木立の中からレイモンド・メリマン 週間コメント 10/10 — 1 【金融アストロロジー】

October 02, 2011

レイモンド・メリマン 週間コメント 10/3 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2011年10月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また merriman.jpさんには記事には記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週を振り返って ≫

    先週の天秤座の新月は、まるでその天秤ばかりが筋肉増強剤でも打って暴れているかのように感じさせられるものだった。 天秤座はそのシンボル、公正の女神が掲げるはかりに象徴されるように、物事のバランスを意味するサインだ。公正を司る女神は2つの重りをそれぞれの手に持ち、双方に最適のバランスを見出そうとしている。  ところが先週の市場の動きは、彼女の領土に天王星と冥王星が乱入してきた時起こる事、すなわち金融崩壊への恐怖と混乱を示していた。

バンクオブアメリカは彼ら自身の顧客がそのデビットカードを使うに際し、今後月5ドルの料金を請求するだろうと、誰の助けにもならない発表を行った。 これは、約束された筈の銀行改革が結局は、事実上殆ど実施されないというオチがついた、面倒なドッド=フランク法( ドッド=フランク ウォール・ストリート改革および消費者保護法 ) によって失われる筈の収益をどう補填するかという観点から、他の銀行も検討するだろう新経営策だ。 そしてこれは今や2012年の大統領選の行方を決める、重要な争点の1つとなっている。

共和党はこの法律を撤廃したがっているし、民主党さえもが怒りを露わにしている。 民主党が怒っているのは銀行が、2008~2009年の危機に際して受けた、政府と納税者の金による救済措置の結果としてため込んできた巨大な利益や準備資金と、新しい法規制によってかかるコストとのバランスを取るよりもむしろ、支出を顧客側の負担としてスライドさせるようなやり方を見出そうとしているからだ。 だいたい彼ら銀行はその資金を、病み苦しんでいる住宅所有者や小規模企業の経営者を助けるために貸し出す筈ではなかったのか?

    おっと市場の話に戻ろう.... 天秤座のはかりは先週火曜日、9/27の新月を過ぎてさえも、均衡を見出すのに苦労していた。 だがその新月は、天王星( 不安定と創意 )と冥王星( 負債、赤字、そして改革とデフォルトへの怖れ )に対して困難なTスクエアを形成していたのだ。 それに加えて、現在世界が懸念を抱いているのは単にアメリカとヨーロッパに対してだけではない。 中国にも経済収縮が見られる。 ここ1年余りの最安値水準まで下落した株式市場がその証拠だ。 中国の上海指数は9/30金曜、2348まで下落した。これは2010年7月以来見られたことの無いレベルだ。そして香港のハンセンは16,999まで下がった。ハンセンが17,000以下に下落したのは2009年5月以来初めてのことだ!

インドのニフティは先週4800以下まで落ち込み、2009年11月の安値を試した。 日本では日経平均が8359まで下落し、去る3/15、この国が歴史上最も甚大な被害の1つに数えられる破壊的な地震と激甚な津波、そして原子力発電所の炉心溶融に襲われた当時に記録された年初来安値、8227を再び試すこととなった。  にもかかわらず、日経はいまだに当時の安値を割らずにおり、実際先週末は強気シグナルを発した形で終えている。 それはちょうど、この領域の他の株式市場がぼろぼろに崩れている時でさえも、公正の女神が楽天主義者達 — 買い方 — を元気づけるのに十分なニュースを見つけるために通る道筋の、ある種の極端さを証明するものだ。

    しかし、公平さとバランスのために払う女神の努力は何もアジアと環太平洋地域のみに限ったことではない。 彼女は世界の他の地域でも同様に、異市場間ダイバージェンスを創出している。 例えばヨーロッパでは、オランダのAEXが先週金曜9/23、私達の★★★重要変化日だった月曜9/26のわずか1取引日前に、256.30まで下落した。 その日は他の市場もまた( 全てではないが )重要な安値をつけた。 AEXにおいてそれは、ここ2年余りでの最安値水準だった。 また、ドイツのDAXが同じ日に4973という、9/12の4965をわずかに上回るレベルまで下がりはしたものの、ヨーロッパにおいて私達が追っている他のどの市場も、このような新安値をつけたところは無かった。  こうした弱気パターンとは正反対に、スイスのSMIは先週木曜9/29、7月に世界の株式市場が崩壊して以来の最高値水準まで急上昇した。SMIは5637まで騰がったが、これは8/9の安値4967からは13%以上の上昇だ。 残りのヨーロッパ市場の足許が心もとなくふらついている時、スイス株は突如として魅力的に見える。

    アメリカ大陸では、アルゼンチンのメルバルだけが先週、月の新安値まで落ち込んだ。この国の主要な指数がたった9ヶ月前に史上最高値をつけており、7月にはその値を再び試している事を考慮するなら、この事実は重要性を帯びる。 金曜までに、メルバルは新たな年初来安値まで下落した。 ブラジルのボベスパもまた、先週はずっと下げ続け、金曜には52,000近辺まで落ち込んだ。 だがこれは、いまだに8/8につけた安値48,000以下という値を十分に上回るものだ。

ダウ工業平均は、先週木曜9/22に10,597で底を打った後、火曜の新月には轟音をたてて11,369まで戻った。 だがそこまでだった。 週末の金曜引けには10,900近くまで逆戻りしていたのだ。 こうしたパターンは、ナスダック総合でも似たようなものだった。 違っていたのは、その安値が先週は2420だったことで、これは8/9につけた安値2331をかなり上回っている。 一方、9/23のダウ平均の安値は8/9につけた安値( 10,604 )を下回るもので、これは9/26 +/- 3取引日の重要変化ゾーンの間に起こった異市場間強気ダイバージェンスの、またさらなる一例だ。

    私達が提示した9/26の★★★重要変化日は、他の金融市場においてもハイライトとなった。 特に貴金属市場において、これが顕著だった。 銀は週をまたがって暴落し、まさに9/26、2615という数ヶ月来の安値に沈んだ。 時を同じくして金は1535まで下落した。 これは3週間前につけた史上最高値、1923.70からはおよそ400近い下落幅となる。 『 フォーキャスト2011 』の中で私は、金が2011年8月から3ヶ月の間に34ヶ月サイクルの安値をつける可能性があること、その時は価格にして140~480ドルの値下がりをみるかもしれないと予測していた。なかなか悪くない判断だ。 原油もまた先週、バレル当たり80.00をかなり下回る(安値は77.11だった)ところまで下落した。 たった2週間前には原油は90.00以上で取引されていたのだ。

    天王星は竜巻と地震を支配する。今にして思えば、新月に象徴される光景は、まるで竜巻と地震の真っ只中で、公正の女神がそのはかりのバランスを保とうとしていたように感じられる。 おそらく彼女のエレガントな帽子は吹き飛ばされてしまったことだろう。 だがそこはやんごとなき貴婦人、女神のことだ。 彼女はきっと品良く立ち直り、持ち前の優雅なポーズを取りなおすだろう。 少なくとも次回、蠍がやってきて彼女を再びチクリと刺すまでの間は・・・。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    今週は金星(天秤座の支配星)が10/9まで天秤座に滞在し続けることから、おそらく物事はもう少し落ち着いてくるかもしれない。 通常、金星の天秤座通過は株式市場にとって好ましい結果をもたらす(そして貴金属にとってはあまり好ましくない)。 だが、この週に限っては、米株市場が先週引けにかけて売られたことを考えると、しかも火星が週初めの月曜に木星とスクエアを形成することからしても、あまり落ち着いた様相で始まるとも思えない。 まずは次の事を覚えておいてほしい : 火星、木星 そして/または 天王星が互いにアスペクトを形成する時は、大きな価格変動が起こりやすい。 私達は今、そうした日柄のひとつに至っている。 覚えておくべきもう1つのポイントはこれだ : 太陽が天秤座にある時の新月と満月は非常に重要なリバーサルと一致する可能性がある

先週の高値は火曜、9/27、まさに新月その日であった。これに続く満月は10/11であり、ヘリオセントリックの水星が射手座を通過する、非常にボラタイルな時間帯(10/15~27)の直前だ。 しかも大変興味深いことに、この時間帯は10/28、太陽と木星のオポジションという、年に一度のスーパー・ボラタイルな位相が形成されると同時に終了する。

    もし各市場が今週半ばまでに何らかの落ち着きどころを見出せなければ、試練は月末まで続くかもしれない。 だが月末付近では、木星も冥王星とのトラインを形成することから、いくつかの改革がやってくることだろう。 去年可決されたドッド=フランク法( ドッド=フランク ウォール・ストリート改革および消費者保護法 )への取り組みを通して、今や誰の目にも明らかとなった銀行改革の「意図せぬ結果」。 これからやってくる改革が消費者にとって、このドッド=フランク法案よりもっとマシな成果を生み出すことを期待しよう。 

ところでこの法案は水星逆行期に可決されたのではなかったか? 色々と問題含みの連邦法案は皆、水星逆行の時間帯に可決されてはいなかったか? 来年の大統領選もまた、ちょうど水星がその逆行運動を開始するのと時を同じくするというのは、決して宇宙的偶然ではあるまい。


≪ 長期的考察 ≫

    昨今私達の耳に入るニュースはどれも憂鬱なものばかりだ。 だから希望を持つに足る理由を見つけるためには頑張らねばならない。( まぁ、私は射手座の水星タイプなので、この線に沿った仕事なら私の出番だ。) だが、より長期的サイクルの安値が生じている場合、聞こえてくるニュースは常に気掛かりで重苦しいものばかりだ。今回も例外ではない。15.5ヶ月サイクルの底値として知られる長期サイクルの安値は、2011年10月から3ヶ月以内に形成される筈だ。そして全ての長期サイクルがそうであるように、一度底をつけた後は、2~5ヶ月にわたる反騰が始まるだろう。 だからニュースチャンネルや新聞やネットのブログやバーのカウンターに満ちあふれる陰々滅々とした会話に焦点を合わせるのではなく、あえてこの期間を買い場として見ることを提案したい。

人々はまったく意気消沈し、パニックと紙一重という状況だ。だから売る。 だがこのような状況下での人間の心理は、まさに底値にあと一歩というところで売ってしまうものだ。 そう、誰だってこんな事は知っている。しかし、実際にこうした事が自分の身に起きた時、誰もがそれを忘れてしまうものだ。だからあなたが既に知っている筈の法則を忘れる時、それを思い出させるのも私の仕事だ — もし私自身が忘れてしまっていなければ、だが。

    ファイナンシャル・アストロロジー研究の見地からは、私は皆さんに次の事を思い出して欲しい。  私達は10/7~来年3/7、木星が逆行して黄道帯における牡牛座0°~7°の領域に戻ってくる時間帯へと入りつつある。この時間帯は今週から始まる。 先週述べたように、『 その期間中、株式市場にまたさらなる印象的な反騰がみられる事を私は期待している。この反騰では、株価はじきにつけるであろう底値から少なくとも10%( もしもっと強ければ20% )は上昇するだろう。その時期は、もしたった今でないとしたら、理想的には10月末だ。』 ここで述べた「たった今」とは、先週月曜だった可能性も有った。 だがその見通しは、金曜までにはそう明らかとはならなかった。
日本時間で木星が牡牛座7°台に入るのは10/8(土)早朝

    さて、私達が買い場を探すべきなのは単に株式市場のみではない。 ちょうど私は購読者向けに、金と銀に関するスペシャル・リポートを発行したところだ。何故なら、これらの市場もまた、まもなく長期サイクルのボトムをつける筈だからだ。 もし興味があれば、どのリポートでも良いので購読の手続きをした後で、このスペシャル版を請求してほしい。( 宣伝で申し訳ない。時折、射手座の水星は誘いをかけるチャンスに抵抗出来ないことがあるのだ。) とはいえこれは購読するだけの価値は十分にある。もっとも、私の身が海王星の厳しいトランシットの下にない限りは、の話だが — とりあえず今 私は海王星の影響下には無いし、今後数年間は大丈夫だ。

私はいまだに日々ハードな天王星と冥王星のトランシットをエンジョイしている! 少なくともそれは現実だ。時にはあまりに現実でありすぎるかもしれない。 公正の女神が思うであろうように、私もまた、市場に吹き荒れるこの竜巻は何か特別なバランス取りを必要としているように感じる。 だが私はその風向きを知っていると思う。 私達のクライアントで短期トレーダーの皆さんは、先週殆どの期間、株式市場、貴金属市場、債券市場において週の高値と安値を上手く捉え、非常に大きな成果を上げている。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50│Comments(4)TrackBack(0)│ │金融アストロロジー 

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この記事へのコメント

1. Posted by aea   October 02, 2011 21:44
ブログ更新の復活を待ちわびていました。

この一ヶ月、おたふくになったり、引越しで忙しかったりと大変なご様子でしたが、お身体の方はいかがですか?

毎回の更新を楽しみにしていますが、今後とも無理せずに更新されるようお願い致します。


                  aea (^^)





2. Posted by hiyoka   October 03, 2011 00:43
aeaさん、コメントありがとうございます!
待っていて下さったなんて、嬉しいです。

いろいろ有ってあっという間の1ヶ月でしたが、
何とか落ち着いてきました。
また気持ちを新たに、自分のペースを作りながら
けっして無理せずやっていこうと思います (^_^)

気付いたら2011年ももうあと3ヶ月。。
本当に、少しでも良い相場付きになってくるといいですね☆
3. Posted by 加藤   October 03, 2011 18:30
こんにちは^^
ビッグウェーブ丘サーファーこと加藤です!
メリマンレポート翻訳ありがとうございます。
非常に興味深いですね~。

コルマンインデックスによると10月28日がマヤカレンダーの終わりなんだそうですが人類滅亡とかそういう事ではなくて意識転換が終了するとか、しないとか・・・。

金融アストロジー的にも変化日ですし、どうしてもギリシャの問題と結びつけてしまう・・・!

太陽活動の27日周期を見ていてもX級フレアが出てる辺りと重なりそうな感じですし。

さて、どうなるかな?



4. Posted by hiyoka   October 04, 2011 01:02

こんばんは!
ビッグウェーブ"丘"サーファーってw イイですね^^

ギリシャ、歴史が長いだけに始原図もいつくもありますが
近代ギリシャのでみると、今回の新月がちょうど始原図上の
月と冥王星のコンジャンクションに乗っています

しかもトランシットの天王星はそれにオポジションだし、
当然冥王星はスクエア。カーディナルサインの蟹座10°〜11°に
始原図の水星・土星・ASCを持っているので、
今から来年本番の冥王星・天王星スクエアでは
存在の根本から本格的に揺さぶられる感じ・・・
狙いすましたようなハードさです

国もひとも様々なリズムで集合離散を繰り返すけど
経済を基軸とした共同体から発展した連合という形態が
すでに"現代の遺物"だったりするのかな?なんて妄想が・・・

太陽活動も近頃活発になってますよね

そういえば、What's up Planet Earthを主宰していた
カレン・ビショップさんも、秋頃に変革エネルギーの
ギア・チェンジがあるようなことを言ってましたっけ

短期でも長期でも、たいていの予測は裏切られそうな気もして
本当に さて、どうなるかな?ですね(^_^;

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