金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/15金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/29

November 22, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/22

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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今週のコラムはお休みする予定でしたが、とりいそぎ≪先週を振り返って≫と≪短期ジオコズミクス≫のみをUPしました。(訳注は省略させていただきます。)
来週も不確定ですが、多分このような形になりそうです。m(_"_)m

11/24 金星 蠍座イングレスの東京ローカルタイムを追記しました。


 ≪ 先週を振り返って ≫

    もしあなたがファイナンシャル・アストロロジャーであれば、先週起きた事柄を愛さずにはいられないだろう。

    11/15月曜、太陽は木星に対しウェイニング・トライン(240°)を形成した。これは2つの吉星(太陽・木星)が調和的な(トライン)アスペクトを結んだということだ。その3日後の11/18木曜には金星と木星の両方が進行方向を変えた。この両惑星が同じ日に逆行から順行へと動きを変えるというのは極めて稀な事だ。それは順行開始の前後約1週間にわたって、この2惑星の吉星という本質を強調する。もっと重要なのは、例えば再上場を果たしたゼネラル・モータースの復活もそうだが、この位相がその発生日に"生起した"事柄であればどんな物事であれ、その成功を示唆するという事だ。

    11/18はまた太陽が海王星に対し、強力な変容の蠍座から、先験の水瓶座へとウェイニング・スクエア(270°)を結んだ日でもあった。海王星が厳しいアスペクトをもって11/18の天体位相に参加したことは、その時起こった事柄に、非現実、幻想、または虚偽といった性質を与えるかもしれない。

    ベン・バーナンキは中国政府要人が申し立てるように、中国の通貨政策を攻撃して彼らとの間に「冷戦思考」を持ち込もうと本当に意図したのだろうか? ゼネラル・モータース復活の立役者でありオバマ政権下の「自動車皇帝」と呼ばれる、スティーブン・ラトナーが、GMの再上場のまさにその日、「州の年金基金1億5000万ドル分の資産運用を自身の投資会社が請け負えるよう特別な配慮を得るために」「賄賂」を送ったとして訴えられたと金曜のウォール・ストリート・ジャーナルが報じたが、これは真実だろうか?

    こうしたサインが示すように、11/18は多くの点において大きな意味を持つ1日であったが、それと同時に、お互いの存在を必要とする国同士の好意にダメージを与えたり、重要な計画においてある程度の成功に達したばかりの誰かの評判を損なうような、奇妙な申し立てが観察される1日でもあった。

    先週は11/19金曜、太陽・天王星間のウェイニング・トラインでその幕を閉じた。これら5つのコズミック・サインは、11/15〜19の間、共に多くの金融市場における反転を示唆していた。そして本当に、私達が追っている殆ど全ての市場において、先週半ばには反転が起こった。11/16火曜、ダウ工業平均は10,978の安値に向かって場中に11,000を割るところまで下落した。翌11/17(この狭いクラスタ内の丁度中間日)には前日より15ポイント下落した11,007で引けたが、これは2週間前の11/5に2年来の高値11,451.53をつけて以来の最安値となった。

    チャーティストにとっては、この10,950〜11,000の価格帯は大変重要なサポートラインを意味する。これは「bullish reverse head and shoulders pattern"(逆三尊)として知られるチャートパターンのネックラインの延長だった。ダウ平均がこの逆三尊のネックラインとして知られる、6/21と8/9の高値を結ぶトレンドラインを上に抜けてきた時、それは新しい強気相場が始まっていることを示唆した。これが最初に起きたのは9/30で、その後10/5に再び起こった。そこで上値のメドは11,639 +/- 239となる。この目標値の下限は、11/5につけた直近高値11,451.53によって達成された。

    だが一度ネックラインを突破すれば、それは反騰に続く最初の下落時にサポートとなる。それが今だ。市場は11/5につけた11,451.53の高値から11/16の安値10,978まで、4%以上の下落をみせた。11/17、週の最安値を刻んだ日もまだ価格はその周辺にあった。だがその後11/18火曜 —まさに金星と木星が滞留から順行へと移行したその日に173ポイントの上昇を見せたのだった。

    なにも株式市場のみがその日に反転をみせたのではない。つまるところ、金星は全ての金融市場、特に通貨を支配している。ユーロもまたちょうど株のように、11/5の高値1.4245から2週にわたって下落、そして11/15〜19というジオコズミックな反転ゾーンの中間地点である11/16に1.3440をつけた。そして11/18、ユーロは1.11上昇、この市場としてはかなり大きな動きを見せた。また、11/1に対ドルで15年来高値124.66を記録した円にも同じような事が起きた。回復に向かう直前の11/18木曜、円は119.36をつけていた。 

金星はまた大豆をも支配する。1週間前の11/12、三月限の大豆は1354でトップアウト、そして11/17、3月限は1183をつけ12.6%下落した。その翌日、金星が順行に転じると共に、それは急激な反騰をみせたが、しかし金曜までには再び厳しい下落となった。時折金星は不確定な顔を見せることがある。それ自体では本当に騰がりたいのか、又は下がりたいのかわからず、ならば一時的にその両方を試みる、ということがある。

    金と銀も —そして原油さえもが— 先週の反転ゾーンにおいては上記と似たようなパターンに従った。11/9、金は1424.30でトップアウトし、11/16にはこのところの騰勢場面での最安値レベルまで下がって1329をつけた。この下落局面での引け最安値は11/17水曜につけた1336.90であった。銀も同じ様に11/9に30年来高値である2934を記録した。そして11/16火曜にはこの上昇局面での最安値、2498まで下落した。11/17水曜、銀はいまだに2550レベルにあったが、翌日金星の順行と共に、金は16.10騰がり、そして銀は132上昇して2683をつけた。結局銀は先週2700以上で引けている。

    結局のところ、先週は金融アストロロジーにとっては良い週だったと言える。また私達のデイリー購読者にとっては特別な週となった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    だが私達は皆、ゲームのルール、いや人生それ自体のルールを知っている。どんなにあなたの市場予測が素晴らしかったとしても、今肝心なのは次に向かっての予測だ。そして、11/29〜12/18には、かなり重要な「次の一波」がやって来ようとしている。

    その時間帯、火星は木星・天王星コンジャンクション組との最初のスクエア・トランスレーションを形成する。その期日は11/30そして12/3の順だ。その後、より大きな時間帯の中間部では逆行中の天王星が順行へと移行(12/5)、水星の逆行開始(12/10)、そして火星の冥王星とのコンジャンクション形成(12/13)が続く。これら全ての天体活動の中間地点は12/8だ。金融市場がその時に至っても金星順行開始後のダイレクトな上昇を続けられるか、あるいはその時点で一気に反転して二番底までなだれ込むことになるのか。どちらのパターンが有効かは多分、11/23 火曜日以降でなければ知ることは出来ないだろう。

    今週、11/21 日曜に蠍座—牡牛座29°で起きる満月は注目だ。これは蠍座・牡牛座という2つの強力な不動宮の最終度数であり、この度数自体がアストロロジー研究の世界ではなかなかに不吉な意味合いを持っている。蠍座の最終度数は蠍の尾、つまり毒針が位置している場所だ。自動車業界の皇帝たるスティーブン・ラトナーに聞いてみるとよい。ちなみに牡牛座の最終度数は損失または損失による悲しみを司るとも言われている。

    そして太陽はその後11/22〜12/21まで1ヶ月にわたって射手座を進行する。この期間は通常、陽気で幸福感に包まれる時間帯だ。冬至を控えて宗教的、伝統的にもホリデイシーズンへの期待が高まる。それは置いておくとしても、この感謝祭のホリデイ・ウィークが終わるまでは天体位相にとりたてて多くの事が起こっているわけではない。アメリカの市場は木曜は休場だ。

そして11/29の月曜から、あの以前論じた次の天体位相クラスタが効力を発揮し始める。また金星(金融・財政)も蠍座(負債と税金)に帰還し、2011年1/7まで滞在することになる。





訳文ここまで
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≪ 長期的考察 ≫では来るべき2011年もまた驚きに満ちたダイナミックな年となりそうなこと、特に木星・天王星の牡羊座進行やFRBの始原図との凶角、アメリカ始原図での28〜29年周期の土星回帰(サターンリターン)などに言及しています。

これはパーソナル・アストロロジーでも重要な周期とされるもので、人間と同様国家もまた、ひととき歩みを止めて過去を振り返り、責任のありようをチェックし、自己の依って立つ基礎を再建しなければならないという強い衝動が生まれる時であるとしています。今回この土星回帰が米国始原図の10室—政治の中枢を司るハウスで起きること、7室外交のハウスにある太陽とスクエアであること、そしてその土星自身が米国の2室財政を支配する惑星であることは何か象徴的なものを感じます。

また、米国始原図では負債と税金を司る8室を支配するのは3室の月ですが、このところずっと海王星・カイロンがコンジャンクト。個人の場合なら霧にまかれたような不可解さや幻想に溺れる状況、気分次第で動く危うさなどを意味する配置です。これを克服するには傷をあぶり出すような動きが必要になってくるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。。

またこの月はSibleyチャートで見るとネイタルでパラス(政治力・判断や正義、裁定など)とコンジャンクトしており、それが今ちょうどネイタルの海王星、水星(逆行)・フォーチュン・VtxとのYODの頂点となっています。これは、まるで神の手が指さすようなフォースが生まれ、否応なくエネルギーを注がざるを得ないような状況、それも一筋縄ではいかない困難を指し示していると言えます。
メリマン氏はまた、イランとアフガニスタンの問題についても同様に何かが堂々巡りしており、いまだに解決のメドがたたないことに触れ、それでも人類にとっては金融・社会アストロロジーの研究がその価値を高める時となるだろうと結んでいます。

以下のタイムスケジュールではちょっと気になったので日本や中国の始原図上の位置関係も入れてみました。アストロロジー実践者の方はご参考までにどうぞ。(タイム・ゾーンはあえてソーラータイムLMTを使っています。)



惑星タイムスケジュール@日本時間(東京ローカル)

火星・木星スクエア:11/29 23:40 頃(射手座・魚座23°41’)

金星 蠍座0°入場:11/30 09:53

火星・天王星スクエア:12/3 23:05 頃(射手座・魚座26°40’)

新月:12/6 02:54 頃(射手座13°28’)
強度の磁場と言われるグレートアトラクターとオーブ1°
突然の出来事を示唆するケンタウロス族フォルスとオーブ1°
米国始原図(sibley)アセンダントにコンジャンクト、
7室太陽とインコンジャンクト、10室で土星回帰 他
日本始原図(衆議院可決時)10室サウスノードにコンジャンクト
中国始原図(astrologyweekly.com)10室から7室火星にトライン、
同土星にスクエア 

天王星順行開始:12/6 11:10 頃(射手座26°40’)

水星逆行開始:12/10 21:24 頃(山羊座5°56’)

火星・冥王星コンジャンクション:12/14 13:18 頃(山羊座4°41’)
この時間、逆行中の水星もオーブ無しでコンジャンクトする

アメリカ始原図(sibley)1室、10室回帰中の土星とバイノバイル、
7室金星・木星とオポジション
アメリカ始原図(7/2 1776)1室 ハイレグとコンジャンクト、
木星・フォーチュンとオポジション、10室回帰中の土星とバイノバイル 他
日本始原図 11室、7室海王星とスクエア(T.vtxコンジャンクト)、
1室エリスとスクエア 他
中国始原図 11室、5室天王星とタイトなオポジション、
8室水星Rとバイノバイル、
8室太陽とスクエア、
8室水星・海王星・セレス・サウスノードにT.土星コンジャンクト 他





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