レイモンド・メリマン 週間コメント11/16【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント11/30【金融アストロロジー】

November 25, 2015

●11/26の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化し、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで11月26日08:03前後、北海道周辺で08:10前後、関西方面は07:43頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で07:14前後に双子座3°20’で満月となります。

今回のベースとなる新月のテーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座3°~4° + 太陽 射手座3°~4°】
  "The garden of Tuileries" +
  "Two men playing chess"
「テュイルリー庭園」 +
 「チェスをする2人の男」 

  "Holy and mistletoe"+
  "A little child learning to walk"
「ヒイラギとヤドリギ」 +
  「歩くことを学ぶ小さな子供」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期11/26~12/10】
→★自分を創り上げてきた思考の癖や構造を根底から見直す
→★古いもの、システム、法、考え方の本質を新しい眼で捉え再利用する
→★「大きな声」を通して伝わる出来事に感情を刺激される
→★自分をリニューアル・・または "革命" したいという密かな衝動
→★鋭い舌鋒の下に隠された綿密な戦略
→★他者との間で徐々に侵害される境界線に注意
→★自己の本分を犠牲にせずにピンチを切り抜けるための政治力
→★精神、または物理的なストレスによる過剰防衛
→★慣れ親しんだものを護りとして新しい局面がもたらす毒を避ける
→★自分自身が、全てが、過去から未来への移行期にあることへの気付き
→★自己の内面に生まれつつある「新しい芽」を大切に取り扱う必要
→★通俗的な思考パターンが創り出す過激性に注意
→★平等・対等という理想の内にかいま見える上下逆の厳しい階層
→★足許に気を配りながら決然と一歩を踏み出す
→★自分を本質的に支えてくれている大きなものの存在に気付く
→★自由を手に入れることに付随する厳しい責任を軽やかに受け入れる…→

エネルギーのポイント:『 風の中の船出 』 

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        新月の翌日に起きたパリの同時多発テロ事件で世界は騒然としています。この新月期のテーマは「アイデンティティ」に焦点が当たっていました。ポイントは『アイデンティティの再確認と刷新』….。今、無数の難民のひと達が母国や家、家族、仕事というアイデンティティの外壁を失い、生きようとする内的な力だけが頼みの日々を送っているという心重いニュース映像の一方で、米仏両国大統領の断固たる対ISIS戦争に関する会見、ロシアとトルコの空軍機撃墜を巡る新たな対立のニュースが流れています。大国・小国を問わず、世界の政治的状況は流動的に見えます。今という時期は、世界中で過去から拠って立ってきたアイデンティティが揺らぎ始め、「国」「境界」そして「グローバル」であることの意味を問い直すときなのかもしれません。海に囲まれ、大陸に寄り添うようにして息づく島、日本。ここにも確かに揺らぎは来ているけれど、まだわたし達の目が届かない領域も沢山あると思います。きっと今は、将来の健全な国家像を描像する間もなく、押し寄せる出来事への対処に追われている施政者も多いのではないでしょうか。たとえそう見えなくても...。


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        前回12日の新月は、フランスの始原図(新月が仏の天王星、カイロンにTスクエア、キラルスとレクイエムに合 etc.)はもちろん、ヨーロッパの統合と多様性の理想を目指したEU始原図の4室水星を直撃しました。そして6室の山羊座海王星・天王星のコンジャンクション、3室の金星にはタイトなTスクエアを形成、エリス(不和)・キラルス(個的理由の無い死)・BMリリスの合にはトランシットの天王星が、月のノースノードには土星が来ていました。難民受け入れ問題で揺れるヨーロッパですが、今後2年の間にEUの天王星・海王星合に冥王星が来て金星とエリス・キラルス・BMリリスにTスクエアを形成するなど、とても不安定な星回りに見えます。小惑星エウロパがもうすぐケンタウルスのネッソス(カルミック・リベンジ)と合になるのも気になります。理念に内包されたまま、先送りにされてきた矛盾が様々に噴出してくるのでしょうか。

その鍵となるのは、EUのMCに長いこと乗ったままなかなか動かないキュビワノ族の頭領、1992QB1かもしれません。この遠い遠い太陽系辺縁天体QB1は、過去と未来、此岸―"こちら側"と彼岸―"あちら側"の橋渡しをする者。その究極の意味は、『カオスを超えたところには常に向かうべき新しい宇宙がある』。けれど、こういう遠い天体のエネルギーを感知し始めたばかりの人類にとって、その扱いはとても難しいかもしれません。その本質は、意識の層を数段レベルアップし、究極の癒やしをもたらすものです。けれど、影響力の諸段階では無意識レベルのカオスを創り出し(わたし達が創るんだけど…)暗黒への誘いにもなりやすいです。そんなわけでこのQB1も、大規模な殺傷事件のイベントチャートなどによく現れます。今回の新月図&テロのチャートでも、小惑星パラス(政治、公正と正義)、グリーヴ(嘆き悲しみ)とグランドトラインを形成していました。

ちなみに月のサイクルでQB1と合になるのは、2016年4月の満月あたり。土星・海王星スクエアを大背景に、激動の年になりそうな2016年。国家も共同体も、そしてそれを創り上げるわたし達ひとりひとりも、「自分はいったい誰でどう生きていくのか?」という問いについて、新しい枠組みと解答を見出していくことを促されているように思います。 今、遠い世界で起きている様々な事象。それはわたし達の身近な環境で起きていること、体験している流れ、日々感じる想いと見えないところで繫がり、オーバーラップしながら動き続けています。


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        ここしばらく、月のノード軸はエリーズ・ポイントと呼ばれる特殊感受点にありました。そこは「世界」と「わたし」が交差する場所。わたし達が見て「世界とは、世の中とは、人間とはこうなんだ…」と感じる世界が、そのままわたし達のアイデンティティを創っている…その本質を認識するよう迫られる場所です。わたし達の判断、わたし達の思い描く世界、わたし達がこうと認識する他者の姿、自分の姿。良いにつけ悪いにつけ、それは全てわたし達が内的世界で強力に創り上げている個の神話に過ぎないのかもしれません。。。 目の前のカップだって机だって、この手で触れる。でも世界全てをこの手で触れ確かめることは出来ない。全部を俯瞰で見ることは出来ない。たとえスーパーパワーの中心にいるひとであっても。宇宙船に乗ったとしても。ひとの数だけ、意識の数だけ断片化した世界。でも、わたし達はそれを確固とした物質と同じような現実として捉えています。 何故だろう? 世界こそがわたし達の内面だから? 『世界とわたしとの境界はどこに引かれているんだろう?』 海王星が問いかけます。すると土星が答えます。『その境界線は、君が引くのだ。君自身の自由と責任の名の下に。』


そして今、月のノード軸は乙女座―魚座の旅を開始しています。未来に顔を向けるノースノードは乙女座入りし、わたし達に新しいアイデンティティを定義するよう誘いかけています。過去をふり返るサウスノードは魚座入りし、終わっていく過去を刈り取り目を閉じて呑み干し、秘めやかに沈黙の力に変え未来に向けて送るよう囁きかけています。うーん、これって一種のパワーロンダリングと言えなくもないかなw。。


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    この満月図では、太陽、土星、水星が2〜3°のオーブを挟んでコンジャンクトしています。物事の進行が遅れたり、ちょっとアサッテな反応が返ってきたり、新月から引き続き、ダークな志向が生まれやすい感じもあります。内的世界に深くダイブしていくにはそれも良さそうだけど...外的にはテコでも動かないような頑なさが出やすいエネルギーかも。上辺は何気なく楽しんでいるように見えるけど、どこにいても微妙にフィット出来ない。自分でも理解出来ないんだから、どうせ理解もしてもらえない、そんな感情。フッフッと触れてくる孤独感。。 けれど溜まりに溜まった変化のエネルギーが現実として頭をもたげ流れを促進していく今、あんまり固く身構えていると緊張感で折れてしまいそう。。 もしかしたら今、沢山の可能性が気付いてほしくてこころの中でせめぎ合っているのかもしれません。 ならば自分の中に生まれ出ようとしている何かを信頼しつつ、自然体でいられることが一番です。「よく考えたら本当はわりとどうでもいい... 」そう感じたら、出来るだけリラックスして柔軟にいきましょう。

そして26日午後〜夜、土星は海王星と正確なスクエア形成に入ります。この時、ちょうど双子座の月も連動して土星の対向を通るタイミング。なのでこの時間帯には土星・海王星・月・アスボルス・オルクスのグランドスクエアが成立します。懲罰的な意識や反感が生まれやすく、厳しいことばの応酬が身近な状況に起きるかもしれません。また、ニュースやネット上でそんな場面を見ることになるのかもしれません。

    もしもそんな状況の当事者になってしまったら、まず落ち着いて。一時的なエネルギーに踊らされて感情的に傷つけ合う必要はありません。本当に言うべきことがあるならきちんと表現する必要はあるでしょう。けれど、それと同時に相手の感情的なことばに乗せられたり、自分の内にこみあげる感情に我を忘れないで。自分が、相手が、この瞬間に降り注ぐエネルギーをどう使っているのか、冷静な観察眼が必要です。責任問題を問われたら、自分の立場を曖昧にして逃げるのではなく、認めるべきことは認める必要があります。一番大切なのは、目の前の問題を良い形に変えていくためには何をすればいいか、そこにフォーカスしていくこと。とにかく目の前のタスクを粛々とこなしながら、目を見開いていること。怒りや哀しみにこころを持っていかれないこと。今必要なのは勝つか負けるかの競争原理ではなく、自分を含めた全体のために、どんな犠牲を払えるのかということ。頑張っても誰も見ていないかもしれません。でも、土星と海王星はしっかり観察していそう…(^_^;。

グランドスクエアの一角をになうアスボルスは、耐えて生き延びる力と術を与え、そしてギリギリの所で窮地が救われるという意味を持つケンタウルスです。自分の体に感じる直観を信じて。単なる力の闘争を避け、転んでもタダでは起きない逞しさと危機管理能力を身に付けるチャンスと思ってください。けれど、もし当事者でないなら…不毛な議論にチャチャを入れたりせず、そっと立ち去った方が良いかもしれません。


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    この満月図は、なにやら葛藤するこころ模様を感じます。あらゆる考え方が百花繚乱で、何を信じたらいいかわからず、自分を護りたい、いや壁を壊して溶け合いたい…いやいや本当のところ、壁はしっかり立てたままでとりあえず誰かと繋がりたい…とかw。足許が不安定になりやすく、だからこそ、自分が慣れ親しんだルールや信条、知識など、確固としたものを頑なに頼りたくなるかもしれません。独占欲やジェラシーに悩んだり、自分のもの、自分の権利を護るために闘おうとするひともいるでしょう。だけどやっぱり足許は揺れたまま。たった一粒の砂の中に全世界を見て、「だ〜か〜ら〜、○○は××なんだってば!」と言い切って捨ててしまいたくなるようなフラストレーションを感じるひともいるのではないでしょうか。。 この満月期は世の中も、テロや軍事衝突などまだまだ終わる気配はなく、また世界のどこかで飛行機が落ちたり火の手が上がったり、嵐など荒れた気象、悪魔的に思えるような事件が起きても不思議じゃない星回り。そしていったん何かが起きればメディアがその揺らぎを増幅し、喪失感を煽るような風潮もエスカレートしていくと思います。

そんなこんなで、外界にカオスを見る。そんな感覚を覚えるひと、いると思います。けれどそのカオスは、内なる自己が求めてやまない、新しい枠組みへの関門ではないでしょうか。この際、ひそかにその混沌の渦にダイブしてカオス「そのもの」になってみるのもヨシかもしれません。それに耐えられる自分が実はちゃんと、ココに居た。それに気付いたら、新しい船出の準備は整っています。


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    ところで、この満月のサビアン・シンボルも、かなり社会的なイメージがあります。まず月と太陽がとっていく度数は双子座・射手座の3°〜4°。基盤となる3°の月は「テュイルリー庭園」です。これはパリの有名な公園ですね。この庭園はもともと16〜17世紀にかけて王母カトリーヌ・ド・メディシスが長い年月をかけて建造させた素晴らしい宮殿の庭でした。けれど後の19世紀に「パリ・コミューン」(プロレタリアート独裁による自治政府を宣言した革命運動)の蜂起によって戦いの場となり、焼失してしまったそうです。パリ・コミューンは2か月あまりで鎮圧されました。けれどこの民衆蜂起はその後の社会主義と共和制の確立に大きな影響を与えたと言われています。

焼失したこの宮殿は、過去の王政の遺物と見なされ再建されませんでしたが、美しい庭園は整備して残され、今は皆が利用出来る公園として、新しい役割を与えられています。このシンボルは、厳しい戦いを通して過去が失われていくこと、それでもなお残ったものの中には、伝統によって培われた「美」が厳然と存在し続けることを語りかけています。おそらくこのシンボルが暗示する革命とは、全てを根こそぎ破壊し尽くす流血と破壊の道ではなく、美は美と認めて新しい光を当て、新たな役割の中に活かしていく道ではないでしょうか。 それは善・悪/黒・白/右・左/新・旧/貧・富/老・若/男・女…云々とかそんな区別はちょっと脇へ置き…分けへだてない眼で対象の本質を見つめ尽くして得られるもの。誠実な知性によってのみ成し遂げられるもの(これ、頭の良さとはたぶん全然違う... )。殺すのではなく、より良く生かすための新しいルール。やがては必ず死ぬ肉体の謙虚さを通して呼び込む新しい波。変化し続けながらの、不滅。…実際、そんな感じの内的自己革命を何度も体験してみないと、本当は社会の革命なんて不可能なのかもしれません。


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そして .... 月と太陽は次のシンボルを取っていきます。これは確かずいぶん前の満月のとき、太陽と月が正反対の位置で体験したことのあるエネルギーです。そのときに言ったことと重複するけれど、少し引用しつつ、書いてみますね。


    月が位置するシンボルは 『ヒイラギとヤドリギ』 です。この二つの植物は、樫の木によって結ばれています。その昔、ケルト文化では聖なる樫の木と共にこのヒイラギを、大いなる守護のエネルギーを持つ植物として用い ていました。冬...ケルト部族にとって神聖な存在である、賢者の樫の木が葉を落として裸になる季節.....そのとき、青々とした葉に赤い実をつけるヒイラギ は、寒々と暗い世界に美をもたらすものと考えられたのだそうです。そして、ヤドリギもまた神聖な植物であり、特に樫の木に宿ったヤドリギは、宿主の聖なる魂の顕示とされました。ここで樫の木は、冬至 — 日照時間が一年で最も短く、そこから太陽が成長し始める日 — つまり太陽の新年を象徴する木であり、ヒイラギ・ヤドリギ・樫の木の三つ組みは古い年から新しい年へ、そして古い王から新しい王へと、「力」が移行していくさまを象徴 するものとなっています。


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    一方、太陽が取るのは『歩行を学ぶ小さな子供』 です。 この子はつかまり立ちを覚え、そしてまだおぼつかない足取りで歩きだそうとしています。好奇心に目をキラキラさせながら…。その危なっかしい姿を みると、周りの大人は思わず手助けをせずにはいられません。

ブレイン・ボヴィは、2本の足で立ち、歩き始めることを『人類にとって進化への決定的なフェイズ』であり、進化・発展の各エポックごとに、その時点での「革命」が存在すると指摘しています。

2 本足で立つ状態はバランスがとれている状態です。けれどそこから歩き始めるには、まず最初に一瞬、そのバランスを崩す必要があります。わたし達のこころ/精 神も、ひとつの段階から次の段階へと成長するとき、一時的にバランスを崩し、葛藤や迷いの中で極端な考えに傾くことが少なくありません。それは古いもの・ 古い状態から、全く新しいもの・新しい状態に移行する際に、多かれ少なかれ、必ずくぐり抜けなければならない関門だとも言えます。

        よちよちと歩き始めた子供は、バランスを崩して今にも転んでしまいそうです。葛藤はわたし達を苦しめます。革命の萌芽は社会全体を揺るがせます。それで も、前に進むためにはどうしても一歩一歩、その危機を乗り越えていかねばなりません。月がわたし達に送る、成熟した樫の木のエネルギー。成熟した大人は、太陽が示す子供を助け教えながら、やがては力を委譲して自ら退くときが来ることを知っています。けれども子供は何処に行くかわからず、その動きはまだまだアテに なりません。大人のやり方で導こうとしても、きっと手を振り払って転び、ついでに大事な置物まで落として割ってしまうかも? 大人はハラハラし、ときには イライラして叱りつけたくなります。それをぐっと我慢して、先回りして支えようとしても、子供はイヤイヤをします。新しい芽を育てるのは本当に大変。。 歩行練習は果たして安全に進むでしょうか? 


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古く 物慣れた感性と、新たに芽生えたまだ幼い可能性。わたし達のこころの中に、その二つは存在します。 その二重性の狭間で、わたし達は危機を経験し、それに立ち向か い、やがては交互にバランスをとって進むことを覚え、新しい目標に向かって歩き始めます。社会もまたそんなわたし達をなぞるように、危機を迎え、紛糾し、破壊や 反抗、反動と抑圧を体験しながら次の時代へと移り変わっていきます。わたし達が今という移行期を穏やかに乗り越えていくには、自分の足許をしっかりみつ め、周囲を見渡し、謙虚に、大胆に学んでいくこと。大いなる樫の木の下に頭を垂れつつ。大きな大きな宇宙的サイクルの中で一つの生を任された者として。まだおぼつかない新しいアイデンティティの萌芽に誇りを持って。そう、それがこの風の船出にあたって最初の挑戦になるのかもしれません。

        何が起きても起きなくても、世界はそこにある。自分が居るから。それを見ているから。これ、実は凄いことだと思います。 土星・海王星が織りなす幾多の物語…ヘタするとメチャヤバなトリックと陰謀論飛び交うただ中で、それでもわたし達はこのエネルギーを使って世界を創っていくんですもの。なぜこんなシステムがあるのでしょうねw。でも、「世界を革命する力」(ん?何処かで聞いたようなw)はわたし達の内部にある。そこにしか無い。固い物質として揺るぎなく見える現実。そして果てしなく底深く、何だって飛び出す内的世界。二つの領域が対峙して生まれる永遠のダンス。そこから紡ぎ出される悲喜こもごもの神話達。無数の神話に宿る、無数の「世界」。それがわたし達のアイデンティティ.......。ならば、みんな幸せにならなくちゃ。ん?それじゃぁその「わたしの幸せ」ってヤツの正体を、まずは革命してみないと…かな?(^_^;


        さぁ、もうすぐ満月。お天気は悪そうだけど...

でもこころの中は、煌々と照る月の夜。どこか遠くの崖の上で、銀色のローン・ウルフが一際高く遠吠えしてる。耳を澄ましてそっと聴こう。それが今夜の船出の唄....。



eso1503a



have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:25│Comments(2)TrackBack(0)新月(満月)の星読み | パーソナル・アストロロジー

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この記事へのコメント

1. Posted by Green^_−☆   December 04, 2015 20:20
5
風の中の船出かぁ、

風があってこそ、船出かもなぁ(=^ェ^=)

ドラマチック

きょうは、強風の木曜日でした。寒太郎。

( ^ ^ )/□ホットコーヒー。


http://www.uta-net.com/movie/2112/

ラジオから、そんな季節。

2. Posted by hiyoka   December 05, 2015 17:31


こんにちは、Greenさん。コーヒー、ご馳走さまですw

そう、「風の中の船出」。いろんな人生があるけれど、年齢・性別・環境を問わずそれぞれに こころ、またはお腹、どこかに少しでも「独り行く」という部分をしっかり保持していないと、風の吹くままに漂ってしまう可能性がありそう。 風に乗るにも、避けて護るにも、「信じて信じない」態度とか、「何も信じない。期待しない。けれど自分にとって一番大切なことを信じている。それが常に変容していくことを知りながら…」とか、そんな感覚が大切になってくるだろうと思っています。

今月は20日から水星が逆行のシャドウフェーズに入ります。そして新年を迎え、日本時間で5日水星逆行、8日に木星逆行。

現実的な変化の風が本格的に吹いてきそうな2016年。色んな意味で、殴り合いに入るひと、集団、国が出て来そうな雰囲気。わたし達人間の精神にも様々な試練があると思うけれど、逆に考えれば成長のためのひとつの節目、チャンスかもしれませんね。 個々人の星回りによっては、ファイトと寛容の精神か? 怨嗟と犠牲者を名乗る道か?みたいな選択もあるかな。もちろん、もしそんな星回りのひとがいたとしても、安らぎや幸福は必ず訪れると思います。ただ、それを見出す意志を持ち続けることが、いつもよりずっと大切な鍵になりそう(^_^

Good Luck!!!☆

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