September 11, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント9/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年9月12日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “FRBによる驚くべきスピーチを受けて市場は7月以来最もボラタイルな1日と化した… いまだにFRBが9月の利上げを断行するだろうと考える人々は林檎をもう一囓りしつつある”

― CNBC.com 2016年9月9日金曜


        市場のクラッシュが始まっているのだろうか? あるいはこれもまた水星逆行のなせる技で、このトリックスターが演出するフェイクアウトなのか?

        またぞろ何処かで見た光景だ。先月、保養地ジャクソンホールの会合で幾人かのFRB当局者が金利引き上げへのラッパを吹き始めた。株式市場は差し迫った金利引き上げ論議に反応し、8月末に急落した。それから1週間後、8月の雇用統計が発表されたが内容は失望させるものだった。市場は実際、前週(9月2日金曜)に出された良くない数字を囃した。何故ならそれは、FRBが結局は9月の引き上げを行わないという観測を強めるものだったからだ。少なくとも私達はそう思った。しかしながら、水星が逆行に転じ、その後日蝕が起きて土星・海王星スクエアに強力なミュータブルTスクエアを形成した8月31日と9月1日以来、物事は以前見えた通りではなくなっている。

        それから1週間を経て、一部のFRB当局者が再びマイクのボリュームを上げながら喫緊の金利引き上げを主張し、長期の遅延は米国中央銀行の信頼性を損なうと警告した。その新たな警告によって株式市場は再び売られ、下げ幅は8月末を超えた。9月9日金曜、ダウ工業平均(DJIA)は400ポイント近く下げて、ここ2ヶ月間の最低水準に落ち込んだ(18,085)。それは伝染性を持っていた。次回FOMCが予定される9月21日にも0.25%の利上げがあるのではないかとの怖れが拡がり、世界の株式市場も米国を追うように売られた。1/4%はそう大した数字でもないようだが、以前12月にFRBがここ数年来で初めて実際にFFレートを1/4%上げた時に起きたことを皆さんは覚えておられるだろう。それは非常に急激な株価の下落(DJIAで15%以上)を呼び、これが2月初頭まで続いたのだ。

        ここで自らにこう問わねばならない。『果たしてFRBは、米国大統領選までゆうに続く可能性を持つ市場の下落を起こしたいのか?』『何人かの当局者が皆を信じさせようと繰り出す甘言の通りに、市場へのリスク無しに金利を上げられるとFRBは本当に考えているのか?』 ここで以前私達が、海王星を含むハードアスペクトがあまりにも多くひしめきあうこの期間について言ったことを思い出して欲しい。『あなたが読むもの、聞く事、見るもの、全てを信じるな』だ。

これと似たような市場パニックが2008年に起きているが、当時はそれが大統領選に立候補していたバラク・オバマにとって良いニュースとなった。今回はそれがドナルド・トランプにとってラッキーな要素となる。2008年の大統領選を控えた9月当時の急落と2016年選挙前となる9月のそれとのジオコズミックな類似性は、ファイナンシャル・アストロロジャーにとって注目に値するものだ。当時も現在と同様に、水星が逆行していた。当時も現在も、土星がミュータブル・サイン(当時は乙女座、現在は射手座)の第2ディーカンに在泊していた。そして当時も今も、土星がそれ以遠の軌道を持つ惑星とのハードアスペクトに非常に近いところに在る(当時は天王星とのオポジションに向かっており、現在は海王星とのウェイニングスクエアの終焉を迎える)。市場はパニックに陥るのだろうか? 当然だ。特にFRBが金利をこの時点で上げるなら、そうなる。

        FRBによる金利引き上げの見通しは、先週、他の市場にも影響を与えた。高い金利は高い米ドルと商品価格の下落を意味する。金と銀は9月7日水曜に向かって見事な反騰を見せていた。原油の反騰も木曜まで続いていた。だが木曜と金曜に再びFRBのタカ派が飛来して、高い金利を支持する持論を展開しを始めると、全てが踵を返し下降した。パニックへの恐怖心が形を取り始めていることを皆さんも感じるだろう。結局のところ、金曜(9月9日)は土星・海王星スクエアの最終形成の前日だったのだ。あからさまな恐怖の感覚(現実ではなく)を象徴するにあたり、これ以上に完璧な惑星コンビネーションは存在するだろうか? 私が知る限りそれは無い。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        もちろん、ファイナンシャル・アストロロジャーとして私達は、FRB当局者達によるこれら怖ろしげな警告は水星逆行中に出されたことをよく知っている。また、この週末すなわち9月10日〜11日が水星逆行サイクルの中間部に位置し、そしてこの中間部が、過去3年にわたり目撃してきたように、しばしば株式市場の急落の時となることに気付いてもいる。こうして現在、私達はこれら「トリックスター水星の特技」が披露される期間のただ中に在るということだ。

私達は常々、水星逆行期に下された決定(もしくは暗黙の意思表示)に対して懐疑的な見方をする。通常こうした決定への過程においては、的確な材料を元に導き出した正しい行動を取る前に、もっと多くの情報 ― より多くのデータ ― を必要とする。水星逆行下(8月30日〜9月22日)で起こされた行動は未成熟であり、だからこそ賢いとは言えないものになりやすい。この時期は議論するための時であり、事実とそれに基づく情報を収集するための時だ。この時期は、予期せぬ結果を招くような一連の行動とそれに対する反動を予期し、準備してかからない限り、普通なら重大な決断を下して良い時ではない。今決める事は、今後まもなく より的を射た情報が得られた時に再び検討しなければならない可能性を持つ。もちろん、水星逆行自体は、それのみで約束事の成立を妨げるような致命的な問題だと考えるべきではない。 それでも最良の結果を得ようとするなら、この時期は多くの場合、忍耐と優れた識別力を必要とする。

        現在は他にも重要なジオコズミック・サインが展開中だ。たとえば、木星が9月9日から13ヶ月にわたる天秤座の旅を開始した。ほとんどのアストロロジャーは、これを宇宙からのポジティブなメッセージだと考えるだろう。何故なら木星は正義に関心があり、天秤座はバランスと公正さを司る星座宮だからだ。また木星は機会と成長の惑星で天秤座はパートナーや同盟の星座宮だとも考えられている。したがって、特に貿易(木星)に関する問題を扱うにあたり、新たな合意に達するには調和的だ。土星・海王星スクエアが終わるのとほとんど時を同じくして木星が天秤座入りすることは、恐ろしい時期の終わりと同時に、新しく理に適い計算された思考の時期の始まりのように見えるかもしれない。土星と海王星のハードアスペクトはヘヴィであり、不確実な未来への恐怖として感じられる傾向がある。だが天秤座の木星は、まるで大いなる楽しみが約束されたパーティへの招待状のように見えるかもしれない。そこでは新たに沢山の魅力的な人々に出逢う機会があるのだ。

とはいえ、集合体が創り出す雰囲気の変化は一夜にしては起こらない。暗雲をもたらす土星と海王星が今週から離れ始めたとしても、私達にはまだ9月11日〜18日、金星による天王星・冥王星とのTスクエアとの出会いがある。これは、先週市場の急落を起こしたFRB当局者による不吉な発表を考えれば理に適っている。金星と冥王星は負債、税金、金利、そして通貨価値との非常に高い親和性を持っているからだ。つまり、金利引き上げの脅威とそれが引き起こすかもしれない急激な通貨の価格変動だ(米ドルは強くなり貴金属と外国通貨は弱くなる)。しかし、水星逆行下でしかも大統領選まで2ヶ月を切ったこの時点で、本当にそれが起きるだろうか? 私はそうは思わない。だが浮上した脅威 ― 怖れ ― は、今週の大半を覆う可能性はある。さらに、9月13日には太陽が火星にスクエアを形成する。これは国家間に醸成される闘争的な雰囲気 ― 戦争の危機さえも ― 示唆するものだ。

したがって、もっと穏やかでより合意の余地のある年を前にしてその準備段階に入ったからといって、それが大いなる祝福のファンファーレと共に始まるようには見えない。まだだ。だがそれはやって来る。これについては9月24日のウェビナー、及び今週発行予定のMMAサイクルズ・リポート月報(講読版)で論じるつもりだ。







訳文ここまで
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この記事へのコメント

1. Posted by Green★彡   September 12, 2016 15:38
5
こんにちは、hiyokaさん(^。^)

水星逆行と、相場にかんしては
順行から逆行へ転換するとき、
逆行の中間日、
逆行から順行へ転換するとき、

が、おもなポイントですよね。

前後数日のオーブ含めて
大概、水星は投資家心理にも影響を
及ぼすよう、です。

もし、あすあさの、水星逆行中間日に
目立った相場ベクトルの転換がなければ

数日のオーブをおいた後かもしれないし
逆行から、順行へ転換するとき
9/22午後、秋分の日かもしれない。

秋分の日のあさは、FOMCの会見発表後の
あさ。ただし、東証は休業日。

中間日もうごきは、あるかもですが

逆行から順行へ転換するときも
なにがしかの動きがありそうな
タイムテーブル。

ヒラリー・クリントン候補がじつは
パーキンソン病が進行中との見方も
されていて、なんだかんだ、
アメリカ大統領選挙までに相場は
波乱の可能性もまだ、やはり。

ブレグジットは反対多数の見込みと
各方面で、報道していた、メディア。

メディアのスポンサーは大口国際金融資本。

大口国際金融資本がこっそりブレグジット
賛成多数を見越して、大量の空売りを
仕掛けておけば

チームプレーで、おもしろいように儲かる
大口国際金融資本。


もし、ヒラリー・クリントン候補が
ほぼ大統領選出確実とメディアに報道
させておけば

それと、真逆の結果を見越した
大口国際金融資本がまたしても
ボロもうけ。

こうなるに決まってるじゃん、
という世相、空気を醸造させて
出し抜くことで大儲け。ドンデン返し。

ことしは、このパターンがとくに
多い気がする。

メリマンさんからも、みるもの、聞くもの
読むもの、すべては、そのまんま
信じて受け取るな、、という、
海王星、土星、ウェイニング・スクエア
戒めの、ここ最近★彡


( ^ ^ )/□Green

2. Posted by hiyoka   September 13, 2016 03:36


Greenさん、こんばんは。

水星逆行についてはその通りですね。入り口・中間点・そして出口の前後。NY市場は14・15あたりが重要変化日にもなっているようですし。

わたしは相場についてはわかりませんが、今回の水星逆行、全体的には土星・海王星の最終スクエア構成が絡んでいて、かなり厄介というか、捻れた匂いを感じます。永遠に勝ち続けるエンティティは、その中心に人間がいる限りおそらくこの地球上には存在しないでしょうし(死を超越出来ないのと同様に)。外形は保てたとしても、何かが綻び始めているのかもしれないなぁ。。(ただ、わたし自身は人間に興味があるだけで「巨悪VS何も知らず搾取される善良な人民」という観念的構図には関心がありません.. 何故ならわたし達人類が自らの内部にセットされながら巧妙に抑圧している搾取と差別の構造を見切らない限り、主体が変わっても外部に顕れる構造そのものは形を変えて続いていくと考えているからなんです。内なる如く、外もまた然り,,, ですね(^_^。

いずれにしても、常識破りやまさかのことが当たり前に起きる。ひっくり返る。信じられな〜い!不安→噂に弱い…というのが土星・海王星でもあり。正確なコンジャンクションは終わってもその余韻は秋分図でも残っているので、注意・注目・用心はまだこれからも必要になりそうですね。

Good Luck!!!☆
 
  
3. Posted by Green★彡   September 15, 2016 05:15
5 hiyokaさん、ありがとう(=^ェ^=)

どうやら、いろいろ見聞きしている
限り、土星、海王星、ウェイニングスクエア
ラスト、長期的な金利サイクルの変曲点、
国債債券価額のバブル状態などをみるにつけ

まずは債券市場から、この秋の異変は
来るのかも。金利の大底からの上昇。

それらが、株式市場に波及する経路かも。

フォーキャスト2016
秋分図からの考察を、きのう、再読。

メリマンさんも大まかに、既にもう
9月、10月の異変を予感していた。

Green★彡も安倍総理、つまり日経平均が
一白水気性なら、9月、10月は暗剣殺の
はず、とヨンでいた。

7月、8月の快進撃な株式市場とは
ちょっと風向きがかわってくるかも。

水星が順行に転換すれば、元どおりの平穏に
回帰するかは、まだまだわからない展望。
hiyokaさんが、コメレスしてくれた通り。

長期的な金利サイクルが転換
だんだん上昇傾向に向かう
いま、進行形だろうから


( ^ ^ )/□Green★彡

4. Posted by hiyoka   September 16, 2016 02:54


Greenさん、こんばんは。

そうですね。そういえば今夏から言われていたフィッチの国債格下げ数、今月でとうとう2011年に並び、今年はレーティング開始以来の更新になるというニュースも見たけれど。実態と市場はまた別...とはいっても、色んな側面でちと不穏な感じはしますね。

秋分図もなかなか厳しいものがあります。新月満月的には今が分水嶺として、年末までけっこう強力なアスペクトが続きますね。1月もダイナミック(^^;

投資家さんは腕のみせどころかな? 
どうか良い波、大きな波に乗れますように☆

Good Luck!!!


 

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