金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/22金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 12/6

November 28, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 11/29

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年11月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の*は翻訳者によるものです)
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今週のコラムは細部の訳注を省かせていただきました。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

    先週は韓国の居住区域である延坪島に対する北朝鮮の攻撃に加え、アイルランドに対する救済策に伴う欧州連合諸国の新しい債務危機への懸念増大から、株価は世界中の殆どの市場で下落した。

    しかしながら、全ての市場が下がったという訳ではない。オランダのAEXやイギリスのFTSEなど、あるものは9月そして10月初旬以来の最安値まで下落した。だがドイツのDAXやスイスのSMIはかなり順調に値を上げた。アジア・環太平洋地域では、日本の日経とモスクワのMicexは上昇基調だったが、香港ハンセン、インドのNIFTY、そしてオーストラリアのオールオーディナリーズはここ数週間での最安値レベルまで下がっている。同様に、ブラジルのボベスパ、ナスダック総合、そしてアルゼンチンのメルバルは上がっており、ダウ平均はまず急激に下がり、その後急激に上がり、そしてこの祝日を挟んだ短い週の終わりに向かって急激な下げを見せた。

    原油は週中に向かって急落、その後週の終わりには力強く反騰したが、この事は射手座または山羊座に火星が在泊している時、典型的に見られる現象だ。これは国際間の緊張度の増加(通常は中東だが)と関わりを持ちやすい位相であり、原油価格を高く押し上げる要因となるが、状況の沈静化と共に再び価格は下落していく。言い換えれば、原油にはこの期間、数回にわたる大きな価格の上下動を見せる傾向を持ち、それは今回2011年1/15あたりまで続くと見られる。

    しかしながら、金融市場において最も重要な話題は何だったかと言えば、それは欧州連合において再び起こった新たな信用不安だった。これでユーロは月曜につけた1.3785の高値から金曜には1.3200の安値まで急落した。金と銀は当初はニュースによって買われたが、その後やはり金曜には急激に値を下げた。これら全ての事象が今後3週間にわたってのジオコズミック・サインの接近と合致している。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    射手座の火星だけが金融市場の急激な価格変動や国際関係の緊張といった事象と一致する唯一の要因ではない。この射手座の火星は11/29~12/3、魚座の木星・天王星のコンジャンクション組とのスクエア・アスペクトによるトランスレーションを展開する寸前だ。そしてその2日後の12/5、天王星は滞留から順行に入る。この事は金融市場においてここ2、3週にわたって観察されたものよりさらに大きな価格の上下動をもたらす可能性がある。ファイナンシャル・アストロロジーの研究においては、「大幅な価格変動」は火星、木星、そして天王星が同時に強調される日に見られる局面だ。そしてこれはまさに私達がこの10日の内に直面しようとしていることなのだ。

    またそれのみならず火星は、2010年7月と8月のカーディナル・クライマックスの総体そのものを、12/7に山羊座に入場することによってトランスレートすることになる。この惑星発電所とも言える位相の効果は、12/29、火星が土星とのスクエア・アスペクトから最終的に離脱するまで感じられるだろう。 

その感じはどんな風にもたらされるだろうか?  もしも米国議会が、2008年のバラク・オバマ大統領、そして11月初頭の中間選挙で圧勝した共和党が共に提示した公約どおり、期限の12/31までに懸案の減税措置の問題を解決しなかったなら、多分、この天体位相の効果はとても強烈に感じられることだろう。

両者が合意に達しなければけして良い結果にはならない。そして合意に至るチャンスは、こうした天体位相をかんがみれば決して大きいとは言えない。彼らが公約を守れなかった場合、議会と大統領の支持率はもっと低い数字(もし下落余地があれば、だが)まで落ち込むのみならず、米国の株式市場はそれによって躓くことになるだろう。 もはや投資に向けることが出来なくなり、その代わりに、過去10年の間に国民の金を扱う上で非常に拙い財テクの腕前を持つという悪評が定まった、政府の手に移管されることになる、その資金量は巨額だ。


≪ 長期的考察 ≫

    『16世紀の西ヨーロッパ以来の列強構造における、先進諸国の興隆とその後の衰退の歴史は — 即ちスペイン、オランダ、フランス、大英帝国、そして最近ではアメリカ合衆国のような国々だが — 1つにその生産性と歳入を向上させる能力、そして一方では軍事力の強化との非常に重要な相関関係を示している・・・ 総体的な衰退に入った強国は、本能的に「安全」のための出費を増大させ、結果的に「投資」から潜在的な富を引き離していくことによって長期にわたり複合的なジレンマを作り上げていく。』
ポール・ケネディ/Paul Kennedy 著 『The Rise and Fall of the Great Powers』 より抜粋 Random House社, New York, NY, 1987.


    もし米国政府と連邦準備制度理事会(FRB)が持続可能な経済復興を刺激しようとする際、それぞれに間違ったポイントに注力したならどうなるだろうか? もし米国経済を刺激するにあたっての重要なポイントが、低金利やより多額の支出ではなく、むしろドルを支えることであって、調整によってその価値の低下を図ることではなかったとしたらどうだろうか?

    私は2010年8/10、まさにカーディナル・クライマックスの中心部でなされたFedによる量的緩和の第2ラウンドの執行決定を見直し続けている。 ファイナンシャル・アストロロジャーの観点から言えば、カーディナル・クライマックスのような強力な天体位相と相関する事象が常に「出来事」であるとは限らない。多くの場合、それはそのタイミングで制定され、後に『予期せぬ結果』として立ち現れてくる決断や政策を示しているのだ。

    長期米国債を購入するFedがもたらす『予期せぬ結果』とは、ドルが下方ブレイクアウト以下、かつて無い水準まで下落し、そしてついにはドルの「取り付け騒ぎ」にまで発展するという事態だ。もしこんな事が起きたなら、それは急速に世界規模の暴威を拡大させ、国際準備通貨としてのドルの終焉への要求を増大させるかもしれない。

    それは起こりうるだろうか?  さて、Fedが米国中間選挙の翌日にこの政策を実行し始めて以来、事実上金利が上がるのに従って長期国債の価値は下落している。これはQE2(量的緩和第2ラウンド)に関するFedの趣旨とは対極にあるものだ。もし長期金利が上がれば、このような国債の価値は下がる。それはとりもなおさず、人々の資金による「投資」もまた減少するという事であり、その資金は『リスク指向』の金融商品へと向かうことになる。それはFedが政府の恩恵を受けて裏目に出るかもしれないギャンブルを始めることであり、これもまたFedの趣旨とは異なるものであった。

こうした事はこの当時のように、間違いだらけの判断と過度の期待によって膨れあがった投機(ギャンブル)的な行動を示唆する木星と天王星が、牡羊座でコンジャンクトする時には一貫して見られる状況だ。そしてその両惑星が共に山羊座の冥王星とスクエアを形成していたことは、米国の負債額を増加(減少ではなく)させる結果となり得た。それがまた土星とオポジションともなれば、それは即ち損失の増大を意味した。またそれと同時に、これらトランジットの惑星の全てが米国始原図の金星にグランドスクエアを形成していた。この金星は米国の通貨価値を支配している。政府と連邦準備制度理事会の双方が国際間の貿易競争力を高めるためにドルを弱め、他国の通貨での米国製品の値段を安くするような政策をとることによって、米国通貨の価値は急落し続ける。

    Fedの当時の考えは、『何もせずに手をこまねいているよりは何かしたほうが良い』というものだった。これは厳しい天体位相に木星が関わる時、どう行動すべきかについて私がよく耳にする議論だが、ともすれば愚かな決断が下されがちであり、その顛末はほぼ確実に『予期せぬ結果』をもたらす。とするなら、もし米ドルが国際準備通貨としての地位を失うことになったら一体何が起きるだろうか? 実際、時によっては何もしないほうが何かするよりずっと良い結果を生むことがある。そして私は、カーディナル・クライマックスの最盛期に下されたこの決断はその良い例を示していると思う。

    2012~2015年、天王星・冥王星がその126年周期のワクシング・スクエア(開いていくスクエア)を展開する時、私達はそれを目の当たりにするのではないだろうか。 一方、ユーロもまた下落している中、多分真剣に極東への投資を考慮すべき時が来ているかもしれない。それは西欧諸国の通貨と文化が衰退へのよろめきを見せるにつれて(本質的な)興隆を示しているように思える。



*)『The Rise and Fall of the Great Powers』:1987年にランダムハウスから刊行された歴史家ポール・ケネディの著作。主題は1500年から1980年代までの大国の政治的・経済的台頭、およびその衰退の理由を探求することにある。1980年代、双子 の赤字を抱え、西欧や日本との経済摩擦に苦しみ、国際政治における支配的地位が揺らぎだしていたアメリカ合衆国で、とりわけ広範な読者を獲得した。 1988年にWolfson History Prizeを受賞した。日本では1988年に初版が出された後、同じ鈴木主税氏の訳により1993年に『決定版 大国の興亡: 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争』として草思社から出版されている。(Weblio辞書より)




訳文ここまで
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スタンリー・ワイス氏 Business Executives for National Security (米国財界人安全保障問題会議/BENS) 議長、ポール・ケネディ博士(英国の歴史学者・イェール大教授「大国の興亡」著者)、アルバート・サマーズ博士(経済学者/全米産業審議会[「消費者信頼感指数」など]上級研究員)の、1989年日米貿易摩擦当時のインタビューです。わたしには難しくて半分も聴き取れない/ワカラナイのですが、興味ある方には今あらためて振り返ってみるのも面白いかも?と思い転載してみました。。(^_^;)



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