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May 29, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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告知1:月曜日はメモリアルデーの休日で米国市場は休場となる。米国ではこれが本当のサマーシーズンの幕開けだ。もし皆さんが米国に住んでいるならどうか楽しい休日を! そしてあなたの自由を護るために自らの命を捧げた人々に敬意を払おう。それが戦場であれ社会政治の演説会であれ、闘いには終わりがない。

告知2:6月5日に開催する『金融市場と世界情勢における年央の見通し』と題したウェビナーの準備があるため、来週のコラムは休載させていただく


≪ 先週をふり返って ≫

        先週は水星逆行終了後の魅惑的な週だった。水星は前週末の22日に逆行運動を終え、火曜から週を通して上々の反騰が世界中に見られた。原油もまた7ヶ月ぶりに一時的に50ドルのラインを超えた。米ドルもFRBによる6月の利上げが主張されたことによって2ヶ月ぶりの新高値まで反騰した。しかし金利に関わるタカ派的な論調は金と銀には萎縮効果となり、これらは数ヶ月ぶりの新安値まで下落した。 金は1200ドルを割るかどうかの試練に直面し、銀も同様に16ドル水準に落ち込んでいる。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週は水星が逆行を終えたばかりでなく、木星が全3回中最後の土星に対するウェイニングスクエアを5月26日に終えたという意味でも重要だった。なぜ重要か? その理由はこうだ。現在、木星、土星、海王星間にミュータブルTスクエアが展開中だ。これらの惑星は皆互いにハードアスペクトを形成している。しかしながら、木星と海王星の正確なオポジションは2015年9月17日にたった1回の形成があったのみだ。また木星・土星スクエアの最初の形成は2015年8月5日だった。もし木星・海王星オポジションに前後1ヶ月のオーブを与えるなら、これら二つのアスペクトの効力がピークを迎える時間帯は8月17日〜10月17日となる。これは金融市場と中央銀行の決定にとって重要な期間だった。

        ダウ平均は8月24日に4年サイクルの安値をつけた(そしてその当時は他の市場もまた重要なサイクルの節目を迎えていた)。この時期は前回のギリシャ危機と重なり、また中国人民銀行が人民元の対ドル基準相場を切り下げている。またこれはFRBが大方の予想を裏切り金利引き上げを行わないと決定した時期でもある。したがって、中央銀行が後に疑わしいと言われる可能性のある決断を下したことを受けて市場は非常にボラタイルな様相を呈した。中国人民銀行とFRBの両方が後に考えを変えたが、それはおそらく自分達の決定が引き起こした混乱と動揺を後悔してのことだろう。これは今日まで続くミュータブルTスクエアの影響下に見られる典型的事象、すなわち読むもの、聞くもの、見るものの全てが信用出来ないという状況の顕現だ。それ以来、中央銀行(と政治家達)は、主要な決定を行って間もない内に簡単に考えを変えるように見える。それは互いにハードアスペクトを形成する惑星同士のミュータブル(柔軟宮/変わりやすい)な影響の特質を表している。

  次に重なったミュータブルTスクエア期は2015年11月26日、土星が最初のウェイニングスクエアを海王星に対して形成した時で、これは2016年9月10日まで続く宇宙現象だ。この期間中に木星は土星に対して2回目と3回目のウェイニングスクエア形成を完了するが、その3回目が5月26日に終わった。したがって11月26日〜5月26日は金融市場にとってもう一つの緊迫した時間帯となった。こうしてふり返ってみると、この期間中に金、銀、そして株式市場において長期サイクルの安値が示現したのを見て取ることが出来る。

今週はさらに重要だ。何故なら6月1日〜4日に太陽と金星が双子座の中間度数に至り、木星・土星・海王星Tスクエアに対しグランドスクエア(のトランスレーション)を形成するからだ。ここに金星が含まれることから、これは多くの金融市場、とりわけ通貨、株、大豆、そして原油のリバーサルとダイレクトに同期する政策の再度の重要な方向転換に相関する可能性がある。6月3日金曜には米国の雇用統計が出ること、それがちょうどこの期間の中間部にあたることに注目すると興味深い。発表へのワイルドなリアクションが予測される。このあたりについては年央の見通しに関する私達のウェビナーで詳説するつもりだ。


≪ 長期的考察 ≫ 

        “競争事業研究所(Competitive Enterprise Institute)の調べによれば、昨年、議会はたった114本の法案しか通さず、それに引きかえ連邦機関はけた外れに多い3410もの規制発令を行ったことが分かった… カウフマン財団の調査は "現職保護" に関する規定の増加を小規模企業における起業精神の低下要因として挙げている。またブルッキングス研究所の研究では、オバマ大統領の在職期間の大半において、米国の国民生活に予測し得なかった変化が起き、起業を超える数の廃業が有ったことを示してる。”

ーHolman Jenkins, Jr.
 “Trump for Blow-Upper in Chief”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日付


        “共和党員の一部はドナルド・トランプの一件によってGOP(共和党)を離脱し、民主党員でも特に裕福な層の一部は、次期大統領期からは所属政党の左傾化が原因で党から離れていくだろう。彼らはもう民主党にいても、今までのソフトな笑顔を湛えた民主社会主義がいつ何時でも本物の社会主義になり得るという脅威の中で、心休まることは無くなるだろう。彼らは米国経済が破壊されることを望んではいない。彼らは自分達の10歳の娘がトランスジェンダー用のトイレを男性と共用することを望んではいない。彼らは大学を覆い尽くしてしまった政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)には反対の立場を取るだろう。”

ー Peggy Noonan
  “Clinton-Sanders: Maybe That’s the Ticket”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日〜22日付


        “経済学とは他の手段を通した政治の延長である。”

ー Peter J. Turchi
  (軍事理論家カール・フォン・クラウゼビッツの言葉の言い換えとして)
  Letters to Editor
  ウォールストリートジャーナル 2016年5月25日付




        まず最初に、アストロロジーと政治について論じてみよう。一つは2008年〜2015年のカーディナル・クライマックスの下で起きた政治と経済世界のラディカルな大変動だ。そしてもう一つ、魚座の海王星はまったく別物で、原理的には正反対の質を帯びている。

カーディナル・クライマックスは世界中で社会を変革しようという取り組みに人々を導いた。それは多くの場合、その社会を築きあげた人々の歴史的文化に反するものだった。ひるがえってそれは、至る所で大衆の怒りを喚起することとなった。チェンジ ー 変化はそう簡単に受け入れられるものではない。とりわけ変化することを決めるにあたって何の力も持たないと感じられる場合はなおさらだ。それが今日、米国の政党システムの機能不全の中で展開する不和の説明になるかもしれない。そして今、2015年〜2016年の土星・海王星ウェイニングスクエアの下で、政治指導者と政治システムに向けられた不信感の水準はおそらくこれまでの最高レベルに達している。だからこそ、そこにはたとえば米国のバーニー・サンダースやドナルド・トランプのような、既存の枠を踏み越えた政治指導者への引力 ー そして警告 ー が生まれるのだ。

トランプのスローガンは再び「アメリカを偉大にする」であり、それは前時代の価値観に退き戻ることへの呼びかけだ。だがバーニー・サンダースの吸引力においてのそれは、政府が全員の基本的ニーズを供給するような、温情あふれる父親的な存在となる未来に移行したいという欲望だ。彼のスローガンは民主社会主義に向けての革命だ。そしてトランプの方はといえば、反乱 ー 何に対してだ?ー 米国を経済的にも軍事的にも以前の地位から引きずり下ろし、世界中の国々につけ込まれ利用される原因となったバカな最高責任者の決定に対してだ。彼のメッセージはそう示唆している。

したがって、トランプはカーディナル・クライマックスの間に政治と銀行システムの指導者達が下した決断、取った行動の「結果」を象徴する存在であり、その「結果」は土星・海王星スクエアの下でトランプ自身と彼の支持者達によって今や「失敗」だと見なされている。トランプはまた火性星座宮獅子座にある彼のネイタルのアセンダントに火星がコンジャンクトしているという、非常に火星タイプの人物だ。そしてバーニーが率いる運動は、現在天上で進行しているもう一つ別の大きな宇宙の動き ー 2012年〜2026年の魚座の海王星を体現している。

一人のアストロロジャーとしての私が思考するに、こうした宇宙の状況をアストロロジーはいったいどう見るか? 魚座の海王星は社会主義を標榜する動きだ。そして保守主義者が信じる道筋とは裏腹に、この動きは2016年の政治運動やバーニー・サンダースという存在をゆうに超えて成長し続けるだろう。またもしトランプが火星の体現者でカーディナル・クライマックスの結果であるなら…さて火星は米国のプログレス・チャートにおいて、2008年以来ほとんど80年を要する逆行運動に入っている。カーディナル・クライマックスの一部である牡羊座の天王星の影響で、たとえ戦争と暴力が増加し今なお力を奮っているとしても、宇宙に描かれた弧はその両方に反対する方向に向いているのだ。したがって、こうした状況はまもなく変化するだろう。それはおそらく天王星が牡牛座入りする(2018年)か、あるいは遅くなるとすれば、ひょっとすると土星と海王星が共に星座宮の境を渡って牡羊座入りする2026年かもしれない。

つまり、私が好むと好まざるとに関わらず、バーニー・サンダースは今、2026年まで拡大し続ける世界政治において社会主義へと向かう「変化」ー それを「革命」と彼は呼んでいるが ー のシンボルなのだ。それは彼が2016年の選挙に勝つことを意味するわけではない。

実際、私はまだ誰が勝つかの確信を持っていない(これについては2016年のISARシンポジウムで披露することになるだろう)。先週のコラムで述べたように、クリントンにもトランプにも勝ちの要素は存在する。だが、誰が勝つにせよ ー それがもしトランプだったとしても ー 魚座の海王星の存在は(私から見ると)、バーニー・サンダースが信じてやまないように、社会主義の原理が2016年の選挙によって阻止されたりはしないと暗示している。それは一時的に水を差されるかもしれない。だが、政府に対し、自分達のためにもっともっと多くのものを提供せよと欲する人々はどんどん増えていくだろう。

        今、私の頭の中にあるたった一つの疑問はこれだ。誰がその代価を支払おうというのだ? 21世紀に入って大きく爆発した国家と世界の負債に、いったい何が起ころうとしているのか? 私はこの実験 ー この運動、この革命 ー が良い結果に終わるのかどうか、それほど確信を持てない。とどのつまり、魚座の海王星の暗黒面は世界を覆うカオスなのだから。







訳文ここまで
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この記事へのコメント

2. Posted by 3S   May 31, 2016 20:52
ブログ拝見させていただいております。 凄い内容の濃さと考察ですね。|д゚) 
3. Posted by hiyoka   May 31, 2016 22:18

 
3Sさん、コメントありがとうございます!
なんというか、とても励みになります(^_^
また、毎回長々とした記事を読んでいただけて嬉しいです。

混沌とした星回りの下、日々思考や気持ちを整理し、また歩いていく。金融・マンデーン・パーソナルを問わず、アストロロジーを学んでいるひとにとってはメリマンさんの考察などから新しい知識が増え、世界観が拡がる。そんな感じで、このブログが何かのお役に立つといいな...などと思いつつ、続けています。またいらしてくださいね。

have a great trek!!☆
 
  

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