レイモンド・メリマン 週間コメント5/16【金融アストロロジー】レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

May 21, 2016

●5/22の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

5月23日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
 m(_"_)m

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにそのテーマを消化し、エネルギーはゆっくり静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで4月22日06:33前後、北海道周辺で06:39前後、関西方面は06:14頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で05:44前後に射手座1°13’で満月となります。

今回のテーマのベースとなる新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 射手座1°~2° + 太陽 双子座1°~2°】
  "A Grand Army of the Republic camp fire" +
  "An glass-bottomed boat in still water"
「南北戦争北軍退役軍人会のキャンプファイヤー」 +
 「静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船」 

  "The Ocean covered with whitecaps"+
  "Santa Claus filling stockings furtively"
「白い波頭に覆われる海」 +
  「こっそりと靴下をいっぱいに満たすサンタクロース」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~6/4】
→★周囲や世間に何らかの影響を与えたいという欲望の高まり
→★自己中心的な利益を目的としたグループ行動に注意
→★過去から積もった哀しみや深い怒りが行動の動機となる傾向
→★秘密裡に行われる欺瞞行為やはぐらかし、逃げ口上に注意
→★富や力の分配に関わる様々な葛藤と闘争
→★理屈で割り切れない感情を客観的に整理していく必要
→★湧き起こる感情に圧倒されて衝動的なことばを放つ危険
→★見かけや上辺の言動の下に隠れた利己的動機や本質を見抜く必要
→★巧妙なプロパガンダや優しく親切な態度、欲望をそそる見せかけ
→★回想や懐かしい想い、共感と出会いの中に慰めと癒やしを見出す
→★無償で与えられるものが後で高くつかないかを確認する必要
→★または、誰に気付かれることもない無償の思いやりの価値
→★いざ、という時のために自分にとって価値あるものを保存する
→★物事の底流とそのトレンドを感じ取る能力
→★はるか昔に失われた大地やこころの故郷への悼みと憧憬
→★自分と他者それぞれを動かしている真の動機を見抜くための強さ
→★多くの矛盾する情報を俯瞰して臨機応変に自分を更新していく必要
→★自分の芯に響くことばを拠り所として困難を打開していく・・・→


エネルギーのポイント:『本質を見抜くための訓練』 

160522FM


★5月~満月の星模様★

          うーん、あいかわらず毎日次から次へと地球の上では沢山のことが起き、気持ちよく澄み渡った青空の下を歩きながらふと、もしかしたら世界は静かに狂い始めているのかしら?なんて、チラと感じなくもない今日このごろ。靑葉がつやつやと繁り、春から少しず~つ初夏へ移ろいゆく刻のただ中で、昔読んだ小説の一片を思い出しました。『春、いっせいに咲き乱れる美しい花々に目を奪われるその足下の地中には、ただ生きよう、伸びようと我先に相争う多くのいのちの本性が隠されている』そんな感じのフレーズ。。 


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  あ、なにも最初っからそんな身もフタもないことを言わんでも・・・なんて思うひともいるかもしれませんね(^_^;。けど、これも真実の一側面だし、競い、相争ういのちの様相から、折り合いや共生への無数の智恵が生まれて来たのも確か。なぜこんな書きだしになったかというと、今回の満月のテーマ(サビアンシンボルと星々のフォーメーション)が、なんとなくそんなことを思い起こさせるものだったからなんです。つまり、陰であれ陽であれ、いのちある者達全てが等しく持つ闘争的な側面をがっちり受けとめ受け入れてみた、その先に何があるのか?という挑戦・・・かな。

今は厳しさに直面してるひと、哀しみや重さに負けそうなひと、喧噪の中で緊張が高まってるひと。けっこう沢山いるのではないかと思います。そういうひとに、頑張れ!とか負けないで!と言うのは簡単だけど、人間ってそんな簡単にはいきません。それでも...。やっぱり今はちょっと腹筋鍛えて空を仰ぎ、小さくへへっと笑えた方がいい。たとえ病に倒れていても、泣き笑いでも片方の口角が下がっていても、やっぱり小さく「YES」と言えたほうがいい。ここに在ることに対して。そんな時期。。


        で。天空はと見れば、太陽は牡牛座を後にして双子座入りし、これに小惑星ヴェスタとオエノーネがコンジャンクト。月には逆行の火星がコンジャンクトし、太陽に対峙。そして小惑星アストライアが乙女座からTスクエア。 満月直後の順行を前にストームフェーズ真っ只中の水星は土星にクインカンクス、木星がトライン。そして満月図のMCに乗るケンタウルス族のネッソスと小惑星パラスに対してICに乗る冥王星族のオルクスがオポジション。これが満月軸と交差してグランドクロスに。DCにはケンタウルス族のフォルスがぴたりと乗っています。それに加えて木星・土星・海王星のTスクエアが展開中。そして牡羊座で初回のコンジャンクションを目前にした天王星とエリス。。(初回:6月9日、2回目:9月27日、3回目:2018年3月17日)そして蠍座の初期度数で小惑星ジュノーとブラックムーン・リリスがコンジャンクト。このチャートは緊張感に満ちています。


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        8月に控えた恒星アンタレス(と土星)との逢瀬を前に射手座を逆行する火星は、わたし達が前へ前へと進みたいと思う、根源的な欲望を内側へ内側へと押し戻してきました。これをことばで表現するなら、自分が本当に欲している純粋な歓びをみつけるための内的な旅。常日頃から自分が「自分はこういう人間であのひと(達)はああいうひとで、○○とは、世界とは、こういうものさ!」と信じ、生きるため身を処すための拠り所としてきた信条や世界観を、もう一度「それは本当か?狭くないか?ズレてないか? 実は余計なものをぶら下げてるんじゃないか?」と尋ね歩くような旅です。そして、いよいよ蠍座に戻って再び欲望の深淵に足を踏み入れようという寸前。。 火星は煌々と照り映える満月のエキサイティングなエネルギーと出会い、思うように動けていない欲求不満のはけ口をみつけるかもしれせん。

一方、太陽には「内的な忠誠の火」を護る女神ヴェスタが寄り添い、今まで培ってきた自分なりのルールや秩序に沿って美しく物事を運びたいと願っています。そして太陽にぴたりと添うもう一つの小惑星は、ニンフにしてパリス(エリスの金の林檎騒動で一番の美女を選ぶことになった審判人)の妻、オエノーネ。彼女は本当に必要なとき、個人的な偏見や悪意を捨てて誰かに手を差し伸べられるか?人として為すべきことを為せるか?という挑戦を意味する小惑星。ただ、機嫌が悪いときは「許せない」という気持ちが高まり、機会があればやり返すこと・・・つまり復讐を考えたりします。それを行動に移せばやがては自分も破壊され、後悔することになりそうだけど。。 この満月と火星の下で何か刺激的なことに触れたなら、わたし達のこころは苛立ち、なかなか収まらないかもしれません。それを眺める乙女座の女神アストライアは、いったいどんな審判を下すのでしょう? アストライアが位置する場には「大衆」「一般人」という無名性にまぎれていく自分自身に抗い「わたしはわたしだ!」と自分のキャラクターやアイデンティティを主張するエネルギーが満ちています。そのアイデンティティは、果たして本物...なのかな?


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  そんな満月軸にクロスする形のオルクスとネッソス、そしてパラス。この組み合わせもまた何らかの審判を象徴しています。ネッソスもオルクスも遅い星なので、社会的にはここしばらくの間、セクシャルな要素の絡む不正行為や様々なハラスメント、ストーキング、スキャンダル、力の濫用など、誰かが過去に行った行為に対する反動が起きたり、隠された動機が露わになったりという現象が起こりやすいと思います。これは別に悪事を働いたから報復を受けるということだけではなく(勿論それもあるけれど)ひとによっては何気なく鼻歌まじりで行ってきたことが、実は他の誰かを刺激したり傷つけていたことを知る…そんな形でも顕れることもあるでしょう。ネッソスは自分が撒いた種に決着をつけるとき。自分だけでなく、環境も含めたリニューアルのとき。そしてオルクスは裁決を下す者です。なので、もし自分にカルミックな出来事が起きなくても、人生の浮き沈みや因と果のありようについて、何か感じさせられるような物事を目撃するのかもしれません。またこのエネルギーは、これまで「自分自身が自分に対してやってきた行為」の結果として顕れる場合もあります。

ところで、今回はそこに小惑星パラスが加わります。…ってことは、もしこのエネルギーに影響を受けるひとがいるなら、目の前の現実に目を背けず、ひとつひとつ丁寧に立ち向かうこと、そして今の自分の限界をありのままに受け入れ、変わっていく機会になるかもしれません。パラスもまた審判者であり、この位置にあるときは、選りすぐりの包括的なポリシーを持って事にあたることを要求します。おそらく今回は、まず目の前の現実に十分対応しながら、その根本原因を見ていくこと。これから始まる人生の新しいサイクルに見合う発想の転換をどう図るべきかを考えていくこと。…そして、もっともっと器の大きなモノの見方をするようにと促してくるのかも。。 もしこの声に従うことが出来るなら、きっと時間をかけて取り組むに値する大きな経験になると思います。

        そしてもう一つ、これにオーバーラップするのが木星・土星・海王星のTスクエアです。乙女座の木星は、社会の中で、あるいは家族や近しい間柄の中で積み上げてきた自分の立ち位置、自分の美意識に忠実であろうとする気持ちを膨らませます。「わたしはこうなんだ」という感覚。それは自分のアイデンティティ、一種の精神的な保護膜です。このままで認められたい、受け入れられたいという気持ち。たとえそれが「自分はこれだけの者でしかない。力無く、取るに足りない弱い存在だ」という意識だったとしても... その実、過度の自己卑下や被害者的意識によって周囲を逆に支配している場合もあるでしょう。共に魚座を支配する海王星との対立は、もしそこに何か偽の希望や幻影が混じっていれば、膨らんだバブルにめいっぱいテンションをかけてくるかもしれません。


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  この木星・海王星軸にTスクエアを形成する土星は、射手座のグレートアトラクターとコンジャンクト中です。土星が突き付けるのは責任、赤裸々な現実、自分自身の限界。でもグレートアトラクターの力がTスクエアで働くとき、そこにはもしかすると、黒か白か?的な、極端な動きが加わるかもしれません(特にこのエネルギーが集合的に作用するときはシビアな反応になりがちです)。護る方も攻める方も、こころのどこかでは何かが違うんじゃないか?と気付いてる…でも、そのとき見える「現実」はそれぞれの視野の中でねじれ、幻のリアリティとすり替わっているかもしれない。そんな危うさ。。 

月は23日朝までに、ネッソス・オルクスのオポジション、そして木星・土星・海王星のTスクエアをトランスレートしていきます。もしその途上でこころに棘や緊張を感じるようなことがあれば、注意して観察してみて。もしかするとその棘は飛沫のように空間へと拡散し、周囲に影響を与えるかも。もし自分の中に何らかの形で悪意が存在してきたとすれば、その機会にはっきりと認識出来そうです。じゃ、そんなとき、どう対応するのか? 闘争のための闘争(それが自分の信じる「平和」のためであっても)、出口を求めて駆け回る情念に突き動かされるような言動は、何より自分自身のエネルギーを枯渇させるでしょう。もちろん人間である以上、ちょっとしたことで苛立ちや無力感が湧くこともあります。ジュノーとBMリリスのコンジャンクションは、人間関係の中でどうしても言えなかったひとことを口にするよう促してくるかもしれません。もし、本当に壁を破るために必要なら、それは起きるでしょう。

けれど少なくとも「それは何故なのか?」を探ること。もっともっと深く知ろうとすること。これは今回の満月がもたらす挑戦のひとつだと思います。だって存在するものは、ひととき避けてもまた必ずやって来るのだから。


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        けど。水星は順行するし、グランドクロスは変化を身上とするミュータブル・クロスとして起きます。もしここで思いっきりこころのバネが縮むような経験をするなら、それは自分を変革する好機として使えるかも?! その意志を持ち続けられるなら。 試行錯誤したっていい( ケッ 運命論なんてクソ食らえ的にエネルギーを使いつつw )。頑なさを脱し、好奇心を持って、もっと自分という器を拡げたい。思い切った発想の転換を目指し、自分をこのテンションから解放したい。たとえ哀しみや混沌を経験したとしても、星々はそこからわたし達が何を生み出すのかと期待を込め、固唾を呑んで見守っていると思います。

        ここから先は、自分に対しても世の中に対しても、背を向けず、絶えず自分自身を更新していく時間帯に入ります。 自分や周囲を納得させるためのこじつけや背伸びはもう要らない。たぶん、それどころじゃなくなる。もしかしたら、それどころじゃなく楽しくなるのかもしれない。(いや、大変かもしれないけど(^_^; )。 火星は今月27日深夜に蠍座入りし、逆行運動は6月末まで続きます。その間、世の中にも個人レベルでも、大なり小なりまたいろんな事が起きるでしょう。。  けど、この時期は自分が抱いて生まれて来た、一番純粋で本物だと言える「欲望」をより深く知るチャンスなのだと思います。それは多分、理屈ぬきに「自分を一番健やかに生かすだろう何か/いのちを燃やすエネルギーとなるもの」。いつの日かココから旅立つ者のひとりとして、まっすぐに胸を張って歩いていけるように。


  ところで少し前から天王星・エリスのコンジャンクションの話をしつこくしてるけど...今回もちょっとだけ(^_^;。

牡羊座のエリスと天王星は「壮大なアイデンティティ・クライシス」を意味するかもしれません。それは個人レベルでも起き得るし、世代、民族、国、ジェンダーなどより大きなレベルでも起きつつあるのではないでしょうか。情報の渦の中でこれ以上無いほど断片化してしまった自己を、もう一度取り戻すとしたら... この世界をよりよく変えたいと願うなら、多分今までに試されたようなやり方は通用しないのではないかと思います。明日も自分は存在するだろうし、世界も変わりなく続いていくかもしれない。けれど、以前と同じ解決法、以前と同じ物の見方を引きずったままでは、ただ世界史と自分史の閉じられた円環に囚われるだけなのでは... このところエリスのことを考えていて、そんな風に感じています。 天王星とのコンジャンクションか。。。  見えない壁、怖れの淵、セクトやジャンルの塀をひらりと超えて、天高く飛び立つ鳥は生まれてくるかな....。

  えっとw... そんなわけで、もしかして凸凹道が続いてしまうひとも、肩の力を抜いて「世の中」と名付けた自分の胎内の海に深くダイブし、底に潜む深海魚達に出逢うような旅が出来たらいいな、と思います。なぜならそんな視座の変化こそが、ひょっとすると自分だけの問題じゃなく世の中自体を変えていく第一歩になるかもしれないのだから…。


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        じゃ、最後にサビアン・シンボルを見てみましょう。今回は満月がとっていくエネルギー、『白い波頭に覆われる海』に焦点を当てていきますね。

広い広い海。強い風が吹いて、海面は見渡す限り白い波頭に覆われています。白い波頭? それを細かに見れば、荒れ狂う風が海水の表面を白く泡立て、波立てている状態ですね。そして「海」はわたし達の無意識を象徴するもの。デーン・ルージャー版のシンボルは「白い波頭が風の力を見せつける」となっていて、どちらかというと「風」=「スピリット」が強調されているのに対し、実際にエルシィ・ウィーラーが降ろしたオリジナルのシンボルは「海」、つまり人間の広大な無意識が主役です。そして、その表面を覆い隠す無数の白い泡、泡、泡。。。 

B.ボヴィは「泡で覆われる状態」を指す「covered with froth」というフレーズを例に挙げ、これは「実体を持たない何かによって真の実体が隠される」状況だと指摘していました。


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また、米国では19世紀末からこのシンボルが降ろされた20世紀初めにかけて、原文で「白い波頭」を指すことばと一致する「White Caps」という名で呼ばれた秘密の組織があったとも指摘していました。この組織は凄惨な無法ぶりで有名でした。これ、もともとは農民の集まりで、自分達のコミュニティが持つ価値観を踏みにじる行為をした無法者に対抗しようとして創られた活動組織だったそうです。けれどこの運動が貧しい農家の人達の共感を呼び、南部へと拡がっていくにつれて、その活動内容は劇的に変化していきました。

なぜなら、当時はちょうど農業不況のあおりを受け、多くの農家が貧困の苦しみを味わっていました。そんな中で、人々は自分達にお金を貸していた商人やそこで働く黒人労働者への妬みと憎しみを募らせ、White Capsの活動自体も「諸悪の根源」を排斥する運動に変化していったのだそうです。そして、陰湿な嫌がらせや人種差別の絡んだひどい集団暴力で「敵」を痛めつけ、財産を奪ったり、鞭打ちや焼き討ち、脅しによって命からがら土地から追い出したりさえしました。やがてこの動きは郡から州ぐるみへと集団ヒステリーのように拡がり、裁判官の中にさえ組織のシンパが存在したことから、被害者達は法的な保護を十分に受けられなかったといいます。まるで現在も存続するKKKの元祖みたいな組織になってしまったんですね(実際、メンバーは今のKKKにいくぶん似た 白装束の "扮装" をしていたそうです)。けれどこうした騒動は、結局は彼らの地域に芽生えるはずだった新しいビジネスの気運を根絶やしにしてしまいました。そしてそれは、地域全体により大きな貧困と衰退をもたらす原因となったのだそうです。

うーん。。。 高いモラルを標榜し、互いの助け合いから始まったはずの組織が、なぜそんな無法集団になってしまったのでしょう? 自分達が抱える苦しみを誰かに転嫁して、「アイツらが悪い、アイツらさえいなければ!」と感じはじめたからでしょうか。 このWhite Capsの存在をチャネラーのエルシィが明確に知っていたかどうかまではわかりません。けれど取り締まりが厳しくなった20世紀初頭でも構成員が存在し続けた悪名高い組織と「白い波頭」がどこかでオーバーラップしていたとしても不思議ではないと思えます。


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        「白い波頭で覆われた海」とは… いったい何を指すのでしょう? White Capsのメンバーがまとっていた白い衣。その色が象徴する純粋さは、結局は表面的なものでしかありませんでした。その下には深い感情のもつれと抑圧した怒りが渦巻いていたのだと思います。そのエネルギーは溜めれば溜めるほど、あらぬ方向性をもって噴火します。いつも自分の外側に幻の敵 … 自分の不幸が形作る幻像を創り出し、それを責め続けていけば、歪んだ内的エネルギーはますます膨れあがります。そんな抑圧は取り返しの付かない行動となって顕れるかもしれません。見せかけの論理、頑なな信条によって支えられるアイデンティティ…実体の無い「泡ーバブル」は、やがて水面を覆い隠します。そして、より深く豊かな海 ー 未踏の無意識領域 ー に届く可能性を持つ鋭い感性をにぶらせていくでしょう。今、目を閉じてみて。視界の闇に、わたし達はいったい何を見るのかな?

環境に吹き荒れる暴風… あるいは荒れ狂う精神さえも、海の表面を波立たせる力しか持ちません。その表面に立つ波のそれぞれがわたし達の瞬時の思考、雑多な想いだとすれば、その下に拡がる内奥の「深海」は常に手つかずのまま、ひっそりとダイバーが降りてくるのを待っています。また、それぞれの波がわたし達ひとりひとりの姿だとすれば、その下には集合無意識という膨大な可能性の深海が拡がっています。

わたし達が今「わたし」だと認識している概念は、自分という存在の氷山の一角に過ぎないのではないでしょうか? 「世界」と名付けられた、あなたやわたしの胎内の海には... まだまだ見知らぬ沈没船が宝を秘めたまま打ち捨てられているかもしれません。


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        恒星域の力学研究に生涯をかけた故ダイアナ・K・ローゼンバーグは、射手座の初期度数であるこの領域(0°〜2°台)を、「光と影とが色濃く入り混じり葛藤する場」だと示唆していました。この領域が放つエネルギーは、強い意志と激しい競争心を合わせ持ち、持ち前の想像力から生まれた「泡」を現実に変える力を持っています。またその内側には手強い秘密主義と目立ちたがりの両側面がいつもしのぎを削っていて、一方の手に粘着力と強いこだわりを抱え、もう一方の手にはひとを和ませるユーモア精神をたずさえています。その闘いは奇襲戦法が多く、そのイチかバチかの当たって砕けろ精神は、自分にも、他者に対しても一種の魔法をかけることが出来ます。理想を提示し、夢見るような効果を創り出せるんですね。なのであらゆる創作やアートの世界にも使えるエネルギーです。ただし、それは両刃の剣。その同じ力が、激しすぎる思い込みや錯視・幻視を起こさせる強力な呪詛にもなり得るからです。

        さて、月に光を与える太陽のシンボルは双子座2°『こっそりと靴下をいっぱいに満たすサンタクロース』です。サンタクロースって、子供達の夢の中に存在し、無償の愛でステキなおもちゃをプレゼントしてくれる優しい守護聖人ですよね。でも現実世界では… 赤と白の衣装に真っ白なヒゲをつけて "扮装" した誰かです。だからこそ、子供達が夢の世界に遊んでいるうちに "こっそりと" 靴下を満たす必要があります。小さな子らの、無垢な夢をこわさないように。。 けれど夢と現実というこの双子の世界 ー 二元の世界では、「夢」を紡ぐために秘密裡になされる行為が常に純粋な動機から行われるとは限りません。本来の自分ではない姿に扮装して夜の闇にこっそりとまぎれ、何かを盗んでいくひと達も沢山存在する、そんな現実世界。夢のサンタクロースは「純粋に与え、純粋に受け取る」行為を象徴しています。その本質には義務も犠牲も恩義も存在しません。けれど社会の現実にそれを見出すのはとても難しいことです。ただ、一期一会の刻を除いては...。

『目に映る他者の姿に、そして何より自分自身の中で、幻と実のギリギリの境界を見抜く。そして境界に立ち、そこから深奥を突破していけるか?』『夜の闇にまぎれて様々に乱れる思い、粘りつく不要なこだわりを洗い落とせるか?』 ひょっとすると、太陽の光はわたし達にそう問いかけているのかもしれません。


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        今、逆行する火星の力と太陽の光を得て輝く月の下。陰と陽とがぶつかりあうこの領域がもたらす最高のチャレンジ。さぁ、わたし達はこの激しくもディープなエネルギーをどんな風に使えるかな? 

自分の一番の暗部に十分な白光をあててみたい。まだことばにならなくたっていい。理解する。ハートで。さらに、理解する。お腹で。全身で。そしてもし出逢えるなら… そこから立ち上がる一番純粋な自分の核を(たとえまだ抽象的であっても)大切に育てていきたいなと思います。

存在が、存在を。世界が、世界を、新しく生み落とすその日まで......。




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^


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この記事へのコメント

1. Posted by Green★彡   May 26, 2016 05:36
5
5/22.射手座満月。エネルギーのポイント。

本質を見抜くための訓練。

相場でいえば、プロでも
上がるのか下がるのか、ヨコヨコなのか
わからない、まさに

本質を見抜くための、訓練、の時間帯。

訓練であるということは、防災訓練や
本番前の稽古でも、あったりする訳だから

いよいよの、本震や本番は
6/5.双子座新月以降になるのだろう。

そして、天王星、エリス、コンジャクトが
ジャストに形成されるころへ。

もし、そのころ、相場が歴史的な天井なら
あとは、待てば、やがて、下降線。

あるいは、とんでもない、ドン底なら
それに、対応する構えはいまからでも
できる。

5/27からは逆行火星がさそり座に入り
ゴールドに動きが出やすいとも言われる。

6/2あたりはOPEC総会。

FRBがどうしても利上げしたい6月だとする
なら、指標、統計も、満点連発だろう。

6/3はアメリカ雇用統計。

伊勢志摩サミット自体が
現在のマーケットの本質を見抜きにくく
させている。きょう日経は17,000円回復だろう

いろんな見方が混在していて
上なのか下なのか、本質が、、そう

見抜くための訓練を、いま、まさに
ボディブローされている。

待てば海路の日和あり

という、マーケットとの距離感も
Wisdomかも。(^。^)hiyokaさん


★彡Green



2. Posted by hiyoka   May 27, 2016 03:20


グリーンさん、こんばんは。

本当にそんな感じかもしれませんね。
原油もメリマンさんが示唆されたように動いてきてるようですし...。相場を動かしているいわゆる巨大な「大人」の方々も、各国政府の要人も、「こうすればこうなる」という胸算用と駆け引きは心得ていても、地球規模の歴史において何が起きつつあるのか?という本質をわかっているひとがどれだけいるのか。。 はたして対症療法以上の発想や古い信条を超えた視座を通して世界を考えられるのか。もちろん市井の一個人にも知りようがないけれど。 結局、以前バーナンキさんが仰っていたように、今後のことは誰にもわからないのかもしれません。

今まで正しいとされてきたこと、通用してきた方法論が効かなくなるとしたら...星を見ているとそんなことを考えたりします。それでも、地味で目に見えにくいところから少しずつ変革が訪れるのかもしれません。人間の歴史は常に多大な犠牲を払いながらも営々と続いてきましたものね(まだまだとても短い歴史だけど...^_^;)

相場は世界の縮図、人間の営みの映し絵かもしれません。厳しい変化の風が吹き荒れる中で日夜頑張っていらっしゃる皆さんに幸運あれ!と願っています。

Good Luck!!


3. Posted by Green^_−☆   June 01, 2016 16:34
5
6月入りしましたね、。
hiyokaさん。

明日明後日は、ミュータブルサイン四方での
グランドクロス。

日曜日は、双子座新月。ちょうど
二十四節気では、この日から6月入り

そして、天王星、エリス、コンジャクト
コアなウィークへ突入。

6/14から11/19まで、盲目的理想と夢、曖昧を
象徴する海王星が、逆行へ。

6/20月曜日は射手座、終末度数でのフルムーン


英国のEU加盟継続かの国民投票は6/23
木曜日。翌日結果判明とすると6/24金曜日、は

乙女座柔軟宮で木星と龍頭がコンジャクト
山羊座冥王星と、トラインなアスペクト。

たぶん、ほかにも、カーディナルな
惑星や感受点はあるはずで
そこはhiyokaさんの方が幾重にも読める。

hiyokaさん自身の星回りから察して
相当、困難で、おもうにまかせない
ワィンディングロードな、、そんななかの

渾身な執筆の、双子座新月コラムは
要注目。


★彡Green^_−☆

4. Posted by hiyoka   June 01, 2016 18:40


Greenさん、いつもコメントありがとうございます。

そうですね、今度の新月はわたし達個人の心理的にも集合意識的にも、けっこう先行きの縮図みたいなものが浮かび上がるのかな・・・なんて印象を持っています。いろいろな澱が浮上しそうなフォーメーションだし、細かいところを見だすとまるで葉脈のように全てが繋がっているようでキリ無くなります(^_^;

わたし自身の惑星や感受点はこのミュータブルクロスからは一応外れているものの、それでも毎日めまぐるしく物事がやってくるし、エネルギーの厳しさ緊張度を日増しに感じています(そういう方面に自分から進んで突っ込んでいるキライはありますが ^_^;)ましてケンタウルスやTNOなどに居座られてるひとは、大変だけど...踏ん張りどきかもしれませんね。風向きヨーシ!の船出のために。

とりあえず新月もがんばって書きますね。

Good Luck!!  

5. Posted by Green★彡   June 03, 2016 05:14
5
余白に少し。

2017年の8月以降は
トランシット天秤座木星が

トランシット山羊座冥王星とスクエアを形成
したり

トランシット牡羊座天王星とオポジションを
形成したり、するんですね。

いわゆる、投資家、投機家、ヘッジファンド
投資銀行などの、破産、清算、破綻なども
予感されるような

素人Greenの星読みでは、ありますが。。

だけど2017年は、トランシット射手座土星が
それらをスタビライズさせるのか、??


2016年から2017年、たしかに
激動、激甚かも、しれませんね。。

気をつけなければ、。

Green★彡
6. Posted by hiyoka   June 05, 2016 02:55

そうですね。きっと激動。 射手座土星が将来天王星、木星と関わってスタビライザー的役割を果たすのか、または実際的かつ新しいアイデアの実践が行われるのか?それはまだわかりませんが、可能性はあると思っています。ただコンジャンクションが終わっても当分天王星とエリスは絡むので、もしかしたら一筋縄では行かないかのかな...。

気をつけて、good luckです!(^_^

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