レイモンド・メリマン 週間コメント5/9【金融アストロロジー】●5/22の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

May 15, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
※来週23日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週もまた典型的な水星逆行の週だった。殆どの株式指数は週の始めは穏やかに騰がり、5月10日の水星逆行中間日あたりでピークに達してその後週末に向かって下落した。殆どの市場において、先週はインサイド・ウィーク ー 高値と安値が前週の高値と安値の内側に収まる週 ー となった。これは水星逆行では典型的に見られる動きだ(低いボラティリティ)。しかしながら、オーストラリアのような例外もあった。ASX指数は9ヶ月ぶりの高値まで舞い上がっている。また中国では、上海市場が2ヶ月ぶりの安値に沈んだ。これは典型的な水星逆行効果だ。世界の一領域では騰がり、他の領域では下落し、一方他の殆どの領域では、行きつ戻りつしながら取引レンジがどんどん小さくなっていく。

        米国では、ダウ工業平均が5月10日火曜、トリックスターたる水星逆行のまさに中間点において17,934で天井をつけた。この日は222ポイント騰がっている。そして翌日はその全てを吐きだし、217ポイント下落した。5月13日金曜の引けまでに、ダウ平均は月初来安値となる17,500を試していた。

        商品市場では株よりもう少し売買が活発に行われた。原油は5月12日に1バレルあたり47.02ドルをつけたが、これは6ヶ月ぶりの高値だった。金は水星逆行開始直後の5月2日につけた年初来高値1306から下落し、逆行中間日の5月10日に安値1258.30(現在までのところ)まで下落した。銀はといえば、いつものように、もっとドラマチックだった。5月2日につけた高値18.06から、先週はずっと売られ続けたのだ。金曜ザラ場中には16.85の安値まで下落したが、いまだに底打ちのシグナルは見えていない。この動きはサイクル研究に合致している。また、火星が逆行によって射手座の初期度数に戻る場合の研究とも一致している。しかし現在始まっている、ヘリオセントリックの水星による射手座運行時(5月13日〜24日)に通常見られる強気パターンとは相反している。さて、闘士たる火星がヒラリと身をかわすトリックスター、水星に待ったをかけるに足るいっぱしのコワモテ野郎であることに私達は驚くべきなのか?

        貴金属が抱える問題は、強くなっている米ドルだ。いや実際にはそれよりもっと深い問題だ。全市場に通じる問題点は、中央銀行と彼らの相反したメッセージであり、それが米ドルを高みに押し上げることだ。2週間前、日銀は当時の予想に反して量的・質的緩和の現状維持を発表した。先週、日銀は追加緩和の用意があると発表した。これを受けて米ドルは騰がり、他の通貨(ユーロや円など)がかなり激しく下落することで、貴金属と株式市場を押し下げた。こうして今や3つの中央銀行が先月の彼らの金融政策を覆したことになる。最初はECB、次にFRB、そして今、BOJ(日銀)だ。

これは水星と火星が逆行し、木星と土星が海王星とTスクエアを形成する時に起きる典型的な事例だ。すなわち『あなたはこの期間に読むもの、聞くもの、見るものの全てを疑ってかからねばならない』。あのドナルド・トランプでさえ、初めからずっとあり得ないと言っていたはずの選挙運動資金の受け入れに関して彼の "金融政策" を覆したのだ。このようなアスペクトの下では、約束は破られるためにあるようなものだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は奇妙な理由から注目に値する週だ。すなわち、5月14日〜21日はトランシットの惑星達による主要なジオセントリック・アスペクトが見られない。これが意味するのは、今週に向けてどんなトレンドが続いてきたにせよ、それは変わらないだろうということだ。何事も無ければ下落傾向にあった市場は下げ続け、上昇してきた市場は騰がり続ける(とはいえ、水星と火星の逆行下では何事も鉄壁ではないし、過去に見られた相関関係は未来の動向を完全に保証するものではない)。だがより高い確率で見られそうなのは、世界の指導者達(政界と金融界)がその一貫性の無い考えや振る舞いから目を逸らすために、依然として唐突に自分達の立ち位置を変えたり軌道を逸れたりし続けるだろうということだ。

        主要惑星達が互いに重要なアスペクトを形成していなくても、宇宙ではいくつかの興味深いジオコズミック現象が起きている。その一つは、ヘリオセントリックの水星が5月13日〜24日、11日間にわたる射手座の旅を開始したことだ。先週述べたように、『これはなかなか面白い。何故ならこの取り合わせは通常、金属と通貨に急激な価格変動をもたらすのだが(一般的には上昇)、今回はこれが普通なら金融市場に とってあまりボラタイルとは言えない水星逆行の終わり付近で起きるのだ。どちらの特質が支配的になるだろう? あるいは、両方共に示現するのだろうか?』 これまでのところボラタイルな動きは出ていないことから、水星逆行終焉のエネルギーが支配的だ。

        現行の水星に関わる相反するボラティリティのセオリーに対しては、双子座ー射手座軸で満月が起きる5月21日がもう一つのテストとなるだろう。この満月は火星ともコンジャンクトしている。通常なら、これは市場と政治面でのボラティリティ(必ずしも真実とは限らない自慢たらたらの主張やそれに続く度を超えた反論など)と関連する。これは週をまたいで起きるため、もしかすると市場よりは政界の出来事に関連するのかもしれない。しかしながらこのルネーション前後1〜2取引日の内に反転しやすい穀物市場は観察しておこう。気温と気候が非常に暑くなるかもしれない。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“偉大な精神は理念を論じ、並の精神は事物を論じ、卑小な精神は人を論じる”

ー海軍大将 ハイマン・G・リッコーヴァー


        今週、私達は手堅いやり方を通して人を、特にドナルド・トランプを論じることになる。彼はちょうど5月21日(日本時間22日昼)にやってくる満月と同様の双子座ー射手座軸の満月、そして月蝕の下に生まれているからだ。オンラインの出生証明書によれば、彼は1946年6月14日10:45EDTに生まれた。彼は人を論じるに強く、理念をつぶさに論じるにあたっては弱い。とりわけ行う必要があると自分が提示した物事をどう成し遂げるかの詳細には全く弱い。議論の矛先を「理念」から「人物」へと変えることに成功した時こそ、彼の強みは増大する。彼自身が示唆したように、彼は自分自身の「理念」(双子座・射手座軸の生まれとしては、数多く抱えているはずだが)についての詳細にはあえて踏み込まないことを好む。何故なら彼は、数多くの選択肢を残しておきたいからだ。

        しかしながら、「人物」を論じる時の彼は「ブランディング」に長けており、これによって人々の心に残るイメージを創り上げることが出来る。今回の予備選シーズンの中で、彼は対立候補者達を効果的にブランディングすることで大いにその力を発揮した(「ちびマルコ」「嘘つきテッド」「ふぬけのジェブ」「性悪ヒラリー」などなど)。

だが誰一人として同じやり方で効果的に彼をブランディングした者がいないというのも不思議な話だ(「不平屋ドナルド」「いじめっ子ドナルド」「論争屋ドナルド」あるいはヒラリー・クリントンが彼を「危険人物(loose canon/何処に向けて発射されるかわからない大砲)」と呼ぶのを好むことから、もしかしたら「弾丸ドナルド」などか…いずれにしても、ブランディングとしては印象に残らず、弱い)。どんな場面でも、*かゆいところに手が届くようなネーミング能力、あるいは特定の人物に的確なレッテル貼りをする力は、双子座ー射手座軸が得意とする遊びごころだ。

* 原文:“pin a tail on a donkey” 日本の「福笑い」に似た子供の遊び。目隠しをしてグルグル回り、壁に貼られた尻尾の無いロバの絵の適所に画鋲で紙の尻尾をとめ、的確にそれらしく仕上げるというもの。

  しかしながら、獅子座の火星が上昇惑星であることは、それが(これ一つだけではないが)攻撃性やいじめの形さえ取る可能性を示している。この傾向は、同時に蟹座にも惑星を持つ人々のチャートでは一層強くさえなる。何故なら蟹座は忠誠心を要求するからだ。トランプ氏は蟹座で金星と土星がコンジャンクトしている。だから彼は、対立候補者達のように彼の側に立たない者に対しネガティブなブランディングをすることにかけては特に熱心だ。彼自身がしばしば口にするように、彼は負けることが嫌いだ。彼は勝つためならどんな事でもするだろう。これは潔く負けを認める者のチャートではない。

        読者の皆さんにとって ー いや他の誰にとっても ー 最も重要な問題は、彼が選挙に勝てるのかどうかだろう。一人のアストロロジャーとしては、彼のネイタルチャートとそれに対するトランシットのみを見るだけでは明確にならないと考える。これについては今年後半に入ってからより詳しく論じるつもりだが、今あえて言うなら、1月20日の大統領就任式の直前、トランシットの土星が彼の月にコンジャンクトし、太陽にはオポジションを形成する。これは両刃の剣だ。通常、月にかかる土星は人生において「人気」が高まる時期とは言い難い。得るより失うことの方が大きいとされる。何かを競うような場面では、勝利ではなくむしろ深い失望と関連するのだ。それでも、ネイタルの太陽にトランシットの土星がオポジションを形成する時、それはその人物にとって社会人・職業人としての絶頂を指し示す可能性がある。それと同時に、通常は本人の時間とエネルギーに対する外部からの要求も莫大だ。したがって非常に成功しやすい時であると同時に大きなストレスがかかる時期でもある。

        では彼が勝つ可能性はあるか? トランシットの土星が彼の太陽にオポジションを形成する事実から見れば、答はイエスだ。だが自分の月に土星が乗る彼はまた、大きな損失に打ちのめされる可能性をも持つ。ではこの両方のテーマが2017年1月20日に示現する可能性はあるのか? イエスだ。

現段階での結論はこうだ。今回はおそらくクリントンのファンがそうなると考え、また現在の世論調査が示しているほど簡単な勝利は無さそうだ。ヒラリーはこの選挙サイクルを、以前の選挙時に(数年前の上院議員選挙時を除いて)彼女が示した強い指導者という潜在的な可能性よりもずっと手強い姿勢を大衆に示しながら戦うことが必須になってくるだろう。

クリントンとトランプは両者とも獅子座に火星を持つが、これはマイケル・オライリーの手になる優れた研究書『ポリティカル・アストロロジー』によれば、歴代米国大統領の中で最も多く見られる惑星配置だ。それはまた、彼らが舞台に上がって繰り広げる議論がかつて無いほど激しい闘いのエンターテインメントと化すだろうことを示唆している。それは選挙後に行われるだろうトランプ VS ジャネット・イエレンのディベート戦と肩を並べる好取組になるかもしれない。もしトランプが勝つならば、の話だが。

        一方、私は以前自から出したアドバイスに従うつもりだ。すなわちゆったり座ってこの見世物を楽しむことにする。米国において、こういった政治がこのような様相で進行することは未だかつて起きたことが無かった。まぁ少なくともこの流れは「根性悪ヒラリー」と「弾丸ドナルド」との非常に面白いタイトル・マッチとなるのは確かだ。








訳文ここまで
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