レイモンド・メリマン 週間コメント10/6【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント10/13【金融アストロロジー】

October 07, 2014

●10/8の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180°対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのか を、あらためて見せてくれる鏡だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで10月8日20:09前後、北海道周辺で20:16前後、
関西方面は19:50頃(日本標準時の場合はこの時間)、
沖縄周辺で19:21前後に牡羊座15°05’で満月/月食となります。
(月食18:15頃~21:34頃)

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月のテーマ ― 10/8~10/23】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしてしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡羊座15°~16° + 太陽 天秤座15°~16°】
  "An Indian weaving a blanket" +
  "Circular Path"
「ブランケットを織るインディアン」+ 「回遊円環路」 

  "Brownies dancing in the setting sun" +
  "A boat landing washed away"
「夕陽に踊る妖精達」 + 
  「波に押し流された陸揚げ場」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★経験からの学びを活かせないことから来るフラストレーション
→★何気ない日常生活の中に常に潜む新たな可能性への気付き
→★ひとつの現実を様々な角度から見つめなおす能力
→★自分で気付かない内に成長していることへの信頼
→★単調な道の一歩一歩を大切に歩む必要
→★大自然の見えない力との個人的な交流を体験する
→★一時的に全体から身を引いて自分のターンを待つ
→★抗えない大きな力に押し流されるような危機
→★細部より全体の模様を見渡しながら一呼吸いれる必要
→★湧き起こる感情や想いの中でアイデンティティを再吟味する
→★人と自然、個と世界の大きなサイクルが必然的に交差する
→★思考による「そうあらねば」を一切捨て去る必要
→★自分の中に起きる魔術的癒やしを忍耐力をもって待つ
→★失ったものを超えて新しく生まれる存在を自己の内に感じる
→★理由付けなど何も要らない明日への純粋な希望・・・→

エネルギーのポイント:『 新しい靴を慣らすための足踏み 』 

141008NMLE


        この記事を書き始めたのは、ちょうどあと数時間で台風が関東に上陸しそう…っていう時間帯でした。大きな雨音、時折雷鳴が聞こえ、稲光も。。 そして今は台風も去り、しーんと静かな夜明け前、澄んだ虫の音が聞こえています。明日の夜は赤みを帯びた月蝕が見られるでしょうか…。

        さて、前回の新月でスタートを切った新しいサイクル。この月蝕(サロス127)、次の日蝕(サロス157)、そして二つの食から数えて半年間(or 長ければじわっと3年程度)は、いよいよ音を立てて世界が、そして日本やわたし達の周辺が変化しつつあることを肌身に感じていくときではないかと思います。今現在、日々強まるエネルギーの中で、葛藤を抱えるひと、特に原因もなく体調が良くないひとも多いかもしれません。何かを止めたくても止められず、深い迷いの中にあるひともいそうです。けど、今、このタイミングで苦しいことを抱えているなら そこにはこの人生を変えていくための大きなチャンスが潜んでいる可能性があります。胸を張って、過去を洗い流す紅色の月を歓迎しましょう(^_^


LunarEclipse


        人生を変えるって一口に言っても、何だか使い古されたキャッチフレーズみたいに感じられるかもしれません。わたし自身、今書いててそう思いましたw。でもこれは、世界の見方・自分の捉え方をまず新しくしていくこと・・・何度同じ轍を踏んでも、諦めずに進んで行くこと。そして、変わってしまった後で、「あぁ!」って気付いたりすること。もちろん、それにはちょっぴり忍耐力が必要だと思います。「えぇ~?もう十分ガマンしてるんですけど!この上まだ耐えろとか、鬼!」な~んて(^_^;。そんなひとには、ある有名バイク・レーサーのことばを贈りますね。『もう限界!は、まだまだ行ける』 まぁ、言うほど簡単には行かないのですが(^_^; 

        でも。牡羊座の月蝕、それも満月となる一時間ほど前にコンジャンクトの天王星を覆い隠し(オカルテーション/掩蔽)、その莫大なフォースをたっぷり吸い込んだ月の食です。これまで培ってきた「自分はこうだから・・・こうでなきゃ」なんて自己イメージやアイデンティティをザーッと洗い流し、いったん寄る辺が無くなって、波間に漂う小舟みたいになってみるのも悪くないと思います。溺れないように全身の力を抜いて、水面に浮かびながら何も考えず大空を眺めてみたり。。結局、世界を創造しているのは創造そのもの。今わたし達が居る時間も空間も、個人の神話さえも、その中から生まれてる。そして癒やしの力もまた、存在するわたし達を通して自ら生まれてくるのだから。

        新月のポイントは『新しいサイクル:それぞれの選択』でした。意図して、または無意識の内に、何かしら選択がなされた感じ、あるかな? で、満月・月蝕のポイントは『リニューアルのための一時休止』。あれ?折角の新しい門出なのに? けどたぶん、だからこそ。大きな変わり目ではGo! Stop! Go! Stop!そしてフェイント!…そんな感じのテスト&調整期間も必要です。今回の新月期、そして次の日蝕からの新月期はとても大切な時間帯になります。背筋を伸ばして、丁寧に、ゆっくり行きましょう。


        じゃ、早速サビアン・シンボルに行ってみますね。まず月は、ベースとなるシンボル『ブランケットを織るインディアン』をとっていきます。 ブランケットとは毛布…主にウール糸で織られた四角い布のこと。ネイティブ・アメリカンのブランケットはナヴァホ族のものが有名ですが、元々は衣服やケープ、乗馬用の垂れ布として織られていたものだそうです。そして後の時代には貴重なハンドメイド品として人気を博すようになりました。アースカラーを主体とした幾何学的な模様は一目でそれとわかるシンメトリーな柄を持っています。 折りの技術は主に母から娘へと伝えられたのですが、その教えでは、こうした特徴ある対称性が崩れないように、事前に十分なプランを練ることも大切な知識とされていたのだとか。 この対称性は「調和」に対する伝統的なイメージを表しているそうです。

NAVAJO_WOMEN


伝統的な織機と日々の積み重ねによるスキルによって、沢山の糸を交差させて出来ていくブランケット。織り上げられた"全体" は調和の象徴。 そして織り手は…B.ボヴィはギリシャ神話の3人の女神を挙げています。運命の糸を紡ぐクロト、それを測るラケシス、糸を大鋏でカットするアトロポス。 彼女達は、わたし達の運命を司る女神です。 紡ぎ、測り、切る。 紡ぎ、測り、切る… 調和を体現するブランケットを完成させるために、織り手は入念な作業を繰り返します。 それは日々変わらぬルーティンワークに見えるけれど、視点を変えれば、交差する一本一本の糸がそれぞれわたし達の日々、わたし達の人生。そして、一回ごとの "呼吸" でもあるのではないでしょうか。

        一方、地球を挟んで月に光を与える太陽のシンボルは 『回遊円環路』です。 固いことばになってしまったけれど、要は下の画像のようにグルッと一回りして同じ場所に戻ってくるような、輪になった道のことです。公園なんかでよく見かけますよね。 歩き続けて辿り着く終点は、いつも同じ場所。そこが、一回ごとの完成。 どこか他の場所に行き着くことなく永遠にグルグル回ってるみたいな…。 でも、この円環回遊路は文字通り、円です。 円は、その線上のどの点を出発点とすることも出来ます。どの点をゴールとすることも出来ます。 自分がここだ!と思ったらそこが始まり。 それは、わたし達の人生がどの瞬間にも未知へと大きく開いているのと同じことではないでしょうか?  それを見出して選択することは、わたし達自身にしか出来ません。 でも、また同じところに戻ってしまうのでは? そうかもしれません。けど、本当にそうなのでしょうか? 

circularpath


円環路はホィール・オブ・ライフ。その一回りは、ひとつの人生です。 ちょうどホロスコープがそうであるように、二次元でみればぐるぐる同じ回路を巡っているようだけど、三次元で見れば星々さえも螺旋運動をしています。ひとつとして同じ点、同じ場所は無く、毎回異なる宇宙空間を輪廻していくんですね。 未知の可能性と希望、夢。そして失意や落胆。その繰り返しの中で、わたし達は知らぬ間に高度を変え、周囲の展望も変わっていきます。 上昇するのか下降するのか、それとも二次元平面に留まるのか?  きっとそれもわたし達の選択次第です。 そして、この円環路をどんな風に見るかなのだと思います。

        一枚の手織りのブランケットでは、全ての糸がダイレクトに、また間接的に、触れあい交差しあってひとつの世界を創りあげています。 どの糸も、見事な色と構図の高価な織物が完成するためには欠かすことの出来ない、最初の一歩となり得ます。 失敗したらほどいて元に戻ればいいのです。 けれどその場所に戻ったとき、わたし達の視界は経験の分だけちょっぴり賢く、やわらかく、広がっているかもしれません…。



        さぁ、次に月がとっていくのは 『夕陽に踊る妖精達』 。 原語の "Browny" というのは、優しくて親切なエルフ族、小妖精です。 彼らは人間が寝ている夜のうちに、やり残した仕事を片付けてくれたりします。 一生懸命真面目に働いてるのに貧乏な靴屋さんと、彼がぐっすり寝ている間にステキな靴を仕上げてくれた妖精達のお話を知っているひとは多いんじゃないかな?  まさに今、西の地平線に沈もうとする夕陽を受けて、妖精達が陽気に踊っています。これから彼らの一日が始まります。 

elf-Pam


一方、人間はハードな仕事を終えて夕食をとっています。カレーかな? シチューかな?それとも、そろそろ鍋物が恋しい季節w? 温かく立ちのぼる湯気が、疲れたこころと体をほわっと包んでくれます。一日を一年に当てはめれば、この時間帯はわたし達人間にとって秋の収穫期と同じです。 よく働き、その日一日の糧を歓びと共にとり、より良い明日を願って眠りにつきます。 そしてわたし達が休むころ、目に見えない精霊達の時間が始まります。 そこでは 「アレか!コレか! いや、ああでもない、こうでもない…」 なんて余計な雑音は入りません。 精霊達の世界は 創造そのものが創造を続ける世界です。妖精達の時間は 癒やしそのものが立ち上がり、自らを癒やしていくひとときです。 彼らは新しい明日のためにキチンと仕事を片付けてくれるでしょう。 わたし達のマインドがふと目を覚まし、彼らの邪魔さえしなければ……(^_^;。

        じゃ、太陽はどうでしょう? エネルギーと光の源が次にとっていくシンボルは 『波に押し流された陸揚げ場』 です。原語の "boat landing"   は船着き場と訳されることも多いし、実際に2つの意味がミックスされたような使い方もされるようです。けれど、B.ボヴィの指摘から色々調べてみると、本来厳密には遊戯船と呼ばれる釣りや観光用の小ぶりなボートを水面から陸揚げするためのスロープ設備のことを指すようです。 ちょうど下の画像のような感じです。

boatlanding


        ボートを陸に揚げるということには2つの意味があります。ひとつは、修理修繕のため。もうひとつ、個人用のボートなら、当分使う予定が無いものを傷まないように陸揚げして休ませるため。 ところが、このシンボルでは船を陸揚げするためのスロープや設備が波に呑まれ、すっかり流されてしまっています。 これでは修理のために工場に入れることも、水から引き揚げて乾かすことも出来ませんね。

きっと激しい嵐が襲ってきたのでしょう。錨を下ろし岸辺の杭にしっかり固定してあったはずのボートも、今は波間に漂うままになっています。外装には傷が付き、水をかぶってエンジンだって損傷してしまったかも? それでも台風一過の青空の下、まもなく陸揚げ場も修復されるでしょう。 破壊と修復。 小さな死と、小さな再生。そうやって人々は、世界は、長い間"存在"という円環のリズムの中で歩んできたのですから。 だから、小さな円環の次のスタートが始まるまで、ボートはいつでも陸に上がれるようにもう一度、岸辺に繋ぎ直されています。 嵐が去り、静謐を取り戻した湖水のさざ波に揺れながら。

        シンボルに「水」が出て来るとき、わたし達はいつも深い感情の澱に触れていくことになります。 頑張ってきたこと…報われなかった想い… 絶たれた道… 失われたものへの愛惜…奪った者への怒り… 良かった頃の思い出… 今までの自分って、いったい何だったんだろう?  これからの自分はどうなるのだろう? そんな想いを抱えたとき、わたし達は皆、陸に上がれない傷付いたボートなのかもしれません。 陸揚げ場の修復が終わりさえずれば、ボートは運ばれて工場入りし、腕のいいエンジニアや塗装職人さんがせっせと仕事をしてくれるはず。それは昼の時、太陽の時、人間達が忙しく立ち働く合理精神の時の始まりです。 けれど今はまだ夜明け前。 きっと湖水の精霊達の時間なのです。

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        圧倒的な大自然の力は、わたし達が創りあげた施設も、道具も、みんな奪い去ってしまいました。 わたし達は、思います。「ああすればよかった…こうすればよかった…何であのときあんなことをしたのか、or しなかったのか! 責任は誰に? 何処に?! 何が間違ってたんだ?」  けれどおそらくこの種の力には抗いようもないし、また防ぎようもないのだと思います。何かを根こそぎ変えてしまうような圧倒的なフォースは、世界という一枚のブランケットに織り込まれた強靱な糸です。 そしてわたし達もまた、人生の何処かでそのパワフルな糸と交差することになる、1本の糸です。 完璧なブランケットを織り上げるためには、どの1本だって、欠かせません。

全ての大いなる調和を映し出すと言われる、宇宙のブランケット。縦糸と横糸が複雑に絡み合い、相互に循環を繰り返すうちに、いつしか壮大で美しいパターンが描かれていきます。そのプロセスで、わたし達は傷付いた小舟にもなれば、意気揚々と湖面を分けて飛んでいくスピードボートにもなります。 それもまた全体と個との、壮大な円環のリズムの中で起きていることを知った上で、わたし達には何が出来るでしょうか?  自由は、あるのでしょうか?

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その答は、謎です。 少なくとも、わたし達の昼の思考にとっては、永遠の謎かもしれません。 けれど、傷付いて湖水に漂う小舟には精霊が宿ります。どこからともなく妖精達がやってきます。 疲れ果てた思考が眠りについたとき、"別世界" から、思考とも感性ともつかない新しい感覚、言葉にならないコトノハがやって来ます。 初めにコトノハありき。 それはもしかしたら、明日からの新たな視線となってわたし達を生きるのかもしれません。

        新しいサイクルの始まり。わたし達はそこから半歩、進みました。 そして迎えた月蝕は、夕陽を背にして踊る妖精達の時間です。 空虚を満々と充たし、満ちあふれたものを空っぽにしていく、歓び。 折りしも水星は次の新月・日蝕あたりまで逆行中です。 夕暮れの波間に揺れながら、自分という湖水の底をもう一度ゆっくり覗いてみるのも良さそうです。 もしかしたら、底に透けて見えるのは…今まで自分だと思っていた顔じゃないかもしれません。 ん? 誰? 誰だろう? それは…… まだ見ぬ未来の新しい自分かもしれない。 けど、もしかしたら、"自分"と呼ばれていた "宇宙" そのものの姿なのかもしれません。


CarinaNebula



アスペクトから……

        この月蝕も、天王星とのコンジャンクションを初めとして重要なアスペクトが盛り沢山です。けど、今回は個々に触れるのはお休みして(一つ前のメリマン・コラムの ≪短期ジオコズミクス≫ は何かの参考になるかと思います)9月23日の秋分図の太陽とそのコンジャンクションについてお話してみたいと思います。

        前回、エリーズポイントの新月が示唆した「個人=政治」の結実として起きるこの満月は、東京ローカル図で11室の月蝕。そして秋分前に射手座に入った火星は、"国境を持たないミリタリズム" という側面を持っています。

元々射手座には銀河中心やグレート・アトラクターなど、壮大な進化エネルギーのヴォルテックスとも言われる特異点が存在します。それに加えて今、20°近辺にはイクシオン(倫理の欠如)、フォルス(小さな原因大きな結果・チャネル・ウィルス性の疫病)、カオス(原初の混沌)、カリクロ(悲運と再生)、クアオアー(血脈の輪舞)、ヒュロノメ(犠牲者の叫び)、ボラシシ(原子力・宗教問題)など強力なTNOやケンタウルス族が集合していて、他の惑星が強力なアスペクトを結ぶたびに、集合的な心理に揺さぶりをかけるような争いや災害を呼び起こしていくのではないかと考えられます。(ただし特にケンタウルス族のエネルギーの行き着く先は究極のヒーリングと呼ばれ、自ら水に沈み火に焼かれた者のみが獲得する新しい視座へと誘う役割を持ちます。)

そんな、特異な小惑星達が集合している射手座を火星が運行すること、そしてメジャー、マイナーと様々なアスペクトを他の惑星と結んでいくことを "ミリタリズム" という観点から見てみたらどうなるでしょうか。きっとこれまでのように右や左、コンサバやリベラルといったシンプルな二元性では捉えきれない、無志向性を帯びた情念と欲望のエネルギーがまず集合心理に充填されていくように思えます。それに加えて、閉塞を打破したいと希求するエネルギーが人間存在の深い部分を刺激し続けた結果として、良くも悪くも今までに表面化したことの無いような重層的な形の闘争が生まれるのかもしれません。

何が真の善で何が真の悪なのか? これは人類が抱えてきた大きな謎です。 その謎自体を、様々な現象として見せつけられるような感じというか...。あと2回を残す天王星・冥王星スクエアですが、これもまた、長い歴史のタピストリーに織り込まれた抑圧や怨念、怒りや哀しみが、一方で押さえがたい報復的な心理と絡み合って発酵し、手近な仮想敵を創っては爆発していく、新時代の闘争に向かう点火剤となり得ます。

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        これは国と国、異なる民族・部族や宗教同士で起きるものとは限りません。抑圧され搾取されてきた善良な人々に対する影の支配者達というような、古くてシンプルな神話を主体とするものとも思えません。それは、わたし達自身が自分の意識に深く埋め込んだ "鏡の世界" へと一旦回帰していくような運動だと思います。その度合いは個々で異なるとしても、わたし達はその本質のところで抑圧され搾取され、同時に抑圧し搾取する者達でもあるからです。

なので、この時点でわたし達が見る闘争の光景は、女と男、大人と子供、貧しき者と富める者、あのひと(達)とわたし(達)・・・そんな、考えられ得るあらゆる "自と他" の間で長いこと蓋されてきた自己矛盾や無理解を根っことして、サイバー空間・物質空間・霊的空間の全ての領域で同時に燃え上がろうとする "火種" の顕現なのだと思います。この意識の火種にに再び蓋をすることは出来るでしょうか? 自分の中に見たものを、見て見ぬふりをして外界を注視し続けることは出来るでしょうか? 身近に起きるささやかなトラブルであれ、集合体をいくつも巻き込んだ大がかりな闘争であれ、こうした争いは、実は人間存在という、より本質的な謎と直面していくための闘いなのかもしれません。


        先月の秋分図で、太陽とは殆どオーブ無しのコンジャンクションだった準惑星マケマケ。マケマケという名は、モアイで有名な小さな火山島、ラパ・ヌイ(イースター島)の人々が伝える神話の中で、人類を創造したとされる神からとられました。 エリック・フランシスによれば、このマケマケが象徴する意味をひと言で表すなら "respect for the mystery of it all"。これを意訳するなら 「"世界"という計り知れない謎そのものへの敬意」 でしょうか。 絶海に位置する孤独な島であったラパ・ヌイ島の文明は、部族同士の競争から青々と茂った樹木を伐採し尽くし、環境を破壊した挙げ句の飢餓による闘争で殆ど消え去ったとされています。けれど小さな閉鎖空間であった島の歴史には、まだ多くの謎が残されています。マケマケが今も語りかける謎は、わたし達に何を伝えようとしているのでしょう。。


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        わたし達は自分が抱える怒り、哀しみ、痛み、どうにも出来ない事実の数々を言語化し、名付け、分類し、それを自分の意見とし、思想化し、政治化し、その結果として善と悪を、自分と世界の対立を先鋭化し、それをまた克服していくことによって世界を変えようとしてきたように思います(あるいは、人生を…)。けれどそれで、それのみで世界は素晴らしいものに変わるのでしょうか? その結果は歴史が証明しているように思えます。「まぁ、世の中そんなもんだよ..」って、対岸の火事のときはそう思えるのだけど。。 

わたし達、何か大切なものを忘れているのかな? それってもしかして、愛でしょうか? でもわたし達の愛には、嫉妬や差別や期待や傷や欲望が付いて回ります。じゃ、そんな感情のもつれさえも、全てを笑って包み込めるような愛に、わたし達は到達出来るのでしょうか? ・・・これもまた、大いなる謎だと思います。「何故ワタシハココニイルノカ?」 って命題と同じくらいに、大いなる謎。でも。

謎が立ちはだかるなら、探求しなくっちゃ。だって火性の雄たる牡羊座の中間度数で起きる月蝕ですものw。しかも、今回はサウスノード・イクリプス。クリアボタンが押され、過去を見切って一掃していくための月蝕。 未知への希望のために、スペースを空けるための月蝕!

けれど…圧倒的な謎を前に立ち上がる粛然とした精神と底深い沈黙を、渇愛の叫びが破ったそのとき、そんな謎さえもまた政治化していく運命にあるのかもしれません…。


        けど何にせよ、わたし達の旅は、まだまだ続きます。この変動期に、わたし達みんなが同じ地上に生まれ、同じ空気を吸って生きていることって、実は凄いことかもしれないって思います。最善のことも、どうしようもなく最悪なことも全部ひっくるめて、壮大な宇宙のブランケットをみんなで織り上げているなら。 その模様がどう完成していくのか、永遠の創造を続ける創造自身がわたし達を通して何を表現したがっているのか。紅い月の下で 混沌に飛び込む勇気を持ち、ひととき創造そのものに溶け込んで、一度それを見てみたいなぁ…なんて、ちょっとばかり大それたことを思ったりする、満月・月蝕前夜です...。


potw1148a




have a great trek!!!★



hiyoka(^_^

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この記事へのコメント

1. Posted by らいらっく   October 07, 2014 22:57
hiyokaさん、こんばんは。
いつも宇宙のささやきに耳を傾けさせてくれて
ありがとうございます!

言葉のパワースポットの記事を読むときは
ひととき
地上のことを忘れていられます(笑)

度重なる変化と長い停滞。
ストレスから体調を崩し
しばらくは外出もままならなくなっていましたが、
ようやく少しずつ
心身が楽に、自由になってきました。

蟹座木星の時期に
無理しすぎちゃったなぁと
反省してます(笑)

さて今回の皆既月食、私のネイタルドラゴン軸で起こるのです。
ただヘッドとテイルが逆で、
私はインディアン毛布がヘッドなのですが。

これ以上疲れることはヤダーとうんざりしつつ
もう限界はまだイケる(笑)と信じて
がんばります。

hiyokaさんもご自愛くださいね!


2. Posted by hiyoka   October 08, 2014 00:46


らいらっくさん、こんばんは。

大変でしたね。。

木星がやって来るときって、わたし達の心身をヘリウムガスでぱんぱんに膨らませてくれるんですよね。なので来ているときは「よっしゃー!」って何処へでも飛んで行けてよくムチが効くけれど、次の星座宮へと去ったとたん、しゅ〜っと抜けてしまいがち。(実際、木星って水素とヘリウムで覆われているといいますものね。^_^;) なので頑張ったひとほど、そのギャップを感じやすいと思います。
でも、少しずつ快方に向かわれてるようで良かったです!!(^_^

毛布がヘッドなんですね。もしかしたらこの月蝕は大きな意味で(人生の目的とかそれくらいの)向かうべき方向性を今一度整理整頓していくようなエネルギーになるかもしれませんね。半年スパンの実現手段の見直し的な意味かもしれないけれど。そのうちトランシットのサウスノードが来て、天王星も再び順行してやってきますものね。ルーラーの火星と獅子座の木星(また!)がいい感じになっていて、ほんとにまだまだイケそうなw。

けど水星逆行中でもあるし、この度数は落ち着いた気持ちでいるときこそ とてもクリエイティブに活かせるので、どうぞゆっくりスタートしてくださいね。

厳しい時間帯を過ぎ越して来た らいらっくさんに、この月蝕が気持ち良いエネルギーのシャワーとなりますように!!!
 
great trek!☆


3. Posted by 春分生まれ   October 09, 2014 20:48
hiyokaさまこんばんは
今 月が綺麗に見えてます
昨日は雨が降って見えませんでした。
思えば数年前の皆既日食さえ
急な雨で見えなかったし…。

この所自分の人に対する反応が
少し変わってきた部分が有る感じです。
以前なら
「どうして皆はこうしないんだ!!」って
すぐ怒ってたのに
今は
「この人はこう考えるから この選択は出来ないんだ~」
と少し冷静に受けて 静かに人間関係を再確認してる感じです。
その結果孤独になっても仕方ないと
その先に出会う人が居ると信じて。

この月蝕期 親族という枠組みにある
問題が浮上してきました。
マケマケ関係かしら^^。
各々の中にあるわだかまりに向き合う事が必要なのでしょうかね…
どんな選択をしようとも それは超えていくべき
課題なのかもしれません。

頑張ります^^

8Hで起きる蝕
全方位色々巻き込むかもしれないケド(笑)
天王星の「ひらめき」がn土星に宿って
形に出来たらいいです^^。
なんか「勝負」感が強いです。

まだまだお忙しいと思います
お体ご自愛ください<m(__)m>



4. Posted by hiyoka   October 10, 2014 00:53
 
 
春分生まれさん こんばんは!

何が・・とははっきり言えないまでも、何かがじわじわと内部で変化している感じが強くなってきてますね。それだけ、今回の新月期〜月蝕そして次の日蝕へと続く押していくような流れは強力なのだと思います。 

誰もがひとりで生まれひとりで死んでいく…なんてよく言われるけど、この頃はその”ひとり”の中にどれだけ数え切れないほどの 命の声 が木霊してるんだろう…なんて思ったりします。たとえその時はそばに誰もいなかったとしても、世界はわたし達を本当にはひとりにはしてくれないのかも...。そして、やがてそこから…他者という形をとって未知の出逢いが起きてくるのかも?なんて。。

マケマケ、本当にとても深い意味を持つだけに、大背景として、何か示唆するところがありそうですね。他にも、血族や血統の底に深く潜み紡がれ続ける物語に関わる星として、クアオワーとクルースンがそれぞれ射手座24°、蟹座23°に在泊中です。なので、カーディナルサインやミュータブルサインの23〜24°あたりに主要惑星があれば、何らかの形で影響があるかもしれません。いずれにしても創造神が『見よ!』と言って立ち現れたからには、向き合うことしかないですよね! 全方位巻き込みつつも!?(^_^;

天王星・木星・火星Gトラインの援軍を受けて、そこに土星があり月蝕が起きたということは、おそらく一種の不退転を意味するのではないかと思います。哀しみが無くなるまで、過去を焼き尽くすような。 未来と過去、両方のエネルギーがダイナミックに入り混じってひととき圧縮され、やがて過去から見た未来ではなく、刷新された未来へと精製されていくような。闘いがいがありそうです。けど、急いで疲れてしまわないよう、ゆっくり構えてくださいね。月蝕は少なくとも半年スパンですから!(^_^

春分生まれさんに沢山の優しく力強いエネルギーが降り注ぎますように!!☆
 
 

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