レイモンド・メリマン 週間コメント 7/2 【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント 7/9 【金融アストロロジー】

July 03, 2012

●7/4の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

満月タイムスケジュール
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで04:10前後、北海道周辺で04:17前後、関西方面は03:52前後(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で03:23前後に   山羊座12°13’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココココをご覧ください。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

サビアン・シンボルによる【満月のテーマ】 7/4~7/18
*ここではデーン・ルディアー版ではなく、透視家エルシィ・フィーラーのオリジナル・フレーズをマーク・エドモンド・ジョーンズがノートに書き取ったオリジナル版のサビアン・シンボルを使っています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。


【月 山羊座12°~13° + 太陽 蟹座12°~13°】

"A student of nature lecturing" + "A Chinese woman nursing a baby with a message"
「講義している自然学の学生」 + 「メッセージを携えた赤ん坊を養う中国人の女性

"A fire worshipper" + "One hand slightly flexed with a very prominent thumb"
「拝火教徒」 + 「非常に目立つ親指を持つ1本のわずかに曲げられた手」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 →★自分と相手、自分達と相手側との関係で新しいセオリーが必要になる
 →★これまで一顧だにしなかったような小さな要素の大切さ
 →★器の大きさ、品位が問われる状況
 →★見かけに騙されることの危険
 →★絶え間ない情報の洪水を聞き分ける必要性
 →★物事や人に対してYesとNoを断固として表明する傾向
 →★自分と異なる志向や意見を持つ者を攻撃する
 →★こうあらねばならぬという価値観による視野狭窄
 →★理性と情緒のバランスを学ぶ
 →★自分の決意の本性を見抜く必要性
 →★最後までやり抜く意志
 →★自分の内部で起きた対立が外界に投影される仕組みを見抜く
 →★火の情熱、そして流れに預けるしなやかさの獲得 → ・・・・

エネルギーのポイント:
『 舵を取りながら一歩踏み出す 』
 『 切っていく 』

120704FM

        さて今回の満月。テーマ自体は天王星・冥王星スクエアを背景にこの前の新月を引き継いで、6月から続いている様々な問題に懸命に対処していく感じです。でも、ひとつだけ大きく雰囲気を変えるものがあるとすれば、火星が去年11月以来続いた乙女座の行程を終えて、天秤座に入ってくることかもしれません。乙女座での火星の逆行、けっこう重苦しく感じていたひとも多いのではないでしょうか。

カーディナルサインで風性でもある天秤座に入ってからの火星には、本来のエネルギッシュな動的感覚が蘇ってきそうです。もっとも7/18~19前後は火星が天秤座7°~8°を通るので、天王星・冥王星、それに蟹座のキラルスを入れるとカーディナル・グランドスクエアを形成することに。なので、このあたり、力と力のぶつかり合い的な、あるいは果てしなく分裂していくような、かなり激しいエネルギー生成が予測されます。これは、注意が要りそう。。けれど、それでも今までよりは何かしら動きが見えるというか、意識してみつめてさえいれば、影響を受けたとき「 ははーん、来たな! 」なんて感じ、掴めるかも? この時間帯、特に牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の7°~8°前後に惑星や感受点を持つひとは、周囲の雰囲気や、それに呼応する自分の心理の流れをよく観察してみてください。 突発事故や暴力的な現象も起こりやすい組み合わせなので、運転や遠出は気をつけて。でもねぇ、ただ怖がっていても仕方ありませんよね。。まずは自分や周囲の状態を観察することから始めましょうか!(^_^)

その他の要注意日としては、
・手前の7/7~8 には双子座の金星が魚座のカイロンとスクエアに、魚座に入った月も海王星とカイロンに達し、双子座に陣取る木星・セレス・月のサウスノードとのスクエアを強調
7/14、15、16 あたりは、蟹座の太陽・牡羊座のエリス・天秤座の土星(満月のロード)がTスクエアを形成。冥王星に対して太陽と木星からクインカンクスとクインデチレの変形YODも
・7/13、天王星が滞留から逆行開始。
7/15の11:35頃、水星が獅子座12°32’で滞留から逆行開始、8/8の15:00頃、獅子座1°25’で滞留から順行へ

・・・うーん、こうしてみると、7月初めから、様々な側面で地球に強いプレッシャーがかかりそうな日が連続していますね。セドナ、ヴァルーナという"水神の逆襲" を暗示する準惑星と土星のアスペクトもまだ背景で発効中。 引き続き、水の事故や水害にも気を付けていたほうが良さそうです。またこんな時は、感情面でのアンバランスや、過去の亡霊からの引き戻そうとする抑圧も考えられます。なので、なるべく余計な荷物を自分から負わず、イザという時のために心身に余裕を持たせておくといいかも。その方が、このウェーブを乗りこなしやすいと思います。また、大地や水の大切さを再考するようなこと、過度の自信や思い込み、楽観を持つことへの警告なども暗示されているようです。そして、気になるエリスの存在…。この期間にもし不和の種に気付くようなことがあれば、深い優しさをもってそれに光をあててください。煽りに乗って無用なストレスを周囲に増幅していくようなやり方は今、得策とは言えなさそう。

獅子座の前半部を逆行していく水星もまた、対人関係や仕事面でのエゴイスティックな自己表現の危険性や、楽観的な投機の結果に責任を負うよう促してきます。通常、水星逆行でよく言われる言葉の行き違いによる誤解や事故の増加、決め事の不確定さなどに加えて、頭に入れておきたいと思います。いずれにしてもこのあたり、自分の立ち位置を厳しく見つめなおすことを薦められている・・・そんなエネルギーを感じます。

双子座の金星・ブラックムーンリリス(&木星・月のサウスノード)、獅子座の水星・ダークムーンリリスから冥王星にYOD、それに絡む魚座の海王星・乙女座のオルクスのオポジション

このYODを受けて、山羊座の冥王星は何かを厳しくカットするようなエネルギーを伝えてきそう。これが何を指すかは、トランシットの冥王星がその人のネイタルでどのハウスに入るかにもよります。例えば人間関係なら、カットするべきは、もう相手との間で不必要になったこだわりや、惰性でしかない会話の在りかたかもしれません。そのひととの関係そのものをカットしたり、別の関係に変革する必要があるのかもしれません。もし第2ハウスであれば、今後に備えてローンやお金の使い方を見直し、価値観を改めて、支出カットを考えるべき時期に来ているのかもしれません。それぞれのハウスが象徴する領域で、終わってしまった抜け殻をひとつひとつ取り除き、掃除する。そんな感じのエネルギーです。 

ただ、このアスペクトは同時に、過去の自分、もう今は過ぎ去ったはずの楽しみや歓びの思い出に強く引き戻そうとするエネルギー、理想や幻想のなかに逃げ込もうとする欲望も刺激してきます。これにはナマっぽくてセクシャルな本能からわき起こる、無意識の衝動も絡んでくる感じ。その衝動を自己正当化しながら使ってしまう傾向も考えられます。なので、これをどう扱うかが今後の鍵になるかもしれません。エネルギーであれ、指向であれ、存在するものは否定出来ません。でも、何かを信じる余り、殆ど宗教のようになってしまったり、逆に何もかもに背を向けて、自分だけの世界で古い習慣に耽溺したりする行動は、袋小路に行き着くだけ。そして、その後に待っているのは厳しい現実社会の掟(オルクス)です。

こうした"罠"にはまらないためには、出来るだけその逃避願望を自分自身で意識化していくことだと思います。あ、やってるなぁ・・と思ったら、どうすればそれを現実に引き戻し、クリエィティブな物事に転化していけるか? なんて、ちょっと考えてみるのも良いかもしれません。このエネルギーの下ではたとえ逃避したとしても、どこか溺れきれない矛盾を抱えているはず。それを一度思い切って(宇宙大にでもw)俯瞰してみること、自分の意識の流れを観察してみること、そして何らかの"仕事"に結びつけてみる。大きなことじゃなくて、とても身近で、でも必要な作業とかに。無心になってみる。言い換えれば、一種の"作務"を自分に与えてみる感じかな。また、このエネルギーの下でどうしても過去に引っ張られて苦しいときは逆に 「温故知新」の精神で、古い習慣の中に何か新しく使える要素だってあるんじゃないの?と、探してみるのも1つの手です。その途上で笑えるようなことがあったらぜひ笑い飛ばして。意外とラディカルな転換があるかもしれません。いずれにしても、「どうせ・・・」といういつもの言葉で自分の無意識に蓋をするのだけは、避けたいと思います。

前回の部分月食(6/4)の度数、射手座14~15°に対して満月図のMC/IC軸がスクエア
これがなんらかの影響を持つかどうかは正直、わかりません。ただ日食・月食共に、あと半年~1年は影響範囲内。金環食でもあった日食はサロス128で、政変に関連を持つのではないかと考えていますが、月食はサロス140のシリーズでした。このサロス140を地震と関連づけて観察している天文研究者も存在するので、このことは一応、頭の隅に入れておきたいと思います。注意期間は満月から約1週間程度ということですが、念のため、次の新月くらいまでは、地震に限らず自然現象の1つの変動期と考えても良いのかもしれません。( ネット上で、この地震説をNASAの発表だとしているツイートやブログの紹介を見かけましたが、これは間違った情報です。発信者はあくまで海外のアマチュア研究家であり、NASAの日食・月食のデータをご自身の研究資料に使っただけです。またご本人も研究はいまだ発展途上であり、注意喚起は有効だと思うが、恐怖を煽るような行為は厳に慎みたいと述べていらっしゃいます。)


saguaroMoon_seip


        さて、この満月チャートをみると、太陽・月の軸は1室と7室。月は2度目の冥王星オカルテーションを終えて、その位置を少し過ぎたあたり。なので、太陽・キラルス組と月・冥王星組のオポジションという感じです。そして、この軸に対して牡羊座の天王星・パラス組がTスクエアを形成。 今回のサビアン・シンボルに出ているテーマは、リアル、バーチャルを問わず、まず身近な人間関係に色濃く影響し、そしてそこにさざめく様々な心模様が、同時に広く社会的な関係にも反映されていく・・・そんな感じの動きになりそうです。

        月のサビアン・シンボルを見ると、まず「自然学の学生が講義している」、という光景が出てきます。この世界の森羅万象を研究する、ということは、常に自然界を学ぶ者である、ということ。けれど、彼は学徒でありながら、他のひとに自分が学んだことを教える役割も果たしています。教えられる者と教える者の2つの立場交換。果たして彼は、学ぶ者でありながら教えるという、その役割をうまく果たせるでしょうか? はたして彼に、自分はもう十分何でもわかっている・・・という奢りはないでしょうか? 少なくともそう見せたい、という虚栄心はどうでしょう? それとも彼は、まだ誰も気付かない、新鮮な発見を携えて壇上に上ってくるのでしょうか? 

この時、対向する太陽のシンボルには、中国人の女性に抱かれた幼子が出てきます。このシンボルが生まれた1920年代の米国白人社会では、中国からの移民女性はおそらくかなり下層に属したのではないでしょうか。きっと彼女は日々のルーティーンワークに追われていて、その存在はあまり気にされることも無かったでしょう。けれど、彼女が育む幼子は何かメッセージを携えて生まれてきたようです。 それが何なのか、そして、どれだけの時を経ればそのメッセージが明らかになるのかは、まだ誰にもわかりません。生まれたばかりのメッセージは、蟹座の柔らかな腕の中で栄養を与えられ、やがて山羊座の現実に即したカタチに育つ時を待たなければなりません。

それでも今、誰も気付かないところで、確かに新しい何かが芽吹いています。それは、やがては実際に皆がこの世の中で使っていけそうな、何らかの新しい方法論や考え方、視点・・・そんな感じのもの。わたし達は、果たしてそれに気付き、うまく育んでいくことが出来るでしょうか? それには、今までのクセになっていたような物の見方をいったんクリアにしなければならないでしょう。

        そして、満月は「拝火教徒」というシンボルに向かっていきます。火を崇める者達。ここでの「火」は、本質的には生命・存在を司る、内なる火そのものです。そして、このエネルギーはわたし達のオーラ内部でそれぞれに翻訳され、物事にしっかりとした形を与えていく情熱となっていきます。ここには、例えそれが何であれ、どうしてもやり抜く、という強い意志や、信じよう、という気持が存在します。そしてここにこそ、このシンボルの挑戦があります。 

自分が信じるもの、信じていきたいもの。それを貫くのは良いことだけれど、あまりにそれだけを見つめすぎれば、やがて体は硬直し、身動きがとれなくなるでしょう。何かに固執し過ぎて、他の要素や他の可能性を一切排除すれば、風は止まります。そして火の勢いは衰え、やがて消えてしまうかもしれません。けれど、メラメラ燃えていようと、静かに立ち上る炎であろうと、その火がもたらす"熱そのもの"の中に在る時、わたし達はなかなかそれを感知することが出来ません。

火は、一瞬一瞬の存在です。常に絶え間なく変化する存在です。そして、一瞬後にはまったく新しい何かに成り続けながら、なおも火としてのトータルな存在を維持しています。瞬間・瞬間、ひとつのエネルギーを別の次元に転化しているのだと言ってもいいかもしれません。 火であること、あり続ける状態を維持しながら、常に生まれ変わっていくこと。この、本来の火の性質を、山羊座という、カタチを創っていこうとする地性の性質の中でどう生かしていくのか? これが今回の満月でわたし達に与えられる、一番の挑戦だと言えるかもしれません。

        対向する太陽のシンボルは、ちょっと不思議。。。「非常に目立つ親指を持つ1本のわずかに曲げられた手???」 へ、何ソレ? っていう感じもします…w。この親指、例えばfacebookなんかで「いいね!」ってポチっとやる、アレを思い起こしてもらえるといいかも。。 youtubeでは動画やコメントに対して「よくないね!」とか「なんじゃコレは・・!」を意味する下向きの親指も用意されてますよね。あの感じ。そして、少し曲げられた手。。

もしもこの手がピーンと張っていたら、きっと「いいね!」はずっと「いいね!」のまんま。「ダメ!!!」はどこまで行っても「ダメ!!!」のまんま。 でも、適度に力が抜けて少し曲げられた手は、目の前の現実がもたらす流れに機敏に反応して動き、やわらかく軌道修正していくことが出来ます。自分と、そして対峙する相手の内部を片時も休まず流れていく、 『本来は"万物の気"であったものが異なる翻訳機にかけられた結果』 を、同時に感じとり、それによって瞬時に、小さな小さな生まれ変わりを体験していくこと。 真剣に、研ぎ澄ました状態でいること・・・でも何のために? ・・・お互いにとって、より良い現実を創っていくために。 それが本来の意志であり、目的であったはずだから…。

Moonlit_panorama


        拝火教徒は、火を崇める者です。ここで崇められる火は、わたし達のちっぽけなプライドや感情でもなければ、凝り固まった信条でもありません。ここは山羊座の中盤。ここで崇められる「何か」とは、わたし達「個」の満足感ではなく、自分と相手、そして関わり合う全てのものにとってより良い現実を創り出そうとする、「目的そのもの」です。山羊座は冷たく計算高いところがある・・・なんて言われたりしますが、けっして細やかな感情が無いわけではありません。山羊座という構造の根底には、何かを育み育てる(蟹座)「意志」と、強力な感情の力(蟹座)が隠されています。でも、もし現実が何かを犠牲にせよと要求してくるなら、目的達成のためには自他共に痛みを覚悟する必要がある、その痛みに足を取られてはいけない、と感じるのが山羊座の原型であり、一種の美意識だとも言えます。(だから、もし山羊座が酷薄になるとしたら、それは本来出発点であったはずの温かいハートが何処かの時点で損なわれてしまったり、犠牲にしたものが大きすぎて、痛みに蓋をしてしまった時かもしれません。。)

ここでわたし達は、瞬間瞬間に反応する自分のエゴをクリアにしながら、目的のために自分を捧げていくこと、現実を理解し、柔軟に変わっていくことを要求されます。それが、ここで火を崇めるということ、火と向き合い、シンクロし、本当の意味で相手と向き合う、ということに繋がっていきます。

        さて今回の初回天王星・冥王星スクエアでは、牡羊座天王星の順行に対し、山羊座の冥王星は逆行でした。 ジェフリー・W・グリーンは著書『Pluto:Evolutionary Journey of the Soul』の中で、逆行の冥王星を 「どんな状況であろうと決して自分や社会の現状に満足しない魂」 と呼んでいます。 深く静かに潜行しながら、いつも「聖なる不満足感」を持ち続け、内側にふつふつと溜め込んでいる感じでしょうか。内向きになった冥王星は一見しただけではその顕著な働きは捉えにくいのですが、実は最強の底力を持つのだとも言えます。 だから、もしかすると今は牡羊座の天王星の動きの方がわりと前面に出ていて、山羊座の冥王星の真のフォースはもう少し先になってから、やっと実態が表面化してくるかもしれません。ありとあらゆる方向にスパークしていく牡羊座の天王星の刺激によって、ゆっくりと目覚め、意図を育みつつある山羊座の冥王星は、少しずつ、その力を増大させている気がします。

そして7/13には天王星も逆行に転じ、12/14まで続いて牡羊座4°台まで戻ります。一方、冥王星は山羊座6°台終盤まで戻って9/18に順行開始。両惑星が揃って逆行する期間、7/13から9/17までの間は、もしかしたら次の爆発にそなえた準備期間となるのでしょうか。そして初秋に順行を開始する冥王星は、いよいよそこから再び逆襲を仕掛けるのでしょうか。。

山羊座の冥王星はあらゆる「力」の徹底改革を求めて構造そのものを変容させます。牡羊座の天王星は、前線で徹底的に抵抗し予測を超える飛び火を伴って壁を壊そうとします。この2惑星が共に働くことで、一度全てが灰になるのか? それとも厳しい嵐の中で、ある程度のソフトランディングが可能なのか? それはまだ、今この時点では誰にも見えていません。本当に、行き着くところまで行ってみなければ何も見えないのかもしれません。まだまだほんの始まりです。 

        過去、天王星・冥王星が牡羊座と蟹座でスクエアとなった1930年代には正確な形成が5回ありました。また、この2惑星がコンジャンクションとなった60年代後半には3回の形成がありました。30年代には世界大恐慌があり、政治・経済・社会の激変からドイツではナチスが台頭、アドルフ・ヒトラーという、メディアの政治利用や新しい科学技術を巧みに活かした独裁者が誕生。日本もまた恐慌に苦しみ、1933年には国際連盟を脱退、「昭和維新・尊皇討奸」の旗の下に起きた二・二六事件と呼ばれるクーデター未遂や様々な政変や国際紛争を経た後、1941年、太平洋戦争に突入しました。60年代は若者の抵抗運動や反戦意識が世界規模で鮮明になった時代でした。日本では安保闘争や学生運動が激しい拡がりをみせ、蓄積した"権力"へのあらゆる不満から発展したイデオロギーの激突や、フーテン、アングラなどカウンター・カルチャーの台頭が鮮明になっていきました。また、いざなぎ景気と呼ばれる好況が訪れたのもこの時代です。政治・経済だけでなく、文化、芸術、科学技術面での新しい視点の誕生と発展にもめざましいものがあり、世の中は激しく揺れ動きました。けれど、どちらの時代をみても、社会や人々の価値観の変化が本格的に表面化し、伸展と凄惨な淘汰を経て確固とした変容を遂げたのは、その後の特に数年間だったのではないかと思います。歴史を振り返ると、本当にわたし達も、なにもかもこれからだなぁ・・・と感じます。

abyss


        そしてその、これからを創っていくための鍵。多分その鍵が回り、新たな扉が開くかどうかは、魚座の海王星とカイロンの2惑星をわたし達がどんなふうに翻訳し、使っていけるか? にかかっているのではないでしょうか。特に魚座の海王星の、理想を喚起しておきながら同時にもわもわ〜っと霧のように拡散させていく性質に深く沈潜していき、やがてその領域を突き抜けていけるだけの、クリアな視座を保っていくことはとても難しいことです。夢気分で手を伸ばせば幻想に取り込まれるだけだし、かといって鋭利な論理性で切り裂こうとしても、まるで亡霊に斬りつけているようなとりとめの無さで手応えは無いのです。自分自身が、もやにも霧にも剣にも左右されない、澄んだ存在になっていくしか・・・多分道はありません。

人間ならみんな抱えているエゴの問題をどう扱っていくのか。これ、人間の心を論じるような分野で昔から様々な試みがされてきたけれど、そう簡単に解決するような問題じゃないですよね。。たとえば、ひとという存在は皆、どこか傷ついてる。だから、それを何かの形で癒していくこともまた必要な行為です。けれど、癒しの世界にも、いつのまにか「甘やかな自己肯定」という名の欺瞞が入り込んできます。夢の世界までは、今の時代なら比較的容易に辿り着けるけれど、万物に繋がっていくそこから先の世界、本当の意味での癒しが存在する世界/空間をかいま見るには、莫大なエネルギーを必要とすることも事実。生まれながらにそのエネルギーを備えているひともいるかもしれません。でも、まだ今の時代は、わたし達の殆どが生きるということの苦闘を通してそのエネルギーを蓄積していくのではないでしょうか。そのことに気付いたとき、そして気付かずに進んでしまったとき、いずれにしても、わたし達はある日慄然とするのかもしれません。 ひたすら明るい出口を求めながら。。人間って本質的には平等のはず。けれど、世の中の立ち位置をみれば、けっして公平とは言えません。それでも、星達のエネルギーは良かれ悪しかれ、みんなに平等に降り注ぎます。

        生きていくってことは、それも何もかも、引き受けていくっていうこと。 そして、今月からこうした挑戦もまた、静かに始まっていきます。 とりあえず、肩のチカラを抜いてひと呼吸しようかな。。。ふぅ。 がんばって、いきましょうw。


have a great trek!!!★



hiyoka.(^_^)


トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 春分生まれ   July 04, 2012 08:25
hiyokaさん
おはようございます^^。
星読み楽しく読ませていただいています

本当に連綿と続く日常が
私たちに何を語っているんでしょうか
新月の星読みにあった
「赤い星」「青い星」について
昨日ちょっと考えていたんです
言葉でこういう表現で表されている物
芸術や人名・国etc
そうしたらちょうど新聞に有ったんです
「書の巨匠と中国書画コレクション」
 青山杉雨の眼と書
行くしかない!!^^。
期間も天・冥逆行期^^。
今回のサビアンシンボル
「メッセージを携えた赤ん坊を養う中国人の女性」
hiyokaさんのいう「美」「海王星」「カイロン」
なにか感じれたらいいな~^^。

空間にある
無であり・有であるひかり…
入り口であり 出口でもある…
hiyokaさんの言う所の
「お互いにとって、より良い現実を創っていくために。 それが本来の意志であり、目的であったはずだから…。」
…胸に刻み 多方向を見たいです~^^。

YODの説明は自分の状況にあてはめると
まったくその通りです~
周りをもう少し気にしてみます(笑)
自分の行為って解らないから
やはり「他人」の自分への行為がどうか?
なのでしょうか?

笑顔沢山の善き日々を
2. Posted by hiyoka   July 05, 2012 01:28

春分生まれさん、こんばんは!!

青山杉雨… スッとした、綺麗な名前
知らなかったのでググってみたら、書家さんなのですね。
すごい 文字が 踊ってる、散ってる、溜めてる
と、思ったら ぐいっと伸びてすっと消えて

書の世界、良く知らないのですが
漢字って、こんなふうに表現されているのをかいま見るだけでも、そこにひとつの宇宙があるように見えてくるから不思議ですね。書の力、書家の才…なんですね、きっと。

見ること・見られることの中で、きっと沢山の見えない交流が生まれそう。青のシンボル、楽しんでいらしてください!^^

どんなに親しくても、血がつながっていても、最終的に、ひとのことってわからないのだと思います。そのひとに成り代わることは出来ないから。沢山ふれあって、それでわかるのは、多分自分がどう感じていて、その「感じ」が、自分の中に蓄積してきた経験とそれによって出来上がった観念の、どの部分が反応することによって立ちのぼってくるのか…じゃないでしょうか。誰でも生きていく上で、何かしらのパターンを"着て"いるから。

わたしとあのひと。パターンとパターン。スペック(ネイタルの構造)は変えられなくても、パターン(エネルギーの使い方)は変えられるはず。一方のパターンが変化すると、隣り合うもう一方のパターンも微妙に変わっていく。音楽だったらインプロビゼーション?みんな意識せずに毎日そんな風に交流しているんだと思います。なので、ひとを、周囲をみるって、結局は自分のパターンを識別していくことに行き着く。そして、意図して変えることが出来るようになったら、きっともう少し自由になれる。。そんなふうに、思います。^^

宇宙は無数のスペックで溢れ、無限のパターンに満ちてる♪ 

(^_^)ノ


コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
レイモンド・メリマン 週間コメント 7/2 【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント 7/9 【金融アストロロジー】