December 19, 2010

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 12/20

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2010年12月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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ホリデイ・シーズンのため、次の2回のコラムは短いものになるそうです。
12/21 ICEの訳を「インターコンチネンタル取引所」に訂正しました。


≪ 先週を振り返って ≫

    水星が逆行し、クリスマスのホリデイシーズンが近付く中、金曜のメジャーSQや木星・天王星への太陽のハードアスペクトさえもが、株式市場の方向性に特段の意味を与えるような衝撃を加えることはできなかった。殆どの市場の動きは驚くほど小さかった。これは珍しい事だ。何故なら、木星・天王星に関わるトランシットは、特に太陽が拡大を意味するサイン射手座にある時、非常にしばしば大きな価格変動を生み出すからだ。

    先週、世界のいくつかの株式指数は数ヶ月または数年来の新高値をつけた。ドイツのDAX、FTSE、ナスダック総合、そしてダウ工業平均だ。だがそれらは上昇を最後まで持続したわけではない。その他の市場は例えば香港のハンセンやブラジルのボベスパのように、数ヶ月来の新安値へとわずかに下落した。しかしそれらも急激な下落というわけではなかった。換言すれば、こうした新高値や新安値へのブレークアウトはそれほど印象的なものではなく、その事自体が水星逆行の重要な特性の1つを際立たせたと言える。すなわち、市場はしばしば重要なサポートやレジスタンスラインを突破する。しかしながら、正当な「ブレイクアウト」となるかわりに、しばしばこうした市場の動きはヒューッと勢いを失い、そして「フェイクアウト(肩すかし/騙し)」になってしまう。特に今、この水星逆行期の中間部にさしかかっていることから考えて、またもやこうした状況が起きているのかもしれない。

    金と銀は週の初めは強気の再来を試みたが、それらも12/14火曜以降は尻すぼみに終わった。どちらも年初来高値には届かなかった。米ドルに対する外国通貨も原油市場と同様、状況は似たようなものだった。新高値も無ければ新安値も無い。結局のところ、先週は多くの社会的・政治的議論がわき起こったものの、それによって市場に目立つ動きは殆ど無かったと言える。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    まるで市場は冬眠でもしているかのように見えるかもしれない。だがジオコズミックな活動の状況は静謐からは程遠いものがある。たぶんジオコズミックな活動と人間の行動との関係は、天上の矛盾・対立する様々な力と地上における幾多のメッセージを反映したものだと言えるだろう。

    12/20月曜は、水星の逆行時間帯12/10~30のちょうど中間点にあたる。これは、逆行の開始時点周辺で市場が反応しなかった場合にトレンド反転が起きやすいポイントだ。この一週間、ただひたすら上昇し続けるか又は下げ続けた市場があるだろうか? まぁイエスだ。米国、ドイツ、そしてイギリスの株式市場がスローペースで騰げ続けたと言える。この水星逆行の中間点を鑑みれば、それらは今や下落の準備万端といったところかもしれない。一方、香港とブラジルの株式市場は下げ続けていた。これらは反騰の用意が出来ていそうだ。これらの市場は皆相互関連しているのだから、これは馬鹿な話に聞こえるかもしれない。だが水星逆行はそんな事にはおかまいなしだ。 今見ていてもっと面白い市場は債券市場(TノートとTボンド)ではないだろうか。この市場は11月初旬から急激な下落に見舞われている。今これらは突然の反騰への準備が整っていそうだ。12/17金曜、中間点のちょうど1取引日前に、こうした上昇が始まったように思える。

    今週以降、私達の注目の要は1/4に起きる木星・天王星の3度目にして最後のコンジャンクション(0°)となるだろう。 太陽が木星・天王星両惑星をスクエア・アスペクトを通してトランスレートした12/16~18、私達はたった今予測すべき事をチラっと目撃しているかもしれない。即ち、もし水星逆行の中間時点でのトレンド反転が今週起きるとするなら、それはごく短期で終わり、来年の取引初日かそこらにはすでに値が戻っている可能性が高い。そしてその後、もっと長続きのする反転が始まるだろう。


≪ 長期的考察 ≫

    数週間前、私は ICE(Intercontinental Exchange/インターコンチネンタル取引所)に参加するトレーダー達の為に、スペシャルゲスト・スピーカーとして講演した。内容は米ドルの未来についてであり、これは彼らが主に取引している市場の1つだ。 そこで私が米ドル市場の持つサイクルとの相関性からファイナンシャル・アストロロジーを紹介した時、いくつもの真摯な質問を受けた。私は彼らの関心の高さにいささか驚いていた。また彼らは彼らで、質問に対する私の答にかなり驚いていた。それは素晴らしい相互作用だったのだが、今私はこの時出た話題の中から、ひとつ経済とは関係の無い話をあなた方とわかち合いたいと思う。

*)ICE:米国の新興電子取引所。ドル指数や気象指数等、指数取引で実績があ
るとともに、従来の金融及び商品先物の電子取引で世界有数の市場を形成し
ている。


それはベツレヘムの星と関係がある。 そう、私もまったくもって驚いてしまった。私はサイクル理論と米ドル指数について話していた訳だが、彼らは金と乳香と没薬と、そしてイエス・キリストの誕生について知りたがったのだ。そんな訳で、クリスマス・シーズンでもあることから、ここで私が彼らと論じたクリスマスの物語について披露させてほしい。

    聖書によれば、3賢者(アストロロジャー/東方の3博士)はおそらく西方に輝く星を見たのだという。彼らは自身の研究(占星術)によって、これが王の誕生を意味していると信じた。その星は数ヶ月の間姿を消していたが、その後東方に、これまでよりもっと輝きを増して再び現れた。そして彼らはこの星を追ってベツレヘムまで辿り着いたのだ。 ヨーゼフとマリアもまたそこに居た。ヘロデ王によって課された税金を支払わねばならなかったからだ。まあ今の私達もまた同じような問題を抱えている訳だが、それはまた別の話としよう。

    当時空に輝いていた明るい星は十中八九、魚座(Pisces/パイセス)— 魚の形をした星座宮を進行中の木星・土星のコンジャンクションだった筈だ。木星と土星は共に人の目で目視出来る最も遠い惑星であり、18世紀後半に天王星が発見されるまでは、マンデーン(社会)アストロロジャーにとって、最も重要なサイクルを構成する惑星ペアだった。魚座は霊的な事柄、そしてまた救世主や殉教者にさえも関わりを持つ星座宮だ。木星・土星のコンジャンクションはその昔、慎重で分別のある判断、または智恵の原動力であると考えられていた。しかし、そのコンジャンクションが魚座で起きる時、ある者はそれは霊的な智恵と、また霊的世界や(神の)裁きを司るリーダーの誕生に関わるのだと信じている。

    魚座における木星・土星のコンジャンクションは紀元前6年に3回(5/27、9/29、そして12/3)起きている。(Neil F Michelsen著 "Tables of Planetary Phenomena" 1990年, ACS Publications of San Diego, CA参照) 当時ベツレヘムで市民に課税したヘロデ王は紀元前4年に死んでいるので、ナザレのイエスは紀元前4年以降の生まれでないことはかなり確かだと言える。

    しかし、もし魚座の木星と土星が賢者達の追った「輝ける星」を構成したのだとしたら、キリストの誕生はその年のいつ頃だったのだろうか? 出生日が12/25だという考えは忘れて良いし(それが私自身の誕生日だったとしても、だ・・)、多くのアストロロジャーが信じている、イエスが魚座の生まれだという話も捨てて構わない。賢者達がベツレヘムへの長旅の目当てとして追っていけたような「輝ける星」は、太陽が魚座にある時には無かったのだ。

惑星が「輝ける星」になるという事は、それが太陽とオポジション(180°)を形成しているという事だ。それは、1日のうちで最も暗い時間(真夜中)に、太陽とオポジションの位置にある星または惑星が、その星の「最も明るい状態」にある、という事なのだ。太陽が惑星や星の滞在する星座宮と同じか、ごく近い位置にある時、あなたにはそれを見る事が出来ないか、仮に可能だとしても長くは見えないだろう。何故ならその星は太陽と共に昇り、太陽と共に沈むからだ。つまり、紀元前6年にもし木星と土星が魚座の中央から後半部にあったなら、太陽が魚座に対向するサインである乙女座にあった時にこそ、夜空の「輝ける星」として煌めいただろう、という事になる。

これは、イエスの誕生がおそらくは8月、9月または10月(獅子座、乙女座、または天秤座)だった事を示唆している。折しも天秤座は(魚座と並んで)平和・平穏のサインとして知られている。これは「やすらぎの王子」として知られている歴史上の人物にとっては相応しいかもしれない。

    さて、その木星と土星が魚座でしょっちゅうコンジャンクトするなどとあなたが思わないように、もう一度考えてみよう。 木星・土星が同じ エレメントの星座宮でコンジャンクションを形成するのに200年を要する。これは、この両惑星の(魚座と同じエレメントである)水のサインでのコンジャンクションが、その200年を4回経過して一巡りとなることを意味する。一度木星・土星が水のサインを抜ければ、この両惑星のコンジャンクションはおよそ600~800年間は再び同じ場所に戻ってくることが無い。紀元前6年を例にとれば、木星・土星ペアはその後729年~848年にそれぞれ別個のコンジャンクションが3回、その後は1464年と1643年の間に4回起きるまで、二度と魚座に帰ってくることはなかった。私達がこうしたアストロロジカルな力学に基づいて、次代の霊的な救世主の可能性を得るには、もうあと2世紀ほど待たねばならないだろう。

*) エレメント:アストロロジーでは黄道12宮を地・水・火・風の4つの要素に分けてグループごとに特徴となる性質を与えている。地の宮は牡牛座・乙女座・山羊座、水の宮は蟹座・蠍座・魚座、火の宮は牡羊座、獅子座、射手座、風の宮は双子座・天秤座・水瓶座。

    この話がいったいどうファイナンシャル・アストロロジーや今日の市場と関係があるのかって? いや、別に。。とはいえ、いずれにしても今ホリデイ・シーズンを直近に控え、市場ではそれほど大きな事は起きていないのも確かだ。したがって、これは私に、歴史上最も有名なアストロロジャー達:3賢者(メルキオール、ガスパール、そしてバルタザール)と、彼らが王の印として追った星(木星・土星)、そしてこうした要素が生み出した文明の道程についての物語をあなたに語る機会を与えてくれた。 のみならずこれは、ICEに参加した米ドル指数のトレーダー達が知りたがっていた事でもあるのだ。

どうか皆さん楽しく素晴らしいホリデイ・シーズンを!





訳文ここまで
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2010xmas





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