レイモンド・メリマン 週間コメント3/3【金融アストロロジー】お知らせ

March 09, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント3/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年3月10日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週3月17日付けのメリマン・コラムは月イチのお休みとさせていただきます。
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≪先週を振り返って≫

        木星が絡む3つのジオコズミック・サインのただ中で、今や私達は、火星と土星の逆行開始がどんな現象をもたらすかを知ることとなった。ロシアはクリミアに軍隊を送り込み、ウクライナの承諾無しにこの領域を併合する過程に入っている。このニュースを受けて週の初めに株価は急落し、原油と貴金属は急騰した。しかしながら、市場は火曜には通常に戻った。株は騰がり、貴金属と原油は後退した。だがロシアは、クリミアから手を引けという全ての国際的圧力を拒否している。火星と土星の逆行は戦争の脅威として確立し、株式市場はといえば、新規プライマリー・サイクルの初期(強気局面)にみられる木星のシグナルの原理と合致しながら騰がった。

        こうした市場の動向は、市場サイクルの現在の局面におけるジオコズミック・サインの、殆ど教科書的とも言える完全な顕現だった。これについては、3月2日に出した購読者向けのスペシャルアラートの中で以下のように述べている。

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        “今週逆行に転じる火星と土星は特筆すべきだ。金と銀が騰がり、株式市場は下落している(土曜夜)。しかしながら、次の事を覚えておいて欲しい。これは★★★クラスの重要変化日(2月28日〜3月3日、±3取引日)であり…||....(そして)火星と土星も逆行を開始する(また水星と木星は順行に転じる)。したがって私が思うに、この動きは フェイント(肩透かし)となりそうだ。特に、各市場のサイクルが明らかになってくる時期(サイクル形成初期)だという事を考慮するなら、その可能性は高い。”

        “アストロロジーの観点では、以下の事を頭に入れておく必要がある。月は牡羊座(好戦的、積極的)に在泊し、火星は逆行(好戦的、攻撃的)に転じようとしている。今実際に見られるように、この場合貴金属が突然反騰するのは珍しい事ではない。だがこれらは今週も、いや水曜日を越えても続くだろうか? もし金がサイクル新高値(1346.90以上)をつけ、銀が新高値をとれなかったら(2212以上)、これは異市場間弱気ダイバージェンスの発現となる。その場合、両金属が共にサイクル新高値をつけるまでは、積極的な短期トレーダーはショートを狙ってもいいだろう。”

  “株式ではその逆となる。新規プライマリーサイクルの初期段階であることから、弱気というより強気が大勢を占める時期で…||.... ウクライナに対するロシアの軍事的脅威を受けて株が急落する場面はおそらく買いチャンスだろう。全トレーダーに、ここでロングの機会を狙うようお薦めする。”

        “現在のところ貴金属のトレーダーは、もし銀が金に追随せず、特に水曜以前に先週の高値を更新しないようならショートを狙うのが良いだろう。”
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        この翌日、株式市場は寄りから急落し、金は4カ月ぶりの高値をつけた。そして火曜にはそれが逆転した。これもまた、ファイナンシャル・アストロロジーが金融市場のトレーダーにとっていかに価値ある機能を果たすかについての新たな一例として記憶に留めて頂きたい。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        展開してきた宇宙のドラマもここ2週間ほどでひと息つくかもしれない。しかし、次に地平に見え隠れするのは今年最強の天の集団、火星・木星・天王星・冥王星グランド・カーディナルクロスであり、3月29日〜4月25日には、最も影響力が高まる期間に入って来る。それまでは全ての物事がメインイベントのプレリュードに過ぎない。あるいはメインイベントはすでに始まっていて、その日付近辺のピーク期に向かって徐々にエネルギーの強度を増しつつあるのかもしれない。

        ここでトレーダーの興味を引くのは、3月13日〜25日に起きる、ヘリオセントリックの(太陽中心に見る)水星の射手座入居だろう。この期間はいくつかの金融市場に大幅な上下動が起きやすい。こうした上下動は実際、1週間前から起きることがある。また、3月16日にはミュータブル・サインでの満月が起きるが、これはヘリオセントリックの水星による射手座イングレス開始の日と近い。したがって、特に通貨と貴金属では価格変動の振れ幅を増幅させそうだ。
日本時間:3月17日02:08ごろ


≪ 長期的考察 ≫

        『 我々がどう闘うかは指導者の決定に依る。もし必要なら、我々は武力を使うだろう。“平和を望むなら、戦の準備をせよ” だ。』
ー タラス・ユルキフ 35歳/ウクライナ リヴィウ州東部出身 CNBC 2014年3月7日「Putin rebuffs Obama as Ukraine crisis escalates」より

        『もしプーチンが血を流すこと無くクリミアをロシアに取り戻せば、彼は偉大な人物として歴史に残るだろう。そうなればもうどうすることも出来ない。”…. 木曜に発表されたデータに依れば、プーチン氏の支持率はここ2年で最高になった…. どうやらこの幅広い支持、つまりプーチン氏の戦略は、その一部はロシアの放送電波を支配している国営メディアの持つ影響力を反映しているらしい….
“クリミア危機でプーチンの人気はドカンと上がる ”』
ーポール・ゾンネ, ウォールストリートジャーナル2014年3月7日付記事より, 最後の“” 内はロシアのTVアンカー、クセニヤ・ソプチャックの言葉から
(クセニヤ・ソプチャックはロシアのパリス・ヒルトンとも呼ばれたことのある、プーチン氏に近いセレブリティ出身の人気TVアンカーだったが、その後反体制・反プーチンへと立場を変えている。)


        ロシアとその他の世界との間に突然起きたこの緊張は、いつから始まったろうか? それはいつどんな形で終わるのか? そしてそれは、マンデーン・アストロロジーとどう関わるのだろうか?

        ロシアによるクリミア侵略(ロシア政権は否認)の一報は3月1日、火星が逆行に転じて数時間の内にもたらされたように見える。火星は戦争、または戦争の脅威という原理を持ち、そして牡羊座も同様の関連性を持つ。天王星すなわち現状破壊(他の多くの要素の中でも)の惑星は、黄道帯の各星座宮を通常7〜8年かけて運行しているが、現在は牡羊座に在泊している(2010年〜2018年)。牡羊座に天王星が在泊する期間は、世界が行動的で闘争的な傾向を持つ時代の典型だ。それは、天王星の牡羊座入居が起きる84年ごとに表出してくる。

        天王星と牡羊座は共に働くことによって、軍事的、暴力的、反抗的、そして非情なふるまいを際立たせる。その一例が、人々の承認を得ずに領土を奪うようなやり方だ。これは、このところ天王星にスクエアを形成中の冥王星(2012年〜2015年)によって、さらに増幅される。だが同じエネルギーのポジティブな側面では、優れた新しい思想、科学の進歩を促す発見、そしてスポーツ分野での個人的記録として表現される可能性もある。

つまり「力は正義なり」という、粗野で原始的で自分本位な欲望としての二元性の発露となる場合もあれば、そういった原始的な行動様式や暴力と強制力が世界から厳しく非難されるような、非常に近代的で進歩的な思考となる場合もあるのだ。同時に山羊座の冥王星が働くことで、これに古きものと新しきものの典型的な闘争という一面が加わる。またこれは、圧政を敷く政府の「権力掌握」と、人々の表現を抑圧する指導者達に反旗を翻す大衆が発する、自由の叫びの衝突でもある。

        言葉を換えれば、私達は非常に危険な時代を生きているのであり、そこではこうした革命的で抑圧された衝動の爆発が拡大していく。このような宇宙的気象の下では、戦争の可能性は常に存在するのだ。

        惑星が逆行に転じる時は、特に逆行の初期段階において、その惑星が持つ原理が強調される。火星は3月1日〜5月20日、約80日間逆行する。アストロロジーの研究では、「セカンダリー・プログレッション」と呼ばれる技法があるが、これは「人生の一日」を「人生の一年」と見なして取り扱う。したがって、プログレッションで火星が逆行に転じた時は、火星の原理が向こう80年ほど後退し始める。

米国の始原図では、プログレッションで2008年から火星が逆行に転じた。米国が世界における軍事的優位性から身を引き始めたのはこの頃だ。米国の政権は、軍事超大国から、より外交超大国化に向けて徐々に移行しており、世界平和を生み出す道を探し求めている。そして、米国のプログレスの太陽もまた、魚座という平和への希求を支配する星座宮に入っていることから、こうした動きは少なくとも今後20年は続きそうだ。

この火星逆行が米国に与える最大の試練は、プログレスの火星逆行期における最初の1/6局面(2022年まで)の間に起きるだろう。

        トランシットの火星逆行にまつわるもう一つの注目事項は、その時期に戦争や軍事行動をとる者は誰であれ、敗者になるという点だ。現在、どんな戦争を始める事も米国にとっての義務ではない。現在、どんな軍事衝突の開始もロシアにとっての義務ではない。だが、あきらかにロシアはそうした行動を取っており、これは最終的に彼らがこの戦いに負けるであろうことを暗示している。

火星逆行と共に衝突が起きたことを元に考えれば、ウクライナ紛争はロシアの未来にとって良い前兆とはならないだろう。私はこれが政治のエキスパート達の分析とは正反対であることを理解している。彼らはロシアがウクライナでやりたい事をやるのを止める手段は何も無いという事で一致している。だが私のマンデーン・アストロロジーによる理解はその真逆なのだ。この一件はロシアにとって、数多くのレベルにわたって良い結果にはならないように見える。

        ウラジミール・プーチンは天秤座生まれだ。彼の太陽が在泊する星座宮、天秤座で火星が逆行している。火星の天秤座での品位はデトリメント(損傷)であり、これはこの惑星が持つネガティブな側面(敵意、論争、無慈悲、協調への無関心)が出やすく、成功への道はたやすくないことを意味する。天秤座生まれのプーチンにとって、成功へと導く本来のコースは調停者や外交巧者としての道だ。人は自分の太陽が指し示す道に沿って生きる時、成功する。増大する攻撃性への道は、天秤座生まれにとっては退行軌道だ。侵略者としての彼は、想像したこともなかった程の複雑な事態と、成功へのより多くの障害に出くわすことになる。

        以上の事は、全ての天秤座生まれに言えることだ。また中国のような、全ての天秤座生まれの国にも言えることだ。天秤座はバランスを量る秤に象徴されており、それはまた正義の秤でもある。天秤座が周囲の世界における支持と正義感とのバランスを崩した時、彼らのダークサイドが顔を現す。以前身に付けていたその魅力と支持を取り戻すには、長い時間がかかるだろう。

彼らは多くの場合、その退行の過程において冷酷で険悪になっていく。今現在、本来は平和と調和の星座宮である天秤座で火星が逆行の旅を開始するにつれ、プーチンにとって、ロシアにとって、そしてもちろん私達全員にとって、多くの物事が危険に曝されている。

火星の持つ衝動は平和や調和とは対極にある。天秤座は “私達” を体現する原理であり、火星は “私自身” の原理だ。火星が天秤座を逆行する時、“私達” や “我々” という大義名分を飾りに行動を起こす者達には気を付けて欲しい。その真の意味は “自分が全て” かもしれない。


        “平和を望むなら、戦の準備をせよ” 

       物事は時としてこの格言のようにシンプルなものだ。






訳文ここまで
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この記事へのコメント

1. Posted by 通行人19号   March 20, 2014 13:41
5 いつも楽しみに拝見させていただいています。
さて、今回のウクライナの件、余りにも迅速な行動から、ロシアが先手を打ったようにも見えますが(実際準備はしていたのでしょうが・・・)、ウクライナでのデモ激化→暫定政権の樹立が、ある特定の勢力からの働きかけによるものだとしたら、それは軍事的先手をうったということになるのでしょうか?その場合はプーチンは後手で勝者になるということに・・・?
陰謀論的な胡散臭い話にはなってしまいますが、ウクライナデモでの民衆側の、バットや拳銃なんかをもった写真や、激化で誰が本当に得をして損をするのかを考えると、今回の結果が凄く腑に落ちません。
彼は(ロシア国民の)平和を望み、準備をしていただけなのかもしれません・・・
2. Posted by hiyoka   March 20, 2014 21:44

通行人19号さん、コメントありがとうございます!!(^_^

そうですね。ヤヌコヴィッチ氏が職を追われた時の事件チャートをアストロロジャーのエリック・フランシスが解析していたのですが、確かにどう見ても「仕組まれた追放劇」を語るチャートでした。ただ、では仕組んだのは誰か?どんな勢力か?というと、それを特定するのはとても難しいと思います。プーチン大統領がヤヌコヴィッチ氏を切るにあたって命と引き換えに最後に汚い仕事をさせ、混迷状況を創った…という説も流れているようですし、どんな仮説も成り立ちそうなほど、事態は…というより、今の世界全体が混沌と絡み合っているように思えるのです。

ただプーチン大統領のチャート(諸説ある中の有力そうな1つ)を見る限り、彼の「ロシア」に対する「愛」は掛け値無い本物で、ある意味自分自身がロシアと一体化してしまっているようさえ見えます。なので、彼のロシア連邦?への夢は、もしかしたら人生を賭けたゴールなのかもしれません…。そして、その始まりとしてクリミア併合に手を付けたとすれば、バランスがテーマの天秤座生まれの大統領として、精一杯の賭けに出たのかな?なんて印象です。ロシアに限らず、今後徐々に、大衆は一貫して外に対し強いリーダー(軍事という意味に限らず)を求める時期に入りそう。。ただ、天王星・冥王星スクエアは大衆を"我が儘"にもするので、経済が複雑に絡み合う今の世界で強くあり続けるのは、どこの国のトップも至難かもしれません。
 
日本も...形は異なっても同じようなエネルギーの洗礼を受けることを考えると、いろいろ考えさせられますね.....。
 




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