●2/26の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント3/11 【金融アストロロジー】

March 03, 2013

レイモンド・メリマン 週間コメント3/4 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2013年3月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        先週はトリックスターが面目躍如とばかりに大向こうを唸らせた!

        水星逆行 — その芸には皆さんイヤでも惚れてしまうはずだ。彼は驚かせ、失望させ、挑発し、啓蒙し、あるいは皆が期待するような進路を逸らせる、そんなことにかけてはピカいちだ。彼の統治下でもし何かが "確実" とみえるなら、間違いなくそれは起こらないだろう。よしんば起きたとしても、まず当初の状態はそう長く続かないと思っていい。実際、水星逆行下でただ一つ確信出来ることといえば、通常より大きな不確実性や誤解の存在、そして終わってしまった出来事や完成したはずの物事を取り消したりやり直したりする必要性なのだ。だから、彼が人々にもたらす啓蒙=悟りの境地とは、シンプルなものだ。すなわち:何も計画通りに運ぶと思ってはならず、むしろフレキシブルな態勢をとり、他の現実に対して、さらにはあなたが想像もつかないくらい全く異なる摂理が存在する他の宇宙に対してさえも、その心を開いておくことだ。

言い換えるなら:
『想像力を駆使しなさい。だが、けっして "あり得そうな" 結果に引っかかってはならない』

        例えば、先週のダウ工業平均は、メジャーな金融ネットワークがこぞって史上最高値を見込み、見張っていたにもかかわらず、それが起きることはなかった。歳出自動削減問題は結局解決されず、それでも世界は終わることなく株式市場も暴落することはなかった。解決しなければ耐えがたい痛みへと導かれるだろうという政府指導者達の鬼気迫る警告にもかかわらず、だ。

        事実、米国株式市場の様相をダウ平均を例に見れば、先週は2月28日木曜に14,149をつけて5年ぶりの新高値まで上昇した。これは2007年10月11日に記録した市場最高値14,198にあとわずか50ポイントと迫る値だ。一方、S&Pとナスダック先物は、前週2月20日につけた高値は上回ることが出来た。非常に多くのアナリストやコメンテーター達が史上新高値を予想していたのだが、それに反して週の最終日は失望で幕を閉じた。もちろん、彼らは今週再びその予測を繰り返すかもしれないし、それは当たるかもしれない。と思いきや、また再び外すかもしれない。何故なら水星逆行は、こうした奇妙な傾向 — すなわち期待された物事が顕現しないか、または顕現しても、その後にびっくりするような反転が続くという特質を持つからだ。

        先週は恐ろしい幕開けとなった。オバマ氏が導入した歳出自動削減が実際に発効すれば、莫大な経済的苦痛が莫大な社会全体に課されるだろうという大統領自身のメッセージに加えて、2月25日月曜に起きた200ポイントを超えるダウ平均の下落が重なり、皆を…まぁ、怖がらせた。

        だがその後、こうした場面でのいつものパターン通り "慈善家ベン" が救助に駆けつけた(彼は魚座の月— "救助者" を持っている)。2009年3月につけたボトム以来、米国、いや世界の株式指数にみられる強気市場が、「バーナンキ強気相場」以外の何物でもないことへの疑いは、2月26火曜~27日水曜に行われた彼の魔法のような議会証言によって、完璧に打ち消された。株式市場は月曜に記録した大下落から完全に回復し、300ポイント以上の上昇をみせた。歳出自動削減という恐怖戦術でさえ、その勢いを引き戻すことは出来なかった。

        バーナンキの議会証言は困苦に喘いでいた株式市場を救っただけではなかった。投資家達に、金と銀には株式ほどのパフォーマンスは期待出来ないだろう — 少なくとも今のところは — と、確信させたのだ。金は彼の証言に先立つことちょうど4日間の内に65ドル騰がった。金曜には、その内55ドル分の上昇幅が失われた。銀の幸運はそれよりもっとはかなく、前週の安値をオンスあたり30セント下回るまで下落した。

しかしながら、ここには希望の兆しがある。銀と金、2市場の両方が揃って前週の安値をわった訳ではなく、したがって、異市場間強気ダイバージェンスが起きている可能性があるのだ。今週、もしこれらが直ちに再上昇するなら、ザ・トリックスター=水星の気まぐれな性質をまたもや立証することになるだろう。水星が活発な時にはただただ、何事にも固執してはならないのだ。彼が逆行に転じた当初にみせる通常の手口は、不安定さと不確実性をを創り出すことだ。先週、彼はその芸に全力を注いでいた。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週注目すべき主なジオコズミック要因は、水星逆行期のちょうど中央の時間帯に入ることで、3月6日水曜に起きる。多くの場合、水星が逆行に転じた日から1~2日の内に初期のトレンドから反転しなければ、金融市場はこの時期に反転しやすい。このような動きは特にユーロ通貨に当てはまるかもしれない。


≪ 長期的考察 ≫

        『共和党議員はオバマ氏に対し、余地をもっと与えるような柔軟性のある提案をしているが、それでも大統領は首を縦に振らない。この事を熟考すべし:大統領は、彼自身と彼の政府にはもっと穏やかな策を用いる権限があることを否定したがっている。すなわち"また自分を殺っちまう前に俺を止めたりするんじゃねえ"というわけだ。』
        — 2013年3月1日, ウォールストリートジャーナル紙『Obamageddon(オバマゲドン)』より
"Don’t stop me before I kill myself again.":1946年に米国を騒がせた連続殺人犯でリップスティック・キラーと呼ばれたウィリアム・ヘイレンズが、被害者の口紅を使って犯行現場に残したという有名なメッセージ "Stop me before I kill again." をもじったものと思われる。また、1977年にリリースされたM‪o‬torheadのアルバム"mot‪o‬rhead"の中に仮釈放中の男を歌った"On Parole"という曲があり、"stop me now before I kill myself"のリフレインが使われヒットしている
        上記は、歳出自動削減によって削られたら危機的なことになるとオバマが力説する政府プログラムをも含む全ての行政プログラム予算を一律カットするというよりは、むしろ大統領自身に支出の削減具合を処理する権限を与えている今回の発動命令書についての社説だ。

        先週はワイルドでクレイジーな水星逆行週間だったが、それに加えてバラク・オバマ大統領にとっては、最近のコラムで論じてきたある種の海王星的問題の露呈で始まった週でもあった。自分自身のイメージと信頼性に関して、これまでの幸運が逆転するような経験を彼がするかもしれないという私達の懸念を、皆さんは覚えておられるだろう。その逆境は2013年2月から2015年3月まで続く。では、先週は何が起こったろうか?

        まず最初に、非常に奇っ怪ともとれる言葉と行動のズレがあった。火曜日のウォールストリートジャーナルはこう報じている。

        『月曜に開かれた州知事達との会議の席上で、彼はまたもや連邦議会を煽ってこう言った。ワシントンは "次の世代ではなく次の選挙戦で頭がいっぱいになっている。そんな強迫観念は克服しなければならない" 』

これを聞いた共和党議員が、まるで「なりすまし犯罪」の被害者にでもなったような気分に陥いるとしても、大目に見なければならないだろう。何故ならこのセリフはまさに、彼ら共和党が財政政策について過去4年にわたり、ホワイトハウスに向けて伝えてきたメッセージだったからだ。

        次に、ウォーターゲート事件として知られる約30年前の住居侵入窃盗問題をスクープした記者でもあり、尊敬を集めているジャーナリスト、ボブ・ウッドワードにまつわる話が持ち上がった。金曜のウォールストリートジャーナル(それに先週終盤に流されたおびただしい数のTVトーク・ショウ)によれば、

        『歳出自動削減は2011年にオバマ氏が考え付いたもので、しかも当時の条項には増税など含まれていなかったと報じたことがウッドワード氏の罪科だった』。

これはどういうことかと言うと、ウッドワードは『The Price of Politics』と題する本を書いたのだが、その中で彼は、米国を信用格付の引下げへと導き、また現在進行中の歳出自動削減というアイデアにも導いた2011年夏の債務危機をめぐる話し合いが、いかにして正道を踏み外していったかについての詳細を、まさに徹底的に調べ上げた結果として報じている。そしてこの本を書いたことによって、ウッドワード氏はホワイトハウスの国家経済会議委員長ジーン・スパーリングから緊迫した調子の電話を受けた。彼はウッドワードに

        『自分の言葉を後悔することになるだろう』

と告げたという。ところがこのことが口コミで広まるにつれ、多くの政治ブログでこれが「脅し」として取り上げられた。ホワイトハウスの一団は、突如として残忍な殺し屋集団のように見え始めた。

けれどもこれは、まるで水星逆行がもたらす不一致に一致するかのような話だった。スパーリングが実際に言った言葉は次のようなものだった。

        『君は信じないだろうが、ここは友人として言おう。あのような申し立てを主張すると後悔するだろうと思うんだが。』

結局のところ、これはそれほどトゲトゲしい言葉でもない。しかしながら、どうも他の記者達が押しかけて、他にもホワイトハウスで過去に起きた出来事はないかと厳しい質問を浴びせたのだろう。こうした記者達各自の試みを通じて似たような趣きの個人的出来事が報じられたことから、大統領のイメージへの損傷は紛れもないものとなった。

        だが、たとえ先週が大統領にとってまたもやキツイ週となり、彼のイメージがもう一段下落したのだとしても、それでもなお、まもなく彼と彼のチームにとって、世論の支持を大きく勝ち取るための別の機会が再度巡ってくるだろう。

『フォーキャスト2013』の中で長きにわたって述べたように、2013年7月中旬に起きる木星・土星・海王星間のグランドトラインは、誰もが望むグランド・バーゲン(包括的財政再建合意)のための取引をまとめる希少な機会を提示するはずだ。また同時に冥王星も絡んで、いわゆるカイト・パターンが成立するため、この時に主要な税制改正が行われる可能性がある。もしそれが上手くいけば、米国はこの、過去10年にわたって国を衰弱させる一方だった債務問題を逆転させることが出来る。そればかりではない。以前述べたように、私はこの春の米国の税収が記録的水準に達するだろうと考えている。これもまた、現状の累積債務という軌道を修正し、落ち着かせるための助けとなるだろう。

        歳出自動削減は先週始まったかもしれないが、それ自体は政治家達が喧伝するような恐ろしい大惨事ではない。考えてもみて欲しい、削減されるのは年間支出のたった2.4%だ。ところが、その支出自体がもうすでに過去4年間の歳入を1兆ドル以上も上回っているのだ。基準となる予算を持たなければ、当然起きることがこれだ。

だが、先週自動削減問題を解決出来なかったことは、ワシントンをあまりにも長期にわたって悩ませてきたこの法外な赤字問題を真に修正・改善し得るグランド・バーゲンを成立させるための、心理的刺激となるのではないかと私は考えている。世界中の誰もが、次から次へと起きる財政危機に疲れ果て、うんざりさせられてきた。指導者達は今こそ自分自身を取り戻し、真のリーダーシップを見せる機会だ。

彼らがこの夏、こうした歴史的決断のためには殆ど完璧ともいえる惑星配列が生じる時までに、合意、すなわち "グランド・バーゲン" に達するようにと願おうではないか。今、共和党とオバマの双方に分かち合われたマントラ(呪文)を引用しよう。

        『ワシントンは次世代のことではなく、次の選挙戦のことで頭がいっぱいになっている。そんな強迫観念は克服しなければならない。』

言葉は重要だ。同じく、数字もまた重要なのだ。


        政治家達よ、君らの時は至った。どうか積極的に物事に取り組み、次世代のために、君らを代表として議会に送るべく投票した人々のために、そして君ら自身が後世に遺すであろうもののためにも、どうか正しいことをして欲しい。



☆☆☆

        3月8日金曜日にアリゾナ州フェニックスで開催される『フォーキャスト2013』の講演で多くの皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。素晴らしい時となるはずだ。またこれは今年米国内で行う唯一の講演会となるだろう。





訳文ここまで
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