April 18, 2015
○4/19の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)
※今週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m
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新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)
【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 4月19日 04:06前後、北海道周辺で04:13前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 03:57 前後、沖縄周辺では 02:38前後に 牡羊座 28°25’で新月となります。
*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。
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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【太陽・月 牡羊座28°~29° (4/19~5/3 )】
"A large disappointed audience"
→『失望する大聴衆』
↓
"A celestial choir singing"
→ 『歌う天上の聖歌隊』
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★期待と失望の間を揺れ動く心理を見つめる
→★こうあれかし・・・と願っていたイメージから自由になる
→★目の前の現実と抱いていた期待を照合することにより冷静さを保つ
→★自己過信による失敗の衝撃
→★自分の原点に立ち、人事を尽くして天命を待つ
→★冷たい現実の中に今後の糧となる要素を見出す
→★他者からの願望や期待から逸脱することによる解放
→★謙虚さと自己信頼のバランスを保つ
→★一時的な気分のアップダウンに注意
→★今の自分の限界をさらに高みに引き上げようとする内なる衝動
→★理想と現実の架け橋となるための苦闘
→★崇高な物事を卑近な物事の理由付けに利用して自己正当化する傾向
→★人生のより深い理解に達するためのもがき
→★天命かもしれない物事をかすかに感じ取る
→★経験によって自己の「力」の扱い方を把握していく
→★日々ありふれた触れあいの中に聖なる導きを見出す・・・→
★エネルギーのポイント:『留まり、そして踏み出す』
3月の日食、天王星・冥王星最後のスクエア、そして4月4日のブラッドムーンの月食を通り抜けたわたし達。 さぁ、牡羊座最終エリアの新月がやってきます。 月食を過ぎて木星が順行に転じ、冥王星は逆行に入って、現在順行中の天王星とのスクエアとは1°半ほど離れつつあります。 以前にも似たようなことを書いたけれど、天王星・冥王星スクエア期に受けたエネルギーと、その揺さぶりによって起こされた心理や行動は、わたし達が意識しようとしまいと、それぞれのこころの地下深くに沈潜し、新たな心理の地層を創り上げていくでしょう。 そして、そこからゆっくりと、少しずつ、目の前の現実に対処する新しい力が立ち上がってくるはず。 それがどんな力であれ、発見であれ、ほんの少し強靱になったわたし達は、それぞれの選択にふさわしい未知の現実をこの手でこれから切り拓いていくことになります。 長い長いカーディナル・クライマックスのピークを終えて、これからが本当に掛け値無しの勝負時だ!…なんてひともいるかもしれませんね。 いえ、もしかしたらわたし達全員がそうなのかも?
あ、今週はサビアン・シンボルとアスペクトを同時に見ながら気ままに書いていくことにします。いつものようなシンボル説明ではなくなるけれど、たまにはこんな感じもいい......かな?(^_^;
さて先週は、水星・エリス〜太陽・エリスのコンジャンクションに始まり、金星・土星・アスボルス・オルクスに月が加わってのグランド・スクエア〜Tスクエアが形成されるなど、天空ではちょっと悩ましいエネルギーが形成されました。 今までこころの底に眠っていた怒りが浮上したり、他のひとにの言動に苛々させられたり、あるいは 「まさか自分がこんな誤りを犯すなんて!…どうして?」 なんて、ショックな出来事を体験したひともいるかもしれません。迷い、自信喪失や自分に対する怒り、怒りの転嫁によって起きる不和や失望、許せない気持ちなどが生まれやすい星々のフォーメーションでした。 まぁそこまでは行かなくとも、何となく調子が上がらなかった...というひとも多かったのではないでしょうか。
けどこのエネルギー、厄介なだけでもなかったと思います。 まず水星と太陽によって掘り起こされたエリスの力。これは、今まで長い間、どこかで気付いていながら見ないようにしてきた "自分の一部分" と直面し、それを表に出していくような働きを持っています。 その一部分というのはひとにより様々です。 たとえばそれは、どうしても否定したい自分自身の 「イヤな面」 かもしれないし、あるいは何かしらの「力」を持っているのに、それを認めることが怖くて避けているのかもしれません。エリスはひとたび刺激されると、わたし達のこころの井戸に黄金の林檎(混沌)を投げ入れます。混沌は、井戸をかき混ぜ、既にそこに在るもの ー 自分の中の不和 ー を浮上させます。 今まで誰もが否定したり無視していたようなものを。 みんなに 「ほら見てごらん。これがあなた方自身の本当の姿なのだ」 と告げるんですね。
場合によっては、それを知ることで衝撃を受けるかもしれません。 けれどそんな時は、浮上してきた物事を直視し、その一切を認めて 「これが自分なんだ」 と宣言してください。 「そうなんだ!」って。 そして、起きた物事に対してもし何か対応が必要なら、今出来るだけのことをする。ただ集中して。 そうすることによって、エリスの体験はものすごく生きてきます。 エリスは、これまで打ち捨てられてきた自分の一部分、または自分の「力」と再会し、和解し、統合する機会を与えてくれる女戦士です。 たとえ浮上してきたものが認めたくない部分だったとしても。 あるいは、抑えていた激しい力を解放して一歩踏み出すのが怖いのだとしても、もしそれが自分の姿なら。 そこに存在するものが強みであれ弱みであれ、出していかなければいつまで経っても上手に扱えるようにはならないでしょう。エリスはあちこちに断片化して不均衡に肥大・縮小してしまった自分をもう一度拾い集め、本来の姿を取り戻し、風に向かって立つことをわたし達に教えてくれます。 それは多くのひとにとって、打ち捨てられた内なる異性の姿かもしれません。
これからのわたし達は、「謙虚さ」 と 「自己信頼」 を、もう一枚上のレベルでバランス取りしながら歩いて行くことが必要になりそうです。 けど、それには自分に嘘をつかないことって大切ですよね。わたし達は皆、清い部分もあれば濁った部分も持っている。それをここで一度目の前にさらけ出して、呑み込んでみる。そして、今一度ひとりの等身大の "人間" として、新しい一歩を踏み出すことが求められているような気がします。
また、ちょうど金星が通ったばかりの双子座のアスボルスと乙女座のオルクス、そして射手座の土星も引き続き長期のTスクエアを形成中です。 前回の月食でも触れたけれど、これもちょっとエリスと共通するテーマを持っているかもしれません。今まで信じてきたもの、正しいとされるものを頑なに固めていこうとする土星に対し、アスボルスは 「もっともっと!今の自分の限界を超えていろいろな事を知りたい!」 と叫びます。 彼は情報洪水の中で、あらゆる五感を駆使し、本当に体全体で納得出来るものを掴みたい!と求めています。 冥王星のシャドウ的役割をになうオルクスは、そんな土星とアスボルスの対峙を厳しくみつめています。 乙女座のオルクスはあらゆる欺瞞や嘘を嫌います。 メリマン・コラムでは射手座の土星が 「ポリティカル・コレクトネス/政治的正しさ」 と読み解かれていましたよね。 「政治的正しさ」と言っても色々で、どこから見ても反論しにくい正論を盾にとった、都合の良い話法も多く見受けられます。けれど、オルクスとアスボルスから刺激を受けることによって、その陰に隠された実態が露呈するスピードも速まっているかもしれません。 そして、わたし達ひとりひとりもまた… 等身大の自分を信頼しながら、体全体で「うん。」と納得出来るような生き方を模索していくよう、強く促されているのだと思います。これは五感を思い切り研ぎ澄ますためのサバイバルなのかもしれません。
さてこんな感じで新月に突入するのですが、先週からの流れは、今回の新月のテーマにもオーバーラップしてきます。 といっても、この新月にはどこか「仕切り直し」「リニューアル」といった雰囲気があります。もう一度原点に立ち帰って心機一転、自分がやるべきことを宣言していくような感じかな。 新月図のアングルはまさにピタリとエリーズ・ポイントに入って、このところ追求してきた「個」と「公」の交差点に私達が再び立つことを暗示しています。自分と外界、プライベートと社会、自国と世界との対比の中で、あらためて立ち位置を決めていくような感じ。 MCにはパラスとヒュロノメがコンジャンクトし、哀しみや辛さを乗り越えて闘っていくための勇気と智恵を示しています。
もしかしたら、新月のサビアン・シンボルに出て来る「天上の聖歌隊」が奏でる音楽って、女神パラスとヒュロノメの二重唱なのでしょうか? パラスは柔肌に鎧を纏い、冷徹さと戦略的な思考を持つ理知的な女神です。そしてヒュロノメは、愛する人の突然の死を悲しんで自ら命を絶ったケンタウルス族の美しい乙女。そのエネルギーは、喪失の痛みに打ちひしがれた心の叫びを感じ取ること、そして、愛する者への献身を表します。理知と闘い、そして愛の痛みと献身。全く違う側面を持つ女性エネルギーが天上で声を合わせるなら、これもまた失われた断片を取り戻す象徴となるのかもしれません。その澄んだ歌声を聴き取れるよう、ただひたすら耳を傾けてみたいと思います。 新月の門出を祝福するパラスとヒュロノメのコーラスが、理知と感情の美しいハーモニーとなって、わたし達のこころに降り注ぐように......!
それでも、まだわたし達の根底には迷いがあるかもしれません。光と闇の間を行きつ戻りつするようなこころの揺れはありそうです。もし何か刺激的なことが起きれば、迷いや怖れの中ですくむような気持ちも出て来るでしょう。 一歩踏み出すためには、やはり強い意志が必要になるかも。。 けれどこのチャートからは、「何があろうと前に進みたい!」 という衝動にも似たものが感じられます。思考を超えたエネルギーがわたし達を動かしていくような感じ。 たぶん、わたし達は皆、どこかでわかっているのかもしれません。今、日々の経験の中で 「わたし達は誰か?」「自分は誰か?」 と問い続ける必要があることを。 次の経験に向けて、階段を一段上らなければならないことを。 そして、そこが本当にくつろげる新しい家、新しい大地になっていくだろうことを…。
今、魚座の海王星はヴェスタとコンジャンクトしています。ヴェスタは竈の女神であり、「内なる火」を護る者。彼女はわたし達の内側に眠る、あらゆる創造性ー聖と性の炎をじっとみつめています。そして、海王星もまた、聖なる創造性の海を司る者。けれどいい加減な気持ちでいれば、曖昧さの霧に巻かれて快楽の海に溺れたり、幻想に囚われて偽りの世界に迷い込んだりします。
天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わった今、山羊座の冥王星はその力を増し、社会の様々なジャンルで規制や管理、監視の強化を求める声となっていくかもしれません。その陰には厳しい裁定を下したがる、乙女座のオルクスも控えています。ちなみに、2007年夏に米国住宅市場が顕著に値下がりを始め、いわゆるサブプライム・ショックの端緒となったとき、オルクスは、山羊座入りした冥王星を追って乙女座入りする寸前の獅子座終盤度数で土星・逆行の金星とコンジャンクトし、冥王星とはトラインを形成、そしてマンデーン的には弱者の叫びを意味する蠍座のヒュロノメ、牡牛座の火星とはTスクエアでした。そしてここしばらくの間、射手座の土星は乙女座のオルクスに対してワクシングスクエアを形成してきました。 現在蠍座に向けて逆行中の土星が再びオルクスとスクエアを形成するのは今年12月の新月あたり。 うーん..この辺もまた、世の中的には大きな変わり目になるのかもしれません。。
そして射手座の土星も、愛と正義の名の下に息の詰まるような社会を創出していく可能性を持ちます。今、ちょうど水瓶座のセレスとセクスタイルを結ぶ土星。 "正しいはず" の安全志向や防衛的な愛護精神は、未来の正義となっていくのでしょうか? その裏側には、魚座の海王星が持つ情緒に動かされやすい不安定な性質や、牡羊座の天王星の、どんな手段を使ってでも抑圧を撥ねのけようとする力が働きます。おそらくそこには、デジタルなコミュニケーションを駆使した操縦法も含まれるでしょう。 それはわたし達の社会が向かうかもしれない、負の側面にも見えます。 でもこれは、結局はわたし達自身の中に存在する、いまだ未解決の矛盾が創り出す全体像のひとつなのではないでしょうか。光と闇と血と肉と欲望を抱えて生きる、生身としてのわたし達は、どんな大地に向かおうとしているのでしょう?
けれど今、海王星にヴェスタが寄り添っています。竈の女神は、わたし達のコアな部分に燃える火を松明とし、海王星という聖なる遍在迷宮を照らします。 赤裸々な生命の現実の中で、本物の慈愛ってどこにあるんだろう? 自分にとって、どんな生き方が美しいんだろう? それぞれに抱える状況の中で、本来の自分に立ち帰り、内なる炎に忠実になれたとき、わたし達はきっと、少なくとも自分の目指す「美」がどこにあるのか…大地に足を着けて、その方向をはっきりと見てとることが出来るのではないでしょうか。 たとえそれがほんの一瞬のことだったとしても… かいま見たその光景は、きっとわたし達の確かな道標になると思います。
夏のまっ盛りを迎える8月初頭、逆行して蠍座に戻った土星と獅子座終盤度数に至った木星がウェイニングスクエアを形成します。うん、そのあたりでまたひとつギア・チェンジがあるかも? これは獅子座の木星と蠍座の土星がぶつかりあって創り上げる、ちょっとした総決算という感じかもしれません。 そして、逆行を終えて9月に射手座に戻る土星のエネルギーを、ポジティブに使っていくための再調整という意味も。。
この新月、天上の歌声に送られて、仕切り直しの地点から歩み出すわたし達は、これからの3ヶ月半、蠍座期の土星にどう対応し、獅子座期の木星をどう使って来たかの結実に向かって行くのかもしれません。 けどそれはまだ未知の道。 たとえ何が待っていたとしても、忍耐が試されたとしても、この道は切り拓いていく価値があります。しっかり大地を踏みしめて、いろいろなことに挑戦していきましょう!!
聖なる「天球の音楽」は、いつどんな時にも、人知れず奏でられています。 けれど、その調べはわたし達に何を伝えているのでしょう? それが真に意味するものとは? 古代から今に至るまで、あまたの先達が素晴らしい哲学や深淵な宗教的思想を遺してくれました。それでも。遍在する深いトーンの全ては、わたし達人間が持つ今の知性や霊能で安易に解釈しきれるようなものではないのだろうと思います。 そこには、確かに何かがある。でも、今わかるのはたぶんその断片でしかない。 正・邪 も 善・悪の区別も はるかに超越した、聖なる音階。 それは存在する全ての根源を歌い、賛美し、創造し、愛し続ける調べなのだから。 その「愛」が本当はどういうものかさえ、わたし達はまだ知りません。 それでも、通りの喧噪の中に、木々の枝を揺する風音の中に、ついさっきまでケンカしていたあの人のため息の中に… もしかしたら、戦場に炸裂する悲痛な叫びや爆発音の中にさえも… その音色は隠されているのかもしれません。 そんな天上の調べを、わたし達は聴き取ることが出来るでしょうか?
……もしかしたら。いえ、きっと。 自分の願望からも、誰かの期待からも、ひとときサラッと自由になって、ただ何者でもないひとつの命そのものとして、ここにあるとき。 ただ此処に立つ。それだけをしているとき。 わたし達は自分が全存在の織りなす美しいハーモニー…天球の音楽そのものだったことに気付くのかもしれません。 そして、それこそがわたし達の"天命"なのだと……。
have a great trek!!!★
hiyoka(^_^
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新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)
【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 4月19日 04:06前後、北海道周辺で04:13前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 03:57 前後、沖縄周辺では 02:38前後に 牡羊座 28°25’で新月となります。
*前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。
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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。
【太陽・月 牡羊座28°~29° (4/19~5/3 )】
"A large disappointed audience"
→『失望する大聴衆』
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"A celestial choir singing"
→ 『歌う天上の聖歌隊』
【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★期待と失望の間を揺れ動く心理を見つめる
→★こうあれかし・・・と願っていたイメージから自由になる
→★目の前の現実と抱いていた期待を照合することにより冷静さを保つ
→★自己過信による失敗の衝撃
→★自分の原点に立ち、人事を尽くして天命を待つ
→★冷たい現実の中に今後の糧となる要素を見出す
→★他者からの願望や期待から逸脱することによる解放
→★謙虚さと自己信頼のバランスを保つ
→★一時的な気分のアップダウンに注意
→★今の自分の限界をさらに高みに引き上げようとする内なる衝動
→★理想と現実の架け橋となるための苦闘
→★崇高な物事を卑近な物事の理由付けに利用して自己正当化する傾向
→★人生のより深い理解に達するためのもがき
→★天命かもしれない物事をかすかに感じ取る
→★経験によって自己の「力」の扱い方を把握していく
→★日々ありふれた触れあいの中に聖なる導きを見出す・・・→
★エネルギーのポイント:『留まり、そして踏み出す』
3月の日食、天王星・冥王星最後のスクエア、そして4月4日のブラッドムーンの月食を通り抜けたわたし達。 さぁ、牡羊座最終エリアの新月がやってきます。 月食を過ぎて木星が順行に転じ、冥王星は逆行に入って、現在順行中の天王星とのスクエアとは1°半ほど離れつつあります。 以前にも似たようなことを書いたけれど、天王星・冥王星スクエア期に受けたエネルギーと、その揺さぶりによって起こされた心理や行動は、わたし達が意識しようとしまいと、それぞれのこころの地下深くに沈潜し、新たな心理の地層を創り上げていくでしょう。 そして、そこからゆっくりと、少しずつ、目の前の現実に対処する新しい力が立ち上がってくるはず。 それがどんな力であれ、発見であれ、ほんの少し強靱になったわたし達は、それぞれの選択にふさわしい未知の現実をこの手でこれから切り拓いていくことになります。 長い長いカーディナル・クライマックスのピークを終えて、これからが本当に掛け値無しの勝負時だ!…なんてひともいるかもしれませんね。 いえ、もしかしたらわたし達全員がそうなのかも?
あ、今週はサビアン・シンボルとアスペクトを同時に見ながら気ままに書いていくことにします。いつものようなシンボル説明ではなくなるけれど、たまにはこんな感じもいい......かな?(^_^;
さて先週は、水星・エリス〜太陽・エリスのコンジャンクションに始まり、金星・土星・アスボルス・オルクスに月が加わってのグランド・スクエア〜Tスクエアが形成されるなど、天空ではちょっと悩ましいエネルギーが形成されました。 今までこころの底に眠っていた怒りが浮上したり、他のひとにの言動に苛々させられたり、あるいは 「まさか自分がこんな誤りを犯すなんて!…どうして?」 なんて、ショックな出来事を体験したひともいるかもしれません。迷い、自信喪失や自分に対する怒り、怒りの転嫁によって起きる不和や失望、許せない気持ちなどが生まれやすい星々のフォーメーションでした。 まぁそこまでは行かなくとも、何となく調子が上がらなかった...というひとも多かったのではないでしょうか。
けどこのエネルギー、厄介なだけでもなかったと思います。 まず水星と太陽によって掘り起こされたエリスの力。これは、今まで長い間、どこかで気付いていながら見ないようにしてきた "自分の一部分" と直面し、それを表に出していくような働きを持っています。 その一部分というのはひとにより様々です。 たとえばそれは、どうしても否定したい自分自身の 「イヤな面」 かもしれないし、あるいは何かしらの「力」を持っているのに、それを認めることが怖くて避けているのかもしれません。エリスはひとたび刺激されると、わたし達のこころの井戸に黄金の林檎(混沌)を投げ入れます。混沌は、井戸をかき混ぜ、既にそこに在るもの ー 自分の中の不和 ー を浮上させます。 今まで誰もが否定したり無視していたようなものを。 みんなに 「ほら見てごらん。これがあなた方自身の本当の姿なのだ」 と告げるんですね。
場合によっては、それを知ることで衝撃を受けるかもしれません。 けれどそんな時は、浮上してきた物事を直視し、その一切を認めて 「これが自分なんだ」 と宣言してください。 「そうなんだ!」って。 そして、起きた物事に対してもし何か対応が必要なら、今出来るだけのことをする。ただ集中して。 そうすることによって、エリスの体験はものすごく生きてきます。 エリスは、これまで打ち捨てられてきた自分の一部分、または自分の「力」と再会し、和解し、統合する機会を与えてくれる女戦士です。 たとえ浮上してきたものが認めたくない部分だったとしても。 あるいは、抑えていた激しい力を解放して一歩踏み出すのが怖いのだとしても、もしそれが自分の姿なら。 そこに存在するものが強みであれ弱みであれ、出していかなければいつまで経っても上手に扱えるようにはならないでしょう。エリスはあちこちに断片化して不均衡に肥大・縮小してしまった自分をもう一度拾い集め、本来の姿を取り戻し、風に向かって立つことをわたし達に教えてくれます。 それは多くのひとにとって、打ち捨てられた内なる異性の姿かもしれません。
これからのわたし達は、「謙虚さ」 と 「自己信頼」 を、もう一枚上のレベルでバランス取りしながら歩いて行くことが必要になりそうです。 けど、それには自分に嘘をつかないことって大切ですよね。わたし達は皆、清い部分もあれば濁った部分も持っている。それをここで一度目の前にさらけ出して、呑み込んでみる。そして、今一度ひとりの等身大の "人間" として、新しい一歩を踏み出すことが求められているような気がします。
また、ちょうど金星が通ったばかりの双子座のアスボルスと乙女座のオルクス、そして射手座の土星も引き続き長期のTスクエアを形成中です。 前回の月食でも触れたけれど、これもちょっとエリスと共通するテーマを持っているかもしれません。今まで信じてきたもの、正しいとされるものを頑なに固めていこうとする土星に対し、アスボルスは 「もっともっと!今の自分の限界を超えていろいろな事を知りたい!」 と叫びます。 彼は情報洪水の中で、あらゆる五感を駆使し、本当に体全体で納得出来るものを掴みたい!と求めています。 冥王星のシャドウ的役割をになうオルクスは、そんな土星とアスボルスの対峙を厳しくみつめています。 乙女座のオルクスはあらゆる欺瞞や嘘を嫌います。 メリマン・コラムでは射手座の土星が 「ポリティカル・コレクトネス/政治的正しさ」 と読み解かれていましたよね。 「政治的正しさ」と言っても色々で、どこから見ても反論しにくい正論を盾にとった、都合の良い話法も多く見受けられます。けれど、オルクスとアスボルスから刺激を受けることによって、その陰に隠された実態が露呈するスピードも速まっているかもしれません。 そして、わたし達ひとりひとりもまた… 等身大の自分を信頼しながら、体全体で「うん。」と納得出来るような生き方を模索していくよう、強く促されているのだと思います。これは五感を思い切り研ぎ澄ますためのサバイバルなのかもしれません。
さてこんな感じで新月に突入するのですが、先週からの流れは、今回の新月のテーマにもオーバーラップしてきます。 といっても、この新月にはどこか「仕切り直し」「リニューアル」といった雰囲気があります。もう一度原点に立ち帰って心機一転、自分がやるべきことを宣言していくような感じかな。 新月図のアングルはまさにピタリとエリーズ・ポイントに入って、このところ追求してきた「個」と「公」の交差点に私達が再び立つことを暗示しています。自分と外界、プライベートと社会、自国と世界との対比の中で、あらためて立ち位置を決めていくような感じ。 MCにはパラスとヒュロノメがコンジャンクトし、哀しみや辛さを乗り越えて闘っていくための勇気と智恵を示しています。
もしかしたら、新月のサビアン・シンボルに出て来る「天上の聖歌隊」が奏でる音楽って、女神パラスとヒュロノメの二重唱なのでしょうか? パラスは柔肌に鎧を纏い、冷徹さと戦略的な思考を持つ理知的な女神です。そしてヒュロノメは、愛する人の突然の死を悲しんで自ら命を絶ったケンタウルス族の美しい乙女。そのエネルギーは、喪失の痛みに打ちひしがれた心の叫びを感じ取ること、そして、愛する者への献身を表します。理知と闘い、そして愛の痛みと献身。全く違う側面を持つ女性エネルギーが天上で声を合わせるなら、これもまた失われた断片を取り戻す象徴となるのかもしれません。その澄んだ歌声を聴き取れるよう、ただひたすら耳を傾けてみたいと思います。 新月の門出を祝福するパラスとヒュロノメのコーラスが、理知と感情の美しいハーモニーとなって、わたし達のこころに降り注ぐように......!
それでも、まだわたし達の根底には迷いがあるかもしれません。光と闇の間を行きつ戻りつするようなこころの揺れはありそうです。もし何か刺激的なことが起きれば、迷いや怖れの中ですくむような気持ちも出て来るでしょう。 一歩踏み出すためには、やはり強い意志が必要になるかも。。 けれどこのチャートからは、「何があろうと前に進みたい!」 という衝動にも似たものが感じられます。思考を超えたエネルギーがわたし達を動かしていくような感じ。 たぶん、わたし達は皆、どこかでわかっているのかもしれません。今、日々の経験の中で 「わたし達は誰か?」「自分は誰か?」 と問い続ける必要があることを。 次の経験に向けて、階段を一段上らなければならないことを。 そして、そこが本当にくつろげる新しい家、新しい大地になっていくだろうことを…。
今、魚座の海王星はヴェスタとコンジャンクトしています。ヴェスタは竈の女神であり、「内なる火」を護る者。彼女はわたし達の内側に眠る、あらゆる創造性ー聖と性の炎をじっとみつめています。そして、海王星もまた、聖なる創造性の海を司る者。けれどいい加減な気持ちでいれば、曖昧さの霧に巻かれて快楽の海に溺れたり、幻想に囚われて偽りの世界に迷い込んだりします。
天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わった今、山羊座の冥王星はその力を増し、社会の様々なジャンルで規制や管理、監視の強化を求める声となっていくかもしれません。その陰には厳しい裁定を下したがる、乙女座のオルクスも控えています。ちなみに、2007年夏に米国住宅市場が顕著に値下がりを始め、いわゆるサブプライム・ショックの端緒となったとき、オルクスは、山羊座入りした冥王星を追って乙女座入りする寸前の獅子座終盤度数で土星・逆行の金星とコンジャンクトし、冥王星とはトラインを形成、そしてマンデーン的には弱者の叫びを意味する蠍座のヒュロノメ、牡牛座の火星とはTスクエアでした。そしてここしばらくの間、射手座の土星は乙女座のオルクスに対してワクシングスクエアを形成してきました。 現在蠍座に向けて逆行中の土星が再びオルクスとスクエアを形成するのは今年12月の新月あたり。 うーん..この辺もまた、世の中的には大きな変わり目になるのかもしれません。。
そして射手座の土星も、愛と正義の名の下に息の詰まるような社会を創出していく可能性を持ちます。今、ちょうど水瓶座のセレスとセクスタイルを結ぶ土星。 "正しいはず" の安全志向や防衛的な愛護精神は、未来の正義となっていくのでしょうか? その裏側には、魚座の海王星が持つ情緒に動かされやすい不安定な性質や、牡羊座の天王星の、どんな手段を使ってでも抑圧を撥ねのけようとする力が働きます。おそらくそこには、デジタルなコミュニケーションを駆使した操縦法も含まれるでしょう。 それはわたし達の社会が向かうかもしれない、負の側面にも見えます。 でもこれは、結局はわたし達自身の中に存在する、いまだ未解決の矛盾が創り出す全体像のひとつなのではないでしょうか。光と闇と血と肉と欲望を抱えて生きる、生身としてのわたし達は、どんな大地に向かおうとしているのでしょう?
けれど今、海王星にヴェスタが寄り添っています。竈の女神は、わたし達のコアな部分に燃える火を松明とし、海王星という聖なる遍在迷宮を照らします。 赤裸々な生命の現実の中で、本物の慈愛ってどこにあるんだろう? 自分にとって、どんな生き方が美しいんだろう? それぞれに抱える状況の中で、本来の自分に立ち帰り、内なる炎に忠実になれたとき、わたし達はきっと、少なくとも自分の目指す「美」がどこにあるのか…大地に足を着けて、その方向をはっきりと見てとることが出来るのではないでしょうか。 たとえそれがほんの一瞬のことだったとしても… かいま見たその光景は、きっとわたし達の確かな道標になると思います。
夏のまっ盛りを迎える8月初頭、逆行して蠍座に戻った土星と獅子座終盤度数に至った木星がウェイニングスクエアを形成します。うん、そのあたりでまたひとつギア・チェンジがあるかも? これは獅子座の木星と蠍座の土星がぶつかりあって創り上げる、ちょっとした総決算という感じかもしれません。 そして、逆行を終えて9月に射手座に戻る土星のエネルギーを、ポジティブに使っていくための再調整という意味も。。
この新月、天上の歌声に送られて、仕切り直しの地点から歩み出すわたし達は、これからの3ヶ月半、蠍座期の土星にどう対応し、獅子座期の木星をどう使って来たかの結実に向かって行くのかもしれません。 けどそれはまだ未知の道。 たとえ何が待っていたとしても、忍耐が試されたとしても、この道は切り拓いていく価値があります。しっかり大地を踏みしめて、いろいろなことに挑戦していきましょう!!
聖なる「天球の音楽」は、いつどんな時にも、人知れず奏でられています。 けれど、その調べはわたし達に何を伝えているのでしょう? それが真に意味するものとは? 古代から今に至るまで、あまたの先達が素晴らしい哲学や深淵な宗教的思想を遺してくれました。それでも。遍在する深いトーンの全ては、わたし達人間が持つ今の知性や霊能で安易に解釈しきれるようなものではないのだろうと思います。 そこには、確かに何かがある。でも、今わかるのはたぶんその断片でしかない。 正・邪 も 善・悪の区別も はるかに超越した、聖なる音階。 それは存在する全ての根源を歌い、賛美し、創造し、愛し続ける調べなのだから。 その「愛」が本当はどういうものかさえ、わたし達はまだ知りません。 それでも、通りの喧噪の中に、木々の枝を揺する風音の中に、ついさっきまでケンカしていたあの人のため息の中に… もしかしたら、戦場に炸裂する悲痛な叫びや爆発音の中にさえも… その音色は隠されているのかもしれません。 そんな天上の調べを、わたし達は聴き取ることが出来るでしょうか?
……もしかしたら。いえ、きっと。 自分の願望からも、誰かの期待からも、ひとときサラッと自由になって、ただ何者でもないひとつの命そのものとして、ここにあるとき。 ただ此処に立つ。それだけをしているとき。 わたし達は自分が全存在の織りなす美しいハーモニー…天球の音楽そのものだったことに気付くのかもしれません。 そして、それこそがわたし達の"天命"なのだと……。
壮大な夜空に輝く灯火のひとつひとつが
わたし達の生命 わたし達のこころ かもしれず
ここで 夜空を見上げるわたし達は こころという
広大な宇宙の奥行きを 覗いているのかもしれず
ならば 瞬きのうちに 消え去る流星は
生き急いだあのひとの 魂かもしれない
それともこれは 絶対の夢
天と地球の 永劫の輪舞
生きることを映し ひたすら燃える星のように
わたしもまた 内なる松明を掲げ 踊り続けよう
わたし達の生命 わたし達のこころ かもしれず
ここで 夜空を見上げるわたし達は こころという
広大な宇宙の奥行きを 覗いているのかもしれず
ならば 瞬きのうちに 消え去る流星は
生き急いだあのひとの 魂かもしれない
それともこれは 絶対の夢
天と地球の 永劫の輪舞
生きることを映し ひたすら燃える星のように
わたしもまた 内なる松明を掲げ 踊り続けよう
have a great trek!!!★
hiyoka(^_^