July 02, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週7月10日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。
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告知:7月4日は独立記念日の休日のため米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

“大統領として成功するためには、トランプ氏は自分に統制力があることを示さねばならない。そしてそれには統治に何の関心も持たない恒久的な少数勢力によって機能出来なくなった共和党から自分自身を引き離す必要があるように見える。”

— Daniel Henninger
  “Should Trump Abandon the GOP?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月29日付


“ならば低能でどアホのミカとサイコのジョーが大晦日前後に3晩も立て続けにマララーゴにやって来て、私に会わせろと要求したのはいったいどういうわけなんだ。彼女はたるみを整形したせいで顔が血だらけだったぞ…”

— ドナルドJ.トランプ@realDonaldTrump 2017年6月29日


“『大統領、あなたのツイートは公職に値しないし米国政治の偉大さではなく悪い部分を象徴している。』リンゼイ・グラハム(共和党、サウスカロライナ)はそのツイートでこう語った。ミカ・ブレジンスキー氏はツイッターを通じて彼女自身の反応を提示したが、それはシリアルに手を伸ばす幼児を描いたチーリオス(リング状のシリアル)の箱で、そこには「小さな手*専用」とキャプションが付けられていた。”
(*大統領の手が小さいことは有名で、彼はそれを言われるのを非常に嫌がる)

— Eli Stokols
  “Trump Tweet Prompts Backlash”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月30日付


        先週はジオコズミック・パターンの理解に基づいた想定どおり、想定外の異常さが顕れた。株式市場が急落し、その後騰がり、また下がっては騰がり、これがしばしば同じ日の内に起きている。ファイナンシャル・アストロロジーの研究において、これはグランド・カーディナルスクエアに起因しており、先週のコラムでもこう述べた。

“先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥 王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかも これは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。”

しかし、これも先週論じたように『これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動く』 だ。先週まで2週間近く、トランプ大統領はその性格にも似合わずどっしり構えていた — 大統領らしくさえあった。だが先週終盤までに、彼はMSNBCの共同司会者であるミカ・ブレジンスキーとジョー・スカボローをターゲットに奇妙で不安定ではあるが、面白くもあるツイッター上の暴言を発し始めていた。心理学的に見て、私達はこのふるまいを「投影」の一例と呼ぶことが出来るだろう。一部の人々は女性の血液への強迫観念だとさえ考えるかもしれない。これは2016年のディベートでミーガン・ケリーに向けて放たれたものと同じイメージだ。

ここでのポイントは1)トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。そして2)これは非常に不安定な市場動向と結び付きそうだ。私達はその両方を先週目撃したが、まだ今後約2ヶ月間はこのじわじわと襲い来るサーカスじみた政治的空気に対応してやっていかねばならない期間がある。大統領が政治的リスクであることは、現況の株式市場にとっての最大のリスクだ。

これは彼の宇宙的青写真(出生図)を台無しにする火星のメッセージの否定的な側面だ。だが同時に、経済改革への彼のビジョンは株式市場にとっての大きな希望でもある。どちらが優勢になるのか? 成長と規制撤廃に向けた彼の楽観的な経済ビジョンか、あるいは彼の不安定で奔放な個人的ふるまいの方か? 市場はこれまでのところ前者に期待をかけてきたが、その信頼は今後2ヶ月の間に後者の罪過によって厳しく試されることになるかもしれない。

        他の市場を見るなら、ユーロ通貨は今年の最高値に舞い上がった。金と銀は6月26日月曜朝、米国時市場が開く前に急落して月の最低水準に沈んだが、これは売り注文の誤発注によるものと言われている。しかし、これが海王星逆行開始の直後に起きたことを考慮するなら、その説明が正しいとも思えない。私はこれが誤発注云々よりもむしろ中央銀行の動向に関連しており、先週FRB当局者達がもっとインフレ率が高まることが必要との論戦を試みた事の方により起因していると考えている。

この種の話は金にとって強気であり、これが何らかの牽引力を持ち始める前に素早く問題の芽を摘み取るために中央銀行が「誤発注」に加担した可能性もあるということだ。彼らは金が強くなる事を望まない — 絶対にだ。それは連邦準備券(米ドル)の価値を損なう。そして、先週論じたように、FRBはその設立図上の水星・土星オポジションに対しトランシットの海王星から形成されたTスクエアの影響下にある。だから私は彼らが何をしているかについての彼ら自身の発言には懐疑的で、彼らが本当には何をしているかに注目している。

さて、7月20日まで — そしておそらくは2017年8月21日に起きる、火星とコンジャンクトしつつまたトランプ氏の出生図上の火星とアセンダントにも触れる大いなる日蝕まで、ずっと続くかもしれない金融市場の突然の変化とトランプ大統領の常軌を逸したふるまい、そしてそれに同期して展開していく宇宙の遊戯をゆっくり腰掛けて見物しようではないか。太陽・火星コンジャンクションが見せてくれる過去の歴史の厚意によれば、ここら辺のどこかが相場の天井となり、そこから高い可能性として10%の下落が始まることになる(時間のオーブは±6週間)。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“世界の負債額は今年第一四半期で記録的な水準に達した。この結果は新興市場が主な要因となっており、近い将来に再び経済危機が訪れるのではとの疑問が頭をもたげている。火曜の www.cnbc.com/janet-yellen によれば、イベントでロンドン訪問中の米国FRB議長ジャネット・イエレンは聴衆に対し、銀行の基盤は以前より「非常に強固に」なっており、「我々の時代に」さらなる金融危機は起こりそうにないと述べた。しかしイエレンの所見は同意出来るものではない。もし私がイエレンのコメントを正しく飜訳するなら、思うにこれは、運命に対して莫大な人質を差し出したようなものだ。不沈船と呼ばれたタイタニックの名が私の脳裡をよぎった。”
 
— CNBCのメール・インタビューに答えて
  Erik Jones
  professor of international political economy at Johns Hopkins University
  Silvia Amaro
  “China’s Debt Surpasses 300% of GDP, IIF Says,
      Raising Doubts Over Yellen’s Crisis Remarks”
  www.cmbc.com, 2017年6月28日付



        アメリカ合衆国は今週、241回目の誕生日を祝う。米国も私もほとんど変わらないくらい年を取った。今でも思い出すが… ん、待てよ? 以前、読者の皆さんには私の上昇惑星が海王星だと言った気がするが? そうなのだ。私には大いなる想像力があり — いや、記憶力もある。

        さて、米国とそのソーラーリターンに話を戻すことにして、私が使うチャートによれば、これが起きるのは7月2日の日曜、午後6:17にワシントンD.C.だ。    ここで7月2日という日付けについて議論をふっかけるのは無しにしてほしい。私はそこに居たし(まぁ、それを読んだという意味だが)1776年のその日、ちょうど正午前に独立宣言への署名が行われたのだ。その2日後にジョージ・ワシントンにメッセージが届けられ(あの当時はケータイもスマホも持っていなかったのを思い出す)、それが独立戦争の始まりとなった。

しかし「自由」という、当時は型破りの思想のために戦争することを支持する投票行動自体はすでに戦前から始まっていた。私は時折、果たしてそれだけの価値があったろうかと首をかしげたくなる。たとえばツイッターやフェイスブックに流れる一部のメッセージを読むような時がそれだ。いや、またも話の要点がズレてきたようだ… これは私のように上昇惑星に海王星を持つ人々には非常によく見られる傾向なのだ。もし私が地に足の着いた山羊座に太陽、金星、火星を持っていなかったら、いったい何が私の身に起こるか全くわからない。確信を持って言えるが、241年前どころかきっと24時間前の出来事さえも思い出すのにひどく苦労するだろう。実際のところ、私にはかなりの記憶力がある(ただし物事にもよるが、市場のことなら確かだ)。

いずれにしても、今年の米国のソーラーリターンはカーディナル・グランドスクエアが最大の力を奮う。蟹座には太陽、火星、水星、対向となる山羊座には冥王星、それらに対してスクエアとなる天秤座には木星(米国始原図の土星の上に来る)が在泊し、これが牡羊座を運行する天王星と広めのオーブでオポジションとなるのだ。この組み合わせは急進的で大胆な変化を約束するものだ。そしてそれは多くの米国人がドナルド・トランプを大統領に選んだ理由として信じているものだ。彼らは変化を求めている。しかしながら、それは型破りで異様なものともなり得る。

それにしても彼らは負債を望んだろうか? 危険度が高まる世界を望んだのだろうか? 彼らはそのために投票したのではなく、選挙運動中に公約されたものでもない。だが、これがソーラーリターン・チャート — 今後12ヶ月を示唆するチャート — の告げる内容なのだ。

まず始めに、7月2日、メリマン推奨日時の米国ソーラーリターン図では火星が冥王星に対しオポジションとなる(蟹座/山羊座の各18°)。血の象徴(火星)だ… 天秤座の木星と非常にタイトなTスクエアを形成するこのアスペクトは、おびただしい(木星)血を想起させる。冥王星が絡む時、そこに中立の場はない。存在するのは地下世界のみだ。戦い(火星)は歩み寄りもウィンウィンへの道筋も一切なく終わりを迎える。 

また冥王星は負債も支配する。このチャートにおいて月は蠍座に在泊するが、これもまた負債 — 内国債 — を司ることで支配星たる冥王星を強調するものだ。ずばり、冥王星はマネーと金融のハウス(2室)に在泊し、火星は負債(8室)に在泊している。

これは一体何を意味するのか? 2つの事が脳裡に浮かぶ。まず、民主党と共和党が歩み寄ることはないだろう。彼らは権力を賭けて真っ向から闘う。「死が(選挙が)互いを分かつまで」だ。彼らはデフォルトのリスクを利用することも厭わないので、債務上限が期限切れとなる9月は戦争状態になるだろう。 また2つめとして私は、外交術としての威嚇的かつ攻撃的なレトリックの主張にもかかわらず(あるいはそれに起因して)火星・冥王星の組み合わせがより大きな危険の増大(減少ではなく)の前触れになるかもしれないと思う。

それでも、このチャートには前向きな主要アスペクトがある。それは魚座の海王星で(皆さんが信じようと信じまいと)、蟹座の太陽と火星にトラインを形成している。つまり、このチャート上で最強のポジティブな力は、ともすると見くびられがちな側面 — 外交力だ。 海王星は「善意」が関わるかぎり何でも丸く収める。だが火星・冥王星の尺度で計れば善意の価値は低い。そこでは代わりに圧力と闘争力が支配的だ。しかし今回のケースでは、癒やす力(海王星と冥王星)と破壊の力(怒りと復讐心に燃える火星と冥王星)、どちらかの選択となる。

        前述のごとく海王星が上昇惑星である私は、全ての人々にとっての善を信じたいし、楽観的な可能性を信じたいというのが究極の願いだ。だから米国とそのリーダーシップがその素晴らしい力を活用し、今年のソーラーリターン図に示唆されたその力を、この分断された国家を癒やすために使うこと、そして全世界が負った傷を癒やすために働くことを選択するという希望を持っている。考えるに、ほとんどの米国人が独立記念日に自分達の大統領に見せてもらいたいと思っているのは、そんなツイート — そして行動への道程ではないだろうか。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55│Comments(4) 金融/マンデーン・アストロロジー 

この記事へのコメント

1. Posted by traveling   July 06, 2017 15:06
5 いつも楽しく読ませて頂いております。
翻訳お疲れ様でございました。

質問なのですが、翻訳原文のメリマンさんのサイトのフリーウィークリープレビューが6月26日分で止まっておりました。7月3日分の無料コラムが見つからなかったのですが、無料コラムのページを教えて頂くことは可能でしょうか?

宜しくお願いいたします。
2. Posted by hiyoka   July 06, 2017 17:12

travelingさん、こんにちは。
いつも読んでくださってありがとうございます。

メリマンさんに問い合わせてみたところ
『あれ?確かに最初UPしたはずだが、たぶん誰かが間違えて非表示にしてしまったのかもしれない。今、見えるようにしたよ』

とのことでした。確認しましたが、もうUPされていますのでご覧になってみてください。(^_^
 
  
 
3. Posted by traveling   July 06, 2017 21:23
5 hiyoka様

わざわざ問い合わせてくださったのですね。
大変お手数おかけいたしました。


英語ができるって素敵ですね。日本で占星術の勉強できるブログは限られているので大変参考になります。

日本でもっと占星術が広がることを願っています。

ありがとうございました☆
4. Posted by hiyoka   July 06, 2017 22:15


どういたしまして。お役に立ってよかったです!
(^_^

そうですね。数々の星の象意は現実世界にも精神の深みにも、いつも新しい観点を与えてくれる気がします。より多くのひとに、占い以上の興味を通してひろがるといいな...と、わたしも思っています☆


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