金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 2/7○2/18の満月 — みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

February 13, 2011

金融アストロロジー/週間コメント by レイモンド・メリマン 2/14

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年2月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また http://merriman.jp/では無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中のは翻訳者によるものです)
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2/15 NYSE始原図の日付が1972年となっていたのを1792年に訂正しました。また、≪ 短期ジオコズミクス ≫の末尾のセンテンスが抜けていたので追記しました(下線部分です)。(^_^;



≪ 先週を振り返って ≫

    世界の殆どの株式指数は先週、年初来高値まで上昇し続け、週末金曜においてさえ、エジプトの大統領ホスニ・ムバラクの辞任に反応して続騰した。ヘリオセントリックの水星とジオセントリックの金星がボラタイルな火性の星座宮である射手座を離れ、より保守的な地性の星座宮、山羊座に移行したこともあって、先週の反騰は爆発的なものではなく、ゆっくりと段階的な上昇となった。

    さて株式市場が下方に向けて反転することはなかったものの、政治情勢の方は今年始めの数週間にみられたような、超党派による「共通基盤」に立つ努力から乖離し始めた。そして、こと財政・金融政策の事となると両党の間にはまったくもって両岸を隔てる深くて暗い河がある、ましてや外交政策などは言わずもがな、という認識へと向かっていった。米国の財政政策については、4月初旬とも目される連邦債務上限への到達がどんどん迫ってきている。そんな状況下で政党間の相違はますます顕著になりそうだ。実際、こうした現象は木星・冥王星のワクシング・スクエア(90°の分離)形成が2/25と不気味に迫り、また3/28には木星・土星のオポジション(180°)がそれに続く事によって起きている可能性が高い。中央銀行や(又は)USA Stabilization group/米国安定操作グループ(即ち「下落防止」チーム)による介入か、あるいは債務上限に関する議会の速やかな合意でも無い限り、株式市場が下方調整局面に入らないとは想像しにくい。特に中東における地政学的安定の不確実性が加わった現状ではなおさらの事だ。

*)下落防止チーム/Plunge Protection Team:もともと1997年ワシントンポスト紙のヘッドラインで使われた言葉。実際の名称は「President's Working Group on Financial Market/金融市場に関する大統領のワーキング・グループ」という。1987年のブラックマンデーの際、米国市場の競争力と金融市場の安定化を図るために設置された。構成は財務長官をリーダーとして連邦準備制度理事会議長、証券取引委員長、商品先物取引委員長とその指名代理人からなる。金融危機に際して招集され、ゴールドマンサックスなどを介して株価安定操作を行っているなどの話がワシントンポスト紙によって伝えられている。(Wikipedia, washingtonpost.com)


    さて、株式市場が反騰し続けるだろうと想像するための材料がひとつある。それは木星が牡羊座にあり、天王星が牡羊座に再入場しようとしている事と関連している。これは去年の晩夏から最近まで効力を発揮し続けている「資産インフレ特急」の基盤となっているもので、2011年5月〜6月まで続く事が期待される。もしかすると2011年の終わりか2012年初頭まで続くかもしれない。米国の税金問題が一時的に政局から取り除かれているせいで、投資家もトレーダーも共に、この「資産インフレ特急」における最も収益性の高い道として、今や商品市場より株式市場に焦点を絞っている。天王星が126年周期の冥王星とのワクシング・スクエアを3年間にわたって展開し始めるのと時を同じくして行われる2012年の選挙に絡んで、ひとたび増税の可能性が蘇ってくれば、それは再び逆転することだろう。私達が2008年〜2010年に目撃してきた事は、2012年〜2015年へのプレリュードに過ぎないのかもしれない。2011年という年はその間隙にあって喜ばしく迎えられた休憩タイムだ。

    他の市場では、先週、殆どの通貨の対米ドル下落が続いた。ドルが強くなるにつれて、食料と原油価格にはささやかな圧力がかかった。しかし、貴金属は正反対の様相を呈し、銀がオンスあたり1ドル近くも上昇、そして金はオンスあたり約10ドル値上がりした。おそらくこれは世界経済に対する不安よりもエジプトで起きた政権交代との関連が強いだろう。新年を迎えてからというもの、ほぼ全日にわたって80.00以下で取引されていたドルは、他の通貨バスケットに対する反騰の機が熟し切っている。77.00以上が維持出来ている限り、ドルがまもなく90.00あたりまで反騰するかもしれないと考える理由がある。しかし、トランシットの冥王星がいまだに米国の木星とオポジションとなっており、またトランシットの天王星が米国の金星・木星のコンジャンクションとスクエアを形成し始めようとしているなら、その反騰はどれだけ続くだろうか?  歳入を超える支出を止める方法を考え出さない限り(またはその意志を発揮しない限り)、これらは古典的な破産のアスペクトなのだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    これまでのところ、2/2〜2/9の主要なアスペクトが世界の株式市場におけるリバーサルを生み出したようには見えない。しかしながら、それは対ドルでの通貨の天井、原油価格の天井、そしておそらくは大豆と銀価格の天井とは確かに一致した。またそれは2/2の米ドルと同様に、2/9、先週水曜の債券価格の安値とも一致していたかもしれない。

    けれども株式市場はいまだに、今週にも突然の反転をみせる可能性がある。トランシットの火星がニューヨーク証券取引所/NYSEの始原図(1792年5月)の冥王星とコンジャンクション(0°の分離)を形成しようとしているのだ。火星はまた、同取引所の水星・太陽のコンジャンクションとも同時にスクエアとなる。私の見解では、火星がこのように厳しいアスペクトをNYSEのこれらの惑星と形成する時は、80%の確率で急激だが短期の下落と一致する。今回もそれが発動するか、見てみよう。

    今週は、他にもファイナンシャル・アストロロジャーの興味を引くような、注目に値するジオコズミック・サインがある。2/17木曜、太陽が海王星とコンジャンクション(0°)を形成する。2003年に出版された拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で述べた研究によれば、これはレベル1(最強グループ)のサインだ。このコズミック・サインは79%の確率で14取引日か、通常はずっと少ないオーブ(例えば4取引日のような)を持ってプライマリー・サイクルの終焉または始まりとの相関関係を持っている。だが海王星を相手にする時はいつも、前述のような反騰を裏付ける理由がけして現実主義に基づいたものではなく、むしろ根拠の無い空頼みやご都合主義的な解釈、そして単なる噂に過ぎないという危険が存在する。

*)各惑星スケジュールの日本時間は訳文末尾を参照してください。


    そしてその翌日(2/18金曜)、金星は土星と90°のワクシング(開いていく)・スクエアを形成する。これはまた別のレベル1のジオコズミック・サインであり、67%の確率で13取引日(これもまた通常は4取引日かもっと早め)のオーブをもってプライマリー・サイクルと相関する。しかし、これらのアスペクト(そして言及していない他のアスペクト)は、2/25に起きる木星・冥王星のワクシング・スクエア(90°)に比べれば二次的なものだ。このアスペクトは誇張や過剰(木星)と負債(冥王星)とを結びつける。この時期には米国の連邦債務の法的上限(そしてデフォルトの見通し)が政界や金融市場で交わされる会話の最もホットな話題になり、そして多分それは3/28の木星・土星のオポジション(180°の分離)の時期まで続くのではないかと私は考えている。 2/4に形成された太陽・火星のコンジャンクションがいまだに効力を発しており、これが2月いっぱいまで続くことを考えると、今後いつ何どきでも高値をとりにいく可能性があることは否定できない。この場合は4月初旬に4〜6%の下落をみる可能性も付随している。しかしながら今のところは、相場が天井をつけて反転下落が始まったと認められるようなテクニカルサインは生じていない。



≪ 長期的考察 ≫

    3/11、天王星は再び牡羊座に入場し、今後7年間滞在する。そして1週間後の3/21、牡羊座0°(に太陽が入り)春分となる。言い換えると、春分の日に牡羊座0°で太陽が天王星とコンジャンクトする、ということだ。それのみならず、これは満月と同時に起こり、この天王星を伴う満月が月の南北両ノードに対して90°のスクエア、即ちベンズ(the Bends)と言われるアスペクトを形成するのだ。その1週間後、木星は20年周期で起こる土星に対するオポジション(180°)を完成(3/28)、そして水星が逆行に転じる。(3/30〜4/22)

*)ベンズ(the Bends):月のノース、サウス両ノードに対して90°、つまりTスクエアとなるアスペクト。過去の因縁を軸とした重要な出来事やエネルギーの刺激が起きるとされている。その内容はその位置に来る惑星の質に依る。


    もしあなたがファイナンシャル・アストロロジーを理解しているなら、これらのアスペクトが米国連邦債務の法的上限に関し、有益かつ評判の良い合意に達するための努力において、困難を暗示することをご存知だと思う。もしあなたがファイナンシャル・アストロロジャーでないなら、来るべき物事に対する感覚を掴んでいただくためにもその原理を分析してみよう。

    天王星は自由と独立への希求を体現する惑星だ。それは順応者でもなければ合意への原動力ともならない。反対にそれは革新と革命、そして「古きものを追放し新しきものをもたらす」ための探求を表す。牡羊座というサインもまた多くの似通った性質を持っている。即ち、牡羊座も独立独歩の精神を表すのだ。だが、このサインは天王星よりなお一層性急だ。牡羊座と天王星、両方が変化を望む — いや、変化を要求する — が、牡羊座はたった今(或いは昨日→今では遅すぎる)それが起きることを望むのだ。牡羊座はたとえ全ての事実を把握していなくても、その信条と本能的衝動に燃えて闘おうとする。非常に原始的であり、「強きものが正義」または「強者(そして非情なもの)のみが生き残る」という信条を持つ傾向がある。天王星と牡羊座という2要素が共に働けばそれは、冷酷なまでの競争、トップに登り詰めたいという衝動が絡み合う可能性をはらむ力=フォースとなる。そしてその過程で誰が踏みにじられようとお構いなしだ。何故なら、最終的には変化が生まれるのだし、そしてそれこそが、自由への唯一の道だからだ。(少なくともある程度の人間はそう信じることだろう。)

    上述したように、天王星は牡羊座に7年間滞在する。そして3/11の牡羊座再入場に続いてまもなく、その天王星に太陽がコンジャンクトする春分が来る。 エジプトやチュニジアでこれらの本質を示現しつつある出来事を見るにつけ、多くの人々はこれがただ2つの孤立した事象なのか、それとも世界中を席巻する新たな革命の波の始まりなのか?と思いを巡らせている。そして、 これからやってくるジオコズミック・サインは後者を示唆している — これは大衆がより大きな自由を求めている地域で多くの政権を転覆させるような、強力な運動の始まりに過ぎない。このような展開はマンデーン/アストロロジャーにとっては何も驚くにはあたらぬ事だ。しかし、驚きとなりうるのは、(同様の動きが予想される)その他の国々の数 — そしてそれらの国の名 — かもしれない。そうした国々は大きな社会不安に対して脆弱であり、その中には米国自身も(ドイツ、フランス、そしてイタリアも同様に)含まれる可能性が高い。

アストロロジーにおけるこうした運動性のピーク(そして2008年〜2015年のカーディナル・クライマックス第二期)は、2014年4/22に起きる。この時期を特徴付ける実際の事象は、この日付の前後18ヶ月以内に起こるだろう。だがこれは、また別の「台風の目」の中心部にもあたっている。もし世界の(そして特に米国の)負債状況がそれまでに解決されていなければ、それはもう1つの経済的津波と共に同時発生するかもしれないのだ。さらに言うなら、債務状況に改善が見られなければ、これはUSドルとユーロの"終わりの始まり"となる可能性がある。つまり、いったいリーダー達は他にどういう手段でこの、絶えず増加し続ける累積債務危機を解消しようというのか? 私が判断しうる限りでは、それは貨幣化(インフレーション)か又は新しい国際基軸通貨という手段だ。まぁ、支出を抑えて歳入を増やすことも出来るだろう。だがそれはあまりにも単純で実質的で、そして殆ど全ての場合において、真面目に目論むことさえも政治的には正しくない。今まで歴史上、誰もこんなサイズの負債を返済したことなど無い。そして、126年周期の天王星・冥王星サイクルが効力を発揮する(歴史上)殆ど全てのケースにおいて、この種の問題(負債)が立ち現れるのだ。

    だがしかし、だ。木星もまた今年、6月初旬まで牡羊座に滞在する。これは政治的リーダー達にとって、何か人気の出ることをする、そしてまた既成概念にとらわれずに何かを考えるには絶好のチャンスだ。そうだ、もし彼ら指導者達が常識的なラインにのっとって合意に達することが出来さえすれば・・・・いやちょっと待った! 私はすでに、今週やってくる太陽・海王星コンジャンクションの蠱惑的な利他主義に嵌っているぞ。おぃおぃ...。 天王星が約束する「Change/変化」の効果をポジティブに経験しようとするなら、希望と共に歩むために、私達にはある程度の現実主義が必要だ。今週は、自分がこうだと信じる事に注意していたほうがいい。それは良さそうに聞こえ、素晴らしく見えてくるだろう。だが、よく耳にしがちな心を打つ言葉を(または警告でさえも)ヒラリとかわして、正しい事実に到達し、そして後に責任を負うべき行動を開始してほしい。 先週私達が目撃したのは、自由と — そして責任 — というものが本質的には何を意味するのか?との問いに関する、常識と過激な思考との闘争の始まりに他ならない。私達は、思考の多様性の価値を理解するという集合的ブレイクスルーに至るか、又は社会的(そして経済面においてさえも)秩序の崩壊に至るかの瀬戸際に来ているのだ。

牡羊座の天王星。 それは現状打破か崩壊かの二者択一だ。そして、両者の差異は人間の生そのものに対する崇敬の、その重さの内に息づいている。



*)集合的ブレイクスルー/collective breakthrough:共同体としての現状打破というニュアンスで訳せるが、現代のアストロロジーではユング系心理学からの影響とみられる集合的無意識といった用語もよく使われている。これは要約すれば人類が種として共有する無意識と言ってもいいかもしれない。ブレイクスルーも現状を突破するという意味合いを超えた、大きな意識上のインパクトを含んだ用語として使われることが多い。メリマン氏も大きな括りではこの流れにあるため、あえて集合的ブレイクスルーとしてみた。共同体として取る場合は、地域や国などの部分的な括りではなく、地球規模とか人類総体といった包括的な意味と捉えて良いのではないだろうか。

*)【惑星スケジュールの日本時間(JST)】
太陽・海王星コンジャンクション:2/17 18:34頃
金星・土星ワクシング・スクエア:2/19 04:12頃
木星・冥王星ワクシング・スクエア:2/26 04:57頃
天王星・牡羊座再入場:3/12 09:50頃
太陽・牡羊座0°(春分):3/21 08:44頃
木星・土星オポジション:3/29 06:41頃
水星逆行開始:3/31 05:48頃 @牡羊座24°21’




訳文ここまで
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