●9/28の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント10/12【金融アストロロジー】

October 04, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント10/5【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年10月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
--------------------------------------------------------------------------

フォーキャストの翻訳作業その他のため、しばらくの間抄訳とさせていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

    概要としては、トリックスターたる水星の働きが市場にどんな影響を及ぼしたか、特に金曜は水星が支配する双子座に月が入っていたことと連動して米国市場に興味深い動きが見られたことに言及。その他金と銀、Tノート、通貨などへの言及がありました。株式市場に関する限り、ここ7年の間で言われてきた屈折したアイデア「悪いニュースは買い」が今回も効いたと見てよいだろうとのこと。

いずれにしても全ては水星逆行中に起きたことであり、テクニカル上の買いサインや売りサインは殆ど信用出来ないという論調でした。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


        今週はさらにまた、多くのジオコズミック活動を含む長期の時間帯が始まる。
10月6日〜11月2日の間、金融市場のリバーサルに関わる13のジオコズミック・サインが、その間隔を6日も開けずに立て続けに起きるのだ。またこの期間中、複数のジオコズミック・サインが4日と開けずにアスペクトを形成し続ける短期の時間帯がある。これらの内ひとつが10月6日〜17日に起きるが、その期間中には水星が逆行を終える10月7日が含まれている。その翌日には金星が土星にスクエアとなり、そのまた翌日、太陽が天王星に年に一度のオポジションを形成、そして木星が冥王星にトラインとなる。

この時間帯は太陽が冥王星にスクエアを形成する時点(10月6日)から始まる。したがって私達は、10月6日〜11日の5日間で太陽が天王星と冥王星にTスクエア(トランスレーション)を形成するのを目撃することになる。自然現象という側面から言えば、これは洪水、地震、ハリケーン、竜巻、突風など大自然の力が噴出する現象との相関性を持つ。金融市場から見るなら、突然のリバーサル(またもや)や激しい価格の上下動(再び)だ。また10月6日〜17日の11日間には木星・海王星のアスペクトもたっぷりと効いていることから、原油価格に再び変動が起きることも予測し得るだろう。

        テクニカルやチャート分析の面から見れば、多くの株式指数が再び良いイメージになり始めている。しかしながらジオコズミクスは、今後2週間はまだ危険が潜んでおり、状況が突如後退して再び懸念の急落が起きかねないことを示唆している。したがって私達は、ある研究では強気に転じながら、他の研究においてはいまだにさらなる急落の危機が警告されるという、興味深い時期に入りつつある。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        政府の債務支払いのための資金は従来の予想より早い時期に尽きるだろう... 米国財務長官ジェイコブ・ルーは、11月5日前後に政府の手許現金が足りなくなると告げた... “十分な現金が用意出来なければ、米国政府は史上初めて自ら負うあらゆる義務を果たせなくなる” ルー氏は書簡でこう指摘した。

ー『債務上限、デッドラインは11月』Nick Timiraos, Kristina Peterson,
  ウォールストリートジャーナル, 2015年10月2日


        また今年も、いつものように政府による緊急嘆願 ー 米国債務上限の引き上げ要請が出された。いったい山羊座の冥王星(政府の負債)に終焉はあるのだろうか? 金融・財政政策が平常(あるいは正気と言う方がより正確か?)に戻る日は来るのだろうか? これはつまり、FRBがそのZIRP(ゼロ金利政策)を手放すに足る自信を獲得し、そして政治指導者達が選挙で負けることの恐怖を乗り越え、納税者が納めた金額以上の支出を止めるだけの勇気を持てるかどうかということだ。 そもそも米国民は、ただもっともっとと多くの "物事" を与える約束を連発するのではなく、ひたすら責任を持って国庫を扱おうとする人物に投票するだろうか? 

        さてここで、世界と国家の債務という側面から冥王星を理解するためのレッスンを行うとしよう。もし皆さんが形而上学的な解を求めるなら、これから述べる内容を拡大し「*カルマ的な負債」として見て取ることも出来る。例えば「蒔かぬ種は生えない」すなわち「収入を超えた支出をすれば赤字に陥る」といった具合だ。あなたの人生、あなたの資産は "バランスの崩壊"を迎える。そして自分自身が行った選択の結果として、支払いという結果が待つのだ。
* カルマ的な負債:Karmaは因縁や報いを指す言葉。山羊座に冥王星が在泊する2024年までのカーディナル・クライマックスでは、その何処かの時期で、個人それぞれの人生においても、これまでに選択してきたあらゆる行動の結果を体験し精算を行う機会が訪れる可能性があるということ。

        冥王星が山羊座入りした2008年1月、カーディナル・クライマックスがスタートした。そして2024年に冥王星が山羊座を去り水瓶座入りする時、ついにカーディナル・クライマックスの領域を抜ける。この期間中を通して、負債の封じ込めは困難な課題として存在し続けそうだ。それだけではない。今までもこれから先も、その時々に見られる負債抑制への無能力、やる気の無さ、または勇気の欠如が、より深刻な財政状況へと導く怖れがある。土星が海王星とのオポジションを形成する時(2016年11月〜2017年9月±9カ月)、こうした物事に対応する能力の欠如(機能不全)と優柔不断という問題がより鮮明に浮上してくるだろう。

        一方、こうした "冥王星マター" を着実に実行するにあたり、政府指導者達が示す無能さが招く結果の一つ、それが破産だ。土星が山羊座の冥王星と合となるのは2020年だ。その時、この問題は2009年〜2011年のカーディナル・クライマックス最盛期における体験よりもっと差し迫った形で取り沙汰されるだろう。当時から米国における(そして世界中至るところの)政府機関閉鎖という脅威は珍しいことでも無かった。そしてその脅威をもたらす原因が解決されることも無かった。政治指導者達が何度も何度も "缶を遠くに蹴り飛ばし"(状況を先延ばしにすること)続けた結果、それはいまだに私達と共にある。

さて、冥王星は何かを(あるいは誰かを)何度も何度も蹴り倒すゲームを好む上に、問題となる事象を取り除いてはくれない。冥王星は ー 経済の死神というその最も恐ろしい蠍座的な役割において ー ただ奇跡的に姿を消すことはあり得ない。政治家達が、負債の解決には単にもっと支出を増やせばよいという彼らのケインズ主義的呪文を皆に信じてほしいと思っても、そうはいかないのだ。彼らはそれが経済回復を刺激するだろうと信じている。だが負債の因果がここまで深みに達すれば話は別だ。全く逆の話になる。カーディナル・クライマックスに入って6年、ここに見られる経済回復の弱さを何よりの証拠としながら、負債はただ積み上がっていく。

        冥王星が強調されている間にこの惑星が支配する問題点(負債のように)がまず明確に宣言され、そして完全に解決されない限り、その後まもなくそれに関わる緊張が高まるのは確実と言ってよいだろう。冥王星(とその脅威)は決して死なない。彼はゾンビのようなものだ。あなたがどんなに葬り去ろうとしても、彼は何度となく戻って来る。それは彼が統轄する問題に、あなた自身の手によって適切な幕引き(解決)が行われるまで続く。彼がそれらを死に至らしめるのではない。何故冥王星が死と再生を支配するかの答がこれだ。そして山羊座に在る時、こうした原理は各国政府に関連してくる。国が(負債のせいで)その財布の紐を制御出来なくなれば、その国家の存在に関わる全ての側面に困難が生じる。その国は徐々に力を失い、生き残りは困難となり、そしてもはや通常の道理は通じなくなるだろう。

        とはいえ、絶望し過ぎないようにしよう。冥王星はその性質の全てがネガティブで困難なわけではない。冥王星が真に要求するのは、悪い方向に進んでいる物事に注意を向け、それを修復しようという意欲を持ち、改革し、正し、あるいは癒やすことなのだ。世界中でこうした事に対する気付きも生まれてきている。すなわち今、世界の財政において何かがバランスを崩しているという事への気付きが育ちつつあり、それに伴って解決に向かうためのより多くのアイデアが生まれ始めているということだ。

税制改革の問題、そして政府の無駄遣いを削減する問題についての議論は続いている。それは確実に一助となるだろう。だが、全ての局面において、おそらく最も重要な鍵となるのは人々を仕事に戻すことかもしれない。10月2日金曜に発表された米国の失業率は再び5.1%となった。しかし労働市場から完全に落ちこぼれた人々を勘定に入れるなら、その割合はおおよそ10%に上る。もっと悪いことに、働いている人々の労働時間は減らされ、賃金は停滞している。これは幸福で安全な未来のモデルではない。

その一方で、冥王星は現在山羊座の旅(2008年〜2024年)のちょうど中間点に来ている。中間点がしばしばそうであるように、これはもしかすると、何らかのターニングポイントを示唆しているのかもしれない。ひょっとすると物事は逆転しようとしているのかもしれない。その可能性はある。

逆転のために冥王星が必要としていることの全ては、上手く行っていない政策や行動を認識するにあたり、それに関わる皆が一致団結して努力すること ー そしてその後に続く是正だ。おそらくは何か新しいやり方で、暗礁に乗り上げた物事をもう一度、機能させるのだ。そうすれば冥王星は満足するだろう。そして彼は平和を見出し、世界をその平和の下に手放すことだろう。







訳文ここまで
-----------------------------------------------


hiyoka_blue at 20:51│Comments(3)TrackBack(0)金融アストロロジー 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Green^_−☆   October 05, 2015 15:58
5
hiyokaさん、おつかれさま。

季節の変わり目、体調は、だいじょうぶ?

腰痛も冷えは大敵、Greenも気をつけるわ(^。^)

いろいろ、惑星などのフォーメーションを

考えたとき、自分のポイントとしては

10/13 の天秤座新月、かもな、と。

ちょうど、第5ハウスでの新月に

Greenにとっては。なる。

メリマンさんや、hiyokaさんからの

諸々、さまざまなヒントを頂いているなかで

そんな、予感をもっています。

アルケミストという本で、羊飼いの少年が

さまざまなサインや前兆をかんじるなかで

見事、財宝を手にいれる、ように。

羊飼いの少年は、そのあと、ピラミッドに

ゆけば夢が叶う、と教えてくれたジプシーに

約束通り、財宝の2割を律儀に渡しにゆき

そして、

オアシスに待つ、許嫁ファティマのもとに

向かう、そんなストーリー。に、なります

からね^_−☆hiyokaさん


Green(=^ェ^=)

2. Posted by Green(^。^)   October 07, 2015 16:19
5
hiyokaさんが、ヒントしてくれた

10/9 水星順行へ転換するにあたっての

前後数字のストームフェーズ、モロに

ズバリのいまだと思います。

ものごとも、ものごとに対する評価、考え方も

転々と、コロコロリン、と大混乱

実感してますよ〜。

多分、外国語相手のhiyokaさんも

妙訳を編み出すのに、七転八倒かも。。

世界には懸案満載だけど

相場を盛り上げたいときは、それを

意識的にメディアは取り上げない。

目を逸らして、愉快に愉快に

演出しているよう、な。

フィッシャーFRB副議長の発言も

市場の都合の良いベクトルに

解釈、既成事実化されてゆく、オクトーバー。


^_−☆Green

3. Posted by hiyoka   October 08, 2015 03:46


Greenさん、こんばんは。
このところコメントへのお返事が遅くてすみません!

Greenさんのように、いろいろな事をヒントに自分の中で膨らませて、ひとつの流れに結び付けていけるのって素晴らしいと思います。全体を覆っている「気分」を感じ取ることって、とても大切ですし。記事を活用してくださって嬉しいです。(^_^

そうなんです。今はフォーキャストの12サインの章に手を付けているのですが、星座宮によっては米国と日本の文化の違いでさらっと訳すと誤解を招いたりわかりにくかったりする部分が出て来たりして、どこまで説明するべきか?と頭を悩ませたりしています。マンデーン・アストロロジーのパートよりは柔らかい内容ですが、特に今年は今の米国の「気分」みたいなものが出ている感じも。。(まだ1/4程度だけどw)やっぱり、どうせなら「なるほど・・・」と思えるものにしたいので、限られた時間の中で良いものに出来るよう頑張ります(^_^;

市場は市場の、政治は政治の、大衆は大衆の理屈で動いているけれど、全員を乗せて回り続ける地球はいったいどんな理屈を投げかけてくるでしょうね。。いえ、彼女に理屈なんか通じないかな?

have a nice day!!!☆
 
 
 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
●9/28の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント10/12【金融アストロロジー】