●8/2の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント 8/13 【金融アストロロジー】

August 05, 2012

レイモンド・メリマン 週間コメント 8/6 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2012年8月6日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。またmerriman.jpさんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです) 
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 ≪ 先週を振り返って ≫

        水星逆行がもたらすジェットコースターのような相場付きは、天王星・冥王星スクエアのタイムフレームの直中で先週も続いた。その前週、欧州中央銀行総裁マリオ・ドラギが『 ECBはユーロを護るためならマネーを刷るという力の行使を厭わない 』、そして『 ECBの持つ権限の範囲内において、我々はユーロ保護のために何でもする用意がある。信じてほしい。これは正真正銘、十分な効果を発揮するだろう 』という発言で金融界を驚かせた。それに対しこのコラムではこう述べた。『 フーム。まぁ私は、もしかすると斜め読みしすぎなのかもしれない。だが、誰かが私に「 信じてくれ 」とか「 トラスト・ミー 」と言って来た時に私が最初にとる態度は、その言葉の後に来るものを「 信じない 」、または「 信頼しない 」という傾向を持つ。特にそれが水星逆行中に口に出された時は、その後まもなくその言説自体が無効となるか、もしくは内容に修正の必要が生じるからだ 』。

その後、ECB総裁ドラギが喋るたびに、彼自身の言説を 「多分」 「もしかしたら」 「かもしれない」 「可能性がある」という言葉で弱め、おまけに語尾の全てを歯切れの悪い調子で結ぶ様子を受けて、木曜までに市場は前週の値上がり幅の全て、いやそれ以上を失っていた。市場はドラギの最初の発言にみられた確実さや信念が覆されるのを嫌気したのだ。

        だがその後金曜には、奇妙な政治経済現象が起こった。7月の雇用統計は非農業部門雇用者数で16万3000人増を示し、これは予測を大幅に上回る数字だった。と同時に、この統計は失業率が8.3%に上昇したことも示していた。これを見て皆さんは、失業率が上がっている状況で、どうやったらそんなに多くの雇用が創出できるのか?と怪訝に思うかもしれない。

さて、もしあなたがアストロロジー的陰謀論者なら — まぁ私達の殆どが生来そうなのだが — こう考えるかもしれない。この数字は1)水星逆行の効果が 2)月が今にも魚座に入場しようとするタイミングと重なる、つまりファイナンシャル・アストロロジャーならどんな事象についても陰謀説を疑うに十分な状況で起こってきたのだ、と。

私が言おうとしているのは、( 水星逆行中に月が魚座に滞在する時、何かを率直に言うのはたやすいことではないのだが )こういうことだ。即ち:これらの数字が来月の雇用統計で急激にひっくり返される可能性は極めて高い。民主・共和、両党の大統領候補指名大会を8月中に控えて、何があろうと良い数字を提示することは重要だ( いや本当に、一方の党にとってはこうした大会の前に良い数字を出すことだけが重要なのであって、次の月にそれが下方修正されたところで問題は無いのだ )。

        ドラギが前週の自分の言葉を濁していくに従って、世界の株式指数は木曜まで下がり続けた。多くが週やその他の下値支持線を割って下落したが、これは水星逆行中の典型的な動きだ。そして金曜に出た、予測をはるかに超えてポジティブな雇用統計を受けて株式指数は再び上昇し、その日の上値抵抗線やいつくかの週の抵抗線を大きく上回った。これもまた典型的な水星逆行時の動きだ。

このトリックスターは、惑星一族の従兄にあたる天王星によく似ており、支持線だの抵抗線だのといった"境界"には何の敬意も抱かない。彼はまた素早く動く・・・いや、どちらかといえば、素早く変化したがる。だから彼は1~4日ごとに価格を上へと駆り立て、その後手の平を返して価格を下げ戻すよう主張する。

良いニュースは8/8にこの水星が逆行を終えることだ。これは水星が、後になって全面的に見直されたり全く話が違ってきたりするような騙しの売買シグナルを伴う、矛盾した情報やデマが蔓延する状況の裏で働いてきた、当てにならない策略から離れていく、ということだ。

一方テレビのコメンテーター達は、彼らの解説した言葉がもはや彼らの説明したことの解説にさえなっていないことについて説明しようと、180°グルリと空転しながら自分自身に向かってコメントする。言葉など関係無い。数字が全てだ — 企てられた目的を果たした後、その数字が再調整されるまでは。

そんなこんなの間は噂に乗ってトレードし、ハッピーになれば良い。だが取引は素早くするべきだ。何故なら水星は捉まる危険を冒さぬよう、1つ所に留まらないからだ。それに逆行時の水星はめったに捉まることが無い。もし彼をキャッチ出来るとすればそれは、あなたが水星のルール(いや、ルールの欠如と言うべきか)に基づいてふるまうことを覚えない限りは、またしても彼にしてやられことにあなたが気付いた後のことだ。

        先週、ジェットコースターの水星特急に乗車したのは株式市場だけではなかった。金と銀もまた急上昇 — そして急落 — し、その後金曜に再び上げ戻した。原油と対ドル通貨も同様で、後者はこうした目の眩むような紆余曲折の後、再度急落をみた。そしてこうした中、国債は前週の史上最高値から継続的に下落し続けた。だが心配は無用だ。古典的な水星の伝統からすれば、まもなくこれらも再び反転するだろう。


≪ 先週のベストトレード ≫ 

        どこから始めようか?先週は株式指数、通貨、国債、あるいは金属など、多数の取引があった。8/2のデイリー・リポートをあげてみよう。銀について『 ポジション・トレーダーはフラットで2690または機会があればそれより上でロング。ストップロスを2670以下直近に置く。積極的なトレーダーも同様の取引をしてよい 』その日の安値は2688だった。翌日8/3金曜、銀は2790まで騰がり、2780で引けた。その前々日、eミニナスダック9月限については『 積極的なトレーダーは引け値で2660以上にストップロスを置いてショート。だがもし機会があれば2620かそれ以上でドテンして買い。この場合ストップロスは引けで2570以下に置く 』この日の安値は2618.50で、金曜までには2680以上に騰がった。

このコーナーの訳文はニュアンスなど省略しています。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        1968年2月、112~147年ぶりのコンジャンクションを終えて進行する天王星・冥王星の下、大統領リンドン・ジョンソンは議会に対し、ドルの価値を金で裏付ける必要性を廃するよう求めた。彼はこう言った。『 財政政策がどのように賢明であるべきかを見分けるにあたって、連邦準備券に対する金準備要件は必須ではない。もう随分前からそうした神話は破壊されている。金がドルに価値を与える必要はない。ドルの価値は我々の生産的な経済から派生するのだ 』。この決定は翌月連邦議会を通過し、米国の( そしてさらには全世界の )マネーの本質を根本的に変容させて、信用取引がいまだかつて無い規模で蔓延するのを可能にした。 — 2012年6/23, オランダのアムステルダムで開催されたMMA「金」ワークショップより。ブラックホーズ・アセット・マネジメントのチーフ・エコノミスト、リチャード・ダンカンの著書『The New Depression : The Breakdown of the Paper Monery Economy 』からの引用

        さて私達は、水星が8/8に順行に戻ることから始まり、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートしながらスクエアを形成する8/15~16という、より強力なジオコズミック・サインの時間帯の1つに来ている。後者の日付は、火星もまた8/15、約2年ぶりに土星とコンジャンクションを形成することから非常に重要となる。これはいくつかの理由で重苦しいサインだ。

        まず、土星とコンジャンクションを形成する火星は、決して抗えないフォースと決して動かせない物体を1つにまとめたようなものだ。それはまるで、サイドブレーキを引きながら自動車レースをしているようなものなのだ。誰かが何かを望むなら、彼はそれを "今" 欲しがる。それに対しもう一方は、好意的に考慮することさえ望まず、おそらくはその代わりに、要求されたものを与えずにおきたいと欲する。それが相手をイライラと身悶えさせるからだ。いわば、ホワイトハウスがミット・ロムニーに納税申告書を開示するよう要求し、ロムニー側は大統領の高校や大学の成績を公開するよう要求しているようなものだ。もし彼らの両方が、相手側の要求するものを開示したらどんなに良いことか。だがもちろん、どちらも相手側が要求するものなど何も公開しない。何故なら、どのみち相手が不透明なままなら、なんで自分が正直になる必要がある? 

火星と土星の組み合わせは融和的というよりはもっと好戦的だ。その一方で、誰もが相手側に何か隠し事があるだろうと考えるわけだが、本当のところは多分、双方共に何かを隠しているのだ。煎じ詰めてみれば、冥王星がひときわ目立つ今日この頃ではないか?  冥王星は隠されてきたものを隠しもするし、暴きもする。もし双方が冥王星の憤怒の報復を避けたいなら、彼らの両方共に、大衆が投票に際し意志決定のために十分な情報として知る権利のある事柄全てを開示することを承諾すべきなのだ。またこうした事柄に加えて、火星と土星は干ばつの最盛期と農作物収穫量の減少をも象徴している。

        次の問題は金星の天王星・冥王星スクエアへのアスペクトだ。金星が信用を支配し、冥王星が負債を支配すること、そして両方とも天王星とハードアスペクトを形成することから、これらは世界規模の債務危機の激発に関する矛盾した報告という、もう1つの攻撃を暗示している。その発信元はヨーロッパかもしれないし、米国か、または何処の国でもあり得る。

何故なら負債に国境は無いし、特に負債が信用と見なされる現代においてはそれが顕著だ。そしてこうした現実は、40年前に金本位制が撤廃されて以来、肥大し続けている。だが問題は、徐々に直面しなければならない限界と境界がそこには存在する、ということだ。それは山羊座の冥王星( 2008年~2024年 )のレッスンの1つで、次のようなものだ:この負債は何らかの形で、何らかの方法で支払われねばならず、帳簿は精算するか焼却される必要がある( 即ち、おそらくは決して返済されないであろう負債は免除されねばならない )。ところで、負債が信用(すでにそんなものは存在していない )によって証券化されるのではなく、単に、返済出来ない借金を返済するという、善意と信頼に基づく約束の下に負債額をより増大させるという事実に依拠している時、いったいこれをどうやって返済するというのか?

        さしずめルイス・キャロルと不思議の国のアリスなら、このまるでワームホールのような斜め上の発想を、芋虫からの賢い助言と同等だと見なすかもしれない。ところで芋虫というのは、冥王星にうってつけなシンボルだ。その、1つの形からもう1つの形へと変容する能力は、金本位制から不換紙幣という、負債に基づくシステムへと移り変わる時代に、まさに信用基盤の経済システムというコンセプトに起こったことそのものだ。

そのシステムは現在、自身の存在を維持するために、もっともっと多くの負債を増やし続けるという、たった1つの道を見出しつつある。何故なら世界各国の政府は分別ある緊縮政策をとるための忍耐を望んでいないからだ。実際、殆どの世界の指導者達は、すでに緊縮政策が道理にかなっているなどとはこれっぽっちも信じていない。彼らはまるで芋虫のように、自分達が持っていないお金(即ち借金)をもっともっと使い、そうすることによって、なんらかの形で魔法のごとく、もっともっと負債を減少させることが道理にかなっていると信じたがっている。さて、水星が逆行中だと言ったっけかな? ことによると、世界のホロスコープでは今プログレスの水星が逆行中で、それがひょっとしたら魚座に在るか、海王星とハードアスペクトを形成しているのかもしれない。
「不思議の国のアリス」に出てくるキャラクター。不思議の国で大きくなったり小さくなったりして困っているアリスと出会い、「片側のキノコで背がのびるし、反対側のキノコで背がちぢむ」とだけ助言して消える。

≪ 長期的考察 ≫

        8/4午前8:03、バラク・オバマ大統領は51回目のソーラーリターンを祝う( これまでのケースに倣って場所はシカゴを想定している )。もしこれで正しいなら、彼のリターンチャートはアセンダントが乙女座で、太陽は12室、そして月は7室魚座となる。

この構成では、どんな透明性の徴候も期待してはならない。何故なら12室と魚座は、物陰でひそかに動くことの方を好むからだ。彼らは自分が知っている物事を明らかにはしない。それでも木星が彼のリターンチャートの10室にあることから、その予測メソッドを用いるとすれば、彼は今なお選挙戦で勝利へと向かう道を歩んでいるように見える。もちろん、木星がチャートの上方に輝いていたとしても、魚座にある7室のカスプをまたぐように位置する月、カイロン、海王星がスクエアを形成していることからすると、彼は誇張と大言壮語が後々裏目に出て屈辱の原因とならないよう、気をつける必要があるだろう。このチャートのみで言えば、彼の勝利への最も大きな障害は、不注意、不正確、そして誇張であるように見える。また彼の勝利への最も大きな資産となるのは、いまだに「 希望とチェンジ 」を信じている人々の信頼を呼び起こす、彼の能力だろう。

幸いなことに、彼は自分の領域に幸運を持っているように見える。不幸なことに、彼はいまだに自分が約束したことを遂行する能力と格闘中で、しかも彼の頭の中では、それは彼の責任ではないのだ。だからもし彼が再選されるなら、彼はまたもやひどいゴタゴタを引き継ぐことになりそうだ。大統領がすべきことは何か? いやもっと重要なのは、大衆がすべきことは何か?なのだ。






訳文ここまで
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