レイモンド・メリマン 週間コメント4/15 その2 ≪ 長期的考察 ≫●4/26の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

April 21, 2013

レイモンド・メリマン 週間コメント4/22 【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2013年4月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです)
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≪ 先週をふり返って ≫

        金融市場をどれほど上手く分析していたとしても、マーケットタイミング・インディケータがいかに正確に働いたとしても、金や銀に先週みられたような激しい下落、特に4月9日の高値1590.10から4月16日金曜につけたあの安値1322.50のような暴落を前にしては衝撃が走るものだ。4月19日金曜にはなんとか100ポイント戻して1424.70をつけたものの、その下落幅は先週、衆目の集まるところとなった。『一体何が原因なんだ?』 『ジオコズミックやサイクル研究はこれを予測していたのか?』『誰かこれを宣告していたか?』 MMAの週報や日報の購読者は、MMTAの訓練生と同じように、この下落への準備は十分出来ていたと思う。特に週報では、その週に1590を超えたところで何らかの動きがあれば、全てのロングを手仕舞ってショートに転じるようアドバイスしていた。

        いや、しかしこれを見込んでいた投資助言会社はひとりMMAのみではなかった。ゴールドマンサックス、J.P.モルガン、そして多くのヨーロッパ大手銀行が、皆この下落の前週に、顧客に対してその可能性を警告するレポートを出していたのだ。彼らが下落を予測した方法はMMAのものとは大分異なるが、それでも結果は同じだった。

彼らは皆1400以下、そして1200台に下がる可能性さえも警告していたが、私達のマーケットタイミング研究では866〜1367までの範囲で下落を警告していた。彼らの分析は新たな弱気相場が多分何年か続くだろうと注意を促していた。私達のそれは、今年に入っていつ何時にも、いやおそらくはすぐにでも示現するはずの4.25年サイクルのボトムを確認し得る基準を満たすような急落についての警告だった。こうしたパラメータがどんなものかは、今週のMMAサイクルズ・レポートの特別号でその概要を説明するつもりだ。一方、私達は2013年4月6日〜8日に開催されたMMTAコースのスペシャルYoutubeビデオを準備しているところで、その中では金の下落 — そしてリバウンドを事例とし、その概要を明確に解説している。うまく進めば来週には私達のYoutubeチャンネルで皆さんにご覧いただけるだろう。

        世界の株式市場もまた先週は急落した。例えばダウ工業平均は、ちょうど私達の重要変化日だった4月11日 — 間を置かず立て続けにいくつかのジオコズミック・サインが示現する3月17日〜5月5日の中間にあたる日 — に14,877で天井をつけた。先週火曜日のMMA日報で述べたように、

        『月曜(4月15日)の動きは古典的な弱気を示すものだ。つまり、4月11日の高値はまさに重要変化日に示現しており、その日は非常に長期にわたって連なるコズミック・クラスターの中間地点にあたる。これはストキャスティクスで弱気ダブルループ・フォーメーションの形成と共に起きており、2回目のループが初回より低い(弱気オシレータ・ダイバージェンス)。もし市場が操作されていなかったなら、私はこれが4年サイクルの天井であり、20〜30%の下落が進行中であると簡単に明言しただろう。もしこれほどの下落が今後2〜6カ月間にわたって起きるなら、政府/中央銀行が公衆に対して正直な仲介者であるという私の信条は息を吹き返すだろう。』

まぁ、もしかしたらこの話は殆どの読者の皆さんにとってはテクニカルに過ぎるかもしれない。だが要は、もし中央銀行が金利を抑えるためにこうした量的緩和策を行使することによって、株式市場に貯蓄家を誘導しようとするのを止めるなら、ノーマルなサイクルのリズムが働いて、世界の殆どの市場を今後数ヵ月にわたって20〜30%の下落に導くだろう、ということだ。

市場がその程度下落するというのはどんな出来事をきっかけにしても起こり得る。だが、銀行がこのような市場の買い資金に毎月何十億ドルも注ぎ込んでいるとなれば、金を含めた多くの金融市場は自然体とは程遠い。私達はそんな時代を生きているのだ。

        けれどもこういった奇妙な時代を経験していながらも、マンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーとしての私達は、こうした出来事が私達の人生において、最も長きにわたって続く最も強力なジオコズミック・サイン:天王星・冥王星スクエアの鋳型に確かにピタリと符合することを理解している。これは2012年6月24日〜2015年3月17日まで続き、都合7回のうち3回目の正確なスクエア形成が2013年5月20日にやって来る。ボストンで開催された有名なマラソンの終盤を襲った爆弾は、この時期と同期して起きやすい爆発的な危険性へのもう一つの注意喚起だった。これについては『フォーキャスト2013』に詳述している。   


≪ 短期ジオコズミクス ≫ 

        先週のコラムで述べたコメントを再び繰り返そう。何故ならそれは今もまだ関連性があるからだ。

  『だが今週起きる最も大きなジオコズミック要因は、太陽がその26週にわたる火星とのコンジャンクションを4月17日に開始することだ。数年前、私はシカゴで開催されたアストロ・エコノミック・カンファレンスにおいて研究発表を行った。その中で私は、これら二惑星が互いに10°以内の距離で運行する時に米国株式で10%かそれ以上の値幅を持ったリバーサルが起きたこと、その確率は他のどんなジオコズミック・アスペクトと比べても高かったことを例証した。

私達は明らかに、このアスペクトに向かいながら10%もしくはそれ以上の反騰を体験してきている。つまり、近い将来のいずれかの時点で天井をつけ、そこから10%またはそれ以上の下落が始まるということだ。時間のオーブは5月末まであるものの、この時間帯が終わる以前に下落が始まるというのは大いにあり得る。コンジャンクションの日付けに近付けば近付くほど、このリバーサルが始まる確率は高まる。』

        今週は、少なくとも二つのジオコズミック状況が生起する。最初の一つは、4月22日〜5月1日まで続く強力な土星エネルギー(原理)の横溢する期間の開始だ。4月22日、金星が土星にオポジションを形成してこの只ならぬ時間帯の幕を開ける。4月28日には、太陽もまた土星にオポジションを形成する。最終的に、5月1日に火星が土星へのオポジションとなる。短い期間に土星に対して多くのオポジションが起きるが、これは人生のどんな事柄においても、対極の発想を肥やしにして成長するというテーマに見える。マーケットで言えば、これは土星とのハードアスペクトに向かって下落している市場は買いの候補である、という私達のルールが発動する時だ。したがって、私達はこれから強気相場の修正安を買うべく時期を伺うことになるだろう。

        しかしながら、おそらく金融市場よりもっと重要なのは、こうした土星のオポジションと世界の騒乱との潜在的な相互関連性だ。これらは平和や調和のシグナルではない。代わりに闘争や緊張の高まり、軍事衝突まで起こり得るシグナルだ(またはテロリスト活動、あるいは先週ボストンで起きたような爆弾事件など、危険ゾーンは今月末まで続く)。幸いなことに同じ期間中、この同じ三惑星(太陽、金星、火星)は冥王星との間に調和的なトラインを形成する。この緊張の中から何か建設的な物事が生まれれるかもしれない。

        今週はまた、強力な月蝕が4月25日に起きる。この時、様々な緊張が高まるかもしれない。誰にでも当てはまる個人向けの結論は、暴力的だったり怒りを爆発させやすい人物との口論や衝突を(接触さえも)避けるよう試みることだ。あなたの大切な人に言う言葉には気を付けなさい。そのままであれば良い筈だった関係を、言葉がかき乱す可能性がある。争いを招いてはいけない。他者と共に建設的に働く道を探すべきだ。最後に、任務を果たすために十分な時間を自分に与えなさい。そうでなければ後れを取って、時間に間に合わせるべくあなたに依頼している他者とあなた自身との緊張関係がいや増しになる。この期間を、多くの物が圧力鍋に入れられた状態で、タイミング良くプレッシャーを解放しなければ今にも吹きこぼれる寸前の状態だと認識することだ。注意深くなければ、あなたの周囲の人々やあなたをめぐる状況は、崩壊の憂き目にあうかもしれない。


≪ 長期的考察 ≫

        『もし私の話があまりにも明解に見えるなら、あなたはきっと私が言ったことを誤解しているに違いない。』
        — 前FRB議長 アラン・グリーンスパン/昔々の発言から

        今週、私が考えに入れるたった一つのことは、木星が現在双子座15°に在泊していることへの注意だ。4月13日土曜に木星は14°にタッチした。木星が双子座の14°〜24°に在泊している時に天王星と冥王星が相互にハードアスペクトを形成したのは過去100年の内で2回あり、その時世界の多くの株式市場が史上最高値をつけた後で激しい下落に見舞われ、それは木星が獅子座に移行する時点まで続いた。たった2例とはいえ、この相関関係は頭に入れておく価値がある。特にダウ平均が4月11日、木星がこの黄道帯の領域からたった1°しか離れていないタイミングで史上新高値をつけていることからもそれは言える。たった二つの事例から引き出したに過ぎない説だとしても、これが重要な相互関連性を示している可能性はある。だが、これについてはオーブの領域を前後両方向に10°ずつ拡大する必要があるかもしれない。


        さて最後に、MMAマーケットタイミング・アカデミー(MMTA)初回コースの素晴らしい開講風景が画像ビデオになった。このイベントに興味のある方は http://merrimanmta.wordpress.com/に行くか、またはwww.merrimanmta.comのホームページ上で "WHAT'S NEW?" から"Announcements"と辿り、ぜひ映像を見ていただきたい。
Enjoy!!!






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:43│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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