レイモンド・メリマン 週間コメント6/30抄訳【金融アストロロジー】●7/12の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

July 06, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント7/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年7月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回のコラムは通常とは違う構成の特別編となっています。



 ≪ 先週をふり返ってーそしてこれから - 特別編 ≫

        アメリカ合衆国よ、誕生日おめでとう!君は今や238歳だ。もちろん私達は、君がいつ生まれたのかを正確に掴んではいない。7月2日なのか7月4日なのか、それともまったく別の日付けなのか? まぁ、君が真新しい存在としていつ世界の舞台に飛び出てきたかにかかわらず、国民は君の誕生日を7月4日に祝う。

そしてこの、君の238回目のソーラーリターン(太陽と地球が宇宙において誕生時と同じ位置関係に戻ってくる瞬間)を、米国株式市場はまたもう一つの史上新高値をつけることで祝った。例えば、ダウ工業平均は先週上場以来初めて17,000以上で引けた。それに加えて雇用統計は改善し続け、先月は288,000件の非農業部門雇用者数変化となって予想された215,000件を大きく上回った。これは全くもって、祝賀に値する!

だが、これらが非常にスペシャルなギフトでないなどとは一瞬たりとも考えてはいけない。予測をはるかに上回る雇用統計に加えて株式市場の史上新高値という贈り物に、いったいどれだけの国々がありつけるだろう? とりわけ *最高裁判所による立て続けの邪魔立てのただ中で、国の政府(特にその中枢部)がスキャンダル(でっち上げだろうと真実だろうと)の猛襲に見舞われ、国民からこれほどまでに途方も無く乖離してしまっている時に。 おや、と君は思うかもしれない。その日のニュースで何が起きようと、君 ー と君が仕える人々 ー が心おきなく素晴らしい誕生日を楽しめるように、ルールがちょっと変更されたのかもしれないと。
*最高裁と政府:このところオバマ大統領の政策に反する最高裁判断が続いている。大統領と議会は政府高官の人事を巡って対立することが多かったが、最高裁は2012年に大統領が行った全米労働関係委員会の委員3人の任命について、上院の実質的な休会中に大統領権限で決めたことを違憲とする判断を下した。また最高裁はこれに続き、オバマケア(医療保険制度改革)が企業に義務づけた避妊医療負担に関し、宗教に基づく経営方針を持つ企業の信教の自由を認め、義務付けを違法とした。
        では、2014年の君のバースデー・ギフトについて話をしよう。先週のウォールストリートジャーナルで報じられたように、今回の誕生日は特別だった。君の株式市場が今年上半期に歴史的新高値で取引されたばかりか、国債や商品市場もまた非常に好調というのは1993年以来初めてのことだったからだ。なんと珍しくも素晴らしいことか!

さてと、この贈り物は誰から来たのだろう? あぁそうだ! 君の優しくも寛大な中央銀行だ。過去5年以上にわたり君の金利をゼロ近い水準に抑え続け、それによって投資家に、過去の保守的な手段ではもはや手の届かない高い収益を上げるためにこれまで以上のリスクを取るよう強いた、彼らだ。

おっと、前回投資コミュニティがこれほどレバレッジを利かせるリスクをとったのは… 確か… トンプソン-ロイターの表によれば、2006年〜2007年だ。 ん、ちょっと待った! これはあの時の直前だ…  2008年に世界中に拡がった米国発の金融危機の原因がこれではなかったか… だからこの種の貸付金で投機させるやり方は “信用バブル” の始まりだと言われている。 あぁ、何てことだ… バブルだと… つまり、アメリカのような大国の誕生パーティを祝う演し物の一部が “バブル” だということではないか?

そんな訳で、私達はもっぱら不思議に思っている。前回その年の上半期に株式、国債、商品市場が上昇をみた1993年以来、いったい何が起きたというのだ? うーむ…… パーティの興を削ぎたくはないが(たとえば最高裁判所がここ2週間でやらかしたようには)、しかし… 1994年は不況ではなかったのか? それに、米国史上最大規模の地方自治体による債務不履行として、オレンジカウンティのデフォルトが起きた年ではなかったか? 実際、株式市場はその年の殆どで下落をみなかったか?(4年サイクルの安値は11月に示現) 国債はその年暴落しなかったか?(確かにした) そして金と銀もまた、その年は値を下げている。

過去から学ぶべきことはあるだろうか? 常にある。だが今のところは、パーティが続く限り楽しめばいい。ちょうど1993年のように。あの年は株式市場に4.25%を超える大きな下落は無く、株価は月ごとに前月の高値を超えて騰がった。唯一前月を超えなかったのは4月だったが、それでもダウ平均で前月高値との差は1ポイント弱だった。

それは2012年6月に起きたことにとても良く似ている。ダウ平均には2011年10月以降、10%の下落が起きたことは無かった。だが2012年6月にはそれも終わった。そしてその時以来、どんな下落も7.5%を超えてはいない。そうだ。ダウ平均が7.5%を上回る下げを経験してから、今やもう2年以上経つのだ。前回、米株史上に2年以上にわたって7.5%を超える下落が起きなかったのはいつのことか? 私には何も言えない。

だが、これだけは言える。現況は並外れた贈り物だ。そして米国が(世界の他の国々も…いや本当に)これについて感謝するなら、自国の中央銀行に対してだ。少なくとも、今のうちは。 つまり、FRBの低金利政策こそが米国人に対して5年以上もの間、こんなにも信じがたいほど穏やかな株価上昇を与えてきたのだ。それはついに世界中の投資界に、金利が今後もまだ長い間低く留まり続けると確信させることになり、その結果、市場は極度に低いボラティリティを示してきた。低いボラティリティは “投資家の安心感” を生み出す。今やこれが “ニュー・ノーマル” だ…何はともあれ私達はそう考える。

現在、投資家による ‘利回り物色’ の傾向が強まっている。彼らはより大きな利益を得るために、借入資本を利用したこれまでに無いほど複雑な債券を探し求めている。このプロセスは ‘利回りバブル’ を発生させ、その直接的な結果が危険な貸付業務の復活だ。これはまさに、2008年〜2009年の金融危機を引き起こす要因となった行為だ。

その上、天王星(突然の変化)はいまだに冥王星(負債と融資業務)へのワクシングスクエアを形成中で、これが2015年の第一四半期まで続く。このアスペクトが始まったのが2012年5月、前回ダウ平均が7.5%の下落に見舞われた時(2012年5月〜6月)だというのは興味深い。ファイナンシャル・アストロロジャーにとって、この宇宙の稀少な現象が終わる前に株式市場がついに天上をつけることも無く、続いて20%〜50%の下落を伴う重要なリバーサルも起きないなどと想像するのは困難なことだ。少なくとも、歴史はそう語っている。

だからアメリカよ、ひょっとして君も同じように不思議に思っているとするなら、今日の君のソーラーリターンについて考えるべきかもしれない。そのテーマは向こう1年間続いていく。いつものように、君のソーラーリターンの太陽は7月4日、蟹座に在る。だが今年、君の月は天秤座に在泊し、この二つが共に、進行中の天王星・冥王星スクエアに対してグランドスクエアを形成している。この2014年のカーディナル・グランドスクエア(君の始原図と今回のソーラーリターン・チャート)、そしてそれが予告する政府と国民間の問題を、君が乗り越えられるようには見えない。

それでもなお、君の株式市場 ー そして世界の株式市場 ー は騰がりに騰がり続けている。それは今後も続くだろうか? 天王星が絡むハードアスペクトの下で、何事であれ長続きするものだろうか? そうはいかないだろう。中央銀行のような存在が君の金融市場に介入し続け、引力に逆らって信用拡大のリスクを負いながら、価格を高く、なお高くと操縦し続けない限りは。 それでも引力の基本原理に基づくなら、騰がったものは下がらなければならないことを私達は知っている。そして、山が高ければ結局のところ、落ち行く谷もまた深いものだ。

さて目先を見るなら、前週は世界の殆どの指数において、2014年2月初めに始まったプライマリー・サイクルの21週目となっていた。プライマリー・サイクルが21週を過ぎてから新高値をつけるというのは、全くもって珍しい。だがこれにもまた特別な状況、すなわち米国が誕生日を迎える週だったことが関連している。FRBが不動産担保証券と国債の月ごとの買い入れを年末までに段階的に縮小していく中で、私達はこれから誕生パーティの後に何が起きるかを見ていくことになる。

では金と銀は? 自国の中央銀行による異端的な金融緩和政策は持続可能な経済成長には繋がらないばかりか、資産インフレ周期の一時的な活況とそれに続く落ち込みを生み出すだけだと投資界がついに理解する時、金と銀は共に舞い上がることになりそうだ。

5年以上にわたってこれら歴史的なゼロ金利政策と数多くの緩和的な企てを続けてきた挙げ句、持続的な経済成長はといえば、いまだにはっきりとしないままだ(実際、前の四半期のGDP確定値は2.9%減だ)。 投資界はこれを理解し始めており、金は2013年6月28日につけた安値を割らずに維持し続けている。これは時間の問題だ。アストロロジーを通して見るなら、それは常に “…時間の問題に過ぎない”。しかもどんな資産や通貨よりもなお、金は時の試練に耐えてきたのだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:51│Comments(0)TrackBack(0)│ │金融アストロロジー 

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