情勢の変化、金融・財政政策の転換等を示す兆候に十分注意を払わなければならない。それは相場変動に拍車をかけるものだからだ。


*)次の満月は日本時間(東京ローカル)で10/23 午前10:54ごろ、牡羊座29°32'で起きる。以前のコラムでメリマン氏が言及した「ブルー・ムーン」(同じサイン、又は同じ月間に満月が2回起きること)の1種となる。


≪ 長期的考察 ≫

    私は間違っていた。そうだ、勿論これはそう頻繁に起こることではない。
だがもし1度でも起こってしまえば、それはもう十分過ぎるくらいのことなのだ。これは全てのマーケット・アナリストへの呪いだ。あなたはチャートを眺め、数字を見つめ、そして起こりうる物事の確率を把握している。あなたはきちんとした準備とリサーチを終えているからだ。そしてあなたは歴史的実例に基づく、少なくとも80%の確率と共に歩を進める。しかし時に物事は20%未満の確率で起こるものだ。そして事実上、あなたが予想したシナリオ通りに事が起こらない時には、まったく正反対のことが起きているのだと考え始めねばならい。あるいは、あなたが天王星の関わるアスペクトの影響下にあるか、のどちらかだ。その場合は何をどう予測しようが、何事も思った通りには起きてこない。

    そして私はここに至り — ファイナンシャル・アナリストのマスターたる者として、また音に聞こえた金融アストロロジャーの強者として、そして脳内伝説に生きる誉れ高き愚か者として — 株式市場が今年の終わりを節目とした、より長期サイクルの底値に向かっているのだと完全に確信していたのだ。つまるところ、あの2010年7/2の安値を2009年3/6からの50週サイクルの大底とするにはいかにもタイミングが遅すぎた。これは実際には69週目に起きており、67週目を過ぎてから50週サイクルの底を打つというケースは、歴史を振り返ってもたったの8%しか無い。 一体誰が8%の確率に賭けることを選ぶだろうか? 50週サイクルの底は2/5(48週目)の、あの安値でなければならなかった。このことは、新しい50週サイクルがその時から始まっていて、2010年9月以降、他の幾つかの、より長期サイクルの節目が丁度やってくる頃までは底をつけることが無いということを意味していた。 だが、8%の確率は現に起こったのだ。今まで市場のトレーダーに対し、傲慢さや教条主義の罠について散々語ってきた筈の私なのだが...。

    こうして私は今に至り、実際には新しい50週サイクルの最初の位相にあるという時に、あたかも古いサイクルの最終位相にあるかのようなポートフォリオで取引し、ポジションを取っている。サイクル理論研究に馴染みが無い人達にとって、以下の事柄は重要なポイントだ。サイクルの最終位相は殆ど常に弱気である。それはずっと強気であった1サイクルの中で、最も弱気な部分なのだ。そしてサイクルの第1位相は殆ど常に強気だ。それゆえ、サイクルの最終位相における売買戦略は、第1位相のそれとは全く異なってくる。最終位相での戦略は反発を売ること。第1位相での戦略は突っ込みを買うこと。それがサイクル・アナリストやサイクル・トレーダーの手順だ。

    それでは金融アストロロジーの観点ではどうだろうか? 
過ぎ去った今年の夏について、天体位相は何を語っていたのだろうか? 『フォーキャスト2010』で述べたように私は、5月下旬と6月上旬に起きた木星・天王星のコンジャンクションの影響下で非常に投機的な市場環境が始まり、その只中で金融資産(株や金など)は急激な反発に見舞われやすいという先入観を持っていた。それは「金融資産インフレの暴走」となる筈だった。過去140年強の木星サイクルに基づき、株式市場は2011年初頭にかけて高々と舞い上がることが期待された。(『フォーキャスト2010』参照) だがそれは、共に投機の力学を示唆する木星・天王星の牡羊座入場直後には起こらなかった。そして実際には8月下旬まで始まることはなかった。では何故5月下旬から6月初頭には起こらなかったのか? さて、ここで私自身と全ての金融アストロロジャーにとって学びの体験でもあった、金融アストロロジーの力学に辿り着く。私達プロフェッショナルもまた、常に学習の徒なのだ。

    ワイルドで投機的な組み合わせである木星・天王星が、衝動的な火のサイン、牡羊座に入った5月下旬〜6月上旬。だが市場がそこから飛翔することはなかった。何故ならその時同時に、土星が牡羊座の木星・天王星とオポジションを形成していた。(そしてそれらは全て山羊座の冥王星とスクエア(90度)だった。)土星は「恐怖と抑制」の原理に関係している。投資家達がより投機的な株式を選ばず米国債の安全性を求めた時、恐怖が市場のセンチメントに入り込んできた。このトランシットの土星によるハードアスペクトは・・・8/21まで終わることはなかった。そしてその後、株や貴金属のような金融資産の価格爆発が始まったのだ。投資家達は結局、株や貴金属市場に見られる、より力強い伸びしろを求めて国債からのごく僅かな利回りを見限った。それはまさに予測通りではあったが、ただ時間にして2ヶ月ほど遅く、土星がカーディナル・クライマックスの中心部から離れ始めた直後のことだった。

    今やその土星も2011年3月までは木星・天王星とのアスペクトの埒外となり、資産インフレ祭りを先導する楽隊車を止めるような金融アストロロジー上の要素は殆ど無いに等しい — おそらく金星逆行期の数週間の調整を除いては。 一方私は、その合間に、新しいサイクルの最初の位相(強気)であることが明確になったこの時間帯を、より長期サイクルの最終位相(弱気)として扱ったことにより負った、自分自身の傷を克服するつもりだ。

残念ながら、ごく普通の人間である私にもまた相場と同様、人として幾つものサイクルがある。だが幸いなことに、過去の経験から常に学ぼうとしてきたごく普通の人間として、私は市場における自分のライフスタイルを危険に晒してはいない。だから私は一旦理解の光を得れば必要な調整を行う。(勿論、その光が再び私の目を眩ましていなければ、の話だが。) 傲慢さと凝り固まった精神は、とどのつまり、相場の覇者への道程において致命的な一撃となる。

    さて、もし中央銀行の総裁達や政治家達が同様に、今や再び戻ってきた1)過去のサイクルから学ぶことが出来たなら、そしてもし理解の光を得て、彼らの足を猛烈な支出と果てしない刺激というアクセルから離すことが出来たなら、私達はこの経済の2)『トワイライト・ゾーン』を抜け出せるかもしれない。 

何故昨今の投資環境が、1990年代終盤そしてITバブル当時の様相をこうまで私に思い出させるのだろうか?  この疑問を2011年初頭にもう一度投げかけてみよう。それまでは、悪いニュースが巷を駆け巡り、ネガティブな内容に満ちあふれた選挙運動が繰りひろげられようとも、この波乗りを楽しんでほしい。 特に土星が自分の道をひたすら歩むことに専念し、あれこれと物事を押さえつけるのをやめている今、市場はこうした3)「心配事の壁」をよじ登りたがるだろう。   

    そうこうしている間に、連邦政府の取り締まり屋達(規制当局)は、先週ワシントン州のショアライン・バンクを閉鎖した。これは今年に入って129行目の破綻だ。そしてその数は去年潰れた銀行数、140行に刻々と近付きつつある。



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* )脳内伝説に生きる誉れ高き愚か者として:原文"Legend in his own mind"
自分は誰よりも賢くスマートでモテまくりで全知全能だと思いこみ、それらしくふるまうが、実際には口だけの愚か者を皮肉った言葉。70年代から活躍する、黒いディランと呼ばれた闘うジャズ・ファンク詩人、ギル・スコット・ヘロンがこのタイトルで歌っている。

GIL SCOTT HERON Legend In His Own Mind
http://www.youtube.com/watch?v=tPTE0Fbruzg

*1)
過去のサイクル:以前のメリマン・コラムや『フォーキャスト2010』で詳述されている、米国やFRBの始原図などにおいて、進行中の惑星サイクルが今後長期にわたって回帰し再びアスペクトを形成することを指すと思われる。

*2)Twilight Zone:黄昏時。1959年〜1960年代にアメリカで放映された、シュールで少し不気味なSFテレビドラマシリーズのタイトルでもある。その後1985年、2002年にリメイクされている。日本では60年代に主に「ミステリー・ゾーン」のタイトルで放映された。円谷プロの「ウルトラQ」シリーズに影響を与えたことでも有名。
(以前のコラムで語られたカーディナル・クライマックスの文学的描写は、秘かにこのあたりのイメージから来ているような気もしたりしなかったり。。。)

Twilight Zone Opening THEME MUSIC 1962 Rod Serling
http://www.youtube.com/watch?v=-b5aW08ivHU
ミステリーゾーン(日本語版)
http://www.youtube.com/watch?v=eRwRU0nSPKM

*3)「心配事の壁」="wall of worry":市場が経済危機や政治的な要因などで不安定な時に株価が上昇する場合に使われる言葉。"The stock market is climbing a wall of worry".





訳文ここまで
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【翻訳を終えて】
今回の長期的考察でメリマン氏は自分自身のサイクルについて少しだけ触れている。実際彼のバース・チャートを見ると、ここ数ヶ月の間、アングルと呼ばれる重要な感受点上で(オーブ2°〜4°)このカーディナル・クライマックスが起きていたことがわかる。これだけのハードアスペクトを受け続ければ、メリマン氏ほどの人でも柔軟な判断がしにくくなるということなのかもしれない。人間である以上、どんなに理屈がわかっていたとしても、目に見えない圧力によってこころも体も影響を受けることには変わりない。自分でもひとのチャートを見るとき、今の自分の状況が判断に影を落とさないよう、今まで以上に気をつけていこうと思った。

それにしても、プロフェッショナルとして自分の間違いを正面から認める(しかも無料版で)というのは勇気の要ることじゃないかと思う。相場の世界は、ニッコリ笑ってひとをカモにするようなひと達も存在する。けれどメリマン氏の文章からは、アストロロジーの研究者としての矜恃と誠実さを感じる。今回の長期的考察は、アストロロジーを学ぶものとして色んな意味で教えられる部分があった。

・・・それにしても毎回、なかなかにハードル高い長文です。時にはメリマン氏特有のお茶目もサクレツして、よくわからずアセることもしばしばです。(^_^;)  またいつも時間切れ気味で、見直しが行き届かない部分もあるかと思います。もしなにかヘンなところがありましたらツッコミよろしくお願いします。。


hiyoka.

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