July 10, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は非農業部門で287,000人の雇用増と、予想の175,000人を大幅に上回る結果を示した。特に5月のショッキングな雇用失速によってFRBが追加利上げを見送って以来、雇用に関するデータは鍵となっている…. 今回の雇用者数は、38,000と驚くほど弱く、しかもその後もっと低い11,000へと修正された5月の雇用統計の穴を埋めるものと受けとめられた。”

ー Patti Domm
  “Jobs Report: Recession Fears Fade,
     But Blowout Number Not Enough to Move Fed”
  CNBC, 2016年7月8日付


        この種の偏った数字は、共和党大統領候補のドナルド・トランプの言葉を借りて言うなら "不正操作" されているのではないかと疑いたくなるようなものだ。今まで私達は、たった1ヶ月しか間を置かない雇用統計にこれほどの数字の反転 ー 11,000→287,000 ー を経験したことがあるだろうか? この事実は移動平均を使うことの重要性を実証している。もし過去2ヶ月間の数字を平均するなら、実際には150,000を僅かに下回る程度の雇用増でしかなく、それほど強いとは言えないからだ。

この数字を受けて、株は急騰した。この結果によってMMAのクライアント、コラムの読者、そしてYoutubeビデオの視聴者の皆さんに対する私達のコメントが非常に良い予測として見えてくる。3月以来明示してきた私達の前提は、 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるため株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある...というものだった。

前週のダウ工業平均が17,000を試していたこと、そして先週の引けにはダウ平均が18,167の年初来高値を試しており、それが2015年5月19日につけた史上最高値まで205ポイント以内であることを考えれば、私達の見通しが的確だったこと、今なお的を射ていることを実証している。

それでも、先週のような雇用統計を見れば、皆が釈然としない気分になる ー 土星・海王星スクエアの下で ー もしかしたら真実を告げられていないのではないかと。土星は事実に関連する。海王星は歪み、それも意図的な誤誘導、虚報、または騙しに関連する。

私達が誠実さと正確さについて懸念しなければならないのはなにも経済に関する発表だけではない。何度も繰り返し述べてきたように、このアスペクトはあなたが読むもの、耳にする言葉、目に見えるもの、どんな物事も信じ込んではならないと警告している。

幻滅と虚偽は土星・海王星スクエアの下で強調されるテーマだ。どんな理由であろうと ー 基盤が事実にしろそうでないにしろ、正直な結果であろうとなかろうと ー 多くの金融市場がバカ騒ぎのただ中にあることは否定出来ない。株は史上最高値に近付き、国債の利回りと住宅ローンの利率は市場最安値付近まで下がり、金と銀は数年ぶりの高値に向かってブレークアウトしている。

先週、金は2014年3月以来の最高値1377.50まで舞い上がった。これは年央の金融市場に関する私達のウェビナーで予測した金の動き、1300〜1500へのブレークアウトとまさに一致している。また銀もブレークアウトして2100〜2600の間で取引されると論じていたが、先週は2014年7月以来の高値水準2120まで上昇した。この動きは火星が蠍座に在る間(日本時間8月3日午前3時前に射手座入居)はまだ終わらないかもしれない。またひょっとすると、その後も続く可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        “1年の内半分は毎日3回日の出と日没が起き、後の半分はノンストップで昼が続く惑星を想像してみてほしい。天文学者は木曜、宇宙にはそんな場所があることを明らかにした。ケンタウルス座の奇妙な新世界は1つだけではなく3つの太陽を持っている。”

ー Marcia Dunn
  “Triple Sunrises, Sunsets, on This Planet”
  Associated Press, 2016年7月


        7月は「天王星の粒子が飛び交い原則が支配する」月だと言えるだろう。アストロロジーの原理によれば、太陽系の内で天王星は最も革新的で独創的な惑星だ。そして金融市場における支持帯や抵抗帯のブレークアウトまたはリバーサルを意味するとともに、発見を体現する惑星でもある。天王星は予測された道程を通らず、ショッキングなニュースが席巻する時間帯と同期する。すこぶる突発的で予測不可能な出来事が起きてくる。

こうした天王星の特徴は、7月全般にわたって強調される。まず最初に、6月30日〜7月7日、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレート(Tスクエア)した。現在は太陽が同様のトランスレーション(Tスクエア)を天王星・冥王星に対して行っている(7月7日〜16日)。7月29日(日本時間30日朝)、天王星は逆行に転じる(この前後1週間の天王星のエネルギーは非常に強力だ)。そして7月31日、金星が天王星にトラインを形成する(日本時間8月1日昼過ぎ)。これらは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、今月は極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。また、科学や天文分野においてエキサイティングな発見のある期間とも関連するかもしれない。

したがって、宇宙を探索する天文学者達がケンタウルス座に存在するこの驚くべき新惑星の発見を報告しても何も不思議ではない。先週はまた宇宙探査機ジュノーが木星の軌道に到着したという事実もあった。 一方、2016年6月はアリゾナ州とユタ州が記録的暑さとなり、米国においてこれまで記録された中で最も暑い6月となったことが報じられている。『フォーキャスト2016』でも今年は非常に暑い夏となり穀物価格を急騰させるだろうと述べたが、それが具現化している。だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクト*する。

*以前の満月記事で触れた、蠍座の心臓部にあって非常に戦闘的なエネルギーを持つ恒星アンタレス(ある意味火星の親分格)と火星、土星のコンジャンクションがこの日射手座9°台で起きる(魚座の海王星とはスクエア)。特に射手座、魚座、双子座、乙女座9°の近辺に惑星や感受点を持つひとは(もしかしたら各星座宮の9°近辺に個人的な惑星や感受点を持つひとも)何らかの影響を受ける可能性が考えられるのでこの時期前後(8月第4週)は事故や争いなど危険な状況はなるべく避けて注意を。
 
       このようなコズミック・パターンは、金融市場においてワイルドな様相が続き、多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう途上で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する。天王星について回る主題は、価格の上げ幅が大きければ大きいほどそれが終わった時の下落も激しくなるというものだ。だが今回の場合、選挙を前にしてそこまでハードな下落があるかどうか、私には確信がない。何故なら一部の記録破りな動きは、少なくとも米国大統領選が終わるまでは株価と国債を堅固にしておくために型破りな政策を維持し続けるという中央銀行の決定によって支えられるからだ。

またそれは、中央銀行のサバイバルを確実なものとするために政治的結末を操作するという、土星と海王星がもたらす謀略の一部でもある。だがここで、2017年〜2019年、天王星が1993年に起きた海王星とのコンジャンクションから進んで全171年サイクルの内1/8ハーモニクス(45°)の位置に達する時、何が起きるかに考えを巡らせねばならない。この問題は2017年3月に開催するMMAインベストメント・リトリートにおける最も重要な焦点となるだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “二人の筆頭大統領候補に対する深い嫌悪の感情は、第三の有望候補を欲する土壌を作りつつある… ウォールストリートジャーナル/NBCによる最新の世論調査でわかった。リバタリアンのゲーリー・ジョンソン(元ニューメキシコ州知事で、同州の経済を逆転させた功績により極めて高い支持率とともに任期を終えている)とアメリカ緑の党の候補者ジル・スタインは、調査対象者からの支持が合わせて16%集まっている*。”

ー Peter Nicholas
  “New Poll Finds Opening for Third Party Candidates”
  ウォールストリートジャーナル,  2016年6月28日


*この二人は2012年大統領選にも立候補しており、RT(ロシアのメディアで米国で2番目の視聴者数を持つ外国語ニュースチャンネル)の番組でディベートしている。当時の映像には最近も「これこそが大統領戦にふさわしい知的なディベートだ」「民主党と共和党をリバタリアン党と緑の党に置き換えたほうが良い」など好意的なコメントが寄せられている。

        7月に全ての天王星的テーマが強調されること、そしてヒラリー・クリントン(現在66%)とドナルド・トランプ(現在63%)に対する国民の不信感の高まりを考え合わせれば、第三政党の候補者への支持率が上昇していることに留意するというのも興味深いだろう。上に引用した最近の世論調査によれば、元ニューメキシコ州知事ゲーリー・ジョンソンは、現在投票者予定者の11%、そしてジル・スタインは5%の支持を得ているという。2012年の選挙時、リバタリアンの大統領候補が一般投票の1%しか取れなかったことを思えば異例のことだ。それが今や11%を取っている。もしジョンソンの支持率が15%に達すれば、トランプ、そしてクリントンとのディベートという舞台に上がることになるだろう。それはまさに彼が切望していたことだ。

この選挙シーズンが展開してきた道程を顧みれば、それが現実になった時には何が起きるかわからない。(米国だけではなく英国など至る所で投票前の見通しとは正反対の結果が出ている)。これが天王星の持つ特質だ。天王星は誰をも驚かせる。予期せぬ振り子が振れ始め、誰の予測をも超えて非常に大きな勢いを持つようになる。世論調査も評論家もともに間違っていたことが判明するかもしれない。

  今月は、天王星のショッキングな特質が強調されるだけではない。今はおそらく奇妙に感じられるかもしれないが、射手座(多数)の土星(体制)はもう1つの政党 ー 第三の政党 ー の候補者が投票結果に影響を及ぼす可能性、あるいはひょっとすると結末そのものにさえ "成る" 可能性を示唆している。民主党と共和党の両方が「第三政党の候補者への投票は無駄な行為だ」と言っている。だが2016年、そうした世間一般の見解は(全ての社会通念が今年そうであるように)覆される可能性がある。

これを無視してはけない。天王星が君臨する時、どんな可能性も排除してはならない。そして山羊座の冥王星の下では「大衆の力」を甘く見てもならない。彼らは変化を欲している。改革を欲している。一昔前、それは『真実を我らに。さもなくば立ち去れ』だった。だが今や『正義を我らに*。さもなくば代償を払え』だ。もしかしたら、これはまもなく『自由を我らに。さもなくば消え失せろ』に変わるかもしれない。
* 正義を我らに "Give us Justice" は白人警官により無実の黒人男性が銃殺される事件が多発する中で起きている抗議デモ "Black Lives Matter!" でよく掲げられるスローガン。

  ヒラリー・クリントンにとって先週は良い週ではなかった。FBIが「極めて不注意だ」と明確に彼女を批難し、審問は何故大衆が彼女を特権階級の嘘つきだと思うかを浮き彫りにした。ドナルド・トランプにとっても良い週ではなかった。彼は自分が属する党のメンバーとのくだらない口論に夢中になり、彼女にとっての "悪いニュースの週" を活用する好機を再び台無しにしたのだ。

ともあれ、今週は金星と水星が獅子座入りする。となれば恋に落ちたり、スリリングな愛の冒険やパーティを楽しむには良い時期だ。おっと、最後に注意点を挙げておくなら、危険な状況には近付かないこと。そして政治的な議論からは遠ざかることだ。
キューピッドならきっとそう言うだろう。







訳文ここまで
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この記事へのコメント

1. Posted by Green_φ(・_・   July 12, 2016 00:55
5
こんばんは、hiyokaさん、
いつも、的確、スマートな翻訳、ありがとう。

あすの、9:00東証寄り付きあたりは

火の牡羊座、天王星
水の蟹座、太陽
風の天秤座、月
地の山羊座、冥王星

にて、グランドクロス形成なんですね。

とてつもなく、暴騰で幕開けしそうな
あすの東証です。

ニューヨークダウも、メリマンさんの
見立て通り、あと、史上最高値更新まで
時間の問題です。

雇用統計数値が粘土細工のように
可変可能なボリュームの幅をもっている

のは、指標、統計によって
相場を操縦、暴落阻止しようとする
FRBのスタンスそのもの。

中国国家統計局だけでなく
世界中の公式発表の数値は
粘土細工のバリアブルなもののようです。

粉飾はなにも、東芝に限ったことではない。

うちの愛犬のヨークシャーテリアが
右目を腫らして、本来まあるい大きな黒目が
薄目、細目になっている、
のは、天体が緊張角形成のもとにあることも
影響なのかな、と納得したり。

とりあえず、下手な動物病院などに
誤診をさせて、大金を失うのではなく

水洗いと、こまめな目ヤニ掃除で治してゆく。

エミリーの自然治癒力を伸ばしてゆこう。

果てしなく騰がる、期待相場。
もう、どうにも、とまらない!
という、昭和歌謡がリフレインする
上がりっぱなし相場。
時間軸がある限り、延々と騰がる相場。

いまの世界相場。

天王星のJuly、か。


_φ(・_・Green


2. Posted by hiyoka   July 13, 2016 04:19

Greenさん、こんばんは

今夜もNYは騰がっているようですね。今この瞬間も、葛藤ぶくみながらイケイケモードの火星。獅子座入りした金星。16〜17と太陽・天王星・エリスのスクエア。水星も獅子座で金星と合。古いもののリニューアルやリフォームの度数。世相はいろいろありそうだけど、日々色んな驚きをもたらしながら何が起きても支えられてとりあえず行くところまで行くのでしょうか。

心理的には緊張感高いけど、熱い夏になりそうですね。
エミリーさんの目が早く治りますように!
そして予測不能の季節、波乗り楽しめますように!!

Good Luck☆☆☆
 
 

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