レイモンド・メリマン 週間コメント4/1 【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント4/15 【金融アストロロジー】

April 09, 2013

○4/10の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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新月タイムスケジュール
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで4月10日 18:54前後、北海道周辺で 19:00前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 18:35前後、沖縄周辺では 18:05前後に 牡羊座 20°40’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦・4/10~4/25 】
*ここでは有名なデーン・ルディアー版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使いブレイン・ボヴィの解釈を参考にしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡羊座 20°~21° 】

"A young girl feeding bird in winter"
冬、鳥に餌をやっている少女

"A pugilist entering the ring"
リングに上がるボクサー

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★物ではなくハートで助け合いたいと思う気持ち
→★固く偏狭なルールを飛び超えて思いを表現する
→★教える/教わる、導く/導かれる
→★ある一定の期間を持ちこたえるための準備
→★アウトサイダーに手を差し伸べる 
    または
→★自分が今の時点でアウトサイダーである、という自覚
→★振り回されることによる混乱
→★刺激によって動かされる集団心理の愚かさ
→★何者かに成るべく本能から突き上げる衝動
→★自らの行為のインパクトを学ぶ
→★既存の社会システムと個の生き方とのせめぎ合い
→★自分のスペースを獲得するための闘い
→★外界の規範に頼らず自己の内部に明確な価値基準を持つ必要性・・・→


エネルギーのポイント:
「世界の中心で自分を示そうとする本能」 「アグレッシブ」

130410NM

        太陽・月、エリス、火星、金星、そして天王星のステリウムで牡羊座にぐいっと焦点が絞られた今回の新月。 サビアン・シンボルのエネルギーも、少女と鳥という優しげな組み合わせから、ボクサーといういかにも熱血果敢なシンボルへとダイナミックに動いていきます。 次回、満月に起きる部分月食、5月の天王星・冥王星スクエア、その後の日食という天地の気の高まりを前に、このところ、その準備運動的なエネルギーが来ていました。 そして、今回の新月ではいよいよその関門への本格的な挑戦が始まる予感…。

        じゃ、早速サビアン・シンボルを見てみましょう。前回の新月のポイントは、「自己本位であることへの無自覚さの危険」でした。 そして今回、ベースとなるエネルギーは「冬、鳥に餌をやっている少女」です。 この鳥は籠に飼われているペットじゃなさそう。。南を目指して渡っていった仲間から、何かの理由で置いていかれたのでしょうか? それとも一年を通してその土地に棲み着いている鳥かな? いずれにしても、凍てつくような空気の中では虫や木の実も不足しがち。少女はそんな鳥を見て、おやつの残りを分けてあげたいと思ったのかな? それとも、厳しい環境に生きる鳥を自分のことのように思いやって、ポケットにしのばせたおやつの残りを毎日あげに来るのでしょうか。

ここには、何気ない日常の中で損得抜きで自然にわき起こる「何かしてあげたい・・・」という思いの自然な発露がみられます。 冬の鳥。彼らの生の厳しさ。 そして それを感知して手を差し伸べる少女。もしかしたらこの少女もまた、短い人生体験を通して、こころのどこかにその厳しさや痛みの記憶を保持しているのかもしれません。

brd


        社会の喧噪にまぎれながら、ふとしたふれ合いの中に生まれる純粋な気持ち。その思いが原動力となって、人は人にそっと手を差し伸べます。 それは本来、とても密やかで当たり前で、別に「わたしはこんなことをしているんだ!」なんてわざわざ大声で宣言する必要も感じないような行為だったりします。 何故なら、少女が鳥に餌を与え、鳥がそれをついばむとき、その一瞬のささやかなスパークこそが、全てを完全に満たしてくれる"何か"なのだから。。。 

誰もが何気なく経験するそんなささやかな思いやりの連鎖。それこそが、わたし達の社会を根底から支えている力なのだと思います。

        また、シンボリズムでは鳥の姿は「霊性」を表すことが多いです。なのでこのシンボルには密かにそういった意図も隠されているかもしれません。だとすれば、厳しい環境を生きる鳥の姿はそのまま、寒さに震え、外界の厳しさに疲れてしまったわたし達の魂そのものを暗示している可能性もあります。もしこの鳥がわたし達の奥底に存在する純粋なスピリット、そして少女が毎日を懸命に生き、伸びようともがくわたし達の小さなマインドだとしたら…このシンボルは、ある危機的な状況への警鐘が含まれているかもしれません。

今、自分の中に存在する純粋な生命力を枯渇させないために必要なことは何なのか? 何が一番大切なのか? 今、それを理解して、他の誰でもない自分自身の手で、栄養を、ぬくもりを、ホッと出来るスペースを、自分に与える必要があるかもしれない…。 それが満たされて、初めてわたし達は純粋な気持ちで他のひと達に手を差し伸べることが出来るのではないでしょうか。。


        さて、このエネルギーが向かう次のシンボルは「リングに上がるボクサー」。雰囲気はガラッと変わります。 リング上では今にも試合開始を告げるゴングが鳴ろうとしています。詰めかけた観客はエキサイティングな "試合=ルールにのっとった殴り合い" を期待して、興奮に胸を踊らせています。

リングに上がるボクサーはチャンピオンでしょうか? 挑戦者でしょうか? 彼の行く手、四角いリングの上には、喉から手が出るほど求めてきた栄誉と賞金と大衆の賞賛が待っています。もしかしたら、命がけの試合になるかもしれません。それでも、彼は自分を鼓舞し、今まで払ってきた犠牲や努力の賜物を信じて闘いに臨みます。もしかすると、彼のこれまでの人生は社会の中ではアウトサイダーだったのかも。けれどこの闘いに勝ちさえすれば、多くのひと達にその存在を認められるばかりか、尊敬や憧れさえ勝ち取れます。それに、お金で買えるものなら何だって手に入るかもしれません。ふぅ… これは、闘わざるをえないかも?w

ここでは、既存の社会システムに存在するルールの中で、何としても自分にフィットした"居場所"を勝ち取ろうとするわたし達のアグレッシブな衝動が表現されています。"居場所"を持つことは、最低限の生命の安全を保証します。そして、"居場所"が拡がり高くなればなるほど、自分自身もまた大きく感じられ、得られる物も増えていきます。そのためにわたし達は自分の得意な能力を磨き、人びとにそれを見てもらい、「いいね!」なんてw 認めてもらうことを必要とします。社会における自分の価値=自分が占める位置。 それは常に他者の視線によって支えられている。… わたし達の世界には、厳然とそんな掟が存在するように思います。

wd


        一方でわたし達は、この試合会場に集まった観客の一員でもあります。わたし達は勝つか負けるかの真剣勝負、世紀の一戦を見るのが大好き。そこではしばし我を忘れ、まるで自分もリング上で闘っているかのような気分で前のめりになることが出来ます。良い試合を見れば戦った選手達からエネルギーを貰って自分も意気揚々とした気持ちになれるし、覇気の無い試合だったら「何やってるんだ!」とばかりにインスタント評論家になって、批評や批判、罵詈雑言を浴びせたり…(^_^; そんな時のわたし達にとってリング上のボクサーは、もしかしたら人生の"代理試合"をやってくれているのかもしれません。 

でもこういう構図って、わたし達の日常のあらゆる場面で、政治・経済・社会やエンタメの世界で、そしてネット上で、途切れることなく繰り広げられています。また観客達の間でも、実はリングにどれだけ近い席を占めているか、立ち見なのかVIP席かによって暗黙のうちにステイタスが異なったりします。今、わたし達の社会構造の動力源は、競争原理。 観客もボクサーも、フェアな競争原理の中で、暗黙の社会規範の中で、綺麗に競争し続けることが出来るならそれは理想です。秩序は保たれるし、勝ったり負けたりの様々な試合結果も、参加者達の人生で貴重な体験として残っていくかもしれません。けれど、もしそのエネルギーのうねりの中で衝動に突き動かされ、秘められた本物の怒りや憎しみに火が付いてしまったら.....? "代理試合" はいつだって、本物の戦争に変容していく可能性を秘めているのではないでしょうか。

        わたし達は、いつだって自分に本当にフィットした居場所を探し求めています。けれど本当の居場所をみつけるには、まず最初に現在の "自分のカタチ" を感得し、自らの手でそれに栄養を与え、心身に一本の芯を通しておく必要があるかもしれません。そうでなければ、わたし達は他のみんなが欲しがる空きスペースをめぐって競い、争い続けることになるでしょう。それは、自分のカタチをいかにそのスペースに合わせて変えていくかの闘いです。そして、そのスペースのカタチは、わたし達を見ている他者=観客の視線によって創り上げられたリングです。わたし達はそこで自分自身を探しながら、永遠のシャドウボクシングを続けているのかも知れません...。

見る者と見られる者。観客とボクサー。皆がこの社会の中で、同時にその二つの面を生きています。けれど、両者はわたし達のこころの中で、常にロープによって隔てられています。試合の喧噪と興奮、刻一刻の変化。そんな中で揺れながら、わたし達はいったいどこに軸足を置き、何者になっていくのでしょう?  

        この新月は、とにもかくにも自分という存在を、創造性を、声高く表明したい、そんな衝動に火を付けて来そうです。試合をするもヨシ、観に行くのもヨシ、そして、そんな高揚感からはそっと離れてひとり傍観するもヨシ。。 そのどれもが皆、今・ココの、わたしたちの存在証明です。 

いずれにしてもこれから展開していくエネルギーは、ある「静かな強さ」をわたし達に要求してくるでしょう。…内側にみなぎる強さ。それを持って今・ココに在るとき、わたし達は丸ごと鳥であり、少女であり、ボクサーであり、同時に観客であり、そして何よりも..."誰でもない自分自身"であり続けるのだと思います。 


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アスペクトから少し・・・

        大背景として : 5月に控える天王星・冥王星スクエアのオーブ圏内に入っている今、魚座のカイロンが冥王星とセクスタイルを形成しています。 山羊座の冥王星は古いパワーへの攻撃、その崩壊と変容、秩序の混乱と変革が、世界規模でも個人の人生でもじわじわと起き続けることを象徴しています。今、冥王星は滞留フェイズにあって、12日金曜にはゆっくりと逆行を開始。山羊座11°台に留まりながら天王星が牡羊座11°に届くのを待つ態勢に入りました。またカイロンは魚座の水面下、深い暗闇に在って、長い間にヘドロとして沈んでいた歪みやひずみをじっくり掘り起こしつつあるところ。 カイロンは魚座特有の拡散していくエネルギーの中で少しその処理スピードを落としていますが、その代わりに表面からはわかりにくい形…一見繋がりが無いかのように見える形でアレコレとネガティブな要素を放出してくるかもしれません。 けれど、それは多分、後でふり返ると一つの重要な問題点にフォーカスしていくための出来事だったと気付くことになりそうです。

また、この新月が起きる度数にはバテン・カイトスを筆頭に、ゼータ・アンドロメダ、ケフェウス座20番星、デルタ・アンドロメダなどの恒星群が位置しています。この領域はハイパーセンシティブでファナティックな性質が表れやすいところ。比喩的にも、実際にも、船の座礁(または人生の座礁)と結びつけられることがあります。戦争か平和か、エゴか自我喪失かなど、かなりエキセントリックな出方をしやすいのですが、それでも一旦山や谷を味わって壁を克服すると大きな変革の力を示す位置とされています。

牡羊座の新月、そしてエリス・火星・金星のコンジャンクトに対して射手座のフォルス・イクシオンがトライン

        アグレッシブな牡羊座の新月にダメ押しでもするような、エリス、火星、金星の合。リビドーを刺激する組み合わせでもあり、人間関係で突発的な出来事があるかもしれません。誰かとても惹かれるひとに出会ったら、そのまんま一直線に深い関係に!なんてこともあり得そうです。でなければ、取るに足りないことが原因でいきなり派手な殴り合いに発展してしまったり。。

また、サビアン・シンボルの意味を後押しするようなアスペクトなので、何かの形で強烈な自己主張・自己アピールをしたくなるかもしれません。人によってはインスピレーションがどんどん湧いて、ああしよう、こうもしようと新しいプランを立てたり、芸術的な表現にエネルギーを注ぎたくなるケースもありそう。そんなときは思い切って自分の能力を試してみて。どんな衝動が湧いてくるにせよ、世界はGo!Go!という雰囲気。溜まったエネルギーを上手に解放するチャンスかも!?

あ、でも、そのエネルギーが長続きするかどうかは、つちかってきた自分の中身次第、スピリット次第だということを忘れないでね。人間関係もまた然りです。

まぁ、もし夢から覚めたとしても、素敵な思い出が残るならそれもヨシ。但しここには悪名高いエリスが陣取っています。彼女はあまり正攻法の戦いは仕掛けてきません。どちらかというと、とても巧妙なやり方で周囲を巻き込みつつ騒動を起こしがち。そして、彼女のターゲットにされた者は、いつのまにか巻き込まれ、ハッと気付いたときはリングのど真ん中に立たされていた…なんて感じの流れになりやすいのです。 

なので、取り返しの付かない戦いに手を染めないよう、また、ノリでワイワイ煽っているうちに大渦に巻き込まれないよう、気を付けてください。もしも強いエネルギーの影響をモロに受けて、どうしても闘う局面だと感じるなら…プロ・ボクサーのように華麗に全てを出し切って、どんな状況にあってもフェアであってください。そして、けっして後悔しない覚悟でね!・・・このエネルギーはやがて蠍座の土星ががっちり受けとめて「責任者出てこい!」なんて迫ってくるかもしれませんから (^_~) —☆

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牡羊座のエリスのネガティブな顕れに影響されず、そのエネルギーを有効に使うには、まず自分の中に、周囲の視線や価値判断に揺るがされないだけのしっかりした判断基準を持つことが先決かもしれません。一般的なステイタスや成功、お金をいくら稼ぐかとか…そんなことに何処かでまだこだわっている自分がいたら、この際さっぱりと洗い落とし、ゼロから自分を見直してみて。しがみついていた何かを洗い落とした後、そこにはただ息をしているだけでも…それだけでも十分価値のある自分が残っています。
 
その地点から、対人関係も、仕事も、お金のことも含めて、自分なりの道をみつめなおしてみること。そして、何かが見えてきたら、それを自分にも周囲にも明確に表現し続ける...。そうだ、笑顔を忘れないで!

フォルス・イクシオン組がトラインで絡むので、もし何か事が起きればあっという間に燃え上がり、対処の間もなく進展していくかもしれません。けれど、それは起こるべくして起きること。たとえ破壊的に見えたとしても、その灰の中から必ず新しい息吹が芽生えてきます。それは、時が経てば今まで考えもしなかったような、より良い未来に繋がっていく可能性を秘めています。今はそれを信頼していきましょう (^_^)

ヌークリア・アクシスについて

        ヌークリア・アクシスとは、射手座・双子座の対向軸を主に、これとグランドスクエアの関係になる魚座・乙女座軸の組み合わせを指します。 エリック・フランシスによると、この名称は原子力に絡むホロスコープの研究の中で見出された構造を指していて、1942年12月2日、シカゴ・パイル1号と呼ばれる原子炉が史上初めて臨界に達した時点のチャートがベースとなっているそうです。この時の成果をもとに建造された原子炉で生成したプルトニウムは、長崎に落とされた原爆に使われました。この基本チャートでは、双子座の土星・天王星の対向射手座に太陽・水星・ジュノー・金星の合がオポジションを形成、少し離れてキュビワノ族のボラシシが在泊しています。ボラシシもまた、妙に原子力に絡んでくる惑星で、福島の原発事故直前の新月にコンジャンクトしていました。E.フランシスが提示するそのキーワードは 「あなたが真実だと信じるものが、あなたにとっての真実となるだろう。」これ、いろいろな含みを感じることばですね。。不思議なことに、シカゴ・パイル1号の成功後に起きた核問題や原発事故には、このヌークリア・アクシスへの惑星集合が有意の頻度でみられるそうです。

        北朝鮮の建国図(1948年9月9日12:39平壌)をみると、このヌークリア・アクシスは1室(国家としてのアイデンティティ)と7室(外交関係)を占め、1室射手座には月・木星・ボラシシが、7室双子座にはパラスとオルクスが陣取っています。天王星は双子座から蟹座にイングレスしたばかり。
そして今、トランシットでは射手座のフォルスとイクシオンが木星とのコンジャンクションのオーブ圏内にあり、木星がまもなく対向に来ようとしています。北朝鮮が核を振りかざして強硬な挑発姿勢に出るのは必然的な成り行きだったようにも思えます。権力の座を示す10室のルーラー水星は、同じ10室にあって4室のエリスとオポジション。サブ・ルーラーとしてのカイロンは12室。常に緊張を創らずには存在し得ない、ベールを被った権力者、または囚われた力…。

金正恩第一書記(1983年1月8日平壌/1984年説も)のチャートには、水瓶座の初期度数にボラシシ・水星・ジュノー・金星が集まって、タイトなコンジャンクションを形成しています。そして今、彼の牡羊座のフォルス(小さな要因の積み重ねが突然大事になって噴出する)には天王星が合に、牡牛座のカオスにパラスが合、蠍座のイクシオンには月のノースノードが合、そして、月がありそうな地点には、土星が運行しています。 この新月は彼の水瓶座の火星にタイトなセクスタイルであることを考えると、やはり何らかの形で国として指導者としての自己主張をエスカレートさせずにはいられないのかもしれません。それがストレートな形をとるのかどうか? 彼は本当に、リングの中央に立っているのでしょうか?それとも角に追い詰められているのでしょうか。。 

ボラシシは現在魚座15〜16°に在って、4月26日の満月・月食時には双子座の木星・カオスの合とタイトなスクエアを形成します(北朝鮮の乙女座太陽とTスクエア)。ヌークリア・アクシスにはこれからも注目していく必要がありそうですが、北朝鮮が何を選択するのか? この東アジアの緊張の中で、日本はどんな道を選ぶのか? この新月のテーマのもとで、祈りをこめつつ見続けたいと思います。

oasis


        さて、そんなこんなで何かと騒がしそうなこの新月。満月・月食~天王星・冥王星スクエア~日食と、しばらくは凸凹道が続きそうですね。でもそんなときこそ、見出そうとする意志さえあれば、希望だって沢山潜んでいます。もう古い世界、古い生活には戻れない。ならば本当に世界にとって、自分にとって、ベターな道って何なのか? こんなバンピィな道を全速力で突っ走ろうものなら、あっという間に振り落とされてしまうかも?w だから、一歩一歩ゆるりと進みながら考えていきたい.....そんなふうに思う、風の夜です。。




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)


hiyoka_blue at 23:07│Comments(4)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー

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この記事へのコメント

1. Posted by セリマ   April 10, 2013 16:34
hiyokaさん、こんにちは。

いつもブログをありがとうございます。
今月も気になるキーワードが浮かび上がってきました。
それを胸に灯して頑張ってみようと思っています。

ところで・・・木の幹のような写真、清々しくてうっとり眺めてしまいました。
木霊の声が聴こえてきそう(^^)
2. Posted by hiyoka   April 10, 2013 17:21
 
セリマさん

キーワード、そうやって使っていただけると励みになります。ありがとうございます☆

あの写真、先日行ってきた熱海の来宮神社にあるご神木なんです。樹齢二千年ですって! 大きさも凄かったけれど、幹の美しさ、襞の印影の深さに心打たれました。。 あの圧倒的でしかも しんとした感じ、少しでもお裾分け出来ていたら嬉しいです^^

 
3. Posted by kamome   April 17, 2013 03:01
ユックリ読んでいる時間が有りませんでしたので、改めて読んで見ると、確かにアグレッシブ---自分のスペースを獲得するための場所に強敵が---しかし、本気で戦いきれない難儀なものが---高度なテクニックと愛が要求されています---参考になりました。ありがとうございます。。。
4. Posted by hiyoka   April 17, 2013 03:20
 
kamomeさん
コメントありがとうございます。

自分のスペースを獲得するといっても、実際の暮らしには、待ったなしでいろいろな事が起きてきますよね。。 わたし達みんな、愛と愛でないものとの間を行ったり来たりしながら、少しずつ進み、少しずつ何かを発見し、少しずつ進んで自分の中に"場”を見出していくのかもしれません。

ひるまずに やわらかく… そんなふうに、いけるといいですね^^
ゆったりと素敵な夢をみられますように…☆

 

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