○4/19の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント5/4【金融アストロロジー】

April 26, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント4/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年4月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
5/2
≪ 短期ジオコズミクス ≫2ブロック目の最後部「そして失ったと思われたデータが....」以下に誤訳がありましたのでお詫びして訂正します。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        終わったばかりの週をふり返ると、S&Pとナスダック総合は史上最高値を更新し、一方でダウ工業平均はその勢いに遠く及ばなかった。先週のダウ平均は18,084で引けた。史上最高値は3月2日、木星・天王星トラインの1日前であり、今年最も潜在力の高いジオコズミック重要変化日の時期圏内につけた18,288のままだ。以前論じたように、拙著 “The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles” で公開した研究によれば、木星・天王星のシグナルはダウ平均におけるプライマリー・サイクルの天井と底との相関性において、全惑星ペアサイクル中最強の力を持つ。今年はそれがもう1回来る。ちょうど夏至の1日後となる6月22日だ。

        その他にも世界の株式指数には顕著なダイバージェンスが見て取れた。たとえば日本の日経は先週終盤に20,252まで騰がり、15年ぶりの最高値を記録した。中国の上海指数と香港のハンセンは7年来の高値まで反騰した。だがインドとドイツは様子が違い、両国共に株価は最近の史上最高値から下がり続けている。

        原油は1月につけた数年ぶりの安値からの上昇が続いたが、貴金属や穀物など他の商品市場は再び数年ぶりの安値に近付きつつある。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        やれやれ、やっと嵐が無事に過ぎたとあなたが思ったその途端、またもうひとつ天王星が絡む長期の惑星シグナルがやって来る。それは土星と天王星間に形成される、225°の分離アスペクト(ウェイニング・セスキクォードレイトまたはセスキスクエアとして知られている)だ。今回は都合3回にわたる正確な角度形成のうち2回目にあたり、初回は2014年12月3日、そして最終回は2015年10月22日に起きる。その中間にあたる2度目の形成は5月4日だ。これは2008年11月〜2010年7月に5回にわたって起きた土星・天王星オポジション以来、最初のハードアスペクトとなる。この期間について皆さんは 1)リーマンブラザーズの崩壊に端を発する金融危機、そして2)ギリシャのデフォルトと救済が起きた時期 として思い出されるかもしれない。ターミネーターの台詞ではないが、「戻ったぞ。」というわけだ。ずばり何が起こったかといえば、金融と政治世界における突然の異常な出来事(と混乱)だ。土星は固い岩のような安定性と伝統を表す。天王星はその壁を破壊するような出来事による突然のショックを象徴する。こうしてこれまで保たれてきた状況が混乱に陥る。

        現在、世界を見渡してみると、金融システムは常態に戻っているかのようだ。安定しているように見える。私達は2008年の不穏な衝撃波以来、ずいぶん長い道のりを歩んできた。しかし現在は、土星・天王星が起こす異常事態をまさに創り出すような、無関心と自己満足の風潮が蔓延する状況だ。異常事態とは地震、津波や他の自然現象、または大いなる水の惑星ー地球に備わる大自然のバランスを脅かすような出来事、たとえば原油漏出さえも考えられる。また、大銀行、大企業、または政府に起きる突然の財務上の損失かもしれない。ひょっとすると大規模なサイバー・アタックが起きたり、コンピュータ内の重要なデータが消失する(そして失ったと思われた重要データが後に発見され、損傷を回復した後に不利な証拠となる)のかもしれない。

        天王星が絡む時、事は突然で予測不可能だ。だが、ある出来事が起きるとは殆ど誰も予測しない時に限って当の出来事が最も顕著に起きるように見える。つまり私達が2014年12月〜2015年10月の間に取り組んでいるのはこういう種類のエネルギーなのだ。どう準備するというのか? 不可能だ。ただ一つ出来る事はといえば、素早く順応すればするほどより良い結果になるという事を心に留めておくことだけだ。必要な変化を創り出すことに抵抗したまま時を経れば経るほど、物事は厄介になっていく。ではこの体験を通して何か良い事がやって来るだろうか? もちろんだ! 何かポジティブな物事が ー より良い方向への変化、大きな価値のあるレッスンが ー 危機の時には常にもたらされる。

        短期的には、5月4日(±1日)もまた重要だ。何故ならこの日は満月であり、それが木星とTスクエアになるからだ。今現在、世界の株式市場が上を目指して動きいているのを見て、市場はこのアスペクトを目指して騰がり続けるし、もしかしたらその当日を越えても勢いが続くかもしれないとあなたは考えるかもしれない。しかし、土星・天王星のセスキクォードレイトの下では何も前提としない方が賢明だろう。もしこの時期にこのアスペクトの真髄が襲うなら、木星にTスクエアとなる満月は歓喜よりむしろパニックの時となるかもしれない。木星が関わる時は、その時優勢な雰囲気が何であれ誇張される。 狂気じみたほど楽観的か、狂ったようにヒステリックで恐れおののくかだ。通常、この天体構成の下ではどちらも交代で起きてくる。


≪ 長期的考察 ≫

        “空中浮揚っていうのが多分俺の感覚に一番近い比喩じゃないかな。演奏がバッチリ決まったと解った時は、自分の足が床に着いている感覚が無い。こう、別の宇宙にまで高められるんだ。皆は「何故止めない?」と言う。俺はくたばるまで引退なんか出来ないんだ。俺がここから何を得ているかを彼らが十分理解しているとは思わない。金のためでもなければ誰かのためでもない。俺は俺のためにやっている。”

ー キース・リチャーズ  “Life”
Little Brown and Company, New York, NY 2010


        過去数回のコラムにおいて、私は射手座の土星(2014年12月23日〜2017年12月20日)と山羊座中盤に在泊する冥王星(2015年3月〜2016年12月)の重要性について触れてきた。それは人々がどう信じるべきかを法制化したり、従わない者への厳しいペナルティを伴う強制的な改革の実行に至るまで、度を超えた大真面目さと政治的正しさを示唆する組み合わせだ。*ルールメイカー達が人生の全ての側面(山羊座の冥王星)、特にそこにあなたのお金、またはあなたの持つ影響力が含まれるなら、なお一層それを統制しようとするにつれて、何もかもが変わりつつある。では逃げ道は無いのか?
*ルールメイカー:ある分野や領域に君臨し、その規範となる「こうあるべきだ」というルールを決めていく程の大きな力を持つ存在。政治分野だけでなく、経済、各業界、企業などに当てはめて使われる。例えばIT分野ならグーグルなどを指してよく言われる。山羊座の冥王星、射手座の土星そのものがルールメイカーとも言える。

        事実、逃げ道は存在する。出口は魚座の海王星であり、実際のところそれは入り口でもある。このコラムは金融関連なのだが、海王星と金融界とは全くかけ離れたイメージだ。ところが海王星は、金融界における究極の成功、そして特にトレードにとっては重要な惑星なのだ。

        魚座の海王星の下で土星と冥王星が示唆する悪習から逃れる出口は、他者への配慮、慈愛や思いやり、自分自身を差し置き、あるいは少なくとも自己犠牲的な行動に見えるほど他者を手助けしようとする姿をとって示現する。だが実際にそれは自己犠牲でも何でもない。何故ならまさに海王星の特質を表現していくこのプロセスそのものこそが内的な平穏の感覚と満足感を創り出し、それ自体が自分自身への報賞となるからだ。私は非営利団体のためのボランティア・ワークなど、個人的・金銭的利益を度外視して他の人達を手助けする時、自分自身の人生やビジネスがどれほど良くなっていくかについて、いつも驚嘆している。これは人生におけるミステリーの一つ ー魔術的なミステリー ー であり、実際にやってみること無くしては誰にも得られない類いの経験だ。

        ミュージシャンはこの事を知っている。アーティストも知っている。誰であれ、創造的な行動に全面的に没入したり、あるいは他の人を高みに引き上げるために犠牲を払う無私の行為をする人は、この感覚がどんなものかを知っている。それはキース・リチャーズがその自叙伝で語っていることによく似ている。あなたが辿り着いた時、そこには… 全ての人に向けて迸る信じがたいほどの慈愛が存在し…それは説明しがたい歓喜の涙へと導いていく。 それはただ経験するしかないものだ。だが誰もが経験出来るものではない。土星と冥王星が創り上げる限界にまず囚われ、人生の究極の体験は権力と他者を自分の思い通りにすることだと信じ、金銭などあらかじめ決められた物質的な結果無しに他者に与えることの真の目的を理解することが出来ない人々は、それを経験することが無い。

        ではこのような感覚が金融市場という分野にどう関連するのか? トレーダー、マーケット・タイマー、またはファイナンシャル・アストロロジャーにとって、それは「市場が向かう方向とその後のリバーサルを直観(海王星)する経験、あるいは、自分の研究がこう動くだろうと示唆したまさにその通りに指標が働くのを目撃する体験となって顕れる。あなたはある指標の過去の動きを研究し、それが(それらが)来ることを知る。そしてトレード計画を立てる。儲けるというのはステキな事だとしても、その計画はお金を目的に立てるのではない。

あなたはそのプランを、他の人達が来たるべき可能性に備えるのを助けるために分かち合い、そこにも満足感は生まれる。 だがあなたはその行為の殆どを自分のために行う。何故ならそれがあなたの為す事であり、あなたがやりたい大好きな事であり、そしてそれこそが、大宇宙と人間としての体験が確かに繫がっている、という感覚をあなたに与えるものだからだ。全てが一度に起こり、あなたは今までとは違うレベルの気付きに達する。それは何か・・・科学や政治以上に大いなるものだ。あなたは ‘くたばる’ まで引退など出来ない。あなたはそのプロセス、その体験がもたらす魔術的ミステリーのためにそれをするのだ。

        これが海王星だ。これは、たった一瞬の内にあなたの知識、才能、直観力の全てが収束し、他のどんな時間にも存在しないそれ自身のユニークで特別な質を持つ・・・そんな瞬間だ。この点に関してトレーダー、アナリスト、アーティスト、そしてミュージシャンは多くの共通点を持つ。一般的に言って、彼らのネイタル・チャートには強い海王星が見られる。 政治や宗教的リーダー達、そして彼らの信者達によるカオスと過剰なまでの生真面目さが支配する時代にあっても、彼ら(海王星的なるものの最善の表現者)は出口と入り口を共に分かち合う。

海王星は時間が静止する沈黙の界面に似ている。そこには汲めども尽きない慈悲と超越の源泉が存在する。そして今、海王星は自ら支配する星座宮、魚座に2026年まで滞在し、それが感受性を持つ人々にとって今までにない程この惑星の本質に触れることをたやすくしているのだ。そういう人々は多い。そしてこれからどんどん増えていくだろう。天王星・海王星コンジャンクションの171年サイクルの下、1990年代生まれの全世代が成人に達しつつある。彼らはこれからの10年、注視すべき対象だ。

もしあなたが自分の中に存在する過剰なほどの生真面目さから脱することが出来るなら、この期間はあなたが癒える時、癒やされる時だ。そして 全世界が癒える時だ。
いや、私は大真面目に言っている。








訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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