August 21, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年8月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週8月28日付のメリマンコラムはお休みさせて頂く予定です。
m(_"_)m


≪先週をふり返って≫

今週は時間の都合によりこのパートを割愛させていただきます。

ただし米ドルに関して少しだけ確認の意味で、

 ・6月24日以来の最安値レベルに下落した米ドル指数は、大統領選が終わるまでFRBは金利を上げないという筋書きに合致

 ・実際彼らの発表内容は全て緩和的であり、ドル安は米国多国籍企業が世界市場でシェアを伸ばすことに貢献

 ・FRBは金利引き上げによって大統領選に影響を及ぼしたくないとの意向を示唆してはいるが、実際には「富の効果」を創り上げてヒラリー・クリントンへの追い風とし、トランプを阻止しようとている

 ・トランプの主張「米経済は弱い」というのは当然正しいのだが、株価が上昇していれば投資家や投資主体は架空利益で膨れ始めたポートフォリオに従って投票することになる(残念ながらそれは昨今、ただ「架空」の価値しか持ちあわせないが)


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達は現在、8月13日〜18日に発効した強力な土星絡みのジオコズミック・サインから離れ、火星と日食(太陽と月)が迫り来る土星・海王星スクエア(8月24日〜9月10日)にハードアスペクトを形成する、さらなる時間帯に入ろうとしている。これはちょっとワイルドになりそうだ。また政治の領域においても、より一層法外な状況となるかもしれない。というのは、火星と日食が海王星と絡むアスペクトは、卑劣な攻撃や主張が(リークされるケースも含めて)なされ、1)敵方を傷付け 2)後にそれが嘘だったと証明され、結局は攻撃者が傷付くことになるという可能性を持つからだ。

またこれは金融市場においても原油価格に影響を及ぼすかもしれない。操縦者の利益になるように、ひそやかに数字を歪めたり操作することによって価格を変えるといった行為が考えられる。こうした原理はもちろん原油市場以外にも拡がる可能性があるし、それは金融世界を超えて拡大するかもしれない。

読者の皆さんには再度注意を促したい。あなたが読むもの、聞くもの、目にするものが何であれ、鵜呑みにして信じてはならない。全ては現実よりもフィクションに近い、面白い大河ドラマの最後の一幕として見ておこう。

        一方、楽観を提供し株式指数の下支えとなりそうなシグナルは8月22日〜9月2日の水星・木星コンジャンクションだろう。水星は8月30日、黄道帯の中間点となる乙女座29°で逆行に転じる。この度数は公正さ、バランス、手助けしたいとう衝動と関連している。だが同時に、全ての可能性を勘定に入れることから優柔不断に陥る傾向もある。いずれにしても、水星は乙女座終盤度数で滞留し、また木星もこの期間にそこを通ることから、楽観的になる理由はあるだろう。これは火星と日食から土星と海王星へのハードアスペクトにもかかわらず上昇する株価に反映されるかもしれない。そしてその後、止まり木(高台の)から降りてくる可能性がある。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “だが皆、聞くのだ。我々はこれからもう一つの種族と折り合いをつけねばならない。祖先が出会った時、彼らは弱々しかった。今や彼らは巨大で横柄だ。奇妙なことに彼らは土地を耕したがる。その所有欲は彼らが背負う業病だ。あの者達は多くの規則を持っているが、富める者はそれを破ってよく貧しい者は許されない。彼らは我々の母なる大地を自分達だけのものだと言い立て、隣人を寄せ付けない。彼らは自分達の建物とその塵芥で母なる大地を傷つける。あの種族はまるで池から溢れ出して土手を越え、流れ行く先々の全てを破壊し尽くす濁流のようだ。”

ー シッティング・ブルの言葉
  Powder River Council of 1877

  この文書は先週私が夏休みを過ごした北ミシガンのとあるレストランに展示されているものだ。この地域には多くのネイティブ・アメリカンが暮らしている。時は流れても一部の物事は全く変わることがない。


        2008年以来、私達は多くの強力なジオコズミック・サインを過ぎ越してきた。これはおそらく私達の人生で最もパワフルな長期ジオコズミック・サインの集積だろう。中でも最も強力で最も奇妙なシグナル ー 土星・海王星36年サイクルのウェイニングスクエア ー が9月10日、ついにその最後の形成を迎える。これが竜頭蛇尾のような地味な終わり方をするとは思わない。何故なら火星と日食が、8月24日〜9月2日に起きるこの長期惑星サイクルの火付け役となり、その後9月11日〜18日には金星による天王星・冥王星へのTスクエア形成が控えているからだ。

        メディカル・アストロロジーでは、土星・海王星の原理は広義の弱点を象徴する(ミッドポイントまたはハードアスペクト、特にチャート自体あるいは健康を司る6室のルーラーである場合)。その場合、感染症や重度の病にかかりやすく、また伝染病の蔓延や世界的な健康危機と同期しやすい(たとえば今マイアミにはジカ熱ウィルスに関する旅行注意勧告が出されている)。

        心理学的観点では、怖れを抱く時期と合致する。たとえば未知への恐怖だが、怖れがあまりに強いために麻痺して動けなかったり、失敗を怖れて何も決断出来ず毅然たる態度を取れなくなる。あるいは行動したとしても、判断を誤ったり行動の結果についての事前の考慮に欠けるため失敗しやすい。土星は「計画」または「ゴール」を意味し、その計画を巧みに成就しゴールに到達するにあたって辿るべき道程(ルール)を象徴する。一方、海王星はより直観的であり、想像力を支配する。海王星は「信念・信じること」を原動力として働く。この2惑星は、それぞれの特質を巧く統合し、共に調和して働けば非常にパワフルだ。しかしながらハードアスペクトの関係にある時は、その代わりに互いを損ない合う結果になりやすい。「計画」は規律と秩序を要する。「信念」はそうではない。実際、海王星(信念と信頼)が計画そのものを裏切る形で終わる可能性がある。「ゴール」を達成するための実質的な献身と然るべき仕組みの欠如によって失敗するのだ。

歴史的に見て、土星と海王星のウェイニングスクエアは長期金利のトレンドにおける主要なリバーサルに関わる。前シリーズのアスペクト形成時(1979年〜1980年)、金利は歴史的な高みに昇っていた。その前(1944年〜1945年)は、現在のように歴史的な低金利を記録していた。つまり、各中央銀行とFRBはこの長期に引き延ばされたZIRP(ゼロ金利政策)が非常にイレギュラーであるばかりか、投資や経済成長のための健全な環境を損なうことを知っている。それでも彼らは、もしZIRPから脱するなら金融パニックを引き起こすのではないかと怖れ「恐怖」のために麻痺しているのだ。

ひょっとすると彼らは、どのみちそれを避けては通れないことを理解していないのかもしれない。貯蓄と投資を鼓舞するような動機付け無くしては「ノーマル」には戻れない。もし金利が上がれば当然のように砂浜を洗った波が踵を返して引き波となり、大きな吸引音が鳴り響くだろう。だが、やがて投資家や貯蓄家が貯めた資金への見返りを得れば、彼らはいずれその資金を投資へと振り向け始める。そしてそれが経済を元に戻していくだろう。特に、もし彼らが金融市場に絶大な価値を見出し、そして好機を利用出来るだけの余剰金を貯蓄口座に持つまでになれば、なおさらのことだ。だが今は?

貯蓄額があまりに低い今は、あまりに高い資産でリスクを取ることを誰もが怖れている。海王星は善行への動機付けとなるにもかかわらず、銀行でさえも政治家と同様に怖れている。この事について真に熟考するなら、それは全くもって悪手だ。いずれかの時点で彼らは現実を直視せねばならないだろう。土星・海王星のようなアスペクトが持つ影響のオーブはその最後の正確な形成時から9ヶ月は続くのだから。





訳文ここまで
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