October 02, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        現在、私達は天秤座の木星が金融市場にどう影響するかを目撃し始めている。それは優柔不断だ。先々週、私達はダウ平均における1日で3桁に及ぶ価格の上下動について触れたが、それが先週も続いたことに注目している。月曜のダウ平均は166ポイント下げ、翌火曜には134ポイント騰がり、水曜にはもう110ポイント騰げたと思えば木曜には196ポイント下落した。そして金曜には165ポイント騰げている。これら全ての動きをまとめて結果を見れば、週間の値動きは50ポイントを下回る上昇だ。以前も述べたように、天秤座が抱える問題は自分が優柔不断かどうかさえ決められないことにある。

しかしながら、金にとっては優柔不断は示現しなかった。1週間を通して決然と下げ続けたのだ。週の初めに金は1350を試していた。だが金曜の引けには1320を下回り、まるで1300水準を再び試したがっているように見えた。これは今も強気の主張にとっての重大なサポートラインだ。銀はもう少しましと言える動きだったが、もっと興味深かったのは、9月28日水曜に18.97まで下落したものの、その後強力な反騰を見せて金曜の場中に19.77まで騰げたことだ。しかしながら、その勢いを維持は出来ず、引けには下げ戻して19.25周辺で終わった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。今週、米国で繰り広げられる政治論議にこれがどう影響するかは想像に難くない(筆頭候補者同士の奇妙な言いがかりや主張など)。考える前に喋りたいという衝動は抑えたほうが賢明だろう。さもないと結果は狼狽ものだ。

太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。しかし大統領選が迫って来ている。2008年の例を除いて、普通ならこのような時に株式市場の厳しい下落は起こらない。下がりはするかもしれないが、パニックが起きるほどではないというのが通常だ。

        先週の株式市場における下落がドイツ銀行の経営不安(米国による重い和解金)に関わるものだったというのは興味深い。一部のアナリスト達は2008年9月〜10月のパニックの発端となったリーマン・ブラザースの経営破綻を引き合いに出していた。2016年のアスペクトは2008年の秋ほど強烈なものではない。とはいえ、首尾良く舵取りしていくために忍耐と先を見越した計画を必要とするジオコズミック・サイン群がこの先に控えている。

もう一つ、注意しておくべきポイントがある。土曜日に天秤座で起きた新月の前日だった金曜に、市場は騰げていた。この反騰が来週初めまで維持出来なければ、市場は10月16日の満月期に向けて下落する可能性がある。太陽が天秤座に在泊する時に起きる新月と満月は、他の新月満月に比べて非常に重要であることが多い。


≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

     “米国史のページをめくっていくにつれて、財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられた政治家は一人としていないことがわかる。指導者達は倹約によってではなく、彼らの盛大な支出によって不朽の名声を与えられるのだ。”

― Bruce Burke
  “Letters to the Editor”
  ウオールストリートジャーナル 2016年9月19日


     “自分が誰を支持するかを明らかにすることは、まるで他人に魂をくまなく調べられるような感じがするとでもいうようだ… 有権者はクリントンに怒っている。何故なら彼女は真実を言えないからだ。そして彼らはトランプを怖れている。何故なら彼が戦争を始めるのが怖いからだ。彼女の不正直さの重要性が、彼の戦争に繋がる過剰反応のそれを上回る時が幾度もある。行ったり来たりだ。”

― Peggy Noonan (世論調査専門家 Glen Bolgarの言葉を引用して)
  “The Year of the Reticent Voter”
  ウォールストリートジャーナル 2016年9月24日〜25日

        非常に重要な36年サイクルの土星・海王星ウェイニングスクエアは、テクニカル上は9月10日をもって終了した。だが、この期間に蔓延した不信感という問題はあまりにも大きく、今もくすぶり続けている。それに加えて、今や木星が13ヶ月にわたる天秤座の旅を開始した。これは大衆が合理性と礼儀正しさ ― 天秤座の光の側面 ― を取り戻すエネルギーとして我々アストロロジャー達が心待ちにしていたものだ。しかしながら、それは優柔不断、すなわち天秤座の影の側面として顕現しているように見える。「これが本当に起きているなんて信じられない。誰に投票すればいいんだ? 誰に反対すればいいんだ?」といった調子だ。

普段なら快適なはずの天秤座と木星のコンビがたとえ今発効しているにせよ、当の天秤座の木星は、山羊座の冥王星と牡羊座の天王星に対して今後数ヶ月以上にわたってカーディナルTスクエアを形成していく。その象意は大きな ― 巨大な(木星) ― 問題が表面化するということだ。冥王星はこれらの発覚を抑え込もうとするかもしれない。だが天王星はそれらが突発的発生をみるまで休ませはしないだろう。

これらのアスペクトは木星が冥王星と2007年12月にコンジャンクションを形成してその14年サイクルを開始した2007年終盤と2008年当時にある意味で似たところがある。ダウ工業平均が史上最高値をつけた2007年10月11日はそのわずか2ヶ月前だった。その後サブプライム問題という金融上の大失敗に収拾がつかなくなり、世界中の債務危機が爆発した。これは木星が冥王星とハードアスペクトを形成する時に起きる象徴的な出来事だ。*2016年11月24日はこのサイクルにおけるウェイニングスクエア形成の初回(全3回)となる。おそらくはこの時、木星・冥王星のコンジャンクション期間(2007年〜2008年)に孕まれたテーマが明らかになりそうだ。それはこれまでに述べてきた3つのD、すなわち負債(debt)、赤字(deficits)、そしてデフォルト(default)かもしれない。それに税金を加えてもいいだろう。冥王星はそれら全てを支配するし、木星は誇張またはおびただしさに関連している。
* 日本時間11月25日朝7時ごろ(その時金星が冥王星にコンジャンクトしている)

        今後数ヶ月間はこれらの問題を注視しておくべきだ。そして再びその報道価値が益々上がるにつれて、それを受けて株式市場が示す反応に注意しなければならない。ちょうど2007年〜2008年のように、破産と救済措置、そしておそらくは非常にワイルドな株価変動の日々が帰ってくる可能性がある。しかしながら、たとえ世界の金融システムに圧力がかかるとしても、私自身はそれが2008年より悪化するという話には疑いを持っている。

そしてまた、こうも考えるのだ。“もし政治家達が使ったお金によって不朽の名声を与えられる(のではなく)巧みな財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられていたなら…”と。


 



訳文ここまで
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