●3/23の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)レイモンド・メリマン 週間コメント4/4【金融アストロロジー】

March 27, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


        世界の殆どの株式市場は3月14日〜21日の間に数ヶ月ぶりの高値をつけ、その後先週終わりにかけて後ずさりを見せた。

        原油は株式に続いて反騰し、3月22日火曜に41.90まで騰がって2月11日につけた10年来の安値26.05からは実に60%の上昇となった。これは12月4日につけた高値以来の最高値であり、『フォーキャスト2016』で述べたように、土星・海王星スクエアと木星・土星スクエアの下で予測された長期サイクルの安値が示現した可能性がある。この安値の示現は2015年11月〜2016年6月の間が理想的なタイミングだった。それでも株式と同様に、原油もまた1日短いホリデー・ウィークの最後の取引日だった木曜には下落して終わった。

        金と銀はそれほど調子良くはなかった。金は3月11日に1287.80に達し、1年ぶり以上の最高値まで舞い上がった。だが3月24日木曜には、1211まで下がっている。銀は金より1週間遅れて3月18日に1617をつけてトップアウトした。その1週間後の3月24日木曜、銀は1510まで下がっている。そうだ。今や火星は蠍座を去って射手座を運行している。射手座の火星は歴史的に見て、蠍座に在る時ほど貴金属にとって強気とはならない。火星は(冥王星と共に)4月17日〜18日に逆行に転じ、5月27日以降は蠍座に戻る。今年の貴金属市場には、まだこれからも良い取引チャンスがありそうだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達が最近のYoutubeビデオで論じた「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」の最初のパートが終了した。この第一の波は3月6日〜26日に発効したもので、このような短期間に10種もの重要なジオコズミック・サインを含んでいた。それは3月8日、乙女座の木星とはまさにオポジションとなる魚座の日食から幕を開けた。そして3月23日水曜、木星・土星スクエアの2回目の正確な形成と同日に起きた月食と共に終わった。それはベルギーの同時テロ事件の翌日のことだった。3月25日金曜には土星が逆行に転じた(これは木星・土星スクエアの一部をなすものであり、したがって世界にとっては木星よりも土星的な影響が強かった)。そして同じ3月25日、金星が木星・土星スクエアに対してミュータブルTスクエアを形成した。これによって「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」初期ラウンドが完了したことになる。3月25日金曜は世界の殆どの金融市場が休場であったが、木曜の引けには株式、貴金属、原油、通貨など多くの市場が下落していた。ひょっとすると、先週の取引日が1日手前で終わって良かったのかもしれない。


≪ 長期のジオコズミック・サインと
 ファイナンシャル/マンデーン・アストロロジー ≫


        “我々がこの選挙を動かしている抗えない力の存在について真に理解するには数ヶ月、いや数年かかるかもしれない…  米国政治を支える2本の支柱の内、1本がグラグラと揺れ動いている。共和党はストレスに苦しみ、崩壊の淵に立たされている…  自由なインターネットとそれが保証する無限の選択肢を要求する、時流に敏感な若い学生達が、何故に連邦政府とその権限を巨大化させようとしている年老いた社会主義者を信奉するのか? 彼は若者達の価値観の正反対を行うように見えるというのに…  何故 *連邦議会の嫌われ者である上院議員が、本来の共和党を支持する投票者にとって唯一の現実的な選択肢になり得たのか? そしてまた、実質的に彼女の個的・公的人生の全てにおいてこんなにもスキャンダルに見舞われている女性が何故ホワイトハウス行きの本命となっているのか?”

ー アリゾナ・リパブリック紙 2016年3月22日付 社説
   “A Political Year That Changed Everything”

*ティーパーティ運動をバックに議会でも長々と強弁を繰り返し、同じ共和党議員からも批判されてきたテッド・クルーズ氏のこと。共和党内の反トランプ派には現状、クルーズ氏しか選択肢が残っていない。

        彼らはマンデーン・アストロロジーを理解していない、ただそれだけのことだ。彼らは今 天上で展開している強力なミュータブルTスクエアに気付いていない。それは2016年3月〜6月をピークとして2015年8月〜2016年9月の間発効し続ける。そして人類の集合的な傲慢さ(または単なる無知)のただ中で、宇宙のサイクルと人間活動のサイクルとの間に存在する繫がりへの気付きや受容性は殆ど見受けられない。『上なる如く、下もまた然り』ー もしあなたが何か嫌な予感を感じるとするならこれが答だ。だがこれを理解するのは生易しいことではない。

        先週の強力な土星の影響による損失(土星は損失を支配する)が生じる以前、金融市場はジオコズミック・サインの春のラインナップに向かって非常に順調な動きを見せていた。株式市場は2月11日の安値から手堅くリバウンドし、先週初めには数ヶ月ぶりの高値をつけた。貴金属は12月の安値から急騰し、3月11日(金)と3月18日(銀)に数ヶ月ぶりの高値をつけている。原油は2月11日の安値から先週3月22日につけた直近高値まで爆発的な上昇を見せた。

        こうした上昇の多くは、世界の中央銀行による非常に強気の決定に起因するところが大きい。ECBは3月10日、予想された刺激策の内容をはるかに上回る発表を行って金融界を驚かせた。それから1週間後、FRBは短期金利の引き上げを行わないかもしれないと発表した。2016年中に4回の金利引き上げを行うと彼らが強く示唆したのはたった3ヶ月前のことだ。今やそのプランは縮小され、おそらく今年2回の引き上げとなるかもしれない。

        なぜ立場を変えるのか? 世界経済があまりに弱く、中央銀行はさらなる景気後退を怖れているのか? それとも他に理由があるのか?     また中央銀行によるこういった金融刺激策の効果とは何なのか?    言うまでもなく、彼らは経済成長を望んでいる。インフレーションが望みだ。そしてもし彼らが過去7年にわたって維持してきた力(と独立性)があれば、望み通りのものを手に入れるだろう。木星・海王星オポジションの下で株式と商品が再び強気になるにつれて、彼らは資産インフレを手に入れるだろう。彼らは米国の大統領選に向かって富の爆発を創り上げるだろう(これはいったい誰を利するのか?)。

もちろん、株式市場のチャートは今もって弱気だ。だが同時に重要なトレンドラインに近付いてもいる。これは ― もし破られるなら ― 突如としてすこぶる強気と化す可能性がある。その時に起きる問題は、オーバーヒートした経済と株式市場をどうクールダウンさせ着地させるかだ。しかしそれこそは、中央銀行を率いる者達にとって大統領選が "終わる" まで、すなわち彼らにとっては * かつてアンドリュー・ジャクソンによって取り上げられて以来、自分達の独立性と権力への最も大きな脅威が待っているかもしれないその時までは、直面したくないと願ってやまない問題なのだ。

* アンドリュー・ジャクソン(第七代米国大統領, 任期1829~1837): 一切の特権を否定し全ての人々に機会均等・平等をという主義主張の下に、いわゆる既存政界の外部から来て初めて大統領となった。「ニューオーリンズの英雄」と呼ばれた人物。米国史中、彼の施政期を「ジャクソニアン・デモクラシー」と呼ぶ。これは実際には白人のための平等であり、先住民の大虐殺や強制移住、黒人差別を大統領自らの信念に基づいて率先して行ったため、60年代の公民権運動の拡がりの中ではジャクソニアン・デモクラシーに対する見直しが行われた。しかし公職の民主化など、信念のために強権をふるった強い大統領のイメージとして米国史の中では一種のノスタルジーをもってジャクソン時代が懐かしまれることもあるとされる。ジャクソンは、当時の中央銀行の役割を果たしていた第二合衆国銀行への歳入預託を悪徳とインフレ助長の根源として拒否、各州の銀行(多くがジャクソン民主党支配の銀行だったと言われる)に預けることとした。また、民衆の代表というイメージや息の掛かった新聞などの後ろ盾によって大統領権限を拡大し、議会や司法との力の争いを繰り広げたとされる。米国史で唯一議会から不信任決議を出された大統領でもあった。(参考:wikipediaほか)

また、最近ではドナルド・トランプ氏をアンドリュー・ジャクソンの再来としてイメージするケースも見受けられる。

        今は春だ。これから6月にかけ、私達の太陽系において最も強烈な惑星達が非常に強力な配置を形成していく。その最初のパートは完了した。2番目のパートは4月17日〜18日の週にやって来る。それは火星と冥王星の両方が逆行に転じる時だ。3番目のパートは5月26日〜30日近辺になるだろう。これは3回目にして最後の木星・土星スクエアが起きる時で、同時に火星が逆行しながら蠍座に戻っていく。そしてその後、4回目にして最後の宇宙的パズル、土星・海王星スクエアと海王星の逆行が6月13日〜17日に起きる。これに続いて6月29日には火星が順行に転じる。

        この宇宙の様相は、平常時とは言えない。そして同様に、人類が歩む道にとっても決して通常の時ではない。本当に特別な時だ。まさに『驚くべきジオコズミック・サインの春のラインナップ』なのだ。市場も非常に激しい様相を呈しそうだが、世界の政治や社会的な出来事にしても同じことだ。このなんとも "魅惑的" な時を、それと知って楽しむことだ。だが、危険に足を踏み入れてはいけない。


        私達は3月24日、ドイツのジャーナリスト/アストロロジャーのアントニア・ラングスドルフとの第2回目のインタビュー動画をYoutubeにUPした。『3月23日〜6月29日、驚くべき春のジオコズミック・サインのラインナップ』についての第2弾だ。私はこの騒々しくも揺れ動く時期に、読者の皆さん、特に投資家やトレーダーの皆さんのガイド役を果たす義務感を感じている。ぜひご覧いただきたい。



Incredible Spring Geocosmic Lineup Part II





訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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