レイモンド・メリマン 週間コメント3/14【金融アストロロジー】●3/23の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

March 20, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週のコラムは休暇旅行からの帰途と重なるため短縮版とさせていただく。


 ≪ コラム短縮版 ≫


        春が弾けた! 1月20日と2月11日にプライマリー・サイクルの安値をつけた後、世界の多くの株式指数がサイクル新高値をつけるまで反騰するなど、春は明るい音色に乗って始まった。

先週の良いニュースはFRBが「何もしない」と発表したことだった。つまりミュータブル・サインの典型例として、3カ月前、2016年中に4回金利引き上げを行うと発表したFRBは今、短期金利を上げないと決定したわけだ。この件に関する現在の見通しは2016年に2回の利上げになるかもしれないとトーンダウンしている。

        金利引き上げを行わないという発表は3月16日水曜に行われた。これはおおらかで気前の良い木星が、(金利のような)負債に関わる全ての物事を支配する冥王星に120°の調和的なトラインを形成した日だった。

FRBは引き締め、すなわちより土星的であったろう決定を選ばなかった。ところでこれは、先週のECBによるマイナス圏への金利引き下げ、そして新たな量的緩和策としての債券購入プログラム実施決定の後だった。この気前の良い中央銀行による刺激は確実に狙った効果 ー 世界中の株式市場と国債が値上がりすること ー に貢献した。これは当然ながら、中央銀行が欲してきたと思われる2%のインフレ目標を結果として達成し始めない限り、世界中の負債もまた増大へと向かうことを意味する。

昨今いよいよ鮮明になってきたのは、中央銀行が世界の負債から抜け出る道としての自らの方法論を 「誰よりも早く最低の貨幣価値を達成する」という通貨戦争の続行によって拡大するつもりでいることだ。直近のラウンドでは、米国の中央銀行(FRB)が明確な勝利を収めている。米ドルは下がり、ヨーロッパにおけるマイナス金利と新たな量的緩和策にもかかわらず、ユーロは騰がっている。

        しかしながら、これら世界の市場にとって良いニュースには、またさらなる変化が待っているかもしれない。なぜならそれは、主要な惑星達がミュータブル・サインに在泊する時に見られる特質だからだ。ミュータブル・サインは「変化」に関連する。ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)が支配的な時、何事も計画やトレンドに沿った形で長続きすることはない。今 世界は、木星、土星、海王星による途方も無いミュータブルTスクエアの、3カ月に及ぶピークの時間帯に入ろうとしているのだ(3月23日〜6月29日)。

以下太字表記

        先週3月16日の木星・冥王星トラインを過ぎて、現在私達は3月23日に起きる、全3回の内2回目の木星・土星スクエアに向かっている。その2日後、3月25日に土星は逆行に転じる。そして同日、金星が木星と土星にTスクエアを形成する。こうしたトランスレーションの動き全体が何処で起きるかといえば ー そう、ミュータブル・サインだ。それでもこれはまだ、6月まで続くこの春の強力かつ驚くべきジオコズミック・サイン、そのラインナップの始まりに過ぎない。

        どんな事でも起こり得る。特に決定、合意、条約に関しては全てが変化し、行きつ戻りつするだろう。取引が決まったって? 考え直したほうがいい。何も決まっていない。決まっているのはただ、私達が決め事に合意したとしても、実は何も決まっていないという事だ。

取り決めに対する相手側の理解はこちら側の理解と同じではない。もしどちらか一方のみでも、これは変更を加えた方が良い取引になると思えば(もう一方がどう考えるかなど問題ではない)取り決めは常に変わる可能性がある。ここで問題となるのは選択肢の欠如ではない。問題は、合意にたどり着いたその後でさえ、選択肢や方法論が尽きることなく出て来ることだ。あなたはこのミュータブルTスクエアを『まさに絵に描いたような不安定性』だと考えるかもしれない。道義に反し倫理に欠ける欺瞞行為を申し立てる声が当然のように今、高まりゆく流れにある。

            これはより大きな背景である土星・海王星スクエア(当然ながらミュータブル・サインだ)が持つ象意の一つであり、目にする物も、耳に入る物も、読む物も(まぁ、もしかしたらこのコラムさえも)、また誰の事も、真には信頼出来ないことを意味する。

私達が今、日食と月食の狭間にあって、この期間がミュータブル・サインである魚座の日食から始まっていることなど言うまでもないだろう。現況は全てがミュータブル(変わりやすい)であり、不安定であり、私達の足下はそれほど堅固な土台ではない。だから私達は皆、泳ぎ方を習うか飛行機の操縦レッスンを受けることを考えるべきかもしれない。大地から足が離れている状態にうまく適応するためのレッスンなら何でも良いだろう。

ところで月食は今週、3月23日に牡羊座・天秤座軸の初期度数で起きる。これらはミュータブル・サインではない。だがこれは月食であるため、人々の気分が変わり直近で交わされた合意の許容範囲を越えた行動を取りがちで、それが摩擦を起こすという傾向には拍車がかかりそうだ。今週のジオコズミック・サインのラインナップ(月食を含む)は、多くの市場において強力な価格反転を起こすだけのパワーを持つ。とりわけ木星が副支配するエネルギー・セクターは注視すべきだろう。

        もしあなたがこの流れのままに漂い、しかも吹き飛ばされずにいられるなら、実際この時期は楽しく面白い3カ月となる可能性がある。だがもし何かプランがあってそれを実行するのなら、他の人達との共同作業が必要なプロジェクトを完遂するにあたっては、まるで操縦する飛行機が狂気のただ中に突っ込んでいくような感じがするかもしれない。


        なお、この時期についての詳細は前回のコラムでお知らせした私達のYoutubeビデオでも触れているのでぜひご覧いただきたい。
(先週のコラム記事に転載したものと同じです。)







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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