December 20, 2010

○12/21の満月+月蝕 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

12/21 夜 月蝕後の追記を追加しました。


    月蝕は満月の時、太陽光線→地球→月と並んで、ちょうど月が地球の影にスッポリ入ってしまう現象です。けれど全く見えなくなるわけではなく、独特の暗紅色の月を観察することができます。そして2010年12/21は日本でも見ることのできる月蝕=満月。一般に日蝕や月蝕は、それを実際に見ることの出来る地域の人々にとって特に大きな影響をもたらすと言われています。

月蝕って日蝕と比べてちょっと地味な扱いというか、みんなの関心の度合いが低いように思います。けれどアストロロジーの上では同じくらい強力な意味を持っています。 特にネイタルでアングルや主要惑星とコンジャンクション(0°)かオポジション(180°)の場合、その影響は人により、3年から長いケースで6年も続くことがあります。これは一般的に日蝕より長い年月です。 月は太陽のエネルギーを受けとって、その純粋な精神を地上に物質化する役割を持つ天体。 良くも悪くも、人間を人間たらしめているのが月の役割だと言えます。 というわけで、今回の月蝕 — ルナ・ロッサは十分注目に値するのではないでしょうか。さぁ 双子座最終度数での満月+月蝕です・・・それではいってみます!(^_^)

あ、そうそう・・いつも新月のリーディングは太陽と月のもたらす基本テーマから入るのですが、今回は満月。そのベースとなるのは前回の新月のテーマです。満月はその新月の主題がクライマックスに至るとき。 なので、今回のリーディングのベースとなる旋律を知りたい方は、『●12/6の新月』を参照してくださいね。一度読んだけど忘れちゃった・・・なんて方も、ぜひどうぞ。毎回約1ヶ月続く、スルメみたいなリーディングをこころがけています。(^_^;)


月蝕タイムスケジュール

日本標準時 15:32〜19:02ごろまで
【月の出の時刻】
札幌:15:52、仙台:16:09、東京:16:23、京都:16:39、福岡:17:08
那覇:17:36
国立天文台/皆既月食の情報を参考にさせていただきました)

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12_21FM

【満月:太陽 射手座29°20' 月 双子座29°20' 】

    今回の月蝕はいわゆるサウス・ノード・エクリプスと呼ばれるもので、主に魂や感情の深いレベルで何かに気付き、解放していく運動性を持っています。 ちなみに前回の新月のテーマは「過去との再会」でした。もう忘れかけていた過去のしがらみや出来事、それにともなう感情が何かの拍子にフッと蘇る・・・それとどう直面し、対処するのか?という問いかけがありました。 今回の満月・月蝕ではそうしたことが広大な潜在意識の中でさらに強調されそうな雰囲気です。

(但し最終度数での月蝕は強烈ではあるものの、すぐにヴォイドになることから、全ての人が強く感じるということは無いと思います。また精神の深いところに働きかけるエネルギーなので、それと気付かず無意識のまま過ごしてしまう人もいそうです。けれど、影響を受ける人にとってはとても大事なエポックにもなりそうなので、今回はそういう方のためにも、ちょっと掘り下げてみたいと思います。)

FM1
16:43 東の地平線から

この月蝕のテーマは奥深い心の底に横たわる「本当に大切なもの/不必要なもの」をより分け、要らないものをさっさと手放して、本物の自立(社会的にも精神的にも)と自由を目指すことです。それは物・考え・感情・人との関係・・あらゆるジャンルにわたります。人によっては、これから数年をかけての大掃除になることも。

特に双子座最終日、射手座最終日(場合によっては乙女座・魚座最終日)の前後2日以内に生まれた方、また前後2°以内に主要な惑星や感受点のある方は、例えこの期間に何も顕著なことが起こらなかったとしても、後々この度数を主要な惑星が通った時、それとわかる変化を体験するかもしれません。 それが何であれいつであれ、テーマは不変です。全ては自由と成長のために・・・深い自信を身に付けるために・・・です。心のどこかにそっと留めてみてください。


    さて、毎年この時期はクリスマスや忘年会など、ひとの集まる場所に出かけたり接したりが多くなる時期ですね。 ちょうど満月の度数は双子座29°〜30°。この度数は華やかさを持つ反面、おもわぬ落とし穴やちょっと風変わりな出来事に遭遇しやすい性質も隠し持っています。 不用意に動いてオットト・・・とつんのめったり、反対に動きたい時に動けなかったりすることも。この度数は、ひと呼吸置いてひととの接し方を振り返ってみることをあなたに促しています。そして、内面も外面もシンプルに徹することが、なによりもひとを強くすることを暗示しています。

一方、満月の対向に位置する太陽は射手座にあって小惑星パラスとコンジャンクト中。 すぐ隣にはこの月蝕を司る逆行中の水星が、たけなわの中間日を迎えて魚座の木星・天王星ペアとスクエアに・・・。そしてその木星・天王星は乙女座のジュノーとオポジション。これは太陽・水星と絡んだTスクエア、月を含めれば軽いグランドスクエアになります。 さらに少し先の山羊座にはノース・ノード、冥王星が控え、そして火星は今回の満月図のディセンダント(DC)にどっかり乗ったカタチに....。うーん、天上はなんて賑やかなんでしょう。。

FM2
17:13 皆既月食 東の地平線からオリオンの紅い星、ベテルギウスが・・


ではまず水星逆行時に起こりやすいことのおさらいを!
勘違い、誤解、コミュニケーションの不調、書き間違いやタイプミス、通信の遅れ、郵便事故、交通事故、車の故障、電子機器の狂いや故障、相場の転換、注文ミス、理解力不足、敏捷さが損なわれる、時間に遅れる・・などなど、要注意です。


この時期は心の中に、ひとと接したい・触れあいたいという願望と、なるべくなら1人でいたい・そっと静かにしていたいという願望の両方が存在する、ちょっと複雑な心境になるかもしれません。 あるいは、心は内省的な方向に向かっていていわれのない無力感にさいなまれているのに、他の人と話す時はいつになく積極的・アグレッシブになりやすく、コントロールがうまくいかない・・・なんてこともありそうです。 左脳が思うように働かず、歯止めが利かなくなる人や、またいつになく皮肉っぽくなる人も。

今は「口は災いの元」になりやすい時期です。職場、友人同士、家族やパートナーとのやり取りの中で、何気ない一言やよかれと思った言葉が相手を怒らせたり、引かせてしまったり。。もしかして、気が付くとブツブツ文句を言ってる・・なんて人も? いつもは慎重な人でも、水星が逆行中の月蝕では、普段はフタをしている筈の無意識の願望が抑えきれず、放言チックな言動も目立ってきます。

FM3
17:33 皆既月食 ベテルギウス、アルデバラン、カペラに囲まれた暗く紅い月

自分にとって正しいことが他の人にとってもそうだとは限りません。今の時期は「正しいこと」を伝えようとして過度に防衛的になり、結果的に争いに身を投じたりするようなことも起こりがちなエネルギー。 ヘタすると一種のパワーゲームになりかねません。主義主張を声高に論じるのも少し控え、何か言うべきときは、ちょっぴりユーモアと優しさを意識してみてください。自分も周りのひとも共に笑ってリラックス出来たなら、突風に巻き込まれることもなく楽しく過ごすことが出来そうです。

今回太陽に寄り添う小惑星パラスは鎧に身を包んだ戦士の女神です。社会を乱す者には断固闘いを挑みます。けれど彼女はただ真正面から闘うだけではありません。彼女は一種「口説き上手」的な政治手腕も備えているんです。それは大切なものを護るための政治力です。こうしたエネルギーをポジティブに使えると、かなりのパワーを与えてくれそうです。

そして、 もし出来ることならこんな事をこころがけてみてください。

   観察者に回ること
     (床が揺れてもヨロケないように、ほんの10cmだけ空中浮揚した感じの目線)
     または
     (人の言葉やふるまいを通して自分との違いを見る→自分を知る・・という感じ)
    世の中の喧噪からは少しだけ離れたところに心の中心を置いてみること
    何か新しいことを始める前にゆっくり考え、自分に栄養を与える時間を持つこと
    始動は早くても1/4の新月あたりから・・・

この期間は自分で感じ取る以上に無意識下の活動が活発になるときです。日照時間も1年のうちで一番短く、ホルモンバランスも崩れがち。気付かないうちにストレスが溜まっているかもしれません。季節柄、インフルエンザや胃・腸の不調などに十分注意してくださいね。なるべく日光を浴びること、歩くこと、水分をしっかりとること。質の良い睡眠をとるために寝具に工夫してみるのも良いかもしれません。 また、慣れた方なら禅タイプの瞑想も吉。

FM4
18:02 皆既月食が終わり、左に少し明るい部分が・・


さて、魚座でもうすぐ最後のコンジャンクションに入ろうとしている木星・天王星ペア。彼らとタイトなオポジションを形成中の乙女座のジュノーに目を向けてみましょう。このオポジションは10室・4室で起きています。 この綱引きからは「変化」と「継続」とが、互いに反発しあいながらダイナミックにエネルギー交換している様子が感じ取れます。全体の向上を目指して変化を求める「社会」と、ひたすら秩序と平穏を求める「家庭」。 また、1人の人間にとっては理想を求めてインスピレーションの赴くままに「外界」に働きかけようとする冒険心と、このまま慣れた安全な場所や習慣に居続けたいと願う「内なる世界」の葛藤でもあります。 

けれど人によって大なり小なり、最終的に変化は起きるでしょう。捨てるべきものは手放して行かないと、前に進めなくなるからです。そしてこの場合、もしそれが最初のうちは自分にとって良くないことのように見えたとしても、結局後になって振り返ってみると、起こるべくして起こったこと・・・しかもとてもラッキーな変化だったことを感じられるのではないかと思います。 こういうエネルギーには抵抗すればするほど、成長を止めるような物事や逃避的な習慣に依存してしまう可能性も。そうなれば愛情問題や金銭面でのサバイバルも浮かび上がってきそうです。

この変化をうまく乗り切るコツは?  ありきたりだけど、意外と難しいこと。でも常に心の片隅に刻んでおいて、時々確かめてみるといいこと・・・・

    もう一度、手垢の付いてしまった言葉「愛」って何なのか?について考えてみること
   感じることを怖れないこと、トラウマをみつめる勇気
    与えること、与えられること。それを許すこと
    思考力を高める訓練
    自分が実は思っていたより強いんだ・・と知ること
    最後まであきらめないこと


もしあなたが今回の月蝕・紅い月をその目で見られたなら....

その時、心の中で「要らないものよ、サヨナラ!今まで本当にありがとう。残ってくれたものよ、ありがとう。これからもヨロシク!」・・・・・・・的なことを、あなただけの言葉でそっと唱えてみてください。 ミュータブル・サイン双子座最終度数の月蝕は、きっとこれから先、あなたに色々なカタチで応えてくれることでしょう。

FM5
19:01 双子もすっかり姿を現しいつもの月夜に・・・Good Bye Eclipese!


12/21夜 追記
雲に包まれた月蝕の終わりを待っていたように、こちらでは大雨になってしまいました。運良く肉眼で見られた方はいらっしゃるでしょうか?

ちょうど皆既月食の時間帯、前後の月・太陽にフォーカスして瞑想してみたのですが・・・JSTでのジャスト満月時あたりに深く入り、太陽ロゴスの方に引っ張られるような・・というかとても強烈でたぶん受けきれないだろうという感じ。そしてLMTでのジャスト満月時頃には輝く紫の踊る光が果てしなく細部までクリアに見えてとても奇麗でした。このJSTとLMTの味わいの違いがとても興味深く感じました。2つのチャートが提示するものの違いを理解するヒントになるのかもしれません。

また、月蝕の始まる少し前から何かしきりと洗い流されるような感覚を覚えました。そして皆既月食中はとても体が軽い感じ。これはヴォイドの時と似た感覚です。終わると少し密度感が戻ってくるようです。そして何かがはっきりと終わっていき、新しい物事がクリアに見えてくる前にいったん透明になっているという感じがします。

こうした事はネイタルの惑星配置にもよるし、一瞬の過ぎゆく風景でもあります。でも、感受したエネルギーを、自分のフィルタを通した個の「神話」としてどんなふうに織り上げていくのか?は、ことばを超えた世界も含めた自分という存在の「今」を映す、良い鏡なのかもしれません。これってとてもとても個的な感覚ではありますが...パーソナルな星読みの解釈を相互に補完するツールとしても捉えています。

皆さんはこの月蝕、どんな味わいだったでしょう?  もしフォーカスしてみた方がいらしたら、ネイタルやトランシット、そしてイベントチャートetc.を見ながら思索してみると、なにか面白い発見があるかもしれません。。


今回も長い記事を読んでくださって、ありがとうございました。
Good Luck to All of You !!



hiyoka.(^_^)

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