●4/4の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント4/13【金融アストロロジー】

April 05, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント4/6【金融アストロロジー】

4月4日の満月/月食は一つ下の記事になります。

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年4月6日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回のコラムは都合により≪ 先週をふり返って ≫ を抄訳とさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

先週はキリスト教の聖金曜日と復活祭の祝いを崇敬する意味を持つホリデーウィークだった。しかしながら、ケニアでイスラム過激派に襲われたキリスト教徒(少なくとも147人が死亡)、そして「宗教の自由法」成立が抵抗に遭った末に覆されたインディアナ州において、反差別グループによる政治的攻撃を受けたキリスト教徒にとっては、祝賀気分とは程遠い週となってしまった。これは皆、天上で構成されつつある木星(宗教と哲学)ー 海王星(信義)ー 土星(法と抑圧)からなる構造が示す象意の一部だ。それは2015年終盤から2016年いっぱいまで、衰えることがない。

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この後には先週の世界各市場の動向が続きます。今回はその部分をカットさせていただきました。
以下は最後の段落部分です。

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        3月3日金曜は殆どの市場が休場だったが、米国は雇用統計を発表した。予想では非農業部門の雇用者数変化は244,000行くと思われていた。ところが投資家は、その代わりに出された たったの12,6000増という数字に “ショック” を受けた。グローベックスでは、ダウ平均先物が160ポイント以上下落し、S&P先物は20近く下げた。おそらく世界の株式市場は月曜にかなり下げて寄るかもしれない。だがその後まもなく投資家達が、これはFRBがそんなに早く金利を上げたりはしないという意味だと受けとって反騰したとしても驚くにはあたらない。市場はいまだにFRB次第であり…そしてこの手の “ショッキング” なサプライズをもたらす天王星・冥王星の影響下にあるのだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        経済レポートの発表によって引き起こされる驚くべきショックと世界の株式指数に生じる急激な上下動は、調和的な木星のトランシット、及び直近の天王星・冥王星スクエアに対する太陽のトランシットの両方に一致して見られる現象だ。

これらは全て4月2日〜8日に起き、4月4日の月食をちょうどその中間に挟んでいる。金や銀にさえ、先週はワイルドな急変動が起きた。金は3月26日につけた高値1220.40から3月31日には1178.20の安値まで下落、その後4月1日には1208以上に戻している。 今週も、太陽が4月6日月曜に天王星とコンジャンクトし、4月8日水曜には木星が逆行運動を終えて順行に転じることから、高いボラティリティは続行しそうだ。 

それに加えて、4月8日〜9日は “射手座ファクター” (月の射手座運行)が作動する。これは通常、貴金属と短期国債における価格の大幅な上下動と同期する。まさに、これらのシグナルの全てがサプライズと大きな価格変動との間に相関関係を持っているのだ。中でも天王星と木星は特に重要で、射手座(木星が支配する星座宮)の月がこれに加われば、その効果は一層誇張される ー これはまさに木星と射手座好みのやり方だ(これらの原理が強調される時、何もかもが誇大になる)。

        しかしながら、誇張と誇大宣伝は金融市場に限ったことではない。政治家の言葉にも本音と建て前の相違が顕著になるだろう。信じ過ぎないことだ。この時期は他者の意図や言葉をやすやすと信頼すべき時ではない。拙い判断によって深刻な損失を被る可能性がある。木星と射手座が真実への知覚や理解に欠けるというわけではないが、どちらかというと、識別し把握する力や現実の状況を正しく読む能力には欠けがちだ。彼らは信じたがる。常に “知りたい” と思うわけではない。そして、損失へと導くのはその違いだ。


≪ 長期的考察 ≫

“犯人は床に横たわるよう私達に命じたのでそれに従いました。彼は私達に、お前達はムスリムか?と聞きました。そこで私はこう答えました。「はい、どうか殺さないでください。私達はムスリムです」と。”

ー ウォールストリートジャーナル紙
2015年4月3日付  “Islamists Kill Scores in Kenya College Attacks”


        今は復活祭の週末、すなわちクリスチャンにとっては極めて聖なる時間帯だ。だから私は、今日繰り広げられている宗教戦争、紛争、そして迫害に対するアストロロジーの相関性について述べてみようと思う。

政治と宗教について論じるのが危険なことはわかっている。私達はまだ非常に年若い内にそれを教わる。だが反抗的で独立心の強い天王星精神の典型として生まれた(誕生時のMC近くに天王星を持つ)私としては、そんな警告を躊躇なく破ることにする。構うことはない。誰かが一度私に言ったことがある。「人が私の言うことに耳を傾け出すまでは、私が何を言おうが問題にはならない」と。それに私はアストロロジーの言葉を使って話すし、アストロロジーは自分が重要人物だと大真面目に信じて止まない真面目な人々にはめったに真面目に受け取られることがないから、私は真面目に思い悩んだりはしないのだ。

        そんなわけで、まず私はアストロロジーが真面目な研究であると言いたい。たとえ真面目な人々がそうではないと真面目に考えているというのが現実であったとしても、だ。 だがそこにはもっと厳然たるリアリティが存在しており、真面目にアストロロジーを研究する人はそれを知っている。何を知っているのか? 一般的に、「真面目な人々は彼らが何も知らないということを知らない」ということだ。 彼らはあまりにも土星的だ。とはいえ土星は真面目なアストロロジー研究における真剣さをも支配している。

        現在、土星(真面目さ)は射手座を運行中であり、この星座宮は愚行、正義、信条、そして宗教を支配している。そして2017年12月20日(冬至)に、より生真面目でなおかつ自らが支配する星座宮、山羊座へと太陽と共に移行するまで在泊する。ただしその間、2015年6月15日〜9月18日は、逆行によって蠍座に戻る短期の中断がある。

        では土星(法と真面目さ)と射手座(宗教と信条)を結び付ける時、宗教の分野と個人的信条の分野には何が起きるだろうか? 法と宗教、信条とライフスタイルの間に起きる対立だ。それは *『政治的正しさ』 といった事柄を浮上させる。さて、もし世の中に矛盾語法とでもいうものがあるとするなら、これがそうだ。
*政治的正しさ(political correctness, politicaly correct):「差別されている人々は護らねばならない」等、文化や宗教、考え方や感じ方の違いに関わる多様で赤裸々な真実はともかくとして、誰もが否定しにくい正義/正しさの旗の下に推進される政治的手法または話法。皮肉混じりに使われることが多い。

    射手座に土星が在泊する時期は、生真面目な愚行の中で『政治的正しさ』が重要視され、新たな高みに昇る時だ。私達は、互いに対立する信念を基盤とした行為を法制化するような時代に入ろうとしている。何百年も前からの宗教的 “真実” (おそらくまた別の矛盾語法)を基盤とする信念体系を持つ人は、もし彼/彼女が自分達の古来からの信条とは正反対の観点で新たに作られた法に従うことを拒否すれば、差別的だと非難される。

もしケニアのクリスチャンが銃を突きつけられて、自分がムスリムであると宣言することを拒んだら、彼は殺害される。もしインディアナの小さな街にある小さな飲食店オーナーがクリスチャンで、その幼い娘がリポーターにゲイ・カップルの結婚式の仕出しを頼まれたら受けるか?と訊ねられ、それは彼女の宗教的信条に反しているからノーだと答えるなら、親である飲食店主は脅しや嫌がらせメールの標的になる。もしゲイ・カップルが愛し合い結婚することを選択したとして、民間業者が自分自身の信条を基にサービスの提供を断るなら、それは差別行為であり、ある種の重罪として扱われる結果を招くか、まもなくそうなりそうな雲行きだ。これが、射手座の土星の特質だ。そしてそれは、木星がまもなく乙女座入りして土星に対しスクエア(矛盾する二つの原理の和合をより難しくする)を形成する2016年〜2017年には、今よりもっと困難になっていく一方だ。

        それでも、この惑星上で調和的に共生するための集合的取り組みにおいて、私達の「正義」という信念からなる愚行を分析していくよう仕向けるのは、こういったタイプの論争なのだ。 私達は進化している。そして現在(〜2020年まで)私達は集合体として主要な変革の進化段階に入っており、何が現実で何が愚行であり、そして何が “政治的に正しい”  のかという事を理解しようと試みている。『政治的正しさ』とは、それ自体、愚かな行いを通じて課される訓練だ。 何故なら人々は異なる信念を持っており…まぁ、少なくとも彼らの信条が他の人々を傷付けたり、銃を突き付けられて強制されたものでない限り、誰もが自分の信念を保つ権利があるのではないか?

        私達は、人生の中で最も強烈かつ困難なアスペクト、天王星・冥王星スクエア(2012年6月〜2015年3月)から出ようとしている。そして現在、私達は、闘いに値する物事(射手座)とは何か?について真剣な討論(土星)をすべき時期に入りつつある。また私達はこう問わねばならない。“それは殺人を犯してでも得る価値のある物なのか?” と。

射手座の土星の下、真面目な人々は、不幸にも上記の設問に対する答を “イエス” だと考えるだろう。だがもし真面目な人々が互いに敬意をもって討論や議論に関与出来たなら、たとえ意見を異にしたとしても、その方が良いのではないだろうか? もし私達が関わり合うためのルールに合意さえすれば、それもまた可能だ。だがもしその合意が無ければ、人々は大衆レベルで分裂し、深刻な結果を招く危険がある。では深刻な結果とは? 人々が物事を軽んじて気にもしない時、それを重要視する側に対して自分達の権利を放棄することになる、ということだ。

        私が政治を好む理由がここにある。政治は私達が論戦し、議論し、意見を違える闘技場だ。そしてその後、民主的意志決定の下にコンセンサスに達するための場なのだ。民主主義はそれ自体が闘う価値のあるもの、死を賭す意味さえあるものだ。 結局のところ、“そこに生きて存在する自由”…のような基本的人権なくして人生などあり得ないだろう。これはアストロロジーという言語を通して語られる天王星からのメッセージだ。

        そして、これが天王星と冥王星にTスクエアを形成する強力な月食の週末にあたり、私から贈るイースター/過越祭のメッセージだ。 とりわけあなたがキリスト教徒、ユダヤ教徒、またはこの季節を祝う他の宗教の信者であるなら、どうかこのメッセージを受け取ってほしい。何故なら私はあなたの宗教にとって今が特別な季節であることを知っているからだ。

あなたは死んで然るべき存在などではない。あるいは、あなたの信条が原因で脅されたり苛まれたり処刑されるべき存在でもない。あなたの抱く信条が、他の人々に危害を加えたり、他者が存在する権利や彼らの良心に従って信じたいものを信じる権利を妨げない限り、罰を受けて当然な人間など誰も居ないのだ。





訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:51│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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