October 09, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月10日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ:
 下にメリマンさんからの告知がありますが、来週は翻訳者自身の予定もつかないため、コラムはお休みさせていただくつもりです。m(_"_)m
また、『フォーキャスト2017』の作業が始まっているため、次週以降も都合によりお休みや抄訳とさせていただく場合があります。

【告知】
10月13日〜17日はカリフォルニア州コスタ・メサで開催される2016年ISARシンポジウムの監督指揮にあたる予定だ。このため、来週のコラムは休載させていただく可能性がある。あるいは非常に短いバージョンになるかもしれない。来週多くの読者の皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。


≪ 先週をふり返って ≫

        “英国ポンドは金曜、アジア地域の取引開始後まもなく一時的に6.1%下落し、31年ぶりの安値をつけてその後回復した。アジアでの下落はトレーダーのミスタイプかアルゴリズム取引システムの暴走に起因すると見られる。しかしながら、フランス大統領フランソワ・オランドによる、BREXITに関わる交渉に際してEUは断固とした態度を示すべきとの呼びかけもまたその一因かもしれない… ブルームバーグによれば、ポンドはアジアの取引時間中、「2分間のカオス」の中で1985年3月以来の安値1.1841ドルまで下がった。ポンドは火曜にも、英国はEUからの離脱交渉を2017年3月末までに開始するだろうとの英国首相テリーザ・メイの声明後に下落している。英国ポンドは2016年6月23日、BREXITに関する国民投票が行われた日につけた年初来高値1.50ドルから17%下落したことになる。”

― Jane Onyanga-Omara
  USA TODAY 2016年10月7日付


        先週はいくつかのビッグ・ストーリーが市場に展開した。おそらくその中で最も耳目を集めたのは金曜朝、米国市場が開く大分前に起きた英国ポンドの動きだろう。これは米ドル指数を短時間、重要な3ポイント下降プライマリー・トレンドラインである96.76の上まで押し上げた。金曜、米ドルは97.18まで騰がり、後に下げてその日の安値近くである96.50で週を終えている。

米ドルの強さは金と銀を凍り付かせた。火曜には急落してその後も安値に留まっている。その前の週、金は1350を試していた。金曜には1240を試している。修羅場は銀も似たようなもので、週の初めは19.38をつけたものの、金曜にはその日の安値17.00をつけた後17.50近辺で引けている。これらは6月以来の最安値水準だ。

        通貨におけるボラティリティの高さはBREXITのみが要因ではない。もっと懸念されたのは、FRBが自らを窮地に追い込んだことだった。そこから抜け出る唯一の道は、短期金利の引き上げだ。金曜の雇用統計が予想を下回ったことで、FRBの悩みは少しだけ軽減された。予想を下回ったといっても、米国の雇用が増え続けているという主張を否定するほどではない。これはバラク・オバマとヒラリー・クリントンにとっては良いニュースだ。

しかしながら、米ドルが強含みのまま選挙になだれ込むことは、共和党大統領候補の勝利に関わる16年サイクルを生き返らせることに繋がる。つまり、共和党の大統領候補が勝つ時と、米ドルが16年ごとに大統領選の前後9ヶ月以内に高値をつけるサイクルが合致するということだ。今年はその16年目にあたる(2000年のブッシュ、1984年のレーガン、1968年のニクソン、1952年のアイゼンハワーなど)。また米ドルは16年ごとに安値もつける。その時は民主党が勝っている。これは2008年のオバマの時に示現したし、それ以前では1992年のビル・クリントン、1976年のカーター、1960年のケネディ、そして1944年のルーズベルトなどの例がある。

過去において何故このサイクルがこうも良く働いたかには訳がある。またこのサイクルが1928年と1936年には破られたというのが面白い。そして、1928年〜1944年という時期の特性を考慮しつつ、今回もそうなるかもしれない理由を考えてみるのも興味深い。この問題は10月15日土曜にカリフォルニアのコスタ・メサで開催されるISAR会議で私の講演の主題とするつもりだ。

        強いドルが商品に与える弱気傾向に真っ向から逆らったのは原油だった。価格は1バレルあたり50.00と、6月以来の高値に反騰した。いや、待てよ?… 原油が6月以来の最高値水準まで騰がり、金が6月以来の最安値をつけている。いったいこのダイバージェンスはどれくらい続くのか? 私が思うに、そんなに長くは続かないだろう。

        株式市場は9月14日〜16日(MMAの直近★★★重要変化日9月15日を含む)につけた安値以来、レンジ相場が続いている。だがブラジルのボベスパのような例外もあり、これは2014年9月以来の最高値水準まで舞い上がった。アルゼンチンのメルバルもまた先週急騰し、事実上史上新高値をつけている。投資機会は南米に浮上してきている。急落した英国ポンドもまた英国株市場に強気の反応を起こし、ロンドンのFTSEは10月4日、7121と2015年4月27日以来の最高値をつけた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        英国ポンドの極端な下落は、アストロロジーの観点からは先週の火星・木星スクエアに関連付けることが出来る。前回のコラムで「今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。」と述べた通りだ。この「誇張」という側面はポンドと貴金属の両方に見られた。

だが今月は、他の金融市場にも強い価格変動が見られる可能性がある。先週も論じたが、これがいまだに発効している。「太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ*10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。」

冥王星と天王星を含むこうしたジオコズミック・サインは強力な自然現象、または多くの人命を危うくするテロ活動と同期する怖れもある。現在、カリブ海諸島を襲った後、米国東海岸を北上中のハリケーン「マシュー」を私達は目撃している。このエネルギーは約1週間の内にクライマックスを迎えるだろう。10月16日には満月*が起きるが、この時は10月7日〜28日に起きる2惑星の全トランスレーション期間のすでに半ばに来ているのだ。
*10月8日 日本時間で太陽・冥王星がスクエアを形成した時、自然現象では阿蘇山が噴火
*10月16日の満月は天王星(とエリス)にコンジャンクトして起きる


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “民主主義に対する最高の反対論を知りたければ平均的有権者と5分間会話すれば良い”

― Lee Pollack(ウィンストン・チャーチルの言葉を引用して)
  “Churchill on Trump and Clinton”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “偉大な人物は大きな失敗を犯す。そしてその後彼らはその失敗を受け止め、それを素晴らしい結果へと変えていく”

― Sara Randazzo(前ニューヨーク市長Rudy Giulianiの言葉を引用して)
  “Giuliani Sharpens Focus on Election”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “今年になって、私は特に政治とジャーナリズムの世界に生きる若者達の特徴として見られる物事を理解した。彼らは政治史に関する知識の殆どをスクリーンを通して得るのだ…. キューバのミサイル危機をテーマとした映画を観て得られるのはドラマだ。だがそれに関して何かを読み込む時、そこにはジレンマが提示されている…. もし深い読み方が出来なければ、より深い思考もおぼつかない。より深い思考が出来なければ、優れた指導も出来なければ優れた記事も書けないだろう。”

― Peggy Noonan
  “The Politics of ‘The Shallows’”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月1日〜2日付


        まもなくいくつかの重要な中期ジオコズミック・サインが展開する。今週のコラムでまず挙げておきたい一つは11月24日に起きるもので、木星が全3回の内最初のウェイニングスクエアを冥王星に対して形成する。これは2007年12月11日にたった1度だけ起きたコンジャンクションからスタートしたサイクルの3/4局面だ。全ての局面は、そのサイクルが始まった時点で提示されたテーマを反映することが多い。したがって、私達は2007年12月近辺をふり返ることによって今年終盤から2017年の大半を覆うテーマの片鱗をかいま見ることが出来る。

2007年12月といえば、2007年10月11日にダウ平均が当時の史上最高値であり2013年まで見られることの無かった高値14,198をつけてまもなくの頃だ。冥王星の政治・財政・金融領域のテーマは3つのD(負債、赤字、デフォルト)に関連すると見られる。これは当時サブプライム住宅ローン危機が2007年夏に勃発し、その後2008年1月に制御不能に陥って、この惑星サイクルがスタートして数週間の内に「グレート・リセッション」に繋がっていったことにより顕著に浮上した問題だ。現行の木星・冥王星ウェイニングスクエアの時間帯中心部は2016年11月24日〜2017年8月4日で、その期間中これらのテーマが発効し続ける。

もう一歩踏み込むなら、この全期間中、宇宙ではもう一つのカーディナルTスクエア、木星・冥王星・天王星Tスクエアが形成される。これは土星が加わっていた2008年〜2010年当時経験されたほどには強力ではない。しかしながら、当時働いた4惑星の内3つ(75%)が再び力を放射するのだ。これは2017年の金融・経済領域に浮上し得る問題について、予測し得る可能性の一般的概念を私達に与えてくれるものだ。すなわち、2008年〜2010年の状況との比較において約75%の強度を保ちながら、当時持ち上がった問題の多くが再び頭をもたげるということだ。

結局のところ、米国政府は今日オバマ・ケアとして知られる米国史上初めての国民皆保険制度を施行した。ん… 待てよ? この制度は今や崩壊の崖っぷちに立たされている。ならば3つのDの餌食になるのは別の何かか。 いや、もしかしたら冥王星が持つ最善の側面である3つのRが顕現するのかもしれない。すなわち改革(Reform)、修繕(Repair)、そしてリサイクル(Recycle)だ。

何か変化が起きなければならず、事態は差し迫っている。これが冥王星の持つ特質であり、また3/4サイクル局面が顕す性質でもある。サイクルのスタート時、そのテーマに基づいて開示されたニーズがすでに時代遅れとなり、今、全面的な見直しを必要としているのだ。






訳文ここまで
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この記事へのコメント

1. Posted by Green^_^   October 10, 2016 22:49
5
こんばんは、hiyokaさん( ^ ^ )/□

アストロロジーのながれを、おおまかに
解説、コラムで教わると
人間関係とかも、必要以上に悩んだり
しませんよね。

たとえば、先週の土曜日の
天秤座太陽スクエア山羊座冥王星とか。

かつ、その日Greenは
ネイタル木星とトランシット太陽が
コンジャンクション、ピタリ。

その日は、演劇の稽古があったのですが
天体に身体が敏感だろう女性陣は
軒並み、体調不良や多忙、疲れなどが
現れていました。演出家も含めて
ダメ出し調なネガな雰囲気に。

意欲的でハツラツ元気だったGreen。
しかし、天体の緊張角が分かっていた
ので、なるべく、控えめにして
意見も言わないようにしていたものの
アレコレとダメ出しの餌食となり
日、月曜と自宅静養となり(^^;

ただ、天体からの見えざるフォースが
わかっていない、昔だったら
もっと、自分を責めて、落ち込んでいた
はずです。

アストロロジーと相場を
俯瞰していると

舞台本番のパフォーマンス、
お客さまの反応、満足度も

そのときそのときの
天体からの見えざるフォースの
影響をうけているように
思えてなりません。

水ものの相場の変動をみると

舞台の盛り上がり、出来映え
お客さまのノリ、充実感
役者自身の達成感

も、時事刻々で、毎回毎回
頂点な舞台客席になることは

実は、逆に不自然なこと。

常に株価がピークを、イーブンで
キープするのが、不自然なように。

本番の10/22土曜日夕方
果たして天空からのさまざまなフォースは
どんなヘレニズムをもたらすのか。
できる範囲の稽古と準備を
しながら^_^


Green(=^ェ^=)



2. Posted by hiyoka   October 11, 2016 21:33


Greenさん、こんばんは。

ほんとにそうですね。何故か元気が出ない、妙にイライラする、あるいは何故か理由もなくウキウキする…なんてときにネイタルチャートを見ると、その日の太陽や天体達がキチンと来てたりします。たとえそれがハードなエネルギーであっても、皆それぞれ何らかの形で影響を受けていることに気付くことで「さてと。。これをどう使ってやろう」くらいの感じで。少なくともこころに余裕が出来ますよね。

それは人間なら誰でもが本来持っていたはずの「意味を創り出す力」を取り戻す行為のひとつかもしれません。今のわたし達はそれを殆ど無意識に刷り込まれた良し悪しや快・不快、善悪などの概念を通してしか使えなくなっているけれど。ランダムに名付けられた名称小惑星がかなりの確率で有効に働くのもその力の一環ではないかと思っています。

先週の土曜は太陽・冥王星がスクエア。それに火星・木星スクエアも1°のオーブ圏内でしたよね。山羊座の冥王星は長い忍耐を要するエネルギーですね。でも過ぎ越してみると、あぁこらえて踏みとどまり、鍛えていくときだったんだな…なんて思ったものです。。

19日の火星・冥王星コンジャンクションの後で本番の22日ですね。その日、太陽のテーマは「哲学者の頭上に在る三種の智恵の瘤」ひと言で言えば、「初め・間・終わり」全ての完全なる完成とバランス。ありふれた物事を「聖なる所作」として行っていくこと。それが完成への自然な流れを創る。そんな感じかな。実はわたしもその日はとても大事なことが控えた日なんです(^_^
素晴らしい経験の一日になりますように☆
 
 


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