July 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        世界のほとんどの株式指数にとって先週は良い週だった。いくつかは数ヶ月ぶりの新高値をつけている。米国では今月のハイライトであるつじつまの合わない天王星の特質につじつまを合わせたように、ダウ工業平均とS&P先物が史上新高値をつけた。史上新高値はまた、FRBの願望について今年3月以来述べてきた私の見解をも反映していた。すなわち『私達の前提は 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるために株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある』ビンゴ!

また天王星と株式市場の関係について、先週のコラムではこうも述べた。

『天王星の特徴は7月全般にわたって強調される。…これは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。…だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクトするのだ。こうしたコズミック・パターンは、金融市場がワイルドな様相を呈し続けて多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう中で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する…』

実際、人類のふるまいが引き続き凶暴さ(無実の人々や子供達を犠牲にしたフランスの襲撃事件や週末トルコで起きた軍事クーデターなど)を見せつけていてさえも、米国株式市場は史上新高値をつけたのだった。

アルゼンチンでも株式市場は強く、メルバル指数は再び史上新高値をつけた。また英国、オーストラリア、インドでも去年8月以来の最高値水準まで反騰した。

他の市場では、金と銀にそれぞれ前週つけた2年ぶりの高値からの修正安が続いている。原油は先週初めに2ヶ月ぶりの安値をつけたが、その後も大した復調は見られず1バレルあたり46ドルで引けている。


≪ 短期ジオコズミクスとマンデーン・アストロロジー ≫

        “これは法による統治か?もしくは人間ーそれも機能不全に陥った不完全な人々による統治なのか? この問題が法的見地から問われている。今や富裕な権力層は常に司法という公正の秤に手をかけ、その尺度を決定するというわけか?… こうした冷笑的な態度はまたウィルスでもある。よく言われてきたように、公正な物事など何処にも無いことを誰もが一度知ってしまえば、彼ら自身もまた自分のポジションを護ろうとして、より堕落していく。冷笑的な態度は全てを悪化させるだけではない。新たな不正を生み出していく。たとえば、それは本質的価値観を破壊する。あなたの立場は才能と努力によって上昇するのではない。嘘、コネ、見て見ぬふりなど、暴力組織のルールを遵守することで上昇するのだ。それは若者にいわれの無い苦痛を与える。公明正大に、そして意義を持って羽ばたく助けとなる理想主義を若者から奪い去ることは、大人として極めて醜い行為だ。”

ー Peggy Noonan
  “Comedy Wears Better than Cynicism”
  ウォールストリートジャーナル 2016年7月9日〜10日付


      “ここジャージーじゃ何をしようと合法なのさ 捕まりさえしなきゃな”

ー Tom Petty and Bob Dylan
  “Tweeter and the Monkey Man,”
  song by the Traveling Wilburys, 1988年




        ペギー・ヌーナンが最近ウォールストリートジャーナルの記事で述べていたように、現在の土星・海王星ウェイニングスクエアが世界的な不信と冷笑的態度の蔓延に影響していると考えても拡大解釈ではないだろう。もし「真実」と「名誉」が土星に帰属する特質だとし、海王星が否認、責任逃れ、空想、そして事物を真の姿と異なる(非現実的なほど魅力的ではるかに素晴らしい)様相に見せかけようとする試みに関わると考えるなら、これはまさにその通り展開しているし、関連性も理解出来るだろう。

空想はしばしば「真実」や「誠実さ」としてまかり通る。それは実際には偽物であり、嘘でさえある。だが私達はあたかもそれが本当であるかのように行動する。何故なら、現実とは生き延びねばならない場なのだし、そんな現実世界でサバイバルするためにはこれらの嘘、幻影を嫌々ながらでも認め、受け入れる必要があるからだ。

したがって、私達は様々な腐敗を目の当たりにし、そして冷笑的な態度が助長する心理学的防御反応を経て免疫を持つようになる。それはまさに土星と海王星の姿だ。「真実」「嘘」そして、けっして真実としてではなく、ただ巧く生きていくために必要な方便として受け入れられていく「嘘」だ。 私達がこの嘘のゲームを演じたり、それを信じているようにふるまったことを暴露され、叩かれる時、私達はスキャンダルの餌食となる。これは土星・海王星スクエアがもたらす究極の結末だ。だが捕まらない限り、もしくは捕縛を免れるに足る力を持つための道筋を見つけ出しさえすれば、全てはOKだ。 そう、蓄積したカルマに追い付かれるまでは。 その後「山羊座の冥王星」のバラードが始まり、その調べに乗って幻想は粉々に砕け散り、物事は厳しい現実の相を露わにする。 まるで今制作中のハリウッド製スリラー映画の筋書きとも思える話だ。だが残念ながら、全てはこれ以上無いほど本当のことなのだ。 

        現在私達は2つの世界に住んでいる。山羊座の冥王星と牡羊座の天王星が象徴する、テロリズムと暴力に満ちた現実の恐ろしい世界、そして射手座の土星が魚座の海王星にスクエアを形成して創り上げる、非現実的で自分だけが正しいと思っている世界だ。 このコンビネーションは冷笑的であるだけでなく、腐敗しており危険でもある。とりわけあなたがこれらの惑星の持つ最高原理(真実、誠実、世界平和、全形態の生命への敬意)を本当に信じているならなおさらだ。その信頼は以下のような問いを前提とする。

『真実とは何か?』 
『誰の真実、あるいは誰のバージョンの真実が "本当の真実" なのか?』 
『私達が真実というものの多様な在りようを受け入れる、その精神的地点まで進化していくことは果たして可能なのか?』

土星・海王星スクエアの下で、その答を見出すのは簡単なことではない。そして、こうしたせめぎ合いが衝突した時、牡羊座の天王星(暴力)・山羊座の冥王星(「我はたとえ汝の生命を奪おうとも、汝を我が真実の下に従わせる」)スクエアをあなた自身が体現することになる。

        先週は、連邦議会から聞こえてくる話からフランスのニースに於けるテロ事件、米国株の記録破りの反騰、そしてトルコ軍による反乱に至るまで、こうしたコズミック・フォースの例がひしめきあった。 これをマンデーン・アストロロジーから見れば、7月16日土曜に太陽が天王星・冥王星とのカーディナルTスクエアを完了している。だが私達は、まだ天王星との仕事を終えてはいない。天王星は7月29日(日本時間30日朝)に、好戦的な牡羊座の23°台に在泊する、まだあまり知られていない惑星エリスとのコンジャンクションにあと1°弱というところで逆行に転じるのだ。

どんな惑星でも滞留時(逆行運動を始めよう、または終えようとしてほとんど静止状態になる時)は非常にパワフルだ。これはその星座宮、その惑星、そしてその惑星がアスペクトを形成する全ての惑星が持つ働きを、その度数を通り過ぎるまでの間、強調する。今回の場合、天王星は5月8日〜10月21日まで準惑星エリスと1°以内の結合状態*を続ける。6月30日〜7月7日の金星、7月7日〜16日の太陽がそうであったように、他の惑星がカーディナル・サインの23°〜24°に入る時もまた、社会・政治面、金融世界、自然現象において重大な時期だ。私達が米国株の反騰や先月の気温のかつてない上昇についても予測したように、記録は破られた。その上、一部の人々がコントロールを失って暴力的行動に出るか、彼らの独りよがりで錯乱した信条システムや、宗教的文献から醸成した「真実」を意図的に遂行することによって、多くの生命が危険に曝される可能性がある。
* 天王星・エリス2度目の正確なコンジャンクション形成は日本時間9月27日

  そしてまた、富裕で力を持つ者達が常に司法という公正の秤に手をかけその尺度を決定する一方で、膨れあがる世界の負債や世界全般に見られる経済の弱さという、海王星バージョンの現実が存在する。誰かが捕縛されない限り、私達は何も違法ではないというそぶりをする。私達はこうした嘘とそれを可能にする自分達の冷笑的な態度の中でなんとか生き残り、そうやって自分達のキングになりそうな者を養っているのだ。

先週の出来事を受けて、私の言葉がいくぶん冷笑的に聞こえたらお許し頂きたい。だがダブル山羊座(太陽と月)として、私には自分自身の道義心とそれによって生きるために選んだ真実がある。このコラムを読む皆さんもそうであることを願うし、あたかも公正さの尺度を決定する力があるようにふるまう独善的なリーダー達(または追随者達)によって皆さんが惑わされないよう望むばかりだ。


        さて金融市場の動きに関する限り、7月はワイルドな様相が続きそうだ。騰げている市場は騰がり続け、そしてその後8月第1週までに、突如として急反転する可能性がある。今は安定する時ではない。おそらく9月9日〜10日、土星が海王星への最後のスクエア形成を終え、そして木星がボラタイルな乙女座を離れてよりバランスの取れた天秤座へと進むまでそうした状況は続くのではないかと見ている。







訳文ここまで
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