レイモンド・メリマン 週間コメント2/13【金融アストロロジー】○2/26の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

February 19, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント2/20【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年2月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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★お知らせ 
来週2月27日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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【NOTE】
2月20日月曜は祝日『プレジデント・デー』にあたるため、米国の金融市場は休場となるので注意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

        先週はまたも米国とロシアの株式指数に史上新高値が生まれ、オランダ、スイス、オーストラリア、ブラジルにおいても年初来高値や数年ぶりの高値が見られた。だがヨーロッパやアジアの他の市場ではそうはならなかった。私達は、今週2月22日に始まる今年最も大きな潜在力を秘めるジオコズミック期間に近付いている。

他の市場を眺めるなら、銀は2月16日に11月11日以来の最高値18.14のサイクル新高値に舞い上がった。金はあと一歩というところで、1245.10をつけたものの2月8日のサイクル高値1246.60には僅かに届かなかった。これは異市場間弱気ダイバージェンスの潜在的可能性を示している。このシグナルは金が1220を割って引けた時に確認される。だがそれが起きるまでは、今後反騰して2月25日〜3月10日の重要変化ゾーン(CRD)に再度サイクル新高値をつける可能性を排除出来ない。原油のプライスレンジは低く、52.68〜53.95で取引されていた。だが2月25日〜3月10日のジオコズミック・サインはこの市場(とナスダック)に強い関連性を持っており、今後2週間の内に急激なブレークアウトが起きる可能性は高い。

        全体に様相はワイルドになりつつある。だがこれは始まりに過ぎない。強力な金星逆行によって囃され煽られながら、2月22日〜3月6日、火星、木星、天王星が天上でタンゴを踊り始める...。



≪ 短気ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “『やれカオスだカオスだと言い立てる記事をそこら中に見かける。ところが実際は正反対だ』トランプは言う。『この政権はまるで精妙にチューニングされたマシンのように突っ走っている… まだ大仕事には取りかかってもいないというのにだ』トランプはなおも言った。『大仕事は来週早々にスタートする』”

― William Cummings
  “Trump Accused Media of Generating Fake News”
  USA Today 2017年2月17日


        うむ。まぁ、仰る通りだ。大統領でさえ、このコズミック・エネルギーを感知しているではないか。それは活火山の溶岩のように地中をせり上がり、今世紀初めて噴火しようとしているのだ。

これは通常の2カ月ではない。この期間は2月22日の火星・冥王星スクエアから始まり、4月5日〜21日の金星・土星スクエアを以て終わる。金星と土星の両方が方向転換する(土星は4月5日に銀河中心が位置する射手座27°から逆行、金星は4月15日に魚座27°から順行)。両惑星は4月8日と21日に正確なスクエアを形成する。どちらもが方向転換しながらのスクエア形成が前回いつ起きたかについては、私には確信が無い。しかしながら、これが非常に稀な出来事だという確信はある。

この期間の始まりにおいては、火星のエネルギーが極めて活発だ。2月22日に冥王星とのスクエア形成を終えた後、2月26日には天王星とコンジャンクトし、その後27日には木星とオポジションになる。前回までのコラムで述べたように、短期間の内に火星、木星、天王星が互いにアスペクトを形成する時は、多くの場合、世界の株式市場に大規模な価格変動が見られる。今回の場合、それらの惑星は全てが暴発的なカーディナルTスクエアの一部を成しており、冥王星はそのミッドポイントにあたる。それだけでも十分だと思えるが、2月26日には魚座で日蝕が起こり、そのたった3日後には日蝕を終えたばかりの太陽が魚座を支配する海王星と正確なコンジャンクションになる。

先週、私達は攻撃的な火星と受動的で平和的な性質を持つ魚座及び海王星の結び付きは、衝動に突き動かされての行動や短絡的な決断、または事故を原因として、無辜の人々(そしてひょっとすると動物達)が犠牲となる可能性を示唆すると論じた。起こり得る事象の可能性を象徴する事件としてまず頭に浮かぶのは、BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)のオイル漏れ事故で、水の王国である海洋のエコシステムに脅威を及ぼすことだろう。魚座、海王星、木星は全て原油を支配するし、火星は判断や行動上のミス、または他者を実際に害する意図を持つことに関連している。

これは2月26日〜3月1日の日蝕と太陽・海王星コンジャンクションで終わるわけではない。3月2日、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルの頂点に関連する全ジオコズミック・サインの草分けとも言えるシグナルが形成される。それは14年周期を持ち今回は全3回シリーズで起きる木星・天王星のオポジションの2回目で、エネルギーの発効期間は前後12取引日だ。換言すれば、私達はすでにそれを体感していることになる。その2日後、金星が牡羊座13°で逆行に転じる。金星は8年ごとに黄道帯のおおよそ同じ位置から逆行を始める。前回これが起きたのは2009年3月6日で、これは米国株が75年サイクルの底をつけた ― 1932年7月につけた世界大恐慌の安値以来の最も激しい暴落が終わりを告げた ― まさにその日だった。もしも当時から始まった現行の大規模な強気相場が、金星による次の8年サイクルの始まりと共に終わるとすれば、何と共時的なことだろう?

そうだ。だからトランプ大統領、ファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジャーは皆あなたに同意するに違いない。

        “『まだ大仕事に取りかかってもいない』トランプはなおも言った。『それは来週早々に始まる』”



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “『すでに8年が経過したが、ゼロ金利と膨れあがったFRBのバランスシートが健全な経済に寄与した証拠など全くのゼロだ』米国下院金融サービス委員会の議長ジェブ・ハンサーリングはイエレンにこう告げた。… イエレンは議会監査が中央銀行に疑いの目を向けることを許すのは、FRBが正しい政策を施行する上で必要な独立性を傷つけることだと答えた… 共和党はイエレンに対し、共和党がホワイトハウスと上院下院の両方を掌握したことで情勢は変化しつつあることをよく理解すべきだとあからさまに言及した。”

― Martin Crutsinger
  “Republicans to Yellen: Change Is Coming”
  Naples Daily News 2017年2月16日付


        過去2週間にわたり、このコラムでは2017年に米国とイランの間にジオコズミックの戦闘的な力学が働くことについて述べてきた。これは『フォーキャスト2017』で詳説した通り、両国の建国図、米国大統領就任式のイベントチャート、ドナルド・トランプの出生図に基づいて導き出されたものだ。そして今週このコラムで私達が指摘するのはFRBの設立図、それに再びドナルド・トランプ、そしてFRB議長ジャネット・イエレンの出生図に2017年から2020年にかけて訪れる重要なジオコズミック・サインについてだ。

2017年12月21日、ジオコズミックにおいて最も際立つ様相が展開し始める。この日は太陽が山羊座入りするだけではなく、土星もまた同行するのだ。これは1870年12月21日以来初めて起きるコンビネーション・シグナルだ(リサーチに当たったダニエル・ゴードンに感謝する)。連邦準備制度理事会法が1913年12月23日に成立し、設立図の太陽が山羊座1°に在って蟹座0°に在泊する冥王星とオポジションを形成していること、そしてトランシットの土星がFRBの太陽にコンジャンクトし冥王星にオポジションとなること、また土星が「説明責任/最終責任」(「監査」もその一種)を支配し2020年まで山羊座を運行することを合わせて考慮すれば、新政権がまもなくFRBをある種の権力闘争に引きずり込むと考えたとしても、それほど突飛な話ではないだろう。

こうしたジオコズミックの様相は事実上、2016年秋にはすでに始まっていた。それは土星が射手座13°〜山羊座27°の領域を運行し始めた時で、FRBチャート上の10惑星の内の8惑星に対してハードアスペクトを形成し、それに加えてディセンダントを越えていく。FRBにとってはまぁ何とも多くの土星的試練に対処しなければならないことか。そしてその試練の多くはトランプへの対応になりそうだ。何故なら彼のチャートにとって、イエレンのチャートとの組み合わせは火に油を注ぐような効果をもたらすからだ。

        これは人間活動のサイクルにおいて私達が名付けた『ザ・グレートリセット ― 2017年〜2020年』で展開するパズルの単なる1枚のピースに過ぎない。他にも数多くのジオコズミック・サインが訪れる。私はこのテーマに関し、世界最高のサイクル・アナリスト達が集結して今後3年の状況分析・研究を分かち合う予定のMMAインベストメント・リトリート(3月10日〜13日, カリフォルニア州サンディエゴにて開催)で解説するが、それは現行の『フォーキャスト2017』とその後のウェビナーで述べた内容を発展させた形の発表となるだろう。

もし私達がこの時期について正確に読んでいるとすれば、まさに展開し始めたばかりのこれら長期のジオコズミック・サイクルに関連して、例外的とも言える投資機会が巡ってくることになる。これはまた世界の指導者達、そして投資家達にとっても、多くの試練と好機がやって来る興奮に満ちた期間となるだろう。



注意
上記のようにMMAインベストメント・リトリートにかかり切りになるため、3月13日付のコラムは休載とさせていただく。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(0)TrackBack(0)金融アストロロジー 

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