レイモンド・メリマン 週間コメント 12/26 【金融アストロロジー】A Happy New Year!!

December 31, 2011

『フォーキャスト2012』 について


    うーん、毎年脳内でバタバタという音を奏でながら、アレやコレやしているうちに暮れも押し詰まってしまうというパターン、今年も抜け出せませんでした。。 30日までに、と思っていたのに時間を見れば、うわもう大晦日! でもやっと少し時間がとれたので以前お話した 『 フォーキャスト2012 』、ちょこっとご紹介しちゃいます。(^_^;)

    予約購入された方は、もうお手許でゆっくり読まれている頃かな。。 今年のフォーキャスト、いつも以上に「濃い」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回、初めて原文に触れたのですが、外惑星のサイクルと人類の歴史との相関関係を語る部分などとても熱がこもっていて、そのエネルギーがわたし自身にも確かに伝わってくるのを感じました。色々な事情から時間も無く、十分なお手伝いが出来たとは言えないのですが、それでもメリマンさんの情熱のこもった文章が少しでも伝わる本になれば...と思いながら原文に向かいました。

    わたしがお手伝いさせて頂いたのはいわゆる相場予測以外のパートで、巻頭のアストロロジカルな解説の部分、そして巻末の「星座別個人の運勢」の部分です。なので、目次に沿って、実際にわたし自身が内容に触れた箇所を、サラッと感想を交えてご紹介したいと思います。トレーダーの方は殆どの方がすでに予約購読されているかもしれませんので、ここでは投資はしていないけど、マンデーン・アストロロジーには興味アリ、という方向けのご紹介をさせていただきますね。

forecasts2012m
 

『 フォーキャスト2012 』

序文〜「 恐らくマヤの人々は正しかったかもしれない 」

    ・・・マヤ暦の2012年12月21日についての言及
冒頭の序文はマヤ暦の話から始まります。ページ数にしたらたった4ページ弱ですが、この短い章の中に、多分今回のマンデーン・アストロロジー部分でメリマン氏が真に言いたかったエッセンスがギュッと詰まっているのではないかと感じました。錬金術の有名な言葉「上なる如く 下もまた然り」。マヤ暦の真実と、太陽系の遥かな外縁を深々と進む外惑星のサイクルとの関係を暗示する、壮大な人類史的視点が今回のフォーキャストの根幹に存在していることを感じさせます。 序文に続く「恐らくマヤの人々は・・・」では、マヤ研究者でアストロロジャーでもあるアントニア・ラングスドルフ氏からメリマン氏への回答という形をとって、マヤ暦についての最新で確実と思われる範囲の知識が披露されています。アストロロジーの実践者であれば「銀河のノード」などはとても刺激的なタームではないでしょうか。こちらも内容的にはたったの2ページ半ですが、のっけから壮大な視点が出てくることでちょっとワクワクしてしまいます。

↓ちなみに日本語版の表紙はこんな感じですが・・・

forecasts2012

 ↓本家米国版の表紙はモロ、こんな感じです。
        Oh!マヤ!!(^_^)
 
FC2012-cover



相場に関する天体の位相

    米国株価指数など10個ほどの相場特有の要素について、関連が深いと思われる惑星や参照すべきチャートを簡単に示唆しています。(1ページ)

2012年:カーディナルクライマックス(2008〜2015年)の5年目

    このパートでは2008年に始まったカーディナルクライマックスと呼ばれる惑星位相とこれまでの経済・相場の関連に軽く触れ、次の本題—外惑星のサイクル論に繋げています。その本題の項目を並べてみると・・・

 天王星が冥王星に対してワクシングスクエア
  ——全ては天王星と冥王星に尽きる
 天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する事実
 天王星と冥王星のクォーターサイクル
 天王星と冥王星の力学

アストロロジー実践者の方であれば、天王星と冥王星の解釈はそれぞれの方が自分なりの定義・解釈を身に付けていらっしゃると思います。でもここではマンデーン・アストロロジーの観点から、特に惑星のサイクル論に重点を置き、1300年代まで遡ってコンジャンクションとワクシングスクエアの比較をしたり、2惑星が包含する原理をサイクルの観点からどう結びつけていくかなど、詳論へのいわば導入部のような感じになっていて、わたしの場合など、ともすると近視眼的になりがちなパーソナル・アストロロジーの視点をより高く広く拡げてもらえたような気がしました。

天王星、海王星、そして冥王星:500年のルネサンス・サイクル

    『 恐らくそうは思えないかもしれないが、私達は現在、100〜150年にわたる途方もないルネサンス期の只中にある。 』 

こんな冒頭文から始まるこの章。海王星・冥王星のサイクル、そして天王星・冥王星のサイクルが絡みあいながら創り上げてきた人類の歴史を、1300年代終盤のイタリアのルネサンス期から現代までの流れの中で論じています。 今回のカーディナル・クライマックス前半では海王星と冥王星がミューチュアルレセプションになっていましたが、ルネサンス絶頂期も同じことが起こったそうです。 メディチ家の辿った運命、そして現代社会の様相・・・これは、とても刺激的です。

奴隷解放、南北戦争及び経済のメルトダウン

    ここでは1800年代中盤に起こった天王星・冥王星のワクシングスクエア(ファースト・クォーターフェイズ)と今回のそれとの社会的共通項を論じています。 このあたり、わたしにとっては米国建国史にあたりながらの必死の作業となってしまいましたが(^_^;)、なるほど・・・と思うことも多く、マンデーン・アストロロジーの勉強になると共に、あらためて 「 集合体 」 としての人間の在りようを考えさせられました。

天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉

    前章に続いて現代に至る詳論の冒頭、米国公民権運動の理想を創り上げたと言われるキング牧師の有名な演説からの言葉が出てきます。本当に、これぞアメリカン・ドリームの理想形。。今回のワクシングスクエアの始点は1960年代中盤のコンジャンクションでした。メリマン氏は、この始点において植えられた種子がそのサイクル内での特定のアスペクト—例えば今回のような初回1/4局面であるワクシングスクエアなどの時に、事象として具現化すると述べてきました。その事をふまえて、1963〜1969年にいったい何が起こったのか?を分析・検討しています。

天王星—冥王星のワクシングスクエア:2012〜2015年

    ここでは冒頭にケイティ・メルアの歌う 「 Spiders Web 」 の歌詞が出てきます。人間の心に巣くう根深い差別に触れた内容の歌詞です。(ケイティは優しい声色の女性歌手で本当は訳文も女言葉で韻を踏んでいたのですが、出来上がりは普通に直ってしまっていてそれだけがチト残念カモ。。いや本題には全く関係ないのですけど・・・ ^_^;)

で、いよいよ今回のケースについての言及です。 ここではこれまでの分析をふまえて、債務、通貨、社会格差、税金、人種暴動、自然災害、兵器やテクノロジーなど9項目に分けて、世界的にどんな社会の様相が考えられるかを予測しています。

そして、最後をこう締めくくっています。 『 ここでの考察は、私達にとって2012〜2015年に向けての経済的、社会的プランの枠組みを示唆するものだ。この時期は私達の人生で最も重要なターニングポイントの1つとなることが約束されている。 』


2012年のドラマに登場するその他宇宙の役者達

    ここでは2012年とそれ以降に影響力を発揮するジオコズミック・サインのあれこれと、それらが人類史上で演じる役割について詳細に解説・予測しています。
この章の冒頭文・・・素適です。

    『 そうだ、確かに重苦しい。天王星・冥王星のスクエアの下では 「 公園を散歩 」 するようなわけにはいかない。  嵐雲が渦を巻いて迫る。 風はその勢いを増す。  だが人生は続いていく。 そして 「 一旦この嵐が通り過ぎれば、何をしようか? 」 と人は考えるのだ。 そうだ、勿論そうなる。 バラバラに飛び散った断片は拾って、また元通りに収めていかねばならない。 例えこのドラマに登場する多くのキャラクターや、出来事が起こった場所が大変革を経験するとしても、それでも世界は終わることなく続いていく。 全ての人々の自由、平等、そして経済的な機会増大に向かい続ける人類の進化という変革の津波からは、どのような指導者も逃れられないだろう。』

というわけで、この章の項目はこんな感じです。ここ、面白いです!

 魚座で過ごす海王星(2012〜2026年)
 冥王星とミューチュアルレセプションになる蠍座の土星
  ——最後の審判の日が到来する
 海王星に対してウェイニングトラインの土星
 牡羊座の天王星(2010〜2018年)


ワクシング&ウェイニング
    ——宇宙が人類に託す希望

    ここでは惑星サイクル論の根幹をなすワクシングとウェイニングの概念をあらためて検討し、ワクシングフェイズにある今回の天王星・海王星・冥王星のサイクルについて理解を深めていきます。これら外惑星が示唆する宇宙の壮大な「希望」の道に人類を、地球を、導いていくのは、小さな個々の人間、つまりわたし達ひとりひとりの責任なのだ・・・メリマン氏はここでそう結論付けているように思います。

水星の逆行期 金星の逆行期 火星の逆行期

    ここでは2012年に起こる各惑星の逆行期の説明とその間に留意すべき点について述べています。

2012年の米国と米国大統領

    昨年のフォーキャストで予測した事実の回顧とそれについての検討に始まり、米国始原図、オバマ大統領のネイタルチャート、プログレスチャート、2012年大統領選挙日のイベントチャート、現時点での共和党候補者達のネイタルチャートを駆使して、マンデーン・アストロロジー上2012年のハイライトの1つでもある米国大統領の座の行方を20ページにわたって分析しています。この部分はマンデーンとパーソナル、両アストロロジーの側面から見ることが出来て、とても興味深いと思います。

 項目はこんな感じです。

 回顧
 大統領と2012年の大統領選挙
 2012年の投票日
 候補者達
 
    さて、ここまででざっと96ページ。ここから先は相場予測です。こちらはわたし自身はお手伝いしていませんし、内容的にもジオコズミクスを含んだダイレクトな相場への言及ですので、大きな項目のみご紹介します。それぞれ価格チャート検証(テクニカル)、(相場)サイクル理論による解析、ジオコズミクス解説、結論、値動きの要となる重要変化日の特定といった項目を含んでいます。

2012年の米国のTノート及び金利
2012年の米国の株式市場
2012年の外国通貨(対ドル:円、スイスフラン、ユーロ)
2012年の日経平均株価
2012年の金と銀
2012年の原油相場
2012年の天候パターン
2012年の穀物市場

ここまでで171ページになります。

2012年の良い日/悪い日

    2012年で特に目立つアスペクトやジオコズミックサインの起きる日をハード、ソフトの両面から拾って掲載しています。

2012年の季節的なテーマ

    ここでは各イングレスチャート(春分・夏至・秋分・冬至)を分析し、その間に起こる主なジオコズミクスと照らし合わせ、マンデーン・アストロロジーの見地から起き得る事象を予測しています。

ここまでで191ページです。


2012年星座別個人の運勢
    
    ここから先は、ファイナンシャル、そしてマンデーン・アストロロジーの本である 「 フォーキャスト 」 シリーズではエンターテインメントのオマケ的扱いとされてきたパーソナル・アストロロジーのパートです。けれど、今回初めて原文に触れてみて思ったのは、オマケどころかすごく力が入っています。厳しい面は歯に衣きせずズバっと指摘してくるけれど、自分の人生を惑星の流れに沿って大事に生きていくために書かれたアドバイスは、とても「愛」のこもったものだと思いました。これはやはり2012年だからなのでしょうか。。

確かに太陽の位置だけで分析する 「 太陽占星術 」 の技法を使っていますし、今回は遅い惑星の運行をメインに見た分析なので、ある意味平均値というか、おおまかになってしまうのは否めません。 けれど、木星・土星・天王星・海王星・冥王星はわたし達ひとりひとりが辿る人生の基調を創造するエネルギーです。そして、個人は大きな社会の流れと絡み合いながら生きています。なので、メリマン・アストロロジーの個人分析は、人類集合体の一員としての私達が、個として生きていく上で留意すべき点を的確に捉えているのではないかという気がしました。

こういった太陽占星術での予測を読むときは、自分の太陽の位置(○×座)だけでなく、アセンダントと月の位置を知っているとより詳細な把握が出来ます。例えば太陽が乙女座でアセンダントが獅子座、月が水瓶座にあるひとなら、その3つの項目を読みます。生まれた時間と場所によっては、太陽の星座宮よりアセンダントの方がピッタリ納得のいく分析だったりすることも多いのです。 アストロロジーの学習者や実践者でない方でもし興味があれば、ネット上には無料でチャートを自動作成してくれるサイトが沢山ありますので、そちらでご自分のチャートを作ってみるのも面白いかもしれません。


    さて、この個人別12星座の解析分でざっと84ページ。 275ページまでで、マンデーン・アストロロジー、ファイナンシャル(相場)アストロロジー、パーソナルアストロロジーが仲良く約1/3ずつを占めています。 決して安価な本ではありませんが、2012年を迎えるにあたって、アストロロジーに興味ある方にはやはり大変貴重な内容ではないかと思います。 そして何よりも、エボリューショナリー・アストロロジーの元祖であるメリマン氏が、マンデーン、ファイナンシャル、パーソナルを問わず、そのベースに人間という存在への深い愛情と進化への願いをこめてこの本を執筆したこと、それが伝わってくる本だと思います。(ほんの一部でも、その感じをお伝え出来ていれば良いのですが.....)

もし機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。オンラインショップだけでなく、確か丸善や紀伊国屋あたりの本屋さんでは実物が置いてあるとお聞きしています。

    そうそう、1月28日に投資日報社さん主宰の 『 フォーキャスト2012 』 勉強会が行われます。多分、投資日報社さんのオンラインショップで予約購入された方には案内チラシが入っていたかと思うのですが...。 実は今回制作をお手伝いしたご縁で、わたしにも何かお話するようにとお声がかかりました。内容はアストロロジーに馴染みの無い方向けの簡単なタームの説明などになるかと思います。 講師だなんてもう全然ガラではないのですが、少しでも、知らない方々にアストロロジーの世界を面白いと感じていただけたら・・・と思い、お受けすることにしました。 ここを読んで下さっている方で、もしかして参加される方がいらっしゃるようでしたら、勉強会の場でお会いするのを楽しみにしています。。(^_^)



hiyoka.

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この記事へのコメント

1. Posted by aea59   December 31, 2011 13:08
本年は大変お世話になりました。m(_ _)m

私自身は公私にわたって困難な事が多くあり、つらい(>ω<)1年となりましたが、hiyokaさんのおかげで、アストロロジーの世界を覗かかせて頂くことができ、新たな知見を広げる事に至り、結果的には有意義な1年であったかと思います。

また、先に書いたコメントに対するアドバイスにも深いお心遣いを感じるものがあり、重ねてお礼をお申し上げます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします★彡

では良いお年を~~(^_-)-☆
2. Posted by hiyoka   December 31, 2011 16:18

aea59さん

こちらこそ、ありがとうございます。

・・きっと言い知れぬほど大変な1年を過ごされたことと思います。
それでも「有意義な1年...」という言葉が出る、そのハートの強さに
わたしは こころの底から 敬礼!したいです。

敬礼なんて、軍隊みたいだけれど(^_^;
こうして大晦日に1年を振り返るとき
過ぎ去った全ての出来事、すれ違った全てのひと達に
その巡り合わせに...畏敬をこめて
わたしもaea59さんにならって、「有意義だった!」って
宣言しようと思います。

今年1年、ありがとうございました。
こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。^^

2012年、もっともっと輝く年になりますように★

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